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 今日のこの1曲コーナー


ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2017年6月26日(月) Cornelius 「bird watching at inner forest」(penguin cafe mix)

久々の新作アルバムが6月28日発売、フジロック出演含め期待が高まっているコーネリアス。

RECORD STORE DAY2017にて即完売し問い合わせが多かった関連アナログ盤が少量再入荷しました。

Penguin Cafe : Cornelius 『umbrella ep』
(輸入12inchアナログ eratp096lp)

アンビエント/環境音楽的な魅力で1980年代日本でも人気を博したペンギン・カフェ・オーケストラ。
そのリーダーであったサイモン・ジェフスの息子アーサー・ジェフスが中心となり活動しているPenguin CafeとCorneliusがコラボしたEP(12インチ)です。

Penguin Cafe「Solaris」をCorneliusが新たにmixした楽曲。
コーネリアス2001年発表アルバム『POINT』収録曲「Bird Watching At Inner Forest」をPenguin Cafeがmixしたヴァージョンなど計4トラックが収録されています。

RECORD STORE DAY2017では1,000枚限定で日本には100枚ほどしか入荷しなかったと噂されているこの盤。

コーネリアス6/28新作『Mellow Waves』の世界観とも繋がるサウンド・スケープをご堪能ください。 森 陽馬


2017年6月25日(日) クロディーヌ・ロンジェ 「クリエイターズ・オブ・レイン」

今年も梅雨の季節になりました。

湿気が多く鬱陶しい時期ですが、雨に因んだ曲を探して聴いたりしていると結構気が紛れて逆に楽しくなったりするものです。

古今東西、雨の歌はたくさんありますね。
「悲しき雨音」、「恋の雨音」、「雨にぬれても」、「雨の日と月曜日は」、「雨に消えた初恋」、「雨は手のひらにいっぱい」、「雨のウエンズデー」、「雨のステイション」、「こぬか雨」、「雨の御堂筋」、「長崎は今日も雨だった」などなど、有名なところを挙げていくだけできりがないので、今日はあまり知られていない雨の歌を。

ささやきヴォーカルの極致、クロディーヌ・ロンジェが1967年に発表した2ndアルバム『恋の面影~ザ・ルック・オブ・ラヴ』には、3曲も雨関連曲が入っています。
(国内CD ユニヴァーサル 解説・歌詞・対訳付 UICY-76737 1,000円+税)

「マン・イン・ア・レインコート」、「シンク・オブ・レイン」、「クリエイターズ・オブ・レイン」。
今日はその中から「クリエイターズ・オブ・レイン」を。

曲を作ったのはスモーキーという人。
フォーク・デュオ、スモーキー&ヒズ・シスターとしてレコードも出していて、この曲もColumbiaレーベルからシングルとして発表していました。

クロディーヌのヴァージョンはカヴァーになりますが、彼女ならではのほんわかムードに包まれた1曲です。

トミー・リピューマ(プロデュース)&ニック・デカロ(アレンジ)の強力タッグによるサウンドも魅力の一つです。森 勉


2017年6月24日(土) ヴァレリー・カーター 「Birds」

2017年3月4日逝去した女性シンガー、ヴァレリー・カーター。

1996年発表アルバム『The Way It Is』に1998年発表カヴァーミニ・アルバム『Find A River』の5曲をプラス。
最新リマスタリング&高音質HQCD仕様で再CD化/初アナログ化されました。

ヴァレリー・カーター『The Way It Is/Find A River』
(国内CD 天辰保文氏による解説付 PCCY-50083 3,000円+税/国内2枚組LP PCJA-68 5,000円+税)

1977年発表1stアルバム『Just A Stones Throw Away(愛はすぐそばに)』、1978年発表2nd『Wild Child』から18年ぶりだった快作。
1994年4月ジャクソン・ブラウン来日公演にゲスト出演するなど、彼女の美しい歌声を聴けて嬉しかった当時の想いが、今回の再発に触れて甦ってきましたね。

今日のこの1曲はその『The Way It Is』からニール・ヤングのカヴァー「Birds」を。
ジェイムス・テイラー、リンダ・ロンシュタットがゲスト参加。(ニール名曲「Heart Of Gold」と同じゲスト2人!)

なお、ライナーノーツは1996年時の天辰保文氏が書いた文が再掲されていますが、そのライナーに加え天辰氏が新たに書き下ろした追悼文も添えられており、それが素晴らしい文章。
作品と併せて是非ご覧いただきたいです。森 陽馬

★掲載ジャケットは、今回初めてアナログ化された新装LPジャケット。


2017年6月23日(金) Neil Young 「Look Out For My Love」

1986年から約30回行われてきたニール・ヤング主宰チャリティ・コンサート、ブリッジ・スクール・ベネフィット。
2017年は開催されないことが発表されました。

ブリッジ・スクール公式サイトでニール・ヤングと元奥方のペギ・ヤングが今まで関わった人への謝辞を述べるとともに、個人的な理由(personal reasons)で開催しないことを明言。

超大物ミュージシャンをゲストに迎え意義あるイベントを毎年行ってきたのは本当に素晴らしいことだったのですが、なくなってしまうのは本当に残念ですね。

ニール・ヤングは2017年初旬オセアニア~アジアをライヴで廻る予定だったのですが発表前に中止。
更に、『Rock & Roll Hall Of Fame2017』4月授賞式パール・ジャムへのプレゼンター出演予定が直前病欠。
2017年内ツアーを行わないことを早々に発表、、、。

と、ニール重病説が飛び交う中、実は現在レコーディング中?!という噂や、1976年発表予定だった幻のアルバム『Hitchhiker』発売か?!などの情報もあるのです。

2017年で72歳となるニール。とにかくも元気でいて欲しいですね。

さて、発売が噂されている幻のアルバム『Hitchhiker』(ヒッチハイカー)は、スティルス・ヤング・バンド『Long May You Run』(太陽への旅路)が出た1976年頃お蔵入りとなった作品。
収録予定だった楽曲の多くは、『American Stars N'Bars』(1977)、『Comes A Time』(1978)(そしてタイトル曲「hitchhiker」は2010年作『Le Noise』)に収録されていますが、この時期の危い魅力を持ったニールの作品。改めて聴いてみたいものです。

ということで今日のこの1曲は
♪I know things are going change. But i can't say bad or good No No♪
(物事は変わっていく。でもそれが良いか悪いかは僕にはわからないんだ。)
という歌詞が出てくる「Look Out For My Love」を。森 陽馬

★掲載ジャケットは「Look Out For My Love」収録1978年発表作『Comes A Time』。


2017年6月22日(木) Tweedees 「悪い大人のワルツ」

沖井礼二&清浦夏実のユニット、Tweedees(トゥイーディーズ)。

昨日こちらで取り上げた星野みちる新作収録曲「鏡の中の私」で、作詞・作曲・プロデュースを手掛けているお二人。
ボーナス・トラック入り全9曲の最新作『ア・ラ・モード』が発売になりました。
(COCP-39984 2,200円+税)

今作も沖井さんによる躍動するメロディ&アレンジがギュッと凝縮された1枚。
押し寄せるポップな波を乗りこなす清浦さんのヴォーカルもとっても表情豊かです♪

みどりん(Drs/SOIL&''PIMP'' SESSIONS)参加、バキッとベース、オルガンも絡む①「未来のゆくえ」、PVも公開されているタイトル曲②「a la mode」...初っ端から飛ばしていて、かっこいいっ。

ピアノを主体とした「悪い大人のワルツ」がちょっぴり切なく、疾走感のある楽曲の中では特に印象的なナンバーです。

NHK Eテレで放送中『おじゃる丸』のエンディング・テーマ「プリン讃歌 -a la mode edition」も、フル・バージョンとTVサイズを両方収録。東尾沙紀


2017年6月21日(水) 星野みちる 「週一ロマンス」(佐藤清喜作曲)

星野みちる2017年オリジナル・フル・アルバム『黄道十二宮』発売記念!
MIX-CDR『22 Minutes of Michiru Hoshino』(はせはじむMIX)を店頭にて無料配布中!
←店内試聴機コーナーに置いてあります。御1人様1枚。
数に限りがございますので、配布終了の際はご了承くださいませ。

ということで、星野みちる『黄道十二宮』から今日のこの1曲。
(CD HCCD-9588 2,800円+税)

マイクロスター佐藤清喜作曲&アレンジ「週一ロマンス」、「いつかFriends Again」。杉真理作曲「Unstable Girl」。沖井礼二プロデュース曲「鏡の中の私」。辻林美穂作曲「ONE-TIME LOVE」。かせきさいだぁをfeatした「境界線上の二人」。ゲイリー芦屋アレンジによる華麗なビッグ・バンド・ジャズ歌謡「流れ星ランデブー」他全12曲。

今まで以上にアダルトな香りも感じさせるポップを聴かせる1枚。

特に、星野みちる本人が作詞・作曲し佐藤清喜がサウンドを手掛けた「キライよ」は、古内東子のソングライティングをも彷彿とさせる切ない恋愛をテーマにしたミディアム・チューン。

竹内まりや「セプテンバー」のような雰囲気がある「週一ロマンス」(佐藤清喜作曲&サウンド・アレンジ)も聴きものです。森 陽馬


2017年6月20日(火) ビーチ・ボーイズ 「I'd Love Just Once To See You」

2017年6月20日は、ブライアン・ウィルソン75歳の誕生日!
おめでとう、ブライアン!

2016年4月感動の来日公演を披露してくれたブライアンは、現在も『PET SOUNDS TOUR』継続中。
2017年7~8月ヨーロッパ、9月カナダ~アメリカ、日程がビッシリ入っています。

他サポート・メンバーやスタッフの協力があってこそとはいえ75歳にしてこの意欲。本当に凄いなぁ。
心身共健やかに、末永く活動してもらいたいですね。

ということで、今日のこの1曲はブライアン・ウィルソン作を。

2017年7月5日発売される『Sunshine Tomorrow ~ビーチ・ボーイズ1967』からこの1曲。
(国内CD ビーチ・ボーイズ『サンシャイン・トゥモロウ ~ビーチ・ボーイズ1967』 UICY-1560 3,600円+税)

1966年『PET SOUNDS』後、「Good Vibrations」ヒットはあったものの『SMiLE』制作を断念したビーチ・ボーイズ。
1967年リリースした『Smiley Smile』(1967年9月発表)と『Wild Honey』(1967年12月発表)の初公開ステレオ・ヴァージョンからアウトテイク、別ヴァージョン、貴重ライヴ音源等多数収録した全65トラック2枚組CDが今作。

力強さを増したカールの歌声が映えるこの当時のライヴ音源、とても楽しみですが、初公開となる『Wild Honey』ステレオ・ヴァージョンも注目です。

「I'd Love Just Once To See You」は、『SMiLE』の残り香 or 次作『Friends』の予兆も感じさせる隠れた名曲。
心地良さと切なさが同居したハーモニー。この時期のブライアンらしいナンバーです。森 陽馬


2017年6月19日(月) 寺尾紗穂 「九年」

PET SOUNDS RECORD推薦女性シンガー・ソングライター、寺尾紗穂。

通算8作目となる新作オリジナル・アルバム『たよりないもののために』が6月20日(火)入荷予定です。

寺尾紗穂『たよりないもののために』
(6月21日発売 PCD-28039 2,800円+税)

当店のみの先着特典として、写真家:大森克己氏が手掛けたジャケット・デザインのマグネット。
更に当店恒例・寺尾紗穂最新インタビュー・リーフレットをお付けいたします。

なお、インタビュー・リーフレットはお買い上げでなくても店頭でフリーペーパーとしてお持ちいただけます。
寺尾紗穂を知らない方にもご覧いただいて、今作を是非聴いていただきたいですね。

なお、寺尾さんもおっしゃっているように、『たよりないもののために』は<弱者のための歌>ではありません。

様々な『たよりないもの』、永遠に続くと思えるけれど実は脆く儚いもののために、♪夢を見る♪、♪命を賭ける♪人々のダンスが続いていく様、信じる力が描かれている歌だと思われます。

尾崎翠が書いた詩に曲を付けた「新秋名果」。
更にその尾崎翠『歩行』の一場面を詩にした「柿の歌」。
今作の要と僕は感じている9曲目「九年」。

彼女の凛とした眼差しが歌を通して伝わってくる全10曲、ご堪能ください。森 陽馬


2017年6月18日(日) The Strypes 「Consequence」

フジロック'17、11月のジャパン・ツアーも控えている、アイルランド4人組バンド、ザ・ストライプス。

デビューして4年、20歳前後と若い彼らの新作『スピッティング・イメージ』がリリースになりました。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 デラックス・エディション UICR-9039 2,800円+税)

ブルース&ロックンロールな1作目、90年代ロック寄りの2作目に続く、イーサン・ジョンズ・プロデュースによる2年ぶりの3作目は、パンク/ニューウェイブに影響を受けたポップなアルバムに。

歌いまわしやキーボードの音が、エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズを彷彿とさせる2曲目「Consequence」、続く3曲目「(I Need A Break From) Holidays」もスクイーズだったりと...聴かれる方によっては懐かしさを感じさせるかもしれません。

その他にもザ・ラーズ、ブルース・スプリングスティーンなどを制作中に聴いていたようで、新曲にはその影響が表れています。

日本独自企画のデラックス・エディションは紙ジャケット仕様/ポスター封入、ボーナス・トラック5曲を追加。

その中には、ニック・ロウ作、コステロの歌唱で知られる「(What's So Funny 'Bout)Peace Love And Understanding」のイキのいいカヴァーも収録されています。東尾沙紀


2017年6月17日(土) サム&デイヴ 「ソウル・マン」

1960年代中期から後期にかけて、ヒット・チャートを賑わせてくれたR&Bデュオ、サム&デイヴ。

今でも無性に聴きたくなる時があります。

「You Don't Know Like I Know」、「Hold On I'm Comin'」、「You Got Me Hummin'」、「When Something Is Wrong With My Baby」、「I Thank You」、「Soul Sister, Brown Sugar」、etc・・・。

<ダブル・ダイナマイト>と呼ばれた二人の熱唱が全20曲収録されているベスト盤が低価格で出ました。

サム&デイヴ『プラティナム・コレクション』
(国内CD 解説・歌詞付 ワーナー WPCR-26234 1,300円+税)

今日はこの中から、サム&デイヴ最大のヒットとなった1967年秋発売「ソウル・マン」を。

彼ら初のナンバー1ヒットになるか?という感じで全米チャートを上昇しましたが、ルル「いつも心に太陽を」(To Sir With Love)に阻まれて、惜しくも3週連続第2位が最高位でした。

ちなみにR&Bチャートでは、この曲と「ホールド・オン・アイム・カミン」が第1位に輝いています。

キレのあるギターリフに乗って、二人のヴォーカルがスリリングに絡み合う名曲ですね。森 勉


2017年6月16日(金) Jesse Ed Davis 「Kiowa Teepee (Washita Love Child)」

南部ロック、スワンプ/ブルース好きの方要チェック!
ジェシ・エド・デイヴィスの新しい編集盤CDが発売されました。

ジェシ・エド・デイヴィス『Red Dirt Boogie』
(国内仕様CD 日本語解説付 BSMF-7531 2,750円+税/輸入盤 Real Gone Music RGM-596)

1944年アメリカ/オクラホマ州生まれ、インディアンの血を引くネイティヴ・アメリカン・ギタリスト。
60年代後半ザ・バンドやレオン・ラッセルと交流し、タジ・マハールのバンド、ライジング・サンに加入。
(その頃のジェシ・エドの映像をローリング・ストーンズ『ロックンロール・サーカス』で見れますね。)

セッション・プレイヤーとしてアルバート・キングやロジャー・ティルソンの作品に参加した後、ATCOレーベルと契約・発表した2作、1970年1stアルバム『Jesse Davis』、1972年2ndアルバム『Ululu』に入っている楽曲をほぼ全曲収録し、未発表トラックを2曲追加したCDがこの盤です。

ジェシ・エドの味わい深いスライド・ギター&渋い歌声もさることながら、芳醇なグルーヴ感溢れるバック演奏がとにかく聴きもの!

ドクター・ジョン、エリック・クラプトン、ジム・ケルトナー、ドナルド・ダック・ダン、ベン・シドラン、レオン・ラッセル、グラム・パーソンズ等この時代でしか出せない豊かなサウンド。
EPICからの73年発表3rdも良作ではありますが、ジェシ・エドと言えばやはりこの2作だなと改めて実感。

なお、この編集盤は1st&2ndの曲順通りでなく、2ndに入っていた「Oh Susannah」は何故か未収録。
しかしながら、その2作には入っていなかった未発表トラックが2曲追加で収録されています。

まず1曲は「RockN Roll Gyipsies」(Unreleased basic Track)で、コーラスが入っていないヴァージョン。
そしてもう1曲は「Kiowa Teepee」という曲で、1st収録曲「Washita Love Child」インスト・ヴァージョン。

特に「Kiowa Teepee」は、冒頭にインディアン的民族リズムが入ってから曲へなだれ込んでいくトラック。
エリック・クラプトンが弾いている(と思われる)後半のギター・ソロも存分に堪能できます。森 陽馬


2017年6月15日(木) チャック・ベリー 「Lady B. Goode」

2017年3月18日、90歳で逝去したロックンロールの祖、チャック・ベリー。

1979年『Rock It』以来約38年ぶりとなるオリジナル・アルバムが発売されました。

チャック・ベリー『CHUCK』
(国内CD 英文ライナー訳・歌詞・対訳付 2,600円+税)

「どんな作品か?」と問われれば、「まさにチャック・ベリー!」としか答えられない1枚。

チャック・ベリー以上でもなければ、チャック・ベリー以下でもない。
チャック・ベリーそのもの、といった全10曲。

6曲目「レディー・B.グッド」は、曲名通りチャック代表曲「ジョニー・B.グッド」の続編と言えるナンバー。

イントロのギターも、曲調も、歌い回しも「ジョニー・B.グッド」とほとんど一緒。
今まで何度も聴いてきたフレーズなのに、というか聴いてきたからこそ、心体が熱くなり、頬が緩んでくる1曲。

チャック・ベリーの息子チャック・ベリーJr、チャック・ベリーの孫にあたるチャック・ベリー3世がギターで参加。
他楽曲ではチャック・ベリーの娘イングリッド・ベリーもハーモニカ/ヴォーカルで花を添えています。森 陽馬


2017年6月14日(水) ジェフリー・フォスケット 「She Knows Me Too Well」

ジェフリー・フォスケットの新しいCD『ユー・リマインド・ミー・オブ・ザ・サン』が発売になりました。

ジェフリー・フォスケット『You Remind Me of The Sun』
(国内CD 長門芳郎氏解説付 VSCD-3953 2,315円+税)

『クラシック・ハーモニー』(2015年12月発売)、『ベスト・オブ・ジェフリー・フォスケット』(2016年3月発売)に続く、ジェフリーが過去発表した作品からチョイスした楽曲に新録音を加えた編集盤です。

今回は新録音3曲、日本初登場レア音源2曲に、1996年日本盤でも発売になったソロ・デビュー・アルバム『スルー・マイ・ウインドウ』から7曲ほか全17曲が収録されています。

