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 今日のこの1曲コーナー


ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2019年10月22日(火) Spampinato Brothers 「Be Here Now」

This is グッドタイムミュージック&ロックンロール!

元NRBQのジョーイ&ジョニー・スパンピナート兄弟によるバンド、Spampinato Brothersが今週来日!
(10月24日下北沢THREE、25日幡ヶ谷CLUB HEAVY SICK、26日渋谷LOFT HEAVEN。)

兄ジョーイはガン闘病中ですが、代わりに元ROCKPILEのギタリストBilly Bremnerが初来日で参加決定!
パブ・ロック好きの方も必見のステージですね。

さて、そのSpampinato Brothers来日記念盤が本日入荷しました。

スパンピナート・ブラザーズ『Decorangements』
(国内CD TE-038CD 1,500円+税)

療養中のジョーイによるプレイ&作曲ナンバー含む全4曲が新録音。
このCDを手に取って来日公演も是非! 森 陽馬


2019年10月21日(月) Geraint Watkins 「Another Days Over」

ニック・ロウ、デイヴ・エドモンズ、ヴァン・モリソン、ポール・マッカートニー他、これまで数々のミュージシャンのバックやレコーディングで活躍してきた英ウェールズ出身、現在68歳のシンガー・ソングライター/ピアニスト/アコーディオン奏者ゲラント・ワトキンス。

近年1人で来ることが多くなったニック・ロウが最後にバンド・メンバーを連れて来日したのが2011年8月。
ワトキンスさんもキーボード&コーラスで参加。背中を丸め目を閉じ演奏する姿が非常にチャーミングで、アンコールではニック・ロウとのデュエットも披露してくれました。

40年を越えるキャリアの中で自身のアルバムも数枚リリース。
90年代以降のニック・ロウに通ずるリズム&ブルース、カントリー、ロックンロール、ジャズをベースとした軽妙かつ味わい深い楽曲、素朴な歌声とピアノが魅力です。(歌の語尾で喉をグルルと鳴らすような低い唸り声も特徴的)

およそ5年ぶりとなる2019年最新作『Rush Of Blood』は、イギリスのダンス・ユニット、ベースメント・ジャックスのサイモン・ラトクリフが共作/プロデュースで参加しています。

Geraint Watkins『Rush Of Blood』
(輸入CD LMCD212)

カントリー・ウエスタン調やスワンプ・ロックな渋い曲があったりと、今作はどちらかと言えばギターがメインとなる楽曲が多めですが、アルバム最後を飾る「Another Day Over」(Reprise含む)を今日のこの1曲に。

♪Dance with me, darlin' in the moonlight♪のフレーズ、柔らかなストリングスとピアノが美しく響き調和するロマンティックなバラードです。東尾沙紀


2019年10月20日(日) Los Lobos 「Christmas and You」

夏が終わったと思いきや台風続きのご時世ですが、2019年も残り約2ヶ月...。
ということで、2019年新録クリスマス・アルバムをいち早くご紹介しておきましょう!

Los Lobos『LLEGO NAVIDAD』
(輸入CD RHINO R2 604538)

1973年頃メキシコ系アメリカ人の同士が集まり結成、L.A.拠点に活動を続けているバンド、ロス・ロボス。
彼らにとっては初となるクリスマス/ホリデイ・アルバムです。

タイトル『LLEGO NAVIDAD』は、スペイン語で「クリスマスがやってきた!」の意。
厳選された中南米のクリスマス曲を彼らの特色を活かしたラテン/メキシカン/ロックなアレンジで料理。
よく知るスタンダード曲ではないので、クリスマスっぽい雰囲気でないのが逆にイイですね。

今日のこの1曲は、全12曲中唯一のロス・ロボスによるオリジナル新曲「Christmas and You」を。
ロイ・オービソンが歌っていたような琴線に触れるバラード・ナンバーです。森 陽馬



2019年10月19日(土) 細野晴臣 「はらいそ」

六本木ヒルズ展望台・東京シティビューで行われている<細野観光1969-2019>へ先日行ってきました。

細野晴臣デビュー50周年記念展として、愛用の楽器や貴重なノート等様々な私物も展示。
(インド旅行中愛猫へ宛てた手紙、ギタリスト&ベーシスト名を羅列し一言コメントを付けたノート面白い!)
50年の活動の軌跡が丁寧に紹介されていて、細野ワールドを堪能できる内容でした。
有料の音声ガイドでは星野源、高橋幸宏、原田郁子、水原希子、塙宣之(ナイツ)のコメントも楽しめますよ。

バスキア展&森美術館も同じビル内で開催中のため、入場口&エレベーターが休日は混雑しているかも。
でも、充実した展示なので、細野さんに興味ある方は是非ご覧いただきたいですね。
(休日に行く場合は前売りチケットをどこかで入手してから行った方がいいかもしれません)

さて、はっぴいえんど、YMOで語られることが多い細野晴臣さんですが、ソロ活動も凄い!というのを再認識。
1978年が濃縮!『はらいそ』,横尾忠則との『コチンの月』,山下達郎・鈴木茂との『Pacific』,そしてYMO1st!
その頃大滝詠一さんは、『Let's Ondo Again』発表し、『ロンバケ』前夜に色々と挑戦していた時期。
当時直接交わることはなかったものの、お互いを少しは意識しながら刺激し合っていたのかもしれません。

ということで、今日のこの1曲は「はらいそ」を。
この唄の最後「この次はモアベターよ」の言葉に、細野さんの音楽人生哲学が集約されていますね。森 陽馬

細野晴臣&イエロー・マジック・バンド『はらいそ』
(国内CD ハイブリッドディスク MHCL-10114 3,000円+税)


2019年10月18日(金) ジョナサン・クラウド 「Jonathan Cloud」

ソフト・ロックが日本でリヴァイヴァル・ブームのような形で多くの音楽ファンに認知されるようになったのは、1990年代後半だったような気がします。それ以降20数年経って、ヒットしたメジャーな曲含めマイナーな発掘ものなどいろいろCD化され、珍しいものは出尽くしたかな?と思っていました。

しかし、オーストラリアのレーベルTeensvilleが2018年発売した『あなたの知らないソフト・ロック名曲選』(原題:Sunshine Soft & Studio Pop 1966-1972)を聴いてビックリ! まだ人知れず埋もれているイイ曲がいっぱいあるんだぁ~。

そして、今日紹介するCDはそのシリーズの第3弾。

『お楽しみはこれから~あなたの知らないソフト・ロック名曲選第三集』
(国内仕様CD 英文解説対訳付 MSIG-1314 3,100円+税)

少し枯れてくるような感じがしますが、そんなことは全くなし!
今までの2枚に引けを取らないというか、今までで一番イイ内容に感じました。(個人的な感想です)
ガール・ポップ、ドゥーワップなどと同じようにソフト・ロックの埋蔵量も相当な数がまだまだありそうです。

このCDでは、アーティスト名に馴染みがなくても、ソングライティング・スタッフには有名どころが名を連ねている曲が色々と入っています。ニール・セダカ、ジェフ・バリー、ゲイリー・アッシャー、ジョージ・フィショフ、ミッキー・ニューベリー、ピーター・アレン、デヴィッド・サンドラー、P.F.スローン、スティーヴ・バリ、etc...。

全33曲収録なので、どの曲にしようか目移りしますが、今日はアーティスト名と曲名が同じ変わり種を。
1971年vigorというレーベルから出たジョナサン・クラウド。

1967年ヒットしたイエロー・バルーン「Yellow Balloon」の線を狙ったのでしょうか。
ヒットはしていませんが、曲も声も印象に残る軽快なナンバーです。森 勉


2019年10月17日(木) Sebastian Macchi Trio 「El reves de la funcion」

武蔵小山駅前の再開発工事、だいぶ進んできました。

タワマンはほぼ出来上がり、周辺広場や商店街沿い店舗の整備を現在行っています。
駅周辺店舗は11月頃にはオープンしそう。1F路面含め2~3Fもあり、どんな店舗が入るか楽しみですね。

あと、武蔵小山から徒歩10分の場所に、スクエア荏原ひらつかホール(約350名収容)が数年前出来て、コンサート/落語/演劇等様々な催しが近年よく行われるようになりました。

今日はそのスクエア荏原にて、10/21コンサートを行うアルゼンチン(!)のミュージシャンの新譜をご紹介。

セバスティアン・マッキ・トリオ『Aguasilabas』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 RCIP-294 2,700円+税)

アルゼンチンのパラナ川沿いにある街パラナを拠点に活動している音楽ユニット、Luz De Agua。
そのピアニストであり、新世代アルゼンチン・フォルクローレの系譜を継ぐセバスティアン・マッキが、師であるカルロス・アギーレとゴンサロ・ディアスと共に組んでリリースした2019年作。
陽の光や川のせせらぎが感じられるような、オーガニックなサウンドと唄が心地良い1枚です。森 陽馬


2019年10月16日(水) 佐野元春 「或る秋の日」

ジャケットに映るイチョウの黄色い絨毯が印象的な、佐野元春の最新作『或る秋の日』。
先週発売になりました。

佐野元春『或る秋の日』
(CD 受注生産限定盤 DMA-023 2,500円+税)

約2年ぶり新作には、過去6年の間に配信リリースされ、いずれも初CD化となる4曲と新曲4曲の全8曲を収録。
ザ・コヨーテ・バンドのメンバーがレコーディングに参加した8つのラヴ・ストーリー。

15歳の頃に書かれたという瑞々しいメロディの「君がいなくちゃ」、妻と子供たちの別れを綴った「最後の手紙」、ひとりになって迎える朝の切なさを歌う「いつかの空」、大切だった人に想いを馳せる「或る秋の日(Alternate Mix)」など...

出会い、別れ、また出会う人々の切ない心情を、アコースティック・ギターを主とした柔らかく温もりのあるサウンドで聴かせるシンガーソングライター作品です。

佐野さんは現在、ザ・コヨーテ・バンドとのツアー真っ最中。
2020年のデビュー40周年に向けて、新たなアルバムを制作中とのことで、そちらも楽しみですね!東尾沙紀


2019年10月15日(火) ザ・ミスティーズ 「Good Things」

今月のロック/ポップスこの1枚!

ザ・ミスティーズ『ドリフトウッド』
(国内CD ボーナス・トラック3曲追加 解説・歌詞・対訳付 SICX-130 2,400円+税)

トランポリンズというバンドで90年代活動していたスウェーデン出身ヨハン・ステントープによるユニット。
作詞・作曲・演奏・アレンジ・ミックス等ほぼ全てを彼1人で手掛けた入魂のポップ・アルバムです。

ビートルズはもちろん、XTC、スクイーズ他英国ロックのグッド・メロディーに、スウェディッシュ・ポップスの洗練されたサウンド・メイキング、更にはアメリカン・ロックのキャッチーな部分も加味された全15曲。
ジェリー・フィッシュに角砂糖を3個入れたような甘いポップ・スパイスが効いた1枚ですね。

今日のこの1曲は①「Good Things」を。
歌声はジェフ・ラーソンやジェリー・ベックリー的な感じもあって、この曲はアメリカ西海岸の香りもします。森 陽馬


2019年10月14日(月) 吉田美奈子 「Rainy Day」

雑誌『POPEYE』2019年11月号は、<いま、聴きたい音楽ってなんだろう?>特集。
様々な方がテーマを決め<今聴きたい5曲>を選んでいます。

PET SOUNDS RECORD(選曲:森陽馬)も『秋の夜長聴きたい5曲』をテーマに掲載していただきました。
よろしければご覧になってみてくださいね。

さて、取材時は思いついた曲から挙げていったのですが、"今"に限らず"ずっと"聴きたい音楽もあります。
今日はそんな、<これからも末永く、夜長に聴き続けたい1曲>を。

吉田美奈子「Rainy Day」
(掲載ジャケットは『ゴールデン・ベスト』 2CD MHCL-2138 2,857円+税)

吉田美奈子1980年発表作『MONOCHROME』収録。作曲:山下達郎、作詞:吉田美奈子。
少ない歌詞とその行間に、言葉では尽くせない感情が込められている雨の名曲。

2017年逝去した松木恒秀氏による、哀しみを包み込むようなギターの音色。
雨降る夜、切なさと温もりが同居したこの曲を物想いに耽りながらこれからも聴き続けると思います。森 陽馬


2019年10月13日(日) テディ・ランダッツォ 「You Don't Need A Heart」

新しく発売になったACEレーベルのソングライター・シリーズCDを紹介したいと思います。
これはいいですよ!

