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 今日のこの1曲コーナー


ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2019年2月16日(土) テデスキ・トラックス・バンド 「I'm Gonna Be There」

デレク・トラックスとスーザン・テデスキによる最強ギタリスト夫婦を中心としたバンド、テデスキ・トラックス・バンド。

2016年発表作『Let Me Get By』(
2016年1月31日今日のこの1曲で紹介)から約3年。
ライヴ盤『live From The Fox Oakland』を挟み、4作目となるスタジオ録音アルバム『Signs』が発売されました。

テデスキ・トラックス・バンド『Signs』
(国内CD ボーナス・トラック1曲追加 解説・歌詞・対訳付 UCCO-1203 2,500円+税)

12人編成バンド・メンバーの個性を活かしながら、デレク自身も持ち味のギター・ソロを随所に発揮。
今までの路線はそのままに、程好くまとまった1枚に仕上がっています。

今日のこの1曲はドイル・ブラムホールⅡが共作&ギター参加した2曲目「I'm Gonna Be There」。

スティーヴィー・ワンダー「He's Misstra Know It All」(邦題「いつわり」。『Innervisions』収録曲)を彷彿とさせる後半のコーラスが印象的。

なお、今作のCDは他アーティストの近作に比べ音圧が低く、同じヴォリュームでかけると音が小さく感じます。
それだけ音域の幅を持たせた作りになっているので、ヴォリューム・レベルを各々の好みで調整し、サウンドの奥行きを楽しみたい作品ですね。森 陽馬

<PET SOUNDS RECORDスタッフが選ぶ2018年ベスト・アルバム>選出しました。
上記特設ページに掲載。


2019年2月15日(金) イーヴィ・サンズ 「Any Way That You Want Me」

チップ・テイラーが作り、トロッグスが1966~1967年にかけてイギリスのヒット・チャートへ送り込んだヒット曲「Any Way That You Want Me」は当時から好きで、今でも久し振りに聴くと、やっぱりいいね、と思ってしまう曲です。

その曲をアメリカでヒットさせたのは今日紹介するイーヴィ・サンズです。
(エヴィー・サンズ、と昔は表記されていました。)

1969年全米チャートでは最高位53位でしたが、17週間もチャートインし、しぶといスマッシュ・ヒットとなりました。
日本のラジオ局ではほとんど耳にすることはなかったように思いますが、FENでは時々流れていました。
その時は、「あっ、これってトロッグスが歌っていたあの曲だ!」という程度の興味しかなかったので、レコードを探したりはしませんでした。

その後1970年代半ば、銀座・数寄屋橋のハンターで、イーヴィ・サンズのアメリカ盤を見つけ、タイトルもズバリだったので即買いした想い出がある盤です。

1970年に発表されたそのアルバムが2018年3月に最新リマスターされ紙ジャケット仕様で発売されていますので、忘れないうちに紹介しておきたいと思います。

イーヴィ・サンズ『エニー・ウェイ・ザット・ユー・ウォント・ミー』
(国内CD ボーナス・トラック1曲追加 解説・歌詞・対訳付 UICY-78605 2,667円+税)

プロデュースはチップ・テイラー&アル・ゴルゴーニ。
イーヴィの声は顔に似合わず低めのけだるい雰囲気を醸し出していて、なんともいい感じなんです。森 勉



2019年2月14日(木) 大橋トリオ 「Fragments」

2007年デビュー時から、良質な作品を作り続けている男性シンガー・ソングライター、大橋トリオ。
2018年2月発売『STEREO』から1年、新作オリジナル・アルバム『THUNDERBIRD』をリリースしました。

大橋トリオ『THUNDERBIRD』
(CD DVD付 RZCD-86735 4,700円+税/Blu-ray付 RZCD-86736/CDのみRZCD-86737 3,000円+税)

2018年はアナログ盤にハマり、ツアー先のレコード店を廻って中古レコードを色々聴いたそうです。
その影響もあり、アナログ的な質感に回帰しながら、新味もミックスさせた仕上がりの1枚。

Tik Tok『グランピング編』CMソング④「S・M・I・L・E・S」、メナード企業CMソング⑧「Natural Woman」他、70年代的な温もりが伝わってくる全10曲。

今日のこの1曲は、CHARM PARKが英語詞を担当している⑤「Fragments」を。

2018年12月にはメジャーデビューも果たしたCHARM PARK。(
2018年12月5日今日のこの1曲にて紹介)
彼が手掛けたこの曲の歌詞には、大橋トリオの過去楽曲タイトルがたくさん散りばめられています。
大橋トリオの現ツアー・メンバーでもある彼の大橋トリオ愛が伝わってくる美しい1曲ですね。森 陽馬



2019年2月13日(水) イ・ランと柴田聡子 「Run Away」

シンガー・ソングライター、文筆家、イラストレーター等マルチな顔を持つ韓国の女性アーティスト、イ・ラン。
最新作『がんばれ!メロディー』の発売を3月に控える柴田聡子。

共に1986年生まれで、声や楽曲の雰囲気もどことなく近く、毒っ気がチラチラと見え隠れするお二人のコラボ作が発売されました。

イ・ランと柴田聡子『ランナウェイ』
(国内CD 全6曲入 歌詞対訳付 初回生産限定盤 SDCD-041 1,600円+税)

2016年11月、2人で7か所をまわる日本ツアーを敢行。
今作はそのツアーで披露した共作曲「Run Away」をはじめ、ツアー翌月に録音したセッション音源を収録。

アコースティック・ギターでのごくシンプルな演奏に、日本語、韓国語、英語を交えた詞、素朴なメロディ、相性の良いハーモニー...仲の良い友達同士がじゃれ合いながら作ったようなリラックスした空気が漂います。
最後に収録された「Run Away」ピアノ・インストverもあったかな雰囲気で良い感じです。

ブックレットには、ツアーの事、友人の事、お互いの事などが綴られた、それぞれのエッセイも掲載。
エッセイといえば、イ・ランさん2018年著書『悲しくてかっこいい人』が日本メディアにも取り上げられ話題ですね。
(2019年2月2日朝日新聞には寺尾紗穂さんによる書評が掲載されました。来週には韓国のイベントで共演も。)

角度で画がかわるレンチキュラーカードもオマケ(?)で付いています。東尾沙紀



2019年2月12日(火) ORIGINAL LOVE 「ゼロセット」

よくぞこれだけの素晴らしいアルバムを作ってくれた!と歓喜したくなる傑作。

ORIGINAL LOVE、ビクター移籍第1弾(メジャー・リリースは約12年ぶり!)。
約4年ぶりとなる18枚目のオリジナル・アルバム『bless you!』が本日入荷しました。

ORIGINAL LOVE『bless you!』
(初回5000セット限定フォトブック付 VIZL-1527 4,000円+税/通常CDのみVICL-65123 3,000円+税)

木暮晋也、真城めぐみ、小松シゲル、村田シゲ、冨田謙のライヴ・メンバーに加え、小松秀行、佐野康夫、村田陽一といった過去名作に参加していた名ミュージシャン、そして現在飛ぶ鳥を落とす勢いのPUNPEE、長岡亮介、角銅真実など新世代ミュージシャンも参加。

新たな挑戦と冒険をブレンドしながら、ORIGINAL LOVEとしての軸は全くブレず。
現代の空気にもビンビン響くフレッシュな楽曲に感動すら覚えます。

いつの日よりも今、現在を肯定する前向きな人生讃歌「ゼロセット」。
長岡亮介によるギター・ソロ、弦一徹のストリングスは、『RAINBOW RACE』ジャケットで舞う鳥の如く、聴く者の心を開放し羽ばたかせる力を感じます。森 陽馬


2019年2月11日(月) ミンディ・グレッドヒル 「Icarus」

東京では早朝、雪が舞うように降りました。
明け方の雪は幻想的で、寒いながらも美しい光景でしたね。

そんなドリーミーな雰囲気にピッタリな女性シンガー新譜オススメ盤。

ミンディ・グレッドヒル『Rabbit Hole』
(国内CD 歌詞付 VSCD-9833 2,300円+税)

アメリカ/カリフォルニア出身1981年生まれの女性シンガー・ソングライター、Mindy Gledhill。
2012年発表『ANCHOR』(アンカー)は当店でもロングセラーを記録。
今作『Rabbit Hall』は通算6枚目となる2019年発表オリジナル・アルバムです。

心地良いメロディー&サウンドで奏でられるアコースティックなファンタジー・ポップ♪
可憐な彼女の歌声がとってもステキな1枚。

心が躍る②「Boo Hoo」、⑤「Lines」もGoodですが、今日のこの1曲はセンチメンタルな⑩「Icarus」を。森 陽馬


2019年2月10日(日) 大滝詠一 「オリーヴの午后」(ライヴ)

2019年3月21日発売される大滝詠一『NIAGARA CONCERT '83』の先行試聴会&試写会が先週行われました。
ありがたいことにお声をかけていただき、いち早く貴重な音源と映像を見聴きしてまいりました。

所は東京市ヶ谷ソニー・ミュージック六番町ビルの一室。
約1時間ほどの間、ナイアガラ・ワールドに酔いしれることができました。

まず前半はCD音源。
1983年7月24日西武ライオンズ球場で行われた<LIVE JAM>での大滝詠一のパフォーマンスを30分程堪能。
大滝のヴォーカルと大滝組レッキング・クルーのリズム・セクション、そして新日本フィルハーモニー・オーケストラの共演は臨場感たっぷりの音で残されており、聴いているだけで感動ものの音でした。

ちなみにこの日のバック・ミュージシャンはドラムスに島村英二、ベースに長岡道夫、エレクトリック・ギターは徳武弘文(鈴木茂、村松邦男は珍しく欠席)、アコースティック・ギターに吉川忠英、石川鷹彦、安田裕美、加藤達雄、キーボードに中西康晴、難波弘之、国吉良一、パーカッションに川瀬正人、鳴島英治、浜口茂外也、斉藤ノブ、コーラスに伊集加代子、鈴木宏子、和田夏代子、コンピューター・プログラムに松武秀樹という布陣でした。

それから初回盤のみに付いている『EACH Sings Oldies from NIAGARA CONCERT』というCDから2曲を聴くことができました。このCDは大滝詠一が1976年から1981年にかけて行ったコンサートで歌った洋楽オールディーズ曲を集めたというなんともナイアガラチックな選曲の1枚なのです。試聴会では聴けませんでしたが、1966年大滝17歳時の「イエスタデイ」も収録されています。

そして、ラストは大きめのスクリーンで、初回盤に付いている『THE FIRST NIAGARA TOUR 1977/6/20渋谷公会堂』DVD映像を約30分全部試写。

衝撃の動く大滝詠一(28歳11カ月)!
日本コロンビア・レコードで当時制作されたナイアガラ・レーベルプロモーションのためのこの映像がお茶の間のテレビで見れるようになるとは・・・。
大滝ファンでステージを観たことがない方はもちろんのこと、観たことがある方も必見です。
シリア・ポールも布谷文夫も出演しています。

特典CDとDVDは初回限定盤にしか付いていませんので、くれぐれもお買い漏らしのないように。森 勉

★掲載ジャケットは「オリーヴの午后」収録『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』。


2019年2月9日(土) Jimmy Webb 「All I Know」

「In 1995, when I sat down at the piano at McClear Studio in Toronto I was a little damaged.
I was going through a trying divorce and probably drinking too much.」 Jimmy Webb 2018
(ジミー・ウェッブ『Ten Easy Pieces - The Deluxe Edition』ブックレット記載文章の冒頭部分より抜粋)

Jimmy Webb『Ten Easy Pieaces - The Deluxe Edition』
(輸入CD Friday Music FRM-52826)

「Wichita Lineman」、「Galveston」、「By The Time I Get To Phoenix」、「Macarthur Park」、「Didn't We」、etc...。
ジミー・ウェッブが自作曲を弾き語り軸にセルフ・カヴァー、Fred Mollinプロデュースによる1996年発表名作。

2010年にも再発されていますが、その盤とは違うボーナス・トラック(「Galveston」、「Worst Thet Could Happen」、「Up Up And Away」、「I Was Too Busy Loving You」のデモ)を追加収録し2018年末再CD化されました。

何故に今作は、悲哀と慈愛が入り混じったようにかくも切なくそして美しいのか?
その答えが、彼の言葉(録音当時、離婚問題に苦悩していたのでしょう)にあるのかもしれません。

今日のこの1曲は聴く度に感動が増している、1973年アート・ガーファンクルへ書き下ろした「All I Know」を。
ジミーの深味ある歌声、Pat Perezによるソプラノ・サックスが入るこのセルフ・カヴァーも僕は大好きです。森 陽馬


2019年2月8日(金) Leyona 「I Know」

はっぴいえんど「風をあつめて」カヴァーで話題を集めたのは2001年。
その後も活動を続け、2019年でデビュー20周年を迎えた実力派女性シンガーLeyona。

<レイドバックしたサウンド・アレンジにパンチの効いたソウルフルな歌声>
というイメージが強かったのですが、2018年12月発表最新作『SMMR』は今までと雰囲気がちょっと違います。

