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 今日のこの1曲コーナー


ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2019年8月23日(金) イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー 「ラヴ・イズ・ジ・アンサー」

テキサス州オースティンで結成された、というとカントリー・ミュジックはたまたブルースのグループと思ってしまいますが、イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーは二人の美しいハーモニーを基調としたAOR風味を持ったユニットです。

1976年「I'd Really Love To See You Tonight」(秋風の恋)が全米第2位を記録して、世界的に名が知られるようになりました。しかし、日本では5年前にもうそれなりに知られるグループでした。「シーモンの涙」(A&Mレーベル)が毎日のようにラジオから流れていて、洋楽ファンには評判の良い曲でした。

その後、イングランド・ダン(ダン・シールズ)の兄であるジム・シールズがダッシュ・クロフツと組んだシールズ&クロフツが「サマーブリーズ」や「ダイアモンド・ガール」の大ヒットを出したことにより、ジムの弟はイングランド・ダンということでちょっと注目もされたりもしました。

さて、今日は彼らが1979年に発表したアルバムを紹介したいと思います。

イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー『Dr.ヘッケル&Mr.ジャイヴ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-17463 1,300円+税)

このアルバムからは1979年5月にベスト10ヒットが生まれました。
トッド・ラングレン作品をカヴァーした「ラヴ・イズ・ジ・アンサー」(愛こそ証し)。

オリジナルは1977年発表ユートピア名義のアルバム『Oops! Wrong Planet』(悪夢の惑星)のB面ラストに収められていたトッドならではのポップで美しいメロディーを持った曲です。

ほぼオリジナルに忠実にカヴァーされていますが、この二人ならではの声が絡む所が聴きものです。森 勉


2019年8月22日(木) The Weight Band 「Day Of The Locusts」

アメリカン・ルーツ・ロックの名バンド、ザ・バンド好きの方は要注目の1枚です。

ザ・ウェイト・バンド『World Gone Mad』
(国内CD 日本語解説付 VSCD-3965 2,315円+税)

ザ・バンドが1980年代再結成した際、ロビー・ロバートソンの代わりにギターを弾いていたジム・ウィーダー。
後期ザ・バンドの重要人物だった彼が中心となり組んだのが、ザ・バンド曲名を冠したThe Weight Band。

リヴォン・ヘルムのバンド・メンバー繋がりで集ったこのバンドの音は、まさに<ザ・バンド>していますね。

日本盤ボーナス・トラックとして「Weight」カヴァーのライヴ音源も収録されていますが、今日のこの1曲は、ボブ・ディラン1970年発表作『New Morning』収録曲「Day Of The Locusts」(せみが鳴く日)カヴァーを。

なお、ザ・ウェイト・バンドはビルボードライヴにて2019年8月29日~9月1日来日公演決定!
リトル・フィートのポール・バレル&フレッド・タケットもゲスト出演する予定になっています。森 陽馬


2019年8月21日(水) サカナクション 「忘れられないの」(カラオケ)

サカナクション2019年6月発表傑作アルバム『834.194』から、近年では珍しいアルバム・カット。
なんと!短冊型8cmシングルCDの仕様で発売されました。

サカナクション『忘れられないの/モス』
(国内8cmCD 完全限定盤 プレイパス対応ダウンロードカード封入 VIDL-30565 1,200円+税)

彼らのルーツは1980年代にあり、当時CD流通において普及していた8cmCDの形態で、という意向のリリース。

実際に手に取ると、「昔は7インチアナログEPの什器を転用して8cmシングルを店頭出ししていたなぁ」とか、「ポニーキャニオンのシングルにはZマークが付いていて返品可だったな」等、色々と思い出しましたね。

サカナクションの今シングルには、遊び心溢れるMusic Video絵コンテが描かれた用紙&フォトカード封入。
更に、その時代にはなかったプレイパス対応(携帯へダウンロードして聴ける)仕様になっています。

また、アルバムには収録されていないカラオケが入っているのもうれしい!
アーティストが作った1曲を噛みしめるようにして聴くシングル盤の楽しさが凝縮された1枚です。森 陽馬



2019年8月20日(火) Glen Campbell 「Guess I'm Dumb」

今夏~秋は音楽映画の劇場公開が目白押し!

昨日紹介した『カーマイン・ストリート・ギター』に続き、エルトン・ジョンの半生を描いた
『ロケット・マン』(8/23公開)、ジョアン・ジルベルトを巡るドキュメンタリー『ジョアン・ジルベルトを探して』(8/24公開)、シカゴのドキュメンタリー『ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ Now More Than Ever』、ビートルズを題材にした『YESTERDAY』(10月公開)も楽しみですね。

あと、グレン・キャンベルの映画
『アルツハイマーと僕 ~グレン・キャンベル 音楽の奇跡~』も注目しています。

グレン・キャンベルは1960年代前半スタジオ・ミュージシャン集団/レッキングクルーのメンバーとして活動。
60年代後半「By The Time I Get To Phoenix」等ヒットを出したアメリカを代表する名シンガーです。

この映画はアルツハイマー病と診断されながら敢行したコンサートツアーのドキュメンタリー映像作品。
アルツハイマー病の深刻さを焦点にした内容ですが、2017年逝去した彼の雄姿を見届けたいと思っています。

今日の1曲は、ビーチ・ボーイズとも縁深かった彼が1965年に歌ったブライアン・ウィルソン作「Guess I'm Dumb」。
1990年代発売された編集盤『The Capitol Years 65/77』(輸入CD 724382183426)に収録されています。森 陽馬


2019年8月19日(月) Marc Ribot - The Young Philadelphians 「The Hustle」

映画『カーマイン・ストリート・ギター』を新宿シネマカリテにて鑑賞。

ニューヨーク/グリニッジ・ヴィレッジで今も営業しているギター・ショップの1週間を描いたドキュメンタリー。
ギター職人リック・ケリーは、ニューヨークに古くからある建物の廃材を使いギターを製作。
その信念と心意気に惹かれ、PC・携帯電話も持たない彼へ様々な人物が店を訪れる様子が描かれています。

ジム・ジャームッシュ、ビル・フリーゼル、レニー・ケイ、マーク・リーボウ、チャーリー・セクストン、ネルス・クライン(Wilco)、カーク・ダグラス(The Roots)、ジェイミー・ヒンス(The Kills)他出演。

ビル・フリーゼルがアストロノウツ好きだったことを語り、「パイプライン」~「サーファー・ガール」を弾く場面。
ネルス・クラインが盟友を励ますためにギターをプレゼントしたい、と話すシーン。
マーク・リーボウが語る音楽の表と裏の興味深い話など、とても楽しく観ることができました。

弟子の女性シンディもさることながら、電話番をしているリックの母親が醸し出す風情も良かったですね。
ニューヨーク不動産問題をさりげなく提起していたのも印象深かったです。

今日のこの1曲は、奇才マーク・リーボウによるヴァン・マッコイ名曲「The Hustle」インスト・カヴァーを。森 陽馬

マーク・リーボウのヤング・フィラデルフィアンズ『Live In Tokyo』
(国内CD 2014年来日東京公演音源 日本語解説付 PCD-25193 2,500円+税)


2019年8月18日(日) RIDE 「Future Love」

2014年に再結成を果たした英国の4人組ロック・バンド、ライド。

実に21年ぶりのアルバム・リリースとなった前作『ウェザー・ダイアリーズ』から約2年。
再結成以降2枚目、通算6作目となる新作が先日発売になりました。

ライド『ディス・イズ・ノット・ア・セーフ・プレイス』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナストラック2曲収録 OTCD-6767 2,400円+税)

新作のジャケットを見て、1st『Nowhere』のあの波のジャケットを連想された方も多いのではないでしょうか。
初期の雰囲気を彷彿とさせながら、単なる焼き直しではない成熟したサウンドを聴かせる充実作となっています。

バンド名を冠したノイジーな「R.I.D.E」に始まり、切ないリフと爽やかなハーモニーが同居した「Future Love」、米国アーティスト、バスキアの名が登場するニューウェイヴな「Repetition」、アンディ・ウォーホールの言葉からインスパイアされた「Fifteen Mintutes」など、アンディ・ベル作詞の楽曲からはアートの影響も感じられます。
彼ららしいヘヴィな部分とポップな部分が絶妙な1枚。

11月5日EXシアター六本木、11月6日大阪梅田クラブクワトロでの来日公演も予定されています。東尾沙紀

2019年8月17日(土) Bill Callahan 「Call Me Anything」

<羊皮のベストを着た羊飼い>
世の無常を皮肉を込め表したタイトル、そして神秘的なジャケット・イラストが印象的な1枚。

ビル・キャラハン『Shepherd In A Sheepskin Vest』
(国内仕様CD 日本語解説・歌詞付 SIGNS-045 2,400円+税)

ビル・キャラハンは1990年代からSMOG名義で活動していた男性シンガー・ソングライター。
今作は『Dream River』(2013)以来約6年ぶりとなるオリジナル・アルバム。
2018年5月亡くなった母への想いや死生観を込め、地元オースティンで録音された作品です。

アコースティック・フォーキーなサウンドをバックに、低い声質で呟くように歌うスタイル。
レナード・コーエンとトニー・ジョー・ホワイトを足してアシッドで割ったような雰囲気、じんわりと聴かせます。

今日のこの1曲は、カリンバのような音と歌の隙間がマジカルに響く⑬「Call Me Anything」を。森 陽馬


2019年8月16日(金) エリック・バードン&アニマルズ 「トゥ・ラヴ・サムバディ」

「朝日のあたる家」、「悲しき願い」、「悲しき叫び」、「朝日のない街」、「孤独の叫び」、「ドント・ブリング・ミー・ダウン」、「サンフランシスコの夜」、「スカイ・パイロット」等のヒットを生んだアニマルズは、ミドル60'sの忘れられないブリティッシュ・ビート・グループです。

イギリスのニューキャッスルで1963年に結成され、1968年解散。
今考えればたった5年間でしたが、R&Bやブルースなど黒人音楽の良さを日本のティーンネイジャーの音楽ファンにもわかりやすいかたちで教えてくれたグループでした。

今日はそのアニマルズ、1968年10月L.A.で録音されたラスト・アルバムから1曲紹介したいと思います。

エリック・バードン&アニマルズ『ラヴ・イズ』
(国内CD 紙ジャケット仕様 解説・歌詞・対訳付 UICY-93377 2,571円+税)
<この盤2019年8月末で廃盤になります>

当時のメンバーは、ヴォーカルのエリック・バードン以外は結成当時と全員入れ替わっていましたが、ズート・マニー(キーボード)など達者な連中が揃っていたので演奏も楽しめるものになっています。

ビージーズ「トゥ・ラヴ・サムバディ」をこの時代らしいサイケ色を漂わせながら7分20秒長尺カヴァー。
聴きものです。森 勉


2019年8月15日(木) The Ray Charles Singers 「Windy」

廃盤になる商品は毎月あり、月初リストがデータで到着→月末返品することになっています。
今月はユニバーサル社の廃盤が多く、店頭在庫の廃盤予定商品抜き出しを近日行いました。

何年も売れないで残っている商品ながら、いざ廃盤・返品するとなると口惜しい想いが残りますね。
丁寧に作られた解説・歌詞・対訳付の国内盤。
たった1枚、されど1枚、このCDを発売するのに、制作者・担当者の様々な苦労があったことでしょう。

音楽も消費される時代へ突入している昨今、国内盤の文化的価値を今一度見直す必要があると思いますね。

その今月末廃盤予定のCDから今日のこの1曲。

レイ・チャールズ・シンガーズ『テイク・ミー・アロング!』
(国内CD 紙ジャケット仕様 大江田信解説・歌詞・対訳付 UICY-93262 2,381円+税)

土橋一夫&高瀬康一監修による<ジャケガイノススメ>シリーズの1枚。
あの有名なレイ・チャールズではなく、白人のレイ・チャールズが主宰した男女コーラス・グループです。
流麗なコーラスとオーケストラが魅力的。バカラック、アソシエイションの名曲カヴァーも入ってます。森 陽馬


2019年8月14日(水) ビートルズ 「オー!ダーリン」

ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』50周年記念リマスター盤の発売が9月27日に決まりました。

『アビイ・ロード』はビートルズのラスト・レコーディング・アルバムと現在ではわかっているのですが、1969年当時はそうなってしまうことを意識して聴いたりはしていませんでした。
まだ高校3年生、18歳の僕はビートルズの曲が聴けるだけで満足でしたし、作品に対して深く分析する情報も能力もなかったのです。

それに『マジカル・ミステリー・ツアー』とシングル「レディ・マドンナ」、「ヘイ・ジュード」のリリースしかなかった1968年に比べると、1969年のリリース・ラッシュはビートルズ・ファンとしては忙しくもうれしい出来事でした。

1969年7月までに日本盤としてレコードが発売されたのは(この当時は輸入盤の流通はまだまだ一般的ではなくて、日本盤の発売日が我々日本人にとっての初めてそのレコードを手に取れる日でした。)、1月『ザ・ビートルズ』(ホワイト・アルバム)、3月『イエロー・サブマリン』、シングル「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」、6月シングル「ゲット・バック」、7月シングル「ジョンとヨーコのバラード」。
約半年間でこんなに発売されていたのです。1969年は。

解散の話もなかったわけではありませんがただの噂だと思っていましたし、10月には『アビイ・ロード』が発売!
ビートルズの4人がおかれていた当時の立場や想いは、僕らのような若年ファンにはあまり伝わっていなかったのが事実でした。

それにしても、アルバム『アビイ・ロード』の凄さ。
どの曲も凄い、そしてB面の息をもつかせぬ見事なメドレー。
そのアルバムの50周年記念盤が出ます。楽しみです。

今日のこの1曲は、LPを初めて通して聴いた時、最初に大好きになった「オー!ダーリン」を。
ポールのシャウトがたまりません。森 勉


2019年8月13日(火) 土岐麻子 「君に、胸キュン。」

NHK EテレのTV番組『ふるカフェ系 ハルさんの休日』
渡部豪太演じるハルさんが全国のカフェをドラマ仕立てで紹介する大好きな番組です。

ただ単に人気店というのではなく、古い建築を活かし意志を持って営業をしているカフェが毎回登場。
店舗に携わるスタッフやお客さん等実在の方々が出演しているのも面白いですよね。

番組内でかかる音楽もハルさんの雰囲気にピッタリ♪
オープニング曲は、つじあやのが歌う「なんとなくなんとなく」(スパイダースのカヴァー)。
そして番組後半で毎回かかり印象的なのが、土岐麻子が歌う「君に、胸キュン。」です。

「君に、胸キュン。」はYMO1983年大ヒット曲。(作詞:松本隆、作曲:細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一)
土岐麻子が歌うこの曲は2006年発表カヴァー・アルバム『WEEKEND SHUFFLE』に収録。

その『WEEKEND SHUFFLE』が限定アナログLP化。(国内LP 311-LDKLP 2,700円+税)
今作には大滝詠一「夢で逢えたら」、シュガー・ベイブ「Down Town」カヴァーも収録されています。
番組『ふるカフェ系』も限定アナログ盤も是非チェックしてみてください。森 陽馬


2019年8月12日(月) ROCKPILE 「Trouble Boys」

ニック・ロウ来日(8/13、14ビルボード・ライヴ東京、8/15大阪)を目前に、嬉しいニュースが発表されました。

ザ・スパンピナード・ブラザーズ・バンドwith SPゲスト ビリー・ブレムナー来日!(10/24、25、26)

元NRBQのジョーイ&ジョニー・スパンピナート兄弟を中心に結成されたザ・スパンピナード・ブラザーズ。
病気療養中の兄ジョーイは残念ながら公演不参加となりますが、ジョニー率いるバンドと共に強力助っ人としてビリー・ブレムナーがやって来ます。

8月4日に73歳になったビリーは、ニック・ロウ、デイヴ・エドモンズ、テリー・ウィリアムズらロックパイルの一員としての活躍でも知られるシンガーソングライター/ギタリスト。

彼がリード・ヴォーカルを務めたロックパイルの超名曲「Heart」はいつ何度聴いても胸が躍ります。
その「Heart」含め、10月の公演では自身のソロ作からも色々歌ってくれたりするのかな、と今から楽しみです。

本日はビリーの来日決定を祝して、ちょうど40年前1979年8月ニューヨークで行われたロックパイルのライヴを収めた『ライヴ・アット・ザ・パラディアム1979』から「Trouble Boys」を。
(国内仕様CD 赤岩和美氏による解説付 MSIG-1163 3,000円+税)

デイヴ・エドモンズ1978年シングル、シン・リジィもカヴァーしたビリー作のロックンロール・ナンバー。
ライヴ盤でのビリー自身による気合いの入った歌声が最高! キレッキレのバンド演奏にもシビれます。東尾沙紀


2019年8月11日(日) クルアンビン 「Firecracker」

最初は変な気分になって、ああこんなもんか、と思うけれど、不思議と後を引きクセになる...

