2005年1月31日(月) 東京国際フォーラム A

セット・リスト
<第一部> (約1時間弱)
Surfer Girl
Wendy
Add Some Music To Your Day
Good To My Baby
<Low, Low, Low Your Boat>…トラディショナル・ソング。アカペラでブライアンが歌い、観客にレ
スポンスを促す。
Please Let Me Wonder
Drive In
And Your Dream Comes True
You're Welcome
Sloop John B
Desert Drive
Dance Dance Dance
Don't Worry Baby
California Girls
God Only Knows
Forever
Good Timin'
I Get Around
Sail On Sailor
Marcella
約15分の休憩
<第二部> (約1時間10分・・・アンコール含む)
Our Prayer/Gee (以下、「Good Vibrations」まで『スマイル』全曲)
Heroes And Villains
Roll Plymouth Rock
Barnyard
Old Master Painter/You Are My Sunshine
Cabin Essence
Wonderful
Song For Children
Child Is Father Of The Man
Surf's Up
I'm In Great Shape/I Wanna Be Around/Workshop
Vega-Tables
On A Holiday
Wind Chimes
Mrs. O'Leary's Cow
In Blue Hawaii
Good Vibrations
(アンコール)
Do It Again
Help Me Rhonda
Barbara Ann (ブライアン、立ってベースを弾きながらのナンバー)
Surfin' U.S.A. (ブライアン、立ってベースを弾きながらのナンバー)
Fun Fun Fun
(アンコール2)
Love And Mercy
1月31日の公演で気づいた点
30日サンプラザ公演と違った点などなど。
・ブライアン、前日に比べ、全体的に身振り手振りも増え、MCもなめらか。
・MCでは、特に前半の「Good To My Baby」後に、欧米ではトラディショナル・ソングの「Low,
Low,Low Your Boat」をアカベラでブライアンが歌い、観客に歌わせる場面が印象的。
海外の公演をご覧になった方の話によると、海外ではこの場面で、会場が大合唱となるのだ
そう。観客のレスポンスが小さかったけれども、ブライアン困惑せずに、歌えなかった観客にも
ちゃんとフォローもいれて、次の曲へ。
・本日第一部のセット・リストは、30日と2曲変更あり。
「You Are So Good To Me」が消え、かわりに「Don't Worry Baby」!
更にデニス作「Forever」後、昨日はカールへ捧ぐ「Soul Searchin'」だったのが、本日はなん
と!「Good Timin'」!!!
ちなみにこの曲「Good Timin'」は、79年発表アルバム『L.A.』の1曲目に収録され、カールがヴ
ォーカルをとっていた隠れた名曲。イマイチ評判が良くない作品『L.A.』ではありますが、これは
本当に大好きな曲だったので、“今日の1曲コーナー”こそ「グッド・ヴァイブレーションズ」に譲り
ましたが、僕的には、今日の1曲はこれっ!ってかんじですね!
感動的な「Forever」も含め、この曲は今のブライアンの声に合っているような気がします。
・“ロックンロール!”MCからの「Drive In」。昨日よりもシャウトして気合十分のブライアン。
・第一部前半の“シガレット・ジョーク”。
もう古典落語の如く、何度やられてもつい笑顔がこぼれてしまうブライアン師匠の定番ネタとな
りましたね。
・バックの演奏は、目立ったミスもなく、本当に素晴らしいの一語。
メンバーそれぞれのアクションも気合が入っていましたね。
・「Mrs. O'Leary's Cow」にて、ニセモノの炎に触ろうとして、アチチ・ポーズをするおちゃめなブ
ライアン。
・同じく「Mrs. O'Leary's Cow」。昨日は気づかなかったのですが、ストリングスなどを担当のバッ
ク・メンバーが大型ホースを持って、炎を消すアクションがあり。
・「Good Vibrations」は、後半盛り上がっていくところが、昨日よりも迫力があったような印象。
観客も総立ち。(ちなみに2階は約半分くらいの入り。座っていた人もいましたが、結構その半
分くらいの人は1階に負けじと立ってノリノリ)
・『スマイル』部分も全体的に振り付け師がいるかのように、キュートな動きのブライアン。
・『スマイル』後も昨日同様、大盛り上がり&感動の「Love&Mercy」で幕。
「Love&Mercy」の曲が終わらないうちに立ち上がって、テイラー・ミルズの手をとり、カーテン・
コールに備えるブライアン。
・そそくさと帰っちゃうかと思いきや、最後に、「Good Night! Drive Safety!」と言い、手を振ってく
れたはずかしがりや?だけれどやさしいブライアン。
今日は2階からでしたが十分にヴァイブレーションが伝わってきた感動的なコンサートでした。
ペット・サウンズ・レコード店 森 陽馬