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 今日のこの1曲コーナー


ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2017年8月19日(土) The Secret Sisters 「Kathy's Song」

♪ I hear the drizzle of the rain. Like a memory it falls.
Soft and warm,continuing. Tapping on my roof and walls ♪
(霧雨の音が聞こえる 想い出のようなその雨は 優しく暖かく降り注ぎ 僕の心の屋根と壁を叩いている)

サイモン&ガーファンクル「Kathy's Song」。
名曲「America」の歌詞にも出てくる恋人キャシーへの想いを綴ったポール・サイモン作。
1966年発表アルバム『Sound Of Silence』収録曲の大好きな歌い出しの歌詞一節です。

東京で今日降った雨は、優しくなく暖かくもなく、雹を伴って恐ろしいほどのどしゃ降りでした。
夏の恋にはそんな激しさもあるのかもしれませんね、、、

ということで、「Kathy's Song」のカヴァーを今日のこの1曲に。

The Secret Sistersはアラバマ州マッスルショールズ育ちのLaura RogersとLydia Rogersによる姉妹ユニット。
Tボーン・バーネットプロデュースだった2010年発表1st、2014年発表2ndに続く約3年ぶり3作目が今作。
The Secret Sisters『You Don't Own Me Anymore』(輸入CD NEW WEST Records NW6397)

Brandi Carlile、Tim Hanseroth、Phil Hanserothをプロデューサーに迎え、ハーモニーやサウンドにより深みが増した素晴らしい仕上がり。現代女性版エヴァリー・ブラザーズorサイモン&ガーファンクルな雰囲気も感じさせます。

アコースティック・ギターの音色と2人のコーラスが優しく暖かい「Kathy's Song」カヴァーは5曲目に収録。
他オリジナル曲も、遠い夏の想い出に優しく暖かく心をノックしてくれます。森 陽馬


★2017SUMMER♪ お買い上げの方当店ロゴ入りコースタープレゼント中♪



2017年8月18日(金) アース・ウインド&ファイアー 「ラヴズ・ホリデイ」

アース・ウインド&ファイアー(以下EW&F)は1975年から約10年ぐらいの間、好きでよく聴いていました。

ブラック・ミュージックとしてアルバム・コンセプトはしっかりしているし、シングルになる曲はポップでファンキーでインパクトの強いものだったし、何よりもリーダーでありソングライター/プロデューサー/ドラマー/カリンバ奏者、そしてリード・ヴォーカリストであったモーリス・ホワイトの声が好きでした。

ということで、今日はEW&Fが聴きたい気分。
どうせならベスト盤にあまり入っていない曲を。

「ラヴズ・ホリデイ」。
1977年発表アルバム『太陽神 (All 'N All)』に収録されています。

EW&Fのホーン・セクションのゆったりしたイントロから、フィリップ・ベイリーのファルセットを効かせたバック・コーラス、そして聴き手の耳だけでなく心にも巻きついてくるようなモーリス・ホワイトのヴォーカル。

好きだなぁ、この曲。
歌の後ろで地味に刻まれているアル・マッケイのギターもEW&Fの聴き所のひとつです。森 勉


2017年8月17日(木) Melissa Manchester 「The Warmth Of The Sun」

昨日に引き続き、AOR1,000円シリーズからもう1枚。

ジャケット写真のような土砂降り...とはいかないまでも、東京はずっと雨/くもりの日が続いています。

『雨と唄えば』という素敵な邦題(原題は『Singin'...』)に惹かれて、メリサ・マンチェスターの77年発表の6作目を聴いてみました。
(国内CD SICP-5441 1,000円+税)

リオン・ウェア作/マイケル・ジャクソンの「I Wanna Be Where You Are」、ネッド・ドヒニー「A Love Of Your Own」、ジェイムス・テイラー「You Make It Easy」、スライ&ザ・ファミリー・ストーン「Stand」、スリー・ドッグ・ナイト「Let Me Serenade You」など、大半をカバーが占める本作。

ヴィニ・ポンシア・プロデュース。デヴィッド・スピノザ、スティーヴ・ガッド、ウィル・リー、トニー・レヴィン等による洗練された演奏にのせ、ときにしっとりと、ソウルフルに歌い上げています

最後に収録されているのは、ビーチ・ボーイズの「The Warmth Of The Sun」。
ホワーッと空間に溶けていくようなエレピと、重なるギターの音色が心地良いジャジーなアレンジは、再生するたびにうっとり聴き惚れてしまいます。東尾沙紀


2017年8月16日(水) リッキー・マーティン 「ストップ・ルック・アラウンド」

ソニー・ミュージックから2016年夏も発売されたAOR1,000円シリーズ。今年も出ました。

監修:金澤寿和、イラストレーション:永井博のあのシリーズです。

2016年のキャッチ・フレーズは『夏と、AORと、』でしたが、2017年は『A面で恋に落ちた、夏。』。

まず8月2日に48タイトル出ました。そして8月23日に50タイトル。
先日発売された中から何か紹介したいと思います。
2016年100種リリースされた後とはいえまだまだ名盤は残っています。

今日はビーチ・ボーイズ絡みでいってみましょう。

リッキー・マーティン『ビーチト』
(国内CD SICP-5461 1,000円+税)

プエルトリコのリッキーとは別人、ディーン・マーティンの息子が1977年発表した唯一のアルバムです。

プロデュースはカール・ウィルソンとビリー・ヒンチ。
参加ミュージシャンはデニス・ウィルソン、ヴァン・ダイク・パークス、ピーター・セテラ、ジェイムス・パンコウ、ジェリー・ベックリーなど。
カリフォルニアらしいさわやかなビーチ・サウンドを運んでくれます。

当時「ストップ・ルック・アラウンド」と「ムーンビームス」がシングル盤としてカップリングされましたが、今回のCDにはボーナス・トラックとして、それぞれのシングル・ヴァージョンとモノラルのプロモ・シングル・ヴァージョンが追加されています。森 勉


2017年8月15日(火)  ローラ・ニーロ 「Save The Country」

森泉岳土という漫画家をご存じでしょうか?

装画を水で書き、そこに墨を落として爪楊枝や割りばしを使い描かれる独特な絵世界。
シンプルなようで奥深い物語にとても惹きこまれています。

特に寺尾紗穂さんも絶賛している彼の著書『うとそうそう』は、何度読み返しても心にじんわり沁み入りますね。
日常を描いていながら、普段は見過ごしている心象や忘れていた感情を呼び覚ましてくれるのです。
漫画や本は普段読まない、という方にも是非手に取ってもらいたい1冊ですね。

なお、彼が2014年出した著書『耳は忘れない』も不思議な余韻を残す作品。
1994年主人公がインド旅行に出て帰国してからの恋模様が、その時代の音楽と共に綴られた短編です。
僕もちょうどその頃インド旅行へ約1か月行ったことがあったので、読後懐かしい想い出が、、、。

1994年に聴いていた音楽。
シェリル・クロウ、ジャミロクワイ、オアシス、ブラー、ベック、ポール・ウェラー、マライア・キャリー、etc...。
他にも様々なヒットが出ていたと思いますが、実際のところ僕はニール・ヤングばかり聴いていました。

ニルヴァーナのカート・コバーンがニール「Hey Hey My My」歌詞一節を遺書に記し自殺。
それを受けてリリースした『Sleeps With Angels』(1994)、パールジャムとの共演作『Mirror Ball』(1995)。
この2作は本当によく聴きましたね。

将来への不安や孤独感を掻き消すようにニール・ヤング三昧だったそんな1994年。
僕にとって最も<耳は忘れない>出来事がありました。
それが、ローラ・ニーロ来日公演。

音楽に関わる仕事をしたい、と初めて思った瞬間がまさに1994年ローラ・ニーロ生の歌声だったのです。

♪争いはもういらない♪
その来日公演でも歌われた「Save The Country」を今日のこの1曲に。森 陽馬

★掲載ジャケットは「Save The Country」収録、ローラ・ニーロ1969年発表作『ニューヨーク・テンダベリー』。


2017年8月14日(月) ミック・ジャガー 「Gotta Get A Grip」

2017年7月26日で74歳になったミック・ジャガーの新曲が凄い!

ミック・ジャガー『Gotta Get A Grip/England Lost』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-5133 740円+税/輸入アナログ盤も発売中)

2016年12月発表ローリング・ストーンズによるブルース・カヴァー・アルバム『ブルー&ロンサム』が最高にかっこよくて、同時期に録音したと噂されるオリジナル作も!?と思われていた矢先、ミックのソロが突然発売。

何故にこのタイミングでソロ?と最初は思いましたが、歌詞を読んで納得。

1曲目「Gotta Get A Grip」は米国トランプ政権を揶揄した歌。
2曲目「England Lost」は、応援しているサッカーチーム(イングランド代表)についてかと思いきや、EU離脱を決定した英国への不安や皮肉を込めた歌詞になっているのです。

ローリング・ストーンズは万人が楽しめるエンターテイメント。
だから政治的な歌は持ち込まず、それをソロ作として、アルバムではなくシングルで表現したということなのでしょう。

<音楽>が安売りされ使い捨ての如く消費されていく現代。
ロックな精神息づく歌を世に出した74歳ミックの志に脱帽! 森 陽馬


2017年8月13日(日) リンジー・バッキンガム/クリスティン・マクヴィー 「Carnival Begin」

願・来日!フリートウッド・マック!

ということで、2017年初夏リリースされ現在もロングセラーとなっているこの1枚。

リンジー・バッキンガム/クリスティン・マクヴィー
(国内CD 室矢憲治氏による解説・歌詞・対訳付 WPCR-17838 2,400円+税)

1967年結成(ブルース期含む)英国バンド、フリートウッド・マック。
そのギタリストであるリンジーと、女性シンガー&キーボーディストのクリスティンによる初デュオ作です。

2人のソングライティング、そして歌声&演奏は健在。
更にミック・フリートウッドとジョン・マクヴィーも参加しているので、マックファン必聴の全10曲。

今日のこの1曲はクリスティン作のラスト10曲目「Carnival Begin」。

<新しいメリーゴーラウンド>、<北へ、西へ、東へ、南への船出>、そして<カーニヴァルの始まり>。
フリートウッド・マック最後のツアーを想起させる新たな再出発の歌。

弾くぞと見せかけてあまり速弾きしないリンジーが、最後聴かせるギター・ソロに心打たれます。森 陽馬


2017年8月12日(土) 星野源 「ファミリー・ソング」

星野源の新曲「ファミリー・ソング」が8月16日発売予定です。

初回盤をご希望の方はお早めに。
約600円の違いで新春Live『YELLOW PACIFIC』ライブ映像など充実したDVD付初回盤はお得だと思います。

さて、その「ファミリー・ソング」は10か月ぶり10枚目のシングル。
日本テレビ系で放送されている高畑充希主演ドラマ『過保護のカホコ』主題歌です。

前作「恋」は大ブームとなったダンス・ナンバーでしたが、今回はゆったりしたミディアム・テンポの曲調。
星野源曰く「1960年代後半から70年代前半のソウルを意識した曲調になっています」とのこと。

すてきなイントロは個人的にヴァン・モリソン「クレイジー・ラヴ」をほんのちょっぴりですが感じてしまいました。

名ギタリストでもある星野源も相変わらずいいフレーズを弾いているようなのですが、ネット上&ラジオでは充分に伝わってこないので、CDの音でそこらへんも感じ取りたいですね。森 勉

★先着特典クリアファイルも当店でお付けできることになりました。


2017年8月11日(金) 花柄ランタン 「風のサニー」

2016年の今頃、花柄ランタンという大阪出身・京都在住の男女フォーク・ポップ・デュオを知りました。

彼らが2016年に発表した曲「生成りのこころ」のMVを見て、ハンバートハンバートぽいな、と思ったのがきっかけでしたが、この曲含め詞やメロディ、ギターの音、ハーモニー...2人の空気感が良くて、それから気になる存在です。

結成は2011年。
ピアニカなども担当するまっすぐな歌声の中田ぷき、作詞・作曲・ギター&コーラスの村上真平の2人組。

これまで自主制作で3枚のアルバムを発表しており、今週発売になった新作『まともな愛のま、まほうの愛のま。』が、4枚目にして初の全国流通盤となります。
(GRRN-05 1,800円+税)

♪せやかて、せやかて~♪と大阪弁のノスタルジックな詞と、アンデス(リコーダーの音がする鍵盤楽器)が印象的な初期人気曲「風のサニー」再録バージョン、甘酸っぱい「初恋」、今までになかったバンド・サウンドを取り入れた朗らかな「キャラバン」...など全9曲。

新しい試みと、何より音楽を楽しんでいる気持ちが伝わってくる1枚♪

現在新作をひっさげ各地をツアー中。
東京でも今月ライヴがありますので、気になる方がいたら是非チェックしてみていただきたいです。東尾沙紀


2017年8月10日(木) ヴェイパー・トレイルズ 「サーフサイド・フリーウェイ」(『ベスト・ヒットUSA』のテーマ)

このところ山下達郎『COME ALONG』の話題が続きましたが、小林克也繋がりでもうひとつ。

現在も克也さんの司会で続いているテレビ番組『ベスト・ヒットUSA』。
全米チャートをカウントダウンしていく音楽番組で、1980年代は毎週楽しみに見ていました。

チャートも興味深かったし、古い曲が流れるタイムマシーンのコーナーや来日したミュージシャンがゲスト出演したりと、洋楽ファンとしては欠かせない番組でした。克也さんの曲紹介、かっこ良かったし。

さて、みなさん『ベスト・ヒットUSA』のテーマ曲、覚えていますか?
(今でも使われているのですが、現在は見ていない方が多いだろうとこんな問いかけになってしまいました。)

爽快なギター・リフが印象的なあの曲です。
ヴェイパー・トレイルズ「サーフサイド・フリーウェイ」。

なんとかっこいい曲名!
しかし、なんと、これ邦題です。
原題は「Don't Worry Baby」。
プロデューサーはラリー・カールトン。センスの良さはさすがです。

今でもCDが発売されています。
ヴェイパー・トレイルズ(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-17402 1,300円+税)

1980年代当時はVT's(ヴィーティーズ)と訳されてレコードが出てたりしましたね。森 勉


2017年8月9日(水)  ジャクソン・ブラウン 「If I Could Be Anywhere」

PET SOUNDS RECORD企画による天辰保文氏トーク・イベント『Talking Man』。
2017年9月25日(月)、第8回目の開催が決定いたしました。

第6回目イーグルス特集、第7回目リンダ・ロンシュタット特集、ときて第8回目はジャクソン・ブラウン特集!

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2017年9月25日(月)
PET SOUNDS RECORD presents“天辰保文 Talking Man Vol.8 ジャクソン・ブラウン特集”
ライヴ・カフェ アゲイン(武蔵小山)
18時半開場 19時半開演 入場料1,500円
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2017年10月来日公演が決定しているジャクソン・ブラウン。
彼の楽曲を皆で聴きながら、天辰保文氏にお話を色々伺いたいと思っています。
秋の一夜、お時間ある方は是非お越しください。

今日のこの1曲は、ジャクソン・ブラウン2014年発表現時点での最新オリジナル・アルバム『Standing In The Breach』から、プラスティック廃棄物による海洋汚染問題をテーマにした5曲目「If I Could Be Anywhere」。

1970年代から自然保護、反原発・核廃絶を訴えているジャクソン。
21世紀の現在も変わらぬ不安を抱えている社会に、そして僕らに、美しいメロディーで紡ぐ力強いメッセージ。

前を向く新しい世代にも聴いてもらいたい名曲です。森 陽馬


2017年8月8日(火) ニール・ヤング 「The Old Country Waltz」

東京では蒸し暑い毎日が続いていますが、暦では今週から<立秋>。
これからの猛暑も<残暑>ということになります。

まだしばらくはその残暑が続くでしょうが、涼しい秋が待ち遠しくなるニュースが届きました!

ニール・ヤング1976年8月録音未発表アルバムが2017年9月8日発売決定!

ニール・ヤング『ヒッチハイカー (hitchhiker)』
(2017年9/8発売 国内CD SHM-CD仕様 解説・歌詞・対訳付予定 WPCR-17885 2,457円+税)

1976年はニール・ヤングが初来日した年。
アルバムでいうと、『ZUMA』(1975)と『American Stars N'Bars』(1977)の間。
スティルス・ヤング・バンド『Long May You Run』リリースと同じ年代ですね。

収録曲は後のアルバムに入っている楽曲が多い(タイトル曲「Hitchhiker」も2010年作『Le Noise』に収録)のですが、この時期のニールによる弾き語りはまた一段と良いですからねー。
シンプルながらニールらしい70年代中期の歌とギターが堪能できる作品だと思います。

特にラスト「The Old Country Waltz」。
コレ、大好きな曲なんですよ。

『American Stars N'Bars』に収録されたヴァージョンが本当に最高!泣けるっ!
今回の『ヒッチハイカー』はソロ・アコースティック・ヴァージョンかな?

まあとにかくも、ジャケットかっこいいし、リリースが楽しみですね。森 陽馬




2017年8月7日(月) フォーク・クルセダーズ 「悲しくてやりきれない」

8月6日(日)WORLD HAPPINESS 2017へ行ってきました。

2017年で10周年を迎えた音楽野外フェスティバル、ワールド・ハピネス。
夢の島公園競技場で行われていましたが、2020年オリンピック開催に伴い今年は葛西臨海公園で開催。

天候にも恵まれお客さんもたくさん入っていましたが、とにかく暑かったですねー。
陽射しが強くて、日陰になる場所へ何度か退避したもののかなり日焼けしてしまいましたよ。
でも、海沿いで雰囲気も良かったし、野外で音楽を聴くのはやっぱり楽しかったです。

高橋幸宏といとうせいこうがキュレーターを務め、くるり、電気グルーヴ、GLIM SPANKY、いとうせいこう&DUBFORCE featスチャダラパー&高木完、コトリンゴ、TOWA TEI、Nulbarich、みうらじゅん、竹中直人、鈴木慶一&高野寛&METAFIVE等が出演。

電気グルーヴ、くるりのステージはもちろんのこと、いとうせいこう&DUBFORCEにスチャダラパーをfeatした「今夜はブギーバック」がとても盛り上がっていました。(DUBFORCEの演奏最高!)

