PET SOUNDS RECORD
Good Timin' (コラム)

Vol.2 森 勉が選ぶ5曲+1 for "Pet Sounds 感謝祭Final"




 1月16日は、悪天候にもかかわらず、多数のお客様にお集まりいただき、
<Pet Sounds感謝祭 Final>というイヴェントを開催いたしました。
お越しいただきました皆様方、本当にありがとうございました。

さて、そのイヴェント内にて、“森 勉が選ぶ5曲”というコーナーがあり、
その選んだ5曲を森 勉の簡単な解説を交えながら、みんなで聴こう!
というものがあったのですが、ご参加できなかったお客様方のご要望もありましたので、
こちらにて公開させていただきます。

曲をこの場でお聴かせできないのは残念ですが、
こちらをご覧になって興味がございましたら、是非お聴きになってみてください。
(不明な点はお気軽にお問い合わせくださいませ。)



★今回選んだ曲は、十代前半の時に好きだったというテーマです。
これだけの音楽好きになれた原点がここにはあるような気がします。
6曲ではとてもすべてを語れませんが、色々な要素を含んだ曲を選んでみました。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

1.ビーチ・ボーイズ 「夢のハワイ」(Hawaii)





これが彼らの中で一番最初に好きになり、買ったシングル・レコード。
あとで知りましたが、アメリカではシングル化されておらず、
日本独自のシングル・カット曲でした。

美しい裏声のブライアン・ウィルソン。ラジオから初めて流れてきた時に、
「これだっ!!!」と思った曲であり、声でした。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪


2.ジョニー・シンバル 「僕のマシュマロちゃん」(Marshmallow)






「ミスター・ベイスマン」のヒットで有名な彼ですが、僕のイチ押しはこの曲になります。
小学6年生の冬休みぐらいが初聴きでしょうか。3学期はいつもこの曲を口づさんでいたため、
卒業の頃は「マシュマロくん」なんて呼ばれていたことも・・・。
低音ヴォーカルを担当しているのは、

黒人ヴォーカル・グループにも在籍していたロニー・ブライト。
後にドゥーワップに興味を持つことになる原点の曲といえるかもしれません。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪


3.フランス・ギャル 「恋はおとなしく」(Soyons Sages)






「夢見るシャンソン人形」がCMに使われたり、様々なアーティストにカヴァーされていますが、
あまり知られていないけど、いい曲のこの曲を。

これは、ラジオから曲を聴いてというより、いわゆるジャケ買いというものでした。
このジャケットの中のフランス・ギャルは、当時中学生の僕にとってのまさにアイドルでした。
もちろん曲も大好きになり、フランス語独特の息のもれ方に、聴いていてついため息・・・。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪


4.デイヴ・クラーク・ファイヴ 「アイル・ビー・ユアーズ」(I'll Be Yours)





ブリティッシュ・ビート・グループの中でも特別な存在なのが彼らです。
現在、音源がCD化されていないのが残念ですが、
逆にそういうところが稀有なグループであることを強調しているような感じです。

この曲は、1965年末に彼らとしては、初めて全米No.1を獲得した
「オーヴァー・オーヴァー」のB面に収められていたビートの効いたバラード・ナンバー。

我々の世代はシングル盤のB面の話をよくします。
レコードを買う場合、A面曲を好きで買うのですが、
B面はラジオからも流れず、買うことによって初めて聴く曲となることが多いわけです。
そんなことから、ヒットしたA面曲と同じくらい、B面曲に愛着を持ってしまうわけです。
それにしてもこの曲でのマイク・スミスのヴォーカルは素晴らしい。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪


5.ジム・クロウチ 「歌にたくして」
(I'll Have To Say I Love You In A Song)






この曲だけは、自分が子供のときに聴いていたものではなく、
自分の息子が産まれたばかりのとき、よく聴いていた曲です。

1970年代初めは、シンガー・ソングライターものを夢中で聴いていました。
シンプルな楽器編成、アコースティック・ギターの美しい音色、私小説的な身近な歌詞など、20
歳を過ぎてちょっと今までより大人の音楽を聴いている気分になりました。
キャロル・キング、ジェイムス・テイラーなど今でもメジャーどころとして活躍している
アーティストももちろん好きでしたが、ポール・ウィリアムス、ローラ・ニーロ、
キャット・スティーヴンスなども大好きでした。

中でも、このジム・クロウチは本当によく聴きました。
顔はとてもいかつい感じですが、美しい曲を書くし、いい声してます。1974年のヒット。


♪ ♪ ♪ ♪ ♪

6.ヘンリー・マンシーニ楽団とコーラス 「スイートハート・トリー」
(The Sweetheart Tree)
《映画『グレート・レース』のサントラより》






グレイク・エドワーズ監督による1965年作品である映画『グレイト・レース』のために、
ヘンリー・マンシーニが作った隠れた名曲。

ジャック・レモン、トニー・カーティス、ナタリー・ウッド共演による
ドタバタ・コメディーですが、様々なギャグが織り込まれた傑作です。
ジャック・レモンの助手をつとめる
ピーター・フォーク(この後、刑事コロンボで有名に、)も実にいい味出してます。

この曲は劇中何回か流れますが、
後半、ナタリー・ウッドがギターをつま弾きながら歌うシーンが印象的です。

(映画『ティファニーで朝食を』で、オードリー・ヘップバーンが窓際でギターを手に歌う「ムーン・
リバー」とともに、“女優さんギターを持って歌う名シーン”のひとつ。この話をするとまた長くなっ
てしまうので、別の機会に・・・)

映画『グレイト・レース』は、1966年1月15日に今は無き渋谷東急で見たのですが、
その日は、僕にとって、一つ特別なイヴェントがありました。
それは、ビーチ・ボーイズのコンサートを見たことです。
休日を目一杯活用するそんな中学生でした。

♪ ♪ ♪ ♪ ♪

以上が、1月16日の“ペット・サウンズ感謝祭”でかけた6曲です。

@は、アメリカン・グループ
Aは、ティーン・ポップ
Bは、ヨーロッパのポップス&ガール・ポップ
Cは、ブリティッシュ&B面
Dは、70年代前半のシンガー・ソングライター
Eは映画音楽&イージー・リスニング

の代表として、選びました。


PET SOUNDS RECORD 店長   森 勉




ご意見・ご感想ございましたら、お気軽にこちらのメール・アドレスまで
よろしくお願いいたします。


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