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 今日のこの1曲コーナー


ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2018年10月22日(月) ステファン・グラッペリ 「今宵の君は」

ヴァイオリンでジャズる心を感じさせてくれるなんて、いかしてますよね。

ステファン・グラッペリは1908年フランス・パリ生まれのヴァイオリニスト。
1930年代からギタリストのジャンゴ・ラインハルトと一緒にグループ活動をするなど、1997年に89歳で亡くなるまで、さまざまなミュージシャンと共演し、すてきな演奏をたくさん残してくれました。

今日ご紹介するのは、ステファン・グラッペリがGRPレーベルから1987年に発表した極上のスタンダード集です。

ステファン・グラッペリ『煙が目にしみる』
(国内CD ユニヴァーサル UCCV-9528 1,000円+税)

原題は『Plays Herome Kern』。
ミュージカルの作曲家として有名なジェローム・カーンの作品を集めたCDです。
二人のギタリストを含む少人数のコンボとストリングス隊をバックに、ステファン・グラッペリのヴァイオリンがその中で気持ち良く泳いでいるような軽やかな演奏が印象的です。

今日は2曲目に入っている「今宵の君は ~ The Way You Look Tonight」を。森 勉


2018年10月21日(日) 高野寛 「Moon Shadow」

2018年10月でデビュー30周年を迎えたシンガーソングライター、高野寛。
ポップな魅力を凝縮したCD3枚組ベスト・アルバムが今月リリースされました。

高野寛『SPECTRA~30th All Time & Collaboration Best~』
(国内CD セルフライナーノーツ付 UPCY-7545 3,900円+税)

ディスク①には、デビュー曲「See You Again」、代表曲「虹の都へ」、「ベステンダンク」等88~95年までの15曲。
ディスク②には、96年『Rain or Shine』から、2017年発表作『Everything Is Good』までの15曲。
ディスク③には、田島貴男との「Winter's Tale~冬物語~」をはじめとしたコラボ曲、pupa他参加ユニット楽曲等を中心に未発表やライヴ音源を含めた16曲を収録。

「平成とCDと高野寛の30年」と題し、これまでの活動と音楽への想いを丁寧に綴ったセルフライナーノーツ、収録曲全てに対するコメント、歌詞やクレジットが記載された充実のブックレットも付いています。

本日は月がきれいに見えたので、ディスク②から斎藤誠共同プロデュース&アレンジ「Moon Shadow」を。

森川美穂&高中正義と3人でプロモ用に録音されたビーチ・ボーイズ「Good Vibrations」カヴァー(92年)などレアな音源にも注目です。東尾沙紀

2018年10月20日(土) Marcia Ball 「Take A Little Lousiana」

ニューオリンズの良心を体現しているミュージシャン、と評しても過言ではないでしょう。
1949年テキサス生まれルイジアナ育ちの女性シンガー/ピアニスト、Marcia Ball(マーシャ・ボール)。

1970年代初期Freda & the Firedogsとして活動し1978年ソロ・デビュー。
日本での知名度は低いのですが、ニューオリンズ界隈では知らぬ者がいないくらい一目置かれた存在なのです。
(僕も1990年代初めてニューオリンズへ行った際、一番惚れたミュージシャンがマーシャでした!)

近年も変わらず地道に活動を続けている彼女が2018年快心のアルバムを届けてくれました。

Marcia Ball『Shine Bright』
(輸入CD Alligator Records ALCD-4982)

ロス・ロボスのSteve Berlinプロデュース。
ロック、ソウル、ブルース、ジャズ、ザディコ、ラテン等ごった煮なニューオリンズ・サウンド。
そして、持ち味であるコロコロと転がりながらグイグイ前へ出てくるピアノが最高にゴキゲンな全12曲。

今日のこの1曲はラスト12曲目、ジェシ・ウィンチェスターのカヴァー「Take A Little Louisiana」を。

なお今作は、今は亡きアラン・トゥーサン、ファッツ・ドミノ、バックウィート・ザディコへ捧げられています。森 陽馬


2018年10月19日(金) 坂本龍一 「opus」

『個人的で親密な音楽-BTTBの世界』 村上春樹

上記のタイトルで、村上春樹が書き下ろしライナー・ノーツを寄稿したCDが発売されました。

坂本龍一『BTTB 20th Anniversary Edition』
(国内CD ライナー・ノーツ:村上春樹 WPCL-12924 2,600円+税)

坂本龍一による1998年発表ピアノ・ソロ・インスト・アルバム『BTTB』。
発売20周年を記念し新たにリマスタリングが施され、1999年発表『ウラBTTB』に収録されていた「energy flow」(リゲインCM曲)、『BTTB』インターナショナル版収録曲「reversing」を追加。

坂本龍一の思慮深いピアノの奏を堪能できる全18曲、新BTTBな1枚です。

今日のこの1曲には、冒頭①「opus」を。

村上春樹はこの作品を朝早く(5時前後)に聴くそう。
『BTTB』=『Back To The Basic』の略。心をリセットできる音楽なのかもしれませんね。森 陽馬


2018年10月18日(木) 古内東子 「Enough is Enough」

「誰より好きなのに」等、恋愛の狂おしい想いを数多く描いてきた女性シンガー、古内東子。
2018年でデビュー25周年を迎えた彼女の最新オリジナル・アルバムが発売されました。

古内東子『After The Rain』
(国内CD 初回DVD付 UMCK-9970 3,600円+税/通常盤 UMCK-1610 3,000円+税)

結婚・出産を経て、2016年ユニヴァーサルへ移籍し男性とのデュエット作『with 10 legends』発売。
オリジナル・アルバムとしては2012年『夢の続き』以来となる作品です。

彼女の名作に関わってきた石成正人、河野伸、そして松本良喜、小松秀行、インコグニート他が参加。
「誰より好きなのに」のアレンジを彷彿とさせる⑨「Just Because I Know」含め全11曲。
意識的にか切ない恋心を綴った詞が多い印象ですが、『Dark Ocean』程の重さはなく、爽やかに聴ける1枚です。

今日のこの1曲はクニモンド瀧口が編曲を担当している①「Enough is Enough」。
松木俊郎(B)、北山ゆう子(Ds)、シーナアキコ(key)というバック布陣が個人的にうれしいですね。

ちなみに「Enough is Enough」は、<必要>ではなく、<もう我慢できない、もうたくさんだ>の意。
歌詞中に「Enough is Enough」の言葉は出てきませんが、この曲名に深く秘めた想いを込めたのでしょう。森 陽馬


2018年10月17日(水) 竹内まりや 「小さな願い」

竹内まりやデビュー40周年記念日がもうすぐやってきます。
1978年11月25日がファースト・アルバム『BEGINNING』及びファースト・シングル『戻っておいで・私の時間』発売日でした。

その前に露払いのような形で本日10月17日発売になったのが、このブランニュー・シングルです。

竹内まりや『小さな願い/今を生きよう(Seize the Day)』
(国内CD WPCL-12937 1,111円+税)
歌入り4曲、カラオケ3曲を収録。

まず1曲目は10月26日に全国ロードショー公開になる映画『あいあい傘』(倉科カナ/市原隼人/立川談春/原田知世が出演)の主題歌「小さな願い」。

2曲目は「今を生きよう (Seize the Day)」。こちらは10月27日より放送がスタートするNHK総合・土曜ドラマ『ぬけまいる~女三人伊勢参り』(連続8回)の主題歌。

3曲目は「声だけ聞かせて」、2011年11月発売、松田聖子のシングル「特別な恋人」のカップリング曲として竹内まりやが提供した曲をセルフ・カヴァー。セリフ入りです。

4曲目は「シャンプー」。アン・ルイスが1979年に発表したアルバム『ピンク・キャット』(Pink Pussycat)に山下達郎が提供した曲をカヴァー。

5、6、7曲目には歌うためだけでなくバックのサウンド解明にも有意義なオリジナル・カラオケを収録。
アルバム『TRAD』及び前シングル「静かな伝説」から早4年。待ち遠しかった分、盛りだくさんのシングルでうれしい限りです。

「小さな願い」は以前の曲でいうと「スロー・ラヴ」タイプの曲で、アレンジとしては12弦ギター、間奏のオルガンは「マージービートで唄わせて」を思い出しました。
「今を生きよう」は「人生の扉」を感じる曲調で、山下達郎のアレンジとギターが耳に残ります。
この2曲は両A面扱いです。

とにかく、まりやさんの歌声が新曲として聴けるひさしぶりのシングルです。
封入のハガキで応募すると、運の良い方はまりやさん自身が出演するファン・ミーティングに参加できます。
自分自身を含めて、応募する方の幸運を祈っています。森 勉



2018年10月16日(火) 冬にわかれて 「なんにもいらない」

<冬にわかれて 私の春を生きなければならない>(尾崎翠の詩より)

寺尾紗穂(Vo,Key,P)、伊賀航(B)、あだち麗三郎(Ds)が組んだ3人バンド。
尾崎翠による詩の一節から命名された<冬にわかれて>、1stアルバムが入荷しました。

冬にわかれて『なんにもいらない』
(国内CD PCD-28041 2,800円+税)

寺尾紗穂ソロ作とはまた違った味わいを感じさせる全10曲。
伊賀航作詞・作曲①「君の街」、あだち麗三郎作⑤「冬にわかれて」含め、各々の個性が色濃くでています。

今日のこの1曲は、タイトル曲⑧「なんにもいらない」。
心の揺れが細やかに描かれた歌詞。その揺れを表現するようにどこかへ飛んで行ってしまう如き3人の演奏。

なお、この歌を書くきっかけとなったのは、吉原聖洋というライターの死だったそう。

寺尾紗穂エッセイ集『彗星の孤独』(10/17発売書籍 スタンドブックス 1,900円+税)。
あとがきにそのことが記されています。森 陽馬


★当店のみの3大特典! 先着で以下を差し上げております。
①ササキエイコさんのアート作品を起用したジャケット・イラストのマグネット
②冬にわかれて3人が映ったポストカード
③寺尾紗穂独占インタビュー・リーフレット

★寺尾紗穂書籍『彗星の孤独』(サイン本は先着)も発売中!先着で書下ろしエッセイ付。


2018年10月15日(月) ビリー・ホリデイ 「君ほほえめば」(When You're Smiling)

作家の村上春樹がラジオで好きな曲をかけて、おしゃべりをする『村上RADIO』
第1回目が放送されたのは2018年8月5日のことでした。

彼自身がジョギングをする時に聴いているというテーマでの選曲で、話っぷりと共にとても楽しめた放送でした。

それが大好評だったということで、10月21日(日)に第2回目の放送があります。
選曲のテーマは『秋の夜長は村上ソングスで』だそうです。楽しみですね。

前回同様、TOKYO FMを中心としてネット局で聴けますのでご興味ある方は是非。
放送時間の時、都合が悪いという方にはRadikoのタイムフリーもありますので。

さて、そんなこともあり、今日は村上春樹が選曲したコンピレーションCDから聴いてみたいと思います。

『ポートレイト・イン・ジャズ ソニー・ミュージック編』(和田誠・村上春樹セレクション)
(国内CD SRCS-8680 2,400円+税)

イラスト&デザインは和田誠。
村上春樹「雨の夜のビリー・ホリデイ」というエッセイが寄稿されています。

この二人ならではの感性で選ばれた全11曲、なんとも味わい深いものがありますね。
ベニー・グッドマン、ビックス・バイダーベック、ジェリー・マリガン、デクスター・ゴードン、ルイ・アームストロング、マイルス・デイヴィスなどなど。

今日のこの1曲は、ジャケットにも描かれているし、村上春樹がエッセイのテーマにしているビリー・ホリデイの歌を聴いてみたいと思います。森 勉


2018年10月14日(日) Paul Carrack 「You Make Me Feel Good」

現在もエリック・クラプトンのツアーメンバーを継続中、現在67歳のポール・キャラック。

約2年ぶり、17枚目となる2018年発表新作『These Days』がリリースされました。

ポール・キャラック『ジーズ・デイズ』
(国内CD 解説付 PPR-7151 2,700円+税)

今作も気持ち良いサウンドにのせて、''黄金の歌声''を聴かせる上質のブルーアイドソウル作品♪

前作は殆どの楽器を自身で演奏していましたが、今作にはスティーヴ・ガッド(drs)、プリテンダーズやポール・マッカートニーのバンド等で活躍したロビー・マッキントッシュ(g)、キャラックのサポートを以前から務めるジェレミー・ミーク(b)らが脇を固め、スクイーズのクリス・ディフォードが5曲作詞で参加しています。

エリック・クラプトン「Change The World」風の②「Life In A Bubble」にフフッとなりつつ、本日はピー・ウィー・エリスがホーン・アレンジを担当したソウルフルなナンバー「You Make Me Feel Good」を。
オルガンからスライド・ギターへのソロまわしも必聴です!

付属の47Pブックレットには、レコーディング風景を収めたモノクロ写真と、ジャケット写真を含めた彼の子供の頃の素敵な家族写真が沢山収められています。東尾沙紀


2018年10月13日(土) 大滝詠一 「ハンド・クラッピング・ルンバ」

武蔵小山にあったお気に入りの蕎麦屋、吉良が2018年9月末に閉店してしまいました。

ショックを受けていたら、中華井門も2019年1月末で閉店するとのこと。
(追記:更にドスコイ酒場西海も10/28閉店するそう)
昔から馴染みの飲食店が閉まるのは寂しいですね。

ちなみに、大滝詠一さんがラジオデイズ収録のため当店地下アゲインへいらっしゃった際、中華井門にて五目粥を召し上がったエピソードがあるのです。聖地巡礼の場所とメニューがもうすぐ無くなってしまうのも残念だなぁ、、。

さて、10/12(金)天辰保文氏トーク・イベント『Talking Man』、ご来場の皆様ありがとうございました。
ニューオリンズ特集でしたが、この曲もかかりました!

大滝詠一「ハンド・クラッピング・ルンバ」
(大滝詠一1975年発表作『ナイアガラ・ムーン』収録 ナイアガラレーベル40周年記念 SRCL-8712 2,800円+税)

ニューオリンズのセカンド・ライン&ルンバのリズムを取り入れたファンキーで楽しいナンバー。

なお、この曲の間奏で「2番は1番とちょと違う」と歌われる部分。
これはハーマンズ・ハーミッツ「I'm Henry The Eighth」(邦題:ヘンリー八世君)の歌詞、♪Second Verse, Same As The First♪というフレーズのオマージュだそうです。森 陽馬


2018年10月12日(金) エルヴィス・コステロ 「サスペクト・マイ・ティアーズ」

今年2018年7月に癌のため手術を行い、ヨーロッパでのコンサートを中止したということが伝わってきて、ファンを心配させていたエルヴィス・コステロ。

病気の方は11月北米ツアーは行われる予定らしいので、おそらく回復しているのだろうと思います。
ホッと一安心ですが、相変わらず過密スケジュールのツアーなので心配は心配です。
日本にもまた来てほしいですが...。

さて、そんな近況のコステロですが、新しいアルバムが発売されました。

エルヴィス・コステロ『ルック・ナウ』
(国内CD ボーナス・トラック4曲追加 解説・歌詞・対訳付 UCCO-1197 2,600円+税)

輸入盤は12曲収録の通常盤と、それに4曲入りCDをつけた全16曲収録2枚組デラックス盤が発売されていますが、日本版は1枚のCDに16曲を入れた仕様での発売で、1枚で全16曲、約63分楽しめるようになっています。

内容も素晴らしい! 何回も聴きたくなってしまう楽曲満載です。

バート・バカラックとの共作が3曲。1998年名作『ペインテッド・フロム・メモリー』を想い起させてくれます。
バカラックが書くメロディーとコステロの詞とヴォーカルは抜群の相性で聴き手の耳を刺激してくれます。

キャロル・キングとの共作曲「バーント・シュガー・イズ・ソー・ビター」も話題の1曲です。
約20年前に曲は完成していて、ライヴでは何度か演奏されていたらしいのですが、スタジオ録音がお披露目されるのは初めてのこと。
1996年制作映画『グレイス・オブ・マイ・ハート』へ提供した「アンウォンテッド・ナンバー」のセルフ・カヴァーにも注目ですね。とにかく気になるイイ曲めじろ押しのアルバムです。

今日は10曲目に入っているミディアム・バラードの「サスペクト・マイ・ティアーズ」を選んでみました。
サビの♪僕は泣こう 君が僕の涙を疑うまで♪のメロディーとコステロの節回しに酔いました。森 勉



2018年10月11日(木) John Cleary 「DYNA-MITE」

天辰保文氏を招き、当店地下アゲインにて行っているトーク・イベント『Talking Man』。
2018年10月12日(金)、第11回目は<ニューオリンズ特集>!

