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 今日のこの1曲コーナー


ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2020年4月7日(火) Nicky Hopkins 「Love」(『逃亡者』サウンド・トラックより)

テレビ朝日開局60周年として放送されるドラマスペシャル『逃亡者』(主演:渡辺謙、豊川悦司)。
無実の罪を着せられた主人公が逃亡しながら真の犯人を捜し、その事件を追う警官との顛末を描いた物語。
1963~67年アメリカのTVシリーズが元で、ハリソン・フォード主演で1993年映画化もされています。

更に1992年田原俊彦主演でフジテレビ系ドラマ『逃亡者』もオリジナルをモチーフに製作されたことがありました。

その1992年製作ドラマ『逃亡者』の音楽を担当したのは、なんと!ニッキー・ホプキンス!
彼はローリング・ストーンズ「アンジー」等、様々な名曲に関わった名ピアニストです。

1992年版『逃亡者』サントラ盤は長年廃盤状態でしたが、めでたく1,000円で再発売されました。

『逃亡者』オリジナル・サウンドトラック(音楽:ニッキー・ホプキンス)
(国内CD 解説付 UPCY-9915 1,000円+税)

主人公の切ない苦悩と美しい心が見事に表現されたインスト集。
ドラマのプロデューサー亀山千広氏による解説通り、ニッキー・ホプキンスが素晴らしい仕事をしています。

今日のこの1曲はメインテーマ「Faith」の美しい旋律をピアノ・ソロで表現した「Love」を。
色々と不安定な世の中ですが、「LOVE」を見失わずに日々過ごしたいものですね。森 陽馬

★営業時間を11時~20時に当面の間変更させていただきます。ご了承くださいませ。


2020年4月6日(月) Leon Russell 「It's All Over Now Baby Blue」(Live)

コンサート、イベント関連は軒並み中止&延期。
今日は東京で、バート・バカラック、ボブ・ディラン来日公演が予定されていたんですけれどね...。

寂しい気持ちを埋めるため、店内ではお気に入りのライヴ盤を色々かけていました。
その中から、聴いていると身体が熱くなってくるこの1枚。

レオン・ラッセル『レオン・ライヴ!!』
(国内2枚組CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-15528 2,700円+税)

ジョージ・ハリスン主催1971年バングラディッシュ・コンサートでの雄姿も印象深いレオン・ラッセル。
絶頂期と言える1972年8月28日カリフォルニア/ロングビーチ・アリーナ公演を収めた素晴らしいライヴ盤です。

約16分にも及ぶ「Jumping Jack Flash」(ローリング・ストーンズカヴァー)他、全編情熱的な歌と演奏!

今日のこの1曲は、ラストに収録されている「It's All Over Now Baby Blue」(ボブ・ディランカヴァー)を。
ハイテンションな超絶アレンジに大興奮必至!聴きもの! 森 陽馬



2020年4月5日(日) wack wack rhythm band 「We Were Always Sweethearts」

「ロックンロールは悩みを解決させてはくれない。ただ、悩みながら踊らせてくれるのだ。」
Rock'n'Roll might not solve your problems, But it does let you dance all over them.
<ピート・タウンゼントの言葉より>

その言葉通り、悩みながらも踊らせてくれる1枚!

wack wack rhythm band(ワック・ワック・リズム・バンド)『THE 'NOW' SOUNDS』
(国内CD WWRB004 2,400円+税)

渋谷DJ BAR INKSTICKへ集っていた仲間達で1991年結成されたwack wack rhythm band。
2012年ベスト盤、2018年1st再発(+レア音源&新曲)がありましたが、オリジナルとしては本当に久々の新作。
ゴキゲンで、楽しくて、多幸感溢れるファンキー&パーティー・サウンドがタップリ詰まった全12曲です。

今日のこの1曲は、6曲目「We Were Always Sweethearts」。
ボズ・スキャッグス1971年発表作『Moments』収録、隠れた人気グルーヴィー・チューンのカヴァー。

気心の知れた皆で集まり、音楽を楽しむパーティーが気兼ねなくできる日がまた来ることを祈って。森 陽馬



2020年4月4日(土) はっぴいえんど 「しんしんしん」(ライヴ)

3月18日今日のこの1曲で紹介した金延幸子もそうでしたが、URCレーベルから色々な盤が新装再発されています。
廃盤・生産中止になっていたものも再発されていますので、以前買い漏らしていた方はこの機会に是非。
URCは現在ポニー・キャニオンが発売元になっています。

はっぴいえんど『ライヴ・オン・ステージ』
(国内CD PCCA-4924 2,000円+税)

1970~71年の貴重なライヴが全18曲収録されています。
URCの権利をエイベックスが持っている時に出た(2004年3月発売)CD8枚組『はっぴいえんどBOX』にも収録された1970年&1971年中津川フォークジャンボリー音源も入っていますが、そのBOXにも入っていない音源も収録されているのがミソです。

1971年4月14日東京サンケイホールでの<加橋かつみコンサート>にゲストとして出た時の5曲。
同年8月21日日比谷野外音楽堂での<ロック・アウト・ロック・コンサート>に出演した際の5曲が、そのBOXにも入っていなかった音源です。

ライヴでもヨーデル・ヴォーカルが冴える「空いろのくれよん」、細野晴臣&大滝詠一の貴重なデュエットが聴ける「ももんが(暗闇坂むささび変化)」、毎回アレンジが違った「はいからはくち」等録音が残っていたことに感謝の音源集です。

今日はその中から「しんしんしん」を。
細野晴臣作曲でレコードでは細野のリード・ヴォーカルですが、ライヴで歌うことを拒んでいたので、ここでは大滝詠一のリード・ヴォーカルで聴くことができます。

スタジオ録音とはまた違った魅力のはっぴいえんどのライヴらんまんの1枚です。森 勉


2020年4月3日(金) Jess Roden Band 「Can't Get Next To You」

主に60~80年代に活躍した英国のブルーアイドソウルシンガー、ジェス・ローデン。
彼が率いたジェス・ローデン・バンドが1977年に発表したライヴ・アルバムが、韓国のレーベルBIG PINKから紙ジャケットで再発になりました。

ジェス・ローデン・バンド『BLOWIN’』
(国内CD 日本語解説付 VSCD-5890 2,700円+税)

バックは、元々イグアナという英ファンク/ロック・バンドのメンバー(ジョン・カートライト他)を中心とした、ギター2人、ベース、ドラム、サックス、トロンボーン、キーボードの7人。

1976年秋頃の録音。ブルージーかつ熱のこもった歌唱、演奏とてもかっこいいです。

「In A Circle」、「Me And Crystal Eye」...このバンドで生み出されたソウルフルなオリジナル曲が中心ですが、本日はテンプテーションズ「Can't Get Next To You」のカヴァーを。
9分を超える熱演!渋いギターソロも聴きものです。

同じく1976年4月に撮られたという貴重なスタジオ・ライヴ・フィルム(13分ほど)も、2019年夏頃に動画サイトにアップされ、見れるようになっています。動くジェス・ローデン・バンドも是非。東尾沙紀



2020年4月2日(木) Marcos Valle 「posto 9」

現在の世相/人々の心模様を色で表現するなら<灰色>でしょうか。
健康であっても憂鬱な気持ちを抱え、どうにも心が晴れない方が多いと思います。

2020年で77歳ながら瑞々しい歌声とメロウ・グルーヴなキーボード使いは健在なマルコス・ヴァーリ。
ポルトガル語で灰色の意『Cinzento』をタイトルに冠した2020年新譜アルバム。

Marcos Valle『Cinzento』
(輸入CD Deck 22318-2/国内盤は4月22日発売予定)

2019年発表前作『Sempre』(
2019年7月17日今日のこの1曲で紹介)は、アーバンCLUBフュージョン&ディスコ・ブギーな内容でしたが、今作は浮遊感あるエレピ使いで聴かせるMPB作。
1973年発表名作『Previsao Do Tempo』(水に潜っているジャケ)を彷彿とさせるような1枚です。

今日のこの1曲は9曲目「Posto 9』を。
現実の灰色感が反映されたシンセやエレピの音色が不思議としっくりくるミディアム・ナンバー。森 陽馬



2020年4月1日(水) 菅野みち子 「元気でいろよ」

♪天気予報は今日も雨模様 気分も滅入る 晴れ間を見せて
天気になったら散歩にでもでかけよう 天気になったらうまい酒を飲もう
元気でいるかい 心晴れたかい 元気でいるかい 笑顔を見せて♪ (菅野みち子「元気でいろよ」歌詞より)

桜開花、そして4月に入ったというのに、重苦しい空気が漂っていますよね。
そんなモヤモヤを優しく拭ってくれるような作品。

菅野みち子『銀杏並木』
(国内CD 先着特典2曲入りCDR付 HYCA-3099 2,200円+税)

菅野みち子は秘密のミーニーズ(
2017年9月14日今日のこの1曲で紹介)の女性シンガー。
ジョニ・ミッチェル、キャロル・キング等70'sシンガー・ソングライターをフェイヴァリットに挙げています。

今作は彼女の凛とした歌声とオーガニック&ナチュラルな演奏で聴かせるソロ1stアルバム。

バックは矢部浩志(Dr)、渡瀬賢吾(G)、松野寛広(Key)、石垣陽菜(B)。
スカートの澤部渡(口笛)、佐藤ユウキ(G)、並木万実(フルート)がゲスト参加。
折坂悠太『平成』等を手掛けた中村公輔がミックス&マスタリングを担当。

心細い想いや迷いを抱えながらも、一歩踏み出す勇気を後押ししてくれる、そんな1枚。森 陽馬



2020年3月31日(火) Sierra Hull 「How Long」

3月1日にオーダーしたメジャー系大物アーティストの輸入盤商品が未入荷。(普通なら納期1週間程)
輸入ディストリビューターへ問い合わせたら、EUの工場&倉庫が閉鎖中で再開次第生産&出荷予定とのこと。
ただ、再開の見通しがたっていないので、早くても4月下旬~5月、場合によっては更に入庫が遅れるそうです。

欧米の感染拡大を考えれば、店を営業できているだけでもありがたいことなのかもしれませんね。
日本もこの1か月で状況が日々変化していますから、とにかくも健康に留意し過ごしていきたいと思います。

さて、最近気に入っている輸入盤新譜CDこの1枚。

SIERRA HULL『25 TRIPS』
(輸入CD ROUNDER 1166100579)

1991年生まれの女性マンドリン奏者、シエラ・フル。
2016年発表『Weighted Mind』(
2016年11月5日今日のこの1曲で紹介)以来4年ぶりオリジナル・アルバム。

ジャケットはポップですが、内容は<女性版クリス・シーリー>!
正統派ブルーグラスに可憐な歌声&シンガー・ソングライター的要素が加わった力作です。

今日のこの1曲は3曲目「How Long」。
ジェイムス・テイラー『American Standard』にも参加していたフィドル奏者Stuart Duncan、アリソン・クラウスの兄Victor Krauss(B)、シエラの夫でワイゼンボーンを奏でるJustin Moses、シエラのマンドリンが素晴らしい!森 陽馬



2020年3月30日(月) ジョー・アーノルド 「モア・トゥデイ・ザン・イエスタデイ」

先日3月24日は『ガール・ポップ・ナゲッツVol.8』を紹介しましたが、今日はもうひとつの方を。

『トゥゲザー ~ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツVol.13』
(国内CD 解説・歌詞付 WPCR-18318 1,600円+税)

今回もなかなかの粒揃いで、レアなものが並んでいます。
チャートとは無縁の曲でも、ソングライター、プロデューサーなど裏方さんも含めて興味深く聴ける全21曲。

クライド・マクファター(ニール・セダカ&ハワード・グリーンフィールド作品)、シンダーズ(アレンジはジャック・ニッチェ)、ジェリコ・ブラウン(アレンジはデヴィッド・ゲイツ)、エンチャンターズ(トム・ベル作、ジェリー・ラガヴォイがプロデュース)、エヴァリー・ブラザーズ(ジミー・ウェッブ作)、エレクトリック・プルーンズ(ペリー・ポトキンJRがアレンジ)、ハーパース・ビザール(ジョニ・ミッチェルをカヴァー。シングル・オンリー/アルバム未収録)、トリニ・ロペス(ドン・コスタプロデュース&アレンジのテディ・ランダッツォ作品)などなど。

今日は一番ラストに入っているグルーヴィーなインスト曲を。
サックス奏者、ジョー・アーノルド「モア・トゥデイ・ザン・イエスタデイ」。

オリジナルはスパイラル・ステアケース1969年のヒット曲ですが、オリジナルのメロディーの良さを残しつつ、ゴキゲンな演奏を聴かせてくれます。途中から入ってくるヴィブラフォンの音もGood。森 勉



2020年3月29日(日) The Merrymakers 「Troubled Times」

昨日の暖かさから一転、今日の午前中は雪が降り、しんしんと冷える一日となりました。
なので本日は冷えた心と体を温めてくれるとびきりポップな1枚を♪

ソニー<BEATLEDNA>シリーズからザ・メリーメーカーズ初のベスト盤が発売になりました。

ザ・メリーメーカーズ『ザ・ベリー・ベスト・オブ・ザ・メリーメーカーズ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICX-152 1,800円+税)

