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 今日のこの1曲コーナー


ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2020年9月23日(水) 小坂忠 「好きなんだから」

日本ロックの発掘音源がうれしい初CD化です。

小坂忠とフォー・ジョー・ハーフ『ロック・ソサエティ・ウラワ』
(国内CD 解説・歌詞付 FJ-177 2,273円+税)

フォー・ジョー・ハーフのメンバーは、駒沢裕城(ペダル・スティール・ギター&コーラス)、松任谷正隆(ピアノ&バンジョー)、後藤次利(エレクトリック・ベース)、林立夫(ドラムス)、平均年齢21歳の4人。

1972年当時、狭山の米軍ハウスで牧歌的な暮らしをしていた小坂忠がフォー・ジョー・ハーフをバックに1972年3月30日、東京・芝の郵便貯金ホールで収録したライヴ盤『もっともっと』しか、このメンバーでのアルバムはありませんでした。

今回の発掘音源は1972年8月26日、浦和の埼玉会館大ホールで行われた<1972RSU夏の陣>での音源。
RSUはロック・ソサエティ・ウラワの意。
ブックレットにはその時の実行委員の代表者だった松本清氏によるライナーノーツと、当時の貴重なチラシが掲載されています。

前述の『もっともっと』は、ちょっと余所行き感のある演奏でしたが、ここではワイルド感が少しですが感じられる演奏になっています。
忠さんがジェイムス・テイラーに信奉している時期のギターのつま弾きとほんわかしたヴォーカル、そしてフォー・ジョー・ハーフの息がぴったりあったプレイが楽しめます。

全8曲、約30分ほどの収録ですが、音質はかなり良好です。
幻のお宝音源と言っていいでしょう。森 勉


★現在の当店営業時間は11時~21時になります。


2020年9月22日(火) Brad Mehldau 「Don't Let It Bring You Down」

「落ち込んじゃダメだよ。城が燃え落ちているだけさ。
変えようとしている人を探すんだ。そうすればきっと、道が開けるはずだよ。」
(Neil Young「Don't Let It Bring You Down」歌詞より)

現代屈指の名ジャズ・ピアニスト、ブラッド・メルドー。
コロナ禍により活動拠点のアメリカを離れ、パートナーの実家オランダで家族と共に自粛生活を送ったそうです。
そして、2020年4月23、24日アムステルダムPower Sound Studiosにて録音したのがこのアルバム。

ブラッド・メルドー『Suite:April 2020』(組曲:2020年4月)
(輸入CD nonesuch 075597919288/日本語解説付国内盤CDもあり)

12のオリジナル楽曲の組曲と3曲のカヴァーを収録。
革新的かつ独創性溢れる作品が多かった今までのキャリアにおいて、最も優しさを感じさせるソロ・ピアノ作。

カヴァーはニール・ヤング「Don't Let It Bring You Down」、ビリー・ジョエル「New York State Of Mind」(ニューヨークの想い)、ジェローム・カーン作「Look For The Silver Lining」(幸せを求めて)の3曲。
「自分に助言を与えてくれた」(ブラッド・メルドーのコメント)という「Don't Let It Bring You Down」は、歌なくともピアノの響きにその想いが表現されているようです。

なお、コロナ禍により打撃を受けたアメリカのライヴハウスやミュージシャンへのサポート
<Jazz Foundation Of America's COVID-19 Musician's Emergency Fund>へ今作の売上を寄付することを目的とされています。森 陽馬


2020年9月21日(月) 星野源 「老夫婦」

NHK『ドキュメント72時間』。毎回1つの場所で72時間取材し様々な人生や視点を放送するドキュメンタリー番組。
先週放送されたのは、『東京・隅田川 花火のない静かな夏に』でした。

「東京で一旗あげてやろうって出てきた人達がくすぶって、大都会の底辺を固めているんだよ」と話す現在無職60代男性の言葉も印象的でしたが、昨年亡くなった妻との想い出に浸りながら夕陽を見に来ていた老人の「もっと優しくしてあげればよかった」という後悔話が切なくも感慨深かったですね。

その場面を観ていて心に鳴ったのがこの曲。星野源「老夫婦」。
星野源2010年発表ソロ1枚目のオリジナル・アルバム『ばかのうた』(VICL-63626 2,800円)に収録。

<ある1人暮らしのおじいさんが、今は亡きおばあさんと一緒に歩いた想い出の場所を歩く>という歌詞。
ただそれだけの歌なのですが、郷愁をおぼえるような、しみじみとした気持ちになる1曲。

シングル化されなかった楽曲ながら、彼は大スターになった今でも折にふれライヴで取り上げています。
地味で、素朴で、言葉少なで、だけれども血が通った温もりがこの歌には流れているのです。森 陽馬


2020年9月20日(日) Julianna Raye 「Peach Window」

2019年発売英国BIG BEAT発コンピレーション『パワー・ポップ万博70s & 80s』(2019年8月24日今日のこの1曲にて紹介)の続編となる<女性アーティスト編>が発売になりました。

V.A『GIRLS GO POWER POP!』
(輸入CD BIG BEAT CDTOP345)

ジャケットに登場しているバングルスをはじめ、ランナウェイズ、GO-GO's、プリテンダーズ、ニッキー&コルベッツ、ジュリアナ・ハットフィールド、レベル・ぺブルズ、The Muffsなど有名どころから知る人ぞ知るアーティストまで全25組の1976~1999年に発表された楽曲を収録。

他にも...パティ・スマイス(vo.)/ヴィニ・ポンシア・プロデュースによるSCANDAL「Goodbye To You」、ポール・コリンズ・ビートのポール作MuMs「Knock Knock Knock」、ミック・ジョーンズ(ザ・クラッシュ)プロデュースによるTHE ''B'' GIRLS「Boys Are Drinking」、90年代バンドLetters To Cleoによるニック・ロウ名曲「Cruel To Be Kind」、キャシー・ヴァレンタインがGO-GO's以前に在籍したTEXTONESの「Vacation」などなど盛り沢山です!。

本日は、ジェフ・リンお好きな方にはお馴染みでしょうか?
ジェフ・リンが全面プロデュース/アレンジを手掛けたアメリカのSSW、ジュリアンナ・レイ1992年作『Something Peculiar』収録曲「Peach Window」を今日の1曲に♪東尾沙紀



2020年9月19日(土) Donald Byrd 「Love's So Far Away」

デヴィッド・T・ウォーカーが愛器Gibson Byrdlandを抱え微笑んでいる写真。
このジャケットだけでも手に取りたくなってしまった方は要チェックの1枚!

V.A『THE GUITAR OF BN-LA ~70年代、ブルーノートLAのギタリストたち。』
(国内2枚組CD 日本語解説付 UCCQ-1128~9 2,000円+税)

ギターマガジン2020年10月号ブルーノートLA特集と連動し編集された2枚組CD。
伝説のジャズ・レーベル、ブルーノートが1970年ニューヨークからロサンゼルスへオフィスを移動。
クロスオーヴァーの波が押し寄せたBN-LA時代、活躍していたギタリストにスポットを当てています。

ディスク2はデヴィッド・T・ウォーカー・ワークスで纏めた10曲。
その中から今日のこの1曲、ドナルド・バード1972年発表『Black Byrd』収録曲「Love's So Far Away」。

超絶スリリングなジャズ・ファンクキラーチューン!
、、、とここまで長々書きましたが、この曲の主役はデヴィッド・Tではなくチャック・レイニーですね。
縦横無尽にグイグイと引っ張っていくベースプレイ、最高にかっこいい! 森 陽馬


2020年9月18日(金) AFEL BOCOUM 「Bambolo Liilo」

「秋の空気に~」と昨日書いたら、今日は夏に逆戻りの暑さでしたね。
汗もかきましたが、この暑さが今年最後だったらちょっと寂しいな。

ということで、夏の陽射し、熱い砂(ビーチではなく砂漠の砂)を感じられるようなアルバムを。

AFEL BOCOUM『LINDE』
(輸入CD BMG WCD095)

アフリカ/マリ音楽を代表する名ギタリスト、アリ・ファルカ・トゥーレ(
2010年5月2日今日のこの1曲にて遺作を紹介)を叔父に持ち、彼のバンドでも活動していたマリ出身男性ミュージシャン、AFEL BOCOUM(アフェル・ボクム)。

ブラー、ゴリラズのDamon Albarnと、Nick Goldがエグゼクティヴ・プロデューサーとして協力し、現地マリでレコーディングされた2020年作。伝統・民族的なマリ音楽に、ポップさとファンキーな味付けも加えられた快心の1枚です。

今日のこの1曲は、名コラ奏者ドゥマニ・ジャバテの弟Madou Sidiki Diabateがコラを弾いている「Bambolo Liilo」。
スカタライツのトロンボーン奏者Vin Godonも参加。ほのぼのかつ多国籍な魅力を放つお気に入り曲♪ 森 陽馬



2020年9月17日(木) The Ballads 「Confessing The Feeling」

7月発売され大好評ながら、長期品切れしていていたトム・ベル作品集がやっと再入荷しました。
2020年7月12日今日のこの1曲にて紹介)
メロウかつ優美なグルーヴ感あるストリングスが秋の空気にピッタリですね。

暑さも多少やわらいできましたから、今日はスウィート・ソウル推薦盤をご紹介。

ザ・バラッズ『Confessing The Feeling』
(国内CD 全16曲 鈴木啓志氏による解説付 PCD-18047 1,800円+税)

The Balladsは1960年代からアメリカ西海岸を拠点に活動していたソウル・グループ。
1980年日本のVIVID SOUNDがリリースしたLPにボーナス曲を追加し2007年世界初CD化された盤を、更に安い値段で新たに再発売したのがこの1枚。

1969年発表作『The Gift Of Love』の方が甘~いジャケットですが、内容的にはこちらがスウィート♪
その中でも特にオススメ曲が「Confessing The Feeling」!

オリジナルはニューオリンズ発Tony Owensの1970年発表ディープ・ソウル・バラード「Confessin' A Feeling」。
The Balladsヴァージョンはイントロでヴァースも入って、甘さ&切なさが5割増しになっています。森 陽馬



2020年9月16日(水) Camille Bertault 「Ma Muse」

映画『スペシャルズ!』を日比谷シャンテシネにて先日鑑賞。

大ヒットしたフランス映画『最強のふたり』の監督による、実話を基にした自閉症ケア施設の物語。
『最強のふたり』は障害者が主人公ながら笑えて泣ける映画でしたが、今作はほとんど笑えません。
物語ながら実録に近い内容で、自閉症を抱えた家族や施設スタッフの苦労が痛いほど伝わってきました。

でも観て良かったと思ったのは、現実の厳しさだけでなく、生きる喜びや光を改めて実感できたからでしょうか。
宗教や政治的イデオロギーが一切介在しないその施設では、自閉症の子供だけでなく、施設で働くスタッフ達も苦難を乗り越え成長していく。全てを受け入れ、日々の幸せを望むその眼差しに襟を正された想いがしました。
決して楽しい映画ではありませんが、多くの人に観ていただき何かを感じてほしいな、と感じた力作です。

さて、映画とは関係ありませんが、フランスの新世代女性シンガーオススメ盤を紹介しましょう。

Camille Bertault『Le Tigre』
(輸入CD SONY/Masterworks 19439727602)

1986年パリ生まれ、2016年デビューの女性シンガーCamille Bertault(カミーユ・ベルトー)。
マイケル・レオンハルトプロデュースによる2020年発表新作オリジナル・アルバム『Le Tigre』。

カラフルなジャケット通り、ジャンルにとらわれない鮮やかな色彩を放つ全14曲。
今日のこの1曲は、ジャジーポップでかっこいい⑦「MA MUSE」を。森 陽馬


2020年9月15日(火) 菅原弘明 「星のメロディー」

近年は、かもめ児童合唱団、吉川晃司等のプロデュースやアレンジ。
1990年代はYMO人脈や鈴木祥子とも関わりが深かったミュージシャン、菅原弘明。

男性シンガー・ソングライターとして自主制作、入魂のフル・アルバムが9月14日発売。
当店にて販売させていただけることになりました。

菅原弘明『DO YOU DREAM ELECTRIC LOTUS?』
(国内CD 全11曲収録 NBCD-01 2,500円+税)

彼自身によるギター、ベース、プログラミングに加え、大木彩乃、ホッピー神山、酒井まろが参加。

1曲目「星のメロディー」の一音目から、温もりある素晴らしい音感。
人間味伝わる歌声、男の色気とこだわりが滲み出た大人のロック・ナンバーです。

一般流通していませんが、是非手に取ってもらいたい1枚。森 陽馬



2020年9月14日(月) リンダ・ロンシュタット 「You Tell Me That I'm Falling Down」

リンダ・ロンシュタットは我々の世代にとって紛れもなく最高の歌姫の一人です。

ということで、今日はリンダの声が聴きたくなりました。
色々なアルバム・曲がありますが、僕の大のお気に入り、1976年発表のこの1枚を。

リンダ・ロンシュタット『哀しみのプリズナー』
(国内CD 限定紙ジャケット仕様 解説・歌詞・対訳付 WPCR-13854 2,667円+税)

「Love Is A Rose」(ニール・ヤング作)、「Hey Mister, That's Me Up On The Jukebox」(ジェイムス・テイラー作)、「Roll Um Easy」(ローウェル・ジョージ作)と、仲間内の曲が1曲目から3曲目までを飾り、その他ミラクルズ「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」や、マーサ&ヴァンデラス「ヒート・ウェイヴ」、ジミー・クリフ「メニー・リヴァース・トゥ・クロス」を、リンダならではの歌い回しと声量でナイス・カヴァーしています。

今日の1曲はLPでB面4曲目に収められていた地味ながら味わい深い「アイム・フォーリング・ダウン」(You Tell Me That's I'm Falling Down)を。

カナダ出身姉妹デュオ、ケイト&アンナ・マッガリグルの妹アンナの作です。
ジェイムス・テイラーとアンドリュー・ゴールドによる絶妙なアルペジオ奏法に、リンダの歌声とマリア・マルダーのハーモニーが心に響いてきます。森 勉



2020年9月13日(日) Kathleen Edwards 「Glenfern」

カナダ出身女性シンガーソングライター、キャスリーン・エドワーズ(Kathleen Edwards)。
2012年作『Voyageur』(
2012年3月6日今日のこの1曲紹介)は、2012年ベストに選出するほどお気に入りでした。

あれから8年。待望の新作アルバム『Total Freedom』がリリース!