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2018年10月12日(金)
PET SOUNDS RECORD presents
天辰保文 Talking Man Vol.11 ニューオリンズ特集
ライヴ・カフェ アゲイン(武蔵小山)
18時半開場 19時半開演 入場料1500円
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天辰保文さんお気に入りのニューオリンズ音楽を一緒に楽しく聴きましょう♪
よろしければお気軽にフラッとお立ち寄りください。


さて、今日は最近リリースされたニューオリンズ関連新譜オススメ盤をご紹介。

ジョン・クリアリー『DYNA-MITE』
(国内仕様CD BSMF-2623 2,400円+税)

1962年英国ロンドン生まれ、1980年頃からニューオリンズ拠点に活動中の男性シンガー/キーボード奏者。
グラミー受賞(Best Regional Roots Music Album)
2015年作『Go Go Juice』を経て待望の2018年新作です。

今日のこの1曲は、レオ・ノセンテリ(ミーターズのギタリスト)、Jamison Ross(
2018年2月1日今日のこの1曲で紹介)他が参加しているゴキゲンなファンキーナンバー、タイトル曲①「DYNA-MITE」を。森 陽馬

★ジョン・クリアリーはピーター・バラカン主催『LIVE MAGIC2018』(2018年10月20、21日開催)に来日


2018年10月10日(水) ウィリー・ネルソン 「マイ・ウェイ」

昨日に続いて、最近毎夜噛みしめるように聴いているこの1曲。

ウィリー・ネルソン『マイ・ウェイ』
(国内CD SICP-5850 2,400円+税)

2018年で85歳を迎えたアメリカ/ロック界の大御所、ウィリー・ネルソン。
ニール・ヤングやヴァン・モリソンに負けず劣らず毎年のように新作をリリースしています。

今回の2018年作は、フランク・シナトラのレパートリーを歌ったカヴァー・アルバム。

1978年「スターダスト」のヒット、2016年ジョージ・ガーシュウィンのトリビュート作など、今までにもジャジーな歌モノ作品を出してきましたが、より深い郷愁を感じさせてくれる歌を聴かせてくれる1枚に仕上がっています。

近年のウィリー作を手掛けているバディ・キャノンと、ジョージ・ガーシュウィン作に関わっていたマット・ローリングスによるプロデュース。「Fly Me To The Moon」、「A Foggy day」(霧深き日)、「Blue Moon」、「It Was A Very Good Year」(楽しかったあの頃)、「Night And Day」、そして「what Is This Thing Called Love」(恋とは何でしょう)ではノラ・ジョーンズとのデュエットも。

そして、ラスト11曲目「マイ・ウェイ」。
1日が無事終わった感謝を込めて。森 陽馬


2018年10月9日(火) 折坂悠太 「さびしさ」

こういう作品にこそCDショップ大賞を授与したい、と思わせる傑作が出ました。

折坂悠太『平成』
(国内CD ORSK-005 2,500円+税)

1989年(平成元年)鳥取生まれ、圧倒的な歌声が魅力の男性シンガー・ソングライター、折坂悠太。

2018年1月発売されたミニ・アルバム『ざわめき』(
2018年1月16日今日のこの1曲で紹介)から更に一歩踏み込んだサウンド・アレンジで聴かせる入魂の全11曲フル・アルバムです。

折坂悠太自身によるプロデュース&全曲作詞・作曲。
寺田燿児(B)、青野慧志郎(G、Banjo、Clarinet)、飯島はるか(P)、田中久仁彦(Dr)を中心に、宮坂遼太郎(conga)、波多野敦子(Strings)、影山朋子(Vib)、ハラナツコ(sax)によるバック演奏も素晴らしいの一語。

今日のこの1曲は、10曲目「さびしさ」を。

♪さようなら さようなら 今日の日は さようなら♪ (折坂悠太「さびしさ」歌詞より)

平成という時代に生きた僕らのさびしさを代弁するように、心の底から歌われる最後のこのフレーズ。
噛みしめるように毎夜聴いています。森 陽馬


2018年10月8日(月) ムッシュかまやつ 「ゴロワーズ」

ファンキー&グルーヴィーな名作!
ムッシュかまやつ1994年発表アルバム『ゴロワーズ』が、2018年リマスターで再発されました。

ムッシュかまやつ『ゴロワーズ』
(国内CD BRIDGE-260 2,500円+税)

コーネリアス&トシ矢嶋プロデュースのもと、ロンドンで録音された本作。

75年発表代表曲の1つ「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」をアップデートした「ゴロワーズ」をはじめ、ブランニュー・へヴィーズ、ジェイムス・テイラー・カルテット、スノーボーイ、D.C.リーなど当時の音楽シーンを盛り上げたアシッド・ジャズ界隈ミュージシャン達による演奏&アレンジにしびれます。

かまやつさんの描く詞の世界観や、ファンキーな歌声は、これからも絶対古びれることがない時代を超越したかっこよさがありますね。

当時の歌詞カードやライナーノーツに加え、中村俊夫さんによる新規ライナーノーツも掲載。
ボーナス・トラックとして、コーネリアスと共演した「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」ライヴ音源が追加収録されています。東尾沙紀


2018年10月7日(日) チェット・アトキンス 「アイル・クライ・インステッド」(邦題:ぼくが泣く)

ソニー・ミュージック1,000円盤ラインナップから、<ギター・レジェンド>シリーズ第2弾が好評発売中です。

ジェフ・ベック、ジョニー・ウィンター、マイク・ブルームフィールド、サンタナ、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、デレク・トラックスなどに混じって、チェット・アトキンスが1枚含まれています。うれしいですね。

チェット・アトキンス『チェット・アトキンス ビートルズを弾く』
(国内CD 日本語解説付 SICP-5901 1,000円+税)

1966年春頃に発売されたビートルズ楽曲のカヴァー集です。

ビートルズが『ラバー・ソウル』を発表したちょっと後に出たもので、その当時の最新曲「ミッシェル」カヴァーも収録されています。ビートルズ来日少し前に出た日本盤では曲順が変えられていて、本来は「アイ・フィール・ファイン」がA面1曲目でしたが、日本盤LPはその「ミッシェル」が1曲目を飾っていました。

「イエスタデイ」、「イフ・アイ・フェル」、「キャント・バイ・ミー・ラヴ」、「ハード・デイズ・ナイト」、「アイ・フォロー・ザ・サン」、「シー・ラヴズ・ユー」など全12曲、どの曲もチェット・アトキンスの指使いが冴え渡るギター・プレイが楽しめます。

その中から「アイル・クライ・インステッド」(邦題:ぼくが泣く)を選んでみました。
ハーモニカのチャーリー・マッコイが参加しています。森 勉


2018年10月6日(土) Nile Rogers & Chic 「I Dance My Dance」

ダンス/ディスコ界レジェンド、ナイル・ロジャース&シック26年ぶり新作が遂に出ました!

ナイル・ロジャース&シック『It's About Time』
(国内CD ボーナス・トラック3曲追加 内本順一氏による解説・歌詞・対訳付 UICR-1143 2,600円+税)

「私たちはみんな 自分たちの人生を生きて謳歌しないと 私は踊るの 自分のダンスを」
(6曲目「I Dance My Dance」歌詞より)


この詞が象徴するように、ナイル2度の癌、ボウイやプリンス等盟友の死を乗り越え放たれたダンス讃歌。

ムラ・マサ、クレイグ・デイヴィッド、レディー・ガガ、エルトン・ジョン、アンダーソン・パーク他ゲストが多数参加。
アップデートされた楽しいシック・サウンドは、心も身体も自然と動き出すようなダンス魂に満ちています。

最後に、1曲目「Till The World Falls」から最高にスパイスが効いた歌詞を引用しましょう。

「踊れるわ 世界が崩壊するまで ~中略~
この世はおかしくなってしまった ダンスフロアにいたほうが 安全かもね」 森 陽馬



2018年10月5日(金) 高見山大五郎 「スーパー・ジェシー」

昨日に続いて、最近リリースされたディスコ歌謡コンピをもう1枚ご紹介しましょう。

『国産ディスコ・ナイト ~吉沢dynamite.jp監修編~』
(国内CD UICZ-8196 2,000円+税)

シアター・ブルックに在籍していたDJ吉沢Dynamite.jpが選曲・監修の日本産ディスコオムニバスCD。
1970年代から1980年中頃までの国産ディスコ歌謡で珍しいナンバー選りすぐり全18曲が収録されています。

筒美京平が手掛けた野口五郎のキラーなインスト「From Tokyo To New York」から始まり、山下達郎作曲による原久美子「Magic Night」、大野雄二編曲による坂本スミ子「たそがれの御堂筋'77」。更には三上寛「オートバイの失恋」(編曲:井上鑑)、泰葉「愛はメモリー」(こちらも編曲:井上鑑)等、かっこいい珍曲連発!

今日のこの1曲は、知る人ぞ知る抱腹絶倒ディスコ・ナンバー!高見山大五郎「スーパー・ジェシー」を。

1960~80年代ハワイ出身人気力士、高見山大五郎による1977年発表ハイパー・ディスコ・チューン!
BPM速めな演奏をバックに、「どすこい!」、「ちゃんこ鍋」等、意味不明な日本語詞でグイグイ攻める強烈な1曲。

新世代相撲ファンはもちろんのこと、押しの弱い若造必聴! 森 陽馬



2018年10月4日(木) ピンク・パラシュート 「DISCO GREAT TOKYO」

近年は、和モノ(70~80年代邦楽・歌謡曲)/ディスコ歌謡ブーム。

当時の楽曲が再評価され、昔中古レコード店で安価だった歌謡曲のアナログ盤も高騰。
あまり知られていなかった珍しい曲がDJに発掘され、若いリスナーへどんどん広まっています。

そんな和モノ・ディスコ歌謡ファン必聴!の素晴らしいコンピが出ました。

『ディスコ・グレイト・トーキョー Columbia Disco Fever1977-1980』
(国内CD 選曲:T-GROOVE 解説:吉岡正晴 COCP-40485 2,315円)

若きディスコ・クリエイターT-GROOVE(彼の作品は
2018年3月19日5月19日紹介)の選曲がとにかく凄い!

山下達郎がギター参加している初CD化音源⑦ヘレン・サンタ=マリア「ジェラシー」、長戸大幸が手掛け織田哲郎が歌っているらしい⑩アミューズメント・スクエア「ディスコ月光仮面」、ロッテ・チョコレートCMソング「小さな瞳」の販促用レアEP盤B面収録曲⑪しばたはつみ「My Sweet Little Eyes」等々、マニア垂涎かつ質も高い全18曲。
吉岡正晴さんによる解説も充実の1枚です。

今日のこの1曲は、アルバム・タイトルになっている⑱ピンク・パラシュート「DISCO GREAT TOKYO」を。

なんと!都はるみ1979年6月発売シングルEP『大東京音頭』のB面に収録されていたディスコ秘宝名曲!
ピンク・パラシュートはスタジオ・ミュージシャンで、石田勝範アレンジによりA面曲をディスコ調にしたナンバー。
今回が初CD化! 和モノ好き必聴のキラーチューンですね。 森 陽馬


2018年10月3日(水) The Lemon Twigs 「Rock Dreams」

ニューヨーク・ロングアイランド出身のブライアン&マイケル・ダダリオ兄弟によるユニット、ザ・レモン・ツイッグス。

2016年の1st『Do Hollywood』発表時、まだ2人とも10代ながら、ポール・マッカートニーやトッド・ラングレンなどの影響を感じさせるメロディー・センス、様々な楽器をこなす高い演奏力が評判となりました。

2作目となる新作『Go To School』では、ロック・ミュージカルに挑戦!
ほとんどの楽器はもちろん、アレンジやミックス、プロデュースも自身で手掛けた渾身の1枚。

ザ・レモン・ツイッグス『Go To School』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック2曲追加 解説・歌詞・対訳付 4AD0094CDJP 2,200円+税)

ある夫婦のもとで人間の男の子として育てられたチンパンジーのシェーンが学校や家族との間で葛藤しながら成長していく物語がコンセプトとなっています。

シェーンの父親役をトッド・ラングレン、母親役をダダリオ兄弟の実母スーザン・ホールが担当。
ザ・フー、ビートルズ、クイーンが混在したような「Rock Dreams」では、トッドとスーザンの掛け合いと四声のハーモニーが聴きもの!

2曲目「The Student Becomes The Teacher」には元ビッグ・スターのドラマー、ジョディ・スティーヴンスが参加しています。

11月下旬には新作を引っ提げての東名阪ツアーも決定しています。
どのような形で今作を表現するのか?!楽しみですね!東尾沙紀


2018年10月2日(火) ホセ・ジェイムス 「Lean On Me」

昨日紹介したジョーイ・ドーシックのアルバムには、ビル・ウィザース「Stories」カヴァーが収録されていました。

1938年生まれ黒人男性シンガー・ソングライター、ビル・ウィザースが作った楽曲は、「Lovely Day」、「Use Me」、「Ain't No Sunshine」、「Just The Two Of Us」、「Grandma's Hands」等、多くのミュージシャンに歌われてます。

そのビル・ウィザース名曲カヴァーで統一したトリビュート・アルバムが発売されました。

ホセ・ジェイムス『Lean On Me』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック2曲追加 内本順一氏による解説・歌詞・対訳付 UCCO-1088 2,600円+税)

ホセ・ジェイムスは1978年生まれ黒人男性シンガー。
2008年デビュー・アルバム『The Dreamer』をリリースしてから2018年でちょうど10周年。
ジャズ・シンガーという印象が強かった彼ですが、今作はソウルフルな魅力を存分に放っています。

ドン・ウォズプロデュース、ピノ・パラディーノ(B)、ネイト・スミス(Ds)、ブラッド・アレン・ウィリアムス(G)、クリス・パワーズ(Key)、マーカス・ストリックランド(TS)、黒田卓也(Tp)、レニー・カストロ(Per)他という豪華布陣。

今日のこの1曲はタイトル曲「Lean On Me」を。
ボーナス・トラック含め全14曲、オリジナルに忠実なアレンジで素晴らしい演奏と歌が楽しめる1枚です。森 陽馬


2018年10月1日(月) Joey Dosik 「Inside Voice」

台風一過、真っ青な空、夏の陽射し、秋の風。

季節の移り変わりや普段は意識しないささやかな幸せを穏やかに実感させてくれる素晴らしい作品。

Joey Dosik(ジョーイ・ドーシック)『Inside Voice』
(国内CD 国内盤ボーナス・トラック6曲追加 本人による楽曲解説・歌詞・対訳付 HSE-6858 2,200円+税)

ジョーイ・ドーシックはアメリカ/ロサンゼルス出身白人男性シンガー・ソングライター。
MOCKY(モッキー)の友人&共作者で、MOCKY2015年来日公演ではツアーメンバーとして参加していたそう。

そのMOCKYやモーゼス・サムニーも参加している2018年発表今作は、彼にとって初となる1stフル・アルバム。

<成長する中で最も影響されて聴いてきた曲>として、キャロル・キング「You've Got A Friend」とビル・ウィザース「Lean On Me」を挙げているように、70'sシンガー・ソングライター&ソウルのルーツ、そしてMOCKY一派のサウンド・センスを合わせた全13曲+ボーナス・トラック6曲は耳ざわりが本当に良くて心地良く沁みます。

今日のこの1曲はMOCKYとの共作①「Inside Voice」を。
2018年ベスト候補としてだけでなく、末永く愛聴したくなる愛と優しさに満ちた1枚。森 陽馬


2018年9月30日(日) オラン 「Chanson de TAKUBOKU」(望郷そして希望)

女性アコーディオン奏者/シンガー・ソングライター、オラン平賀康子。

7枚目となるアルバム『カンバス』を当店にて取り扱いさせていただけることになりました。

オラン『カンバス』
(国内CD 2018年発表作 MUI-20181 2,800円+税)

フレンチミュゼットを軸に様々な音楽を吸収し、サポートのみならずアコーディオン弾き語りも行うオランさん。

彼女の自作曲にアコーディオンの音色と歌、そして江森孝之によるアコースティック・ギターが調和した全11曲。

今日のこの1曲は、石川啄木の詩(「ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」等)にオランさんが曲を付け歌っている6曲目「Chanson de TAKUBOKU」(望郷そして希望)を。

なお、11月30日学芸大学アピア40にて、CDリリース記念ライヴ・バンド編が行われる予定です。森 陽馬

★通販も可能です。


2018年9月29日(土) ロジャー・ニコルス 「オンリー・ミー」

ロジャー・ニコルス『トレジャリー<エクストラ・トラックス>』が発売されました。
(国内CD VICP-65501 2,800円+税)

これは2016年12月発売されて音楽ファンの間で大評判になったロジャー・ニコルス『トレジャリー<デモ&CMトラックス>の続編になるものです。

ジャケットの写真だけ見ると、「おやっ」と思う方もいると思います。
2016年出たCDにとても似ています、というか写真は同じでタイトル/文字のレイアウトも同じです。
写真の色合いが違うのと、帯の色が黒から白になったという違うだけですので、ご注意ください。

前回は2枚組、今回は1枚ものなので、よく見れば間違うことはないと思いますが、こういうネット上の写真では見間違いやすいかも。

さて、大半の曲が初音盤化。もちろん前回CDとはダブリ曲はありません。
ロジャニコらしい楽曲・アレンジが満載です。

それにしても、埋もれていた中にこれだけ聴き応えのあるものがあって、それをいい形で編纂してくれたこのCDの監修者:濱田高志には感謝・感激です。

デモテープ、CM曲、幻のミュージカル楽曲など全30曲。
普通に完成されたアルバムとして聴いても遜色ないグレードの作品集だと思います。

今日のこの1曲は、10曲目、12曲目、13曲目等の美しい旋律に持ったインスト曲にも心奪われましたが、ロジャー・ニコルス自身の歌が聴ける1曲目「オンリー・ミー」を。

この曲はケニー・ロジャースが在籍していたファースト・エディション1968年発表セカンド・アルバムの中の1曲として取り上げられました。森 勉


2018年9月28日(金) 奥田民生 「BEAT」

2017年秋からスタートした奥田民生の新プロジェクト<カンタンカンタビレ>

8トラックオープンリールテープレコーダーなど希少なアナログ機材を駆使した宅録&DIYスタイルで、他アーティストへの提供曲などをセルフ・カヴァーしていく企画。
これまでに20曲近くがデジタル配信され、その中から11曲を厳選。
再ミックス&マスタリングを施したものを収録したアルバムが今週発売されました。

奥田民生『カンタンカンタビレ』
(国内CD RCMR-8 3,000円+税)

Youtubeの公式チャンネルには、解説を交えたレコーディングの様子が沢山アップされており、機材に囲まれた一畳ほどのスペースで1人音を重ねていく作業は実に楽しそうです。

曲目は「トキオドライブ」(Char)、「俺の車」(長田進 with GRAPEVINE)、「モグラライフ」(PUFFY)、「悪い月」(ザ・コレクターズ)、「スロウサーフィン」(石川さゆり)、嵐の海(藤井フミヤ)など。

なかでも、ストーンズとAC/DCが合わさったようなギターリフと高揚感が堪らない「BEAT」(木村カエラ2005年のシングル)がめちゃめちゃかっこいいのですが、この曲でドラムの代わりに用いられたのは、折り畳み傘の袋やタオルと厚紙などとても身近なもの!
それでこんなかっこいいビートが刻めるのですから・・・発想力とテクニックが素晴らしい♪東尾沙紀


2018年9月27日(木) ポール・サイモン 「Darling Lorraine」(『In The Blue Light』より)

「生まれ育った家の古い壁が新しいペンキで塗り直されたみたいに、
古い曲が新たに生まれ変わった様をリスナーにはぜひ聞いてもらいたい。」(ポール・サイモン)

上記の言葉は、ポール・サイモン2018年作『In The Blue Light』ブックレットに記載されている序文だ。

ポール・サイモン『In The Blue Light』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-31188 2,400円+税)

過去作品の中からヒット曲ではなく隠れた名曲を選りすぐり、新たに構築したセルフ・カヴァー・アルバム。
新進気鋭ニューヨークのクラシカル・ユニットyMusicとのコラボや、スティーヴ・ガッド、ビル・フリーゼル、ジャック・ディジョネット、ウィントン・マルサリスを迎え、創造性豊かなアレンジで聴かせる全10曲。

今日のこの1曲は⑧「Darling Lorraine(愛しのロレイン)」(オリジナルは2000年作『You Are The One』収録)を。

彼がツアー活動から引退する旨を発表したのは、活動を長年共にしてきたカメルーン出身ギタリストVincent Nguini(ヴィンセント・ンギニ)の2017年末急逝が大きく影を落としているのだろう。

この「Darling Lorraine」再演には、Nguiniのギターが今作中唯一クレジットされている。

優しさと哀しさと、ささやかな狂気を含んだポール・サイモンの歌声が、ンギニのギターと共鳴し闇夜に溶けていく。
そしてその音は青い光となって、彷徨う心をほのかに照らしてくれるのだ。森 陽馬