でも、ハイライトはコトリンゴのステージでスペシャル・ゲストのんが歌った「悲しくてやりきれない」でしょうか。
広島平和記念日であったこの日最も暑い時間帯でしたが、この歌の時は静かで深遠な空気になりました。

なお、トリの高橋幸宏スペシャル・バンドでのんが再登場。
豪華メンツをバックに従え披露した「タイムマシーンにおねがい」も良かったです。

ちなみにラストはいとうせいこう&METAFIVEによる「東京ブロンクス」。
日本語ラップの原点とも言える1986年発表いとうせいこう&タイニイパンクスの楽曲でワーハピ2017は終了。
来年もこの場所で開催してほしいですね。森 陽馬




2017年8月6日(日) 山下達郎 「LOVE TALKIN'」

今週は『COME ALONG』ウィーク、ということで残りの『COME ALONG2』も紹介しちゃいましょう。

山下達郎『COME ALONG2』
(CD 解説:山下達郎 歌詞及び小林克也・竹内まりやのナレーション部分対訳付 BVCL-836 1,852円+税)

『ムーングロウ』、『ライド・オン・タイム』、『フォー・ユー』のアルバムからと、1982年発表シングル「あまく危険な香り」を加えた全11曲を収めてあります。

1984年に出た当時はアナログ盤だったので、A面<ナイト・サイド>、B面<デイ・サイド>というコンセプトでした。

この『COME ALONG2』でも小林克也のDJは冴え渡り、山下達郎楽曲に新しい魅力をプラスしてくれています。

「ラヴ・トーキン」でのイントロのDJは、克也さんのセンスの良さを感じる一品!
“山下達郎は1953年に生まれて、学生の時ブラス・バンドをやって、その後シュガー・ベイブを結成して、、、”
というナレーションが実にうまく「ラヴ・トーキン」前奏にはまっています。

「ダウン・タウン」、「サーカス・タウン」と韻を踏むところなどは、思わず拍手です。森 勉




2017年8月5日(土) ワークシャイ 「Quiet Storm」

昨日に引き続き、爽やかな風を運んでくれる女性シンガー新譜この1枚。

ワークシャイ『WAYWARD』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 PCD-25229 2,500円+税)

1989年デビュー、クリスタ・ジョーンズとマイケル・マクダーモットによる英国ロンドン発男女ユニット、ワークシャイ。

6年半ぶり11作目となるオリジナル・アルバム『WAYWARD』。
スタイリッシュなアーバン・メロウ・ポップが楽しめる仕上がりだ。

全11トラック中、唯一のカヴァーは「Quiet Storm」。
ミラクルズで多数のヒット曲を出したスモーキー・ロビンソン、1975年発表ソロ3作目に収録されている名曲。

ゆったりと、穏やかなようでいて、さざ波のように押し寄せる<Quiet Storm>(静かな嵐)。
それは天候の嵐ではなく、心の中にやさしく温かく、そして激しく湧き上がる恋の嵐。

WAYWARD(わがままな、気まぐれなの意)な恋心を語りかけるように表現したアダルトなアレンジ。
夏の陽射し、秋の風に吹かれながら聴きたいナンバーを今日のこの1曲に。森 陽馬




2017年8月4日(金) Sabrina Malheiros 「Celebrar」

心地良い風を運んでくれるブラジル音楽2017年新譜この1枚!

Sabrina Malheiros『Clareia』
(輸入CD FAR OUT FARO-199CD)

ブラジリアン・フュージョン名グループ、アジムスのベーシスト、アレックス・マリェイロス。
彼の娘であるサブリナ・マリェイロス2017年発表オリジナル・アルバムです。

ブルーイ(インコグニート)の息子、ダニエル・モーニックがプロデュースを担当。
リオデジャネイロ録音、新世代ブラジリアン・ジャズを聴かせてくれる爽快な作品に仕上がっています。

穏やかな波の音から、父アレックスのベース・リフ・イントロで幕を開ける1曲目「Celebrar」。
FAR OUTレーベルらしいクールかつメロウなグルーヴ感が最高なキラーチューン♪

同じFAR OUTからリリースされたマルコス・ヴァリ関連、アジムスのアルバム気に入っている方、清涼感ある女性シンガーお好きな方にもオススメしたい2017年夏ブラジル特選盤。
夕暮れに差し掛かる時分、海辺でドライヴしながら聴いたら気持ちいいでしょうね。森 陽馬




2017年8月3日(木) 冬にわかれて 「耳をすまして」

2017年6月21日リリース寺尾紗穂最新アルバム『たよりないもののために』と同時発売予定ながら延期となっていた<冬にわかれて>デビュー・ソングル限定7インチ・シングルが今週入荷しました。
(アナログEP 冬にわかれて『耳をすまして/優しさの毛布でわたしは眠る』 P7-6221 1,700円+税)

<冬にわかれて>は、寺尾紗穂、伊賀航、あだち麗三郎の3人によるバンド・プロジェクト。

ピアノでしっとりと始まり、躍動していく「耳をすまして」。
あだち麗三郎のサックスが絡む「優しさの毛布でわたしは眠る」の2曲。

伊賀さん&あだちさんは以前の作品同様新作『たよりないもののために』にも参加されていますが、<冬にわかれて>は、リズム隊がグイグイと引っ張っている印象があります。

「耳をすまして」では、弾むメロディとピアノも相まって、3人でこそのグルーヴ感が生まれているなと感じます。

今後も7インチでのリリースが予定されているとのこと。
伊賀さん作新曲もたしか6月に行われた配信生ライヴで歌われていたと思いますが、そちらも音源化されるのがとても楽しみです。東尾沙紀




2017年8月2日(水) 山下達郎 「WINDY LADY」

『COME ALONG3』を昨日紹介しましたが、RCA時代の『COME ALONG』、『COME ALONG2』もリマスターされソニーから同時発売されています。

まず山下達郎『COME ALONG』。
(CD 解説:山下達郎 歌詞及び小林克也・竹内まりやのナレーション部分対訳付 BVCL-835 1,852円+税)

聴けば聴くほど素晴らしい選曲、曲順、演技力たっぷりの小林克也ナレーションです。

もちろん、山下達郎楽曲のインパクトがあってこそなのですが、1979年当時のレコード会社スタッフの山下作品への愛情と、こんなイイモノを売らなくてどうするという情熱が伝わってくる『COME ALONG』なのです。

それに、アカペラ・タグの入れ方にもアイディアの良さを感じます。
竹内まりや「ドリーム・オブ・ユー」のコーラス部分、「This Could Be The Night」のアカペラ部分、そして、そして、他では聴くことが出来ない!山下達郎「蛍の光」などが絶妙なタイミングで挿入されています。

今日のこの1曲は、ワイオラに住んでいてリンカーン・ハイ・スクールに通っている17歳(役柄上)竹内まりやのナレーションの後に流れてくる「WINDY LADY」を。森 勉




2017年8月1日(火) 山下達郎 「Southbound#9」

山下達郎の楽曲に小林克也のD.J.をのせるという発想は、まだ知る人ぞ知るという存在だった山下達郎をもっと多くの音楽ファンに知ってもらいたい、と思っていた1979年当時の所属レコード会社であるRVCレコード宣伝スタッフが思いついたものでした。

そして作られたのが、『カム・アロング』でした。

当初は店頭演奏用の非売品レコードでしたが、それが評判になり、1980年カセットのみで発売され、後にLPにもなり、1984年には続編『カム・アロング2』も出て、その後CD化もされました。

既存のよく知っている曲でも、曲順が変わったり、DJが入ったりすると、なんとなく違う雰囲気で聴こえてきたりします。

ということで、『カム・アロング3』。
(国内CD 山下達郎『COME ALONG3』 WPCL-12690 2,200円+税)

『カム・アロング』はRCA時代、『カム・アロング2』はAIR時代の音源で構成されていましたが、今回の『カム・アロング3』はムーン・レコード時代からの音源です。
1983年から2016年の33年間に発表された楽曲から12曲選ばれています。

今日はその中からラストに入っている「サウスバウンド・ナンバー9」。

1998年発表アルバム『コージー』に入っている曲だから、もうかれこれ20年近く前の曲だけれど、『カム・アロング3』の中で聴くと実に新鮮に響いてくるんですね。
今回の12曲の中で一番うれしい選曲でした。

なお、お買い上げの方には、『カム・アロング』発売記念で作ったペット・サウンズ・レコード特製・山下達郎リーフレット差し上げています。
特集は1980年5月1日山下達郎初の中野サンプラザ・ライヴ!です。森 勉




2017年7月31日(月) James Taylor 「Machine Gun Kelly」

ダニー・コーチマー、2017年7月30日ビルボードライヴ東京公演を見てきました。

ジェイムス・テイラーとのフライング・マシーン、キャロル・キングとのシティ、リー・スクラー&ラス・カンケル&クレイグ・ダーギーと組んだザ・セクション、ソウルフルな魅力もあったジョー・ママ、そしてセッション・ギタリストとして数多くの名曲に関わった名ギタリスト、ダニー・コーチマー。

<DANNY KORTCHMAR & FRIENDS>名義での今公演は、Steve Postell(G.Vo)、Bob Glaub(B)、Jeff Young(Key. Vo)、Steve Holley(Dr)という布陣。
予備知識を持たず会場へ足を運びましたが、期待以上に楽しいライヴでした。

ジャクソン・ブラウン『孤独のランナー』(Running On Empty)収録の共作曲「Shaky Town」、映画『初体験リッチモント・ハイ』に使われ大ヒットしたジャクソン・ブラウン「Somebody's Baby」、イーグルスのコンサートでも御馴染みドン・ヘンリー「Dirty Laundry」、「New York Minute」、ジェイムス・テイラー『JT』収録曲「Honey Don't Leave LA」、そしてジョー・ママでも演奏しているジェイムス・テイラー「Machine Gun Kelly」等々。

オリジナルとはまた違った演奏・アレンジながら1970年代アメリカン・ロックを堪能できる良いコンサートでしたね。

特に「Machine Gun Kelly」は驚き!?のレゲエ・アレンジ!
でもこれが意外に凄く良かったんだよなぁ。

とにかくも御年71歳になる“クーチ”がギターを弾いている姿・佇まいを目にできただけで感無量。
終了後は無料でサイン会を実施。長い列ができながらファン一人一人気さくに応じていました。
またいつかその雄姿を見せてもらいたいですね。森 陽馬

★掲載ジャケットは「Machine Gun Kelly」収録、ジェイムス・テイラー1971年発表作『Mud Slide Slim』。



2017年7月30日(日) ブルー・ペパーズ 「ずっと」

ブルー・ペパーズの新曲がアナログ・シングル・レコード+シングルCD付で発売されました。

ブルー・ペパーズ『ずっと c/w秋風のリグレット』
(EP+CD VSEP-828 1,500円+税)

2015年10月に『ブルー・ペパーズEP』という6曲入りミニ・アルバムを発表した時から、センスのいい音を出しているなぁ、と思っていました。

ブルー・ペパーズはキーボード井上薫とギター福田直木による男性二人のシティ・ポップ新世代ユニット。
1970~80年代AORサウンドの流れを受け継いださわやかで締まった音作りが魅力なのです。

A面「ずっと」では佐々木詩織のヴォーカルがフィーチャーされています。
彼女の声はブルー・ペパーズの作るサウンドと相性がとても良く感じます。

前作「6月の夢」同様この曲も近年の日本人ヴォーカリストにはない小細工しない素直な歌い方&たっぷりの声量で好感が持てます。
さすが、あの佐々木久美さんの娘さんですね。

あと、この「ずっと」にはもうひとり強力な助っ人が参加しています。
ドラムスに佐野康夫。独特のスティックさばきが楽しめます。

9月には初めてのフル・アルバムが発売されるそうですが、その前に是非このシングルを。
ジャケット写真はAORファンなら話が広がるデザインですね。
なお、CDにはインストゥルメンタル・トラックも収録されています。森 勉




2017年7月29日(土) 山田稔明 「Brand New Day, Brand New Song」

♪時計の針は前へ前へ 二度と巻き戻ることはない 夢を見て夜が明けて また新しい日々だ♪
(村田和人2014年発表作『ピーカン』収録曲「Brand New Day, Brand New Song」歌詞より)

村田さんのライヴでは、観客がタオルを振って盛り上がるのが定番だった「Brand New Day, Brand New Song」。

この歌の作詞を担当したGomes The Hitman山田稔明さん、初のライヴ盤が発売になりました。
山田稔明『DOCUMENT』
(2枚組CD 先着で特典ステッカー付 GTHC-0010 3,000円+税)

アコースティック・ギター弾き語りのディスク1、バンド・セットのディスク2、2枚組CDに全27トラック。
ソロ代表曲から未発表曲も含め山田稔明ベスト選曲な実況録音盤です。

そのディスク1、6曲目に「Brand New Day, Brand New Song」セルフ・カヴァーが収録。

ナイーヴな青年が切なさや悲しさを抱えながら青い空へ向けて歌っているような山田稔明ヴァージョン。

山田さんのファンは内気な人が多い印象だけれど、彼がこの曲を披露する時は恥ずかしがらずにめいっぱいタオルを振って欲しいな。

なお、今作タイトル&帯は、山田稔明さんが大好きなバンドR.E.M.1987年発表作『DOCUMENT』へのオマージュになっていますね。森 陽馬

★今作は基本的にライヴ会場限定CDですが、山田稔明さんのご厚意で当店でも販売させていただいております。




2017年7月28日(金) Matthew Sweet 「End Is Near」

2013年発表スザンナ・ホフスとのカヴァー・シリーズ『Under The Covers Vol.3』を挟んで、約6年ぶりとなる新作『Tomorrow Forever』をリリースしたアメリカのシンガーソングライター、マシュー・スウィート。
(輸入CD HH001-CD)

ここ数作の中では、一番ポップでストレートなロック!

枯れた雰囲気もありつつ、メロディアスな部分が戻ってきた感じで全17曲。
アビー・ロード・スタジオでマスタリングされています。

リック・メンクやポール・チャスティン他なじみのメンバーに加え、ゲイリー・ルーリス(ザ・ジェイホークス)、デビ・ピーターソン(バングルス)、ロッド・アージェント(ゾンビーズ)、ジャクソン・ブラウンのバックなどで活躍するギタリスト、ヴァル・マッカラムが参加。

90年代の楽曲を想起させるポップな「Music For Love」、ロッド・アージェントがピアノで参加した「Hello」、メロトロンの音色が印象的でヴァル・マッカラムがスライドを弾く「End Is Near」も切ない余韻を残す曲...沁みます。

独特の雰囲気を放つジャケットの道化師の絵は、MAIOという女性アーティストが62年頃に描いたもので、ブックレットに違う絵がいくつか掲載されているのですが、長年マシューのスタジオの壁に飾られているコレクションの一部なのだそうです。東尾沙紀



2017年7月27日(木) Livingston Taylor 「I Must Be Doing Something Right」

忙しい日々の合間、穏やかにそして心豊かにさせてくれる静かな愛聴盤。

2016年9月心温まる来日公演も記憶に新しいリヴィングストン・テイラー。
音楽活動50周年を迎える2017年、『ブルー・スカイ』以来約3年ぶりとなるオリジナル・アルバムが発売。

Livingston Taylor『Safe Home』
(輸入CD CHESKY JD385)

1990年代発表作『Good Friends』、『ink』と同じジャズ・レーベルCHESKY Recordsからのリリース。

ジャズ・ピアニストShelly Bergを中心にしたバック・サウンドはシンプルかつゆったりとしたアレンジ。

ビートルズ「Penny Lane」、エヴァリー「Bye Bye Love」、スタンダード「My Romance」、「Merry Old Land of Oz/Over The Rainbow」など全14曲。
LIVの作品ながら、Chelsea Berryという女性シンガーがヴォーカルをとっている楽曲が半分近くありますが、クセのない綺麗な歌声は違和感なく今作に馴染んでいます。

今日のこの1曲は、優しい彼の表情が目に浮かぶオリジナル曲①「I Must Be Doing Something Right」を。森 陽馬




2017年7月26日(水) バリー・マン 「Kicks」

バリー・マン&シンシア・ワイルの作った数々のヒット曲をいろいろなアーティストの歌で聴ける作品集は今までに何枚か発売され、ブリルビルディング系ソングライター・ファンに高い評価を受けていました。

今回はそういう作品集とはまた違ったもので、バリー・マン家門外不出のお宝音源オンパレード!という興味深いものです。

『バリー・マン&シンシア・ワイル ~プライヴェート・トレジャーズ』(原題:Original Demos,Private Recordings and Rarities)は、タイトル通り作者のバリー・マンが歌ったデモ・テープなどを中心に集めたマニア垂涎の楽曲を集めたものです。
(国内CD ヴィヴィッド・サウンド VSCD-3954 初回のみボーナスCD付2枚組 バリー・マン&シンシア・ワイルへのロング・インタビュー日本語訳掲載ブックレット付。解説は長門芳郎と金澤寿和)

今日は1966年ポール・リヴィア&レイダーズで全米4位のヒットとなった「キックス」のバリー・マン歌唱によるデモ録音を。
マーク・リンゼイの歌に負けないバリーのロックな歌が聴けます。

なお、ブックレットに掲載されているロング・インタビューによると、この「キックス」はバリー曰く「ドラッグに捕らわれてしまっていた我々の友人のために書いた」とのこと。
近年この曲が初めてヒットしたアンチ・ドラッグ・ソングと言われているのは、そんな歌詞だったからなんですね。

ちなみに、ボーナスCDは1990年代半ばに録音されたバリー・マンのピアノ弾き語り4曲を収録。森 勉




2017年7月25日(火) 脇田もなり 「Cloudless Night」 feat イックバル

Especiaに在籍していた女性シンガー、脇田もなり。ソロ1stアルバムが本日入荷。

脇田もなり『I am ONLY』
(国内CD HCCD-9590 2,500円+税)

マイクロスターが楽曲制作・プロデュース・ミックス(⑦「Boy Friend」、⑩「赤いスカート」等)で携わっていることでも注目していた1枚。
実際に聴くとアルバムを通して様々なミュージシャンが参加しているにも関わらず統一感もあって、とっても完成度の高い仕上がりでした。