1990年代に出たジェフリーのCDは現在入手困難になっているので、このような形で日本発売され、ビーチ・ボーイズ・テイストのさわやかなハーモニーとサウンドがたっぷり味わえるのはうれしいことです。

本来はゆっくりスタジオに入り新しい作品をたくさん作ってほしいのですが、マイク・ラヴとブルース・ジョンストンによるビーチ・ボーイズのサポート・バンド中心人物として、ハードなツアーが続いているにで致し方ないところです。

アナログ7インチ・レコードで先行発売されていた山下達郎カヴァー「JODY」(ジェフリーの伸びやかなヴォーカルが魅力)や、2000年アメリカABCテレビで放映されたビーチ・ボーイズを題材としたドラマのクロージング・テーマ・インスト曲「An American Family Theme」も気になりますが、今日はビーチ・ボーイズのアルバム『トゥデイ』収録ミディアム・バラード隠れ名曲「シー・ノウズ・ミー・トゥ・ウェル」のナイス・カヴァーを。

1996年のある日、1時間ほどの短い時間で録音されたそうです。
ブライアン・ウィルソンが1999年にソロ・ツアーを始めるにあたってジェフリー・フォスケットを自分のバンドに招き入れたのは、こんなビーチ・ボーイズ愛に溢れたカヴァーを聴いたからかもしれませんね。森 勉


2017年6月13日(火) 寺尾紗穂 「雲は夏」

夏を感じさせる曲、来週発売される当店オススメのアルバムから紹介しましょう。

寺尾紗穂『たよりないもののために』
(6月21日発売 PCD-28039 2,800円+税)

当店がデビュー時から応援している女性シンガー・ソングライター、寺尾紗穂。

山下達郎が在籍していたシュガー・ベイブのベーシスト寺尾次郎の娘であり、現在は文筆家としても広く知られる存在となった彼女。
2015年『楕円の夢』、2016年『わたしの好きなわらべうた』に続く通算8作目となるオリジナル・アルバムです。

尾崎翠の詩に曲をつけた楽曲「新秋名果」、植本一子が書いた文章を歌詞にして歌った「孤独な惑星」など他人が手掛けた詞もありますが、紗穂さん自身が書いた歌として<ふとした日常から過去を追憶する>というテーマを感じさせる全10曲。

今日のこの1曲は2曲目に収録されている「雲は夏」。
あだち麗三郎、伊賀航によるリズム隊、蓮沼執太による編曲が躍動感を感じさせるナンバー。

なお、当店のみの特典としてオリジナル・マグネット付。
寺尾紗穂さん独占インタビュー・リーフレットもお付けできる予定です。森 陽馬


2017年6月12日(月) 山下達郎 「Lightning Boy」

山下達郎『COME ALONG 3』が8月2日発売決定いたしました。
(山下達郎『COME ALONG 3』 WPCL-12690 2,200円+税)

山下達郎の名曲に小林克也のDJが入り、ノンストップで聴かせる『COME ALONG』シリーズ。
1980年にVol.1、1984年にVol.2が発売されてから約33年ぶり!第3弾!

ジャケット・イラストは鈴木英人が担当。
2016年夏シングル・リリース「Chee Up! The Summer」、人気曲「高気圧ガール」、「The Theme From Big Wave」、「さよなら夏の日」など夏を感じさせる楽曲(12曲収録予定)が、どのような流れで繋がっているのでしょうか。
今夏のドライヴ・ミュージックとして欠かせない1枚となりそうです。

達郎さんの曲は夏の歌でなくても夏を感じさせる楽曲が色々あって、僕にとってのそれは「僕の中の少年」だったりするのですが、今日のこの1曲は2005年作『ソノリテ』(WPCL-10229 2,913円+税)から個人的にそんな夏イメージを抱かせる「Lightning Boy」を。

難波弘之が弾くピアノ・イントロから今は亡き青山純のドラミング。
躍動感ある演奏、伸びのある歌声、そして現在はツアーメンバーから退いた土岐英史によるソプラノ・サックス・ソロ。

『COME ALONG 3』に『ソノリテ』から1曲入るとしたら「太陽のえくぼ」でしょうが、初夏を前にした心のざわめきを"虹を抱き光を束ねる"少年へ託した「Lightning Boy」も他の夏曲とのミックスで聴いてみたいですね。森 陽馬


2017年6月11日(日) Tedeschi Trucks Band 「I Want More (Soul Sacrifice Outro)」

現代アメリカン・ロック・バンドの中でも5指に入る存在と言っていいでしょう。
スーザン・テデスキとデレク・トラックス、世界最強のギタリスト夫婦を中心としたテデスキ・トラックス・バンド。

彼らのライヴ盤『Live From The Fox Oakland』が好評発売中です。
(輸入2CD+Blu-ray Fantasy/Concord FAN00110)

国内盤も2枚組CDで発売されていますが、輸入盤にはその2CDにライヴ映像DVDorBlu-rayが付属。
内容充実の映像なので輸入盤がオススメですね。
オリジナル以上に飛躍していくライヴ演奏が存分に堪能できます。

デレク&ドミノス「Keep On Growing」カヴァーのデレク圧巻ギター・ソロも聴きものですが、今日のこの1曲は、サンタナ「Soul Sacrifice」へラストなだれ込んでいく演奏が素晴らしい「I Want More」を。

なお、テデスキ・トラックス・バンドの魅力が伝わる作品ではありますがただ一つ不満な点は、「With A Little Help From My Friends」(ビートルズ・カヴァー)が収録されていないこと。

2016年4月来日公演でもアンコールラストで披露され、ツアーの目玉(とあえて断言したい)だったこの名カヴァーが入っていないのは納得いかないなぁ、、、。
ジョー・コッカーばりにシャウトするスーザンの熱唱をもう一度生で聴きたいですね。森 陽馬


2017年6月10日(土) Robyn Hitchcock 「Detective Mindhorn」

2016年10月、10年ぶりの来日を果たしたイギリス出身シンガー・ソングライター、ロビン・ヒッチコック。

ソフト・ボーイズから約40年...現在もコンスタントに作品を発表している彼のソロ21枚目で、初のセルフ・タイトルを掲げた最新作『ロビン・ヒッチコック』がリリースになりました。
(輸入国内仕様 日本語解説付 BSMF-6109 2,300円+税)

現在住んでいるナッシュヴィルで録音された今作の楽曲は全曲自身によるオリジナル曲。
アメリカのポップ系シンガーソングライター、ブレンダン・ベンソンが共同プロデュースを務めています。

「ソフト・ボーイズ的なアルバムを...」というブレンダンの勧めもあったそうで、ペダル・スティールを取り入れたルーツ・ロック・ナンバーも織り交ぜつつ、近年では最もポップな作品となっています。

父親のことを歌った「Raymond And The Wires」、昨年の来日公演にも参加したオーストラリアの女性シンガー、エマ・スウィフト&ウィルコのパット・サンソンがコーラスで参加したちょっと切ない「SAYONARA Judge」、ギリアン・ウェルチがコーラス参加した「Autumn Sunglasses」などなど。

ブレンダンの色も滲ませる「Detective Mindhorn」も、今作では一番メロディアスで耳に残る1曲です。

なにげに猫ジャケなのも良いですね。東尾沙紀


2017年6月9日(金) ガリヴァーズ・ピープル 「オン・ア・デイ・ライク・ディス」

当店地下アゲインにて年5回ほど行われている爆音でオールディーズを楽しむ会<出張ブランディン>でおなじみの宮治淳一氏が監修・選曲をした『ソフト・ロック・ナゲッツ』シリーズ。今日はVol.4です。

『Vol.1』~『Vol.3』はアメリカ産ソフト・ロックでしたが、『Vol.4』はほぼイギリス産で構成されています。

『リッスン・トゥ・ミー ~ソフト・ロック・ナゲッツ Vol.4』
(国内CD 解説・歌詞付 ワーナー WPCR-17624 1,600円+税)

店でかけていて、お客様の反応が一番あるのがこのVol.4かもしれません。

「サンディ」(スウィンギング・ブルー・ジーンズ)、「サイレンス・イズ・ゴールデン」(トレメローズ)、「サンシャイン・ボーイ」(ヴィッキー ~パレード『サンシャイン・ガール」カヴァー)、「エヴァーラスティング・ラヴ」(ラヴ・アフェア)、「笑ってローズマリーちゃん」(フライング・マシーン)など、キャッチーな曲があちこちに散りばめられているからかもしれません。

レア曲も満載で日本初CD化9曲、世界初CD化4曲を収録。
今日はその中から世界初CD化のガリヴァーズ・ピープル「オン・ア・デイ・ライク・ディス」を。

今回初めて聴いた曲ですが、なかなかイイ曲です。
1968年パーロフォン・レーベルから出たこの曲のプロデューサー&アレンジャーは、ビートルズのレコーディング・エンジニアとしても活躍したノーマン・スミス。70's前半ハリケーン・スミスの名前でヒット曲を出した人です。

こんな曲が聴けるなんて、『ソフト・ロック・ナゲッツ』サイコー!
このシリーズ4枚で全96曲。当分楽しめそうです。森 勉


2017年6月8日(木) 大瀧詠一 「恋の汽車ポッポ」

日本ロック/フォーク史に残る名作を多数輩出した名レーベル、ベルウッド・レコード。
2017年で設立45周年を迎えるのを記念して、7インチ復刻シリーズがリリースされます。

まずは第一弾3種が7月19日発売。(完全限定アナログ盤 各1,852円+税)
・(EP)大瀧詠一『恋の汽車ポッポ/それはぼくじゃないよ』
・(EP)大瀧詠一『空飛ぶくじら/五月雨』
・(EP)細野晴臣『恋は桃色/福は内鬼は外』

カッティングはオリジナル・マスター・テープから行い、国内限定プレス。
入荷枚数が確定していないため、入荷が予約数を下回った場合は予約先着順とさせていただきます。
ご了承くださいませ。

今日のこの1曲&掲載ジャケットは、大瀧詠一『恋の汽車ポッポ/それはぼくじゃないよ』。
(オリジナル発売日:1971年12月10日(BS-1465) /2017年7月19日再発盤:FJEP-1001 1,852円+税)

はっぴいえんど『風街ろまん』発売直後に、キング・レコードからリリースされた大瀧詠一初ソロ・シングル。
オリジナルEPは中古市場で○万円以上の値が付いている希少盤です。

なお、はっぴいえんど1st(ゆでめん)と2nd『風街ろまん』のアナログLPとカセット・テープも7月19日リイシューされる予定になっています。森 陽馬


2017年6月7日(水) Sting 「Fragile」

2017年6月6日スティング日本武道館公演を見てきました。

2016年発表作『ニューヨーク9番街57丁目』が素晴らしいアルバムだったので、久々の公演見ておこうかな、くらいの気軽な感じで会場へ向かいましたが、正直言って圧倒されてしまいましたね。

今年で66歳になるとは思えないほどの活力及び瑞々しさ、そしてポリス時代からのヒット曲が持つ力強さ。

客層は40~50代が多かったのですが、コンサートを見る前と後とでは、目の輝きが皆変わっていましたからね。
スティングの音楽に魅せられたことがある人ならば、何かしら触発されるものを感じられると思います。
6月8日日本武道館、6月10日大阪公演、おそらく当日券もあるでしょうから、気になっていた方は是非。

♪That Nothing Comes From Violence And Nothing Ever Could♪(暴力からは何も生まれない)
<Sting「Fragile」歌詞より>

かっこいい演奏、懐かしい名曲、印象深い歌、、、。
セットリストは幅広い選曲で心躍る瞬間が何度もありましたが、スティングの静かなるメッセージが込められた「Frafile」を今日のこの1曲に。森 陽馬


★掲載ジャケットは「Fragile」収録ベスト盤
(スティング『ベスト・オブ・25イヤーズ』 国内CD 2枚組全31曲収録 UICY-10018 3,333円+税)


2017年6月6日(火) Mari Wilson 「I Couldn't Live Without Your Love」

80年代ビーハイブ(蜂の巣)ヘアといえば、この人!

トット・テイラーが設立したコンパクト・オーガニゼーションから、80年代初頭シングル・ヒットも出したイギリスの女性シンガー、マリ・ウィルソン。

現在もキラキラとゴージャスな佇まいは変わらない彼女も今年で63歳。
本国では2016年に発表された最新作『Pop Deluxe』の国内盤がリリースされました。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 HYCA-3060 2,400円+税)

今作では、60年代を代表するイギリスの女性シンガーが歌った楽曲を取り上げています。

サンディ・ショウ「恋のウエイトリフティング(Always Something There To Remind Me)」、ダスティ・スプリングフィールド「恋の面影(The Look Of Love)」や「I Just Don't Know What To Do With Myself」、シラ・ブラックもヒットさせた「恋するハート(Anyone Who Had A Heart)」など、バカラック作。

どちらもペトゥラ・クラークによるヒット曲で、トニー・ハッチ&ジャッキー・トレント作「I Couldn't Live Without Your Love」、「天使のささやき(Don't Sleep In The Subway)」は、彼女の朗らかな歌声にぴったり♪

80年代の頃の彼女を彷彿とさせる、打ち込みを主体としたアレンジでカヴァーしています。

長門芳郎さんの解説、多屋澄礼さんによる歌詞対訳付です。東尾沙紀


2017年6月5日(月) コングリゲイション 「Sun Shines On My Street」

毎週日曜日の夕方、ラジオ日本で放送されている『ラジオ名盤アワー』DJを担当している宮治淳一氏が、監修・選曲を担当した『ソフト・ロック・ナゲッツ』シリーズ。
今日はVol.3です。

『バースデイ・モーニング ~ソフト・ロック・ナゲッツ Vol.3』
(国内CD 佐野邦彦氏による解説・歌詞付 WPCR-17623 1,600円+税)

今作も素晴らしいバランスで選曲された全24曲。
センスの良いカフェのBGMとして店内に流れていたら気持ちいいだろうなぁ~、というキース、サンシャイン・カンパニー、アソシエイション、ソルト・ウォーター・タフィー、ミレニウム、アニタ・カー・シンガーズ、スパイラル・ステアケース、ポール・ウィリアムス等々。

カーペンターズで大ヒットした「ハーティング・イーチ・アザー」はニック・デカロのアレンジが冴える1969年のルビー&ザ・ロマンティックスで聴けますし、ブライアン・ウィルソンとビリー・ヒンチが共作したディノ・デジ&ビリー「レディ・ラヴ」も入っています。

コングリゲイション「サン・シャインズ・オン・マイ・ストリート」は1969年ジュビリー・レーベルから出たシングルB面ですが、何度も繰り返して聴きたくなる爽やかなハーモニーが印象的です。世界初CD化曲! 森 勉


2017年6月4日(日)オールマン・ブラザーズ・バンド「誰かがわるかったのさ」(Done Somebody Wrong)

グレッグ・オールマンが亡くなった、という報が伝わってきたのは先月5月28日(日)でした。
(5月27日ジョージア州サバナの自宅にて逝去 享年69歳)

オールマンを店で聴いたり、夜中にグレッグのソロを聴いたり、思いついた時にグレッグが関わった作品を聴き、じわじわと寂しさが広がってきているのは僕だけではないと思います。

サザン・ロックの代名詞とも言えるオールマン・ブラザーズ・バンドは、まさにアメリカン・ロックを体現してきたバンドだったのだな、と今更ながら実感。

また、1971年若くして亡くなったデュアン・オールマンばかりが神格化されているものの、グレッグこそがオールマン・ブラザーズ・バンドそのものだったのだ、という当たり前なことも、改めて思い知らされた気がします。

そして、狼が吠えるような雄々しい歌声。その奥にある優しさがサザンの魂だったのだな、ということも、、、。

デレク・トラックス(テデスキ・トラックス・バンド)も、ウォーレン・ヘインズ(ガヴァメント・ミュール)も、オールマンの楽曲をやっていないけれど、これからはオールマンでやっていた曲を引き継いでいって欲しいですね。

今日のこの1曲は、オールマン代表作『フィルモア・イースト・ライヴ』から、エルモア・ジェイムスのカヴァー「Done Somebody Wrong」(誰かが悪かったのさ)を。森 陽馬

★掲載ジャケットは、オールマン・ブラザーズ・バンド1971年発表作『フィルモア・イースト・ライヴ』。
(国内CD 期間限定特別価格盤 解説・歌詞・対訳付 UICY-78292 1,380円+税)


2017年6月3日(土) ブルーズ・ザ・ブッチャー 「Rock My Blues Away」

名前が陽馬なので<馬ジャケ>。
昔から見つけるとついつい手にしてしまいますが、馬のお尻のアップは初めてかも、、、。

ブルーズ・ザ・ブッチャー+うつみようこ『ロッキン・アンド・ローリン』
(国内CD PCD-18823 2,778円+税)

永井ホトケ隆、沼澤尚、中條卓、KOTEZによる日本人ブルース・バンド、ブルーズ・ザ・ブッチャー。
うつみようこ(元メスカリン・ドライヴ~ソウル・フラワー・ユニオン)をfeatした10周年記念アルバムが発売。

通算8作目となる今作のテーマは<テキサス>。
アメリカ南部産味わい深いテキサス・ブルースを結成当初のコンセプトそのまま、オーバーダブなし一発録り。

今日のこの1曲は、9曲目「Rock My Blues Away」。
クラレンス・ゲイトマウス・ブラウンのロッキン&ファンキーな味はそのままに、彼ららしいグルーヴ感あるアレンジで料理。

なお、この馬ジャケットは、ミュージシャンのイラストを多く手掛け<放蕩画伯>の異名を持つイラストレーター、久原大河氏が描いています。森 陽馬


2017年6月2日(金) アンクル・サウンド 「ビヴァリー・ヒルズ」

「ハード・ロック・カフェがあるなら、ソフト・ロック・カフェも作ってみたい!」
という夢を持っているソフト・ロック愛溢れる宮治淳一氏が監修・選曲をした『ソフト・ロック・ナゲッツ』シリーズ。

今日はそのVol.2を紹介したいと思います。

『イッツ・ア・ハプニング・ワールド ~ソフト・ロック・ナゲッツVol.2』
(国内CD 佐野邦彦氏解説・歌詞・対訳付 WPCR-17622 1,600円+税)

1曲目からつかみバッチリです。
1966年4月に発売されたブルース&テリー「Don't Run Away」。
ヒットはしませんでしたが、心に残る名曲です。

1966年1月にビーチ・ボーイズのメンバーとして来日したブルース・ジョンストンは、ジャパン・ツアーが終了し他メンバーが帰国する中、日本に留まり日本コロンビアのスタジオで何かを録音したという記事が当時の音楽雑誌に掲載されていました。
その何かがこの「Don't Run Away」の中に使われていたら、、、素敵なことです。

その他、サジタリアス、サークル、ペパーミント・レインボー、クリッターズなど常連の中に、無名ながらモーニング・グローリーズ、ブレイズ・オブ・グラス、ガス・カンパニー、ゲイツ・オブ・イーデン、アザー・ヴォイシズ、コングリゲイション等の感じの良いレアものも多数含まれています。

今日のこの1曲は、シールズ&クロフツ結成前にジミー・シールズがアンクル・サウンド名義で1968年にワーナーから出した「ビヴァリー・ヒルズ」。プロデュースはリチャード・ペリー。森 勉


2017年6月1日(木) トロンボーン・ショーティ 「Here Come The Girls」

年の変わり目。新しい月の始まり。
区切りの最初には、フレッシュな新作を聴きたくなります。

梅雨・初夏の到来を感じさせる今日は、ニューオリンズ新世代、トロンボーン・ショーティの新作から。

トロンボーン・ショーティ『Parking Symphony』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック2曲追加 解説・歌詞・対訳付 UCCQ-1069 2,500円+税)

1986年ニューオリンズ出身トロンボーン奏者&シンガー、トロイ・アンドリュースことトロンボーン・ショーティ。
ラファエル・サディークプロデュースでVerveから発表した2013年作『Say That To Say This』から3年半ぶり。
ブルーノート移籍第1弾リリースとなるアルバムが今作です。

白人シンガー/プロデューサー、Chris Seefriedによるプロデュース。
ニューオリンズ・ルーツと新味が融合した仕上がりですが、ちょっときれいにまとまり過ぎかな、という印象。
トロンボーン・ショーティはライヴが素晴らしいのですが、それがCDだと伝わりにくいですね。

大好きな1曲ミーターズ「It Ain't No Use」のカヴァーは、オリジナル後半のジャム&ドラムソロが聴きどころ&かっこいいのに、その部分はオミットして約4分で終わってしまうという中途半端さ。(アレンジは良いんだけど...)