2018年9月26日(水) 南佳孝 「ニュアンス」

1973年9月、松本隆プロデュース作『摩天楼のヒロイン』でデビューした男性シンガー・ソングライター、南佳孝。

2018年でデビュー45周年を迎えた彼のオリジナル作としては7年ぶりとなるアルバムが本日発売。

南佳孝『Dear My Generation』
(国内CD ハイレゾ音源も楽しめるハイブリッドMQA-CD仕様 CVOV-10049 3,000円+税)

近年はジャジー&ボッサなアレンジが多い印象でしたが、今作は大人なロック&ラヴ・ソングで“聴かせる”1枚。

斉藤和義が作詞/ギター/コーラス参加、The Renaissance(小原礼&屋敷豪太)編曲による①「Mystery Train」。
その斉藤和義とのデュエット&Charのギターも炸裂する⑦「はないちもんめ」。(鈴木茂作とは同名異曲)
太田裕美とのデュエット曲⑤「トキメイテ」。森俊之編曲④「Jazzy Night」&⑩「寒い日に」&⑧「恋するAngelina」。
更には、来生えつこが4曲歌詞を書き下ろしている点も見逃せません。

今日のこの1曲は、その来生えつこが作詞、南佳孝作曲、井上鑑が編曲を手掛けているラスト⑫「ニュアンス」を。
情景が浮かんでくる詞世界、ビターな想い出と感慨が伝わってくる歌声が味わい深い逸品。森 陽馬

★当店にてお買い上げの方、先着で特典CD付!
ラヴィン・スプーンフル「You didn't have to be so nice」、ビートルズ「While My Guitar Gentry Weeps」、斉藤和義「歩いて帰ろう」、小沢健二「今夜はブギー・バック」カヴァー収録ラジオCD『レディオソロイズム』

2018年9月25日(火) 松尾清憲 「All The World Is Made Of Stories」

「この世界は原子でできていなくて、世界は物語でできている」
(松尾清憲「All The World Is Made Of Stories」歌詞より)

このタイトル及び歌詞は、アメリカの女流詩人Muriel Rukeyserによる言葉がヒントとなったそう。

その言葉に導かれ、松尾清憲が描く12の物語(曲)が完成。ソロ11作目となる快作が届けられました。

松尾清憲『All The World Is Made Of Stories』
(国内CD CDSOL-1811 2,800円+税)

Language掛川陽介+本澤尚之プロデュースによるサウンドはELO/ジェフ・リン、バグルスのエッセンス。
独特なエコー感はプリファブ・スプラウト、トニー・マンスフィールド等ブリティッシュ・エレポップからの流れ。
そのサウンド・ルーツに、松尾清憲ワールド全開のグッド・メロディーが紡がれた1枚。

今日のこの1曲は、鈴木さえ子ドラムス参加のタイトル曲「All the World Is Made Of Stories」を。森 陽馬

★当店にてお買い上げの方にはダブル特典!
アルバム中でもとびきりかっこいいナンバー「Midnight Train Called Desire」の別アレンジ・ヴァージョンを収録したCDRと、当店のみの特製ジャケット・デザイン・マグネットを先着で差し上げています。


2018年9月24日(月) Mime 「Driftin'」

吉田美奈子「Town」的楽曲+ラーバンドのシンセ・スパイス+ソウルフルなシティ・ポップ・サウンド♪

上記の要素を兼ね備えたキラーチューン!「Driftin'」。
この曲を収録したMime(マイム)1stアルバムが発売されました。

Mime『Capricious』
(国内CD PCD-24759 2,400円+税)

Mime(マイム)は森川祐樹(B)を中心に2014年結成し東京拠点に活動中の日本人5人組ユニット。
メロウ&グルーヴィーなソウル・サウンドと女性シンガーひかりによる日本語詞の歌がバランス良くミックス。

冒頭1曲目「Driftin'」以外の曲もクールでかっこいい!
一十三十一、初期UAお好きな方にオススメの都会的アーバン・シティ・ポップな1枚です。

ちなみに、アルバム・ラストには「Driftin'」Kan Sano Remixが収録。
オリジナルVerとこのRemixが入った限定EPも出ています。アナログファンはそちらも要チェック。 森 陽馬


2018年9月23日(日) 千紗子と純太 「千紗子と純太」

「これ聴いた!?」とお客様から教わり知った新世代インディーJ-POP新譜この1枚。

千紗子と純太『千紗子と純太と君』
(国内CD FANO-0001 2,130円+税)

テクノ・サンプリング・民謡をミクスチャーした奇天烈グループ<CASIOトルコ温泉>のMTG(千紗子)。
大阪を拠点に活動しているインスト・ダブ/ダンス・ロック・バンド<neco眠る>のBIOMAN(純太)。

異色な二人が組んだ“異空間シティ・ポップ”!
懐かしいようなメロディーに、独特な打ち込み&ポップ・サウンドが絡む摩訶不思議な魅力に満ちた作品です。

cero髙城晶平の母が亡くなったことをモチーフに書かれた歌詞&純太の実兄オオルタイチ作曲が融合「骨拾い」。
アンビエント・ポップ③「馬鹿」、空気公団を想起させる⑩「若光物語」等ヴァラエティな全10曲。

今日のこの1曲は冒頭1曲目「千紗子と純太」。
アーティスト名をそのまま冠した華やかな楽曲ながら、「生きていく上で言いようのない哀しみや寂しさを受け入れていく」という内容の深い詞世界が心にズドーンときました。森 陽馬


2018年9月22日(土) ロッド・スチュワート 「ソー・ファー・アウェイ」

ちょうど1年前の2017年9月日本発売になった(CD+DVD)キャロル・キング『つづれおり:ライヴ・イン・ハイドパーク』は、本当に素敵なアルバムでした。

あれから1年、キャロル・キング関連の何かが出ればと思っていたのですが、これといったものがないので、1995年発表『つづれおり』カヴァー集を今日は紹介したいと思います。

V.A『つづれおり ~キャロル・キング・トリビュート・アルバム』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-13827 1,905円+税)

キャロル・キングが1971年に発表しその当時から現在までの間、世代を越えて多くの人々に感銘を与え続けている歴史的名盤『TAPESTRY ~つづれおり』を12アーティストがカヴァーし、オリジナルの曲順通りに並べてCD化したのがこのアルバムです。

プロデューサーは曲目によって異なりますが、デヴィッド・フォスターが2曲、アリフ・マーディンが3曲担当しています。
発表されたのが1995年ということもあり、その当時は旬でも、現在ではもう忘れられているミュージシャンも収録されていますが、それもひとつの歴史ということで今聴いても楽しめました。

エターナル、エイイミー・グラント、リチャード・マークス、フェイス・ヒル、オール・フォー・ワン。
80's、90's大活躍した人たちが入っています。

アレサ・フランクリンをフィーチャーしたビービー&シーシー・ワイナンス「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」、ビージーズ「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ」、マンハッタン・トランスファー「スマックウォーター・ジャック」、セリーヌ・ディオン「ナチュラル・ウーマン」などもいい出来ですが、今日はロッド・スチュワート「ソー・ファー・アウェイ」を。

プロデュース、アレンジ、そしてキーボードはデヴィッド・フォスターです。
ロッドの名唱が光っています。やっぱり曲がいい! 森 勉


2018年9月21日(金) SOLEIL 「Baby Boo」

60'sサウンド炸裂の1stアルバム『My Name Is SOLEIL』から半年。
キュートな歌声で聴く者をキュンとさせる15歳の女性ヴォーカルそれいゆを擁するバンド、SOLEIL(ソレイユ)。
早くも2枚目となる新作が発売になりました。

SOLEIL『SOLEIL is Alright』
(国内CD VICL-65044 2,315円+税)

今作も、サリー久保田(b)、中森泰弘(g)、白根賢一(ds)らによるオールディーズ/ガール・ポップ/ブリティッシュ・ビートな遊び心溢れるアレンジ&演奏がとにかく楽しいです。

マイクロスター、かせきさいだぁ、横山剣(クレイジーケンバンド)、イリア、高浪慶太郎、森若香織、澤部渡(スカート)、原田真二など豪華作家陣による楽曲にも注目です。

前作と同じくこだわりのMONO録音。マイクロスター佐藤清喜さんが全曲ミックスを手掛けています。

ビートルズ「Taxman」とザ・ジャム「Start!」を絶妙に織り交ぜた「太陽がいっぱい」、フィル・スペクター・サウンドに乗せて切ない乙女心を歌うマイクロスター提供曲「Baby Boo」(それいゆちゃんのセリフ入り!)、ヒックスヴィルの曲をリメイク「恋のはじまり」、モンキーズ・テイストを施した一般公募曲「Every Day Every Night」等、甘酸っぱさ全開の名曲揃い。

明日22日からの東名阪ツアー以降、それいゆちゃんは高校受験のため、しばらく活動はお休みとのこと。
次の作品を楽しみに待ってます~。

お買い上げの方先着で、当店のみ特典缶バッチ付です。東尾沙紀



2018年9月20日(木) ジャネット・サイデル 「You Are There」

ジャケット・サイデルが病気で急逝したのは2017年8月7日。

それから約1年を経て、追悼盤と言える未発表音源集が発売されました。

ジャネット・サイデル『ユー・アー・ゼア ~あなたの面影』
(国内CD 日本語解説付 MZCF-1377 2,400円+税)

オーストラリア出身女性ジャズ・ヴォーカリスト、ジャネット・サイデル。
彼女の温もりある歌声は、故郷へ帰ってホッとするような心持ちにさせてくれます。

今作は、彼女の兄デヴィッド・サイデルが、彼女自身病床でリリースを望んでいた音源や思い入れのある楽曲を選び纏めた12曲。(「Younger Than Springtime」、「I Wish You Love」、「Tenessee Waltz」、「Days Of Wine And Roses」、「Night And Day」他)

ラストに収録されている「You Are There」はデイヴ・フリッシュバーグ作詞、ジョニー・マンデル作曲。
今はいなくなってしまった人を想う切ないナンバー。

♪I often think there's just one thing to do. Pretend the dream is true. And tell myself that. You are there.♪
(ただ一つできること。それは夢は本当だと想うふりをすること。そして、私は自分に言い聞かせる。あなたはそこにいるのだ、と。) <「You Are There」歌詞より> 森 陽馬


2018年9月19日(水) トニー・ベネット&ダイアナ・クラール 「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」

トニー・ベネットは1926年生まれ。2018年で御年92歳! すごいですね。
ニュー・レコーディングのアルバムが発売になりました。

2014年にはレディー・ガガとのデュエット・アルバムを発表して話題になりましたが、2018年の今年はダイアナ・クラールとのデュエット・アルバムです。
ダイアナ・クラールの落ち着いた声と、トニー・ベネットの年を感じさせない艶のある声のブレンドは聴きものです。

今回選ばれた楽曲はアメリカン音楽界の至宝、ジョージ・ガーシュイン作曲の作品。
兄であった作詞家のアイラ・ガーシュインと共作した数多くの名曲があります。

そんなスタンダード名曲をこの二人の歌声でボーナス・トラック含め14曲楽しめるのがこのCDです。
(トニー、ダイアナ、各々のソロが2曲ずつ含まれてます)

今日はその中から、アルバム・タイトルにもなった「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」を。

元々は1938年に公開された映画『ゴールドウィン・フォーリーズ』のために作られた曲で、その時歌っていたのはケニー・ベイカーという人だったそうです。
1951年の映画『パリのアメリカ人」でジーン・ケリーが歌ったことによって広く知られるようになり、多くの人にカヴァーされるスタンダードとなったようです。

ピアノ・トリオをバックにトニーとダイアナのなんとも雰囲気あるヴォーカルが心地良く聴き手を包んでくれます。
これからの秋の夜長にぴったりのアルバムだと思います。

トニー・ベネット&ダイアナ・クラール『ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UCCV-1173 2,600円+税)

3曲のミュージック・ビデオを収録したDVDが付いた<デラックス・エディション>も出ています。
(国内CD+DVD 完全限定盤 UCCV-9677 3,300円+税)

ダイアナ・クラールファンの僕はもちろんこちらを買いました。森 勉


2018年9月18日(火) Willie Hightower 「I Found You」

昨日に続いて、アメリカ南部マッスル・ショールズ録音の新譜オススメ盤を紹介しましょう。

ウィリー・ハイタワー『Out Of The Blue』
(国内仕様CD 英文解説対訳・歌詞付 PCD-17786 2,700円+税)

ウィリー・ハイタワーは1940年生まれアラバマ州出身の黒人男性ミュージシャン。
サム・クックを彷彿とさせる歌声が魅力のサザン・ソウル・シンガーです。

2018年で御年78歳となる彼が、96歳(!)のメンフィス在住プロデューサー、クイントン・クランチを迎え故郷でありサザン・ソウルの聖地と言えるマッスル・ショールズにてレコーディングしたのがこのアルバム。

包容力に溢れた温もり伝わる魂“ソウル”が伝わってきます。
これぞ、サザン・ソウル!な1枚。

なお、10月下旬にはスティーヴ・クロッパー&ハイ・リズムを従え来日が決定!
(10/25ビルボード大阪、10/27、29、30ビルボード東京)
ディープ・ソウル/サザン・ソウル好きの方には見逃せない公演となりそうですね。森 陽馬


2018年9月17日(月) Donnie Fritts 「Thank God He Came」

アメリカ南部スワンプ・ロックの雄、ドニー・フリッツ。
マッスル・ショールズ録音による新作が発売されました。

ドニー・フリッツ『June (A Tribute To Arthur Alexander)』
(国内仕様CD 日本語解説付 OM-30 2,000円+税)

ビートルズ「Anna」等、名曲を多く輩出したソングライターであり、大滝詠一「恋するカレン」の下敷きとなったバリーマン作「Where Have You Been (All My Life)」を歌っていることでも知られるアーサー・アレクサンダー。

アーサーとドニーは古くから友人で、今作は1993年亡くなった彼へ捧げたトリビュート・アルバムになります。
タイトル『June』は、アーサー・アレクサンダーのニックネームとのこと。

今日のこの1曲は、9曲目「Thank God He Came」。
アーサー・アレクサンダー1972年発表アルバム『Arthur Alexander』のラストに収録されているアーサーとドニー共作曲セルフカヴァー。

この曲、改めて聴くと、小坂忠「機関車」(1975)の雰囲気に似ていますね。
ドニー・フリッツいぶし銀の歌が沁みます。森 陽馬


2018年9月16日(日) Paul Weller 「Movin On」

ポール・マッカートニーの新作が話題ですが、こっちのポールさん新作も是非注目していただきたいです。

ポール・ウェラー『トゥルー・ミーニングス』
(国内CD 歌詞・解説・対訳付 WPCR-18080 2,457円+税)

2018年5月25日で還暦を迎えたポール・ウェラー。
前作『ア・カインド・レボリューション』から僅か1年ほどで新作を届けてくれました。

今年1月の来日公演でいち早く披露された「Gravity」、自身の誕生日に公開した「Aspects」をはじめ、優雅なストリングスを加えた、フォーキーで穏やかな作品に。
(帯の''雄大で繊細なサウンド''という表現がしっくりきます。)

ロッド・アージェント、マーティン・カーシー、ダニー・トンプソン、ルーシー・ローズ、バーリー・カドガン(リトル・バーリー)、ノエル・ギャラガーらが多彩なゲストも参加しています。

♪俺から小さな波が生まれて 大きな絵を描いていく そうすればわかる 俺は、俺は先へ進んでいるのだと♪

尽きない創作意欲、みなぎる自信...現在の好調ぶりを表すような「Movin On」の詞、美しいメロディ、優しく力強い歌声にグッときました。(名曲です!) 東尾沙紀


2018年9月15日(土) Rayland Baxter 「Strange American Dream」

まさに、“目が覚めた”ような快作だ。

Rayland Baxter『Wide Awake』
(輸入CD ATO 0430CD)

レイランド・バクスターは1983年生まれアメリカ/ナッシュビル出身の男性シンガー・ソングライター。
父バッキー・バクスターもミュージシャンであった彼は2012年デビュー。
今作は3枚目となるオリジナル・アルバム。

ブッチ・ウォーカープロデュースによるサウンド・アレンジがとにかく素晴らしい。
バック演奏はEric Slick(ドクター・ドッグ)、Nick Bockrath(ケイジ・ジ・エレファント)、Aaron Embry他。
キレと艶のある音感が、レイランドの勇気ある歌声をより盛り立てている。

今日のこの1曲は、1曲目「Strange American Dream」。

多くの人が夢見た<アメリカン・ドリーム>は、やはり幻想だったのだろうか。

様々な問題に揺れる現代アメリカが産み落とした1枚。森 陽馬


2018年9月14日(金) ayU tokiO 「幸せな結末」

ナイアガラ/大滝詠一関連商品の新リリースが本日発表になりました。

タイトルは、『大瀧詠一Cover Book ネクスト・ジェネレーション編 GO! GO! ARAGAIN』
(11月3日発売 クリアカラー限定アナログ盤 TYOLP8-1103 3,000円+税)

ザ・ナイアガラ・エンタープライズ楽曲管理部門ARAGAINが制作協力!
『GO!GO!NIAGARA』などナイアガラ作ジャケットを多くを手掛けた中山泰による新ジャケ・デザイン!
新世代アーティストによる大滝詠一カヴァーを集めた作品集です。

ayU tokiO「幸せな結末」、OLD DAYS TAYLOR「Velvet Motel」、キイチビール&ザ・ホーリーティッツ「指切り」、KEEPON「ロックン・ロール・マーチ」、柴田聡子「風立ちぬ」、シャムキャッツ「夢で逢えたら」、少林兄弟「君は天然色」、Spoonful of Lovin'「それはぼくぢゃないよ」、トリプルファイヤー「朝寝坊」、秘密のミーニーズ「春らんまん」、bjons「雨のウェンズデイ」、やなぎさわまちこ「うれしい予感」が収録予定。

上記参加アーティスト内に、『ロンバケ』をリアルタイムで聴いた人はほとんどいないのではないでしょうか。

でも、というか、だからこそ意義深いカヴァー・アルバムだと思うのです。

今作によって、新世代アーティスト&若いリスナーにもグッド・ミュージックが引き継がれるといいですね。森 陽馬


2018年9月13日(木) The California Honeydrops 「Call It Home」

カリフォルニア州オークランドの地下鉄構内でのセッションからキャリアをスタートさせたという男性5人組バンド、ザ・カリフォルニア・ハニードロップス。

2018年でデビュー10周年。
サザン・ソウル、ファンク、ニューオリンズ、ブルースをベースにしたヴィンテージ・サウンドを聴かせる本格派ソウル・バンドです。

7枚目にして、日本デビュー盤となる2018年最新作『Call It Home』がリリースされました。

ザ・カリフォルニア・ハニードロップス『コール・イット・ホーム』
(国内CD 解説付 PCD-24756 2,400円+税)