Kathleen Edwards『Total Freedom』
(輸入CD DUALTONE 803020199521)

前作『Voyageur』(2012)後は地元カナダで自身のコーヒー店をオープン。
音楽から離れた生活だったそうですが、ブランクを全く感じさせない仕上がり。歌声も変わらないですね。

今日のこの1曲は、<女トム・ペティ>的アメリカン・ロックを聴かせる1曲目「Glenfern」を。
アコースティック、スローな楽曲含め全10曲。今作もお気に入りの1枚となりそうです。森 陽馬


2020年9月12日(土) 友部正人 「1月1日午後1時(高橋さん)」

「スターバックスのコーヒーはおいしくないね。あれじゃ炭とおんなじだ。
君の言葉は風になり、ぼくの心の扉を開く。」
(友部正人「1月1日午後1時(高橋さん)」歌詞より)

盛岡に<クラムボン>という自家焙煎コーヒー店があるのをご存知でしょうか?
店主の高橋正明氏は2020年1月1日逝去されましたが、現在は娘さんが店を引き継いで営業中。
冒頭の歌詞は、高橋氏の言葉を友部正人が追悼の意を込め歌った楽曲に織り込んだものです。

友部正人『あの橋を渡る』
(国内CD 全10曲収録 TM-018 2,600円)

東北で録音する、というコンセプトで制作された友部正人2020年作『あの橋を渡る』。
おおはた雄一、芳垣安洋、伊賀航、澁谷浩次、マヒトゥ・ザ・ピーポーが参加。

仙台パルシティ音楽室、Studio SOLFA、南三陸町・上山八幡宮、そして盛岡クラムボンにて録音。
友部正人の武骨な歌声を通して、場の空気感、息遣いが伝わってきます。森 陽馬


2020年9月11日(金) Suzanne Vega 「Marlene On The Wall」

1stアルバム・リリースから2020年で35周年を迎えたスザンヌ・ヴェガ。
約4年ぶりとなる最新作が発売になりました。

スザンヌ・ヴェガ『アン・イヴニング・オブ・ニューヨーク・ソングス・アンド・ストーリーズ』
(国内CD 解説付 OTCD-6803 2,400円+税)

代表曲の1つ「マレーネの肖像(Marlene On The Wall)」にのせ、「カーライルへようこそ」の挨拶で幕を開ける今作。

彼女が2歳から長い時間を過ごしてきた<ニューヨーク>をテーマに、ニューヨークの老舗高級ホテル内にあるジャズ・クラブ、カフェ・カーライルにて2019年3月にライヴ・レコーディングされたアルバムです。

今作のプロデューサー/長年彼女を支えるギタリストGerry Leonard、鍵盤奏者Jamie Edwards、アコースティック・ダブル・ベースのJeff Allen(b)の3人をバックに、「Luka」、「Tom's Diner」、「Gypsy」、「Some Journey」、「New York Is A Woman」、「Frank and Ava」、「Ludlow Street」など初期のヒット曲からコアな曲まで16曲が披露されています。

「彼を初めて見たのは19歳の頃...」とMCを交え、2020年2月配信リリースもされたルー・リード「ワイルド・サイドを歩け(Walk On The Wild Side)」のカヴァーも収録。

本日はグランド・ピアノの音色が印象的なオープニング・ナンバー「マレーネの肖像」を今日の1曲に。東尾沙紀


2020年9月10日(木) スティーヴン・ビショップ 「オン・アンド・オン」

発売から40年以上、昔から聴いている方の心に残り、また初めて聴く方の琴線をも震わせてくれる名曲が何曲も収録されている名盤です。

スティーヴン・ビショップ『ケアレス』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-15160 1,714円+税)

1976年暮頃に発売。同じ頃に発売されたものとしてイーグルス『ホテル・カリフォルニア』があったことが記憶に残っています。

当時は全くの新人のファースト・アルバムなので、なんの予備知識もありませんでしたが、ジャケットの裏に掲載されていたバック・ミュージシャンのクレジットにまず心を動かされました。
リー・リトナー、ジム・ゴードン、チャカ・カーン、エリック・クラプトン、アート・ガーファンクル、マックス・ベネット、ラリー・カールトン、ラス・カンケル。

A面1曲目に針を落として、聴いてみるとこれがいい曲で、いい声で。
ということで、今日はその1曲目「オン・アンド・オン」を。

その他にも「ネヴァー・レッティング・ゴー」、「マッジ」、「エヴリ・ミニット」、「リトル・イタリー」、「ワン・モア・ナイト」、「セイヴ・イット・フォー・ア・レイニー・デイ」など名曲目白押しの作品です。

このアルバムは村田和人さんのお気に入りの1枚。
『ずーーっと、夏。』が発売された時のインタビューで、<村田和人セレクション“ずーーっと、聴いていたいこの1枚”>に選ばれたアルバムです。
その時のコメントは、「名盤です。曲、演奏とも村田の70年代の甘酸っぱい青春と音楽の中心にあります。」と寄せていただきました。村田さん、あらためてありがとう!
ちなみに、「オン・アンド・オン」という言葉は、対訳では「ずっと、ずっと」と訳されています。森 勉



2020年9月9日(水) AB'S 「夏の物語」

昨日紹介したAB'S。
オリジナル・アルバムとして7作目となる新作『AB'S-7』も好評発売中です。

AB'S『AB'S-7』
(国内CD ADOC-001 3,000円+税)

芳野藤丸、松下誠、岡本敦男のオリジナル・メンバー3人に、竹越かずゆき、遠山陽介を加えた新生AB'S。
1st収録曲「Dee-Dee-Phone」、「Fill The Sail」の新録音に、新曲8曲を加えた全10曲。

セルフカヴァーの2曲、井上鑑作詞①「ナザレの夕陽」他、後味爽やかなアレンジ中心。
聴き心地の良い1枚に仕上がっています。

今日のこの1曲は、松下誠作詞・作曲によるラスト10曲目「夏の物語」を。
バンドを長く続けてきたからこそ滲み出る大人の味わいに包まれた哀愁ロック・ナンバー♪ 森 陽馬



2020年9月8日(火) AB'S 「Fill The Sail」

濱田金吾と同様、山下達郎、村田和人で知られるムーン・レコードから1980年代作品を発表していたAB'S。
当時の楽曲に未発表曲「瞳はモノローグ」を加え2020年最新リマスターした全16曲ベスト盤が発売されました。

AB'S『THE BEST 1983-1988』
(国内CD 解説・歌詞付 BRIDGE-298 2,000円+税)

シティ・ポップブームと言われる近年、アナログを聴き始めた若い世代の間では、松下誠『FIRST LIGHT』、芳野藤丸在籍SHOGUNが再評価され注目度も高まっていました。
山田順一氏による丁寧な解説も付いているので、AB'Sをご存知でなかった方にもオススメしたい1枚です。

今日のこの1曲はAB'S1983年発表1stアルバム収録曲「Fill The Sail」を。
カッティング・ギターから安藤芳彦キーボード・ソロ&グルーヴ感あるベース・ラインへ続くクールなイントロ。
そして、真っ青な空と海を想起させる爽やかなAメロが超ゴキゲンなナンバー♪

ちなみに、AB'S通算7作目となる新作アルバム『AB'S-7』も同時発売!
その新作には「Fill The Sail」新録音ヴァージョンも収録されています。森 陽馬



2020年9月7日(月) 濱田金吾 「Rainy Heart」

今日の東京は、晴れ→突然豪雨→晴れ、を3回ほど繰り返す不思議な空模様でした。

気まぐれな天気が続いていますが、先日朝7時前に起きて何気なく空を見たら大きな虹が!
いくつになっても、虹を見つけるとうれしいものですね。

さて、今日のこの1曲は、最近再発売された濱田金吾の80年代雨楽曲を。

濱田金吾『midnight cruisin'+MUGSHOT』
(国内CD 濱田金吾本人による楽曲解説付 BRIDGE-299 2,000円+税)

alfa Moonレーベルからの1982年発表4th『midnight crusin'』と1983年発表5th『MUGSHOT』を全曲収録。
2020年最新リマスタリングされ、濱田金吾本人による楽曲解説も付けられたオススメの再発盤この1枚。

『MUGSHOT』に収められていた「Rainy Heart」は、あの秋元康が作詞、佐藤博が編曲を担当。
伊藤広規&高水健司による男気あるベース、松下誠&鳥山雄司のギター、林立夫のドラム。
聴き応えあるバック演奏が、これぞ80'sアーバン・グルーヴ!なナンバーです。森 陽馬


2020年9月6日(日) SCHWEY 「ELASTO」 feat Artemis

最近気に入って店でもよくかけているソウルオススメ盤。

SCHWEY(シュウェイ)『SCHWEY』
(国内CD 高橋一(思い出野郎Aチーム)による解説付 12198JP 2,200円+税)

SCHWEYはIsaiah Dobbs、Jacob Schwinghammer、Jarah Dobbs、Christof Bedeによるカナダ発4人組バンド。
今作は2019年CDRでリリースされた1stアルバムで、この度国内盤として正規CD化されました。

①「Can't Stop」のPVを見るとHIP HOPミュージシャンな風貌ですが、楽曲&作風は良質SOULな仕上がり。
エレピの音色やアコースティック・ギター、コーラス等のアレンジがヴィンテージ感溢れて気持ち良いです。

今日のこの1曲は、女性シンガーArtemisをfeatした2曲目「Elasto」を。
メロウなミディアム・ソウルでありながら、静かなグルーヴが最高にかっこいい! 森 陽馬



2020年9月5日(土) The Magic Gang 「I Am Sunshine」

2015年結成/英ブライトン出身の男性4人組バンド、ザ・マジック・ギャング。
バンド名を冠した1stアルバム(
2018年10月27日今日のこの1曲紹介)から約2年ぶりとなる2ndをリリースしました。

The Magic Gang『Death Of The Party』
(輸入CD Warner Records UK 0190295259587)

1stリリースの2018年11月に行われた初来日公演では、リード・ヴォーカルや楽器を曲毎にチェンジしたり、コーラスも出来たりと、CDではわからなかった発見もあり、短い時間でしたがエネルギッシュな演奏で楽しませてくれました。

アメリカ出身のベン・H・アレン(アニマル・コレクティヴ、ディアハンター他)をプロデューサーに迎えた本作。

ブラスを取り入れたダンサブルなリード・トラック「Think」が''THE ブリティッシュ''な雰囲気で最高にキャッチー!
サビのコーラス♪Think for a second~♪は一度聴いたらきっとクセになってしまうことでしょう。

タイトル曲「Death Of The Party」や「I Am Sunshine」など、メロディが良い曲が多いのも聴き所です。

前作はウィ―ザーが引き合いに出されることもありましたが、XTCお好きな方にも是非聴いてほしいバンドです。東尾沙紀


2020年9月4日(金) Marilyn McCoo & Billy Davis Jr 「You Don't Have To Be A Star」

フィフス・ディメンションは1967年から7年ほどの間全米No.1ヒット2曲を含む多くの曲をヒット・チャートに送り込み、ポップス・ファンを楽しませてくれました。

そのメンバーのマリリン・マックーとビリー・デイヴィス・ジュニアが結婚したのが1969年でした。
結婚後もグループ活動は継続されましたが、1976年二人は独立しデュオ・レコードを発表しました。

Marilyn McCoo & Billy Davis Jr『I Hope We Got To Love In Time』
(輸入CD CDBRR0276)

最初のシングル「I Hope We Got To Love In Time」(愛の誓い)は全米チャート91位という成績でしたが、次のシングル「You Don't Have To Be A Star」(星空のふたり)は全米No.1を獲得しました。

初チャート・インしたのが1976年9月11日で、No.1になったのが1977年1月8日という18週間かかっての栄冠でした。
かなり奥手のNo.1ヒットということになりますね。

日本でも1976~77年にかけて、かなりヒットした記憶があります。
当時原盤のABCレーベルは日本コロンビアに発売権がありました。
残念ながら現在国内盤は発売されていませんのでこの輸入盤で。森 勉


2020年9月3日(木) Tim Bowness 「Hidden Life」

Blue Nile(ブルー・ナイル)お好きな方に大推薦!
空が白じんできて、そろそろ夜も明けそうだ、という時間帯にうってつけの1枚。

Tim Bowness『Late Night Laments』
(輸入CD 限定2CD版 Inside Out Music/Sony 19439783212)

英国男性シンガー・ソングライターTim Bowness(ティム・ボウネス)。
ブルー・ナイル、プリファブ・スプラウトのエンジニアColum Malcolmがマスタリングを手掛けた2020年作。

独特なエコーの効いた音と音の隙間を縫うように紡がれる歌と静謐なバック演奏。
闇夜に吸い込まれ、別世界へトリップできそうな感覚に浸れるアルバムです。

今日のこの1曲は8曲目「Hidden Life」。
コロナ禍のSTAY HOMEを描いた味わい深いジャケットも、是非手に取ってご覧ください。森 陽馬


2020年9月2日(水) The Allman Betts Band 「Magnolia Road」

サザン・ロックの灯は消さない!、との想いが伝わったThe Allman Betts Band『Down To The River』。
2019年9月13日今日のこの1曲紹介)
当店でもロングセラーとなった1stアルバムから約1年、早くも2ndアルバムが発売されました。

The Allman Betts Band『Bless Your Heart』
(輸入CD BMG 538625742 初回のみ?Magnolia柄ステッカー封入)

Devon Allman(グレッグ・オールマンの息子)、Duane Betts(ディッキー・ベッツの息子)、Berry Duane Oakley(ベリー・オークリーの息子。彼もデュアン!)の3人を中心とした7人組ロック・バンド、The Allman Betts Band。

オールマン愛&サザン魂は引き継ぎつつ、よりスケールの大きいロックを聴かせる1枚。
ダイナミックな①「Pale Horse Rider」、父譲りのベッツ作⑥「Savannah's Dream」等聴き所満載!