ザ・メリーメーカーズは、90年代日本でも人気となった3人組スウェディッシュ・ポップ・バンド。

コンピ『パワー・トゥ・ザ・ポップ』(
2019年12月1日今日のこの1曲で紹介)にも収録された彼らの代表曲「モニュメント・オブ・ミー」は、バンドを知らずともどこかで一度は耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

今作は、ビートルズ色の濃い1st『ノー・スリープ・ティル・フェイマス』、アンディ・スターマー(ジェリーフィッシュ)が参加した2nd『バブルガン』、インディーズ期のシングル集『アンドリューズ・ストア』の3枚からセレクトした19曲と、エミット・ローズ、ポール・マッカートニーのカヴァー他ボーナス・トラック4曲を加えた全23曲入りのベスト盤です。

当時<北極圏のジェリーフィッシュ>なるキャッチフレーズがあったというのも納得の爽快さ♪
演奏もメロディも疾走感があるのにちょっと切ない...「トラブルド・タイムズ」を今日の1曲に。東尾沙紀



2020年3月28日(土) MAPACHE 「Me Voy Pa'l Pueblo」

ウイルス感染拡大の影響で、海外アーティスト作品の延期が相次いできました。

毎年4月に開催されるRECORD STORE DAYも6月20日へ延期。
日本人アーティストのリリースに関しても、ツアーと合わせてのプロモーションが難しいですからね。
今後も色々と影響が出てきそうです。

そんな中、今月リリースされた洋楽新譜から今日のこの1曲。

MAPACHE『From Liberty Street』
(輸入CD YEP ROC RECORDS YEP-2662X)

MAPACHEはアメリカ/カリフォルニアを拠点に活動しているClay FinchとSam Blasucciによる2人ユニット。
2019年デビュー、今作『From Liberty Street』は2枚目のアルバム。
70'sアコースティック的なフォーキー&カントリー、リラックスした雰囲気で聴ける1枚。

3曲目「Me Voy Pa'l Pueblo」はトリオ・ロス・パンチョス、セリア・クルースで有名なラテン曲カヴァー。
この騒動が早く落ち着いて、「Me Voy Pa'l Pueblo」(町へ行こう)になるといいですね。

ちなみにこの作品の初回盤には、<Strawberry Mapache Air Freshener>が封入。
CDを開封すると、甘い匂いが広がります。森 陽馬



2020年3月27日(金)THE COLUMBIA SYMPHONETTE 「Les Vacances De M.Hulot」(ぼくの伯父さんの休暇)

不安な気持ちがなかなか解消されない日々だけれど、音楽がかかっている間心落ち着かせてくれる1枚を。

『The Diggers loves Sound Archives 01 : Spotlight THE COLUMBIA SYMPHONETTE
~鈴木慶一・岡田崇 コロンビア・シンフォネットを探る~』
(国内CD COCB-54297 3,000円+税)

THE COLUMBIA SYMPHONETTE(コロンビア・シンフォネット)は、日本コロンビアの専属オーケストラ。
1929年結成日本コロンビア録音用専属バンド、コロンビア・ダンス・オーケストラが母体だそうです。

このCDは、1957~70年コロンビア・シンフォネットがレコーディングで映画音楽を録音した楽曲の編集盤。
細野晴臣作品他数多くのデザインを手掛ける岡田崇氏と鈴木慶一氏が選曲と監修しています。

今日のこの1曲は、ほのぼのとした雰囲気で心和むジャック・タチ『ぼくの伯父さん』テーマ曲を。
1分1秒を争うような忙しない現代とは対照的な、ゆったりと時間が流れる空気感が演奏に感じられますね。

丁寧に作られたブックレット&解説を読みながら、穏やかな気持ちで音楽を楽しみたいと思います。森 陽馬



2020年3月26日(木) SING LIKE TALKING 「RISE」

アナログ・レコードを自作(!)できるトイ・レコードメーカーが発売されました。

『大人の科学マガジン トイ・レコードメーカー』
(学研 7,980円+税)

自ら組み立てて製作し、科学を学習するキット付マガジンの人気シリーズ。
46号となる新商品は、オリジナルのレコードを作れる&再生もできるキットです!

スマホに録音してある音源をレコードにカッティングして自分だけのレコードを制作可能。
同封の本には、監修者Yuri Suzukiさんとジェフ・ミルズ対談やコーネリアスへのインタビュー等掲載。
(当店ペット・サウンズ・レコードも少し紹介されています)

組立目安時間は約60分。音楽/レコードに興味ある方は是非トライしてみてくださいね。

さて、今日のこの1曲は、大好きだった曲が初アナログ化され、最近よく聴いているこの1枚から。

SING LIKE TALKING『RISE/Together』
(国内7インチ MHKL-25 1,800円+税)

佐藤竹善、藤田千章、西村智彦による3人組ユニット、シング・ライク・トーキング。
1992年発表「RISE」、1994年発表「Together」は当時8cmCDシングルで発売されましたがアナログは初。

カッティングは世界的巨匠バーニー・グランドマンが手掛けており、音質が素晴らしいです。森 陽馬



2020年3月25日(水) Ali Thomson 「The Reason Why」

「Take A Little Rhythm (恋はリズムにのって)」(1980年/全米15位)のヒットで知られる、スコットランド・グラスゴー出身のシンガーソングライター、アリ・トムソン。

80年代初頭にA&Mから2枚のアルバムを発表。その後はコンポーザー等裏方として活躍してきた彼のなんと約40年ぶりとなる新作3rdアルバムがリリースされました。

アリ・トムソン『ソングス・フロム・ザ・プレイルーム』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナストラック2曲 2,400円+税)

AOR、ウエストコーストロックに、UKギターポップがほどよくブレンドされた爽やかなメロディ&歌声♪
「恋はリズムにのって」をご存知の方も、初めて聴く方にも耳馴染みの良いポップ・ソングが収録されています。

全編のギターにRobbie McIntosh(ex.プリテンダーズ)、キーボードPeter-John Vettese(ジェスロ・タル他)、サックス・ソロで参加John Helliwell(スーパートランプ)などが参加。

本日は「The Reason Why」という曲を今日の1曲に。
雨模様の気怠い休日...でも君と君のお気に入りの曲があれば最高さっ♪そんな甘い詞と柔らかなハーモニーがマッチしたナンバーです。(ちなみに''君''のお気に入り曲として歌に登場するのは''ダニーが歌う「What's Goin' On」)

2019年に海外で配信リリースされた本作。
先日発売された国内盤にはさらに新曲「Hercules」と、「Take A Little Rhythm (Exclusive Version)」(2008年再録ver.)が追加収録されています。東尾沙紀



2020年3月24日(火) ロイヤレッツ 「ゼア・ヒー・ゴーズ」

ポップス・ファンの元気の源!
ワーナー・ミュージック・ジャパンが世界に誇れる良質コンピレーションCD<ワーナー・ナゲッツ・シリーズ>。
2種類発売されました。

まずは、
『アタック ~ワーナー・ガール・グループ・ナゲッツ Vol.8』
(国内CD 解説・歌詞付 WPCR-18319 1,600円+税)

シェルビー・フリント、シェリー・フェブレー、キャシー・キャロル、アッシュズ、ドールズ、アポラスなど、今回も聴く者をほんわか気分にさせてくれる60'sガール・ポップ満載です。

このCDの企画者である宮治淳一さんのねばり強い承諾要請の甲斐あってめでたく収録されたピッコラ・ピューパ「ブレイク・アウェイ」や、ハル・ブレインのドラムスがあばれているP.F.スローン&スティーヴ・バリ作品のコニー・スティーヴンス「ア・ガール・ネヴァー・ノウズ」も最高なのですが、今日はテディ・ランダッツォにプロデュースされる前のロイヤレッツによるワーナー音源を。

解説は文字数の多さで有名な皆川勝さん。
今回も筆運びが絶好調、とても楽しめます。森 勉



2020年3月23日(月) レニー・ウェルチ 「アイム・ドリーミング・アゲイン」

とってもいいコンピレーションCDが出ました。
60'sポップスやソフト・ロック好きの方には◎のオススメです。

『レイジー・デイ ~あなたの知らないトニー・パワーズ&ジョージ・フィショフ名曲集』
(3/25発売 国内仕様CD 英文ライナー日本語訳付 MSIG-1380 3,100円+税)

オーストラリアのマニアックな再発レーベルTeensville(ティーンズヴィル)がやってくれました。
原盤のタイトルは『The Pop Songs Of Tonny Powers & George Fischoff (1965-1968)。
マニアックなソングライターのマニアックながら耳ざわりの良い楽曲ばかりを集めた作品集です。

全30曲、ヒット以外の曲でも本当にイイ曲ばかり。
さすがサンデー・ソングブックでも特集されたことのあるソングライターだな、という感じです。
ジョージ・フィショフが作曲、トニー・パワーズが作詞という役割で、スクリーン・ジェムス/コロンビア音楽出版社に所属。3年間ほどのコンピでしたが、隠れた名曲もたくさん作っていたんですね。
アーティスト名馴染みのないものでも、どの曲も気持ちの良いメロディーとアレンジで、ソフト・ロック・コンピ感覚でも聴くことができます。

今日のこの1曲は僕が大好きな声の持ち主レニー・ウェルチ「アイム・ドリーミング・アゲイン」を。
じわじわくるバラードです。

ライナーノーツ(和訳付)には曲目解説、トニー・パワーズのインタビュー、そしてジョージ・フィショフの娘リサさんが語る思い出話が載っていて、これがいい話なんです。是非お目に留めてみてください。森 勉



2020年3月22日(日) Niagara Fall of Sound Orchestral 「幸せな結末」

大滝詠一2020年新作『Happy Ending』、毎日店でもかけて聴いていますがとても好評です。

井上鑑による流麗なストリングスがモヤモヤした気持ちを穏やかにさせてくれますね。

ラスト11曲目「Happy Ending」は「幸せな結末」のNiagara Fall of Sound Orchestralインスト・ヴァージョン。
2013年発売『NIAGARA SONG BOOK』30周年盤にボーナス・トラックとして「幸せな結末」と「恋するふたり」が追加収録されていましたが、そのヴァージョンとは少し違っています。

Niagara Fall of Sound Orchestral『NIAGARA SONG BOOK 30th Edition』
(CD 井上鑑アレンジ 大瀧詠一プロデュース SRCL-8004 2,000円+税)

ちなみに、東京荏原中延にある隣町珈琲(トナリマチカフェ 平川克美氏代表)の本、mal"(マル)が発売。
アゲインで2007年行われた座談会(大滝詠一×平川克美×内田樹×石川茂樹)の模様が掲載されています。
(当店でも販売中 1,400円+税) 森 陽馬



2020年3月21日(土) レネー・ゼルウィガー 「Come Rain Or Come Shine」

先日、映画『ジュディ 虹の彼方に』を鑑賞しました。

誰もが知る名曲「Over The Rainbow (虹の彼方に)」など、1930代以降のミュージカル映画を彩ったスター、ジュディ・ガーランド。
アカデミー主演女優賞を受賞したレネー・ゼルウィガーが、47歳という若さでこの世を去るジュディの半年間を熱演。
とても切なく、胸が熱くなる作品でした。

10代の頃から苦しんだ薬物中毒/睡眠障害、家もなく幼い子供を連れて歌で食いつなぐ日々、5度の結婚。
.ユーモアを忘れず、母親として女性として最高のエンターテイナーとして激動の人生を歩んだなとこの映画を通じて知る事ができました。

ロンドンの劇場を舞台とし、レネー自身の歌唱による楽曲が劇中を彩ります。
最初の登場曲「バイ・マイセルフ」、華やかな踊り子達をバックに「ザ・トロリー・ソング」、スティーヴィー・ワンダーのカヴァーでも有名な「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ」他。

感動的なラストシーンへと繋がる「カム・レイン・オア・カム・シャイン」の歌唱は最も高揚するシーンでした。
黒のタイトなワンピースで熱唱するレネーの姿がとてもかっこよく美しかったです。

サントラには、サム・スミスとの「Get Happy」、ルーファス・ウェインライトとの「Have Yourself A Merry Little Christmas」の、劇中では使用されていない特別なデュエット2曲も収録されています。東尾沙紀


2020年3月20日(金) Tower Of Power 「Look In My Eyes」

タワー・オブ・パワー2018年発表作『Soul Side Of Town』は、2018年ベストに選出したほど気に入っていた1枚。
あれから約2年を経て、その『Soul Side Of Town』とほぼ同時期に制作されたオリジナル新作が出ました。

タワー・オブ・パワー『Step Up』
(国内仕様CD 吉岡正晴氏による日本語解説付 KKP-1049 2,400円+税)

今作もファンキー、グルーヴィー、そして時々スウィートなTOPの魅力がギッシリ全14トラック。
新ヴォーカリストのマーカス・D・スコットがリードを取っているのは3曲で、前任レイ・グリーンが歌っているナンバーも6曲含まれていますが、現バンドの充実度を感じられる仕上がりです。

今日のこの1曲はひたすら突っ走ってかっこいい⑥「Look In My Eyes」。

なお、この曲でもブリブリとベースを弾いているオリジナル・メンバー、ロッコ。
近年は体調不良でツアーメンバーから外れていますが、代役であったマーク・ヴァン・ヴァーヘニンゲンが正式メンバーとして迎えられた旨が、エミリオ・カスティーヨからアナウンスされています。
ロッコ不在は少し寂しい感じもしますが、更に<Step Up>したTOPの今後に期待しましょう! 森 陽馬