2015年11月逝去したアラン・トゥーサン作カヴァー「Here Come The Girls」の方を今日のこの1曲に。森 陽馬


2017年5月31日(水) 大滝詠一 「夜明け前の浜辺」

ナイアガラ・レーベルとファッション・ブランドSHIPSによる限定コラボ商品。
『NIAGARA×SHIPS COLLAVOX』(EP+Tシャツ+ポストカード+BOX 8,000円+税)
PET SOUNDS RECORDにも入荷いたしました!

ナイアガラファンには御馴染みWORKSHOP MU!中山泰氏によるデザインのオフィシャル・リリース。
大滝詠一「ナイアガラ・ムーンがまた輝けば/夜明け前の浜辺」アナログ盤はこのBOXでしか手に入りません。


当店にてお買い上げの方先着で、オリジナルで制作したオマケもご用意しております。
(SHIPS側から正規にご承諾いただきました)

Tシャツの質はもちろんのこと、アナログ盤もプレスやカッティングにこだわり、『DEBUT AGAIN』、『NIAGARA 45RPM VOX』も手掛けたマスタリングの巨匠ティム・ヤングが担当。

多少値が張りますが、質を重視してのこの価格。
3,000セット完全限定。特殊な仕様のため再生産はまずないとのことです。
ご入用の方はお早めに。

なお、Tシャツ(S,M,L)はアメリカ・サイズで大きめな作り。以下ご参照ください。
Sサイズ身幅45cm、肩幅43cm、着丈65cm、袖丈17cm
Mサイズ身幅51cm、肩幅49cm、着丈71cm、袖丈19cm
Lサイズ身幅56cm、肩幅55cm、着丈75cm、袖丈20cm

今日のこの1曲は、SHIPSとのコラボということで、SHIPS=船のイメージから波の音が入っているB面「夜明け前の浜辺」を。森 陽馬


2017年5月30日(火) Looking Glass 「Brandy」

現在公開中の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』を先日鑑賞しました。

暴れん坊のアライグマに、木のヒューマノイド...
宇宙のはみ出し者達の冒険を描いた、アメコミらしいエンターテイメント作品続編です。

2014年公開1作目(
2014年9月29日今日のこの1曲で取り上げました)以上にスケールの大きなストーリーでしたが、そんな中にも友情や親子愛など人間的なドラマも描かれ、笑いあり、涙あり、ヘンテコだけど愛らしいキャラクター共に今回も楽しめました。

1作目で主人公が母親の形見として肌身離さず持ち歩いているカセット・テープ。
今作でもカセットに収められた様々な楽曲が登場します。

ELO「Mr.Blue Sky」、ジョージ・ハリスン「My Sweet Lord」、サム・クック「Bring It On Home To Me」、シルヴァー「恋のバンジャガラン」、グレン・キャンベル「Southern Night」、フリートウッド・マック「The Chain」、キャット・スティーウンス「Father And Son」等。

特にLooking Glass「Brandy」が劇中では台詞にも登場し、過去と今を結ぶ1曲として印象的に使われています。

主人公のソニーのカセットウォークマンが最終的にあぁなってしまうのは少し寂しくも感じましたが、次回作もどんな曲が使われるのか楽しみです。

掲載ジャケットは、上記の楽曲他を収録した全14曲収録サウンド・トラック。
(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:オーサム・ミックス Vol.2』 国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICH-1007 2,500円+税) 東尾沙紀


2017年5月29日(月) グレン・キャンベル 「ゲス・アイム・ダム」

コンピレーションCD『ソフト・ロック・ナゲッツ』がワーナー・ミュージック・ジャパンより4種、5月31日発売されます。

監修・選曲は<日本一のレコード大好き男>を自称し、ソフト・ロックも大好きな宮治淳一氏。
ワーナー音源だけでなく、ソニー及びユニヴァーサル音源もライセンスし収録されているので、とても充実した内容になっています。

Vol.1からVol.4まで各24曲収録。
解説は通の音楽雑誌『VANDA』を編集していたソフト・ロック・マスター佐野邦彦氏。

発売直前ですが、まずは『ソフト・ロック・ナゲッツVol.1~シルヴァー・アンド・サンシャイン』を紹介しましょう。
(国内CD ワーナー 解説・歌詞付 WPCR-17621 1,600円+税)

アソシエイション、ハーパース・ビザール、トーケンズ、ヴォーグス、ハプニングス、サンドパイパーズ、ロジャニコ、トレイドウィンズなどメジャーものに加えて、サイドキックス、パット・シャノン、プアー、コロナドスなどあまりお目にかかれなかった楽曲がうまく配されていて、実に気持ち良く聴ける1枚です。

1曲選ぶのはかなり難しいところですが、今日は2曲目に入っているグレン・キャンベル「ゲス・アイム・ダム」を。

ビーチ・ボーイズのライヴ・ツアーにブライアン・ウィルソンの代わりに参加してくれたグレンへお礼を込め贈られた曲と言われています。
1965年6月Capitol5411としてシングル発売されましたが、残念ながらヒット・チャートには顔を出しませんでした。

ブライアンとラス・タイトルマンの作。
ホーンやストリングスも使われ、『ペット・サウンズ』に繋がっていく雰囲気が感じられるサウンドです。
バック・コーラスにはハニーズ参加。森 勉


2017年5月28日(日) ビートルズ「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」

出ました!
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』50周年<6枚組スーパー・デラックス>BOX!!
(国内CD UICY-78342 18,000円+税)

4枚のCDとブルーレイ&DVD各1枚。
一応全部見聞きしました。
(5.1chサウンドは装置がないため未聴ですが)

やぁ、やっぱり凄いアルバムです。
今回は『メイキング・オブ・サージェント・ペパーズ』という1992年に制作された約50分ほどの映像も付いているので、より深くそのサウンドを理解できます。

コンソールの前で音を操作しながら解説してくれるジョージ・マーティンに、ビートルズ・サウンドへの心のこもった愛情を感じました。
ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』の話も出てきて、ブライアン・ウィルソンも登場しますのでお見逃しなく。

さて、本題の音ですが、今回の<ニュー・ステレオ・ミックス>。
素晴らしいと思います。

ひとつひとつの音の粒立ちが良く、50年の時を経て世紀の名盤が理想のステレオになったような気がします。

まずは1曲目「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」。
ヴォーカルを真ん中に定位したことは大正解。
ライヴ仕立ての雰囲気がより高まり、この曲が持っている独特のワクワク感が増幅しています。森 勉


2017年5月27日(土) ジョー・バルビエリ 「ありふれた場所 (Un Posto Qualunque)」

優しい陽射しが降り注ぎ、心地良い風が穏やかに薫る1日。

暑くもなく寒くもない陽気の日本晴れ昼下がり。
この1枚を聴いていると、普段見慣れている景色、ありふれた場所もより輝いて見えるようになります。

ジョー・バルビエリ『折り紙 (origami)』
(国内CD ボーナス・トラック追加収録 解説・歌詞付 RPOP-10023 2,500円+税)

ジョー・バルビエリは、イタリア/ナポリ出身1973年生まれの男性シンガー・ソングライター。
゛イタリアのカエターノ・ヴェローゾ”とも評されるサウンド・センス&情感溢れる歌声が魅力のアーティスト。

2017年発表作は日本文化と自然の調和、そして儚くも美しい折り紙(origami)の世界を表現した全12曲。

ナポリ&コペンハーゲン録音、ボッサ、マヌーシュジャズ、クラシック、バンドネオン等の音楽要素をブレンドし、地中海フレイヴァーをまぶした極上の音世界。

1960年代イタリア音楽のジェノヴァ派カンタウトーレ(シンガー・ソングライター)、ルイジ・テンコへのオマージュが込められた1曲目「ありふれた場所」(Un Posto Qualunque)を今日のこの1曲に。森 陽馬


2017年5月26日(金) BMX BANDITS 「Forever」

キャリア30年を超すグラスゴーのポップ職人、ダグラス・T・スチュワートによるユニット、BMXバンディッツ。

歌がとびきり上手い訳ではないけれど、不思議と心惹かれるダグラスのまったりヴォイスは新作でも健在♪

前作から約5年ぶりとなる2017年発表新作『BMXバンディッツ・フォーエヴァー』が先日リリースになりました。
(国内CD 解説付 BF059 2,300円+税)

前作にも参加したデヴィッド・スコット(パールフィッシャーズ)が1曲目「My Girl Midge」で共作、以前BMX~のメンバーだったスチュワート・キッドが今作では多くの曲で共作/エンジニアなどを務めています。
新たに女性ヴォーカル、クロエ・フィリップが加入。2曲ほどリード・ヴォーカルを担当しています。

前作でもビーチ・ボーイズぽい曲がありましたが、今作ではデニス・ウィルソン作バラード、ビーチ・ボーイズ「Forever」をオリジナルに近い雰囲気でカヴァー。

この曲以外にも、マルコス・ヴァーリ「Mais Do Que Valsa (Just A Memory)」の浮遊感あるアレンジも気持ち良く、今作はこのカヴァーのインストゥルメンタルで締め括られています。東尾沙紀


2017年5月25日(木) オールド・クロウ・メディスン・ショー 「雨の日の女」

5/19天辰保文氏トーク・イベント『Talking Man Vol.7』にて、天辰さんが最近のお気に入り盤として紹介した1枚。

オールド・クロウ・メディスン・ショー『ブロンド・オン・ブロンド 50周年記念ライヴ』
(国内CD 天辰保文氏による日本語解説・歌詞・対訳付 SICP-5325 2,400円+税)

オールド・クロウ・メディスン・ショーは1998年から活動しているアメリカーナ・バンド。
カントリー、ブルーグラス、フォーク、アメリカン・ルーツ・ミュージックを現代の息吹で聴かせるサウンド・スタイルで、デイヴ・ローリングス/ギリアン・ウェルチとも交流がある6人組グループ。

マムフォード&サンズ、エドワード・シャープ&マグネティック・ゼロズと共に、カリフォルニアからニューオリンズまでの列車内でライヴ演奏するドキュメンタリー映像『ビッグ・イージー・エクスプレス』が2013年グラミーを受賞したことでも知られています。

そのオールド・クロウ・メディスン・ショーが、ボブ・ディラン1966年発表名作『ブロンド・オン・ブロンド』をカヴァー。
ディランのオリジナルが録音されたナッシュビルにて2016年5月行ったライヴ録音を収めたのが本盤。

「変わること、移ること、くるくると回り、常に動き続けること。それをボブから学んだ。」
「ボブがレコードでやったのと同じ演奏をする気は全くなかった。そうではなく、ボブ・ディランの50年分のやり方で演奏してみようと思った。」

オールド・クロウ・メディスン・ショーのメンバー、ケッチ・シーコアが上記のように語っている通り、『ブロンド・オン・ブロンド』の本質はそのままに、50年後の新たな『ブロンド・オン・ブロンド』を見事に表現。
気概伝わる演奏と歌に心熱くなります。森 陽馬


2017年5月24日(水) 村田和人 「Summer Invitation」

夏の到来を告げるように、東京ではここ数日で一気に暑くなりましたね。

<夏>と言えばビーチ・ボーイズ、そして村田和人、、、。

その村田和人さんの歌が旅行会社H.I.S.(エイチ・アイ・エス)のCMに使われることになりました。

5月25日から約1週間、関東・中部地方の下記放送局と街頭ビジョンにて流れるそうです。
・日本テレビ『ZIP』他
・テレビ朝日『グッドモーニング』他
・フジテレビ『ワイドナショー』(5月28日のみ)テレビ金沢/北日本放送/テレビ信州/静岡第一テレビ

オンエア楽曲は、村田和人さん2014年発表アルバム『ピーカン』1曲目「Summer Invitation」!

古い楽曲ではなく、最新オリジナル作から選曲されたのがうれしいですね。

村田さんはこの世からいなくなってしまったけれど、歌は永遠に生き続け、語り継がれ、そして愛され残るものなのだな、、、。

♪もういっかい愛に応えて 僕に夢とどけて ~ Have a good day. Have a good time. Have a good life.♪
(村田和人「Summer Invitation」歌詞より 作詞:安藤芳彦氏)  森 陽馬


★掲載ジャケットは「Summer Invitation」収録、村田和人『ピーカン』(IMCM-0007 2,778円+税)
PET SOUNDS RECORD店頭及び
通販コーナーにて販売中


2017年5月23日(火) 伊藤銀次 「Deadly Drive」(2017Re-Mix "No SE" Long Version)

伊藤銀次『デッドリイ・ドライブ』が再発されました。
(伊藤銀次『デッドリイ・ドライブ 40周年デラックス・エディション』
当店のみの特典付WPCL-12639 3,704円+税)

1977年ワーナー・パイオニア(当時の社名)からのファースト・ソロ・アルバムです。
今回は40周年記念デラックス・エディションとして、ボーナス・トラックもタップリ2枚組CDでの発売。

オリジナル・マスター・テープが出てきたということで音質的な向上はもちろん、多くの未発表音源も見つかり、今回とても興味深い形でCD化されたのは喜ぶべきことだと思います。

・<オリジナル1977ミックス>
・<2017リミックスのバック・トラック>
・<アルバム未収録シングル・トラック>
・<オリジナル収録の全曲を2017リミックス>
・<別ヴァージョン、アウトテイクなどを2017リミックス>
・<2012年、2016年アコースティック・ライヴ・ヴァージョン>
と盛りだくさんの全34トラック収録。

上原"ユカリ"裕、田中章弘、坂本龍一、緒方泰男、斉藤ノブ、村松邦男、そしてコーラスでセンチメンタル・シティ・ロマンス、大貫妙子などが参加しており、伊藤銀次の歌&ギターと見事に打ち解けています。

CD内容充実していますが、対談/コメント/解説/ジャケットやチラシ等資料掲載のブックレットも、見て読んで楽しいものになっています。

今日のこの1曲は村松邦男とのギター・バトルが疾走感を感じさせてくれる「デッドリイ・ドライブ」。
オリジナルより1分40秒ほど長い、SEなしの2017年リミックス・ヴァージョン! 最高です。

オールマン・ブラザーズ・バンドの名インスト・ナンバー「ジェシカ」がお好きな方にはオススメの1曲です。森 勉


2017年5月22日(月) マイクロスター 「友達になろう」

PET SOUNDS RECORDが選ぶ2016年ベスト・アルバム
マイクロスター『シー・ガット・ザ・ブルース』

2017年に入ってからも大ロングセラー中の今作、限定アナログLPが明日入荷予定です。
(2017年5月24日発売 国内LP HCR-9674 3,200円+税)

当店にてお買い上げの方先着で、catchball studioロゴ入りトート・バックをプレゼント!
←W37cm×H36cm×D11cm コットンシーチング生地 LPが入る大きさです

catchball studioはマイクロスター佐藤清喜さんが1990年代に立ち上げた自主レーベル。
capitol recordsのロゴを基に佐藤清喜さん自身がデザイン制作されたロゴを使用し、catchball studioから今後新たなリリースが出てくることを期待して、当店オリジナル・トート・バックを作成いたしました。

是非お使いいただいて、catchball studio及びマイクロスターの素晴らしい音楽をより多くの方へお伝えいただければうれしいですね。

今日のこの1曲はCD4曲目、LPではA面4曲目。A&M/バカラック調な雰囲気の「友達になろう」を。

ちなみに、マイクロスターのこのアナログ盤。
近年の新品アナログLPとしては珍しく<帯>が付いています。
その帯が佐藤清喜さんこだわりの<細帯>というのも、手にした方は是非注目してください。森 陽馬


2017年5月21日(日) Francis Macdonald & Harry Pye 「Mike Love Fan Club」

2017年3月に単独公演を行ったグラスゴーの人気バンド、ティーンエイジ・ファンクラブ。

来日の頃ちょうどリリースされたのが、バンドの創設メンバーでドラマーのフランシス・マクドナルド最新ソロ・アルバム『ボンジュール』。

<ローファイ・ブリティッシュ・アートの達人>と評されたこともあるロンドン拠点のアーティスト、ハリー・パイとのコラボ作品です。
(国内CD 歌詞・対訳・本人達による曲解説付 HSE-6382 2,400円+税)

ティーンエイジ・ファンクラブ的なほわっと心温まるポップな楽曲の合間に、ハリー・パイによる長めのポエトリー・リーディングが挟み込まれるといった感じで、聴き進めていくと終盤にこんな曲が収録されています。

♪Mike was born in 1941
 We Love Mike Love! We Love Mike Love!