『Yesterday Has Gone ~ The Songs Of Teddy Randazzo』
(輸入CD ACE CDTOP-1556 写真満載の24ページ英文解説ブックレット付)

ACEレーベルからの待望のテディ・ランダッツォ作品集です。
ミドル60'sを中心に1964~1979年の曲が全25曲収められています。

リトル・アンソニー&インペリアルズ「I'm On The Outside (Looking In)」、ロイヤレッツ「It's Gonna Take A Miracle」、マンハッタンズ「A Million To One」など鉄板曲の他にも、1965年Atcoレーベルからのトニー・オーランド「Think Before You Act」、1966年Satinからのアル・ヒブラー「Good For A Lifetime」、1971年Bellからのヴォーグス「We're On Our Way」などのレア・シングルものも収録。
これらの曲はすべてテディ・ランダッツォ自身がプロデュース&アレンジも担当していて、より彼ならではの優雅な曲調が映えています。

フランク・シナトラ、メル・トーメ、エスター・フィリップスなどのジャズ・シンガーによる曲や、ディオンヌ・ワーウィック「Goin' Out Of My Head」、デルフォニックス「ハート・ソー・バッド」など、テディの定番曲の興味深いカヴァーも選曲されています。

その中から今日はテディ自身が1965年DCPから出したシングル「You Don't Need A Heart」を。
テディが得意とする壮麗なアレンジに乗せて、美しいメロディがドラマティックに展開する楽曲です。
とにかくどの曲も繰り返し聴きたくなる素晴らしいコンピCDです。森 勉


2019年10月12日(土) The Band 「In A Station」

台風19号の影響で最寄りの武蔵小山駅を通る目黒線は昼前に運転終了。
商店街や周辺の店舗もほとんど臨時休業で、人がほとんど歩いていない状況の1日でした。

お客さんゼロかなぁ、、、と思いつつ店を開けていたのですが、悪天候の中数名ご来店いただきました。
初めてご来店の80代の方もいらっしゃって、図書館で借りたCDを紛失したので同じ物が欲しいとのこと。
お探しのCDが見つかり「とても安心した」とおっしゃってくださって、僕もうれしかったですね。
今日店を開けていてよかったなぁ、と実感できました。

さて、当店地下で来月行う予定のイベント告知を。

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2019年11月25日(月)
PET SOUNDS RECORD presents
天辰保文 Talking Man Vol.14 ザ・バンド特集
ライヴ・カフェ アゲイン(武蔵小山 当店地下)
18時半開場 19時半開演 入場料1,500円
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PET SOUNDS RECORD企画によるトーク・イベント。
天辰保文氏をお迎えしてミュージシャンの魅力を存分に語っていただきます。
14回目となる今回はザ・バンド特集!
ウッドストック出演及び2ndアルバム発売から2019年で50周年となるザ・バンド。
ロビー・ロバートソン久々の新作『シネマティック』発売も祝って、天辰保文氏のお話と共に彼らの音楽を皆さんで楽しみたいと思っております。乞うご期待! 森 陽馬


2019年10月11日(金) Wilco 「We Were Lucky」

台風19号が近づいていますね。
武蔵小山の商店街も<10月12日は臨時休業いたします>の張り紙が目立ちました。

当店は営業予定ですが、これはお客さんも来れないな、と感じたら早めに店を閉めるかもしれません。
その際はご了承くださいませ。

さて、昨日のスピッツと同じく約3年ぶり、2016年作『Schimilco』以来となる新作をリリースしたウィルコ。
不思議な魅力を放つ久々のオリジナル作『Ode To Joy』をご紹介。

ウィルコ『Ode To Joy』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック追加 歌詞・対訳付 WPCR-18260 2,200円+税)

バンドとして無駄な音は極力削いだような演奏ながら、聴くほどに深みが増してくるウィルコ・サウンドは健在。

映画『カーマイン・ストリート・ギター』に出演し印象深かったネルス・クラインのギター・ソロが、ニール・ヤングを彷彿とさせる⑧「We Were Lucky」を今日のこの1曲に。森 陽馬


2019年10月10日(木) スピッツ 「ラジオデイズ」

スピッツ2016年発表作『醒めない』から約3年ぶりの新作『見っけ』が今週発売になりました。

スピッツ『見っけ』
(CD初回のみボーナストラック1曲+DVD付 UPCH-7519 4,780円+税 / BD付、通常盤もあり)

2019年6月シングル化され、幅広い世代に評判となった朝ドラ『なつぞら』主題歌「優しいあの子」含む16枚目のアルバム。新鮮さを感じさせるアレンジや曲展開、ファンタジックな詞世界を織り交ぜながら、ポップでロックでちょっとほろ苦いスピッツらしい楽曲が満載です♪

1曲に絞るのは難しいですが本日は、日々の支えとなり、色んな音楽に出会えたり、顔も知らない誰かと共有するワクワクを提供してくれるラジオへの感謝を歌ったラジオ讃歌「ラジオデイズ」を今日の1曲に。

間奏では耳をすますと「お便りを紹介します...」「ラジオネーム...」など草野さんらしき話し声が聴こえてきます。
(草野さんがパーソナリティを務める
「ロック大陸漫遊記」(2018年1月~)も様々な観点から組まれる特集、毎週楽しませてもらっています。)

DVDorブルーレイ付き初回盤には、ボーナス・トラックとして「ブランケット」を追加収録。
DVD/BDには、「優しいあの子」「ありがとさん」「見っけ」3曲のミュージック・ビデオと、撮影のため訪れたフランスでのオフショットムービーを収録。(33分)
フランスの美しい街並や風景、しりとりしたり、猫と戯れたりする4人の姿が楽しめます。東尾沙紀


2019年10月9日(水) 竹内まりや 「旅のつづき」

竹内まりやの新曲シングルCD「旅のつづき」発売になりました。
10月11日から全国公開になる映画『最高の人生の見つけ方』の主題歌です。

竹内まりや『旅のつづき』 c/w「OL'55」
(初回限定CD+DVD付 WPZL-31681 1,500円+税/通常CDのみ WPCL-13106 1,000円+税)
<各種初回仕様のみ『ターンテーブル』との連動企画ライヴハウスイベント招待応募ハガキ封入>

まりやさんの一人多重アカペラ・コーラスで始まるアップテンポで爽快なナンバー。公開前なので映画を観たわけではありませんが、きっと映画のエンディングで流れると、ぴったりはまった曲なのだろうと思います。

演奏には山下達郎、伊藤広規も参加していますが、アレンジが若手の牧戸太郎(竹内まりや作品では「アロハ式恋愛指南」のストリングス・アレンジを担当したことがあります)ということこともあってか、リード・ギターにはAKB、乃木坂、ジャニーズ関連の様々な楽曲でスタジオ・ミュージシャンとして参加している若手の堀崎翔が抜擢されています。

カップリング曲もとてもいい出来なので紹介させてもらいます。
トム・ウェイツ1973年発表ファースト・アルバム『クロージング・タイム』に収録されていた「オール'55」をセンチメンタル・シティ・ロマンスをバックに息の合ったカヴァーを聴かせてくれます。
イーグルスのヴァージョンも有名な1曲です。森 勉


2019年10月8日(火) 高野寛 「TOKYO SKY BLUE」

2019年6月19日渋谷クワトロ、冬にわかれて×山崎ゆかり(空気公団)2マンライヴを見に行った時のこと。

各々のステージが終わり、アンコールで最後一緒に歌われたのは、高野寛「Change」カヴァーでした。
♪変わらないものを守るため わたしたちは変わってゆくよ 光射す坂の途中で♪(「Change」歌詞より)
寺尾紗穂&山崎ゆかりの志と歌の世界観がピッタリ合い、印象深いひと時だったのを憶えています。

優しくて、思いやりがあって、そして切ないソング・ライティング。
素晴らしい楽曲を30年書き続けてきた高野寛の新作が本日届けられました。

高野寛『City Folklore』
(CD 高野寛セルフライナーノーツ付 SBST-009 3,000円+税)

冨田恵一プロデュースによる今作は、<シティ・ポップ>ならぬ<シティ・フォークロア>な1枚。

詞は大滝詠一をイメージして書いたという①「魔法のメロディ」、ハース・マルティネスカヴァー④「Altogether Alone」、歌詞を一部変えて歌っている⑨「ベステンダンク(2019)」他、様々なモノや想いが交錯する21世紀東京の大都会で生まれた9曲+ボーナス・トラック7曲。

<オリンピックへ向けて破壊的に変わっていく東京の街を横目に見ながら、平成~令和の東京を描いた>
という⑦「TOKYO SKY BLUE」を今日のこの1曲に。
ちなみにジャケットには忌野清志郎の長女momoyoによる消しゴムハンコ作品が使われています。森 陽馬


2019年10月7日(月) ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス 「ホワット・ナウ・マイ・ラヴ」

ハーブ・アルパートは1962年にジェリー・モスと設立したA&Mレコードからティファナ・ブラスや自分名義の作品を出し続け、多くのヒット曲を生み出しました。

近年その音源はA&Mの手を離れ、ハーブ・アルパートの個人レーベルから発表されています。
オリジナル・アナログ・テープからリマスターされた純正音源での再発盤。
今日は1966年発表アルバムから紹介したいと思います。

Herb Alpert & The Tijuana Brass 『What Now My Love』
(輸入CD Herb Alpert Presents HRB035)

曲はアルバム・タイトルになった「What Now My Love」。
フランスの曲で1962年頃ジルベール・ベコーによって作曲された「Et Maintenant」がオリジナルとのことです。

英語詞が付けられアメリカのヒットチャートでは1966年ソニー&シェールのヴァージョンでヒット。
インストゥルメンタルではこのティファナ・ブラス・ヴァージョンもヒットしました。

日本でも「そして今は」という邦題が付けられ、越路吹雪、岸洋子、布施明、加藤登紀子、長谷川きよし等によって歌い継がれている名曲です。
ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスの演奏は、アルパートのトランペットが中心ですが、マリンバのソロ・パート等もあり、ナイス・アメリアッチ・サウンドになっています。森 勉


2019年10月6日(日) Herb Alpert 「What A Wonderful World」

先月来日公演を行ったフランキー・ヴァリ、85歳にして素晴らしいコンサートでしたね。

2015年久々の来日公演を行い2019年で84歳を迎えるハーブ・アルパートも音楽活動を続けています。
ハーブの場合は作品制作を精力的に行っていて、新作をほぼ毎年出しているのが凄いところ。
その彼の2019年新作アルバムが発売されました。

Herb Alpert『Over The Rainbow』
(輸入CD Herb Alpert Presents HRB207)

ハーブ本人によるプロデュース。エンジニアのJochem Van Der Saagがミックス&サウンド・アレンジ担当。
快活なオリジナル新曲①「Skinny Dip」に、ビル・ウィザース作「Ain't No Sunshine」(ヴォーカルは奥方ラニ・ホール)、バリー・マニロウ作「Copacabana」、ビリー・プレストン作「You Are So Beautiful」、名曲「Nature Boy」、「Somewhere Over The Rainbow」等全12曲。

その中からラスト12曲目「What A Wonderful World」を今日のこの1曲に。
ハーブ自身の口上後、ルイ・アームストロングの歌声をイントロ部分に使用。
トランペットに加え、シタール、スティールパン、パンフルート、二胡、尺八等がメロディーを奏で、ラニ・ホールのコーラス&子供達の歌声で締め括られる、まさにワンダフル・ワールドなカヴァーです。森 陽馬


2019年10月5日(土) Quiet Starkie 「Where I Belong」

秋風のように心地良い、聴いていてホッと一息つけるアルバム。

クイント・スターキー『ゴースト・イン・マイ・ハート』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 PCD-24868 2,400円+税)

クイント・スターキーは英国出身、スウェーデン/ストックホルム在住の男性シンガー・ソングライター。
2016年自主リリースされていた作品にボーナス・トラックを追加し、金澤寿和氏監修<Light Mellow Searches>シリーズから国内CD化されました。

フランシス・ダナリー(ex.イット・バイツ)が総合プロデュースを手掛けている本作。
アコースティックを基調とした落ち着いたサウンドや歌声からは70~80年代ウエスト・コースト・ロックの薫りがします。

カントリーやAORのアダルトな雰囲気も少し織り交ぜ、爽やかで美しいメロディを聴かせてくれる1枚。
ジェフ・ラーソンやジャクソン・ブラウンお好きな方にもおすすめです。東尾沙紀


2019年10月4日(金) ジェフリー・フォスケット 「サーフ・メドレー:サーフィン・サファリ~サーフ・シティ~サーフィンUSA」

ビーチ・ボーイズの音楽を愛するジェフリー・フォスケットのすてきなアルバムが発売されました。

ジェフリー・フォスケット『ヴィンテージ・サマー』
(国内CD 解説・歌詞付 VSCD-3984 2,315円+税)

このアルバムはジェフリーが1990~91年頃録音したもので、ビーチ・ボーイズをカヴァーした楽曲中心に10曲(メドレーになっている曲もあるので全14曲収録)。
ボーナス・トラックとして「夏を楽しもう」という日本語も入っている「サマー・ミーンズ・ファン」など、1996年録音の3曲がプラスされたなんとも楽しいアルバムです。

「ドゥ・イット・アゲイン」、「アイ・ゲット・アラウンド」、「イン・マイ・ルーム」、「カリフォルニア・ガールズ」、「ドント・ウォーリー・ベイビー」、「サーファー・ガール」、「ファン・ファン・ファン」など、おなじみのビーチ・ボーイズ・ナンバーがずらっと並んでいますが、今日は4曲目に入っている「サーフ・メドレー」を。

なお、CDブックレットの裏ジャケットには、当店にとってはビックリ・サプライズがありました。
(見てのお楽しみ!)

ブライアン・ウィルソン・バンドに復帰したジェフリー。
また来日して元気な声を聴かせてほしいなーと思います。森 勉


2019年10月3日(木) Mooney 「Polk Salad Annie」

2019年で69歳を迎えた横浜ジャグ・バンド界のレジェンド、Mooney(ムーニー)さんの新作が出ました。

Mooney『Greatful Begins』
(国内CD AP-1083 2,500円+税)

アメリカン・ルーツの魅力を凝縮した選曲。(「Small Town Talk」、「Georgia On My Mind」他全13曲)
Mooneyさんの渋~い歌とギターが堪能出来る1枚。

今日のこの1曲は、2018年10月逝去したスワンプ帝王、トニー・ジョー・ホワイトの名曲カヴァーを。

イントロ&曲間に入るMooneyさんの日本語が絶妙なイイ味出してます。森 陽馬



2019年10月2日(水) 細野晴臣 「黙って聴け」

今週末10月4日から<細野晴臣デビュー50周年記念展 細野観光1969-2019>が行われます。

場所は六本木ヒルズ展望台52階にある東京シティービュー。
細野さんが世界中で集めてきた民族楽器や大切な想い出が詰まったギター20本も展示されるそうです。
11月4日まで1か月間開催。時間ある時に六本木へ立ち寄って観に行きたいですね。

さて、星野源選曲盤(8月31日今日のこの1曲で紹介)に続き、小山田圭吾選曲による細野晴臣編集盤が発売。

細野晴臣『HOSONO HARUOMI compiled by OYAMADA KEIGO』
(国内2CD 小山田圭吾インタビュー&歌詞付 VICL-65246 4,400円+税)

ブックレット記載のインタビューによると、小山田圭吾は星野源選曲のリストを見てからセレクトしたとのこと。
生楽器中心のディスク1、エレクトロニカ/アンビエントなディスク2、と彼らしい選曲で楽しめます。

中でも珍しいのがディスク1の5曲目「黙って聴け」。
1996年12月15日NHK-BS2で放映された番組『黙って座ってじっと聴け~ネイティブ・アメリカン 音の旅』で使われた細野晴臣楽曲で、今までは当時の番組内でしか聴くことができなかった音源です。

マスターがなく、砂原良徳氏が所持していたMP3音源から収録。
曲名も元々なかったものを「黙って聴け」と小山田圭吾が新たに名付けてこの度お披露目されました。
細野晴臣という大海の広さ・奥深さを感じますね。森 陽馬


2019年10月1日(火) ザ・なつやすみバンド 「自転車」

東京では蒸し暑い日がまだ続いていますが、秋の訪れを少しずつ感じられるようになりました。
夏好きな僕は寂しいですね。

そんな夏の終わりの儚さ・切なさを体現した4人組バンド、ザ・なつやすみバンド。
2012年発表名作1stアルバム『TNB!』が初アナログ化! 本日入荷しました。

ザ・なつやすみバンド『TNB!』
(国内LP TNBVN-0001 2,700円+税)