Leyona『SMMR』
(国内CD DDCZ-2225 2,500円+税)

モダン・ディスコ/ハウスDJプロデューサーとして活動しているTAAR(ター)がプロデュースを担当。
ペトロールズのベーシスト三浦淳悟が楽曲共作等で参加し、アーバンなシンセ入りソウル・ポップな仕上がり。
Leyonaのヴォーカルも全体的にスムースな印象です。

今日のこの1曲はディスコ・ブギーなグルーヴィー・ポップ・チューン⑥「I Know」を。
彼女の個性的な歌声がグルーヴ感あるサウンド&曲調に合っていますね。森 陽馬



2019年2月7日(木) THE LOCH NESS MOUSE 「By Piccadilly Station I Sat Down And Wept」

ノルウェーのプリファブ・スプラウト!?と2016年2月3日の今日のこの1曲コーナーで紹介して約3年。

プリファブをはじめ、エヴリシング・バット・ザ・ガール、ブルー・ナイルなど80'sUKポップやネオアコに影響を受けたサウンドを奏でる男女ヴォーカル中心6人組、ザ・ロッホ・ネス・マウス。
最新作『THE LOCH NESS MOUSE Ⅱ』がリリースになりました。

ザ・ロッホ・ネス・マウス『THE LOCH NESS MOUSE Ⅱ』
(国内CD セルフ・ライナーノーツ・歌詞・対訳付 PCD-24804 2,400円+税)

活動歴は意外にも長く、2019年でデビュー20周年。
今作は新曲と日本未発売の過去作品から選ばれた楽曲の再録で構成されたアルバムとなっています。

スタイル・カウンシルのメンバーでポール・ウェラーの元奥様の名前がタイトルにつけられた新曲「Dee C.Lee」。
日本語の台詞が入るプリファブ風ナンバー「A Name For 2002 (Komorebi)」。
ボーナス・トラックとして「The Sound Of Crying (with Tenant From Zero)」(プリファブ・スプラウト)、「Overnite」(スクリッティ・ポリッティ)のカヴァー2曲が収録されています。

そして、本編にもカヴァーが1曲。
彼らのライヴ・レパートリーだったという、トレイシー・ソーン「By Piccadilly Station I Sat Down And Wept」。

オリジナルは2007年発表ソロ2nd『Out Of The Woods』収録のバラードを良いアレンジでカヴァーしています。
素敵なギター・ソロを披露しているロードリ・マースデン(スクリッティ・ポリッティのキーボーディスト)のゲスト参加も嬉しいところです。東尾沙紀


2019年2月6日(水) ローウェル・ジョージ 「Find A River」

天辰保文氏を迎え、当店地下アゲインにて不定期に行っているトーク・イベント、Talking Man。
2月18日に行う第12回目の特集がリトル・フィートに決まり、その関連作品を最近よく聴いています。

リトル・フィート(Little Feat・・・小さな偉業)というバンドが結成されて2019年で50年。
そして、中心人物だったローウェル・ジョージが1979年急逝してから40年。

聴き込むにつれ奥深い不思議な魅力に改めて気付かされますね。

今日のこの1曲は、ローウェル・ジョージが1979年発表した唯一のソロ作から。
ローウェル・ジョージ『Thanks I'll Eat It Here』(イート・イット・ヒア 特別料理)
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-17435 1,143円+税)

アラン・トゥーサン作「What Do You Want The Girl To Do」、リトル・フィート名作3rd『Dixie Chicken』にも収録されている「Two Trains」等、ニューオリンズ色濃い楽曲が楽しめる1枚。

その中にあって、フレッド・タケットが提供した「Find A River」。
ローウェルのイノセントな心が乗り移ったような神聖な心持ちにさせられる美しいナンバー。

ヴァレリー・カーターも1998年カヴァー作(現在『The Way It Is』CDに追加収録)で取り上げています。森 陽馬

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2019年2月18日(月)
PET SOUNDS RECORD presents
天辰保文 Talking Man Vol.12 リトル・フィート特集
ライヴ・カフェ アゲイン(武蔵小山)
18時半開場 19時半開演 入場料1,500円
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2019年2月5日(火) Orleans 「Dance With Me」(オムニバスCD『本日のおすすめ』より)

『本日のおすすめ』という言葉&このジャケット、ですが料理レシピではありません。

<本日のおすすめ>は、スターダスト・レビュー根本要と名ギタリスト佐橋佳幸によるユニット名なのです。

逗子海岸の海の家兼ライヴハウス音霊(OTODAMA)でのイベントを機に2010年結成。
多忙な2人ですが、影響を受けた洋楽&邦楽の名曲をカヴァーするコンセプトでライヴを行っています。

このCDは、2人が影響を受けカヴァーした楽曲のオリジナルを収録した洋楽コンピレーション。

根本要&佐橋佳幸プレゼンツ『本日のおすすめ』
(国内CD 根本&佐橋による対談付 解説:天辰保文 WPCR-18153 2,315円+税)

オーリアンズ「Dance With Me」、スリー・ドッグ・ナイト「Joy To The World」、モンキーズ「Daydream Believer」、ラズベリーズ「Let's Pretend」、モーリス・ホワイト「I Need You」、ボストン「More Than A Feeling」、イエス「Roundabout」、グランド・ファンク・レイルロード「Footstompin' Music」、シールズ&クロフツ「Summer Breeze」、マリア・マルダー「Midnight At The Oasis」、ザ・バンド「Ophelia」、ジェイムス・ブラウン「I Got You」、パーシー・スレッジ「When A Man Loves A Woman」、ジミー・クリフ「Many Rivers To Cross」、という2人の青春を彩った全14曲。

今日のこの1曲は、1975年ビルボード・シングル・チャート6位のヒット曲、オーリアンズ「Dance With Me」を。
ハイトーンなヴォーカル、そして楽曲最後で聴けるアコースティック・ギターの奏も美しい名曲。
村田和人さんもこの歌をカヴァーしていましたね。森 陽馬


2019年2月4日(月) カーティス・メイフィールド 「Move On Up」

自宅のCD棚を久々に整理したら、同じCDが色々出てきました。

意図して買っている場合はいいのですが、気付かぬうちに同じCDがダブっているのはショックですよね。

まあでも、自分にとってその作品がそれだけの魅力・求心力がある、ってことですから。
棚に入れたままにしておくのではなく、頻繁に出して聴いてあげないといけませんね。

ということで、僕のCD棚にダブってあったこの1枚。
カーティス・メイフィールド『CURTIS』
(国内CD 解説・歌詞付 WPCR-27702 952円+税)

名コーラス・グループ、インプレッションズを脱退し、ニュー・ソウルの旗手となったカーティス・メイフィールド。
公民権運動・様々な社会問題を背景に、愛と団結をテーマにした1970年発表ソロ1stアルバム。

R&Bアルバム・チャート1位となった今作にはポール・ウェラー他多くの人がカヴァーした「Move On Up」が収録。
シングル・カットもされていますが、9分に迫るこの長尺アルバム・ヴァージョンが最高にかっこいい!!

彼のメッセージが込められた「Move On Up」はベスト盤とかではなく、このアルバムで聴きましょう。森 陽馬


2019年2月3日(日) ポール・ウェラー 「May Love Travel With You」

ポール・ウェラーが2018年1月に来日公演を行って気付けば1年が経ちました。
5月に還暦を迎え、新作『True Meanings』を9月発売と、2018年は嬉しい&おめでたい話題の多かった年でした。

そしてまたまた嬉しいリリースのニュースが♪

新作発表後の2018年10月11日、12日に、ロンドンにあるロイヤル・フェスティバル・ホールで行われたライヴ音源&映像が2019年3月発売になります。

タイトルは『アザー・アスペクツ -ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・フェスティバル・ホール』。
(国内盤は3月27日発売 2CD+DVD 4,800円+税)

2900人が収容できるホールでの、いつものバンド・メンバーとオーケストラを従えた豪華なコンサートです。

最新作の楽曲を中心に、「Wild Wood」、「You Do Something To Me」、ザ・ジャムの「Boy About Town」や「Private Hell」、スタイル・カウンシルの「A Man Of Great Promise」などが盛り込まれた全25曲。

最新作はストリングスを取り入れた美しいアレンジが印象的だったので、久々のライヴ盤とても楽しみです。
DVDにはコンサートのフル映像に加え、リハーサル風景やインタビューなどが収録予定とのことです。東尾沙紀


2019年2月2日(土) ビートルズ 「ドント・レット・ミー・ダウン」

先日2019年1月30日は、50年前の1969年ロンドンのアップル・ビル屋上でビートルズが人前で久し振りにライヴを行った日なんです。

人前と言っても屋上ですから、アップル・ビルの近くにいた人でも音はすれども姿は見えずといった状態で、映画『レット・イット・ビー』を見る限り、極少数の人が近隣ビル屋上からビートルズの姿を確認できたくらいだったようです。
しかしビートルズと同じ空間というか音が良く聴こえなかったとしても、近くにビートルズのメンバーがいて今演奏しているという興奮は味わってみたかったものです。50年も経った今ではもう夢の中で体験するか妄想するしかありませんが...。

とにかくこの屋上での演奏が初めて映画を観た時から好きで好きで大好きなんです。

寒風吹くロンドンの1月30日ビル屋上、寒かったと思います。
条件が悪い中での演奏は、メンバーにとって満足のいくものでなかったと思いますが、ファンとしてはそんな所も含めていとおしくて、いとおしくて...。

ということで、ペット・サウンズ・レコード店内では1月30日午後9時から1時間ほど、ビートルズ屋上ライヴ50周年記念ということで、その関連音源を店内で流していました。
どうして午後9時かというと、東京とロンドンは時差があり、東京の方が9時間進んでいるということなんですね。
屋上ライヴはランチタイムを狙って始まったらしいので、東京の午後9時はロンドンの昼12時頃だったわけです。

今日のこの1曲は、その屋上ライヴ・シーンが観れる『ビートルズ1+』から「ドント・レット・ミー・ダウン」を。
(デラックス・エディション 国内1CD+2ブルーレイ UICY-77527 9,800円+税)

なんと、映画『ロード・オブ・ザ・リング』を監督したピーター・ジャクソンが映画『レット・イット・ビー』のために撮影された長時間に渡る映像を再編集するというニュースが伝わってきました。これに関しては後日またここで。森 勉


2019年2月1日(金) リンダ・ロンシュタット 「Hurt So Bad」

昨日からうって変わり、アメリカ西海岸のような青い空が広がった月替わりの本日。

ウエスト・コースト永遠の歌姫、リンダ・ロンシュタットの1980年ライヴ音源が公式発売されました。
彼女はパーキンソン病を患い歌手活動を引退したため、ファンにとってはうれしい新リリースです。

リンダ・ロンシュタット『ライヴ・イン・ハリウッド』
(国内CD ジョン・ボイランによる解説日本語訳・歌詞・対訳付 WPCR-18147 2,400円+税)

1980年4月24日HBOテレビ番組のためのコンサート、ハリウッドのテレビジョン・センター・スタジオでの録音。
Dan Dugmore、Bob Glaub、Russell Kunkel、Danny Kortchmar、Kenny Edwards、Billy Payne、Wendy Waldman、更にPeter Asherも参加。

「Blue Bayou」、「Desperado」等スローも好きですが、パンチの効いた「Hurt So Bad」を今日のこの1曲に。

「Hurt So Bad」(邦題:涙がいっぱい)は1980年発表『MAD LOVE』(激愛)に収録のテディ・ランダッツォ作。
リンダのシャウトに呼応し、泣き叫びたい心情を表現したようなダニー・コーチマーによる激情ギター聴きもの!

なお、今回の商品化は彼女のマネジメントをしていたジョン・ボイランがリンダの海賊盤を手にしたのがきっかけ。
様々な縁でそのマスターテープを発掘できた経緯がライナーノーツに記されています。森 陽馬


2019年1月31日(木) 細野晴臣 「ただいま」

「失われて初めて気づくことがある。
東京から失われたものの本質は情緒だと気がつき、自分はその失われた情緒に憧れるのだ。」(細野晴臣)

東京新聞に『私の東京物語』という連載があり、2019年1月21~28日の間、細野晴臣氏が寄稿。
古き良き東京の想い出と共に記されていたのが上記の言葉だ。

武蔵小山駅前も再開発で情緒が失わつつある。
本日1月31日で、地元民に長く愛されてきた中華井門が閉店。
何年後になるかわからないが、その場所にも40階建てマンションが建築されるらしい。

今日のこの1曲には、変わりゆく東京の街を横目に見るジャケットが印象的な名作『HOSONOVA』から。
(細野晴臣『HOSONOVA』 2011年発表国内CD VICL-63777 3,000円+税)

星野源2010年発表1stアルバム『ばかのうた』へ、細野晴臣が楽曲提供した「ただいま」。(作詞は星野源)
細野氏の情緒溢れる歌声と演奏が楽しめるセルフ・カヴァーを。

なお、『私の東京物語』記事には、冒頭の言葉に続き以下文面も記されている。

「そして今、時とともに再び忘れ去られた情緒は、自分にとってはとても大事なこととして、音楽表現の核心になりつつあるのだ。」(細野晴臣)
森 陽馬


2019年1月30日(水) Nick Lowe 「Tokyo Bay」

ニック・ロウ2018年発表最新作『Tokyo Bay』が日本限定500枚で再発売されました。

ニック・ロウ『トキオ・ベイ』
(国内仕様CD 歌詞対訳付 MSIG-1255 2,200円+税)

トゥワンギーなギターがかっこいい軽快なロックンロール・ナンバー「Tokyo Bay」♪
日本に来た際に書かれ、数年前からライヴではお馴染みとなっている曲が初めて音源化されました。
約30年前「geisha Girl」という曲がありましたが、この曲にも“芸者”が登場します。(芸者さん好き?)