僕たちはマイク・ラヴが大好き!とサビで連呼する、マイク・ラヴ讃歌のような1曲。

ライナーノーツによると昔からビーチ・ボーイズが好きで、マイク・ラヴが気に入りそうな歌詞を書いたとのこと。初期ビーチ・ボーイズを意識したエレキ・ギターソロ&コーラスも聴かせてくれますが、ゆる~い感じで和みます。東尾沙紀

2017年5月20日(土) キャロル・キング 「ビューティフル」

キャロル・キングの半生を描いたミュージカル『ビューティフル』がブロードウェイで上演されたのは2013年のこと。

すぐに大評判となりトニー賞を受賞。
ニューヨークだけでなく全米ツアーや海外公演が行われ、多くの観客を魅了し続けているそうです。

動画サイトで海外の公演を少し見ることができましたが、実際の舞台を見れていないのは残念です。

さて、この『ビューティフル』。
日本人キャストによる公演が決定し一般前売も始まっています。

7月26日から8月26日東京・帝国劇場で上演。
キャロル・キング役は日によってのダブル・キャストで水樹奈々と平原綾香が演じることになっています。

歌の訳詞は湯川れい子さんが担当。
まだちょっと先ですが楽しみに待つことにしましょう。
キャロル・キングだけでなく、バリー・マン&シンシア・ワイル夫婦も物語にかなり関係してくるらしいので、そこらへんも興味深いところです。

今日はそんなこともあって、キャロル・キング「ビューティフル」を。

本来は『つづれおり』収録曲ですが、2016年に出たベスト盤『ビューティフル・コレクション』から。
歌詞・対訳も付き、ライナーノーツは天辰保文氏。(国内CD 全20曲 SICP-30888 1,800円+税) 森 勉


2017年5月19日(金) リンダ・ロンシュタット 「Ooh Baby Baby」

天辰保文氏トーク・イベント『Talking Man』Vol.7 リンダ・ロンシュタット特集。
カリフォルニアの女神が舞い降りたような青空日、たくさんのご来場ありがとうございました。

リンダ・ロンシュタットの歌の魅力、実感できましたね。
天辰さんがおっしゃっていたように、「男性に歌いたい歌があるように、女性にも歌いたい歌があるのだ」ということ、そして「リンダは色々なことを引き受けて、その歌いたい歌に自らの想いを込めていたのだ」ということ。

それを認識した上でリンダの歌を聴くことによって、その歌声の奥にある優しさであったり、切なさであったり、様々な感情が伝わってきたように思います。

愛しい瞳と美しい歌声で多くの人を魅了した女性シンガー、リンダ。
パーキンソン病を患い歌手活動を引退しましたが、彼女の歌声に改めて感謝とエールを。
そして天辰保文さん、音楽への愛情溢れるお話しをありがとうございました。

その天辰保文さんが選ぶ<リンダ・ロンシュタットの唄 ベスト3>。
まずはこの曲でした。

リンダ・ロンシュタット「ウー・ベイビ・ベイビー」
(1978年発表『ミス・アメリカ』(原題:Living In The USA)に収録)

オリジナルはスモーキー・ロビンソン作、ミラクルズ1965年発表名曲「Ooh Baby Baby」。

<宇宙でいちばんの♪ウーウー♪>(天辰さん談)
ラストに長く伸ばして歌われる♪ウー♪には何時聴いても胸が締め付けられます。森 陽馬


★掲載ジャケットは「ウー・ベイビー・ベイビー」収録『ミス・アメリカ』(原題:Living In The USA)。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-76590 1,714円+税、紙ジャケット仕様はWPCR-13857 2,667円+税)


2017年5月18日(木) ネルソン・リドル 「The Most Beautiful Girl In The World」

PET SOUNDS RECORD企画による天辰保文氏トーク・イベント『Talking Man』。
第7回目リンダ・ロンシュタット特集、当店地下アゲインにて5月19日(金)19時半より行います。

今までは月曜日でしたが、今回は金曜日開催です。
当日でもご入場いただけますので、週末お時間ございましたらお気軽にお越しくださいませ。

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2017年5月19日(金)
PET SOUNDS RECORD presents“天辰保文 Talking Man Vol.7 リンダ・ロンシュタット特集”
ライヴ・カフェ アゲイン(武蔵小山)
18時半開場 19時半開演 入場料1,500円
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リンダ・ロンシュタットが1980年代にリリースした『ホワッツ・ニュー』他ジャズ・スタンダード・カヴァー・アルバム3部作にて、素晴らしいストリングスを聴かせてくれた名編曲家・指揮者ネルソン・リドル。

フランク・シナトラ、ナット・キング・コールとの仕事でも知られる彼が1964年に発表した作品が世界初CD化。

ネルソン・リドル『グレイト・ミュージック、グレイト・フィルムス、グレイト・サウンズ』
(国内CD 世界初CD化 日本語解説付 WPCR-17658 1,500円+税)

映画『隊長ブーリバ』、『ジャンボ』、『戦艦バウンディ』のテーマ曲等を、流麗なストリングスで奏でた1枚。
小粋で心地良いイージーリスニングお好きな方、オススメです。森 陽馬


2017年5月17日(水) Manceau (マンソー) 「クール・デイ」

タヒチ80、ギター・ポップお好きな方にもオススメ♪

フランスの男性4人組バンド、Manceau(マンソー)。

タヒチ80のグザヴィエ・ボワイエ&ペドロ・ルスンドがプロデュースしたデビュー作『マンソーの人生讃歌』(
2012年6月7日今日のこの1曲で紹介)から、約5年ぶりとなる新作2ndアルバム『アイ・ワナ』がプロダクション・デシネからリリースされました。

マンソー『アイ・ワナ』
(国内CD VSCD-9830 2,200円+税)

澄んだ歌声、気持ちのいいコーラス、ポップ度/キラキラ度もアップ♪

プールの青に、スカートの赤。
シンプルだけど夏らしいジャケット・イメージにぴったりの爽やかなメロディーが詰まった1枚。

特に1曲目「クール・デイ」の清涼感!

今日はひんやりとした1日でしたが、もう少し夏が近づいてきたら、聴くのにとっても気持ち良いと思います。東尾沙紀



2017年5月16日(火) Yogee New Waves 「Ride On Waves」

Suchmos、Never Young Beachに続く2017年ブレイク必至バンド、と言えばYogee New Waves!

Yogee New Waves(ヨギー・ニュー・ウェーヴス)は、角舘健悟(Vo, G)を中心に粕谷哲司(Dr)と、2017年1月から正式メンバーとして加わった竹村郁哉(G)、上野恒星(B)含む4人組バンド。

山下達郎/はっぴいえんど等70's日本シティ・ポップ。サニーデイ・サービス/くるり等近代日本ロック。
そして現代の息吹とを繋げるサウンドで魅力を放つグッド・ミュージック・グループです。

曽我部恵一も大絶賛している彼らの2ndフルアルバム『WAVES』が本日入荷しました。
(YOGEE NEW WAVES『WAVES』 初回限定DVD付 ROMAN-012 3,300円+税)

全11曲入りアルバムの冒頭を飾るのは、RECORD STORE DAY 2017で限定アナログEPカットされ大好評だった゛ヨギー版Ride On Time”とも言える「Ride On Waves」。

山下達郎楽曲を彷彿とさせるベースラインやシンコペーションを散りばめながら、今の音でグルーヴィーかつポップに聴かせるキラーチューン♪

なお、初回盤DVDには、2017年3月25日リキッドルームでのライヴ映像等が52分収録されています。森 陽馬


2017年5月15日(月) SALAMI ROSE JOE LOUIS 「Lil Idea:Sun And The Moon」

<ヒップホップ・エイジに降り立った、未来から来たブロッサム・ディアリー>橋本徹(SUBURBIA)

サラミ・ローズ・ジョールイス『ズラティー・ソース・ネフュー』
(国内CD 日本語解説付&先着で未発表新曲2曲を収録したCDR付 RCIP-0257 2,300円+税)

フリーソウル/サバービアの橋本徹氏が評するように、独特な感性を持った新世代女性宅録ミュージシャン。

サラミ・ローズ・ジョー・ルイスは、アメリカ/カリフォルニア州サンディエゴ出身、リンゼイ・オルセン(Lindsay Olsen)によるソロ・プロジェクト。

2016年デビュー・アルバム『son of a sauce!』を配信&カセットテープのみで発売。
そして、2017年4月同じく配信&カセットのみで2ndアルバム『Zlaty Sauce Nephew』をリリース。

その2ndをApres-midi Recordsが日本のみCD化したのが今日紹介するこの1枚です。

1~2分程度の短い楽曲が全32トラック(特典CDR音源2曲含め全34トラック)。
浮遊感あるアナログ・シンセに、ウィスパー&キュートな女性ヴォーカル。
ジャケット・イメージ通り、宇宙を漂っているような不思議な感覚にさせられる音世界。

幻想的&音響系ドリーミー・ポップお好きな方は要注目のニューカマーです。森 陽馬


2017年5月14日(日) DYGL 「Don't Know Where It Is」

渋谷シネマライズは学生時代様々な作品を観た思い出の映画館。
若者の閉塞感・ドラッグ渦を描いた『トレインスポッティング』、大ヒット作『アメリ』もここで観た記憶がある。

2016年1月閉館、今はライヴハウスWWWX(地下はWWW)となっているこの場所で、DYGLのライヴを見た。

2017年4月19日発売1stフル・アルバム『Say Goodbye To Memory Den』レコ発ツアー2日目。

20代中心の観客で熱気溢れる会場、駆け抜けるように過ぎた1時間15分。
発表した楽曲はほぼ全曲演奏し、70'sパンク名曲「Teenage Kicks」(The Undertones)カバーも披露。
ドラッグのようなクセになるメロディー、青春漲るロック・ビートに心も体も熱くさせられた。

渋谷の街はどんどん変わって、昔見た風景が無くなっている。(パルコは更地になり、GAPも閉店していた)
渋谷に限らず、時を経て様々なものが変化していく。

でも新しいものも生まれている。
過去の郷愁に浸るのではなく、DYGLのように心を躍らせてくれる新しい未来に期待したい。森 陽馬


★掲載ジャケットはDYGL『Say Goodbye To Memory Den』
(国内CD 当店にてお買い上げの方先着ポストカード付 HEC-004 2,500円+税)


2017年5月13日(土) 坂田学 「木の奥」

名サックス奏者坂田明の息子であり、ピラニアンズ、ポラリスからムーン・ライダーズ、ハナレグミなど様々なサポートで活躍しているドラマー、坂田学。

グルーヴ感溢れるドラミングを持ち味としている彼が、ちょっと不思議なソロ・アルバムを発表しました。

坂田学『木の奥』
(国内CD LR-001 2,300円+税)

木の幹をイメージ(手触りも)したデザインのジャケット。
CDのレーベル面やブックレットの装丁、そして歌詞も゛木の奥”をコンセプトにしたトータル作品です。

おおはた雄一、高田漣、エマーソン北村、中島ノブユキ、鹿島達也、橋本歩ほか参加。
約10年の歳月を経て完成させた全8トラックの1枚。

♪遠い記憶を拾い集める ~ 子供のころの記憶はなくても 見えない場所に今も残っている ~木の奥で声が聞こえる ~♪(「木の奥」歌詞より抜粋)

木の奥に潜む遠い記憶を手繰り寄せるように歌われる内省的なシンガー・ソングライター楽曲「木の奥」。
音と音の隙間、彼の優しいまなざしが感じられる美しい1曲です。森 陽馬


2017年5月12日(金) Paul Weller 「Satellite Kid」

ザ・ジャムでデビューし、2017年5月で40周年。
5月25日には59歳の誕生日を迎えるポール・ウェラー。
2年ぶりとなる新作『A KIND REVOLUTION』が本日入荷致しました。
(輸入CD 0190295830595 3枚組スペシャル・エディション)

初の映画サントラ制作、ストーン・ファンデーション新作プロデュース&参加、今夏8人目の子どもが生まれるなど...様々な話題はもちろん、コンスタントに作品を届けてくれるのはとても嬉しい事です。

P.P.アーノルド&マデリン・ベルがコーラス参加/ファンキーな「Woo Se Mama」に始まり、ロバート・ワイアットがヴォーカル&トランペットで参加した「She Moves With The Fayre」、ボーイ・ジョージのソウルフルな歌声が絡む「One Tear」ほか、多彩なゲストにも注目です。

前作『サターンズ・パターン』リリース後すぐに制作に取り掛かったそうですが、近年の中では曲もアレンジも割とシンプルで、要所に挟まれる美しいバラードにもホロッ。
まだまだ聴き込みが足りませんが、特にB面にかっこいい曲が固まっているなぁという印象です。

前作にも参加していた若手ギタリスト、ジョシュ・マクローリー(ザ・ストライプス)の熱演が嬉しい「Satellite Kid」はライヴで聴きたい1曲!
新作のツアーもあるので是非是非日本にも来てほしいです。

輸入盤スペシャル・エディションは、本編+インスト・バージョン+リミックスを収録したボーナス・ディスク付3CD。
国内盤(WPCR-17832 2,457円+税)は、5月31日発売予定です。東尾沙紀

2017年5月11日(木) TATSURO YAMASHITA On BRASS 「パレード」

山下達郎の名曲がブラス・アレンジされCD化されました。

『Songs Of TATSURO YAMASHITA On BRASS ~山下達郎作品集 ブラスアレンジ~』
(国内CD スマイル音楽出版 TMC-1 1,852円+税)

中学・高校の在学時代6年間、ブラス・バンドをやっていた山下達郎の監修によるもので、達郎自身の推薦文もブックレットに掲載されています。

収録曲は「アトムの子」、「パレード」、「さよなら夏の日」、「硝子の少年」、「クリスマス・イヴ」の5曲。
全曲オリジナルのメロディーの良さを残しつつ、新しい感覚で山下達郎楽曲を楽しめるものになっています。

アレンジを担当しているのは、三宅一徳、大坪稔明、そして、この「パレード」をアレンジした狭間美帆。

フルート、オーボエ、クラリネット、サックス、トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバ等の管楽器が一斉に奏でられる迫力は、いつもより少し大きめのヴォリュームで聴きたくなります。

なお、エレキ・ベースでTOKIE、ドラムスに小笠原拓海が参加しています。森 勉


通販コーナーにて発売中。


2017年5月10日(水) 大滝詠一 「ナイアガラ・ムーンがまた輝けば」

ナイアガラ・レーベルとファッション・ブランドSHIPSの3,000セット限定コラボ商品。
当店PET SOUNDS RECORDでも取り扱いできることになりました。

『NIAGARA×SHIPS COLLAVOX』
(2017年5/30発売 EP+Tシャツ+グッズ 8,000円+税)

WORKSHOP MU!でナイアガラ初期デザインを確立した中山泰氏によるデザイン!
<セット内容>
・大滝詠一45rpm7インチ・シングル盤
(A面「ナイアガラ・ムーンがまた輝けば」 B面「夜明け前の浜辺」)
・ナイアガラ・コラボTシャツ (原産国made in USA ホワイト S,M,Lサイズ3種)
・ナイアガラ・ポストカード(3枚セット)
・スペシャルBOX
   

大滝詠一「ナイアガラ・ムーンがまた輝けば/夜明け前の浜辺」7inchレコードと、ナイアガラ・レーベル公式Tシャツ、ポストカード3枚セットをスペシャルBOXに入れて3,000セット限定販売!

アナログA面は『Niagara Moon』収録「ナイアガラ・ムーンがまた輝けば」(初シングル化)。
B面には『Niagara Triangle Vol.1』収録「夜明け前の浜辺」(本来は『Niagara Moon』収録予定だった「夜の散歩道」に歌詞をつけた楽曲)をカップリング。

今回の選曲に関しては、SHIP=船からイメージされる水の音(A面には滝の音、B面には波の音)がSEとして挿入されているところがポイント、とのこと。
カッティングは『DEBUT AGAIN』、『NIAGARA 45RPM VOX』も手掛けたマスタリングの巨匠ティム・ヤングが担当。

3,000セット限定のため、Tシャツサイズによっては発売前に予約終了となる可能性もございます。
ご予約の際は、TシャツサイズS,M,Lをご連絡くださいませ。
(Tシャツはアメリカ仕様のため、一般的なサイズよりも大きめな感じです) 森 陽馬



2017年5月9日(火) PARK MUSIC ALLSTARS(橋本愛、染谷将太ほか) 「PARK MUSIC」

映画『PARKS』を吉祥寺オデヲンにて先日鑑賞。

2017年5月で開園100周年を迎える井の頭公園、そして吉祥寺の街を舞台にした物語。

2014年に惜しまれつつ閉館した吉祥寺名物映画館<バウスシアター>。そのオーナーであった本田拓夫氏企画の元、新世代女性監督瀬田なつきが監督・脚本・編集を担当。主演は橋本愛、永野芽郁、染谷将太。

映画ストーリーは軽いテンポの序盤から終盤幻想的というか一風変わった切実な展開となり、大衆映画とは違った余韻を残しますが、見る人によって色々な解釈ができ、不思議と後に残る作品です。
(永野芽郁演じるハルの存在をどのように捉えるかで、鑑賞後の印象も大きく変わってくると思います)

吉祥寺の高校・大学へ通っていた僕は、井の頭公園含め吉祥寺の様々な場所(駅前、サンロードはもちろん、ハモニカ横丁、ココナッツディスク、スターパインズカフェ、成蹊大学校門前等)がロケーションとして使われているのを見て昔を思い出し、とても楽しむことができました。

音楽監修はトクマルシューゴ。様々なミュージシャンがサントラへ曲提供しているだけでなく、澤部渡(スカート)、高田漣、谷口雄、シャムキャッツ、そして佐野史郎等多くのアーティストが実際に出演。
トムズキャビンの麻田浩さんが重要な役柄で出てくるのも見どころですね。

今日のこの1曲は、サントラ盤から主題歌「PARK MUSIC」。
(国内CD 映画『PARKS』オリジナルサウンドトラック TONO-004 2,500円+税)

映画を観てから聴くと、高城昌平(cero)も関わった歌詞の内容と物語がリンクし、制作者の想いが伝わってきます。森 陽馬


2017年5月8日(月) 加山雄三 「お嫁においで」

今、星野源の話題と言えば5月4日NHKテレビで放送された『おげんさんといっしょ』ということになりますが、今日はその話題は横に置いておいて3週間ほど前の話です。

ラジコのタイムフリー機能で星野源『オールナイト・ニッポン』を聴いていたら、なんともうらやましい特別な会に出席というか参加したことを報告していました。

2017年で80歳を迎えた加山雄三さんのお誕生日をお祝いする会が4月中旬ブルーノート東京を貸し切り、完全クローズドの形で行われたそうです。

主催というか発起人はなんと、山下達郎・竹内まりや夫妻と桑田佳祐・原由子夫婦。
星野源は桑田佳祐と同じアミューズ所属ということもあり、そこに誘ってもらったそうです。

ステージにはハコバンとして桑田佳祐のいつものバックバンドがスタンバイ。
山下夫妻、桑田夫妻の歌も披露されたそうです。
加山さんは最後に圧巻の「マイ・ウェイ」を歌ったとのこと。

今日のこの1曲はその会で源くんが歌った「お嫁においで」。

1966年発表加山雄三『ハワイの休日』1曲目に収録されています。
(CD ドリー・ミュージック MUCD-1006 2,381円+税)

それにしても、その場にいらした方々がうらやましい、、、。森 勉


2017年5月7日(日) KASHIF 「On And On」

2017年ゴールデン・ウィーク中、店でかけていると「今かかっているのは何ですか?」とよく聞かれた1枚。

KASHIF『BlueSongs』
(国内CD HBRJ-1025 2,400円+税)

KASHIFは横浜の音楽クルーPan Pacific Playa所属、JINTANA&EMERALDSに在籍。
一十三十一、スチャダラパー、(((さらうんど)))、G.RINA等のギタリスト&作編曲家として活動してきた日本人男性ミュージシャン。

一十三十一ゲスト・ヴォーカル参加、鴨田潤(イルリメ)作詞、砂原良徳マスタリング。
ジャケットは大滝詠一『ロンバケ』、RECORD STORE DAYイラストで知られる永井博が手掛けたソロ1stアルバムが発売になりました。

まさに、<21世紀の゛アウェイクニング”>!?