当店スタッフが選ぶ2012年ベストに選出したほど気に入っていた1枚。

特にA面4曲目「自転車」は名曲ですよね。
センチメンタルなメロディーとMC.sirafuが奏でるスティールパンの音色が晩夏の心に響きます。森 陽馬


2019年9月30日(月) ビートルズ 「サンキング~ミーン・ミスター・マスタード」

ビートルズ『アビイ・ロード』50周年記念盤の話題が続きます。

先日ご紹介した<スーパー・デラックス・エディション>は、前回書き漏らしましたが『アビイ・ロード』収録曲以外にも、ポールがメリー・ホプキンへ提供した「グッドバイ」、バッドフィンガーへ提供した「カム&ゲット・イット」のポール自身による歌のデモ、「ジョンとヨーコのバラード」、「オールド・ブラウン・シュー」初期テイク等も収録されていて、それも注目どころとなっています。

さて、今日は2枚組CD<2CDデラックス・エディション>を取り上げてみたいと思います。
ビートルズ『アビイ・ロード』(2CDデラックス・エディション)
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-79051 3,600円+税)

この2CDの良さは、ディスク2で曲順通りに並んだ別テイクが聴けることでしょう。
一応全曲<スーパー・デラックス・エディション>で聴くことが出来る音源なのですが、「セッションズ」23曲中17曲が聴けてしまうわけですから、3,600円+税はお買い得と言えるかもしれません。20ページのCDサイズブックレットも付いていますし。

その中から、「サンキング」~「ミーン・ミスター・マスタード」を。

今日は「サンキング」のギターに注目してみましょう。
この曲で最初に弾き始めるのはトレモロを効かせたジョージのギター。その後に出てくるのがレスリー・スピーカーを通したジョンのギターとのことです。
このギターの雰囲気はジョン、ジョージ共に、1968年12月発表され5カ月間もチャートを賑わせ全英No.1も獲得したフリートウッド・マックのギターインスト曲「アルバトロス」を意識していたとのことです。

そう言われれば納得のギター・フレーズです。
このセッションは1969年7月24日でした。森 勉


2019年9月29日(日) Liam Gallagher 「Glimmer」

9月21日に47歳の誕生日を迎えたリアム・ギャラガー。
2020年には自身のドキュメンタリー映画公開も控えており、オアシス周辺のニュースが賑やかになりそうですね。

約2年ぶり、ソロとしては2枚目となる新作『ホワイ・ミー?ホワイ・ノット』が先日リリースされました。

リアム・ギャラガー『ホワイ・ミー?ホワイ・ノット』
(国内CD 歌詞・解説・対訳付 WPCR-18253 2,300円+税)

アルバムのタイトルは、リアム所有のジョン・レノンのドローイング作品に描かれた言葉から取られたのだそう。

グレッグ・カースティン(ザ・バード&ザ・ビー)、アンドリュー・ワイアット、サイモン・アルドレッド(チェリー・ゴースト)、マイケル・タイら前作にも参加したプロデューサー/ソングライター陣が再集結。
共作も増え、耳に残るメロディアスな良曲も色々収められ、前作よりもリピートする回数が多くなりそうです。

ボーナス・トラックの曲になりますが、特に一番最後の「Glimmer」は軽快なメロディと、リアムの瑞々しいヴォーカルが素晴らしい、ひときわポップな1曲♪

この曲は80年代Cherry Redからデビューした兄弟デュオ、ファンタスティック・サムシング「The Thousand Guitars Of St.Dominiques」(ギターが爽やかなインスト)をベースに、リアム/アンドリュー/マイケルが共作。
個人的にはこの路線の心躍るようなポップ・ソングをもっと彼の声で聴いてみたいなと思いました。東尾沙紀


2019年9月28日(土) Chrissie Hynde 「Caroline, No」

明日は秋競馬で最初のGⅠ、スプリンターズ・ステークス。
タワーオブロンドン、ダノンスマッシュが人気ですが、混戦模様ですね。

さて、プリテンダーズの女性シンガー、ロック界の姉御クリッシー・ハインドがソロ作を発売しました。

Chrissie Hynde『Valve Bone Woe』
(輸入CD BMG 538504482)

ロックンロールな作品?と思いきや、意外にもジャジーなカヴァーアルバム。
映画『ラ・ラ・ランド』の音楽などを手掛けたMarius de Vries & Eldad Guettaがプロデュースを担当。
約45名のValve Bone Woe Orchestraをバックに、上品な弦楽器が入ったアレンジでムーディーに聴かせます。

ホーギー・カーマイケル作やフランク・シナトラが歌っていたジャズ・ナンバーも魅力ですが、ビーチ・ボーイズ「Caroline, No」(ブライアン・ウィルソン作 『PET SOUNDS』収録曲)カヴァーを今日のこの1曲に。

ちなみにスプリンターズS。現役スプリンター界の姉御馬、7歳牝馬レッツゴードンキを応援しようかな。森 陽馬


2019年9月27日(金) ビートルズ 「ザ・ロング・ワン」

ビートルズとしてのラスト・レコーディング・アルバムとなった『アビイ・ロード』発売50周年記念盤出ました。

2019年9月27日世界同時発売!
1969年当時は、イギリス9月26日、アメリカ10月1日、日本10月21日発売だったそうです。

さて、今回の『アビイ・ロード』、CDは3種発売されています。
安い順に紹介していきます。

①『2019ステレオ・ミックス』 1CDエディション 2,600円+税
ジャイルズ・マーティン&サム・オケルによってリミックスされた新たなミックスが聴き所。
ヴォーカル及び楽器の定位を変えることによって、より鮮明な音像が実現。わかりやすい一例をあげると、「ジ・エンド」後半でのギター・ソロ回しの所。以前は全部中央から聴こえてきましたが、今回はポール(左)→ジョージ(右)→ジョン(中央)に割り振ってあるので、ギターの音色の違いなど含めより感動の度合いが高まりました。

②2CDエディション 3,600円+税
上記①と、曲順通りに別テイク・別ミックスを集めた『セッションズ』含む2CD。
完成品になる前の試行錯誤さえ愛おしくなってしまう貴重なセッションが『アビイ・ロード』曲順通りに聴けます。

③3CD+1ブルーレイ・オーディオ&100ページブックレット付スーパー・デラックス・エディション 12,800円+税
①と録音順に『アビイ・ロード』レコーディングを辿れる『セッションズ』を2枚のCDに収録。(1969年2~8月録音)
それにプラスしてサラウンド、ハイレゾ音源が楽しめるブルーレイ・オーディオ(抜群の映像で楽しめる「サムシング」プロモ・ビデオがオマケで見れます)。更に、貴重な写真や資料が満載の100ページブックレット付。

今日は③スーパー・デラックス・エディションでしか聴けない音源を。
(国内盤 英文ライナー翻訳・歌詞・対訳付 3CD+BD UICY-79050 12,800円+税)

ディスク3に入っている「ザ・ロング・ワン」はいわゆるB面メドレーの試作エディット&ミックス。
「ハー・マジェスティ」が当初の位置に収まっているヴァージョンです。森 勉


2019年9月26日(木) Tahiti 80 「DOWN TOWN」(シュガー・ベイブカヴァー)

フランスのポップ・バンド、タヒチ80が名作1st『パズル』を発表してから約20年。
代表曲のひとつ「Heartbeat」他、これまで発表した楽曲をアコースティック・アレンジで新録したアニバーサリー・アルバムがリリースされました。

タヒチ80『フィア・オブ・アン・アコースティック・プラネット』
(国内CD 日本先行発売 歌詞・対訳・グザヴィエ・ボワイエ(vo)による曲解説付 VICP-65547 2,500円)

各曲とてもシンプルなアレンジになり、よりメロディの良さや親しみやすさ、バンドの魅力が伝わってきます。
タヒチ80を聴いた事が無いという方にも是非オススメしたい1枚ですね。

そしてボーナス・トラックとして、シュガー・ベイブ「DOWN TOWN」日本語カヴァーが収録されています。

ライナーノーツによると、以前来日した際訪れた渋谷道玄坂のロックバーでこの曲を聴き虜になったのだとか。
演奏はオリジナルに忠実に、グザヴィエの滑らかな日本語も見事♪
彼のスウィートな歌声&ハーモニーにキュンとする素敵なカヴァー、聴きものです。

11月3日レコードの日には、今作収録「Heartbeat (Acoustic ver.)」と、「DOWN TOWN」カヴァーの2曲をカップリングした7インチ・レコード『Fear Of An Acoustic Planet EP』が発売!ご予約受付中です。東尾沙紀


2019年9月25日(水) HARASHIN.CHINO&FRIENDS 「Feel Hot」

グッド・ヴァイヴを感じる日本産ブルース・ロック&ソウル♪

HARASHIN.CHINO&FRIENDS(ハラシン、チノ&フレンズ)『Two Pieces Of Soul』
(国内CD HCREC-0001 2,000円+税)

石川二三夫氏に師事しその後シカゴへ渡って技を磨いた男性ブルース・ハープ奏者HARASHIN。
彼のバンドに女性シンガーCHINOが加入し、東京・千葉を中心に活動しているバンドの1stフルアルバム。

古き良きロック&ソウルのルーツを引き継いだ日本語詞オリジナル楽曲による全13曲。
HARASHINのハープ&歌声とファンキーかつグルーヴィーな演奏から熱い音楽愛が伝わってきます。

今日のこの1曲は②「Feel Hot」を。
JBファンク的カッティング・ギターのイントロから、ブルース・ハープ&CHINOの歌声がかっこいい!森 陽馬


2019年9月24日(火) 細野晴臣 「Image & Collage」(『万引き家族』サントラLP盤より)

最近リリースされたアナログ盤で注目のアイテムがこれっ!

『万引き家族オリジナル・サウンドトラック』 音楽:細野晴臣
(国内LP 細野晴臣本人による楽曲解説付 VIJL-60210 4,000円+税)

2018年カンヌ国際映画祭にて最高賞パルムドール受賞した是枝裕和監督映画のサントラ盤。
細野晴臣氏が音楽を担当していますが、今まで配信のみでCDやLPは出ていませんでした。

今回のLP化に際し、本編音楽に加えアウトテイクや別ミックスを追加し全18トラック収録。
細野晴臣氏自身による楽曲解説も記載されているのがうれしいですね。

今日のこの1曲は、ボーナス・トラックとして収録されている「Image & Collage」を。

細野さんはエンドクレジット用に制作したそうですが、本編では結局使用されなかったとのこと。
しかしながら、カンヌのレッドカーペットで監督&出演者が登場する際この曲が使われたそうです。森 陽馬


2019年9月23日(月) Heather Maloney 「We Were Together」

最近、1日に1回は聴きたくなるお気に入り曲!
Heather Maloney「We Were Together」

ヘザー・マローニーは1985年生まれニュージャージー育ち、マサチューセッツ拠点に活動中の女性シンガー。
2019年発表5枚目となるフル・アルバム『Soil In The Sky』の6曲目に収録されています。

ヘザー・マローニー『Soil In The Sky』
(国内仕様CD 日本語解説付 BSMF-6173 2,400円+税)

「We Were Together」で彼女とデュエットしている男性シンガーはDawes(ドーズ)のTaylor Goldsmith。
曲調もDawesっぽい雰囲気。二人の歌が重なる部分で毎度キュンしてしまいますね。

なお、CDジャケットに記載されている曲目と実際の曲目が多少ズレています。ご注意を。森 陽馬


2019年9月22日(日) スーザン・モーン 「メイク・ヒム・マイン」

ACEレーベルが編集したガール・ポップ・コンピCD、新しい盤が発売されました。

『LIVE IT UP! Bayswater Beat Girls 1964-1967』
(輸入CD ACE CDTOP-1550 28ページ写真満載の英文解説ブックレット付)

フィリップス、フォンタナ、マーキュリー・レーベルから出たイギリス女性シンガーの有名無名あわせ全25曲収録。
いかにもミドル60'sらしいビートとスウィートでポップな楽曲が目白押しです。
選曲者ミック・パトリックの知識と感性が伝わってくる好編集CDと言っていいと思います。

有名どころではシャロン・タンディ、キキ・ディ、マデリーン・ベル、カラヴェルズ、ミリー(スモール)、そしてジャケットにも登場しているダスティ・スプリングフィールド等の曲が収録されていますが、あまり知られていないけれどイイ曲が選曲されています。

アンジェリーナ、フライデー・ブラウン、マリリン・パウエル、キャロル・キーズ等、ほとんど耳にしなかったシンガーの曲にも注目です。

今日の1曲は9曲目に入っている1964年発表スーザン・モーン「メイク・ヒム・マイン」を選びました。

1964年制作され日本では1965年に公開された音楽映画『ポップ・ギア』の紅二点(女性シンガーは彼女とビリー・デイヴィスのみであとは、ビートルズ、アニマルズ、ハーマンズ・ハーミッツ、フォーペニーズ、ピーター&ゴードン、ロッキンベリーズ、ハニーカムズ等ブリティッシュ・ビート・グループ多数出演)として、とても印象に残っている美人シンガーの知る人ぞ知る曲なのです。

この時期のイギリスならではのビートの効いたサウンド、そして、ちょっとスペクター・チックなアレンジもいいですね。森 勉


2019年9月21日(土) ロビー・ロバートソン 「Remembrance」

アメリカン・ルーツ・ロックの雄、ザ・バンド。
メンバーだったリック・ダンコ、リチャード・マニュエル、リヴォン・ヘルムは逝去。
ロビー・ロバートソンとガース・ハドソンは各々ソロ活動を続けています。

そのロビー・ロバートソンが2011年発表『How To Become Clairvoyant』以来8年ぶり新作を発表しました。

ロビー・ロバートソン『Sinematic』
(国内CD 天辰保文氏による解説・歌詞・対訳付 UICY-15839 2,500円+税)

『ラスト・ワルツ』から交流あるマーティン・スコセッシ監督映画『The Irishman』(2019年11月Netflix公開)と、ロビーの自伝本に基づくドキュメンタリー映画『Once Were Brothers: Robbie Robertson And The Band』。
2本の映画にインスパイアされ制作したという今作は、まさにシネマティックな雰囲気の1枚。

ブックレットには各曲毎にテーマを設けロビー本人が手掛けた絵や写真が配置。
ダークな世界観ながら彼の美意識をより深化させたアート的志向を感じさせる作品に仕上がっています。

「以前は兄弟だったがもう兄弟でない。復活&アンコールもない。カーテンが降りたら、過去を手放そう。」
と歌われ、ザ・バンドへの想いを綴った②「Once Were Brothers」や、ヴァン・モリソンがヴォーカル参加した①「I Hear You Paint Houses」が印象的ですが、今日のこの1曲はマイクロソフト社Paul Allen(2018年10月逝去)へ捧げられたインスト曲⑬「Remembrance」を。

デレク・トラックス、ドイル・ブラムホールⅡが参加。重厚感ある深い祈りのようなナンバーです。森 陽馬


2019年9月20日(金) Bruce Cockburn 「Blind Willie」

ブルース・コバーンによるギターの爪弾き。心惹かれるのは何故?