冗談伯爵の新井俊也プロデュースでキレキレな①「In The City」を筆頭に、NONA REEVESの西寺郷太作&プロデュース③「泣き虫レボリューション」、福富幸宏作・プロデュース⑧「I'm with you」、矢船テツロー作⑨「EST! EST!! EST!!!」他、捨て曲なしの全12曲。

星野みちるなど現代シティ・ポップ好きの方は必聴のアルバムですね。

中でも僕が一番気に入ったトラックは5曲目「Cloudless Night」。

インドネシアの新世代シティ・ポップ・バンド、イックバルが楽曲制作及びバック演奏を担当。
この傑作揃いの中にあって、抜群のグルーヴ&存在感!
イックバルのセルフ・カヴァーも聴いてみたい、と思わせるキラーチューンです。森 陽馬




2017年7月24日(月) 中野督夫 「Good by the Summer Breeze」

♪ あの日の夏はもう二度と帰らないけど ずっと約束はここにあるよ
あの日の夏が教えてくれたメロディ 今も胸の奥で響いている もう一度 会いたい ♪
(中野督夫「Good by the Summer Breeze」歌詞より)

センチメンタル・シティ・ロマンス中野督夫さん2016年12月発表ソロ作『輪』。
12曲目収録「Good by the Summer Breeze」は2016年2月逝去した村田和人さんへ捧げられたナンバー。

中野督夫『輪』
(国内CD kiss-1090 2,778円+税)

村田和人さんの盟友であった山本圭右がギター、湯川トーベン&永井ルイがコーラス参加。
更に、村田さんが山下達郎ツアーメンバーであった時、同じくコーラスとしてメンバーだった佐野公美さんが"Summer Wind Harmonies"として特別参加。

雄々しいアメリカン・ロックなサウンドに、愛情溢れるコーラス&歌声が夏の青空に沁みます。

なお、この中野督夫『輪』はライヴ会場限定販売CDですが、当店で取り扱いできることになりました。

CD帯には竹内まりやさんからの推薦コメントも!
センチ好きの方はもちろん、村田さんファンなど多くの方に聴いていただきたい1枚です。森 陽馬




2017年7月23日(日) チャレンジャーズ 「ミスター・モト」

せっかくの夏ですので、エレキ・インストいってみたいと思います。

エレキ・インスト界では有名曲のひとつ、ベルエアーズ「ミスター・モト」という曲がありますが、それを共作しそこでドラムを叩いていたのがリチャード・デルヴィーという人でした。

そのリチャードがリーダーとなって1962年後半に結成したのがチャレンジャーズです。

『サーフビート』はVAULTレーベルから1963年1月に発表された彼らのファースト・アルバム。
(国内CD ワーナー ボーナス・トラック2曲追加全14曲収録 解説:長門芳郎 WPCR-16625 1,200円+税)

今日はその中からベルエアーズのヴァージョンを完コピしてセルフカヴァーした「ミスター・モト」を。

この曲、2017年3月21日発売された『NIAGARA 45RPM VOX』に収められていた「霧の彼方へ」の原曲なんですよね。

こんな曲をカヴァーする大滝詠一さんのマニアックぶりとシングル盤にしてしまった大胆さに今更ながら驚いています。

もうすぐ7月28日! ミスター・ナイアガラ生誕69周年ですね。森 勉




2017年7月22日(土) yojikとwanda 「大きなかぶ」

東京在住女性シンガーyojik、大阪在住男性シンガー・ソングライターwanda。
二人合わせてyojikとwanda。

多くの学生にとって夏休みが始まる本日7月22日、待望の新商品がリリースされました。

yojikとwanda『Summer Gift』
(CD hdhg-1707 2,000円+税)

『ナツ三部作』として2016年フリーダウンロード・リリースされた3曲(「ナツ」、「夜は終わらない」、「午前5時」)のリマスター&リミックス・トラックス。
更にライヴ音源や未発表音源など12トラックにも及ぶボーナス・トラックを追加した大盤振る舞い全18曲入!

yojikとwandaらしい楽しさ、切なさ、そして不思議なユーモアが詰まった夏ギフトな1枚ですね。

『ナツ三部作』の3曲は魅力ですが、ファンにとって今作一番のサプライズは「大きなかぶ」が収録されたことでしょう!

ライヴでは数年前から披露されていた史上最大の珍曲「大きなかぶ」。
初CD化はうれしいものの、実際に見たことがないと音だけではよくわからないだろうなぁ~。

゛大きなかぶ”を観客全体(?!)で引っ張る臨場感。
yojikさんの熱演&ラストの感動はCDでは伝わりにくいかも、、、。

まあでも、この曲聴いてなんだこれ!?と思った方は、yojikとwandaのライヴへ是非足を運んでみましょう! 森 陽馬




2017年7月21日(金) イックバル 「Brighter」

アジア新世代シティ・ポップ・バンドで最も新作が待たれる存在、インドネシアのイックバル。

2015年12月発表された大ロングセラー5曲入りミニ・アルバムが限定アナログ化!
8月19日発売決定いたしました。

イックバル『BRIGHTER』
(2017年8月19日発売予定 国内LP 完全限定アナログ盤 AW-002 2,400円+税)

1stアルバム『Amusement Park』よりメロウ・グルーヴ度が増した全5曲がどれもイイ曲!

80'sなキラキラとしたサウンド・アレンジと切ないメロディー・ラインが何度聴いても飽きないんですよね。

名イラストレーター永井博さんによるジャケット・イラスト含め、本当に大好きな作品!待望のアナログ化です。
2015年6月発売『Amusement Park』アナログ盤はリリース直後即完売でしたので、ご予約はお早めに。

今日のこの1曲は、聴く度胸に込み上げるものを感じるラスト5曲目「Brighter」。森 陽馬




2017年7月20日(木) 雀斑 Freckles 「Imperfect Lover」

台湾発<シュガー・ベイブ+土岐麻子的>!?

注目の新世代シティ・ポップ・バンドが台湾から登場です。

雀斑 Freckles 『Imperfect Lover』
(国内CD 歌詞日本語訳付 BRRCD-012 2,315円+税)

雀斑 Frecklesは、作詞・作曲及びボーカル&ギターを担当している林以樂(benben)と、実の兄弟である偉博(ウェイボー)、ボーカル&ギター偉安(ウェイアン)、ドラマー菜圃(ツァイプー)で2003年結成した台湾出身4人組バンド。

一旦解散したものの2014年再結成、2017年制作・発表したアルバムが今作です。

ポップなグッド・メロディーに、心地良いサウンド・アレンジがとにかく素晴らしい!
歌詞は台湾の言語ですが、キュートな女性ヴォーカル&シティ・ポップ好きの方は必聴の1枚ですね。

今日のこの1曲はタイトル曲②「Imperfect Lover」。
耳に残るメロディ・ラインと見事な演奏&サウンドがクセになるキラーチューン♪

7月26日には青山月見ル君想フにて、LUCKY TAPESをゲストに迎え来日公演行う予定とのこと。
要チェック! 森 陽馬




2017年7月19日(水) 佐野元春&ザ・コヨーテバンド 「純恋(すみれ)」

佐野元春&ザ・コヨーテバンドとしては4枚目、約2年ぶりとなる新作『Maniju(マニジュ)』がリリースされました。
(特別編集版 限定2CD+DVD+100Pブックレット POCE-9393 4,500円+税)

''誰の心の中にもある厄除けのまじないの珠''を指す禅の言葉<摩尼珠>をタイトルに掲げた本作。

エキゾチックなサウンドを取り入れたサイケ・ロックに、「What's Going On」を想起させるソウル・ナンバー、60年代フォーク・ロックなど......鮮やかなジャケットのイメージ通り、多彩な楽曲を収録。

世界や日常のニュースを悲観するようなシリアスなものもありながら、聴く者を鼓舞するようない軽やかで力強いビートは、希望に溢れています。

「この曲を少年達に捧げたい」と自身が語る先行シングル「純恋(すみれ)」は、魔法の季節を生きる思春期/若い世代へのメッセージが込められた瑞々しく、疾走感溢れる1曲。
恋する気持ちを原動力に何事にも前進していってほしいという、そんな熱い想いが感じられます。

限定盤には、ミュージック・ビデオ6曲を収録したDVD、元春レイディオショー特別盤(CD)、特製ピンナップ、100ページ・ブックレット、6枚組ポストカード、未収録曲「こだま-アメリカと日本の友人に」ダウンロード・パスキーが封入されています。東尾沙紀




2017年7月18日(火) 細野晴臣 「恋は桃色」

1972年キング・レコード三浦光紀氏が中心となり設立された音楽レーベル、ベルウッド・レコード。

2017年で創立45周年!
10月8日新宿文化センター大ホールでの記念コンサートや、様々な再発盤リリースが企画されています。

中でもレコード・ファンに注目なのが<7インチ復刻シリーズ>。
第1弾として、大瀧詠一『恋の汽車ポッポ』、『空飛ぶくじら』、細野晴臣『恋は桃色』がアナログEPで限定発売されました。

3種とも中古市場では5ケタ以上の超高値で取引されているアイテム。
それをジャケット及び内袋(レーベル紙スリーブ)も可能な限りオリジナル盤に忠実に再現しただけでなく、音にもこだわりオリジナル・マスター・テープから新たにカッティング。

CDや配信とはまた違ったアナログの質感で聴く1970年代ベルウッド・レコード・サウンドをお楽しみください。

なお、この第1弾は大好評ですでにメーカーにて完売、再プレスは一切行わない予定とのこと。
店頭在庫のみとなりますのでご入用の方はお早めに。森 陽馬


★当店のみの特典!ジャケット・デザイン・マグネットを先着でプレゼント!
掲載ジャケットは、1973年9月25日オリジナル盤発売、細野晴臣『恋は桃色/福は内鬼は外』。
(国内EP FJEP-1003 1,852円+税)

★8/9発売第2弾(高田渡、遠藤賢司2W)、9/6発売第3弾(はっぴいえんど3種)も予約受付中。



2017年7月17日(月) Daniele di Bonaventura 「Orizzonte」

ジャケットに映っている海は、南フランス/ロクブリュンヌ・カップ・マルタンの高台から眺めた地中海だそうだ。

多くの人で賑わう真夏の海もいいが、心が洗われるような美しい景色で魅せる海にも憧憬させられる。

2017年7月17日は<海の日>。
地中海と室内楽をテーマにした今作からこの1曲。

『バー・ブエノスアイレス 地中海と室内楽』
(国内CD RCIP-0255 2,400円+税)

bar buenos aires(バー・ブエノスアイレス)は、吉本宏、山本優樹、河野洋志による監修・選曲トリオ。
アルゼンチン/南米/ヨーロッパを中心に世界のハイセンスな楽曲を紹介・編集。
多くのリスナーから信頼を得ており、今までの関連作品はロングセラーとなっている。

第6弾となる今作も、穏やかで心地良い風を感じるような心安らぐ楽曲を16曲セレクト。

その中から今作のためにレコーディングされた<地平線・水平線>の意を持つ16曲目「Orizzonte」。
イタリアのバンドネオン奏者ダニエーレ・ディ・ボナヴェントゥラによる叙情的な独奏を今日のこの1曲に。森 陽馬



2017年7月16日(日) ペリー・コモ 「想い出はやすし」(It's Easy To Remember)

胸に沁みる美しいメロディーと心に残る言葉で綴られる歌詞を情感こめて歌うシンガー。

そんなスタンダード・ナンバーを独自の目線で選んだCDが出ました。

和田誠が企画・監修・選曲・解説・デザインを手掛けた『いつか聴いた歌』の第3弾。
今回は『ブロードウェイ・アンド・ハリウッド』編です。
(国内2枚組CD 解説・歌詞・対訳付 ソニー SICP-31059 2,700円+税)

曲を聴いて映画のシーンを思い出すもよし。
その逆に曲を気に入ったことにより初めて映画を観るもよし。
全47曲珠玉の楽曲が並んでいます。

「二人でお茶を」(ドリス・デイ)、「恋人よ我に帰れ」(フランク・シナトラ)、「スマイル」(ディーン・マーティン)、「ラヴ・レターズ」(パティ・ペイジ)、「酒とバラの日々」(アンディ・ウィリアムス)、「トゥルー・ラヴ」(ジョニー・マティス)。
そして、アゲイン店主石川さんが大好きな「今宵の君は」(フレッド・アステア)など、名曲揃い。

どの曲も素晴らしいのですが、今日はクルーナー唱法の見本のようなペリー・コモによる「想い出はやすし」(It's Easy To Remember)を。森 勉



2017年7月15日(土) Minnie Riperton 「Inside My Love」

愛をテーマにした歌は数あれど、<本当に人を愛した時の気持ちが伝わってくる歌>というのがあります。
その中から特に心奥へ深く入ってくる愛/LOVEの歌を今日のこの1曲に。

アーバン・ソウル/メロウ・グルーヴの巨匠、レオン・ウェア。
2017年2月逝去した彼の編集盤が、Free Soulで知られる橋本徹氏監修・選曲の下発売されました。

『フリー・ソウル クラシック・オブ・レオン・ウェア&ヒズ・ワークス』
(国内2枚組CD 日本語解説付 UICZ-1655 2,500円+税)

彼のシンガーとしてリリースした楽曲を21曲集め86分も収録されているディスク1。
ソングライター/作曲家/プロデューサーとしてのワークス&名カヴァーをセレクトしたディスク2。
UNIVERSAL及びSONY、WARNER、P-VINE等他社ライセンス音源も許諾を取り丁寧に紡いだ全42曲。

その42曲中、ミニー・リパートン/リチャード・ランドルフ夫婦&レオン・ウェアによる共作曲「Inside My Love」が3ヴァージョン(ミニー・リパートン(1975年)、トリーナ・ブラッサード(1997年)、レオン・ウェアセルフ・カヴァー(1979年))収録されていますが、なんといってもミニー・リパートンの歌が白眉でしょう。

1979年病魔で逝くことになるミニーが自らを削るように歌う「Inside My Love」。

恋人への愛、家族への愛、様々なかたちの愛。
表層的ではなく、相手を思いやり、心の中へ入っていく真実の愛が感じられる名曲です。森 陽馬



2017年7月14日(金) Chad & Jeremy 「A Summer Song」

初期のザ・フーやキンクス他、60年代ブリティッシュ・ロック・シーンで様々なアーティストを手掛けたアメリカ人プロデューサー、シェル・タルミ―。

契約やお金の事などでアーティストと揉めたりと、ちょっと難ありな人物だったことでも知られていますが、英ace編集による60年代の仕事をまとめたコンピレーションが発売になりました。
『メイキング・タイム ~ア・シェル・タルミー・プロダクション』
(国内CD 英文解説・対訳付 PCD-17763 2,600円+税)

このコンピのタイトル「Making Time」を歌うクリエイション、ザ・フー「Anyway,Anyhow,Anywhere」、キンクス「Tired Waiting For You」をはじめ、マンフレッド・マン、イージービーツ、デイヴィ・ジョーンズ(デヴィッド・ボウイ)、ナッシュヴィル・ティーンズ、ペンタングル、フォーチュンズ、ミッキー・フィン、ロッキン・ヴィッカーズ(モーターヘッドのレミ―)など、全25曲を収録。

その中から、チャド&ジェレミーのヒット「A Summer Song」(64年)。

2人のハーモニーと、美しいストリングスが涼し気なフォーク・ポップ・ナンバー。
ギターのジャキジャキとしたロック・サウンドの中では、ひと際爽やかなこの曲を今日の1曲に。東尾沙紀



2017年7月13日(木) ジャクソン・ブラウン 「Before The Deluge」

1970年代ウエスト・コースト発、<アメリカン・ロックを代表する名盤>として5指に入る1枚。

ジャクソン・ブラウン『レイト・フォー・ザ・スカイ』
(国内CD 吉成伸幸氏による新規解説・歌詞・対訳付 WPCR-17741 1,300円+税)

デヴィッド・ゲフィンが中心となり、多数の名ミュージシャンを輩出したレーベル、アサイラム・レコード。

そのアサイラム発足第一号アーティストであるジャクソン・ブラウンは、「Running On Empty」(孤独なランナー)や「Somebody's Baby」等ヒット曲を出していますが、ソングライターとしての彼を象徴する名作として1枚挙げるならば、やはり『Late For The Sky』でしょう。

デヴィッド・リンドレーのギター・ソロが印象的なタイトル曲「Late For The Sky」。
近年のライヴでもよく演奏される名曲「Fountain Of Sorrow」。
亡くなった友人へ捧げた「For A Dancer」。

そして、最も重要曲と言えるのがアルバムの最後に収録されている「Before The Deluge」。

現代社会への警鐘、ジャクソンの反戦・反核への想いが込められたナンバー。
2015年3月11日来日公演ではこの曲がラストに歌われました。

2017年10月来日ツアーが決定しているジャクソン・ブラウン。
その来日直前に69歳を迎える彼がどのようなメッセージ/歌を投げかけてくれるのか、楽しみに待ちましょう。森 陽馬


2017年7月12日(水) ウィルソン・フィリップス 「ホールド・オン」

90年代前半、大ヒットを連発した白人女性3人組ウィルソン・フィリップス。

1990年発表ファースト・アルバムが最新リマスターされ再発売されました。
別ヴァージョン、ライヴなどがたっぷり14曲入ったボーナスCD付2枚組仕様です。

ウィルソン・フィリップス『ウィルソン・フィリップス』
(輸入盤に帯・英文ライナーの和訳付国内仕様2枚組CD ユニヴァーサル HSU-19458 2,300円+税)

ブライアン・ウィルソンとハニーズのマリリンとの間に生まれた娘カーニーとウェンディ。
そして、ママス&パパスのジョン&ミッシェル・フィリップスの娘によるウィルソン・フィリップスは、90年代に夢のカリフォルニアを実現してくれたグループでした。

ディスク1には、シングル・カットされ全米No.1に輝いた「ホールド・オン」、「リリース・ミー」、「ユーアー・イン・ラヴ」の他ファースト・アルバム収録10曲に、「ホールド・オン」アカペラ・ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加収録されています。

ディスク2はシングル・エディット・ヴァージョンやスパニッシュ・ヴァージョンに加え、1991年来日した際録音された「ホテル・カリフォルニア」、「ホールド・オン」の東京でのライヴも収められています。

ブライアン・ウィルソン初ソロ・アルバム発表、そしてビーチ・ボーイズ「ココモ」(作者の一人としてジョン・フィリップスの名前も)が全米No.1を獲得したのが1988年でした。

そんな良い波に乗って、ウィルソン・フィリップスはデビューしたわけですが、彼女たちのヴォーカル・アンサンブル&ハーモニーはビーチ・ボーイズ・ファンの僕らを喜ばせてくれただけでなく、全世界の若い音楽ファンを虜にするのに充分な魅力で溢れていました。

ショート・ヘアのチャイナちゃん、かわいかったなぁ。

今日はそんなチャイナ・フィリップスがリード・ヴォーカルの「ホールド・オン」を。森 勉



2017年7月11日(火) Artie Garr 「Dream Alone」

「サウンド・オブ・サイレンス」、「明日に架ける橋」等、60年代ヒット曲を多数出したサイモン&ガーファンクル。

1950年代からTom&Jerryという名義で作品を出し、各々ソロで活動していたことは一般的にあまり知られていません。

このCDは、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルがサイモン&ガーファンクルとしてデビューする前、1957年から1962年の間にリリースされた二人の初期音源を29トラック収めた編集盤です。

『Paul Simon &Art Garfunkel The Early Years ~Two Young Hearts Afire with The Same Desire』
(輸入CD Hoodoo Records 263570)

Tom&Jerryは1957年発表曲「Hey, Schoolgirl」含めエヴァリー・ブラザーズに影響を受けた楽曲&アレンジ。
悪く言えばエヴァリーの2番煎じですが、二人の美しいハーモニーは原石の輝きを放っています。

ポール・サイモンが別名義(True Taylor、Jerry Landis、Tico & The Triumphs、The Mystics)で出したソロ楽曲も18トラック収録されており、当時ヒットはしませんでしたが、メロディーメイカーとしての才能を感じさせますね。

今日のこの1曲は、アート・ガーファンクルがArtie Garr名義で出していた楽曲。
1959年リリースArtie Garrシングル曲「Beat Love」のB面曲「Dream Alone」。

♪Dream Alone♪と繰り返し歌い回すドゥーワップ・スタイルの自作ナンバー。
若き18歳アートのドリーミーなシルキー・ヴォイスに癒されます。森 陽馬


★アート・ガーファンクルが2017年11月来日決定!