心地良い浮遊感。
白昼夢を見ているような陶酔音感。
゛青”の世界へ現実逃避できる傑作です。

今日のこの1曲は、2曲目「On And On」。
ラストのギター・フレーズはシールズ&クロフツ「Summer Breeze」を彷彿とさせます。森 陽馬


2017年5月6日(土) Philippe Baden Powell 「Vamos Donatear?」

ゴールデン・ウィーク、いかがお過ごしでしたでしょうか?
東京は初夏を感じさせるくらい朗らかな陽気が続きましたね。

そんな心地良い昼下がり、店でよくかけていたこの1枚。

フィリップ・バーデン・パウエル『Notes Over The Poetry』
(国内仕様CD 日本語解説付 UNCD-009 2,000円+税)

ブラジル/リオ出身名ギタリスト、バーデン・パウエル(2000年9月没)。
彼には息子が二人いて、ルイ・マルセル・パウエルはギタリスト。(
2005年5月19日今日のこの1曲で紹介)
フィリップ・バーデン・パウエルはピアニストとして活動しています。

1978年生まれピアニストのフィリップ、4枚目のリーダー作となる2017年発表オリジナル・アルバムが今作。

ビル・エヴァンスを起点にミシェル・ペトルチアーノ、ブラッド・メルドーをフェイヴァリットに挙げている彼のピアノ・スタイルは、ラヴェルやドビュッシー的クラシカルな気品を感じさせますね。

フランス人ドラマーのアンドレ・チェカレリ、キューバ/マタンサス出身ベーシスト、ラファエル・パセイロを従えたヨーロピアン・ジャズ・サウンドをベースに、FAR OUTレーベルらしい今の音&ロバート・グラスパー的現代の息吹も取り入れつつ、古き良きジャズのエッセンスを引き継ぐ新世代ブラジリアン・ジャズを聴かせます。

今日のこの1曲は、ジョアン・ドナートへ捧げた1曲目「Vamos Donatear?」。
上品なブラジリアン・フュージョン♪ 穏やかに時が流れます。森 陽馬


2017年5月5日(金) パーカー・マッギー 「Angel Dancing」

子供の頃、寝ている時によく見た夢。
皆さんは憶えてますか?

幻想的で、はかなくて、不思議な夢。
大人になって、ふと思い出すことがあります。

夢の世界は人それぞれでしょうが、その子供の夢の情景を描いた素敵な歌を紹介しましょう。

Parker McGee「Angel Dancing」
(パーカー・マッギー1976年発表アルバム収録 国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-15652 1,143円+税)

イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー1976年大ヒット曲「秋風の恋」(I'd ready love to see you tonight)の作者としても知られるパーカー・マッギー。
1976年発表唯一のソロ作は、ジェイムス・テイラーやジム・クロウチをお好きな方にオススメの1枚です。

聴きものは切ない7曲目「I Just Can't Say No To You」、郷愁誘う1曲目「Goodbye Old Buddies」。
そして、今日のこの1曲、5曲目「Angel Dancing」。

愛しいアニーと一緒に空を飛ぶ夢。
大人は信じてくれない無垢な心が美しくも切ないメロディーと共に語られる名曲。

曲後半で聴ける子供の会話は、パーカー・マッギーの娘アリアナ・マッギーと、今作のプロデューサー、カイル・レーニングの息子ジェイソン・レーニングによるものだそうです。森 陽馬


2017年5月4日(木) Brinsley Schwartz 「I'll Take Good Care Of You」

ブリンズリー・シュウォーツの名曲「(What's so funny 'bout) Peace, Love and Understanding)」が収録された74年発表6枚目『The New Favourites Of...』の次の作品として録音されたものの、バンドは75年に解散。

当時日の目を見ることなくお蔵入りとなったアルバムが、40年以上の時を経て公式リリースされました。

ブリンズリー・シュウォーツ『It's All Over Now』
(国内CD 解説付 MSIG-1143 3,000円+税)

一部既発のものもあり、以前は非公式盤等でも聴けたのかもしれませんが、イアン・ゴムによるミックスが施され、正式な形で発売されたのは嬉しいかぎりです。

ニック・ロウがのちにソロで歌い直している「We Can Mess Around」。
ニックのソロよりちょっとテンポの速い「恋するふたり(Cruel To Be Kind)」のオリジナル・ヴァージョン。
デイヴ・エドマンズが76年にカヴァーした「As Lovers Do」等、オリジナル曲。
そして、バッキンガムズ、トミー・ロウ、ウィリアム・ベル、ボビー・ウーマック作のカヴァーも交えた11曲。

『The New Favourites Of...』のポップ&ソウル路線をいく、ブリンズリーらしいメロディの曲が並んでいます。

今日の一曲は、ガーネット・ミムズの66年のカヴァー「I'll Take Good Care Of You」。
ニック・ロウのリード・ヴォーカルもハマっているソウル・バラード。
良い曲なので、オリジナルも聴いてみたくなりました。東尾沙紀


2017年5月3日(水) シェリル・クロウ 「Alone In The Dark」

「シェリル・クロウはやっぱり初期3作!」
という方は、2017年発表オリジナル・アルバム『Be Myself』、必聴です。

シェリル・クロウ『Be Myself』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック3曲追加 解説・歌詞・対訳付 WPCR-17720 2,457円+税)

ナッシュビル録音でカントリー風味だった2013年作『Feels Like Home』以来約3年半ぶりとなる今作。

デビュー時から近作まで彼女の重要曲に多く関わっているギタリスト、ジェフ・トロットが今作では全曲で共作。
更に、シェリルの初期作でエンジニアを務めていたチャド・ブレイクが久々約18年ぶりに参加。

楽曲&サウンドも初期のようなポップ・ロックな雰囲気。
女性としてのか弱さやナイーヴな面がありつつ力強くもあるシェリル・クロウ節も健在です。

今日のこの1曲は、1曲目「Alone In The Dark」。
彼女が大好きなローリング・ストーンズっぽいリズムとハーモニカが入る曲展開がNice!

なお、②「Halfway There」にはゲイリー・クラークJr、⑨「Heartbeat Away」にはドイル・ブラムホールⅡがギター参加しています。森 陽馬



2017年5月2日(火) 野宮真貴 「ワンダフル・サマー」

野宮真貴のニュー・アルバム『ヴァカンス渋谷系を歌う。~Wonderful Summer~』が発売になりました。

野宮真貴『ヴァカンス渋谷系を歌う。~Wonderful Summer~』
(CD UICZ-4394 2,315円+税 
当店オリジナル特典付

今回のアルバム・コンセプトは、「日本の夏、渋谷系の夏」。
センスの良い夏の歌が選ばれ、野宮真貴が涼し気なヴォーカルをたっぷり聴かせてくれます。

竹内まりや1stアルバム『ビギニングス』に収録されていた山下達郎作詞・作曲による「夏の恋人」。
かまやつひろし作品、スパイダース「サマー・ガール」。
大滝詠一『ナイアガラ・カレンダー』より「真夏の昼の夢」。
小西康陽が吉村由美(PUFFY)へ提供した「V・A・C・A・T・I・O・N」。
などがいい感じでカヴァーされています。

渡辺満里奈、横山剣(CRAZY KEN BAND)、松尾レミ(GLIM SPANKY)がヴォーカル参加した曲も入っています。

そんなゴキゲンなアルバムから1曲目に収録されているロビン・ワードのカヴァー「ワンダフル・サマー」を。

真貴さんのキュートな声にSmooth Aceのコーラスが絶妙なバランスでまぶされています。

アルバム全体を通してのアレンジ及び多くの楽曲を担当したスパム春日井の手腕が冴えています。森 勉

★当店のみのオリジナル特典!ジャケット・デザイン・マグネットを先着でプレゼント!


2017年5月1日(月) リンダ・ロンシュタット 「Don't Cry Now」

PET SOUNDS RECORD企画による天辰保文氏トーク・イベント『Talking Man』。
第7回目の開催が2017年5月19日(金)決定いたしました。

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2017年5月19日(金)
PET SOUNDS RECORD presents“天辰保文 Talking Man Vol.7 リンダ・ロンシュタット特集”
ライヴ・カフェ アゲイン(武蔵小山)
18時半開場 19時半開演 入場料1,500円
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第7回目はリンダ・ロンシュタット特集。
愛しい瞳と美しい歌声で多くの人を魅了した女性シンガー、リンダ。
パーキンソン病を患い歌手活動を引退していますが、感謝とエールを送る意味でも、天辰保文氏のお話しを伺いながら彼女の歌を皆で聴きたいと思っております。
金曜日の夜、お時間ありましたら是非お立ち寄りください。

さて、リンダ・ロンシュタットの名唱から今日のこの1曲。
リンダ・ロンシュタット「ドント・クライ・ナウ」。

1973年発表アルバム『Don't Cry Now』は、イーグルス「Desperado」、リビー・タイタス&エリック・カズ作名曲「Love Has No Pride」のカヴァーが素晴らしいのですが、このタイトル曲も聴きもの。

ちなみに竹内まりや「人生の扉」は、雰囲気やペダル・スティールが入る展開がこの曲にそっくり。
バックがセンチのメンバー中心ですから、この「Don't Cry Now」を下敷きにしたのかもしれませんね。森 陽馬


2017年4月30日(日) Ray Davies 「Silent Movie ~ Rock'N'Roll Cowboy」

様々なミュージシャンが参加したセルフ・カヴァー作品『See My Friends』(2011年)をはさみ、オリジナルとしては10年ぶりとなる新作『Americana』をリリースしたレイ・デイヴィス。

レイ・デイヴィス『アメリカーナ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-31058 2,600円+税)

同名の自伝本(2013年)のサントラ的作品となっており、初めて渡米した頃の経験、友人との思い出、現代社会へのメッセージを織り交ぜ、アメリカへの憧れも滲ませながら、変わらないレイ・デイヴィス節を聴かせてくれます。

今作でバックを務めているのはアメリカのバンド、ザ・ジェイホークス。
イギリスにあるレイ・デイヴィス所有のコンク・スタジオでレコーディングを行っていた彼らへ声をかけたのだそうです。

演奏、コーラス他、ツアー中では会えない家族を想う自身と妻の目線で歌われる「Message From The Road」では、ジェイホークスの紅一点カレン・グロットバーグがリード・ヴォーカルでも活躍。
レイ・デイヴィス流アメリカーナを体現するのに一役買っています。

他にも、キンクス時代から携わっているキーボーディスト、イアン・ギボンズや、ウォーターボーイズのメルヴィン・ダフィーの名も。

カレンがリード・ヴォーカルを務めたもう1曲のカントリー・ナンバー「A Place In Your Heart」。
重厚感ある「The Mystery Room」。
アレックス・チルトンとのエピソードを語る「Silent Movie」から「Rock'N'Roll Cowboy」の流れは特にグッとくるものがあります。

『Americana』第2弾に向けて、曲も大量に書きためているそう。
73歳まだまだ精力的ですね。東尾沙紀



2017年4月29日(土) ウィリー・ネルソン 「Old Timer」

1933年4月29日生まれのウィリー・ネルソン。
2017年の今日で84歳を迎えました。おめでとう!ウィリー御爺さん!

自らの誕生日を祝すように、オリジナル・アルバム『God's Problem Child』(邦題:なんてこったい!』を発表。
これが心和む素晴らしい1枚でした。

ウィリー・ネルソン『God's Problem Child』(邦題:なんてこったい!)
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-5311 2,400円+税)

まず今作で特筆すべきは、日本盤ブックレットでしょう。
手に取って中をご覧なられれば一目瞭然!
萩原健太氏解説文そして歌詞・対訳の活字が、通常ブックレットより明らかに大きいフォントなのです。

<年齢高めで老眼が進んでいる人>という今作CD購入層へピンポイントな作り♪
この字の大きさによるブックレット仕様は他アーティスト作品にも活かしてもらいたいですね。

なお、作品内容はナッシュヴィル系ミュージシャンが参加し、ウィリー・ネルソンらしい穏やかな音感。
カントリー/アメリカン・ルーツ音楽好きの方必聴の全13曲。

中でも2曲目「Old Timer」。
ドニー・フリッツとレニー・ルブランによる共作曲。

この曲だけでも買い!と断言したい、マッスルショールズ系の沁みる極上ナンバーです。森 陽馬



2017年4月28日(金) デイル・ホーキンス 「スージー・Q」

「スージー・Q」は我々60'sの音楽で育った者にとっては、1968年ヒットしたクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの長尺ヴァージョンで記憶に残る曲となりました。

CCR「スージー・Q」に関して当時のレコード解説や音楽雑誌記事を見ると、こんなことが書いてあったと思います。

<ローリング・ストーンズも以前歌っていましたが、オリジナルは1957年にヒットしたデイル・ホーキンスというルイジアナ出身の白人です>

これを読んでから友達が持っていたローリング・ストーンズ『NO.2』を借りてストーンズ・ヴァージョンを初めて聴くことができましたが、デイル・ホーキンスの「スージー・Q」はなかなか聴く機会がありませんでした。

それから約10年、1970年代半ばにやっと何かのオムニバスLPでこのオリジナルを聴くことができたわけですが、現在は簡単にCDで聴けるようになっています。しかも安い値段で。

デイル・ホーキンス『スージー・Q ~ベスト・オブ・デイル・ホーキンス』
(国内CD ユニバーサル UICY-77331 1,000円+税)

これも時が随分過ぎてからわかったことですが、この曲のリード・ギターは若きジェイムス・バートンが弾いているそうです。印象的なリフとワイルドな間奏、ロックしています。森 勉



2017年4月27日(木) SANTANA 「Soul Sacrifice」

サンタナ日本武道館公演を見てきました。

2017年で御年70歳となるカルロス・サンタナ。
白いスーツに白いTシャツ、白いズボンに白い帽子&白い靴、という全身白のいで立ち。
白熱の演奏をかき分けるように繰り出される情熱的なギター・フレーズ。

ステージ後ろのヴィジョンにウッドストック時の映像が映し出され、現在の姿&ライヴとシンクロした瞬間は感動してしまいましたね。

祈りの仕草をしてからギター・ソロへ入る場面を見て、一音に込める気持ちや熱が伝わってきました。

個人的には、約24~5年前レニー・クラヴィッツのコンサートで見て度肝を抜かれた女性ドラマー、シンディ・ブラックマンが現在はカルロス・サンタナの奥さんになっており、サンタナのドラマーとして昔以上に凄絶なプレイを見せてくれたこともうれしかったです。森 陽馬

★掲載ジャケットはRECORD STORE DAY2017で初アナログ・リリースの1枚。
サンタナがデビュー・アルバムをリリースする直前1969年ウッドストック・フェスでの熱狂ライヴ音源。
(輸入LP SANTANA『WOODSTOCK SATURDAY AUGUST 16,1969』 LEGACY/SONY 888751955551)



2017年4月26日(水) ジョン・メイヤー 「Still Feel Like Your Man」

♪今でもシャワーのところに君のシャンプーを取ってある。
君が髪を洗いたくなったときのためにね。 ~ 今でも自分が君の男みたいな気がしているから。♪
(ジョン・メイヤー「Still Feel Like Your Man」歌詞より)

昨日のこのコーナーで斎藤誠さんのことを、煮え切らない男の切ない心情を歌わせたら日本一、と書きましたが、世界には上がいるものですね。

ジョン・メイヤーが2014年夏から約3年かけて制作した2017年発表作は真に゛失恋”アルバム。
(国内CD ジョン・メイヤー『The Search For Everything』 解説・歌詞・対訳付 SICP-5193 2,400円+税)

ジョン・メイヤー&チャド・フランスコービアックによる共同プロデュース。
スティーヴ・ジョーダン、ピノ・パラディーノ、ラリー・ゴールディングス、グレッグ・リーズがバックを務め、アル・ジャーディンやシェリル・クロウもゲスト参加。

ルーツ色が濃かった近作に比べ今作のサウンドは、ソウルフルかつリラックスした温もりある雰囲気。

でも歌の内容は、昔の彼女(ケイティ・ペリー?)への未練、想い、半ばストーカー&鬱な感情が徒然と、、、。
歌詞を読んでいるこっちも悶々としてしまいそうなほど重々しい恋心が綴られています。

マーヴィン・ゲイ『離婚伝説』とは境遇が違いますが、ジョン・メイヤー『失恋伝説』と評したくなる1枚。

今まではスーパースター/正統派ギタリストなイメージだった彼。
人間味ある部分が色濃く出た今作を機に、煮え切らない男のブルースを地で行くような更なる飛躍に期待しましょう。森 陽馬



2017年4月25日(火) 斎藤誠 「夕陽の交差点」

斎藤誠さんが1996年から行ってきた弾き語りライヴ『ネブラスカ』。

ブルース・スプリングスティーン1982年発表アルバム『ネブラスカ』にちなんで名付けられた御馴染みライヴ・ツアーも2016年で20周年♪
それを記念し、弾き語りで自身の楽曲をセルフ・カヴァーした作品『ネブラスカレコード』がリリースされました。

斎藤誠『ネブラスカレコード』
(CD TECI-1542 2,778円+税)

1983年発表1st『LA-LA-LU』に収められていた「恋のやりとり」から、大・大・大好きな「Waltz In Blue」、2008年発表作『POP ROCK SHOP』収録名曲「天気雨」、2013年発表作『PARADISE SOUL』からのナンバーまで全13曲。

各々の楽曲・雰囲気に合わせて選定されたアコースティック・ギターの音色。
煮え切らない男の切ない心情を歌わせたら日本一♪ マコトさんの歌心が沁みるオススメの1枚です。

今日のこの1曲は、切なく沁みる名曲「夕陽の交差点」のネブラスカレコード・ヴァージョン。

オリジナルは斎藤誠1998年発表『Number 9』収録。
出逢い・別れ・すれ違いを描いたこの歌。本当に何時聴いてもグッとくるイイ曲なんですよね。

なお、今作を当店にてお買い上げの方先着でカンバッチ&発売記念インタビュー・リーフレット付です。森 陽馬


2017年4月24日(月) Ron Sexsmith 「Who We Are Right Now」

カナダのシンガー・ソングライター、ロン・セクスミス。
約2年ぶりの新作『ザ・ラスト・ライダー』が世界同時発売で先週リリースになりました。
(国内CD 歌詞・対訳・解説付 OTCD-6074 2,300円+税)

新作は、彼のバンドのドラマーでもあり2005年にセクスミス&カー名義で作品も発表しているドン・カーとの共同プロデュース。

録音にはジャケットにも登場しているツアー・メンバーらが参加しており、音からは非常にリラックスした雰囲気が伝わってきます。

愛する人へのロマンチックなラヴ・ソング、過去を想い返しつつも、前を向いている...そんな詞が印象的だったり、ラジオ業界への皮肉を込めた1曲も。

「大事なのは、今の自分達のあり方なんだ。」と歌うのは、「Who We Are Right Now」。

フレンチ・ホルンなどホーンを取り入れた柔らかいメロディが心地よい1曲です。東尾沙紀



2017年4月23日(日) INO hidefumi 「Good Night」

<RECORD STORE DAY2017>&当店のオープン36周年記念日だった2017年4月22日。
たくさんのご来店ありがとうございました。

開店直後はレジに人が並ぶという1年に1度あるかないかの賑わいでした。
アメリカ発祥で今年10年目だったRECORD STORE DAY。
音楽ファンに認知されてきた感が伝わってきましたね。

さて、日本人アーティストによるRECORD STORE DAY商品もご紹介しておきましょう。

INO hidefumi『Can't Sleep/Good Night』
(国内EP 700枚限定プレス IREP-010 1,500円+税)

2016年RSDリリースした1st『SATISFACTION』アナログ盤も大好評だったフェンダーローズ奏者INO hidefumi。
2017年発表予定5thアルバムからの先行シングルEPです。

♪ねむれない♪が連呼される一人多重録音ファンキー・ポップなA面オリジナル曲「Can't Sleep」も魅力ですが、ポール・マッカートニー来日公演(4/25~30)が近いということで、メロウ・グルーヴなフェンダー・ローズの音色が映えるビートルズカヴァーB面「Good Night」を今日のこの1曲に。森 陽馬



2017年4月22日(土) ビートルズ 「ペニー・レイン」

2017年レコード・ストア・デイ!おめでとう!