クルアンビンというバンドが奏でる音楽は、そんな麻薬のような中毒性を持っていますね。

フジロック・フェス2019、3日目7/28(日)夜フィールド・オブ・ヘヴンのトリで登場したクルアンビン。
アメリカ/テキサス州ヒューストン、地元の教会でゴスペルを一緒に演奏していたMark Speer(G)とDonald"DJ"Johnson(Dr)に、女性ベーシストLaura Leeが加わった3人バンドです。

1960年代からタイムマシンに乗ってきたようなマークによる浮遊感あるエレキ・ギターが絶妙の味。
更に、Laura Leeの妖艶な腰つきから繰り出されるベースがなんだかよくわからないけれどエグい!
単調なようでいて聴き続けていられるインストなんですよね。

今日のこの1曲はマーティン・デニー及びYMOヴァージョンでも有名な「Firecracker」カヴァーを。
2014~15年以前制作した楽曲を収めた日本独自編集CD『全てが君に微笑む』に収録。森 陽馬
(国内CD 松永良平氏解説付 BRC-605 2,200円+税)


2019年8月10日(土) ハーパース・ビザール 「カム・トゥ・ザ・サンシャイン」

ポール・サイモンが作った「59番街橋の歌」(フィーリン・グルーヴィー)をハーパース・ビザールが歌ってアメリカのヒットチャートを賑わせていたのは1967年春のことでした。

ハーパース・ビザールは5人組コーラス・グループ。
さわやかなコーラスと新鋭(当時の)ソングライター曲を取り上げる選曲の妙も話題でした。

1967年1stアルバムには、ランディ・ニューマン、レオン・ラッセル、ロン・エリオットが書いた曲も収められています。

ハーパース・ビザール『フィーリン・グルーヴィー』
(国内CD 解説・歌詞付 WPCR-27843 952円+税)

今日はその中から、アルバム冒頭を飾っている「カム・トゥ・ザ・サンシャイン」を。
曲を作ったのはヴァン・ダイク・パークスで、ピアノも弾いています。

アレンジはペリー・ポトキン・ジュニア。
アルバム全体のプロデューサーは当時まだ25歳のレニー・ワロンカー。

なお、ハーパース・ビザールのメンバーには、後にドゥービー・ブラザーズ、ヴァン・ヘイレン等を育てた大プロデューサー、テッド・テンプルマンが在籍していました。森 勉


2019年8月9日(金) The Bird & The Bee 「Jump」

ローウェル・ジョージの娘で、ソロやLiving Sistersとしての活動でも知られるイナラ・ジョージと、プロデューサーとしても売れっ子のグレッグ・カースティンによるエレポップ・デュオ、ザ・バード&ザ・ビー。

久々のリリースは、ヴァン・ヘイレン・カヴァー集!

『ジャンプ ~トリビュート・トゥ・ヴァン・ヘイレン』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナストラック1曲収録 HYCA-3088 2,400円+税)

子供の頃からヴァン・ヘイレンが大好きだったという2人。

「Runnin' With The Devil」、「Panama」、ベック参加「Hot For Teacher」、「Ain't Talkin' Bout Love」、キンクスのカヴァー「You Really Got Me」他、デヴィッド・リー・ロス在籍時の人気曲を取り上げ、ピアノ/キーボードを主体に大胆にアレンジ。
洗練されたサウンドとイナラのヴォーカルで見事にカヴァーしています。

オリジナルのシンセサイザーを用いた印象的なイントロを、イナラの多重コーラスで表現した「Jump」も聴きもの!

ヴァン・ヘイレンとデヴィッドに捧げられた「Diamond Dave」(2008年発表『Ray Guns Are Not Just The Future』収録曲)のセルフ・カヴァーも収録。
ヴァン・ヘイレンへのリスペクトと愛情たっぷりの1枚です。東尾沙紀



2019年8月8日(木) 竹内まりや 「アフター・イヤーズ」

竹内まりや『Turntable』は9月4日発売決定していましたが、ジャケット及び収録曲の内容が発表されました。

竹内まりや『Turntable』
(国内3枚組CD WPCL-13077 4,000円+税)
初回プレス分のみ別冊まりやちゃんスペシャル・ブック(イラスト:ヤマザキマリ)封入&三方背BOX仕様

発売はまだまだ先と思っていたら、あと1ヶ月を切りましたね。
恒例のリーフレット作りもそろそろ本腰を入れないといけない時期になってきました。
まずは資料集めから...がんばります。

さて、今回の『ターンテーブル』はベスト・アルバム『エクスプレッションズ』に収められなかった主要曲全17曲によるディスク1『モア・エクスプレッションズ』。他アーティストへの提供曲をセルフ・カヴァーした曲やレア曲を全20曲収録のディスク2『まりやズ・レアリティーズ』。そして、<サンデー・ソングブック>で放送されたクラブ活動音源等を全25曲収めたディスク3『プレミアム・カヴァー』で構成されています。
3枚組全62曲、聴きごたえありそうですね。

あの曲を入れて欲しかった、というのは今回はなしにしておきましょう。
イイ曲がいっぱいありすぎて選曲が大変なことはわかっていますから。

ジャケットの写真もなんとも素敵に仕上がっていますし、発売が待ち遠しいです。

今日のこの1曲はディスク1より「アフター・イヤーズ」。
ここに入ってうれしい1曲です。

あの名曲「駅」と両A面扱いのような形で1987年にシングル・レコードとして発売された曲でもあります。
山下達郎によるボサノヴァ・テイストのアレンジ&演奏と、竹内まりやの優しい歌声が魅力です。森 勉


2019年8月7日(水) 近藤利樹 「Uptown Funk」

2019年7月28日(日)フジロック・フェス3日目へ行ってきました。

ジェイソン・ムラーズ、Superfly、クルアンビン、キュアー、渋さ知らずオーケストラ、Paradise Bangkok Molam International Band等々、天候に恵まれ楽しいライヴをたくさん見ることができました。

中でも特に印象に残ったのがこの人、関西出身12歳の天才ウクレレ奏者!近藤利樹。

Gypsy Avalonという小さいステージ、最初の出番でしたが、初々しいながらも堂々としたパフォーマンス!
ウクレレの技術はもちろんのこと、演奏中ずっと笑顔で人を惹きつける魅力が伝わってきましたね。

今日のこの1曲はフジロックでも披露したブルーノ・マーズ人気曲「Uptown Funk」カヴァーを。
近藤利樹『ウクレレ・デイズ』
(国内CD 2018年7月4日発表ミニ・アルバム AICL-3530 1,759円+税)

なお、メジャー1stフル・アルバム『With U』が2019年11月27日発売決定。ブレイクしてほしいな。森 陽馬


2019年8月6日(火) 渡辺美里 「It's All Right!」

<夏>のイメージを持つアーティストといえば、ビーチ・ボーイズ、村田和人、サザン、TUBE、etc...
そして、渡辺美里もそのうちの1人ですよね。

2019年でデビュー35周年を迎えた渡辺美里。
20枚目となるオリジナル・アルバム『iD』が発売になりました。

渡辺美里『iD』
(国内CD 初回限定DVD付 ESCL-5253 5,370円+税/通常CD ESCL-5255 2,778円+税)

奥野真哉(ソウル・フラワー・ユニオン)、本間昭光(いきものがかり、ポルノグラフィティ等を手掛けたプロデューサー)の2人がサウンド・プロデュースの中心となり制作された活気あふれる全11曲。

今日のこの1曲は美里の気合いが感じられる⑨「It's All Right!」。
ストーンズ「ブラウンシュガー」っぽいイントロのギターは仲井戸CHABO麗一!

ちなみにラスト⑩「すきのその先へ」、歌詞&メロディーがとっても素敵でキュンときました。森 陽馬


2019年8月5日(月) Cornelius 「THE SUN IS MY ENEMY」

コーネリアス94年発表1st『the first question award』、2001年4th『POINT』が最新リマスターで再発。
8月は東京・大阪で、9月以降はアメリカ&カナダでの『POINT』再現ツアーも発表されています。

『POINT』以降の音の間と間を聴かせる研ぎ澄まされたサウンド=コーネリアス...というのがイメージとして強くありましたが、華やかでどこまでもポップなメロディが詰まった『the first question award』は、リリースから25年を経た今聴いても新鮮でかっこいいですね。

Cornelius『the first question award』
(国内CD ボーナストラック3曲収録 WPCL-13066 2,400円+税)

スタイル・カウンシル・オマージュな冒頭の「THE SUN IS ENEMY」からワクワク止まらず、ブロウ・モンキーズ、プライマル・スクリーム、ロジャニコ、ハーブ・アルパート等々、ルーツやその時代の空気を取り込んだ楽曲が楽しい!

当時20代半ばの小山田圭吾さんだったからこその勢いや熱量みたいなものに今とはまた違ったかっこ良さがあり、圧倒されてしまいました。

ボーナス・トラックとして「PELE」、「DIAMOND BOSSA」、「THEME FROM FIRST QUESTION AWARD -English version-」の3曲が追加収録されています。東尾沙紀


2019年8月4日(日) 須藤薫&杉真理 「砂に消えた涙」

須藤薫さんと杉真理さんが2000年7月に行ったライヴ音源がCD化されました。

須藤薫&杉真理『ライヴ・ポップン・ロール TANABATA July,2000』
(国内CD 土橋一夫氏監修・解説付 DQCL-3555 2,500円+税)

東京六本木STB139スイートベイジル(2000年7月8日)、大阪UMEDA HEAT BEAT(2000年7月10日)のコンサートを、資料用として録音していたDATからCD化した貴重音源です。

包容力溢れる薫さんの歌声、そして杉さん&バック・バンドのサポートも素晴らしい全18曲。
今日のこの1曲は、イタリア人女性シンガー、ミーナの1964年大ヒット曲「砂に消えた涙」カヴァーを。

なお、このCDはSony Music Shop通販限定商品ですが、ご遺族・制作関係者によるご厚意で、当店でも販売できることになりました。ご遺族の方々、関係者各位、そして薫さん、謹んで御礼申し上げます。森 陽馬


2019年8月3日(土) 松下誠 「Sunset」

日本シティ・ポップ/AOR好きの方必聴!

セッション・ギタリストであり、AB'S、ミルキー・ウェイ、パラダイム・シフトでの活動でも知られる松下誠。
大滝詠一『ロング・バケイション』と同じ1981年に発表した1stアルバムが再CD化されました。

松下誠『First Light』
(国内SHM-CD紙ジャケット仕様 ボーナス・トラック追加 松下誠コメント付 BRIDGE-279 2,500円+税)

タワー・レコード限定で2012年CD化されたことがありましたが、今回は美麗なオリジナル・ジャケットでの復刻。
(以前の再発CDは、版権の問題で1982年出し直しされた際のイラスト・ジャケでプラケース仕様でした)
最新リマスタリングされ、松下誠本人の解説も付いています。

レコード・コレクターズ誌2018年4月号シティ・ポップ特集にて、AORマニアのブラジル人エヂ・モッタが選ぶ日本シティ・ポップ10作中、山下達郎他名盤を差し置き今作をベスト1に選出するなど国内外で再評価著しい1枚。

今日のこの1曲は、本編ラスト9曲目「Sunset」を。
10cc「I'm Not In Love」を彷彿とさせる多重コーラスとサウンドが崇高な美しさを放つ名曲です。森 陽馬



2019年8月2日(金) Honey & B-Boys 「You Devil You」

村田和人、山本圭右、西司、平松絵里(愛理)によるユニット、HONEY&B-BOY。
廃盤で長らく入手困難だった1987年発表唯一のアルバムがボーナス・トラック追加で再CD化されました。

HONEY&B-BOYS『Back To Frisco』
(国内CD 山本圭右他によるインタビュー、村田和人セルフ解説掲載 RATCD-4414 2,500円+税)

村田和人5thアルバム『Boys Life』(1987年6月25日発売)の3カ月前3月25日にリリースされた今作。
平松絵里(愛理)が大ヒット曲「部屋とYシャツと私」(1992)を出す前に歌った村田和人書き下ろし曲「My Wish」、シュガー・ベイブ名曲「雨は手のひらにいっぱい」カヴァー(村松邦男アレンジ)等全11曲。
今回の再発盤には初出のカラオケ音源等ボーナス・トラック10トラックが追加収録されています。

今日のこの1曲は、山本圭右作曲、Ralph McCarthy英語詞、村田和人メイン・ヴォーカルの⑨「You Devil You」。
1曲目「Morning Selection」含め、圭右&村田コンビ抜群の相性と伸び伸びとした歌声が堪能できます。森 陽馬



2019年8月1日(木) 村田和人 「旅は君連れ」

つい先日まで梅雨が続き、冷夏と囁かれていたのが遠い過去のように感じる暑い暑い夏がやってきました。

というよりも、夏がこのリリースを待っていたのかもしれません。

村田和人『エヴァーグリーン・ワークス ~永遠に続く輝き~』
(国内CD 
当店のみの先着特典ポストカード付 STPR-013 2,400円+税)

村田和人さんはMOONレーベルから1982年デビューし5作。1988年東芝へ移籍し3作をリリース。
その後1993年ビクターへ移籍『Hello Again』(1993).『Evergreen』(1994).『Sweet Vibration』(1995)を発表。
今作はビクター社リリース上記3作からの選曲による編集盤です。

今日のこの1曲は、田口俊が作詞を担当している名曲「旅は君連れ」。
村田バンド(山本圭右、湯川トーベン、向山テツ、友成好宏、小板橋博司)&佐橋佳幸によるサウンドもNice!