彼の故郷カナダの広々とした大地や空気がそのギターの音色から不思議と伝わってくるからでしょうか。

カナダの名シンガー・ソングライター、ブルース・コバーン2019年最新作はインスト・アルバム。
ブルース・コバーン『Crowing Ignites』
(国内仕様CD 解説付 BSMF-8034 2,400円+税)

2005年発表インスト作『Speechless』(
2009年7月3日今日のこの1曲で紹介)は、様々な年代&場所で録音された楽曲が収録されていましたが、今回はColin Lindenをプロデューサーに迎え全曲書き下ろし。

ロック、フォーク、ジャズ、ブルース等、楽曲スタイルは多様ながらギターの求心力は一貫。
歌はなくとも心に響くものを感じる1枚。

今日のこの1曲は、ブラインド・ウィリー・ジョンソンを意識して書かれたという「Blind Willie」を。
Colin Lindenが弾くドブロとのアンサンブルは音の隙間の奥深さを教えてくれます。森 陽馬


2019年9月19日(木) ジェリー・ベックリー 「Life Lessons」

「あれ?この曲聴いたことある!」
アメリカのジェリー・ベックリー、2019年発表最新アルバムが入荷し店内でかけた瞬間そう思いました。

ジェリー・ベックリー『Five Mile Road』
(国内CD 金澤寿和氏による解説・歌詞付 VSCD-3985 2,315円+税)

解説文を読んだら、今作はジェフ・ラーソン2009年発表作『Heart Of The Valley』が基になっているとのこと。
1曲目「Life Lessons」は、その『Heart Of The Valley』収録曲「Minus Marci」の歌詞違い楽曲でした。

ジェフ・ラーソン『Heart Of The Valley』は
2009年ベストにも選出したくらい大好きだった1枚。
ジェリー・ベックリーが全面プロデュースしており、その内6曲をジェリー本人が今回歌っています。
(「Five Mile Road」、「Heart Of The Valley」、「Calling」、「Sudden Soldier」、「two People At One」)

どうりで聴き覚えがあるはずですね。
バック・トラックもほぼ同じですが、2019年9月で67歳ながら甘く瑞々しいジェリーの歌声で楽しみましょう。

なお、新緑曲「So Long Marni」にはファウンテインズ・オブ・ウェインのブライアン・ヤング(ds)が参加。
元シカゴのジェイソン・シェフが参加した新緑曲「Home Again」もジェリーらしいイイ曲です。森 陽馬


2019年9月18日(水) Belle And Sebastian 「This Letter」

前作から約1年半、ベル・アンド・セバスチャンの最新作が先日リリースされました。

ベル・アンド・セバスチャン『デイズ・オブ・ザ・バグノルド・サマー』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 OLE1455CDJP 2,200円+税)

最新作は彼らが音楽を手掛けた2020年公開予定の映画『Days Of The Bagnold Summer』サウンドトラック。
ニック・ケイヴの息子アール演じるへヴィメタ好き思春期の少年と、関係がうまくいっていない母親とのひと夏を描く物語。

サウンドトラックの楽曲は、リードトラック「Sister Buddha」のようなキャッチーな曲もありながら、主人公達の複雑な心模様に寄り添うような、淡く繊細なメロディが印象的です。
ハーモニカ(?)の音色が耳に残るインスト「Jill Pole」、ギター弾き語りに近い「This Letter」などを聴くと、夏が終わっていくさびしさと相まって、よりセンチメンタルな気分になってしまいました...。

インストを含む全14曲の中には、「I Know Where The Summer Goes」、「Get Me Away From Here Dying」、90年代の楽曲のセルフ・カヴァーも収録されています。

日本公開は現状未定との事ですが、2020年の今頃にでも上映してもらえたら嬉しいなと思います。東尾沙紀


2019年9月17日(火) The New Mastersounds 「Live Life Free」

The New Mastersoundsの1stアルバム『Keb Darge Presents』(2001)は衝撃でしたね。
熱いファンク魂宿ったヴィンテージ感あるサウンドがとにかく最高!
アメリカ発3人組ジャズバンドSouliveが放った名盤『Doin' Something』と共に本当によく聴いたものです。

そのThe New Mastersoundsも2019年で結成20周年。
ギタリストEddie Robertsを中心に活動を続けてきた彼らの新作オリジナル・アルバムが発売されました。

The New Mastersounds『Shake It』
(国内CD 日本語解説付 PCD-24869 2,400円+税)

洗練されたUK発ジャズ・ファンク・サウンドに、今作はLamar Williams Jrの男性ヴォーカルをfeat。
これが絶妙なブレンドで、持ち味であるグルーヴィーな曲&演奏にソウルフルな味わいが加味。
近作の中では最も聴き応えがあって、ヘヴィーローテーションとなりそうな1枚です。

今日のこの1曲は、1st収録曲「Bondo Sama」を彷彿とさせるイントロから70'sファンキーソウル的展開がかっこいい⑦「Live Life Free」を。森 陽馬


2019年9月16日(月) George Winston 「Autumn Wind (Pixie #11)」

秋のピアノ名作、といえば、ジョージ・ウィンストン『Autumn』(1980年発表作)。
「Longing/Love」(あこがれ/愛)をTV番組のBGMで聴き、ご存知の方も多いかもしれませんね。

そのジョージ・ウィンストンが2019年発表新作アルバムを発表しました。

ジョージ・ウィンストン『Restless Wind』
(国内CD 日本語解説付 SICP-6099 2,400円+税)

<ピアノで綴るアメリカ史>と日本盤帯記載通り、オリジナルに加えアメリカ産楽曲をカヴァーした全11曲。
サム・クック「Change Is Gonna Come」、ドアーズ「The Unknown Soldier」、バッファロー・スプリングフィールド「For What It's Worth」、ガーシュウィン作「Summertime」等、独創的なソロ・ピアノ・アレンジで聴かせます。

今日のこの1曲は、オリジナル作の1曲目「Autumn Wind」(Pixie #11)を。

彼はニューオリンズの名ピアニスト、ジェイムス・ブッカーに大きな影響を受けているとのこと。
この楽曲もジェイムス・ブッカー1976年作『Junco Partner』収録曲「Pixie」にインスパイアされたナンバー。
快活に転がるピアノの奏は、秋風にざわめく心の内を表現しているように響いてきます。森 陽馬


2019年9月15日(日) triosence 「the stars, the sun & the moon」

秋~冬にかけてじっくり聴き込みたいジャズ新譜オススメ盤。

トリオセンス『Scorpio Rising』
(国内CD 日本語解説付 RPOZ-10049 2,400円+税)

トリオセンスは1979年生まれのドイツ人ピアニスト、ベルンハルト・シューラーを中心としたジャズ・ピアノ・トリオ。
『Scorpio Rising』は2019年で結成20周年を迎える彼らの通算8作目となるオリジナル・アルバム。

秋風が爽快に吹くようなピアノ・トリオの魅力が詰まったインスト全11曲。
その中から叙情感溢れるバラード⑤「the stars, the sun & the moon」を今日のこの1曲に。

名月を眺めながらゆったり聴きたい、ピアノの旋律が美しいナンバーです。森 陽馬



2019年9月14日(土) Goo Goo Dolls 「Indestructible」

音楽が聴きたくなるのは、楽しい時? 悲しい時? 想い出に浸りたい時?
それとも、音楽に元気づけてもらいたい時?

その時の境遇や気持ちで聴きたい音楽は変化するでしょうが、前向きになりたい時はこの1曲を。
Goo Goo Dolls「Indestructible」
(アルバム『Miracle Pill』に収録 輸入CD Warner 0093624899683)

グー・グー・ドールズはJohn RzeznikとRobby Takacを中心にニューヨーク州で1986年結成。
デビュー30周年を越えた今も精力的に活動しているアメリカン・ロック・バンド。

通算12作目となる今作『Miracle Pill』は、彼ららしいグッド・メロディーと力強いメッセージが詰まった1枚。
特に1曲目「Indestructible」の希望に満ちたポップなサウンドは、前へ一歩踏み出す力を与えてくれます。

なお、アルバム中6曲はDerek Fuhrmannがプロデュースしていますが、「Indestructible」とタイトル曲「Miracle Pill」はSam Hollander&Grant Michaelsによるプロデュース。
Sam Hollanderはキャロル・キング後期名曲「Love Makes The World」も手掛けています。森 陽馬


2019年9月13日(金) Allman Betts Band 「Autumn Breeze」

サザン・ロック/オールマン・ブラザーズ・バンドファン必聴!

・Devon Allman(グレッグ・オールマンの息子)
・Duane Betts(ディッキー・ベッツの息子)
・Berry Oakley Jr(オールマン・ブラザーズ・バンドのベーシストだったベリー・オークリーの息子)

真にオールマンのDNAを継ぐ3人を中心としたバンド、その名もオールマン・ベッツ・バンド。
初のオリジナル・アルバムは、サザン魂宿る素晴らしい1枚!

The Allman Betts Band『Down To The River』
(輸入CD BMG 538504962)

オールマンのサウンド&ルーツを込めたオリジナル&トム・ペティ「Southern Accents」カヴァー含む全9曲。
Chuck Leavell(元オールマン、R・ストーンズ)、Peter Levin(グレッグ・オールマン・バンド在籍)も参加。
単なるコピーや真似事にならず、新時代のサザン・ロックを感じさせてくれる傑作です。

今日のこの1曲は「エリザベス・リードの追憶」を彷彿させる長尺ギターソロが印象的な⑤「Autumn Breeze」。
広大なアメリカの大地が目に浮かんできます。森 陽馬


2019年9月12日(木) フランキー・ヴァリ 「ウィズ・ユー」

フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズ ジャパン・ツアー2019。
9月10日と11日昭和女子大学人見記念講堂でのコンサート、終了いたしました。
(9月13日大阪フェスティヴァル・ホールがツアー最終公演)

待ち遠しいものが終わってしまうとなんとも寂しい空虚感が残ってしまいますが、それよりも本当にいいライヴが観れたという幸福感が勝っている、という感じの心境です。

ここ数日、ご来店いただいたお客様の中にもライヴをご覧になった方が多く、ペット・サウンズ・レコード店頭ではフランキー・ヴァリの来日コンサートの話で花が咲きっぱなし状態です。

・1曲目は2014年の来日と違う曲だったけれど良かった
・衣装替えはロング・ヴァージョンのあの曲
・若いバック・コーラス隊=今のフォー・シーズンズと並んで軽快な85歳のステップ
・超有名なあの曲のサビは観客に歌わせていたけれど、フランキー・ヴァリの歌でも聴きたかった、等々。

今日のこの1曲はライヴとは関係ない曲ですが、1977年に出たソロ・アルバムからの1曲。
モーメンツのスウィートなバラードをカヴァーした「ウィズ・ユー」を。

フランキー・ヴァリの独特の声に、チャーリー・カレロのアレンジが絶妙なマッチング。
バックにはおそらく、リチャード・ティ(ピアノ)、スティーヴ・ガッド(ドラムス)、ゴードン・エドワーズ(ベース)が参加していると思われます。(1曲毎のミュージシャン・クレジットがないので不確かですが、ピアノはリチャード・ティの手癖が出ている感じです。) 森 勉

★掲載ジャケットは、フランキー・ヴァリ『恋人たちの調べ』(Lady Put The Light Out)
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-15060 1,143円+税)


2019年9月11日(水) ポール・リヴィア&ザ・レイダース 「グッド・シング」

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を鑑賞してきました。

レオナルド・ディカプリオ×ブラッド・ピット初共演作としても話題、クエンティン・タランティーノ監督4年ぶり新作。

1969年8月ハリウッドで実際に起こったチャールズ・マンソン信者による女優シャロン・テート殺害事件を基に、ディカプリオやブラピ演じる架空の人物らフィクションの世界が絶妙に交錯するエンターテインメント作品です。

実際の事件が悲惨なだけに重いラストを想像していたのですが、意外にも?!思わず吹き出しちゃう&爽快な展開(曲の使い方も最高!)が待っていて、映画としてとても面白かったです。

今作にも監督自らが選曲した様々な楽曲がシーンを彩ります。
ジョー・コッカー、ディープ・パープル、ビリー・スチュワート、ホセ・フェリシアーノ、ヴァニラ・ファッジ...

シャロン・テートのお気に入りとしてレコードも登場するポール・リヴィア&ザ・レイダースが印象的でした。
今作で楽曲が使われた事もあってか、10月23日には2枚組ベスト『エッセンシャル・ポール・リヴィア&ザ・レイダース』も発売される予定です。東尾沙紀

掲載ジャケットは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』オリジナル・サウンドトラック
(国内CD 解説・歌詞付 2,400円+税)


2019年9月10日(火) フランキー・ヴァリ 「Native New Yorker」

閉店22時前、フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズコンサート帰りの方が立ち寄ってくれました。

想像以上に素晴らしいコンサートだった!とのこと。
9月11日(水)東京、13日(金)大阪公演、当日券もまだあると思います。
80歳を越えなお現役で光り続ける彼の雄姿、お時間ある方は是非!