色々盛り沢山な全13曲の中から、今日のこの1曲は⑨「Magnolia Road」を。
デレク&ドミノス「Keep On Growing」、「Anyday」を彷彿とさせるギターの掛け合いが熱い! 森 陽馬


2020年9月1日(火) IKKUBARU(イックバル)「Tik Tok」

2020年ベスト・アルバム候補の1枚!

イックバル『Chords And Melodies』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック6曲追加 解説・歌詞・対訳付 HYCA-8002 2,400円+税)

インドネシア/バンドン出身、Muhammad Iqbalを中心とした4人組バンド、イックバル。
2014年発表1st『Amusement Park』(
2015年2月25日今日のこの1曲紹介)、2015年12月発表ミニ・アルバム『BRIGHTER』(2015年12月25日今日のこの1曲紹介)は当店でも大好評でした。

待望の2ndオリジナル・フルアルバムとなる今作は、シティ・ポップという枠から抜け出し更に進化。
山下達郎他80's邦楽特有の華やかなメロディーと、プリファブ・スプラウトや10cc的ブリティッシュな香り漂うサウンド/アレンジが融合。新たな“イックバル・ポップ・ワールド”が開花した大傑作に仕上がっています。

今日のこの1曲は、2曲目「Tik Tok」。
若者に人気のショートムービーアプリ、ではなく、時計の音/時を刻む音をテーマにしたナンバー。
幻想的なシンセの音色とバンド・サウンドに、刹那的感情を掻き立てられます。森 陽馬


2020年8月31日(月) ジョン・ウィリアムズ/ウィーン・フィル・ハーモニー管弦楽団 「レイダース・マーチ」

映画『ようこそ映画音響の世界へ』を新宿シネマカリテにて鑑賞。

<音は感情を伝える。映画体験の半分は音だ。>ジョージ・ルーカス
<映画の音は錯覚のアートだ。スクリーンの中の音が本物に思える>ベン・ハート

実は撮影後につけられることが多い映画内の色々な音。
映画の名場面と共に音響スタッフの苦労と工程を描いたドキュメンタリー作。

映画における音響の重要さを認識すると共に、興味深い話がたくさんあって面白かったです。
(例えば、映画『トップガン』の戦闘機音、実際の音に加えライオン等動物の鳴き声もミックスしているそう!)

これからの映画を見る目が変わるというか、聴く耳が変わるドキュメンタリーでしたね。
配信で見れる作品・映像が増えましたが、映画館へ行って楽しむことの意義も改めて感じました。

今日のこの1曲は、『スターウォーズ』含めたくさんの名映画音楽に関わったジョン・ウィリアムズ。
2020年1月ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と共演したコンサート音源から有名なこの名曲を。森 陽馬

・ジョン・ウィリアムズ『ライヴ・イン・ウィーン』
(国内CD UCCG-40107 ハイレゾ音源収録HQCD仕様 2,800円+税/ブルーレイ付デラックス盤もあり)


2020年8月30日(日) Dan Penn 「Blue Motel」

御年78歳、渋い歌声も魅力のサザン・ソウル名ソングライター/シンガー、ダン・ペン。
2020年発表新作が発売になりました。

Dan Penn『Living On Mercy』
(輸入CD LMCD219 国内仕様盤は9月9日発売予定)

デモ・シリーズやソングライター作品集等も色々リリースがありましたが、スタジオ録音によるオリジナル・アルバムとしては1994年発表『Do Right Man』以来26年ぶりとのこと。

スプーナー・オールダムとの共作「I Do」、アーニー&アール・ケイト兄弟と90年代に共作した哀愁ある「Blue Motel」、ダン・ペンの語りからWll McFarlaneのギターソロが渋い「Clean Slate」他、過去に提供した楽曲のセルフ・カヴァーなども交えた全13曲を収録。

ホーン・セクションや女性コーラスも参加し、時に渋く、時に陽気に、変わらぬダン・ペン節を聴かせてくれます。

さらに!1999年発表、ダン・ペン&スプーナー・オールダムのデュオによる名ライヴ盤『Moments From This Theatre』が初めてアナログ化されました。新作と一緒に絶賛発売中です。東尾沙紀


2020年8月29日(土) 佐々木久美 「佐渡おけさ」

RECORD STORE DAY 2020、たくさんのご来店ありがとうございました。

コロナ禍で4月から延期→8月9月10月に分散されての開催となった2020年のRSD。
危惧もありましたが、多くのお客様にお越しいただきありがたい気持ちでいっぱいです。
またいつか店へ足を運び、音楽を身近に感じてもらえたらうれしいですね。

さて、Record Store Day2020アイテムから、僕が購入したこの1枚。

佐々木久美『ソウル・サウンド・オン・ビクトロン』
(国内アナログLP NJS-739 3,900円+税)

山下達郎のバック・コーラスを長年務めた名シンガー/キーボーディスト、佐々木久美。
1977年発表ファンキー・ソウル・インスト・アルバムが初再発。

収録曲は「佐渡おけさ」、「黒田節」、「ソーラン節」、「おてもやん」、「炭坑節」、「安里屋ユンタ」等民謡全12曲。
Victron(ビクトロン)という電子オルガンを操る佐々木久美、山岸潤史(ソー・バッド・レビュー)、四ツ田ヨシヒロ(レイニーウッド)、斉藤ノブ、入江寛、緒方泰男による演奏・編曲がメロウ・グルーヴ&ファンキーでかっこいい!森 陽馬


2020年8月28日(金) Pink Floyd 「Arnold Layne Live 2007」

<レコード店へ足を運び、レコードを聴いて音楽を楽しもう!>
2008年頃米国にて始まった中小レコード店&アナログ・ファンのためのイベント、
Record Store Day

2020年はコロナ禍のため4月18日→6月20日延期→8月9月10月の3回に分けて開催、と日程が変動。
明日2020年8月29日、Record Store Day第1弾アイテムがやっと発売されます。

日本人アーティストのアイテムに加え、洋楽・輸入盤アイテムも続々入荷してきました。
Pink Floyd『Arnold Layne Live 2007』、Nick Mason『See Emily Play』、David Bowie『ChangeNowBowie』、David Bowie『I'm Only Dancing』、Bob Marley『Redemption Song』、The Kinks、The Pogues、U2、Primal Scream、America、Andrew Gold、Pale Fountains、Jethro Tull、T-Rex、Jake Bugg、Magic Numbers等々。

中でも一番の注目はこの1枚!

Pink Floyd『Arnold Layne Live 2007』
(輸入7インチ・アナログ盤 7,400枚限定 LEGACY 88985487977)

2007年シド・バレットトリビュート・コンサートにて、ピンク・フロイド名義で出演したデヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン、リチャード・ライトによる最後のライヴ音源。
B面には手錠が描かれたエッチング加工が成されており、マニア心をくすぐりますね。森 陽馬


2020年8月27日(木) Gloria Estefan 「Samba」

今夏、気温の“暑さ”はあったけれど、湧き立つような“熱さ”がなかったなぁ、という方にオススメ!

Gloria Estefan『Brazil 305』
(輸入CD Sony Music Latin 88985383112)

1957年ハバナ生まれ、80~90's世界中の紳士淑女を魅了した女性シンガー、グロリア・エステファン。
新曲に加え往年の名曲を現地ブラジル・ミュージシャンとのセッションで録音した新作全18曲。

これが、ラテンの血が躍るファンキー&サンバな1枚!

今日のこの1曲は、マイアミ・サウンドマシーン時の1986年ヒット「Conga」をアップデートした①「Samba」。
生の演奏がグルーヴィーかつ迫力満点。思わず腰が動いて濃厚接触必至なキラーチューン! 森 陽馬


2020年8月26日(水) The Lemon Twigs 「The One」

ニューヨーク・ロングアイランド出身のブライアン&マイケル・ダダリオ兄弟によるユニット、レモン・ツイッグス。
ロック・オペラに挑戦した前作から約2年ぶり、3枚目のオリジナル・アルバムがリリースされました。

レモン・ツイッグス『ソングス・フォー・ザ・ジェネラル・パブリック』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナストラック4曲追加 4AD0229CDJP 2,300円+税)

タイトな衣装にお化粧...グラム・ロッカーな出で立ち含め、今作のサウンドも70年代からタイム・スリップしてきたかのよう。

3月にMVが公開されたキャッチーなリード曲「The One」(兄ブライアンのギターソロも良い!)、ボブ・ディランの歌い方を真似た(?)「Hell On Wheels」、厚いハーモニーが聴きもの「Somebody Loving You」、デヴィッド・ボウイを彷彿とさせる「Hog」などポップで多彩な楽曲が満載です♪

新作のタイトルは<一般市民のための歌>。
耳馴染みの良いメロディと対照的な、少し辛辣な詞の内容にも注目です。東尾沙紀


2020年8月25日(火) COSA NOSTRA 「Jolie」

激変していく渋谷の街、宮下公園を改築したMIYASHITA PARKへ先日立ち寄りました。

路上生活者へ炊き出しを行っていた当時の面影は全くなくなり、随分とシャレオツ(死語)な場所になりましたね。
フレッシュな新しい店が軒を連ね、通行人も若い世代が中心。自らも若返った気分に。
(とか言いつつ昼食は結局、百軒店のムルギー→喫茶ライオンに落ち着きましたが。。。)

さて、約25年前の1995年前後、渋谷系全盛の時代にヒットしたこの曲がアナログ盤で発売!

COSA NOSTRA『JOLIE/GIRL TALK』
(国内12インチ・アナログ TYO12S1010 2,500円+税)

A面は小田玲子&鈴木桃子のツイン・ヴォーカルで歌われるアル・クーパー「ジョリー」名カヴァー!
B面は渋谷系の粋を凝縮した爽快な1996年発表オリジナル曲「GIRL TALK~never fall in love again」!

時代や環境は変われど、いい音楽は風化せず心を豊かにしてくれるのだと実感♪ 森 陽馬


2020年8月24日(月) Mandy Barnett 「I Love A Rainy Night」

今月8月14日発売されたルーマー『ナッシュビル・ティアーズ』が好評です。
カレン・カーペンター似の歌声と哀愁漂うアレンジが合わさって、心地良く聴けますね。

そのアルバムを手掛けたFred Mollinがプロデュースしているオススメ新譜をもう1枚。

Mandy Barnett『A Nashville Songbook』
(輸入CD Melody Place/BMG 538622172)

1975年生まれの女性カントリー・シンガー、マンディ・バーネットが唄うナッシュビル・ポップ名曲集。
エヴァリー・ブラザーズの楽曲でジミー・ウェッブ他もカヴァーしている「Love Hurts」、ロイ・オービソン「It's Over」、スキーター・デイヴィス「The End Of The World」カヴァー他全13曲。

今日のこの1曲は、Eddie Rabbitt1980年発表ヒット曲のカヴァー①「I Love A Rainy Night」を。
リンダ・ロンシュタットを思い起こさせるような歌声。女性シンガー推薦盤! 森 陽馬


2020年8月23日(日) Michael Stosic 「Easy Come Easy Go」

AOR復刻大推薦盤!