2017年7月10日(月) 鳴海寛 「無題」

昨日紹介したダン・ペンに続き、注目のデモ音源集が7月26日発売予定になっています。

バリー・マン&シンシア・ワイル『プライヴェート・トレジャーズ』
(2017年7月26日発売 国内CD 長門芳郎&金澤寿和解説付 解説・VSCD-3954 3,600円+税)

名ソングライター、バリーマンの貴重デモ音源が世界初CD化。
初回入荷分のみ本編未収録4曲を収めたボーナス・ディスク付! 要チェックですね。

なお、未発表/デモ音源音源集では、こんな盤も最近リリースされました。

鳴海寛『僕は詩つくり』
(国内CD RATCD-4398 2,315円+税)

山川恵津子とのデュオ・ユニット東北新幹線(2017年6月28日今日のこの1曲で紹介)、山下達郎『PERFORMANCE 1988-1989』ツアー参加したことで知られる名ギタリスト、鳴海寛。

彼が1975年から1978年にかけて録音していた楽曲を初オフィシャル音源化した編集盤です。

ヤマハのスタジオにて1975年船山基紀氏編曲の下、岡沢章、島村英二ほか参加し録音されていた②「僕は詩つくり」、中学生時からブラジル/ボサノヴァに影響を受けていたという彼がソニア・ローザへ捧げた楽曲「レイディー・ローザ」(イントロのギターはフィフス・アヴェニュー・バンド「Eden Rock」を彷彿とさせる)等全14トラック。

今日のこの1曲は、1975年当時高校3年生で作っていた①「無題」。
ニック・デカロ『イタリアン・グラフィティ』がフェイヴァリットであったという鳴海寛の多重コーラスと切ないメロディー・ラインが美しいナンバー。

細川知嗣(ヤマハディレクター)、信田かずお(編曲家)による寄稿文、詳細な解説文も付いた丁寧な作りのブックレットには、2015年逝去した鳴海寛氏への敬意と愛情が感じられます。森 陽馬



2017年7月9日(日) Dan Penn 「My Heart's In Memphis」

いよいよ夏到来!といった陽気の週末でしたね。
こういう暑い日は、冷房のきいた部屋でこのCDでも聴きながらのんびりしたいものです。

Dan Penn『Something About The Night』
(輸入CD Dandy Records DND004)

サザン・ソウル名曲を多く書いているマッスルショールズ名ソングライター、ダン・ペン。

彼が他アーティストへ提供した楽曲を自身で歌っているデモ音源を集めた知る人ぞ知る人気シリーズ第4弾。
今回は90~00年代の貴重デモ音源を中心に全13曲収録。

デモといってもシンプルなバック演奏も付いており、ダン・ペンのソロ作としても存分に楽しめる1枚です。

スプーナー・オールダムとの共作レアナンバー「Jewel Of My Heart」。
ドニー・フリッツとの共作で完全未発表曲「Headin' Home」、、、etc...。
ダン・ペン好きなら感動間違いなし!のトラック揃いですが、今日のこの1曲は2曲目「My Heart's In Memphis」。

アーマ・トーマス2000年発表アルバム『My Heart's In Memphis』用に、ダン・ペンが書き下ろした隠れた名曲。

優しくて味わい深いダン・ペンの歌声がじんわり沁みます。森 陽馬



2017年7月8日(土) Cheap Trick 「If You Still Want My Love」

2016年4月アルバム『Bang Zoom Crazy...Hello』(2016年4月1日今日のこの1曲で紹介)をリリース。
その頃ロックの殿堂入りを果たしたチープ・トリック。

世代の方だけでなく、20~30代のファンも目立った同年11月の来日公演は大盛況で、メンバーの変わらないパワフルさに終始圧倒されてしまいました。

そして、1stをリリースしてから2017年でちょうど40年。
約1年という短いスパンで届けられた18枚目のアルバム『We're All Right!』も、「俺たち絶好調だぜ!」的な自信も伝わってくる安定&全開のチープ・トリック節♪

チープ・トリック『ウィア・オール・ライト!』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 POCS-24012 2,600円+税)

ハード・ポップな①「You Got it Going On」、パンキッシュな③「Nowhere」、スティーヴン・タイラーが歌ってもハマりそうな⑥「Brand New Name On An Old Tattoo」など、全体的にテンション高めです。

ボーナス・トラックには、ザ・ムーヴ「Blackberry Way」カヴァーや前作収録曲のライヴ音源など計5曲をプラス。

その中の「If You Still Want My Love」はイントロのコーラスが綺麗で、個人的なイメージですがビートルズ「Free As A Bird」+「Because」+彼らのハードな部分を加えたような1曲。

アルバム本編に入らなかったのがなんだか勿体無いと感じたので、この曲を今日のこの1曲に。東尾沙紀



2017年7月7日(金) スピッツ 「楓」

スピッツ結成30周年記念!
3枚組の最新ベスト『CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-』が、今週発売になりました。
(UPCH-7329 3,900円+税)

2006年に発売されたロングセラー・ベスト2枚<1991~1997> <1997~2005>をリマスターしたCDと、新曲を追加した最新ベスト<2006~2017>がセットになり、デビューから今までの全てのシングル曲を網羅した3枚組全45曲。
竹内修さんによる各曲解説もブックレットに掲載されています。

新曲は「ヘビーメロウ」、「歌ウサギ」、「1987→」の3曲。

結成当時を意識した「1987→」は、ロック・バンドを始めた頃の衝動とその気持ちがまだずっと続いている...という30周年に相応しいビートパンクな1曲!

この曲を今日の1曲に...したいところですが、本日は七夕。
スピッツには、メンバーの強い意向(七夕布教活動らしいです)で、7月7月に発売された曲があります。

♪星を待っているふたり♪夏らしいワードと歌詞にキュンとする「涙がキラリ☆」(95年)。
そして名作『フェイクファー』収録曲「楓」も、98年七夕にシングル発売されています。

「楓」...何度聴いても切ない名曲ですね。

ヒット曲として当たり前のように耳に入ってきていた曲に、今改めて聴いて心動かされています。東尾沙紀



2017年7月6日(木) 高田渡 「自転車にのって」

2017年で設立45周年を迎える日本ロック/フォーク名レーベル、ベルウッド・レコード。

7インチ復刻シリーズとして、第1弾3種(大瀧詠一2種&細野晴臣)が7月19日発売予定となっていますが、第2弾3種も8月9日発売決定いたしました。

2017年8月9日発売ラインナップは以下3種になります。
・(EP)高田渡『自転車にのって/珈琲不演唱(コーヒーブルース)』
・(EP)遠藤賢司『東京ワッショイ/不滅の男』
・(EP)細野晴臣『続・東京ワッショイ/哀愁の東京タワー』

ジャケット及び内袋も可能な限りオリジナル盤を再現し、カッティングはオリジナル・マスター・テープから。
国内限定プレス、各1,852円+税。

オリジナル盤は超高値・入手困難ですからね。ご入用の方はお早めに。

今日のこの1曲&掲載ジャケットは、高田渡『自転車にのって/珈琲不演唱(コーヒーブルース)』。
(オリジナル発売日:1971年5月20日(BS-1383) /2017年8月9日再発盤:FJEP-1004 1,852円+税)

大ブレイク中バンドnever young beachが2nd『fam fam』でカヴァーしたことでも知られる「自転車にのって」。
バック演奏ははっぴいえんど。名曲です。森 陽馬



2017年7月5日(水) ハンバートハンバート 「がんばれ兄ちゃん」feat 細野晴臣

佐藤良成と佐野遊穂による夫婦ユニット、ハンバートハンバート。

オリジナル・アルバムとしては2014年作『むかしぼくはみじめだった』以来3年ぶり。
デビュー15周年記念2016年発表弾き語り作『FOLK』から約1年ぶりとなるアルバム『家族行進曲』が本日発売。

ハンバートハンバート『家族行進曲』
(初回限定盤CD+DVD DDCB-94015 3,400円+税)

制作後スタッフから「家族をテーマにした楽曲が多い」と指摘され付けられたアルバム・タイトル。
現在子供が3人いる二人の日常が反映されているかと思いきや、そこはハンバートハンバート。
ひとクセもふたクセもある様々な境遇の人々・家族模様・心情が描かれています。

両親が離婚している子供の目線で描かれた①「雨の街」。
寓話のような⑦「真夜中」。
今はここにいない家族の仏壇へ語りかけている⑨「ただいま」。
そして、練炭自殺を試みたが一命をとりとめ病室で"ひかり"を実感する⑧「ひかり」。

佐藤良成が手掛けた歌には全て、小説のような物語が内包されていますね。

サウンド的には、カントリー・ミュージックのエッセンスを配したハンバートらしい音作り。
細野晴臣がベース、長岡亮介がギターで参加している②「がんばれ兄ちゃん」を今日のこの1曲に。森 陽馬



2017年7月4日(火) ビーチ・ボーイズ 「ワイルド・ハニー」(ステレオ・ミックス)

50年前、ビーチ・ボーイズの1967年は洋々たる前途が予想されていました。

1966年12月、シングル『グッド・ヴァイブレーションズ』が見事全米1位に輝き、1966年8月から始まった『スマイル』のレコーディング・セッションは年内40回を超える回数を行い1967年春頃には完成、と思われていました。

しかし、しかしであります。
様々なプレッシャーに押し潰されたブライアン・ウィルソンは『スマイル』を完成させることができずに終わり、精神的にも大きな打撃を受けてしまうことになりました。

そんなこともあり、1967年発表されたビーチ・ボーイズの作品は抜け殻のように言われ、あまり重要視されないのが一般的な評価のようです。でもファンとしては、そういう作品だからこそ肩入れしたくなってしまうんですね。

50周年ということもあり、1967年発表されたアルバム『スマイリー・スマイル』と『ワイルド・ハニー』に関連した音源を集めた2枚組CD『1967~サンシャイン・トゥモロウ』。
(国内CD 28ページ英文ブックレット及びその和訳・歌詞・対訳付 UICY-15607 3,600円+税)

このCDは大きく分けて、8つのパートで構成されています。
①アルバム『ワイルド・ハニー』初ステレオ・ミックス
②『ワイルド・ハニー』未発表セッション(1967年9~11月録音)
③『ワイルド・ハニー』収録曲の未発表ライヴ(1967~70年)
④アルバム『スマイリー・スマイル』未発表セッション(1967年6~7月)
⑤未発表ライヴ・アルバム『レイド・イン・ハワイ』用のスタジオでの追加録音音源(1967年9月11日)
⑥ハワイでのライヴ&リハーサル(1967年8月25、26日)
⑦1967年11月ワシントン及びボストンでのライヴ
⑧その他1967年未発表スタジオ・セッション
、、、と盛りだくさんの全65曲。

その中から今日は、カール・ウィルソンのソウルフルなヴォーカルが魅力の「ワイルド・ハニー」を。
録音時、カールはまだ20歳! 凄い! 森 勉



2017年7月3日(月) 加藤和彦 「魔法にかかった朝」

フォーク・クルセイダーズのあの「帰って来たヨッパライ」を収録した自主制作盤『ハレンチ』が出たのは、1967年10月頃だったそうです。

そんなこともあって、加藤和彦ソロ作がデビュー50周年記念/名盤発見伝シリーズとして再発になりました。

東芝EMIのエクスプレス・レーベル時代のソロ・ファースト『ぼくのそばにおいでよ』(1969年)、『スーパー・ガス』(1971年)、『それから先のことは...』(1976年)、『ガーディニア』(1978年)、そして2枚組ベスト盤『キャッチー22』(1977年)の5種類です。

今日はその中から、1971年10月発表ソロ・セカンド『スーパー・ガス』からの1曲です。
(国内CD ボーナス・トラック2曲追加 UPCY-7307 1,800円+税)

この当時、1960年代後半から1970年代初期の加藤和彦は日本音楽界を牽引している存在でした。

フォークルのメンバーとして、それから北山修とのソングライター・コンビでベッツィ&クリスの「白い色は恋人の色』の大ヒットを出したり、吉田拓郎「結婚しようよ」編曲を担当したりと大活躍でした。

このアルバムを発表した頃は1曲目「家をつくるなら」がナショナル住宅のCMでよくテレビで流れたり、音楽番組に出演した時は独特のビブラート唱法で「不思議な日」や「「もしも、もしも、もしも」を歌っていたことを想い出します。

日本でいち早くスチールドラムを使った曲や、ドラマーのつのだひろにリード・ギターを弾かせた曲があったり、と実験的な作品もありますが、今日は加藤和彦のジェイムス・テイラー風ピッキングが冴える「魔法にかかった朝」を。

このアルバムを発表後、彼はフォークという看板を下ろして新しい船出をサディスティック・ミカ・バンドで果たすことになります。森 勉



2017年7月2日(日) FIREFALL 「Livin' Ain't Livin'」

1970~80年代アメリカ西海岸発ロック/ウエスト・コースト・サウンドお好きの方は要注目!

ワーナー・ミュージックから6月28日リリースされた
<WEST COAST 1300>シリーズ。
ウエスト・コースト・ロック名盤が1,300円+税で25タイトル発売になりました。

LPでは持っているけれどCDは持っていなかった盤。
昔よく聴いていたけれどここ○○年耳にしていなかったお気に入りアルバム。
日本初CD化&近年CDが入手困難だった名作、、、etc。
早速色々買って聴き込み、懐かしい想いを抱きながら楽しんでいます。

今日はその中から特に大好きなこの1枚。
ファイアフォール『ファイアフォール』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-17750 1,300円+税)

ファイアフォールはザ・バーズ人脈で知られるリック・ロバーツ(フライング・ブリトウ・ブラザーズ在籍)を中心にした6人組バンド。7枚ほどアルバムを発表していますが、今作が1976年発表1stアルバムです。

ポップかつ切ないメロディー、爽やかな演奏、美しいコーラス・ワーク。
これこそまさに<ウエスト・コースト・ロック>!、と評したい知る人ぞ知る名盤!

マナサスに収録されていた①「It Doesn't Matter」(スティーヴン・スティルス、クリス・ヒルマン、リック・ロバートの共作)も良いですが、今日のこの1曲はかっこいい3曲目「Livin’Ain't Livin'」を。

イーグルス、ドゥービー・ブラザーズ、ポコ、CSN&Y、お好きな方は必聴!
アメリカ西海岸の心地良い風を感じさせてくれます。森 陽馬



2017年7月1日(土) Garland Jeffreys 「14 Steps To Harlem」

最近気に入ってよく聴いているロック・アルバム!

1943年ブルックリン生まれの混血シンガー・ソングライター、ガーランド・ジェフリーズ。
2017年発表アルバム『14 Steps To Harlem』。(輸入CD LUNA PARK RECORDS LP005)

滋味溢れる歌声、深みのある詞、そして活力漲るサウンド。
素晴らしい傑作ですね。

今は亡き盟友ルー・リードへ捧げたヴェルヴェット・アンダーグラウンド「Waiting For The Man」カヴァーや、ビートルズ「Help」をバラード調にしたカヴァーも良いですが、彼のオリジナル作、特にタイトル曲が聴きもの。

父親との昔の想い出が語られるように歌われる感動の1曲「14 Steps To Harlem」。

ヴァン・モリソンを彷彿とさせるソウルフルな歌声に、ルー・リードを意識したような歌い回し。
名曲! 森 陽馬


2017年6月30日(金) Nick Lowe 「Raining Raining」

ニック・ロウ約4年ぶりとなる来日公演を6月28日観てきました。

前回の来日同様、ギター1本での弾き語りでした。
クリフ・リチャードや、近年のアンコール定番曲エルヴィス・コステロ「アリソン」カヴァーを交えた渋めの選曲。
枯れた味わいの歌とギター、メロディーメーカーとしての魅力にも改めて触れる事が出来た良いライヴでした。
現在68歳、また元気に来日してほしいです!

