2018年12月29日(土) 星野源 「サピエンス」 |
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12月19日発売され、当店のこのコーナーでも12/18と12/20に取り上げた星野源『POP VIRUS』。
(初回A ブルーレイ付 VIZL-1490 5,000円+税/初回B DVD付 4,800円+税/CDのみの盤 3,000円+税)
初週売上28万枚を超え、2018年ソロ・アーティスト作品としては1位となる大ヒットを記録。
人気もさることながら内容も素晴らしくて、2018年を代表する名盤、彼の最高傑作と評せる1枚だと思います。
店でも毎日かけていますが、飽きることが全くなく、新たな発見がその都度あって奥が深い作品ですね。
歌詞カードを読み返していて、最近気づいたことがありました。
それは現在NTTドコモのCMソングとしても使われている10曲目「サピエンス」。
♪ふざけた愛しみを味わったまま やめない意味は いつの日も寂しさだ♪
という歌詞のフレーズで、♪かなしみ♪と歌う部分を、<愛しみ>と歌詞には記載しているのです。
寺尾紗穂2006年デビュー作『愛し、日々』を意識したのでしょうか。
(タイトルは「愛し」と書いて、<かなし>と読ませる)
星野源ソロ・デビュー前の2000年代中~後期、寺尾紗穂さんと一緒にライヴを時々行っていました。
小さいライヴハウスで弾き語り、源くんが作った「選手」を紗穂さんが歌うこともありましたね。
歌い出した頃の想い出やエッセンスをさりげなく作品に取り入れたのかな。
また、愛には楽しさだけではなく、かなしさも内包していることを、この歌詞で改めて実感した次第です。森 陽馬
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