マイケル・ストージック『Michael Stosic』
(国内CD 金澤寿和解説・歌詞・対訳付 PCD-24973 2,400円+税)

マイケル・ストージックは、1953年アメリカ/ネヴァダ州リノ生まれの男性シンガー・ソングライター。
クリスチャン・ミュージック/CCM界で現在活動している彼の1982年自主リリース1st作が世界初CD化。

当時1,000枚のみのプレスで一般流通せず、基本的にプロモーション用だったというまさに幻の1枚。

エリック・タッグ的な歌声に、ネッド・ドヒニーのようなセンチメンタルさ。
楽曲の完成度とは対照的な1stアルバムならではの甘酸っぱさも感じられる全9曲収録。

今日のこの1曲は、スローバラード④「Easy Come Easy Go」を。
14人編成ストリングスの奏と哀愁込められた歌声が晩夏に切なく響きます。森 陽馬


2020年8月22日(土) Eric Andersen 「Blue River」

ジョニ・ミッチェルの美しい声は、他者の声と絡みあうことによってその魅力がより増幅し、作品自体の価値を高めているような気がします。

エリック・アンダースン1972年の傑作アルバム『ブルー・リヴァー』を聴いていたら、そんなことを想いました。

Eric Andersen『Blue River』
(輸入CD MOCCD13905)

深い味わいの低いトーンのエリックの声と、清らかな流水のようなジョニの声が見事にブレンドして、聴く者の心を満たしてくれる名曲ですね。

国内盤は現在生産中止状態ですが、輸入盤が2曲追加全11曲仕様で発売されています。
「Come To My Bedside, My Darlin'」今作録音時セッションのボーナス・トラックにオールドファンはニッコリ。森 勉


2020年8月21日(金) Buffy Sainte Marie 「Universal Soldier」

映画『ランブル』を渋谷WHITE CINE QUINTOにて鑑賞。

インディアン/アメリカ先住民をルーツに持つアーティストの苦悩と音楽史が描かれたドキュメンタリー作品。
タイトル『ランブル』は、リンク・レイのギターインスト名曲から。

リンク・レイ、チャーリー・パトン、ミルドレッド・ベイリー、ジミ・ヘンドリックス、ロビー・ロバートソン、ジェシ・エド・デイヴィス、バフィ・セイント・マリー、レッドボーン、ランディ・カスティーヨ、タブー、etc...。
インディアンの血をひくミュージシャンの生い立ちや軌跡が名曲と併せ丁寧に紹介されています。
個人的には、ジェシ・エド・デイヴィスの演奏や映像がたくさん出てきてうれしかったですね。

今日のこの1曲は、映画『いちご白書』挿入歌「Circle Game」(ジョニ・ミッチェルカヴァー)で有名な女性フォーク・シンガー、バフィ・セイント・マリーが自作し歌った「Universal Soldier」。
平和と平等への願いが込められた歌声は、時代を越えて伝わってきます。森 陽馬

★掲載ジャケットはBuffy Sainte Marie「Universal Soldier」、「Circle Game」収録ヴァンガード時代ベスト盤。
Buffy Sainte Marie『Soldier Blue : Best Of Vanguard Years』(輸入CD ACE VMD74004)


2020年8月20日(木) ニコ・ゴメス 「Pa!Pa!Pa!Pa!」

暑い日に熱い1枚を聴くのもよいのではないでしょうか。

2001年にP-VINEからリイシューされた70年代ヨーロッパ産ブラジリアン・レア・グルーヴ作品が、SHM-CD&紙ジャケット仕様で復刻されました。

ニコ・ゴメス『リチュアル』
(国内CD 解説付 PCD-24985 2,400円+税)

ベルギーを拠点としていたというニコ・ゴメス率いる彼のオーケストラ。
1972年作『ボサ・ノヴァ』も同時発売されましたが、本日は1971年作『リチュアル』を。

ジャケットのインパクトもさることながら、ファズ・ギターに唸るオルガン、溌剌した男女混成ヴォーカルにブラス・セクション、畳みかけるパーカッション...サウンドの方もマンボ、ラテン、アフロ、ブラジルなどごった煮な感じがかっこいいです。

ぺレス・プラード楽団「黒馬のマンボ(Caballo Nergo)」と「ルピータ(Lupita)」、アントニオ・カルロス・ジョビン「ワン・ノート・サンバ(Samba De Una Nota So)」、「コンドルは飛んでいく(El Condor Pasa)」などカヴァーも交えた全10曲。

オルガン・ソロからのギター・ソロがアツイ!「Pa!Pa!Pa!Pa!」を今日の1曲に。東尾沙紀



2020年8月19日(水) 布谷文夫 「夏バテ」

あんなに雨が降った7月がウソのように猛暑が続いていますね。
身体も心も夏バテ...という方多いと思いますが、これが出る頃には治っているハズ!?

布谷文夫『悲しき夏バテ』
(2020年12月2日発売 アナログLP UPJY-9150 3,800円+税)

北海道/函館出身、ブルース・クリエイション/DEWのヴォーカリスト、永遠のブルースマン布谷文夫。
1973年発表、大瀧詠一プロデュースによる唯一のオリジナル・アルバムがアナログLPで復刻決定!

オリジナル中古LPは超高値(10万円以上?)ですからね。
布谷さんのシャウトをレコードで聴きたい方はこの機会に是非!(当店でも予約受付中です)

今日のこの1曲は、布谷文夫『悲しき夏バテ』からA面4曲目「夏バテ」。
米国黒人男性歌手Garnet Mimms「One Woman Man」(アンダース&ポンシア作)に日本語詞を付けた楽曲。

「クーラーないとやっていけないよ」と布谷さんも歌っています。
皆さんも無理せずクーラーを付けて、熱中症にご注意を。森 陽馬


2020年8月18日(火) Citrus Sun 「Expansions」

反則的激キラーなカヴァーこの1曲!

シトラス・サン『Expansions And Visions』
(国内CD ボーナス・トラック1曲追加 解説付 IPM-8126 2,500円+税)

ソロ新作も好評(
2020年6月16日今日のこの1曲紹介)だったブルーイ率いるUKアシッド・ジャズ・バンド、インコグニートのメンバーを中心にした別ユニット、Citrus Sun。
クールかつグルーヴィーなアシッド・ジャズ・ファンクを聴かせる2020年作。

その1曲目がロニー・リストン・スミスによる1974年発表名曲「Expansions」カヴァー!
原曲の良さを引き継ぎつつ、長尺ギターソロをフィーチャーしたアレンジがかっこいい!

3曲目に収録されている「California Soul」カヴァーもNice♪ 森 陽馬


2020年8月17日(月) Willie Nelson 「Yesterday When I Was Young」(帰り来ぬ青春)

「青春」の定義とは?

「何かの目標・目的を目指して切実な思いで向かっていく姿勢とその瞬間」だと僕は思っています。
なので、若い頃が青春とは限らず、年齢関係なく「青春」は訪れるものではないでしょうか。

さて、2020年4月で87歳を迎えたウィリー・ネルソンが新作『First Rose Of Spring』を発表。
「Yesterday When I Was Young」(原題:Hier Encore 邦題:帰り来ぬ青春)のカヴァーが収録されています。

ウィリー・ネルソン『First Rose Of Spring』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-6324 2,400円+税)

「帰り来ぬ青春」オリジナルは、フランス名歌手シャルル・アズナブールが1960年代に発表した名曲。
過ぎ去った若かりし頃を昨日のように懐かしみ、無知だった自身を悔やむ内容のこの歌。
ロイ・クラーク、ジャック・ジョーンズ、尾崎紀世彦、和田アキ子他多くのカヴァーがありました。

ウィリー・ネルソンが唄う「帰り来ぬ青春」には、他アーティストでは出せない深い味わいがあると同時に、新作を近年連発中の彼の青春は87歳にして継続中だ、と感じさせる生気が伝わってきます。森 陽馬


2020年8月16日(日) ウワノソラ 「夏の客船」

約1年前の2019年8月3日、青山・月見ル君想フで記憶に残る素晴らしいライヴ・パフォーマンスを披露してくれたウワノソラからグッド・ニュースが届いています。

ネットストアのみの限定発売なので当店で販売できないのは残念ですが、待望の新曲及び特別な夜となった1年前のライヴ音源2曲など全7曲が聴けるのは、なんともこんな時代にうれしいニュースです。
詳しくは
ウワノソラのサイトで。

ということで今日は、ウワノソラ新曲発売記念に彼らの曲を。
2017年10月発売(もうすぐ3年が経ってしまうんですね)名作『陽だまり』から「夏の客船」を。

ウワノソラ『陽だまり』
(国内CD UWAN-003 3,000円+税)

この曲は2019年ライヴではアンコール前に歌われていましたね。森 勉


2020年8月15日(土) 無果汁団 「女神の匙」

日本のポップ・ユニットblue marble解散後、他アーティストへの楽曲提供等で活躍してきたショック太郎、とんCHANが新たに無果汁団を結成。

テクノポップとシティ・ポップがミックスされた''テクノロジー・ポップス''を提唱する無果汁団の1stアルバム『マドロム』が今月リリースされました。

無果汁団『マドロム』
(国内CD MKJR-001 2,500円+税)

作詞・アレンジ・プログラミング・その他全ての楽器を担当するショック太郎、作曲・キーボード・コーラス担当とんCHAN、透明感ある柔らかな歌声を聴かせる女性ヴォーカリスト、みさきを加えた男女3人組。

80~90's的な懐かしい雰囲気に、大貫妙子を彷彿とさせるメロディラインとヴォーカル、ブリティッシュ・ポップのエッセンスも加味されたサウンド♪

ブックレットには歌詞の横に全10曲分の遊び心ある架空8cmシングル・ジャケットも掲載。
ミックスを森達彦、マスタリングをマイクロスター佐藤清喜が担当しています。

先着で特典CD-R付。ジャケットの猫ちゃんの声(?)もアクセントとなっている「Aerobics 2020」を収録。
アルバム楽曲とはまた違った、かっこいいテクノ・インストです。東尾沙紀



2020年8月14日(金) Rumer 「Bristlecone Pine」 feat Lost Hollow

今月の女性シンガー大推薦盤!

ルーマー『Nashville Tears』
(国内CD 解説・歌詞付 OTCD-6801 2,400円+税)

1979年パキスタン生まれの英国女性シンガー、ルーマー。
現在米国南部在住の彼女がカントリー系ソングライターHugh Prestwoodの曲を取り上げたナッシュビル録音作。

2010年1st(
2010年12月24日今日のこの1曲紹介)、2012年2作目(2012年6月1日紹介)、2014年3作目(2014年11月13日紹介)、2016年バカラックカヴァー作(2016年11月25日紹介)に続き、今作も素晴らしい仕上がりです。

今日のこの1曲は、ナッシュビルのフォーク・デュオLost Hollowをfeatした④「Bristlecone Pine」。
ジミー・ウェッブ的な哀愁を感じさせるのは、Fred Mollinプロデュースによるところが大きいでしょう。
(ジミー・ウェッブ『Just Across The River』等はFred Mollinによるプロデュース)

カレン・カーペンター似の包容力ある彼女の歌声が、心穏やかな日常を与えてくれます。森 陽馬


2020年8月13日(木) Neil Young 「Red Sun」

「わたし自身も含め、ミュージシャンはあたう限り最高の音質で音楽を録音しようと努める。ひとつひとつの楽器の音、ひとりひとりの声、そして周囲の状況までも保存することに腐心する。なぜなら、音楽とは聴けば聴くほど魂で感じるものだとわかっているからだ。」(書籍『音楽を感じろ』 ニール・ヤングによる序文より)

ニール・ヤング&フィル・ベイカー著『音楽を感じろ』という本が出ました。

『音楽を感じろ -デジタル時代に殺されていく音楽を救うニール・ヤングの闘い-』
(書籍 河出書房新社 312ページ コメント・解題:曽我部恵一 3,000円+税)

ニール・ヤングが主宰し開発・2014年販売された高音質プレイヤーPONO。
製作過程と経緯を開発責任者フィル・ベイカーが語り、音質向上への意欲と意図をニールが熱く綴った1冊。

ニールはビジネスの方へ行ってしまった、と当時一部で揶揄されていましたね。
でもこれを読めば、金儲けではなく音楽家の未来を考えて行動していたのだな、と実感。
最後の曽我部恵一によるあとがき含め興味深く読むことができました。

今日のこの1曲は、最近よく聴いているニール・ヤング2000年発表名作『Silver & Gold』から。
リンダ・ロンシュタットとエミルー・ハリスがコーラス参加、限りない優しさに満ちた「Red Sun」。森 陽馬



2020年8月12日(水) 吉村瞳 「woman's rights, woman's lights」

<和製ベン・ハーパー+ボニー・レイット>!?
アメリカン・ルーツ・ロック/日本人女性シンガー推薦盤!