2020年3月19日(木) 大滝詠一 「Dream Boy」

はっぴいえんどが1970年デビューしレコード・リリースしてから2020年で50年。

デビュー50周年記念盤として、大滝詠一新作が2020年3月21日発売。
2020年は3月20日が祝日のため、更に1日早く本日入荷しました。

大滝詠一『HAPPY ENDING』
(初回限定2枚組 SRCL-11430 3,000円+税/通常盤1CD 2,500円+税/限定アナログ 3,500円+税)

シングル発売された「幸せな結末」(1997)、「恋するふたり」(2003)もアルバム・ヴァージョンで収録。
今まで完全未発表だった楽曲や大滝詠一の唄が連なる正真正銘の新作アルバム全11トラック。

今日のこの1曲は、1982年アンルイス『チーク2』書き下ろし曲「Dream Boy」セルフカヴァー。
アン・ルイスは前田憲男アレンジでしたが、大滝ヴァージョンは井上鑑によるストリングス中心のインスト。

「夢で逢えたら」と同じコード進行・構成で制作されたこの曲。
後半には大滝詠一による「夢で逢えたら」サビ部分のハミングも入ります。
ドリーミーなストリングスに心が穏やかになれますね。

2013年12月急逝した大滝詠一は、生きていれば71歳。
ご存命ならこんな作品を出してくれていただろうな、と感慨深い想いになりました。森 陽馬



2020年3月18日(水) 金延幸子 「雨あがり」

1972年URCレーベルから発売された金延幸子『み空』は、近年若い世代の方も知っている作品らしいです。

細野晴臣が演奏に参加、アレンジ&ディレクションを担当している曲があったり、大滝詠一が作曲した曲が含まれていたりすることもありますが、なんといっても金延幸子の唄とギター、そして作詞・作曲した作品に魅力があるからだろうと思います。

そんな彼女のレア・トラックス集が久し振りに再発されました。
1998年東芝EMIがURCレーベルの権利を持っていた頃、今回とは違うジャケットで出たことがあった貴重音源ばかり全14曲を集めたものです。

金延幸子『時にまかせて ~レア・トラックス』
(国内CD ポニー・キャニオン PCCA-4921 2,000円+税)

ソロで活動する前の1969年<秘密結社○○教団>、1970年<愚>のシングル・レコード曲や、まだ『み空』を発表する前1970年と1971年中津川での<全日本フォーク・ジャンボリー>、1970年4月文京公会堂<ロック反乱祭>、1969年12月神田共立講堂<メッセージ・コンサート>など、ライヴ音源がやはり注目ですね。

今日は1970年8月<全日本フォーク・ジャンボリー>のライヴから未発表曲「雨あがり」を。
作詞・作曲金延幸子。ピュアなギター弾き語り曲です。

なお、名盤『み空』も再発されました。(PCCA-4925 2,000円+税) 森 勉



2020年3月17日(火) Morgan James 「Give You Up」

ボブ・ディラン来日公演中止含め、コンサート/イベントの延期・延期が相次いでいますね。
コロナ・ウイルス感染拡大は、アジアだけの問題ではなくなってきたので、まだしばらく影響が続きそうです。

スポーツもそうですが、生のライヴというのは演者だけでなくお客さんと共に成り立つものだと改めて実感。

さて、今日紹介するモーガン・ジェイムスも3月11~12日ブルーノート東京公演予定でしたが中止になりました。
その彼女の最新作はメンフィス録音。メンフィス・ソウル/ハイ・レコードの重鎮、ホッジス兄弟も参加しています。

Morgan James『Memphis Magnetic』
(国内CD 日本語解説付 AGIP-3661 2,300円+税)

モーガン・ジェイムスはアメリカ/アイダホ州出身白人女性シンガー。
ジャケットの綺麗な容姿より、グッとソウルフルな唄&サウンドが魅力!

今日のこの1曲は1曲目「Give You Up」を。
スーザン・テデスキお好きな方にもオススメ。森 陽馬



2020年3月16日(月) 森園勝敏 「レィディ・ヴァイオレッタ」

森園勝敏が四人囃子時代に書いたインスト名曲「レィディ・ヴァイオレッタ」は、今までさまざまな時期、さまざまなミュージシャンと共に演奏されてきました。

この編集盤はそんな名曲の名演をいろいろな所から集めて1枚のCDに収録したものです。
彼のクールでマイルドな音色のギターが満喫できます。全8ヴァージョンにボーナス・トラックとして1977年フォーライフ・レーベルから出た教則レコード音源も加えられています。

森園勝敏『LADY VIOLETTA』
(国内CD 解説・最新インタビュー掲載ブックレット付 STPR016 2,400円+税)

四人囃子1976年発表『ゴールデン・ピクニック』に収録された浜口茂外也のフルートをフィーチャーしたアルバム・ヴァージョン、アコースティック・ギターからエレキ・ギターにうまく誘導してくれるシングル・ヴァージョン、1989年及び2002年ライヴの音源も聴くことができます。

1982年ソロ・アルバム『JUST NOW & THEN』では、山下達郎当時のツアー・バンド・メンバー青山純、伊藤広規、野力奏一をバックにした演奏や、2004年和田アキラのプリズムとジョイントしたヴァージョンも入っています。

今日は、1978年『ギター・ワーク・ショップVol.2』から、六本木ピットインでの「ファースト・ナイト」のセッションを選んでみました。
メンバーは、村上ポンタ、小原礼、ペッカー、中村哲、坂本龍一、そして森園勝敏。

なお、今回のジャケットには、森園がこの曲を作るきっかけとなったマックスフィールド・パリッシュの絵が使われています。森 勉



2020年3月15日(日) King Solomon Hicks 「I'd Rather Be Blind」

新世代ブルース、新譜この1枚!

King Solomon Hicks『Harlem』
(輸入CD Provogue PRD75612)

ニューヨークのハーレム出身、1995年生まれの黒人男性シンガー&ギタリスト、Solomon HIcks。
自らの出身地を冠した1stアルバム『Harlem』が発売。

Kirk Yanoプロデュース、ソウライヴのAlan Evans、Neal Evans、Eric Krasno等も参加。
歯切れの良い今の音で聴かせるグルーヴィー・ブルース・ロックがかっこいい!

今日のこの1曲は、フレディ・キングで知られるレオン・ラッセル作①「I'd Rather Be Blind」。
ローリング・ストーンズっぽいアンサンブルのイントロ&アレンジ♪Nice♪ 森 陽馬



2020年3月14日(土)The Allman Brothers Band 「Loan Me A Dime」(Live At World Music Theatre)

オールマンファン感涙!
デビュー50周年を記念したアンソロジー的5CD BOXが発売されました。

The Allman Brothers Band『Trouble No More 50th Anniversary Collection』
(輸入5CD Mercury/Universal 602577997853)

1969年デビュー時期の未発表デモ音源「Trouble No More」(マディ・ウォーターズカヴァー)から始まり、2014年10月ニューヨークBeacon Theatreでの実質的ラスト・ライヴ音源「Trouble No More」まで、時代毎5CDに纏めた全61曲。
5CD BOXながらコンパクトなサイズなのがいいですね。

今日のこの1曲は「Loan Me A Dime」のオールマン2000年シカゴWorld Music Theatreライヴ・ヴァージョン!

ボズ・スキャッグス&デュアン・オールマンのオリジナル
2016年2月18日今日のこの1曲で紹介)と同様、静かな出だしから、じわじわと盛り上がっていく展開、デレク・トラックス(20歳!)による後半のギター・ソロが感動的!

サザン魂ほとばしる凄まじい演奏に圧倒されながら、グレッグが2017年逝去したため、これと同じような演奏と唄はもう2度と見れないし聴けないのだな、という切なさも痛感させられますね。森 陽馬


2020年3月13日(金) やのとあがつま 「会いにゆく」

矢野顕子、三味線プレイヤー上妻宏光による新ユニット、やのとあがつま。

日本の民謡を自分達なりの手法で世界に発信したい...という上妻さんの提案により、以前から交流のある2人による新ユニット結成が実現。

<小惑星と蝶々>と名付けられた今作はまさに民謡の新たな世界へと誘ってくれる作品です。

やのとあがつま『Asteroid and Butterfly』
(国内CD 歌詞付 完全生産限定 暗闇で光る特殊加工の紙ジャケット仕様 VICL-65280 3,182円+税)

「こきりこ節」(富山県民謡)、「おてもやん」(熊本)、「弥三郎節」(津軽)、「あいや節」(津軽)、「淡海節 (引き潮から満ち潮へ)」(滋賀)、「斎太郎節」(宮城)の6曲に、新曲「会いにゆく」、「いけるかも」の2曲、矢野顕子『JAPANESE GIRL』収録の「ふなまち唄 Part.Ⅰ/Ⅱ」新バージョンとなる「ふなまち唄 Part Ⅲ」含む全9曲を収録。

シンセサイザー、プログラミングなどの電子音と、凛々しい音色の三味線、ピアノの融合、英語詞を交えた「おてもやん」などがとても新鮮で、民謡がより身近に感じられるような気がします。

溌剌とした矢野さん、味わいのある上妻さんのデュエットもまた素敵な新曲「会いにゆく」を今日の1曲に。
この曲にはアコースティック・ギターで吉川忠英さんが参加しています。東尾沙紀

2020年3月12日(木) The Brecker Brothers 「Some Skunk Funk」

今年2020年は、1970年から50年であると同時に、1980年から40年、1990年から30年でもあります。
(1990年代起こったことを最近と言ってしまいがちですが、もう大昔の出来事ですね、、、)

さて、約40年前の1980年、ドイツ・ハンブルグでのブレッカー・ブラザーズ秘蔵ライヴ音源が出ました。

The Brecker Brothers『Live And Unreleased』
(国内仕様2枚組CD 英文解説翻訳付 KKJ-29 3,000円+税/輸入CDもあり)

40年前のライヴ音源ながら、音質が素晴らしい!
そして、演奏がとにかくキレキレ!!

マイケル・ブレッカーのサックス、ランディ・ブレッカーのトランペット。
音色に艶があって、目が覚めるような勢いを感じます。

今日のこの1曲は、スタジオ録音から更に高速化し圧巻のプレイを聴かせる「Some Skunk Funk」! 森 陽馬


2020年3月11日(水) ビーチ・ボーイズ 「Why Don't They Let Us Fall In Love」

CDが何枚も入ったBOXセットというのは、発売当初は興奮して注意深く隅々まで聴くのですが、数カ月過ぎるとあまり聴かなくなり、数年過ぎると形が大きかったり変形ジャケットだったりすることもありすっかり棚の邪魔者扱いとなって、全く聴かれなくなったりするものですね。

そんなBOXの中から、これを救い出して最近よく聴いていました。
そうしたら、ブライアン・ウィルソン来日が5/6東京、5/7大阪と発表されたので、日頃の行ない?は大切だな、と思った次第です。

そのBOXというのは2013年に発売されたこれです。

ビーチ・ボーイズ『カリフォルニアの夢』(Made In California)
(国内仕様6枚組CD 英文ブックレット翻訳・歌詞・対訳入の日本語ブックレット付 TOCP-71591~6 16,000円+税)

全174曲内63曲が未発表もの。(ライヴorミックスor完全未発表曲)
ビーチ・ボーイズの1962~2012年までの歴史を辿りながら、ヒット曲とレア・トラックも聴ける編集になっています。

今日はこのBOXで初めて聴けるようになったレアものディスク5の2曲目「ホワイ・ドント・ゼイ・レット・アス・フォール・イン・ラヴ」を。

録音は1980年頃。リード・ヴォーカルはブライアンとマイク。
おそらく、ブライアンのリハビリのために彼の好きな曲を、ということでカヴァーされた曲なのでしょう。
イントロのカウント、そしてコーラスがなんともいい感じです。

オリジナルは1964年発表ヴェロニカ(ロニー・スペクター)名義のシングル。
エリー・グリニッチ&ジェフ・バリー、そしてフィル・スペクターの共作。森 勉

2020年3月10日(火) Cribas 「tu」

アルゼンチン音楽の良心を継ぐ新世代男性5人組バンド、Cribas(クリバス)。
2020年2月下旬~3月にかけての来日公演がウイルス感染の影響で中止となってしまいました。

唯一行われた東京でのライヴがとても素晴らしかったそうなので、落ち着いたらまた来日してもらいたいですね。

そのCribas2019年録音2020年発表3rdアルバム『La Ofrenda』が絶品の1枚なので紹介しましょう。

Cribas『La Ofrenda』
(輸入CD 2,273円+税)

Juan Fermin Ferraris(ヴォーカル&ピアノ)、Nocolas Padin(ギター)、Federico Aguirre(アコーディオン)、Diego Amerise(コントラバス)、Joaquin Mendy(ドラム/パーカッション)。5人が織り成す穏やかな演奏と歌。
フォルクローレ、室内楽、ジャズ他、ジャンルを越え、清い川の流れのように美しい全10曲。

今日のこの1曲は、郷愁を呼び覚ます7曲目「tu」を。森 陽馬

2020年3月9日(月) Rick Astley 「Together Forever」

大相撲、競馬は無観客開催。野球、Jリーグは開催延期が決定。
コンサートやイベント軒並み中止・延期。

今週決行すると思われたA-HA来日公演は延期。
希望者にはチケット払い戻しの措置を出し決行予定だったリック・アストリー来日公演も中止。

コロナウイルス感染の影響は、日本含めたアジアだけでなく世界的な問題になってきましたね。
深刻な状況はしばらく続きそうで、桜がもうすぐ咲くというのになんとも重たい雰囲気、、、。