『ひとかけらの夏』は持っているけれど他は、、、という方にも是非聴いてもらいたい1枚ですね。森 陽馬



2019年7月31日(水) James Taylor 「Instrumental Ⅰ」

暖炉に火をくべるようなジェイムス・テイラーの温もりある歌声は、寒い冬だけでなく暑い夏でも優しく響きます。

その彼が1970~76年の間にWarnerから発表したスタジオ・アルバム6作をリマスターし収めた6CDBOXが発売。

James Taylor『The Warner Bros.Album 1970-1976』
(輸入6CD RHINO R2-587550/輸入LP BOXもあり)

BOXといってもCD2枚分の厚さに紙ジャケ6枚がコンパクトに収納。各曲のミュージシャン・クレジットも記載。
2019年最新リマスター音源は、彼の名作に多く携わってきたピーター・アッシャーが監修を担当しています。

『Sweet Baby James』.『Mud Slide Slim ~』.『One Man Dog』.『Walking Man』.『Gorilla』.『In The Pocket』。
この6作中、最もリマスター効果が感じられたのは『One Man Dog』ですね。

モヤがかかったようなこもった印象だった今作が、温もりある質感はそのままにクリアな音色で楽しめます。
今日のこの1曲は、JTの歌は入っていないけれど大好きなギターインスト曲「Instrumental Ⅰ」。森 陽馬



2019年7月30日(火) The Choice Four 「If I Don't Love You」

ヴァン・マッコイと言えば1975年世界的大ヒット「ハッスル」が有名です。
ディスコで当時かからない日はないと言われた日本でも大人気の曲です。
そんなこともあり、ヴァン・マッコイのイメージは、ディスコ/ダンス・ミュージックの人という印象ですが、彼は実に素晴らしいソングライターでもあるのです。そんな彼の裏方としての仕事にクローズアップしたコンピCDが出ました。

V.A『This Is It! More From The VAN McCOY Songbook 1962~1977』
(輸入CD KENT CDTOP489 20ページ英文ブックレット付)

1979年39歳という若さで心臓麻痺のために亡くなり40年が過ぎたタイミングで発売された、レーベルを越えたヴァン・マッコイ作品集です。

作曲だけでなく、ほとんどの曲で作詞、アレンジ、プロデュース、そしてバックの演奏の指揮もしているというマルチな活躍ぶりです。
ヒットはしていませんが、出来の良い曲ばかりです。
全24曲収録の中から、とりあえずオススメの3曲を紹介しておこうと思います。

まず8曲目に入っているスペルビンダーズ。
男4人女1人、1966年にコロンビア・レーベルから出たLPの中の1曲。
リード・ヴォーカルのハイ・テナー・ヴォイスがヴァンのソウルフルなのにポップな楽曲に映えています。

16曲目シャロン・リドリー「ホエア・ディド・ユー・ラーン・トゥ・メイク・ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ドゥ」は、1971年サセックス・レーベルからのLPより。
イントロの演奏からグッと引き込まれてしまうなんとも心地良いビート、そして存在感タップリのヴォーカルに何度もリピートしたくなってしまう曲。

18曲目はワシントンD.C.出身4人組チョイス・フォーの1974年RCAレーベルからのLPより、「イフ・アイ・ドント・ラヴ・ユー」。
リード・ヴォーカルのボビー・ハミルトンの美声にエレクトリック・シタールを絡める、というヴァンのアレンジは極上のスウィート・ソウルの世界に誘ってくれます。その他にも隠れた名曲多数。森 勉



2019年7月29日(月)イ・ラン 「東京の友達」

シンガーソングライター、文筆家、イラストレーターなど様々な顔を持つ韓国の女性アーティスト、イ・ラン。

日本にも度々来日、この7月上旬には柴田聡子との再・双頭ツアー(大阪/東京)が開催されました。

先日、彼女の魅力が詰まったライヴ盤が発売。

イ・ラン『クロミョン ~Live in Tokyo 2018~』
(国内CD ライナーノーツ(エッセイ))付き縦型デジパック SDCD-046 2,500円+税)

2枚組のCDに、2018年に那須塩原他4ヵ所で行われたジャパン・ツアーの中から、東京・武蔵小山にあるひらつかホール公演の模様をMCも含め2時間以上ノーカットで収録。

チェロ、ベース、ドラム、キーボードら5人編成によるバンドの素朴でポップで力強い歌と演奏が堪能できます。

日本人の彼の事、食べ物の事、「イムジン河」を歌う前にした韓国の話、会場に来られなかった大切な友人の話。
どこか愛らしい「クロミョン(それじゃあ)...」で始まる流暢な日本語MCからは、人との交流を大事にし、涙もろくまっすぐな彼女の人柄が窺えます。

本日は彼女が出会った日本人の名前が沢山並べられた詞が面白いポップな「東京の友達」を今日の1曲に。

イ・ランさんは、10月3日からスタートする折坂悠太弾き語りツーマン・ツアー(仙台・札幌・東京公演)に参加される予定です。東尾沙紀



2019年7月28日(日) アル・ウィルソン 「ザ・スネイク」(『ハル・ブレイン・ワークス』より)

先日7月24日にちょこっと紹介した『ハル・ブレイン・ワークス』、出ました!

『ハル・ブレイン・ワークス ~華麗なるドラミング』
(国内CD 選曲・解説:萩原健太 歌詞・対訳付 SICP-31279 2,000円+税)

ハル・ブレインというドラム奏者の名前を初めて意識したのは、1971年に発売された江利チエミのシングル盤「旅立つ朝(あした)」を買った時でした。

村井邦彦作曲によるこの曲は日本の歌謡曲とは違う質感がありました。
それもそのはずでL.A.録音、現地ミュージシャンを起用した洋楽テイストの曲だったのです。

そのセッションの中心人物がドラムスのハル・ブレインだということをシングル盤のジャケット内に掲載されていた写真などで知ることになり、この後ハル・ブレインの名を見かけると、江利チエミのあの曲でドラムスを叩いていた人、という認識になりました。(この時はまだ「Be My Baby」イントロのドラムスをハル・ブレインが叩いているということは知りませんでした。)

1975年以降は大滝詠一D.J.によるラジオ番組『ゴー・ゴー・ナイアガラ』で、フィル・スペクター関連の曲がかかる毎にハル・ブレインの話が出ることによって、彼のドラミングを強く意識することになりました。

さて、前置きが長くなりましたが、日本編集のこのコンピCD、ハル・ブレインの活躍が派手にわかるものから地味なものまで全25曲が楽しめます。

CDの選曲を担当した萩原健太さんによる各曲の解説は楽曲の説明と共に、ハルのドラム・プレイのどんな所が聴きものなのかを1曲1曲書いてくれているのがうれしいですね。

今日のこの1曲は17曲目ジョニー・リヴァース・プロデュースによる1968年作品、アル・ウィルソン「ザ・スネイク」。
タムを特盛にしたセッティングでのイントロの連打が鮮烈な印象を与えてくれます。森 勉



2019年7月27日(土) 小坂忠 「上を向いて歩こう」

当店のすぐ近くにある武蔵小山駅前の公立高校、小山台高校。
本日、高校野球東京都決勝戦が神宮球場でありましたが、惜しくも敗れてしまいました、、、。

でも、専用グラウンドもなくあの校庭で、限られた時間のみの練習なのに2年連続準優勝は本当に立派!
この悔しさと充実感を後輩へ受け継ぎ、上を向いて人生を歩んでいってほしいですね。

ということで、今日のこの1曲は、小坂忠さんが歌う坂本九名曲カヴァー「上を向いて歩こう」を。

小坂忠『モーニング』デラックス・エディション
(国内2枚組CD 2019年最新リマスター 長門芳郎氏監修 CDSOL-1846 3,500円+税)

小坂忠がティン・パン・アレー周辺メンバーとトラ・スタジオで制作した1977年発表名盤『モーニング』。

『気まぐれ天使』主題歌&挿入歌や、「いっさつの本があれば」等初音盤化のCM曲も追加したボーナスCD付。
ブックレットには、長門芳郎&除川哲朗による小坂忠最新インタビューも掲載された充実の再発盤です。森 陽馬


2019年7月26日(金) Mike Love 「It's OK」 feat Hanson

<夏>と言えば、やっぱりビーチ・ボーイズ!
そのビーチ・ボーイズの大将マイク・ラブ、2019年で78歳を迎えた彼の新作アルバムが本日発売。

Mike Love『12 SIDES OF SUMMER』
(輸入CD BMG 4050538515787)

<夏>をコンセプトにしたカヴァー中心の全12曲。
Sam Hollander & Josh Edmondson、そして現ビーチ・ボーイズメンバーScott Tottenによるプロデュース。

ラモーンズ「Rockaway Beach」、ビートルズ「Here Comes The Sun」、エディ・コクラン「Summertime Blues」、ジョー・ジョーンズやリヴィエラズで知られる「California Sun」、更にはボサノヴァ名曲「Girl From Ipanema」(イパネマの娘)等をビーチ・ボーイズ風アレンジで楽しめます。

ビーチ・ボーイズ楽曲は「Surfin」、「Surfin' Safari」、「It's OK」、「keepin' The Summer Alive」。
今日のこの1曲は、Hansonをfeatした「It's OK」を。
ブライアン・ウィルソンとの共作、1976年発表『15 Big Ones』収録曲を取り上げたのがうれしいですね。森 陽馬


2019年7月25日(木) ジェフリー・フォスケット 「Everything That Touches You」 

東京はまだ梅雨明けしていませんが、<夏>の到来を実感する暑い1日でしたね。
ジメジメとした蒸し暑さですから、アメリカ西海岸の爽やかな風を与えてくれる新譜を紹介しましょう。

ジェフリー・フォスケット『LOVE SONGS』
(国内CD 長門芳郎氏による解説付 VSCD-3983 2,315円+税)

元ブライアン・ウィルソン・バンドで、マイク・ラブ率いるビーチ・ボーイズの現メンバー、ジェフリー・フォスケット。
カヴァー10曲、オリジナル2曲の全12曲。そのカヴァーがなかなかにうれしい選曲なのです。

2018年アナログEP発売された山下達郎「Only With You」、「Love Can Go The Distance」カヴァー。
アソシエイション人気曲「Everything That Touches You」、「Never My Love」。
父の森勉も大のフェイヴァリットのマインドベンダーズ「Groovy Kind Of Love」も!

今日のこの1曲は、アソシエイション1968年発表名盤『Birthday』収録曲「Everything That Touches You」を。森 陽馬



2019年7月24日(水) アン・マーグレット 「ヘイ・リトル・スター」 

長門芳郎氏監修・選曲による『パイド・パイパー・デイズ』シリーズの新しい編集盤が出ました。

『RCAグルーヴィー・ソングバーズ』
(国内CD 長門芳郎解説・歌詞・対訳付 SICP-31277 2,000円+税)

RCAレーベルより1960年代に発売された女性シンガーたちの曲を13アーティスト厳選し各2曲、全26曲収録した60'sガール・ポップのナイス・コンピレーションです。

2018年11月に出た『コロンビア・グルーヴィー・ソングバーズ』(
2018年11月27日今日のこの1曲で紹介)は今でもベストセラー続行中という評判の良さですが、今回もイイ曲満載です。

アン・マーグレット、スキーター・デイヴィス、ペギー・マーチ、リンダ・スコット、レパルタ&デルロンズ、エンジェルスなどヒットチャートに名を連ねた有名どころ(と言っても、ヒット曲ではない隠れた良い曲が選曲されていたりします)と、名前は知られていないけれど魅力のある曲を歌っている女性が絶妙なバランスで並んでいます。

無名の中でも、後にスティーリー・ダンのアルバムにも参加するレスリー・ミラー(今回収録の2曲とも自作曲で最高にグルーヴィー!)、ウィミンフォークというグループでヒットを持つバーバラ・クーパー、若き日のデヴィッド・ゲイツが曲作りなどスタッフとして関わったスージー・ウォリス、細かなことがまるでわからないけれど素敵な曲を歌っているタミ・ヴィンセント等、聴き逃せない歌がたっぷり。

今日のこの1曲は、僕の中の永遠のアイドルであるところのアン・マーグレット女史を。
ささやきヴォーカルがたまらない「ヘイ・リトル・シスター」はデヴィッド・ゲイツ作品。
もう1曲はビートルズがBBCセッションでカヴァーしたジョン・レノンお気に入り「アイ・ワズ・オンリー・キディング」でジェリー・ゴフィン&キャロル・キング作品。

店でのオンエアーが当分続きそうなCDです。森 勉



2019年7月23日(火) SPARKLING☆CHERRY 「キオクの薫」 

2018年発表作『Mirage』(杉真理、村田和人アレンジ参加)が当店でもロングセラー中。
女性シンガーcherry、yoshio(B)、青木岳(key)を中心としたSPARKLING☆CHERRY。

約1年ぶりとなる新作『Roxy』が入荷しました。

SPARKLING☆CHERRY『Roxy』
(国内CD VSCF-1771 2,300円+税)

前作『Mirage』に引き続き、AORマエストロの金澤寿和氏による総合プロデュース。
ジャケットのイメージそのままに、柔らかく温かい夕陽のようなサウンドが心地良い1枚です。

今日のこの1曲はミディアム~スローナンバー④「キオクの薫」。
山川恵津子(東北新幹線)、小川タカシ(カンバス)、外園一馬他がゲスト参加。

なお、お買い上げの方先着で特典CDR付(「キオクの薫る」(Demo Ver)含む3トラック収録)です。森 陽馬


2019年7月22日(月) スリー・ディグリーズ 「ミッドナイト・トレイン」 

細野晴臣さん、あなたは凄い人ですね。

今日はスリー・ディグリーズをネタに細野さんの偉大さを感じてみたいと思います。

スリー・ディグリーズの日本での人気が爆発したのは、アメリカやイギリスと同様に1974年のことでした。
東京音楽祭のために来日してテレビにバンバン出演したことが大きかったと思います。

その時に日本で日本人が作った曲を、日本人ミュージシャンをバックに録音していきました。
それが「ミッドナイト・トレイン」です。

作詞(英語詞):松本隆、作曲:細野晴臣、編曲:矢野誠。
演奏は細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆によるキャラメル・ママ。

一筋縄ではいかない大変な録音現場だったらしいのですが、仕上がった音は極上のものになっています。
フィラデルフィア・サウンドのグルーヴもちゃんと感じられるメイド・イン・ジャパンの洋楽なのです。

スリー・ディグリーズのメンバーもさすがに苦労人(かなりのキャリアがあるのに1974年までは大ヒットが生まれなかった)だけあって、楽曲を十分理解する時間がなかった割にはヴォーカルのノリが見事です。

「ミッドナイト・トレイン」は日本編集盤にしか収録されていないので、今日はこのCDを選んでみました。森 勉

スリー・ディグリーズ『ベスト・イン・スリー・ディグリーズ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SRCS-6611 2,427円+税)



2019年7月21日(日) YMO 「Fire Cracker」 

星野源選曲による細野晴臣2CDベスト『HOSONO HARUOMI Compiled by HOSHINO GEN』が8月28日発売。
9月25日には、小山田圭吾選曲2CDベスト『HOSONO HARUOMI Compiled by OYAMADA KEIGO』に加え、各々の限定アナログ(2LP)、配信のみのリリースだった『万引き家族』サントラ(音楽:細野晴臣)アナログ盤も発売予定です。

そして7月初旬には、細野さんが帯文を書かれた素敵な写真集『LONDON RHAPSODY』が発売になりました。
(書籍 204ページ トシ矢嶋『LONDON RHAPSODY』 3,800円+税)

1975年に渡英、2000年代初頭までロンドンを拠点に活躍、80年代にはシャーデーの専属フォトグラファーを務めた日本人写真家/プロデューサー、トシ矢嶋。初の作品集『LONDON RHAPSODY』には、1975~83年頃に撮影されたミュージシャンやロンドンの街が、当時の貴重なエピソードと共にたっぷり収められています。

猫とジェフ・ベック、ロニー・レインと家族、加藤和彦&安井かずみ夫妻、79年ロンドン公演楽屋でのYMO&矢野顕子...ステージやスタジオだけでなく、とても近い距離感でミュージシャン達の自然体をとらえた写真がなんとも魅力的です。

後半に掲載されている15組のアーティストとのエピソードも面白く、特に映画のワンシーンのようなシャーデーとのお話にはドキドキしてしまいました。

表紙は1983年9月、スタイル・カウンシル『Introducing』発表後間もない若きポール・ウェラー。
最後の<トシ矢嶋×小山田圭吾>特別対談の中でもウェラーのお話が色々出てきますよ。東尾沙紀

★掲載ジャケットは、1979年発売YMO『イエロー・マジック・オーケストラ(US ver.)』。
(国内CD SACDハイブリッド MHCL-10108 3,000円+税)


2019年7月20日(土) KEEPON(キーポン) 「真夜中ボーイ」 

<令和のナイアガラ・ムーン>!?
<KEEPON流ニューオリンズ+チャンキーサウンド>!