吉村瞳『stories』
(国内CD Hoy Hoy Records P20-0015 3,000円+税)

愛知県出身女性シンガー・ソングライター/ラップ・スティール/スライド・ギタリスト、吉村瞳。
細井豊(センチ)、駒沢裕城、松田ari幸一、金子マリ、桑名晴子、チャールズ清水、永本忠、マック清水、他豪華ゲストが参加した2020年発表オリジナル・アルバムが遂に完成。

アメリカン・ルーツに根差した楽曲&演奏、彼女の気骨ある歌声とギターがじわじわ沁みてくる傑作です。

今日のこの1曲は、7分半を超える入魂ナンバー!9曲目「woman's rights, woman's lights」を。

なおラスト11曲目にはビル・ウィザース日本語詞カヴァー「Lean On Me」(feat金子マリ!)も収録。
ジャケット写真はヘンリー・ディルツが手掛けています。森 陽馬

通販コーナーにも掲載しました。


2020年8月11日(火) ラムゼイ・ルイス 「太陽の女神」

ラムゼイ・ルイスが1974年に発表した曲「太陽の女神」(Sun Goddess)は昔から大好きな曲で、僕にとっては元気がもらえる曲です。

ラムゼイ・ルイス『太陽の女神』
(国内CD 限定盤 日本語解説付 SICJ-138 1,000円+税)

曲を作ったのは、モーリス・ホワイトとフィフス・アヴェニュー・バンド/ハウディムーンのジョン・リンド。
演奏にはアース・ウィンド&ファイアーのモーリス&ヴァーディン・ホワイト、フィリップ・ベイリー、ジョニー・グラハム(ギター)、ドン・マイリック(テナー・サックス)が参加しています。

EW&Fの演奏に気持ち良く乗ってくるのが、ラムゼイ・ルイスが弾くフェンダー・ローズのなんとも艶っぽくも自己主張の強い音色です。

このアルバムのミュージシャン・クレジットを見て初めて、フェンダー・ローズとかウーリッツァーとかエレクトリック・ピアノにも色々種類があったり、音の特徴があるんだ、ということを知りました。森 勉


2020年8月10日(月) Video Age 「Pleasure Line」

レトロかつポップな楽曲とシンセの音が気持ち良い、夏にオススメのアルバムです♪

ビデオ・エイジ『プレジャー・ライン』
(国内CD 国内流通盤のみボーナストラック3曲のDLコード付き AMIP-0214 2,200円+税)

ビデオ・エイジは2016年結成、ニューオリンズを拠点に活動しているRoss FarbeとRay Micarelliを中心としたシンセ・ポップ・バンド。
今作『プレジャー・ライン』は2年ぶり3枚目となる最新アルバムです。

涼しげなシンセに切ないメロディ・ラインが印象的なタイトル曲①、AORやシンガーソングライター作品がお好きな方にも聴いて欲しい⑨「Meet Me In My Heart」など、シンプルですが耳に残るフレーズと、中性的で爽やかな歌声、80年代的な音作りながらトゲトゲせず、音の隙間が心地良い1枚です。東尾沙紀


2020年8月9日(日) スカート 「標識の影・鉄塔の影」

テレビ東京のグルメドラマ、と言えば『孤独のグルメ』が有名ですが、『絶メシロード』も好きでした。

主人公の会社員が各地の大衆食堂へ赴き、近い将来食べられなくなるような"絶滅メシ"を食べる物語。
2020年1~4月25時頃の放送ながら、毎回録画せずに見て深夜にお腹を空かせていました(笑)。
落ち着いたら是非2ndシーズンも制作してほしいですね。

その『絶メシロード』エンディングで毎週かかっていたスカート「標識の影・鉄塔の影」。
グッド・メロディーなこのイイ曲が7インチ・アナログ盤で発売!

スカート『駆ける/標識の影・鉄塔の影』
(国内7インチ・アナログ 完全限定盤 KAKU-120 1,000円+税)

サッポロビールの第96回箱根駅伝オリジナルCM楽曲として書き下ろされた「駆ける」とのカップリング。
ジャケットスリーヴ付で1,000円+税という価格はさすがカクバリズム!
番組で紹介された飲食店が、このコロナ禍で絶滅していないことを祈りながら改めて聴きたい1枚。森 陽馬


2020年8月8日(土) GREAT3 「想い出のサマーブリーズ」

<CITY POP on VINYL 2020>たくさんのご来店、お買い上げありがとうございました。
通販コーナーには対象商品の一部しか掲載しておりませんが、店頭には色々在庫ございます。
お探しの商品ございましたらお問合せくださいませ。

さて、昨日に続き、当店オススメのアイテムをもう1枚!

GREAT3『Richmondo High』
(国内2枚組LP UPJY-9103 4,500円+税)

ロッテンハッツ解散後、片寄明人、高桑圭、白根賢一によって結成されたバンド、GREAT3(グレートスリー)。
1995年発表名作1stアルバム『リッチモンド・ハイ』がアナログLP化!

これは個人的に、90年代J-POPアルバムのベスト10に入る名盤!なのです。
オリジナル・アナログマスターからカッティングされた重量盤2LP。
若い世代の方々にも是非聴いてもらいたい1枚ですね。

今日のこの1曲はシールズ&クロフツの名曲「Summer Breeze」カヴァー「想い出のサマーブリーズ」。
1995年発売当時、日清パワステでのレコ発1曲目がこの曲でした。懐かしい想い出が甦ります。森 陽馬



2020年8月7日(金) マイクロスター 「夕暮れガール」

2020年8月8日は<CITY POP on VINYL 2020>
新旧シティ・ポップのアナログ盤が色々リリースされます。

対象商品をお買い上げの方に先着で大滝詠一イラストのステッカーをプレゼント!
(更にインスタへある要項を投稿すると、
大滝詠一イラストマグカップorバッグが当たるかも!?)

当店では対象商品でなくても1,000円以上お買い上げで、当店ロゴ入り青タオルを差し上げます。
通販コーナーに掲載していない商品もたくさんございますのでお気軽にお問合せくださいませ。

さて、<CITY POP on VINYL 2020>で当店1番人気アイテムがこの1枚!

マイクロスター『夕暮れガール』 (c/w daisy daisy)
(国内7インチ・アナログ盤 HCR-9696 1,500円+税)

2011年リリースされ即完売した幻の7インチ・アナログが復刻!
2016年発表アルバム『She Got The Blues』収録の大人気曲「夕暮れガール」!

まだまだ暑い日は続くでしょうが、立秋が過ぎたこれからの季節にピッタリのキラーチューンです。森 陽馬


2020年8月6日(木) 流線形 「3号線」

環七、環八、246、山手通り、明治通り、甲州街道、etc...
東京の道はどこも混雑していますが、道路各々に個性がありますよね。
日々移り変わる道沿いの店舗&景色に一喜一憂したり。

クニモンド瀧口が18歳時友人のアルバイトに付き合い音楽をかけながらよく走っていた、という3号線。
この「3号線」は当時のことを思い出して書いた曲だそうです。

それが収録された流線形2003年発表1stアルバムが2020年リマスターで再CD化&LP化されました。

流線形『シティミュージック』
(国内CD ALCP-2036 2,400円+税/PDLP-17 3,500円+税)

新世代シティ・ポップ名盤と評判だった1枚。全7曲入。
女性シンガーはサノトモミ。ジャケット写真は駒沢公園です。森 陽馬


2020年8月5日(水) ナツ・サマー 「3号線」

夕暮れどき、海辺に佇む女性。
夏の色んなストーリーが思い浮かぶ素敵なジャケットです。

ナツ・サマー『HAYAMA NIGHTS』
(国内CD PCD-24974 2,400円+税)

愛媛出身/東京在住の女性シティ・ポップ・レゲエ・シンガー、ナツ・サマー。
クニモンド瀧口(流線形)プロデュースによる2ndフル・アルバムが本日リリースされました。

スティールパン(演奏:宮本まいこ)の音色がアルバムを彩るラヴァーズ・ロック・サウンドが心地良い全7曲♪

Saigenjiとのデュエット②「あの頃、プールサイドで」、宮沢りえ1992年のシングル曲カヴァー⑥「心から好き」、流線形の名曲③「3号線」カヴァーも。

「3号線」には小林泉美がピアノ&バック・ヴァーカルでゲスト参加!東尾沙紀


2020年8月4日(火) Mr President 「One Night」feat Cindy Pooch & Celia Kameni

本日は新譜入荷日。米津玄師の新作『STRAY SHEEP』が好調な売れ行き。
コロナ禍で商品リリースがとても少ない昨今ですが、来客多く久々に活気ある1日でした。

ということで今日のこの1曲は、本日発売のグルーヴィー&ダンサブルな1枚から。

ミスター・プレジデント『One Night』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック3曲追加収録 T-GROOVE解説付 PCD-24968 2,400円+税)

ルーカス・アルーダ、アンドレ・ソロンコなど、良質な新譜を多く出しているFavorite Recordingsより。
フランス発プロデューサーBruno Patchworks Hovartによるダンス/ディスコ・ユニットMr President。
『Hips Shaking』以来、約6年ぶり新作3rdアルバムです。

ディスコ・サウンドにアダルトなサウンド・アレンジを調和させた快心作。
今日のこの1曲はシンセ&エレピの音色が心地良いディスコ・チューン①「One Night」を。

ボーナス・トラックには「Feel Like Makin' Love」カヴァー、T-GROOVE Remixも追加収録されています。森 陽馬


2020年8月3日(月) 遠藤賢司 feat Tin Pan「やっぱりあなたの歌じゃなきゃ」(LIVE)

PET SOUNDS RECORDが旧店舗→仮店舗を経て、今の場所へ移転したのが2007年。
13年が経ってしまったなんて驚きですね。

その2007年、6月5日SHIBUYA-AXで行われた遠藤賢司還暦記念リサイタルがCD&LP&DVD化されました。

遠藤賢司『還暦記念リサイタル2007』
(2CD FJ-175 3,000円+税/LP FJLP-175 3,600円+税/DVD FJVD-175 5,000円+税)

前半は遠藤賢司弾き語り。後半にTin Pan(細野晴臣、鈴木茂、林立夫)と34年ぶりライヴ競演。
僕はこのライヴ、観に行っていました。(
2007年6月5日今日のこの1曲参照)
遠藤賢司60歳!圧巻のステージを見て心熱くなったことが昨日のように思い出されます。

今日のこの1曲は、Tin Panを従え歌われた「やっぱりあなたの歌じゃなきゃ」を。
2006年発表『にゃあ!』収録、はっぴいえんど/ニール・ヤングを彷彿とさせる武骨なナンバー。
不屈のロック魂が呼び覚まされます。森 陽馬


2020年8月2日(日) 遠藤賢司 「夜汽車のブルース」

シンコー・ミュージックからURCレーベルの新刊本が出ました。


『URCレコード読本』(シンコー・ミュージック 1,800円+税)

URCレーベルからレコードを発表した高石ともや、中川五郎、中川イサト、休みの国(高橋照幸)、金延幸子、斉藤哲夫、大塚まさじ、三上寛、なぎら健壱、古川豪、等へのインタビューが貴重な証言として掲載されています。

また、<世代別URC体験トークセッション>として、鈴木惣一朗×直枝政広、中村ジョー(元ハッピーズ)×石垣窓(フリーボ)、佐藤良成(ハンバートハンバート)×前野健太による対談3つも興味深い内容になっています。
一読をオススメいたします。

編集担当は『伊藤銀次自伝』や『ザ・コンプリート・ポール・ウェラー』等でもいい仕事をしているシンコー・ミュージック荒野政寿。

さて、URCレーベルから何か1曲。遠藤賢司「夜汽車のブルース」。
1970年4月発表の彼のファースト・アルバムA面の1曲目に入っています。

遠藤賢司『niyago』
(国内CD ポニーキャニオン PCCA-4926 2,000円+税)

高校三年の1969年に、岡林信康『私を断罪せよ』、五つの赤い風船『おとぎばなし』を購入していましたが、この『niyago』は大学生になって初めて買ったURCレーベルのレコードとなりました。
学生にとっては1,700円という普通のLPよりちょっと安い価格がありがたかったなぁ。森 勉


2020年8月1日(土) オータサン 「メキシカン・ファンタジー エル・サロン・メヒコ」

関東地方は8月入りやっと梅雨明け。
久しぶりにスカッとした青い空を見ることができましたね。

ということで、今夏ゆったりした気持ちで聴きたい新譜CDこの1枚!