こんな時こそバブリーで華やかな時代の音楽を聴きたい、と思って今日店で聴いていた1枚。

リック・アストリー『The Best Of Me』
(国内2枚組CD 日本盤のみボーナス・トラック2曲追加 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18323 2,727円+税)

1966年生まれ英国出身、1987年デビューの男性シンガー、リック・アストリー。
カイリー・ミノーグ、バナナラマ等を手掛けたストック・エイトキン・ウォーターマンのプロデュースでヒットを連発。
90年代中盤から表立った活動は控えていましたが、近年音楽活動を本格的に再開しています。

今作は往年のヒット曲と2018年リリース作や新曲「Every One Of Us」含めたオールタイム・ベスト盤。
ディスク2には人気曲をピアノ中心のジャジーなアレンジでセルフ・カヴァーしたリイマジン・ヴァージョンを収録。

今日のこの1曲は、大ヒットした「Never Gonna Give You Up」と同じくらい好きな「Together Forever」を。森 陽馬


2020年3月8日(日) Young Gun Silver Fox 「Kids」

アンディ・プラッツ(ママズ・ガン)とショーン・リーのAORユニット、ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス。
2020年発表新作が発売になりました。

ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス『キャニオンズ』
(国内CD 解説・歌詞付 PCD-24918 2,400円+税)

70~80年代AOR/ウエスト・コースト・サウンド+アンディの表現力豊かな歌声、ショーンの巧みなプロデュース/アレンジ、甘く心地良いハーモニーを駆使し、良質な楽曲を生み出し続けている2人。

約2年ぶり3作目となる新作は、1stのメロウ&スウィート、2ndのソウルフル&ポップを引き継ぎつつ、更に進化したYGSFサウンドを聴かせてくれます。

キレのあるホーン・セクション、スラップ・ベースがかっこいい「Dream Woman」、
「君と離れたくない...」遠い地にいる愛する人への想いを歌う「Long Distance Love Affair」(歌詞に登場する<東京>で、アンディが家族を想い書いたのかなと想像してしまいます。)、
イントロがジョニ・ミッチェル「The Last Time I Saw Richard」を想起させる美しいピアノ・バラード「All This Love」で本編が締め括られます。

今作も良い曲が多くて迷いますが、オープニングを飾る「Kids」を今日の1曲に。
可愛らしいミュージック・ビデオも公開されていますので是非観ていただきたいです。東尾沙紀


2020年3月7日(土) クリーム 「うれしい気持 (I'm So Glad)」ライヴ

出ました!
クリーム解散ライヴ・ツアー音源を集めた4枚組ボックス・セット。

クリーム『グッバイ・ツアー・ライヴ1968』【4CDデラックス・エディション】
(国内CD 68ページ・ブックレット付 英文ライナー和訳・歌詞・対訳付 UICY-79060 8,500円+税)

ジャケットは解散後1969年3月に発表された私的名盤『グッバイ』と同じシルヴァーのタキシードに身を包み3人がにこやかに微笑んでいる写真が使われていますね。
(ブックレット中にはステッキを右手で持った別ポーズのフォトも掲載されています。)
ジャケットの大きさは25cmLPよりちょっと小さめで厚みも2cmとそれなりにコンパクトな仕様です。

さて、音の方ですが、1968年10月4日から11月26日にかけて行われた22日間の公演中4日分のライヴが収められています。全35トラック、楽曲としては12曲分ですが同じ曲でも日によって歌・演奏が違うのでそこも聴き所です。

このボックスで初めて聴けるようになったのは19トラックですが、初めてCDとして出たディスク4ロンドン・ロイヤル・アルバート・ホールの9曲や、それまで発表されたことがある7曲もリマスターされ、音のバランスが少し変えられているので、すべてのトラックが初めて耳にするものと言っていいかもしれません。

凄まじいテンションで繰り広げられるジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカー、エリック・クラプトンの個人技、そしてそれがひとつの塊となったクリームの存在価値がたっぷり味わえます。

これらの音が録音されてから51年の時が過ぎて、35トラックのすべてが愛おしく感じます。
今日のこの1曲はディスク1カリフォルニア・オークランドでの「うれしい気持 (I'm So Glad)」を。森 勉



2020年3月6日(金) Monophonics 「Last One Standing」

当店が選ぶ2019年ベスト・アルバム中の1枚に選出したKelly Finnigan(2019年7月2日今日のこの1曲で紹介)。
古き良きサザン・ソウルの薫り漂う素晴らしい作品で愛聴盤になっています。

そのKelly Finniganが在籍しているサンフランシスコ拠点ソウル・バンドMonophonics(モノフォニックス)。
2020年発表作『It's Only Us』が入荷しました。

Monophonics『It's Only Us』
(輸入CD COLEMINE RECORDS CLMN12032)

彼のソロがサザン・ソウル的だったのと比べ、今作はノーザン・ソウルな雰囲気。
Kelly Finniganの歌唱はよりソフィスティケイトされている印象。
曲もメロディアスで聴きやすく、とっても良いですね。

今日のこの1曲は3曲目「Last One Standing」。
カーティス・メイフィールド「Move On Up」を彷彿とさせるかっこいいナンバー! 森 陽馬


2020年3月5日(木) Venice 「Jacaranda Street」

ジャカランダとは青紫の花を咲かせる植物の名。オーストラリアでは春を告げる花としても知られています。
そんな春の到来を感じさせる心地良く爽やかな新譜この1枚。

Venice(ヴェニス)『Jacaranda Street』
(国内CD ボーナス・トラック5曲追加 金澤寿和監修・解説 歌詞・対訳付 PCD-24916 2,400円+税)

ヴェニスはMichael Lennonを中心にレノン兄弟&従兄弟4人で1977年結成されたアメリカン・ロックバンド。
(このレノン兄弟達の母親はあのガール・グループ、レノン・シスターズとのこと)

今作は2017年発表『Into The Morning Blue』以来のオリジナル・アルバム。
日本盤としては2015年8月発売された編集盤(
2015年8月8日今日のこの1曲で紹介)以来のリリースです。

真に<正統派ウエスト・コースト・ロック>!
イーグルス、ジャクソン・ブラウンお好きな方に絶対オススメのメロディー&コーラスが素晴らしい仕上がり。

今日のこの1曲はタイトル曲①「Jacaranda Street」を。
彼らの母親(レノン・シスターズ)が米国各地を家族と共に転々としていた想い出を綴っている1曲です。森 陽馬

2020年3月4日(水) ヴァレリー・カーター&佐橋佳幸 「Heartache」

ヴァレリー・カーターを初めて観たのは、1994年4月ジャクソン・ブラウン来日公演でした。
1977年発表ソロ1stそのままの歌声と美しい容姿に、ステージ中央のジャクソンよりバック・コーラスの彼女ばかり観てしまった記憶があります。

そして1994年12月、佐橋佳幸がバンマスを務めヴァレリー・カーターのライヴが日本で行われました。
今作は1994年12月20日恵比寿ガーデンホールでの記念すべきライヴ音源を初音盤化した1枚です。

ヴァレリー・カーター&佐橋佳幸『LIVE IN TOKYO 1994』
(国内CD 佐橋佳幸&長門芳郎による対談形式解説付 VSCD-3987 2,700円+税)

佐橋佳幸が選んだバック布陣(小倉博和、柴田俊文、斎藤有太、有賀啓雄、小田原豊、大石真理恵)の演奏。
ヴァレリー・カーターのイメージと全く変わらない美声に、素晴らしいコンサートだったなと再認識。
約25年の時を越えて、「Heartache」を生で聴けた時の感動が甦ってきました。

佐橋佳幸の解説、そして長門芳郎含めた対談で語られている逸話が掲載されたブックレットも充実。
3年前2017年3月4日急逝したヴァレリーを悼み、多くの方に今作を聴いていただきたいと思います。森 陽馬


2020年3月3日(火) 寺尾紗穂 「そらとうみ」

当店が2006年デビュー時から応援している1981年生まれの女性シンガー、寺尾紗穂。
2020年発表ソロ新作『北へ向かう』が本日入荷。

寺尾紗穂『北へ向かう』
当店のみの特典ポストカード&発売記念リーフレット&先着特典エッセイ付 PCD-27044 2,700円+税)

父寺尾次郎(シュガーベイブベーシスト/翻訳家 2018年6月6日逝去)告別式の日、彼女は金沢でライヴが入っていたため焼場まで行ったものの骨を拾う前に退出。北陸新幹線で移動中作られた楽曲がタイトル曲「北へ向かう」。

哀しみに包まれているようでありながら、2017年作『たよりないもののために』ほどの重さ・暗さは感じませんね。
日々新しい愛も生まれてくるはず、というポジティブな視点も伝わってくる1枚です。

今日のこの1曲は、歌声が讃美歌のように響いてくるほど感動的な8曲目「そらとうみ」を。
寺尾紗穂2010年発表「残照」を映画『0.5ミリ』主題歌に抜擢した映画監督:安藤桃子が高知へ移住。
地元の小学生が唄える歌を、と作詞し、寺尾紗穂がその詩に曲を付けた1曲。

ちなみに、ジャケットに映っている寺尾紗穂の左手人差し指に注目!
なめくじが付いているのですが、経緯は先着特典エッセイ本及び当店作成リーフレットに書かれています。
紗穂さんらしいその興味深いエピソード、よろしければチェックしてみてください。森 陽馬

2020年3月2日(月) Stephen Bishop 「Almost Home」

1976年発表名盤『Careless』で知られる男性シンガー・ソングライター、スティーヴン・ビショップ。
2019年配信されていた新作がCD&アナログ盤でフィジカル・リリースされました。

Stephen Bishop『We'll Talk About It Later In The Car』
(輸入CD BMG/WINDSONG ENTERTAINMENT 5053-852894)

キャリア初期に作ったデモを基に、新レコーディングした楽曲中心の全13曲。
センチメンタルなソングライティング・センスは変わらず。
自作曲に加え、ジミー・ウェッブ作「Someone Else」カヴァーも収録。哀愁伝わる歌心が沁みる1枚です。

今日のこの1曲は、Netflix配信映画『Benji』(2018)主題歌となった1曲目「Almost Home」。

2018年10月来日公演時販売していた編集盤CDR『SONGS FOR JAPAN』収録の「Almost Home」とは別ヴァージョンで、今作のセルフカヴァーは自身の代表曲「Looking For The Right One」を彷彿とさせるアレンジ。

ライヴで聴いた時、すごくイイ曲だな、と感じていましたが、このヴァージョンはより切なく響きます。
『Careless』(1976)、『Bish』(1978)が愛聴盤の方に是非聴いてもらいたい名曲。森 陽馬


2020年3月1日(日) James Taylor 「My Heart Stood Still」

息をすることさえもためらうような昨今の日常に、安らぎと温もりを与えてくれる1枚。

ジェイムス・テイラー『American Standard』。
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック2曲追加 天辰保文解説・歌詞・対訳付 UCCO-1219 2,600円+税)
当店のみの先着特典:ジャケットデザインマグネット付

2015年発表『Before This World』以来5年ぶりアルバムはスタンダード・カヴァー集。
「My Blue Heaven」、「Moon River」、「Teach Me Tonight」他全16曲。
ジェイムス・テイラー自身が慣れ親しんだスタンダード名曲を、彼らしいアレンジでカヴァーした作品です。

今日のこの1曲は、11曲目「My Heart Stood Still」を。
愛する人との出逢いで変化した心の動きを描くLorenz Hartによる詞、Richard Rodgers作曲の1927年作。

Stuart Duncan奏でるヴァイオリンの音色と曲後半の口笛が、疲弊した心に優しく語りかけてくれます。森 陽馬


2020年2月29日(土) The Beach Boys 「This Whole World」

ブライアン・ウィルソン2020年5月来日決定!(5/6東京 5/7大阪)

ビーチ・ボーイズ関連ニュースが最近少なく寂しい思いをしていましたが、突然発表されてビックリ!
こんなご時世なので無事来日できることを祈りたいと思います。

ビーチ・ボーイズ熱が一気に高まったので、50年前の1970年発表名作『サンフラワー』からこの1曲。

ビーチ・ボーイズ『Sunflower』
(国内CD UICY-25600 1,714円+税)

ブライアン・ウィルソン1999年初来日公演。
1曲目「The Little Girl I Once Knew」に続き2曲目で歌われたのが「This Whole World」でした。

この曲の唄とコーラスが流れた瞬間の感動は、20年以上経ったいまでも心に刻まれています。森 陽馬


2020年2月28日(金) Pugwash 「It's Nice To Be Nice」(2019 Strings Version)

ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、XTC、ELOなどのエッセンスを散りばめたメロディ&サウンドで、''ダブリンのジェフ・リン''と称されるトーマス・ウォルシュ率いるパグウォッシュ。

2019年でデビュー20周年を迎えた彼らのベスト盤が、ソニー<BEATLEDNA>シリーズから発売になりました。

パグウォッシュ『ザ・ベスト・オブ・パグウォッシュ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICX-150 1,800円+税)

初期のアルバムなど現在は手に入りづらいものも多く、解説・歌詞・対訳が付いた国内盤はおそらく初だと思いますので、これはとっても嬉しい!