2018年来日公演でも披露されたオリジナル曲「Crying Inside」、ビージーズ「Heartbreaker」、クリフ・リチャード「Travellin' light」カヴァーも収録。

近年のライヴでサポートを務めている覆面バンド、ロス・ストレイトジャケッツが参加。
6月から彼らを引き連れツアーへ出ることが発表され、それに合わせてまた新曲発売の予定があるとのこと。
ソロの弾き語りでも来てくれたら勿論嬉しいですが、バンドを従えたニックさんも久々に観たい! 東尾沙紀


2019年1月29日(火) イナラ・ジョージ 「Release Me」

♪ My Love, I will always love you. But never will I forgive you. For being gone for so long.
My heart, forever a little broken.<中略>
So won't you please, please, please... Release Me.♪ (「Release me」歌詞より)

<愛しいひと、どんな時も想っているわ。でもあなたのことを決して許さない。とっくに手遅れだから。
私の心はずっと小さな傷を負っている。ねえ、お願い、お願いだから私を解放して。>

ローウェル・ジョージの娘であり、The Bird And The Bee、Living Sistersのシンガーであるイナラ・ジョージ。
配信と限定アナログ盤のみで2018年発売されたソロ4thアルバムが日本盤でCD化されました。

イナラ・ジョージ『Dearest Everybody』
(国内CD ボーナス・トラック2曲追加 解説・歌詞・対訳付 HYCA-3078 2,400円+税)
(ボーナス・トラックは「Something Stupid」カヴァーとプリンス「Condition Of The Heart」カヴァー)

エレポップ的なThe Bird And The Beeと比べ、音数少ないアコースティック・サウンド。
オールディーズ寄り/コーラス主体だったLiving Sisterより、シンガー・ソングライター的な肌触りの楽曲。

そして、山奥に流れる澄み切った川のように、凛とした自然の力強さを感じさせる歌声。

今日のこの1曲は、今作の発売元/彼女の自主レーベル名(Release Me Records)と同じ「Release Me」を。

1979年逝去した父ローウェルへ捧げているナンバー。
感謝と敬意を抱きながらも、言葉にできない複雑な心の内を真っ直ぐな視線で歌い綴っています。森 陽馬


2019年1月28日(月) 宮川泰 「JRA重賞レースファンファーレ」

祝!大坂なおみ全豪オープンテニス優勝! シングルス・ランキング1位!
長年のテニスファンとして本当にうれしいですね。

感動の余韻に浸りながら競馬新聞を見たら、1/27京都競馬重賞11レースにダノンスマッシュという馬を発見!
(スマッシュ・・・テニス用語では叩きつけるように打つショットのこと)

これだ!と思い、ダノンスマッシュから流して買いましたが、、、。
ダノンスマッシュは見事優勝したものの、2着&3着を買っておらず外れ、、、。
スマッシュは来たのになあ~~。なかなかうまくいかないものです。

さて、JRA競馬レース発走前ファンファーレが流れますが、その音楽は有名作曲家の方が作っています。
関東(東京・中山)はすぎやまこういちさん、関西(阪神・京都)は宮川泰さんが担当。

このCDのボーナス・トラックに「JRA重賞レースファンファーレ」が収録されていたので今日のこの1曲に。

『宮川泰 テレビテーマ・ワールド』
(国内CD COCX-40353 2,800円+税)

「シャボン玉ホリデー」(ピーナッツ)から始まり、「ゲバゲバ90分!テーマ」、「宇宙戦艦ヤマト」、「午後は○○おもいっきりテレビ テーマ」、「ズームイン!朝」など懐かしいTV音楽が38トラック収録されています。森 陽馬


2019年1月27日(日) 小林旭 「恋の山手線」

大瀧詠一監修により2002年2月日本コロンビアより発売された小林旭の初期作品集CD3種が再発になりました。
ずっと入手困難になっていたものなので、うれしいリリースです。

小林旭『アキラ1 民謡&俗謡集』(CD COCP-40683 2,000円+税)
小林旭『アキラ2 ポップス&カヴァー集』(CD COCP-40684 2,000円+税)
小林旭『アキラ3 主題歌&ヒット集』(CD COCP-40685 2,000円+税)

それぞれ普通の『全曲集』『ベスト』とは視点の違う大瀧詠一ならではのこだわりの選曲で楽しめます。

今日の1曲は『アキラ1』から「恋の山手線」を。

シングル・レコードとしては1964年3月発売されたものです。
作曲は浜口庫之助、作詞は当時演芸評論家でありプロレス、相撲にも造詣が深かった小島卓二。
小島さんは昭和の時代、テレビにもよく出演されていて、素敵なベレー帽姿が記憶に残っています。

山手線の駅名をダジャレを織り込みながら展開される歌詞は落語・演芸に秀でた方が作った面白さがありますね。
何故か新大久保と浜松町が抜けていたのはご愛嬌ですが...。
(西日暮里も入っていませんが、駅が作られたのがこの歌が作られた7年後1971年でしたので)

今年はこの歌が作られて55周年。
「高輪ゲイトウェイ」(この駅名どうにかならないんでしょうか?)を含めて、カヴァーしてくれる人は出てこないのでしょうか? 森 勉


2019年1月26日(土) Joe Jackson 「Fool」

『ナイト・アンド・デイ』等のヒットで知られるイギリスのミュージシャン、ジョー・ジャクソン。

現在64歳、2019年でデビュー40周年を迎えました。
先日、ちょうど20枚目となる新作『フール』がリリースされました。

ジョー・ジャクソン『フール』
(国内CD 日本盤限定ボーナスCD付 解説・歌詞・対訳付 GQCS-90668 3,000円+税)

フール=道化師のユーモアや悲哀を詞に込め、人生の喜劇や悲劇を描いたという今作。
2018年夏のツアー終了後、すぐスタジオ入りしレコーディング。
1st『Look Sharp!』の頃からの盟友グラハム・メイビー(b)ら、ジョーを含むバンド4人の熱気や勢いをそのままパッケージしたようなソリッドなサウンドに仕上がっています。
エキゾチックなサウンドも取り入れたタイトル曲「Fool」、リード曲「Fabulously Absolute」のキレキレな歌に痺れます。

ボーナス・ディスクには、国内盤未発売の2015年発表前作『Fast Foward』から抜粋された6曲と、ボーナス・トラックとしてスティーリー・ダン「Night By Night」、「Peter Gunn」のカヴァーが収録されています。

来日はとんとご無沙汰のようで(いつから来ていないのでしょう?)、久々に国内盤も発売されたので、来日ももしや実現するのでは!?と淡い期待を抱いています。東尾沙紀


2019年1月25日(金) THE TEETH 「Don't Take Too Long」

マイクロスター佐藤清喜プロデュース! 幻の作品が初音源化・CD化され本日入荷しました。

THE TEETH『THE TEETH』
(国内CD TEETH-1901 1,800円+税)

THE TEETHは水野直希とまっちゃんによる2人ユニット。(バンド名はBMX BANDITSのダグラスが命名)
佐藤清喜共同プロデュースで1990年代録音されながらお蔵入り、世に出ないままになっていた音源。
2018年初夏、水野直希急逝の報を受け、佐藤清喜がCD化に尽力し作品として陽の目を見ることとなりました。

イノセントなネオアコに、マイクロスター・マジックが施されたゴキゲン・ギター・ポップ全8トラック。
佐藤清喜曰く、マイクロスター『Lovey Dovey』収録曲制作の頃行っていたワークス、とのこと。

P-chanこと飯泉裕子もピアノ参加。
マイクロスター・サウンドお好きな方なら思わずニヤリなアレンジ満載の仕上がりです。

今日のこの1曲には、マイクロスタースパイスたっぷりのギター・ポップ・チューン⑧「Don't Take Too Long」を。

ちなみに、初回プレス分のみデモ音源10トラック(本編より多い!)収録CD付!お早めにどうぞ。森 陽馬


2019年1月24日(木) The Whispers 「A Song For Donny」

ソウル・シンガー、ダニー・ハサウェイがニューヨークのホテルから投身したのは1979年1月。
当時、彼は鬱状態だったと言われています。

40年経った現在、様々な病気の特効薬が開発され医療も進歩してきました。
人間の心というのはとても難しいものだけれど、今だったら心の病に救いの手を差し伸べることができたのかな。

さて、そのダニーへ捧げた歌を今日のこの1曲に。

ザ・ウィスパーズ『The Whispers』
(国内CD 解説・歌詞付 OTLCD-5605 1,850円+税)

ウォルター・スコットとウェレス“スコッティ”・スコットによる双子の兄弟を中心に1960年代結成したウィスパーズ。
ダニー逝去1979年の年末12月に発表したSOLAR RECORDSからのアルバム。
全米R&Bチャート5週連続1位(ポップでは19位)となったファンキー・ダンス・チューン「And The Beat Goes On」。
極上スローバラード「I Love You」、メロウな「Lady」等良曲多い名作です。

その冒頭に収録されている「A Song For Donny」。
ダニー・ハサウェイによるクリスマス名曲「This Christmas」のメロディーに、新しい歌詞を付けて歌われた1曲。
聴く人の心へ、ダニーへの愛が優しく包み込んできます。森 陽馬


2019年1月23日(水) 竹内まりや 「さよならの夜明け」

竹内まりやデビュー40周年記念企画のひとつ、RCA時代作品をリマスターしボーナス曲を追加して再発!
その第3弾『LOVE SONGS』が発売になりました。

竹内まりや『LOVE SONGS』
(国内CD ライナーノーツ:能地祐子 BVCL-942 1,852円+税)

オリジナルLP時の発売は1980年3月5日、価格は2,500円でした。

1979年8月に出たシングル「SEPTEMBER」がオリコン39位。
その年の後半はテレビ出演も多くなり、年末のレコード大賞では最優秀新人賞は桑江和子「あなたのハートはストップモーション」になりましたが、新人賞を受賞。
1980年2月に出た「不思議なピーチパイ」はオリコン3位。
そしてこのアルバム『LOVE SONGS』は、YMO『パブリック・プレッシャー(公的抑圧)』と入れ替わり3月17日付でNo.1になり、サザン・オールスターズ『タイニイ・バブルス』に譲り渡すまで3週連続第1位を獲得しました。

「SEPTEMBER」、「不思議なピーチパイ」2曲のヒットが収録されているアルバムなので、派手というかそういうヒット曲ファンに媚びた内容になっていると思いきや、意外と渋めで、彼女のアーティスト個性(洋楽志向で自分で曲を書くシンガー・ソングライターを目指しているetc...)を活かした内容でした。
当時びっくりしつつ、感心した記憶が残っています。

さて、『LOVE SONGS』11曲中5曲がL.A.録音で、今日はその中から選んでみました。
2曲目に入っている「さよならの夜明け」は作詞:竹内まりや、作曲:山下達郎というコンビの初作品。
バックには、ジム・ゴードン、ジェリー・シェフ、ラリー・ネクテル、チャック・フィンドレー等が参加。
ジーン・ペイジならではのストリングス・アレンジも聴きものです。

そして今回もライヴ・ヴァージョンが5曲ボーナス・トラックとして収録されています。
今まで未発表だった1981年貴重なライヴ音源です。森 勉



2019年1月22日(火) Eric Clapton 「Old Love」(『Unplugged』より)

音楽関係者と話すと「洋楽が売れなくなった」という声をよく聞きます。

実際に、タワー・レコード渋谷店は先週リニューアルされ、洋楽フロアが大幅に縮小。
ディスク・ユニオン新宿本館1F洋楽ロック・フロアも先週閉まり現在改装中とのこと。

要因として、Spotify等ストリーミング・サービスやyoutube等無料動画の影響もあるでしょう。
「最近は音楽を聴かなくなった」とおっしゃる方も多いですね。

でも、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の熱狂ぶりを見ると、それが本当の要因なのかな、と感じるんですよね。

音楽を聴く側は、良い音楽を聴きたい、との欲求を持ち続けているけれど、提供する側・売る側がそのニーズに応えられていない現状。(これは今に限ったことではありませんが、、、)
自戒含めCD・レコード店はもっと頑張らないとなあ。(まあ、要因がどうとかではなく、これが時代なのかも。)