ということで、フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズ来日記念で発売されたベストCDからこの1曲。

フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズ『Working My Way Back To You ~ニューベスト』
(国内2枚組CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18256 2,315円+税)

フォーシーズンズのヒット曲「シェリー」からソロ名曲「瞳の面影」、「神に誓って」、「グリース」含め全42曲。
今回の来日に合わせ日本で編集された2CDベスト決定盤です。

ラストには、隠れた名曲「ネイティヴ・ニューヨーカー」も収録
2018年4月4日今日のこの1曲で紹介したオデッセイと同じく、チャーリー・カレロプロデュースによる1977年作。
(チェーリー・カレロは山下達郎『サーカス・タウン』(1976)をプロデュースしたことでも知られています。)
聴き比べてみましたがどちらも良いですね。森 陽馬


2019年9月9日(月) CHIYORI WITH LOSTRAINS 「Floor」

昨夜遅くから明け方にかけての関東直撃台風、窓が割れるかもと思えるほどの強風凄かったですね。
うってかわって今日はまさに台風一過。朝から青空が広がり、35℃を越え真夏の陽気でした。

そんな青く広い空の下で、日々の喧騒から逃れて聴きたい邦楽新譜オススメ盤。

CHIYORI WITH LOSTRAINS 『FIVE WAVES』
(国内CD VBCD-0104 2,000円+税)

CHIYORI(Vo)、ラブアンリミテッドしまだん(G)、西岡直樹(B)、高橋アフィ(Dr)、金子アユミ(key)による5人組。
結成して8年、自主制作盤を何枚か挟み1stオリジナル・フルアルバムをこの度リリース。

オーガニックかつハイブリッドな演奏と、CHIYORIさんの伸びある女性ヴォーカルがとっても良いですね。
グルーヴ感があって、ルーツ・サウンドに80~90年代&現代のエッセンスが加味された全10曲。

その中から、スペイシーかつマジカルな魅力に溢れた⑦「Floor」を今日のこの1曲に。森 陽馬


2019年9月8日(日) シルヴァー 「ミュージシャン」

竹内まりやのニュー・アルバム『ターンテーブル』、9月4日発売され好評を博しています。

今日はそのディスク3でカヴァーされた曲のオリジナルを紹介しておきたいと思います。

シルヴァー「ミュージシャン」。
1976年に発表されたシルヴァー唯一のアルバムA面1曲目に収められていました。

シルヴァー『ファースト』
(国内CD 期間限定盤 解説付 SICP-4868 1,000円+税/解説・歌詞・対訳付 SICP-30652 1,800円+税)

この曲はシングルとしてはヒットしていませんが、1曲目ということもあり当時から評判のバラードでした。
ちなみにシルヴァーとしてのシングル・ヒットは「Wham Bam」(恋のバンシャガラン)で全米16位。
日本でもラジオからよく流れていました。

シルヴァーはさわやかなウエスト・コースト・サウンドを聴かせてくれる5人組。
メンバーは全員がヴォーカルを担当できて抜群のハーモニーワークはとても魅力的です。

「ミュージシャン」はバラードですが、彼らのコーラスの実力が如何なく発揮されています。森 勉


2019年9月7日(土) Gangway 「Colourful Combinations」

80年代にデビューし、いまだ根強い人気を誇るデンマークのネオアコ/エレポップ・バンド、ギャングウェイ。

1998年解散してしまいますが、近年再結成を果たし2019年になんと23年ぶりとなる新作をリリース。

ギャングウェイ『ワットエバー・イット・イズ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 HYCA-3089 2,400円+税)

8枚目となる作品は、後期の流れを汲むエレクトロ/シンセ・ポップ・サウンド。
そこにソフトなアラン・ジャンセンな歌声、先行シングル曲「Colourful Combinations」のような少し切ないメロディが乗り、変わらず瑞々しいギャングウェイ・ワールドが広がっています。

日本盤にはボーナス・トラックとして、「Yellow」「Boys In The River」のライヴ音源(未発表)を追加収録。
高円寺ディスクブルーベリー中村慶氏のギャングウェイ愛が込められた解説付きです。

どこの国の電車かしらとジャケットをマジマジと眺めてみたら、車両にゆりかもめの文字。
どこから撮られたものなのでしょう?詳しい方が居たら教えてください。東尾沙紀


2019年9月6日(金) The Highwomen 「Highwomen」

Highwaymenならぬ、Highwomen(ハイウィメン)。

現代カントリー/アメリカーナ界で活躍する女性アーティスト4人(Brandi Carlile、Natalie Hemby、Maren Morris、Amanda Shires)が組んだグループ、Highwomenのアルバムが本日発売。

The Highwomen『The Highwomen』
(輸入CD Elektra 0075678651748)

1970年代半ば、カントリー界の大御所4人(Willie Nelson、Waylon Jennings、Johnny Cash、Kris Kristfferson)で結成されたThe Highwaymenを下敷きに、アメリカン・ロック/ネオ・カントリーの要素を加味させた全12曲。

ナッシュビルの名プロデューサーDave Cobbが編曲を担当した現代女性を象徴する②「Redesigning Women」他、力強い女性カントリー・ロックを4人のコーラス&キャッチーなアレンジで聴かせます。

今日のこの1曲は、ジミー・ウェッブ作「Highwayman」の歌詞を改作した「Highwomen」を。森 陽馬


2019年9月5日(木) Whitney 「Valleys (My Love)」

・ジェイムス・テイラー『October Road』
・ジミー・ウェッブ『Just Across The River』
・ジョーイ・ドーシック『Inside Voice』
この3枚は、僕が秋になると聴きたくなるアルバムです。

今日紹介するこの作品も、秋の香りがしたら棚から引っ張りだして聴き続けていくことになりそうな1枚。

WHITNEY(ホイットニー)『Forever Turned Around』
(国内仕様CD SC377JCD 2,300円+税/輸入CD&LPもあり)

Smith WesternsのMax Kakacekと、Unknown Mortal OrchestraのJulian Ehrlichによるシカゴ発ユニット。
2016年発表1st『Light Upon The Lake』以来、3年ぶり2作目となるオリジナル・アルバムが今作。

前作のフォーキーな音作りから、弦楽器を加えた60's後半ソフト・ロック的なアレンジが印象的に。
<トッド・ラングレンをゲイリー・アッシャーがプロデュースした雰囲気>と表現したくなる全10曲。

今日のこの1曲は5曲目「Valleys (My Love)」を。
どこか物悲しさを含んだ歌声と切なさを伴ったメロディーは郷愁を誘います。森 陽馬



2019年9月4日(水) The Good-Bye 「あの日のまま」

たのきんトリオ(田原俊彦、近藤真彦、野村義男)、浜崎あゆみのギタリストとして知られる野村義男と、曾我泰久、衛藤浩一、加賀八郎で1983年結成、隠れた実力派バンド、THE GOOD-BYE。

加賀八郎が2013年逝去、3名となりましたが悲しみを乗り越え30年ぶりオリジナル・アルバムをリリースしました。

The Good-Bye『Special Thanx』
(国内CD 初回限定DVD付 UICZ-9124 3,500円+税)

これが、日本語ポップン・ロールの大傑作!
野村義男と曾我泰久、二人の優れたソングライティングと、絶妙なポップ・アレンジがとにかく素晴らしい!

ノリノリな前半から、『アビイ・ロード』をも彷彿とさせる後半のドラマチックな展開は感動的ですらあります。
今日のこの1曲は、野村義男のギター・ソロが泣ける⑨「あの日のまま」を。森 陽馬



2019年9月3日(火) 竹内まりや 「サウスバウンド・トレイン」

竹内まりや、デビュー40周年記念アルバム『ターンテーブル』発売になりました。

竹内まりや『Turntable』
(3枚組CD WPCL-13077 4,000円+税)

3CD全62曲で4,000円+税。1曲あたり65円という配信よりも安い!のが売り文句になっているようです。
そんな安さは別として、内容も充実したものになっていますので、皆で『ターンテーブル』を聴いてまりやさんの40周年をお祝いしましょう。

曲目発表後2019年8月8日の今日のこの1曲で内容を説明させていただきましたが、ディスク毎にテーマがあって、『エクスプレッションズ』だけでは満足できないまりやファンにきっとフィットする選曲になっています。

ブックレットに記載された竹内まりや自身による全62曲の曲目解説は楽曲の興味がより沸いてくる読み物になっていますし、初回盤には『テルマエ・ロマエ』等で御馴染みの漫画家ヤマザキマリによるイラストが表紙を飾る別冊『まりやちゃんスペシャルブック』(全28ページ)が封入されています。

あと、先着特典ポストカードと、当店のみの特典としていつものようにリーフレットを作成いたしました。
今回は1981年12月に行われた休養前ラスト・ライヴのレポート。
その時のちらし&チケットを含め、セットリストを掲載しています。よろしくお願い致します。

ということで、今日のこの1曲は洋楽カヴァーを収めたディスク3より「サウスバウンド・トレイン」を。

1972年発表デヴィッド・クロスビー&グラハム・ナッシュのデュオとしてはファーストとなるLPA面1曲目に入っていたナッシュの作品。
バックを担当したセンチメンタル・シティ・ロマンスとまりやさんの息もピッタリの出来です。森 勉


2019年9月2日(月) ジョアン・ジルベルト 「Chega de Saudade」

映画『ジョアン・ジルベルトを探して』を鑑賞。

ドイツ人ジャーナリストのマーク・フィッシャーが、ジョアン・ジルベルトに会うためブラジルを訪問。
様々な角度からアプローチするが出会えず帰国しジョアン本を執筆。しかし出版前に自殺。
ジョルジュ・ガショ監督がその本を読み、逝去した彼の足跡を辿りながらジョアンに会おうとするドキュメンタリー作。

ジョアン・ジルベルトの物語、というより、ジョアンに会おうとしたマークの想いを探る物語です。
果たして、ジョアン・ジルベルトに逢えるのか?!
それは映画をご覧いただくとして、見て思ったのは彼のような神話的ミュージシャンが少なくなったな、ということ。

近年、アーティスト自身がSNSを始め、気軽にメッセージをやり取りしたり繋がることができるようになりました。
ファンにとっては喜ばしいかもしれませんが身近になりすぎて、、、と考えるのは野暮かもしれませんね。
(昭和プロレス覆面レスラーの神秘性が好きだった、なんて言ったら、やっぱり時代遅れですもんね)

それはさておき、映画には1999年ブラジル旅行時に歩いたリオの街やお店も出てきて懐かしかったです。
そして、ジョアンが日本で3回(2003、2004、2006年)公演を行った、というのが凄いと改めて実感。

その2006年11月ジョアン来日公演の模様が、世界初、唯一の公式ライヴ映像としてブルーレイ発売!
観に行った方も行けなかった方も、ボサノヴァの奇跡を体験してみてください。森 陽馬

ジョアン・ジルベルト『LIVE IN TOKYO』
(国内Blu-ray PEXF-3243 5,000円+税)


2019年9月1日(日) Taron Egerton & Kit Conner 「土曜の夜は僕の生きがい」

映画『ロケットマン』を鑑賞してきました。

エルトン・ジョンの半生を、エルトン製作総指揮、デクスター・フレッチャー監督(『ボヘミアン・ラプソディ』最終監督)によってミュージカル映画化。

愛に飢えた子供時代、ロックンロールや盟友バーニー・トーピンとの出会い、下積みからアメリカでの成功、トルバドールでのパフォーマンス、同性との恋、孤独や葛藤からドラッグ/アルコール依存、そこからの復活までが描かれています。

時系列など実際とは異なる部分もあるそうですが、その場面毎に合う楽曲うまく当てはめられ、より人物の心情に入り込めるストーリー展開に。楽曲の良さを改めて知るきっかけとなり、エルトン役タロン・エガートンの熱演&吹き替え無しの熱唱も素晴らしく、とても楽しめました。

サウンドトラックは、ジャイルズ・マーティン(ジョージ・マーティンの息子)がプロデューサーを務めています。
少年からタロン演じる青年期への転換点となる「土曜の夜は僕の生きがい」は数十人のダンサーが舞い踊るザ・ミュージカル!な見所の一つ。スカのリズムを取り入れたり、アレンジの端々にビートルズのテイストも感じさせます。

サントラにはモータウン風編曲が楽しいエルトン&タロンによるデュエット新曲「(I'm Gonna) Love Me Again」を収録。
この曲はグレッグ・カースティン(ザ・バード&ザ・ビー)がプロデュースを担当しています。
劇中には辛く悲しいシーンも多いですが、エンドロールで流れる映像とこの曲のおかげで、より清々しい気持ちで観終えることが出来ました。東尾沙紀

★『ロケットマン』オリジナル・サウンドトラック
(国内CD UICR-1146 2,500円+税)

2019年8月31日(土) 細野晴臣 「恋は桃色」

<自分の「好き」に忠実に、カッコつけずに選びました。>(星野源 ブックレット記載インタビューより)

音楽活動50周年を迎えた細野晴臣。
10/4から
細野晴臣50周年記念展、10/11~14恵比寿ガーデンホールにてトリビュート的イベント『細野さんみんな集まりました』、11月に50周年記念ドキュメンタリー映画『NO SMOKING』公開、11月30日&12月1日50周年記念公演等、続々とイベントが発表される中、2CDベスト盤が星野源選曲で発売。

細野晴臣『HOSONO HARUOMI Compiled By HOSHINO GEN』
(国内2CD 星野源インタビュー&歌詞付 VICL-65244 4,400円+税/アナログ3LPは9月25日発売予定)

はっぴいえんど、ソロ、YMO、サントラ音源、スケッチショウ、ソロ近作、と時代順に並べられた全38曲。
細野晴臣入門編としても最適な選曲です。

星野源コメントには、細野晴臣の作詞家としての魅力についても着目していました。

♪おまえの中で 雨が降れば 僕は傘を閉じて 濡れていけるかな♪(「恋は桃色」歌詞より)
はっぴいえんどの歌は松本隆だけでなく、細野晴臣が手掛けた歌詞も素晴らしいな、と改めて実感。

なお、小山田圭吾選曲によるベストと、細野晴臣音楽『万引き家族』サントラLPは9/25発売です。森 陽馬


2019年8月30日(金) シェリル・クロウ 「Still The Good Old Days」 feat Joe Walsh

本日発売シェリル・クロウ2019年新作アルバム『THREADS』が凄いっ!

シェリル・クロウ『スレッズ』
(国内CD シェリル・クロウ自身による解説翻訳・歌詞・対訳付 POCS-24014 2,600円+税)

ジェイムス・テイラー、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、キース・リチャーズ、スティング、ボニー・レイット、メイヴィス・ステイプルズ、ウィリー・ネルソン、ルーカス・ネルソン、エミルー・ハリス、クリス・クリストファーソン、スティーヴィー・ニックス、ジョー・ウォルシュ、ブランディ・カーライル、ゲイリー・クラークJr、セイント・ヴィンセント、故ジョニー・キャッシュ他、豪華ゲストが全17曲各々に参加。(歌詞カードにゲストとの写真&解説もあり)

原点回帰的なアメリカン・ロック・サウンド+ゲスト・ミュージシャンの個性を活かした楽曲もNice!
スティーヴ・ジョーダンがプロデュースを担当。ニール・ヤングらしいギター・ソロが聴ける⑦「Cross Creek Road」やジェイムス・テイラーの歌声に癒される⑯「Flying Blind」にグッときながらも、今日のこの1曲はコレ!

