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 今日のこの1曲コーナー


ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2022年5月17日(火) RCサクセション 「ステップ!」

RCサクセション『FIRST BUDOHKAN DEC.24.1981 Yeahhhhhh…』爆音上映会を六本木EXシアターで鑑賞。

この上映会は、RC初の日本武道館公演(1981年12月24日!)の映像を、大きな画面と音で楽しむイベント。
ほぼほぼ満席で、会場内は実際のコンサートのように熱気に包まれていました。

僕の斜め前にいたRCTシャツを着込んだ方は、1981年当時その現場におそらくいらっしゃったのでしょう。
1曲目「よォーこそ」で元気いっぱいの清志郎が出てきた瞬間から涙を流していました。
RCの歴史的なライヴの記録であると同時に、様々な方にとっての青春であり、想い出が詰まったコンサートだったのだな、と実感できて、胸が熱くなりましたね。

特に、アンコール前本編ラストの「ステップ!」が最高!
バックの演奏、清志郎の歌が強烈なテンションで、感動を通り越して圧倒されてしまいました。

なお、この映像は今回初商品化。色々とアップグレードされて2022年6月1日に発売予定です。森 陽馬

<6月1日発売>
RCサクセション『FIRST BUDOHKAN DEC,24.1981 Yeahhhhhh…』
(国内2LP+CD+DVD+Blu-ray 完全限定盤 UPCY-90093 19,800円/CD+DVD UPCY-7779 4,400円)


POPEYE WebTown Talkコーナーにて、PET SOUNDS RECORDが1ヶ月限定コラムの4月分を担当。

★<PET SOUNDS RECORDスタッフが選ぶ2021年ベスト・アルバム>特設ページにて紹介中!

★現在、営業時間は11時から21時です。年中無休です。


2022年5月16日(月) スティーヴン・ビショップ 「オン・アンド・オン」

レコード・コレクターズ誌2022年6月号が発売になり、先月に続き、創刊40周年企画第2弾の特集<70年代のロック・アルバム200>が掲載されています。


前号<60年代のロック・アルバム200>のことは、2022年4月18日の今日のこの1曲でも書きましたが、今回も僕の推したい作品がたくさん選外になっていて、ちょっと悲しいので、
Good Timin'コラム・コーナーVol.37にて選んでみました。

今回は1~30位の他にも、はみ出したアルバムが多くありました。
レコード・コレクターズ誌の選者の方々が推す作品も素晴らしいものばかりですが、それ以外にも、こんなもの、あんなものがあったなぁ~と思っていただければ幸いです。

さて、1970年代の名盤。
このアルバムが入っていなかったのは、実に残念でした。
耳馴染みが良すぎて、ロックとは見なされなかったんでしょうか...。

スティーヴン・ビショップ『ケアレス』
(国内CD UICY-15160 解説:大江田信 歌詞・対訳付 1,885円税込)

1976年発表、全曲彼のソングライティングによるファースト・アルバム。
センスあふれる楽曲をソフトなヴォーカルと見事な演奏で聴かせてくれる、僕にとっては大切な大切な1枚です。森 勉



2022年5月15日(日) ジョー長岡 「紫陽花」

ジョー長岡さんの新作2ndアルバム『マトリョーシカ』が発売。
当店でも販売させていただけることになりました。

ジョー長岡『マトリョーシカ』
(国内CD 2,000円税込)

ジョー長岡さんは、1970年神戸生まれの男性シンガー・ソングライター/ナレーター/プランナー。
寺尾紗穂さんのコンサートを企画・主催するなど、多くの方々と信頼関係を築いている音楽家です。

本作『マトリョーシカ』は、2017年発表1stアルバム『猫背』以来、約5年ぶりのリリースとなる2ndアルバム。
うのしょうじ(コントラバス)、松村拓海(フルート、ピッコロ)が参加。
おだやかで実直な歌声が、やさしく沁みてくる全11曲が収録されています。

今日のこの1曲は、2曲目「紫陽花」を。

「路地裏の紫陽花は、真夜中に空を飛ぶ。泣きながら笑いながら青色の種を蒔く。
その種は雨になり その雨はやがて歌になり あなたの街に鳴り響く。あなたが目を覚ます。」
(「紫陽花」歌詞より)

まさに、ジョーさんの歌が紫陽花の青色の種のように、心に鳴り響きます。森 陽馬



2022年5月14日(土) ローリング・ストーンズ 「JUMPIN' JACK FLASH」(LIVE)

血が燃えたぎるような「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」!
凄まじいライヴ音源が公式発売されました。

ローリング・ストーンズ『Live At EL MOCAMBO 1977』
(国内2枚組CD 英文解説翻訳・歌詞・対訳付 UICY-16065 4,400円税込)

本作は、1977年3月トロントにある300人規模の小さいライヴ・ハウスで行われた、ローリング・ストーンズの伝説的なシークレット・ライヴ音源。『ラヴ・ユー・ライヴ』に数曲入っていましたが、通しで収録されるのは今回が初。

ザ・バンドの50周年盤などを手掛けているボブ・クリアマウンテンによる新ミックスで、音質も素晴らしい!
ビル・ワイマンのベース、チャーリーのドラムス、ロニー&キースのギターがド迫力で圧倒されますね。

今日のこの1曲は、激ハイテンションな「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」!
コレ、超絶に聴きものです! 森 陽馬


2022年5月13日(金) Rumer 「Never Arrive」

カレン・カーペンターを彷彿とさせる包容力ある柔らかな歌声で人々を魅了する女性シンガー、ルーマー。

彼女の最新リリースは、B面曲やカヴァーなど未発表曲を集めた『B Sides & Rarities』第2弾です。

Rumer『B Sides&Rarities Vol.2』
(輸入CD cooking vinyl COOKCD828)

2015年発表の第1弾からおよそ7年ぶりとなるVol.2には、未発表のオリジナル曲をはじめ、カーリー・サイモン「You're The One」、ヴァン・モリソン「I Wanna Roo You」、ビー・ジーズ「How Deep Is Your Love」、バカラック&デイヴィッド作「Anyone Who Had A Heart」、「The Windows Of The World」、ペギー・リーで知られるスタンダード「The Folks Who Live On The Hill」など魅力的なカヴァーもたくさん収録されています。

本日は、米カントリー歌手ヒュー・プレストウッドの楽曲を歌った2020年作『ナッシュヴィル・ティアーズ』同時期に録音されたであろう「Never Arrive」(こちらもプレストウッド作)を今日の1曲に。

公私共にパートナーであるロブ・シラクバリのピアノと、彼女の歌。凛とした空気感に引き込まれます。東尾沙紀


2022年5月12日(木) Taj Mahal & Ry Cooder 「I shall not be moved」

<初めて一緒に演奏をしてから、約60年を経て再び共演し、作り上げたアルバム>

この感慨は、まだ50年も生きていない僕には理解できないものかもしれません。

でも、本作の歌と演奏からは、二人の出逢いと音楽への感謝がじわじわと伝わってきます。

タジ・マハール&ライ・クーダー『GET ON BOARD:The Songs Of Sonny Terry & Brownie McGhee』
(国内CD 英文解説の日本語訳付 WPCR-18505 2,860円税込)

ライ・クーダー17歳、タジ・マハール22歳であった1965年頃に、ライジング・サンズとして共演した二人が、約60年の時を経て再度向き合い、サニー・テリー&ブラウニーマギーの楽曲を取り上げたブルージーな2022年作。
アコギにハーモニカ、そして、ライの息子、ヨアキム・クーダーによるドラミングが、味わい深く沁みる1枚です。

今日のこの1曲は、ラスト11曲目「I Shall Not Be Moved」を。
60年ってあっという間だったし、色々なことがあったけれど、でもまたこうやって音楽を一緒にできるって、素敵なことだよな、、、というような想いが、まったりとした空気の中に感じられます。森 陽馬



2022年5月11日(水) ラリー・カールトン 「ルーム335」

今日は有名なアルバムで失礼いたします。

ラリー・カールトン『夜の彷徨(さまよい)』
(国内CD WPCR-28001 1,100円税込)

1978年発表、フュージョンの大名盤ですね。
ドラムスにジェフ・ポーカロ、キーボードにグレッグ・マティソン、ベースにエイブラハム・ラボリエル(ポール・マッカートニー・バンドで近年ドラムを担当しているのは、この人の息子)などが、参加しています。

ラリー・カールトンは、2022年6月に来日が決定しています。
横浜、東京、大阪のビルボード・ライヴで、計7日間の公演が予定されています。

なんと、この公演は、ファースト・ステージがクルセイダーズの曲、セカンド・ステージはスティーリー・ダンの曲を中心に演奏するそうです。WOW!
ファースト・ステージもセカンド・ステージも両方観たいですね。
アンコールは、このアルバムの1曲目「ルーム335」でしょうか。森 勉



2022年5月10日(火) Graham Nash 「Military Madness」(Live)

昨日紹介した映画『ローレル・キャニオン 夢のウエストコースト・ロック』では、CSN(クロスビー、スティルス&ナッシュ)に関する興味深いエピソードがたくさんありました。
3人がハーモニーを初めて重ねた時の話や、1stのジャケット撮影に纏わる逸話も伝説的でしたね。

ジョニ・ミッチェルとグラハム・ナッシュが一緒に住んだ家のことを歌った「Our House」、ジョニがウッドストック・フェスの話を聞いて作った「Woodstock」も印象に残る場面でかかりました。もう1度、劇場でじっくり楽しみたいです。

さて、グラハム・ナッシュの新しいライヴ盤がこの度発売されました。

Graham Nash『Live:Songs For Beginners/Wild Tales』
(輸入CD Proper Records PRPCD161)

グラハム・ナッシュの1971年発表ソロ1stアルバム『Songs For Beginners』、1973年発表2ndアルバム『Wild Tales』の楽曲を、現在の彼のバンドで再現した2019年ライヴ録音盤です。

ナッシュの右腕とも言えるギタリストで、ピーター・バラカンさんの実弟でもあるShane Fontayneを中心としたバンド・サウンドは、ナッシュの切実なメッセージを力強く響かせています。

今日のこの1曲は、戦争における軍隊の狂気と、その愚かさを歌った「Military Madness」を。森 陽馬



2022年5月9日(月) Joni Mitchell 「California」

ゴールデン・ウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?