オータサン『アメイジング・ウクレレ』
(国内CD VICP-65567 2,600円+税)

2020年10月で86歳を迎える<ウクレレの神様>オータサン。
クラシックの名曲をウクレレ・カヴァーした新作アルバムです。

「月の光」(ドビュッシー)から、「ボレロ」、「ラプソディ・イン・ブルー」、「夢想」。
更にショパン・メドレー、シューベルト・メドレー含め、ウクレレの奏によるインスト全10トラック。

今日のこの1曲は、メキシコ民謡を基にコープランドが作曲した「メキシカン・ファンタジー エル・サロン・メヒコ」。
プロデューサー&アレンジャーのピエール・グリルによるピアノとウクレレの調和がとっても心地良い♪ 森 陽馬


2020年7月31日(金) Erroll Garner 「Misty」

映画『レイニー・デイ・イン・ニューヨーク』を恵比寿ガーデンシネマにて鑑賞。

ウッディ・アレン監督、ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス出演。
雨のニューヨークを舞台にした恋愛物語。

ウッディ・アレン監督らしい会話の妙&ストーリー展開で楽しく観れました。
ティモシー・シャラメのやさぐれ感、エル・ファニングのモテモテ田舎娘っぷりが良かったです。

ちなみに、音楽面ではエロール・ガーナー「ミスティ」が映画内で印象的に使われていました。

エロール・ガーナー『Misty』
(国内CD UCCU-5771 1,500円+税)

センチメンタルなピアノの奏が<雨に煙るニューヨーク>の情景にピッタリ。
そういえば、『Misty』のジャケットも雨に濡れた窓越しに美女が映っているジャケットでしたね。森 陽馬


2020年7月30日(木) Billy Bremner 「She's No Queen」

2020年8月4日で74歳の誕生日を迎える元ロックパイルのビリー・ブレムナー。
2019年10月来日公演で現役バリバリなギタープレイとハリのある歌声を聴かせてくれたビリーの2020年発表作が入荷しました。

Billy Bremner『COCKTAIL OF THE YEAR』
(輸入CD BACCD0022020)

カントリー・ブルース「At Last The Summer Is Here」、ブギ・ウギ・ピアノが絡む表題曲「Cocktail Of The Year」、今作で一番ノリノリの必殺曲「She's No Queen」他、長年ビリーを支えるMicke Finell(b,sax,vo)との共作によるゴキゲンなロックンロール&ブルース・ナンバーがずらり♪

オリジナルが中心ですが、リンゴ・スター、NRBQ他様々なミュージシャンがカヴァーしたBruce Channelの1962年ヒット・シングル「Hey Baby」を取り上げています。

パブ・ロック界隈ではお馴染み、ゲラント・ワトキンスもピアノで参加。
記載はありませんが「French Pop」という曲ではワトキンスさん演奏によるアコーディオンらしき楽器も登場。
フランス語(?)を交えたキャッチーな曲でアルバムを締め括っています。東尾沙紀


2020年7月29日(水) Shadows 「In The Past」

シャドウズはイギリスを代表するインストゥルメンタル・グループ。1950年代後半からクリフ・リチャードのバッキングを担当したりしていましたが、単独でも活動しイギリスでは多くのヒット曲を放っています。

1960年代日本でも何度も来日公演を行っていたヴェンチャーズ人気に比べたら負けますが、レコードも色々と発売されていましたし、ラジオでもシャドウズの曲を耳にすることが多かったと思います。

このCDはシャドウズが60'sに発表した5枚のLPを低価格5枚組CDセットにしたものです。

The Shadows『Original Album Series』
(輸入5枚組CD Parlophone/Warner 0825646179749)

1961年発表『ブルー・スター』などを収録した『The Shadows』。
1962年発表「春がいっぱい」などを収録した『Out Of The Shadows』。
1964年発表「紅の翼」などを収録した『Dance With The Shadows』。
1965年発表「ボッサルー」などを収録した『The Sounds Of The Shadows』。
1966年発表「マジック・ドール」などを収録した『Shadow Magic』の5枚がセットになっています。

今日はその中から『Shadow Magic』(邦題『これがシャドウズ』)から「In The Past」を。
この曲は、シャドウズのアルバムの中にいつも数曲入っているヴォーカル曲のひとつです。
ハンク・マーヴィンとブルース・ウェルチのハーモニーの素晴らしさも是非もっと多くの人に知ってもらいたいものです。森 勉


2020年7月28日(火) Blake Mills 「May Later」

<Blake Millsという名の宇宙空間で漂いながら聴くサウンドトラック!?>

米国カリフォルニア州出身1986年生まれの男性シンガー/ギタリスト/プロデューサー、ブレイク・ミルズ。

Alabama Shakes2015年発表作『Sound&Color』をプロデュースしグラミーを受賞。
ジャクソン・ブラウン他ベテラン・ミュージシャンから絶賛され、ボブ・ディラン2020年作にもギター参加。
Ted Poorのプロデュース(
2020年5月18日今日のこの1曲で紹介)も記憶に新しい彼の新作アルバムです。

Blake Milles『Mutable Set』
(輸入CD Caroline B0031838-2)

2014年発表『Heigh Ho』をアンビエントにした質感。音の隙間で曲を編むようなミニマルなアレンジ健在。
Sam Gendel(
2020年4月20日今日のこの1曲紹介)、エリオット・スミスとの仕事で知られるAaron Embry他参加。

今日のこの1曲は、異世界へ迷い込んだ白昼夢の如く不思議なワルツ②「May Later」を。
浮遊感ある演奏とささやくような彼の歌声は、1度聴いただけではわからない不穏な魅力で溢れています。森 陽馬


2020年7月27日(月) PRETENDERS 「Maybe Love In NYC」

「Rock And Roll Can Never Die ロックン・ロールは絶対に死にやしない」
ニール・ヤングが「Hey Hey My My」で歌っているように、ロックン・ロールは聴く者の心に火を灯すものだ。

その想いを改めて実感させられた新譜この1枚。

PRETENDERS『HATE FOR SALE』
(輸入CD BMG 538603562)

2020年9月で69歳を迎える女性ロッカー、クリッシー・ハインド率いるプリテンダーズ。
オリジナル・メンバーMartin Chambers(Dr)が復帰、武骨で実直なロックン・ロールが詰まったアルバム。

今日のこの1曲は7曲目「Maybe Love Is In NYC」を。
ニール・ヤング2000年発表ライヴ盤『Road Rock V1』収録「All Along The Watchtower」(ボブ・ディラン作カヴァー)にはクリッシー・ハインドがゲスト参加していたが、そのWatchtowerを彷彿とさせるアレンジだ。

これを聴いてもう1度繰り返したい。Rock And Roll Can Never Die。 森 陽馬


2020年7月26日(日) Watkins Family Hour 「Keep It Clean」

ニッケルクリーク、I'm With Herなどで活躍するアメリカのシンガー/フィドル奏者サラ・ワトキンスと、ギタリストの兄ショーンを中心としたユニット、Watkins Family Hour。
2015年1作目(
2015年9月16日今日のこの1曲紹介)から約5年ぶりとなる新作『brother sister』を発表しました。

Watkins Family Hour『brothr sister』
(輸入CD WHF002CD)

ベンモント・テンチ、グレッグ・リーズなど様々なミュージシャンが参加した前作とは異なり、新作では殆どの曲を兄妹2人の歌と演奏で録音。マイク・ヴァイオラ・プロデュース、ドラムにマット・チェンバレンが参加。
息のあったハーモニー、清々しい弦の音色、ほどよい疾走感がとっても気持ち良いアルバムです。

インストを含めたオリジナル曲を中心に、コートニー・ハートマン&テイラー・アシュトン2018年作より「Neighborhood Name」、ウォーレン・ジヴォン「Accidentally Like A Martyr」、1930年代のブルースマン、チャーリー・ジョーダン「Keep It Clean」のカヴァーを取り上げています。

今作のラストを飾る「Keep It Clean」には、ヴァン・ダイク・パークスとのコラボ作が評判となったギャビー・モレノ、俳優ジョン・C・ライリー、マイク・ヴァイオラらもヴォーカルで参加。
順番に歌い繋いでいくテンポの良いカントリーブルース♪
レコーディングの楽しい雰囲気が伝わってきます。東尾沙紀


2020年7月25日(土) 米光美保 「恋は流星 Shooting Star Of Love」

鈴木英人手掛けるジャケットの爽快さもあり、今週発売され大好評の1枚!

『角松敏生ワークス Good Digger』
(国内2枚組CD MHCL-2859 3,200円+税)

角松敏生がプロデュース、アレンジ、楽曲提供、演奏等で参加した他アーティストの音源を編集した2CD。

杏里1983年大ヒット・アルバム『Timely!!』からの「Windy Summer」や、1984年作『COOL』から「Suprise Of Summer」、日本産ファンク・バンドJADOES(ジャドーズ)によるキラーチューン「Friday Night」他、近年入手困難になっていた楽曲含め聴き所満載な全32曲。

今日のこの1曲は米光美保(東京パフォーマンスドール)が歌う「恋は流星 Shooting Star Of Love」(1995)を。

吉田美奈子作詞・作曲名曲を、角松敏生によるラグジュアリーなアレンジでナイス・カヴァー!
なお、この楽曲の初7インチ・アナログ盤も8月8日発売予定されています。森 陽馬


2020年7月24日(金) ユミ飛鳥 「恋して不安」

ユミ飛鳥、又は清水まゆみの名を聴いて、「あぁ、あの1982年に東京・青山に発足したミニFM局<KIDS Radio Station>のDJだった女の子だ」とか、1983年フォー・ライフ・レコードから発表されたLPレコード『Yumi Asuka/Merry・Go・Round』を想い出す人は果たしてどのくらいいらっしゃるでしょうか。

かくいう僕もひさしぶりにこのアルバムを聴くまで、すっかり忘れていた存在でした。

ユミ飛鳥『メリーゴーランド +4 ~コンプリート・コレクション』
(国内CD 期間限定盤 歌詞・解説付 UVPR-30039 1,000円+税)

1983年7月発売唯一のLP全曲とシングル、メジャー・デビュー前のカセット音源、そして1985年アニメ映画『ボビーに首ったけ』のエンディング・テーマ「Bobby's Girl」(マーシー・ブレインのカヴァー)も収録。

中村俊夫プロデューサーの元にツボを知っているスタッフが集まり、すばらしい作品になっています。
個性の強いバックアップ陣に負けず、ユミ飛鳥自身のキュートなヴォーカルも魅力的。
60'sガール・ポップスがお好きな方にゼッタイのオススメです。今なら1,000円+税!

今日の1曲は「恋して不安」のカセット・ヴァージョンを。
編曲はこの頃まだ20代の若者!萩原健太!
なんとも、ポップス・ファンの心を揺さぶるアレンジです。
エレキ・インスト感覚で聴けるこのヴァージョンのカラオケも収録されています。森 勉


2020年7月23日(木) Gangway 「My Girl And Me」

2017年再結成、2019年には23年ぶりとなる新作『ワットエバー・イット・イズ』をリリース(2019年9月7日今日のこの1曲で紹介)したデンマークのネオアコ/シンセ・ポップ・バンド、ギャングウェイ。

新作国内盤を手掛けたHAYABUSA LANDINGSから、初期2作が最新リマスターで再発になりました。

人気曲「Yellow」収録/セルフ・プロデュースによる1984年1st『ザ・ツイスト』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 HYCA-8003 2,400円+税)

ストリングスやホーンが入り、よりメロディが際立った1986年2nd『シッティング・イン・ザ・パーク(オリジナル・エディション)』(国内CD 解説・歌詞・対訳付 HYCA-8004 2,400円+税)の2作品です。

様々なサウンドを模索し初々しさも感じる1stも良いですが、最高傑作と名高い2ndは人気曲「My Girl And Me」、ジャジーな「Scream」、ストリングスとシンセが心地良い「Do You Remember」他、彼らのメロディ・センスが一気に花開いた良い曲満載の1枚。

どちらもマイクロスター佐藤清喜氏による最新リマスタリング!
高円寺ディスクブルーベリー中村慶さんによる解説付です。

更に2枚同時購入先着特典として、2019年10月デンマークの都市ヘルシンゲルでのライヴを収録したCDが付きます。
「Yellow」、「My Girl And Me」、「Sitting In The Park」、「Colourful Combinations」、「Boys In The River」の5曲入り。
このライヴ音源もすごく良いので要チェックです!東尾沙紀


2020年7月22日(水) Jason Mraz 「Gratitude」

「音楽はいつだって、人を楽しませるものでなければいけないのと同時に、希望に満ちた世界を呼び起こし、伝え、映し出すものでなければいけないと思う。」(ジェイソン・ムラーズの言葉 - 国内盤解説記載より抜粋)

1977年生まれ南カリフォルニア在住男性シンガー・ソングライター、ジェイソン・ムラーズ。
7作目のオリジナル・アルバム『Look For The Good』が届けられた。

ジェイソン・ムラーズ『Look For The Good』
(国内CD 日本盤のみボーナス・トラック2曲追加 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18351 2,200円+税)

<初のレゲエ・アルバム>ながら、彼らしい愛に溢れるソングライティングは変わらず。
軽快なリズムに身体は揺れながら、深く沁みるポジティヴなメッセージに心が勇気づけられる1枚。

今日のこの1曲は、7分弱に及ぶ本編ラスト10曲目「Gratitude」(感謝の意)を。
タイトル通り、様々な事象や人(いじめっ子や自分を振った女の子へも!)へ感謝を綴るナンバー。

最後の歌詞「Look For The Good」(良いところを探そうよ)は、1曲目及び作品コンセプトへ帰する言葉だ。
小気味よいサウンドとは対照的に重みある言葉が切実に響くのは、冒頭に挙げた音楽への信念に他ならない。

最後にこの歌の中に出てくる言葉をもう一つ。
「I am grateful for the music!」(音楽に感謝しているんだ!) 森 陽馬


2020年7月21日(火) 庄野真代 「大人の女になる方法」

マイクロスターファン、要チェック!

1976年デビューの女性シンガー、庄野真代。
<人生と旅>をテーマに、70~80年代のレコーディング方式にこだわり制作した14枚目のオリジナル作『66』。
1曲目「大人の女になる方法」は、マイクロスターの2人(佐藤清喜&飯泉裕子)による書き下ろし曲です!