これまでにアラン・トゥーサン、B.B.キング、バディ・ガイ、ドクター・ジョン、ボニー・レイット等のサポート・アクトを務めたこともあるそうで、今作の1曲目「Call It Home」にはボニー・レイットが参加!
バック・ヴォーカルながら存在感ある歌声を聴かせてくれます。

マイク・フィニガンがハモンドで参加したR&Bナンバー「Silicon World」、サム・クック、レイ・チャールズなどをルーツに持つフロントマン、Lech Wierzynskiのファルセットに痺れるバラード「Those Days」、レゲエ調の「Your Sweet Love」など多彩な表情をみせる全16曲。

本国ではダブル・アルバムとして発表され、聴き応えありの1枚となっています。東尾沙紀


2018年9月12日(水) 大貫妙子 「海と少年」

大貫妙子のRCA移籍第1作、通算ではソロ第3作目の『ミニヨン』は1978年9月に発売されました。
そう、40周年なんですよね。

大貫妙子『ミニヨン』
(国内CD 大貫妙子自身による書下ろし解説付 BVCK-18019 1,800円+税)

でも、御本人的には悪い想い出ばかりがこのアルバムにはあるようで・・・。
移籍第1弾ということもあり、「売れるアルバムを!」というレコード会社の社長自らの号令のもと、曲や歌詞にまで干渉され、書き直しをさせられたりしたそうなのです。
大変だったんですね。そんな裏事情は当時のファンはほとんど知る由もなかったのですが・・・。

後年、そんな話を知ってからは、このアルバム・ジャケットの写真の目力の強さはそんな彼女の反骨心の表れなのかなと思ったりしました。ハイ。

さて、この『ミニヨン』、売れる売れないに関わらず、良い作品であることには変わりがありません。

「大貫妙子の新しいアルバムはいい曲がいろいろ入っているんだぜ!」とまわりの音楽ファンに「横顔」や「突然の贈りもの」や「海と少年」を入れたカセットを聴かせてから40年なんですね。

ということで、今日は1978年で一番の名曲と言っていい「海と少年」を。

大貫妙子、24歳! 曲よし、詞よし、歌よし。
そしてYMO前夜・細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏、プラス鈴木茂、松原正樹、浜口茂外也の演奏も素晴らしい。
伊集加代子、鈴木宏子、和田夏代子のコーラスも印象に残ります。森 勉


2018年9月11日(火) ドクター・ジョン 「Tipitina」

天辰保文氏を招き、当店地下カフェアゲインにて行っているトーク・イベント『Talking Man』。
第11回目が2018年10月12日(金)開催決定いたしました。

今回のお題は<ニューオリンズ特集>!
天辰保文さんお気に入りのニューオリンズ・サウンドを聴きながら、楽しい一夜を是非ご一緒に♪

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2018年10月12日(金)
PET SOUNDS RECORD presents
天辰保文 Talking Man Vol.11 ニューオリンズ特集
ライヴ・カフェ アゲイン(武蔵小山)
18時半開場 19時半開演 入場料1500円
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今日は、多くの音楽ファンにとってニューオリンズ・サウンドの入り口になったであろう1972年発表名作を。

ドクター・ジョン『ガンボ』
(国内CD 限定紙ジャケット WPCR-18021 2,500円+税/限定価格盤 WPCR-14834 1,143円+税)

様々な食材をごった煮にし極上のスパイスで味付けされたニューオリンズのソウルフード、<ガンボ>。
このドクター・ジョンのアルバムも、そんな<ガンボ>的な魅力が詰まった1枚!

この中から、ニューオリンズの伝説的名ピアニスト、プロフェッサー・ロングヘアのカヴァー「Tipitina」。
<Tipitinas>(ティピティナス)というニューオリンズのライヴハウスは、この曲名から取られています。森 陽馬


2018年9月10日(月) ゴンザレス 「October 3rd」

<『Solo PianoⅢ』の音楽的純度の高さは、決して現代に生きる私たちに向けた解毒剤ではなく、
私たちの周りにあるすべての美しさと醜さを表現したものだ。> (ゴンザレスのコメントより)

カナダ/フランス圏ケベック育ちの奇才ミュージシャン、チリー・ゴンザレス。
2004年発表『ソロ・ピアノ』(
2008年6月10日今日のこの曲で紹介)。
2012年発表『ソロ・ピアノⅡ』(
2012年8月29日今日のこの1曲で紹介)に続く『ソロ・ピアノⅢ』が発売。

ゴンザレス『ソロ・ピアノⅢ』
(国内CD ボーナス・トラック「Lo Hi」追加全16曲収録 服部のり子解説付 BRC-577 2,200円+税)

美しく、優しく、そして切ないピアノの奏。
インストながら魂宿った旋律に心動かされる1枚。

なお、今作は収録各曲様々な人物へ捧げられているのも聴きどころ。
例えば⑨「Present Tense」はThomas Bangalter(ダフト・パンク)、②「Pretenderness」はFanny Mendelssohn(19世紀女性作曲家メンデルスゾーン)、⑭「Kopfkino」はNadia Comaneci(ルーマニア元体操選手コマネチ)へ捧げている。

そして13曲目「October 3rd」は、Jason Beck(ゴンザレスの本名ジェイソン・ベック)へ。
つまり、自分自身へ捧げているナンバーだ。

10月3日はゴンザレスにとってプライベートで重要な事象が起こった日とのこと。
この曲へ込めた感情は、愛なのか、それとも狂気なのだろうか? 森 陽馬

★トートバック付限定盤も発売中です。

2018年9月9日(日) ポール・マッカートニー 「ピープル・ウォント・ピース」

ポール・マッカートニーのニュー・アルバムが予定通り9月7日発売になりました。

ポール・マッカートニー『エジプト・ステーション』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICC-10040 2,600円+税)

タイトルは『エジプト・ステーション』。
「『エジプト・ステーション』は1曲目の駅から出発し、そして次の曲と言う別の駅へ行く。そのアイディアがすべての曲の元になっている。それは音楽が作り出す夢のような場所だ。」と、ポールは語っているそうです。

CD6枚分の大きさに横広がりするジャケットはポール自身によるもので、絵のタイトルも『エジプト・ステーション』。
曲が出来てから絵を描いたのか、絵を描いた後に曲を作ったのかは不明ですが、ポールらしいポップな曲が並んでいます。
76歳でこんなアルバムを作ってしまうのですから、、、やっぱりポールはポールなのです。

個人的には、2013年発表前作『NEW』より好きな曲が多く入っている感じです。
先行シングルとして出たロックしている「カム・オン・トゥ・ミー」とポールの得意パターンのミディアム・バラード「アイ・ドント・ノウ」はやはり心を掴んでくれるし、イントロのアコースティック・ギターの音に魅かれてしまう「コンフィダンテ」と「ドミノズ」、日本人には特にキャッチーに聴こえる♪一番♪を連呼するコーラスが入る「バック・イン・ブラジル」。ポールならではの美しいメロディーでもっと聴き込んでいけば大好きな曲になりそうな「ドゥ・イット・ナウ」など注目曲が目白押しなのです。

今日のこの1曲は、8曲目に入っている「ピープル・ウォント・ピース」。

昨今のきな臭い国際情勢など見るに見かねてポールからの平和を願う祈りの歌です。「ギヴ・ピース・ア・チャンス!」

この曲のイントロのパーカッションは、ブライアン・ウィルソン「キャロライン・ノー」のイントロを想い起させてくれます。森 勉



2018年9月8日(土) Benny Sings 「Everything I Know」

ヒップホップ、AOR、ポップスなどをベースに心地良いサウンドを作り続けている、オランダの男性シンガー/プロデューサー、ベニー・シングス。
約3年ぶり、6枚目となる最新オリジナル・アルバム『シティ・メロディ』が日本先行でリリースされました。

ベニー・シングス『シティ・メロディ』
(国内CD 歌詞・対訳・本人による楽曲解説付 ボーナス・トラック4曲 VICP-65498 2,500円+税)

「昔の曲作りのスタイルが戻ってきた」と語る原点回帰的な作品。
柔らかで洗練されたビートに溶け込むメロディ...音の気持ち良さはここ数作では群を抜いています♪

近年はメロディよりもトラックに対する試行錯誤に重点を置いている気がしていたので、新作では彼らしい軽やかさが戻ってきた感じがして、発売早々お気に入りの1枚となりました。

女性ヴォーカリストGwen Thomasとデュエットした今作で最もポップなナンバー「Softly」、メイヤー・ホーソーン参加「Not Enough」、レコードを聴いているような感覚になるモッキー参加の「Duplicate」、コーネリアス参加「My World」等、ゲスト陣にも注目です。
本日は、今作のカギとなったというメロウな「Everything I Know」を今日の1曲に。

9月18、19日には、ビルボード・ライヴ大阪/東京で新作を引っ提げての来日公演も行われる予定です。東尾沙紀


2018年9月7日(金) Lesley Duncan 「Don't Cry Anita」

昨日紹介した英国女性シンガー・ソングライター、レスリー・ダンカン。

『Everything Changes』(1974)、『Moon Bathing』(1975)、そして最後のオリジナル・アルバムとなる6th『Maybe It's Lost』(1977)後は、英国ロンドンを離れスコットランド西部の島へ移住。
夫&プロデューサーのトニー・コックスと共に楽曲を録音していたそうです。

彼女がその頃レコーディングした未発表音源集がセレスト・レーベルから発売されました。

レスリー・ダンカン『Love Song: Previous Unreleased 1977-86』
(国内CD セレスト CMYK-6340 歌詞付 2,300円+税)

全15曲中、シングル化されたことがあるボブ・ディランカヴァー「Masters Of War」、「The Magic's Fine」、「Tomorrow」等6曲以外は未発表音源。それも、デモではなくバック演奏や歌もしっかりと録られた楽曲群。
彼女の歌声に魅せられた方には是非聴いてもらいたい1枚です。

今日のこの1曲は、1979年録音曲、アンディ・ロバーツがマンドリンで参加している「Don't Cry Anita」を。

なお、今作お買い上げの方先着で、レスリー・ダンカンCDが4作収納できる紙BOX差し上げています。森 陽馬


2018年9月6日(木) レスリー・ダンカン 「We'll Get By」

<英国のキャロル・キング>と評される女性シンガー・ソングライター、レスリー・ダンカン。

彼女の1975年発表4thアルバム『Moon Bathing』は、再発盤ながら
2016年ベストに選出したほど大好きな1枚です。

その『Moon Bathing』リリース前年にあたる1974年。
レスリー・ダンカンが発表した3rdアルバム『Everything Changes』がこの度再発CD化されました。

レスリー・ダンカン『Everything Changes』
(国内CD セレスト CMYK-6337 歌詞付 2,300円+税)

『Moon Bathing』と同じく、ジミー・ホロヴィッツがプロデュース/アレンジを担当。
温もりある音の雰囲気が彼女の歌声と相まって心地良いですね。

今日のこの1曲は、ラスト10曲目に収録されている「We'll Get By」。
切ないメロディーラインが秋の風を運んできてくれます。森 陽馬


2018年9月5日(水) ビーチ・ボーイズ 「アイ・ゲット・アラウンド」(ステレオ・バッキング・トラック)

ビーチ・ボーイズ50周年記念のローテーションとしては、2018年の今年はアルバム『フレンズ』50thアニヴァーサリー盤が発売されるはずなのですが、インフォメーションがまだ出てきませんね。

2016年は『ペット・サウンズ』、2017年は『スマイリー・スマイル』と『ワイルド・ハニー』を含めた2枚組『1967~サンシャイン・トゥモロウ』を出したので、1968年に出たものとしては『フレンズ』だろうと、噂の方が先行しているのかもしれませんが...。

実は1968年に発売されたアルバムで50周年を祝って欲しいものがもうひとつあります。
『Stack-O-Tracks』!!

1968年8月頃アメリカで発表された全15曲入りのカラオケ・アルバムです。
コーラス・ハーモニーが売りのビーチ・ボーイズの歌を抜いたバック・トラック(演奏)だけを入れた作品です。

以前CDで再発されていましたが、現在は入手困難になっているので、50周年というアニヴァーサリーを機にまた再発を考えて欲しいものです。
忘れられがちな『スタック・オー・トラックス』、よろしくお願いいたします。

ということで、今日はビーチ・ボーイズのカラオケが3曲だけですが聴けるBOXセットから「アイ・ゲット・アラウンド」のバッキング・トラックを。

ビーチ・ボーイズ『U.S.シングル・コレクション (1962~1965)』
(国内CD16枚組 解説・歌詞・対訳付 TOCP-70553 19,048円+税)

解説はビーチ・ボーイズ愛に溢れた文章で定評だった佐野邦彦氏です。
CD16枚組、オリジナル・モノ・ヴァージョンの他、レア・トラック満載の全66曲収録。
USオリジナル・シングルのピクチャー・スリーブをCDサイズで再現してあります。森 勉



2018年9月4日(火) ザ・なつやすみバンド 「喪のビート」

<夏休み>の楽しさ、儚さ、そして切なさを音像化し体現しているザ・なつやすみバンド。

2018年で結成10周年! 4枚目のオリジナル・アルバム『映像』を本日リリースしました。

ザ・なつやすみバンド『映像』
(国内CD 
当店のみの特典ポストカード付 VBCD-0092 2,593円+税)
←メンバー4人が映った特製ポストカード!お買い上げの方へ先着でプレゼント中。

躍動感溢れる①「風を呼ぶ」、先行アナログカットされた②「蜃気楼」(TNB×mitsume)、「サマーゾンビー」のB面だった隠れた名曲「echo」新ヴァージョン、代表曲「S.S.W」新ヴァージョン、山崎ゆかり(空気公団)をfeatした「なつやすみ」(終)新ヴァージョン等、10年に及ぶ<夏休み>の様々な想いが凝縮された全10曲。

中でも、MC.sirafu作4曲目「喪のビート」。

曲後半ドラマー瑞希さんによって歌われる♪どこにも行けない 8ビートじゃないからね♪が耳に残るこの曲。
そこの部分に至るまでの構成、MC.sirafuによるさりげない切なさ込み上げる歌詞が素晴らしいのです。

<夏休み>は終わったとしても、心の中の<夏休み>は永遠に、、、と思わせてくれる1枚。森 陽馬


2018年9月3日(月) Tower Of Power 「Souled Out」

タワー・オブ・パワー、結成50周年イヤーを飾る2018来日公演atブルーノート東京へ先日行ってきました。

ロッコ(B)は不在ながら、オリジナル・メンバーのエミリオ・カスティーヨ(t.sax)、クプカ(b.sax)は健在。
そして、前回の来日では腰の手術で離脱していた名ドラマー、デヴィッド・ガリバルディが大復活!

毎度のことながら、こちらの想像や期待を軽く超えてくる熱狂のライヴ・パフォーマンス。
更に、結成50周年という記念すべきツアーということもあり、場内が多幸感で包まれていましたね。

強靭なグルーヴ&ファンキーなホーンに身体は自然と躍動。それと同時に、50年もの長い歳月、多くの聴衆を楽しませてきたミュージシャンシップを想い、踊りながら目頭が熱くなるのです。

そんな感動と興奮の2018日本公演は、9月5日名古屋ブルーノート公演を残すのみ。
空きはまだあるようですから、興味ある方&TOPまだご覧になっていない方も是非!

今日のこの1曲は、後期名曲(1995年)、近年ライヴでも定番となっている「Souled Out」を。森 陽馬


★掲載ジャケットは日本独自企画・2018年リマスターによるレーベルを越えたオールタイム・ベスト。
タワー・オブ・パワー『アンソロジー!』
(国内CD 2枚組 解説・歌詞付 WPCR-18045 2,778円+税)


2018年9月2日(日) Bird Streets 「Betting On The Sun」

BECKのサポート、ノエル・ギャラガー作品参加、パグウォッシュ最新作『Silverlake』プロデュース等、近年も他アーティストとのセッション/プロデュースで活躍しているジェイソン・フォークナー(ex.ジェリーフィッシュ)。

ソロ名義作が10年近く出ていないのは寂しいですが、ジェイソンが携わった新たな作品がリリースされました。

Bird Streets『Bird Streets』
(輸入CD OMNIVORE OVCD-294)

Bird Streetsはニューヨークを拠点に活動している男性シンガーソングライターJohn Brodeurによるプロジェクト。
殆どの楽器を2人で演奏し、ジェイソンは今作のプロデュース、共作、コーラス、ミックスなどを手掛けています。

ギターをメインにしたシンプルなバンド・サウンド、メロディ重視の楽曲。
90年代の懐かしい雰囲気を漂わせるロック/ポップ・アルバムです。

今日の1曲は、今作からのリード・シングルで最もポップな「Betting On The Sun」を。
歌詞にスティーリー・ダンの名前が登場します。

元Freewheelersのルーサー・ラッセル(2018年10月来日!)が「Stop The Breathe」にギター&ヴォーカルで、女性シンガーミランダ・リー・リチャーズが「Spaceship」にコーラス参加しています。東尾沙紀


2018年9月1日(土) Alessi Brothers 「Zombie Love」

<ゾンビ>と言えば、今夏の話題はなんといっても映画『カメラを止めるな!』でしょうね。

口コミで観客がどんどん増え、現在は全国100館以上に拡大上映。
僕も観に行きましたが、映画館であんなに楽しく笑えて、爽快な気分で上映館を出れたのは久々でした。

ほとんど無名の俳優陣&監督によるインディー映画での大ヒットというのが痛快ですよね。
ゾンビ映画は苦手、流行に乗るのは好きじゃないというひねくれた方も観れば笑顔になるんじゃないかな。

さて、映画と全く関係ありませんが、ポップで明るい<ゾンビ>・ナンバーで今日のこの1曲。

1970年代から活躍しているニューヨーク/ロングアイランド出身の男性双子デュオ、アレッシー・ブラザーズ。
2018年発表11作目となるオリジナル・アルバムが発売。

Alessi Brothers『Water』
(輸入CD Alessi Music 0798576549923)

8曲目に、美人でセクシーなゾンビを歌ったという謎のポップ・ナンバー「Zombie Love」が収録。
他の楽曲も爽快ですから、アレッシーファン&AOR好きは是非チェックを。

なお、今作の国内仕様盤が、金澤寿和氏による日本語解説が付いて9月19日発売予定です。森 陽馬



2018年8月31日(金) 村田和人 「終わらない夏」

商店街を歩いていたら、100円ショップでハロウィングッズが売っていました。
更には、来年2019年1月からのカレンダーが早くも販売。
CD・レコード店としては、クリスマス商品&12月発売の新譜案内が、、、。

こんなに暑かった(今も暑い)夏なのに、すっかり忘れて暑さが恋しくなるのでしょうかね。
夏男の村田和人さんだったら、今年の酷暑をどう歌ったのかな。

そんな感傷的な気分の8月最終日、この歌を大音量で聴くとしましょう。

村田和人「終わらない夏」
(1982年発表『また明日』収録 ボーナス・トラック5曲追加全15曲 VSCD-1734 2,600円+税)

記念すべき1stアルバム『また明日』には山下達郎プロデュースのシングル曲「電話しても」が収録。
「Lady September」、「Be With You」等も人気ですが、「終わらない夏」こそ村田さんを象徴している1曲!