と、結局ボヤキになってしまいましたが、昔売れた洋楽ということで思いついた1枚。
エリック・クラプトン2019年4月来日も決まったので、1992年発表名ライヴ盤『アンプラグド』。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-80267 1,500円+税)

グラミー受賞しクラプトンの名を改めて広めた作品であると共に、『アンプラグド』ブームを作った傑作。
「Tears In Heaven」、「Layla」に混じって、渋いブルースを多くのリスナーに聴かせた功績も大きいと思います。

今日のこの1曲は、クラプトンの過去の恋愛が切なく刻まれた沁みる1曲「Old Love」を。森 陽馬


2019年1月21日(月) 鈴木祥子 「ただの恋だから」

2018年12月12日発売された鈴木祥子30周年記念ライヴCD。
その発売を記念して作成していた鈴木祥子最新インタビュー・リーフレットがやっと完成しました。
すでにお買い上げいただいた方々、お待たせして申し訳ございませんでした。

今回は30周年ということで、約30の質問にアンケート形式で鈴木祥子さんにお答えいただきました。
・一番好きな自身の曲は?
・祥子さんにとって、ロックン・ロールとは?
・共演してみたいアーティストは?
・座右の銘は?、好きなプロレスラーは?等々。

その中で、<「恋」と「愛」の違いとは?>という質問に対する返答に感銘を受けましたね。
さすが、恋と愛の歌をたくさん書いてきた祥子さん!
(発売記念リーフレットはお買い上げの方に差し上げております。ご返答はそちらでご確認を。)

今日のこの1曲は、30周年記念ライヴでも歌われた恋の歌。
1998年ワーナー・ミュージック移籍第1弾アルバム『私小説』に収録されていた「ただの恋だから」を。森 陽馬

★掲載ジャケットは鈴木祥子『SYOKO SUZUKI THE COMPLETE WARNER RECORDINGS 1998→2000』
(CD4枚組 ライヴ会場及び一部店舗のみの販売 BECD-020 12,000円+税)
『私小説』(1998)、『あたらしい愛の詩』(1999)、『Love, painful love』(2000)。
入手困難だったワーナー期3作に、未発表含めデモ音源集を追加した4CD BOXです。



2019年1月20日(日) Glen Campbell 「Southern Nights」

グレン・キャンベルは日本ではなかなか正当な評価をされづらい歌手の一人です。

レコードの時代はオリジナル・アルバムやベストも出ていましたが、CDの時代になってからはベストが日本盤ではほとんど発売されない状態になってしまっています。
2016年ユニヴァーサル・レコード<名盤発見伝>シリーズで1960年代後半のアルバムが3種類CD化されましたが、それだけといった感じでさびしい限りです。

今日はアメリカCapitolが2009年編集した全16曲収録ベストCDから紹介したいと思います。

Glen Campbell『Greatest Hits』
(輸入CD Capitol/EMI 68931-29)

1967~69年大ヒットしたジミー・ウェッブ作のアメリカご当地ソング3部作「By The Time I Get To Phoenix」、「Wichita Lineman」、「Galveston」、カントリー・チャートでは1968年No.1になった「I Wanna Live」、ジョン・ウェインと共演した1969年映画『勇気ある追跡』主題歌「True Grit」、1970年のヒットでこれもジミー・ウェッブ作品「Honey, Come Back」、1975年全米No.1ヒット「Rhinstone Cowboy」等、1967~77年までのヒット曲がコンパクトにまとまった内容です。

「Southern Nights」は1977年全米No.1大ヒットを記録。
当時のヒットチャートでイーグルス「ホテル・カリフォルニア」やスティーヴィー・ワンダー「サー・デューク」と競っていたのを思い出します。

作者アラン・トゥーサンのヴァージョンとは違った味わいあるグレン・キャンベルの「サザン・ナイツ」です。森 勉


2019年1月19日(土) アン・マレー 「辛い別れ」

2018年12月30日今日のこの1曲で相川理沙さんについて書かせていただきました。

2018年10月からスタートし、月に一度データ配信されている
月刊誌『Rinto』
素敵なイラストが添えられた相川さんによるコラム、他アーティストへのインタビュー、ライヴ・スケジュール等掲載されており、毎月送られてくるのを楽しみにしています。

Rintoの中には、今日の1曲というコーナーがあり、相川さんが日本語詞をつけライヴでカヴァーしている洋楽曲などがコメント付きで紹介されています。
第1回目はアン・マレー「辛い別れ」(原題:You Needed Me)でした。

カナダの国民的女性シンガー、1978年発表ヒット・シングル。優々たる歌声が沁みる美しいバラードです。
邦題のイメージもあって哀しい曲だと思っていましたが、深い愛情で包み込んでくれる大事な人への感謝、その人の下を離れたとしても前へと進んでいける希望の歌でもあるのだと、相川さんのおかげで知ることができました。

2018年12月末、「つらい別れ」日本語カヴァー他弾き語り音源が収録されたCD-Rが届きました。
幸せから離れ、敢えて厳しい道をいくこともあるかもしれない...相川さんの解釈で丁寧に歌われる繊細な「つらい別れ」も素敵です。
音源は不定期だそうですが、定期購読を途中から申し込んだ方も頂けるそうなので是非チェックしてみてください。

掲載ジャケットは、「辛い別れ」の他、「スノーバード」、「ダニーの歌」、「月影のふたり」、「すてきなダンス」等全16曲を収録した『アン・マレー~ベスト・セレクション』(国内CD 解説・歌詞・対訳付 TOCP-95143 1,905円+税)です。東尾沙紀



2019年1月18日(金) Eric Andersen 「Blue River」

書籍『小さな呼び屋 トムス・キャビンの全仕事』(麻田浩、奥和弘共著)が本日発売。
(リットー・ミュージック 2,200円+税)

トムス・キャビンは麻田浩さんによる音楽ライヴ興行会社、俗に言う呼び屋さん。

麻田浩さんの生い立ちからトムス・キャビンができるまで。
トム・ウェイツ来日時の逸話やエルヴィス・コステロ銀座事件。
ローリング・ココナツ・レビュー、ハイドパーク・フェスの苦労話、チケット&グッズ写真資料含めとても面白い!

トムス・キャビンが関わったライヴへ行ったことがある方には是非手に取ってもらいたい1冊ですね。

マリア・マルダー、ダン・ヒックス、エイモス・ギャレット、アサイラム・ストリート・スパンカーズ、エリック・カズ、デヴィッド・リンドレー、MFQ...etc、観に行った公演色々ありますが、印象深いのはハイドパーク・フェスでしょうか。

2005年9月4日狭山・稲荷山公園、ハイドパーク・フェス2日目のあの雨はホント凄かったなぁ。
尋常じゃない豪雨で脱落者がどんどん出る中、客席前方が水たまりで湖のようになってましたからね。

それを眺めながら聴いたエリック・アンダーセン「Blue River」。
味わい深いを通り越し、修行僧の境地で響きましたよ。
(でもその後雨も止み、佐野元春→感動の細野晴臣があったんですよね)

ということで、今日のこの1曲にはエリック・アンダーセン「Blue River」を。
ちなみに、トム・ウェイツ来日前年の1976年、トムス・キャビンはエリック・アンダーセンを招聘し、シンガー・ソングライター系呼び屋の足がかりとなったそうです。森 陽馬

★掲載ジャケットはエリック・アンダーセン「Blue River」収録ベスト盤。
(『The Essential Eric Andersen』 輸入2枚組CD Real Gone RGM-695)



2019年1月17日(木) アルトン・マクレイン&デスティニー 「It Must be Love」

先日、渋谷を久々にゆっくり散歩しました。

昔ここにタワレコがあったな(今はサイゼリア)とか、CISCOで除川さんから教えてもらってジェイホークスとロン・セクスミスのアナログ買ったな、ハンターで100円レコード買ってウルトラの店舗を回って新譜チェックしてたな(あれ、レコード店のことばかりだ...)とか思い出しますね。

その日渋谷では、ミニシアターで映画見て、百軒店のとりかつ食べ、喫茶ライオンで一服。
渋谷の街はどんどん変化していますが、昭和な空気を感じられる店もまだ残っています。
大きくて便利な新店も良いけれど、たまには長くやっている古き良きお店に立ち寄りたいものですね。

さて、90's渋谷の音楽というと渋谷系をまずは連想しますが、フリー・ソウル・ムーヴメントも印象深いです。
橋本徹選曲・監修で良質な70~80's洋楽が再評価され隠れた名盤が再発、当時渋谷のLP店を彩っていました。

その中から、フリー・ソウルのコンピにもよく収録されていた大好きな1枚を。

アルトン・マクレイン&デスティニー『クレイジー・ラヴ』(原題:It Must Be Love)
(国内CD 完全限定盤 UICY-76177 1,000円+税)

Alton McClainと、D'Marie Warren、Robyrda Stigerによる女性3人ユニット、1978年発表名盤1stアルバム。
エモーションズ直系の華やかなソウル・サウンドとコーラス・アレンジに自然と心が躍ります。森 陽馬


2019年1月16日(水) THE TEETH 「Dream In The Countryside」

マイクロスター/佐藤清喜ワークスお好きな方、要チェックの1枚が発売決定!

THE TEETH『THE TEETH』
(2019年1月25日入荷予定 国内CD 1,800円+税)

THE TEETHは水野直希とまっちゃんによる2人ユニット。(バンド名はBMXバンディッツのダグラスが命名)
マイクロスター佐藤清喜共同プロデュースで1990年代録音されながらお蔵入りしていた作の初音源化CDです。

当時20代だった2人と佐藤清喜が作り上げたイノセンスなギターポップ作品。
フリッパーズ・ギターから連なる渋谷系の残り香を感じさせる全8トラック♪

佐藤清喜さんが手掛けたことを随所に感じられるサウンド・アレンジはマイクロスターファン必聴!

今日のこの1曲には、マイクロスター・マジックが施された極上ネオアコ・キラー・チューン④「Dream In The Countryside」を。森 陽馬

通販コーナーにて予約受付中!



2019年1月15日(火) Blue Rose Code 「Over The Fields」

天辰保文氏を招き、当店地下カフェアゲインにて行っているトーク・イベント『Talking Man』。
第12回目が2019年2月18日(月)開催決定いたしました。

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2019年2月18日(月)
PET SOUNDS RECORD presents
天辰保文 Talking Man Vol.12 リトル・フィート特集
ライヴ・カフェ アゲイン(武蔵小山)
18時半開場 19時半開演 入場料1,500円
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今回のお題は<リトル・フィート特集>の予定です。
2019年で結成50周年となるリトル・フィートの魅力を、レコードを聴きながら天辰保文氏に語っていただきます。
よろしければ是非お立ち寄りください。

今日は、2018年10月のイベントにて天辰保文氏が最近気に入っている作品として紹介してくれた1枚を。

Blue Rose Code『The Water Of Leith』
(輸入CD NAVIGATOR RECORDS 103)

エジンバラ生まれイースト・ロンドン育ち、現在はスコットランドを拠点に活動しているROSS WILSONによるユニット、Blue Rose Code。2017年発表アルバム。

慈愛に満ちたシンガー・ソングライター的側面に、ポップな楽曲と叙情的なサウンドが合わさった傑作。
なお、このユニット名は、デヴィッド・リンチ監督映像作『ツイン・ピークス』に出てくる謎の1つ<Blue Rose事件>から取られていると思われます。森 陽馬


2019年1月14日(月) ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ 「Snow Queen」

1月中旬になり、東京もかなり冷え込んできました。
日中は10℃近くあっても、夜になると1~2℃しかない日が続いています
北国の方にとっては1℃あれば暖かい、と言われそうですが、...。

さて、空気が冷たく感じる季節になると聴きたくなる曲があります。

ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ「スノウ・クイーン」です。
(『コンプリート・ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ』収録)
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-25710 1,714円+税)

ジェリー・ゴフィン&キャロル・キング作品。
歌詞の中の冬イメージをプロデューサー、トミー・リピューマとアレンジャーのニック・デカロがうまく引き出してサウンドに反映させていると思います。

そんなスノウ・クイーンの凍てついた雰囲気を表した歌詞や音作りなのに、曲全体としてはなんとも言えない温もりを感じるのは、紅一点メンバーであるメリンダ・マクリオードによる清流のようなリード・ヴォーカルが影響しているんでしょうね。

「スノウ・クイーン」はアルバムに収録される前は、ロジャー・ニコルズ・トリオ名義のシングル「ラヴ・ソング、ラヴ・ソング」のB面として1967年に発表されています。

なお、10枚のシングル・レコードをモノラル・ヴァージョンでBOXに収めた『ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ 7インチ10枚組ボックス・セット』(国内EP UIKY-75031 10,000円+税)も発売中です。森 勉



2019年1月13日(日) T-GROOVE 「Groove For Free」 feat Jovan Benson

cero、Suchmos、Nulbarich、wonk、そして星野源。
近年の日本ポップスは、ソウルフルなサウンド志向の作品が多く輩出されています。

中でも、T-GROOVEは2018年影のMVPと言える存在でしょう。

2017年発表1st『Move You Body』(
2018年3月19日今日のこの1曲で紹介)、フランス発ユニットTWO JAZZ PROJECTと組んだ2018年作『NU SOUL NATION』(2018年5月19日紹介)がロングセラー&大好評でした。

更に2018年末リリースしたアルバムが、これまたソウル/ディスコファン必聴の素晴らしい1枚!

