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| 2010年3月13日(土) Tom Waits 「The Heart Of Saturday Night」 |
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レコード・コレクターズ誌2010年4月号が入荷。
表紙&第一特集はジミヘンですが、第二特集のトム・ウェイツ特集が超充実していて読み応えがありますね。
特にトムズキャビン麻田浩さんによる『1977年1月、トム・ウェイツは羽田に降り立った』と題された初来日公演ツアーの回想!
打ち上げを居酒屋や焼き鳥屋でやっていたという話や、その雰囲気が伝わるトム・ウェイツが箸を使って何かを食べようとしている貴重写真などとても興味深い8ページ。トム・ウェイツ好きの方は必読ですね。
(麻田さんにはトム・ウェイツ話だけでなく、他にもトムズキャビンで呼んだミュージシャンの裏話を連載してもらいたいですね。)
先日、トム・ウェイツの初期名作群7タイトルが限定紙ジャケ&最新リマスターで発売になり、本日は土曜日ということでこの1曲。
73年発表1st『クロージング・タイム』が名作として誉れ高いですが、74年発表2ndアルバム『土曜日の夜』(原題:The Heart Of Saturday Night)も同じくらい素晴らしい作品。(WPCR-13775 限定紙 \2,200)
ジェイムス・テイラー、ベット・ミドラーもカヴァーした「Shiver Me Timbers」、初来日公演でも披露されたA「San Diego Serenade」他、どの曲もピアノ&ベースが奥深く響き、さりげなくストリングスが効果的に使われているのも聴き所。現在とは比べ物にならないほど澄んだ歌声も魅力的です。
タイトル曲Eも翌々年にリリースされた「トム・トラバーツ・ブルース」(ドラマ『不毛地帯』のエンディングで使われました)とは全く別人のようなやさしい歌声。曲中の効果音(クラクションと車が道を走る音)もイイ味だしてます。森 陽馬 |
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| 2010年3月12日(金) Agustin Pereyra Lucena 「Pisadas En El Mar」 |
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昨日はボブ・ディラン来日公演の初日、Zepp Osakaにて無事行われたそうです。
見に行かれた方のレビューを読むと、選曲も内容もかなり良かった模様。僕は再来週見に行く予定なので楽しみになってきましたね。
来日というと気になっているのが、アルゼンチン出身の名ボッサ・ギタリスト、アグスティン・ペレイラ・ルセーナ。
来週20日(土)から27日(土)まで、神奈川→愛知→岡山→大阪→愛知→東京とツアーが決定しています。
特に初日の20&21日は鎌倉にある有名カフェ、カフェ・ディモンシュ(cafe vivement dimanche)で行われるとのことで、日程が合えば見に行きたかったのですが・・・。“鎌倉のブラジル音楽&ボッサ聖地”で見るルセーナ、きっと爽やかな春を運んでくれるライヴとなるでしょうから、お近くの方は是非チェックしてみてください。
さて、今日のこの1曲はそのアグスティン・ペレイラ・ルセーナが、9年ぶりに発表した2008年作『42:54』(PCD-24219 \2,520)より。
単なるシンプルなボサノヴァとも違って、浮遊感あるエレピの音とルセーナの繊細なギターがちょっとモダンな雰囲気も出していて心地良く響きます。ブエノスアイレス在住の女性シンガー、アドリアナ・リオスによる透明感ある歌声&スキャットもNICE!
マルコス・ヴァリお好きな方ならイチオシの1枚ですね。森 陽馬 |
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| 2010年3月11日(木) Soulive 「While My Guitar Gentry Weeps」 |
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センチメンタル・シティ・ロマンスの名ギタリスト、告井延隆さんによる大好評ビートルズ・カヴァー・アルバム『SGT.TSUGEI'S ONLY ONE CLUB BAND』。
その第2弾アルバムの発売が3月25日に決定いたしました。
当店のみの先着特典として、“SGT.TSUGEI”ギター・ピックも制作。
通販コーナーに収録曲も掲載しましたので、チェックしてみてください。
さて、ビートルズ・カヴァー繋がりということで、今日はこの1枚。
新世代ジャズ・ファンク・バンド、ソウライヴの新作『ラバー・ソウライヴ』(PCD-93322 \2,415)。
タイトル通り、ビートルズの名曲を“ソウライヴ流ファンキー・オルガン・ジャズ”でクールにカヴァーしたアルバム。ここ最近のオリジナル作はヴォーカルをfeatした曲が多かったのですが、今回は原点に戻ってトリオ編成。持ち味のグルーヴィーな演奏がゴキゲンです。
全12曲中、ジョージ・ハリスン作が3曲収録(「Taxman」、「Something」、「While My Guitar Gently Weeps」)されており、その中ではやはり「While My Guitar 〜」。
ニール・エヴァンスのオルガンとエリック・クラズノーのギターで順番に歌メロが奏でられ、後半はクラズノーによるギター・ソロがかっこいい1曲。
しかしこの曲、何故かそのギター・ソロが盛り上がってきた3分40秒過ぎにフェイドアウトしてしまうんですよね・・・。これはもったいない! ソウライヴらしい10分近いジャム・バンド・アレンジで聴いてみたかったですね。
5月に来日公演があるそうなので、そのフェイドアウトの続きはライヴで聴けることを期待しましょう。森 陽馬 |
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| 2010年3月10日(水) 大橋トリオ 「贈る言葉」 |
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当店大推薦の男性シンガー、大橋トリオの新作カヴァー・アルバム『FAKE BOOK』(RZCD-46458 \2,100)が本日発売。
今日も風が冷たい一日でしたが、いつもの優しい歌声を聴き、いっそう春が待ち遠しくなりました。
宇多田ヒカル、マイケル・ジャクソンなど曲目だけを見ると異色とも思えるものも、思わずカヴァー・アルバムだという事を忘れてしまいそうなほど見事に大橋トリオ色に染められています。
今日の一曲はベタですが卒業シーズンということで海援隊の「贈る言葉」。
アルバムの中では最も意外な選曲ですね。
ホーン、アコースティック・ギター、ピアノの音色のあたたかみのあるアレンジが心地良い一曲。ちなみに大橋さんは3番の歌詞がお好きなのだそうです。
原曲にあまり馴染みがなくても勿論楽しめる一枚。
なお、当店オリジナル特典として、かわいい携帯ストラップを作成しました。先着で差し上げております。東尾沙紀 |
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| 2010年3月9日(火) 神聖かまってちゃん 「ロックンロールは鳴り止まないっ」 |
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今夜の東京は雨が雪となり、強い風と相まって本当に寒かったですね。
でもその極寒を切り裂くような痛快な日本人バンドのアルバムが登場!
“神聖かまってちゃん”は千葉在住による4人組ロック・バンド。
ネット動画サイトから火がつき、SUMMER SONIC 09一般公募枠で約1600組の応募から選出されたにも関わらず、本番のステージでは1曲のみで演奏を終えるなど、デビュー前から話題となっていましたが、この度記念すべき1stミニ・アルバム『友だちを殺してまで。』を発表。(XQFL-1014 7曲+シークレット・トラック収録 \1,575)
“ロック・バンド”、“パンク”とは名ばかりのグループがたくさんいますが、このバンドの音と歌は、久々に“ロック/パンクの初期衝動”を感じさせてくれましたね。
歌も演奏も上手いわけではないし、好き嫌いも大きく分かれるでしょうが、前につんのめって倒れてしまいそうなロック精神が歌詞から伝わってくるんです。
相対性理論の歌詞が面白いことで知られていますが、それとも違うグサッと刺さるような感触。
ピアノのイントロや歌い回しがパティ・スミスの影響を感じさせたり、イギー・ポップのような楽曲&歌唱であったり、曲によってベンジー(浅井健一)っぽい雰囲気だったり、というところもいいですね。
特に@「ロックンロールは鳴り止まないっ」。これは本当にかっこいい!
(パティ・スミス「ロックン・ロール・ニガー」&「ビコーズ・ザ・ナイト」になんとなく似ていると感じるのは僕だけでしょうか?)
2010年、一般受け/セールスとは別次元でブレイク必至の大注目のバンドでしょう。森 陽馬 |
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| 2010年3月8日(月) クロスビー・スティルス&ナッシュ 「組曲:青い眼のジュディ」 |
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劇場公開中の恋愛コメディー映画『恋するベーカリー』を先日鑑賞。
メリル・ストリープ主演映画ですが、思っていたよりもとても面白くて、楽しく見ることができました。
“ベーカリー”とタイトルにつくもののパン屋の要素はあまり重要ではなくて、大人の恋愛模様(不倫)が大胆に描かれており、意外にもR15指定。かなりお下品な描写や“ハッパ”を吸ってブッ飛んじゃうというあからさまに不道徳な場面も出てくるので、お堅い方にはオススメできませんが、肩の力を抜いて笑いながら見れる映画です。
2枚目俳優だったアレック・ボールドウィンがメタボおやじになってしまっていますが、なかなかイイ味だしていましたね。コメディ俳優のスティーヴ・マーティンも普段より抑え目ですが好演。
ちなみにこの映画、60〜70'sのいい音楽もたくさん使われており、ビーチ・ボーイズ「素敵じゃないか」、エルトン・ジョンなどが印象的な場面でかかりました。
今日のこの1曲には、デヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス、グラハム・ナッシュによるCSNの人気曲「青い眼のジュディ 原題:Suite:Judy Blue Eyes」。(CSNの69年発表1st『CS&N』に収録 WPCR-75338 \2,000)
♪トゥルルルル♪と歌われる後半のコーラスが印象的な名曲。映画内でもこの部分が使われています。森 陽馬 |
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| 2010年3月7日(日) アソシエイション 「スノー・クイーン」 |
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このところ東京は3月らしい寒暖の差がある気候が続いています。
数日前は20度くらいあったのに、今日7日は冷たい雨が降り風も少しあるので、気温は5度くらいしかないのではないでしょうか。そんな寒い時期に紹介したいのがこの曲です。
キャロル・キング&ジェリー・ゴフィンの数ある名曲の中でも、特に美しい旋律を持った曲なのに、シングル・ヒットではないんですよね。
シティのアルバム1曲目に収録していた、ということなので、キャロル・キング自身としては重要曲としてとらえていたのではないかと思いますが・・・。
日本ではなんといっても、ロジャー・ニコルス&スモール・サークル・オブ・フレンズのヴァージョンが有名で、本当に素晴らしいカヴァーに仕上がっています。
このアソシエイションのヴァージョンも、彼ららしいコーラスがバッチリでなかなかなものです。
この曲が収録されているアルバム『ウォーターベッド・イン・トリニダード (邦題:アソシエイションの新しい世界)』(MHCP-984 \1,890)は、彼らの人気の旬が過ぎた時期のものだけにあまり語られないのが残念です。(でも知る人ぞ知る通好みのアルバム、ということでもいいかも。) 森 勉 |
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| 2010年3月6日(土) Orleans 「Dance With Me」 |
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渋谷の道玄坂にあるプライム・ビル6Fに、新しいライヴ・ホール『プレジャー・プレジャー』が来週オープン。
以前は映画館だったスペースを、座席はそのままにステージを新設したライヴスペースだそうで、こけら落としは3月10日(水)、センチメンタル・シティ・ロマンスのライヴ。小坂忠さんもゲスト参加で2,000円!と格安です。センチ・ファンはもちろん、小坂忠さん好きの方も是非チェックしてみてください。
今日のこの1曲は、そのセンチメンタル・シティ・ロマンスもライヴでよくカヴァーするオーリアンズの名曲「ダンス・ウィズ・ミー」。
ジョン・ホールとラリー・ホッペンを中心に結成され、1970年代に活躍した名グループ、オーリアンズのオリジナル・アルバム『歌こそすべて』は名盤でありながらも、残念ながら現在国内盤が出ていない状況ですが、先日入荷したこのBOXに「ダンス・ウィズ・ミー」はしっかり収録されていました。
『アコースティック・ギター・デイズ』は、宇田和弘さんが監修・選曲・解説を担当した70'sアメリカン・ルーツ・ロックの名曲を64曲集めた4枚組BOXセット。(WQCP-751 歌詞・解説付 \8,400) もちろん、好選曲のアメリカン・ルーツ・ロック・コンピとしても充分楽しめますがこのBOXの魅力はなんといってもブックレットでしょう。
・全曲のギター・コード(歌部分だけでなくイントロ部分もあり)
・全コード押える位置がわかりやすいダイアグラム付
・オリジナル・キーとプレイ・キー明記
・カポが必要な曲はカポの位置もわかりやすく記載
・オープン・チューニングに関しても記述あり
・プレイする際に参考になる簡単なプレイ解説
などなど、アメリカン・ルーツ・ロックをよく聴いていて、アコースティック・ギターを弾くのが好きな方にはうってつけのコンピです。
通販限定商品で、新聞広告などでも評判&好評のBOXだそうですが、当店にて店頭販売しております。中もお見せできますので、気になった方はお気軽にお声をかけてください。森 陽馬 |
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| 2010年3月5日(金) Sade 「In Another Time」 |
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シャーデーが約10年ぶりとなる新作を発売。(『Soldier Of Love』 EICP-1324 \2,520)
前作『Lovers Rock』は、アコースティック・ギターの生音を基調にしたシンプルなサウンドが中心でしたが、今作はストリングスを効果的に使用。個人的にかなり気に入ってよく聴いています。
特に6曲目以降、後半の楽曲が深遠な雰囲気でいい感じ。
今日のこの1曲に挙げた8曲目「In Another Time」は、間奏のヴァイオリン、ピアノ、ストリングス、そしてサックスのソロが絶妙! より母性を帯びたシャーデー・アデュの歌声を引き立たせています。
全体的に明るさはあまりありませんが、それはデビュー当時からそうでしたし、唯一無二の高潔感やナシュラルな佇まいは不変。この10年の間にもシャーデー的なグループは色々と出てきましたが、やはりシャーデーはシャーデーなのだな、と感じられる1枚です。森 陽馬 |
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| 2010年3月4日(木) オーシャン・カラー・シーン 「Magic Carpet Days」 |
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先日フジロック出演アーティスト第一弾が発表になりましたね。
ジョン・ポール・ジョーンズが参加し話題のトリオ、ゼム・クルックド・ヴァルチャーズやベル&セバスチャン、MUSEなど、第一弾から注目度の高いメンツ揃い!