庄野真代『66』
(国内CD COCP-41232 3,500円+税)

作曲:佐藤清喜、作詞:飯泉裕子。
マイクロスターらしいポップな楽曲&詞世界に心浮き立ちますね。

なお、庄野真代本人の楽曲に加え、杉真理、太田裕美、丸山圭子、鈴木雄大も参加しています。森 陽馬


2020年7月20日(月) 吉田美奈子 「ワンス・ユー・ゲット・スターティッド」

先日7月17日紹介した吉田美奈子『MINAKO』と同時に、ライヴ盤『MINAKOⅡ』も7月15日再発売されました。

吉田美奈子『MINAKOⅡ』
(SACD対応ハイブリッドディスク 通常CDプレイヤーでも再生可能 MHCL-10234 3,000円+税)
(アナログ盤も同時発売 オリジナルと同様にジャケット左上に三角帯付 MHJL-147 3,700円+税)

1975年10月3日中野サンプラザで行われたコンサートを収録し、同年12月20日に発売されたライヴ・アルバム。
佐藤博、矢野顕子、松木恒秀、伊藤銀次、高水健司、村上秀一、浜口茂外也、羽鳥幸次、村岡健、新井英治、山下達郎、大貫妙子、ハイ・ファイ・セットなどが素晴らしいバッキングを繰り広げ、吉田美奈子がヴォーカリストとしての実力を遺憾なく発揮することをサポートしています。

今日のこの1曲は、ルーファス・フィーチャリング・チャカ・カーン1975年のヒット「ワンス・ユー・ゲット・スターティッド」を見事にカヴァーした1曲目を。

このアルバムには個人的な想い出がいろいろあります。
その内、2つ披露させてください。

・このレコードを購入したのはオープンして1か月ほどだった南青山パイド・パイパー・ハウスでした。
1975年12月下旬のことでした。

・当時、このライヴをサンプラザへ観に行ったのですが、かなり早く中野に着いて商店街をぶらぶらしていたら、ライヴにパーカッション奏者として参加の浜口茂外也に偶然出会ったこと。
彼とは小学校で同じクラスになったことがあって、久し振りのうれしい再会でした。森 勉


2020年7月19日(日) Lianne La Havas 「Bittersweet」

<新世代のシャーデー!?>
<女性版プリンス!?>

ギリシャ系の父とジャマイカ人の母との間で1989年英国ロンドンにて生まれたLianne La Havas。
自身の名を冠した約5年ぶりアルバムが出ました。

Lianne La Havas『Lianne La Havas』
(輸入CD Warner UK 0190295234889)

恋人と別れ、愛の喪失と再生をテーマに自身の音楽を見つめ直し制作された1枚。
ナチュラルなスムースさに、より深みが加わったように感じます。

今日のこの1曲は、1曲目「Bittersweet」を。
ソウルフルかつ求心力ある歌声に聴く者皆心奪われるはず。森 陽馬


2020年7月18日(土) Tim Treffers 「Fair-Weather Friend」

70年代AOR、ウエスト・コースト・サウンドに影響を受けたオランダの男性シンガー、ティム・トレファーズ。

1988年生まれの彼が生み出すのは、その時代の空気感を纏った耳に残るキャッチーな楽曲♪
アルバムを出す毎に歌、演奏も洗練されていく彼の3作目が発売されました。

ティム・トレファーズ『ヤング・アンド・ディターミンド』
(国内CD 解説・歌詞付 PCD-24955 2,400円+税)

海外ではストリーミング、ダウンロードのみの新作を日本独自CD化。
前2作同様、金澤寿和氏が監修・解説を手掛ける<Light Mellow Searches>シリーズでのリリースです。

大阪で見た満月から着想を得たという「Osaka Moon」、サックス・ソロが聴きもののバラード「Where We Go Tonight」、フリューゲルホルンと美しいコーラスをフィーチャーしたメロウな「Fair-Weather Friend」など、歌はもちろんバンドの演奏をたっぷり聴かせるアレンジも良いです。

これまでにマイケル・フランクス、アート・ガーファンクルなどをカヴァーしてきた彼が今回取り上げたのは、ビル・ラバウンティ「Trail To Your Heart」(1979年)
オリジナルに割と忠実なヴァージョンながらコーラスを加えたアレンジがグッド!

ブックレットには金澤さんの解説に加え、ティム自身による全曲解説も掲載されています。東尾沙紀


2020年7月17日(金) 吉田美奈子 「わたし」

吉田美奈子が1975年10月25日に発売したRCAレーベル移籍第1弾アルバム『MINAKO』。
最新リマスタリング/ハイブリッドCD仕様で再発売されました。

吉田美奈子『MINAKO』
(SACD対応ハイブリッド・ディスク 通常CDプレイヤーでも再生可能 MHCL-10123 3,000円+税)

トリオ・レコードより1973年9月21日発売デビュー・アルバム『扉の冬』から約2年のブランクがあってのセカンド。
『扉の冬』は彼女のピアノ弾き語りを中心にシンガー・ソングライター然とした音作りでしたが、『MINAKO』は村井邦彦プロデューサーの考えで<歌手!吉田美奈子>を打ち出した作りになっています。

今作の録音当時、彼女はまだ22歳でした。
ヴォーカリストとしての才能に惚れたプロデューサーが様々な個性を持った曲調で彼女の歌手としての可能性を模索したアルバム、と言えるでしょう。

全9曲収録中、作詞&作曲共に吉田美奈子が担当しているのは2曲だけで、あとは、大瀧詠一、細野晴臣、佐藤博、荒井由実の楽曲を歌っています。

今日のこの1曲は大瀧詠一作詞・作曲の書き下ろし曲「わたし」を。
この後の「夢で逢えたら」に繋がる重要曲だと思います。

なお、このCDと同内容のアナログLPも発売中です。
(オリジナルと同色の鮮やかなピンク色の帯付 MHJL-146 3,700円+税)

7月15日同時発売された『MINAKOⅡ』も後日紹介いたします。森 勉


2020年7月16日(木) Arthur Alexander 「Rainbow Road」

サザン・ソウルの名ソングライターで、味わい深い歌声も魅力的なアメリカン・ルーツ界重鎮、ダン・ペン。
スタジオ録音のオリジナル作としては約26年ぶり新作が2020年8月下旬発売予定になっています。

(Dan Penn『Living On Mercy』 輸入盤は8月下旬、国内仕様盤は9月9日発売予定)
晩夏~秋、じっくり聴きたいアルバムになりそうですね。

さて、ダン・ペン楽曲含めサザン・ソウル/メンフィスの名曲を多数生み出したアメリカン・スタジオ。
そのスタジオでレジー・ヤング他が中心のセッション・ミュージシャン集団メンフィス・ボーイス。
彼らがバッキングしている素晴らしい音源を集めた編集盤が英国ACEレーベルから発売されました。

『The Soul Of The Memphis Boys』(ザ・ソウル・オブ・ザ・メンフィス・ボーイズ)
(国内仕様CD 英文解説・対訳付 PCD-17818 2,600円+税)

じっくり煮込まれたスープが五臓六腑に沁みわたる如く、ジワ~~と胸に響いてくる全24曲。
今日のこの1曲は、ラストに入っているアーサー・アレキサンダーが歌うダン・ペン&ドニー・フリッツ作を。
ドニー・フリッツ1974年発表名作『Prone To Lean』でドニー・フリッツ自身も唄っている渋い名曲。

なお、超充実のブックレット必読! 国内盤の対訳をじっくりと読みながら聴きたい1枚です。森 陽馬


2020年7月15日(水) The Explorers Club 「She'd Rather Be With Me」

昨日紹介したエクスプローラーズ・クラブ。
新作オリジナル・アルバムと併せて全曲カヴァーのアルバムも発売されました。

エクスプローラーズ・クラブ『To Sing And Be Born Again』
(国内仕様CD 日本語解説・帯付 GSRCD003JP 2,300円+税)

①トミー・ボイス&ボビー・ハート「I Wonder What She's Doing Tonite」。
⑤マンフレッド・マン1968年ヒットで有名なボブ・ディラン作「Quinn The Eskimo (The Mighty Quinn)」。
⑥ゾンビーズ「Maybe After He's Gone」(名作『Odessey And Oracle』収録曲)。
⑩フランキー・ヴァリ、ウォーカー・ブラザーズ「The Sun Ain't Gonna Shine Anymore」(太陽はもう輝かない)。

60~70'sサンシャイン・ポップなナンバーを忠実なアレンジでカヴァーしています。

今日のこの1曲は②タートルズ「She'd Rather Be With Me」カヴァーを。
♪ラッパパパ~ ラッパパパ~♪コーラスで
多幸感200%アップ! 森 陽馬


2020年7月14日(火) The Explorers Club 「Ruby」

今夏ヘビーローテーションとなりそうなサンシャイン・ポップ/ソフト・ロック新譜この1枚!

エクスプローラーズ・クラブ『The Explorers Club』
(国内仕様CD 日本語解説・帯付 GSRCD002JP 2,300円+税)

アメリカ/サウスカロライナ州出身Jason Brewer中心のThe Explorers Club。
Jasonがナッシュビルへ移住し、コロンビア・スタジオ&Gem City Studiosにてレコーディング。
2016年発表『Together』(
2016年6月25日今日のこの1曲紹介)以来約4年ぶりアルバムを発表しました。

2008年発表1st、2012年発表2ndにも関わっていたドラマーMatt GoldmanとJasonによる共同プロデュース作。
ビーチ・ボーイズ色が濃かった彼らですが、今作は60's後半ソフト・ロック色をより押し出した仕上がりです。

今日のこの1曲は1曲目「Ruby」。
タートルズ1968年発表シングルチャート6位のヒット曲「Elenore」を下敷きにした哀愁漂うポップナンバー。
ブライアン・ウィルソン・バンド/ワンダーミンツのProbyn Gregoryがゲスト参加しています。森 陽馬


2020年7月13日(月) ボブ・ディラン 「Muder Most Foul」(最も卑劣な殺人)

先週発売された新譜で当店にて一番売れたアルバムはこれ!

ボブ・ディラン『ROUGH AND ROWDY WAYS』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-6341 3,000円+税)

輸入盤発売から3週間以上遅れてリリースとなった今回のディラン国内盤。
しかしながら、ファンの方々は解説と歌詞&対訳付の日本盤を待っていたのでしょうね。

ヘッケルさんの解説をじっくり読み、歌詞カードを確認しながら聴くとより深みを感じます。
特にディスク2、17分近くに及ぶ「Murder Most Foul」(邦題:最も卑劣な殺人)。

ウルフマン・ジャック、ビートルズ、エタ・ジェイムス、ジョン・リー・フッカー、ギタースリム、ドン・ヘンリー、グレン・フライ、カール・ウィルソン、オスカー・ピーターソン、スタン・ゲッツ、アート・ペッパー、スティーヴィー・ニックス、ナット・キング・コール等人名と曲タイトル、映画や小説タイトルが連呼される歌詞。

1963年ケネディ大統領暗殺事件を描きながら、現代米国の民主主義と文化の行く末を危惧しているのでしょうか。
歌の最後に出てくる楽曲名が、まさに今唄っているこのタイトル「Murder Most Foul」というのが印象深いです。

なお、この日本盤発売後、ディラン公式サイトに歌詞が掲載。
正しい歌詞&対訳による改訂版ブックレットが新たに作成されることになりました。
初回仕様盤お買い上げの方には、応募券を送れば改訂ブックレットをもれなくもらえるそうです。
詳細は
こちらのページに掲載。お買い上げされた方はご確認くださいませ。森 陽馬


2020年7月12日(日) Lesley Gore 「Look The Other Way」

ACEレーベル系列のKENTより興味深いコンピレーションCDが発売されました。

『Ready Or Not THOM BELL Philly Soul Arrangements & Productions 1965-1978』
(輸入CD 20ページ英文ブックレット付 KENT SOUL/ACE CDTOP-488)

フィラデルフィア・ソウルの重要人物トム・ベルが携わった作品を全23曲収録した好選曲なCDです。
トム・ベルは作曲家であり、アレンジャーであり、プロデューサーとして活躍。
このCDでは特にアレンジャーとしての彼の力量が発揮された曲が集められています。

発想力が豊かでメリハリがあって優雅なストリングス。
壮観な景色を思わせるフレンチ・ホルンの響き。
気持ち良いドラムのビート。
ここぞのティンパニー!
ヴィブラフォン、マリンバ、ウィンドチャイム、エレクトリック・シタールの効果的な使用に耳がピクピクしてしまいます。

デルフォニックス、スタイリスティックス、イントゥルーダーズ、スピナーズ、オージェイズ等のヴォーカル・グループものを中心に、サンデーソングブックで数年前オンエアされた時にかなりの話題となったコニー・スティーヴンス「チック・タック」等のシングル・オンリーだった曲も収録。

どの曲にもトム・ベル色がよく出ていますが、今日の気分で3曲選ぶと、
・4曲目レスリー・ゴーア「ルック・ジ・アザー・ウェイ」
・11曲目コートシップ「イッツ・ザ・セイム・オールド・ラヴ」
・14曲目ロニー・ダイソン「ワン・マン・バンド」
といったところでしょうか。

しばらくこのCDが手放せない日々が続きそうです。森 勉


2020年7月11日(土) Maceo Parker 「Hard Times」

ジェームス・ブラウン・バンドの名サックス奏者メイシオ・パーカー、2020年で77歳を迎えた彼の新作が出ました。

Maceo Parker『Soul Food -Cooking With Maceo』
(輸入CD Funk Garage/Mascot Music TFG76092)

ブルー・ノート・レーベルにてソウライヴやノラ・ジョーンズの制作に関わっていたEli Wolfプロデュース作。
ニューオリンズ録音でIvan Neville、Nikki Glaspie、Tony Hall他参加。

アラン・トゥーサン「Yes We Can Can」、ミーターズ「Just Kissed My Baby」、ドクター・ジョン「Right Place Wrong Time」、プリンス「Other Side Of The Pillow」、アレサ・フランクリン「Rock Steady」カヴァー含め全10曲。
大人のソウル&グルーヴを楽しめる1枚です。

今日のこの1曲は、メイシオが敬愛するレイ・チャールズ・バンド/サックス奏者David "Fathead" Newmanのプレイでも知られる「Hard Times」を。ニューオリンズにあるジャズ小屋の匂いが漂ってきます。森 陽馬


2020年7月10日(金) Bruce Springsteen 「I'll Stand By You」

映画『カセットテープ・ダイアリーズ』を日比谷TOHOシネマズ・シャンテにて鑑賞。

1987年イギリスの小さな町ルートン。パキスタン移民の青年がブルース・スプリングスティーンの音楽に出会い、自らの夢である文筆家の道を志す青春物語。原作者サルフラズ・マンズールによる<実話>が基になっています。

ブルースの歌が映画内でたくさんかかり、その歌詞が主人公の気持ちを代弁。
米国ではなく英国、時代背景や境遇も違えど、彼の歌は多くの人を勇気づけていたのだ、と改めて実感しました。

なお、サントラ盤にはブルースの劇中歌に加え、未発表曲も3曲収録されているので要チェック!