1999年発表1st『Almond Tea』から、2017年作『Silverlake』までの7作品から厳選した19曲に加え、ベスト盤のために新録された「It's Nice To Be Nice」(2019 Strings Version)を追加した全20曲を収録。

ビーチ・ボーイズ風コーラス&アレンジが心地良い「It's Nice To Be Nice」に始まり、アンディ・パートリッジ(XTC)が絶賛曲「Apples」、コンピ『パワー・トゥ・ザ・ポップ』にも収録されたアンディとの共作「Anchor」、ジョージ・ハリスンぽい初期曲「Finer Things In Life」など。

岩本晃市郎さんの解説によると、トーマスは近年体調が優れず音楽活動は控えめにしているのだそう。
最後に収録された新録バージョンを聴くと確かに少し声が出しづらそう気も...。
体調がよくなったらまたポップ・ワールド全開の新曲を聴かせてほしいです。東尾沙紀


<PET SOUNDS RECORDスタッフが選ぶ2019年ベスト・アルバム>選出いたしました。

2020年2月27日(木) 松任谷由実 「真冬のサーファー」

ユーミンが結婚して松任谷由実名義で発表したオリジナル・アルバム第2作目(通算6作目)が、1978年11月発売『流線形'80』でした。

松任谷由実『流線形'80』
(国内CD TOCT-10639 2,381円+税)

1978年3月発表『紅雀』がユーミンにしては地味なアルバムだなと感じていたので、『流線形'80』は矢吹申彦デザインのジャケット含め個人的にはユーミンのイメージが帰ってきたなぁ、と思った1枚なのです。

「入江の午後3時」、「埠頭を渡る風」の2枚のシングル曲や、来生たかおとのデュエット曲「Corvett1954」、1981年から始まることになる苗場での「サーフ&スノウ・コンサート」を暗示させてくれる「ロッヂで待つクリスマス」など、ユーミン・ワールドが展開される実に・・・らしいアルバムです。

今日はA面3曲目「真冬のサーファー」を。

ユーミンらしい詞の世界に、山下達郎の一人多重録音コーラスが映える1曲。
イントロ、中トロ(?)、コーダとたっぷり、一聴してタツローとわかるコーラスが楽しめます。
間奏のトワンギーなギター・ソロもタツローです。

1991年公開の中山美穂、織田裕二主演映画『波の数だけ抱きしめて』エンドロール・ソングとしても使用されました。森 勉


2020年2月26日(水) 大橋トリオ 「Ways and scenes」

まずお知らせです。

2020年3月28日(土)当店地下アゲインで行う予定だったルラル発売記念イベント。
新型ウイルス感染拡大を受け、秋頃へ開催延期させていただくことになりました。

ご予約いただいていた方、楽しみにしていた皆様、大変申し訳ございません。
中止ではなく延期ですので、日を改め必ず行いたいと思っております。
新たな日程や詳細に関しては、決定次第告知いたします。ご了承くださいませ。

ということで、イベント中止・延期が続発している昨今ですが、音楽は止まりません。

大橋トリオ2020年新作オリジナル・アルバム『This is music too』。
(国内CD RZCD-87021 3,000円+税/ライヴ映像収録ブルーレイ付 5,500円+税)

今日のこの1曲は、東川亜希子作曲による5曲目「Ways and scenes」を。
大橋トリオ楽曲は一人多重録音の比率が高いのですが、この曲はセッションで生演奏レコーディング。
音楽の温もりを感じます。森 陽馬


2020年2月25日(火) ミッチ・ライダー&デトロイト・ホイールズ 「Sock It To Me-Baby」

ミッチ・ライダー&デトロイト・ホイールズ!
この名前を聴いただけで身体が熱くなってきます。

1965年から1968年にかけて発表された彼らの音源が3枚組CDに全67曲収録された集大成盤が出ました。

ミッチ・ライダー&デトロイト・ホイールズ『地獄の叫び~コンプリート・ボブ・クルー・プロダクションズ』
(国内仕様CD 日本語解説付 MSIG-1366~8 4,500円+税)

ミッチ・ライダーは1945年生まれとのことなので、ファースト・ヒット「Jenny Take A Ride」(ジェニ・ジェニNo.2)が出た頃はまだ20歳だったんですね。
目一杯にシャウトするヴォーカルと粗削りながら各楽器一丸となったデトロイト・ホイールズの演奏は最高のマッチングでした。

デトロイト・ホイールズの名付け親であるボブ・クルーがプロデュースし、その彼が設立したレコード会社New VoiceとDynovoiceから発売されたミッチ・ライダーソロ名義音源も含め全てが聴けるありがたい3CDです。

今日はアンソロジーCDのタイトルの元になっている1967年大ヒット「Sock It To Me-Baby (地獄の叫び)」を。
もちろん、彼ら最大のヒット曲「Devil With A Blue Dress On & Good Golly Miss Molly」(悪魔とモリー)も入っていますよ。森 勉


2020年2月24日(月) Pat Metheny 「From This Place」 feat Meshell Ndegeocello

「この場所から進まなければならない
愛を信じ 信念に導かれ 貴方と共に歩んでいく 皆の心が自由になるまで」
(Pat Metheny「From This Place」歌詞より)

広く遠いどこかへ、この場所から連れて行ってくれるような。
パット・メセニー、約6年ぶりとなるスタジオ録音オリジナル作品は想いが募る壮大な1枚。

パット・メセニー『From This Place』
(国内CD パット・メセニーによる曲解説を基にした日本語解説付 WPCR-18309 2,500円+税)

長年バックを務めているアントニオ・サンチェス(Ds)と、マレーシア/オーストラリア人ベーシストのリンダ・オー(B)、英国人ピアニストグウィリム・シムコック(P)によるバンド。
ジョエル・マクリーニー率いるハリウッド・スタジオ交響楽団のストリングスが適材適所に加わった全10曲。

『Watercolors』を思い起こさせるような美しさと、深い情愛が合わさった力作。
今日のこの1曲は、ミシェル・ンデゲオチェロがヴォーカル参加した⑧「From This Place」を。森 陽馬


2020年2月23日(日) Ben Watt 「Irene」

2020年4月21日、22日に来日公演を控えているベン・ワット(エヴリシング・バット・ザ・ガール)。

約4年ぶり、4枚目となるソロ・アルバム『Storm Damage』が発売になりました。

Ben Watt『Storm Damage』
(輸入CD ROAD015CD)

元々繊細な雰囲気を持った人ですが、近年は親族を失った悲しみ、政治への怒りが影響して行き詰まり、しばらく音楽制作からは離れていたそう。

前2作のパートナー的存在だったバーナード・バトラーは今回不参加。
Rex Horan(ex.Mamas Gun)のベース、Evan Jenkinsのドラム以外の殆どの演奏はベン自身によるもので、今作はギターよりもピアノやウーリツァ―、ローズなどキーボード類の音が印象的に耳に残ります。

アメリカ出身ミュージシャンAlan Sparhawkがギターとバック・ヴォーカルで参加した「Irene」では、それらを重ねループさせた音と儚げなメロディが相まってずっと聴いていたいと思う不思議なトラックに仕上がっています。東尾沙紀

2020年2月22日(土) John Fogerty 「Up Around The Bend」

「錆びつくより燃え尽きたい」
と言ったのはニール・ヤングですが、この人の場合は燃え広がっている印象の圧巻ライヴ盤!

CCRのジョン・フォガティ。
音楽活動50周年を記念して行った2019年全米ツアー、6月20日レッド・ロックスでのライヴ音源が発売。

John Fogerty『50 Year Trip :Live At Red Rocks』
(輸入CD BMG 5053-853805)

CCR1969年ウッドストック発掘ライヴ音源(
2019年11月8日今日のこの1曲で紹介)が素晴らしかったのですが、74歳を迎えても衰えるどころか強靭さを増している感すらある今作の熱さは、本当に火傷&胸焼け注意!

今日のこの1曲は、前向きで疾走感ある「Up Around The Bend」を。森 陽馬


2020年2月21日(金) 遠藤賢司 「猫と僕と君」

書籍『東京バックビート族 林立夫自伝』(リットーミュージック 2,000円+税)が本日入荷。


キャラメルママ~ティンパン時代の話を中心に、1990年代再活動し現在までのワークスに関して。
更に、高橋幸宏、伊藤大地、沼澤尚との対談等、貴重な写真や細かい注釈も付き興味深い話が満載。
<武蔵小山のペットサウンズ>と出てくる箇所もあります。手に取った方探してみてください。

ということで、林立夫のセッション仕事を集めたオムニバスCD『Non Vintage』から今日のこの1曲。
『Non Vintage 林立夫セレクション』(国内2枚組CD MHCL-593 3,000円+税)

遠藤賢司「猫と僕と君」は、1972年発表『嘆きのウクレレ』に収録されている繊細で美しい隠れた名曲。
林立夫さんは自伝の中で、「いまだに好きな曲」としてこの曲をピックアップ。

あと、「特に好きな曲」として「ピンク・シャドウ」を挙げ録音時の回想を。
「雨のウェンズデイ」に関して大滝詠一さんとの録音時やり取りの想い出を語っています。
森 陽馬

2020年2月20日(木) KEEPON 「終りの季節」

<恐るべし10代! KEEPON初のドーナツ盤登場!>

当店2019年ベストに選出、2003年生まれ現在高校生の男性ミュージシャンKEEPON。
細野晴臣『HOSONO HOUSE』収録曲2曲を15歳時にカヴァーした音源が7インチ+CD付仕様で出ました。

・(7インチ・アナログ+CD)KEEPON『パーティー/終りの季節』
(45回転アナログ盤+同内容CD付 
当店のみの特典バッチ付 LDEP-005 2,000円+税)

細野晴臣、レイモンド・スコット関連のデザインを手掛けている岡田崇さんのレーベル、LI'L DAISYからの発売。
アナログ盤は英国アビーロードスタジオのマイルス・ショーウェルによるハーフスピードカッティング。

「パーティー」は細野晴臣、「終りの季節」は久保田麻琴がミックスを担当!
味わい深い風合いのジャケット写真は、はっぴいえんどで有名な野上眞宏氏!
岡田崇さんがデザイン&ライナーノーツを手掛け、細野晴臣&久保田麻琴によるコメント付。

音はもちろんのこと、付属物ひとつひとつに作り手側の熱意が伝わってきますね。

「パーティー」のビーチ・ボーイズ「英雄と悪漢」的アレンジ聴きものですが、「終りの季節」を今日のこの1曲に。
細野晴臣がトロピカル三部作時期(1975~78)に「終りの季節」を録音していたら、と想像したくなるアレンジ。
久保田麻琴によるエコーが効いたダビーかつトロピカルなミックスが最高です。森 陽馬

★当店のみの先着特典!ジャケット写真のカンバッチ付!

2020年2月19日(水) クリーム 「クロスロード」(ライヴ)

クリームの解散ライヴ・ツアー音源がCD4枚組で2020年3月6日発売予定です。

1968年10~11月にかけて行われたアメリカでの『グッバイ・ツアー』と、イギリスでの『フェアウェル・コンサート』のライヴが収められています。
未聴ですがほとんどが未発表及び初CD化音源なので、聴くのがとても楽しみです。
発表されたら、またレポートしようと思います。

ということで、今日はクリームを。
クリームのライヴを初めて聴くことが出来たのはこのアルバムでした。

クリーム『クリームの素晴らしき世界』(原題:Wheels Of Fire)
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-20017~8 2,286円+税)

イギリス、アメリカでは1968年8月発表、クリームとして第3作目、LP2枚組!
1枚目は「ホワイト・ルーム」等を収録したスタジオ録音。
2枚目は『ライヴ・アット・ザ・フィルモア』と題されたライヴ録音という、それまでにはなかった形態での発売でした。
(日本では秋になってから1枚ものでバラ売りされました。)

前作の『カラフル・クリーム』(Disraeli Gears)もそうでしたが、友達が持っていたアメリカ盤を借りて聴きました。
1960年代中期から後期、新しいサウンドがどんどん発表されている時期。
当時高校生だった自分にとっては、かなり刺激的な音楽でした。

ロバート・ジョンソンやハウリン・ウルフなどブルースのことはまだ何も知りませんでしたが、「クロスロード」、「スプーンフル」のかっこ良さは伝わってきました。
ということで、今日は2枚目のライヴ盤の方から、4分間の最高のノリが感じられる「クロスロード」を。

フィルモアのライヴとなっていますが、実際は1968年3月ウィンターランドと近年はクレジットされています。森 勉


2020年2月18日(火) Black Pumas 「Confines」

ジミ・ヘンが1970年代に生きていて米国南部で録音したソウル・アルバムを出していたら、、、
そんな想像をかきたてられる1枚。

Black Pumas『Black Pumas』(Deluxe)
(国内仕様CD 日本語解説付 デラックス版2CD OTCD-6795 2,500円+税)

Black Pumas(ブラック・ピューマズ)は、白人ギタリスト/プロデューサーAdrian Quesada(エイドリアン・ケサーダ)と、黒人シンガーEric Burton(エリック・バートン)がオースティンで結成したソウル・ユニット。

2019年発表され第62回グラミー賞BEST NEW ARTIST(新人賞)にノミネートされた1stアルバムに、貴重ライヴ音源収録のボーナス・ディスクが付いた2枚組CD仕様。

ジャック・ムーヴス、ケリー・フィニガン等、ヴィンテージ感ある新世代ソウルお好きな方にオススメです。
今日のこの1曲は、ニール・ヤング「Cowgirl In The Sand」的!な⑧「Confines」。
森 陽馬


2020年2月17日(月) 吉田美奈子 「星の海」

路上生活者が販売員となり売上の約6割がその人の収入になる仕組の雑誌『THE BIG ISSUE』。
それを多くの方へ知ってもらおうと寺尾紗穂が発起人となり行っているりんりんふぇす、2020年開催が決定!