結成20周年を迎えるUKバンド、先日9枚目となる新作リリースしたオーシャン・カラー・シーンもフジロック出演が決定しました。
時代に流される事無く、骨太なロックを鳴らし続けてきた彼ら。新作『Saturday』(PVCP-8263 \2,415 ボーナストラック2曲)でもその真っ直ぐなスタイルは変わりませんが、とにかく一曲一曲が良く、近作の中で一番!といえるほどとっても充実した内容です。
ループ音がザ・フーの「Baba O'riley」を連想せずにはいられない曲で幕を開け、最後のサイケ風な曲(ドラム・パターンがもろにビートルズの「Tomorrow Never Knows」!)では、またそのループ音が登場するので、コンセプト・アルバム的作品になっているのかもしれません。
ホーンを取り入れたタイトル曲には記載はありませんがパオロ・ヌティーニが参加。(聴いた感じは全然わかりません)
美しいバラード、カントリーなど表情豊かに歌うサイモンのヴォーカルも一層魅力的になった気がします。
先行シングル「Magic Carpet Days」も、キラキラしたイントロとポップなメロディーが耳に残る必聴曲! 今後はポール・ウェラーのバック・メンバーとしてだけでは無く、オーシャン・カラー・シーンとしてたくさん来日してくれると嬉しいなと思います。東尾沙紀 |
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| 2010年3月3日(水) 古内 東子 「Boyfriend」 |
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移籍第一弾アルバムながら快心の出来だった2008年10月発表作『In Love Again』から約1年半。古内東子の新作『PURPLE』が本日発売。(NFCD-27254 初回DVD付 \3,800)
前作にも参加していた河野伸がプロデュース&アレンジを担当。
恋愛小説を読んでいるような古内東子による歌詞&楽曲も秀曲揃いで、佐野康夫のドラミングなどバックの演奏もNICE! 名作と誉れ高い『Hourglass』や個人的に大好きな『Dark Ocean』と並ぶ彼女の代表作になりそうな1枚です。
古内東子らしい歌詞で今作のハイライトともいえる@「LOVE SONG」、クールで躍動感あるB「Where You Are」、C「映画を見よう」、エレクトリック・シタール的音色使いのJ「レッスン」など、どれも魅力的な曲ですが、僕が一番気に入ったのはH「Boyfriend」。
サビの歌い回しがドリカム「悲しいKiss」に少し似ていて、なおかつ古内東子らしい切ない歌詞なので、聴いた瞬間好きになってしまいました。
ただ今回はこの曲のような実らない恋の歌より、好きな相手“君”への想いが詰まった恋愛の歌が多いですね。彼女の現在の恋愛模様が反映されているのかもしれません。森 陽馬 |
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| 2010年3月2日(火) ロイヤレッツ 「イッツ・ゴナ・テイク・ア・ミラクル」 |
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久し振りに60'sガール・ポップをいってみましょう。
明日3日はひなまつり。
女の子の節句ですので、それに合わせて今年もお送りいたします。
昨年(2009.3.8)のこのコーナーでは、ちょうどその時期にACEからいいコンピがでたので、その中からジェリー・ビーンズを紹介しましたが、今年はこれといった新譜はないので、僕のオールタイム・フェイヴァリットなものを選んでみました。
ロイヤレッツの1stアルバムから名曲「イッツ・ゴナ・テイク・ア・ミラクル」です。(CMYK-6142 \2,625)
ローラ・ニーロのカヴァーの方が有名かもしれませんが、オリジナルは1965年に発表されたこのヴァージョンです。
プロデュース&アレンジ&作曲はテディ・ランダッツォで、彼らしいドラマティックな展開がフィル・スペクター・サウンドとはまた違った魅力を感じさせてくれます。
さて、今年のひなまつりは、アゲインで“出張ブランディン”というDJイベントがあります。宮治淳一さん、平本肇さんが所有の60'sガール・ポップのオリジナル・シングル盤をたっぷりかけてくれると思います。その場でしか聴けないレア盤もあることでしょう。
3月3日(水)19時30分スタート。問い合わせはアゲインまでどうぞ。森 勉 |
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| 2010年3月1日(月) Neil Young (Stills-Young Band)「Long May You Run」 |
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昨日2月28日は東京マラソンの日。
友人の応援で20km地点(日比谷)へ行ってきました。
10〜12時は風雨も強く、気温も低かったので走者は大変そうでしたね。ランナーの皆さんお疲れさまでした。
ということで、今日は“Run”のつく曲を、と思っていたら、なんと!バンクーバー・オリンピック閉会式でニール・ヤングが登場し「Long May You Run」を熱唱! シビレましたねー!
「Long May You Run」は、1960〜70年代に“バッファロー・スプリングフィールド”、“クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング”で共に活動していたニール・ヤングとスティーヴン・スティルスが再びコンビを組んで1976年発表したアルバム『Long May You Run (邦題:太陽への旅路)』(WPCR-75093 \1,800)に収録されている名曲。
♪どこまでもずっと 君は走り続けるのだろう♪
と歌われる内容からこの曲を選んだのでしょうが、閉会式の一番いい場面、聖火が消えるところでこの曲が歌われるとは。
2001年911事件後行われた被災者追悼ライヴ『America a Tribute to Heroes』での「imagine」と並んで、ニール・ヤング名場面となりましたね。
ちなみにこの曲、後半の歌詞にビーチ・ボーイズ「キャロライン・ノー」が出てくることでも有名な1曲です。森 陽馬 |
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| 2010年2月28日(日) ビューティフル・サウス 「Woman In The Wall」 |
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今日で2月も終わり。
今月はやはりオリンピック中心の1ヶ月でしたが、特に先日のフィギュアスケート女子フリー! 浅田選手とキム・ヨナ選手の19歳対決、放送を見ているこっちまでも心臓が飛びでそうな程ドキドキしました。
さて、その浅田選手&キム・ヨナ選手が生まれた1990年。
人それぞれに思い浮ぶ作品があるかと思いますが、イギリスの人気バンド、ビューティフル・サウスの1stアルバム『Welcome To The Beautiful South』の国内盤が最初にリリースされたのが90年2月末でした。(正確にはイギリス本国でのリリースは89年です。)
ポップなメロディー、男性ツイン・ボーカルに女性コーラス、シンプルなアレンジ。初めて聴いた時は素敵なラヴソングでも歌ってるのだわ〜なんて思い歌詞を読んでみると、そのギャップに驚かされました。
政治的なもの、殺した妻を壁に埋めてしまった夫の話、更にはここに書けないちょっと汚い言葉までも。(それをキレイなメロディーに乗せて歌うのですからちょっと怖い)
しかし瞬く間に本国で人気バンドとなったのは、そういう彼らの書く曲が他にないものだったからでしょう。
中心人物だったポール・ヒートンは脱退、バンドは現在The Southと名前を変え再始動。ライブも定期的に行われているようです。東尾沙紀
★現在出ている国内盤は以下の規格番号です。(UICY-3398 \2,141 ボーナストラック5曲) |
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| 2010年2月27日(土) カコイミク 「Digidigi Lala」 |
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大橋トリオ新作カヴァー・アルバム『FAKE BOOK』が3月10日発売ということで、店内中央特設コーナーでは大橋トリオコーナーを設置。関連作品含め展示しております。
大橋トリオ名義以外にも色々と注目の作品がありますが、その中で大橋トリオファンにオススメなのがこの1枚。カコイミク2009年7月発表ミニ・アルバム『DIGIDIGI LALA』(PWSR-1021 \1,500)。
大橋好規(大橋トリオ)がほぼ全面プロデュースしており、演奏やコーラス、ミックスなども担当。更に作曲も数曲担当しているので、楽曲によっては大橋好規が歌えば、そのまんま大橋トリオになってしまいそうな雰囲気の仕上がり。
特にタイトル曲B「Digidigi Lala」。
いかにも大橋トリオらしいテンポの良いミディアム・ナンバーで、クールかつかっこいい1曲。作曲&ドラムやギターなどの演奏も大橋好規。是非大橋トリオ名義でもセルフ・カヴァーしてもらいたい楽曲ですね。
ちなみに、カコイミクは3月21日発売『オムニバス1〜大瀧詠一ファーストアルバムカバー集(1980〜2010)』にも参加(大橋トリオプロデュースではありませんが)しており、「水彩画の町」を歌っています。森 陽馬 |
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| 2010年2月26日(金)スウィング・アウト・シスター 「風のささやき」 |
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学生時代によく聴いたアルバム、というのが皆さんもあるでしょうが、僕にとってはこのスウィング・アウト・シスターの2ndアルバム『カレイドスコープ・ワールド』がその1枚。ドリカムの1stと共によく愛聴していました。
そのスウィング・アウト・シスターの2nd『カレイドスコープ・ワールド』(UICY-94227 \2,800)と1st『ベター・トゥ・トラベル』(UICY-94426 \2,800)が、限定紙ジャケット仕様&最新リマスター&SHM-CD&新規ボーナス・トラック追加で再CD化。
すでに持っているアルバムですし値段もちょっと高いかな、と感じましたが、最新リマスターで音はすごく良くなっていて、低音のリズム・トラックと、ジミー・ウェッブによるオーケストラ・アレンジがより鮮やかになった印象。B「Forever Blue」の切ないオーケストラの響きは絶品ですね。
個人的にはそのBや@「You On My Mind」、E「Waiting Game」が大好きな曲ですが、今日の1曲には新規ボーナス・トラックとして追加されたO「風のささやき」(原題:The Windmills Of Your Mind)を。
ミシェル・ルグランが音楽を担当し、スティーヴ・マックイーン&フェイ・ダナウェイが主演した名作映画『華麗なる賭け』の主題歌。オリジナルの歌はノエル・ハリソンが歌っていますが、最近では竹内まりやさんが2003年発表作『Longtime Favorite』でカヴァーしていたことでも有名な1曲。
スウィング・アウト・シスターのヴァージョンは元々A「Where In The World」のシングルに収録されていた楽曲だそうで、シンプルなピアノをバックにしたアレンジ。地味ですがこうしてリマスター収録されたのは嬉しいですね。森 陽馬 |
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| 2010年2月25日(木) ピノ・ドナッジョオ 「この胸のときめきを」 |
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2008年に発売されて大好評を博したACEレーベルのオムニバスCD『You Heard It Here First!〜名曲の履歴書』の第2弾が発売されました。(MSIG-636 解説の対訳付 \3,150)
大ヒットしたヴァージョンがオリジナルだと思ったら、それより前に録音された本物のオリジナルがこれです!、というシリーズのVol.2。
前回のVol.1に続いて今回もなかなか興味深い曲が全24曲並んでいます。この中から今日は「この胸のときめきを」。
英語のタイトルは、「You Don't Have Say You Love Me」。
1966年にダスティ・スプリングフィールドの歌で世界的にヒットし、1970年にはエルヴィス・プレスリーのドラマティックな歌唱もヒットしました。
この歌の元はイタリアの歌で、1965年サンレモ音楽祭の参加曲でした。
イタリア人のピノ・ドナッジョオとヴィト・パラヴィチーニの共作で、ピノ自身が音楽祭では歌いましたが、残念ながら入賞曲にはなりませんでした。
しかしイギリス人のサイモン・ネピア・ベルとヴィッキー・ウィッカムが英語の詞を付けて、ダスティが歌ったら大好評になり現在に至っています。
ピノ・ドナッジョオのイタリア語によるオリジナル・ヴァージョンは、長い間簡単には聴けない状態でしたが、ここにめでたく他の貴重曲とともにCD化となりました。カンツォーネと呼ばれる60'sのイタリア映画は本当にいい曲が多いですね。
なおこのピノは、後に映画音楽の世界で活躍しブライアン・デ・パルマ監督とのコンビで『キャリー』、『殺しのドレス』、『ミッドナイト・クロス』、『ボディ・ダブル』などで美しいスコアを書いている才人なのです。森 勉 |
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| 2010年2月24日(水)ザ・バーズ&ザ・ビー 「朝からゴキゲン (I'm Into Something Good)」 |
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時期はもう過ぎてしまいましたが、先日『バレンタインデー』という映画を鑑賞しました。(公開初日が2月12日だったのでまだやっています)
アシュトン・カッチャー、ジェニファー・ガーナー、グラミーを受賞し話題となったテイラー・スウィフトなどが出演。バレンタインデー当日、15人それぞれ物語があるけれど全てどこかで繋がっていて、登場人物が多い分テンポのいい展開は最後まで楽しんで観る事が出来ました。
マイケル・フランティ&スピアヘッド、ダイアン・バーチ、ウィリー・ネルソンが歌う「君住む街で」、マルーン5による「今宵の君は」(フランク・シナトラ)、エイミー・ワインハウスによる「Cupid」、インド・ポップ調の「涙をとどけて」などなど劇中で流れる音楽も印象に残ったものが多かったです。
そしてもう一曲、ザ・バード&ザ・ビー(ローウェル・ジョージの娘イナラの男女2人組ポップ・ユニット)による、ゴフィン/キング作の「朝からゴキゲン (I'm Into Something Good)」もエレ・ポップ・アレンジのとてもかわいらしいカバーが耳に残りました。
ちなみにザ・バーズ&ザ・ビーは4月にダリル・ホール&ジョン・オーツのトリビュート・アルバムをリリースする予定です。東尾沙紀
★掲載ジャケットは、『バレンタインデー』映画サントラ盤。(国内盤 UICO-1181 \2,500) |
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| 2010年2月23日(火) カジヒデキ 「恋の汽車ポッポ 第二部」 |
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“大滝詠一/ナイアガラ”恒例の3.21リリース。
今年は『大瀧詠一 Song Book T』と『大瀧詠一 Cover Book T』、2タイトル発売予定ですが、更にもう1枚『オムニバス1〜大瀧詠一ファーストアルバム・カヴァー集(1980〜2010)』が急遽ラインナップに加わることになりました。(DDCB-12340 \2,500)
『Song Book T』と『Cover Book T』がナイアガラ・レーベル(ソニー・ミュージック)からのリリースであるのに対して、『オムニバス1』はインディー・レーベル(バウンディー)からの発売ではありますが、発掘音源に加え更に新録音曲が5曲も入っているのが魅力。
曽我部恵一、小島麻由美、カコイミク、HMOとかの人(初音ミク・オーケストラ)、と新録曲は豪華メンツ。
中でもカジヒデキさんによる「恋の汽車ポッポ第二部」は多幸感溢れるアレンジで良かったですね。結構凝った音作りながら、とても楽しい1曲に仕上がっています。
他にも高田渡が歌う「それはぼくぢゃないよ」(怖+高田渡名義)など、あまり知られていない発掘音源もあり、更に、ジャケット・デザインが中山泰によるアート・ワーク!