僕は音楽映画三昧!
中でも印象に強く残ったのが、
映画『ローレル・キャニオン 夢のウエストコースト・ロック』でした。


ジョニ・ミッチェル、ザ・バーズ、CSN&Y、ママス&パパス、ドアーズ、タートルズ、フランク・ザッパ、リンダ・ロンシュタット、ボニー・レイット、J.D.サウザー、ジャクソン・ブラウン、イーグルス、etc...
ロサンゼルスのハリウッド・ヒルズ近郊に位置するローレル・キャニオンには、1960年代から70年代半ばにかけて、多くのミュージシャンが住んでいました。
本作は、当時の映像、写真、インタビューで綴った、ウエストコースト・ロックのドキュメンタリー映画です。

興味深いエピソードや貴重な映像、そして、好きな曲がたくさんかかり、とても楽しめました。
また、それらの曲が「人と人の繋がりや様々な出会いがあって、生まれた音楽なのだ」、ということが実感できて、改めて感動しました。

本作では、デヴィッド・クロスビーの人脈と、ママ・キャスの大らかさが、キーポイントとして描かれていましたね。
今日のこの1曲は、クロスビーとの付き合いがきっかけでデビューを果たした、ジョニ・ミッチェルの楽曲を。森 陽馬

★掲載ジャケットは、ジョニ・ミッチェル『Blue』(1971)制作時のデモやBBC音源などで構成された編集盤。
RECORD STORE DAY 2022に、限定アナログ・レコードで発売されました。
2019年に亡くなったエリオット・ロバーツ(ジョニのマネージャーだった)へ捧げられています。
Joni Mitchell『BLUE HIGHLIGHTS』(輸入LP RHINO R1-671028)



2022年5月8日(日) 水原弘 「黄昏のビギン」

永六輔作詞、中村八大作曲の名曲「黄昏のビギン」で、一番有名なヴァージョンは、ちあきなおみでしょうか。

1991年にシングルとして発売、京成電鉄のCMとしても使用され、その後、ちあきなおみの再評価があったり、ネスカフェのCMにも使われたりで、彼女のベスト盤には欠かせない曲となりました。

2000年以降、たくさんの歌手にカヴァーされている「黄昏のビギン」ですが、オリジナル・ヴァージョンのことは意外と知られていないかも・・・。

オリジナルの歌手は水原弘。
1959年「黒い花びら」が大ヒットし、その第2弾シングル「黒い落葉」のB面曲として世に出たのが最初でした。

当時まだ小学生だった僕は、親が好きで電蓄でよくかけていた「黒い花びら」は記憶にあるのですが、セカンド・シングルの曲はあまり覚えがありません。

それから30余年、やっと水原弘の「黄昏のビギン」を聴くことができたわけですが、さすが長い年月、永続聴取可能な六八コンビの曲だな、と思う今日この頃です。森 勉

★掲載ジャケットは、六八コンビの名曲が、オリジナルの歌手で20曲収められているコンピCDです。
水原弘、坂本九、ジェリー藤尾、弘田三枝子、坂本スミ子他『永六輔・中村八大 傑作集』
(国内CD TOCT-11145 1,572円税込)


2022年5月7日(土) Belle And Sebastian 「Unnecessary Drama」

グラスゴーの人気バンド、ベル・アンド・セバスチャンの10作目となる新作が発売になりました。

ベル・アンド・セバスチャン『ア・ビット・オブ・プリヴィアス』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック2曲収録 OLE1845CDJP 2,420円税込/LPもあり)

配信曲をまとめた作品、映画サントラ、ライヴ盤など近年リリースも色々ありましたが、オリジナル・アルバムとしては2015年発表作『Girls In Peacetime Want To Dance』以来約7年ぶり!

コロナ禍のためLAでの制作予定を断念、全編地元グラスゴーでのレコーディングは2000年作『わたしのなかの悪魔』以来なのだそうです。

先行シングル「Unnecessary Drama」が従来のバンド・イメージとは一味違う、ハーモニカの捲し立てるような音色が印象的なロックですごくかっこいい曲!

次ぐ軽やかなギター・ポップ・ナンバー「Come on Home」、ウクライナへのチャリティ・シングルとしてリリースされたゴスペル風のコーラスを取り入れた「If They're Shooting Me」など、ベルセバらしさと新しい一面を見せてくれるアルバムです。

ボーナス・トラックにはタイトル曲「A Bit Of Previous」、「Sometimes」の2曲を追加収録!東尾沙紀



2022年5月6日(金) Neil Young 「Long May You Run」

「Maybe The Beach Boys have got you now with those waves singin' Caroline.
Rollin' down that empty ocean road get into the surf on time」
多分君は今頃ビーチ・ボーイズのとりこになって、「キャロライン」を歌っていることだろう。
人けのない海辺の道を下りながら、時代の波に巻き込まれているんだろう。
(ニール・ヤング「Long may You Run」歌詞より)

海賊盤(ブートレグ)で発売されていた貴重ライヴを、最新リマスタリングを施し良質な音源でリリースする、ニール・ヤングの新しいアーカイヴ・シリーズ<オフィシャル・ブートレグ・シリーズ>(略してOBS)。

昨秋にリリースされ好評だった『カーネギー・ホール1970』(
2021年10月2日今日のこの1曲で紹介)に続き、3種がまとめて本日発売されました。

・NEIL YOUNG『DOROTHY CHANDLER PAVILION 1971』(OBS3)
・NEIL YOUNG『ROYCE HALL 1971』(OBS4)
・NEIL YOUNG『CITIZEN KANE JR. BLUES』(OBS5)

今日はこの中から、1974年5月16日、ニューヨーク/ボトム・ラインでのライヴ盤をピックアップしましょう。
NEIL YOUNG『CITIZEN KANE JR. BLUES』(OBS5)
(輸入CD Shakey Picture Records/Reprise 093624865092 国内盤発売予定なし)

ニール・ヤングの1974年といえば、隠れた名作アルバム『On The Beach』発売、そして、CSN&Yのリュニオン・ツアーがあった年ですが、その一連の出来事前にボトム・ラインでひっそり行われたライヴ。
リラックスした雰囲気で、演奏曲目も『On The Beach』収録曲+「Greensleeves」(歌詞付)など、珍しい選曲ですね。

なお、「Long May You Run」が初めて披露されたのも、この日のようです。
歌詞にビーチ・ボーイズが出てくるところで、観客から笑いがおきるのも、初演ならでは、かもしれません。森 陽馬


2022年5月5日(木) ザ・チャイチーズ 「サヨナラ」(GAOのカヴァー)

根本要(162cm)、佐橋佳幸(163cm)、難波弘之(165cm)、根岸孝旨(164.3cm)、河村"カースケ"智康(168cm)。

根本要(スターダスト・レビュー)の還暦記念で、身長の“ちっちゃい”凄腕ミュージシャンが集ったバンド。
その名も“チャイチーズ”!
2021年8月13日に東京・豊洲PITで行ったライヴが、2CD、2DVD、Blu-rayで発売されました。

ザ・チャイチーズ『噂のザ・チャイチーズ』
(国内2枚組CD COCP-41747 3,000円税込/2枚組DVD、Blu-rayの映像ソフトも発売)

収録楽曲は全て邦楽のカヴァー曲。
オリジナルにメンバー自身が演奏・編曲で関わっていた曲と、メンバーお気に入り曲で構成されています。

ザ・タイガース「シーサイド・バウンド」で始まり、ゴールデン・カップス「愛する君に」、山下達郎「Bomber」、鈴木茂「砂の女」から、小泉今日子「あなたに会えてよかった」、Cocco「強く儚い者たち」、アン・ルイス「六本木心中」など、女性歌手の名曲も、根本要さんの熱唱と、音楽愛伝わる素晴らしい演奏で楽しめます。

ブックレットの歌詞カード横には、選曲したメンバーの解説が付いているのもうれしい!
(その解説で、RC「雨上がりの夜空に」のオリジナルには、難波弘之さんが参加していることを初めて知りました。)

今日のこの1曲は、GAO「サヨナラ」のカヴァーを。
GAOのオリジナルは、カースケさんが叩いていたとのこと。要さんの歌声がピッタリ合っていますね。森 陽馬



2022年5月4日(水) ポール・リヴィア&ザ・レイダーズ 「グッド・シング」

2019年に公開されたクエンティン・タランティーノ監督、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット主演の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、とても楽しめた映画でした。

タランティーノ作品らしく、映画内で使用された音楽もいかした曲がいっぱいありました。

中でも、ポール・リヴィア&ザ・レイダーズ「グッド・シング」。
この曲は、メンバーのマーク・リンゼイとポール・リヴィア、そして、彼らのプロデューサーでもあるテリー・メルチャーの共作。

このテリー・メルチャーが、キーポイントなのです。
映画の物語に関係してくる重要な人物が、テリー・メルチャーだったりするのです。
監督のタランティーノは、そこも踏まえてポール・リヴィア&ザ・レイダーズの曲を使うことに決めたんでしょうね。

ポール・リヴィア&ザ・レイダーズ『エッセンシャル』
(国内2枚組CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-31307 3,080円税込)

このベストCDには、1965~1972年に彼らが放ったヒット曲が、タップリ36曲収録。
「グッド・シング」の他、「ジャスト・ライク・ミー」、「キックス」、「ハングリー」、「ヒア・オア・ミー」、「アイ・ハド・ア・ドリーム」、「嘆きのインディアン」など、リード・ヴォーカルのマーク・リンゼイをフィーチャーした、ポップでタイトなサウンドが満載です。森 勉



2022年5月3日(火) Trombone Shorty 「Everybody In The World」

おもちゃのサックスを手にした子供と、穏やかな表情で彼を抱えパレードを眺める母親。

この素晴らしいジャケット写真は、トロンボーン・ショーティ自身の幼少期に撮られたそうだ。

トロンボーン・ショーティ『LIFTED』
(国内CD 日本盤限定ボーナス・トラック収録 解説・歌詞付 UCCQ-1158 2,860円税込)

トロンボーン・ショーティ(トロイ・アンドリュース)は、1986年ニューオリンズ出身のトロンボーン奏者&シンガー。
2017年発表作『Parking Symphony』以来約5年ぶりのアルバムは、亡くなった母親へ捧げられた1枚だ。

前作に続き、白人シンガー・ソングライター/プロデューサーのChris Seefriedによるプロデュース。
ジャズというより、活気あるロック/ファンク的なサウンドが押し出された全11曲が収録されている。

今日のこの1曲は、5曲目「Everybody In The World」 feat New Breed Brass Bandを。
トロンボーン・ショーティの甥ジェナード・アンドリュースが在籍するNew Breed Brass Bandが参加。
賑やかなニューオリンズのセカンド・ラインに、母親への感謝の想いが伝わってくる。
自らの懐かしい想い出と共に、身体も心も熱くなるナンバーだ。森 陽馬


2022年5月2日(月) Bryan Adams 「I've Been Looking For You」

ブライアン・アダムスの15枚目となる2022年新作『So Happy It Hurts』。
ジャケット写真のように、拳を高く突き上げたくなる爽快なロックンロール・アルバムです。

Bryan Adams『So Happy It Hurts』
(輸入CD BMG 538712602)

AC/DCやデフ・レパード他、ブライアン・アダムス過去作でもプロデュースを手掛けているロバート・ジョン・''マット''・ランジが共作、演奏で5曲ほど参加。
タイトル曲や、ジョン・クリーズ(モンティ・パイソン)が曲冒頭のナレーションを担当した「Kick Ass」などハード・ポップな曲が目立ちます。60歳を過ぎてもまだまだエネルギッシュでかっこいいですね。

今日の1曲は、ジェフ・リンがプロデュースを手掛けた2015年作『GET UP』収録の「You Belong To Me」姉妹編(というかイントロ同じ?)のような軽快なロックンロール・ナンバー「I've Been Looking For You」を。

ジム・ヴァランスとの共作で、この曲の演奏はすべてブライアン自身によるもの。
ロックパイルを想起させるパブ・ロックみもあり、個人的な推し曲です。東尾沙紀



2022年5月1日(日) リンダ・ロンシュタット 「Blue Bayou」

映画『リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス』を新宿シネマカリテで鑑賞。

女性シンガー、リンダ・ロンシュタットの生い立ちから、近年の映像も含めた音楽ドキュメンタリー作品。
第63回グラミー賞で最優秀音楽映画賞を受賞した本作が、遂に劇場公開されました。

デビューして間もない頃の貴重なライヴ映像(バックにはイーグルスの面々も!)や、ニール・ヤングの前座を務め人気に火が付いた70年代中期の魅力的な姿を、たくさん見ることができてよかったです。

パーキンソン病を患い、歌手活動を引退したことは残念ですが、リンダの歌へ対する想いが、ひしひしと伝わってきました。若い方や女性にも見ていただきたい音楽映画でしたね。

今日のこの1曲は、哀愁のスローナンバー「ブルー・バイユー」を。

「気がとがめて心がざわめく。どんなときでも孤独を感じる。<中略>
あっちもこっちも切りつめて、太陽が沈んでも働いて、今より幸せなときがくるのを夢見てる。ブルー・バイユーで」
(「Blue Bayou」歌詞より)

ロイ・オービソン作(1963)のカヴァーながら、当時のリンダの心境を表しているようで、熱唱に息を呑むような思いになりました。森 陽馬

★掲載ジャケットは、「ブルー・バイユー」収録のリンダ・ロンシュタット『ライヴ・イン・ハリウッド』(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18147 2,640円税込)。


2022年4月30日(土) Art Farmer 「Crawl Space」

山下達郎のバックで知られる名ベーシストで、久々のソロ作を今月発表した伊藤広規さん。
5月1日16時頃、当店へ出没(ご来店)決定!