記念すべき10回目となる今回は、2020年3月29日(日)山谷・玉姫公演にて投げ銭制で行われます!
りんりんふぇすVol.10 sing with your neighbors ~The Big Issue Support Live

出演者が超豪華!
吉田美奈子with小島良喜、浜田真理子withMarino、イ・ラン、川村亘平斎、ソケリッサ、寺尾紗穂&望月けん一。
座談会、炊き出し、簡単な食事やコーヒーの販売などもあります。

路上生活者・BIG ISSUEだけでなく、出演者&スタッフ、観客含め皆のための催しであることを実感できるイベント。
桜も開花しているといいですね。てるてる坊主を今から準備して楽しみに待ちましょう!

ということで、今日のこの1曲は出演者の中から、吉田美奈子「星の海」を。

吉田美奈子1995年発表アルバム『EXTREME BEAUTY』のラストに収録されている名曲。
(国内CD 生産限定盤 UPCY-9782 1,000円+税)

1994年逝去した名イラストレーター、ペーター佐藤へ捧げられた美しいナンバーです。森 陽馬


2020年2月16日(日) 寺尾紗穂 「安里屋ユンタ」

2020年2月15日(土)寺尾紗穂、初の山梨公演を甲府 桜座で観てきました。

まず、
桜座が本当に素晴らしいライヴ・ハウス/芝居小屋でしたね。
演者及び観客の汗と涙が沁み込んだステージ&客席。
ここで文化が生まれ継承されてきたのだな、ということを感じられました。

そして、人それぞれの想い出と未来に光を灯すような、寺尾紗穂さんの歌も神々しかったな。

3月4日発売新作『北へ向かう』収録曲「北へ向かう」、「安里屋ユンタ」、「一羽が二羽に」、「そらとうみ」も披露。
「安里屋ユンタ」の時に焚かれたスモーク、「一羽が二羽に」時にそのスモークが照明に当たり、鳥のかたちへ変化!?していったように見えたのが印象に残りましたね。
(あと、伊賀航さんが参加した二部に披露した新曲「光のたましい」が本当に素晴らしかった!)

ちなみに、竹富島古謡「安里屋ユンタ」は鳥取で行った折坂悠太との2マンライヴで一緒にカヴァーしたのをきっかけに一人でも歌うようになったそうです。森 陽馬

★掲載ジャケットは、「安里屋ユンタ」収録、寺尾紗穂『北へ向かう』。
(2020年3月4日発売CD 当店のみの特典&インタビューリーフレット付 PCD-27044 2,700円+税)


2020年2月15日(土) Huey Lewis & The News 「I Am There For You」

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの新作が発売になりました。

スタックスの名曲をカヴァーした2010年発表前作『Soulsville』から約10年ぶり!
オリジナル中心の作品としては2001年発表『Plan B』から19年ぶりとなります。

Huey Lewis & The News『Weather』
(輸入CD BMG 538543642)

2018年、ヒューイ・ルイスがメニエール病と診断され、その年のツアーをキャンセル。
難聴、聴覚低下により今作のレコーディングにも支障があっただろうと思いますが、そんなことはまったく感じさせないパワフルな歌声を聴かせてくれます。

PVも楽しいエネルギッシュななロックンロール・ナンバー「Her Love Is Killin' Me」、ユージン・チャーチ作/アーサー・アレクサンダーやウォーカー・ブラザーズのバージョンでも知られる「Pretty Girls Everywhere」のカヴァー、カントリーテイストの「One Of The Boys」など全7曲を収録。

「君がどこへ行っても見守っている 君のためにそこにいるよ」と歌われる「I Am There For You」を今日の1曲に。
ヒューイの歌声、オルガン・ソロが沁みるミディアム・バラードです。東尾沙紀


2020年2月14日(金) ブレッド 「If」

デヴィッド・ゲイツを中心に1969年L.A.で結成されたブレッドは、1970年代前半、さわやかで美しいメロディーの曲をたくさん発表してくれました。

ハードなロックが台頭してきた頃なので、ブレッドのサウンドはよりソフトで落ち着いたものに感じました。

「Make It With You」(二人の架け橋)、「Everything I Own」(涙の想い出)、「Baby I'm - A Want You」、「Diary」、「The Guitar Man」、「Sweet Surrender」、「Aubrey」など名曲揃い。

今日のこの1曲は1971年ヒット曲「If」を。

ブレッド『アンソロジー・オブ・ブレッド』
(国内CD 全20曲 解説・歌詞・対訳付 WPCR-26324 1,300円+税)

それにしても、デヴィッド・ゲイツのソングライティング・センス、いいですね。森 勉


2020年2月13日(木) Neil Young 「When You Dance I Can Really Love」

レコード・コレクターズ2020年3月号<1970年の音楽地図特集>が本日入荷。
1970年に発表された作品が洋・邦・音楽ジャンル問わず紹介されています。


デレク・アンド・ドミノス『いとしのレイラ』、ピンク・フロイド『原子心母』、ジョージ・ハリソン『オール・シングス・マスト・パス』、ジョン・レノン『ジョンの魂』、サイモン&ガーファンクル『明日に架ける橋』、CSN&Y『デジャヴ』、ビーチ・ボーイズ『サンフラワー』、ジェイムス・テイラー『スウィート・ベイビー・ジェイムス』、ダニー・ハサウェイetc...。

名盤数多い中、僕にとっての1970年はやはりこの1枚!
ニール・ヤング『After The Gold Rush』。

冒頭「Tell Me Why」、かっこいい「Southern Man」、名曲「Only Love Can Break Your Heart」、「Birds」等で語られることが多い名作ですが、○万回(大げさ)聴いたファンとしては断然「When You Dance I Can Really Love」なんだよなぁ。
歌も、演奏も、ギターも、そして詞もこれぞニール・ヤング!

ちなみに、『Year Of The Horse』CDに収録されている「When You Dance~」も最高!大好きですね。森 陽馬

2020年2月12日(水) Pat Metheny Group 「Are You Going With Me?」

日本人写真家/プロデューサー、トシ矢嶋による写真集『LONDON RHAPSODY』。
70~80'sロンドンの薫り伝わる写真に加え、アーティストとの逸話を綴ったエッセイがとても興味深い。

特に、178ページ『シャーデーとの甘美なひと時 -トリニダード・トバゴにて』。
シャーデーのオフィシャル・フォトグラファーであった彼が1986年トリニダード・トバゴに呼ばれた時の出来事。

部屋でシャーデーと二人きりになり、BGMはパット・メセニー・グループ1982年発表名作『OFFRAMP』。
「Are You Going With Me?」がかかる極上なムードでカメラのレンズを向けると、彼女は服を脱ぎ捨て...。

シネマティックかつ素敵なエピソードで、美しい写真と共に甘美な夢を魅せてくれます。

なお、「Are You Going With Me?」をパットと共作したLyle Mays(ライル・メイズ)逝去の報が本日入りました。
『OFFRAMP』ラスト収録「The Bat PartⅡ』がレクイエムのように響きます。合掌。森 陽馬

★パット・メセニー・グループ『OFFRAMP』
(国内CD UCCU-5721 1,500円+税)

2020年2月11日(火) 桑田佳祐&The Pin Boys 「悲しきプロボウラー」

桑田佳祐のボウリング熱、いまだ冷めず、
ということで、ボウリングをテーマにした曲を歌うプロジェクト第2弾が発売されました。

桑田佳祐&The Pin Boys『悲しきプロボウラー』
(国内CD+ピンズ+ポスター+ステッカー付限定盤 先着クリアファイル付 VIZL-2050 1,500円+税)

演奏のパーソナルは、片山敦夫(ピアノ、シンセサイザー&シンセ・ベース)、斎藤誠(エレクトリック・ギター)、角谷仁宣(コンピューター&リズム・プログラミング)、岡野桜子(「ねぇ、ダーリン・・・」の語り)、桑田佳祐(エレクトリック・ギター)となっています。

サザン・オールスターズ/桑田佳祐の新曲が出るたびに思うことですが、やっぱり桑田佳祐って、天才ソングライターだなぁ~。

今回も軽快で気持ちがウキウキしてくるようなポップさを持ったいい曲です。
ボウリングのレーンをボールがストライクのポケットに向かって疾走しているようなワクワク感がある曲ですね。

個人的なことで恐縮ですが、ボウリングは中学・高校・大学時代によくやりました。
昭和40年代は大流行していて、ボウリング場もいっぱいありました。

一番よく行ったのは、五反田ボウリング・センターでした。
割引があることもあり一時期は会員になったりもしました。

二番目によく行ったのは神宮球場の横にあった東京ボウリング・センター。
学校帰りに仲間と行くことが多かったなぁ。カフェで売っていたレオネードの味も最高でした。

ちなみに当時のスコアは150あたりをうろうろ状態でした。
ハイ・スコアとして覚えているのは226と記憶しています。森 勉


2020年2月10日(月) ルラル 「クラクション」

PET SOUNDS RECORDレーベル第1弾ルラル発売記念トークイベントが3月28日(土)開催決定しました。

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2020年3月28日(土)
PET SOUNDS RECORD presents ルラル発売記念イベント
ライヴ・カフェ・アゲイン(武蔵小山 当店地下)
14時開場 15時開演 入場料1,500円
出演:中林理香(ルラル)
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中林理香さんに石川県金沢からお越しいただき、当時のライヴ映像や音源を楽しみながらお話を色々伺います。
ライヴへ足を運んだことがあったルラルファンの方々は大集合!
(もちろん、今回のリリースでルラルを知ったという方も是非! 予約受付はアゲインにて)

今日のこの1曲は、ファンからも人気の高いナンバー「クラクション」。
2003年発売シングルCD、店頭にまだ少し在庫ございます。お早めにどうぞ。森 陽馬

ルラル『クラクション』
(CD KJCS-5003 1,100円+税)


2020年2月9日(日) Young Gun Silver Fox 「Whatcha Gonna Do For Me?」

アンディ・プラッツ(ママズ・ガン)とショーン・リーのAORユニット、ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス。
2020年3月4日に彼らの3枚目となる新作『キャニオンズ』(国内盤)が発売されます。

アルバムに先駆け、新録曲を収録したアナログ7インチ・シングルが出ました。

ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス「Whatcha Gonna Do For Me?/Private Paradise」
(国内EP 歌詞付 P7-6243 1,800円+税)

A面は、ネッド・ドヒニー&ヘイミッシュ・スチュアート(アヴェレイジ・ホワイト・バンド)共作、チャカ・カーンのヒットで知られる「Whatcha Gonna Do For Me?」のカヴァー♪

Gallianoや近年再始動したMother Earthメンバーでもある黒人ベーシストErnie Mckone、インコグニート作品参加等で知られるNichol Thomson(トロンボーン)他ホーン・セクションをフィーチャーした極上のカヴァーに仕上がっています。

B面は最新3rdからのリード曲「Private Paradise」。
打ち込みをベースに1stの雰囲気を想起させる爽やかな1曲。ショーン・リーのとろけるようなギターソロも必聴です。

新作がとっても楽しみ!YGSFとしての2度目の来日も期待したいですね。東尾沙紀


2020年2月8日(土) James Brown 「Give It Up Or Trust A Loose」

最高にファンキーでかっこいい!
でも、怖いくらいの緊張感が伝わってくるライヴ盤この1枚。

James Brown『Live At Home With His Bad Self』
(輸入CD Universal B0030192-02)

ジェイムス・ブラウン1970年発表代表作『Sex Machine』は、「Sex Machine」等スタジオ録音に拍手や歓声を重ねた疑似ライヴ収録のディスク1と、故郷ジョージア州1969年ライヴのディスク2で構成されていました。
今作は、そのディスク2に収録されていたジョージア州オーガスタでの1969年ライヴ完全盤の音源です。

当時1969年ライヴ・ツアー後、バックの主要メンバーが大量離脱。(JBのパワハラに耐えかねた?)
「Sex Machine」はその翌年ブーツィ・コリンズ等を招集し録音した楽曲なので、このライヴには入っていません。

でも、というかだからこそ、このライヴ盤に収録曲の熱は尋常じゃないっ!
演奏ミスをしたら罰金、という逸話があるほど厳しかったJBバンドの意地とプライドが伝わってくるのです。

今日のこの1曲は、未発表だった「Give It Up Or Trust A Loose」。森 陽馬


2020年2月7日(金) The Viscaynes 「Heavenly Angel」

宮治淳一さんを招いての放送だった2020年お正月の山下達郎さんD.J.によるラジオ番組<サンデー・ソングブック>での新春放談はとても楽しいひとときでした。

世の中にまだまだ自分の知らない興味深い音楽がいっぱいあるんだということを教えてくれるもので、レコード/CDへの執着心がますます膨らんでしまうプログラムでした。

その新春放談の第2週目に達郎さんが紹介してくれたのがThe ViscaynesというDoo Wopグループ。

The Viscaynes & Friends『The Viscaynes & Friends』
(輸入CD ORG Music ORG-2111)

後にスライ&ザ・ファミリー・ストーンを結成するスライ・ストーンことシルヴェスター・スチュワートが在籍していたヴィスケインズ1961年のレア音源を集めた編集盤です。

ヴィスケインズは白人の男女各2人とスライを含む黒人2人の6人組。
西海岸のマイナー・レーベルVPM、Tropoから数枚のシングルを出していたようです。

このCDにはその貴重音源7曲と、&フレンズということでPrecisions2曲とIndividuals1曲の計10曲が収められています。
ドゥワップの奥深い魅力が堪能できる貴重な1枚だと思います。森 勉


2020年2月6日(木) 吾妻光良&The Swinging Boppers 「齢には勝てないぜ」

今週末2月9日(日)、東京競馬場では東京新聞杯(芝1600メートル GⅢ)が行われます。

過去にはリスグラシュー(2018)、インディチャンプ(2019)、と後にGⅠを勝った馬が優勝。
長い直線の攻防が見所ある好きなレースですが、特に印象深いのは1990年ホクトヘリオスの追い込み!