T-GROOVE『Get On The Floor』
(輸入CD Diggy Down DDR013)

T-GROOVEは1982年生まれ青森県八戸市出身日本人ミュージシャン/トラック・メイカー。
彼が生まれた頃のDISCO/ブギーな要素を前面に押し出し、ダンサブルかつメロウなSOULを楽しめる快作です。

今日のこの1曲は、ベースがブリブリ鳴っててタイトル通りグルーヴ全開な⑪「Groove For Free」を。森 陽馬


2019年1月12日(土) Mac DeMarco /Haruomi Hosono 「HONEY MOON」

2019年3月は大滝詠一ライヴ盤発売が楽しみですが、細野晴臣氏の新作も発売決定しました!


細野晴臣『HOCHONO HOUSE』

(2019年3月6日発売 国内CD VICL-65086 3,000円+税)

1973年発表、狭山/アメリカ村に当時あった細野さんの自宅でレコーディングされた名盤『HOSONO HOUSE』。
その収録曲を今の細野さんが新たにレコーディングしたアルバムです。

『HOSONO HOUSE』(1973)に参加していた松任谷正隆、鈴木茂、林立夫も参加。
どんな再構築がされているのか楽しみですね。

さて、今日のこの1曲では、細野さん関連で新年リリースされた盤を紹介しておきましょう。

Mac DeMarco/Haruomi Hosono『HONEY MOON』
(輸入アナログEP Light In The Attic LITA45-038)

1990年生まれカナダ出身男性シンガー・ソングライター、マック・デマルコ。
彼が細野晴臣「HONEY MOON」(1975年発表『トロピカル・ダンディー』収録曲)を日本語でカヴァーしたEP盤!

細野晴臣へのリスペクトが伝わってくる浮遊感漂うハニームーン♪
B面には細野さんのオリジナル・ヴァージョンも収録されています。森 陽馬



2019年1月11日(金) The Who 「My Generation」

映画『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』を先日鑑賞してきました。

イギリスの名優マイケル・ケインがプロデューサー/ナビゲーターを務め、自身の生い立ちと共に、 音楽、ファッション、アート、ドラッグと、カラフルな若者文化が花開いた60年代イギリスに焦点を当てたドキュメンタリーです。

ビートルズ、ローリング・ストーンズ、マリアンヌ・フェイスフル、マリー・クヮント、ヴィダル・サスーン、デイヴィッド・ベイリー、ツィギー...など当時の貴重映像や、音声のみですが今作のために録られたポール・マッカートニー、ロジャー・ダルトリー他様々な人物のインタビューも盛り込まれています。

階級社会の中、自身で道を切り開いてきたマイケル・ケインだからこその力強い言葉にも最後グッときました。

今日の1曲は、映画のタイトルとなり、オープニング映像でも印象的に使われているザ・フー「My Generation」を。
あのイントロとオープニング映像だけでもご飯10杯はいけそうです。


今作の字幕監修を担当したピーター・バラカンさんによると、本編を彩るブリティッシュ・ロックの数々は、映像と詞がリンクするように使われているとのことです。東尾沙紀

★掲載ジャケットはザ・フー「My Generation」収録2枚組ベスト『アルティメイト・コレクション』。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-76293 限定価格 1,667円+税)



2019年1月10日(木) Angelique Kidjo 「Once In A Lifetime」

アンジェリーナ・ジョリーではありません。(古いとかじゃなく全然違うし)

1960年ベナン共和国生まれ、アフリカ発女性シンガー、アンジェリーク・キジョー。
2018年末に発表したアルバムがすんごくカッコイイのです。

アンジェリーク・キジョー『Remain In Light』
(国内仕様CD 日本語解説付 UNCD018 2,300円+税)

タイトルでピンときた方はその通り!
トーキング・ヘッズ1980年発表ロック名盤『リメイン・イン・ライト』をカヴァーした作品。

ジェフ・バスカーによるプロデュースで、リオネル・ルエケやトニー・アレン他アフリカ系ミュージシャンに加え、ピノ・パラディーノ、エイブラハム・ラボリエル、クエストラヴ、チャールズ・ヘインズ、更にはアリシア・キーズ等も参加。

トーキング・ヘッズ『リメイン・イン・ライト』はアフリカ音楽に影響を受けたデヴィッド・バーンとブライアン・イーノ(プロデューサー)がNEW WAVE的感覚で仕上げた1枚でしたが、それを現代アフロ・ビートでアップデート。
全9曲、ビックリするくらいグルーヴ感溢れるアレンジでとにかく最高!

今日のこの1曲は、彼女がトーキング・ヘッズを知るきっかけになったという④「Once In A Lifetime」を。森 陽馬



2019年1月9日(水) SILVA 「Milhoes De Vozes」

破壊王ヴァンダレイ・シウバではありません。(かなり古いな)

1988年生まれ2012年デビュー、ブラジルの若き男性シンガー・ソングライター、シルヴァ(Lucio Silva Souza)。

2018年末に発売されたアルバム『Brasileiro』がとにかく素晴らしい!

シルヴァ(SILVA)『BRASILEIRO』
(国内CD 歌詞・対訳付 THCD-546 2,300円+税)

デビュー初期はエレクトロニカなサウンドでしたが、今作はアコースティック&オーガニックな音作り。
シンセが入った曲も数曲ありますが、生音と融合して全体的に心地良い空気が流れています。

特にシンプルなギターと共に歌われる10曲目「Milhoes De Vozes」。

カエターノ・ヴェローゾの温もりと、ジョアン・ジルベルトのミニマリズムを合わせたような肌触り。
社会情勢やSNSの雑音と距離を置き、自らの音楽を志す決意が表れた今作。それを象徴する詞も良いですね。

乾ききった砂漠の中で、希望という名のオアシスを見つけたような、そんな1枚。森 陽馬


2019年1月8日(火) DJAVAN 「Cedo Ou Trade」

ナスDではありません。(ちと古いか)

ブラジルの男性シンガー・ソングライター、ジャヴァン。
2018年末に新作『VESUVIO』を発表しました。

DJAVAN『VESUVIO』
(輸入CD ブラジル・プレス SONY 19075900732)

ジャケットはこんなですが、朗らかで穏やかな歌声は健在。
青い広々とした空が目に浮かぶようなオーガニック・サウンドも変わらずゴキゲンですね。

今日のこの1曲は5曲目「Cedo Ou Tarde」。

1982年発表1st『ルース』の頃を彷彿とさせるポップセンスとグルーヴ感を併せ持ったナンバーです。
一足早い春をも感じさせてくれる1枚。森 陽馬



2019年1月7日(月) ビョーンズ 「そろりっそわ」

2018年5月発売されたビョーンズのファースト・アルバム『シリー・ポップス』は、聴いていてとても気持ちの良いアルバムなので、いまだに店でよく流れています。

そんなこともあり、
<2018年ベスト・アルバム>の1枚に選ばせていただきました。
東京インディーズ・シーンから登場した期待のグループです。

bjons(ビョーンズ)『シリー・ポップス』
(国内CD HAYABUSA LANDINGS HYCA-3070 2,000円+税)

メンバーはこのアルバムの曲をすべて作詞作曲しているヴォーカル&ギターの今泉雄貴、リード・ギターの渡瀬賢吾、ベースの橋本大輔による3人。
サポートとしてキーボードに谷口雄、ドラムスに岡田梨沙が参加しています。

直球勝負のような清々しさがあるサウンド、朴訥としたヴォーカルと魅力的なギターの音色が耳に残ります。

今日のこの1曲はいい曲ばかりでどれにするか迷いますが、ラストに入っている「そろりっそわ」を。

もうちょっとギター・ソロを聴きたいのに、というところでフェイドアウトしてしまうニクイ演出もなかなかのセンスと感じました。

ライヴを是非見たいと思っているので、ライヴ活動の再開を首を長くして待っています。森 勉



2019年1月6日(日) 西田佐知子 「くれないホテル」

年始に、NHKで『うたテクネ』という番組が放送されていました。
60~70年代の''まだミュージックビデオが一般的ではなかった時代の名曲''に、現代のクリエイターが新たな感覚で映像をつけるというものでした。

ニューオリンズのセカンドラインをCGアニメで表現した大滝詠一「ロックンロール・マーチ」、水中を揺らめく女性の柔らかな曲線を描いたアニメーションがアダルトな曲の雰囲気にぴったりだった来生たかお「マイ・ラグジュアリー・ナイト」、赤・青・黄の衣装の女性ダンサー27名が踊りまくる青山ミチ「ミッチー音頭」など。
30分ほどの番組でしたが、作家さん達の個性が光る映像の面白さは勿論、楽曲を改めて知るきっかけになりました。

中でも、最初に流れた西田佐知子さんの「くれないホテル」は、ゆったりとしたワルツのイントロから心を鷲掴みにされ、うっとり聴き入ってしまいました。

作詞:橋本淳、作曲/編曲:筒美京平による69年発表のシングル。
恋に破れた女性の心情を歌った切ない失恋ソング...当時ヒットしなかったとのことですが、ミュージシャンでフェイバリットに挙げている方も多く、長く愛されている曲だということを知りました。

色っぽさのなかに可愛らしさが滲む歌声と、素晴らしいアレンジ。何度聴いても胸がときめきます。

2019年早々、自分が今まで知らなかった素敵な名曲に出会えました。東尾沙紀

★掲載ジャケットは、「くれないホテル」収録の『ゴールデン☆ベスト』
(国内CD UPCY-9269 期間限定価格 951円+税)



2019年1月5日(土) Pegi Young 「Don't Let Me Be Lonely」 feat Neil Young

年始早々、ニール・ヤングファンにはショッキングなニュースが飛び込んできました。

<ニール・ヤングの元奥方、Pegi Youngが2019年1月1日癌のため逝去。享年66歳。>

1978年から36年間ニールと連れ添うも、2014年衝撃の離婚。
ニールはダリル・ハンナと2018年再婚し元気いっぱいですが、ペギさんはどうしてるのかな、と思った矢先...。

ニールを責める方もいらっしゃるかもしれませんが、彼自身が一番悲しい想いをしていると思うんですよね。
だから、切ないけれどあんまりニールを責めないでほしいな。長い夫婦生活、色々あったでしょうし、、、。

(2018年ブリッジ・スクール・ベネフィットを行わなかった際、ニールは「パーソナルな理由」と声明を出し、離婚が原因だろうなんて言われていましたが、実際はペギさんが病気だったため行わなかったのでしょう。)

ということで、今日は哀悼の意を込めペギ・ヤング2014年発表作から、ニール・ヤングがギター参加した曲を。

Pegi Young『Lonely In A Crowded Room』
(輸入CD NEW WEST RECORDS NW6322 「Don't Let Me Be Lonely」収録)

なお、ニール・ヤングは1月下旬から米国でソロ・ライヴを6本。
2月3、4日にカナダでクレイジー・ホースを引き連れコンサートを行う予定になっています。森 陽馬



2019年1月4日(金) The Jack Moves 「Free Money」

2016年1月23日今日のこの1曲で紹介した新世代ソウル・ユニット、ジャック・ムーヴス。

当店でも大好評だったアメリカ/ニュージャージー拠点に活動中のZee Desmondes&Teddy Powell2人組。
約3年ぶりとなる新作2ndアルバム『Free Money』を2018年末発表しました。

ザ・ジャック・ムーヴス『Free Money』
(国内仕様CD 日本語解説付 REDN-0007 2,400円+税)

ベン・ハーパーの初期作を手掛け、ジャック・ジョンソンを世に送り出したJPプルニエとの共同プロデュース作。

1stアルバム『The Jack Moves』に引き続き、スウィート・ソウルマナーな歌声とメロディー。
そして、ヴィンテージ感あるサウンドに、現代的スタイリッシュな雰囲気の楽曲も加味した仕上がりの全13曲です。

今日のこの1曲は、ベン・ハーパーが参加し、独特な浮遊感と美しさを併せ持った不思議な魅力を放つスローナンバー13曲目「Free Money」を。森 陽馬



2019年1月3日(木) 桑田佳祐&The Pin Boys 「レッツゴーボウリング」

正月三が日もあっという間に過ぎてしまいました。
皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。

武蔵小山商店街は例年以上に人出が多かったです。
平常の賑わいと違って、この時期歩いている人々皆、華やかで幸せそうなのが伝わってきますよね。

普段は閑古鳥が鳴いている当店にもお正月から多くのお客様にお立ち寄りいただきました。
というのも、昔は多かった1月1日新譜が年々少なくなる中、2019年はこの人の新曲が出たおかげもあります。

桑田佳祐『レッツゴーボウリング』
(CD 限定ピンバッチ&先着ステッカー付 VIZL-2000 1,111円+税)