ソロ作をお持ちの方は、当店でお買い上げでなくても、サインを入れていただけます!
よろしければお立ち寄りくださいね。

さて、伊藤広規さんソロ作『's Wonderful』発売記念で、当店ではインタビュー・リーフレットを作成しました。
広規さんには、音楽に関することはもちろん、様々な質問に丁寧に答えていただきました。

その中で、「影響を受けたベース・プレイは?」という質問に対し、挙げていただいたうちの1つがこの曲です。

アート・ファーマー『Crawl Space』
(国内CD KICJ-2503 1,100円税込)

トランペット/フリューゲルホーン奏者、アート・ファーマーがCTIへ移籍し、1977年に発表した名作。
図太いベースは、ウィル・リー!
鍵盤のデイヴ・グルーシンが作曲&編曲。スティーヴ・ガッドのドラミングもかっこいいですね。森 陽馬



2022年4月29日(金) 小坂忠 「機関車」

小坂忠さんが、本日2022年4月29日に亡くなりました。
享年73歳。

包容力あるあの歌を、生でもう聴けないんだ、と思うと、ただただ寂しいですね。

いや、歌ではなくて、忠さんの“声”と書くべきかもしれません。
たとえば、ライヴで歌い出す前の、「どうもー」というさりげない挨拶にも、やさしさが溢れていました。

小坂忠『ほうろう 2018 SPECIAL LIVE』
(国内CD COCB-54264 3,520円税込)

今日のこの1曲は、大病を患った後、奇跡的に復帰を果たして行った2018年のライヴ盤から。
自身の人生を回顧するような、滋味深い「機関車」を。森 陽馬



2022年4月28日(木) 大貫妙子 「愛は幻」

2022年4月23日土曜日のレコード・ストア・デイ2022は、多くの方に楽しんでいただいたようです。

いろいろ売り切れてしまったものが多いのですが、まだ少し在庫があるものもございます。
今日はその中から1枚紹介したいと思います。

大貫妙子『愛は幻』 c/w「One's Love」
(7インチ・シングル・レコード CRK-1026 2,200円税込)

このシングルAB面とも1976年発表の彼女のソロ・ファースト・アルバム『グレイ・スカイズ』に収録されていた曲です。
が、シングルとして出るのは、今回が初めてなのです。

「愛は幻」はシュガー・ベイブ時代に書かれた曲で、1975年半ばあたりから、ほぼ毎回ステージ演奏されていましたが、スタジオ録音は残されていませんでした。
シュガー・ベイブ時代は、タイトルが決まっていなかったため、ずっと「ターボーの新曲」と呼ばれていた曲だったんです。ソロ・アルバム収録ということで、やっと「愛は幻」というタイトルが決定した曲でもあります。

シュガー・ベイブ時代の曲ということもあり、リズム・アレンジは山下達郎が担当。コーラス・アレンジは大貫妙子。ドラムスは上原裕、ベースは寺尾次郎、ギター(6弦&12弦)は山下達郎が参加。その他、ピアノは坂本龍一、リード・ギターは中野督夫というメンバー。
B面の「One's Love」は、細野晴臣と大貫妙子の共同アレンジ。

やっぱり、好きな曲を7インチで聴くのはいいよね。森 勉



2022年4月27日(水) Andy Partridge 「Seesaw」

アンディ・パートリッジ(XTC)が他アーティストに提供するため書いた曲をセルフ・レコーディングするシリーズ、『成功しなかった私の作曲キャリア』EP第2弾が発売されました。

Andy Partridge『My Failed Songwriting Career・Vol.2』
(輸入CD APEEP904CD)

2021年にリリースされた前作(
2021年7月30日今日のこの1曲で紹介)と同じく今回も4曲入り。
ジャケット内側には、アンディの自虐&ユーモアも込められたミニ解説と、歌詞が掲載されています。

「ある大物歌手のためにビートルズ風の曲を...」という依頼で書いた曲、男性シンガーに歌ってもらうことを意識したジャズ・ナンバー、ウォーター・ボーイズのメンバー、セッション・ドラマーラルフ・サルミンスが参加したサイケなナンバーなど。
(どの曲も諸事情で今まで世に出なかったのが勿体無いっ)

1曲目の「Seesaw」は、「スモール・フェイセスのような曲を作ってほしい」との依頼を受けて書いた曲だそう。
XTC「Playground」の''親戚''のような曲だと語る、ギター・リフが耳に残るポップ・ロックなナンバーです。東尾沙紀



2022年4月26日(火) Bonnie Raitt 「Made Up Mind」

最初の一音、イントロの数秒をかけただけで、「このアルバムはイイぞ!」と感じることがあります。

ボニー・レイットの2022年発表作『Just Like That...』は、まさにそんな1枚でした。

Bonnie Raitt『Just Like That...』
(輸入CD REDWING Records RWR080)

2021年でデビュー50周年を迎えた女性シンガー/ギタリストのボニー・レイット。
本作は、2016年発表作『Dig In Deep』(
2016年3月9日今日のこの1曲で紹介)以来、約6年ぶりのアルバムです。

レッチリの新作『Unlimited Love』もそうでしたが、長く一緒にやっているバンドの音は違いますね。
ベーシストのJames Hutchinson、ビーチ・ボーイズに在籍していたことでも知られるドラマーのRicky Fataarが屋台骨を務め、ボニーのかっこいいギターと凛々しい歌声をしっかりと支えています。

今日のこの1曲は、ブレない意志が伝わってくる1曲目「Made Up Mind」。森 陽馬



2022年4月25日(月) 大滝詠一 「夢で逢えたら」

大滝詠一が歌う「夢で逢えたら」が、2022年8月公開映画『ぜんぶ、ボクのせい』エンディング・テーマに決定!
映画の最後にどんな余韻を残しながら、「夢で逢えたら」が流れるのか、とても興味深いですね。

そのニュースに合わせて、大滝詠一「夢で逢えたら」と、ナイアガラ・トライアングルVol.2の40周年盤から「A面で恋をして」が、7インチ・アナログ・レコードで8月3日に発売されることが本日告知されました。

<2022年8月3日発売 完全限定7インチ・アナログ盤>
・大滝詠一『夢で逢えたら/FUN×4』(SRKL-3052 1,980円税込)
・NIAGARA TRIANGLE「A面で恋をして」/金沢明子「イエローサブマリン音頭(特別変)」(SRKL-3051 1,980円税込)

それぞれ先着特典で、オリジナル・ジャケット・デザイン・ステッカー付!

そして、どちらもB面に注目!
「夢で逢えたら」は、『麒麟 発酵レモンサワー』CMソングの「FUN×4』。
「A面で恋をして」は、金沢明子「イエローサブマリン音頭」の別ヴァージョンである(特別変)が収録!
2022年版最新カッティングでの7インチ・アナログ盤です。ジャケットも楽しみですね。森 陽馬

掲載ジャケットは、「夢で逢えたら」が86曲収録された、大瀧詠一作品集Vol.3『夢で逢えたら』(1976~2018)。
(4枚組CD SRCL-9693 4,378円税込)



2022年4月24日(日) Laura Nyro 「My Innocence/Sophia」

RECORD STORE DAY 2022のリリースで、僕が一番うれしかったのはこの盤です。

Laura Nyro『Trees Of The Ages - Laura Nyro Live In Japan』
(輸入2枚組LP 完全限定アナログ・レコード OVLP-431)

ローラ・ニーロが1994年2月に来日公演を行った時の貴重音源を収録したライヴ・アルバム。
海外のOMNIVORE RECORDINGSにより、初アナログ化されました。

当時、僕は渋谷ON AIR WESTでの公演を見に行っていました。
生の歌声を体感して感動、「音楽に関わる仕事をしたい」と決意させてくれた思い出深いライヴです。

ローラ・ニーロはこの来日公演の3年後、1997年に49歳で亡くなりました。
約28年の時を経ても、輝きが色褪せない彼女の歌を聴くと、忘れかけていた純粋な心が甦ります。森 陽馬



2022年4月23日(土) 一色萌 「トラブル・ボーイズ」

本日は、RECORD STORE DAY 2022でした。
ご来店、そしてお買い上げいただいたお客様、ありがとうございました!

お目当てのレコードは見つかりましたでしょうか?
テイラー・スウィフトやジョニ・ミッチェルなど、輸入盤のRSD商品一部は海外からの入荷が遅れており、来週半ば店着予定になっています。
後日再入荷するRSD商品もありますので、お探しのものございましたらお気軽にお問合せくださいね。

今日のこの1曲は、本日発売のRSD商品の中から、パブロック愛に溢れたナンバー!

一色萌『トラブル・ボーイズ/太陽を盗んだ女』
(国内7inch 完全限定盤 NRSP-7102 1,870円税込)

プログレ・アイドル・ユニットXOXO EXTREMEのメンバーであり、ソロでは“パブロック・アイドル”の異名も持つ女性アイドル・シンガー、一色萌(ひいろもえ)が、デイヴ・エドモンズ「Trounble Boys」を日本語でカヴァー!

バック演奏は、ニック・ロウが在籍していたロック・パイルのギタリスト、ビリー・ブレムナー率いるバンドが担当!
武骨なパブロック・サウンドに、一色萌によるパンチの効いた歌声がバッチリ合っています。
ミックスはマイクロスターの佐藤清喜さんで、音質&音圧も最高!

ちなみに、佐藤優介(カメラ=万年筆)作で、空中カメラがバックを務めたB面「太陽を盗んだ女」もかっこいいですよ。森 陽馬



2022年4月22日(金) 3776 「盆唄音頭」

<レコード店へ足を運び、アナログ・レコードを聴いて音楽を楽しもう!>

2008年米国で始まった、中小レコード店とアナログ・レコードファンのためのイベント、RECORD STORE DAY。
2022年は、明日4月23日(土)と6月18日(土)に開催、様々なレコードが発売されます。

当店にてアナログ・レコードを3,000円以上お買い上げの方に、先着で当店ロゴ入り特製バックをプレゼント!
←レコードも入る大きめなサイズながら、使わない時はコンパクトに丸めてしまえる便利なバック♪

ローラ・ニーロのライヴ・イン・ジャパンなど、海外のRSD商品も販売いたします。
よろしければご来店くださいね。(RSD商品のご予約・お取り置きはできませんのでご了承くださいませ。)

今日のこの1曲は、レコード愛とナイアガラ・オマージュが最も感じられる作品から!