ホクトヘリオスが繰り出した大外一気の末脚は本当に凄かったなぁー。
4コーナー周って絶望的な位置から大外に進路をとった柴田善騎手!(いまでも現役!)
近年の競馬は内&先行有利の馬場が多いのですが、こういうレースをもっと見たいですよね。

ということで、話題とあまり関係ありませんが、1990年頃に録音(発表は1991年)された今日のこの1曲。
吾妻光良&The Swinging Boppers「齢には勝てないぜ」。

<ジャンプ・ブルース/ジャイヴfromジャパン>のレジェンド、吾妻光良&The Swinging Boppers。
1991年発表アルバム『Stompin' & Bouncin'』1曲目に収録されていたナンバー。

このアルバムが初アナログLP化され限定発売されました。
吾妻さんの他作品も今後アナログ化される予定になっています。森 陽馬

吾妻光良&The Swinging Boppers『Stompin' & Bouncin' The Great Victor Masters 1990-1991』
(国内LP TYOLP-1024 3,800円+税)


2020年2月5日(水) 安宅浩司 「笑ってみたら」

ほのぼのとして朗らかで、そして、じわじわと味わいが沁みてくる1枚。

安宅浩司(KOJI ATAKA)『THE ACES』
(国内CD WITH-502 2,000円+税)

山田稔明、栗コーダーカルテット、中村まりのサポート・ギタリストとしても知られるシンガー・ソングライター。
『それでいいんじゃないかと』(2007)、『ココニアル』(2010)に続く、ソロ3作目となるアルバムが本日発売。

日々の悲喜交々を友人と語り合っているような、普段着の温もりを感じさせてくれる全9曲。

今日のこの1曲は5曲目「笑ってみたら」。

♪ 笑ってみたら きっとうまくいくんじゃないかな 胸が痛んだり 涙が出たりだけど ♪
(安宅浩司「笑ってみたら」歌詞より)

朴訥で飾らないけれど、音楽・人生へ対する彼の一本芯が通った想いが伝わってきます。森 陽馬


2020年2月4日(火) 浜田真理子 「ヨコハマ・ホンキー・トンキー・ブルース」

♪ ひとり飲む酒悲しくて 映るグラスはブルースの色
たとえばトム・ウェイツなんて聴きたい夜は 横浜ホンキー・トンク・ブルース ♪
(「ヨコハマ・ホンキー・トンキー・ブルース」歌詞より)

作詞:藤竜也、作曲:エディ藩(ゴールデン・カップス、ソロ他)。
上記作者の他、松田優作、原田芳雄、宇崎竜童の歌唱でも知られる横浜ブルースの名曲。
カラオケのオハコ、という方も多いのではないでしょうか。

哀愁が滲み出るような詞から、男性の歌という印象を僕は持っていました。
しかしながら、浜田真理子によるカヴァーは堂に入っていて見事の一語!

2018年発表昭和歌謡カヴァー・アルバム『LOUNGE ROSES』(
2018年11月19日今日のこの1曲紹介)で歌っていますが、本日発売ライヴCD、地元島根のコンサートで歌われた音源の方を今日のこの1曲に。森 陽馬

浜田真理子『MARIKO HAMADA LIVE 2017-2019 VOL.2』
(国内CD 久保田麻琴プロデュース CAM-002 2,300円+税)


2020年2月3日(月) チェン・ビー 「そしてぼくはきみを抱いて」

春風のように柔らかく清廉な歌声を持つ中国山東省出身女性シンガー・ソングライター、チェン・ビー。

北京大学で日本文化を専攻。
2012年1stアルバムを発表以降、北京と東京を拠点に活動している彼女の6枚目となる新作が発売されました。

チェン・ビー『そしてぼくはきみを抱いて』
(国内CD 歌詞・対訳付 2,500円+税)

中国の人気男性アーティスト、モーシーやシャオ・インをゲストに迎え、北京と東京でレコーディング。
タイトル曲「そしてぼくはきみを抱いて」は現代詩人:野村喜和夫によるはかない夏の終わりを描写した詞に、モーシーと共作した曲をつけたもの。2人の歌声がマッチしていて、とても素敵なデュエットです。

女の子の可愛い話し声、優しいメロディーにホッとする「毎日書き留める大切な小言」、ドラマティックなストリングスに心打たれる「意味のジャングル旅行のガイド (Meaning Jungle Trip Guide)」など、多彩な楽曲が収められています。

アルバムを締め括るのは、日本語で歌われている幻想的なアレンジの童謡「赤とんぼ」。
彼女の包み込むような美しい歌声で、子どもの頃の懐かしい記憶が色々と呼び覚まされました。東尾沙紀


2020年2月2日(日) 小野リサ 「忘れな草をあなたに」

明日2月3日は立春の前日、節分。
ハロウィン、クリスマスも楽しいイベントですが、日本古来から伝わる行事も大事にしたいですよね。

ということで、情緒あふれる<日本の歌>を今日のこの1曲に。

小野リサ『愛から愛へ ~愛の讃歌~』
(国内CD MUCD-1441 3,000円+税)

ブラジル音楽を馴染みやすいアレンジで1989年から歌い続けてきた日本人女性シンガー、小野リサ。
近年は、日本の歌を穏やかなボサノヴァ/ラテン・アレンジで歌う作品が多くなりました。

今作も1940~60年代に日本で歌われていた楽曲のカヴァーを中心に収めた全12曲。
(11曲目「まだ恋が足りない」のみ宇崎竜童&阿木燿子コンビによる書き下ろし新曲)

今日のこの1曲「忘れな草をあなたに」は、木下龍太郎作詞、江口浩司作曲による1963年楽曲。
女性コーラス・グループのヴォーチェ・アンジェリカ、菅原洋一、倍賞千恵子の歌で知られるナンバー。
Tony Guerreroによるフリューゲルホルンの音色が心地良くも切ないアレンジです。森 陽馬


2020年2月1日(土) ブルー・ペパーズ 「マリンスノーの都市」 feat 佐々木詩織

ベースはリー・スクラー!(The Section、James Taylor他)
ドラムが宮崎まさひろ!(東北新幹線、高中正義他)

通好みなリズム隊をゲストに迎えた新録音曲が出ました。

ブルー・ペパーズ『Believe in Love/マリンスノーの都市』
(国内7インチ・アナログ盤 VSEP-850 1,800円+税)

ブルー・ペパーズは福田直木と井上薫による新世代AOR/シティ・ポップ男性2人ユニット。

ジェイ・グレイドンオマージュな雰囲気「Believe In Love」と、冒頭のリズム隊を起用した「マリンスノーの都市」。
アーバン・メロウなこの2曲をカップリングした7インチ・アナログ盤です。

近年活動の幅を広げている佐々木詩織(佐々木久美の娘)による伸びやかな歌声も魅力的ですね。森 陽馬


2020年1月31日(金) James Taylor 「Teach Me Tonight」

2020年2月末にとっても楽しみな新譜があります。

それは、、、ジェイムス・テイラー『アメリカン・スタンダード』!
(2020年2月28日発売 国内CDボーナス・トラック追加収録 解説・歌詞・対訳付 UCCO-1219 2,600円+税)

72歳を迎えたジェイムス・テイラーの包容力ある歌声で歌われるアメリカン・スタンダード。
冷えた身体と疲れた心に優しく寄り添ってくれる1枚になりそうですね。

今日のこの1曲は、Sammy Cahn&Gene De Paulによる1953年作「Teach Me Tonight」を。

ダイナ・ワシントン、ジョー・スタッフォード、アル・ジャロウ等多くのシンガーがカヴァーしているスタンダード曲。
でも、ジェイムス・テイラーが歌うと、彼自身が昔から歌っていたオリジナルのように聴こえるから不思議。

春の訪れと共にこのアルバムを心待ちにし、苦手な冬を乗り越えたいと思っています。森 陽馬

★当店のみの特典も作成予定! 予約受付中!


2020年1月30日(木) DA LATA 「Sway」 feat Vaness Freeman

2日前の凍える寒さがウソのように、東京は春のような陽気でした。
これだけ暖かいと、グルーヴィーなブラジリアン・サウンドを聴きたくなってきますね。

ということで、春~夏に合いそうなクールかつダンサブルな1枚を。

DA LATA『BIRDS』
(輸入CD DA LATA MUSIC DLM004CD)

DA LATA(ダ・ラータ)は西ロンドン発、Patrick Forge(パトリック・フォージ)とChris Franckによるユニット。
ブラジリアン・ジャズをCLUB MUSIC的感覚で現代的に心地良くアレンジしているところが魅力。

今作はパーカッショニストであるChris Franckがプロデュースを担当。
ウエスト・ロンドンらしいオシャレでハイセンスなサウンド・アレンジがゴキゲンです。

今日のこの1曲は、The Baker Brothersとの仕事で知られるVanessa Freemanをfeat②「SWAY」を。森 陽馬


2020年1月29日(水) デヴィッド・ボウイ 「ヒーローズ (ドイツ語版)」

映画『ジョジョ・ラビット』を鑑賞してきました。

第二次世界大戦下のドイツ。ヒトラーに傾倒する10歳の少年ジョジョ。
靴紐も1人で結ぶことのできない彼が、愛とユーモアに溢れる勇敢な母親、ユダヤ人女性との出会いなどによって少しずつ意識を変え成長していく物語です。

ナチスを扱った映画ながら、ヒトラーはジョジョの空想上の友達<アドルフ>(演じるのは監督!)としてコミカルに描かれていたり、子役達の可愛らしさにクスッとしたり、キャラクターが皆魅力的でした。
悲しいシーンもありますが、シリアスになりすぎず、でも戦争や差別がいかに愚かな事か知らない世代にも観て感じてほしいという監督の想いが伝わる作品でした。

音楽の使われ方もとても良かったです。

ストーリーがこれから始まっていくワクワク感を掻き立てるビートルズ「抱きしめたい」、終盤のとても良いシーンで流れるデヴィッド・ボウイ「ヒーローズ」、ロイ・オービソン「ママ」はドイツ語ヴァージョンが印象的に使われています。

他にもトム・ウェイツ「大人になんかなるものか(I Don't Wanna Grow Up)」、ラヴ「Everybody's Gotta Love」など、60~70年代のロック/ポップスも物語に違和感なく溶け込んでいました。東尾沙紀

掲載ジャケットは上記の楽曲他全12曲を収録した『ジョジョ・ラビット オリジナル・サウンドトラック』です。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UWCD-1073 2,500円+税)



2020年1月28日(火) Bill Fay 「Your Little Face」

東京23区は雪が降らなかったものの、風雨が強くとても寒い1日でしたね。

こんな日には、凍えそうな寒さを凌ぐ焚火のように、温もりがじわじわと伝わってくる1枚を。

Bill Fay『Countless Branches』
(輸入CD Dead Ocean DOC211)

Bill Fayは1960年代から活動している英国出身男性シンガー・ソングライター。
2012年に41年ぶりオリジナル・アルバム『Life Is People』をリリース。
その後2015年『Who Is The Sender?』(
2015年6月23日今日のこの1曲で紹介)発表。
それ以来となるアルバムが今作です。

復帰後の2作同様、Joshua Henryプロデュース。
無駄な音を極力排し、深みを増した彼の歌声がより心に響く仕上がり。

今日のこの1曲は、3曲目「Your Little Face」を。
<英国のトム・ウェイツ>と以前書きましたが、<英国のエリック・アンダーソン>と評したくなる1曲。森 陽馬


2020年1月27日(月) Corinne Bailey Rae 「Jersey Girl」

桑本正士の写真と長門芳郎の文によるレコード・コレクターズ誌の連載『桑本正士が写した音楽と記憶の風景』。
2020年2月号第22回はトム・ウェイツの写真と来日公演のことが書かれていました。

楽屋口では普通に歩いていたのにステージ上へ出ていくときはフラフラと酔っぱらった感じで歩いたり、ビール缶を開け中身がプシュっと飛び出すのもステージ直前に缶ビールをよく振っていた、というエピソードが興味深かったです。
<酔いどれ吟遊詩人>を自ら演出していたわけですね。