桑田佳祐&The Pin Boysが主催するボウリング大会<KUWATA CUP>公式ソング。
♪ボウリングをしませんか ボウリング場に来ませんか♪という歌詞に、中山律子や岩上太郎他ボウリング界レジェンドの名前が織り込まれるなど、まさに“ストライク”なボウリング讃歌な1曲。

桑田佳祐が近年書く歌は、哀しみや辛さではなく、生きていく上での楽しさや感謝が伝わってきて良いですよね。

なお、2曲目にはインスト・ヴァージョンが収録。
このインストを聴いて、曲中2分過ぎ、ボーリングのピンを倒す音が入っているのに気付きました。森 陽馬



2019年1月2日(水) 二名敦子 「真夏のスーパースター」(村田和人作曲)

二名敦子が1987年にビクターより発表した『フルアレスント・ランプ』がリマスターされ再発されました。

二名敦子『フルアレスント・ランプ』
(国内CD NCS-10210 2,300円+税)

このアルバムは全曲彼女の作詞作曲で、収録曲全てを自作で占めたのは初めてのことでした。
それまでのアルバムにも自作曲は収められていましたが、どちらかと言えば他のソングライターに曲を提供してもらうことが多かった彼女にしては、この『フルアレスント・ランプ』はかなりの意欲作だったと想像できるのではないでしょうか。

プロデュースはパラシュートやAB'sでキーボードを担当し、作詞家としても多くのシンガーに作品を提供していた安藤芳彦。(「一本の音楽」、「ボーイズ・ライフ」など村田和人の一連の作詞でもおなじみですね。)

参加ミュージシャンは島村英二、山木秀夫、高水健司、芳野藤丸、今剛、松原正樹、倉田信雄、中西康晴、浜口茂外也など、そしてアレンジは船山基紀、萩田光雄など、錚々たるメンバーが集まっています。

彼女のヴォーカルはそんなバックの音にあまり気負わず、自然体で歌っているところがこのアルバムの聴きやすさにも繋がっていると思います。

さて、このCDにはボーナス・トラックが2曲追加収録されています。
なんと、未発表曲を新録したものです。

2曲とも作曲:村田和人、作詞:二名敦子。
8年ほど前、二名さんがライヴ活動を復活するきっかけを作った村田和人が、4年半ほど前に彼女へプレゼントした16ビート曲とバラードです。
まさに村田メロディーと言えるイイ曲で、CD化に感謝。

軽快なリズムの「真夏のスーパースター」を今日のこの1曲に。
在りし日の村田さんを想い出さずにはいられない言葉があちこちに登場する村田愛に溢れた1曲です。

このCDはタワー・レコード限定商品なのですが、二名敦子さんのご厚意により、当店でも販売させていただいております。森 勉



2019年1月1日(火) ステファン・グラッペリ 「I'm Confessin'」(Alternative Take)

PET SOUNDS RECORDは1月1日14時から営業開始いたしました。
2019年もよろしくお願い申し上げます。

新年1,000円以上お買い上げの方先着で、ロゴ入りお年賀タオルを差し上げております。


よろしければ、お気に入りの音楽を是非探しに来てくださいね。

さて、ゆったりした空気が流れている年始の雰囲気にピッタリの1枚を。

ステファン・グラッペリ『ジャズ・グラッペリ ~ボストン・スウィング』
(国内CD 解説付 MZCS-1380 2,400円+税)

ヨーロッパの名ヴァイオリン奏者ステファン・グラッペリが、米国ジャズメンのケニー・バレル(g)、バッキー・ピザレリ(g)、ロン・カーター(b)、グラディ・テイト(ds)と1992年ボストンにてレコーディングしたインスト・ジャズ作品。

1993年『So Easy To Remember』、日本でもビデオアーツ社から『スタンダード・ソングブック』というタイトルで発売されたアルバムが、発掘マスターテープからリマスター&ボーナス・トラック追加収録し再発されました。

「Smoke Gets In Your Eyes」、「In A Sentimental Mood」、「Night And Day」、「Love For Sale」、「How High The Moon」等アメリカン・スタンダード全13トラック中から、本編収録ヴァージョンよりもテンポを落としじっくり聴かせるボーナス・トラック⑫「I'm Confessin'」(Alternative Take)を今日のこの1曲に。森 陽馬



2018年12月31日(月) ウエス・モンゴメリー 「酒とバラの日々」

昔、買ったレコードやCDを引っぱり出してきて、2018年はウエス・モンゴメリーをよく聴きました。

思えば、初めて買ったジャズのLPはウエス『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』でした。

1967年に発売された盤ですが、1年ほど経った1968年夏、新宿駅西口小田急ハルクの裏にあったオザワ・レコードで中古盤として買った記憶が残っています。

おそらく、1968年6月ウエスが亡くなり、ラジオでこのアルバムの中から何かが流れたんでしょうね。
ビートルズやアソシエイションの曲をカヴァーしていることも買うきっかけになったのだろうと思います。

高校2年生としては冒険の買い物でしたが、結果的には大正解でした。
永年の愛聴盤になっていますからね。

ウエスはCTI/A&Mやヴァーヴ時代も良いですが、今日はリヴァーサイド・レーベル在籍時の盤を。

ウエス・モンゴメリー『ボス・ギター』+2
(国内CD ユニヴァーサル UCCO-5571 1,500円+税)

このアルバムはウエスのギター、メルヴィン・ラインのオルガン、ジミー・コブのドラムスというトリオの演奏で、1963年4月ニューヨークで録音されています。

スウィングしたアップ・テンポのウエスのオリジナル曲「ザ・トリック・バック」や「フライド・パイズ」もいいのですが、今日はこのアルバムの中で一番静かな曲を選んでみました。

ヘンリー・マンシーニ作曲「酒とバラの日々」(Days Of Wine And Roses)。
少し大きめな音で聴くと、目の前でウエスが弾いてくれているみたいな感覚に・・・。森 勉



2018年12月30日(日) 相川理沙 「海が見えたら」

当店推薦の女性シンガーソングライター、相川理沙さん。
2018年は、ホーム・レコーディングによる5年ぶりとなる最新作『唄うように伝えられたなら』を届けてくれました。
(国内CD 全10曲収録 1,852円+税)

相川さんの唄とギターのみで録られた、とてもシンプルな作品。
家事をしながら、曇り空の日、一息つきたい時...そんな気分の時に引っ張りだしてはよく聴いていました。
電車が走る音、鳥や虫の声...じっと耳をそばだてていると生活の中の何気ない音が聴こえてきて、なんだかホッとするのです。

ソロだけでなく、The Breeze & I、She Breezeなどユニットでのライヴ活動や、2018年10月からは相川さん自身によるコラムなどが掲載された
月刊誌『Rinto』定期購読もスタート。

次に音源を出すとしたら『唄うように伝えられたなら』とは、また全然違ったものになると思いますよ!と仰っていたので、2019年の動向も要チェックです。

♪いま海が見えたなら 手紙を書いています♪
ライヴでも、このフレーズが印象的だった「海が見えたら」を今日の1曲に。
2019年もいろんな方から届けられる音の便りを楽しみにしたいと思います。東尾沙紀



2018年12月29日(土) 星野源 「サピエンス」

12月19日発売され、当店のこのコーナーでも12/18と12/20に取り上げた星野源『POP VIRUS』。
(初回A ブルーレイ付 VIZL-1490 5,000円+税/初回B DVD付 4,800円+税/CDのみの盤 3,000円+税)


初週売上28万枚を超え、2018年ソロ・アーティスト作品としては1位となる大ヒットを記録。
人気もさることながら内容も素晴らしくて、2018年を代表する名盤、彼の最高傑作と評せる1枚だと思います。
店でも毎日かけていますが、飽きることが全くなく、新たな発見がその都度あって奥が深い作品ですね。

歌詞カードを読み返していて、最近気づいたことがありました。
それは現在NTTドコモのCMソングとしても使われている10曲目「サピエンス」。

♪ふざけた愛しみを味わったまま やめない意味は いつの日も寂しさだ♪
という歌詞のフレーズで、♪かなしみ♪と歌う部分を、<愛しみ>と歌詞には記載しているのです。

寺尾紗穂2006年デビュー作『愛し、日々』を意識したのでしょうか。
(タイトルは「愛し」と書いて、<かなし>と読ませる)

星野源ソロ・デビュー前の2000年代中~後期、寺尾紗穂さんと一緒にライヴを時々行っていました。
小さいライヴハウスで弾き語り、源くんが作った「選手」を紗穂さんが歌うこともありましたね。
歌い出した頃の想い出やエッセンスをさりげなく作品に取り入れたのかな。

また、愛には楽しさだけではなく、かなしさも内包していることを、この歌詞で改めて実感した次第です。森 陽馬



2018年12月28日(金) 竹内まりや 「涙のワンサイデッド・ラヴ」

『ビギニング』に続いて、竹内まりやのセカンド・アルバム『ユニヴァーシティ・ストリート』40周年記念リマスター盤が12月26日発売になりました。(オリジナル発売は1979年5月21日でした。)

竹内まりや『UNIVERSITY STREET』
(CD ライナーノーツ:能地祐子 BVCL-941 1,852円+税)

ジャケットや楽曲の歌詞からも伝わってくる大学のキャンパス・ライフがアルバム全体のテーマになっていて、当時慶応大学の学生だった竹内まりやの等身大の雰囲気が味わえるような作りになっています。

ファースト・アルバム同様、どんな曲調でも自分の声の特徴をうまく活かしつつ、のびのび歌っている彼女の歌唱は時を経ても変わらず聴き手へ響いてきます。

全10曲。作家陣は杉真理、加藤和彦、林哲司、山下達郎、大貫妙子、梅垣達志、竜真知子。
今日はその中から2曲目に収録されている竹内まりや自身が作詞・作曲した「涙のワンサイデッド・ラヴ」を。

初めて聴いた頃、片想いとせずにワンサイデッド・ラヴとする所が何とも言えないセンスを感じたものです。

この曲は竹内まりやのために山下達郎が初めて一人多重録音をしたものです。
ギター、ドラムス、バック・コーラス、...なんとも達郎アレンジが冴えた楽曲です。

このセカンドCDもファーストと同じように当時のライヴ音源3曲(「J-BOY」、「想い出のサマーデイズ」、「ブルー・ホライズン」)と、セカンド・シングルだった「ドリーム・オブ・ユー」シングル・ヴァージョンの計4曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。森 勉


2018年12月27日(木) 山下達郎 「希望という名の光」

今年2018年もベスト・アルバムを選ばせていただきました。

作品だけでなく、2018年はポール・ウェラーに始まり、ママズ・ガン、イトウサチ&ブンケンバレエ団...
胸に残る素晴らしいライヴを観ることが
できました。

7月には、岡山に住む母を誘い、倉敷市民会館で行われた山下達郎さんのライヴへ行きました。

母は有名曲を数曲知っているかな?くらいでしたが、久々のライヴということもあり楽しんでもらえたようでした。
特に「希望という名の光」に感動したようです。

1人で観に行くライヴや映画も楽しいですが、家族でも友人でも共有できる存在がいることはとてもありがたいことだと、改めて実感した年となりました。東尾沙紀


★掲載ジャケットは「希望という名の光」収録、山下達郎3CDベスト『OPUS オールタイム・ベスト1975-2012』。
(国内CD WPCL-11205 3,790円+税)

★<PET SOUNDS RECORDスタッフが選ぶ2018年ベスト・アルバム>選出いたしました。
上記特設ページに掲載



2018年12月26日(水) CHAINS 「Metronome」

PET SOUNDS RECORDスタッフが選ぶ2018年ベスト・アルバム>選出いたしました。
(上記特設ページに掲載)

2018年もたくさんの音楽に出逢うことができました。
人との結びつきと同じく、音楽も出逢いと縁に依るところが大きいと思います。

皆さんはどんな音楽と出逢うことができましたか?

さて、今日のこの1曲は最近出逢うことができた1枚を。

CHAINS『25th Anniversary Single』
(CDR 「Metronome」、「Athlete」2曲入り 463円+税)

1993年京都で結成5人組バンドCHAINS(チェインズ・・・新村敦史、横山道明、丸山桂、ラリー藤本、伊藤拓史)。
東京ローカル・ホンクが関西で対バンし、ホンクのドラマー田中邦雄さんに紹介していただきました。

結成25周年記念シングルは「Metronome」、「Athlete」、味わい深いロックな2曲収録で463円+税。
地味に富む演奏と歌声。25年やってきたバンドの奥深さを実感できる2曲です。森 陽馬

★当店でも販売開始いたしました。


2018年12月25日(火) 加藤和彦&サディスティック・ミカ・バンド 「塀までひとっとび」(Live)

目の覚めるような痛快発掘ライヴ音源!
昔の貴重音源が近年色々と出ており玉石混交だったりしますが、コレは凄いです!