♪ 一つ夏が過ぎて大人になる 消えてゆく想い出に "See you again" ♪
(「終わらない夏」歌詞より 作詞:安藤芳彦)

なお、この「終わらない夏」は鈴木茂による編曲。(後半のギター・ソロも鈴木茂)
山下達郎(コーラス)、難波弘之、松任谷正隆、浜口茂外也が参加しています。森 陽馬



2018年8月30日(木) ザ・なつやすみバンド「蜃気楼」(TNB×mitsume)

♪毎日が夏休みだったら、いいのになあ~♪
(ザ・なつやすみバンド「S.S.W (スーパーサマーウィークエンダー)」歌詞より)

8月ももうすぐ終わりということで、この歌詞をつい口ずさんでしまう今日この頃です。

そのザ・なつやすみバンドは2018年で結成10周年!
新作CD『映像』が9月5日発売されるのですが、当店のみの先着特典が急遽決定しました。

特典はメンバー4人が映った特製ポストカードになります。
作品内容も原点回帰と言える素晴らしい仕上がり! 乞うご期待!

さて、今日のこの1曲は、ザ・なつやすみバンド9/5発売『映像』からの先行シングルEP曲を。

ザ・なつやすみバンド『蜃気楼』(TNB×mitsume)
(2018年8/29発売 国内EP 完全限定アナログ VB-1050 1,750円+税)

東京発インディー・ロック・バンド、mitsume(ミツメ)とコラボした不思議な魅力を持った楽曲「蜃気楼」。
独特かつ不安定なゆらゆら感が、夏の終わりの心情を象徴するかのよう。
アナログ盤B面には、アルバム未収録となる「蜃気楼」DORIAN Remixが収録されています。森 陽馬



2018年8月29日(水) リトル・アンソニー&ジ・インペリアルズ「ティアーズ・オン・マイ・ピロー」

2018年8月8日ワーナーから発売になった『ドゥー・ワップ・ナゲッツ』は、8月7日付オリコン・アルバム・デイリー・チャートで第6位に入ったり、ウィークリー・チャートでも『Vol.1』、『Vol.2』、『Vol.3』3種ともベスト20以内に入ったりと、痛快な売れ方を記録しています。

ペット・サウンズ・レコードでも本当にたくさんのお客様にお買い上げいただきました。
ありがとうございます。
当店では当然のことながらベスト3独占でした。

やはり、山下達郎監修・選曲・解説という黄門様の印籠のような強力なインパクトがあったとはいえ、これだけ多くの方にドゥー・ワップを楽しんでいただけるのはうれしいですね。

ということで、今日もすてきなドゥー・ワップを聴いてもらいましょう。
リトル・アンソニー&ジ・インペリアルズ「ティアーズ・オン・マイ・ピロー」はいかがでしょうか。

リトル・アンソニー&ジ・インペリアルズ『ウィ・アー・リトル・アンソニー・&ジ・インペリアルズ』
(国内CD 完全限定盤 解説・歌詞付 WPCR-27857 952円+税)

1957年ニューヨーク/ブルックリンで結成された5人組。
この曲は今から約60年前1958年夏から秋にかけて全米で大ヒットした曲です。

18歳のリトル・アンソニーの堂々としたヴォーカルとそれに絡んでくるコーラスが魅力です。森 勉



2018年8月28日(火) ヴィクター&スポイルズ 「オール・アイ・アスク」

ソフト・ロック・ファンにはうれしいCDがまた出ました。

『陽のあたる大通り~あなたの知らないソフト・ロック名曲選 第2集』
<原題:The Sun Shines On My Street ~Sunshine,Soft & Studio Pop 1966-1970>
(国内仕様CD 安田謙一による解説付 MSIG-1227 3,100円+税)

原盤はマニアックなCDを発売することにかけては、どこにも負けないオーストラリアのティーンズヴィル・レーベルです。
2018年7月3日に紹介したトニー・マコウレイの作品集もそうでしたが、とにかく知られていない曲の中からイイ曲を見つけ出すのがうまいレーベルなのです。耳の肥えたスタッフが揃っているんでしょうね。

このCDには全31曲が収録されていますが、ヒットとは無縁の曲ばかり。しかし耳ざわりの良い曲が並び、サウンド的にも注目したい曲がいっぱいあります。
耳馴染みのないアーティスト名と言えども、ソフト・ロック・ファンは全曲気に入ってしまうのではないでしょうか。
かく言う僕も全31曲、全部気に入りました。

ブライアン・ウィルソンに影響を受けたアザー・フォー、
兄のトリニ・ロペスとは違う魅力があるジェシー・ロペス、
実験的なサウンドながらポップなアプローチが耳に残るシャギー・ボーイズ、
ブリティッシュ・ポップの良い所を引き継いでいるアーモンド・マジパン、
1968年に録音されながら未発表だったソフト・ロック・テイストがあるボビー・ヴィーの2曲など。

その中から今日は5曲目に入っているヴィクター&スポイルズ「オール・アイ・アスク」を。
曲を作ったのはドン・シコーネ、アレンジはジミー・ウィズナー。
ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズのサウンドを感じさせてくれる曲です。森 勉



2018年8月27日(月) アルパカ・スポーツ 「Summer Days」

新世代ネオアコ~スウェディッシュ・ポップ新譜おすすめ盤!

アルパカ・スポーツは2011年頃から活動しているスウェーデン出身Andreas Jonssonを中心とした、女性ヴォーカルAmanda Akermanとのユニットです。

爽やかな男女ヴォーカル&胸弾むメロディーは、まさに王道のギター・ポップ♪
英国インディー・シーンで活躍するIan Cattをプロデューサーに迎えた彼らの2枚目となる新作『From Paris With Love』が日本先行でリリースされました。

アルパカ・スポーツ『From Paris With Love』
(国内CD 歌詞・解説付 AW-022 2,300円+税)

拠点をパリへ移し、「Eiffel Tower」(エッフェル塔)なんて曲もあり。
サウンドにより華やかな雰囲気も感じられる今作。

収録曲のすべてをAndreasと共作している、シカゴのガール・ポップ・バンド、ベリー・トゥルーリー・ユアーズのギタリストLisle Minikとの相性もとても良いようです。

3曲目「Summer Days」を聴いていたら、映画『シング・ストリート』が頭に浮かびました。
キラキラとして、疾走感があるこの曲を映画の中の彼らが演奏していたらピッタリかも?!と想像してみたり...。

10cc「I'm Not In Love」風のコーラス&Amandaのウィスパーヴォイスが心地良い「Luxembourg Gardens」もアルバムの中では異色で、彼らの新たな一面をみた気がします。東尾沙紀



2018年8月26日(日) ライ・クーダー 「荒野をくだれば~Down In The Boondocks」

2018年5月に出たライクーダー新作『ザ・プロディガル・サン』は、昔からのファンにも評判が良く、ロングセラーを続けています。

そんなこともあり、今日は彼の古いアルバムを引っ張り出してきました。

ライ・クーダー1980年発表作『ボーダーライン』
(国内CD 限定紙ジャケット 解説・歌詞・対訳付 WPCR-13693 2,095円+税)

この頃、ライ・クーダーは毎年意欲的なアルバムを発表していましたね。
1976年名作『チキン・スキン・ミュージック』、1977年ライヴ盤『ショウ・タイム』、1978年古いジャズをライ流にうまく料理した『ジャズ』、1979年R&Bルーツを強調した『バップ・ティル・ユー・ドロップ』。そして、この『ボーダーライン』。

前作のフレイヴァーを大切にしつつ、沖縄サウンド風味(このアルバムを録音する前に喜納昌吉&チャンプルーズ『ブラッド・ライン』にライがギター参加したことが影響していると思われます)を加えたライ自身70'sと80'sの橋渡しになった名盤だと思います。

ウィルソン・ピケット、キャデラックスの歌でヒットした「634-5789」、「スピード」のカヴァーに惹かれるものがありますが、今日は白人であるビリー・ジョー・ロイヤルが1965年にベスト10ヒットさせた「荒野をくだれば~Down In The Boondocks」ナイス・カヴァーを。

この曲を作ったのは、アトランタ出身の白人ジョー・サウス。
全米でヒットしていた頃、ライは18歳ぐらい。
きっとこの曲が好きだったのでは、と想像してしまいます。

南部ものには目がないライならではの選曲であり、その出来もさすがな感があります。森 勉


2018年8月25日(土) The Milk Carton Kids 「Younger Years」

昨日8/24紹介したエイミー・ヘルムのアルバムで、3曲目に収録されている「Michigan」はThe Milk Carton Kidsの二人(Kenneth Pattengale、Joseph Edward Ryan)による楽曲でした。

今日はそのThe Milk Carton Kids2018年発表作を取り上げましょう。

The Milk Carton Kids『All The Things That I Did and All The Things That I Didn't Do』
(輸入CD ANTI 87516-2)

The Milk Carton Kidsは、2011年頃から活動しているKenneth Pattengaleとjoseph Edward Ryanの二人ユニット。
<新世代のサイモン&ガーファンクル>とも評されるフォーキーなアコースティック・サウンドと歌声が魅力です。

今作は4枚目となるアルバムで、エイミー・ヘルムと同じくジョー・ヘンリーがプロデュース。
ナッシュビルのハウス・オブ・ブルースThe Sun Roomスタジオでの録音、ジェイ・ベルローズ(Dr)他参加。
ヴァイオリン、チェロ、クラリネット等がフォーキーな楽曲にさりげなく溶け込み、心地良い音感で聴かせます。

今日のこの1曲は2人のハーモニーがまさにサイモン&ガーファンクル的で沁みる③「Younger Years」。森 陽馬


2018年8月24日(金) Amy Helm 「Freedom For The Stallion」

今年2018年は1968年からちょうど50年。
ということで、ザ・バンド1968年発表1st『ミュージック・フロム・ビック・ピンク』50周年盤が来週8/31発売予定。

ザ・バンド『ミュージック・フロム・ビック・ピンク』(50周年記念エディション)
(スーパーデラックス盤 CD+2LP+EP+Blu-ray+ブックレット 16,000円+税/通常CD 2,500円+税)

名エンジニア、ボブ・クリアマウンテンによる新ステレオ・ミックス、そして新ボーナス・トラックが楽しみですね。

その発売1週間前となる本日、ザ・バンドファンにも注目の新譜が発売されました。

故レヴォン・ヘルム(ザ・バンド名ドラマー)の娘、エイミー・ヘルム。
2015年発表ソロ1st『Didn't It Rain』(
2015年9月17日今日のこの1曲紹介)から約3年ぶり、ソロ2作目となるアルバム『This Too Shall Light』。

エイミー・ヘルム『This Too Shall Light』(邦題:明日への希望)
(国内仕様CD エイミー・ヘルム自身による解説日本語訳付 MSIG-1230 3,000円+税)

ジョー・ヘンリーがプロデュース。ドイル・ブラムホールⅡ(G)、ジェイ・ベルローズ(Dr)他参加。
アメリカン・ルーツ、ゴスペル、ロック、ニューオリンズ等の要素をブレンドしたサウンド・アレンジで聴かせます。

今日のこの1曲は、ジョー・ヘンリー繋がりでアラン・トゥーサン「Freedom For The Stallion」カヴァーを。森 陽馬


2018年8月23日(木) Stone Foundation 「Carry The News」

ポール・ウェラーがプロデュース&参加した『Street Rituals』(2017年3月30日今日のこの1曲紹介)から約1年半。
UKブルー・アイド・ソウル・バンド、ストーン・ファンデーションの新作が発売になりました。

ストーン・ファンデーション『エヴリバディ・エニワン』
(国内CD 解説・歌詞付 PCD-24752 2,400円+税)

前作と同じくウェラー所有のBlack Barn Studiosでの録音。
ストーン・ファンデーションらしい渋味、哀愁を帯びたソウル・ナンバーの数々の中に嬉しい共演が♪

新作収録曲「Carry The News」では、ポール・ウェラー、ミック・タルボット、スティーヴ・ホワイトの元スタイル・カウンシルの3人が参加しています。
(事前に公開されたこの曲のミュージック・ビデオでも、同じ画面には映らないものの、3人がスタジオで演奏している姿が収めらています。)

中盤で熱く展開していく「Carry The News」...
スティーヴ・ホワイトによるキレのあるドラミングにスタカンの面影をみました。

元アヴェレイジ・ホワイト・バンドのヘイミッシュ・スチュワート、ザ・ブロウ・モンキーズのDr.ロバート、リヴァプールの女性シンガー、キャサリン・ウィリアムズなどもゲスト参加しています。東尾沙紀


2018年8月22日(水) アラゲホンジ 「秋田大黒舞 (秋田民謡)」

寺尾紗穂さんが発起人&実行委員として2010年から行っているイベント、りんりんふぇす。
第9回目が2018年10月27日(土)外苑前・梅窓院 祖師堂にて行われます。
りんりんふぇす 『The BIG ISSUE』 Suport Live Vol.9

『THE BIG ISSUE』は路上生活者である販売員が売上の約6割を収入とできる仕組の雑誌。
音楽を楽しみながら、その雑誌の意義&皆の生活・仕事・将来について考えよう、という催しです。

出演者、スタッフ、観客、参加している皆1人1人の優しい眼差し、手作り感が伝わってくるイベント。
ご興味ある方は是非足を運んでみてください。

Vol.9の出演者は、坂口恭平、ふちがみとふなと、マレウレウ、東郷清丸、アラゲホンジ、寺尾紗穂&ソケリッサ。
高校野球での金足農(祝!準優勝!)/秋田旋風に乗って、アラゲホンジを紹介しておきましょう。

アラゲホンジは秋田県出身シンガー齋藤真文を中心に2007年結成した7人組バンド。
日本各地の民謡や伝統歌とロック、ソウル、ジャズ、レゲエ等様々な音楽要素をブレンドして聴かせます。

今日のこの1曲は、現代的にアップデートされた「秋田大黒舞」(秋田民謡)を。(限定アナログEPのB面収録)

アラゲホンジ『十万人の橋/秋田大黒舞(秋田民謡)』
(国内EP 限定アナログ盤 GLREAL006 1,400円+税)

民謡クルセイダーズ気に入った方も要チェック!森 陽馬


2018年8月21日(火) 小坂忠 「上を向いて歩こう」

小坂忠さんが2018年3月5日ビルボード・ライヴ東京で行った感動のコンサートがCD化されました。

小坂忠『ほうろう 2018 SPECIAL LIVE』
(国内CD 解説・小倉エージ COCB-54264 3,200円+税)

約1年前の2017年8月、ガンが見つかり緊急手術、そして長期入院した忠さんが復活。
鈴木茂、小原礼、Dr.kyon、屋敷豪太、斎藤有太、Aisaが集い、1975年作『ほうろう』を全曲再現したライヴ。
2018年3月5日今日のこの1曲でその時のことを拙文で紹介)

このCDでそのライヴを追体験し、改めて素晴らしい演奏&歌だったな、と実感できました。

鈴木茂が中心となってヘッドアレンジされたこの日の『ほうろう』は、活き活きとしたグルーヴ感に溢れています。
屋敷豪太&小原礼のリズム隊が特に素晴らしい!

当日ライヴへ見に行っていた方はもちろん、スタジオの『ほうろう』お好きな方にも是非聴いてもらいたいですね。

なお、アンコールでは「You Are So Beautiful」(ビリー・プレストン)、「上を向いて歩こう」(坂本九)、「Forever Young」(ボブ・ディラン)が歌われました。CDには「上を向いて歩こう」が収録されています。森 陽馬


2018年8月20日(月) Young Gun Silver Fox 「Just A Man」

8月18日ビルボード・ライヴで行われた、ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス来日公演へ行ってきました。

2018年2月ママズ・ガンでも来日した''ヤング・ガン''ことアンディ・プラッツ(vo,key)、銀髪の''シルヴァー・フォックス''ことショーン・リー(g,cho)によるAOR/ブルーアイドソウル・ユニットです。

当店でもロングセラー中の新作2nd『AM Waves』(2018年5月)を引っ提げた、このユニットとしては初の日本公演。
新作からは「Kingston Boogie」を除く全曲と、1stからも殆どの曲が演奏され約90分。
想像以上にたっぷり聴かせてくれました。

アンディは曲毎にグランドピアノとエレピを弾き分け、ショーンは時折ボンゴを叩きつつ、コーラスをしながら1本のギターで様々な音色を奏でていました。(「Lolita」のアイズレー・ブラザーズ風ギターソロもっと弾いて欲しかった!)

エイドリアン・ミーハン(drs)、コーラスもできるデヴィッド・ペイジ(b)をサポートに加えての4人編成。
スタジオ盤では殆どの楽器を2人で演奏しているので、バンドでの演奏はまた違った魅力を放っていました。

アンコールの「Long Way Back」(1st収録曲)でヒートアップしていく力強いドラム、アンディの熱唱もかっこよかったですし、ちょっと切ないバラード「Just A Man」(2nd収録曲)のショーン&ベーシストによる時間差コーラス(?)にもウットリしてしまいました...。

写真は『AM Waves』の輸入盤LPです。
曲数など内容は同じですが、日本盤とジャケットが異なります。東尾沙紀


2018年8月19日(日) Neil Young 「ハーベストムーン」

遅ればせながら、的場文男騎手、地方競馬最多勝記録更新7152勝!
おめでとうございます!

中央競馬(JRA)ではないため、一般的に軽視されている感ありますが、コレ本当に凄い記録なんですよね。
<ちなみに、武豊はJRA通算3989勝。(2018年8月19日現在) これも凄い!>

続けること、そして1勝することの大変さを実感しているからこその大記録。
2018年9月で62歳。ケガに気を付けて末永く騎乗してほしいですね。

ということで、というかその大記録が達成される約1か月前。大井競馬場へ行ってきました。
レジェンド的場文騎手が乗っていることもありましたが、実はこんな馬名の馬が出走していたからでもあります。

ハーベストムーン!
 