3776『3776カレンダー』
(国内LP+同内容のCD付 完全限定盤 LX-3776-E 5,500円税込)

大滝詠一『ナイアガラ・カレンダー』のコンセプト、ジャケット&帯はもちろん、オリジナル盤に入っていたすごろく、福笑い、更には手書きの歌詞カードまで忠実にオマージュされた、究極のカレンダー・トリビュート作品!
ファンへ綴られた手紙や品番など、ここまでやるか!?とツッコミたくなるくらいのカレンダー愛が伝わってきます。
(ちなみに、収録楽曲はカヴァーではありません)

ナイアガラ・ファンには、実際に手にとってみてもらいたい1枚ですね。森 陽馬



2022年4月21日(木) はしだのりひことシューベルツ 「風」

今の時代<風>と言ったら、現在24歳のシンガー・ソングライター藤井風ということになるのでしょう。

しかし、我々の世代の<風>と言ったら、伊勢正三と大久保一久のフォーク・デュオ<風>を思い出しますが、今日は、はしだのりひことシューベルツの1969年の大ヒット曲「風」をテーマにしたいと思います。

作詞:北山修、作曲:端田宣彦の名曲です。
1960年代後半から1970年代前半にかけて、はしだのりひこは時の人と言ってもいい活躍でした。

フォーク・クルセイダーズのメンバーであり、解散後、はしだのりひことシューベルツを結成。
「風」、「さすらい人の子守唄」のヒットを出しました。
シューベルツ解散後は、女性シンガーを含めた、はしだのりひことクライマックスを結成し、「花嫁」の大ヒットが生まれています。
その後、はしだのりひことエンドレスを結成し、大ヒットとまではいきませんでしたが、「嫁ぐ日」などを発表し、活動を続けていました。

ということで、今日は風は風でも曲の方の「風」を。

はしだのりひことシューベルツ『未完成』+1
(国内CD UPCY-7198 1,980円税込)

このアルバムは1969年に発表された彼らのファースト・アルバム。
シューベルツのメンバーは、その後、ジローズで「戦争を知らない子供たち」のヒットを放つ杉田二郎、女性に圧倒的な人気がありましたが病気で亡くなってしまう井上博、そして、ライヴでのMCも担当し、はっぴいえんど、遠藤賢司などが出演した1970年<ロック反乱祭>の司会などトーク・センス抜群だった越智友嗣でした。森 勉



2022年4月20日(水) 野宮真貴 「大人の恋、もしくは恋のエチュード」

2021年にデビュー40周年を迎えた野宮真貴の新作アルバムが発売されました。

野宮真貴『New Beautiful』
(初回限定CD+Blu-ray VIZL-2055 8,030円税込/通常CD VICL-65698 3,300円税込)

「東京は夜の七時」のNight Tempoによる新ヴァージョンや、大瀧詠一作「夢で逢えたら」を鈴木雅之とのデュエットでカヴァーした2020年8月19日ライヴ音源も魅力ですが、本作のために制作された新曲5曲がどれも素晴らしい!

・④「CANDY MOON」・・・GLIM SPANKYの松尾レミ書き下ろし曲。
・⑤「おないどし」・・・横山剣が作詞・作曲・編曲したデュエット曲。
・⑥「大人の恋、もしくは恋のエチュード」・・・カジヒデキ作詞、高浪慶太郎作曲&プロデュース曲。
・⑦「Portable Love」・・・ポータブル・ロックの新曲!
・⑧「美しい鏡」・・・佐藤奈々子作詞/鈴木慶一作曲でムーン・ライダーズがバック演奏!

今日のこの1曲は、ゴキゲンなサンシャイン・ポップ・ナンバー「大人の恋、もしくは恋のエチュード」。
カジヒデキ&高浪慶太郎&野宮真貴によるコーラスは、ロジャー・ニコルスを彷彿とさせますね。

なお、アルバム・ラストには、小西康陽とステージ上で久々の共演となった「サンキュー」(2021年12月18日ライヴ音源。ピチカートファン感涙!)が収録されています。森 陽馬



2022年4月19日(火) Valerie Carter 「Indivisible」 with John Lind

2017年3月に急逝した女性シンガー、ヴァレリー・カーター。
彼女が歌っているレアな音源を纏めた編集盤『The Lost Tapes』の続編が本日入荷しました。

ヴァレリー・カーター『The Lost Tapes Vol.2』
(国内CD 長門芳郎氏による解説・歌詞・対訳付 HYCA-8036 2,640円税込)

レア音源集というと、弾き語りだったり、音質の悪い楽曲が多いイメージですが、本作は違います!
ヴァレリーの古くからの友人であったキャシー・クラッシュがプロデュースを担当。
全12曲に、素晴らしいヴァレリーの歌声と、バックの演奏がしっかり入っています。

彼女の1st&2ndアルバムを愛聴している方には、是非聴いていただきたい感動的な音源集ですね。

今日のこの1曲は、ラリー・ジョン・マクナリーとジョン・リンドの共作曲④「Indivisible」。

ヴァレリーがソロ・デビューする前に活動していたバンド、ハウディ・ムーンで一緒に組んでいたジョン・リンド(後にフィフス・アヴェニュー・バンド在籍)が、2022年1月に病気で亡くなりました。
本作の「Indivisible」は、そのジョンとヴァレリーがデュエットで歌っている貴重なヴァージョンです。森 陽馬



2022年4月18日(月) リチャード・ハリス 「マッカーサー・パーク」

ミュージック・マガジン社から出ているレコード・コレクターズ誌の今月号2022年5月号は、<60年代のロック・アルバム200>という特集です。

創刊40周年記念企画第1弾~現在の視点でのランキングで60年代をふり返る、という副題が付いています。

この企画は、創刊25周年記念の際、2007年5月号でも行われていまして、その時は25名の選者が1~25位まで選出してランキングを作るというものでした。

今回は、選者41名が1~30位までを選出するもので、前回とは多少違う結果が出ていますが、概ね一般的な60年代の名作は紹介されていると思います。紹介されてものが、100枚から200枚に増えたのは良かったと思います。

しかし、200枚もあるのに、僕が推したい60年代のアルバムがいろいろ選漏れしていました。
ということで、レコード・コレクターズ誌で選ばれていないアルバムばかりで、森勉が1~30位を選出してみました。
<Good Timin'コラム・コーナーVol.36>参照)
ヘソ曲がり的な部分もあるかもしれませんが、質の高いアルバムばかりだと思います。

今日のこの1曲は、個人的には第5位にランキングした、1968年に発表された俳優リチャード・ハリスの『ア・トランプ・シャイニング』から、「マッカーサー・パーク」を。
若きジミー・ウェッブが作詞・作曲・編曲・オーケストラ指揮を担当した、60年代の忘れてはいけない名作。森 勉

★リチャード・ハリス『ア・トランプ・シャイニング』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-15573 1,980円税込)

森勉による<60年代のベスト30>(レココレ誌で選曲されなかったアルバムのみで構成)は、
<Good Timin'>コラムVol.36の所でご覧ください。


2022年4月17日(日) M Ross Perkins 「Tired Of Me」

1987年オハイオ生まれの宅録系ポップ・シンガーソングライター、M Ross Perkins。

ポール・マッカートニー、ニルソン、エミット・ローズ、キンクス、ブライアン・ウィルソンなどが海外のレビューでは引き合いに出されることの多い彼の2022年発表2作目が、Karma Cheif/Colemine Recordsからリリースされました。

M Ross Perkins『E Pluribus M Ross』
(輸入CD Karma Chief/Colemine KCR-12012 / 輸入LPもあり)

前作ではサイケ・フォーク/ロックなイメージが強かったのですが、今作ではポップ度もバンド感もよりアップ♪

ビートルズからの影響がアレンジの其処此処に散りばめられていたり、リック・ネルソン「It's Up To You」ぽい曲があったり(店長談)、彼が書く楽曲、サウンドは60~70年代ブリティッシュ・ロックやアメリカン・ポップスの要素が感じられます。

まったりとしたヴォーカル&ハモリも派手さはないのですが、耳馴染みが良くずっとリピートしてしまいます。

本日は60'sブリティッシュ・グループのようなメロディの「Tired Of Me」を今日のこの1曲に。東尾沙紀



2022年4月16日(土) Molly Tuttle & Golden Highway 「Big Backyard」 feat Old Crow Medicine Show

<2022年を代表するブルーグラス・アルバム>といえば、PUNCH BROTHERS『Hell On Church Street』(2022年1月14日今日のこの1曲で紹介)になるでしょう。
演奏、歌、アレンジ、どれもが21世紀のブルーグラス現在進行形を実感させてくれる作品でしたね。

その兄妹盤として語られることとなりそうな作品が、この度発売されました。

Molly Tuttle & Golden Highway『Crooked Tree』
(輸入CD nonesuch 075597911794)

1993年生まれ、2019年デビューの若きブルーグラス・レディー、モリー・タトルがnonesuchレーベルへ移籍!
本作はその第1弾作品であり、彼女の通算3枚目のフル・アルバムです。

名ドブロ奏者ジェリー・ダグラスが共同プロデュースを担当。
よりグレード・アップした存在感と、活き活きとした力強さを感じさせる1枚に仕上がっています。

今日のこの1曲は、Old Crow Medicine Showをfeatした4曲目「Big Backyard」を。
⑫「Side Saddle」にGillian Welch、⑧「Over The Line」にSierra Hull、③「Dooley's Farm」にはBilly Stringsが参加し、Mollyの門出を華やかに彩っています。森 陽馬



2022年4月15日(金) KAN 「愛は勝つ」

<レコード店へ足を運び、アナログ・レコードを聴いて音楽を楽しもう!>

2008年米国で始まった中小レコード店とレコード・ファンのためのイベント、
RECORD STORE DAY
2022年は、グローバル・アンバサダーにテイラー・スウィフトを迎え、4月23日(土)と6月18日(土)に行われます。

今年のリリース・アイテムは
こちら。(RECORD STORE DAY公式ページ参照)
当店にてRSD商品をお買い上げの方には、ささやかなオマケも差し上げる予定です。
よろしければ、ご来店くださいね。
(RSD商品はご予約を受け付けておらず、通販も一定期間行いませんのでご了承くださいませ。)

4月23日に店頭出しされる国内RSD商品で、初アナログ化の注目盤といえばこの1枚!

KAN『愛は勝つ』
(国内7inch 限定盤 PROT-7173 1,980円税込)

1990年の大ヒット・シングル!
発売当時はCDに移行していたため、30年以上の時を経て、初アナログ化です。
「カラオケで歌った!」という方、発売時はまだ生まれていないという若い世代も、要チェック!森 陽馬



2022年4月14日(木) James Taylor 「Fire And Rain」

雑誌POPEYE(ポパイ)のサイト、POPEYE Webに掲載されているTown Talkコーナーにて、PET SOUNDS RECORDが1ヶ月限定コラムを担当させていただくことになりました。

2022年4月13日(水)から5月4日(水)まで毎週水曜日、計4回掲載される予定です。
(このTown Talkコラム、先月は鈴木茂さん、今月は吾妻光良さんも書いています。)
よろしければご覧になってみてくださいね。

さて、コラム第1回目の回で、「大好きなジェイムス・テイラーの歌を聴きながら、~」と記しました。

「僕は炎をくぐりぬけてきたし、雨にも打たれてきた。でも、いつだって、君とはまた出逢えると思っていたんだ。」
(ジェイムス・テイラー「Fire And Rain」歌詞の一節より)

1970年ビルボード・シングル・チャート3位を記録した「Fire And Rain」は、自殺した友人、そして、自身のうつ病&ドラッグ中毒の苦悩が反映された1曲です。

この歌を聴くと、切なく辛い想い出が、大切な懐かしい記憶と共に、心へ浮かんでくるのです。森 陽馬

★掲載ジャケットは、ジェイムス・テイラーの1970年発表アルバム『Sweet Baby James』。
「Fire And Rain」は、ベスト盤や『The Warner Bros 1970-1976』(6CD)にも収められています。



2022年4月13日(水) April March 「Open Your Window Romeo」

80年代半ばから活動しているアメリカ人女性シンガー、エイプリル・マーチ。(お誕生日もエイプリル)

レコード・ストア・デイ2021にてLPのみでリリースされたサニー・ポップな最新作が新装ジャケ、仏/英語の新規ライナーノーツ、ボーナス・トラック2曲が追加され、CD化されました。

April March『In Cinerama』
(輸入CD ominovore recordings OVCD-478)

Fuguとしての活動で知られるフランスの男性シンガーソングライター、Mehdi Zannad(メディ・ザナド)共同プロデュース。
生のブラスやストリングスを取り入れたアレンジが軽やかで、コーラス(ビーチ・ボーイズがお手本かな?という曲も)もふんだんに入っており、曲もキャッチー♪

2020年に亡くなったドラマーのトニー・アレン、バック・コーラスにはブライアン・ウィルソンの元妻マリリン・ウィルソン、ぺトラ・ヘイデンなどが参加しています。
③「Open Your Window Romeo」という曲ではショーン・オヘイガン(ハイ・ラマズ)がストリングス・アレンジを担当。
ドラマチックな弦の響き、聴きものです。

2021年4月に閉鎖されたハリウッドの有名な映画館<シネラマ・ドーム>らしき建物が裏ジャケットに描かれています。
彼女にとっても思い出の場所だったのかもしれませんね。東尾沙紀



2022年4月12日(火) 伊藤広規 「Driving Music」

山下達郎、竹内まりやのバックで知られる名ベーシスト、伊藤広規さん。
約12年ぶりのオリジナル・ソロ・アルバム『's Wonderful』が、本日から店頭販売開始!好評発売中です。

伊藤広規『's Wonderful』
(CD KOKI-019 3,300円/アナログLP 限定カラー盤 KOKI-018 5,500円税込)

当店にてお買い上げの方に、<伊藤広規Music Story生解説&時空を超えたドラムセパレートリミックス>が聴けるQRコード付スペシャル・ステッカーを先着でプレゼント!