新世代ミュージシャンが大滝詠一楽曲をカヴァーした2018年末発売コンピ『Go!Go!Aragain』。
2018年11月2日12月3日今日のこの1曲で紹介)
その中でも特に異彩を放っていた2003年生まれの天才少年KEEPONの2019年発表作が入荷しました。

KEEPON(キーポン)『真夜中ボーイ』
(国内CD KEEPON本人による楽曲解説付 KPNS-004 3,000円+税)

「ロックン・ロール・マーチ」(『Go!Go!Aragain』)での大滝詠一愛には驚嘆しましたが、今作も凄いです。

大滝詠一『ナイアガラ・ムーン』に細野晴臣チャンキーミュージックをブレンドしたような味わいの全11曲。
作詞・作曲・演奏・ミックス、ジャケットやブックレットのデザインまで全て自ら手掛けています。

タイトル曲「真夜中ボーイ」は、彼が中学2年生時に作った楽曲で、オケも全てその時に録音していたそう。
中学2年生でこんなマニアックな曲を作ってしまうとはKEEPON恐るべし! 森 陽馬


2019年7月19日(金) フィフス・ディメンション 「パペット・マン」 

2019年7月24日ソニー・ミュージックから日本編集による『ハル・ブレイン・ワークス~華麗なるドラミング』というCDが出る予定になっています。
(国内CD SICP-31279 2,000円+税)

文字通り、ハル・ブレインがドラムスを担当している楽曲を集めたものです。
このCDに関しては発売日後にまた詳しく紹介したいと思っていますが、今日は『ハル・ブレイン・ワークス』にも「ビートでジャンプ」、「輝く星座~レット・ザ・サンシャイン・イン」の2曲が収録されているフィフス・ディメンションのベスト・アルバムを取り上げてみましょう。

フィフス・ディメンション『ヴェリー・ベスト・オブ・フィフス・ディメンション』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-3710 1,800円+税)

フィフス・ディメンションはジョニー・リヴァースに見出されて1960年代中期から1970年代前半にかけて大活躍した女性2人男性3人で構成された黒人5人組コーラス・グループ。
ジミー・ウェッブ、ローラ・ニーロ、バート・バカラック、ニール・セダカなど曲を書いた作家陣の良さと、彼らのコーラス・ワークの面白さ、そして。L.A.の腕利きスタジオ・ミュージシャンによる演奏の素晴らしさが三位一体となって聴き手の耳に飛び込んできます。

大半でハル・ブレインのドラム・プレイが聴けるCDで、副題に『ハル・ブレイン・ワークス』と付けても良いくらいの選曲です。

今日はハル・ブレインが叩くイントロのタムの音を何度もリピートしたくなってしまう1970年ヒット「パペット・マン」を。
ニール・セダカ&ハワード・グリーンフィールドの作品です。森 勉


2019年7月18日(木) Coelho & Ridnell 「Something About Lovers」 

今週末7月20日(土)・21日(日)、ブラジル・フェスティバル2019が代々木公園イベント広場にて開催予定。
良い天気になるといいですね。

ということで、昨日に続きブラジル音楽関連の新譜をご紹介。

Coelho & Ridnell (コエーリョ&リドネル)『Sunny Day』
(国内CD 歌詞・対訳付 ZLCP-379 1,980円+税)

ブラジル/サンパウロ州ピカシカーバ出身男性ミュージシャンChico Coelho(シコ・コエーリョ)。
アメリカ人ギタリストでJB等のセッションにも参加したことがあるというDave Ridnell(デイヴ・リドネル)。

この二人が2010年米国にて結成したユニット、コエーリョ&リドネル。
アメリカ西海岸及びブラジル/サンパウロで約30名ものミュージシャンと共に録音した1stアルバムです。

ボッサなブラジリアン・サウンドに、オーガニックかつメロウなAOR的エッセンスを加味した1枚。
1曲目「Something About Love」含め全15トラック、さりげないBGMとしてラウンジ感覚で楽しめます。森 陽馬


2019年7月17日(水) Marcos Valle 「Olha Quem Ta Chegando」 

昨日紹介した16歳の新譜に続き、今日は2019年で76歳を迎えるミュージシャンの新作です。

Marcos Valle『Sempre』
(国内仕様CD 中原仁氏による解説付 UNCD023 2,100円+税/輸入CD、LPもあり)

<ブラジルの貴公子>、名キーボーディスト/シンガー/プロデューサーのマルコス・ヴァーリ。
年齢を感じさせない瑞々しい感性に溢れたクールでかっこいいオリジナル作!

UK名レーベルFar Out Recordingからのリリースで、1998年作『Nova Bossa Nova』を彷彿とさせる仕上がり。
<アーバンな大人のCLUBフュージョン>とも言える小粋でブリージンなサウンドが心地良いですね。

今日のこの1曲は、イントロのギターカッティングから惹き込まれる①「Olha Quem Ta Chegando」を。
近年の80'sディスコ/ブギーリバイバルの流れとブラジリアン・ジャズをミックスさせたキラーチューン♪森 陽馬


2019年7月16日(火) SOLEIL 「Red Balloon」 

祝!16歳の望月慎太郎がテニスのウィンブルドン・ジュニア優勝!

錦織圭ウィンブルドン2年連続ベスト8も凄いけれど、ジュニア優勝は素晴らしい快挙!
自分が16歳だった時のこと(麻雀好きの鼻タレ小僧)を考えると、彼の大人びたプレイ&対応にホント驚きですよ。
これからプロとして苦難も多々あるでしょうが、テニス界を盛り上げていって欲しいですね。

さて、音楽界にも期待の16歳がいます!

SOLEIL『LOLLIPOP SIXTEEN』
(国内CD VICL-65209 2,500円+税)

2019年4月から高校生、16歳になったハーフ美少女それいゆ率いるSOLEIL。快心の3作目です。
2018年発表1st、2ndに続き今回もポップな60'sスタイル、mono録音。
先行シングルEP曲「メロトロンガール」、「ハイスクールララバイ」カヴァーも収録。

今日のこの1曲⑤「Red Balloon」はマイクロスター作!(作曲:佐藤清喜、作詞:飯泉裕子)
キュートな歌声は変わらずですが、大人の階段を一歩ずつ上がっている雰囲気が伝わるナンバーです。森 陽馬

★当店のみの先着特典缶バッチ付!
←ジャケット写真とは違うデザイン♪


2019年7月15日(月) Hamish Petal 「Yesterday」 

''もしも自分以外がビートルズを知らない世界になってしまっていたとしたら...''

海外では2019年6月末から公開されている、ダニー・ボイル監督映画『イエスタデイ』。
売れないシンガーソングライターである主人公がある日事故に遭い、昏睡状態から目覚めると世界からザ・ビートルズが消えていた...というストーリーからして面白そうですよね!

日本での上映はまだ少し先の10月11日、今から公開がとても楽しみです。

その『イエスタデイ』サウンドトラックCDが公開に先駆けて入荷致しました。
『YESTERDAY』(輸入CD Universal/Polydor 602577850141)

プロデュースは、数々の映画音楽を手掛けてきたイギリスの作曲家Daniel Pemberton。
いくつかのインタールードを挟み、主人公役Himesh Petalが歌うビートルズ名曲の数々が収録されています。

売れないシンガーが誰も知らないビートルズの楽曲を歌うことで評価され、やがて大きな会場でライヴが出来るほどの人気者になっていく...サントラを聴いているだけでそんなストーリーが想像できます。
コメディ要素も強いとのことですが、果たしてどんな結末を迎えるのか、サントラを聴いて楽しみに待ちたいと思います。東尾沙紀


2019年7月14日(日) The Dirty Mac 「Yer Blues」 

あなたは見たか?!聴いたか?!!『ロックン・ロール・サーカス』!
ということで、ロック・ファン要チェックのリリースです。

1968年12月録音されながらお蔵入り、1996年突如発表された名スタジオ・ライヴ『ロックン・ロール・サーカス』。
この度新たなミックスを施され、ボーナス曲も追加し再CD化。更に初ブルーレイ化&初アナログ化されました。

ローリング・ストーンズ他『ROCK AND ROLL CIRCUS』
(2CD UICY-78953 3,600円+税/BD+DVD+2CD UIXY-75010 12,000円+税/3LP UIJY-75118 9,000円+税)

ジェスロ・タル、The Whoの快演、動くジェシ・エド・デイヴィス(タジ・マハールのバック)等々見所満載。
ブライアン・ジョーンズ在籍時のストーンズ「悪魔を憐れむ歌」もかっこいいですよね。

でも、繰り返し聴きたく(見たく)なってしまうのはThe Dirty Mac(ダーティ・マック)!
ジョン・レノン、エリック・クラプトン、キース・リチャーズ、ミッチ・ミッチェルが組んだこの場限りのバンド。

「Yer Blues」の破壊力たるや筆舌に尽くし難し、、、で今回は「Revolution」リハーサルが追加!
更にこの4人らしい演奏が繰り広げられる「Warmup Jam」!、「Yer Blues」(テイク2)も!必聴! 森 陽馬



2019年7月13日(土) Punch Brothers 「Movement And Location」 

Punch Brothers、ブルーノート東京での2019年来日公演を見てきました。

Punch Brothers(パンチ・ブラザーズ)は現代アメリカのブルーグラス界を代表する5人組グループ。
名マンドリン奏者クリス・シーリーはソロでも活動中。(
当店スタッフが選ぶ2018年ベストにも選出)
2016年来日公演の大評判もあり、4日間計8公演ほぼ満席で大盛り上がりでした。

デジタル化されていく世界において、人間が生み出す生の演奏が持つ熱・深遠さを改めて実感。
ステージ中央1本のマイクのみながら、無限大に広がっていくような音楽の可能性を享受できました。

5人各々の演奏力も見事ですが、殊にクリス・シーリーの太陽の如き存在感が素晴らしかったです。
温かい人柄が伝わってくる歌と演奏、そして、さりげない立ち振る舞い。
タイプは違えど日本でいうと同じ歳の星野源と同じ雰囲気のオーラを感じましたね。

今日のこの1曲は、2012年発表作『Who's Feeling Young Now?』から①「Movement and Location』。
(輸入CD Nonesuch 7559-79627-7)
僕が見に行った回はこの曲が1曲目でした。森 陽馬


2019年7月12日(金) エセル・ウォーターズ 「アイ・ガット・リズム」 

「ラプソディ・イン・ブルー」
「サマータイム」
「愛するポーギー」(I Love You,Porgy)
「スワニー」
「誰も奪えぬこの思い」(They Can't Take That Away From Me)
「アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー」
「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー」
「スワンダフル」
「バット・ノット・フォー・ミー」...etc

これみんなジョージ・ガーシュインが作曲したスタンダードになっている曲です。
名曲ばかりですね。

ということで、ジョージ・ガーシュイン作品を2枚組CDにたっぷり全41曲に詰め込んだCDを聴いてみましょう。

『エッセンシャル・ジョージ・ガーシュイン』
(国内CD 2枚組CD 歌詞・対訳・英文解説日本語訳付 SICP-353 2,500円+税)

メジャー・メーカーから2003年に発売された公認もののコンピなので、音質・選曲などしっかり作られています。
ガーシュイン自身が1920年代に録音したピアノ演奏が聴ける曲も収録。

今日は「アイ・ガット・リズム」を選んでみました。
1930年ミュージカル「ガール・クレイジー」のために書かれた曲で、このCDでは1930年12月31日に発売されたというエセル・ウォーターズの歌で聴けます。

我々の世代では、1967年にヒットしたハプニングスのヴァージョンで知った曲です。森 勉


2019年7月11日(木) The Charm Park 「花が咲く道」 

2018年12月発表の2枚組アルバム『Timeless Imperfections』から約半年。
87年生まれの男性シンガーソングライター、The Charm Park(ザ・チャーム・パーク)の新作がリリースされました。

The Charm Park『Standing Tall』
(国内CD RZCB-87003 1,600円+税)

最新作は英語詞4曲、日本語詞2曲の全6曲を収録したミニ・アルバム。
今作もCharmさんらしいドラマチックで美しいメロディの楽曲を、多彩なアレンジで聴かせてくれます。

これまでと同じくマルチ・プレイを主軸とし、サポートとして神谷洵平(drums)、武嶋聡(sax)、fifi lègar(Additinal Vocals/Lyric Adviser)が参加。

速弾きを駆使したテクニカルなプレイが光る「Ordinary」、爽やかなアコースティック・ソウル「Still In Love」、聴く者を一気に高揚させる熱の込もったソロがかっこいい「花が咲く道」など、どの曲も表情豊かなギターが印象的!
ギタリストとしての魅力も凝縮された1枚だと思います。東尾沙紀


2019年7月10日(水) Macnally Waters 「Chicory Coffee」(Live) 

人と人の相性というのは、年齢・出身・趣味等、重要そうで実は関係ないのかな、と思っています。

同年代・同郷でも気の合わない人はいますし、同じ音楽が好きでも相容れない部分はあったりしますからね。
逆に、それらの要素が全然違っても不思議とウマが合う、なんてことがあるわけです。

Macnally Waters(マクナリー・ウォーターズ)は、1970年代後半から音楽活動をしているアメリカ人男性シンガー・ソングライターLarry John Macnally(ラリー・ジョン・マクナリー)と、ピンク・フロイドにいたロジャー・ウォーターズの息子Harry Waters(ハリー・ウォーターズ)が組んだユニット。

年の差約20年、生まれも米国と英国で違いながら、この1stはずっと昔から一緒に活動しているような仕上がり。

マクナリー・ウォーターズ『Macnally Waters』
(国内CD ボーナス・トラック2曲追加 長門芳郎氏による解説・歌詞・対訳付 HYCA-3086 2,400円+税)

全曲二人の共作。その中から今日のこの1曲は、ボーナス・トラックのラスト13曲目「Chicory Coffee」(live)。
ピーター・ゴールウェイのソロ等、シンガー・ソングライターお好きな方にオススメの1枚です。森 陽馬


2019年7月9日(火) ドゥービー・ブラザーズ 「Band Intros」~「Long Train Runnin'」(Live) 

ウエスト・コースト・ロックの雄、ドゥービー・ブラザーズによる素晴らしいライヴ盤が発売されました。

ドゥービー・ブラザーズ『Live From The Beacon Theatre』
(輸入国内仕様2CD+DVD 限定盤 天辰保文氏による解説・歌詞・対訳付 WPZR-30860 4,800円+税)

2018年11月15&16日、ニューヨークの名コンサート・ホール、ビーコン・シアターでのライヴ音源&映像。
1972年発表2nd『Toulouse Street』、1973年発表3rd『The Captain And Me』を曲順通りに全曲再現しています。

各オリジナルも名作ですが、ライヴでの迫力あるアレンジがかっこいい!