特典も作成予定ですので、ナイアガラ・ファンは是非チェックしてみてください。森 陽馬 |
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| 2010年2月22日(月) ザ・シルキー 「悲しみはぶっとばせ」 |
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珍しいCDが出ました。
シルキー。(MSIG-624 解説・歌詞・対訳付 \2,835)
・・・といっても一般的には全く馴染みのない女1人男3人によるイギリスのフォーク・グループです。
このCDが出るまで、40年以上も記憶の中から消えたような存在になっていましたが、やはり曲が曲だけにちゃんと憶えてはいました。
ビートルズの映画『HELP!』の中で歌われた「悲しみはぶっとばせ」(You've Got To Hide Your Love Away)のカヴァーです。
レコード会社はフォンタナ・レーベルでしたが、ブライアン・エプスタインがマネージメントを担当していたこともあり、この曲録音時にはスタジオ内に、
・プロデューサー(アドバイザー)としてジョン・レノンが、
・ギタリストとしてポール・マッカートニー(イントロのエレキ・ギター?)が、
・見学者(?)としてジョージ・ハリスンがいた、
と、ライナーノーツには書いてあります。
1965年にイギリスでは28位、アメリカでは10位を記録するヒットになっています。サウンドは当時多くいたフォーク・ソングを歌うグループと同じですが、やはりビートルズの曲を歌って1965年にヒットを放ったという実存価値は高いものがあります。
このCDは全16曲入り。ボブ・ディランのカヴァー11曲、シルキーのメンバーによるオリジナル4曲という構成で、60'sフォーク熱を感じられるCDです。森 勉 |
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| 2010年2月21日(日) ピーター・ガブリエル 「フィラデルフィア」 |
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プログレッシヴ・ロックの名バンド、ジェネシスに在籍し、ソロでも長きに渡って活動してきたピーター・ガブリエルがカヴァー・アルバムを発売。(TOCP-66925 \2,500)
“『スクラッチ・マイ・バック』(僕の背中を掻いてくれ)”と名付けられたこの作品は、普通のカヴァー・アルバムとはちょっと違うコンセプト。
「君は僕の曲を1つやってみてくれ、そうしたら僕も君の背中を掻いてあげる」という意味も込められており、当初はこのアルバムと同時に、カヴァーされたミュージシャンがピーター・ガブリエルの曲を歌うトリビュート的作品もリリースされる予定だったそうだ。(後々出る予定らしい)
デヴィッド・ボウイ「ヒーローズ」、ポール・サイモン「ザ・ボーイ・イン・ザ・バブル」、レディオヘッド「ストリート・スピリット」他、ピーター・ガブリエルらしい一筋縄でいかない選曲が面白いが、その中でも意外だったのはニール・ヤングの曲を取り上げていること。
今まであまり接点がなかった二人だが、今回取り上げた「フィラデルフィア」(ジョナサン・デミ監督映画『フィラデルフィア』の主題歌。オリジナル・アルバム未収録曲)はピーター・ガブリエルの声に合っている印象。いつか出るであろう、ニール・ヤングがピーターの曲を歌うのも楽しみだ。
ちなみにこのアルバムは、ギターとドラムを使用しない、というルールを作ってピーター自身が制作したそうで、基本的にピアノとオーケストラが中心の演奏。静寂の暗闇から浮き出てくるようなピーターの歌声が印象的な1枚だ。森 陽馬 |
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| 2010年2月20日(土) Kevon Edmonds 「Never Let You Down」 |
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一昨日のこのコーナーで書いた“千葉に移植された桜の木”。
更なる移植の場所がほぼ確定しました。
品川区の了承&返答待ちですが、とりあえず切られることは回避できて一安心。老木なので新たな移植に耐えられるか不安もありますが、移植された場合、また新たな花が咲くことを祈りたいと思います。
さて、今日のこの1曲は、メイズ feat フランキー・ベヴァリーのトリビュート・アルバムより。(『トリビュート・トゥ・メイズ』 PCD-17314 \2,310)
メイズは70年代から活動しているソウル・グループ。
現在国内盤がちゃんと出ていないため一般的な知名度はありませんが、昨年9月に15年ぶりの来日も果たし、スムース・ソウル・ファンの間では人気の高いミュージシャンです。
そのメイズへのトリビュート・アルバムが昨年末に発売。こういうトリビュート盤はえてして、個性を出すためにオリジナルを大きく崩したアレンジであったり、歌もかなりフェイクされて歌われたりしますが、この作品は歌も演奏もアレンジもメイズ・サウンドを踏襲しておりすごく聴きやすくてイイ感じ。
それというのも、フランキー・ベヴァリーの息子であり、実際にメイズに加入していたこともあるアンソニー・ベヴァリーが企画を担当。以前メイズに在籍していたメンバーの一部がバックを固め、極上のスムース・ソウルを聴かせてくれます。ムーディーな夜に聴きたいオススメの1枚。
現代フィリー・ソウルの雄、ミュージック・ソウルチャイルドが歌う@「Silky Soul」他、どの曲もメロウなアレンジで良いですが、切ないミディアム・バラードG「Never Let You Down」がいいですね。
ちなみにこれを歌っているケヴォン・エドモンズは、ベイビーフェイスのお兄さんだそうです。森 陽馬 |
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| 2010年2日19日(金) ホセ・フェリシアーノ 「ハートに火をつけて 〜Light My Fire」 |
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待望の日本初CD化です。(『フェリシアーノ!』 SICP-2556 \1,995)
2010年リマスター、そして世界初紙ジャケット化。
うれしいですね。これで我が家のノイズだらけのアナログ盤でなくて、いい音のCDで名盤を心ゆくまで楽しめます。
全11曲、1曲1曲が素晴らしく、全曲がカヴァーでありながらホセ・フェリシアーノのヴォーカリスト、ギタリストとしての個性がたっぷり味わえる作りになっています。
ホセ・フェリシアーノは1945年プエルトリコ生まれ。
目が不自由というハンデがありましたが、1960年代前半からニューヨークで音楽活動を始めました。1968年に発表になったこの『フェリシアーノ!』というアルバムでブレイクするまでの4年間、レコードは出していましたがほとんど無名の存在でした。
しかし、RCAレーベルのスタッフ&プロデューサーであるリック・ジェラード(ジェファーソン・エアプレインをメジャーに導いたプロデューサー)の勧めで、前年1967年に大ヒットしたドアーズの「ハートに火をつけて」をカヴァーしたことが大成功への糸口になりました。
ホセのつまびくガット・ギターとラテン風味たっぷりのヴォーカルがうまくブレンドした「ハートに火をつけて」はドアーズとはまた違った魅力をこの曲に与えてくれています。
1968年全米第3位の大ヒットを記録したこのホセ・フェリシアーノのカヴァーのおかげで、ドアーズの「ハートに火をつけて」がリヴァイヴァル・ヒットし、No.1になった1年後にまたチャート・インするという珍しいことも起こりました。
この曲以外にも、ビートルズの3曲、ジェリー&ペースメイカーズの名曲「太陽は涙がきらい〜Don't Let The Sun Catch You Crying」、バート・バカラック、フレッド・ニール、トム・パクストン作品など、すべてナイス・カヴァーです。森 勉 |
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| 2010年2月18日(木) アン・サリー 「こころ」 |
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以前、当店の旧店舗前にあった桜の木。
武蔵小山駅前開発に伴い千葉の土気へ移植され、毎年徐々に花も咲くようになってきていました。(詳細は上記リンク参照)
ところが突然、移植先の造園会社から、「桜の木を本日切る」という連絡が。
どういう事情で、切る、ということになったのかははっきりわからないのですが、桜の木は私たちの所有物でないもののとりあえず切るのを待ってもらう要請を出しました。
新たな移植先候補を今検討中で、移植を担当した品川区にも了解を得ようとしているところです。
なんとか切らずにまた移植できればいいのですが・・・。
この件に関しては、また新たな展開があったらご連絡いたします。
今日のこの1曲は、旧店舗閉店前、よくかけていた1枚。
アン・サリーの2003年発表アルバム『デイ・ドリーム』。(BVCR-14008 \2,835)
同時発売された『ムーン・ダンス』も素晴らしい選曲ですが、こちらもビーチ・ボーイズ「ディズニー・ガール」、細野晴臣「三時の子守唄」、吉田美奈子「レインボー・シー・ライン」など名曲揃い。
特に、沢知恵作による「こころ」は感動的です。森 陽馬 |
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| 2010年2月17日(水)バート・バカラック 「サウス・アメリカン・ゲッタウェイ」 |
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今月も20日が近づいてきました。
アゲインでのDJイベント、今回の特集は『映画音楽』です。
グラフィック・デザイナーの高瀬康一さんをお招きして、二人で好きな映画音楽をかけまくりながら語り合いたいと思います。
王道からレアものまで、アメリカ映画、ヨーロッパ映画、色々と幅広くかかる予定です。高瀬さんも映画が大好きな方なので、独自の視点で選んだ珍しくてイイモノを披露してくれると思います。
2月20日は土曜日なのでいつもより早めの16時半オープン、17時スタートです。よろしくお願いいたします。
さて、今日のこの1曲はバート・バカラックの才気が爆発したサントラ盤『明日に向かって撃て!』(UICY-3569 \1,835)から、「サウス・アメリカン・ゲッタウェイ」(邦題:自由への道)です。
スキャットがうまく使われていて、アレンジャーとしてのバカラックの素晴らしさが伝わってきます。
ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス。
映画に出演した役者さんたちも音楽と共に、印象に残っている名作ですね。森 勉 |
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| 2010年2月16日(火) サイトウタクヤ 「君は蜃気楼」 |
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流線形、フラッシュバックあの人、ジャンクフジヤマなど、昨年は現代日本シティ・ポップの良い作品が色々と出ましたが、今日紹介するサイトウタクヤの最新アルバム『GOLDEN MAGIC』(OMCR-1 \2,300)は、その中に入っても指折りの1枚と言っていいでしょう。
サイトウタクヤは秋田県出身の男性シンガー・ソングライター。
寺尾紗穂さんも所属していたikanika MUSIC LABORATORYからアルバム『rain fruits music』をリリースし、このコーナーで取り上げたことがありましたが(2006年6月9日)、今回はその前作をはるかに凌ぐ仕上がり。
Makkin & the new music stuffのリーダーであり、名ベーシストの松木“Makkin”俊郎を中心としたバックの演奏がとにかく素晴らしく、温かみのあるサウンド・アレンジもNice!
“下北沢の冨田ラボ”と言われるその松木俊郎以外にも、寺尾紗穂さん、シーナアキコ、只熊良介やタバコジュースのメンバーが参加。サイトウタクヤが書く良質な楽曲に、優しいオーガニックな色彩を添えています。
完全自主制作盤のため、一般流通はまだしていませんが、日本シティ・ポップ作随一の完成度。サニーデイ、キリンジ、ママレイド・ラグなどがお好きな方には絶対に聴いてもらいたい1枚ですね。
ちなみに3月7日(日)千歳船橋APOCシアターにてアルバムのレコ発ライヴがあり、寺尾紗穂さん他参加しているメンバーが集結して行なわれるそうです。気になった方は是非チェックしてみてください。森 陽馬
★通販コーナーに掲載いたしました。 |
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| 2010年2月15日(月) Irma Thomas 「Shelter In The Rain」 |
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東京は冷たい雨。
2月はただでさえ28日しかなく売上も悪い月なので困ったものです。
雨の名曲はたくさんありますが、今日は00年代の慈愛溢れるこの1曲。
♪君が思い悩んでいるとき、そして、にわか雨に遭ってしまった時、私が君が駆け込めるための雨宿りの場所になってあげるよ。♪
と、歌われるこの「Shelter In The Rain」はスティーヴィー・ワンダーが2005年に発表したアルバム『タイム・トゥ・ラヴ』に収録されているナンバー。
元奥さんで2004年に逝去したシリータへ捧げた曲であり、またカトリーナ被害にあったニューオリンズ被災者への救済ソングになった名曲です。
今日はその名曲を“ニューオリンズのディーヴァ”、アーマ・トーマスが歌っているヴァージョン。
アーマ・トーマスは、トレイシー・ウルマンでヒットした「Break-A-Way」やストーンズがカヴァーした「Time Is On My Side」、雨の名曲「It's Raining」を歌っていることで知られるニューオリンズを代表する女性黒人シンガー。
彼女の2006年発表アルバム『After The Rain』(Rounder 2186-2)にこの曲が収録されており、ピアノをバックに歌い上げるシンプルなヴァージョンですが、ニューオリンズ住民の様々な思いがその歌声に集約されているようで、ステーヴィーのヴァージョンとはまた違う求心力を感じます。
他の曲には名スライド・ギタリスト、サニー・ランドレスも参加しており、ブルージーな味わい深い演奏も魅力。ニューオリンズ新名盤といえる内容なので、“雨の名曲”を集めている方は是非チェックしてみてください。森 陽馬 |
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| 2010年2月14日(日) ALO 「Put Away The Past」 |
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70年代ルーツ・ロック、アコースティック〜オーガニックなサウンドを聴かせるサンフランシスコ出身の4人組、ALOが前作『Roses&Clover』から約3年振りとなる新作『Man Of The World』をジャック・ジョンソンのレーベルBrushfire recordsからリリースしました。(国内盤が出る予定は今のところございません。)
前作は2007年個人的ベストアルバムの中の一枚でした。
4人の演奏力に圧倒された同年の単独公演も素晴らしく、とても印象に残ったライブでした。
新作発売まで少し間があきましたが、その間にメンバーのザック・ギル(vo,key)、ソロ・アルバム・リリース。旧友ジャック・ジョンソンのサポートでの来日などあり、全くニュースが無かった訳ではありませんでした。
共同プロデュースを務めるジャック・ジョンソン所有のハワイ・オアフ島のスタジオで録音された今作は、前作以上にゆったりとした曲が増え、終始リラックス・ムード。
前作の「Maria」のようなフックになる曲は少ないものの、セッションの中でうまれたであろうジャム・バンド的な展開やシンプルなメロディーは聴くほどにじわじわと浸透していきそうです。随所に聴けるペダル・スティールがとても心地良い音をしています。
今回もザックをメインに各メンバーのリード・ヴォーカル曲も収録。(ジャック・ジョンソンが歌う曲もあり!)
やはり皆が曲を書けて歌えるというのは強味ですね。皆それぞれ良い声をしていてドラマーのDaveはハスキーで素敵な声。全員が影響を受けていると思いますが、特に彼の書くメロディーが一番70年代ロック的かなと思いました。
ライブの即興演奏で様変わりしそうな曲ばかりなので、また単独来日してくれるといいなと思います。
アコースティック・ロックお好きな方におすすめの一枚です。東尾沙紀 |
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| 2010年2月13日(土) ニック・ロウ 「プア・サイド・オブ・タウン」 |
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♪ドゥッ・ドゥ・ドゥワー シュビ・ドゥビ♪
というイントロのリフレインにまずノックアウトされてしまいます。
ジョニー・リヴァースが1966年に放った大ヒット曲のカヴァーです。
さすが、ニック・ロウ、心ニクイ選曲!