更に、伊藤広規さんへ独占インタビューを敢行!
様々な質問に答えていただき、発売記念リーフレットを作成いたしました。
素晴らしいアルバムを聴きながら、お楽しみいただければ幸いです。

なお、アルバム収録曲に関しては、CDのブックレットに、広規さんご本人による詳細な解説が付いています。
そちらも是非ご覧くださいね。

今日のこの1曲は、旅に出たくなるようなインスト・ナンバー2曲目「Driving Music」を。
1990年頃に作った曲だそうで、青山純(ドラムス)、松下誠(ギター)が参加しています。森 陽馬



2022年4月11日(月) スパンキー&アワ・ギャング 「ライク・トゥ・ゲット・トゥ・ノウ・ユー」

その曲が流行していた当時は、普通にいい曲と思って聴いていたものが、時が経って聴き手にも知恵がつき、その曲の隠れていた深みがわかることが多くあります。

今日はそんな曲を。

スパンキー&アワ・ギャングは、1966年頃、シカゴで結成された女性ヴォーカリストを含む6人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループです。

スパンキー&アワ・ギャング『ライク・トゥ・ゲット・トゥ・ノウ・ユー』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-15575 1,980円税込)

このアルバムは、「サンデー・モーニン」、「ライク・トゥ・ゲット・トゥ・ノウ・ユー」、2曲のヒット曲を収録した1968年発表の第2作目。

ノスタルジックな雰囲気を散りばめながら、凝ったサウンド作りとたくさんのアイディアが入ったコーラス・ワークが堪能できるアルバムです。
ソフト・ロック・テイストも含まれているので、そんなファンの方にも楽しめる1枚だと思います。

先に挙げた2曲のヒット曲のモノラル・シングル・ミックスなど4曲のボーナス・トラック入り。森 勉



2022年4月10日(日) Michelle Willis 「How Come」 feat Michael McDonald

デヴィッド・クロスビーの作品に参加し、ベッカ・スティーヴンスやスナーキー・パピー等とも交流がある女性シンガー、ミシェル・ウィリスのオリジナル・アルバムは、深遠な夢を見せてくれる1枚だ。

ミシェル・ウィリス『Just One Voice』
(国内CD 渡辺亨氏による解説・歌詞付 RPOP-10036 2,640円税込)

ミシェル・ウィリスは、1986年英国生まれのカナダ/トロント育ちで、現在はニューヨーク/ブルックリンを拠点に活動している女性シンガー・ソングライター。

デヴィッド・クロスビー『Lighthouse』(2016)、『Here If You Listen』(2018)を手掛けたFab Dupont(ファブ・デュポン)との共同プロデュースによる2022年発表本作は、デヴィッド・クロスビーやベッカ・スティーヴンスも参加している。

今日のこの1曲は、マイケル・マクドナルドがヴォーカルで参加している7曲目「How Come」を。
曲の中盤、響き合う多重コーラスによって、独創的に躍動する展開が出てくる。
その瞬間は、眠っていた感情が華やかな色彩に染められ、夢から現実へ突き抜けるかのようだ。森 陽馬



2022年4月9日(土) Daryl Hall 「Can We Still Be Friends」 with Todd Rundgren (Live From Daryl's House)

『LIVE FROM DARYL'S HOUSE』(ライヴ・フロム・ダリルズ・ハウス)は、ダリル・ホールがホストとなり、友人のミュージシャンを招いて、トークやセッションを楽しむ映像番組。
2007年頃からネット配信&TV放映されている人気のプログラムで、珍しい共演やパフォーマンス、興味深いカヴァーもあり、とっても面白いんですよね。

この度発売されたダリル・ホールのソロ・キャリアを包括したベスト・アルバムには、彼のシングル・ヒット曲等に加え、『LIVE FROM DARYL'S HOUSE』の音源が8曲公式収録されています。

ダリル・ホール『Before After』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック1曲追加収録 解説・歌詞・対訳付 SICP-6447 3,300円)

今日のこの1曲は、トッド・ラングレンがゲスト参加した「Can We Still Be Friends」を。
トッドの1978年発表作『Hermit Of Mink Hollow』に収録されていたグッド・メロディーに、ダリル・ホールのソウルフルな歌声が沁みるナイス・カヴァー!

ルビー&ザ・ロマンティックスのカヴァー「Our Day Will Come」(邦題:燃ゆる初恋)も聴きものです。森 陽馬



2022年4月8日(金) kiss the gambler 「Fresh」

昨日紹介した雷音レコードの新アイテム、KiQに続きまして、本日はkiss the gamblerを。

kiss the gamblerこと<かなふぉん>は、2018年から下北沢を拠点に活動しているシンガーソングライター/鍵盤奏者。
飾り気のない飄々とした歌声と、どこかノスタルジックなメロディ、和めるバンド・サウンドがクセになります。

彼女が2021年8月に発表した1stアルバム『黙想』に収録されている「Fresh」が7インチでリリースされました。

kiss the gambler「Fresh/サマーサンライズ(Acoustic ver.)」
(7inchレコード 限定盤 RHION-27 1,500円税込)

「Fresh」は彼女が社会人になって初めて後輩が出来た辛い時期のことを歌った曲とのこと。
小気味良いキャッチーなメロディに見え隠れする繊細な詞も彼女の魅力の1つです。

B面は同じく1stアルバム収録の「サマーサンライズ」アコースティックver.をカップリング。
この盤でだけ聴ける貴重なヴァージョンです。

4月23日のレコード・ストア・デイにて、彼女の1stアルバム『黙想』が雷音レコードよりLP化!
CDとはジャケット違い、ブルー・カラー盤です。女性シンガー、雷音レコード・ファンの方要チェックです。東尾沙紀


2022年4月7日(木) KIQ 「あたちぱ」

<RHION IS BACK!>

イラストレーター本秀康によるレコード・レーベル、雷音レコード。
約2年ぶりとなる7インチ・レコードが2タイトル(KIQとKiss the gambler)、同時リリースされました。

どちらも、アナログ愛に溢れたジャケット&インナー・スリーブが素敵ですね。
今日紹介するのはこちら!

KIQ『あたちぱ/バルーン・バルーン・バルーン』
(7inchレコード 限定盤 RHION-26 1,500円税込)

KIQ(ききゅう)は、余命百年のやまのは(ボーカル、ギター)を中心に2021年結成されたロック・バンド。

はっぴいえんどとゆらゆら帝国が結婚して令和に産み落とされたような独特な世界観!
礒部智(ベース)、照沼光星(ドラム)、三ツ野大貴(ギター)によるバックの演奏は、浮遊感あってかっこいい!

今日のこの1曲A面「あたちぱ」は、サビの「あたちぱ」という不思議な言葉が耳に残るナンバーです。森 陽馬



2022年4月6日(水) アール・クルー 「Long Ago And Far Away」(遠い昔)

ガット・ギターを軽快に奏でるアール・クルーの音楽は、何年経っても新鮮に響いてきます。

アール・クルー『フィンガー・ペインティング』
(国内CD 日本語解説付 UCCU-5802 1,650円税込)

このアルバムは、1977年録音・発表のブルー・ノート・レーベルでの3枚目。
フュージョン界の一流どころをバックに、アコースティック・ギターでグルーヴ感あふれる作品を生み出したのは、プロデューサーのデイヴ・グルーシン&ラリー・ローゼンのセンスだったのでしょう。

アール・クルーのオリジナル曲「ドクター・マクンバ」、「キャサリン」(LPレコード時代のA面1曲目とB面1曲目)も、とてもいい味が出ていますし、オーリアンズのカヴァー「ダンス・ウィズ・ミー」も人気曲ですが、今日は「ロング・アゴー・アンド・ファー・アウェイ」(遠い昔)を。

1971年にジェイムス・テイラーが発表した名作『マッド・スライド・スリム』に収録され、シングル・カットもされた美しい旋律をもったバラード曲をカヴァーしたものです。

デイヴ・グルーシンのキーボード、リー・リトナーのエレクトリック・ギター、アンソニー・ジャクソンのベース、ハーヴィー・メイスンのドラムス、ラルフ・マクドナルドのパーカッション、そして、アール・クルーの優しい音色のギター。
至福の5分30秒です。森 勉



2022年4月5日(火) Red Hot Chili Peppers 「Aquatic Mouth Dance」

4月1日に発売されてから、毎日店頭でかけているレッチリの約6年ぶり新作『アンリミテッド・ラヴ』。
繰り返し聴く毎に、好きな曲が変わっていく充実の1枚に仕上がっています。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『Unlimited Love』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック収録全18曲 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18503 2,860円税込)

リック・ルービンがプロデュースを担当。
ジョン・フルシアンテが復帰して、彼らしいギター・ソロを随所に聴かせてくれます。

更に、現代主流になっているデジタルではなく、アナログ・テープでの録音!
生々しいバンド演奏が、奥行ある音質で真空パックされているのも魅力ですね。

今日のこの1曲は、フリーのベースから始まる3曲目「Aquatic Mouth Dance」。
新進気鋭の黒人サックス奏者Josh Johnson、トロンボーン奏者Vikram Devasshall他、ホーン&パーカッションが加わり、ファンキー&グルーヴィーに展開していくかっこいいナンバー!

ちなみに、本作のアナログ盤は今週末4月8日頃入荷予定。
低音が響くアナログ盤を、大音量でかけて楽しみたい作品ですね。森 陽馬



2022年4月4日(月) Mamas Gun 「You're Too Hip (For Me Baby)」

新型コロナの影響で延期となっていた第64回グラミー賞授賞式が4月3日(日本時間4日午前)、ラスベガスにて開催。
主要4部門のうち、シルク・ソニックが<年間最優秀レコード>、<最優秀楽曲賞>を受賞!
彼らが授賞式のオープニングで披露した「777」のパフォーマンスも話題ですね。

本日は、シルク・ソニックお気に入りの方にも是非チェックしていただきたい新譜ソウル・アルバム!

ヤング・ガン・シルヴァー・フォックスとしても活動しているアンディ・プラッツが在籍するUKの5人組ソウル・バンド、ママズ・ガン。約4年半ぶり、5枚目となる新作が発売されました。

ママズ・ガン『キュア・ザ・ジョンズ』
(国内CD 解説・歌詞付 ボーナス・トラック1曲収録 PCD-94101 2,640円税込)

前作『ゴールデン・デイズ』同様、70年代ソウル・テイストの楽曲/生音にこだわったサウンドは引き継がれ、今作ではファルセット&ハーモニーを多用したスウィートで味わい深いナンバーが並んでいます。

切なく美しいバラード「When You Stole The Sun From The Sky」、ビル・ウィザースへのオマージュ・ソング「Looking For A Moses」、グルーヴィーなキラー・チューン「Winner's Eyes」(ギター・ソロ良い!)、マーヴィン・ゲイやカーティス・メイフィールドを彷彿とさせるものなど、バンドのルーツを更に掘り下げた成熟したサウンドと歌声を聴かせてくれます。

今日の1曲はソウル・コーラス・グループのような甘いハーモニーにうっとり...「You're Too Hip (For Me Baby)」を。
東尾沙紀



2022年4月3日(日) Silk Sonic 「Put On A Smile」

本日18時から放送されたinterFMラジオ番組『Barakan Beat』を聴いていたら・・・。
Iさんからのリクエストで、「元気がでるファンク・ナンバーをPET SOUNDS RECORDの森陽馬へ」、というお便りが読まれました! Iさん、ありがとうございます!! 元気が出ました!