日陰者になっていたレコードが奇跡の復活劇を見せてくれたのは、アナログ世代としてはうれしい限りです。

そして近年は、レコードが音楽ソフトの中心ではなくなった以降から音楽を聴き始めた世代が、新しい感覚でレコードを愛してくれているのがいいですね。

さて、RECORD STORE DAY2017もいろいろな限定レコードが出ましたが、まずはこれに反応してしまいました。

ビートルズ「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー c/wペニー・レイン」のシングル・レコードです。
(国内EP 日本初回盤シングルのジャケットを復刻封入 解説・歌詞・対訳付 PROT-7017 1,850円+税

5月26日発売予定の50周年記念盤『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の景気づけのような感じですが、このシングルも発売から今年50周年になります。(英米では1967年2月、日本では3月15日発売)

音はジャイルズ・マーティン&サム・オケルによる最新リミックス、英国初回盤のスリーヴを再現し、それに1967年当時の日本盤シングル・ジャケを封入。解説・歌詞・対訳も付いているスペシャルな日本仕様レコード・ストア・デイ限定7インチ・シングルです。

昔のシングル盤も持っていますが、やはりこれも欲しくなりますね。
この2曲に関してはいろいろと語りたいことがあるので、最新リミックスの音を聴いた感想と共に後日また、、、ということで。森 勉

当店通販ページRECORD STORE DAYコーナーに入荷した一部商品掲載しております。


2017年4月21日(金) ビートルズ 「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」

2017年4月22日(土)はRECORD STORE DAY

<街のレコード店へ足を運び、レコードを聴いて音楽を楽しもう>
という主旨で、その日限定のレコードが色々と発売されます。

通販は発売1週間後まで禁止されており、予約・お取り置きもレコード・ストア・デイ当日はできません。
是非、店舗へ足を運んで、その店独自の品揃えやオススメもチェックしてみてくださいね。

なお、PET SOUNDS RECORDは4月22日が開店記念日(2017年で36周年!)ということもあり、店舗にてお買い上げの方先着で当店ロゴ入りオリジナル・コースターを差し上げます♪
 

なお、RECORD STORE DAYのイラストを毎年手掛けている永井博さんデザインによるスペシャル・グッズも当店では販売いたします。(タンブラー、ポスター、カンバッチ、ポストカード)
ご来店心よりお待ちしております。

さて、2017年のレコード・ストア・デイは邦楽だけでなく洋楽も注目アイテムが粒揃い!

中でも、『サージェント・ペパーズ・~50周年盤』発売を来月控えているビートルズ!
「ストロベリー・フィールズ・フォーラヴァー」と「ペニー・レイン」スペシャルEPが超限定で発売!
(国内EP 日本初回盤シングルのジャケットを復刻封入 解説・歌詞・対訳付 PROT-7017 1,850円+税)

ジャイルズ・マーティン&サム・オケル最新リミックスをこの盤で一足早く確認してみてください♪ 森 陽馬


2017年4月20日(木) エリック・バードン&アニマルズ 「サンフランシスコの夜」

1967年ビートルズが2月にシングル『ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー c/wペニー・レイン』、そして6月にアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』を発表したことにより、音楽界は一気にサイケ化していったような気がします。

エリック・バードン&アニマルズ『ウインズ・オブ・チェンジ』は、1967年9月発売になったとってもとってもサイケなアルバムです。
(国内CD エリック・バードン&アニマルズ『ウインズ・オブ・チェンジ』 限定盤 UICY-93374 2,571円+税)

「朝日のあたる家」、「悲しき願い」の頃とはエリック・バードン以外ガラッとメンバーは変わり(1966年から参加した元ナッシュヴィル・ティーンズのドラマー、バリー・ジェンキンスはそのまま在籍)、サウンドも時代の変化と共に新しい手法をどんどん取り入れて作られています。

このアルバムのB面1曲目に収められたのが、1967年夏に大ヒットした「サンフランシスコの夜」。

エリック・バードンのサンフランシスコへ捧げるというナレーションから美しいアコースティック・ギターのつま弾きが印象的な<サマー・オブ・ラヴ>時代を代表する1曲です。森 勉


2017年4月19日(水) DYGL 「Let It Out」

2017年大注目!洋楽ロック・ファンの方にもオススメの東京発男性4人組バンド、DYGL(デイグロー)。

2016年ベスト・アルバムに選出した1stミニ・アルバム『Don't know where it is』(2016年8月25日の今日のこの1曲で紹介)、7インチ・シングルを経て、待望の1stフル・アルバムが本日リリースになりました。
(国内CD 『Say Goodbye To Memory Den』 HEC-004 2,500円+税)

今作のプロデュースを手掛けたのはザ・ストロークスのアルバート・ハモンドJr.。
ザ・ストロークスとの仕事で知られるガス・オバーグがエンジニアを務めています。

一貫して全編英語詞(日本語訳付き)、ギター/ベース/ドラム/歌のみ、余分なものは入れないシンプルなロックンロール。

ロックの初期衝動を感じさせるバンドの若いエネルギーと、キャッチーなメロディに満ちた渾身の1枚♪

ミニ・アルバム収録曲「Let It Sway」等も再録。ギターの尖った音がまた違った味わいでかっこいいです。

今日のこの1曲は、PVも公開されている「Let It Out」。
まずこの1曲を聴いてみてください!

お買い上げの方先着で特典ポストカード付きです。東尾沙紀


2017年4月18日(火) ジェフリー・フォスケット 「JODY」(山下達郎カヴァー)

<街のレコード店へ足を運び、レコードを聴いて音楽を楽しもう>
という主旨の元、2008年頃からアメリカで始まったイベント
RECORD STORE DAY

2017年は4月22日(土)に行われます。
RYUTist×The Pen Friend Club、バニラビーンズ×The Pen Friend Club、フェイ・ウォン、Kan Sano、村八分、一十三十一、Predawn、INO hidefumi、Yogee New Waves、カジヒデキ、Luv Master X、Syunsuke Ono、台風クラブ、スチャダラパー他、メジャーからビートルズやトッド・ラングレンの限定アナログも発売。
2017年リリース作品はこちらのページ参照)

当店通販ページRECORD STORE DAYコーナーに入荷予定商品掲載しました。
輸入盤も色々入荷予定ですが、店着が4月22日以降になる商品もあると思われます。ご了承くださいませ。

さて、レコード・ストア・デイ2017注目盤の中から今日のこの1曲。

ビーチ・ボーイズの現メンバー、ジェフリー・フォスケットによる山下達郎「JODY」カヴァー!
完全限定500枚プレス。オレンジ・カラー盤仕様!(ちなみにB面はジェフ・ラーソン作隠れた名曲)
(4/22発売 国内EP ジェフリー・フォスケット『JODY/You Remind Me Of The Sun』 VSEP-826 1,500円+税)

レコード・ストア・デイ商品はご予約できません。
通販も在庫がある場合のみ5月初旬頃からとなります。
4月22日以降店頭でお早めにどうぞ。森 陽馬


2017年4月17日(月) The Beach Boys 「Good Vibrations」

初夏のような陽射しだった週末が終わり、今日は夕方過ぎから風雨が強くなってきました。
東京の桜は先週半ばあたりから葉桜が目立ってきましたが、この風雨でほとんど散ってしまうことでしょう。

「散る桜残る桜も散る桜」(良寛の句より)
命あるものは全て散ってしまう運命とはいえ、桜の花のそれは本当にあっという間ですね。

さて、2005年にペット・サウンズ・レコード旧店舗前から千葉へ移植された桜の木を先週見てきました。
(桜の木の今までの経緯に関しては
コラム・コーナー『武蔵小山駅前にあった桜の物語』をご参照ください)

←武蔵小山駅前/当店旧店舗前にあった時の桜(2004年撮影)

←千葉の土気へ移植された桜(2017年撮影)

2度の移植を経た老木ながら、昨年以上に枝を伸ばし桜の花も広がっていました。
害虫が付いていたのが心配ですが、命ある限りは美しい花を咲かせて欲しいと願っています。

この桜の木を見て思い出すのは、ブライアン・ウィルソン『スマイル』とその2005年来日コンサート・ツアー。
あの時聴いた「Good Vibrations」は忘れられないですね。

その「Good Vibrations」も2016年で発売50周年ということもあり12inchアナログが発売されました。
(輸入LP The Beach Boys『Good Vibrations』 Capitol/universal 00602557041781)

40周年盤CDと同じ収録曲をアナログ化。
太陽のような赤と黄色のマーブル・カラー盤仕様、当時の日本盤EPをLPの大きさに拡大したリトグラフ封入。
針を落とすと、50年という時の流れと年輪の深さを実感させられます。森 陽馬


2017年4月16日(日) Vikki Carr 「He's A Rebel」

また注目のガール・ポップものです。

『Love Charms ~West Coast Hits and Rarities From California Girls And Groups 1957-1962』
(輸入CD jasmine JASCD-963)

1957年から1962年に発表されたカリフォルニア周辺発ガール・ポップのあまり有名ではないけれどイイ曲に、ちょっとヒットした曲をまぶした全33曲を収録。なかなかイイ内容だと思います。

・ダーレン・ラヴ在籍ブロッサムズのチャレンジ・レーベル時代の4曲。
・テディ・ベアーズ紅一点だったキャロル・コナーズのエラ・レーベル2曲。
・マーシャル・リーブ(テディ・ベアーズ)がプロデュースして1962年全米81位のヒットとなった「エイント・ゴナ・キス・ヤ」を出したリボンズ。
・ジャック・ニッチェがアレンジしたセリナ・マリー。
・エリー・グリニッチ作品を歌っているキャシー・キャロール。
等、詳しいことを知らなくても、普通に聴いて楽しめる曲揃いです。

ヴィッキー・カー「ヒーズ・ア・レベル」は、クリスタルズが全米No.1を獲得した盤とほぼ同時期にリバティー・レーベルから発売されたのですが、残念ながらこちらは全米100位以内にチャートインできませんでした。(全米115位)

しかし、プロデュースはスナッフ・ギャレット、アレンジはアーニー・フリーマンなので、決して悪い出来ではありません。
ヒットしなかったのは時の運ということだと思います。

ジャケットも気に入りました。
水着女性の写真ではなく、左右端のピンクやオレンジ色のストライプ柄が、です。
1970年代前半アメリカの廉価盤会社ピックウィックから出たビーチ・ボーイズのLPジャケを思い出しました。森 勉


2017年4月15日(土) Neil Young 「Don't Be Denied」

ノラ・ジョーンズ2017年来日ツアー、日本武道館公演見に行きました。

老若男女幅広いファン層ですが、男性よりも女性客が中心、ノラよりも年上の人が多かったですね。
スタンディングになることなく、最後まで落ち着いた雰囲気で座って観ることができました。

あと、武道館とは思えないほど、ビックリするぐらい音が良かったです。
ノラのPA・音響スタッフが優秀なのでしょうね。

大阪・福岡・広島・名古屋公演が残っているので詳細は控えますが、セットリストは日々変わっているようです。

でも最新作『デイ・ブレイクス』収録のニール・ヤングカヴァー「Don't Be Denied」は必ず歌っているんですよね。

公演が始まる前の場内BGMでニール・ヤング「Journey Through The Past」がかかったり、(ちなみに公演後にはC&N「Southbound Train」がかかってた)、ノラのバンドPUSS N BOOTSは以前アルバムで「Down By The River」カヴァーしてたし、彼女は本当にニール・ヤング好きなんだな、と感じました。

ちなみにそのニール・ヤング。
先日行われたRock & Roll Hall Of Fame2017式典にパールジャムへのプレゼンターとして出演予定が、病気のため直前で出演中止。年初からのツアーが全て白紙になった上にこのキャンセル、とても心配です。
病状は明らかにされていませんが、また元気な姿を見せてほしいな。ガンバレ!ニール!願復活!森 陽馬


★掲載ジャケットはニール・ヤング「Don't Be Denied」収録、1973年発表アルバム『Time Fades Away』。
1973年ツアーを収めたライヴ盤、今まで一度もオフィシャルでCD化されていません。
近年アナログ盤で再発されたので、近々単体でCDも出ると思われます。
(『Time Fades Away』が入った『NEIL YOUNG OFFICIAL RELEASE SERIES DISCS5-8』は5月CD化予定)


2017年4月14日(金) Wouter Hamel 「When All The Bars Have Closed Again」

2007年1st作をリリースし、2017年でちょうどデビュー10周年となるオランダのポップ貴公子、ウーター・ヘメル。

3年ぶり5枚目となる新作『アモリー』がリリースになりました。
(国内CD 本人による各曲コメント・歌詞・対訳付 VICP-65419 2,500円+税)

今作は、UKソウル・バンドMamas Gun中心人物で、AORユニットYoung Gun Silver Fox等でも活躍するアンディ・プラッツが参加&共同プロデュースを務めています。

シンプルな詞に<性別関係なく、本当の自分で...>という深いテーマを込めて高らかに歌うリード曲「Hey Now」、AORテイストの「Incurable」、サビが激キャッチー「Soul Sold」など、近作の中では最もポップで、ソウルフルで充実のアルバム!

今日の一曲は、歌とアンディのピアノのみのデモを採用したという「When All The Bars Have Closed Again」。
アート・ガーファンクルを彷彿とさせるバラード、本編終盤の感動的な1曲です。

日本盤ボーナス・トラックには、盟友ベニー・シングスとの共作「Wiser Now」、日本のインディー・ポップ・バンド、LUCKY TAPESとのコラボ曲「So Much Better」が収録。

5月31日(大阪)、6月1日(東京)には、ビルボード・ライヴでの来日公演も予定されています。東尾沙紀


2017年4月13日(木) YASMINE HAMDAN (ヤスミン・ハムダン) 「DOUSS」

ジム・ジャームッシュ監督2013年公開映画『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
<現代に生きる吸血鬼の日常と音楽と恋愛>を描いた物語。
公開時映画館で観たものの、恥ずかしながらストーリー展開をほとんど憶えていないのですが、映画後半に出てくるヤスミン・ハムダンが歌うシーンは印象に強く残っています。

その場面は物語と直接関係ないのに、主人公男性が彼女の歌声を聴いて、「素晴らしい。彼女はきっと成功する。」というセリフまで出てくるのです。

そのヤスミン・ハムダンがソロ2ndアルバム『アルジャミラ~美しきもの (AL JAMILAT)』を発表しました。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック追加 HSE-6386 2,400円+税)

ヤスミン・ハムダンは1976年レバノン生まれ女性シンガー。
Soapkills(アラブのマッシヴ・アタック、と評されていたらしいバンド)、Y.A.S.(フランス/パリ在住時ユニット)を経て2013年ソロ・デビュー。
4年ぶり2ndとなる今作はデペッシュ・モード等を手掛けた英国人ルーク・スミスがプロデュースを担当。

エレクトロニカを大胆に配したサウンドメイクな楽曲もあり、はっきりいって、プロデュース過多な感があります。
しかしながら、東京にいながら異国の地へ誘われるような、彼女の歌に秘めた求心力は伝わってくるはず。

<アラブの春>(2010年前後アラブでの大規模反政府デモ)について歌った①「DOUSS」を今日のこの1曲に。森 陽馬


2017年4月12日(水) Ethan Gruska 「What Are You Thinking Of?」

昨日紹介したGood Harvestは太陽の降り注ぐ昼に聴きたい新星作品。

対して今日紹介するのは、深夜静けさの中でひっそり聴きたいシンガー・ソングライター新譜この1枚。

ETHAN GRUSKA『SLOWMOTIONARY』
(輸入CD Sire/Warner 558583-2)

イーサン・グルスカはカリフォルニア/アメリカ出身男性シンガー・ソングライター。
祖父は名映画音楽家John Williams、父はTV音楽を多く手掛けているJay Gruskaという血筋のミュージシャン。

姉Barbara GruskaとのTHE BELLE BROTHERSで2011年デビュー。
今作『SLOWMOTIONARY』がソロ・デビュー作になります。

最初聴いた時、女性シンガーが歌っていると思ったくらい中性的な歌声。
その歌声がポツリポツリと空間を漂うように紡がれるシンプルな楽曲と、独特の間を配したサウンド・センス。
とても不思議な魅力を持ったアルバムです。

アラバマ・シェイクスなどのプロデュースで名を広く知られるようになったギタリストBlake Mills、姉のBarbara Gruskaも参加している2曲目「Me Who Wasn't Trying」も魅力ですが、静寂の彼方へ吸い込まれるような一人多重録音の9曲目「What Are You Thinking Of?」を今日のこの1曲に。森 陽馬


2017年4月11日(火) Good Harvest 「Charly」

<スウェーデン発・女性版サイモン&ガーファンクル+ニック・ドレイク+クランベリーズ>!?