と2001年の発表当時、各方面で大絶賛されていました。
あれから早9年、この曲の良さを忘れないために取り上げてみました。
1966年は今でも語り継がれる名曲の宝庫の年で、「サウンド・オブ・サイレンス」、「ストレンジャーズ・イン・ザ・ナイト」、「男が女を愛する時」、「グッド・ヴァイブレーション」、「カリフォルニア・ドリーミン」、「サニー」などがヒットしました。
「プア・サイド・オブ・タウン」はその中に入っても見劣りしない名曲なのですが、ジョニー・リヴァースのこの曲が入った国内盤がCD化されないので、その頃を知っている人ぞ知る、という曲になってしまっているのが残念です。
ニック・ロウのヴァージョンはオリジナルに忠実ながらも、出だしのドラムスや途中でさりげなく入るオルガンなど、新しいアイディアでこの名曲を盛り上げてくれています。森 勉
★アルバム『ザ・コンヴィンサー』に収録。(SCCD-8 \2,500) |
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| 2010年2月12日(金) Tift Merritt 「Something To Me」 |
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2008年発表作のため、“2009年ベスト・アルバム”には選出しませんでしたが、昨年一番よく聴いたのはこのアルバムかもしれません。
女性シンガー・ソングライター、ティフト・メリットの3rdアルバム『Another Country』。(Concord 088872304550)
これは本当に素晴らしい1枚! 00年代のソングライター名盤として後々にも語り継がれていく名作だと個人的には思っています。
ジェイ・ホークスやブラック・クロウズを手掛けたことで知られるGeorge Drakouliasがプロデュースを担当。彼の爽やかなアコースティック・ロック・アレンジと、彼女の口ずさみやすいメロディーが見事に融合しています。
2002年発表の1st『Bramble Rose』、Lost Highwayレーベルからリリースした2004年発表2nd『Tambourine』もいい作品ですが、僕はこの3rdが一番好きですね。チャーリー・セクストンもギターで参加しています。
国内盤は出ていないため日本での一般的な知名度は全くなく、どちらかというとカントリー寄りですが、女性シンガー&アメリカン・ロック好きの方に是非聴いてもらいたいミュージシャン。
シャリル・クロウやルシンダ・ウィリアムスを更にポップにし聴きやすい楽曲にした感じで、本当に捨て曲がないオススメの1枚です。森 陽馬 |
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| 2010年2月11日(木) Tom Waits 「Grapefruit Moon」 |
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当店で大推薦している大橋トリオが、3月10日にカバー・アルバム『FAKE BOOK』(RZCD-46458 \2,100)をリリースします。
8曲入りながら、選曲が実に多彩!
1.Dancing In The Moonlight (キング・ハーヴェスト 隠れた名曲!)
2.travelling (宇多田ヒカル)
3.贈る言葉 (海援隊)
4.HUMAN NATURE (マイケル・ジャクソン)
5.I'm Yours (ジェイソン・ムラーズ)
6.Grapefruit Moon (トム・ウェイツ)
7.Dreams (クランベリーズ)
8.突然の贈り物 (大貫妙子)
彼の公式サイトで何曲か試聴できますが、どの曲も“トリオ・スパイス”がまぶされていてイイ感じ! 発売が楽しみです。(当店のみの特典も作成予定です)
この中で特に好きな曲というと、やはりトム・ウェイツ「グレープフルーツ・ムーン」でしょうか。
フジテレビ開局50周年記念ドラマ『不毛地帯』のエンディング・テーマに「トム・トラバーツ・ブルース」が使われ、一般的にもトム・ウェイツ人気が再燃。個人的に昔トム・ウェイツを集めたことがあって、中〜後期のダミ声にも一応免疫がありますが、やっぱり1st『クロージング・タイム』が一番好きですね。
イーグルスもカヴァーした「Ol'55」ももちろん名曲だけれど、沁みるのは11曲目「Grapefruit Moon」&ラストのインスト「Closing Time」。イントロ&曲中のピアノが本当に素晴らしい! (ちなみに三軒茶屋に“Grapefruit Moon”というライヴ&バーがあります。)
なお、この『クロージング・タイム』含むトム・ウェイツの初期7作が完全限定紙ジャケット仕様で3月10日に発売決定。リマスターもされており値段も各2,200円とお手頃です。
1st『クロージング・タイム』と2nd『土曜日の夜』は人気が高い作品なので、購入予定の方は早めにチェックしておいた方がいいかもしれませんね。森 陽馬 |
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| 2010年2月10日(水) Dr.Feelgood 「Roxette」 |
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日本では今のところ公開未定ですが、イギリスでは今月初旬からドクター・フィールグッドのドキュメンタリー映画『Oil City Confidential』が公開されています。
監督はザ・クラッシュやセックス・ピストルズなど、ロック映画を撮っているジュリアン・テンプル。
日本でもパブ・ロック好きな方、影響を受けたというミッシェル・ガン・エレファントを通じてのファンも多いと思いますし、是非日本公開してほしいものです。
予告編をサイト上で見る事が出来ます。ウィルコ・ジョンソン在籍時を中心にライブ、インタビュー映像を交えた映像がかっこいいです。
もうひとつ、こちらも日本公開は未定ですが、1月から公開されているイアン・デューリーの伝記映画「Sex & Drugs & Rock & Roll 」(リンク先音がでます)。
こちらはドキュメンタリーではなく俳優が演じているものですが、予告編を見るとイアン・デューリー役のアンディ・サーキス(ロード・オブ・ザ・リングのゴラム役など)が雰囲気出ていてすごく面白そう!
音楽はブロックヘッズのチャズ・ジャンケル。
こちらも併せて是非公開して欲しいです。
掲載ジャケットは、ドクター・フィールグッドの『ダウン・バイ・ザ・ジェティー』(TOCP-53848 \1,500)。
ウィルコのカッティング炸裂の必殺ナンバー「She Does It Right」、ベース・ラインとブルース・ハープがかっこいい「Roxette」など収録。75年発表の名盤です。東尾沙紀 |
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| 2010年2月9日(火) 矢野顕子 「きよしちゃん」 |
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矢野顕子の新作『音楽堂』が本日入荷。(YCCW-10108 \3,150)
今回の新作は、ピアノ弾き語りアルバム。
T・ボーン・バーネットがプロデュースした前作『akiko』も素晴らしい作品でしたが、唯一無二のピアノ・ワールドが無限大に広がる弾き語りスタイルはやっぱりイイですね。
タイトルが『音楽堂』となっている通り、レコーディングは神奈川県立音楽堂にて一発録り。92年発表名作『スーパー・フォーク・ソング』から矢野さんの作品をいくつか手掛けてきた吉野金次がエンジニアを担当しており、凛とした彼女の歌とピアノをより引き立たせています。
第4弾となる今回の弾き語り作品も選曲が面白くて、くるり「グッドモーニング」&「春風」、ムーン・ライダーズ「犬の帰宅」、岡林信康「嘆きの源にある時も」、山口百恵「いい日旅立ち」、エルレガーデン「右手」(これがイイ!)から、洋楽ではウィーザー「Say It Ain't So」、ドン・マクリーン「Vincent」、そして上原ひろみ作「Green Tea Farm」など、様々なジャンルから取り上げ、それを矢野顕子流アレンジでカヴァーしています。
でもやっぱり一番のハイライトは、矢野顕子作H「きよしちゃん」。
忌野清志郎に癌が見つかった2006年頃、矢野顕子が彼を励ますために作ったと思われる楽曲。これまでライヴでは演奏されていましたが、今回初めてCDに収録されました。
他の人が歌うとクサくなりそうな歌詞ですが、彼女が歌うと胸に沁みますね。というよりも、この曲は矢野顕子以外には歌えない1曲、矢野顕子だからこそ書けた1曲と言っていいと思います。
矢野顕子的な歌い方をするミュージシャンや、影響を受けたピアノ・シンガーも色々と出てきましたが、やはり“矢野顕子”はオンリーワンな存在だ、と今作を聴いて改めて実感しました。森 陽馬 |
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| 2010年2月8日(月) Robert Francis 「Junebug」 |
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“レッチリのジョン・フルシアンテにギターを教わった”
“ライ・クーダーからギターを贈られた”
“ジェイソン・ムラーズのマネージャーが発掘”
“若き日のスティーヴ・アールとも比較されるアメリカン・ロックの救世主”
上記の宣伝文句とジャケット写真にひかれて購入。最近店でよく聴いているのが21歳男性シンガー・ソングライター、ロバート・フランシス、昨年末に発売になったアルバム『Before Nightfall』。(輸入CD Atlantic 521111)
率直な感想としては、“ブルース・スプリングスティーン+U2”といった感じですね。歌声がブルースとボノを足して2で割った雰囲気。
サウンドもちょっとU2っぽいメロディーの楽曲に、アメリカン・ロック的なタイトな演奏が入る曲が多いです。聴く前はライアン・アダムスやサンヴォルトのような渋いルーツ・ロックを想像していましたが、それともちょっと違うアメリカン・ロック。
一言で評すると、“ブルース・スプリングスティーンの作品からアクを抜いてU2風味を加えすっきりさせた1枚”。
かっこいい曲も多いのですが、完成度が高すぎるせいかちょっときれいにまとまり過ぎている印象も若干ありますね。もっと豪放にギターを弾きまくる曲とかがあってもよかったような気がします。
今日のこの1曲は2曲目に収録されている「Junebug」。
この曲はイントロやサビのメロディー、そしてアレンジもモロに“ブルース・スプリングスティーン+U2”しています。森 陽馬 |
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| 2010年2月7日(日) マーク・リンゼイ 「イッツ・トゥ・レイト」 |
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ポール・リヴィア&レイダーズは1960年代中期に、「ジャスト・ライク・ミー」、「キックス」、「グッド・シング」などヒットを連発し活躍したアメリカのビート・グループ。
そのリード・ヴォーカルがマーク・リンゼイでした。
歌もうまいし、声もいいし、時にはワイルドにシャウトして・・・。
それはそれはかっこいい存在で、女の子はもちろん、男の子にも人気がありました。
その彼が1969年からはソロ活動も開始。
このアルバムは1971年に出たソロ3作目です。(『君の友だち』 限定紙ジャケット仕様 SICP-1696 \1,890)
当時話題になっていたシンガー・ソングライターの曲を取り上げています。
クリス・クリストファーソン、デヴィッド・ゲイツ、ゴードン・ライトフット、ジミー・ウェッブ、そしてこの曲はキャロル・キング。
ちょっと力の抜いたソフトな歌い方とラストの幻想的な演奏がいい雰囲気を醸し出しています。ちなみに「You've Got A Friend」(きみの友だち)も歌っています。森 勉 |
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| 2010年2月6日(土) Dionne Bromfield 「My Boy Lollipop」 |
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なんと! 13歳!!!
ロンドン出身の黒人女性シンガー、ディオンヌ・ブロムフィールドの1stアルバム『Introducing Dionne Bromfield』(LIONESS 2720319 \2,500)。
彼女はまだ13歳だそうですが、これが素晴らしいアルバムなのです。
エイミー・ワインハウスが設立したレーベル“LIONESS”からのリリースということで、サウンドは今風のR&B的な感じではなく、生演奏を基にしたルーツ色ある音作り。
13歳のあどけなさと、堂々としたソウルフルな佇まいが同居した彼女の歌声がまた魅力的で、同じく英国のソウル・シンガーであるジョス・ストーンや先輩エイミーほどアクの強さがないのがイイ感じ。
選曲もソウル/オールディーズ・ファンのツボを見事に突いていて、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルで有名な「Ain't No Mountain High Enough」、マーヴェレッツ「Beachwood 45789」、シフォンズ「He's So Fine」など、60'sソウルの名曲をゴキゲンなアレンジでナイス・カヴァーしています。
特にC「マイ・ボーイ・ロリポップ」!
ミリー・スモールで有名なガール・ポップ名曲を伸び伸びと歌っていて最高! (曲後半の口笛も彼女自身?)
ソウル・ファンはもちろん、ガール・ポップ好きの方にも大推薦の1枚です。森 陽馬 |
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| 2010年2月5日(金) Roman Andren 「Let It Out!」 |
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“2008年ベスト・アルバム”に選出したロマン・アンドレン。
昨年8月の来日公演では素晴らしいライヴも見せてくれた彼の最新アルバム『カラー・グリーン』が先日発売になりました。(PCD-93317 解説・歌詞・対訳付 \2,415)
映画『地獄の黙示録』の元となった小説「闇の奥」(ジョセフ・コンラッド著)からインスパイアを得て作られた1枚、ということで前作とはまた違った趣のコンセプト・アルバム。
前作ではアナログ的質感だったサウンドも、今作ではキレのある演奏を全面に押し出した音作り。2008年8月にリリースされた『ファニータ&ビヨンド:ライヴ・スタジオ・セッションズ』というスタジオ・ライヴ作品に近いサウンド・アレンジですね。
“コンセプト・アルバム”と書くと、重たい作品?、と身構えてしまうかもしれませんが、全然そんなことはなく、歌が入っている8曲の歌詞も“LOVE”をテーマにした詞なので、北欧産ブラジリアン・ジャズ・アルバムとして楽しめる1枚に仕上がっています。
特に、来日公演でも披露されたH「Let It Out!」はNICE!