リクエスト曲が何だったかは、聴いてのお楽しみということで。
番組後半19時からは朝妻一郎氏がゲスト出演していますので、よろしければradikoでチェックしてみてください。

さて、その御礼ということで、Iさんへこの曲を捧げましょう。
2021年に発表されたソウル・ミュージックお気に入り盤、シルク・ソニックのアルバムから「Put On A Smile」。

シルク・ソニック(ブルーノ・マーズ&アンダーソン・パーク)『An Evening With Silk Sonic』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18451 2,200円税込)

70'sヴィンテージ・ソウルと、現在進行形の音楽が融合した奇跡的な作品。
この曲には、ブーツィ・コリンズ、ベイビー・フェイスもゲスト参加しています。

ちなみに、シルク・ソニックのアナログLPが、2022年8月に発売決定しました。
アナログ盤は出ていないのか?と多くの方から問い合わせを頂いていましたが、遂に出ます!
ソウル・ファン、アナログ好きの若いリスナーは要チェックですね♪ 森 陽馬

<2022年4月4日追記>
★祝!シルク・ソニックの本作がグラミー賞最優秀レコード賞&楽曲賞を受賞!



2022年4月2日(土) ジャッキー・デシャノン 「スモール・タウン・トーク」

ジャッキー・デシャノンは、十代の頃からシンガーとしてもソングライターとしても大活躍でしたが、今日紹介するのは、彼女が30歳の頃に発表したアルバムです。

ジャッキー・デシャノン『ユア・ベイビー・イズ・ア・レイディ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-14867 1,257円税込)

インペリアル・レーベルからアトランティックへ移って2枚目のアルバムです。
シングル・ヒットは出ていない時期ですが、アルバムは意欲的な所が感じられる作りになっています。

バックには、スティーヴ・ガッド、コーネル・デュプリー、リチャード・ティー、ヒュー・マクラッケン、ラルフ・マクドナルドが参加し、ニューヨークで録音されています。

今日は、1972年にボビー・チャールズがベアズヴィル・レーベルから出した名作に入っていた「スモール・タウン・トーク」のカヴァーを。
ボビーとリック・ダンコの共作曲です。ジャッキーのしゃがれた声にも合っている曲だと思います。森 勉



2022年4月1日(金) 山下達郎 「俺の空」

山下達郎、待望の新作が6月22日発売決定しました。

<6月22日発売>
山下達郎『SOFTLY』
(初回限定2CD 4,400円税込/通常盤 3,300円/アナログ2LP 4,620円/カセットテープ 3,300円)

2011年発表作『Ray Of Hope』から、約11年ぶりのオリジナル・アルバムです。
タイトル『SOFTLY』には、「この動乱の時代を音楽で優しく・柔らかく包み込みたい」との思いが込められています。

映画『陽だまりの彼女』主題歌「光と君へのレクイエム」、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』主題歌「REBORN」、TBSドラマ『グランメゾン東京』主題歌「RECIPE」等のシングル曲以外に、サンデー・ソングブックで最近オンエアされた反戦歌の新曲「OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)」も収録された全15曲。
約3年ぶりの全国コンサート・ツアーも決定(6月11日から開始!)して、楽しみですね。

今日のこの1曲は、11年前の『Ray Of Hope』から、反骨のナンバー「俺の空」を。
この11年で、高いマンションが更に多く建築されて、武蔵小山の空も随分と狭くなってしまいました。森 陽馬

通販コーナーにて予約受付中。


2022年3月31日(木) ピーター、ポール&マリー 「花はどこへ行った」

ピーター、ポール&マリーは、1960年代に何度か来日しましたが、残念ながら生のステージを見るチャンスはありませんでした。
当時、レコードはコンパクト盤を中心に何枚か買ったんですが・・・。

でも、よくテレビ出演してくれていたので、レコードではないライヴ感覚の歌と演奏を楽しむことができた時代でした。
ピーターさんとポールさんの見事なアルペジオ奏法を見て、自分でも弾いてみたいと思ったのですが、結局ギターはあまり上達せず、自分は聴く人に徹しようと思うことになりました。

さて、今日はそんなピーター、ポール&マリーの曲の中から、「花はどこへ行った」(Where Have All The Flowers Gone)を。

ピート・シーガーが作った反戦歌です。
キングストン・トリオやブラザーズ・フォアなど、いろんな人が歌っていますが、今日はPPMで。森 勉

ピーター、ポール&マリー『ヴェリー・ベスト・オブ・ピーター、ポール&マリー』
(国内CD 英文ライナー訳・歌詞・対訳付 WPCR-14490 2,075円税込)



2022年3月30日(水) Rex Orange County 「Open A Window feat.Tyler,The Creator」

本国イギリスのみならず、世界的人気の若きシンガーソングライター、アレックス・オコナーの1人ユニット、レックス・オレンジ・カウンティ。

作詞・作曲・演奏・録音などすべて自身で手掛けてきた彼の最新作はベニー・シングス共同プロデュース!
約2年ぶり、4枚目となる新作『フー・ケアーズ?』がリリースされました。

レックス・オレンジ・カウンティ『フー・ケアーズ?』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック1曲収録 SICP-6443 2,640円税込)

2017年発表のシングル「Loving Is Easy」で既にコラボレーションを果たしている2人ですが、今作ではベニーが曲作りやアレンジ、録音、演奏などで全面参加しています。
「彼(ベニー・シングス)がいなければ僕のキャリアはなかった。」と語るほどベニーの音楽に影響を受けているアレックス。歌い方や楽曲の雰囲気もどこか似ているし、相性はバッチリ♪といった感じです。

弱気な詞が多いですがメロディやサウンドは軽やか。
ベニーのプログラミングによるストリングスが多くの曲で取り入れられているのも印象的です。
本日は、タイラー・ザ・クリエイターをフィーチャーした②「Open A Window」を今日の1曲に。
ベース・ライン(演奏:Joe MacLaren)が耳に残る1曲です。東尾沙紀



2022年3月29日(火) Dinosaur Jr 「Raisins」(Live)

シネマート新宿にて、映画『ダイナソーJr/フリークシーン』と、『実演!バグ/ダイナソーJr』を連続鑑賞。

映画『ダイナソーJr/フリークシーン』は、ダイナソーJrの貴重映像や発言で綴られた音楽ドキュメンタリー作品。
フランク・ブラック(ピクシーズ)、キム・ゴードン(ソニック・ユース)、ボブ・モールド(ハスカー・ドゥ)が語るバンド論や、J・マスキスがバンド結成前にドラムを練習する際、「ドラム・セットのそばにプレイヤーを置き、ハードコアの曲に合わせて叩いた。早く演奏するため、33回転のレコードを45回転で再生していた。」という話が、興味深かったです。

『フリークシーン』公開記念!として限定上映されている
『実演!バグ/ダイナソーJr』は、2011年6月ワシントンで行われた、1988年発表3rdアルバム『BUG』全曲再現ライヴの映像。
これが、なかなかの爆音上映!
日々のストレスや不安、モヤモヤした気持ちを吹き飛ばすような心地良い轟音が最高でしたね。
ラストにアンコールでやった「Raisins」には感動したなぁ。

今日のこの1曲は、『Where You Been』(1993)のデラックス盤ボーナス・ディスクに収録の「Raisins」ライヴ音源を。
この時期のライヴはオリジナル・メンバーではありませんが、これはこれでかっこいい!

ダイナソーJr『Where You Been』(Deluxe Expanded Edition)
(輸入国内仕様CD AW-061 2,750円税込)

ちなみに、「Raisins」オリジナルが収録されている1987年発表2nd『You're Living All Over Me』は長らく廃盤状態。メンバー自身も最高傑作と評している名盤なので、いつか再発されるといいですね。森 陽馬



2022年3月28日(月) 伊藤広規 「A*I Groovy Game "YASAGURE"」

山下達郎のバックで知られる名ベーシスト、伊藤広規。
約12年ぶりのオリジナル・ソロ・アルバムが4月13日に発売されます。

伊藤広規『's Wonderful』
(2022年4月13日発売 CD KOKI-019 3,300円税込/アナログLP 限定カラー盤 KOKI-018 5,500円税込)

こちらを当店にてお買い上げの方に、伊藤広規music story生解説付QRコードが入った's Wonderfulステッカーを先着で差し上げることが決定しました。

ロック・スピリット溢れるグルーヴィーなベース・プレイが楽しめるインスト作品です。
山下達郎の新作も楽しみですが、是非こちらもチェックしてくださいね。

今日のこの1曲は、本作8曲目に収録されている「A*I Groovy Game "YASAGURE"」。
盟友・青山純と1980年にカセットレコーダーで録音していたリズム・セッション音源で、『JOY』に収録されている「メリー・ゴー・ラウンド」での掛け合いのような、熱いヴァイヴを感じさせてくれます。森 陽馬



2022年3月27日(日) シュガー・ベイブ 「こぬか雨」(ライヴ)

3月31日と4月1日はなんの日?

僕にとっては、シュガー・ベイブの解散記念日です。

彼らのラスト・ライヴが、荻窪ロフトで1976年3月31日(水)と4月1日(木)に行われました。
当初の発表は3月31日だけでしたが、会場に収容しきれないくらい人が集まってしまったために、急遽そのあぶれてしまった人たちのために、次の日もライヴを行うことになった経緯がありました。

そんなわけで、今日はシュガー・ベイブを。
46年前の荻窪ロフトの貴重な音源を聴いてみたいと思います。

シュガー・ベイブ『ソングス』40周年2枚組仕様
(国内2CD 山下達郎による解説+データ+フォト+歌詞付 WPCL-12160 3,080円税込)

2015年に発売されたこのCDには、ボーナス・トラックが15曲収録されており、解散ライヴの音源も入っています。
「パレード」、「こぬか雨」、「雨は手のひらにいっぱい」の3曲です。

今日は「こぬか雨」を。
村松邦男のリード・ギターに、ツイン・リードのような形で絡んでくる山下達郎のギター、そしてサビのところで山下のリード・ヴォーカルに絡んでくる大貫妙子のヴォーカルが、個人的なツボの聴き所です。

あれから、46年かぁ・・・。森 勉



2022年3月26日(土) マイケル・ブーブレ 「Crazy」 with Willie Nelson

フランク・シナトラ、トニー・ベネット、ディーン・マーティン、etc...。
名だたる歌手のスピリットを受け継ぐヴォーカリスト、といえば、マイケル・ブーブレでしょう。

楽曲のアレンジやジャンル問わず、包容力溢れる歌声が素晴らしいです。
そんな彼の2018年発表作『ラヴ』以来となる新作アルバム『ハイヤー』が発売になりました。

マイケル・ブーブレ『Higher』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18501 2,860円)

本作は曲毎にプロデューサーが違いますが、全体を纏めたのは、全13曲中7曲を担当したGreg Wells。
ジャズ・スタンダードから、ボブ・ディラン、サム・クックのカヴァー、現代的な新曲含め、マイケル・ブーブレらしい伸びやかな歌声が活かされた仕上がりです。