女性シンガー新譜作品で最近気に入っている1枚。

Good Harvest『In A Life And Place Like This』
(輸入CD Space Station 12/BMG 7320470210017)

Good Harvestはスウェーデン出身、Ylva RrikssonとHanna Enlofによる女性シンガー2人ユニット。

2014年にEP『Bottom Dollar』でデビュー。
今作『In A Life And Place Like This』が1stアルバムになります。

アコースティック・ギターを基調にしたサウンドに、女性2人のハーモニー・アレンジが魅力。
北欧的なメロディーとフォーキーなブレンドもいい感じですね。

今日のこの1曲は、ギターとハーモニーがまさにサイモン&ガーファンクルを彷彿とさせる7曲目「Charly」。

なお、ラスト15曲目にはジョニ・ミッチェル作、CSN&Yで有名な「Woodstock」カヴァーのライヴ音源が収録。
軸がブレることなく、ルーツに根差しながら新たな音楽活動を続けていって欲しいニューカマーです。森 陽馬



2017年4月10日(月) バーバラ・ルイス 「Hello Stranger」

昨日に引き続き、映画『ムーンライト』で印象的に使われていたこの1曲。

バーバラ・ルイス「Hello Stranger」。

1943年ミシガン出身黒人女性シンガー、バーバラ・ルイス自身の作詞・作曲による名曲。
1963年5月ビルボード・シングル・チャート3位、R&Bチャート1位を記録した大ヒット・ナンバーです。

映画内で使われた場面の時代背景は比較的近年なので、主人公や映画スタッフはリアルタイムで聴いていたわけではないはずですが、バリー・ジェンキンス監督にとって思い入れのある楽曲だったのかもしれませんね。

映画の最後の方、ジュークボックスからかかるこの曲はとてもロマンティックに響きます。
(男性同士の恋愛ではありますが、、、)

ちなみに「Hello Stranger」が収録されているバーバラ・ルイス1966年発表アルバム『Baby, I'm Yours』。
(国内CD 完全限定盤 解説・歌詞付 WPCR-27631 952円+税)

1曲目のタイトル曲「Baby, I'm Yours」はヴァン・マッコイ作による1965年シングル・ヒット。
大滝詠一「幸せな結末」最後の方では、この♪Baby I'm Yours♪が織り込まれていましたね。
アメリカン・ポップス・ファンにもオススメの作品です。森 陽馬


2017年4月9日(日) カエターノ・ヴェローゾ 「ククルクク・パロマ」

映画『ムーンライト』を日比谷シャンテ(現TOHOシネマズシャンテ)にて鑑賞。

『ラ・ラ・ランド』と競ってアカデミー作品賞を受賞した黒人映画。
貧富の差、ドラッグ、いじめ、同性愛などをテーマにし、決して明るい作品ではないけれど、不思議と映画の中に入りこめたヒューマン・ストーリーでした。

というのも、若き黒人監督バリー・ジェンキンスは、ウォン・カーウァイ監督1997年映画『ブエノスアイレス』を大のフェイヴァリットに挙げているとのこと。

見た目だけでなく人間の内省的な部分を繊細な描写・優しい目線で表現していたと思います。

(ただ、共感し難い重いテーマを扱っているため、好き嫌いは分かれそう。
ミニシアター系人間ドラマお好きな方向けかな。)

多くはないけれど、音楽の使い方も印象的でした。

映画『ブエノスアイレス』冒頭でかかっていたカエターノ・ヴェローゾが歌う「ククルクク・パロマ」。
映画『ムーンライト』後半でも、バリー・ジェンキンス監督のオマージュが込められ使われています。
この曲を聴くと、鳥のように羽ばたいて旅へ出たくなるのは僕だけでしょうか。

なお、『ムーンライト』内でもう1曲、印象的に使われている楽曲があるのですが、それはまた後日に。森 陽馬


★掲載ジャケットは、カエターノ・ヴェローゾ「ククルクク・パロマ」収録。
映画に関わったカエターノ楽曲を集めた編集盤『シネマ・カエターノ』。
(国内CD 全16曲収録 中原仁による選曲・解説付 PHCY-1001 2,427円+税)


2017年4月8日(土) Aimee Mann 「Good For Me」

キャリア35年。今年で57歳(見えない!)となるアメリカの女性シンガー・ソングライター、エイミー・マン。

前作から約5年ぶり新作となる9thアルバム『メンタル・イルネス』が発売になりました。
(国内CD ボーナス・トラック追加収録 解説・歌詞・対訳付 SICX-77 2,400円+税)

ポップな前作から一転、ジェイ・ベルローズのドラムや、ストリングスを交えながら新作はシンプルなアコースティック作品に回帰。

アルバム・タイトルの『メンタル・イルネス』=''心の病''。
薬物中毒、虚言癖、人間関係など何かしら心に問題を抱える人々が抽象的に描かれています。

重くなりそうなテーマではありますが、サウンドやメロディは穏やか。
彼女の芯があり、温か味もある歌声のおかげで聴きやすい作品になっています。

制作時よく聴いていたというブレッドやダン・フォーゲルバーグなど70年代ロックの影響もあってか、さりげないハーモニーを聴かせる曲も。

美しいコーラスが耳に残る「Good For Me」を今日の1曲に。東尾沙紀


2017年4月7日(金) ビートルズ 「ゲッティング・ベター」

そろそろ発売になる頃だと思っていましたよ、50周年記念盤。

ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』
1967年6月1日、イギリスで発売されて今年で50年。(アメリカでは6月2日発売とのこと)

日本では7月5日と約1か月遅い発売でしたが、当時は英米での発売日がはっきりとファンに認識されていたわけではないので、遅いという印象はありませんでした。
あくまでも日本盤発売日が日本人一般ファンにとってビートルズの新しい曲がレコードで聴ける日だったのです。

さて、2017年5月26日に発売が決定した50周年記念エディション。CDとしては3種類。
価格の安い順番に紹介すると、
① ジャイルズ・マーティン(ジョージ・マーティンの息子)を中心に行われた最新リミックス盤『2017ステレオ・リミックス』。もちろん、オリジナル・マスターテープ使用。2,600円+税(1CD)。

② ①に別テイク・ディスクを加えた2枚組CD。別テイクはオリジナル曲順通りに並べられ、アルバムの前にシングル発売された「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」、「ペニーレイン」の最新ステレオ・ミックスと別ヴァージョンも収録。3,600円+税(2CD)。

③ ①にプラスしてレコーディング順に別テイク・ヴァージョンをいろいろ収録したCDが2枚と、モノラル・ミックスにこだわったCDが1枚、そしてサラウンドやハイレゾ・オーディオ及び制作時のドキュメンタリー・フィルム映像などが楽しめるブルーレイ&DVDを含めた6枚組。144ページ・ブックレット&ポスター等付完全生産限定スーパー・デラックス・エディション。18,000円+税(4CD+ブルーレイ+DVD)

やっぱり③でしょうね。
くわしくはまた、、、。

今日のこの1曲は「ゲッティング・ベター」。
50年前、初めて聴いた時の第1印象で1番気に入った曲でした。森 勉

★ご予約受け付けております。


2017年4月6日(木) 『明日に向かって撃て』サントラより 「サウス・アメリカン・ゲッタウェイ」

映画のサウンド・トラック盤で好きなものは?
という質問があったら、、、どう答えようか、、、。

いろいろ迷いはありますが、アイウエオ順に考えていくとまずは、
『明日に向かって撃て!』サントラかな、と答えようと思います。
(国内CD 完全限定盤 UICY-78159 1,000円+税)

1969年20世紀フォックス配給、ジョージ・ロイ・ヒル監督。
ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス出演。
原題は『Butch Cassidy And The Sundance Kid』。
音楽はバート・バカラックが担当。
主題歌「雨にぬれても」(Raindrops Keep Fallin' On My Head)を歌ったのはB.J.トーマス。

僕が初めて映画を観たのは、高校を卒業するちょっと前、1970年2月か3月。
日比谷のどこかでのロードショウだったと思います。

印象的なラストシーン、『卒業』に続いてキュートなキャサリン・ロス。
そして、すてきな音楽が心に残りました。

サントラLPもすぐ買ってよく聴きました。
バート・バカラックという作曲家をより強く意識した1枚です。

LPではA面ラストに入っていた「サウス・アメリカン・ゲッタウェイ」(自由への道)が特にお気に入りです。

躍動感溢れるコーラス隊のスキャットともの悲しい雰囲気のソロでのスキャットの対比が見事な1曲です。
アレンジャーとしてのバカラックの腕前に感服。森 勉


2017年4月5日(水) 加川良 「ラブ・ソング」

加川良さんが2017年4月5日朝、急性骨髄性白血病で逝去しました。(享年69歳)

♪命はひとつ 人生は1回 だから命は捨てないようにね あわてるとついフラフラと 御国のためなのと言われるとね 青くなってしりごみなさい にげなさいかくれなさい♪(加川良「教訓Ⅰ」歌詞より)

反戦の歌であり、命の大事さを歌った名曲「教訓Ⅰ」で1971年デビュー。

CDでしか彼の歌を聴いたことがなかった僕は、<教訓Ⅰのフォーク・シンガー>という印象しかなかったのですが、2013年10月13日寺尾紗穂さん主催フェス『りんりんふぇす』にて加川良さんのステージを初めて拝見し、温かで包容力があって、そして一本芯が通ったその人柄と歌に、本当の意味で感動したものでした。

人に対してはもちろん、自分に正直でいることの大切さを教えてもらいました。
ありがとうございます。加川良さん。

今日のこの1曲は、鈴木茂、佐藤博、田中章弘、林敏明が参加しハックルバック結成のきっかけになった1974年発表名作『アウト・オブ・マインド』から大好きな1曲。(CD KICS-2583 1,429円+税)

♪どこか知らない街で 流れ星になるといいね♪と歌われる「ラブ・ソング」。森 陽馬



2017年4月4日(火) ボブ・ディラン「青春の思い出」(When The World Was Young)

2016年ノーベル文学賞を受賞。
2017年4月1日ツアー先のストックホルムにて正式に授与されたことで話題のボブ・ディラン。

通算38作目となるスタジオ・アルバム『トリプリケート』を発表しました。
(国内3CD トム・ピアッツァ、菅野ヘッケル、萩原健太解説・歌詞・対訳付 SICP-5302 4,000円+税)

2015年『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』、2016年『フォールン・エンジェルズ』に続き、フランク・シナトラがレパートリーとして歌っていた楽曲を中心にしたスタンダード・カヴァー集。

「センチメンタル・ジャーニー」、「スターダスト」、「時の過ぎゆくままに」(As Time Goes By)、「P.S.I Love You」。
3枚組全30曲、ジャズをご存知でない方でもどこかで聴いたことがある定番曲は、名エンジニアのアル・シュミットが手掛けたことで、温もりあるモダンな音感に仕上がっています。

来日する直前2016年2~3月に録音されたようで、その来日公演でも感じたことですが、ディランは歌詞の一語一語を噛みしめるように大事に歌っているのが印象的。

バックの演奏も音数を極力絞ったアレンジ。
ジャズ愛好家にこそ聴いてもらいたい1枚ですね。

エディット・ピアフで知られるシャンソン名曲にジョニー・マーサーが英語詞を付けた名曲「青春の思い出」。
情感込めて歌うディラン。味わい深い歌唱が沁みるナンバーを今日のこの1曲に。森 陽馬


2017年4月3日(月) 伊藤銀次 「こぬか雨」

PET SOUNDS RECORD2016年ベストに選出した伊藤銀次さん率いるココナツ・バンク新作。

2017年に入っても大好評ロングセラー中ですが、こんなCDも5月発売が決定いたしました。

伊藤銀次『デッドリイ・ドライブ 40周年記念デラックス・エディション』
(2017年5月24日発売予定 2枚組高音質SHM-CD仕様 WPCL-12639 3,704円+税)

1977年発表名作1stソロ・アルバム『デッドリイ・ドライブ』オリジナル・マスターから、伊藤銀次本人監修による新ミックス&新リマスターを施し、更に新たにミックスしたインスト・バックトラックを追加収録。

ボーナス・ディスクには、各曲数テイクある一発録りテイクから本人自ら厳選した未発表アウトテイクを7曲。
また「King King」SEとして制作されたジャングル音やエンジン音、「風になれるなら」と「デッドリイ・ドライブ」のシングル・ヴァージョン、そしてスペシャル・ボーナス・トラックとして「風になれるなら」と「こぬか雨」の弾き語りライヴ・ヴァージョンも収録と、充実の2枚組全27トラック決定盤!

メモリアル・ブックレットには、土橋一夫氏渾身のライナーノーツ再掲に追加新解説文。
更には牧村憲一氏による解説文の掲載されるとのこと。

当店のみの特典も制作する予定です。
ナイアガラ、山下達郎ファンも是非チェックしてくださいね。

今日は春の到来を告げるような雷雨(スコール)がありましたが、雨は雨でも「こぬか雨」を今日のこの1曲に。

山下達郎が歌っていることでも知られる名曲「こぬか雨」。
5/24発売40周年盤には、インスト・ヴァージョンと弾き語りライヴ音源も追加収録される予定です。森 陽馬

★通販コーナーにて予約受付中!


2017年4月2日(日) New Street Adventure 「What's So Good About Happiness?」

2015年2月4日今日のこの一曲で取り上げたACID JAZZ発/ロンドンのバンド、ニュー・ストリート・アドヴェンチャー。

先日リリースになった2017年新作2nd『Stubborn Sons』は、個人的に2017年ベスト・アルバムに入れたい!くらい、今お気に入りの1枚です。(輸入CD AJXCD 408)

イギリスらしいポップさと、ソウル/ファンクを下敷きにしたグルーヴィーなナンバー、哀愁漂うミディアム・バラードなどメロディ主体の楽曲がどれも良く、若いバンドらしい熱量が感じられる完成度の高い作品です。

疾走感あるリード曲で今作のオープニングを飾る「What's So Good About Happiness?」、
フロントマンNick Corbinの歌声にグッとくる「One & The Same」、
スタイル・カウンシルを彷彿とさせるポップな「If I Had You Back In My Life」等、
80~90年代、ポール・ウェラー、マット・デイトン(Mother Earth)お好きな方に是非聴いていただきたいです。
(Suchmos聴かれる方にも良いかもしれません。)

UKソウル/ロックを盛り上げていく存在になることを期待!
しばらくリピートが止まらなさそうです。東尾沙紀


2017年4月1日(土) リアノン・ギデンズ 「At The Purchaser's Option」

アメリカン・ルーツ・ミュージック界で今最も注目されている女性シンガー、リアノン・ギデンズ。

ノースキャロライナ発男女3人ブルーグラス・バンド、Carolina Chocolate Dropsを経て、2015年発表した1stソロ・アルバム『Tommorrow Is My Turn』(
2015年4月22日今日のこの1曲で取り上げました)はロングセラーを記録。
更には2016年3月来日公演も大好評だった彼女の2ndアルバムが発売されました。

リアノン・ギデンズ (RHIANNON GIDDENS) 『フリーダム・ハイウェイ』
(国内CD ボーナス・トラック追加収録 解説・歌詞・対訳付 WPCR-17676 2,400円+税)

T・ボーン・バーネットプロデュースだった1stに比べ、リアノン自身&ダーク・パウエル共同プロデュースである今作の方が、彼女の心奥から湧き上がってくるような情熱が直に伝わってきます。

息を呑むほど研ぎ澄まされたバンジョー、フィドル、ギター、そして崇高な歌声。
サウンドはカントリー/フォーク/アメリカーナながら、この上なくソウル(魂)を感じさせるのです。

今日のこの1曲は、CSN&Y「ohio」を彷彿とさせるリフが耳に残る1曲目「At The Purchaser's Option」。

“新世代のサイモン&ガーファンクル”ことMilk Carton Kids(
2013年5月3日今日のこの1曲で紹介)のジョーイ・ライアンとの共作曲。
19世紀アメリカで実際にあった「若い女性の奴隷を売る広告」記事からインスパイアされ書かれたナンバー。

アフリカ系アメリカ黒人が歩んできた苦悶の過去を引き受け、自由と言う名のハイウェイへ新たな一歩を踏み出さんと願うように歌われます。

2017年アメリカン・ルーツを代表する1枚、そして、後世に残るべき作品と言えるでしょう。森 陽馬



2017年3月31日(金) アート・ガーファンクル 「In Cars」(美しき若葉の頃)

様々な人にとって、その人それぞれの出会いと別れがある季節。
冬から春へと変わるこの時期、救いを求めるように聴きたくなるこの1曲。

アート・ガーファンクルが歌うジミー・ウェッブ作「In Cars」(美しき若葉の頃)

アート1978年発表作『ウォーター・マーク』ジャケット写真も手掛けた女優/写真家ローリー・バード。
二人は恋に落ち、愛し合っていたはずなのに1979年6月彼女は自殺してしまう。

別れ、悲しみ、孤独。
あらゆる切ない感情を胸に秘め歌われたのがこの曲。
1981年発表作『シザース・カット』からのナンバーだ。

二度と戻らない想い出の中にある彼女の姿。
リア・カンケルのコーラス、ポール・サイモンの儚い歌声、夢の中へ誘うようなフリューゲルホルンの音色。

そして、ラストにはサイモン&ガーファンクル名曲「スカボロー・フェア」の一説が歌われる。
♪Remember me to one who lives there. She once was a true love of mine♪

長いようであっという間だった3月も終わり、明日から新しい月が始まる。
この曲を聴き終えれば、春はもうすぐそこにあるはずだ。森 陽馬


★掲載ジャケットはアート・ガーファンクル1981年発表作『シザーズ・カット』。
アート・ガーファンクルベスト盤『シンガー』、輸入5CD『Original Album Classics』等にも収録。


2017年3月30日(木) Stone Foundation 「Your Balloon Is Rising feat. Paul Weller」

ポール・ウェラー、ソロ13枚目となる新作『A KIND REVOLUTION』が5月12日に本国でリリースされると、本日公式サイトでアナウンスされました。

P.P.アーノルド、マデリン・ベル、ロバート・ワイアット、ボーイ・ジョージ等が参加しているそう。
近作の実験的なサウンドの延長か...? 楽しみ半分と不安半分。期待して待ちたいと思います。

ウェラー最近のお仕事として、この作品が本日入荷しました。

2015年6月19日今日のこの1曲で取り上げた、ホーン・セクションを擁したUKの白人ソウル・バンド、ストーン・ファンデーション。
約2年ぶりとなる新作『Street Rituals』は、ポール・ウェラーがプロデュースを担当しています。
(国内CD 宮子和眞氏による解説付 PCD-24602 2,400円+税)

バラード「Your Balloon Is Rising」でメイン・ヴォーカルを務める他、コーラスやギター、ピアノその他の楽器で全面的に参加。スタイル・カウンシル~ソロ初期を感じさせる楽曲も。
録音もウェラー所有のスタジオが使用されています。

ベテラン・ソウル・シンガー、ウィリアム・ベルとベティ・ラヴェットもヴォーカルでゲスト参加。
ソウル愛がひしひしと伝わるナンバーがどれも味わい深く、渋味のあるアルバムになっています。

2017年5月末にはブルーノートで初の単独公演も予定されています。東尾沙紀


2017年3月29日(水) バッキンガム・ニックス 「Frozen Love」

2017年3月は注目の再発盤が色々出ていますが、その中でも“目玉”と言えるこの1枚!