ジョー・ウォルシュが参加、彼らしさが爆発している⑫「Still The Good Old Days」。
シェリルとジョー共作で、1978年発表ヒット曲「Life's Been Good」のアンサーソング的ナンバー。最高!森 陽馬


2019年8月29日(木) マーサ・リーヴス&ヴァンデラス 「ハニー・チャイル」

「ヒートウェイヴ」、「ダンシング・イン・ザ・ストリート」、「ノーホエア・トゥ・ラン」のヒットを放ったモータウンの女性3人組(レーベルはGordyから発売)、マーサ・リーヴス&ヴァンデラスは1960年代に来日したことがあります。

1968年2月『モータウン・フェスティヴァル・イン・トーキョー』というライヴがあって、テンプテーションズをメインにスティーヴィー・ワンダーと共に来日メンバーに入っていました。

公演日寸前になって、テンプテーションズが来日中止になるというアクシデントがありましたが、スティーヴィー・ワンダーとマーサ・リーヴス&ヴァンデラスはコンサートを行ってくれました。

メインのテンプテーションズがいないので、なんと全額払い戻しというファンにはありがたい英断というか苦肉の策での対応でした。興行的にはトラブルがありましたが、コンサートそのものはとても刺激的で楽しめるものでした。

バック・バンドも来日しての、いわゆるモータウン・レーベルのパッケージ・ツアー!
これが本場のモータウン・サウンド! そんなライヴが幸運にもタダで見れてしまいました。

特別なその日を想い出して、妄想するために今日はこの1枚。

マーサ・リーヴス&ヴァンデラス『ユニヴァーサル・マスターズ・コレクション』
(国内CD 解説・歌詞付 UICY-77417 1,000円+税)

今日のこの1曲は、来日当時のヒット曲「ハニー・チャイル」を。森 勉


2019年8月28日(水) The Rubinoos 「Heart For Sale」

2020年で結成50周年を迎えるアメリカの4人組ポップ・ロック・バンド、ザ・ルビナーズ。

45周年のメモリアル・イヤーにリリースされた前作『45』(
2015年4月20日今日のこの1曲で紹介)から約4年ぶりとなるオリジナル・アルバム『フロム・ホーム』が発売になりました。

ザ・ルビナーズ『フロム・ホーム』
(輸入国内仕様CD 日本語解説付 BSMF-8033 2,200円+税)

プロデュースは、カリフォルニア出身の男性シンガーソングライターで、ザ・ルビナーズが大好きだというチャック・プロフェット。共作、ギターでも参加しています。

哀愁を感じさせるハーモニー・ポップ「January」、「I Want You Back」風の爽やかなナンバー「Do I Love You」、アコースティック・ギターでしっとりと聴かせる「Heart For Sale」、ペット・サウンズへのオマージュも込められた「Watching The Sun Go Down」など全12曲(約35分)。
彼らの持ち味である清々しいハーモニーとメロディが、3分間の曲中に凝縮されています。

前回の来日は2017年11月。新作を引っ提げてのカムバックも期待したいですね。東尾沙紀


2019年8月27日(火) Raphael Saadiq 「Something Keeps Calling」 feat Rob Bacon

Toni! Toni! Toni!、Lucy Pearlで知られるネオソウルの旗手、ラファエル・サディーク。
プロデューサー(ソランジュ等)としても活躍中の彼が約8年ぶり新作アルバムを発表しました。

Raphael Saadiq『Jimmy Lee』
(輸入CD Sony/Columbia 190759654927)

タイトル『Jimmy Lee』は、薬物中毒で亡くなったラファエルの実兄の名前から取られているとのこと。
薬物のみならず様々な中毒に陥った人への想いが作品全体のテーマとなっており、とてもダークな内容です。

60's的ヴィンテージ感ある音作りに定評があった彼ですが、今作はHIP HOP/ポエトリー的な要素も加味。
現代の黒人音楽に呼応したサウンドと内省的な世界観は賛否両論ありそうですね。

今日のこの1曲は、4曲目「Something Keeps Calling」feat Rob Bacon。
重い詞世界と相反するスムースなメロディー。ラファエルの情念伝わる歌。そして、Rob Baconのギター・ソロ。
深い哀しさと美しさを感じるナンバーです。森 陽馬


2019年8月26日(月) Patrice Rushen 「Number One」

東京では秋風が感じられるようになりましたね。(今週末からまた暑くなる予報ですが...)

爽やかな夕暮れ時、メロウ・グルーヴなソウル/ジャズを聴きたくなった方へこの1枚。

パトリース・ラッシェン『Remind Me:The Classic Elektra Recordings 1978-1984』
(国内仕様CD 英文インタビューの日本語対訳付 STRUTCDJ205 2,200円+税)

1970~80年代に活躍した女性キーボーディスト/ミュージシャン、パトリース・ラッシェン。
1978~84年エレクトラ・レコード在籍時のヒット曲&名曲を集めた編集盤がUK名レーベルSTRUTから発売。

フュージョン系シンガーとしての魅力はもちろん、華やかでグルーヴィーなピアノも素晴らしいんですよね。

「Forget Me Nots」、「Remind Me」等全15曲収録。今日の1曲はクールなピアノソロが素敵な「Number One」を。
6分45秒にも及ぶ長尺12インチ・ヴァージョンで収録されているのがうれしいです。森 陽馬


2019年8月25日(日) Lighthouse 「One Fine Morning」

いい曲は、カヴァー・ヴァージョンを先に聴いて知ることが多いです。

ライトハウス「One Fine Morning」は、シアター・ブルックがカヴァーしていたことから知りました。

LighthouseはSkip Prokop(Dr)とPaul Hoffert(Key)が中心になり1968年頃結成。
<カナダのBS&T(ブラッド・スウェット&ティアーズ)>とも評されているロック・バンド。
当初13人編成の大所帯で、ロック、ソウル、ジャズ、クラシックの要素も取り入れていました。

シアター・ブルックのカヴァーは1996年発表名作アルバム『TALISMAN』に収録。
佐藤タイジの咆哮とグルーヴ感溢れる演奏がライヴ映えする名カヴァーです。

なお、Lighthouse「One Fine Morning」収録のこの編集盤には、他にもかっこいいナンバーが多数収録。
BS&T、Chase、Tower Of Power等王道から、Crystal Mansionなどマニアックなバンドも入っています。森 陽馬

V.A『灼熱のブラス・ロック&ファンキー・ギター・グルーヴズ』
(国内仕様CD 英文解説翻訳付 5曲目「One Fine Morning」他全17曲収録 PCD-17806 2,600円+税)


2019年8月24日(土) Van Duren & Jody Stephens 「Andy,Please」

<ザ・フーのピート・タウンゼントが1967年「リリーのおもかげ」を宣伝するために使った言葉、パワー・ポップ>
(帯掲載文より)

ビートルズやブリティッシュ・ロックをルーツに、パワフルなビート&キャッチーで爽快なメロディを鳴らす70~80年代アメリカのグループの楽曲を集めた英ace編集のコンピレーションが発売になりました。

オムニバス『パワー・ポップ万博70s&80s』
(国内CD 英文解説の日本語訳付 PCD-17807 2,600円+税)

パワー・ポップと呼ばれる元祖的存在ラズベリーズ、ユートピア、ビッグ・スター、シューズ、フレイミン・グルーヴィーズ、ジャケットにも登場ザ・ルビナーズ、ビートルズ色濃いスポンジトーンズ、NYのトリオでスティッフ・レーベル発ダーティ・ルックス、エルヴィス・コステロの歌が始まりそうなイントロが印象的/女性vo擁するザ・シヴァーズなど...有名どころからマニアックなものまで全24曲を収録。

本日はその中から、ヴァン・デューレン&ジョディ・スティーヴンス「Andy,Please」を今日の1曲に。
ナッシュヴィルの男性SSWと、ビッグ・スターのドラマーの共作による75年録音。
ポール・マッカートニー×ラズベリーズなこの曲を聴いて、もっとヴァン・デューレンという人を掘り下げて聴いてみたくなりました。東尾沙紀


2019年8月23日(金) イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー 「ラヴ・イズ・ジ・アンサー」

テキサス州オースティンで結成された、というとカントリー・ミュジックはたまたブルースのグループと思ってしまいますが、イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーは二人の美しいハーモニーを基調としたAOR風味を持ったユニットです。

1976年「I'd Really Love To See You Tonight」(秋風の恋)が全米第2位を記録して、世界的に名が知られるようになりました。しかし、日本では5年前にもうそれなりに知られるグループでした。「シーモンの涙」(A&Mレーベル)が毎日のようにラジオから流れていて、洋楽ファンには評判の良い曲でした。

その後、イングランド・ダン(ダン・シールズ)の兄であるジム・シールズがダッシュ・クロフツと組んだシールズ&クロフツが「サマーブリーズ」や「ダイアモンド・ガール」の大ヒットを出したことにより、ジムの弟はイングランド・ダンということでちょっと注目もされたりもしました。

さて、今日は彼らが1979年に発表したアルバムを紹介したいと思います。

イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー『Dr.ヘッケル&Mr.ジャイヴ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-17463 1,300円+税)

このアルバムからは1979年5月にベスト10ヒットが生まれました。
トッド・ラングレン作品をカヴァーした「ラヴ・イズ・ジ・アンサー」(愛こそ証し)。

オリジナルは1977年発表ユートピア名義のアルバム『Oops! Wrong Planet』(悪夢の惑星)のB面ラストに収められていたトッドならではのポップで美しいメロディーを持った曲です。

ほぼオリジナルに忠実にカヴァーされていますが、この二人ならではの声が絡む所が聴きものです。森 勉


2019年8月22日(木) The Weight Band 「Day Of The Locusts」

アメリカン・ルーツ・ロックの名バンド、ザ・バンド好きの方は要注目の1枚です。

ザ・ウェイト・バンド『World Gone Mad』
(国内CD 日本語解説付 VSCD-3965 2,315円+税)

ザ・バンドが1980年代再結成した際、ロビー・ロバートソンの代わりにギターを弾いていたジム・ウィーダー。
後期ザ・バンドの重要人物だった彼が中心となり組んだのが、ザ・バンド曲名を冠したThe Weight Band。

リヴォン・ヘルムのバンド・メンバー繋がりで集ったこのバンドの音は、まさに<ザ・バンド>していますね。

日本盤ボーナス・トラックとして「Weight」カヴァーのライヴ音源も収録されていますが、今日のこの1曲は、ボブ・ディラン1970年発表作『New Morning』収録曲「Day Of The Locusts」(せみが鳴く日)カヴァーを。

なお、ザ・ウェイト・バンドはビルボードライヴにて2019年8月29日~9月1日来日公演決定!
リトル・フィートのポール・バレル&フレッド・タケットもゲスト出演する予定になっています。森 陽馬


2019年8月21日(水) サカナクション 「忘れられないの」(カラオケ)

サカナクション2019年6月発表傑作アルバム『834.194』から、近年では珍しいアルバム・カット。
なんと!短冊型8cmシングルCDの仕様で発売されました。

サカナクション『忘れられないの/モス』
(国内8cmCD 完全限定盤 プレイパス対応ダウンロードカード封入 VIDL-30565 1,200円+税)

彼らのルーツは1980年代にあり、当時CD流通において普及していた8cmCDの形態で、という意向のリリース。

実際に手に取ると、「昔は7インチアナログEPの什器を転用して8cmシングルを店頭出ししていたなぁ」とか、「ポニーキャニオンのシングルにはZマークが付いていて返品可だったな」等、色々と思い出しましたね。

サカナクションの今シングルには、遊び心溢れるMusic Video絵コンテが描かれた用紙&フォトカード封入。
更に、その時代にはなかったプレイパス対応(携帯へダウンロードして聴ける)仕様になっています。

また、アルバムには収録されていないカラオケが入っているのもうれしい!
アーティストが作った1曲を噛みしめるようにして聴くシングル盤の楽しさが凝縮された1枚です。森 陽馬



2019年8月20日(火) Glen Campbell 「Guess I'm Dumb」

今夏~秋は音楽映画の劇場公開が目白押し!

昨日紹介した『カーマイン・ストリート・ギター』に続き、エルトン・ジョンの半生を描いた
『ロケット・マン』(8/23公開)、ジョアン・ジルベルトを巡るドキュメンタリー『ジョアン・ジルベルトを探して』(8/24公開)、シカゴのドキュメンタリー『ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ Now More Than Ever』、ビートルズを題材にした『YESTERDAY』(10月公開)も楽しみですね。

あと、グレン・キャンベルの映画
『アルツハイマーと僕 ~グレン・キャンベル 音楽の奇跡~』も注目しています。

グレン・キャンベルは1960年代前半スタジオ・ミュージシャン集団/レッキングクルーのメンバーとして活動。
60年代後半「By The Time I Get To Phoenix」等ヒットを出したアメリカを代表する名シンガーです。

この映画はアルツハイマー病と診断されながら敢行したコンサートツアーのドキュメンタリー映像作品。
アルツハイマー病の深刻さを焦点にした内容ですが、2017年逝去した彼の雄姿を見届けたいと思っています。

今日の1曲は、ビーチ・ボーイズとも縁深かった彼が1965年に歌ったブライアン・ウィルソン作「Guess I'm Dumb」。
1990年代発売された編集盤『The Capitol Years 65/77』(輸入CD 724382183426)に収録されています。森 陽馬


2019年8月19日(月) Marc Ribot - The Young Philadelphians 「The Hustle」

映画『カーマイン・ストリート・ギター』を新宿シネマカリテにて鑑賞。

ニューヨーク/グリニッジ・ヴィレッジで今も営業しているギター・ショップの1週間を描いたドキュメンタリー。
ギター職人リック・ケリーは、ニューヨークに古くからある建物の廃材を使いギターを製作。
その信念と心意気に惹かれ、PC・携帯電話も持たない彼へ様々な人物が店を訪れる様子が描かれています。

ジム・ジャームッシュ、ビル・フリーゼル、レニー・ケイ、マーク・リーボウ、チャーリー・セクストン、ネルス・クライン(Wilco)、カーク・ダグラス(The Roots)、ジェイミー・ヒンス(The Kills)他出演。

ビル・フリーゼルがアストロノウツ好きだったことを語り、「パイプライン」~「サーファー・ガール」を弾く場面。
ネルス・クラインが盟友を励ますためにギターをプレゼントしたい、と話すシーン。
マーク・リーボウが語る音楽の表と裏の興味深い話など、とても楽しく観ることができました。