トム・ジョンストン、パット・シモンズに、ジョン・マクフィー、エド・トス、ジョン・コーワン、マーク・ルッソ、ビル・ペイン(リトル・フィート)の現ツアー・メンバー紹介MCから「Long Train Runnin'」の流れを今日のこの1曲に。

躍動感、グルーヴィーな演奏、そして見事なコーラス・ワーク。心も体も熱くなりますね。森 陽馬



2019年7月8日(月) トレイシー・ウルマン 「ゼイ・ドント・ノウ」 

イギリスのレコード会社、スティッフ・レーベルは1976年に設立されたそうですが、自分好みのアーティストがいろいろと在籍していて愛すべきレーベルでした。

エルヴィス・コステロ、ニック・ロウ、イアン・デューリー、ダムド、レイチェル・スウィートなど。

今日紹介するのは1980年代前半大人気だった女性シンガーであり、女優のトレイシー・ウルマン。
1983~85年の間にシングル10枚、アルバム2枚を出して、歌手は早々と引退し女優業に専念してしまった彼女ですが、残された曲はどれも素晴らしいものばかりです。

Tracey Ullman『The Best Of Tracey Ullman』
(輸入CD日本語帯付 全21曲収録 OTCD-2345 933円+税)

ジャッキー・デシャノン&シャロン・シーリー作品でアーマ・トーマスが歌った「ブレイクアウェイ」、テリー・メルチャー作品でドリス・デイの「ムーヴ・オーヴァー・ダーリン」、シャドウ・モートン作品でシャングリラスの「ギヴ・ヒム・ア・グレイト・ビッグ・キス」、ザ・ハードの「二人だけの誓い(I Don't Want Our Loving To Die)」などのカヴァーは絶品で、そのセンスには脱帽でした。

今日の1曲はカヴァーではなく、カースティ・マッコールが書いた名曲「ゼイ・ドント・ノウ」を。
1983年全英で第2位、1984年全米で第8位を記録しています。
フィル・スペクター風サウンドにトレイシー・ウルマンの表情豊かなヴォーカルが乗った80's名曲です。

この曲がヒットしていた頃の他のヒット・ソングとしては、フィル・コリンズ「見つめて欲しい(Against All Odds)」、ケニー・ロギンス「フットルース」、カーズ「ユー・マイト・シンク」、リック・スプリングフィールド「ラヴ・サムバディ」等があった時代です。森 勉


2019年7月7日(日)Lukas Nelson & Promise Of The Real 「Turn Off The News (Build A Garden)」 feat Sheryl Crow 

♪Turn off the news and build a garden. Just my neighborhood and me.
We might feel a bit less hardened. We might feel a bit more free.♪
ニュースを消して庭を造ろう。心が少しは和らぐかも。少しは自由を感じられるかもしれないよ。
(「Turn Off The News (Build A Garden)」歌詞より)

ウィリー・ネルソンの息子で1988年生まれ、プロミス・オブ・ザ・リアルとして2010年頃から活動し、ニール・ヤングのバック・バンド、更にはレディー・ガガ主演映画『アリー/スター誕生』出演&演奏も手掛けたルーカス・ネルソン。

冒頭に載せた歌詞は、現在31歳を迎えた彼が魂込め制作した新作アルバムからの1節です。

ルーカス・ネルソン&プロミス・オブ・ザ・リアル『Turn off The News (Build A Garden)』
(国内CD ボーナス・トラック2曲追加 天辰保文氏による解説・歌詞・対訳付 UCCO-1208 2,500円+税)

ボブ・ディラン、ニール・ヤング、トム・ペティ、レーナード・スキナード(⑨「Out In LA」後半は「Free Bird」似)他、アメリカン・ロック先人達のスピリットを受け継ぎつつ、2019年米国の今を見つめその想いを歌った1枚。

今日のこの1曲「Turn Off The News (Build A Garden)」は、アルバム2曲目にシェリル・クロウとのデュエット、12曲目にニール・ヤングがオルガンで参加したアコースティックverの2ヴァージョン収録されています。森 陽馬


2019年7月6日(土) 「ナイアガラ音頭」 『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』より 

大滝詠一/ナイアガラ作品を数多く手掛けたデザイナー、中山泰さん。

1976年3月発売『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』から2018年発売『GO!GO!ARAGAIN』までのレコード・ジャケットはもちろん、書籍デザインなどを中山泰さんご本人がコラージュして仕上げたデザイン・ブックが8/1発売決定!


2019年8月1日発売
(書籍)『Nakayama Yasushi's Niagara Graphics』
(56ページ H300mm×W300mm LPジャケット・サイズでリング製本した仕様 6,000円+税)
初版1,500部限定!スペシャル・デザイン・トートバック付。

ジャケット・デザインだけでなく、ナイアガラ・カレンダーのすごろく、その文章を手掛けたのも中山泰さんです。
『Let's Ondo Again』含めNiagaraレーベルのユーモアは、彼無しでは語れないと言っても過言ではないでしょうね。

今日のこの1曲は、『ナイアガラ・トライアングルVol.1』から「ナイアガラ音頭」を。森 陽馬
(大滝詠一、山下達郎、伊藤銀次『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』30th SRCL-5005 2,000円+税)

★書籍『Nakayama Yasushi's Niagara Graphics』予約受付中!


2019年7月5日(金) Jackson Browne 「Running On Empty」(孤独のランナー)

♪ Everyone I Know, Everywhere I Go. People Need Some Reason To Believe♪
(Jackson Browne「Running On Empty」歌詞より抜粋)

デヴィッド・リンドレーの空を翔けるようなギター・ソロ、そしてこの歌詞部分を聴くといつも目頭が熱くなります。

1976年『プリテンダー』制作時にジャクソンの妻フィリスが自殺。
哀しみを乗り越え(と言うか抱えながら)作ったこの歌は、彼自身を奮い立たせるためだったのかもしれません。

力強い内なるメッセージと託したビートがストレートに聴き手へ伝わるからでしょう。
ジャクソンのこの歌は、聴き手にとっても、走ること信じ続けることを鼓舞してくれる曲であり続けているのです。

その「Running On Empty」が収録された1977年発表名作が本人監修による最新リマスターで再発されました。

Jackson Browne『Running On Empty』
(輸入CD 紙ジャケット6面仕様 0603497863327 アナログ盤は7月中旬発売予定)

演奏前30秒間、観衆の声が入った冒頭部分が2005年再発盤ではカットされていましたが、今盤には収録。
この30秒の静寂から曲が始まる瞬間、リー・スクラーのベースとラス・カンケルのドラム低音がドンと響き、「Running On Emptyが始まった」と改めて実感。“孤独のランナー”は時を越え夢を見させてくれます。森 陽馬


2019年7月4日(木) Joe Barbieri 「Dear Billie」

人種差別を唄った「奇妙な果実」(1939)で知られる黒人女性ジャズ歌手、ビリー・ホリデイ。

酒・ドラッグに溺れ若くして亡くなった彼女は、苦しみや悲しみだけでなく、繊細な恋心を描いた歌も唄っていました。

ビリー没後60年(1959年44歳で逝去)となる2019年。
イタリアの男性シンガーソングライター、ジョー・バルビエリが彼女へ捧げた作品をリリース。

ジョー・バルビエリ『Dear Billie』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック追加 渡辺亨氏による解説付 2,600円+税)

ビリーの愛唱歌9曲に、ジョーのオリジナル2曲を加えた全11曲。
軽やかで温もりある歌声、そしてガブリエラ・ミラバッシによるクラリネットの音色で小粋に聴かせます。

今日のこの1曲は、天国のビリー・ホリデイに向けて歌われているオリジナル曲「Dear Billie」を。森 陽馬


2019年7月3日(水) DYGL 「Nashville」

現在イギリスに拠点を移し活動している東京発男性4人組インディー・ロック・バンド、DYGL(デイグロー)。
約2年3ヶ月ぶり、2枚目となるフル・アルバムが本日発売になりました。

DYGL『Songs Of Innocence & Experience』
(国内CD 歌詞日本語訳付 HEC-006 2,315円+税)

2018年発表シングル「Bad Kicks/Hard To Love」を手掛けたRory Attwell(Yuck、Palma Violets etv)がプロデュースを担当。
「Bad Kicks」のヒリヒリとしたガレージ・ロック・サウンド、1stの流れを汲むキャッチーな「A Paper Dream」、サックスを絡めたスローナンバー「Only You (An Empty Room)」、サイケデリックなグルーヴが癖になる「Don't You Wanna Dance In This Heaven?」など、楽曲やアレンジの幅も広がり、パワーアップしたDYGLを感じさせてくれる充実作!

本日は、深みを増した歌声、哀愁あるギターソロにグッときたので「Nashville」を今日の1曲に。

7月21日岡山から10月19日最終日東京まで、間に夏フェス出演なども挟み、ジャパン・ツアーが予定されています。
どの会場もきっと熱いライヴになるでしょうね!

今作の限定アナログ盤(HEA-006 3,000円+税)も入荷致しました。
アルバム最後の曲「Behind the Sun」の一節からイメージされたという''宇宙船''ジャケット、LPサイズだとさらにインパクト大です。東尾沙紀


2019年7月2日(火) Kelly Finnigan 「Every Time It Rains」

父と同じ職業をしていることもあり、二世ミュージシャンを応援してしまいます。

今日紹介する作品は、出来の悪い僕と違って本当に素晴らしい才能を持った二世ミュージシャンのアルバム!

ケリー・フィニガン『The Tales People Tell』
(国内CD 国内盤ボーナス・トラック2曲追加 解説付 PCD-24834 2,400円+税)

名セッション鍵盤奏者で76年発表ソロ作でも知られるマイク・フィニガンの息子、ケリー・フィニガン。
アメリカ西海岸発新世代ソウル・バンドMonophonicsのシンガー&キーボード奏者である彼のソロ・デビュー作です。

これが1970年代サザン・ソウルの隠れ名盤かと思えるほど、ヴィンテージ感ある仕上がり。
ソウルフルな楽曲、演奏の雰囲気、そしてケリー・フィニガンのサザン・マナーな熱い歌声が最高の1枚。

今日のこの1曲は、雨曲④「Every Time It Rains」にしましたが、後半の展開に痺れる⑨「Freedom」も聴きもの!
なお、ダウンロード・コード封入レッド・カラー輸入アナログLPも店頭にて販売しています。森 陽馬


2019年7月1日(月) レインドロップス 「ダ・ドゥ・ロン・ロン」

東京は梅雨真っ只中です。

今年は本当に梅雨らしい梅雨で、このところずっとどんよりした曇又は雨の日が続いています。
これから4~5日も天気予報の欄にはお日さまマークが全くありません。

しかし、雨の日はそんなに嫌いではないので、雨に関する音楽を探して聴いて楽しむことにしましょう。

今日は曲名に雨が関係しているものではなく、アーティスト名に雨が入っているグループを紹介したいと思います。
レインドロップス!

ソングライターのジェフ・バリーとエリー・グリニッチが自分達も歌ってみようかとジュビリー・レーベルから1963年に出したシングルがそれなりにヒット。「じゃアルバム作っちゃえ」てな感じで出来たのがこのアルバムだと思います。

レインドロップス『レインドロップス』
(国内CD 解説・歌詞付 WPCR-27869 952円+税)

1963年発表、レインドロップス名義の唯一のアルバムです。
この中から「ダ・ドゥ・ロン・ロン」を。
ジェフ&エリーがクリスタルズのために書いて大ヒットした曲のセルフ・カヴァー・ヴァージョンです。

この曲を初めて聴いたのは、大滝詠一D.J.によるラジオ番組『ゴー・ゴー・ナイアガラ』でした。
1977年10月に放送された<クリスタルズ特集>。
こんなヴァージョンもあるのかぁ~、と衝撃を受けたことを思い出します。森 勉


2019年6月30日(日) Tedeschi Trucks Band 「Midnight In Harlem」

今日で2019年の半分が終了。時が経つのは本当に早いですね。

この半年で印象に残っているのは、テデスキ・トラックス・バンド来日公演!
あれは本当に凄かったなぁ。

今回の日本ツアーは計5日間、各日セットリストが違うものの「今まで見たライヴで一番感動した!」という声続出。
バンドメンバーの気持ちが重なりあって発する力というのは、選曲に関わらず聴く者へ届くのだと実感しました。

僕は6/14東京1日目へ行き、2曲目の「Do I look Worried」(2013年作『Made Up Mind』収録)に鳥肌!
本編ラスト「I Want More」から、サンタナ「Soul Sacrifice」長尺カヴァーに血圧上昇!
更にアンコール、ドン・ウォズ(現ブルーノート社長)がゲスト参加「Statesboro Blues」で大興奮!