弾むようなピアノのリズムにグルーヴィーな演奏と多幸感溢れる歌詞が見事に絡み合ったゴキゲンな1曲です。森 陽馬 |
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| 2010年2月4日(木) ミッドレイク 「Bring Down」 |
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UKを中心に高い評価を受けた前作『The Trials Of Van Occupanther』(2007年1月21日にこのコーナーで取り上げました)から約3年。
テキサス州出身の5人組、ミッドレイクが3作目となる新作『The Courage Of Others』(HSE-70094 ボーナス・トラック追加収録 \2,490)をリリースしました。
様々なタイプの曲が収録され、アメリカン・ルーツ・ロックからの影響が濃かった前作に比べると、今作ではブリティッシュ・フォーク、サイケ、トラッドに近づいた作品。
全体的なトーンはより暗く重くなりましたが、持ち味である美しいコーラスは前作とかわらずです。フルートが全体を通して効果的に使われています。
今日のこの1曲「Bring Down」ではレーベルメイトの女性シンガーStephanie Dosenをフィーチャリング。サビにかけて段々と盛り上がる展開がドラマチックな一曲です。
幻想的で美しいコーラス、一般的にヒットしないけれどメディアの評価は高いという点でフリート・フォクシーズと共通する部分も多いのかもと思ったら、イギリスでは2組とも同じ、ベラ・ユニオンというレーベルに所属しているというのを最近になって知りました。
フリート・フォクシーズに比べると暗めですが、深い森の中に迷い込んだような独特の詞の世界、サウンドはハマるととても心地良いですよ。東尾沙紀 |
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| 2010年2月3日(水) ジョニー・スミス・クァルテット 「ウォーク・ドント・ラン」 |
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「ウォーク・ドント・ラン」(近年は「急がば廻れ」という邦題はあまり使われなくなったようです)と言えば、ヴェンチャーズ1960年の大ヒットですが、作曲したのはジョニー・スミス。
白人ジャズ・ギタリストとして、ジャズ界では名の通った存在の人です。
1954年に発表されたアルバム『MOODS』の中に収録されている「ウォーク・ドント・ラン」が最初のヴァージョンで、ヴェンチャーズのボブ・ボーグルとドン・ウィルソンはそれを聴いて自分達も演奏しよう、ということになったのだと思われます。
こちらは1967年録音の『カレイドスコープ』(UCCV-9417 解説付 \1,100)に収められている再演ヴァージョン。
ヴェンチャーズの演奏を聴いた後のセルフ・カヴァーということになります。
なんとも格調高い「ウォーク・ドント・ラン」になっていて、一音・一音丁寧に音を刻んでいくジョニー・スミスの指の動きが、聴いていると頭に浮かんできます。ピアノのハンク・ジョーンズも好サポートしています。
今回このCDが、ユニヴァーサル・ミュージックより<ヴァーヴお宝コレクション>というシリーズで、なんと1,100円(!)という安い価格で再発されました。
その他に「酒とバラの日々」、「マイ・フーリッシュ・ハート」、「ドリームズヴィル」等スタンダード曲も収録。ゆったりしたジャズを聴きたい方にオススメです。森 勉 |
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| 2010年2月2日(火) 冨田 ラボ 「パラレル」 feat 秦基博 |
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“日本のバート・バカラック”と評され、数多くの素晴らしい作品をプロデュースしている名コンポーザー、冨田恵一。
“冨田ラボ”名義による3rdアルバム『Shipahead』が本日入荷。(RZCD-46436 初回DVD付 \3,465)
2003年発表『Shipbuilding』、2006年発表『Shiplaunching』に続く“ship”三部作のラストを飾る今作にも豪華ゲストが多数参加。
鈴木慶一が作詞を担当し佐野元春が歌うA「ペドロ〜消防士と潜水夫」(佐野さんの歌い方が鈴木慶一そっくり!)、吉田美奈子節全開のJ「千年紀の朝」、C一十三十一による「夜奏曲」他、お馴染みのキリンジ、ケミストリー、安藤裕子等、ミュージシャンの個性を活かしつつも、冨田恵一によるサウンド・メイキングの妙が随所に感じられる統一感ある仕上がりです。
その中でも白眉はE「パラレル」。
松本隆による切ない歌詞と、秦基博の歌声が本当に素晴らしい1曲!
松本隆&冨田ラボの最強タッグは今までにも、「眠りの森 (feat ハナレグミ)」という名曲を生み出していましたが、この「パラレル」はそれを凌ぐくらいのイイ曲! ホント、この最強タッグで1枚アルバムを丸々作ってもらいたいです。
ちなみに初回盤のDVDには「ペドロ〜消防士と潜水夫」のビデオ・クリップ(佐野元春さんがほんのチョット出てきます)、「あの木の下で会いましょう」のビデオ・クリップ(安藤裕子がキュート♪)が収録されています。森 陽馬 |
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| 2010年2月1日(月) ジェイソン・ムラーズ 「Make It Mine」 |
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音楽界で非常に栄誉あるアメリカのレコード大賞、“グラミー賞”。
第52回の受賞者が昨日発表になりました。
今回のグラミー主要部門は、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、レディー・ガガによる三つ巴。あと、キングス・オブ・レオンというロック・グループが<Record Of The Year>を獲得しましたが、メディアの話題はやはりマイケル・ジャクソンの特別功労賞でしょうか。授賞式全てを見たわけではありませんが、やや新鮮味に欠ける印象のラインナップでしたね。
その中で注目は<Best Male Pop Vocal Performance>。
ジョン・レジェンド、シール、マックスウェル、スティーヴィー・ワンダー、という黒人4人の強力ノミネート者を破り、見事ジェイソン・ムラーズが受賞しました。(ノミネートは5組なのでジェイソン以外は皆黒人だったわけです)
「Make It Mine」という曲で獲得しましたが、この曲が収録された2008年発表の3rdアルバム『We Sing, We Dance, We Steal Things』(WPCR-13556 \1,980)は本当にいいアルバム! 当店の2008年ベストに選出しなかったのが悔やまれるくらい、最近になってより素晴らしさを再認識している1枚です。
日本では「I'm Yours」という和み系の曲がFMでよくオンエアされましたが、個人的には@「Make It Mine」、C「Butterfly」、I「The Dynamo Of Volition」が最高にかっこよくてお気に入り。
昨年末12月6日に紹介した彼のライヴ盤『ライヴ・オン・アース』(国内CD+DVD WPZR-30359 \3,480)でのヴァージョンもオススメです。
ちなみに<Best Pop Collaboration With Vocals>というデュエット&コラボ賞もあって、そこでもジェイソン・ムラーズ&コルビー・キャレイ「Lucky」が見事受賞を果たしました。
この「Lucky」、そして「Make It Mine」も収録されている3rd『 We Sings,〜』は、発売からまだ2年しか経っていませんが、00年代の大名盤!と評してもおかしくない素晴らしいアルバムです。まだ持っていない人は今からでも是非チェックしてみてください。森 陽馬 |
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| 2010年1月31日(日) The Bawdies 「Emotion Potion」 |
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CDショップ店員による投票で決定する“CDショップ大賞”。
第二回の大賞には、The Bawdiesが選ばれました。
(ちなみに第一回大賞は相対性理論)
僕はサカナクションかスーパーフライが選ばれると思っていたので、ちょっと意外でしたね。(実行委員長の行さん、投票を失念してしまい申し訳ございません・・・。)
The Bawdies(ボウディーズと読むそうです)は、4人組ロック・バンド。
ラヴ・サイケデリコのNAOKIが4曲プロデュースで参加しており、サウンドはブルージーな骨太ロック。ストーンズっぽい雰囲気もあって、勢いを感じさせる楽曲です。
一番の魅力はその歌声で、一聴するだけだと洋楽、それも黒人アーティストと勘違いしてしまいそうなブルージーなダミ声。僕はフーティー&ザ・ブロウフィッシュの黒人シンガーを思い出しました。インパクトもあってかっこいいです。
ただ、そのインパクトの強さゆえ、これからの作品でどうなっていくかが気になりますね。21世紀に入ってからは短命なバンドが多いので、いい曲を書いて末永く活動していってほしいものです。森 陽馬 |
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| 2010年1月30日(土) マイア・バルー 「Asia」 |
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3年前に知り合いの方に連れてって頂いたピエール・バルーの公演で、当のご本人よりも強く興味を惹かれたのが、サポートで出演されていた娘のマイアさんでした。
アフリカなどのワールド・ミュージックや日本の島唄などを取り入れた歌唱スタイルと、フルートを吹く姿がすごくかっこよかったのです。
これまでライブを中心に、ちんどんユニット加入、坂本龍一監修『にほんのうた』シリーズへの参加含め、様々な活動をしてきた彼女が、先日6曲入りのデビュー・ミニ・アルバムをリリースしました。(『地球をとってよ!』 DQC-408 \2,000)
共にライブ活動を行うトリオの演奏を中心に、4曲にシアター・ブルックの佐藤タイジがプロデュース&ギターで参加しています。
基本的には日本語(お母さんが日本人)で、フランス語を交えた2曲では父ピエール・バルーの影響もしっかりと感じ取れます。旅した地に根付く音楽を積極的に吸収し、ミックスしたアレンジはマニアックになり過ぎず、とても聴きやすい一枚です。
「Asia」と書いて“アシア”と歌われるこの曲では、アジアの様々な地名が歌詞の中に登場。民族音楽のような力強い音と、中盤のヒュルヒュルと渦巻くフルートの音色がとてもかっこいい一曲!
今後注目のシンガー/パフォーマーの一人です。東尾沙紀 |
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| 2010年1月29日(金) マウンテン・モカ・キリマンジャロ 「A Woman Changed My Life」 |
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埼玉発の日本人6人組インスト・ファンク・バンド、“マウンテン・モカ・キリマンジャロ”。約2年ぶりとなる新作2ndアルバム『ウフル・ピーク』が先日発売。(PCD-25107 \2,625)
2008年5月19日にこちらのコーナーで紹介した1stアルバムも超ファンキーなかっこいい作品でしたが、押し一辺倒な感があった1stに比べ、新作は味わい深いミディアム〜スローなナンバーから、より深みのあるグルーヴ感も加味。バンド・サウンドの成長を如実に聴き取れる1枚に仕上がっています。
例えば8曲目に収録されている「A Woman Changed My Life」。
オルガンとホーンがメロディを奏でるスローなインスト・ナンバーで、ブッカーT&MG'sが「When A Man Loves A Woman (男が女を愛する時)」を演奏しているような雰囲気の1曲。
世界的に有名な新生ジャズ・ファンク・レーベル、“ジャズマン”から1stアルバムがワールド・リリースされたり、昨年末にはオーストラリア・ツアーも成功させるなど、オーサカ=モノレールと共に日本を代表するファンク・バンドとして、まだまだこれからも活躍の場を広げていきそうです。
ちなみに、“マウンテン・モカ・キリマンジャロ”というバンド名は、“レッド・ホット・チリ・ペッパーズ”に影響を受けてつけたとのこと。
最初はそのレッチリのカヴァーなどもやっていたそうですが、そのレッチリのルーツを探っていくうちにJBやミーターズなどに代表される“黒いグルーヴ”に辿り着いたそうです。
こういうルーツを探求していく若いバンドがこれからもどんどん出てきてほしいですね。森 陽馬 |
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| 2010年1月28日(木) The Squires (Neil Young) 「Aurora」 |
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全米レコーディング芸術アカデミーがスポンサーを務め、ミュージシャンが金銭・健康面で危機的状況に陥った際、援助を行なう団体“MUSICARE”。
毎年、“Musicare Person Of The Year”が選出されるのですが、今年はニール・ヤングの受賞が決定。明日29日に授賞式&トリビュート・コンサートが開催されます。
このトリビュート・コンサートの参加予定ミュージシャンが超豪華メンツで、ジェイムス・テイラー、CSN、ジャクソン・ブラウン、ノラ・ジョーンズ、エミルー・ハリス他多数! 更に新メンバーのジョシュ・クリングホッツァーを迎えるレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(ジョン・フルシアンテは脱退)が久々活動再開、と華やかな授賞式となりそうです。
以前に、ブライアン・ウィルソン、ジェイムス・テイラーが受賞した際のトリビュート・コンサートの模様はDVD化されたので、是非今回もソフト化してほしいですね。
今日のこの1曲「Aurora」は、ニール・ヤングがバッファロー・スプリングフィールド結成前に組んでいたバンド、“スクワイアーズ”が1963年に録音した唯一のEP盤B面曲。
シャドウズを下敷きにしたインスト・ナンバーながら、これが聴くほどに哀愁伝わるイイ曲なんです。A面曲「The Sultan」は、昨年のツアーでも時々演奏していましたが、こっちの方がギター・ソロにニール・ヤングらしい雰囲気がすでに出ていて僕は好き。
ちなみに、アーカイヴBOXにはこの曲のフォルダ内に隠し映像が収録。1963年当時ニールが自分自身に封筒と出していたようで、その未開封だった封筒をこの度ニール自身が開封して中身を確認する、というドキュメンタリー的な内容ですが、ちょっと不思議&謎な映像なのです。
何故かニールの顔が映らなかったり、カメラ位置なども自然すぎて逆に不自然な感じ。あえてBOXセットのドキュメンタリー性を出すために、このような設定で後から撮影した映像なのでしょうか?(深読みしすぎ?)
ちなみにその自身に宛てた封筒の中には、この曲「Aurora」の譜面が入っていました。森 陽馬
★掲載ジャケットはアーカイヴBOX内のDisc.0。1965年3月21日、Westgat High Schoolで行なったスクワイアーズのライヴ写真が元になっています。
なおニールヤング新聞を久々に作成しました。店頭で無料配布しております。 |
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| 2010年1月27日(水) ビーチ・ボーイズ 「サーフィン・サファリ」 |
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2010年もあっという間にひと月過ぎようとしていますが、この1月後半はスペシャルな時となりました。
それは、22、23、24日と六本木にあるビルボード・ライヴ東京で、ビーチ・ボーイズのライヴがあったからに他なりません。
来日前までは、14,500円という価格が“?”、
ビルボード・ライヴというオシャレっぽい場所でどうなの?、
1時間10〜20分くらいの短い演奏時間じゃ?、
マイク・ラヴとブルース・ジョンストンしかいないビーチ・ボーイズって?、
と色々と疑問符がついていたのですが、ライヴを見たらそんなものがみんなフッ飛んでいってしまいました。
実に楽しいライヴでした。
そして、マイク・ラヴのパフォーマーとしての存在感と観客へのサービス精神に感服しました。ダテに50年近く、ライヴでのビーチ・ボーイズのメイン・キャラクターとしてやってきたわけではなかった、ということが近くで見て、よ〜〜〜くわかりました。
ということで、今回のビルボード・ライヴでは出だしの怒涛のメドレーで歌われた「サーフィン・サファリ」を今日のこの1曲に。
ちなみに、1966年の初来日の時も1月だったのです。
1月7日渋谷公会堂に始まり、23日の新宿厚生年金ホールまで全国をツアーしてくれました。
その時、僕は中学2年生だったのですが、ライヴを2回見てますますファンになったのを想い出します。
そう、ブライアン・ウィルソンはライヴ・ツアーには参加せず、L.Aのスタジオでアルバム『ペット・サウンズ』を録音していました。
1月22日は、「素敵じゃないか (Wouldn't It Be Nice)」のインストゥルメンタル・セッションをやっていた、と記録には残っています。森 勉 |
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| 2010年1月26日(火) George Jackson 「Aretha, Sing One For Me」 |
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本日はマイケル・ジャクソンの映画『This Is It!』、DVD&ブルーレイ入荷日。
どの店もマイケルで盛り上がっているでしょうが、うちの店ではこのジャクソンもオススメです。
サザン・ソウル、ディープ・ソウル・ファンには密かに人気のソングライター、ジョージ・ジャクソン。
この人名義のアルバムは当時から出ていないのですが、70年代メンフィスで録音した貴重なシングル音源を中心に未発表音源も含めた全21曲収録の編集盤が、イギリスの名レーベル、ACE傘下のKENT SOULより昨年末リリースされました。(国内盤はP-VINEから1/6に発売 日本語解説・歌詞付 \2,625)
レコード・コレクターズ2010年2月号・リイシュー・ベスト特集のソウル部門でも見事1位に輝いた1枚で、内容も素晴らしいですね!