弟子の女性シンディもさることながら、電話番をしているリックの母親が醸し出す風情も良かったですね。
ニューヨーク不動産問題をさりげなく提起していたのも印象深かったです。

今日のこの1曲は、奇才マーク・リーボウによるヴァン・マッコイ名曲「The Hustle」インスト・カヴァーを。森 陽馬

マーク・リーボウのヤング・フィラデルフィアンズ『Live In Tokyo』
(国内CD 2014年来日東京公演音源 日本語解説付 PCD-25193 2,500円+税)


2019年8月18日(日) RIDE 「Future Love」

2014年に再結成を果たした英国の4人組ロック・バンド、ライド。

実に21年ぶりのアルバム・リリースとなった前作『ウェザー・ダイアリーズ』から約2年。
再結成以降2枚目、通算6作目となる新作が先日発売になりました。

ライド『ディス・イズ・ノット・ア・セーフ・プレイス』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナストラック2曲収録 OTCD-6767 2,400円+税)

新作のジャケットを見て、1st『Nowhere』のあの波のジャケットを連想された方も多いのではないでしょうか。
初期の雰囲気を彷彿とさせながら、単なる焼き直しではない成熟したサウンドを聴かせる充実作となっています。

バンド名を冠したノイジーな「R.I.D.E」に始まり、切ないリフと爽やかなハーモニーが同居した「Future Love」、米国アーティスト、バスキアの名が登場するニューウェイヴな「Repetition」、アンディ・ウォーホールの言葉からインスパイアされた「Fifteen Mintutes」など、アンディ・ベル作詞の楽曲からはアートの影響も感じられます。
彼ららしいヘヴィな部分とポップな部分が絶妙な1枚。

11月5日EXシアター六本木、11月6日大阪梅田クラブクワトロでの来日公演も予定されています。東尾沙紀

2019年8月17日(土) Bill Callahan 「Call Me Anything」

<羊皮のベストを着た羊飼い>
世の無常を皮肉を込め表したタイトル、そして神秘的なジャケット・イラストが印象的な1枚。

ビル・キャラハン『Shepherd In A Sheepskin Vest』
(国内仕様CD 日本語解説・歌詞付 SIGNS-045 2,400円+税)

ビル・キャラハンは1990年代からSMOG名義で活動していた男性シンガー・ソングライター。
今作は『Dream River』(2013)以来約6年ぶりとなるオリジナル・アルバム。
2018年5月亡くなった母への想いや死生観を込め、地元オースティンで録音された作品です。

アコースティック・フォーキーなサウンドをバックに、低い声質で呟くように歌うスタイル。
レナード・コーエンとトニー・ジョー・ホワイトを足してアシッドで割ったような雰囲気、じんわりと聴かせます。

今日のこの1曲は、カリンバのような音と歌の隙間がマジカルに響く⑬「Call Me Anything」を。森 陽馬


2019年8月16日(金) エリック・バードン&アニマルズ 「トゥ・ラヴ・サムバディ」

「朝日のあたる家」、「悲しき願い」、「悲しき叫び」、「朝日のない街」、「孤独の叫び」、「ドント・ブリング・ミー・ダウン」、「サンフランシスコの夜」、「スカイ・パイロット」等のヒットを生んだアニマルズは、ミドル60'sの忘れられないブリティッシュ・ビート・グループです。

イギリスのニューキャッスルで1963年に結成され、1968年解散。
今考えればたった5年間でしたが、R&Bやブルースなど黒人音楽の良さを日本のティーンネイジャーの音楽ファンにもわかりやすいかたちで教えてくれたグループでした。

今日はそのアニマルズ、1968年10月L.A.で録音されたラスト・アルバムから1曲紹介したいと思います。

エリック・バードン&アニマルズ『ラヴ・イズ』
(国内CD 紙ジャケット仕様 解説・歌詞・対訳付 UICY-93377 2,571円+税)
<この盤2019年8月末で廃盤になります>

当時のメンバーは、ヴォーカルのエリック・バードン以外は結成当時と全員入れ替わっていましたが、ズート・マニー(キーボード)など達者な連中が揃っていたので演奏も楽しめるものになっています。

ビージーズ「トゥ・ラヴ・サムバディ」をこの時代らしいサイケ色を漂わせながら7分20秒長尺カヴァー。
聴きものです。森 勉


2019年8月15日(木) The Ray Charles Singers 「Windy」

廃盤になる商品は毎月あり、月初リストがデータで到着→月末返品することになっています。
今月はユニバーサル社の廃盤が多く、店頭在庫の廃盤予定商品抜き出しを近日行いました。

何年も売れないで残っている商品ながら、いざ廃盤・返品するとなると口惜しい想いが残りますね。
丁寧に作られた解説・歌詞・対訳付の国内盤。
たった1枚、されど1枚、このCDを発売するのに、制作者・担当者の様々な苦労があったことでしょう。

音楽も消費される時代へ突入している昨今、国内盤の文化的価値を今一度見直す必要があると思いますね。

その今月末廃盤予定のCDから今日のこの1曲。

レイ・チャールズ・シンガーズ『テイク・ミー・アロング!』
(国内CD 紙ジャケット仕様 大江田信解説・歌詞・対訳付 UICY-93262 2,381円+税)

土橋一夫&高瀬康一監修による<ジャケガイノススメ>シリーズの1枚。
あの有名なレイ・チャールズではなく、白人のレイ・チャールズが主宰した男女コーラス・グループです。
流麗なコーラスとオーケストラが魅力的。バカラック、アソシエイションの名曲カヴァーも入ってます。森 陽馬


2019年8月14日(水) ビートルズ 「オー!ダーリン」

ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』50周年記念リマスター盤の発売が9月27日に決まりました。

『アビイ・ロード』はビートルズのラスト・レコーディング・アルバムと現在ではわかっているのですが、1969年当時はそうなってしまうことを意識して聴いたりはしていませんでした。
まだ高校3年生、18歳の僕はビートルズの曲が聴けるだけで満足でしたし、作品に対して深く分析する情報も能力もなかったのです。

それに『マジカル・ミステリー・ツアー』とシングル「レディ・マドンナ」、「ヘイ・ジュード」のリリースしかなかった1968年に比べると、1969年のリリース・ラッシュはビートルズ・ファンとしては忙しくもうれしい出来事でした。

1969年7月までに日本盤としてレコードが発売されたのは(この当時は輸入盤の流通はまだまだ一般的ではなくて、日本盤の発売日が我々日本人にとっての初めてそのレコードを手に取れる日でした。)、1月『ザ・ビートルズ』(ホワイト・アルバム)、3月『イエロー・サブマリン』、シングル「オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ」、6月シングル「ゲット・バック」、7月シングル「ジョンとヨーコのバラード」。
約半年間でこんなに発売されていたのです。1969年は。

解散の話もなかったわけではありませんがただの噂だと思っていましたし、10月には『アビイ・ロード』が発売!
ビートルズの4人がおかれていた当時の立場や想いは、僕らのような若年ファンにはあまり伝わっていなかったのが事実でした。

それにしても、アルバム『アビイ・ロード』の凄さ。
どの曲も凄い、そしてB面の息をもつかせぬ見事なメドレー。
そのアルバムの50周年記念盤が出ます。楽しみです。

今日のこの1曲は、LPを初めて通して聴いた時、最初に大好きになった「オー!ダーリン」を。
ポールのシャウトがたまりません。森 勉


2019年8月13日(火) 土岐麻子 「君に、胸キュン。」

NHK EテレのTV番組『ふるカフェ系 ハルさんの休日』
渡部豪太演じるハルさんが全国のカフェをドラマ仕立てで紹介する大好きな番組です。

ただ単に人気店というのではなく、古い建築を活かし意志を持って営業をしているカフェが毎回登場。
店舗に携わるスタッフやお客さん等実在の方々が出演しているのも面白いですよね。

番組内でかかる音楽もハルさんの雰囲気にピッタリ♪
オープニング曲は、つじあやのが歌う「なんとなくなんとなく」(スパイダースのカヴァー)。
そして番組後半で毎回かかり印象的なのが、土岐麻子が歌う「君に、胸キュン。」です。

「君に、胸キュン。」はYMO1983年大ヒット曲。(作詞:松本隆、作曲:細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一)
土岐麻子が歌うこの曲は2006年発表カヴァー・アルバム『WEEKEND SHUFFLE』に収録。

その『WEEKEND SHUFFLE』が限定アナログLP化。(国内LP 311-LDKLP 2,700円+税)
今作には大滝詠一「夢で逢えたら」、シュガー・ベイブ「Down Town」カヴァーも収録されています。
番組『ふるカフェ系』も限定アナログ盤も是非チェックしてみてください。森 陽馬


2019年8月12日(月) ROCKPILE 「Trouble Boys」

ニック・ロウ来日(8/13、14ビルボード・ライヴ東京、8/15大阪)を目前に、嬉しいニュースが発表されました。

ザ・スパンピナード・ブラザーズ・バンドwith SPゲスト ビリー・ブレムナー来日!(10/24、25、26)

元NRBQのジョーイ&ジョニー・スパンピナート兄弟を中心に結成されたザ・スパンピナード・ブラザーズ。
病気療養中の兄ジョーイは残念ながら公演不参加となりますが、ジョニー率いるバンドと共に強力助っ人としてビリー・ブレムナーがやって来ます。

8月4日に73歳になったビリーは、ニック・ロウ、デイヴ・エドモンズ、テリー・ウィリアムズらロックパイルの一員としての活躍でも知られるシンガーソングライター/ギタリスト。

彼がリード・ヴォーカルを務めたロックパイルの超名曲「Heart」はいつ何度聴いても胸が躍ります。
その「Heart」含め、10月の公演では自身のソロ作からも色々歌ってくれたりするのかな、と今から楽しみです。

本日はビリーの来日決定を祝して、ちょうど40年前1979年8月ニューヨークで行われたロックパイルのライヴを収めた『ライヴ・アット・ザ・パラディアム1979』から「Trouble Boys」を。
(国内仕様CD 赤岩和美氏による解説付 MSIG-1163 3,000円+税)

デイヴ・エドモンズ1978年シングル、シン・リジィもカヴァーしたビリー作のロックンロール・ナンバー。
ライヴ盤でのビリー自身による気合いの入った歌声が最高! キレッキレのバンド演奏にもシビれます。東尾沙紀


2019年8月11日(日) クルアンビン 「Firecracker」

最初は変な気分になって、ああこんなもんか、と思うけれど、不思議と後を引きクセになる...

クルアンビンというバンドが奏でる音楽は、そんな麻薬のような中毒性を持っていますね。

フジロック・フェス2019、3日目7/28(日)夜フィールド・オブ・ヘヴンのトリで登場したクルアンビン。
アメリカ/テキサス州ヒューストン、地元の教会でゴスペルを一緒に演奏していたMark Speer(G)とDonald"DJ"Johnson(Dr)に、女性ベーシストLaura Leeが加わった3人バンドです。

1960年代からタイムマシンに乗ってきたようなマークによる浮遊感あるエレキ・ギターが絶妙の味。
更に、Laura Leeの妖艶な腰つきから繰り出されるベースがなんだかよくわからないけれどエグい!
単調なようでいて聴き続けていられるインストなんですよね。

今日のこの1曲はマーティン・デニー及びYMOヴァージョンでも有名な「Firecracker」カヴァーを。
2014~15年以前制作した楽曲を収めた日本独自編集CD『全てが君に微笑む』に収録。森 陽馬
(国内CD 松永良平氏解説付 BRC-605 2,200円+税)


2019年8月10日(土) ハーパース・ビザール 「カム・トゥ・ザ・サンシャイン」

ポール・サイモンが作った「59番街橋の歌」(フィーリン・グルーヴィー)をハーパース・ビザールが歌ってアメリカのヒットチャートを賑わせていたのは1967年春のことでした。

ハーパース・ビザールは5人組コーラス・グループ。
さわやかなコーラスと新鋭(当時の)ソングライター曲を取り上げる選曲の妙も話題でした。

1967年1stアルバムには、ランディ・ニューマン、レオン・ラッセル、ロン・エリオットが書いた曲も収められています。

ハーパース・ビザール『フィーリン・グルーヴィー』
(国内CD 解説・歌詞付 WPCR-27843 952円+税)

今日はその中から、アルバム冒頭を飾っている「カム・トゥ・ザ・サンシャイン」を。
曲を作ったのはヴァン・ダイク・パークスで、ピアノも弾いています。

アレンジはペリー・ポトキン・ジュニア。
アルバム全体のプロデューサーは当時まだ25歳のレニー・ワロンカー。

なお、ハーパース・ビザールのメンバーには、後にドゥービー・ブラザーズ、ヴァン・ヘイレン等を育てた大プロデューサー、テッド・テンプルマンが在籍していました。森 勉


2019年8月9日(金) The Bird & The Bee 「Jump」

ローウェル・ジョージの娘で、ソロやLiving Sistersとしての活動でも知られるイナラ・ジョージと、プロデューサーとしても売れっ子のグレッグ・カースティンによるエレポップ・デュオ、ザ・バード&ザ・ビー。

久々のリリースは、ヴァン・ヘイレン・カヴァー集!

『ジャンプ ~トリビュート・トゥ・ヴァン・ヘイレン』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナストラック1曲収録 HYCA-3088 2,400円+税)

子供の頃からヴァン・ヘイレンが大好きだったという2人。

「Runnin' With The Devil」、「Panama」、ベック参加「Hot For Teacher」、「Ain't Talkin' Bout Love」、キンクスのカヴァー「You Really Got Me」他、デヴィッド・リー・ロス在籍時の人気曲を取り上げ、ピアノ/キーボードを主体に大胆にアレンジ。
洗練されたサウンドとイナラのヴォーカルで見事にカヴァーしています。

オリジナルのシンセサイザーを用いた印象的なイントロを、イナラの多重コーラスで表現した「Jump」も聴きもの!