そのトム・ウェイツの楽曲を女性シンガーがカヴァーしたアルバムが発売されました。

V.A『Come On Up To The House』
(輸入CD DUALTONE 80302-02003-26)

Warren Zanes(The Del Fuegos)による総合プロデュース・アルバム。
Aimee Man「Hold On」、Shelby Lynne&Allison Moorer「OL'55」、Patty Griffin「Ruby's Arms」他全12曲収録。
トム・ウェイツのソングライターとしての魅力がより感じられる1枚。

今日のこの1曲はコリーヌ・ベイリー・レイが歌う「Jersey Girl」を。
♪シャラララ♪のサビがトム・ウェイツのダミ声と違い、華やかで素敵なカヴァーです。森 陽馬


2020年1月26日(日) The Dave Clark Five 「I Like It Like That」

12年ぶりくらいで、デイヴ・クラーク・ファイヴのCDがオフィシャルで発売されました。

The Dave Clark Five『All The Hits』
(輸入CD BMG BMGCAT408CD 32ページ英文ブックレット付/輸入LP)

全28曲、1963~70年にイギリス&アメリカでシングルヒットした曲を中心に収録されています。
中には映画『五人の週末』で使われたLP収録曲「ワイルド・ウィークエンド」、1966年日本盤LPとして出た『デイヴ・クラーク・ファイヴがやってくる』に入っていた「めぐり逢う日を ('Til The Right One Comes Along)」、シングル「オーヴァー&オーヴァー」B面でありながら知られざる名作「アイル・ビー・ユアーズ・マイ・ラヴ」等、マニア受け曲も含まれています。

ちなみに、「めぐり逢う日を」はピアノの間奏がない当時聴いたことがなかったヴァージョンで収録。
「アイル・ビー・ユアーズ・マイ・ラヴ」に関しては、2005年旧店舗がなくなる際のイベント(当店HPの
Good TiminコラムVol.2掲載)で取り上げた『森勉の選ぶ5曲+1』をご参照ください。

さて、今日のこの1曲は何にしましょうか。大好きな曲ばかりで目移りしますが、、、。
DC5はオリジナルもいいけれどカヴァーもすばらしい!いうことで、アラン・トゥーサン&クリス・ケナー作「アイ・ライク・イット・ライク・ザット」を。
リード・ヴォーカルのマイク・スミスによる大迫力ヴォーカルが楽しめます。

なお、このCDは
2008年11月24日今日のこの1曲で紹介したThe Dave Clark Five『The Hits』と同内容。
2019年最新リマスターではありますが、ブックレットの文章・写真等も重複している所が多いので、それをお持ちの方はジャケットが違いますがパスしてもいいかと。
しかし、それをお持ちでない方は今回是非お手元に1枚。
デイヴ・クラーク・ファイヴのオフィシャルCDはすぐ手に入らなくなることが多いですから...。森 勉


2020年1月25日(土) Mondo Gascaro 「Apatis」

『大人の科学マガジン』2020年3月発売予定の最新リリースは、トイ・レコード・メーカー!
レコードに音を再生するための溝を刻む作業・カッティングを自らの手で行えるという驚きのキットです。

<2020年3月26日頃発売 当店でも取り扱い予定>
トイ・レコード・メーカー (学研 68ページ本+組立キット 7,980円+税)

CD、DVD、カセット等と違い、アナログ盤を自分で作成する、というのは夢のような作業ですよね。
自分の声・歌・演奏などスマホで録音&取り込み、それをカッティング&再生。
世界で1枚のレコードを作って、プレゼントしたりもできるとのこと。凄いなぁー。

カッティングしたレコードに、針を落として音が出た時の感動は筆舌に尽くし難いものがあるでしょう。
当店にも3月下旬入荷予定です。乞うご期待!

今日のこの1曲は、様々な国/ジャンルのGood Musicを紹介してくれる名レーベル、プロダクション・デシネからリリースされたインドネシア男性ミュージシャン、モンド・ガスカロの7インチ・レコード「Apatis」。
(国内7インチ・アナログ盤 PDSP-023 1,900円+税)

モンド・ガスカロが手掛けた映画『Memories Of My Body』サントラ盤からセレクトされた2曲。
楽曲も、音質も、デザインも、デシネ・レーベルの音楽に対する愛情&こだわりが感じられます。森 陽馬


2020年1月24日(金) Mike Viola 「悲しきLA天国 (MONAKA)」

ソニー<BEATLEDNA>シリーズから、マイク・ヴァイオラの日本独自ベスト盤が今週発売になりました。

マイク・ヴァイオラ『ザ・ベスト・オブ・マイク・ヴァイオラ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICX-149 1,800円+税)

2020年1月5日今日のこの1曲にも今作について書かせていただきましたが、ビーチ・ボーイズ風コーラスが印象的な名曲「Strawberry Blonde」から始まる選曲がとても良く、また取り上げたくなってしまいました。

マイク・ヴァイオラは、エルヴィス・コステロのような少し鼻にかかったハスキーヴォイス、ポップ好きの心をギュッと掴むメロディ・センスを持つ1966年生まれアメリカのシンガー・ソングライター。

マイクがヴォーカルを務めた映画『すべてをあなたに』主題歌「That Thing You Do」がやはり有名でしょうか。
ボーナス・トラックにはこの曲に加え、浦沢直樹、倉本美津留、LA在住日本人アーティストHedayと結成した新バンド<MONAKA>の本邦初公開曲「悲しきLA天国(Don't Want To Die In LA)」も収録されています。
フリー「All Right Now」を彷彿とさせるイントロが印象的なポップンロールな1曲♪ドラムはジム・ケルトナー!
入門編にも最適の1枚です!東尾沙紀


2020年1月23日(木) Hootie & The Blowfish 「New Year's Day」

Hootie & The Blowfish (フーティー&ザ・ブロウフィッシュ)!
1990年代洋楽をよく聴いていた方は、「懐かしい!」と感じる方が多いのではないでしょうか。

米国サウスカロライナ州出身1986年結成4人組ロック・バンド。
1994年発表1stアルバム『Cracked Rear View』がヒット。僕は「Hold My Hand」という曲が大好きでした。

その1stから25年を経た2019年末、彼らの約15年ぶりフル・アルバムが発売されています。
Capitol Nashville移籍第1弾となる今作。Jeff Trott、Fank Rogersプロデュースによる快心の1枚。

Hootie & The Blowfish『imperfect circle』
(輸入CD Capitol Records Nashville 00602508176777)

黒人シンガーDarius Rucker(ダリアス・ラッカー)のソウルフルな歌声健在!
アメリカの大らかさを体現したようなロックに、口ずさみやすいポップなメロディーがゴキゲンな全13曲です。

今日のこの1曲は、新年1月今更ながら新たな気持ちで1曲目「New Year's Day」を。森 陽馬


2020年1月22日(水) Marcus King 「Beautiful Stranger」

ビルボード・ライブ横浜、2020年4月オープンが決定!
4月12日こけら落とし公演はバート・バカラック!(92歳!!)
他ラインナップも豪華で楽しみですね。

ちなみに、2019年ビルボード・ライブ東京で観た中では、マーカス・キング・バンドが印象に残っています。
サザン・ロックな面だけでなく、ソウルフルな魅力も感じとれ若いパッション溢れるステージでした。

そのマーカス・キング、ダン・オーバック(ブラックキーズ)プロデュースで初ソロ・アルバムをリリース。

マーカス・キング『El Dorado』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック1曲追加 解説・歌詞・対訳付 UCCO-1218 2,500円+税)

今までの作品で聴けた豪放なギターはやや抑え目に。
その分、彼のソウルフルな歌声とソングライティングがより活かされた1枚に仕上がっています。

今日のこの1曲は、オーティス・レディング的サザン・ソウル・バラードな⑥「Beautiful Stranger」を。
23歳にして魂焦がすようなこのソウル/ブルース。素晴らしい! 森 陽馬



2020年1月21日(火) ニック・ロウ&ロス・ストレイトジャケッツ 「Heart Of The City (Live)」

ニック・ロウの新しい編集盤が発売になりました。

ニック・ロウ&ロス・ストレイトジャケッツ『ウォークアバウト』
(国内仕様CD 解説・歌詞・対訳付 MSIG-1357 2,500円+税)

ニック・ロウ&ロス・ストレイトジャケッツが2020年2月16~23日の間に行うオーストラリア・ツアーのプロモーション用に編まれたもので、ニュージーランドや日本でも発売されているスペシャル・コンピです。
(ステッカーシート入り500枚限定!)

4曲入りEP『Tokyo Bay』(
2019年1月30日今日のこの1曲紹介)、『Love Starvation』(2019年4月26日今日のこの1曲紹介)から各3曲ずつ、ロス・ストレイトジャケッツによるニック・ロウ・インスト・カヴァー集『愛しのニック・ロウ・ショー』(2017)から4曲、ロス・ストレイトジャケッツによるイージービーツ「Friday On My Mind」カヴァー、最後に今作に初収録となる「Heart Of The City」ライヴ音源含めた全12曲入。

ライヴ音源以外は既発曲なので、すべてお持ちの方は曲がだいぶ重なってしまいますが、両者による「Heart Of The City」のゆる~りとしたアレンジも良い感じですよ。2018年の録音だそうです。

2019年来日した際、「来年(2020年)はバンドを連れて来るよ!」と言っていました。
4年連続の来日、期待したいと思います。東尾沙紀



2020年1月20日(月) フランク・シナトラ 「ディドゥント・ウィー」

1939年に初レコーディング、1941年からは多くの映画出演、1961年には自身のレーベル『リプリーズ』を設立し、多くのヒットを放ちエンターテイナーとして活躍したフランク・シナトラは、活動期間も長かったのでファンそれぞれのフェイヴァリットがあると思います。

一般的にフランク・シナトラと言えば、「マイ・ウェイ」を歌っている人、という認識になるでしょうか。
(異論のある方もいらっしゃると思いますが、今日のところは話の流れ上、これでよろしくお願いします。)

シナトラの「マイ・ウェイ」がヒットしたのは1969年。
全米チャートでは最高位27位までしか上昇しませんでしたが、その後知名度が上がり超有名曲となりました。
その「マイ・ウェイ」をフィーチャーした同年発表アルバム『マイ・ウェイ』が発表50周年を迎え、2019年暮れ日本盤としても発売されました。

フランク・シナトラ『マイ・ウェイ ~50周年記念エディション』
(国内CD 英文解説の翻訳・歌詞・対訳付 UICY-15851 2,500円+税)

ボーナス・トラックとして、デュエットやライヴの「マイ・ウェイ」4ヴァージョンを収録。
今日はその「マイ・ウェイ」ではなく、アルバム中の1曲として発表された「ディドゥント・ウィー」を。

「マッカーサー・パーク」のヒットで有名なリチャード・ハリス1968年発表名作『ア・トランプ・シャイニング』に収録されていたジミー・ウェッブ作品のカヴァーです。

喪失感を湛え、情感たっぷりに歌うシナトラのヴォーカル、見事です。アレンジはドン・コスタ。森 勉


2020年1月19日(日) Jonah Tolchin 「Roll Em Easy」

天辰保文氏が2019年ベスト3に挙げている1枚。

Jonah Tolchin(ジョナー・トルチン)『Fires For The Cold』
(国内仕様CD 日本語解説付 BSMF-6176 2,200円+税)

ジョナー・トルチンは、アメリカ/ニュージャージー出身1993年生まれ男性シンガー・ソングライター。

まず、女性詩人Mary Jane Oliver(2019年逝去)の詩から取られたタイトルが素晴らしい。

フォーキーながら、ジェイ・ベルローズ、サラ・ワトキンス等も参加した味わい深い演奏。
そして、彼の朴訥な歌声が、冷たい心を火にくべるように、じんわりと沁みてくる1枚。

今日のこの1曲は、リトルフィート『Dixie Chicken』収録曲「Roll Em Easy」カヴァーを。
ジャクソン・ブラウン、リッキー・リー・ジョーンズがコーラス参加しています。森 陽馬


2020年1月18日(土) KEEPON 「パーティー」

当店2019年ベストにも選出した2003年生まれ現在高校1年生の男性ミュージシャン、KEEPON。
彼が15歳時自宅スタジオで多重録音した細野晴臣カヴァーが2月21日発売決定しました。

<2020年2月21日発売>
・(7インチ・アナログ+CD)KEEPON『パーティー/終りの季節』
(45回転アナログ盤+同内容のCD付 LDEP-005 2,000円+税)

これが驚愕の<ビーチ・ボーイズ「英雄と悪漢」にサイダーをブレンドした>ようなアレンジ!
うまく言葉にできないけれど、とにかく凄い!聴きもの!!

なんと、この「パーティー」のミックスは細野晴臣が担当。(B面「終りの季節」は久保田麻琴ミックス)
ジャケット写真は野上眞宏氏!(はっぴいえんど、細野晴臣『HOSONO HOUSE』他写真で有名)

岡田崇がデザイン&ライナーノーツを手掛け、細野晴臣&久保田麻琴によるコメントも。
英国アビーロードスタジオのマイルス・ショーウェルによるハーフスピードカッティング。
最新鋭レコードプレス機WarmToneで国内プレス、と非の打ち所がない最強の仕様!

同内容のCDも付いています。アナログは聴けないという方も是非手に取ってもらいたい1枚ですね。森 陽馬

<PET SOUNDS RECORDスタッフが選ぶ2019年ベスト・アルバム>



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

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