そして良いタイミングで、長らく廃盤状態となっていたソロ初期作がリマスター&ボーナス曲追加で再発になりました。
82年の3rd『ニック・ザ・ナイフ』、83年の4th『ショウマンの悲劇』の2作品。

今回の来日公演では、この2作品からはあまり演奏されませんでした。
季節的に「Raining Raining」(『ニック・ザ・ナイフ』収録)は歌ってくれるかも?と思っていたので、ちょっぴり残念...とても大好きな''雨''の曲で、ニック・ロウ初期の名曲のひとつです。

ボーナス・トラックとして「Raining Raining」未発表デモ、既発ですが「Heart」(デモ)、「I Got A Job」を追加収録。

余談ですが、東京ローカル・ホンクのギタリスト、井上文貴さんが昔ライヴでカヴァーされていた「One's Too Many (And a Hundred Ain't Enough)」は、この『ニック・ザ・ナイフ』に収録されています。東尾沙紀


2017年6月29日(木) アイザック・ヘイズ 「SHAFT」

映画『約束の地、メンフィス ~Take Me To The River』を新宿K'sシネマにて鑑賞。

アメリカ/テネシー州にある都市メンフィス。
エルヴィス・プレスリーを輩出したサン・スタジオがあることでも知られていますね。

この映画は、アル・グリーンで有名なハイ・レコードの名曲が多数録音されたロイヤル・スタジオ等で、メンフィスゆかりのミュージシャンが世代・人種を超えてセッションを行う模様を収めたドキュメンタリー映像。

率直に言って、ソウル/ブルース好きの方は必見ですね。

白人ブルース・ロック・バンド、ノース・ミシシッピ・オールスターズのディッキンソン兄弟(ジム・ディッキンソンの息子)や、ローレンス・ブー・ミッチェル(メンフィス・ソウルの礎を築いたと言えるウィリー・ミッチェルの息子)など若い世代がサポートし、著名なベテラン・ミュージシャンとレコーディング。

メンフィスで根付く伝統的な歌と新世代の息吹が融合、新しい音楽が生まれていく過程に興奮&感動!
これが最後のセッションとなってしまったボビー"ブルー"・ブランドや元気いっぱいのボビー・ラッシュ、メイヴィス・ステイプルズ、超かっこいいチャーリー・マッセルホワイトなど見どころタップリ。

特に印象的だったのは、今作直後65歳で逝去したワウ・ギターの名手、チャールズ"スキップ"・ピッツ。
彼が出演していた1972年名ライヴ『ワッツタックス』から、アイザック・ヘイズ名曲を今日のこの1曲に。森 陽馬

★掲載ジャケットは、『ミュージック・フロム・ザ・ワッツタックス』。
(国内CD 3枚組CD UCCO-9538 4,762円+税)


2017年6月28日(水) 東北新幹線 「月に寄りそって」

待望の新装再発売です。

東北新幹線『THRU TRAFFIC』
(国内CD VIVID SOUND RATCD-4399 2,315円+税)

1982年フィリップス・レコードよりLPレコードとして発売されましたがほとんど注目されず、その後LPは廃盤。
CD化が望まれていました。

2007年やっと初CD化されましたが、それも入手困難になって久しく、うれしいうれしい再発です。
2017年最新リマスター!

東北新幹線は鳴海寛と山川恵津子の二人がプロデュースし、ギター、キーボード、ヴォーカル、コーラス、作詞・作曲・編曲を熟したユニット名。

ソフト&メロウなグルーヴを感じさせるこのアルバムのサウンドは、山下達郎の耳にも止まったらしく、彼の関連作品にも二人の名がクレジットされることになります。

山川恵津子は竹内まりやが1987年発表したアルバム『リクエスト』の中で「けんかをやめて」、山下達郎1998年作アルバム『COZY』収録「氷のマニキュア」、「月の光」にバック・コーラスとして参加。
鳴海寛は山下達郎ライヴ・ツアー『PERFORMANCE 1988~89』のリード・ギタリストに抜擢され、ライヴCD『JOY』収録の「蒼氓」、「ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラヴ・ユー」、「ゲット・バック・イン・ラヴ」、「恋のブギ・ウギ・トレイン」、「ダウンタウン」で彼ならではのギタープレイを聴かせてくれています。

残念ながら鳴海寛は2015年7月帰らぬ人となってしまいましたが、彼が24歳の時に発表した東北新幹線としてのサウンドは、鳴海寛という音楽家の素晴らしさを十分に伝えてくれるものです。

全9曲、いい曲が並んでいますが、LP時代はB面1曲目だった山川恵津子作曲・来生えつこ作詞作品「月に寄りそって」を今日のこの1曲に。森 勉


2017年6月27日(火) コーネリアス 「あなたがいるなら」

コーネリアス(=小山田圭吾)、約11年ぶりオリジナル・アルバム『Mellow Waves』が本日入荷。

コーネリアス『Mellow Waves』
(国内CD WPCL-12660 2,800円+税)

一聴した印象は、2001年作『POINT』や2006年作『SENSUOUS』よりもサウンド全体が丸く穏やかになった感じ。

タイトル『Mellow Waves』通り、甘く切ない夢・波の狭間を漂っているような1枚です。

中でも、独特な浮遊感とすきまが白昼夢を見させる1曲目「あなたがいるなら」。

坂本慎太郎が手掛けた歌詞、温かいエレピの音色が聴くほどに心に沁みてきます。

なお、坂本慎太郎は3曲目「未来の人へ」の作詞も担当。
ジャケット・デザインは小山田圭吾の叔父にあたる銅版画家・中林忠良氏によるアートワーク。
ブックレットにはLEO今井が訳した英語詞も掲載。

英詞ヴァージョンもいつか聴いてみたいですね。森 陽馬


2017年6月26日(月) Cornelius 「bird watching at inner forest」(penguin cafe mix)

久々の新作アルバムが6月28日発売、フジロック出演含め期待が高まっているコーネリアス。

RECORD STORE DAY2017にて即完売し問い合わせが多かった関連アナログ盤が少量再入荷しました。

Penguin Cafe : Cornelius 『umbrella ep』
(輸入12inchアナログ eratp096lp)

アンビエント/環境音楽的な魅力で1980年代日本でも人気を博したペンギン・カフェ・オーケストラ。
そのリーダーであったサイモン・ジェフスの息子アーサー・ジェフスが中心となり活動しているPenguin CafeとCorneliusがコラボしたEP(12インチ)です。

Penguin Cafe「Solaris」をCorneliusが新たにmixした楽曲。
コーネリアス2001年発表アルバム『POINT』収録曲「Bird Watching At Inner Forest」をPenguin Cafeがmixしたヴァージョンなど計4トラックが収録されています。

RECORD STORE DAY2017では1,000枚限定で日本には100枚ほどしか入荷しなかったと噂されているこの盤。

コーネリアス6/28新作『Mellow Waves』の世界観とも繋がるサウンド・スケープをご堪能ください。 森 陽馬


2017年6月25日(日) クロディーヌ・ロンジェ 「クリエイターズ・オブ・レイン」

今年も梅雨の季節になりました。

湿気が多く鬱陶しい時期ですが、雨に因んだ曲を探して聴いたりしていると結構気が紛れて逆に楽しくなったりするものです。

古今東西、雨の歌はたくさんありますね。
「悲しき雨音」、「恋の雨音」、「雨にぬれても」、「雨の日と月曜日は」、「雨に消えた初恋」、「雨は手のひらにいっぱい」、「雨のウエンズデー」、「雨のステイション」、「こぬか雨」、「雨の御堂筋」、「長崎は今日も雨だった」などなど、有名なところを挙げていくだけできりがないので、今日はあまり知られていない雨の歌を。

ささやきヴォーカルの極致、クロディーヌ・ロンジェが1967年に発表した2ndアルバム『恋の面影~ザ・ルック・オブ・ラヴ』には、3曲も雨関連曲が入っています。
(国内CD ユニヴァーサル 解説・歌詞・対訳付 UICY-76737 1,000円+税)

「マン・イン・ア・レインコート」、「シンク・オブ・レイン」、「クリエイターズ・オブ・レイン」。
今日はその中から「クリエイターズ・オブ・レイン」を。

曲を作ったのはスモーキーという人。
フォーク・デュオ、スモーキー&ヒズ・シスターとしてレコードも出していて、この曲もColumbiaレーベルからシングルとして発表していました。

クロディーヌのヴァージョンはカヴァーになりますが、彼女ならではのほんわかムードに包まれた1曲です。

トミー・リピューマ(プロデュース)&ニック・デカロ(アレンジ)の強力タッグによるサウンドも魅力の一つです。森 勉


2017年6月24日(土) ヴァレリー・カーター 「Birds」

2017年3月4日逝去した女性シンガー、ヴァレリー・カーター。

1996年発表アルバム『The Way It Is』に1998年発表カヴァーミニ・アルバム『Find A River』の5曲をプラス。
最新リマスタリング&高音質HQCD仕様で再CD化/初アナログ化されました。

ヴァレリー・カーター『The Way It Is/Find A River』
(国内CD 天辰保文氏による解説付 PCCY-50083 3,000円+税/国内2枚組LP PCJA-68 5,000円+税)

1977年発表1stアルバム『Just A Stones Throw Away(愛はすぐそばに)』、1978年発表2nd『Wild Child』から18年ぶりだった快作。
1994年4月ジャクソン・ブラウン来日公演にゲスト出演するなど、彼女の美しい歌声を聴けて嬉しかった当時の想いが、今回の再発に触れて甦ってきましたね。

今日のこの1曲はその『The Way It Is』からニール・ヤングのカヴァー「Birds」を。
ジェイムス・テイラー、リンダ・ロンシュタットがゲスト参加。(ニール名曲「Heart Of Gold」と同じゲスト2人!)

なお、ライナーノーツは1996年時の天辰保文氏が書いた文が再掲されていますが、そのライナーに加え天辰氏が新たに書き下ろした追悼文も添えられており、それが素晴らしい文章。
作品と併せて是非ご覧いただきたいです。森 陽馬

★掲載ジャケットは、今回初めてアナログ化された新装LPジャケット。


2017年6月23日(金) Neil Young 「Look Out For My Love」

1986年から約30回行われてきたニール・ヤング主宰チャリティ・コンサート、ブリッジ・スクール・ベネフィット。
2017年は開催されないことが発表されました。

ブリッジ・スクール公式サイトでニール・ヤングと元奥方のペギ・ヤングが今まで関わった人への謝辞を述べるとともに、個人的な理由(personal reasons)で開催しないことを明言。

超大物ミュージシャンをゲストに迎え意義あるイベントを毎年行ってきたのは本当に素晴らしいことだったのですが、なくなってしまうのは本当に残念ですね。

ニール・ヤングは2017年初旬オセアニア~アジアをライヴで廻る予定だったのですが発表前に中止。
更に、『Rock & Roll Hall Of Fame2017』4月授賞式パール・ジャムへのプレゼンター出演予定が直前病欠。
2017年内ツアーを行わないことを早々に発表、、、。

と、ニール重病説が飛び交う中、実は現在レコーディング中?!という噂や、1976年発表予定だった幻のアルバム『Hitchhiker』発売か?!などの情報もあるのです。

2017年で72歳となるニール。とにかくも元気でいて欲しいですね。

さて、発売が噂されている幻のアルバム『Hitchhiker』(ヒッチハイカー)は、スティルス・ヤング・バンド『Long May You Run』(太陽への旅路)が出た1976年頃お蔵入りとなった作品。
収録予定だった楽曲の多くは、『American Stars N'Bars』(1977)、『Comes A Time』(1978)(そしてタイトル曲「hitchhiker」は2010年作『Le Noise』)に収録されていますが、この時期の危い魅力を持ったニールの作品。改めて聴いてみたいものです。

ということで今日のこの1曲は
♪I know things are going change. But i can't say bad or good No No♪
(物事は変わっていく。でもそれが良いか悪いかは僕にはわからないんだ。)
という歌詞が出てくる「Look Out For My Love」を。森 陽馬

★掲載ジャケットは「Look Out For My Love」収録1978年発表作『Comes A Time』。


2017年6月22日(木) Tweedees 「悪い大人のワルツ」

沖井礼二&清浦夏実のユニット、Tweedees(トゥイーディーズ)。

昨日こちらで取り上げた星野みちる新作収録曲「鏡の中の私」で、作詞・作曲・プロデュースを手掛けているお二人。
ボーナス・トラック入り全9曲の最新作『ア・ラ・モード』が発売になりました。
(COCP-39984 2,200円+税)

今作も沖井さんによる躍動するメロディ&アレンジがギュッと凝縮された1枚。
押し寄せるポップな波を乗りこなす清浦さんのヴォーカルもとっても表情豊かです♪

みどりん(Drs/SOIL&''PIMP'' SESSIONS)参加、バキッとベース、オルガンも絡む①「未来のゆくえ」、PVも公開されているタイトル曲②「a la mode」...初っ端から飛ばしていて、かっこいいっ。

ピアノを主体とした「悪い大人のワルツ」がちょっぴり切なく、疾走感のある楽曲の中では特に印象的なナンバーです。

NHK Eテレで放送中『おじゃる丸』のエンディング・テーマ「プリン讃歌 -a la mode edition」も、フル・バージョンとTVサイズを両方収録。東尾沙紀


2017年6月21日(水) 星野みちる 「週一ロマンス」(佐藤清喜作曲)

星野みちる2017年オリジナル・フル・アルバム『黄道十二宮』発売記念!
MIX-CDR『22 Minutes of Michiru Hoshino』(はせはじむMIX)を店頭にて無料配布中!
←店内試聴機コーナーに置いてあります。御1人様1枚。
数に限りがございますので、配布終了の際はご了承くださいませ。

ということで、星野みちる『黄道十二宮』から今日のこの1曲。
(CD HCCD-9588 2,800円+税)

マイクロスター佐藤清喜作曲&アレンジ「週一ロマンス」、「いつかFriends Again」。杉真理作曲「Unstable Girl」。沖井礼二プロデュース曲「鏡の中の私」。辻林美穂作曲「ONE-TIME LOVE」。かせきさいだぁをfeatした「境界線上の二人」。ゲイリー芦屋アレンジによる華麗なビッグ・バンド・ジャズ歌謡「流れ星ランデブー」他全12曲。

今まで以上にアダルトな香りも感じさせるポップを聴かせる1枚。

特に、星野みちる本人が作詞・作曲し佐藤清喜がサウンドを手掛けた「キライよ」は、古内東子のソングライティングをも彷彿とさせる切ない恋愛をテーマにしたミディアム・チューン。

竹内まりや「セプテンバー」のような雰囲気がある「週一ロマンス」(佐藤清喜作曲&サウンド・アレンジ)も聴きものです。森 陽馬


2017年6月20日(火) ビーチ・ボーイズ 「I'd Love Just Once To See You」

2017年6月20日は、ブライアン・ウィルソン75歳の誕生日!
おめでとう、ブライアン!

2016年4月感動の来日公演を披露してくれたブライアンは、現在も『PET SOUNDS TOUR』継続中。
2017年7~8月ヨーロッパ、9月カナダ~アメリカ、日程がビッシリ入っています。

他サポート・メンバーやスタッフの協力があってこそとはいえ75歳にしてこの意欲。本当に凄いなぁ。
心身共健やかに、末永く活動してもらいたいですね。

ということで、今日のこの1曲はブライアン・ウィルソン作を。

2017年7月5日発売される『Sunshine Tomorrow ~ビーチ・ボーイズ1967』からこの1曲。
(国内CD ビーチ・ボーイズ『サンシャイン・トゥモロウ ~ビーチ・ボーイズ1967』 UICY-1560 3,600円+税)

1966年『PET SOUNDS』後、「Good Vibrations」ヒットはあったものの『SMiLE』制作を断念したビーチ・ボーイズ。
1967年リリースした『Smiley Smile』(1967年9月発表)と『Wild Honey』(1967年12月発表)の初公開ステレオ・ヴァージョンからアウトテイク、別ヴァージョン、貴重ライヴ音源等多数収録した全65トラック2枚組CDが今作。

力強さを増したカールの歌声が映えるこの当時のライヴ音源、とても楽しみですが、初公開となる『Wild Honey』ステレオ・ヴァージョンも注目です。

「I'd Love Just Once To See You」は、『SMiLE』の残り香 or 次作『Friends』の予兆も感じさせる隠れた名曲。
心地良さと切なさが同居したハーモニー。この時期のブライアンらしいナンバーです。森 陽馬


2017年6月19日(月) 寺尾紗穂 「九年」

PET SOUNDS RECORD推薦女性シンガー・ソングライター、寺尾紗穂。

通算8作目となる新作オリジナル・アルバム『たよりないもののために』が6月20日(火)入荷予定です。

寺尾紗穂『たよりないもののために』
(6月21日発売 PCD-28039 2,800円+税)

当店のみの先着特典として、写真家:大森克己氏が手掛けたジャケット・デザインのマグネット。
更に当店恒例・寺尾紗穂最新インタビュー・リーフレットをお付けいたします。

なお、インタビュー・リーフレットはお買い上げでなくても店頭でフリーペーパーとしてお持ちいただけます。
寺尾紗穂を知らない方にもご覧いただいて、今作を是非聴いていただきたいですね。

なお、寺尾さんもおっしゃっているように、『たよりないもののために』は<弱者のための歌>ではありません。

様々な『たよりないもの』、永遠に続くと思えるけれど実は脆く儚いもののために、♪夢を見る♪、♪命を賭ける♪人々のダンスが続いていく様、信じる力が描かれている歌だと思われます。

尾崎翠が書いた詩に曲を付けた「新秋名果」。
更にその尾崎翠『歩行』の一場面を詩にした「柿の歌」。
今作の要と僕は感じている9曲目「九年」。

彼女の凛とした眼差しが歌を通して伝わってくる全10曲、ご堪能ください。森 陽馬


2017年6月18日(日) The Strypes 「Consequence」

フジロック'17、11月のジャパン・ツアーも控えている、アイルランド4人組バンド、ザ・ストライプス。

デビューして4年、20歳前後と若い彼らの新作『スピッティング・イメージ』がリリースになりました。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 デラックス・エディション UICR-9039 2,800円+税)

ブルース&ロックンロールな1作目、90年代ロック寄りの2作目に続く、イーサン・ジョンズ・プロデュースによる2年ぶりの3作目は、パンク/ニューウェイブに影響を受けたポップなアルバムに。