その素晴らしい来日公演を記念し、500枚限定ナンバリング入りでプレスされた2011年作『レヴェレイター』アナログ盤から、彼らの代表曲とも言える名曲「Midnight In Harlem」を今日のこの1曲に。

今ツアーでは、この曲の崇高なイメージを更に高めたスピリチュアルなイントロがとても印象的でした。森 陽馬

Tedeschi Trucks Band『Revelator』
(国内仕様LP 日本語帯付 イエロー・カラー盤 MOVLP1361)


2019年6月29日(土) ハンバートハンバート 「小さな声」

学校へ行きたくない、会社に出たくない、人と会いたくない、etc...。
心が折れるような辛い思いは、原因はどうあれ誰しもが経験あるのではないでしょうか。

誰にも気づいてもらえず(気づかれないようにしているからだけれど)、孤独と不安を抱えている方も多いと思います。

ハンバートハンバートのライヴ音源によるバラード・ベスト編集盤『WORK』。
ラスト12曲目に収録されたスタジオ録音新曲「小さな声」は、そんな追い詰められた弱者の視点で描かれた1曲。

ハンバートハンバート『WORK』
(国内CD 初回限定盤のみライヴ中のMC収録ボーナスCD付 DDCB-94023 3,000円+税)

恵まれない環境の労働者や弱い立場の貧困者の視点で歌を唄っていた高田渡。
その精神を引き継ぐように、弱者の<小さな声>を救い上げ、歌へ託すハンバートの意気に心熱くなりました。

なお、この「小さな声」Music Videoは、ハンバート人気曲「ぼくのお日さま」MVや現在話題のテレビ東京ドラマ『きのう何食べた?』、2018年公開映画『嘘を愛する女』の中江和仁監督が手掛けています。森 陽馬


2019年6月28日(金) ブギ連 「軽はずみの恋」

内田勘太郎、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトがブルース・デュオを結成、その名も<ブギ連>!
全編オリジナル曲による1stアルバムが今週発売されました。

ブギ連『ブギ連』
(国内CD BVCL-960 2,913円+税)

2013年11月、ライヴでの共演が発端となり、5年越しに本格始動&アルバム・リリースが実現。
ブギ連という名前の由来は、ジョン・リー・フッカー「Boogie Chillen」からなのだそうです。

リトル・ウォルター、歌詞にも登場するマディ・ウォーターズやエルモア・ジェイムス...
ブルースに魅了された2人が、歌・ハーモニカ、アコースティック・ギターのみで奏でる極めてシンプルで渋かっこいい日本語ブルース・アルバム!

乾いたスライド・ギターが炸裂「あさってベイビイ」、♪人間ナマズ~♪のフレーズが強烈な印象を残す「ナマズ気取り」他、ヒロトさんのブルース・ハープも堪能できます。
本日はヒロトさんによるセンチメンタルな詞、勘太郎さんの穏やかなギターが切なく胸に響く「軽はずみな恋」を今日の1曲に。

ボーナス・トラック「道がぢるいけえ気ィつけて行かれえ」(道がぢるい=道がぬかるんでいる)の岡山弁も新鮮!東尾沙紀


2019年6月27日(木) 楠瀬誠志郎 「トム・ソーヤ」

これぞ、ポップ・ソング・マスター!
楠瀬誠志郎が1986年デビュー以降発表してきた全シングルに、新曲も追加した2CD編集盤が出ました。

楠瀬誠志郎『Single Collection and Something New』
(国内CD MHCL-30604 4,000円+税)

大ヒット曲「ほっとけないよ」、郷ひろみが歌ったことで知られる「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」等お馴染みの曲以外にも、井上鑑プロデュースによるデビュー曲「宝島 -TREASURE ISLAND」、ナイアガラ・ファン必聴「一時間遅れの僕の天使 Lately X'mas」他、心が躍る名曲満載。

シュガー・ベイブのライヴを見て音楽の道を志した、という彼のポップ・ワールドが凝縮された全29トラック。
当時シングル曲を耳にしていた方、シティ・ポップ好きの若い世代にも聴いていただきたいですね。

ディスク2のラスト2曲に入っている新曲「小さな手のひら」(ライヴ)と「トム・ソーヤ」がとってもイイ曲!
今日のこの1曲は、大人になっても失いたくない少年の心を歌に込めた疾走感溢れる「トム・ソーヤ」。森 陽馬


2019年6月26日(水) 村田和人 「一本の音楽」(シングル・ヴァージョン)

クリス松村氏選曲・監修オムニバス盤『クリス・ミュージック・プロマイド』第3弾が本日発売されました。

『クリス・ミュージック・プロマイド ~あの空と旅のカセット~』
(国内CD クリス松村解説付 MHCL-30603 2,000円+税 先着特典カセット・インデックス)

今回のテーマは<空と旅>。
第1弾<夏>(
2018年6月1日今日のこの1曲で紹介)、第2弾<ドライヴ>(2018年11月16日紹介)にも、空・旅を連想させる楽曲がありましたが、今作は飛行機好きのクリス氏選りすぐり全18曲、タップリ79分収められています。

大滝詠一、松田聖子、寺尾聰、八神純子など大物ミュージシャンから、初CD化のHORIZON「風のエンジェル」(ポカリスエットCM曲)等珍しい音源まで聴き所満載ですが、今日のこの1曲はやはり①村田和人「一本の音楽」!

<オケに負けないようにと助言を受け歌い直した>(クリス氏解説文より)1983年3月発表シングル・ヴァージョン。
村田さんの歌声は、夏を、広い空を、そして果てしない人生という名の旅を実感させてくれますね。

クリス松村氏の解説文、村田和人さんに関する長い記述から愛情が伝わってきます。森 陽馬


2019年6月25日(火) ウワノソラ 「蝶の刺青」

6/25(火)は嵐ベスト盤フラゲ日<発売日前日の店頭入荷日>でした。
(当店のような小さな店舗には初回盤が割り当てられ、少量の入荷です...)

その嵐の入荷枚数以上に仕入れ、大プッシュしているこの1枚!

ウワノソラ『夜霧』
(国内CD UWAN-0004 3,000円+税)

角谷博栄と女性シンガーいえもとめぐみによる二人ユニット、ウワノソラ。
2017年発表『陽だまり』は
2017年ベストに選出し大ロングセラー中。
2019年発表作『夜霧』はその対比で<夜>をテーマにした70'sソウルの香りも漂うメロウ&スムースな作品です。

今日のこの1曲は、まさに『陽だまり』の夜サイドを感じる11曲目「蝶の刺青」を。

イントロのエレピの雰囲気は、角谷さんが当店でお買い上げいただいたWEE「You Can Fly On My Aeroplane」を彷彿とさせますが、本編はまた違った雰囲気。
ホーンの音色にバカラック的な温かさもあり、いえもとさんの歌声は情感溢れていますね。

角谷さん曰く、「ちょっぴりエッチな感じにも挑戦した」とのこと。
あべゆきこさんが手掛けたこの曲のMusic Videoは、女性同士の甘く切ない恋愛をちょっとエロティック描いた映像に仕上がっています。森 陽馬

★当店のみの特典ポストカード・セット付!
更に角谷博栄さんへインタビューしたリーフレットも差し上げています。

 


2019年6月24日(月) プリンス 「Manic Monday」

♪ああ、また慌ただしい月曜日がやってきた。
日曜日だったらいいのになぁ。私には楽しい日。でも今日は慌ただしい月曜日だ。♪(「Manic Monday」歌詞より)

「Manic Monday」は、スザンナ・ホフスを中心にした女性バンド、バングルスによる1985年12月発表シングル。
全米シングル・チャート2位を記録した大ヒット曲は、プリンス(クリストファー名義)による作詞・作曲です。

休み明け、女の子のちょっと憂鬱な気持ちを表現したこの歌を、プリンス自ら歌ったら、、、?!
そんな妄想を実現してくれる1枚。
プリンスが他アーティストへ提供した曲の、自身で歌っているヴァージョンを集めた編集盤が出ました。

プリンス『オリジナルズ』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック追加収録 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18221 2,400円+税)

デモ音源というより、タイトル通りプリンスの<オリジナル>音源を楽しめる全16トラック。
80年代の録音が中心なので、『パープル・レイン』頃のプリンスお好きな方は必聴でしょう。

なお、「Manic Monday」は元々、アポロニアとのデュエット用として『パープル・レイン』前に書かれた楽曲。
キラキラしたブリティッシュ・ポップ的な香りが漂うプリンス・ヴァージョンもイイ感じですね。森 陽馬


2019年6月23日(日) 小倉博和 with 斎藤誠 「Ya Ya (あの時代を忘れない)」

ギタリスト小倉博和の新作が発売になりました。

小倉博和『サウンド・オブ・ストリングス・スケッチ・ソング ~スプリング&サマー』
(国内CD マーティン&ゴールデン 曲目解説付 GT1113 2,700円+税)

様々なミュージシャンをサポートしたり、佐橋佳幸とのギター・デュオ山弦で活動している名ギタリスト小倉博和の新しいアルバムは、初夏にふさわしい爽やかな音色たっぷり。

大阪のFM局FM COCOLOで毎週金曜日に彼がナビゲーターを務めている『サウンド・オブ・ストリングス』では、リスナーのリクエストを演奏するコーナーがあり、このアルバムはそれをCDで再現したものです。

全8曲。リスナーのリクエストということもあり、いろいろなタイプの曲が選ばれていますが、どの曲でもメロディーの良さが活かされた演奏。いい感じでツボを押してくれます。

1曲目は番組テーマのアコースティック・ヴァージョン。2曲目は映画『ディアハンター』から「カヴァティーナ」。3曲目は2011年東日本大震災復興ソング「花は咲く」。4曲目はクラシック「アルハンブラの思い出」。5曲目は1987年スザンウ・ヴェガの大ヒット曲「ルカ」。6曲目は小倉博和が高校生時代に話題になっていたというラリー・カールトン「ルーム335」。7曲目は「アンチェインド・メロディ」。

そして、ラスト8曲目は感動せずにいられないサザン・オールスターズの名曲「Ya Ya」。

この「Ya Ya」には斎藤誠が参加して、素晴らしいギター・デュオを聴かせてくれます。
この二人、山弦ならぬ海弦とでも命名しておきましょうか。

桑田佳祐への感謝と尊敬に裏打ちされた二人による静かな魂の爆発が感じられるアコースティック・ギター・インスト。桑田作品への愛情あふれる1曲です。森 勉



2019年6月22日(土) Emma Frank 「Either Way」

先日、『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』という映画を観ました。
レコード店を営む元バンドマンのシングルファーザー、進学のためもうすぐ親元を離れる娘を中心とした音楽映画です。
父親の楽しみは自宅での親子ジャム・セッションで、2人で録音した曲をSpotifyに登録したら反響を呼び...という風に物語が進んでいきます。
劇中ではトゥイーディ、Mitsuki、アニマル・コレクティヴ、スリーター・キニーなどの名前や楽曲が登場、90年代~近年のインディーロック系がお好きな方は楽しめるのではないでしょうか。(ウィルコ・ファンの方ならニヤリとするシーンも...。)

映画とは関係ないのですが、ウィルコの素敵なカヴァーが入っているアルバムをご紹介したいと思います。

エマ・フランク『カム・バック』
(国内CD 日本盤ライナーノーツ付 RCIP-0289 2,300円+税)

エマ・フランクはボストン出身、ニューヨークを拠点とする女性シンガー。過去3枚のアルバムを発表しています。
憂いを帯びた美しい歌声、人気ピアニストのアーロン・パークスらNYジャズ・ミュージシャンのしなやかな演奏が心地良く、雨の季節のBGMにもぴったりの1枚。
ジャズ・ヴォーカルとの位置付けですが、シンガーソングライターものお好きな方にも聴いていただきたいです。

オリジナル曲に混じり、新作ではウィルコ「Either Way」(『Sky Blue Sky』収録)が取り上げられています。
ピアノと歌によるシンプルなカヴァー。
繊細かつ穏やかな歌を引き立たせる、アーロン・パークスのピアノも聴きものです。東尾沙紀


2019年6月21日(金) ブルース・スプリングスティーン 「Hello Sunshine」

馬ジャケ好きとして、このジャケットの馬は躍動感に溢れていて良いですね。

でも、広がる空と砂漠の中、孤独でどこか寂しげな姿に映ります。

Eストリート・バンドではなく、ブルースソロ名義の2019年作は、その孤独な心情を表現したような美しくも切ない1枚。

ブルース・スプリングスティーン『WESTERN STARS』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-6183 2,400円+税)

アメリカ西部の男の切なさを描いた歌詞は、まさにジミー・ウェッブ「ウィチタ・ラインマン」を引き継ぐ世界観。
そして、メロディアスな楽曲と歌い回しはグレン・キャンベルを意識したよう。

「孤独な町がずっと好きだった。人っ子ひとりいない街路が。でも、孤独と恋に落ちると、逃げられなくなる。
ハロー・サンシャイン、頼む、ここにいてくれないか。」(「Hello Sunshine」歌詞より)

悲哀を背負った男に、陽射しが優しく降り注ぐ⑫「Hello Sunshine」を今日のこの1曲に。森 陽馬


2019年6月20日(木) フランキー・ヴァリ&フォー・シーズンズ 「キャンディ・ガール」

やったぁ~!
フランキー・ヴァリの来日が発表になりました。

2019年9月10日(火)、11日(水)東京公演 昭和大学人見記念講堂
2019年9月13日(金) 大阪公演 フェスティヴァル・ホール
各公演 S席12,800円 A席10,800円

初来日だった前回の来日は1回だけの公演で2014年1月18日東京・日比谷公会堂にて行われました。
もう5年以上経ちますが、あのコンサートの感動は忘れられません。
9月は聴きにいかなくちゃ、見に行かなくちゃです。

フォー・シーズンズ時代もソロとしてもヒット曲がたくさんあり、ライヴで聴きたい曲は山のようにあります。
前回は残念ながら歌われなかった「キャンディ・ガール」を今日のこの1曲に。

1963年全米3位! 歌ってほしいなぁ。
「ガール・カム・ランニング」も聴きたいけれど、これは1965年全米30位。どうかなぁ。
微妙だけれど期待して9月を待ちたいと思います。森 勉

★掲載ジャケットはフランキー・ヴァリ&フォー・シーズンズ『ヴェリー・ベスト・オブ~』。
(国内CD 限定盤 英文ライナー訳・歌詞・対訳付 WPCR-26211 1,300円+税)


2019年6月19日(水) スピッツ 「優しいあの子」

現在放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』。
ドラマは勿論、毎朝楽しみなのが、可愛らしいオープニング・アニメーションと共に流れる「優しいあの子」。
記念すべき朝ドラ100作目となる『なつぞら』の主題歌をスピッツが担当しています。

「みなと」以来約3年ぶり、42枚目のシングルとして本日リリースされました。

スピッツ「優しいあの子」
(国内CD UPCH-5962 1,000円+税)

草野マサムネが、物語序盤の舞台となる北海道・十勝に実際に赴き、書き上げたという新曲。
<氷を散らす風>、<丸い大空>、アイヌの言葉で部落・集落を意味する<コタン>など、詞の中に散りばめられた北海道の大地をイメージさせる言葉、フレンチホルンの柔らかい音色、爽やかなメロディが朝にぴったりの1曲です。

カップリングは、ライヴでは既に披露されているノリノリのロック・ナンバー「悪役」を収録。
「優しいあの子」とは真逆なハードなギターが爽快!
欲しいのものが手に入るなら悪役にもなる...ファンの方の人気が高まりそうな曲です。東尾沙紀


2019年6月18日(火) LO BORGES 「Rio Da Lua」

来週6月26日発売となるウワノソラ『夜霧』。
前作『陽だまり』と同様、角谷博栄さんへインタビューさせていただき、発売記念リーフレットを作成予定です。
作品自体も素晴らしい内容!乞うご期待!

さて、角谷さんへ以前インタビューした際、ミナス音楽の影響について語っていただいたことがありました。

ミナス音楽とは、ブラジル南東部にあるミナス・ジェライス州で生まれた音楽のこと。
リオ、サンパウロに次ぐ都市で、ミルトン・ナシメントやトニーニョ・オルタ等の良作を多く輩出しています。

そのブラジル/ミナス音楽、良心に溢れた2019年新譜を紹介しましょう。

LO BORGES『Rio da Lua』
(輸入CD Deck 22298-2)

ロー・ボルジェスは1952年生まれミナス・ジェライス出身男性シンガーソングライター。
ブラジル音楽好きならば、名盤『A VIA-LACTEA』(1979)をご存知の方も多いと思います。

今作はミルトン・ナシメントとの仕事で知られるネルソン・アンジェロが全曲作詞を担当。
ロー・ボルジェスの瑞々しい歌声、オーガニックな美しい演奏とメロディアスな楽曲が素晴らしい仕上がり!