バッキンガム・ニックス『Buckingham Nicks』
(国内仕様CD 限定紙ジャケット仕様 日本語解説付 2,700円+税)

フリートウッド・マックのリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスが、バンド加入前の1973年にデュオでリリースした唯一のアルバム。

当時はカップルで仲睦まじかった二人。
しかしながら現在は袂を分かち活動しているせいか、ずーーっとCDは出ていませんでした。

スティーヴィー・ニックスの弾けるような魅力と、リンジーの原点的な音楽愛が伝わってくる隠れた名作。
ジム・ケルトナー、ワディ・ワクテル、ホルヘ・カルデロン等も参加。

韓国発レーベルBIG PINKからの再発盤ということで、本当に二人の許諾を得て制作したかは?な感じですが、貴重ライヴ音源などボーナス・トラック11曲追加されたこの作品をCDで聴けるのはうれしいですね。

今日のこの1曲は、7分を超える力作⑩「Frozen Love」。
ミック・フリートウッドが当時この曲を聴き、フリートウッド・マック加入のきっかけとなったそうです。森 陽馬


2017年3月28日(火) エルヴィス・プレスリー 「Too Much Monkey Business」

ACEレーベルの人気コンピ、ソングライター・シリーズ。
2017年3月18日、90歳で逝去したチャック・ベリー編が発売中。

V.A『ロックンロール・ミュージック!~ソングズ・オブ・チャック・ベリー』
(国内仕様CD 英文解説対訳付 PCD-17762 2,700円+税)

<ロックンロールの祖>と言われるチャック・ベリー。
「Rock And Roll Music」、「Johnny B, Goode」、「Roll Over Beethoven」、「Sweet Little Sixteen」、「Memphis」、「Maybelline」、「Too Much Monkey Business」、etc...

カントリー、ブルース等のルーツを基に<チャック・ベリー・スタイル>を築いた名曲群。
「Memphis」等、全ての楽器を一人多重録音で制作した楽曲もあると言われており、この作品集を聴くと<シンガー・ソングライターの祖>でもあることを実感できます。

そんな彼の楽曲はビートルズ含め他アーティストにカヴァーされることで有名になったものも多いのですが、この編集盤CDでは、埋もれていた質の高いチャック・ベリー・カヴァーを厳選して全24曲収録。

今日のこの1曲は、ロックン・ロールのキング、エルヴィスが歌った「Too Much Monkey Business」を。
エルヴィス・プレスリーが徴兵から戻り復活した1968年『カムバック・スペシャル』の頃に録音されたナンバー。

なお、チャック・ベリーは2016年10月自身90歳の誕生日に、2017年新作をリリースする、と宣言していました。
果たして新作(遺作)は出るのでしょうか? 森 陽馬


2017年3月27日(月) ラヴノーツ 「ベイビー・ベイビー・ユー」(ユー・ベイビー)

バリー・マン&シンシア・ワイルが作った楽曲を集めたコンピレーションCDが新しく発売されました。

『オン・ブロードウェイ ~ザ・ソングス・オブ・バリー・マン&シンシア・ワイル』
(国内仕様CD BSMF-7529 2,500円+税)

2009年、2013年にACEレーベルから同様のCDが出ましたが、今回はPLAYBACKというレーベルからです。
ACEレーベルの編集を踏まえた作りで、前のとはダブリがありません。
ブックレットも32ページ、アーティスト写真&解説(英文)も充実。
全28曲、さすがバリー・マン・ブランドの曲という感じで、マニアックな選曲ながら全編楽しめる内容です。

テリー・ナイト「カム・ホーム・ベイビー」、5A.M.イヴェント「ハングリー」、シレルズ「ザ・ゴスペル・トゥルース」、アールズ「リメンバー・ミー・ベイビー」、キース・パウエル「グッバイ・ガール」、トゥワイス・アス・マッチ&ヴァシュティ「コールデスト・ナイト・オブ・ジ・イヤー」(なんと、あのヴァシュティ・バニヤンの若き日の貴重なコラボ!)、チャック・デイ&ヤング・ジャイアンツ「朝日のない街」など、何回もリピートしたくなる曲がめじろ押し。

5曲目「ベイビー・ベイビー・ユー」はイントロを聴いてびっくり!
ビーチ・ボーイズ「ユーアー・ソー・グッド・トゥ・ミー」にそっくり!
このCDって、ブライアン・ウィルソンの作品集じゃないよね、、、。

似ているのはイントロだけですが、ビーチ・ボーイズ・ファンなら反応してしまうことでしょう。

なお、この「ベイビー・ベイビー・ユー」というタイトルは、おそらくこのラヴノーツだけが使ったタイトルで、一般的には「ユー・ベイビー」として知られている曲です。

ロネッツが最初に歌い、ラヴィン・スプーンフル、レン・バリーなどのカヴァーでも知られる曲ですが、このガール・ポップ・グループ、ラヴノーツのヴァージョンはかなり個性的で面白いアレンジになっています。森 勉


★PET SOUNDS RECORDスタッフが選ぶ2016年ベスト・アルバム、選出いたしました。
(上記リンク先のコラムー・コーナーに掲載)


2017年3月26日(日) ジェフリー・フォスケット 「FISH」

ジェフリー・フォスケットが歌う山下達郎作「踊ろよ、フィッシュ」英語詞カヴァーが収録された限定アナログ盤。
4月6日発売決定いたしました!

ジェフリー・フォスケット『FISH/This Could Be The Night』
(国内EP VSEP-822 1,500円+税)

山下達郎1987年発表(ちょうど30年前ですね)シングル「踊ろよ、フィッシュ」に、アラン・オデイが英語詞を付けた「FISH」。

現在はビーチ・ボーイズ正式メンバーとして活躍しているジェフリー・フォスケット。
1996年発表アルバム『Thru My Window』で好評を博し、彼の近作にも収録の人気曲が初アナログ化です。

なお、B面には山下達郎もカヴァーしている音壁名曲「This Could Be The Night」(フィル・スペクター/ハリー・ニルソン作)カヴァーを収録。

鮮やかなスカイブルーカラー盤(予定)限定プレス!
延期に次ぐ延期の間に予約も多く入っております。お早めにどうぞ。森 陽馬


2017年3月25日(土) Geyster 「When Love Breaks Down」(プリファブ・スプラウト・カヴァー)

今月中旬発売になった、渡辺亨さん最新著書『プリファブ・スプラウトの音楽 永遠のポップ・ミュージックを求めて』が評判ですね。

お客様から読み応えがあって面白かったとの感想もお聞きし、早く自分も読みたい!と思いつつ、引越の片付けが一段落した後の楽しみにしようと思っています。

書籍発売と同じ頃、プリファブ・スプラウト「When Love Breaks Down」のカヴァーが収録された、ガイスターの新作『With All Due Respect』が日本先行でリリースされました。
(国内CD 金澤寿和監修・解説 PCD-24605 2,400円+税)

ガイスターは99年に男女デュオとしてスタートし、現在はガエル・ベンヤミンのソロ・プロジェクトとして活動しているフランス発AOR/ポップ職人。

ディスコ調①「Easy」に始まり、女性コーラスを交えたメロウな「Emily」や、エレピ・ソロが聴きものの「Higher Lands」など、ソウル色の強いAORや80s好きな方にオススメです。

そしてアルバム最後を締め括るのは、プリファブ・スプラウトのカヴァー。
エレピを主体としたシンプルなアレンジが洒落ています。東尾沙紀


2017年3月24日(金) Young Rascals 「Good Lovin'」(モノラル)

3月20日全国の民放ラジオで放送された特別番組「We Love Radio」。
皆さんお聴きになったでしょうか?

『山下達郎と星野源のラジオ放談』というタイトルで各放送局・同内容1時間のオンエアーでした。
楽しい放送でしたね。

トークの合間に、「ラジオでかかった衝撃の1曲コーナー」や、この番組でしか聴けないスタジオ・ライヴ音源があったりと、音楽的にもトーク的にも実の多い番組だったと思います。
ラジオの重要性と楽しさも多くの人々に伝わったのではないでしょうか。

星野源がかけた阪神タイガースのオマリー選手による「六甲おろし」が大きな話題になっているようですね。
天下の珍盤・奇盤好きの山下達郎を前に、この曲を選んだ星野源の大胆さに脱帽です。
(サンデー・ソングブックの珍盤・奇盤特集でも、オマリーはまだかかっていない曲でした)

山下達郎が選んだのは、ヤング・ラスカルズ(1968年からヤングが取れてラスカルズ表記になります)。
1966年全米No.1ヒット「グッド・ラヴィン」。

ロックン・ロールの醍醐味を感じる直球ど真ん中という選曲。
気持ち良かったですね。

そんなラスカルズが発表したシングル盤A面・B面すべてを収録したCDが出ました。

The Rascals『The Complete Singles A's & B's』
(輸入2枚組CD 全47曲 Real Gone/RHINO RGM-0518)

1965年から1972年にアトランティックとコロンビア・レーベルから発表された全シングル曲を収録。
シングルということで、ほとんどの楽曲はオリジナル通りのモノラル・ヴァージョン。

「グッド・ラヴィン」を番組でかけた時、山下達郎が力説していたモノがこのCDで聴けます。

なお
「We Love Radio」の放送はラジコのタイムフリーで3/27まで聴けますので、是非お聴きになってみてください。森 勉


2017年3月23日(木) Bobbi Boyle 「Rain Sometimes」

昨日紹介したボビイ・ボイル。
世界初CD化された2ndアルバム『シングス』(オリジナルは激レア!)も取り上げておきましょう。

ボビイ・ボイル『ボビイ・ボイル・シングス』
(国内CD 長門芳郎氏による日本語解説付 MZCF-1336 2,400円+税)

1970年発表今作は、1967年発表1stほどソフト・ロック・アレンジではなく、ジャジーかつしっとりと聴かせる1枚。

ジョージ・ハリスン作「Something」、キャロル・キング作「No Easy Way Down」、バカラック作「I'll Never Fall In Love Again」、ブレンダ・ハロウェイ作「You've Made Me So Very Happy」、ウイ・ファイヴやヤングブラッズのヒットで知られるディノ・ヴァレンテ作「Get Together」等、通好みな選曲を落ち着いた雰囲気で楽しめます。

今日のこの1曲はラスト8曲目「Rain Sometimes」。

ナンシー・ウィルソンの歌唱でも知られるアーサー・ハミルトン作。

ゆったりと間をとったピアノ、上品なヴィブラフォンの音色。そして情感豊かな彼女の歌声。
じんわりと沁みる、隠れた<雨>名曲ですね。森 陽馬


2017年3月22日(水) Bobbi Boyle 「Spring Can Really Hang You Up The Most」

風は肌寒いものの、春らしい陽気になってきましたね。

青い空を店内から眺めながら、昼間に最近よく聴いているお気に入りの1枚。

ボビイ・ボイル『ア・デイ・イン・ザ・ライフ (+2)』
(国内CD 日本語解説付 ボーナス・トラック2曲追加 MZCF-1335 2,400円+税)

Bobbi Boyleは1931年アメリカ/ボストン生まれの女性ジャズ・ピアニスト/シンガー。
60年代ロサンゼルスへ拠点を移し、Encino Recordsから1967年発表した1stアルバムが今作です。

ジミー・ウェッブ作フィフス・ディメンションで有名な「Up Up And Away」(ビートでジャンプ)で幕を開け、同じくジミー・ウェッブ作「By The Time I Get To Phoenix」(恋はフェニックス)、ロジャ・ニコ名曲「Love So Fine」、バカラック作「This Girl's In Love With You」などをゴキゲンなアレンジでカヴァー。

Ron Anthony(G)、Chris Clark(B)、Chuck Piscitello(Dr)という無名のバック・メンバーながら、ジャジーかつポップな楽曲アレンジ及び演奏は素晴らしいの一語。

ジャズ・ヴォーカルというより、ソフト・ロック好きの方へ大推薦したい作品ですね。

今日のこの1曲はジャッキー&ロイの名唱でも知られる「Spring Can Really Hang You Up The Most」。
軽快に、そしてクールに、なおかつ心地良いキラーチューン♪

ちなみに、「Sad Old World」、「Everybody's Talkin」がボーナス・トラックとして追加収録されています。森 陽馬


2017年3月21日(火) ビーチ・ボーイズ 「サーファー・ムーン」

小山台高校脇の道に1本だけある早咲きの桜。林試の森にある早咲きの桜。
どちらも散り始めていますが、普通の桜の開花がもうすぐというニュース(気象庁では3月24日頃とのこと)が伝わってきています。

もうすぐ春といえば、もうすぐ夏も近いということで、今日はビーチ・ボーイズ。

<今日のこの1曲>に、僕としては今年初めてビーチ・ボーイズについて書くような気がしますが、動機は『NIAGARA 45RPM VOX』に入っていた多羅尾伴内楽団によるインスト「サーファー・ムーン」を聴いたことです。

「サーファー・ムーン」は1962年ボブ&シェリに提供したブライアン・ウィルソン初期の名曲と言っていいでしょう。

アメリカではアルバム『サーファー・ガール』に収められていただけでしたが、日本では1964年「夢のハワイ」B面として「サーファー・ムーン」はシングル化されています。

この曲の歌詞に
♪Blame It All On The Surfer Moon♪
というフレーズが出てくるのが気になりますね。

「Blame It On The Bossa Nova」(恋はボサノヴァ)は1963年1月にヒットし始めています。
ボブ&シェリ「サーファー・ムーン」は1962年10月発売ですが人知れずの状態だったので偶然だとは思いますが...。

「サーファー・ムーン」 ~ 「恋はボサノヴァ」 ~ 「恋はメレンゲ」がぐるぐる頭の中を回り出しました。森 勉


2017年3月20日(月) Jens Lekman 「What's That Perfume That You Wear?」

丁度1か月前くらいになりますが、渋谷クラブ・クアトロでトラッシュキャン・シナトラズ×サニーデイ・サービスのカップリング・ライヴを観ました。

先手のサニーデイは胸が掻き毟られるような熱い演奏。
トラッシュキャンの方は彼らのあたたかい人柄が伝わる心地よいメロディ&ハーモニーの連続。

両バンドとも生は初体験だったのですが、またこの組み合わせでツアーをしてほしいなぁと思いました。

トラッシュキャンのフロントマン、フランシス・リーダーの声がお好きな方にオススメ♪
スウェーデンの男性シンガー・ソングライター、イェンス・レークマンが4年半ぶりの新作『LIFE WILL SEE YOU NOW』をリリース。(輸入CD SC339)

4作目となる今作では、ベン・ワット『ヘンドラ』やトレイシー・ソーンの近作を手掛けたイワン・ピアソンを共同プロデューサーに迎え、サンバやブラジル、ディスコなどをアレンジに取り入れた仕上がり。
これまでの彼のちょっと切ない作風とはまた違った、とてもポップな作品になっています。

トレイシー・ソーンとの共作&コーラスで参加した「Hotwire The Ferris Wheel」、名パーカッション奏者ラルフ・マクドナルド「The Path」をサンプリングしたリード・トラック「What's That Perfume That You Wear?」ほか、彼のしっとりとした歌声が活きるアコースティックな楽曲も聴きものです。
(同じ北欧のアーティスト、ディラン・モンドグリーンの声にも似ていますね。)

ボーナストラック4曲をダウンロードできるコードが付いた国内盤(HSE-6378)も4/5発売予定です。東尾沙紀


2017年3月19日(日) The Dynamics 「We Found Love」

ノーザン・ソウル/甘茶スウィート・ソウル・ファン狂喜!

デトロイト発60~70'sソウル/ヴォーカル・フループ、ダイナミックスの再発CDが出ました!

The Dynamics『Lights Out』
(輸入CD PLAY BACK Record PBR-8510)

60年代中期RCA時代の「I Need Your Love」、「You Make Me Feel Good」から、1969年メンフィス録音名盤1stアルバム全曲、更に1977年Columbiaからリリースされたレアスウィート貴重EP音源まで、黒汁タップリの美味なところをギッシリ詰め込んだ全20曲編集盤。

今日のこの1曲は、山下達郎サンデー・ソングブックでも昔かかった究極の甘茶ソウル「We Found Love」。
1977年コロンビア・レーベルから7インチリリースされたミディアム・メロウ・キラーチューン♪

この1曲が聴けるだけでも買いですね。森 陽馬



2017年3月18日(土) マイクロスター 「She Got The Blues」

PET SOUNDS RECORD2016年ベスト殿堂入りの名盤、マイクロスター『SHE GOT THE BLUES』。

限定アナログ盤が2017年5月24日発売決定いたしました!

<2017年5月24日発売>
・(LP)マイクロスター『SHE GOT THE BLUES』
(国内LP HCR9674 3,200円+税)

2017年に入っても大ロングセラー中の素晴らしい1枚。
アナログ盤で聴きたい!という方も多かったと思います。

収録曲はCDと同じですが、B面(6~10曲目)をアナログで聴いてみたかったんですよね。

高瀬康一デザインによる各曲毎のジャケットやブックレットがアナログ盤ではどのように表現されているのか?
LP用の帯も付くそうなので楽しみです。

今日のこの1曲は、シングル化はされていないアルバム中の大名曲「She Got The Blues」。

もうちょっと聴きたい、というところでフェイドアウトしてしまいますが、そうなってしまったのもLP化されることを想定し製作した(B面の収録時間が長くなり過ぎないようにした)所以だとか、、、?!

まあとにかくも、「She Got The Blues」をアナログで聴けるシアワセ♪
お早めにご予約ください! 森 陽馬

通販コーナーにてご予約受け付けております。当店オリジナル特典も検討中!


2017年3月17日(金) カルメン・マキ 「デラシネ」

カルメン・マキさんが近年ライヴで披露している新曲「デラシネ」が、アナログ・シングル盤で3月22日発売。

カルメン・マキ『デラシネ』(c/w 「望みのない恋 ~挿入朗読詩「波の音」~」
(国内EP glax-001 1,500円+税)

スーマー『ミンストレル』&『泥水は揺れる』も手掛けた桜井芳樹(ロンサム・ストリングス)がプロデュースを担当。

椎野恭一(dr)、西嶋徹(b)、清水一登(p)、桜井芳樹(g)をバックに、マキさんの魂宿った歌声が心奥まで響きます。

B面には、寺山修司「波の音」の朗読を曲間に挿入した「望みのない恋」を収録。
(作詞:ガルシア・ロルカ/日本語詞:長谷川四郎、作曲:桜井李早)

一般流通はしない限定盤で、ライヴ会場及び一部店舗のみの販売ですが、当店でも取り扱いできることになりました。マキさんの“現在(いま)”をアナログ盤でお聴きになってみてください。森 陽馬

★通販でもお買い求めいただけます。


2017年3月16日(木) 大滝詠一 「青空のように」(モノ&カラオケ)

アナログ・シングル盤が9枚、その全18曲を収録したCD、そして16ページブック・レットをBOXに収めた『NIAGARA 45RPM VOX』が本日入荷しました。

(9EP+CD『NIAGARA 45RPM VOX』 4,500セット完全限定盤 SRKL-3041 19,800円+税)

発売日設定は3月21日ですが、今日から店頭出ししていいとのことなので、予約していただいた方々、取りに来ていただいてOKですよ。
予約していないという方には、若干ですがキャンセル分など含め今なら在庫ありますのでお早めに、、、。

シングル盤は9枚中5枚が当時市販されたもの。
その他の4枚は一般人は見たことも触ったこともないプロモーション・オンリー盤を復刻したものになのです。

今日はその中から「青空のように」プロモ盤を。

市販ジャケに『DJ Copy Only~MONAURAL~NOT FOR SALE』のシールが貼ってあるマニア垂涎の一品。

ナイアガラの白レーベルがまぶしい、、、。
A面モノラル・ミックスもいいですが、B面インスト・ヴァージョンもエコーの塩梅、カスタネットの鳴り具合、サイコーです。アレンジは山下達郎&多羅尾伴内。森 勉



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

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