歌いまわしやキーボードの音が、エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズを彷彿とさせる2曲目「Consequence」、続く3曲目「(I Need A Break From) Holidays」もスクイーズだったりと...聴かれる方によっては懐かしさを感じさせるかもしれません。

その他にもザ・ラーズ、ブルース・スプリングスティーンなどを制作中に聴いていたようで、新曲にはその影響が表れています。

日本独自企画のデラックス・エディションは紙ジャケット仕様/ポスター封入、ボーナス・トラック5曲を追加。

その中には、ニック・ロウ作、コステロの歌唱で知られる「(What's So Funny 'Bout)Peace Love And Understanding」のイキのいいカヴァーも収録されています。東尾沙紀


2017年6月17日(土) サム&デイヴ 「ソウル・マン」

1960年代中期から後期にかけて、ヒット・チャートを賑わせてくれたR&Bデュオ、サム&デイヴ。

今でも無性に聴きたくなる時があります。

「You Don't Know Like I Know」、「Hold On I'm Comin'」、「You Got Me Hummin'」、「When Something Is Wrong With My Baby」、「I Thank You」、「Soul Sister, Brown Sugar」、etc・・・。

<ダブル・ダイナマイト>と呼ばれた二人の熱唱が全20曲収録されているベスト盤が低価格で出ました。

サム&デイヴ『プラティナム・コレクション』
(国内CD 解説・歌詞付 ワーナー WPCR-26234 1,300円+税)

今日はこの中から、サム&デイヴ最大のヒットとなった1967年秋発売「ソウル・マン」を。

彼ら初のナンバー1ヒットになるか?という感じで全米チャートを上昇しましたが、ルル「いつも心に太陽を」(To Sir With Love)に阻まれて、惜しくも3週連続第2位が最高位でした。

ちなみにR&Bチャートでは、この曲と「ホールド・オン・アイム・カミン」が第1位に輝いています。

キレのあるギターリフに乗って、二人のヴォーカルがスリリングに絡み合う名曲ですね。森 勉


2017年6月16日(金) Jesse Ed Davis 「Kiowa Teepee (Washita Love Child)」

南部ロック、スワンプ/ブルース好きの方要チェック!
ジェシ・エド・デイヴィスの新しい編集盤CDが発売されました。

ジェシ・エド・デイヴィス『Red Dirt Boogie』
(国内仕様CD 日本語解説付 BSMF-7531 2,750円+税/輸入盤 Real Gone Music RGM-596)

1944年アメリカ/オクラホマ州生まれ、インディアンの血を引くネイティヴ・アメリカン・ギタリスト。
60年代後半ザ・バンドやレオン・ラッセルと交流し、タジ・マハールのバンド、ライジング・サンに加入。
(その頃のジェシ・エドの映像をローリング・ストーンズ『ロックンロール・サーカス』で見れますね。)

セッション・プレイヤーとしてアルバート・キングやロジャー・ティルソンの作品に参加した後、ATCOレーベルと契約・発表した2作、1970年1stアルバム『Jesse Davis』、1972年2ndアルバム『Ululu』に入っている楽曲をほぼ全曲収録し、未発表トラックを2曲追加したCDがこの盤です。

ジェシ・エドの味わい深いスライド・ギター&渋い歌声もさることながら、芳醇なグルーヴ感溢れるバック演奏がとにかく聴きもの!

ドクター・ジョン、エリック・クラプトン、ジム・ケルトナー、ドナルド・ダック・ダン、ベン・シドラン、レオン・ラッセル、グラム・パーソンズ等この時代でしか出せない豊かなサウンド。
EPICからの73年発表3rdも良作ではありますが、ジェシ・エドと言えばやはりこの2作だなと改めて実感。

なお、この編集盤は1st&2ndの曲順通りでなく、2ndに入っていた「Oh Susannah」は何故か未収録。
しかしながら、その2作には入っていなかった未発表トラックが2曲追加で収録されています。

まず1曲は「RockN Roll Gyipsies」(Unreleased basic Track)で、コーラスが入っていないヴァージョン。
そしてもう1曲は「Kiowa Teepee」という曲で、1st収録曲「Washita Love Child」インスト・ヴァージョン。

特に「Kiowa Teepee」は、冒頭にインディアン的民族リズムが入ってから曲へなだれ込んでいくトラック。
エリック・クラプトンが弾いている(と思われる)後半のギター・ソロも存分に堪能できます。森 陽馬


2017年6月15日(木) チャック・ベリー 「Lady B. Goode」

2017年3月18日、90歳で逝去したロックンロールの祖、チャック・ベリー。

1979年『Rock It』以来約38年ぶりとなるオリジナル・アルバムが発売されました。

チャック・ベリー『CHUCK』
(国内CD 英文ライナー訳・歌詞・対訳付 2,600円+税)

「どんな作品か?」と問われれば、「まさにチャック・ベリー!」としか答えられない1枚。

チャック・ベリー以上でもなければ、チャック・ベリー以下でもない。
チャック・ベリーそのもの、といった全10曲。

6曲目「レディー・B.グッド」は、曲名通りチャック代表曲「ジョニー・B.グッド」の続編と言えるナンバー。

イントロのギターも、曲調も、歌い回しも「ジョニー・B.グッド」とほとんど一緒。
今まで何度も聴いてきたフレーズなのに、というか聴いてきたからこそ、心体が熱くなり、頬が緩んでくる1曲。

チャック・ベリーの息子チャック・ベリーJr、チャック・ベリーの孫にあたるチャック・ベリー3世がギターで参加。
他楽曲ではチャック・ベリーの娘イングリッド・ベリーもハーモニカ/ヴォーカルで花を添えています。森 陽馬


2017年6月14日(水) ジェフリー・フォスケット 「She Knows Me Too Well」

ジェフリー・フォスケットの新しいCD『ユー・リマインド・ミー・オブ・ザ・サン』が発売になりました。

ジェフリー・フォスケット『You Remind Me of The Sun』
(国内CD 長門芳郎氏解説付 VSCD-3953 2,315円+税)

『クラシック・ハーモニー』(2015年12月発売)、『ベスト・オブ・ジェフリー・フォスケット』(2016年3月発売)に続く、ジェフリーが過去発表した作品からチョイスした楽曲に新録音を加えた編集盤です。

今回は新録音3曲、日本初登場レア音源2曲に、1996年日本盤でも発売になったソロ・デビュー・アルバム『スルー・マイ・ウインドウ』から7曲ほか全17曲が収録されています。

1990年代に出たジェフリーのCDは現在入手困難になっているので、このような形で日本発売され、ビーチ・ボーイズ・テイストのさわやかなハーモニーとサウンドがたっぷり味わえるのはうれしいことです。

本来はゆっくりスタジオに入り新しい作品をたくさん作ってほしいのですが、マイク・ラヴとブルース・ジョンストンによるビーチ・ボーイズのサポート・バンド中心人物として、ハードなツアーが続いているにで致し方ないところです。

アナログ7インチ・レコードで先行発売されていた山下達郎カヴァー「JODY」(ジェフリーの伸びやかなヴォーカルが魅力)や、2000年アメリカABCテレビで放映されたビーチ・ボーイズを題材としたドラマのクロージング・テーマ・インスト曲「An American Family Theme」も気になりますが、今日はビーチ・ボーイズのアルバム『トゥデイ』収録ミディアム・バラード隠れ名曲「シー・ノウズ・ミー・トゥ・ウェル」のナイス・カヴァーを。

1996年のある日、1時間ほどの短い時間で録音されたそうです。
ブライアン・ウィルソンが1999年にソロ・ツアーを始めるにあたってジェフリー・フォスケットを自分のバンドに招き入れたのは、こんなビーチ・ボーイズ愛に溢れたカヴァーを聴いたからかもしれませんね。森 勉


2017年6月13日(火) 寺尾紗穂 「雲は夏」

夏を感じさせる曲、来週発売される当店オススメのアルバムから紹介しましょう。

寺尾紗穂『たよりないもののために』
(6月21日発売 PCD-28039 2,800円+税)

当店がデビュー時から応援している女性シンガー・ソングライター、寺尾紗穂。

山下達郎が在籍していたシュガー・ベイブのベーシスト寺尾次郎の娘であり、現在は文筆家としても広く知られる存在となった彼女。
2015年『楕円の夢』、2016年『わたしの好きなわらべうた』に続く通算8作目となるオリジナル・アルバムです。

尾崎翠の詩に曲をつけた楽曲「新秋名果」、植本一子が書いた文章を歌詞にして歌った「孤独な惑星」など他人が手掛けた詞もありますが、紗穂さん自身が書いた歌として<ふとした日常から過去を追憶する>というテーマを感じさせる全10曲。

今日のこの1曲は2曲目に収録されている「雲は夏」。
あだち麗三郎、伊賀航によるリズム隊、蓮沼執太による編曲が躍動感を感じさせるナンバー。

なお、当店のみの特典としてオリジナル・マグネット付。
寺尾紗穂さん独占インタビュー・リーフレットもお付けできる予定です。森 陽馬


2017年6月12日(月) 山下達郎 「Lightning Boy」

山下達郎『COME ALONG 3』が8月2日発売決定いたしました。
(山下達郎『COME ALONG 3』 WPCL-12690 2,200円+税)

山下達郎の名曲に小林克也のDJが入り、ノンストップで聴かせる『COME ALONG』シリーズ。
1980年にVol.1、1984年にVol.2が発売されてから約33年ぶり!第3弾!

ジャケット・イラストは鈴木英人が担当。
2016年夏シングル・リリース「Chee Up! The Summer」、人気曲「高気圧ガール」、「The Theme From Big Wave」、「さよなら夏の日」など夏を感じさせる楽曲(12曲収録予定)が、どのような流れで繋がっているのでしょうか。
今夏のドライヴ・ミュージックとして欠かせない1枚となりそうです。

達郎さんの曲は夏の歌でなくても夏を感じさせる楽曲が色々あって、僕にとってのそれは「僕の中の少年」だったりするのですが、今日のこの1曲は2005年作『ソノリテ』(WPCL-10229 2,913円+税)から個人的にそんな夏イメージを抱かせる「Lightning Boy」を。

難波弘之が弾くピアノ・イントロから今は亡き青山純のドラミング。
躍動感ある演奏、伸びのある歌声、そして現在はツアーメンバーから退いた土岐英史によるソプラノ・サックス・ソロ。

『COME ALONG 3』に『ソノリテ』から1曲入るとしたら「太陽のえくぼ」でしょうが、初夏を前にした心のざわめきを"虹を抱き光を束ねる"少年へ託した「Lightning Boy」も他の夏曲とのミックスで聴いてみたいですね。森 陽馬


2017年6月11日(日) Tedeschi Trucks Band 「I Want More (Soul Sacrifice Outro)」

現代アメリカン・ロック・バンドの中でも5指に入る存在と言っていいでしょう。
スーザン・テデスキとデレク・トラックス、世界最強のギタリスト夫婦を中心としたテデスキ・トラックス・バンド。

彼らのライヴ盤『Live From The Fox Oakland』が好評発売中です。
(輸入2CD+Blu-ray Fantasy/Concord FAN00110)

国内盤も2枚組CDで発売されていますが、輸入盤にはその2CDにライヴ映像DVDorBlu-rayが付属。
内容充実の映像なので輸入盤がオススメですね。
オリジナル以上に飛躍していくライヴ演奏が存分に堪能できます。

デレク&ドミノス「Keep On Growing」カヴァーのデレク圧巻ギター・ソロも聴きものですが、今日のこの1曲は、サンタナ「Soul Sacrifice」へラストなだれ込んでいく演奏が素晴らしい「I Want More」を。

なお、テデスキ・トラックス・バンドの魅力が伝わる作品ではありますがただ一つ不満な点は、「With A Little Help From My Friends」(ビートルズ・カヴァー)が収録されていないこと。

2016年4月来日公演でもアンコールラストで披露され、ツアーの目玉(とあえて断言したい)だったこの名カヴァーが入っていないのは納得いかないなぁ、、、。
ジョー・コッカーばりにシャウトするスーザンの熱唱をもう一度生で聴きたいですね。森 陽馬


2017年6月10日(土) Robyn Hitchcock 「Detective Mindhorn」

2016年10月、10年ぶりの来日を果たしたイギリス出身シンガー・ソングライター、ロビン・ヒッチコック。

ソフト・ボーイズから約40年...現在もコンスタントに作品を発表している彼のソロ21枚目で、初のセルフ・タイトルを掲げた最新作『ロビン・ヒッチコック』がリリースになりました。
(輸入国内仕様 日本語解説付 BSMF-6109 2,300円+税)

現在住んでいるナッシュヴィルで録音された今作の楽曲は全曲自身によるオリジナル曲。
アメリカのポップ系シンガーソングライター、ブレンダン・ベンソンが共同プロデュースを務めています。

「ソフト・ボーイズ的なアルバムを...」というブレンダンの勧めもあったそうで、ペダル・スティールを取り入れたルーツ・ロック・ナンバーも織り交ぜつつ、近年では最もポップな作品となっています。

父親のことを歌った「Raymond And The Wires」、昨年の来日公演にも参加したオーストラリアの女性シンガー、エマ・スウィフト&ウィルコのパット・サンソンがコーラスで参加したちょっと切ない「SAYONARA Judge」、ギリアン・ウェルチがコーラス参加した「Autumn Sunglasses」などなど。

ブレンダンの色も滲ませる「Detective Mindhorn」も、今作では一番メロディアスで耳に残る1曲です。

なにげに猫ジャケなのも良いですね。東尾沙紀


2017年6月9日(金) ガリヴァーズ・ピープル 「オン・ア・デイ・ライク・ディス」

当店地下アゲインにて年5回ほど行われている爆音でオールディーズを楽しむ会<出張ブランディン>でおなじみの宮治淳一氏が監修・選曲をした『ソフト・ロック・ナゲッツ』シリーズ。今日はVol.4です。

『Vol.1』~『Vol.3』はアメリカ産ソフト・ロックでしたが、『Vol.4』はほぼイギリス産で構成されています。

『リッスン・トゥ・ミー ~ソフト・ロック・ナゲッツ Vol.4』
(国内CD 解説・歌詞付 ワーナー WPCR-17624 1,600円+税)

店でかけていて、お客様の反応が一番あるのがこのVol.4かもしれません。

「サンディ」(スウィンギング・ブルー・ジーンズ)、「サイレンス・イズ・ゴールデン」(トレメローズ)、「サンシャイン・ボーイ」(ヴィッキー ~パレード『サンシャイン・ガール」カヴァー)、「エヴァーラスティング・ラヴ」(ラヴ・アフェア)、「笑ってローズマリーちゃん」(フライング・マシーン)など、キャッチーな曲があちこちに散りばめられているからかもしれません。

レア曲も満載で日本初CD化9曲、世界初CD化4曲を収録。
今日はその中から世界初CD化のガリヴァーズ・ピープル「オン・ア・デイ・ライク・ディス」を。

今回初めて聴いた曲ですが、なかなかイイ曲です。
1968年パーロフォン・レーベルから出たこの曲のプロデューサー&アレンジャーは、ビートルズのレコーディング・エンジニアとしても活躍したノーマン・スミス。70's前半ハリケーン・スミスの名前でヒット曲を出した人です。

こんな曲が聴けるなんて、『ソフト・ロック・ナゲッツ』サイコー!
このシリーズ4枚で全96曲。当分楽しめそうです。森 勉


2017年6月8日(木) 大瀧詠一 「恋の汽車ポッポ」

日本ロック/フォーク史に残る名作を多数輩出した名レーベル、ベルウッド・レコード。
2017年で設立45周年を迎えるのを記念して、7インチ復刻シリーズがリリースされます。

まずは第一弾3種が7月19日発売。(完全限定アナログ盤 各1,852円+税)
・(EP)大瀧詠一『恋の汽車ポッポ/それはぼくじゃないよ』
・(EP)大瀧詠一『空飛ぶくじら/五月雨』
・(EP)細野晴臣『恋は桃色/福は内鬼は外』

カッティングはオリジナル・マスター・テープから行い、国内限定プレス。
入荷枚数が確定していないため、入荷が予約数を下回った場合は予約先着順とさせていただきます。
ご了承くださいませ。

今日のこの1曲&掲載ジャケットは、大瀧詠一『恋の汽車ポッポ/それはぼくじゃないよ』。
(オリジナル発売日:1971年12月10日(BS-1465) /2017年7月19日再発盤:FJEP-1001 1,852円+税)

はっぴいえんど『風街ろまん』発売直後に、キング・レコードからリリースされた大瀧詠一初ソロ・シングル。
オリジナルEPは中古市場で○万円以上の値が付いている希少盤です。

なお、はっぴいえんど1st(ゆでめん)と2nd『風街ろまん』のアナログLPとカセット・テープも7月19日リイシューされる予定になっています。森 陽馬


2017年6月7日(水) Sting 「Fragile」

2017年6月6日スティング日本武道館公演を見てきました。

2016年発表作『ニューヨーク9番街57丁目』が素晴らしいアルバムだったので、久々の公演見ておこうかな、くらいの気軽な感じで会場へ向かいましたが、正直言って圧倒されてしまいましたね。

今年で66歳になるとは思えないほどの活力及び瑞々しさ、そしてポリス時代からのヒット曲が持つ力強さ。

客層は40~50代が多かったのですが、コンサートを見る前と後とでは、目の輝きが皆変わっていましたからね。
スティングの音楽に魅せられたことがある人ならば、何かしら触発されるものを感じられると思います。
6月8日日本武道館、6月10日大阪公演、おそらく当日券もあるでしょうから、気になっていた方は是非。

♪That Nothing Comes From Violence And Nothing Ever Could♪(暴力からは何も生まれない)
<Sting「Fragile」歌詞より>

かっこいい演奏、懐かしい名曲、印象深い歌、、、。
セットリストは幅広い選曲で心躍る瞬間が何度もありましたが、スティングの静かなるメッセージが込められた「Frafile」を今日のこの1曲に。森 陽馬


★掲載ジャケットは「Fragile」収録ベスト盤
(スティング『ベスト・オブ・25イヤーズ』 国内CD 2枚組全31曲収録 UICY-10018 3,333円+税)


2017年6月6日(火) Mari Wilson 「I Couldn't Live Without Your Love」

80年代のビーハイブ(蜂の巣)ヘアといえば、この人!