ニール・ヤング1992年発表名曲「Harvest Moon」と同じ馬名!
シナモンガールという馬もいました(
こちらのコラムに掲載 2005年)が、この馬はJRAで結構強いのです。

戸崎騎手騎乗ということで期待しましたが、、、残念ながら9着。
ちょっと疲れていたのかなー。リフレッシュして秋以降頑張ってほしいですね。

♪もう1度君が踊る姿を見せておくれ。だってまだ僕は君に恋しているんだから。♪
(Neil Young「Harvest Moon」歌詞より) 森 陽馬


2018年8月18日(土) セルジオ・メンデス&ブラジル'66 「マシュ・ケ・ナダ」

勢いのあるピアノのフレーズに導かれて、♪オワリイヤーヨ・・・♪と聴こえる女性の声。

セルジオ・メンデス&ブラジル'66「マシュ・ケ・ナダ」はいつ聴いても充分なインパクトを持ったイントロだなぁと思ってしまいます。

セルジオ・メンデス&ブラジル'66『マシュ・ケ・ナーダ』
(国内CD 限定盤 解説・歌詞付 UCCU-90039 1,000円+税)

ボサノヴァに心地良いビートをプラスしたサウンドと二人の女性シンガーが色を揃えたヴィジュアル。
プロデューサーはハーブ・アルパート、実にA&Mらしいレーベル・カラーを持ったグループです。

アルバム全体としても素晴らしく、発売から52年経った現在でも、全く飽きのこない感覚で聴ける1枚なのです。

ジョルジ・ベン作「マシュ・ケ・ナダ」をはじめ、リトル・アンソニー&ジ・インペリアルズでヒットしたテディ・ランダッツォ作「君に夢中~Going Out Of My Head」、ビートルズ「デイトリッパー」等、セルジオ・メンデスのアレンジが冴え渡っています。

これが発売された1966年、セルメンは25歳の若者だったんですね。森 勉


2018年8月17日(金) スピッツ 「ハートが帰らない」

本日8/17発売、雑誌『ケトル Vol.44』ゼロ年代特集に、当店スタッフ東尾沙紀の記事が掲載!
←ケトルVol.44 (表紙はアジカン後藤正文。太田出版 900円+税)

「ゼロ年代の日本の音楽で、今聴くなら?」という質問に対して、東尾沙紀が選んだ1枚は?
是非雑誌を手に取って、確認してみてください。

ゼロ年代(2000~2009年)邦楽のこの1枚。
今でもよく聴いている作品ということで、僕ならばこのアルバムを挙げたいと思います。

スピッツ『ハヤブサ』
(国内CD UPCH-1680 3,048円+税)

スピッツ2000年発表9作目となるオリジナル・アルバム『ハヤブサ』。
スクーデリア・エレクトロの石田小吉がプロデュース、寺田康彦がエンジニアを担当。

ライヴ定番曲「8823」、人気曲「ホタル」。
そして、不思議なインスト曲⑧「宇宙虫」から⑨「ハートが帰らない」への流れ。

五島良子と草野マサムネのハーモニーは、あの夏のときめいたハートがそのまま帰らず、そこにいることを実感させてくれるのです。森 陽馬


2018年8月16日(木) ルーマー 「Aretha」

2018年8月16日閉店後、アレサ・フランクリンが膵臓がんで逝去した、というニュースが入ってきました。

享年76歳。
「アレサの歌を聴く」という歌い出しから始まる曲で追悼することにしましょう。

パキスタン生まれ英国育ちの女性シンガー、ルーマー。
彼女が歌う「Aretha」は2010年発表1stアルバム『Seasons Of My Soul』に収録。

ルーマー『シーズンズ・オブ・マイ・ソウル』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック「Come Saturday Morning」収録 WPCR-13995 2,457円+税)

幼少の頃から不遇な環境で育った彼女が、アレサ・フランクリンを聴き想う心情を歌に託した名曲。

なお、このルーマー「アレサ」は「I Got The Blues」と歌われる一節があり、マイクロスター2016年発表名作『She Got The Blues』タイトルの元になった楽曲でもあります。森 陽馬


2018年8月15日(水) エリック・バードン&アニマルズ 「スカイ・パイロット」

2018年8月5日(日)TOKYO FMで放送された『村上RADIO』、みなさん聴きましたか?

村上春樹が初めてラジオでディスク・ジョッキー(曲をかけてそれにまつわることをおしゃべりする)をしました。
DJの声を聴いたのは初めてでしたが、あまり違和感はなく感じました。

オンエアーされた曲はランニングをする時に聴く音楽という縛りをもうけていろいろかかりましたが、ブライアン・ウィルソンが最初に紹介されたのはやっぱり嬉しかったですね。

ウィルソン3兄弟やビーチ・ボーイズに関してのコメントがあり、村上春樹が一貫したビーチ・ボーイズ愛を持ち続けていることに感激しました。

一番驚いた選曲はエリック・バードン&アニマルズ「スカイ・パイロット」でした。
「朝日のあたる家」や「悲しき願い」のヒットを出していた頃のアニマルズとは、ヴォーカルのエリック・バードン以外全員違うメンバーでの1968年夏のヒット曲です。

7分以上の長い曲なのでシングルAB面でパート1、パート2に分かれている話もしてくれました。
このCDでは続けて聴けるアルバム・ヴァージョンと、ボーナス・トラックとしてパート1パート2に分かれているモノラル・シングル・ヴァージョンも収録されています。森 勉

エリック・バードン&アニマルズ『野生の若者たち』
(国内CD 完全限定盤 解説・歌詞・対訳付 UICY-93375 2,571円+税)



2018年8月14日(火) PUNCH BROTHERS 「Jungle Bird」

現在最も人気あるブルーグラス・バンドが新作を出したので、今日はそちらを取り上げましょう。

PUNCH BROTHERS『ALL ASHORE』
(輸入CD Nonesuch 571873-2)

ニッケル・クリークのマンドリン奏者であったクリス・シーリーを中心に2006年結成。
従来のブルーグラス/アメリカン・ルーツ音楽を引き継ぎながら、ロック、ジャズ、クラシックなど様々な音楽ジャンルの要素を取り入れつつ進化を続けてきた5人組バンド、パンチ・ブラザーズ。

オリジナル・アルバムとしては2015年発表『The Phosphorescent Blues』(邦題:燐光ブルース)以来となる作。
2017年12月発売クリス・シーリーのソロ新作『Thanks For Listening』(
2018年1月4日今日のこの1曲で紹介)が素晴らしい出来だったので、パンチ・ブラザーズの方も期待して聴いたのですが...。

うーん、僕の聴き込みが足りないせいか、ちょっとまだピンと来ないんですよね。

今作はセルフ・プロデュースということで原点回帰的な部分と新味の融合も意図されていたと思います。
ただ、喜怒哀楽でいうと、喜と楽の部分があまり感じられないせいでしょうか。
もっと心弾む楽曲があればなあ、というのが正直な感想です。

まあでも、ライヴで聴いたら印象がガラリ一変しそうな感じもありますから、再来日を期待しましょうかね。
ということで、今日のこの1曲は今作中最も痛快に聴かせるインスト・チューン⑦「Jungle Bird」を。森 陽馬


2018年8月13日(月) GREENSKY BLUEGRASS 「Run or Die」

楽しかったフジロック2018から早くも2週間が過ぎました。

ボブ・ディラン出演が話題でしたが、ベストアクトは文句なしにこれっ!
2000年ミシガン州カラマズーで結成した5人組ブルーグラス・バンド、GREENSKY BLUEGRASS!

最終日3日目夜、フィールド・オブ・ヘヴンのトリというシチュエーションも良かったですね。
木々で囲まれた野外にて、ミラーボールの光が縦横無尽に周り照らし続ける中、繰り出される超絶演奏。

デッドとPHISHを足してブルーグラスで割ったようなジャム・バンド的白熱のライヴ!
あの一夜のあの場所へタイムスリップしたいなぁ~。

ということで、GREENSKY BLUEGRASS2016年発表アルバムからフジロックでも披露されたこの1曲。

マンドリン&ヴォーカルのPaul Hoffmanが中心に楽曲を制作しており、この曲も彼のペンによるもの。
マムフォード&サンズお好きな方にもオススメですね。森 陽馬


2018年8月12日(日) PERFECT YASAI PLUCK 「PARADISE」

猛暑続きの中、今日の東京はやや一段落、と思いきや、気温では測れない蒸し暑さでした。

“悲しき夏バテ”な感じですが、そんなグッタリしている時でも心地良く聴ける最近のお気に入り盤をご紹介。

PERFECT YASAI PLUCK『キミョウな休暇』
(国内CD DSB-32 2,400円+税)

PERFECT YASAI PLUCK(パーフェクト・ヤサイ・プラック)は新世代日本人ジャズ・バンドBlu-Swingの中村祐介(key)、小島翔(G)、蓮池真治(B)、宮本"ブータン"知聡(Dr)によるインスト・プロジェクト。

インストといっても、ジャズではなく、ロックでもなく、イージー・リスニングでもなく。
メロウ・グルーヴとバレアリック、フュージョンとチルアウトの対角線上的インストです。

言葉にするのは難しいのですが、とにかくもオーガニックなサウンドが気持ち良い全9トラック。

今日のこの1曲は、ギター・カッティングがゴキゲンなアーバン・グルーヴ・チューン⑦「PARADISE」。
シティ・ポップ好きの方にも是非聴いてもらいたいナンバーですね。

なお、この「PARADISE」と④「RADIANT」をカップリングしたアナログEPも発売されています。森 陽馬


2018年8月11日(土) ルビナーズ 「I Only Have Eyes For You」

過去4度来日公演を行っているアメリカのポップ・バンド、ルビナーズ。

2017年11月に行われたジャパン・ツアー最終日の9日。
カヴァー曲限定というスペシャルなライヴを収めたCDが今週発売になりました。

ルビナーズ『ナイト・オブ・オール・カヴァーズ』
(国内CD 解説・歌詞付 WSBCD-007 2,500円+税)

さすがルビナーズ!
ロック、ポップスのあんな曲こんな曲を、抜群の演奏力&ハーモニーで楽しませてくれます。

コーデッツ「Mr.Sandman」に始まり、バッドフィンガー「恋の嵐」、続けてビートルズ「抱きしめたい」、ザ・フーの「The Kids Are Alright」、ポール・リヴィア&レイダース「Kicks」、ベンチャーズ「Walk,Don't Run」、ラモーンズ「シーナはパンク・ロッカー」、エンニオ・モリコーネ作の「続・夕陽のガンマンのテーマ」なんてのもあり、全13曲。

本日はドゥーワップ・ナゲッツに乗っかりまして、フラミンゴスの名曲「I Only Have Eyes For You」を。
4人の素晴らしい歌声&ハーモニーが堪能できる1曲です。東尾沙紀


2018年8月10日(金) ジェイソン・ムラーズ 「Love Is Still The Answer」

憎悪や怒りに対して、見て見ぬふりをするのは簡単なこと。
拳を振り上げるのは実際難しいことかもしれません。

ただ、本当に必要なのはその拳を振り下ろすのではなく、愛で包み込もうとすることだ、と気づかさせてくれる1枚。

ジェイソン・ムラーズ『Know.』
(国内CD ボーナス・トラック2曲追加全12曲 解説・歌詞・対訳付 2,457円)

1977年生まれ男性シンガー・ソングライター、ジェイソン・ムラーズ。
オリジナルとしては6枚目となる2018年発表作が本日発売。

2016年アメリカ大統領選挙後、彼が書いた曲には悲しみ・怒り・不満が詰まっていたとのこと。
それは怒りの火に油を注ぐだけで何の意味もない、と感じた彼が新たに書いたのが「Love Is Still The Answer」。

♪質問はなぜ? なぜ僕らはここにいるの?
ハローと言って、さよならを言って、そして消えていくため?
素晴らしいこの人生、その目的は?
学ぶためかな、平和の成就を。あるいは戦争の成就を?♪

こう問いかけて、彼はこう結びます。
「やっぱり、答えは愛。愛こそがその答えなんだ」と。森 陽馬


2018年8月9日(木) チャーツ 「デザリー」

<ドゥー・ワップ・ナイト第3夜>です。

シュガー・ベイブ解散後1976年7月31日、東京・下北沢ロフトで山下達郎のライヴが行われました。
ファースト・ソロ・アルバム『サーカス・タウン』をアメリカへ録音しに行くちょっと前ということになります。

のんびりした雰囲気の中、山下達郎が歌ったのは彼の好きなアメリカン・ポップスの名曲たちでした。
「オン・ブロードウェイ」、「モンキー・タイム」、「スパニッシュ・ハーレム」、「グルーヴィン」など。

そして後半、「同じリズムで何曲でも歌えちゃうんだよね」と言い歌ってくれたのがドゥー・ワップのメドレーでした。
「アース・エンジェル」(ペンギンズ)、「デヴィル・オン・エンジェル」(クローヴァーズ)、「シンシアリー」(ムーングロウズ)、「ストーリー・アントールド」(ナッツメグス)、「アイム・ソー・ヤング」(ステューデンツ)、「イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト」(ファイヴ・サテンズ)、「ディザリー」(チャーツ)などを一節、二節歌うメドレー。
コーラスはないもののライヴで聴くドゥー・ワップの名曲に興奮したことを想い出します。

少ない限られた観客の前でしたが、すでに1976年の時点でこんなドゥー・ワップ曲をステージ披露していた山下達郎はやはり尊敬に値するミュージシャンです。

山下達郎が「人生最高の1曲」という「デザリー」も1976年7月31日に歌っていたんですね。
ということで、今日はそのオリジナル、チャーツ「デザリー」を聴いてみましょう。

『デザリー ~ドゥー・ワップ・ナゲッツVol.1』
(国内CD 山下達郎監修・選曲・解説、鈴木啓志曲目解説、歌詞付 WPCR-18040 1,852円+税)

この「デザリー」、我々の世代はローラ・ニーロ1971年発表名作アルバム『ゴナ・テイク・ア・ミラクル』の中のカヴァーで知った方も多いと思います。

最後に、この『ドゥー・ワップ・ナゲッツ』シリーズを企画したワーナーの宮治淳一さん、本当に御苦労さまでした。
あなたの根気強い権利許諾交渉がなければ、この素晴らしいコンピCDは我々の手元に届かなかったでしょう。
ありがとうございました。森 勉


2018年8月8日(水) ザ・コルヴェアーズ 「トゥルー・トゥルー・ラヴ」

今日は<ドゥー・ワップ・ナイト第2夜>ということで、『ドゥー・ワップ・ナゲッツVol.2』から選んでみたいと思います。

『ユア・テンダー・リップス ~ドゥー・ワップ・ナゲッツVol.2』
(国内CD 山下達郎監修・選曲・解説、鈴木啓志曲目解説、歌詞付 WPCR-18041 1,852円+税)

そもそも、ドゥー・ワップという音楽に僕がどうして惹かれるようになったかというと、『アメリカン・グラフィティ』サントラ盤の存在が大きかったと思います。

そこには、ティーンエイジャース「恋は曲者」と、リジェンツ「バーバラ・アン」が入っていて、その2曲をビーチ・ボーイズがカヴァーしていたので曲は知っていましたが、オリジナルは『アメグラ』サントラ盤で初めて聴いたのだと思います。
(ドゥー・ワップではありませんが、ボビー・フリーマン「踊ろよ、ベイビー」もこれで初めて耳にしました)

その他、クローヴァーズ「恋の特効薬」、オリオールズ「涙のチャペル」、スカイライナーズ「シンス・ドント・ハヴ・ユー」、モノトーンズ「ブック・オブ・ラヴ」等、ドゥーワップ(この頃はまだその言葉を知らなくて、黒人ヴォーカル・グループと総称していたかもしれません)の名曲がたくさん収録されていて、一気にこういった音楽のファンになってしまったわけです。

ドゥー・ワップという言葉は、おそらく1970年代中頃にスペシャリティー・レーベルから発売されていたオムニバス・レコード『doo wop』から自分の中でポピュラーな言葉になったと思います。

前置きが長くなりましたが、『Vol.2』は山下達郎コンサートの開場から開演までの間、会場内で流れているドゥー・ワップの曲を集めたコンピ。達郎自身が気に入った曲だけを集めて構成された保証付ものです。

みんなイイ曲ばかりですが、今日は19曲目に入っているコルヴェアーズ「トゥルー・トゥルー・ラヴ」を。
ベース・パートのヴォーカリストが大活躍するゴキゲンなアップ・テンポの曲です。森 勉



2018年8月7日(火) アールズ 「リメンバー・ミー・ベイビー」

苦節○十年、山下達郎監修・選曲・解説によるドゥー・ワップのコンピレーションCD『ドゥー・ワップ・ナゲッツ』3種が遂に発売になりました。

『Vol.1』、『Vol.2』は山下達郎コンサート会場でライヴが始まる前に流れているBGM用音源をCDにしたものです。
「ドゥー・ワップは自分自身の心の音楽」という山下達郎が選んだヒットはしていないけれど大好きだ!というドゥー・ワップ・ナンバーが並んでいます。

2008年から2017年のツアーで流れた曲の中から『Vol.1』に25曲、『Vol.2』に26曲が収められています。
『Vol.3』は山下達郎が一人多重録音で作り上げた『オン・ザ・ストリート・コーナー』(Vol.1~3)でカヴァーした楽曲のオリジナル、又は山下達郎が聴いていたヴァージョン全22曲収録されています。

今日はその『Vol.3』から1曲選んでみたいと思います。

山下達郎のおかげでドゥー・ワップとかアカペラという言葉が多くの人々に伝わり、その音楽自体の素晴らしさも理解されるようになり、たくさんのドゥー・ワップ名曲及び隠れた名曲を教えてくれました。

アールズ「リメンバー・ミー・ベイビー」はバリー・マン&シンシア・ワイル作品でしたが、1980年に『オンスト』が出る前まではほとんど知る人がいない曲でした。
しかし、達郎のナイス・カヴァーにより白人ドゥー・ワップ・グループ、アールズの名が達郎ファンの間では一気に認知されるようになりました。

『ザッツ・マイ・ディザイアー ~ドゥー・ワップ・ナゲッツVol.3』
(国内CD 山下達郎監修・選曲・解説、鈴木啓志曲目解説、歌詞付 WPCR-18042 1,852円+税)

Vol.1、Vol.2も順次紹介したいと思っています。森 勉



2018年8月6日(月) DYGL 「Bad Kicks」

東京発男性4人組ロック・バンド、DYGL(デイグロー)。

国内にとどまらず、アジアやヨーロッパでも精力的にツアーを行っている彼ら。
2018年2月に配信でリリースされた新曲「Bad Kicks/Hard To Love」が、先日7インチで発売されました。

DYGL「Bad Kicks/Hard To Love」
(国内EP HEA-005 1,500円+税)

UKのミュージシャンRory Attwellをプロデューサーに迎え、イギリスで録音された2曲を収録。

切れ味鋭いギター、Nobuki Akiyamaの歌声がこれまで以上に熱い「Bad Kicks」、
DYGL「Happy Life」(『Say Goodbye to Memory Den』(2017)収録)を彷彿とさせるまったりとした「Hard To Love」。
オープンリールを使用したアナログ録音によるザラついた音が、70年代パンクみたいでかっこいいです。

7インチ・シングルは1,000枚限定です。お早めに!東尾沙紀



2018年8月5日(日) Tim Bernardes (チン・ベルナルデス)「recomeçar」

<カエターノ・ヴェローゾ×ブライアン・ウィルソン>
<21世紀のブラジリアン・ソング・サイクル>

国内盤帯に記載されている上記の宣伝文句につられて購入した1枚。

チン・ベルナルデス(Tim Bernardes)『ヘコメサール (Recomeçar)』
(国内CD 日本語解説・歌詞・対訳付 THCD-538 2,300円+税)

シンガー/サックス奏者マウリシオ・ペレイラの息子として1991年1月に生まれたチン・ベルナルデス。
サンパウロ発ロック・バンド、O TERNO(ウ・テルノ)のシンガー&ギタリストだった彼の初ソロ作です。

ギター、ベース、ドラムス、各種キーボード&ピアノを全て一人で多重録音。
そのベーシック・トラックに、管弦楽器奏者を迎えストリングスを加えて制作された全13曲。

なるほど、ヴァン・ダイク・パークスからの影響を感じますね。
歌い方や楽曲に関して、ジェフ・バックリィを想起させられました。

今日のこの1曲はラストに収録されているタイトル曲「Recomeçar」(ヘコメサール・・・再出発の意)。
「キャロライン・ノー」を意識したような内省的・繊細な世界観が、弦楽器の美しい奏で表現されています。森 陽馬



2018年8月4日(土) ボズ・スキャッグス 「On The Beach」(ニール・ヤングカヴァー)

先週7/29フジロック・フェスでのこと。
ボブ・ディラン公演後、余韻を引きずりながらGreensky Bluegrassを見るためフィールド・オブ・ヘヴンへ移動。
そのヘヴンでは、ボズ・スキャッグス「Lowdown」が場内でかかっていました。

都会的なサウンドが魅力であるこの曲、ミラーボールの光が舞う山奥で聴いても不思議とマッチしていましたね。

さて、そのボズ・スキャッグスが2018年新作『アウト・オブ・ザ・ブルース』を発表しました。
2013年発表『メンフィス』、2015年発表『ア・フール・トゥ・ケア』に続く<ルーツ3部作>ラストは“ブルース”!