今日のこの1曲は、ウィリー・ネルソン作で、彼とのデュエットでじっくり聴かせる7曲目「Crazy」。

もうすぐ89歳を迎えるウィリー・ネルソンの味わいある歌声が沁みますね。
寄り添うように歌うマイケル・ブーブレの抑えめな声色もまた良いです。

なお、ポール・マッカートニーのカヴァーである2曲目「My Valentine」は、ポール本人がプロデュースを担当し、レコーディングにも一緒に参加したとのこと。ポール・マニアも要チェック! 森 陽馬



2022年3月25日(金) Tahiti 80 「Vintage Creem」

フランスのバンド、タヒチ80の新作が発売になりました。

タヒチ80『ヒア・ウィズ・ユー』
(国内CD 歌詞・対訳・メンバーによる各曲解説付 ボーナス・トラック3曲収録 VICP-65581 2,750円税込)

シュガー・ベイブ「DOWN TOWN」日本語カヴァーが収録され、当店でも評判となった前作『フィア・オブ・アン・アコースティック・プラネット』から、約2年半ぶり9作目となるアルバムです。

聴いていると自然に体が揺れるディスコ~シンセ・ポップ・サウンドと、タヒチ80らしいキャッチー&胸キュンなメロディが合わさった1枚♪

フロントマンのグザヴィエ・ボワイエがクラウドに上げた音にメンバーがどんどんパートを足していくという、パンデミック中ならではの新しい試みもあったようです。

本日は♪Boom Shaka Boom♪のフレーズやコーラスが耳に残る「Vintage Creem」を今日の1曲に。
ジャクソン5「I Want You Back」などを意識したという今作の中でもひときわポップなナンバーです。

国内盤にはグザヴィエ・ボワイエによる各曲解説付き。
本編の楽曲「Hot」、「Lost In The Sound」、「Zoo」のアコースティック・ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加収録されています。
東尾沙紀


2022年3月24日(木) コーコーヤ 「ノンキナトウサン」

武蔵小山近辺にある桜の隠れ名所、かむろ坂の桜も少しずつ咲き始めました。

ソメイヨシノはまだ1~2分咲きですが、かむろ坂を登りきった通りの陽光桜は満開です。
風は冷たいものの、春の訪れを感じますね。

さて、そんな春の陽気にぴったりの1枚が発売されました。

コーコーヤ『TASTE』
(国内CD HRBR-024 2,530円税込)

コーコーヤ(ko-ko-ya)は、笹子重治(ギター)、江藤有希(ヴァイオリン)、黒川紗恵子(クラリネット)の3人によるインスト・ユニット。
本作は、2013年発表作『トラヴェローグ』(
2013年10月29日今日のこの1曲で紹介)以来、約9年ぶりとなるオリジナル4thアルバムです。

ブラジルのショーロを下敷きにしつつ、心地良いアンサンブルと郷愁誘うメロディーで紡がれた14曲を収録。
CDをかけていると、穏やかな雰囲気になり、ほのぼのとした心持ちで安らげます。

今日のこの1曲は、笹子重治さんが作曲した13曲目「ノンキナトウサン」を。森 陽馬



2022年3月23日(水) 優河 「灯火」

「どこへも行かないで この愛の海に浮かび 夜明けのような あなたのそばにいたい。
~ 灯火踊る夜は 彼方に想い馳せて 手のひら触れるように 心を重ねあえたら」
(優河「灯火」歌詞より)

石橋凌と原田美枝子を親に持ち、2011年にデビューした女性シンガー・ソングライター、優河。
本作は、TBS系金曜ドラマ『妻、小学生になる。』の主題歌「灯火」を収録した、彼女の新作アルバムだ。

優河『言葉のない夜に』
(国内CD YUGA-1001 2,750円税込/アナログLPは2022年6月発売予定)

哀しさ、切なさ、そして、愛の温かさ、優しさが込められた全10曲。

2018年頃から活動を共にしている魔法バンド(千葉広樹、岡田拓郎、谷口雄、神谷洵平)の演奏は、優河の求心力ある歌声をより深遠に響かせている。

「灯火」によって、優河という歌い手の存在が広く知られることとなったが、彼女の歌を必要としている人は、まだまだいるはずだ。森 陽馬


2022年3月22日(火) みらん 「低い飛行機」

映画『愛なのに』を新宿武蔵野館で先日鑑賞。

『愛なのに』は、『愛がなんだ』『街の上で』の今泉力哉が脚本を手掛け、城定秀夫が監督を務めた恋愛青春映画。
モヤモヤする展開で、ツッコミどころも満載の物語ですが、さとうほなみ(ゲスの極み乙女のドラマー、ほないこか)と、中島歩(ダメ男ぶりが最高!)の演技は見どころタップリでした。
『猫は逃げた』(今泉力哉監督、城定秀夫脚本)に繋がる猫も出てきます。今泉作品お好きな方は要チェックですね。

さて、『愛なのに』のエンディングに主題歌としてかかったのが、みらん「低い飛行機」でした。

みらんは、1999年生まれ兵庫県出身女性シンガー・ソングライター。
「低い飛行機」は、曽我部恵一がプロデュースとミックスを担当しています。

この曲が収録されたデビュー・アルバム『Ducky』がP-VINEから好評発売中。

みらん『Docky』
(国内CD PCD-94089 2,640円税込)

弾けるような彼女の歌声と青春迸るサウンドが素晴らしい!
“令和のaiko”と表現したくなる活き活きとした真っ直ぐな歌に、グッときました。森 陽馬



2022年3月21日(月) マイケル・マクドナルド with パティ・ラベル 「オン・マイ・オウン」

1980年代は洋楽のデュエット・ヒットがとても多かったですね。

今日はそのデュエットでも、ロック系のミュージシャンとソウル系のミュージシャンが共演した曲を取り上げてみたいと思います。

ざっと思い浮かぶものを挙げてみると、
・1982年ポール・マッカートニー&スティーヴィー・ワンダー「エボニー&アイボリー」→No.1
・1983年ポール・マッカートニー&マイケル・ジャクソン「セイ・セイ・セイ」→No.1
・1984年フィル・コリンズ&フィリップ・ベイリー「イージー・ラヴァー」→No.2
・1987年ジョージ・マイケル&アレサ・フランクリン「愛のおとずれ」(I Knew You Were Waiting)→No.1
・1989年リンダ・ロンシュタット&アーロン・ネヴィル「ドント・ノウ・マッチ」→No.2

みんな大ヒットしています。
それぞれのファンの推しが相乗効果となり、さらに新しい魅力がプラスされた結果なんでしょうね。

今日のこの1曲は、そんな仲間に入る1曲です。
1986年No.1ヒットとなったマイケル・マクドナルド&パティ・ラベルの「オン・マウ・オウン」です。

曲を書いたのは、バート・バカラックとその時の奥さまキャロル・ベイヤー・セイガー。
当時から大好きな1曲です。森 勉

★掲載ジャケットは、ドゥービー・ブラザーズでのヒット曲も収録されたベスト盤。
マイケル・マクドナルド『アルティメイト・ベスト』
(国内CD 英文ライナー和訳・歌詞・対訳付 WPCR-26216 1,430円税込)



2022年3月20日(日) Moonchild 「Tell Him」 feat.Lalah Hathaway

R&B、ジャズなどをベースとしたメロウで心地良いグルーヴを生み出してきた、アンバー・ナヴラン、アンドリス・マットソン、マックス・ブリックによるアメリカの男女3人組ネオ・ソウル・バンド、ムーンチャイルド。

結成、デビュー作から10周年を迎える彼らの5作目は、節目に相応しい新たな一面を見せてくれる1枚です。

ムーンチャイルド『スターフルーツ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック1曲追加 BRC690 2,420円税込)

前作までは基本的にメンバーだけでアルバム制作してきた彼らが、新作では黒人女性アーティストをゲストに招き、多彩なコラボレーションを披露しています。

レイラ・ハサウェイをフィーチャーした「Tell Him」をはじめ、今作にはアレックス・アイズレー(アーニー・アイズレーの娘)、ニューオリンズ出身の男女4人組タンク・アンド・ザ・バンガス、シャンテ・カン、ラッパーのラプソディー、イル・カミーユ他。

ムーンチャイルドが作り出す気持ち良いリズム、アンバー・ナヴランと参加アーティストとのヴォーカルとの相性も抜群。
今後様々なコラボレーションも期待したいですね。

国内盤ボーナス・トラックには「Rainy Day」を追加収録。短い曲ですが美しいインストです。東尾沙紀


2022年3月19日(土) PAPIK & SARAH JANE MORRIS 「Sweet Love」

アナログ・ブームに象徴されるように、昭和/80年代の文化が、若い世代で流行っているそうですね。

昔に戻りたい!という方もいらっしゃいますが、僕は、女の子にフレれたり(単なる自滅)、身体中にじんましんが出たり(単なるアレルギー)、麻雀で大負けしたり(単に弱い)等々、楽しい想い出があまりないので、戻りたくはないなぁ...。

なんて、どうでもいい話はさておき、当時良い音楽がたくさんあったことは確かでしょう。

今日紹介するこのアルバムには、その時代の良い曲がたくさん取り上げられています。

PAPIK & SARAH JANE MORRIS『Let The Music Play』
(輸入CD irma IRM2036)

イタリア発IRMAレーベルの名プロデューサーでローマ出身のPAPIK(パピック)と、ソウルフルな歌声が魅力の英国出身女性シンガー、Sarah Jane Morris(サラ・ジェーン・モリス)が組んだ2021年作。
素晴らしい選曲を極上メロウ・グルーヴなアレンジで聴かせる傑作に仕上がっています。

「Let The Music Play」(バリー・ホワイト)、「You Are The Best Thing」(スタイル・カウンシル)、「Hello It's Me」(トッド・ラングレン)、「Missing」(エヴリシング・バット・ザ・ガール)、「Lovely Day」(ビル・ウィザース)他全11曲。スムースなBGMとしても楽しめる1枚ですね。

今日のこの1曲は、80's洋楽個人的ベスト5に入る「Sweet Love」(アニタ・ベイカー)のカヴァーを。森 陽馬



2022年3月18日(金) EIVETS REDNOW 「Grazing In The Grass」

最近の東京は暖かい日が続いていましたが、今日は風雨が強く、とっても寒い1日でしたね。
明日からは天候回復することを祈って、大音量で聴きたいゴキゲンな1枚を紹介しましょう。

V.A『ALL TURNED ON! Motown Instrumentals 1960-1972』
(輸入CD ACE CDTOP-1613)

良質な再発やコンピを多数出しているACEレーベルの新リリース!
モータウン・レコードからリリースされたインスト・ナンバーを集めた編集盤です。

ソウルフルなインストだけでなく、サーフ・インストっぽい7inchオンリーの楽曲や、ジャジー&グルーヴィーなナンバーなど、60~70'sデトロイトの空気感が伝わってくる全24曲。
完全未発表音源も5曲あり、モータウン・マニアはもちろん、インスト好きの方にオススメしたいCDです。

今日のこの1曲は、スティーヴィー・ワンダーが1968年に変名(逆さ読み)で発表したインスト・アルバム『EIVETS REDNOW』から、B面ラストに収録されていた「Grazing In The Grass」を。

オリジナルは映画『サマー・オブ・ソウル』にも出演していたHugh Masekela。
それをアップテンポ&ノーザン・ソウルなアレンジで聴かせます。
春の暖かい風を運んでくれるような、スティーヴィーのハーモニカが最高! 森 陽馬



2022年3月17日(木) NIAGARA TRIANGLE 「A面で恋をして」(1981/12/3 Headphone Concert)

ナイアガラ・トライアングルVol.2の40周年盤が、本日3月17日から店頭に並びました!