“サザン・ソウル”、“ディープ・ソウル”というと、熱いソウルフルな歌声をイメージしてしまうかもしれませんが、彼の歌声は、マーヴィン・ゲイとサム・クックを足し更にちょっとソフトにした雰囲気。ルー・コートニーとかにも似ているくらい、やさしくてスムーズな味わいある歌声です。
その上、さすがソングライターだけあって、歌詞が面白い!
この曲「Aretha, Sing One For Me」は、アレサ・フランクリンのライヴ・ショーをモチーフにした歌詞になっていて、曲の後半には、「I Never Loved Anyone Like I Love You」、「Respect」などアレサの名唱で知られる楽曲が7曲も歌詞に登場。アレサ・ファンも必聴の1曲!
ちなみに6曲目に収録されている「How Can I Get Next To You?」では、ボビー・ウォマック、アル・グリーン、ジョニー・テイラー、JB、ルーファス・トーマス、マーヴィン・ゲイの名前&曲名が歌詞に織り込まれており、これもスゴくイイ曲!(国内盤には歌詞も付いています)
この2曲だけでも買い!の1枚ですね。森 陽馬 |
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| 2010年1月25日(月) Davis feat Mike and Christian Love 「Peace and Love」 |
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ビーチ・ボーイズ来日公演が終わってしまい、なんかちょっと寂しい心持ち…。(常夏のハワイから帰国して現実に戻された感じでしょうか。) そう感じてしまうくらい、マイク&ブルースのビーチ・ボーイズは楽しかったですね。
いいかげんビーチ・ボーイズ・ネタは終わりにしようと思いつつ、今日もビーチ・ボーイズで。
昨年の年末に発売されたこのアルバム『JDRF:Hope For The Holidays』は、糖尿病患者支援を目的としたチャリティー・アルバム。
目立たないジャケットですが、マイク&ブルースのビーチ・ボーイズ、CCR(ジョン・フォガティのいない今のCCR)、エリック・アンダーソン、ウィーザーなど著名なミュージシャンが参加。ビーチ・ボーイズでドラムを叩いていたジョン・カウシルによるカウシルズ名義の楽曲や、ランデル・カーチによる「Christmas Love」という曲も収録されており、ビーチ・ボーイズ・マニアとしては見逃せない内容の1枚です。
上記のように現ビーチ・ボーイズのメンバーが絡んだ曲は多数収録されていますが、その中から17曲目に収録されている「Peace and Love」。
このチャリティー・アルバムのエグゼクティヴ・プロデューサーであるDr.Lawrence Davisさんが作った楽曲で、彼がメイン・ヴォーカルを取り、マイク・ラヴと息子、クリスチャン・ラヴがコーラスを付けた穏やかな1曲。
ビーチ・ボーイズ名義の中では、配信限定だったE「Santa's Goin' To Kokomo」がいかにもビーチ・ボーイズらしい1曲ですね。
ちなみに昨日、クリスチャン・ラヴの悪口を散々書いてしまいましたが、個人的な悪意は全くなく、期待が大きいゆえの叱咤・激励です。
いつかマイク・ラヴが歌えなくなってしまったとしても、クリスチャンが中心となって、“ビーチ・ボーイズ”は永久に続けていって欲しいのです。森 陽馬 |
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| 2010年1月24日(日)Beach Boys 「God Only Knows」&「Do You Wanna Dance」 |
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ビーチ・ボーイズ日本公演最終日。
ビーチ・ボーイズ・ウィークも今日でおしまいです。もうネタバレもOKでしょうから、23日に見に行った時のレポートを。
23日はビーチ・ボーイズ・ファン・クラブの方が多くいらっしゃっていたせいか、場内がとても盛り上がっていましたね。ビルボードライヴ東京という場所柄、お堅い雰囲気で進行するかと思いきや、ブルースが立つ曲&座る曲をジェスチャーで指示してくれたので、見ている僕らも皆リラックスして楽しむことができました。
ブルースが声が出なくなっている、とか、マイク・ラヴの息子クリスチャン・ラヴのギターの歯切れの悪さ&「ココモ」における歌の弱さ(カールのパートを歌う事自体が難しいことではありますが・・・)など、演奏や歌の細かい点からすれば、ツッコみどころ満載だったかもしれません。
でもそれは全く関係なく、とにかく楽しめましたね! ライヴ中はカリフォルニアへスリップしたような感じ! 演奏の完成度と音楽的感動は必ずしも一致しない、ということが改めて実感できた素晴らしいライヴでした。
ちなみに1部と2部ではセット・リストがどの日も違っていて、1部のみの曲として「In My Room」、「Cotton Fields」、「When I Grow Up」、「Why Do Fools Fall In Love」、「Then I Kissed Her」、「Rock And Roll Music」、「California Dreamin'」。 2部ではそれが「Getcha Back」、「Darlin'」、「The Warmth Of The Sun」、「Sail On Sailor」、「Dance Dance Dance」、「Do You Wanna Dance」に変更になる、というパターンが多かったようです。(だいたい約80分で全28曲前後でした)
あと、1部にはなかった演出として、2部では途中で日本人の若いドラマー(ジョン・カウシルの知り合いの日本人という噂)が登場、そして「Barbara Ann」では日本人女性二人がステージ上に登場、ということがありました。
フジロックとの比較、という点では、ドラムがジョン・カウシルという人(あのカウシルズに在籍していた人)に代わっており、この人が歌もとても上手かったのが良かったですね。
はっきりいって、彼と、ファルセットで歌えるランデル・カーチ(B)が今のビーチ・ボーイズを支えていると言っても過言ではないと思います。
もっと頑張ってほしいのが、マイクの息子、クリスチャン・ラヴ。
見た目はかっこよくて、父マイクと並んでセンターに立っているものの、歌と演奏は正直言って今ひとつの印象。「ホント、これからのビーチ・ボーイズは君の頑張りにかかっているんだよ!」という応援する気持ちで見てしまいました。(いやーー、こういう風に自分もお客様から言われていると思うので・・・。汗が出てきますね・・・)
なんかダラダラと書いてしまいましたが、とにかく楽しかったです!
ビーチ・ボーイズの音楽の“本質”を改めて感じることができました。
「The Warmth Of The Sun」&「Sail On Sailor」が良かったですが、個人的に印象に残ったのは、ブルース・ジョンストンが苦しそうに歌う「God Only Knows」、かなりリズム・テンポが早かった「Do You Wanna Dance」(これもブルースが頑張って歌ってました)でした。
値段はより高くなってもいいから、ベンチャーズみたいに毎年来て欲しいですね! とにかくもThank You! Beach Boys! 森 陽馬 |
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| 2010年1月23日(土) ビーチ・ボーイズ 「ヘルプ・ミー・ロンダ」 |
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昨晩は店長に付いて、初めての生ビーチ・ボーイズを観てきました。
とにかく、とっても楽しかったです!
その一言に尽きます。
思い出すとまた気持ちがウキウキしてきます。
椅子に座ってじっくり聴くライブも勿論良いですが、ライブならではの楽しさって本来こういうものだな〜と改めて感じました。
初めてながら、マイク・ラヴに手が届く距離、というなんとも贅沢な体験をさせていただきました。
手を振ったり、目を合わせたり、終始お客さんに気を配り、歌う姿が印象的でした。
と、まだ公演が残っておりますので、感想はこれくらいにしまして、店長のレポートをお楽しみにしてくださいね。
余談ですが、ビーチ・ボーイズの前日21日は、同じくビルボード・ライブ東京で、ロディ・フレイム(アズテック・カメラ)のライブを観に行ったのですが、「明日ここでビーチ・ボーイズがライブをするんだよね」と「I Can Hear Music」を自分の曲に続けて少し歌ってくれました。
彼はブルースのファンらしく、何かのインタビューで「Disney Girls」が好きだと語っていたのを思い出しました。東尾沙紀 |
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| 2010年1月22日(金) Beach Boys 「Fun Fun Fun」 |
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本日はビーチ・ボーイズ、東京公演の初日。
父の勉と東尾が見に行き、僕は店で留守番でした。
ライヴ終了後に電話があり、「とても楽しかった!」とのこと。東尾はクリスチャン・ラヴ(マイク・ラヴの息子でギタリスト)から、ギターピックまでもらったそうです! おーーー、羨ましい!
僕は明日見に行きますが、ブライアン・ウィルソンのコンサートより今回のビーチ・ボーイズの方がはっきりいって楽しみですね!
そりゃ、ブライアン・バンドの方が演奏力やコーラスなども質が高いかもしれないけれど、マイク&ブルースが絶対に“楽しいビーチ・ボーイズ”を見せて聴かせてくれるハズ。
そう! ビーチ・ボーイズはやっぱり楽しくなきゃ、と思うんです。
近年『ペット・サウンズ』再評価が進んでから、ビーチ・ボーイズ的なバンド、であるとか、『ペット・サウンズ』的なサウンド、といったキャッチ・コピーのミュージシャンが色々出てきましたが、でもでも全然違うんですよね。
なんといっても“楽しさ”の伝わり方が天と地の差。
形態模写のようにビーチ・ボーイズ的なサウンドを奏でてみたところでそれはそれ。本質的なビーチ・ボーイズの魅力は歌や演奏だけではないのです。
マイクが年老いてブルースの声がほとんど出なくなったとしても、“ビーチ・ボーイズ”は“ビーチ・ボーイズ”! カリフォルニアの素敵な夢を見させてくれるのは、なんといってもビーチ・ボーイズだけでしょう。
ああ、早くマイク&ブルースに会いたいなあ! 明日が本当に楽しみ♪ 森 陽馬
★掲載ジャケットは、1973年発表名作ライヴ・アルバム『ビーチ・ボーイズ・イン・コンサート』(期間限定価格盤 TOCP-54101 \1,500 \2,600の紙ジャケも店頭にまだあります)。 |
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| 2010年1月21日(木) 岡林 信康 「東京キッド」 |
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若い時に1970年の中津川フォーク・ジャンボリーに行った者としては、やはり岡林信康は特別な存在なのです。
ここ数年、廃盤で入手困難だった彼の過去の作品が、各社から続々と再発となり、昔からのファンとしては嬉しいかぎりです。
そんな岡林信康の新録音アルバム『レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』が1月20日に発売されました。(TOCT-26935 \3,000)
ジャケットが1975年の古い写真なので、昔の作品と思っている方もいらっしゃるようですが“新作”です。
美空ひばりが歌った曲を岡林がカヴァーする、というのがこのアルバムのコンセプト。
1949〜66年の作品が11曲、1975年に岡林が美空ひばりに提供した曲が2曲、そして35年前、岡林への手紙に美空ひばりが添えた詞に、新しく岡林が補作詞を書き作曲した新曲「レクイエム〜麦畑のひばり」の全14曲が収められています。
どの曲も丹念に歌いこんだヴォーカルが印象的で、じわじわと心に沁みてきます。演奏は曲によって違いますが、いつものエンヤトット・リズムのバンド、山下洋輔トリオなどが参加。
この曲「東京キッド」では、近年岡林の良き相棒となり、このアルバムでもアレンジャー、サウンド・コーディネイターとしても活躍の平野融(生ギター)、ドラムスも板についてきた我が学友の浜口茂外也(ドラムス)、ひさしぶりに岡林のセッションに参加した御大、細野晴臣(エレキ・ベース)、素晴らしいソロを披露している徳武弘文(エレキ・ギター)の参加で、ゆったりとしたカントリー・ロック調の「東京キッド」が堪能できます。森 勉 |
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| 2010年1月20日(水) ピーター・ゴールウェイ 「テイキング・イット・イージー」 |
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今日は、ビーチ・ボーイズ来日公演の初日。
ビルボード・ライヴ大阪へ見に行かれた方、いかがでしたか?
ご覧になられた方からの報告によると、1日2回公演の1回目と2回目でかなり選曲が違っていたそうです。予想よりかなり良かった!とのこと。いやー、とても楽しみですね!
さて、今日のこの1曲は、ピーター・ゴールウェイが1989年に来日公演を行なった際、FM東京のスタジオにて行なわれたセッションの模様を収録したアルバム『ピーター・ゴールウェイ・トーキョー・セッションズ1989』。(RATCD-4280 名古屋ボトム・ラインでの来日公演の映像DVD付 \3,990)
これが約20年前とは思えない素晴らしい音源で本当にビックリ!