加藤和彦&サディスティック・ミカ・バンド『1974 ワンステップ・フェスティバル』
(国内CD FJSP-359 2,000円+税)

加藤和彦、ミカ、高中正義、小原礼、高橋幸宏、今井裕によるサディスティック・ミカ・バンド。
1974年8月10日福島県郡山市開成山公園内で行われた『ワンステップ・フェスティバル』でのライヴ音源。

1974年と言えば、日本ロック史に残る名盤2nd『黒船』がリリースされた年。
その『黒船』をクリス・トーマスプロデュースで録音し、11月発売を控えた時期に行われた貴重ライヴです。

オーディエンス録音ではなく、コンサートPAからラインで録られた音源なので音質は極上。
その上、若々しいエネルギーというか会場の熱&臨場感が直に伝わってくる演奏がとにかく素晴らしい!
70's日本ロック好きのみならず、若い世代にも聴いてもらいたいですね。

高峰秀子「銀座カンカン娘」カヴァー、初期サンタナを彷彿させる小原礼作「ロックンロールバンド」が初出で聴きものですが、演奏が始まった瞬間ロック初期衝動が煽られる①「塀までひとっとび」を今日のこの1曲に。森 陽馬


2018年12月24日(月) ジョン・レジェンド 「What Christmas Means To Me」feat Stevie Wonder

平成最後のクリスマス。今冬もたくさんのクリスマス・ソングを聴きました。

特に印象に残っているのは、12/17星野源×マーク・ロンソン、幕張でのダブル・ヘッドライナー・コンサートにて、マーク・ロンソンが大ヒット曲「Uptown Funk」や今は亡きエイミー・ワインハウスに続き最後DJプレイした「Happy Xmas (War Is Over)」(マイリー・サイラス×マーク・ロンソンによるカヴァーver)でしょうか。
星野源ファン含めた多くのお客さんに、ジョンの平和へのメッセージが伝わっているのが感じられましたね。

さて、2018年新緑クリスマス作を紹介しておきたいと思います。

ジョン・レジェンド『レジェンダリー・クリスマス』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-5927 2,400円+税)

2004年発表デビュー作『Get Lifted』でグラミー受賞、2016年映画『ラ・ラ・ランド』にはミュージシャン役で俳優デビューも果たした黒人男性シンガー・ソングライター、ジョン・レジェンド。
ヴィンテージなサウンドを吹き込む名手、ラファエル・サディークがプロデシュースした初クリスマス作です。

今日のこの1曲は、スティーヴィー・ワンダーがハーモニカ参加した①「What Christmas Means To Me」を。森 陽馬


2018年12月23日(日) Bradley Cooper 「Black Eyes」

映画『アリー/スター誕生』を有楽町にて鑑賞。

1937年『スタア誕生』(ジャネット・ゲイナー主演)、1954年『スタア誕生』(ジュディ・ガーランド主演)、1976年『スター誕生』(バーブラ・ストライサンド主演)に続く、リメイク4作目はレディ・ガガ主演、ブラッドリー・クーパー監督。

物語に現代的な要素を組み込んで、ブラッドリー・クーパー&レディー・ガガが映画用楽曲を書き下ろし熱演。
そりゃないだろー的なツッコミどころありつつも、音楽エンターテイメント作として楽しめる仕上がりでした。

個人的には、僕の大好きなニール・ヤング要素がタップリで興味深かったですね。

まず映画冒頭ジャクソン・メイン(ブラッドリー・クーパー)が歌う「Black Eyes」!
エレキ・ギターがモロにニール・ヤングしているのです。

「ジャクソンのギターの音には具体的なイメージがあって、ニール・ヤングのようなたくましい音を奏でたいと思っていた。」というブラッドリーの発言がプログラムに掲載されていて、やっぱり!という感じ。

更に、そのブラッドリー演じる主人公のバック・バンドにルーカス・ネルソン&プロミス・オブ・ザ・リアル!
そう!ニール・ヤングの現在のバック・メンバーがこの映画に出演、演奏しているんですよね!

レディー・ガガのプロモーション・ビデオのように感じる場面があったり、彼女演じるアリーの心情を後半もっと丁寧に描いた方が良かったのでは、とも思いましたが、音楽好きならば観ておいて損はないと思います。

ちなみにプログラムに掲載されていた松任谷正隆の映画評も面白かったです。森 陽馬

★掲載ジャケットは映画サントラ盤『アリー/スター誕生』。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICS-1344 2,500円+税)


2018年12月22日(土) 山下達郎 「クリスマス・イブ」

今年も山下達郎「クリスマス・イブ」の季節がやってきました。
元号として『平成』最後のクリスマスを想い出に残すとすれば、やはりこれでしょうか。

山下達郎『クリスマス・イブ』(2018クリスマス・スペシャル・パッケージ)
(CD 三方背BOX クリスマス・カード1枚封入 WPCL-11665 1,000円+税)

今夏公開された細田守監督による映画『未来のミライ』のテーマ曲を山下達郎が担当したこともあり、その作画監督であった青山浩行による描き下ろしジャケット。
くんちゃんとその妹ミライちゃんがモデルとなった愛らしいキュートなイラストによる限定パッケージです。

CD自体は現在通常盤として流通している30周年エディションの5曲入り(「クリスマス・イブ」オリジナル、イングリッシュ、アコースティック・ライヴ、そしてカラオケの4ヴァージョンに、「ホワイト・クリスマス」)が箱の中に入っています。

「クリスマス・イブ」はテレビで放映されたJR東海のCMで人気爆発、クリスマスのスタンダードになりました。
やっぱりあの映像と山下達郎「クリスマス・イブ」は最高のマッチングだなぁと思います。

なお、限定パッケージは12月25日までの限定出荷ですのでお早めに。森 勉


2018年12月21日(金) 大滝詠一 「I Call Your Name」

大滝詠一関連リリースが毎年あるナイアガラファン恒例の3月21日。
2019年の321商品発売が決まりました!

2019年3月21日はなんと!大滝詠一ライヴ・アルバム『NIAGARA CONCERT '83』!

大滝詠一『NIAGARA CONCERT '83』
(2CD+DVD 完全限定盤 SRCL-11100  6,000円+税/通常CDのみ 2,500円+税)

1983年7月24日西武球場で行われた『ALL NIGHT NIPPON SUPER FES '83/ASAHI BEER LIVE JAM』。
大滝詠一名義で出演したコンサートとしては結果的に最後となった貴重ライヴ音源を完全収録した全16曲。

初回限定盤には、大滝詠一がライヴでカヴァーした貴重音源を17トラック収録したCD付!
(『EACH Sings Oldies From NIAGARA CONCERT』)
更に!1977年大滝詠一ライヴ・ツアー『THE FIRST NIAGARA TOUR』の模様を収めたDVDも!!

大滝さんが高校生だった1966年、故郷岩手で歌ったビートルズ「Yesterday」カヴァーも収録されるそうです。
こんな凄い音源がちゃんとした形で発売されるとは、ビックリですね。

ビートルズ関連ということでは、「I Call Your Name」も初回限定盤のCDに収録される予定です。
ロンバケ発売前の1980年12月16日芝・郵便貯金ホール『LET'S DEBUT AGAIN』。
約1週間前に急逝したジョン・レノンを偲んで歌われた貴重なビートルズ(ジョン作)カヴァー!

無事発売されることを祈って、2019年3月を心待ちにしていましょう。森 陽馬

★通販コーナーにて予約受付中。
なお、掲載ジャケットはビートルズ「I Call Your Name」が収録されている『パスト・マスターズ』。
(ビートルズ『パスト・マスターズ』 国内CD TYCP-60015 3,600円+税)


2018年12月20日(木) 星野源 「桜の森」スタジオ・ライヴ・ヴァージョン(初回盤特典映像より)

大ヒット・シングル「恋」、「Family Song」、そしてNHK朝ドラの主題歌として大評判だった「アイデア」(配信のみだったのでCDとして聴けるのは今回が初めて)を収録した星野源5枚目のアルバム『POP VIRUS』は、今年のベスト・アルバムに入れたい充実した内容です。(2018年ベストはもう決めてしまっていたので残念ですが...)

全14曲、どの曲も今の星野源をきちんと主張していて、歌詞の言葉、メロディの流れ、アレンジの組み立てなど、様々なパーツで聴く者を惹きつけてくれます。早くも名盤!の声がかかっていますね。

さて、今日は初回盤ブルーレイ又はDVDの映像を紹介しておきたいと思います。
この映像特典のために撮り下ろされたトータル時間98分の豪華2本立てです。

まずはステジオ・ライヴ。
息の合った9人のミュージシャンをバックに、「肌」、「KIDS」、「SUN」、「恋」、「アイデア」など11曲を気持ち良く歌ってくれます。大きな会場でのライヴとは一味違うリラックスした雰囲気のライヴが楽しめます。

もうひとつは創作密着ドキュメンタリー『ニセ明と、仲間たち』。
ニセ明(星野源)、ウソノ晴臣(ハマ・オカモト)、雅マモル(宮野真守)という豪華な出演者。
抱腹絶倒のシーン続出です。

1973年発表名盤『USONO HOUSE』の話題が出たり(細野晴臣さん公認だそうです。御安心を)、温泉シーンがあったり、リンゴ狩りがあったり、3人共演の新曲「リアル」が聴けたり、盛り沢山です。

今日のこの1曲はスタジオ・ライヴの映像から「桜の森」を。
星野源のエレキ・ギターによるカッティングと長岡亮介とのギター・アンサンブルがスリリングな展開のニュー・アレンジ・ヴァージョンです。森 勉


2018年12月19日(水) ニール・ヤング 「Tell Me Why」

ニール・ヤング未発表ライヴ音源がまたまた発売されました。

ニール・ヤング『Songs For Judy』
(国内CD 大鷹俊一氏解説&英文ライナー訳・歌詞・対訳付 WPCR-18154 2,457円+税)

ニールが初来日した1976年(『American Stars'n Bars』発売前年)の年末行われてい全米ツアー。
収録曲の約半分は、カメラマンのジョエル・バーンスタインがカセットで録音していた音源によるもの。

またライヴ盤か...、なんて思っていましたが、極上の音質&素晴らしい弾き語り!
大手CD店でも近年売られている海賊盤的なバッタもん(とか言いつつ買ってる)とは、やはり違いますね!
ツアーに帯同していたキャメロン・クロウとジョエル・バーンスタインによる解説文も臨場感が伝わって面白い!

タイトルは、冒頭のMCにて「ステージ上でジュディ・ガーランドの幻影を見た」という話から。
まさにニールは『オズの魔法使い』な世界へイッていたのかも?!
『ラスト・ワルツ』直前というのも頷ける、この頃のニールの危い魅力が充満した弾き語り全23トラックです。

今日のこの1曲は、大好きな「Tell Me Why」を。
オリジナル(『After The Gold Rush』収録)と少し違う、慈愛を感じさせる終わり方が沁みます。森 陽馬


2018年12月18日(火) 星野源 「Dead Leaf」

星野源、3年ぶりのニュー・アルバム『POP VIRUS』(ポップ・ウィルス)が本日入荷しました。

星野源『POP VIRUS』
(初回A ブルーレイ+特製ブックレット付 VIZL-1490 5,000円+税/初回B DVD付とCDのみの盤もあり)

前作『YELLOW DANCER』が出た2015年時点でもかなりの人気がありましたが、やはり2016年のTVドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』主演と、その主題歌「恋」を歌って踊ったことで、星野源という名前を知らない人がいなくなった感がありますね。

新しいアルバムには、その「恋」、「Family Song」、「アイデア」をはじめ全14曲収録。
星野源のソウル・ミュージック好きが表現された曲が目立っていて、全体的に心地良いグルーヴに包まれているアルバムに仕上がっています。

参加ミュージシャンは、ドラムに河村“カースケ”智康、玉田豊夢。ベースに伊賀航、ハマ・オカモト。
ギターに長岡亮介。キーボードに小林創、櫻田泰啓、STUTS、石橋英子。ホーン・ストリングス隊。
そして、コーラスに山下達郎。

今日のこの1曲は、7曲目に入っている「Dead Leaf」を。

星野源曰く「日本人×ネオソウル×ドゥワップ・コーラスというアイデアが元になった曲」とのこと。
なんともクールでグルーヴィーな曲です。
全編にわたって効果的に耳を刺激してくれる独特な一人多重コーラスは山下達郎。

初回盤にはブルーレイorDVDが付いています。その内容に関してはまた後日取り上げたいと思います。森 勉


2018年12月17日(月) リチャード・トンプソン 「O Cinderella」

先日、ブリジット・セント・ジョン約8年ぶりの来日公演へ行ってきました。

ブリティッシュ・フォーク伝説の女性シンガーソングライターとして現在も支持される彼女は2018年で72歳。
年齢を感じさせない堂々としたオーラを放つ彼女が爪弾くギター、喉の奥を震わせるような低めの歌声がとても心地良く、静かで美しい世界にどっぷりと浸ることができました。

ジョニ・ミッチェルの「The Fiddle and The Drum」等カヴァー、日本人ミュージシャンをバックにバンドでの演奏も聴かせてくれました。

ブリジットと同時代、60年代後半から活躍する英国フォーク・ロック界重鎮でギター名手、リチャード・トンプソン。

2017年のアコースティック・セルフ・カヴァー2作品をはさみ、ジェフ・トゥイーディ(ウィルコ)がプロデュースを手掛けた前作『スティル』から約3年半ぶりとなる最新オリジナル・アルバム『13リヴァーズ』がリリースされています。