『NIAGARA TRIANGLE VOL.2 40th Anniversary Edition』
・(3CD+Blu-ray Audio+7inch×3+ブックレット+キーホルダー 完全限定VOX 特典コースター付 SRCL-12300 20,900円税込)
・(通常盤2CD 先着特典ポストカード SRCL-12310 3,300円)
・(2LP限定アナログ盤 先着特典ポストカード SRJL-1235 4,950円)
当店作成発売記念リーフレット付♪

大滝詠一関連の3月21日発売商品、近年は祝日の配送・納品スケジュールにより、通常よりも早く入荷する傾向でしたが、今年は特に早い店頭販売開始となりました。
店内にピンク色のジャケットが広がり、一気に春が来た感じですね。

今日のこの1曲は、伝説の1981年12月3日ヘッドフォン・コンサートから「A面で恋をして」ライヴ音源。
大滝詠一、佐野元春、杉真理が揃い踏み! この度、限定VOXと通常盤2CDに初収録されました。

ちなみに、
「A面で恋をして」のミュージック・ビデオが公式youtubeにて公開スタート。
江口寿史のイラストを使用し、インドネシアの映像クリエイターArdhira Putraが編集を手掛けています。森 陽馬


2022年3月16日(水) ザ・なつやすみバンド 「薫風ライナー」

遠出がしづらい状況が続いていますが、心地良いバンド・サウンドが''架空の場所''へ誘ってくれるような1枚です。

ザ・なつやすみバンド『NEO PARK』
(国内CD TNBCD-005 2,970円税込)

中川理沙、MC.sirahu、村野瑞希、高木潤の4人組ザ・なつやすみバンド。
<旅行三部作>第1弾『Terminal』以来となる約2年ぶりの第2弾『NEO PARK』は、2021年夏からライヴ会場等で先行発売されていた新作オリジナル・アルバム。待望の全国流通が開始されました。

ブラスのアレンジがブリティッシュな雰囲気でとてもポップな「たったひとさじの日々」、<鳥は好き?!><イェーイ!>の掛け合いで始まる「Torinos」、TNB流シティ・ポップ「ビーチサイドファントム」、「風の谷のナウシカ」のカヴァーなど全13曲。

本日は、爽やかな「薫風ライナー」を今日の1曲に。
夕暮れ時の情景が思い浮かぶ宮下広輔(PHONO TONES)の柔らかなペダル・スティール、オルガンのアレンジも聴きもの!

サブスクなどでは聴けない、メンバー各々が作曲、NEO PARK ENSENBLE参加による耳がくすぐられるような楽しいインスト4曲にも注目です。東尾沙紀


2022年3月15日(火) 青野りえ 「Rain Rain」

2022年3月15日は、ビーチ・ボーイズのマイク・ラブ81歳の誕生日であり、当店の新店舗15周年日でした。

1981年4月22日武蔵小山にオープンした当店は、駅前開発で2007年3月に現在の場所へ移ってきました。
移転して早15年が経ちましたが、お客様それぞれの“ペット・サウンズ”(お気に入りの音)が見つかるように、今後も営業を続けていきたいと思っております。
ペット・サウンズ・レコードをこれからもよろしくお願いいたします。

さて、青野りえという女性シンガーを僕が知ったのは、新店舗1年目の2007年でした。
青野りえと山口洋輔によるユニット、aoyamaの『月を読む』(
2007年10月21日今日のこの1曲で紹介)は、聴いた瞬間に気に入って、店でよくかけていたのが懐かしいですね。

その彼女が2017年発表1stソロ作『PASTORAL』以来、約5年ぶりとなる新作2ndアルバムを発表しました。

青野りえ『Rain or Shine』
(国内CD VSCF-1776 3,000円税込)

関美彦プロデュース。バック・ミュージシャンは伊賀航、北山ゆう子、山之内俊夫、長谷泰宏。
マイクロスターの佐藤清喜がミックス/マスタリングを手掛けており、春から夏に吹き抜ける風のように爽やかで心地良い1枚に仕上がっています。

今日のこの1曲は、雨の日でもこの歌を聴けば、心が華やいで外に出たくなる2曲目「Rain Rain」を。

なお、当店にてお買い上げの方に、アルバム未収録曲「さよなら、こんにちは」を収録したスペシャルCDRを先着でプレゼント中。女性シンガーお好きの方は、是非チェックしてみてくださいね。森 陽馬



2022年3月14日(月) 杉真理 「バカンスはいつも雨(レイン)」

『ナイアガラ・トライアングルVol.2』の40周年記念盤。
3月21日発売ですが、店に入荷して発売OKになるのは3月17日木曜日になります。

今日はその露払い的な感じで、杉真理の曲を。
イイ曲が多いので、どの曲にしようか迷いましたが、トライアングル・イヤーに出た曲にしましょう。

1982年10月にシングルとして発売されヒットした「バカンスはいつも雨(レイン)」を。

ビートルズ好きの彼らしいリヴァプール・テイストにあふれた1曲です。
イントロのハーモニカや曲のそこかしこで、その雰囲気が味わえます。

ビートルズの幻のデビュー曲「How Do You Do It」(ジェリー&ザ・ペースメイカーズで大ヒット)のメロディーが思い浮かんできそうなこの曲は、当時から大好きな1曲です。

今日は、彼が他の人に提供した曲も入った2枚組のベスト・コレクションから。森 勉

杉真理&フレンズ『ゴールデン・ベスト』
(2枚組CD 本人の楽曲解説付 MHCL-597 3,122円税込)



2022年3月13日(日) リンダ・ロンシュタット 「Love Has No Pride」

僕が今楽しみにしているのは、4月22日劇場公開予定のこの映画です。

『リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス』

女性シンガー、リンダ・ロンシュタットの音楽ドキュメンタリー映画。
2021年第63回グラミー賞最優秀音楽映画賞を受賞した本作が日本公開決定!

タイトル『サウンド・オブ・マイ・ヴォイス』は、大好きなジミー・ウェッブ作「Still Within The Sound Of My Voice」(1989年発表作『Cry Like A Rainstorm』収録)から取られているのも、グッときますね。

さて、今日のこの1曲は、エリック・カズとリビー・タイタスの共作による名曲「Love Has No Pride」を。

リンダ・ロンシュタット『ドント・クライ・ナウ』
(国内CD 限定紙ジャケット仕様 WPCR-13853 2,934円税込/ベスト・アルバムにも収録)

ボニー・レイットのオリジナル・ヴァージョンも良いですが、リンダの歌声は神懸かっていて圧倒されますね。

ちなみに、ボニー・レイット久々の新作アルバム『Just Like That...』も4月22日発売予定です。
こちらも楽しみですね。森 陽馬



2022年3月12日(土) 佐野元春 「シュガータイム」

佐野元春が2022年3月13日で66歳を迎えます。
Happy Birthday MOTOHARU!

彼が参加した『ナイアガラ・トライアングルVOL.2』の40周年記念盤ももうすぐ発売になります。
そして、3月9日のニュースでは、『第72回芸術選奨』の大衆芸能部門で文部科学大臣賞を佐野元春が受賞したそうです。
誕生日と合わせて、おめでとうございます。

さて、『ナイアガラ・トライアングルVOL.2』が発売された1982年は、佐野元春にとって飛躍の年でした。
自身の3枚目のアルバム『サムデイ』、そして、シングルは「彼女はデリケート」、「シュガータイム」、「ハッピーマン」、「スターダスト・キッズ」と4枚も出ました。

今日は、1982年当時、毎日のように聴いていた「シュガータイム」を。
ベスト盤から聴いてみましょう。杉真理がコーラスで参加していますね。森 勉

佐野元春『ベスト・コレクション ~グレイテスト・ソングス・コレクション 1980~2004』
(3枚組CD MHCL-30644 4,400円税込)



2022年3月11日(金) Curtis Stigers 「(What's So Funny 'bout)Peace,Love And Understanding」

<平和、愛、理解を求めることの何がそんなにおかしいんだ?>

この曲を書いたニック・ロウ、この曲を取り上げ更に多くの人に届けたエルヴィス・コステロをはじめ、様々なアーティストにカヴァーされてきました。この人もその1人です。

Curtis Stigers『This Time』
(輸入CD 0602435783970)

2021年でデビュー30周年を迎えたアメリカのシンガーソングライター/サックス奏者カーティス・スタイガース。
前作から約2年ぶり、セルフ・プロデュースによる13作目がリリースされました。

「I Wonder Why」、バリー・マンとの共作「Never Saw A Miracle」、ドラマ主題歌「This Time」ほか90年代自身のヒット曲再録や、ガーシュウィン「Summertime」、レナード・コーエンのカヴァーなどを収録。
1曲目を飾るのは、ニック・ロウのカヴァー「(What's So Funny 'bout)Peace,Love And Understanding」です。

彼によるカヴァーが収められた映画『ボディガード』のサウンド・トラックが大ヒット。
本作のヴァージョンは、テンポの良い1992年版と違い、近年のニック・ロウの歌い方や演奏にも影響を受けているという、味わいあるソウル・ジャズなアレンジで歌われています。

ちなみに6月からスタートするエルヴィス・コステロのUKツアーに、ニック・ロウ&ロス・ストレイトジャケッツがスペシャル・ゲストとして参加することが発表されています。(その組み合わせ凄く観たいなぁ....。) 東尾沙紀



2022年3月10日(木) アサダワタルと下神白団地のみなさん 「愛燦燦」

3月11日に発売日を迎えるこの『福島ソングスケイプ』は、プロの歌手が歌っている作品ではない。
その上、見ず知らずの御年を召した方々の歌声は不安定で、拙いものが多い。
しかしながら、心を打たれる1枚だ。

アサダワタルと下神白団地のみなさん『福島ソングスケイプ』
(国内CD 寺尾紗穂による解説「歌のあるところに希望が生まれる」付 GR-01 2,530円税込)

本作は、東日本大震災の影響で原発付近から福島・下神白の団地へ避難してきた方々による想い出話と、その人の人生に寄り添ってきた曲を、アサダワタルを中心としたバンドの伴奏と愛ある歌で紡いだラジオ形式で構成されている。

「喝采」(ちあきなおみ)、「宗右衛門町ブルース」(平和勝次とダークホース)、「青い山脈」(藤山一郎)、「君といつまでも」(加山雄三)、「あゝ人生に涙あり」(里見浩太朗)、「愛燦燦」(美空ひばり)。
歌だけでなく、曲間に入る下神白団地での会話を聴き、故郷へ想いを馳せる方もいるだろう。

「愛燦燦」は、「人は哀しい 哀しいものですね」と歌われながら、「人生って 嬉しいものですね」で終わる。
人それぞれのさりげない日常に愛する歌がある、ということを教えてくれるアルバムだ。森 陽馬



2022年3月9日(水) 大村憲司バンド 「Mercy Mercy Mercy」(『ポンタ・セッション!』より)

2022年3月9日は、村上"PONTA"秀一さんの1周忌でした。

大きなコンサート会場から小さなライヴ・ハウスまで、様々なステージで見せてくれたドラミングをもう生で体感できないのだ、と考えるとなんとも寂しい心持ちです。
でも、ポンタさんが残したセッションやライヴ音源は大量に残っているでしょうから、後世に語り継ぐ意味でも、これからは良質な発掘/リリースを期待したいですね。

さて、大村憲司BAND名義で、1989年12月27日~30日神戸チキンジョージにて行われた『PONTA SESSION 4 DAYS!』から、29日と30日のライヴ音源8曲を収録したCDが本日発売されました。

大村憲司バンド『ポンタ・セッション!』
(国内CD 村田誠二氏による解説付 STPR-30 2,750円税込)

大村憲司、高水健司、続木徹、重実徹、村上ポンタ秀一という布陣で、素晴らしい演奏が楽しめる1枚。
12月29日のライヴ4曲は完全未発表音源です。
今日のこの1曲は、スタッフを彷彿させるグルーヴと空気感が心地良く熱い10分超の熱演「Mercy Mercy Mercy」を。

ちなみに、2022年3月11日には東京国際フォーラムAで、
村上"PONTA"秀一トリビュート・コンサートが行われる予定になっています。森 陽馬



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

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