ボズ・スキャッグス『Out Of The Blues』
(国内CD ボズ自身による解説&日本語解説・歌詞付 ボーナス・トラック2曲追加 UCCO-1196 2,600円+税)

レイ・パーカーJr、チャーリー・セクストン、ウィリー・ウィークス、ジム・ケルトナー、ジム・コックス他参加。
影響を受けたと公言しているボビー・ブランドの楽曲やオリジナル含め、ボズ流ブルースを聴かせます。

その中にあって意外な選曲、ニール・ヤング「On The Beach」カヴァーを今日のこの1曲に。

ライナーノーツによると、ボズの息子とその友人による音楽制作&コンサートにてニール・ヤングを取り上げており、その息子達の薦めもあってマイナーブルース調なニール「On The Beach」をカヴァーしたそう。
なお、この曲のギター・ソロはドイル・ブラムホールⅡが弾いています。森 陽馬



2018年8月3日(金) Lack Of Afro feat.Nick Corbin 「Home」

2017年お気に入りのこの1枚で選んだ、イギリスのバンドNew Street Adventure
次世代のポール・ウェラーかも!?と好きになったバンドでしたが、2017年12月のライヴを最後に活動停止...。

バンドが無くなり非常に残念でしたが、フロントマンNick Corbinは既にソロとして動き出しており、近いうちに発表されるであろうソロ作への期待に胸が高まってます。
その彼がソロとなって初の音源となる参加作を今日はご紹介します。

現行英国ファンク/クラブ・シーンで活躍中のコンポーザー/DJ、Adam Gibbonsによるユニット、Lack Of Afro。

2007年発表1stから、約2年ごとのペースでアルバムを発表している彼が、6枚目となる新作『Jack Of All Trades』を自身のレーベルLOA RECORDSからリリースしました。

Lack Of Afro『Jack Of All Trades』
(輸入CD LOA014CD)

初期作品のアフロ・ビートを取り入れたファンキーなインストというイメージがありましたが、新作はほぼ全ての曲でヴォーカリストをフィーチャーし、60~70'sソウル・ファンの方も楽しめる歌ものアルバムとなっています。

Elliott Cole、Juliette Ashby、Wax、Herbal Tなど、Lack Of Afroとのコラボでお馴染みのアーティストのほか、Nick Corbinもヴォーカルで2曲参加。
Nickの穏やかな歌声が郷愁を誘うフォーキーなナンバー「Home」(沁みる良い曲です)を今日の1曲に。東尾沙紀



2018年8月2日(木) ハンバートハンバート 「永遠の夕日」

当店が選ぶ2017年ベスト>にも選出した佐野遊穂&佐藤良成夫婦デュオ、ハンバートハンバート。

2018年で結成20周年! フォークをコンセプトにほぼ2人だけで録音したアルバム第2弾を発表しました。

ハンバートハンバート『FOLK2』
(国内CD 初回限定2017年9月9日日比谷野音ライヴDVD付 DDCB-94021 3,000円+税)

モンゴル800「小さな恋のうた」、森高千里「渡良瀬橋」、荒井由実「ひこうき雲」、加川良「教訓1」カヴァーから、「ホンマツテントウ虫」、「おいらの船」、「虎」、キセルをゲストに迎えた「おなじ話」等セルフ・カヴァー含めた全12曲。

60~70年代フォークの良心を引き継ぎつつ、ハンバート流の新時代フォークを表現した1枚です。

今日のこの1曲は、唯一のオリジナル新曲「永遠の夕日」を。

歳をとり髪も白くなった"僕"が昔の恋人を想い出し、夕焼けの色へその想いを馳せるナンバー。
今まで2人が歩んできた道筋と出会ってきた楽曲への想いが、この歌へ込められているように感じます。森 陽馬



2018年8月1日(水) イトウサチ 「静かな夜に」

イトウサチさんがアルバムを制作している、と話を伺ったのは数年前のことだったと思います。

東京ローカル・ホンクの新井健太さん(B)&井上文貴さん(G)と組んだイトウサチ&ブンケンバレエ団。
ライヴは不定期に行っていたものの、CD作品はなかったので僕はずっと楽しみにしていました。

そして、2017年末発売が決定!発売記念ライヴも行われることとなりましたが、、、。
そのレコ発ライヴまでに完成へ至らず、アルバム発売は2018年へ持ち越しに。
2018年も季節は夏、そして、そして遂に!やっと!7月31日発売が決まり僕の手元にアルバムが届きました!

イトウサチ&ブンケンバレエ団『きぼうのうた』
(国内CD KZNK-0001 2,300円+税)

この1枚、この1曲が完成するまで、様々な苦悩、思案、そして“希望”が交錯しただろうな。

彼女のまっすぐな歌と、それを支えるバック演奏のアンサンブル。
さりげない一音一音、更には音の隙間からも、3人の気持ちが伝わってくるようです。

今作の発売記念ライヴも以下決まりました。
8月18日(土)高円寺JIROKICHI、8月29日(水)武蔵小山アゲイン、9月1日(土)新高円寺STAX FRED。

僕が出したCDではないのですが、このCDを手に取って聴いていただけたら本当にうれしいですね。森 陽馬



2018年7月31日(火) ボブ・ディラン 「Make You Feel My Love」

フジロック・フェス3日目(2018年7月29日)、行ってきました。

あーー、楽しかったー!
個人的に思いついたこと、記憶していることを箇条書きにしてみますね。

・越後湯沢駅シャトルバス待ちが長蛇の列。例年より電車で来た人が多かったのかも。(外国人も多い)
・会場到着直後11時頃、半端じゃない暴風雨。レインコート着用にも関わらずあっという間に全身びしょ濡れに。
・暴風雨→曇り→カンカン照り→弱雨→天気強雨→晴れ、とヴァラエティに富んだ苗場らしい天候の1日。
・WESTERN CARAVAN、フィールド・オブ・ヘヴン昼時にピッタリな雰囲気。
・今年グラストンベリー・フェスがないため、元オレンジコートの場所に英国からUNFAIRGROUNDテント登場。
・Smash日高さん推薦のキューバ多人数バンド、INTERACTIVO。めちゃくちゃな感じで面白かった。
・KACEY MUSGRAVES、超ミニスカートに男性釘づけ!?  ラスト何故か日本舞踊とコラボ。
・ANDERSON PAAK、見に行けなかったが大人気で好評だったとのこと。
・JACK JOHNSON、夕暮れ前のグリーン、最高に心地良い!GREENSKY BLUEGRASSの人もゲスト出演。
・BOB DYLAN前「多くの人が見れるように立ってください」とスタッフが呼びかけ、芝生で座っていた人起立。
・BOB DYLAN、ギターのインスト演奏中、ステージ上に御大突然登場。珍しくビジョンにディラン映し出される。
・BOB DYLAN、ピアノを立って弾きながら歌うスタイル。歌の途中ニヤリと微笑むシーンも。
・BOB DYLAN、2016年来日時よりロックな選曲&演奏アレンジ。ジャズ・スタンダードカヴァー無し。
・BOB DYLAN、ギターは持たなかった(数日前の韓国公演ではギター披露したらしい)。
・BOB DYLAN、ラストは「Ballad Of A Thin Man」→「Blowin' In The Wind」。最近のセットリストとは逆に。
・DYLANで感無量だったが終了後すぐ移動。ホワイトのceroを横目にヘヴンのGREENSKY BLUEGRASSへ。
・GREENSKY BLUEGRASSはドラムレスのジャム・バンド。ラストにPHISHカヴァーも。最高!
・夜のフィールド・オブ・ヘヴンはやはり格別。またこの場へ戻ってきたい、と毎度ながら名残惜しく思う。
ちょっと長くなってしまったのでこのへんで。

ボブ・ディランのステージで一番印象に残ったのは、中盤あたりで披露した「Make You Feel My Love」。
この曲のディラン本人によるハーモニカ・ソロ、徐々に消えていく夕陽とシンクロして、とても感動的でした。
長いようで短かった1日を労ってくれているような、そんな優しい音色でした。

オリジナル・アルバムとしては1997年発表作『Time Out Of Mind』に収録されていますが、アデルやビリー・ジョエルのヴァージョンも有名。ベスト盤にも収録されています。森 陽馬

★掲載ジャケットは「Make You Feel My Love」収録『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ボブ・ディラン』。
(国内2枚組CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-31035 2,500円+税)



2018年7月30日(月) リッチー・ヴァレンス 「ラ・バンバ」

リッチー・ヴァレンスの生涯をルー・ダイアモンド・フィリップスが演じて映画化された『ラ・バンバ』(1987)は、とても感激した映画でした。

現在のように映像がすぐ商品化される時代ではなかったので、3回ほど映画館へ通った記憶があります。

映画の中で「ラ・バンバ」をはじめ、リッチー・ヴァレンスの歌を歌っていたのは、ロス・ロボスでした。
適任といった素晴らしい出来でした。

そう、ステージで演奏するシーンでは、バディ・ホリー役のマーシャル・クレンショーや、エディ・コクラン役のブライアン・セツァーの熱演も忘れられませんね。

ということで今日は、オリジナルのリッチー・ヴァレンスを聴いてみたくなりました。

リッチー・ヴァレンス『ラ・バンバ』
(国内CD 解説・歌詞付 WPCR-27801 952円+税)

「ラ・バンバ」の他にもノリノリの「カム・オン・レッツ・ゴー」、ナイス・バラード「ドナ」など名曲も収録されています。

リッチーって、どの写真見ても貫禄があって、とても17歳に見えないんですよね。森 勉


2018年7月29日(日) ayU tokiO 「一人暮らし」

男性シンガーソングライター、猪爪東風(イノツメアユ)によるソロ・プロジェクト、ayU tokiO(アユ・トーキョー)。

名作『新たなる解』以来、約2年ぶりとなる新作2nd『遊撃手』が先日リリースされました。

ayU tokiO『遊撃手』
(国内CD AICP-012 2,500円+税)

アルバム終盤に収録された「一人暮らし」という曲が特に好きで、発売以来繰り返し聴いています。

どこか奇妙さ、寂しさを漂わせ、美しいストリングスの旋律が、不思議な余韻を残すこの曲。
ヴォーカル&コーラスで参加した、やなぎさわまちこ、佐久間幸子(SaToA)、松本従子(MISOLA)、3人の声の重なりの気持ち良さ、ひねりの効いたアレンジが聴きどころ!

まだまだ聴き込みが足りませんが、『遊撃手』はとても中毒性のある作品なのかもと感じています。

平見文生(b)、小川タカシ(g/カンバス)、すずきみすず(cho)などが参加。
ミックスは自身のほか、ayU tokiO作品でお馴染みの佐藤清喜(microstar)、森達彦(hammerlabel)が担当しています。

アナログ・レコード、カセットも同時にリリースされました。

レコードは、頭脳警察の1stのLPを参考にされたそうで、通常より少し大きめなサイズとなっています!
いでたつろうによる独特なイラスト・ジャケットも、CD、レコード、カセットでそれぞれちょっとした違いが...。
パッケージにも猪爪さんのこだわりが詰まっています。東尾沙紀

2018年7月28日(土) ASA-CHANG エマーソン北村 「丘を越えて」

寺尾紗穂さんが編集した書籍『音楽のまわり』が当店に入荷しました。

・(書籍)『音楽のまわり』(1,800円+税)

寺尾紗穂さんが繋がりのあるミュージシャン9名へ声をかけ各々エッセイを寄稿。
紗穂さんによるコメントと小林エリカさんの画を添え、そして紗穂さん自身のエッセイも加えて纏めた1冊。
(ユザーンによる『十月二十一日の昼ごはん』がとても面白かった!)

その『音楽のまわり』で執筆しているエマーソン北村が、ASA-CHANGと組んだCDを発表したので紹介しましょう。

ASA-CHANG エマーソン北村『Debut』
(CD AP1076 2,000円+税)

エマーソン北村の浮遊感あるキーボードと、ASA-CHANGによるタブラボンゴ&トランペットがゴキゲンな1枚。

今日のこの1曲は、2曲目に収録されている「丘を越えて」。
この曲は、小泉今日子1990年発表シングル曲ですが、ASA-CHANG在籍時の東京スカパラダイスオーケストラが編曲・演奏を担当していたナンバーとのこと。ASA-CHANGの歌声とトランペットがとってもイイ感じです。

なお、ジャケットは細野晴臣『トロピカル・ダンディー』等で知られるヤギヤスオ氏が手掛けています。森 陽馬


2018年7月27日(金) The Wild Feathers 「Big Sky」

昨日紹介したジェイホークス新作の5曲目「Backwards Women」。
とりわけカントリー・ロックな仕上がりのこのナンバーは、The Wild Feathersとの共作楽曲でした。

そのThe Wild Feathersの新作も先日発売されたので取り上げておきましょう。

The Wild Feathers『Greeting From The Neon Frontier』
(輸入CD Reprise 9362-49061-3)

The Wild Feathersは2013年メジャー・デビュー、ナッシュビルを拠点に活動中の男性4人組ロック・バンド。
今作は彼らの3作目となる2018年発表オリジナル・アルバム。

2016年発表2nd『Lonely Is A Lifetime』はニール・ヤング&ザ・クレイジーホース的な演奏・楽曲もありましたが、今回は<正統派アメリカン・ロックをより実直に正統化した>ようなカントリー・アメリカン・ロックな1枚です。

今日のこの1曲は、ジェイホークスっぽいコーラス&展開で聴かせる⑦「Big Sky」を。森 陽馬


2018年7月26日(木) THE JAYHAWKS 「Carry You To Safety」(邦題:約束するよ、君に)

2018年アメリカン・ロック・アルバム・ベスト確定!

僕の大好きなバンド、ジェイホークス。
2016年『Paging Mr. Proust』以来、約2年ぶり新作アルバムを発表しました。

ザ・ジェイホークス『寂れたモーテルとズッと続く道と』(Back Roads And Abandoned Motels)
(国内CD 天辰保文解説・歌詞・対訳付 SICP-5814 2,400円+税)

1990年代メジャー・デビューした頃、<正統派アメリカン・ロックを継承する新星バンド>的なイメージでしたが、そんな彼らも2018年で結成33周年。
メンバー・チェンジもありましたが、グッドメロディー&見事なコーラス・ワークは変わらず健在です。

特に今回のアルバムは、近作中でも出色な素晴らしい仕上がり。
1995年発表名作『Tomorrow The Green Grass』気に入っていた方、イーグルスやウエスト・コースト・ロックお好きな方にも是非聴いてもらいたい傑作!

フリートウッドマックやエイミーマンを彷彿とさせる①「Come Cryin' to Me」等、女性メンバーのカレン・グロットバーグがリード・ヴォーカルをとる新味もありますが、ジェイホークスらしい叙情感漂う新曲⑩「Carry You To Safety」(邦題:約束するよ、君に)を今日のこの1曲に。森 陽馬


2018年7月25日(水) GOMES THE HITMAN 「虹とスニーカー」

結成25周年!そして2019年でデビュー20周年を迎えるGOMES THE HITMAN <ゴメス・ザ・ヒットマン>。

山田稔明(vo,g)、高橋結子(drs)、堀越和子(key)、須藤俊明(b)。
それぞれソロやサポートで活躍してきた4人が集結!バンドとしては13年ぶりとなる新録盤がリリースされました。

GOMES THE HITMAN『SONG LIMBO』
(国内CD GTHC-0013 2,778円+税)

90年代~2000年代前半に書かれ、会場限定CDRでの発売やライヴで披露され人気となりながらも、正式なリリースはされてこなかった楽曲をメンバー4人のみで新録した作品。

センチメンタルな夏から、心地良い風吹く秋、鈴の音が鳴り響く冬、旅立ちの季節に物想う春....
澄んだメロディと気持ち良いバンド・アンサンブルと共に駆け抜けていく四季の歌の数々。

今日の一曲は、疾走感溢れるサウンドが、スカッと広がる夏空にぴったりの「虹とスニーカー」を。

2019年12月頃に<ネオアコ>をテーマとした、バンドの完全なる新作もリリースする予定とのことで楽しみですね。

GOMES THE HITMANが2000年代リリースした『mono』(2002年)、『omni』(2003年)、『ripple』(2005年)の3作品に未発表音源などボーナス7曲をプラスしたリイシューBOX『00-ism(ノーティーイズム)』も本日発売。
山田稔明2013年の名作ソロ3rd『新しい青の時代』、5周年記念アナログ盤も入荷しました!東尾沙紀


2018年7月24日(火) イトウサチ&ブンケンバレエ団 「きぼうのうた」

<夢を追いかけながら 道に迷った半そで半ズボンの風の子は、
哀しみや痛みを乗り越えて、もう一度前を向く。そして歩き出す。
「きぼうのうた」は、そんな“ぼく”の背中をそっと押してくれる。> PET SOUNDS RECORD 森 陽馬

女性シンガー・ソングライターのイトウサチさん。
そして、東京ローカル・ホンク新井健太(B)&井上文貴(G)が脇を固めるバンド、イトウサチ&ブンケンバレエ団。

待望のアルバムが7月31日発売決定いたしました。

イトウサチ&ブンケンバレエ団『きぼうのうた』
(2018年7月31日発売 国内CD KZNK-0001 2,300円+税)

彼女の凛とした歌声と、心の隙間を優しく埋めてくれるようなバック演奏が滋味深く沁みる素晴らしい1枚。

8月18日(土)高円寺JIROKICHI、8月29日(水)武蔵小山アゲイン、9月1日(土)新高円寺STAX FRED。
上記にて発売記念ライヴがあり、7月31日より当店及びイトウサチさんのサイトでも先行発売される予定。
ライヴへ足を運べない方には、通販でお買い上げいただけます。

女性シンガー好きの方、そして東京ローカル・ホンクファンの方々には是非聴いてもらいたいですね。森 陽馬


2018年7月23日(月) スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト 「コルコヴァド」

文芸誌『文學界』2018年7月号に村上春樹の最新短編が3作掲載、興味深い仕上がりでした。

特に、『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ』という短編がとても面白い!