トット・テイラーが設立したコンパクト・オーガニゼーションから、80年代初頭シングル・ヒットも出したイギリスの女性シンガー、マリ・ウィルソン。

現在もキラキラとゴージャスな佇まいは変わらない彼女も今年で63歳。
本国では2016年に発表された最新作『Pop Deluxe』の国内盤がリリースされました。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 HYCA-3060 2,400円+税)

今作では、60年代を代表するイギリスの女性シンガーが歌った楽曲を取り上げています。

サンディ・ショウ「恋のウエイトリフティング(Always Something There To Remind Me)」、ダスティ・スプリングフィールド「恋の面影(The Look Of Love)」や「I Just Don't Know What To Do With Myself」、シラ・ブラックもヒットさせた「恋するハート(Anyone Who Had A Heart)」など、バカラック作。

どちらもペトゥラ・クラークによるヒット曲で、トニー・ハッチ&ジャッキー・トレント作「I Couldn't Live Without Your Love」、「天使のささやき(Don't Sleep In The Subway)」は、彼女の朗らかな歌声にぴったり♪

80年代の頃の彼女を彷彿とさせる、打ち込みを主体としたアレンジでカヴァーしています。

長門芳郎さんの解説、多屋澄礼さんによる歌詞対訳付です。東尾沙紀


2017年6月5日(月) コングリゲイション 「Sun Shines On My Street」

毎週日曜日の夕方、ラジオ日本で放送されている『ラジオ名盤アワー』DJを担当している宮治淳一氏が、監修・選曲を担当した『ソフト・ロック・ナゲッツ』シリーズ。
今日はVol.3です。

『バースデイ・モーニング ~ソフト・ロック・ナゲッツ Vol.3』
(国内CD 佐野邦彦氏による解説・歌詞付 WPCR-17623 1,600円+税)

今作も素晴らしいバランスで選曲された全24曲。
センスの良いカフェのBGMとして店内に流れていたら気持ちいいだろうなぁ~、というキース、サンシャイン・カンパニー、アソシエイション、ソルト・ウォーター・タフィー、ミレニウム、アニタ・カー・シンガーズ、スパイラル・ステアケース、ポール・ウィリアムス等々。

カーペンターズで大ヒットした「ハーティング・イーチ・アザー」はニック・デカロのアレンジが冴える1969年のルビー&ザ・ロマンティックスで聴けますし、ブライアン・ウィルソンとビリー・ヒンチが共作したディノ・デジ&ビリー「レディ・ラヴ」も入っています。

コングリゲイション「サン・シャインズ・オン・マイ・ストリート」は1969年ジュビリー・レーベルから出たシングルB面ですが、何度も繰り返して聴きたくなる爽やかなハーモニーが印象的です。世界初CD化曲! 森 勉


2017年6月4日(日)オールマン・ブラザーズ・バンド「誰かがわるかったのさ」(Done Somebody Wrong)

グレッグ・オールマンが亡くなった、という報が伝わってきたのは先月5月28日(日)でした。
(5月27日ジョージア州サバナの自宅にて逝去 享年69歳)

オールマンを店で聴いたり、夜中にグレッグのソロを聴いたり、思いついた時にグレッグが関わった作品を聴き、じわじわと寂しさが広がってきているのは僕だけではないと思います。

サザン・ロックの代名詞とも言えるオールマン・ブラザーズ・バンドは、まさにアメリカン・ロックを体現してきたバンドだったのだな、と今更ながら実感。

また、1971年若くして亡くなったデュアン・オールマンばかりが神格化されているものの、グレッグこそがオールマン・ブラザーズ・バンドそのものだったのだ、という当たり前なことも、改めて思い知らされた気がします。

そして、狼が吠えるような雄々しい歌声。その奥にある優しさがサザンの魂だったのだな、ということも、、、。

デレク・トラックス(テデスキ・トラックス・バンド)も、ウォーレン・ヘインズ(ガヴァメント・ミュール)も、オールマンの楽曲をやっていないけれど、これからはオールマンでやっていた曲を引き継いでいって欲しいですね。

今日のこの1曲は、オールマン代表作『フィルモア・イースト・ライヴ』から、エルモア・ジェイムスのカヴァー「Done Somebody Wrong」(誰かが悪かったのさ)を。森 陽馬

★掲載ジャケットは、オールマン・ブラザーズ・バンド1971年発表作『フィルモア・イースト・ライヴ』。
(国内CD 期間限定特別価格盤 解説・歌詞・対訳付 UICY-78292 1,380円+税)


2017年6月3日(土) ブルーズ・ザ・ブッチャー 「Rock My Blues Away」

名前が陽馬なので<馬ジャケ>。
昔から見つけるとついつい手にしてしまいますが、馬のお尻のアップは初めてかも、、、。

ブルーズ・ザ・ブッチャー+うつみようこ『ロッキン・アンド・ローリン』
(国内CD PCD-18823 2,778円+税)

永井ホトケ隆、沼澤尚、中條卓、KOTEZによる日本人ブルース・バンド、ブルーズ・ザ・ブッチャー。
うつみようこ(元メスカリン・ドライヴ~ソウル・フラワー・ユニオン)をfeatした10周年記念アルバムが発売。

通算8作目となる今作のテーマは<テキサス>。
アメリカ南部産味わい深いテキサス・ブルースを結成当初のコンセプトそのまま、オーバーダブなし一発録り。

今日のこの1曲は、9曲目「Rock My Blues Away」。
クラレンス・ゲイトマウス・ブラウンのロッキン&ファンキーな味はそのままに、彼ららしいグルーヴ感あるアレンジで料理。

なお、この馬ジャケットは、ミュージシャンのイラストを多く手掛け<放蕩画伯>の異名を持つイラストレーター、久原大河氏が描いています。森 陽馬


2017年6月2日(金) アンクル・サウンド 「ビヴァリー・ヒルズ」

「ハード・ロック・カフェがあるなら、ソフト・ロック・カフェも作ってみたい!」
という夢を持っているソフト・ロック愛溢れる宮治淳一氏が監修・選曲をした『ソフト・ロック・ナゲッツ』シリーズ。

今日はそのVol.2を紹介したいと思います。

『イッツ・ア・ハプニング・ワールド ~ソフト・ロック・ナゲッツVol.2』
(国内CD 佐野邦彦氏解説・歌詞・対訳付 WPCR-17622 1,600円+税)

1曲目からつかみバッチリです。
1966年4月に発売されたブルース&テリー「Don't Run Away」。
ヒットはしませんでしたが、心に残る名曲です。

1966年1月にビーチ・ボーイズのメンバーとして来日したブルース・ジョンストンは、ジャパン・ツアーが終了し他メンバーが帰国する中、日本に留まり日本コロンビアのスタジオで何かを録音したという記事が当時の音楽雑誌に掲載されていました。
その何かがこの「Don't Run Away」の中に使われていたら、、、素敵なことです。

その他、サジタリアス、サークル、ペパーミント・レインボー、クリッターズなど常連の中に、無名ながらモーニング・グローリーズ、ブレイズ・オブ・グラス、ガス・カンパニー、ゲイツ・オブ・イーデン、アザー・ヴォイシズ、コングリゲイション等の感じの良いレアものも多数含まれています。

今日のこの1曲は、シールズ&クロフツ結成前にジミー・シールズがアンクル・サウンド名義で1968年にワーナーから出した「ビヴァリー・ヒルズ」。プロデュースはリチャード・ペリー。森 勉


2017年6月1日(木) トロンボーン・ショーティ 「Here Come The Girls」

年の変わり目。新しい月の始まり。
区切りの最初には、フレッシュな新作を聴きたくなります。

梅雨・初夏の到来を感じさせる今日は、ニューオリンズ新世代、トロンボーン・ショーティの新作から。

トロンボーン・ショーティ『Parking Symphony』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック2曲追加 解説・歌詞・対訳付 UCCQ-1069 2,500円+税)

1986年ニューオリンズ出身トロンボーン奏者&シンガー、トロイ・アンドリュースことトロンボーン・ショーティ。
ラファエル・サディークプロデュースでVerveから発表した2013年作『Say That To Say This』から3年半ぶり。
ブルーノート移籍第1弾リリースとなるアルバムが今作です。

白人シンガー/プロデューサー、Chris Seefriedによるプロデュース。
ニューオリンズ・ルーツと新味が融合した仕上がりですが、ちょっときれいにまとまり過ぎかな、という印象。
トロンボーン・ショーティはライヴが素晴らしいのですが、それがCDだと伝わりにくいですね。

大好きな1曲ミーターズ「It Ain't No Use」のカヴァーは、オリジナル後半のジャム&ドラムソロが聴きどころ&かっこいいのに、その部分はオミットして約4分で終わってしまうという中途半端さ。(アレンジは良いんだけど...)

2015年11月逝去したアラン・トゥーサン作カヴァー「Here Come The Girls」の方を今日のこの1曲に。森 陽馬


2017年5月31日(水) 大滝詠一 「夜明け前の浜辺」

ナイアガラ・レーベルとファッション・ブランドSHIPSによる限定コラボ商品。
『NIAGARA×SHIPS COLLAVOX』(EP+Tシャツ+ポストカード+BOX 8,000円+税)
PET SOUNDS RECORDにも入荷いたしました!

ナイアガラファンには御馴染みWORKSHOP MU!中山泰氏によるデザインのオフィシャル・リリース。
大滝詠一「ナイアガラ・ムーンがまた輝けば/夜明け前の浜辺」アナログ盤はこのBOXでしか手に入りません。


当店にてお買い上げの方先着で、オリジナルで制作したオマケもご用意しております。
(SHIPS側から正規にご承諾いただきました)

Tシャツの質はもちろんのこと、アナログ盤もプレスやカッティングにこだわり、『DEBUT AGAIN』、『NIAGARA 45RPM VOX』も手掛けたマスタリングの巨匠ティム・ヤングが担当。

多少値が張りますが、質を重視してのこの価格。
3,000セット完全限定。特殊な仕様のため再生産はまずないとのことです。
ご入用の方はお早めに。

なお、Tシャツ(S,M,L)はアメリカ・サイズで大きめな作り。以下ご参照ください。
Sサイズ身幅45cm、肩幅43cm、着丈65cm、袖丈17cm
Mサイズ身幅51cm、肩幅49cm、着丈71cm、袖丈19cm
Lサイズ身幅56cm、肩幅55cm、着丈75cm、袖丈20cm

今日のこの1曲は、SHIPSとのコラボということで、SHIPS=船のイメージから波の音が入っているB面「夜明け前の浜辺」を。森 陽馬


2017年5月30日(火) Looking Glass 「Brandy」

現在公開中の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』を先日鑑賞しました。

暴れん坊のアライグマに、木のヒューマノイド...
宇宙のはみ出し者達の冒険を描いた、アメコミらしいエンターテイメント作品続編です。

2014年公開1作目(
2014年9月29日今日のこの1曲で取り上げました)以上にスケールの大きなストーリーでしたが、そんな中にも友情や親子愛など人間的なドラマも描かれ、笑いあり、涙あり、ヘンテコだけど愛らしいキャラクター共に今回も楽しめました。

1作目で主人公が母親の形見として肌身離さず持ち歩いているカセット・テープ。
今作でもカセットに収められた様々な楽曲が登場します。

ELO「Mr.Blue Sky」、ジョージ・ハリスン「My Sweet Lord」、サム・クック「Bring It On Home To Me」、シルヴァー「恋のバンジャガラン」、グレン・キャンベル「Southern Night」、フリートウッド・マック「The Chain」、キャット・スティーウンス「Father And Son」等。

特にLooking Glass「Brandy」が劇中では台詞にも登場し、過去と今を結ぶ1曲として印象的に使われています。

主人公のソニーのカセットウォークマンが最終的にあぁなってしまうのは少し寂しくも感じましたが、次回作もどんな曲が使われるのか楽しみです。

掲載ジャケットは、上記の楽曲他を収録した全14曲収録サウンド・トラック。
(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:オーサム・ミックス Vol.2』 国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICH-1007 2,500円+税) 東尾沙紀


2017年5月29日(月) グレン・キャンベル 「ゲス・アイム・ダム」

コンピレーションCD『ソフト・ロック・ナゲッツ』がワーナー・ミュージック・ジャパンより4種、5月31日発売されます。

監修・選曲は<日本一のレコード大好き男>を自称し、ソフト・ロックも大好きな宮治淳一氏。
ワーナー音源だけでなく、ソニー及びユニヴァーサル音源もライセンスし収録されているので、とても充実した内容になっています。

Vol.1からVol.4まで各24曲収録。
解説は通の音楽雑誌『VANDA』を編集していたソフト・ロック・マスター佐野邦彦氏。

発売直前ですが、まずは『ソフト・ロック・ナゲッツVol.1~シルヴァー・アンド・サンシャイン』を紹介しましょう。
(国内CD ワーナー 解説・歌詞付 WPCR-17621 1,600円+税)

アソシエイション、ハーパース・ビザール、トーケンズ、ヴォーグス、ハプニングス、サンドパイパーズ、ロジャニコ、トレイドウィンズなどメジャーものに加えて、サイドキックス、パット・シャノン、プアー、コロナドスなどあまりお目にかかれなかった楽曲がうまく配されていて、実に気持ち良く聴ける1枚です。

1曲選ぶのはかなり難しいところですが、今日は2曲目に入っているグレン・キャンベル「ゲス・アイム・ダム」を。

ビーチ・ボーイズのライヴ・ツアーにブライアン・ウィルソンの代わりに参加してくれたグレンへお礼を込め贈られた曲と言われています。
1965年6月Capitol5411としてシングル発売されましたが、残念ながらヒット・チャートには顔を出しませんでした。

ブライアンとラス・タイトルマンの作。
ホーンやストリングスも使われ、『ペット・サウンズ』に繋がっていく雰囲気が感じられるサウンドです。
バック・コーラスにはハニーズ参加。森 勉


2017年5月28日(日) ビートルズ「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」

出ました!
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』50周年<6枚組スーパー・デラックス>BOX!!
(国内CD UICY-78342 18,000円+税)

4枚のCDとブルーレイ&DVD各1枚。
一応全部見聞きしました。
(5.1chサウンドは装置がないため未聴ですが)

やぁ、やっぱり凄いアルバムです。
今回は『メイキング・オブ・サージェント・ペパーズ』という1992年に制作された約50分ほどの映像も付いているので、より深くそのサウンドを理解できます。

コンソールの前で音を操作しながら解説してくれるジョージ・マーティンに、ビートルズ・サウンドへの心のこもった愛情を感じました。
ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』の話も出てきて、ブライアン・ウィルソンも登場しますのでお見逃しなく。

さて、本題の音ですが、今回の<ニュー・ステレオ・ミックス>。
素晴らしいと思います。

ひとつひとつの音の粒立ちが良く、50年の時を経て世紀の名盤が理想のステレオになったような気がします。

まずは1曲目「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」。
ヴォーカルを真ん中に定位したことは大正解。
ライヴ仕立ての雰囲気がより高まり、この曲が持っている独特のワクワク感が増幅しています。森 勉


2017年5月27日(土) ジョー・バルビエリ 「ありふれた場所 (Un Posto Qualunque)」

優しい陽射しが降り注ぎ、心地良い風が穏やかに薫る1日。

暑くもなく寒くもない陽気の日本晴れ昼下がり。
この1枚を聴いていると、普段見慣れている景色、ありふれた場所もより輝いて見えるようになります。

ジョー・バルビエリ『折り紙 (origami)』
(国内CD ボーナス・トラック追加収録 解説・歌詞付 RPOP-10023 2,500円+税)

ジョー・バルビエリは、イタリア/ナポリ出身1973年生まれの男性シンガー・ソングライター。
゛イタリアのカエターノ・ヴェローゾ”とも評されるサウンド・センス&情感溢れる歌声が魅力のアーティスト。

2017年発表作は日本文化と自然の調和、そして儚くも美しい折り紙(origami)の世界を表現した全12曲。

ナポリ&コペンハーゲン録音、ボッサ、マヌーシュジャズ、クラシック、バンドネオン等の音楽要素をブレンドし、地中海フレイヴァーをまぶした極上の音世界。

1960年代イタリア音楽のジェノヴァ派カンタウトーレ(シンガー・ソングライター)、ルイジ・テンコへのオマージュが込められた1曲目「ありふれた場所」(Un Posto Qualunque)を今日のこの1曲に。森 陽馬


2017年5月26日(金) BMX BANDITS 「Forever」

キャリア30年を超すグラスゴーのポップ職人、ダグラス・T・スチュワートによるユニット、BMXバンディッツ。

歌がとびきり上手い訳ではないけれど、不思議と心惹かれるダグラスのまったりヴォイスは新作でも健在♪

前作から約5年ぶりとなる2017年発表新作『BMXバンディッツ・フォーエヴァー』が先日リリースになりました。
(国内CD 解説付 BF059 2,300円+税)

前作にも参加したデヴィッド・スコット(パールフィッシャーズ)が1曲目「My Girl Midge」で共作、以前BMX~のメンバーだったスチュワート・キッドが今作では多くの曲で共作/エンジニアなどを務めています。
新たに女性ヴォーカル、クロエ・フィリップが加入。2曲ほどリード・ヴォーカルを担当しています。

前作でもビーチ・ボーイズぽい曲がありましたが、今作ではデニス・ウィルソン作バラード、ビーチ・ボーイズ「Forever」をオリジナルに近い雰囲気でカヴァー。

この曲以外にも、マルコス・ヴァーリ「Mais Do Que Valsa (Just A Memory)」の浮遊感あるアレンジも気持ち良く、今作はこのカヴァーのインストゥルメンタルで締め括られています。東尾沙紀


2017年5月25日(木) オールド・クロウ・メディスン・ショー 「雨の日の女」

5/19天辰保文氏トーク・イベント『Talking Man Vol.7』にて、天辰さんが最近のお気に入り盤として紹介した1枚。

オールド・クロウ・メディスン・ショー『ブロンド・オン・ブロンド 50周年記念ライヴ』
(国内CD 天辰保文氏による日本語解説・歌詞・対訳付 SICP-5325 2,400円+税)

オールド・クロウ・メディスン・ショーは1998年から活動しているアメリカーナ・バンド。
カントリー、ブルーグラス、フォーク、アメリカン・ルーツ・ミュージックを現代の息吹で聴かせるサウンド・スタイルで、デイヴ・ローリングス/ギリアン・ウェルチとも交流がある6人組グループ。

マムフォード&サンズ、エドワード・シャープ&マグネティック・ゼロズと共に、カリフォルニアからニューオリンズまでの列車内でライヴ演奏するドキュメンタリー映像『ビッグ・イージー・エクスプレス』が2013年グラミーを受賞したことでも知られています。

そのオールド・クロウ・メディスン・ショーが、ボブ・ディラン1966年発表名作『ブロンド・オン・ブロンド』をカヴァー。
ディランのオリジナルが録音されたナッシュビルにて2016年5月行ったライヴ録音を収めたのが本盤。

「変わること、移ること、くるくると回り、常に動き続けること。それをボブから学んだ。」
「ボブがレコードでやったのと同じ演奏をする気は全くなかった。そうではなく、ボブ・ディランの50年分のやり方で演奏してみようと思った。」

オールド・クロウ・メディスン・ショーのメンバー、ケッチ・シーコアが上記のように語っている通り、『ブロンド・オン・ブロンド』の本質はそのままに、50年後の新たな『ブロンド・オン・ブロンド』を見事に表現。
気概伝わる演奏と歌に心熱くなります。森 陽馬


2017年5月24日(水) 村田和人 「Summer Invitation」

夏の到来を告げるように、東京ではここ数日で一気に暑くなりましたね。

<夏>と言えばビーチ・ボーイズ、そして村田和人、、、。

その村田和人さんの歌が旅行会社H.I.S.(エイチ・アイ・エス)のCMに使われることになりました。

5月25日から約1週間、関東・中部地方の下記放送局と街頭ビジョンにて流れるそうです。
・日本テレビ『ZIP』他
・テレビ朝日『グッドモーニング』他
・フジテレビ『ワイドナショー』(5月28日のみ)テレビ金沢/北日本放送/テレビ信州/静岡第一テレビ

オンエア楽曲は、村田和人さん2014年発表アルバム『ピーカン』1曲目「Summer Invitation」!