今日のこの1曲は、アコースティック・ギターの音色が心地良いイントロで惹き込まれる①「Rio Da Lua」を。森 陽馬


2019年6月17日(月) CSN&Y 「Find The Cost Of Freedom」(邦題:自由の値)

天辰保文氏によるトーク・イベントTalking Man、Vol.13のCSN&Y特集。
たくさんのご来場ありがとうございました。

各々の魅力はもちろん、個性豊かな4人が集まった時の素晴らしさを再認識することができました。
CSN&Yとして集まることは近年なくなりましたが、それぞれ音楽活動を続けています。
またいつか4人のハーモニーを聴かせてもらいたいですね。

さて、<CSN&Yを最も象徴している曲>として天辰保文氏にご紹介いただいたのは「自由の値」でした。

「自由の値」(Find The Cost Of Freedom)は、映画『イージー・ライダー』最後のシーンで使える曲をと、デニス・ホッパーから依頼されスティーヴン・スティルスが書いたと言われている名曲。

アコースティック・ギターと4人の歌&コーラスのみ。
当時コンサートでは必ず最後に4人揃って歌っていたそうです。

自由というのがどれほど大切か。
その自由を求め闘った著名な方、そうでない名のない人達への想いが短い歌詞に込められています。森 陽馬


★掲載ジャケットは、「OHIO」やこの「自由の値」(Find The Cost Of freedom)も収録ライヴ盤『4 Way Street』。
「組曲:青い眼のジュディ」が終わりニール・ヤングが紹介され、「On The Way Home」を歌い出す最初の部分が、天辰保文氏は大好きだそうです。CSNにYが加わりCSN&Yとなった瞬間を表現しているようですね。


2019年6月16日(日) PHOEBE SNOW 「Two Fisted Love」

フィービ・スノウは1974年にシェルター・レーベルから衝撃のデビューを果たし、次のセカンド・アルバムはコロンビア・レーベルへ移籍。1976年に発表されました。

今日はそのアルバムから聴いてみたいと思います。

PHOEBE SNOW『Second Childhood』
(輸入CD MOCCD13285)

プロデューサーはフィル・ラモーン。
これ以前には、ポール・サイモン『ひとりごと』、『時の流れに』。
これ以後は、ビリー・ジョエル『ストレンジャー』、『ニュヨーク752番街』等をプロデュースし名作を生み出しています。

このアルバムでも第2作目でまだレコーディングに慣れていないフィービー・スノウをうまくリードして、彼女の魅力を最大限に引き出しています。
さすが!いい仕事しています。

今日のこの1曲は、1曲目に収められている「Two Fisted Love」。
彼女ならではのビブラート唱法がたまりません。森 勉


2019年6月15日(土) グラハム・ナッシュ 「Military Madness」

天辰保文氏にミュージシャンの魅力を語っていただくトーク・イベント<Talking Man>。
6月17日(月)に行うVol.13はCSN&Y特集です。

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2019年6月17日(月)
PET SOUNDS RECORD presents
天辰保文 Talking Man Vol.13 CSN&Y特集
ライヴ・カフェ アゲイン(武蔵小山駅当店地下)
18時半開場 19時半開演 入場料1,500円
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デヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス、グラハム・ナッシュ、ニール・ヤング。
ソロでも各々活動していますが、個性豊かな4人がぶつかり合った時の爆発力に心震わされますよね。

CSN&Yの音源を聴きながら、天辰保文氏へその音楽がどう響いてきたかを伺いたいと思っております。
よろしければ武蔵小山へお立ち寄りください。

さて、CSN&Yの中でまとめ役と言えるのはグラハム・ナッシュでしょう。
2015年CSN来日公演でも彼の誠実さというかリーダーシップぶりがMC等でも伝わってきましたよね。

そのナッシュのベスト・アルバムとデモ音源を集めた2枚組全30曲アンソロジー盤から。
グラハム・ナッシュ『Over The Years...』
(国内2枚組CD 英文ライナーノーツ訳・歌詞・対訳付 WPCR-18053 2,600円+税)

反戦の想いが込められた「Military Madness」を今日のこの1曲に。森 陽馬



2019年6月14日(金) aiko 「こんぺいとう」

aikoブレイクのきっかけとなった「花火」(99年)を聴くと、「aikoええよね!関西では前からラジオのDJとしても有名やったんやで~」と、当時自慢げに教えてくれたお姉さんの事を思い出します。

想いがたくさん詰まった恋や愛の歌を唄い続けてきた、aikoのメジャーデビュー21年を総括するシングル・コレクションが発売になりました。

aiko『aikoの詩。』
(国内CD 4CD+初回DVD付 PCCA-15020X 4,000円+税)

メジャーデビュー曲「あした」から最新シングル「ストロー」までを時系列ではなく、3つのテーマを決め、ライヴのセットリストを組むように自身で選曲した42曲(ディスク①~③)と、数あるカップリング曲から厳選した14曲入りカップリング・ベスト(ディスク④)のCD4枚組。

トッド・ラングレン風の間奏ギターが楽しい「前ならえ。」、優しい声と口笛が心地良い「テレビゲーム」、秘密の恋にドキドキ「ココア」など、カップリングにも名曲多し!という事で本日はディスク④から、忘れられない苦い恋を歌った「こんぺいとう」を今日の1曲に。

初回盤には、<aiko はじめてのスタジオライブ>と題した20分ほどのDVDも付いています。
佐野康夫らバンド・メンバーと向いあわせになって、「ドライヤー」「冷凍便」「雨は止む」「大切な人」の4曲を披露。
1曲毎に衣装やヘアスタイルが変わるのにも注目。かわいいです♪ 東尾沙紀


2019年6月13日(木) Lydia Persaud 「Well Wasted」

暑くもなく寒くもなく、冷暖房もつけず快適に終日過ごせる1日。
こんな日和がずっと続けばいいのになあ。
でも、暑い夏や寒い冬の四季があるからこそ、彩豊かな景色があり、様々な感情が生まれてくるのかも。

同じように音楽も、熱く激しい音楽があれば、冷たく哀しい音楽もあって。
見て聞いて起こったことで、その日毎に気持ちの揺れ方は変わり、音楽の聴こえ方も変化してきますよね。

最初聴いた時は、心地良く爽やかな印象だった彼女の歌声も、時として切なく響いてくるようになりました。

Lydia Persaud(リディア・パーソード)『Let Me Show You』
(国内CD 4曲入り限定ボーナスCD&日本語解説付 BSMF-6166 2,400円+税)

カナダ/トロント出身1994年生まれ女性シンガー、リディア・パーソード。2019年発表デビュー・アルバム。
キャロル・キング的70'sオーガニックな質感と、デズリーのようなスムース・ソウルの要素を併せ持った1枚。

フリーソウル&フォーキーな①「Hold Out」も魅力ですが、やるせない切なさと憂いが感じられる⑧「Well Wasted」を今日のこの1曲に。森 陽馬


2019年6月12日(水) サンタナ 「Yo Me Lo Merezco」

2019年7月で72歳になるカルロス・サンタナのバンド、サンタナ。
アフリカをテーマにした2019年新作は、度肝を抜かれるような活気溢れる1枚!

サンタナ『アフリカ・スピークス』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック2曲追加 解説・歌詞・対訳付 UCCO-1207 2,600円+税)

マヨルカ島出身スペイン人女性シンガー、ブイカがヴォーカルで全面参加。
「彼女にはニーナ・シモン、エタ・ジェイムス、アレサ・フランクリン、ティナ・ターナー等偉大な女性シンガーに通じるものを感じる」とサンタナが評している通り、ソウルフルな熱い歌声にまず圧倒されます。

更に、レッチリ等ロック名盤を数多く手掛けたリック・ルービンがプロデュースを担当。
アフリカンな要素とサンタナ・サウンドの融合をソリッドに聴かせる手腕はさすがリック・ルービン!

マリブのシャングリラ・スタジオにて10日間で49曲をほぼ一発録りし、そこから厳選された11曲(+ボーナス2曲)。
今日のこの1曲は、ゆったりした出だしからサンタナらしいめくるめくギターが炸裂→グルーヴィーな曲展開になる後半が圧巻な④「Yo Me Lo Merezco」を。森 陽馬


2019年6月11日(火) Duane & Gregg Allman 「Melissa」

今週はテデスキ・トラックス・バンドが来日中。(東京公演は6/14、15、16)

2019年2月15日新作『Signs』発表直後、キーボード奏者でありフルート等も担当していたメンバーKofi Burbridge逝去という悲報がありましたが、それを乗り越えてのライヴ・ツアー。しかと見届けたいと思っています。

さて、デレク・トラックスはオールマン・ブラザーズ・バンドのドラマー、ブッチ・トラックスの甥であることはよく知られていますが、そのブッチ・トラックスがオールマン結成前、スコット・ボイヤー(G)、デヴィッド・ブラウン(B)と組んでいたのが、The 31st Of Februaryというバンド。

そのThe 31st Of Februaryが1968年9月、アメリカ/フロリダのT.K.スタジオにてデュアン&グレッグ・オールマン兄弟をゲストに迎えレコーディング、後にDuane & Gregg Allman名義でLP発売された盤が公式CD化されました。

デュアン&グレッグ・オールマン『Duane & Gregg Allman』
(国内CD 完全限定盤 日本語解説付 CDSOL-5678 2,400円+税)

オールマン/サザン・ロックの原石、といった感じで味わい深いブルージーな魅力を感じさせる全9曲。
今日のこの1曲には、斎藤誠もカヴァーしている名曲「Melissa」初録音ヴァージョンを。森 陽馬


2019年6月10日(月) ティモシー・B.シュミット 「ソー・マッチ・イン・ラヴ」

ポコ、イーグルスで透き通った美しい歌声を聴かせてくれているティモシー・B.シュミットが聴きたい気分。

ティモシー・B.シュミット『プレイン・イット・クール』
(国内CD 解説:天辰保文 歌詞・対訳付 WPCR-17474 1,300円+税)

ソロとして初ヒットとなったのが、1982年スマッシュ・ヒット「ソー・マッチ・イン・ラヴ」でした。

アメリカでは映画『初体験/リッチモンド・ハイ』に使われたのがチャートインした要因と言えますが、日本ではパイオニアのステレオのCM曲として使われて結構話題になりました。

オリジナルはフィラデルフィアの黒人グループ、タイムス。1963年全米No.1ヒットです。
ティモシー・ヴァージョンはオリジナルに負けない出来で、彼の一人多重録音によるほぼアカペラで歌われています。

これからちょっと憂鬱な梅雨の季節になりますが、ティモシーのさわやかな歌声が全面的にフィーチャーされているこのアルバムがあれば、湿度もクールさが保てそうです。森 勉


2019年6月9日(日) Our Native Daughters 「You're Not Alone」

バンジョーを携えた黒人女性4人グループ、Our Native Daughters。
ピーター・バラカン氏のラジオで紹介され、当店でも評判の1枚です。

Our Native Daughters(アワ・ネイティヴ・ドーターズ)『Songs Of Our Native Daughters』
(国内仕様CD 解説文の日本語対訳付 FLR-5509 2,500円+税)

2019年5月15日今日のこの1曲でソロ作を紹介したRhiannon Giddens(リアノン・ギデンズ)。
リアノンが組んでいたCarolina Chocolate DropsのサポートもしていたLeyla McCalla(レイラ・マッカーラ)。
カナダ発アメリカーナ・ユニットBIRDS OF CHICAGOのAllison Russell(アリソン・ラッセル)。
アメリカーナ/ニュー・フォーク・シーン新星Amythyst Kiah(アミシスト・キア)。

人種差別や女性蔑視等をテーマに、4人各々がアフリカ系黒人女性の悲哀を描いたアメリカン・ルーツ作品。
...と書くと、敷居が高そうですが、リズミカルなバンド・サウンドが加わり、それほど重苦しさを感じさせない全13曲。

今日のこの1曲は、気高く力強いアリソン・ラッセル作⑬「You're Not Alone」を。
心と体が自然と揺れるような2曲目「Moon Meets The Sun」も聴きものですね。 森 陽馬


2019年6月8日(土) Mavis Staples 「We Get By」 feat Ben Harper

黒人の子供達が鉄柵の外から公園内を眺めているジャケット。

アメリカの『LIFE』誌<The Restraints:Open And Hidden>に掲載された写真だそうです。
人種差別が色濃く残っていた時代の写真ながら、分断が進む現代アメリカを如実に物語っていますね。

メイヴィス・ステプルズ2019年発表作『We Get By』は、この写真と同様、様々な想いが詰まった1枚。

Mavis Staples『We Get By』
(輸入CD ANTI 1409-276702)

ベン・ハーパーが全曲の作詞・作曲、そしてプロデュースを担当。
そのため、ベンが唄ったらそのまま彼のアルバムになりそうな全11曲ですが、そこはさすがメイヴィス。
ステイプル・シンガーズとして1950年代からゴスペルの魂を歌い続けてきていますから歌に説得力があります。

今日のこの1曲は、80歳を迎えるメイヴィスがベンとのデュエットで味わい深く聴かせる③「We Get By」。森 陽馬


2019年6月7日(金) Neil Young & Stray Gators 「Out On The Weekend」

ニール・ヤング1973年秘蔵ライヴ音源が本日発売されました。

Neil Young & Stray Gators『Tuscaloosa』
(輸入CD Reprise 093624901112/輸入LPは2枚組/国内盤CDは6月26日発売予定)

1972年発表名盤『Harvest』のバック・バンド、ストレイゲイターズを従えた1973年ライヴ・ツアー。
今作は1973年2月5日アラバマ州タスカルーサ市にあるアラバマ大学で行われたコンサート音源です。

ストレイゲイターズはジャック・ニッチェ(P)、ベン・キース(G)、ティム・ドラムンド(B)、ケニー・バットレー(Dr)。
ニール以外のメンバー4人は逝去しましたが、今この場で演奏しているような臨場感が味わえる1枚。

クレイジーホースとまた違ったタイム感というか空気感には、70年代アメリカの大らかさが伝わってきますね。

今日のこの1曲は、ハーモニカと緩やかなリズムに包容力を感じる「Out On The Weekend」。

ちなみに、2枚組アナログ盤のSide4(ディスク2裏面)は、ワニが描かれたエッチング加工になってます。森 陽馬


2019年6月6日(木) Morrissey 「Wedding Bell Blues」

映画『イングランド・イズ・マイン・モリッシー はじまりの物語』を先日鑑賞してきました。

皮肉屋で内向的な悩める青年スティーヴンが、<モリッシー>になるまでを描いた物語。

なので、スミスの楽曲は劇中で流れませんが、60~70年代ロックやポップス、Tシャツや部屋のポスター、本、ライヴ・シーンなど彼を形作ったものが様々な場面にちりばめられています。