ヴァン・ヘイレンとデヴィッドに捧げられた「Diamond Dave」(2008年発表『Ray Guns Are Not Just The Future』収録曲)のセルフ・カヴァーも収録。
ヴァン・ヘイレンへのリスペクトと愛情たっぷりの1枚です。東尾沙紀



2019年8月8日(木) 竹内まりや 「アフター・イヤーズ」

竹内まりや『Turntable』は9月4日発売決定していましたが、ジャケット及び収録曲の内容が発表されました。

竹内まりや『Turntable』
(国内3枚組CD WPCL-13077 4,000円+税)
初回プレス分のみ別冊まりやちゃんスペシャル・ブック(イラスト:ヤマザキマリ)封入&三方背BOX仕様

発売はまだまだ先と思っていたら、あと1ヶ月を切りましたね。
恒例のリーフレット作りもそろそろ本腰を入れないといけない時期になってきました。
まずは資料集めから...がんばります。

さて、今回の『ターンテーブル』はベスト・アルバム『エクスプレッションズ』に収められなかった主要曲全17曲によるディスク1『モア・エクスプレッションズ』。他アーティストへの提供曲をセルフ・カヴァーした曲やレア曲を全20曲収録のディスク2『まりやズ・レアリティーズ』。そして、<サンデー・ソングブック>で放送されたクラブ活動音源等を全25曲収めたディスク3『プレミアム・カヴァー』で構成されています。
3枚組全62曲、聴きごたえありそうですね。

あの曲を入れて欲しかった、というのは今回はなしにしておきましょう。
イイ曲がいっぱいありすぎて選曲が大変なことはわかっていますから。

ジャケットの写真もなんとも素敵に仕上がっていますし、発売が待ち遠しいです。

今日のこの1曲はディスク1より「アフター・イヤーズ」。
ここに入ってうれしい1曲です。

あの名曲「駅」と両A面扱いのような形で1987年にシングル・レコードとして発売された曲でもあります。
山下達郎によるボサノヴァ・テイストのアレンジ&演奏と、竹内まりやの優しい歌声が魅力です。森 勉


2019年8月7日(水) 近藤利樹 「Uptown Funk」

2019年7月28日(日)フジロック・フェス3日目へ行ってきました。

ジェイソン・ムラーズ、Superfly、クルアンビン、キュアー、渋さ知らずオーケストラ、Paradise Bangkok Molam International Band等々、天候に恵まれ楽しいライヴをたくさん見ることができました。

中でも特に印象に残ったのがこの人、関西出身12歳の天才ウクレレ奏者!近藤利樹。

Gypsy Avalonという小さいステージ、最初の出番でしたが、初々しいながらも堂々としたパフォーマンス!
ウクレレの技術はもちろんのこと、演奏中ずっと笑顔で人を惹きつける魅力が伝わってきましたね。

今日のこの1曲はフジロックでも披露したブルーノ・マーズ人気曲「Uptown Funk」カヴァーを。
近藤利樹『ウクレレ・デイズ』
(国内CD 2018年7月4日発表ミニ・アルバム AICL-3530 1,759円+税)

なお、メジャー1stフル・アルバム『With U』が2019年11月27日発売決定。ブレイクしてほしいな。森 陽馬


2019年8月6日(火) 渡辺美里 「It's All Right!」

<夏>のイメージを持つアーティストといえば、ビーチ・ボーイズ、村田和人、サザン、TUBE、etc...
そして、渡辺美里もそのうちの1人ですよね。

2019年でデビュー35周年を迎えた渡辺美里。
20枚目となるオリジナル・アルバム『iD』が発売になりました。

渡辺美里『iD』
(国内CD 初回限定DVD付 ESCL-5253 5,370円+税/通常CD ESCL-5255 2,778円+税)

奥野真哉(ソウル・フラワー・ユニオン)、本間昭光(いきものがかり、ポルノグラフィティ等を手掛けたプロデューサー)の2人がサウンド・プロデュースの中心となり制作された活気あふれる全11曲。

今日のこの1曲は美里の気合いが感じられる⑨「It's All Right!」。
ストーンズ「ブラウンシュガー」っぽいイントロのギターは仲井戸CHABO麗一!

ちなみにラスト⑩「すきのその先へ」、歌詞&メロディーがとっても素敵でキュンときました。森 陽馬


2019年8月5日(月) Cornelius 「THE SUN IS MY ENEMY」

コーネリアス94年発表1st『the first question award』、2001年4th『POINT』が最新リマスターで再発。
8月は東京・大阪で、9月以降はアメリカ&カナダでの『POINT』再現ツアーも発表されています。

『POINT』以降の音の間と間を聴かせる研ぎ澄まされたサウンド=コーネリアス...というのがイメージとして強くありましたが、華やかでどこまでもポップなメロディが詰まった『the first question award』は、リリースから25年を経た今聴いても新鮮でかっこいいですね。

Cornelius『the first question award』
(国内CD ボーナストラック3曲収録 WPCL-13066 2,400円+税)

スタイル・カウンシル・オマージュな冒頭の「THE SUN IS ENEMY」からワクワク止まらず、ブロウ・モンキーズ、プライマル・スクリーム、ロジャニコ、ハーブ・アルパート等々、ルーツやその時代の空気を取り込んだ楽曲が楽しい!

当時20代半ばの小山田圭吾さんだったからこその勢いや熱量みたいなものに今とはまた違ったかっこ良さがあり、圧倒されてしまいました。

ボーナス・トラックとして「PELE」、「DIAMOND BOSSA」、「THEME FROM FIRST QUESTION AWARD -English version-」の3曲が追加収録されています。東尾沙紀


2019年8月4日(日) 須藤薫&杉真理 「砂に消えた涙」

須藤薫さんと杉真理さんが2000年7月に行ったライヴ音源がCD化されました。

須藤薫&杉真理『ライヴ・ポップン・ロール TANABATA July,2000』
(国内CD 土橋一夫氏監修・解説付 DQCL-3555 2,500円+税)

東京六本木STB139スイートベイジル(2000年7月8日)、大阪UMEDA HEAT BEAT(2000年7月10日)のコンサートを、資料用として録音していたDATからCD化した貴重音源です。

包容力溢れる薫さんの歌声、そして杉さん&バック・バンドのサポートも素晴らしい全18曲。
今日のこの1曲は、イタリア人女性シンガー、ミーナの1964年大ヒット曲「砂に消えた涙」カヴァーを。

なお、このCDはSony Music Shop通販限定商品ですが、ご遺族・制作関係者によるご厚意で、当店でも販売できることになりました。ご遺族の方々、関係者各位、そして薫さん、謹んで御礼申し上げます。森 陽馬


2019年8月3日(土) 松下誠 「Sunset」

日本シティ・ポップ/AOR好きの方必聴!

セッション・ギタリストであり、AB'S、ミルキー・ウェイ、パラダイム・シフトでの活動でも知られる松下誠。
大滝詠一『ロング・バケイション』と同じ1981年に発表した1stアルバムが再CD化されました。

松下誠『First Light』
(国内SHM-CD紙ジャケット仕様 ボーナス・トラック追加 松下誠コメント付 BRIDGE-279 2,500円+税)

タワー・レコード限定で2012年CD化されたことがありましたが、今回は美麗なオリジナル・ジャケットでの復刻。
(以前の再発CDは、版権の問題で1982年出し直しされた際のイラスト・ジャケでプラケース仕様でした)
最新リマスタリングされ、松下誠本人の解説も付いています。

レコード・コレクターズ誌2018年4月号シティ・ポップ特集にて、AORマニアのブラジル人エヂ・モッタが選ぶ日本シティ・ポップ10作中、山下達郎他名盤を差し置き今作をベスト1に選出するなど国内外で再評価著しい1枚。

今日のこの1曲は、本編ラスト9曲目「Sunset」を。
10cc「I'm Not In Love」を彷彿とさせる多重コーラスとサウンドが崇高な美しさを放つ名曲です。森 陽馬



2019年8月2日(金) Honey & B-Boys 「You Devil You」

村田和人、山本圭右、西司、平松絵里(愛理)によるユニット、HONEY&B-BOY。
廃盤で長らく入手困難だった1987年発表唯一のアルバムがボーナス・トラック追加で再CD化されました。

HONEY&B-BOYS『Back To Frisco』
(国内CD 山本圭右他によるインタビュー、村田和人セルフ解説掲載 RATCD-4414 2,500円+税)

村田和人5thアルバム『Boys Life』(1987年6月25日発売)の3カ月前3月25日にリリースされた今作。
平松絵里(愛理)が大ヒット曲「部屋とYシャツと私」(1992)を出す前に歌った村田和人書き下ろし曲「My Wish」、シュガー・ベイブ名曲「雨は手のひらにいっぱい」カヴァー(村松邦男アレンジ)等全11曲。
今回の再発盤には初出のカラオケ音源等ボーナス・トラック10トラックが追加収録されています。

今日のこの1曲は、山本圭右作曲、Ralph McCarthy英語詞、村田和人メイン・ヴォーカルの⑨「You Devil You」。
1曲目「Morning Selection」含め、圭右&村田コンビ抜群の相性と伸び伸びとした歌声が堪能できます。森 陽馬



2019年8月1日(木) 村田和人 「旅は君連れ」

つい先日まで梅雨が続き、冷夏と囁かれていたのが遠い過去のように感じる暑い暑い夏がやってきました。

というよりも、夏がこのリリースを待っていたのかもしれません。

村田和人『エヴァーグリーン・ワークス ~永遠に続く輝き~』
(国内CD 
当店のみの先着特典ポストカード付 STPR-013 2,400円+税)

村田和人さんはMOONレーベルから1982年デビューし5作。1988年東芝へ移籍し3作をリリース。
その後1993年ビクターへ移籍『Hello Again』(1993).『Evergreen』(1994).『Sweet Vibration』(1995)を発表。
今作はビクター社リリース上記3作からの選曲による編集盤です。

今日のこの1曲は、田口俊が作詞を担当している名曲「旅は君連れ」。
村田バンド(山本圭右、湯川トーベン、向山テツ、友成好宏、小板橋博司)&佐橋佳幸によるサウンドもNice!

『ひとかけらの夏』は持っているけれど他は、、、という方にも是非聴いてもらいたい1枚ですね。森 陽馬



2019年7月31日(水) James Taylor 「Instrumental Ⅰ」

暖炉に火をくべるようなジェイムス・テイラーの温もりある歌声は、寒い冬だけでなく暑い夏でも優しく響きます。

その彼が1970~76年の間にWarnerから発表したスタジオ・アルバム6作をリマスターし収めた6CDBOXが発売。

James Taylor『The Warner Bros.Album 1970-1976』
(輸入6CD RHINO R2-587550/輸入LP BOXもあり)

BOXといってもCD2枚分の厚さに紙ジャケ6枚がコンパクトに収納。各曲のミュージシャン・クレジットも記載。
2019年最新リマスター音源は、彼の名作に多く携わってきたピーター・アッシャーが監修を担当しています。

『Sweet Baby James』.『Mud Slide Slim ~』.『One Man Dog』.『Walking Man』.『Gorilla』.『In The Pocket』。
この6作中、最もリマスター効果が感じられたのは『One Man Dog』ですね。

モヤがかかったようなこもった印象だった今作が、温もりある質感はそのままにクリアな音色で楽しめます。
今日のこの1曲は、JTの歌は入っていないけれど大好きなギターインスト曲「Instrumental Ⅰ」。森 陽馬



2019年7月30日(火) The Choice Four 「If I Don't Love You」

ヴァン・マッコイと言えば1975年世界的大ヒット「ハッスル」が有名です。
ディスコで当時かからない日はないと言われた日本でも大人気の曲です。
そんなこともあり、ヴァン・マッコイのイメージは、ディスコ/ダンス・ミュージックの人という印象ですが、彼は実に素晴らしいソングライターでもあるのです。そんな彼の裏方としての仕事にクローズアップしたコンピCDが出ました。

V.A『This Is It! More From The VAN McCOY Songbook 1962~1977』
(輸入CD KENT CDTOP489 20ページ英文ブックレット付)

1979年39歳という若さで心臓麻痺のために亡くなり40年が過ぎたタイミングで発売された、レーベルを越えたヴァン・マッコイ作品集です。

作曲だけでなく、ほとんどの曲で作詞、アレンジ、プロデュース、そしてバックの演奏の指揮もしているというマルチな活躍ぶりです。
ヒットはしていませんが、出来の良い曲ばかりです。
全24曲収録の中から、とりあえずオススメの3曲を紹介しておこうと思います。

まず8曲目に入っているスペルビンダーズ。
男4人女1人、1966年にコロンビア・レーベルから出たLPの中の1曲。
リード・ヴォーカルのハイ・テナー・ヴォイスがヴァンのソウルフルなのにポップな楽曲に映えています。

16曲目シャロン・リドリー「ホエア・ディド・ユー・ラーン・トゥ・メイク・ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ドゥ」は、1971年サセックス・レーベルからのLPより。
イントロの演奏からグッと引き込まれてしまうなんとも心地良いビート、そして存在感タップリのヴォーカルに何度もリピートしたくなってしまう曲。

18曲目はワシントンD.C.出身4人組チョイス・フォーの1974年RCAレーベルからのLPより、「イフ・アイ・ドント・ラヴ・ユー」。
リード・ヴォーカルのボビー・ハミルトンの美声にエレクトリック・シタールを絡める、というヴァンのアレンジは極上のスウィート・ソウルの世界に誘ってくれます。その他にも隠れた名曲多数。森 勉



2019年7月29日(月)イ・ラン 「東京の友達」

シンガーソングライター、文筆家、イラストレーターなど様々な顔を持つ韓国の女性アーティスト、イ・ラン。

日本にも度々来日、この7月上旬には柴田聡子との再・双頭ツアー(大阪/東京)が開催されました。

先日、彼女の魅力が詰まったライヴ盤が発売。

イ・ラン『クロミョン ~Live in Tokyo 2018~』
(国内CD ライナーノーツ(エッセイ))付き縦型デジパック SDCD-046 2,500円+税)

2枚組のCDに、2018年に那須塩原他4ヵ所で行われたジャパン・ツアーの中から、東京・武蔵小山にあるひらつかホール公演の模様をMCも含め2時間以上ノーカットで収録。

チェロ、ベース、ドラム、キーボードら5人編成によるバンドの素朴でポップで力強い歌と演奏が堪能できます。

日本人の彼の事、食べ物の事、「イムジン河」を歌う前にした韓国の話、会場に来られなかった大切な友人の話。
どこか愛らしい「クロミョン(それじゃあ)...」で始まる流暢な日本語MCからは、人との交流を大事にし、涙もろくまっすぐな彼女の人柄が窺えます。

本日は彼女が出会った日本人の名前が沢山並べられた詞が面白いポップな「東京の友達」を今日の1曲に。

イ・ランさんは、10月3日からスタートする折坂悠太弾き語りツーマン・ツアー(仙台・札幌・東京公演)に参加される予定です。東尾沙紀




これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

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