「チャーリー・パーカーがボサノヴァ作品をもしも発表していたら」という"僕"の想像が様々な形となって表れ、そしてチャーリー・パーカーが"僕"の夢に出てくる、というジャズ好き垂涎のなんとも不思議な小説。

「もしこのアーティストがこんな作品を録音していたら、...」という架空のアルバムに対する憧れは、音楽ファンなら誰しも想像したことがあるはず。そんな楽しい想像と夢の世界を春樹自らの世界観で描いています。

現代ネット社会におけるデマ発信とその反応も皮肉っているのかな。長編も書いて欲しいですね。

ちなみに、短編内で紹介された<チャーリー・パーカー幻のボサノヴァ作>は1963年夏録音の設定。
実際に1963年春には、アメリカの名サックス奏者スタン・ゲッツが、ジョアン・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビンと共にボサノヴァ・アルバムを制作。『ゲッツ・ジルベルト』というタイトルの名盤を残しました。
チャーリー・パーカーが夢の中で演奏してくれたという「コルコヴァド」もこの名作に収録されています。森 陽馬

★掲載ジャケットはスタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト『ゲッツ・ジルベルト』
(国内CD UCCU-5555 1,500円+税)


2018年7月22日(日) Jennifer Warnes 「Why Worry」

2018年上半期にリリースされた女性シンガー作品の中で、5本指に入る1枚。

Jennifer Warnes『Another Time, Another Place』
(輸入CD BMG 538358052)

ジェニファー・ウォーンズは1947年生まれシアトル出身の女性シンガー。
一般的には映画『愛と青春の旅立ち』主題歌「Up Where We Belong」(ジョー・コッカーとのデュエット)で有名ですが、僕はジャクソン・ブラウン作「These Days」等を歌っている1972年発表作『ジェニファー』が愛聴盤です。

今作は、2018年デビュー50周年を迎えた彼女が17年ぶりにリリースした新録アルバム。

テキサス/オースティン録音、レナード・コーエンとの仕事でも知られるRoscoe Beckとの共同プロデュース。
グレッグ・リーズ、サニー・ランドレス、ディーン・パークス、レニー・カストロ、ヴィニー・カリウタ等参加。

人間味、温もりをより纏った歌声は、一服の清涼剤となり心に安らぎを与えてくれます。

パール・ジャム「Just Breathe」(エディ・ヴェダー作)、デレク・トラック・バンド「Back Where I Started」(ウォーレン・ヘインズ&デレク・トラックスの共作)、ジョン・レジェンド「Once I Was Loved」等カヴァーの中から、沁みるダイアー・ストレイツ「Why Worry」(マーク・ノップラー作)を今日のこの1曲に。森 陽馬


2018年7月21日(土) クール・キャッツ 「あの娘のスタイル」(She's Just My Style)

60'sはまだまだネタの宝庫だなぁ、と思いました。

1964年にビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」を日本語詞でカヴァーして、日本コロンビアからデビューした4人組コーラス・グループ、クール・キャッツ。
当時名前は目にしたことがありましたが、色々な曲を今回初めて聴いて、その選曲の面白さにびっくりしました。

こんな曲をカヴァーしてレコードとして発売していたんだぁ~~。
「プリーズ・ミスター・ポストマン」(マーヴェレッツ、ビートルズ)、「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」(コントゥアーズ、デイヴ・クラーク・ファイヴ)あたりは常識的な範囲としても、「もっと寄りそって~Come A Little Bit Closer」(ジェイ&アメリカンズ)、「ルック・オブ・ラヴ」(レスリー・ゴーア)、「ウーマン」(ゾンビーズLPの中の1曲)、「アイ・キャント・ストップ」(ハニーカムズ)、「シンキング・オブ・ユー・ベイビー」(デイヴ・クラーク・ファイヴ)、「涙のクラウン~Everybody Loves A Clown」「あの娘のスタイル~She's Just My Style」(2曲ともゲイリー・ルイス&プレイボーイズ)、そして「孤独の世界~The Sounds Of Silence」(サイモン&ガーファンクル)。

スゴイです。全部シングルとして発売しているんですからね。
当時レコード屋さんでジャケット見たのかもしれないけど、全く記憶に残っていませんでした。失礼しました。

今日のこの1曲は、エリー・グリニッチ作品「ルック・オブ・ラヴ」も捨て難かったのですが、漣健児の♪僕のこのみに 全部ピタコン♪という歌詞にハマった「あの娘のスタイル」を挙げておきます。

クールキャッツ『プリーズ・プリーズ・ミー ~ベスト・コレクション1964-1966』
(国内CD 限定盤 解説・歌詞付16ページブックレット 全25曲 UVPR-10019 1,000円+税)
以前2,500円でしたが、グッと値下げして今なら1,000円+税です。森 勉



2018年7月20日(金) Charles Lloyd & The Marvels 「Defiant」

CDorレコードを開封し、音楽をかけた瞬間の出音。

この瞬間、その作品の印象が決まると言っても過言ではないと思います。

今日紹介するこのアルバムも、その第一音から引き込まれた1枚。

Charles LLoyd & The Marvels + Lucinda Williams『Vanished Gardens』
(輸入CD Blue Note B002843502)

チャールス・ロイドは1938年アメリカ/メンフィス・テネシー出身、1960年代から活動しているジャズ・サックス奏者。
2018年で80歳を迎えた彼が、女性シンガーのルシンダ・ウィリアムスを迎えて制作したアルバムです。

2016年発表『I Long To See You』(
2017年1月21日今日のこの1曲で紹介)に続き、The Marvels(ビル・フリーゼル、グレッグ・リーズ、ルーベン・ロジャース、エリック・ハーランド)をバックに、奥深いサックスの音色を響かせる傑作。

ジミヘンカヴァー「Angel」等で聴けるルシンダの歌も魅力ですが、チャールス・ロイドのテナー・サックスが、グレッグ・リーズのペダル・スティールと重なり更に味わいが増している①「Defiant」を今日のこの1曲に。森 陽馬


2018年7月19日(木) カンバス 「ラバー」

日本のポップス新譜、キリンジお好きな方にオススメです。

2009年結成、小川タカシと菱川浩太郎による福岡出身男性2人組ユニット、カンバス。
2013年発表前作『流星のベクトル』から約5年ぶりとなる新作2ndアルバムが入荷しました。

カンバス『アイランド』
(国内CD HRBR-009 2,300円+税)

Vo,の小川さんはウワノソラ『陽だまり』収録曲「遅梅雨のパレード」にゲスト参加など話題もありましたが、次のアルバムはまだかな?と首を長くして待っていた方も多いではないでしょうか。

待望の2ndも、爽やかなヴォーカル&ハーモニー、胸弾むメロディが詰まった渾身の1枚!

北山ゆう子(drs)、月の満ちかけの今井カズヤ(key)、ayU tokiOのサポート等でも活躍する大石陽介(g)、高木沙耶(sax)、
山田翔一(trombone)が参加。

2016年2月に7インチ・シングルでリリースされ、当店でも評判だったマイクロスター佐藤清喜プロデュース曲「この街の夜さ」と、カップリング「Sunset202」の2曲も収録されています。

愛する人へ向けた想い溢れる詞と、オフコース風懐かしいメロディにグッときたラヴソング「ラバー」を今日の1曲に。

お買い上げの方には先着特典として、未発表音源「ディナー」収録CD-Rが付きます!
(フォーキーで落ち着く1曲です。) 東尾沙紀


2018年7月18日(水) ジョアン・サビア 「na casa de sol」

こんなに猛暑が続くと、ブラジル音楽が聴きたくなりますね。

でも、ボサノヴァだとまったりしてちょい食い足りない、という方に超オススメのアルバムが本日発売!

ジョアン・サビア『JOAN』
(国内CD 中原仁さんによる解説付 PCD-24747 2,400円+税)

JOAO SABIAは1981年生まれリオ出身、現在はサンパウロを中心に活動している男性シンガー・ソングライター。
2000年代は俳優として活動し2006年歌手デビュー。今作が4枚目のオリジナル・アルバムです。

2015年発表作『Nossa Copacabana』に続き、聴いていて心地良い雰囲気になる仕上がり。

生音の温もりが伝わってくる落ち着いたサウンドと優しい歌声。
<1980~90年代ジェイムス・テイラー的なアーバン・メロウMPB>と評したくなる1枚ですね。

今日のこの1曲は、エレピの音色が和む③「na casa de sol」(太陽の家)を。森 陽馬


2018年7月17日(火) ボブ・ディラン 「くよくよするなよ」(Don't Think Twice, It's All Right)

地域に根差した活動を行っているコミュニティや、様々なフェスの魅力を紹介しているフリーペーパー、DEAL
元Switchの菊地崇さんが責任編集し年3~4回作られる冊子、僕も愛読しています。

そのDEAL新号が入ってきました。
(欲しい方はレジで「DEALが欲しい!」とおっしゃってくださいね。)

また、DEALに関わる写真&アートの展覧会がbasement Ginza(Ploom Sho銀座店B1F)で行われています。
フェスでライヴペインティングを行っているGravityfreeの絵や、宇宙大使☆スターによるフェス写真等を展示中。
7月14日~7月24日まで入場無料です。

さて、フェスと言えばフジロックまであと10日と近づいてきました。
今年の目玉はボブ・ディランだと思いますが、日本のフェス初参戦となるディランの来日記念盤が本日入荷。

ボブ・ディラン『ライヴ:1962-1966~追憶のレア・パフォーマンス』
(国内2枚組CD 日本盤のみボーナス・トラック追加 解説・歌詞・対訳付 SICP-31180 2,800円+税)

近年ヨーロッパで発売されていたレア・ライヴ音源収録アナログ盤から主にセレクトした2枚組CD。
1966年のライヴ音源以外は全て世界初CD化!

「ディランとホットハウスがかぶらないことを祈る」(2018年7月5日今日のこの1曲参照)と書いた直後タイムテーブル発表→ややかぶりで落胆していましたが、この曲を聴いてディランに慰めてもらいましょうか。森 陽馬


2018年7月16日(月) クリス・レインボウ 「リング・リング」

クリス・レインボウは1970年代後半に優れた作品を残してくれた1946年生まれのイギリス/グラスゴー出身男性シンガー・ソングライター。

近年はソフト・ロックの範疇で語られることも多いブリティッシュ・ハーモニー・ポップの重要アーティストです。
ヒット曲はありませんが、良質なポップスを数多く届けてくれました。

その中から、1979年発表3rdアルバム『ホワイト・トレイルズ』が12インチ・ヴァージョン等をボーナス曲として追加した形で再発されました。

クリス・レインボウ『White Trails』
(国内仕様CD 日本語解説付 ATOZ-110 2,400円+税)

キャッチーな「ラ・ラ・ラ」のコーラスで始まる「ラヴ・ユー・エターナリー」(2018年6月10日放送サンデー・ソングブックでオンエアされましたね)を1曲目に、作り込んだサウンドと多重に重ねられたコーラスが楽しめる極上のポップ・ミュージックになっています。

今日は4曲目に収録されている「リング・リング」を。
エリック・カルメンと70'sビーチ・ボーイズが合体したような軽快なテレフォン・ソングです。森 勉


2018年7月15日(日) the innocence mission 「records from your room」

2019年でデビュー30周年を迎える米ペンシルベニア州出身男女3人組、ジ・イノセンス・ミッション。

約3年ぶり、10枚目となるオリジナル・アルバム『サン・オン・ザ・スクエア』がリリースされました。

the innocence mission『sun on the square』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 PCD-24742 2,400円+税)

独特の揺らぎを持ったカレン・ぺリスの無垢な歌声、ギターを爪弾くやさしい音色、叙情的なストリングス。
イノセンス・ミッションの楽曲はどこか物悲しさが漂うのに、陽の光のようなあたたかさもあって、いつも聴く者を深く心地良い音の世界へ連れていってくれます。
私はいつも子守唄がわりに聴いています。

ボサノヴァのテイストが加えられたタイトル曲「sun on the square」には、カレンとギタリストのドン・ぺリスの子どもたち2人が、ヴィオラとヴァイオリンで参加。弦の響きにひきこまれます。

今日の1曲は、1曲目の「records from your room」を。

♪きみの部屋からレコードが花咲くようにあふれだす
この曲のカレンの美しい詩がとても素敵です。東尾沙紀



2018年7月14日(土) Playing For Change 「Listen To The Music」 (feat Char)

日本でも大和証券グループCMで使われ知られることとなったチャリティー・プロジェクト<Playing For Change>。

プロデューサー/エンジニアのマーク・ジョンソンが主宰し、世界各地のミュージシャンが参加。
国境・人種・文化・宗教を越えた繋がりを表現し、音楽を通してチャリティー活動を展開していくコラボ・ユニットです。

2009年に第一弾(「Stand By Me」収録)が出た後、2011年Vol.2、2014年Vol.3がリリース。
そして、この度2018年版『Playing For Change - Listen To The Music』が発売されました。

『Playing For Change - Listen To The Music』
(輸入CD MTM0253)

全12曲中、計25か国/全210アーティストが参加。
(ジャック・ジョンソン、バディ・ガイ、デヴィッド・クロスビー、ドクタージョン、ウォーレン・ヘインズ他)

ボブ・ディラン作「All Along The Watchtower」、ブエナ・ビスト・ソシアル・クラブで有名な「Chan Chan」、サム・クック作「Bring It On Home To Me」等を各ミュージシャンの個性を活かしたアレンジで楽しめます。
ワールド・ミュージックお好きな方にもオススメの1枚。

今日のこの1曲は、ドゥービー・ブラザーズ名曲カヴァー新緑「Listen To The Music」を。
トム・ジョンストン&パトリック・シモンズ他、日本から我らがChar、平井大も参加しています。森 陽馬


2018年7月13日(金) 坂本慎太郎 「ディスコって」

♪今年も盆にはみんな来る さあ迎えよう 迎え火で♪
(坂本慎太郎「ディスコって」歌詞より)

迎え火とは、お盆に帰ってくる先祖・故人の霊が迷わないよう、火を焚き目印となる煙を出す風習のこと。
盆の入り前となる7月13日(もしくは8月13日)に行います。

現代はしきたり通り行うのが難しくなっているかもしれませんが、行動や言葉に出さなくとも、心の中で想いを込め感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね。

坂本慎太郎2016年7月発表アルバム『できれば愛を』に収録されている「ディスコって」。
(国内CD 初回限定盤インストCD付2CD仕様 ZEL-15s 2,600円+税)

スティール・ギターが絡む不思議な浮遊感漂うディスコ讃歌。
それでいて、ディスコって、踊るって、そして生きるってことを考えさせられます。

村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』中の言葉。
「音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。~踊るんだ、踊り続けるんだ。」
そんな一節も想い出しました。森 陽馬


2018年7月12日(木) The Charts 「Deserie」

山下達郎新曲好評発売中ですが、達郎ファンに是非注目してもらいたいアイテムがあります。

『ドゥーワップ・ナゲッツ』!
Vol.1、Vol.2、Vol.3の3種、8月8日発売が決定しました。
(山下達郎監修・選曲・解説 WPCR-18040、18041、18042 各1,852円+税)

山下達郎コンサート会場では開演前にドゥーワップが毎回かかっています。
これは、達郎さん自身が選曲しているドゥーワップ秘蔵音源なのですが、その中から厳選したコンピがこれ!

Vol.1とVol.2は、達郎さんの思い入れタップリなドゥーワップ隠れた名曲が各25曲。
Vol.3には山下達郎『オンスト』シリーズのオリジナル曲&達郎さんが手本とした楽曲を22曲収録。
オールディーズ/ドゥーワップ好きの方垂涎の音源多数!楽しみですね。

今日のこの1曲は、その『ドゥーワップ・ナゲッツ』Vol.1、冒頭1曲目に収録されるThe Charts「Deserie」を。

「人生の数あるドゥーワップの中で最も好きな1曲!」
「何百回、何千回聴いたかわからないくらい大好きな、永遠のオールタイム・フェイヴァリット」
と、山下達郎さんが語り、サンデーソングブックでもオンエアされたナンバーです。森 陽馬


2018年7月11日(水) 山下達郎 「うたのきしゃ」

山下達郎のニュー・シングル。
昨日は「ミライのテーマ」を紹介しましたが、今日はカップリング「うたのきしゃ」を取り上げたいと思います。

今回、収録曲の内容は同じ・ジャケット違いで、初回盤(昨日掲載)と通常盤(本日掲載)があります。
みなさん、お好きな方をお選びください。

山下達郎『ミライのテーマ/うたのきしゃ』
(通常盤CD WPCL-12893 1,000円+税)

細田守監督映画『未来のミライ』エンディング・テーマ「うたのきしゃ」も心弾む軽快な曲です。

汽車の汽笛のような音で始まり、達郎自身の小気味よいリズム・ギターがちょっと控えめながら気持ち良く鳴り響く中、存在感あるヴォーカルが映える5分55秒の曲です。

山下達郎のシングルには1995年以降ずっとオリジナル・カラオケが付いていますが、今回も付いていますよ。
「ミライのテーマ」と「うたのきしゃ」のカラオケは達郎自身が演奏している楽器のヴァリエーションが色々なので、達郎サウンドがお好きな方には、歌うというよりか聴いて楽しめるものになっていると思います。

そして、カラオケでははっきり聴こえてくるコーラス。
歌入りヴァージョンでは脇役ですが、カラオケでは主役級のインパクトを与えてくれます。
やっぱり、達郎のコーラスは最高! 森 勉



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

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