仲間の成功、友人との別れ、ジョニー・マーとの出逢い。
静かだけれど何故かワクワクするラスト・シーンも印象的でした。
モリッシー/ザ・スミスを抜きにしても、青春・音楽映画として楽しめる作品だと思います。

5月22日で60歳の誕生日を迎えたモリッシー。
その直後、最新作であるカヴァー・アルバム『California Son』がリリースされました。

Morrissey『California Son』
(輸入CD BMG 4050538481129)

ジョニ・ミッチェル「Don't Interrupt The Sorrow」、ボブ・ディラン「Only A Pawn In Their Game」、ロイ・オービソン「It's Over」、ローラ・ニーロ「Wedding Bell Blues」、バカラック作「loneliness Remembers What Happiness Forgets」、ゲイリー・パケット&ザ・ユニオン・ギャップ「Lady Willpower」、カーリー・サイモン「When You Close Your Eyes」等全12曲。

ジョー・チカレリをプロデューサーに迎え、ビリー・ジョー・アームストロング(グリーン・デイ)をはじめ、グリズリー・ベアやブロークン・ソーシャル・シーンのメンバー他、若い世代のミュージシャンも参加。

元ジェリーフィッシュのロジャー・ジョセフ・マニングJrがピアノで参加、シングル・カットもされた「Wedding Bell Blues」を今日のこの1曲に。
ロジャーは他の曲でもストリングス・アレンジ、シンセ、コーラスなどで活躍しています。東尾沙紀



2019年6月5日(水) アン・サリー 「三時の子守唄」

人それぞれ癒される声というのは違うと思いますが、僕の場合、アン・サリーのヴォーカルはとても癒され度が高い声と言えると思います。

2016年11月20日今日のこの1曲で、アン・サリー『ムーン・ダンス』から「アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ」を紹介しましたが、今日はそのアルバムと同時発売された『デイ・ドリーム』を聴いてみたいと思います。

アン・サリー『デイ・ドリーム』
(国内CD BVCR-14008 2,700円+税)

2003年4月に発売されて以来、わがペット・サウンズ・レコードではロングセラーを続けている1枚です。

ビーチ・ボーイズ「ディズニー・ガール」、レスリー・ダンカン「ラヴ・ソング」、吉田美奈子「レインボー・シー・ライン」、佐藤奈々子「週末のハイウェイ」等、収録曲のセンスも抜群。

アン・サリーは近年、公式サイトまたはライヴ会場でしか新作を発表していませんが、またいつか普通のCD店でも扱えるCDを作って欲しいなと思います。

ということで、16年前に出たCDですが、これからも大切に聴いていきたい作品です。
今日のこの1曲は細野晴臣『トロピカル・ダンディー』に入っていた「三時の子守唄」名カヴァーを。森 勉


2019年6月4日(火) Jesse Colin Young 「Walk The Talk」

ヤングブラッズのジェシ・コリン・ヤング、2019年新録オリジナル・アルバムが発売されました。

Jesse Colin Young『Dreamers』
(輸入CD BMG 4050538481754)

77歳(1941年生)を迎えた彼の今作はカナダ出身ナッシュビルを拠点に活動しているColin Lindenプロデュース。
息子のTristan Youngとその友人たちがバック演奏をサポートし、気合いの入ったアメリカン・ロックを聴かせます。

リアノン・ギデンズがヴァイオリン参加①「Cast A Stone」、移民問題を扱った⑥「they Were Dreamers」、MeToo運動をテーマにした⑩「For My Sisters」等、社会問題を織り込みながら、魂焦がすような歌声で迫る全14曲。

今日のこの1曲は、Colin Lindenによる後半のスライド・ギターソロがかっこいい入魂ロック③「Walk The Talk」を。

裏ジャケットに映っている精悍な表情、その彼のロック・スピリットに勇気づけられる1枚。森 陽馬



2019年6月3日(月) Don Felder 「AMERICAN ROCK'N'ROLL」

6月に入り、陽射しが夏っぽくなってきましたね。
暑くなると暑苦しいロックが時々聴きたくなるから不思議です。

ということで、直球ど真ん中のアメリカン・ロック新譜アルバムをご紹介。

Don Felder『AMERICAN ROCK'N' ROLL』
(輸入CD BMG 4050538466645)

イーグルスの元メンバーで名曲「ホテル・カリフォルニア」の印象的なギターフレーズを奏でたドン・フェルダー。
2019年発表オリジナル・アルバムは、ジャケット及びタイトル通り正に<アメリカン・ロックンロール>!

スラッシュ、リッチー・サンボラ、サミー・ヘイガー、ピーター・フランプトン、デヴィッド・ペイチ、ネイサン・イースト、チャド・スミス、スティーヴ・ガッド、ジム・ケルトナー、マイク・フィネガン、グレッグ・リーズ他豪華ゲスト多数参加。

新曲のはずなのに、1980年代後半ラジオから流れているような既聴感があるんですよね。
ハード・ロックを通過した40~50才世代ならば、聴いていて懐かしくなってくるような1枚。

スラッシュとのギターバトル&レッチリのチャド・スミスがドラムを叩くタイトル曲①を今日のこの1曲に。森 陽馬



2019年6月2日(日) SOLEIL 「メロトロンガール」

今春、高校生(祝!)になったばかりのそれいゆちゃんがヴォーカリストを務めるSOLEIL。

豪華作家陣参加7月17日発売3rdアルバム『LOLLIPOP SIXTEEN』に先駆け、新曲7インチEPがリリースされました。

SOLEIL『メロトロンガール/ハイスクールララバイ』
(国内7インチ・アナログEP 完全限定盤 HCR-9684 1,800円+税)

『LOLLIPOP SIXTEEN』然り、ブリティッシュ好きの心をくすぐるジャケットにも注目の新曲「メロトロンガール」は、作詞をマイクロスター飯泉裕子、作曲を岡田ユミが手掛けたナンバー。
メロトロンをフィーチャーしたサイケ・ポップなアレンジ、『サージェント・ペパーズ~』のあの名曲オマージュなラストにもグッときました。

カップリングには、イモ欽トリオのヒット曲「ハイスクールララバイ」の高速スカ・アレンジ・カヴァーが収録!
軽快なスカ・アレンジとキュートな歌声がマッチ!(そして勿論セリフ入り♪)
それいゆちゃんがお馴染みの振り付けを踊り唄うライヴPV(Short ver)もこれまたキュートです。

中森泰弘さんが5月20日をもってSOLEILを離れられ突然のことで寂しいですが、新曲を聴きながら7月の新作を楽しみに待つこととしましょう。東尾沙紀



2019年6月1日(土) ウワノソラ 「Sweet Serenade」

PET SOUNDS RECORD推薦ユニット、ウワノソラ。
待望の3rdアルバムが2019年6月26日発売決定いたしました。

ウワノソラ『夜霧』
(国内CD UWAN-004 3,000円+税)

2017年発表2nd『陽だまり』は
当店が選ぶ2017年ベスト選出の1枚で全体的に<陽>のイメージでしたが、3rd『夜霧』はその対比で<夜>をコンセプトにした作品とのこと。

70'sニューソウルも加味されたスムースなシティ・ポップ・サウンド。
そして、いえもとめぐみさんの歌声がアダルトにより進化していて、更に高いレベルへ飛躍したウワノソラを実感できる仕上がりです。

今日のこの1曲は、1曲目のインスト「夜霧 -prelude-」から続く2曲目「Sweet Serenade」を。
マーヴィン・ゲイ「I Want You」~リオン・ウェアの影響を感じさせるメロウ・グルーヴなナンバーです。森 陽馬

予約受付開始いたしました。


2019年5月31日(金) キャロル・キング 「ビリーヴ・イン・ヒューマニティ」(ライヴ)

1970年代に撮影されたキャロル・キングの貴重なライヴ映像がDVDとして発売されました。

キャロル・キング『ライヴ・アット・モントルー 1973』
(国内DVD+CD 英文和訳解説&萩原健太氏による解説付 YMBA-10872 4,600円+税)

スイスのモントルーで行われたジャズ・フェスティヴァルに出演した際の映像で、1973年7月15日モントルー・パヴィリオンでの収録。
64分、全18曲。その内10曲が当時新作として発売されたばかりのソロ第5作目のコンサプト・アルバム『ファンタジー』から、という珍しいセットリストのライヴです。

まず前半は彼女だけのピアノ弾き語りで「空が落ちてくる」、「スマックウォーター・ジャック」、「ホーム・アゲイン」、「ビューティフル」、「アップ・オン・ザ・ルーフ」(ホーン3人入り)、「イッツ・トゥ・レイト」の6曲。
後半は『ファンタジー』のアルバム13曲中10曲をバンドと共に、そしてアンコールは再び弾き語りで「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」、「ナチュラル・ウーマン」といった内容です。

バンドはデヴィッド・T・ウォーカー(ギター)、ハーヴィー・メイスン(ドラムス)、チャールズ・ラーキー(ベース)、クラレンス・マクドナルド(エレクトリック・ピアノ)、ボビー・ホール(パーカッション)、トム・スコット、ジョージ・ボハノンら6人のホーン・セクション。メンツのわりには地味目な音ですが、このバックでキャロル・キングのライヴを見ることができるのはとてもうれしいことです。

31歳のキャロルは長かった髪をショートにしてとてもキュート。
ちょっとパーマがかかり過ぎかな、と思ってしまいましたが...。
なおこのDVDにはほぼ同内容のCDも付いているので、何かしながらのナガラ聴きもOKです。森 勉


2019年5月30日(木) Nils Lofgren 「Remember You」

ブルース・スプリングスティーン&E・ストリート・バンドのギタリストであり、ニール・ヤング&クレイジー・ホースのライヴにも近年参加(ニール&クレイジー・ホース名義で新作出すという噂)しているニルス・ロフグレン。

彼らしい武骨なアメリカン・ロック魂溢れる2019年発表快作が出ました。

ニルス・ロフグレン『Blue With Lou』(ブルー・ウィズ・ルー ~ルー・リードに捧ぐ)
(国内仕様CD ニルス・ロフグレン本人による解説日本語訳付 MSIG-1284 3,000円+税)

ニルスと彼の妻エイミー・ロフグレンによる共同プロデュース。
アンディ・ニューマーク(Ds)、ケヴィン・マコーミック(B)と自身のスタジオに数週間泊まり込み制作した入魂盤です。

ルー・リードとの共作6曲、彼へ捧げたタイトル曲、トム・ペティへの想いが込められた⑪「Dear Heartbreaker」もNiceですが、今日のこの1曲はラスト12曲目「Remember You」を。

ニルスが飼っていた犬GROUCHO(グルーチョ)が14歳で亡くなったのをきっかけに作られた楽曲。
出会えたことへの感謝、別れの哀しさが伝わってくる味わい深いナンバーです。森 陽馬



2019年5月29日(水) 木村充揮 「いい事ばかりはありゃしない」

5月21日に紹介した吾妻光良&The Swinging Boppers以外にも、ブルージーな国内新譜が続々出ています。

ブルーズ・ザ・ブッチャー+うつみようこのアルバムは良かったし、W.C.カラスとChihanaを中心にしたユニットWILD CHILLUNも豪放なブルース・ロックでかっこよかったし、T字路sの活躍ぶりもうれしいですね。

更に甲本ヒロト(クロマニヨンズ)と内田勘太郎(憂歌団)によるブルース・ユニット、ブギ連の1stが6月発売決定!
日本ブルース・ブーム再来しちゃうかも!?

そんな中、忘れちゃいけないのがこの人! 木村充揮!
彼の魅力が詰まったライヴ盤が2枚組CDで出ました。

木村充揮『ザ・ライヴ!』
(国内2枚組CD EDCE-1031 4,000円+税)

2018年4月下北沢のライヴハウス(風知空知、440、ラカーニャ)で行われた公演から厳選された22トラック。
藤沼伸一、三宅伸治、梅津和時、有山じゅんじがゲスト参加。

今日のこの1曲は、RCサクセション(忌野清志郎作)「いい事ばかりはありゃしない」カヴァーを。
三宅伸治&梅津和時が参加し3人交互にリードを取ってます。
<天使のダミ声>充揮さんの歌声、やっぱり最高! 森 陽馬



2019年5月28日(火) Bruce Hornsby 「Take You There (Misty)」

「ザ・ウェイ・イット・イズ」(1986)で知られるアメリカ男性シンガー/ピアニスト、ブルース・ホーンズビー。
2019年発表新作オリジナル・アルバムは、幻想的かつ叙情的な世界観を感じさせる意欲的な仕上がりでした。

ブルース・ホーンズビー『Absolute Zero』
(国内仕様CD 日本語解説付 BSMF-8028 2,400円+税)

ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンが共同プロデュース&演奏で参加。
ブレイク・ミルズ、ジャック・ディジョネット、更にポール・サイモンとの共演で話題のyMusicも加わっています。

ロックにジャズ、クラシックが合わさった独特な曲展開&演奏を聴かせる1枚。

今日のこの1曲はラスト10曲目「Take You There (Misty)」。
グレイトフル・デッド楽曲の作詞を多く手掛けたロバート・ハンターによって書かれたナンバー。
ブルースの味わい深い歌声とピアノ、そしてオーケストラ・アレンジが見事に融合していますね。森 陽馬



2019年5月27日(月) スティング 「破壊者 (Demolition Man)」

アルバム『ニューヨーク9番街57丁目』(2016)を引っ提げ、2017年6月に行われた来日公演からもうすぐ2年。
初めて生で観たスティングとバンドの演奏が物凄くかっこよくて、その年に観た洋楽ライヴの中で最も印象に残るパフォーマンスとなりました。

そんなライヴの興奮も甦る!? スティング最新作となる新録セルフ・カヴァー・アルバムが先日リリースされました。

スティング『マイ・ソングス』
(国内CD スティングによる全曲解説/大友博氏による解説・歌詞・対訳付 UICA-1071 2,500円+税)

<ここに収めた曲は、私の人生そのもの、といっていいだろう。それらを再構築し、部分的に修正し、手を加え、そしてそのすべてを、今現在の視点で見つめ直してみた。> (本人コメントより)

オリジナルの雰囲気やテンポはそれほど崩さず、ドミニク・ミラーら現在のバンドとの演奏を軸にしたアレンジと、今のスティングの歌声で、ポリスやソロの楽曲を新たに録音したものです。

数ある楽曲から「ブラン・ニュー・デイ」、「見つめていたい」、「キャント・スタンド・ルージング・ユー」、「フィールズ・オブ・ゴールド」、「シェイプ・オブ・マイ・ハート」、「孤独のメッセージ」、「フラジャイル」、「ウォーキング・オン・ザ・ムーン」、「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」他、ずらっと代表曲が選ばれています。

特にポリスの楽曲はサウンドにより厚みが増してとても良いですね!
全体を通してリフのかっこよさ、メロディの良さが再発見出来るアルバムとなっています。
本日は、ライヴの勢いがパッケージされたような、ポリスのナンバー「破壊者(Demolition Man)」を今日の1曲に。

アルバム本編最後の「ロクサーヌ(ライヴ)」に加え、ボーナス・トラックとして「ネクスト・トゥ・ユー」、「アイ・キャント・ストップ・シンキング・アバウト・ユー」等5曲のライヴ音源が追加収録されています。東尾沙紀



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

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