フィフス・アヴェニュー・バンドのマレイ・ウェインストック(key)に加え、当時28歳だった佐橋佳幸がバンマスを務め、湯川トーベン(B)、野口明彦(元シュガーベイブ、現センチのサポート・ドラマー)、田島貴男、鈴木祥子、ブレッド&バター、中山努が参加。
ほぼ全曲ワンテイクながらも、オリジナルを凌ぐような完成度で、ピーター・ゴールウェイ往年の名曲に新たな命を吹き込んでいます。
どの曲も聴きものですが、今日のこの1曲には個人的に聴き親しんだオハイオノックスのアルバム1曲目「Taking It Easy」のセルフ・カヴァー。
オハイオノックスは、フィフス・アヴェニュー・バンド解散後、ピーター・ゴールウェイがロスで作ったユニット名。71年発表のアルバム1枚しか出していませんが、ピーターらしい楽曲が詰まっていて、フィフス・アヴェニュー好きの方なら必聴の作品です。
ちなみにブックレットも充実していて、ピーター、マレイ、佐橋さん他参加メンバーの回想から、プロデューサーであった長門芳郎氏のライナーノーツは一読の価値あり! 読んでから聴くとより深みが増して、このセッションの素晴らしさを実感できると思います。森 陽馬
★当店にてお買い上げの方には、佐橋佳幸も参加した渋谷クワトロでの秘蔵ライヴ音源2曲が入ったCD-Rを先着で差し上げております。 |
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| 2010年1月19日(火) Corinne Bailey Rae 「Little Wing」(ジミ・ヘンドリックスのカヴァー) |
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イギリス:リーズ出身の女性シンガー・ソングライター、コリーヌ・ベイリー・レイ。
“英国の黒いノラ・ジョーンズ”と称され各方面から絶賛された2006年発表の1stアルバム以来、約4年ぶりとなる待望の新作2ndアルバム『あの日の海 (原題:The Sea)』が本日入荷。(国内盤のみボーナス・トラック2曲追加 解説・歌詞・対訳付 \2,300)
アル・グリーン2008年発表作など客演は色々とあったものの、自身の新作はどうして出さないのかな?と思っていたら、どうやら結婚していた夫が2008年初頭に亡くなっていた、とのこと。(この夫はJason Raeという名で、1stアルバムにサックス&フルートで参加していました。)
しばらく音楽活動を休止していましたが2009年から曲作りを再開。悲劇を乗り越え作り上げたのがこのアルバムです。
前作に比べ、ややロック的な味付けの曲が目立ちますが、彼女のシルキーな歌声は健在でキュートなソウルフル・ヴォイスにより深みを増した印象。
ノラ・ジョーンズが2009年発表作『ザ・フォール』で新たなバンド・メンバーによりネクスト・ステージに上ったのと同じように、彼女も今作を完成させたことによって新たな一歩を踏み出した、といえる1枚です。
意外だったのは、ラスト12曲目&13曲目の国内盤ボーナス・トラック。
デレク&ドミノスでも有名なジミ・ヘンの名曲「Little Wing」と、ニーナ・シモンの「It Be's That Way Sometime」のカヴァーが入っており、これが素晴らしい出来なのです。
アルバム全体的にはもっとソウルフルなアレンジにして欲しかったな、とも思いましたが、歌詞は内省的ながらイイ曲もあるので、これからジックリ聴き込んでいこうと思っています。森 陽馬 |
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| 2010年1月18日(月) Daryl Hall & John Oates 「You Make My Dream」 |
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音楽好きの間でも話題になっている映画『(500)日のサマー』を先日鑑賞。
いやー、これは本当に面白い映画でしたね。
見ている間ずっと飽きずに楽しんで見ることができました。
主人公の女の子“サマー”が最高!で、ビートルズの中ではリンゴ・スターが一番好きという設定。「オクトパス・ガーデン」がNo.1曲だと言い張り、カラオケではガール・ポップの人気曲(あえて伏せておきましょうかね。見てのお楽しみ♪)を歌ったかと思いきや、ブルース・スプリングスティーン「ボーン・トゥ・ラン」を本当は歌いたかった、と話す、かわいいけれどちょっと風変わりな女の子なのです。
一言で言えば“ポップな恋愛映画”なのですが、平凡な日々の中にもたくさんの幸せが転がっている、というような多幸感が各ショットに散りばめられているのが、僕はとても気に入りました。
映画内に悪い人が一人も出てこない!、というのも良かったですね。
映像や編集もとても凝っているので、恋愛映画は苦手、という方にもオススメの映画です。
さて、その映画内にはいい音楽が色々と使われていますが、一番印象的だったのはやはりこの曲でしょう。
“サマー”との仲が良くなって心がウキウキ! 恋が始まった時の夢見るような心情が、ミュージカル的な映像とこの曲で見事に表現されていました。ホール&オーツの1980年発表アルバム『VOICES』に収録されていた楽曲です。森 陽馬
★掲載ジャケットは、ダリル・ホール&ジョン・オーツの限定BOX『Do What You Want Be What You Are』(BVCP-40150 \8,400)。代表曲に未発表ヴァージョン&ライヴ音源などもプラスした4枚組CDのBOXセットです。 |
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| 2010年1月17日(日) THE TAKEOVER UK 「Evelyn」 |
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ポップでイキのいいバンドをご紹介します。
The Takeover UK=''英国乗っ取り''というバンドです。
彼等の1stアルバム『Running With The Wasters』の輸入盤が日本でも人気となったのは約1年前のことだそうで、もう紹介し尽されている事とは思いますが、先日未発表の新曲3曲がプラスされた国内盤がリリースされました。(歌詞・対訳付 DLCL-10012 \1,985)
サウンドやジャケットの雰囲気も含め、非常にイギリスのバンドっぽいのですが、実際はアメリカ出身のバンドだったというのが意外でした。
元々はパンク・バンドとしてスタートしたという事もあり、パンキッシュな曲もいくつかありますが、どれもメロディーがポップで親しみやすいものばかりです。
若いパワーを感じる疾走感のある楽曲は聴いていて爽快ですし、そういう曲の間にはアコーディオンを交えたカントリー調の曲など穏やかな曲が収録されているのがとても良いなと思いました。
「Evelyn」の歌詞は少し青臭いですが、彼等がコーラスを大事にしているという事がわかるメロディーがキレイな一曲です。
ホーンやストリングス、グロッケンなどを交えたアレンジはファーストでセルフ・プロデュースとしては上々すぎるくらいの出来...といっては褒めすぎでしょうか。
パワーポップ好きの方にもオススメの一枚です。東尾沙紀 |
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| 2010年1月16日(土) The Velvets 「Lana」 (愛しのラナ) |
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日本においてこの曲は60歳前後の洋楽ファンの方には、とても記憶に残っている曲ではないでしょうか。
1963年暮れから1964年初めにかけて、ラジオのヒットパレードでかなりヒットし、レコードも売れたようですし。(中古屋でこのシングルをよく見かけるのでそう思うのですが)
ヴェルヴェッツはアメリカ、テキサス州出身の黒人5人組のコーラス・グループ。ハイスクールの仲間4人とその先生がメンバーという構成で1961年に2曲のヒットを出し、アメリカでもそれなりに知られた存在だったようです。
その2年後の1963年、日本で彼らが有名になった仕掛け人は、亀渕昭信さんでした。
亀渕さんの提案でB面だった「Lana」をA面にして、「愛しのラナ」という邦題をつけて発売したところ、ラジオでのプッシュもあり、大ヒットになったというわけ。
この秘話は、1981年に日本だけでヴェルヴェッツの全曲集LP(再発監修は大瀧詠一)が出た時の解説文に書いてありました。
この曲の作者はヴェルヴェッツと同じレコード会社所属だったロイ・オービソンで、彼自身のヴァージョンもCD化されています。
なおこのCD(『The Complete Velvets』 ACE CDCHD-625 \2,415)には、「夢のお月様」【原題:Tonight (Could Be The Night)】も収録の全30曲入り。彼らの全音源がいい音で楽しめます。森 勉 |
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| 2010年1月15日(金) Bobby Charles 「Small Town Talk」 |
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「スモール・タウン・トーク」などの名曲で知られるシンガー・ソングライター、ボビー・チャールズが亡くなったそうです。(享年71歳)
ソウルの名門レーベル“ハイ・レコード”の重鎮であったウィリー・ミッチェル逝去の報など、ここ最近訃報が多く伝わってくるようになりました。
もう2010年。60〜70年代から40〜50年が経っているわけですから当然のこととはいえ、よく聴いた作品のミュージシャンが亡くなる、というのは寂しいものがありますね。
追悼の意も込めて、『ベアズヴィル・ボックス』(VICP-70131 \10,000)から今日のこの1曲。
“ウッドストック・サウンド”を象徴する“ベアズヴィル・レーベル”。
トッド・ラングレンやポール・バターフィールドなども名曲を多数出しましたが、やはり“ウッドストック・サウンド”はボビー・チャールズのこの曲に集約されている、と言っても過言ではないでしょう。
ほのぼのしたサウンドに朴訥とした歌声。
いかなる時でもこれを聴くと、時間をゆるやかにしてくれる不思議な魅力を持った1曲です。森 陽馬 |
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| 2010年1月14日(木) Neil Young 「When You Dance I Can Really Love」 |
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レコード・コレクターズ最新号(2010年2月号)の第一特集は、2009年リイシュー・アルバム・ベスト10。そして第二特集では、ニール・ヤング『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』が取り上げられています。
何故に今更『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』?、という感じもありますが、実はこの作品1970年発表なので、今年で40周年なのです。
ニール・ヤングの代表作として、ニール・ファンの間でも一番好きなアルバムに挙げる方が多いこの名作。僕もニール・ヤング作品の中で一番よく聴いた1枚ですね。
ロックな「Southern Man」、アコースティックな「Only Love Can Break Your Heart」、「Tell Me Why」、「Birds」、カバーも多いタイトル曲などが一般的には人気曲でしょうが、僕がアルバム中で一番好きな曲は9曲目「When You Dance I Can Really Love」。
「Southern Man」ほど長いギター・ソロがあるわけでもなく、歌詞も特別深みはないのですが、“いかにもニール・ヤングらしい1曲”で、ロックなニールを聴きたいときは必ずこの曲をリピートで聴いてしまいます。
ただ、昨年末にニール・ヤングの初期4作品が新リマスターで再発されたのですが、この最新リマスター盤(WPCR-75489 \1,800)に収録されている「When You Dance 〜」は途中でフェイドアウトしてしまう3分44秒の短い別ヴァージョンなのです。
ジャック・ニッチェのピアノ、ニールのギターが交錯する後半の演奏が男臭くてかっこいいだけに、貴重な別ヴァージョンではなく、4分4秒の通常ヴァージョンで収録してもらいたかったですね。森 陽馬 |
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| 2010年1月13日(水) 古川ロッパ 「東京オリムピック」 |
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昭和初期に映画、演劇、漫談などで活躍した日本喜劇界の重要人物、“古川ロッパ”が歌手として出した貴重なSP音源を20曲収録したCDが1月16日に発売になります。
『古川ロッパ傑作集』がそれです。(NEACH-4568 \2,500)
4年前の2006年『バートン・クレーン作品集』を出して話題を呼んだ“Neach Records”からの発売です。
仕掛人・企画立案は、カフェ・アゲインの石川茂樹マスター!
今回もバートン・クレーン同様、初CD化音源多数・充実のライナーノーツで、音&ブックレット両方で日本の大衆芸能の歴史を堪能できる内容の濃さ。関係者の心のこもった作りに感謝です。
この「東京オリムピック」は、1936年(昭和11年)の作品。
4年後の1940年に夏のオリンピックが東京で開催されることが決まったことを祝う明るいイメージの歌です。
「トランランラン・・・♪」というフレーズが印象に残ります。
オリンピックは日中戦争が始まってしまうために、東京での開催は中止になってしまうのですが、そんな社会情勢も含めて、ロッパさんの歌で昭和10〜20年代の日本がタップリ味わえるCDです。お試しあれ。森 勉
★当店にてお買い上げの方には、先着で“ロッパdeリッパ”バッチを先着で差し上げます。 |
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| 2010年1月12日(火) ラヴ・サイケデリコ 「Here I Am」 |
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昨日メディアで話題となっていた、北アイルランド自治政府首相の奥さんによる不倫スキャンダル。
あるTVワイドショーでこのニュースを取り上げているとき、バックにサイモン&ガーファンクル「ミセス・ロビンソン」が使われていました。
かかったのはほんの僅かな時間でしたが、見事な選曲ですね!
この首相の名前はピーター・ロビンソン、そして奥さんの名前はアイリス・ロビンソン。まあベタではありますが、TVの音響ディレクターは歌詞の内容もちゃんとわかっていてこの曲を使ったのでしょうね。
さて、サイモン&ガーファンクルとの関連で今日の1曲。
ラヴ・サイケデリコ、5枚目となる新作アルバム『Abbot Kinney』(VICL-63480 \3,045)が本日入荷。この3曲目「Here I Am」のイントロが、サイモン&ガーファンクル「冬の散歩道」のイントロにとても似ているのです。
メロディーが全く同じ、というわけではありませんが、「冬の散歩道」を知っている方ならきっと反応するでしょう。アルバムの中でもハイライトといえるかっこいい1曲。
ちなみに、サイモン&ガーファンクル「ミセス・ロビンソン」と「冬の散歩道」は、『ブックエンド』というオリジナル・アルバム(もしくはベスト盤)に収録されています。森 陽馬 |
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| 2010年1月11日(月) Four Freshmen 「Their Hearts Were Fall Of Spring」 |
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今日は、DJイベントの告知を兼ねた1曲で失礼いたします。
1月18日(月)夜19時30分より、御茶ノ水のウッドストック・カフェにて、私、森 勉がDJをやらせていただくことになりました。
特集はウッドストック・カフェには似合わない(?)ビーチ・ボーイズです。店主の阿部さんのリクエストもあり、<ビーチ・ボーイズとそのルーツを探る>という感じの選曲及び話にしようかと計画しております。(イベントは限定12人、要予約です)
ということで、ビーチ・ボーイズと言えばフォー・フレッシュメン!