映画サントラ『カセットテープ・ダイアリーズ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-6317 2,400円+税)

名曲「The River」が初披露された1979年ライヴ音源と、「The Promised Land」2014年未発表ライヴ音源。
そして、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)に書き、そのまま未発表だったという「I'll Stand By You」。
力強いだけでなく、優しく滋味深いブルースの歌声が沁みるスローナンバーです。

ちなみに、映画の原題は『Blinded By The Light』。
ブルース1973年発表デビュー作『アズベリー・パークからの挨拶』冒頭の曲名から取られています。森 陽馬


2020年7月9日(木) キングトーンズ 「ドゥーワップ・トゥナイト」(Live)

ウルトラ・ヴァイヴ社が発売していたCDの中から203タイトルを1,000円+税という低価格で期間限定発売。
7月8日発売で103タイトルと、7月22日発売で100タイトル予定されています。

今日は7月8日発売の中からキングトーンズを。

キングトーンズ『インディペンデンス・デー ~ベニー・デッカー・シアター』(+6)
(国内CD 期間限定盤 UVPR-30012 1,000円+税)

1980年7月4日、アメリカ独立記念日に横須賀米軍基地内ベニー・デッカー劇場で行われたキングトーンズのライヴを収めたものです。

独立記念日で日本人も入場できたとは言え、観客は米軍関係のアメリカ人が多く訪れていたというこの日。
キングトーンズはかけ出しの頃、米軍キャンプ廻りをしていた1960年代前半の自分達を想い出していたのではないでしょうか。

「イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト」、「16キャンドルズ」、「シルエット」、「オンリー・ユー」、「アース・エンジェル」、「シンシアリー」など、50'sドゥワップ名曲のオンパレード。リード・ヴォーカルの内田正人を中心にヴォーカル・グループとしてのショーの楽しさを伝えてくれるライヴ盤になっています。

なお、大瀧詠一がプロデュースを担当したシングル曲「ドゥワップ・トゥナイト」、「ラストダンスはヘイ・ジュード」を収録したラジオ仕立てのD.J,入りノンストップ盤『ドゥーワップ・ステーション』+10及び、50's、60'sの名曲を16曲カヴァーした『渚のR&B』+14も1,000円+税で再発されています。森 勉


2020年7月8日(水) Sloppy Joe 「Waiting For The Night Begins」

これぞネオアコ/ギター・ポップなサウンドが詰まった1枚♪

Sloppy Joe『Waiting For The Night Begins』
(国内CD FCRD-072 2,400円+税)

東京を拠点に2002年頃活動をスタートさせたSloppy Joe。
アズテック・カメラ、ザ・スミス、ペイル・ファウンテンズ、オレンジ・ジュース他、メンバーのフェイヴァリットからの影響が滲み出た80's英国的ポップ・サウンドを聴かせる日本人5人組バンドです。

2006年にミニ・アルバム『Trying To Be Funny』、2011年1st『With Kisses Four』を発表。
サポートメンバーだったトランペットの国見智子(WACK WACK RHYTHM BAND)が正式加入となり、9年ぶりとなる新作2ndがリリースされました。

キラキラと気持ち良いギター、瑞々しさと哀愁を感じさせるメロディ・ライン、胸躍るトランペットの音色、ときにグルーヴィーなベース...ギターポップお好きな方ならきっと最初の一音でグッと引き寄せられてしまうことでしょう。

一部曲を除き、マイクロスターの佐藤清喜氏がミックスとマスタリングを手掛けています。

先着で特典CD-Rが付きます。2ndから2曲のアコースティックver.と、Wallflower(大阪のインディー・バンド)、Episode Four(East Villageの前身)のカヴァー2曲の計4曲入り♪東尾沙紀


2020年7月7日(火) 鈴木茂 「Tuesday Queen」

鈴木茂の作品では『BAND WAGON』(1975)が一番有名ですよね。
でも、近年のシティ・ポップ・ブーム的観点からいえば、『Telescope』(1978)も再評価されるべき1枚でしょう。

その鈴木茂1978年発表4thアルバム『TELESCOPE』が2020年スペシャル・エディションとして再発されました。

鈴木茂『TELESCOPE』(2020 Special Edition)
(国内CD 長門芳郎氏による解説付 CRCP-20568 2,727円+税)

松本隆が全曲の作詞を担当。林立夫、松任谷正隆、後藤次利、坂本龍一、吉川忠英、斎藤ノブ他参加。
セッション仕事や編曲など様々なワークスをこなし、ミュージシャンとして脂が乗りきっていた1978年作。

この度鈴木茂本人が新たにリミックスし、インストや別テイク等ボーナス・トラックを9曲追加。
スティーヴィー・ワンダー「Another Star」を彷彿とさせる④「ストリップ・ティーズ」他聴き所満載です。

今日のこの1曲は、アバの1976年大ヒット曲「Dancing Queen」を思い起こさせる①「Tuesday Queen」を。

なお、この曲と⑤「マドモアゼル」は、チャック・レイニーがベースを弾いています!!
ボーナス・トラックに「Tuesday Queen」バッキング・トラックも収録!要チェック! 森 陽馬


2020年7月6日(月) MOONPIE 「Nesila Funk」

食べかけのパイを月に見立てたジャケットで、バンド名はムーンパイ。。。

冗談のような1枚ながら、内容バツグン!のレアな作品が世界初CD化されました。

ムーンパイ『MOONPIE』
(国内CD 初回限定盤紙ジャケット仕様 金澤寿和氏による解説付 2,400円+税)

アメリカ/ナッシュビルを拠点に活動していたという黒人1人含む8人組、1977年発表唯一のアルバム。

初っ端の①タワー・オブ・パワー「Ebony Jam」カヴァーから激かっこいい!
③スティーヴィー・ワンダー「Sunshine Of My Life」、④スティーリー・ダン「My Old School」カヴァーもNice!

⑧EW&F「Can't Hide Love」カヴァーも良いですが、今日のこの1曲はラスト9曲目「Nesila Funk」。
このオリジナル曲が超絶ファンキー! タワー・オブ・パワーお好きな方必聴です。森 陽馬


2020年7月5日(日) Ruby And The Romantics 「Remember Me」

とても耳ざわりのいい声を持ったニューヨーク生まれの黒人女性シンガー、ルビー・ナッシュ・カーティスを中心にオハイオ州アクロンで結成された女性1人男性4人の5人組ヴォーカル・グループ、ルビー&ザ・ロマンティックス。

1963年発表したシングル「Our Day Will Come」(燃ゆる初恋)がいきなり全米No.1ヒット、人気グループとなりました。
その後、それを超える大ヒットは出なかったものの、「My Summer Love」、「Hey There Lonely Boy」や「When You're Young And In Love」等スマッシュ・ヒットも放ちました。

このCDは1963年から66年にKAPPレーベルで発表した曲を2枚組CDに収めたもので全42曲収録。
1967年に出たバリー・マン&シンシア・ワイル作品「We'll Love Again」とABCレーベル移籍後の1曲も含まれています。

Ruby And The Romantics『The Very Best Of Ruby And The Romantics ~Our Day Will Come』
(輸入CD RPM RPND-247)

今日はこのCDから1966年に出たシングルB面曲「Remember Me」を。
曲を書いたのはヴァン・マッコイとプロデューサーのクライド・オーティス。

いい曲です。アナログ・シングルが欲しくなりますね。
番号はKAPP759。探してみましょう。森 勉


2020年7月4日(土) Ray Lamontagne 「I Was Born To Love You」

靴工場に早朝勤務していた1973年生まれアメリカ/ニューハンプシャー出身の青年。
ある朝ラジオでかかったスティーヴン・スティルス「Treetop Flyer」に心を奪われたそうだ。

運命の1曲がきっかけで仕事を止め、音楽活動に専念し2004年RCAからアルバム・デビューを果たす。
その青年の名がレイ・ラモンターニュだ。

時は過ぎ2020年7月、着実にキャリアを重ねた彼の新作アルバム『Monovision』がこの度届けられた。

Ray Lamontagne『Monovision』
(輸入CD RCA 19439-77704-2)

求心力ある歌声、とはこういうことを言うのだろう。

ヴァン・モリソンのような⑥「Misty Morning Rain」。CCR的③「Strong Enough」。
ニール・ヤング「Comes A Time」を彷彿とさせる⑦「Rocky Mountain Healin'」。
各々魅力的だが、誰かの運命の1曲となり得る歌の力を秘めた②「I Was Born To Love You」を今日のこの1曲に。

なお、全曲の作詞作曲、演奏、プロデュースはレイ・ラモンターニュ自身。
STEREOではなく、MONOでレコーディングされている1枚。森 陽馬


2020年7月3日(金) Paul Weller 「On Sunset」

ポール・ウェラー15枚目となるオリジナル・アルバムが本日発売になりました。

ポール・ウェラー『オン・サンセット』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック6曲追加 UICY-15875 2,600円+税)

2019年のライヴ盤を挟み、前作『トゥルー・ミーニングス』から約2年ぶりの新作です。

多彩な楽曲/アレンジの中、歌や演奏にリラックスしたムードが漂う今作。
先行曲「Village」、ニューオリンズ・テイスト「Baptiste」等メロディが際立った曲が多いのも非常に嬉しいところです。

2019年長男に会うためロスへ出向いた際、蘇った40年前の記憶に想いを馳せる詞が新鮮なタイトル曲「On Sunset」を今日の1曲に。美人姉妹3人組ザ・ステイヴスの美しいハーモニーが華を添えています。

ここ数作は1~2年毎に1枚と、とってもハイペース!
年齢を重ね、現在も音楽を作れることへの感謝と、何より音楽/レコードを作ることが大好きだという気持ちがこの枯れることない創作意欲に繋がっているのだなと感じます。

シンコーミュージックから書籍『ザ・コンプリート・ポール・ウェラー』も発売されました。
ザ・ジャムからソロ最新作『オン・サンセット』までのリリース作品紹介、過去&最新インタビュー、スティーヴ・ホワイト、ミック・タルボット、ニール・ジョーンズ(Stone Foundation)、実妹ニッキーら周辺人物のインタビューも掲載。全223ページです!東尾沙紀


2020年7月2日(木) Robert Cray Band 「You'll Want Me Back」

最近気に入ってよく聴いているブルース2020年新譜この1枚。

Robert Cray Band『That's What I Heard』
(輸入CD NOZZLE RECORDS 72098CD)

1953年生まれ1980年デビューの黒人ブルース・マン、ロバート・クレイ。
2017年発表『Robert Cray & Hi Rhythm』に続き、スティーヴ・ジョーダンプロデュースによる新作。

前作はハイ・リズムをバックにメンフィス録音でしたが、今作はバンド名義でL.A.のCapitol Studio録音。
ニコ・ボラス&アル・シュミットが録音/ミックスに関わっており、歌も曲もギターも音も最高の1枚です。

今日のこの1曲は、カーティス・メイフィールド作、インプレッションズ名曲「You'll Want Me Back」カヴァー。
ファンキー&ロッキンなブルースが持ち味の彼ですが、ソウルフルな歌心あるヴォーカルも魅力ですね。森 陽馬


2020年7月1日(水) 忌野清志郎 「メロメロ」

清志郎デビュー50周年!
RCサクセション(
2020年4月21日今日のこの1曲紹介)に続き、忌野清志郎『COMPLETE EPLP』が出ました。

忌野清志郎『COMPLETE EPLP』
(国内3枚組CD 先着特典クリア・ファイル付 UPCY-7677 4,000円+税)

忌野清志郎+坂本龍一「い・け・な・いルージュマジック」から始まり、ソロ、&2・3's、Little Screaming Revue、ラフィータフィー名義、21枚のシングルをカップリング曲含め全47曲2020年リマスタリングして3CDに収録。
シングルB面アルバム未収録曲で入手困難だった音源含めイイ曲たくさん!

今日のこの1曲は1997年忌野清志郎 Little Screaming Revue名義でリリースしたシングル曲「メロメロ」を。
1990年RC『Baby a Go Go』セッション時にチャボと共作した楽曲。ストーンズ的で超かっこいいナンバー!

清志郎の魂宿った歌声に、自らを見失わない勇気と励まし、そして弛んだ心へ気合いを入れ直されました。森 陽馬



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

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