古い楽曲ではなく、最新オリジナル作から選曲されたのがうれしいですね。

村田さんはこの世からいなくなってしまったけれど、歌は永遠に生き続け、語り継がれ、そして愛され残るものなのだな、、、。

♪もういっかい愛に応えて 僕に夢とどけて ~ Have a good day. Have a good time. Have a good life.♪
(村田和人「Summer Invitation」歌詞より 作詞:安藤芳彦氏)  森 陽馬


★掲載ジャケットは「Summer Invitation」収録、村田和人『ピーカン』(IMCM-0007 2,778円+税)
PET SOUNDS RECORD店頭及び
通販コーナーにて販売中


2017年5月23日(火) 伊藤銀次 「Deadly Drive」(2017Re-Mix "No SE" Long Version)

伊藤銀次『デッドリイ・ドライブ』が再発されました。
(伊藤銀次『デッドリイ・ドライブ 40周年デラックス・エディション』
当店のみの特典付WPCL-12639 3,704円+税)

1977年ワーナー・パイオニア(当時の社名)からのファースト・ソロ・アルバムです。
今回は40周年記念デラックス・エディションとして、ボーナス・トラックもタップリ2枚組CDでの発売。

オリジナル・マスター・テープが出てきたということで音質的な向上はもちろん、多くの未発表音源も見つかり、今回とても興味深い形でCD化されたのは喜ぶべきことだと思います。

・<オリジナル1977ミックス>
・<2017リミックスのバック・トラック>
・<アルバム未収録シングル・トラック>
・<オリジナル収録の全曲を2017リミックス>
・<別ヴァージョン、アウトテイクなどを2017リミックス>
・<2012年、2016年アコースティック・ライヴ・ヴァージョン>
と盛りだくさんの全34トラック収録。

上原"ユカリ"裕、田中章弘、坂本龍一、緒方泰男、斉藤ノブ、村松邦男、そしてコーラスでセンチメンタル・シティ・ロマンス、大貫妙子などが参加しており、伊藤銀次の歌&ギターと見事に打ち解けています。

CD内容充実していますが、対談/コメント/解説/ジャケットやチラシ等資料掲載のブックレットも、見て読んで楽しいものになっています。

今日のこの1曲は村松邦男とのギター・バトルが疾走感を感じさせてくれる「デッドリイ・ドライブ」。
オリジナルより1分40秒ほど長い、SEなしの2017年リミックス・ヴァージョン! 最高です。

オールマン・ブラザーズ・バンドの名インスト・ナンバー「ジェシカ」がお好きな方にはオススメの1曲です。森 勉


2017年5月22日(月) マイクロスター 「友達になろう」

PET SOUNDS RECORDが選ぶ2016年ベスト・アルバム
マイクロスター『シー・ガット・ザ・ブルース』

2017年に入ってからも大ロングセラー中の今作、限定アナログLPが明日入荷予定です。
(2017年5月24日発売 国内LP HCR-9674 3,200円+税)

当店にてお買い上げの方先着で、catchball studioロゴ入りトート・バックをプレゼント!
←W37cm×H36cm×D11cm コットンシーチング生地 LPが入る大きさです

catchball studioはマイクロスター佐藤清喜さんが1990年代に立ち上げた自主レーベル。
capitol recordsのロゴを基に佐藤清喜さん自身がデザイン制作されたロゴを使用し、catchball studioから今後新たなリリースが出てくることを期待して、当店オリジナル・トート・バックを作成いたしました。

是非お使いいただいて、catchball studio及びマイクロスターの素晴らしい音楽をより多くの方へお伝えいただければうれしいですね。

今日のこの1曲はCD4曲目、LPではA面4曲目。A&M/バカラック調な雰囲気の「友達になろう」を。

ちなみに、マイクロスターのこのアナログ盤。
近年の新品アナログLPとしては珍しく<帯>が付いています。
その帯が佐藤清喜さんこだわりの<細帯>というのも、手にした方は是非注目してください。森 陽馬


2017年5月21日(日) Francis Macdonald & Harry Pye 「Mike Love Fan Club」

2017年3月に単独公演を行ったグラスゴーの人気バンド、ティーンエイジ・ファンクラブ。

来日の頃ちょうどリリースされたのが、バンドの創設メンバーでドラマーのフランシス・マクドナルド最新ソロ・アルバム『ボンジュール』。

<ローファイ・ブリティッシュ・アートの達人>と評されたこともあるロンドン拠点のアーティスト、ハリー・パイとのコラボ作品です。
(国内CD 歌詞・対訳・本人達による曲解説付 HSE-6382 2,400円+税)

ティーンエイジ・ファンクラブ的なほわっと心温まるポップな楽曲の合間に、ハリー・パイによる長めのポエトリー・リーディングが挟み込まれるといった感じで、聴き進めていくと終盤にこんな曲が収録されています。

♪Mike was born in 1941
 We Love Mike Love! We Love Mike Love!

僕たちはマイク・ラヴが大好き!とサビで連呼する、マイク・ラヴ讃歌のような1曲。

ライナーノーツによると昔からビーチ・ボーイズが好きで、マイク・ラヴが気に入りそうな歌詞を書いたとのこと。初期ビーチ・ボーイズを意識したエレキ・ギターソロ&コーラスも聴かせてくれますが、ゆる~い感じで和みます。東尾沙紀

2017年5月20日(土) キャロル・キング 「ビューティフル」

キャロル・キングの半生を描いたミュージカル『ビューティフル』がブロードウェイで上演されたのは2013年のこと。

すぐに大評判となりトニー賞を受賞。
ニューヨークだけでなく全米ツアーや海外公演が行われ、多くの観客を魅了し続けているそうです。

動画サイトで海外の公演を少し見ることができましたが、実際の舞台を見れていないのは残念です。

さて、この『ビューティフル』。
日本人キャストによる公演が決定し一般前売も始まっています。

7月26日から8月26日東京・帝国劇場で上演。
キャロル・キング役は日によってのダブル・キャストで水樹奈々と平原綾香が演じることになっています。

歌の訳詞は湯川れい子さんが担当。
まだちょっと先ですが楽しみに待つことにしましょう。
キャロル・キングだけでなく、バリー・マン&シンシア・ワイル夫婦も物語にかなり関係してくるらしいので、そこらへんも興味深いところです。

今日はそんなこともあって、キャロル・キング「ビューティフル」を。

本来は『つづれおり』収録曲ですが、2016年に出たベスト盤『ビューティフル・コレクション』から。
歌詞・対訳も付き、ライナーノーツは天辰保文氏。(国内CD 全20曲 SICP-30888 1,800円+税) 森 勉


2017年5月19日(金) リンダ・ロンシュタット 「Ooh Baby Baby」

天辰保文氏トーク・イベント『Talking Man』Vol.7 リンダ・ロンシュタット特集。
カリフォルニアの女神が舞い降りたような青空日、たくさんのご来場ありがとうございました。

リンダ・ロンシュタットの歌の魅力、実感できましたね。
天辰さんがおっしゃっていたように、「男性に歌いたい歌があるように、女性にも歌いたい歌があるのだ」ということ、そして「リンダは色々なことを引き受けて、その歌いたい歌に自らの想いを込めていたのだ」ということ。

それを認識した上でリンダの歌を聴くことによって、その歌声の奥にある優しさであったり、切なさであったり、様々な感情が伝わってきたように思います。

愛しい瞳と美しい歌声で多くの人を魅了した女性シンガー、リンダ。
パーキンソン病を患い歌手活動を引退しましたが、彼女の歌声に改めて感謝とエールを。
そして天辰保文さん、音楽への愛情溢れるお話しをありがとうございました。

その天辰保文さんが選ぶ<リンダ・ロンシュタットの唄 ベスト3>。
まずはこの曲でした。

リンダ・ロンシュタット「ウー・ベイビ・ベイビー」
(1978年発表『ミス・アメリカ』(原題:Living In The USA)に収録)

オリジナルはスモーキー・ロビンソン作、ミラクルズ1965年発表名曲「Ooh Baby Baby」。

<宇宙でいちばんの♪ウーウー♪>(天辰さん談)
ラストに長く伸ばして歌われる♪ウー♪には何時聴いても胸が締め付けられます。森 陽馬


★掲載ジャケットは「ウー・ベイビー・ベイビー」収録『ミス・アメリカ』(原題:Living In The USA)。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-76590 1,714円+税、紙ジャケット仕様はWPCR-13857 2,667円+税)


2017年5月18日(木) ネルソン・リドル 「The Most Beautiful Girl In The World」

PET SOUNDS RECORD企画による天辰保文氏トーク・イベント『Talking Man』。
第7回目リンダ・ロンシュタット特集、当店地下アゲインにて5月19日(金)19時半より行います。

今までは月曜日でしたが、今回は金曜日開催です。
当日でもご入場いただけますので、週末お時間ございましたらお気軽にお越しくださいませ。

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2017年5月19日(金)
PET SOUNDS RECORD presents“天辰保文 Talking Man Vol.7 リンダ・ロンシュタット特集”
ライヴ・カフェ アゲイン(武蔵小山)
18時半開場 19時半開演 入場料1,500円
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リンダ・ロンシュタットが1980年代にリリースした『ホワッツ・ニュー』他ジャズ・スタンダード・カヴァー・アルバム3部作にて、素晴らしいストリングスを聴かせてくれた名編曲家・指揮者ネルソン・リドル。

フランク・シナトラ、ナット・キング・コールとの仕事でも知られる彼が1964年に発表した作品が世界初CD化。

ネルソン・リドル『グレイト・ミュージック、グレイト・フィルムス、グレイト・サウンズ』
(国内CD 世界初CD化 日本語解説付 WPCR-17658 1,500円+税)

映画『隊長ブーリバ』、『ジャンボ』、『戦艦バウンディ』のテーマ曲等を、流麗なストリングスで奏でた1枚。
小粋で心地良いイージーリスニングお好きな方、オススメです。森 陽馬


2017年5月17日(水) Manceau (マンソー) 「クール・デイ」

タヒチ80、ギター・ポップお好きな方にもオススメ♪

フランスの男性4人組バンド、Manceau(マンソー)。

タヒチ80のグザヴィエ・ボワイエ&ペドロ・ルスンドがプロデュースしたデビュー作『マンソーの人生讃歌』(
2012年6月7日今日のこの1曲で紹介)から、約5年ぶりとなる新作2ndアルバム『アイ・ワナ』がプロダクション・デシネからリリースされました。

マンソー『アイ・ワナ』
(国内CD VSCD-9830 2,200円+税)

澄んだ歌声、気持ちのいいコーラス、ポップ度/キラキラ度もアップ♪

プールの青に、スカートの赤。
シンプルだけど夏らしいジャケット・イメージにぴったりの爽やかなメロディーが詰まった1枚。

特に1曲目「クール・デイ」の清涼感!

今日はひんやりとした1日でしたが、もう少し夏が近づいてきたら、聴くのにとっても気持ち良いと思います。東尾沙紀



2017年5月16日(火) Yogee New Waves 「Ride On Waves」

Suchmos、Never Young Beachに続く2017年ブレイク必至バンド、と言えばYogee New Waves!

Yogee New Waves(ヨギー・ニュー・ウェーヴス)は、角舘健悟(Vo, G)を中心に粕谷哲司(Dr)と、2017年1月から正式メンバーとして加わった竹村郁哉(G)、上野恒星(B)含む4人組バンド。

山下達郎/はっぴいえんど等70's日本シティ・ポップ。サニーデイ・サービス/くるり等近代日本ロック。
そして現代の息吹とを繋げるサウンドで魅力を放つグッド・ミュージック・グループです。

曽我部恵一も大絶賛している彼らの2ndフルアルバム『WAVES』が本日入荷しました。
(YOGEE NEW WAVES『WAVES』 初回限定DVD付 ROMAN-012 3,300円+税)

全11曲入りアルバムの冒頭を飾るのは、RECORD STORE DAY 2017で限定アナログEPカットされ大好評だった゛ヨギー版Ride On Time”とも言える「Ride On Waves」。

山下達郎楽曲を彷彿とさせるベースラインやシンコペーションを散りばめながら、今の音でグルーヴィーかつポップに聴かせるキラーチューン♪

なお、初回盤DVDには、2017年3月25日リキッドルームでのライヴ映像等が52分収録されています。森 陽馬


2017年5月15日(月) SALAMI ROSE JOE LOUIS 「Lil Idea:Sun And The Moon」

<ヒップホップ・エイジに降り立った、未来から来たブロッサム・ディアリー>橋本徹(SUBURBIA)

サラミ・ローズ・ジョールイス『ズラティー・ソース・ネフュー』
(国内CD 日本語解説付&先着で未発表新曲2曲を収録したCDR付 RCIP-0257 2,300円+税)

フリーソウル/サバービアの橋本徹氏が評するように、独特な感性を持った新世代女性宅録ミュージシャン。

サラミ・ローズ・ジョー・ルイスは、アメリカ/カリフォルニア州サンディエゴ出身、リンゼイ・オルセン(Lindsay Olsen)によるソロ・プロジェクト。

2016年デビュー・アルバム『son of a sauce!』を配信&カセットテープのみで発売。
そして、2017年4月同じく配信&カセットのみで2ndアルバム『Zlaty Sauce Nephew』をリリース。

その2ndをApres-midi Recordsが日本のみCD化したのが今日紹介するこの1枚です。

1~2分程度の短い楽曲が全32トラック(特典CDR音源2曲含め全34トラック)。
浮遊感あるアナログ・シンセに、ウィスパー&キュートな女性ヴォーカル。
ジャケット・イメージ通り、宇宙を漂っているような不思議な感覚にさせられる音世界。

幻想的&音響系ドリーミー・ポップお好きな方は要注目のニューカマーです。森 陽馬


2017年5月14日(日) DYGL 「Don't Know Where It Is」

渋谷シネマライズは学生時代様々な作品を観た思い出の映画館。
若者の閉塞感・ドラッグ渦を描いた『トレインスポッティング』、大ヒット作『アメリ』もここで観た記憶がある。

2016年1月閉館、今はライヴハウスWWWX(地下はWWW)となっているこの場所で、DYGLのライヴを見た。

2017年4月19日発売1stフル・アルバム『Say Goodbye To Memory Den』レコ発ツアー2日目。

20代中心の観客で熱気溢れる会場、駆け抜けるように過ぎた1時間15分。
発表した楽曲はほぼ全曲演奏し、70'sパンク名曲「Teenage Kicks」(The Undertones)カバーも披露。
ドラッグのようなクセになるメロディー、青春漲るロック・ビートに心も体も熱くさせられた。

渋谷の街はどんどん変わって、昔見た風景が無くなっている。(パルコは更地になり、GAPも閉店していた)
渋谷に限らず、時を経て様々なものが変化していく。

でも新しいものも生まれている。
過去の郷愁に浸るのではなく、DYGLのように心を躍らせてくれる新しい未来に期待したい。森 陽馬


★掲載ジャケットはDYGL『Say Goodbye To Memory Den』
(国内CD 当店にてお買い上げの方先着ポストカード付 HEC-004 2,500円+税)


2017年5月13日(土) 坂田学 「木の奥」

名サックス奏者坂田明の息子であり、ピラニアンズ、ポラリスからムーン・ライダーズ、ハナレグミなど様々なサポートで活躍しているドラマー、坂田学。

グルーヴ感溢れるドラミングを持ち味としている彼が、ちょっと不思議なソロ・アルバムを発表しました。

坂田学『木の奥』
(国内CD LR-001 2,300円+税)

木の幹をイメージ(手触りも)したデザインのジャケット。
CDのレーベル面やブックレットの装丁、そして歌詞も゛木の奥”をコンセプトにしたトータル作品です。

おおはた雄一、高田漣、エマーソン北村、中島ノブユキ、鹿島達也、橋本歩ほか参加。
約10年の歳月を経て完成させた全8トラックの1枚。

♪遠い記憶を拾い集める ~ 子供のころの記憶はなくても 見えない場所に今も残っている ~木の奥で声が聞こえる ~♪(「木の奥」歌詞より抜粋)

木の奥に潜む遠い記憶を手繰り寄せるように歌われる内省的なシンガー・ソングライター楽曲「木の奥」。
音と音の隙間、彼の優しいまなざしが感じられる美しい1曲です。森 陽馬



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

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