彼等のコーラス・ハーモニーに若き日のブライアン・ウィルソンがノックアウトされ、嫌がる弟たちを巻き込み3兄弟で練習し始めたのが、ビーチ・ボーイズ・ハーモニーの原点だと思います。
この曲は「ルート66」なども書いたボビー・トゥループ作で1961年発表。フォー・フレッシュメンならではの、清らかな泉から湧き出てくる水のようなヴォーカルの世界が味わえる曲です。
ビーチ・ボーイズはオリジナルの歌詞、及び別詞(「A Young Man Is Gone」)でもカヴァーしています。森 勉
★追加イベント情報:<気まぐれ音楽寄席>はいつものように当店地下アゲインにて、1月20日(水)に行ないます。特集は、キャラメル・ママ&ティンパンアレイです。そちらもよろしくお願いいたします。 |
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| 2010年1月10日(日) アン・バートン 「時の流れに」 |
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明日11日は成人の日。
僕の成人式の思い出は、大井町きゅりあんの大ホールで、加藤登紀子さんのステージを見たことです。
久々に会う友人と旧交を温めたりで、始終騒がしかった成人式。
そんな式中行なわれた加藤登紀子さんのコンサートでしたが、彼女の神々しい歌声と真摯なメッセージに万雷の拍手が起こったのが印象に残っています。(そこでギターを弾いていたのが告井延隆さんだった、と知ったのはかなり後でしたが・・・)
あれから約16年。時が経つのは早いものです。
今日のこの1曲は、ポール・サイモンの名曲カヴァー「時の流れに (原題:Still Crazy After All These Years)」。
アン・バートンは60〜80年代にかけて活躍したオランダ出身の女性ジャズ・シンガー。
69年発表『BALLADS & BURTON』が代表作として人気ですが、昨年末CD化された1977年発表の今作『雨の日と月曜日は』がオススメです。(MZCF-1209 紙ジャケット仕様 歌詞・解説付 \2,600)
77年に来日した際、招聘元オールアートの石塚貴夫氏のプロデュースにより東京のスタジオで録音された作品で、全編シンプルなピアノ中心の演奏(ケン・マッカーシー(P)、稲葉国光(B)、大隈寿男(Dr))をバックに、アン・バートンがしっとりと歌い上げています。
タイトル曲のポール・ウィリアムス&ロジャー・ニコルス作「雨の日と月曜日は」、イーグルス「ならず者」、ヘレン・メリルで有名な「You'd Be So Nice To Come Home To」のカヴァー等も良いですが、ポール・サイモン作のこの曲は特に沁みますね。(ちなみに彼女は89年に癌で亡くなっています)
夜聴く女性ヴォーカル・アルバムとして大推薦の1枚です。森 陽馬 |
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| 2010年1月9日(土) ベンジャミン・ハーマン 「DURBAN POISON」 |
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昨年の東京JAZZでバンドとしては初めての来日を果たしたオランダのクール・ジャズ集団、ニュー・クール・コレクティヴ。
そのリーダーでセッション・プレイヤーとしても活躍しているサックス奏者、ベンジャミン・ハーマンがソロ10作目となる新作『Blue Sky Blond』(国内盤はボーナス・トラック3曲追加収録 PCD-93310 \2,415)をリリース。
意外にもソロ作品に関しては、オランダ以外の国で正式リリースされるのは今回が初だそう。本国盤はキレイなブルーのジャケットでそちらも素敵でしたが、日本盤の渋いモノクロ写真もかっこいいですね。
全編インストの作品で、まずグルーヴィーなオープニング曲「DURBAN POISON」が凄くかっこいい!(ボーナストラックにはこの曲のC-MON&KYOSKIによるリミックスを収録、こちらも良いです)
疾走感のあるファンキーな曲は割と少ないのですが、彼がフルートを吹くヘヴィなロック・ナンバーや、ギタリストのジェシ・ヴァン・ルーラーが参加したムーディーな雰囲気の曲など実験的なアレンジも面白い、様々なタイプの曲が収録されています。
ちなみにポール・ウェラーがギター、キーボード、共作等で4曲に参加しています。
2人はウェラーのカバー作品「Studio 150」からのお付き合いで、オファーもしていないのにウェラー自ら参加を申し出たそう。ウェラーとは違うセッションですがデーモン・ミンチェラ(トリオ・ヴァロアー/元ウェラー・バンド)もベースで参加しています。東尾沙紀 |
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| 2010年1月8日(金) 在日ファンク 「ダンボール肉まん」 |
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今や大人気?の摩訶不思議インスト・グループ“サケロック”。
その摩訶不思議さの魅力を体言しているトロンボーン奏者の浜野謙太(通称:ハマケン)が新バンドを結成しました。その名も“在日ファンク”!(PCD-4399 \1,980)
サウンドも歌もモロにジェイムス・ブラウン・マナー。
ハマケン自らによる破天荒な日本語詞、ヘヴィーなファンク・サウンドをバックに、JBばりにシャウトしまくるその1曲1曲に最初は失笑&爆笑・・・。でも聴き込むほどになんか味が出てきて、妙に感心&楽しめるこれまた不思議な1枚です。
特に、6曲目「罪悪感」、7曲目「ダンボール肉まん」の歌詞は強烈ですね。女性には理解不能と思われるEの詞はハマケンにしか書けない男性必聴のナンバー! ある意味ホント最高です。
F「ダンボール肉まん」も最初は訳がわからないハマケン・ワールドながら、聴き込んでくると実は深い意味が根底にありそうに感じてくる、真に“ダンボール肉まん”な1曲。
こうやって書くと単なるおちゃらけファンク・グループのようですが、インタビューなどを読むと、実はバンド・サウンドは結構考えて作っているようです。いやはや、ハマケンおそるべし! 森 陽馬 |
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| 2010年1月7日(木) 小坂 忠 「しらけちまうぜ」 |
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新宿高島屋タイムズスクエアにあったHMVが昨日で閉店したようです。
その広すぎる売り場面積から、坪売上はいくらくらいなんだろう?利益は出ているのだろうか?、とオープン当初から察していましたが、数寄屋橋店、池袋店に続いての閉店。後のテナントにはどうやらユニクロが入るようで、なんとも時代を感じますね。
2009年の音楽業界は、ビートルズ、マイケル・ジャクソンが奇跡的に売れてくれたおかげで、そこそこ盛り上がっていたように外からは見えたかもしれませんが、実質的には大不況の真っ只中。
90年代はミリオン・ヒットが数多くありましたが、今は10万枚売れれば大ヒット! 1万枚でもヒットと言って過言ではないと思います。
ただこれが不況だからではなく、普通だと思ったほうがいいでしょうね。将来的にこれ以上売上枚数が上昇することはまずないですし、元々CD・レコードがこの島国で100万枚売れること自体がありえないことなのですから。
より良い音楽をより多くの人に届ける、という原点を、作り手も売り手も改めて見つめ直す時期なのだと深く実感しています。
このように書いてくると、時代を経て悪いことばかり起きているようですが、もちろん良いこともあります。
マスタリングの技術が向上し、昔の音源・音質が格段に良くなって聴けることはその一つだと言えるでしょう。
小坂忠さん75年発表名作『ほうろう』のマルチ・トラックが発見され、その16chマルチを生かし、更に歌を新たに録音してMIXした盤が、3月24日に発売されることが決定しました。(『HORO 2010』 MHCL-20080 \3,000)
サンプル音源が届いたのですが、とにかく素晴らしいですね!
細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆、矢野顕子、吉田美奈子、山下達郎、他による研ぎ澄まされた演奏がより輝きを放って生まれ変わり、更に35年を経て新たに吹き込まれた忠さんの歌声もいぶし銀の味! 当時のティンパン・サウンド好きの方は要チェックのリリースです。森 陽馬
★通販コーナーにも掲載しましたが、この作品は3月24日発売予定です。 |
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| 2010年1月6日(水) パイロット 「ジャニュアリー」 |
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新しい年の1月、ということでベタですが「1月」という曲を。
スコットランド出身のパイロットが1975年1月に発表したシングル曲で、全英チャートNo.1の大ヒットになりました。
日本でもその当時東芝EMIより発売になり、ラジオでよく耳にした曲でした。アルバムとしては、セカンド・アルバム『セカンド・フライト』に収録された名曲です。
中心人物であるデヴィッド・ペイトン作の快心のポップ・チューンで、ビートルチックでセンスのいいメロディが魅力です。印象的なギター・フレーズもこの曲の特徴になっていますね。
このCD(ATOZ-8 日本語解説付 \2,100)にはボーナス・トラックとして、「ジャニュアリー」のデモも収録。そのギター・リフがまだ付いていない貴重な初期ヴァージョンを聴くことができます。森 勉 |
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| 2010年1月5日(火) 20th Century Steel Band 「Lazy Days」 |
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2010年、早くも5日が過ぎてしまいました。
毎年1月5日には競馬で金杯というレースがあって、これが終わると正月気分も終了ー、という感じなのですが、なかなかすぐにはシャキッ!としないものです。
(ちなみに今年の金杯は、シェーンヴァルトという穴馬の複勝を買っていたものの、小差の5着で惜しくも撃沈)
ということで、今日の気分はこの曲「Lazy Days」。
20th Century Steel Bandは70年代にイギリスを中心に活動していた9人組スティール・ドラム・バンド。
演奏/メロディーはスティール・ドラム中心ですが、通常のドラムの音も入っているのでリズミカルなサウンド。インストだけでなく曲によってはヴォーカルも入っているので、ポップ&ファンキーな面もあり、聴いていてとてもゴキゲンな気分になれますね。
初CD化された今作『Warm Heart Cold Steel』(PCD-17328 \2,625)は1975年に発表されたアルバム。
レア・グルーヴ・ファンからは、グランドマスターフラッシュがブレイク・ネタとして使用した「Heaven &Hell」が収録されていることで人気の盤だそうですが、この曲以外にも、アイザック・ヘイズ「シャフト」、バリー・ホワイト「Love's Theme」、テンプテーションズで有名なモータウン・ナンバー「Papa Was A Rolling Stone」など、ソウル・ファン好みのカバー選曲。
ワールド・ミュージック/スティール・ドラムに馴染みない方でも楽しめる1枚です。
その中にあって、4曲目に収録されているこの「Lazy Days」という曲はラヴィン・スプーンフル「デイ・ドリーム」を想起させるような1曲。
Alan Davidという人が書いた曲のようですがオリジナルかな?
まさに“レイジー”な雰囲気のゆったりポップ・ナンバーです。森 陽馬 |
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| 2010年1月4日(月)フラッシュバックあの人 「DOWN TOWN」(シュガーベイブ・カバー) |
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本日月曜日、仕事始めの方も多かったのではないでしょうか。お疲れ様です。
昼間、パルム商店街の中では太鼓がドコドコと鳴り響いていて、今日はまだ少しだけお正月モードに浸ることができました。
年末年始は、70〜90年代を中心とした名曲、ヒット曲を振り返る“年忘れにっぽんの歌”的な特別番組がいつも楽しみで色々見て過ごしました。昔、そういう番組を見ながら懐かしいわ〜と曲を口ずさむ両親の気持ちが段々わかるようになってきた気がします...。
さて今日の一曲ですが、このユニットの曲を聴いて古き良き時代にタイムスリップ?!
一風変わったユニット名である“フラッシュバックあの人”は、テリー&フランシスコのテリー福山こと福山輝彦さんと、男女ユニットのアオヤマなどで活動している山口洋輔さんによる新シティ・ポップユニット。
シュガーベイブ「ダウンタウン」のカバーから始まるアルバム『摩天楼と、蜃気楼』(COAR-55 \2,000)は、セルフ・プロデュースによるデビュー作。70年代のシティ・ポップス+打ち込みなど現代的なアレンジを上手くミックスさせたサウンドは、懐かしくも新鮮に響きます。
小沢健二の「さよならなんて云えないよ」のカバー(こちらのカバーも良い!)も収録した全10曲。キリンジなどがお好きな方も要チェックです。東尾沙紀 |
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| 2010年1月3日(日) 「野ばら」 映画サントラ『海角七号/君想う、国境の南』より |
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3日は18時閉店だったので、2007年、一昨年、に引き続き閉店後映画を見に行きました。今年は銀座シネスイッチで上映されている台湾映画『海角七号/君想う、国境の南』。
2008年台湾で空前の大ヒットを記録した音楽映画。
映画の内容自体はかなり大味で、超ベタベタな恋愛描写やら無理矢理なストーリー展開も気にはなりましたが、話のテンポはとても良く、楽しく見ることができました。
中孝介が実名で出演していることでも注目で、セリフは三流ながらその素晴らしい歌声は劇内でも披露されています。
台湾と日本の歴史的背景も物語にリンクするように描かれており、音楽映画としてだけではなく、心温まる人間ドラマとしても楽しめる台湾娯楽映画ですね。
台湾の恒春という場所が舞台になっているので、音楽も台湾のバンド&音楽が中心ですが、日本では唱歌としても親しまれている楽曲、「野ばら」が映画内の重要な場面で使われています。
「野ばら」は元々はシューベルト作曲の歌曲。
しかしながら映画内では日本語による歌唱で印象的に登場。ある意味、映画のキーポイントにも繋がる1曲ですね。
サントラ盤(DQC-400 \2,500)や唱歌集以外では、童謡のうたを歌ったアルバムを多くリリースしている由紀さおり&安田祥子の作品(TOCT-26789 \3,000)にも収録されていますので、映画をご覧になって気になった方はそちらもチェックしてみてください。森 陽馬 |
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| 2010年1月2日(土) 相川 理沙 「こころにあるもの」 |
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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
皆さんは年末年始いかがお過ごしでしょうか?
31日閉店後、僕はTVで紅白歌合戦を見ていましたが、矢沢永吉の出演にはビックリしましたね。
(一番視聴率が良さそうな嵐の出番の後にサプライズで出てくる、それもNHKホール内通路を歩いてくる演出、というのは“矢沢永吉本人によるプロデュース”なのでしょうか? 映画『E YAZAWA ROCK』も年末に見ていたので、そう勘ぐってしまいましたが、その演出力は見事でしたね。)
31日に取り上げた木村カエラ「バタフライ」も聴けましたし、“日本語の歌の良さ”を再認識した紅白歌合戦でした。
さて、その日本語による歌、で最近よく店でかけているのがこの1枚。
相川理沙『my life』(BDCU-1008 \1,800)。
相川理沙は福岡出身の女性シンガー・ソングライター。
村田和人さんも大推薦しているシンガーで、昨年12月には当店地下のアゲインにて、テキーラ・サーキットの西海孝さんとジョイントでライヴもやっていただきましたが、本当に素晴らしい歌声!
歌の上手い女性シンガーは現在たくさんいますが、彼女の歌声はまた特別で、アン・サリーのような聴く人全ての心を震わす魅力があります。
このアルバム『my life』は2007年に発表した作品。
彼女の美声とソングライティングを引き立たせたアコースティック調のシンプルなバックの演奏も聴きやすいアレンジなので、女性シンガー好きの方に是非とも聴いてもらいたい1枚。
アン・サリー、寺尾紗穂さんなどの女性ヴォーカル好きの方に大推薦! 要チェックのシンガーです。森 陽馬 |
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| 2010年1月1日(金) ビーチ・ボーイズ 「オール・ディス・イズ・ザット」 |
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新年あけましておめでとうございます。
本年もペット・サウンズ・レコードをよろしくお願い致します。
久し振りにビーチ・ボーイズを。
彼らは、1962年のアルバム・デビューからベスト盤・編集盤を除いても、実に31枚ものアルバムを発表しています。(ライヴ及びクリスマスなどの企画盤も含む。ただしカラオケの『スタック・オー・トラックス』は含まず)
そんなに出していると、一般的にはほとんど知られていないアルバムもあるわけで、ファンとしてはそんなアルバムにも、たまには光を当ててあげたくなるのです。
ということで、今日は1972年発表の『カール&ザ・パッションズ〜ソー・タフ』からの1曲。(TOCP-54099 \1,500)
アル・ジャーディン、カール・ウィルソン、マイク・ラヴの共作で、この3人がパート・パートでリード・ヴォーカルをとっています。地味ですが昔から好きな曲で、イントロを聴くといつも1975年の10ccのヒット「アイム・ノット・イン・ラヴ」を思い出してしまいます。
ビーチ・ボーイズの中では、もしかしたら一番マイナーなアルバムかもしれない『カール&ザ・パッションズ』ですが、この曲以外にもデニス・ウィルソンのバラード「メイク・イット・グッド」、「カドル・アップ」、ブライアン・ウィルソンのライヴでもよく歌われる「マーセラ」なども入っていて、それなりに注目してもらいたいアルバムなのです。
1972年の発売の時、アメリカではこのアルバムだけでは、心もとない、セールス・ポイントがない、キャッチーなシングル曲がない、と判断され、レコード会社の独断に近い形で『ペット・サウンズ』をおまけに付けたような2枚組として出たなんてこともありました。
多くの人には受け入れられないサウンドだとしても、僕にはこれも大切なビーチ・ボーイズの歴史の1枚であり1曲なのです。森 勉 |
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