リチャード・トンプソン『13リヴァーズ』
(国内CD 歌詞・対訳・解説付 PCD-25270 2,500円+税)

アナログ録音でわずか10日間で録られたというロックなセルフ・プロデュース作。
前作『スティル』の空気感とは違った、ずっしりと重厚感あるバンド・サウンドに、切れ味鋭いゾクゾクするようなエレクトリック・ギターを存分に聴かせてくれます。

自ら弾くマンドリン、女性コーラスが重なる「O Cinderella」を今日の1曲に。東尾沙紀


2018年12月16日(日) Lisa Ekdahl 「Playful Heart Of Mine」

<ブロッサム・ディアリーとリッキー・リー・ジョーンズを合わせたような印象に残る歌声>

リサ・エクダールは1971年スウェーデン/ストックホルム生まれの女性ミュージシャン。
1994年デビュー時、日本盤も発売され女性シンガー好きの間で話題となりました。

その頃と歌声も雰囲気も変わらず、より魅力を増したオリジナル・アルバムが2018年11月発売。

Lisa Ekdahl『More Of the Good』
(輸入CD Okeh/Sony 19075878922)

Okehレーベル移籍第1弾となる今作は全10曲リサ・エクダール本人による作詞(英語詞)・作曲。
歌のみならずアコースティック&ジャジーな落ち着いたサウンド、心に残るメロディーとアレンジもNice♪

今日のこの1曲は2曲目「Playful Heart Of Mine」を。森 陽馬
ピアノ、ギター、そして時折入るコーラスが素敵な彼女の歌をより引き立てています。森 陽馬


2018年12月15日(土) ヴァレリー・カーター 「Baby It's You」

<ローラ・ニーロとリンダ・ロンシュタットを合わせたような美しい歌声>
ヴァレリー・カーターの歌を初めて聴いた時、上記のように感動したのを今でも憶えています。

その彼女も2017年3月急逝してしまいましたが、友人のKathy Kuraschが中心となり貴重音源が集結。
この度、未発表音源集『The Lost Tapes』が発売されました。

ヴァレリー・カーター『The Lost Tapes』
(国内CD ボーナス・トラック1曲追加 長門芳郎氏による解説・歌詞・対訳付 HYCA-3077 2,400円+税)

ヴァレリーの遺物カセットや、ジャクソン・ブラウン所有テープに残されていた音源を纏めた全15トラック。
バック・ミュージシャンやレコーディング年も不明なものが多いのですが、彼女の感情豊かな美声が楽しめます。

話題曲としては、あのプリンスとヴァレリーが共作している⑫「I Got Over It」でしょうか。
当時2人は付き合っていたのかも?と想像させられるいかにもプリンスっぽいナンバー。
(途中でフェイドアウトしてしまうのが惜しい!)

今日のこの1曲には、バート・バカラック作でシレルズやビートルズで有名な⑥「Baby It's You」カヴァーを。
ニコレッタ・ラーソン、ローレン・ウッドと一緒に歌っており、楽しそうな録音の様子が伝わってきます。森 陽馬


2018年12月14日(金) Deny & Dino 「Pare Pare Pare」(Stop Stop Stop)

60'sブリティッシュ・ビート・グループの雄であるところのホリーズ。
彼らに興味のある方には注目して欲しいCDです。

『恋のサインで飛び出せ初恋 ~あなたの知らないホリーズ・ソングブック』
<原題『WISHYOUAWISH~The Hollies' Compositions By Other 1965~1968』>
(国内仕様CD 英文解説対訳付 MSIG-1239 3,100円+税)

ホリーズの中心メンバーであったアラン・クラーク、グラハム・ナッシュ、トニー・ヒックス。
3人が共作した楽曲をカヴァーしたアーティストの曲を30曲も収録したCDです。

このような労作コンピレーションの編集で存在感を示しているオーストラリアのレーベル、ティーンズヴィルが企画・制作をしました。

ホリーズのシングル曲はメンバー以外のソングライターが書いたものが選ばれそれがヒットしてしまったために、今回収録された曲目だけ見るとちょっと地味に感じるかもしれませんが、聴いてみるとなかなかイイ曲が揃っていたんだということがわかると思います。

このCDに入っているアーティストとしては、イギリス勢のヤング・アイディア、サーチャーズ、ダナ・ギレスピー、エピソード・シックス(後のディープ・パープルのメンバーとなるイアン・ギラン、ロジャー・グローヴァーが在籍)。
アメリカ勢ではエヴァリー・ブラザーズ(彼らはホリーズの曲を8曲も収録したアルバムも発表)、キース、クリス・ジャンセン、バッキンガムス、エレクトリック・プルーンズ。
その他、オランダのティーンメイカーズ、スウェーデンのリー・キングス、ニュージーランドのボビー・デイヴィス、オーストラリアのトワイライツ等々、一般的には知られていないけれども興味深く、他ではなかなか聴けない音源がたっぷり詰まっています。

今日の1曲は、ブラジルのデュオ、デニー&ディノがポルトガル語で歌った「ストップ・ストップ・ストップ」を選んでみました。森 勉


2018年12月13日(木) エリック・クラプトン 「Layla」

映画『エリック・クラプトン 12小節の人生 LIFE IN 12 BARS』を先日鑑賞。

「暗い」、「観ていて辛い」、「ドキュメンタリー映画としては長い」等の感想を耳にしていたので、あまり期待せずに観に行きましたが、興味深い発言&秘蔵映像満載でなかなか楽しめました。

クラプトン自身が「自分が死んだ後に勝手に駄作を作られるのは嫌!」とのことで、リリ・フィニー・ザナック(「Tears In Heaven」が主題歌として使われた映画『ラッシュ』等の監督)へ依頼し制作されたドキュメンタリーなのですが、クラプトン本人がかなり赤裸々に当時のこと話しているのです。

母親と思っていたのが実は祖母で、実際の母は家を出て不在の姉と言われていた女性であることを後から知り、その実の母親と後に逢うも母であることを拒絶される、という幼少時の複雑な家庭環境。
それからヤードバーズ、ジョン・メイオール&ブルース・ブレイカーズ、クリーム時代。(ここまでが結構長い!)

そして、ジョージ・ハリスンの妻であったパティ・ボイドとの熱愛→「レイラ」の制作秘話。
(「レコーディングが行き詰った際、デュアンに参加してもらったんだ」という話から、デュアン・オールマンの映像が出てきた時は、キター!と盛り上がりましたね)
ドラッグ(コカインやってる映像も)&アルコール中毒(ステージ上で罵声浴び観客と喧嘩する音声も)の70~80'sから、子供が生まれ平穏になったと思いきや、転落死の失意から「ティアーズ・イン・ヘヴン」が生まれる話...etc。

まあ、ホントに絵に描いたようなブルース人生ですが、そういう苦難(ブルース)があったからこそ、「レイラ」等の名曲を残せたんだな、と実感できましたね。
ブルースでありながら、ある意味シンガーソングライターなのだな、とも感じました。

あと、酒・ドラッグ・女癖のクズっぷりな部分が多々出てくるのですが、それが何故か憎めないんですよね。
それはクラプトンが良い子ぶった完璧な男、というのではなく人間らしく感じられたからでしょうか。

B.B.キングで始まりB.B.キングで終わる、という構成も良かったな。
ということで、ファンでない方にはオススメできませんが、彼の音楽を好きならば観ておいて損はないと思います。

映画内でかかった曲の中では、ブラインド・フェイス「Presence Of The Lord」ライヴが素晴らしかったけれど、映画後にやっぱり改めて聴きたくなった「Layla」を今日のこの1曲に。森 陽馬

★掲載ジャケットは、映画サントラ盤『Eric Clapton:Life In 12 Bars エリック・クラプトン12小節の人生』。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-15738 2,980円+税)


2018年12月12日(水) 原田知世 「銀河絵日記」

邦楽/洋楽カヴァー、デビュー35周年を迎えた2017年に発表した新録セルフ・カヴァー・アルバムを挟み、オリジナル・アルバムとしては約4年半ぶりとなる新作『L'Heure Bleue(ルール・ブルー)』をリリースした原田知世。

原田知世『L'Heure Bleue』
(国内CD UCCJ-9216 初回盤DVD付 四つ折りミニ・ポスター封入 3,700円+税)

プロデュース/アレンジ/作曲/プログラミング等手掛けるのは、近年彼女に欠かせない存在となっている伊藤ゴロー。

作詞家陣には、高橋久美子(ex.チャットモンチー)、堀込高樹(KIRINJI)、土岐麻子、角田隆太(ものんくる)、角銅真実、辻村豪文(キセル/作曲も)が参加。

タイトル『L'Heure Bleue(ルール・ブルー)』とは、日の出や日の入り後に発生する空が濃い青色に染まるひととき<青の時間>を意味する言葉なのだそうです。

青空、深い海の底、星が瞬く夜、宇宙...アルバムの中にいろんな<青>が散りばめられ、ストリングスを交えたドラマチックなアレンジも印象的な一枚となっています。

本日は、透明感ある歌声にぴったりな世界観を描いた高橋久美子作詞による爽やかなリード曲「銀河絵日記」を。
本編最後には、この曲のピアノver.も。
初回盤のDVDには、知世さんがとってもキュートな「銀河絵日記」のPVが収録されています。東尾沙紀


2018年12月11日(火) 鈴木祥子 「鼓動(ハートビート)」

2018年でデビュー30周年を迎えた鈴木祥子さん。
2018年7月21日代官山ヒルサイド・プラザ・ホールで行った30周年記念ライヴが2枚組CDで発売されました。

鈴木祥子『Syk30/721』
(2枚組CD BECD-025 3,800円+税)

菅原弘明(G)、名村武(B)、Dr.kyOn(Key)、矢部浩志(Dr)によるバック演奏と、祥子さんの気合い入った歌声。
オーバーダブや修正は一切無し! 当日の曲順そのままの素晴らしい実況録音盤です。

大瀧詠一作はっぴいえんど「空いろのくれよん」カヴァーから始まり、デビュー曲「夏はどこへ行った」や初期名曲「ステイションワゴン」、90年代後半ワーナー期の楽曲や岡村靖幸「イケナイコトカイ」カヴァー、ジャーニー「Any Way You Want It」(お気に召すまま)カヴァー、「優しい雨」セルフカヴァー等充実の2CD。

「音楽の中では旅をして何歳にでもなれる」という印象的なMC後、本編ラストに歌われた2018年新曲「鼓動(ハートビート)」を今日のこの1曲に。

なお、「鼓動(ハートビート)」スタジオ音源は、ライヴ当日配布されたスペシャルCDのみに収録。
今のところ一般発売はされておりません。森 陽馬

★30周年記念ライヴ盤発売を記念したインタビューリーフレットを作成予定でしたが、発売日に間にありませんでした。当店にてお買い上げいただいた方には後日別送にてお届けする予定です。ご了承くださいませ。


2018年12月10日(月) DELVON LAMARR ORGAN TRIO 「Move On Up」

先週の夏日はどこへやら。各地冬将軍到来でしょうが、東京も10℃以下が続きかなり冷え込んできました。

ということで、身体が熱くなってくるようなライヴ盤を今日は店内でよくかけましたね。
その中から、最近出たファンキーなライヴ盤新譜をご紹介。

DELVON LAMARR ORGAN TRIO『LIVE AT KEXP!』
(輸入CD CLMN12020)

オルガン奏者デルヴォン・ラマーを中心にアメリカ/シアトルで結成したソウル・ジャズ・バンド。
Colemine Recordsから2018年春発表した1st『Close But No Cigar』がジャズ・ファンク好きの方から大好評。
今作は、そのデビュー作に続いてリリースされた熱狂ライヴ盤になります。

シアトルのラジオ局KEXPに2017年5月13日出演し行ったライヴ録音で、全曲インストながらかっこいい!
特に1曲目、カーティス・メイフィールド「Move On Up」カヴァー!

この選曲は反則だなぁ~!
まあでもオリジナルのグルーヴはそのままに、ヴィンテージ感あるハモンド・オルガンの音色Nice!
ソウライヴの疾走感あるファンキーさとブッカーT&MG'sの渋味を合わせたような魅力ですね。オススメ。森 陽馬


2018年12月9日(日) ステッペンウルフ 「ワイルドで行こう」

ビートルズ『ホワイト・アルバム』が50周年で盛り上がっていますが、この人たちもファースト・ヒットが出てから50周年になります。

ステッペンウルフ!
ヴォーカルのジョン・ケイを中心にL.A.で結成され、1968年夏に「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」が大ヒット。
日本でも「ワイルドで行こう」の邦題でラジオでもよく流れていました。

スネアドラムがストンときまり、ギター、ベース、そしてオルガンの迫力あるイントロから、ジョン・ケイのヴォーカル。
何度聴いても気持ちが熱くなってくる曲です。

1969年公開映画『イージー・ライダー』で印象的に使われたことによって、再度話題になりました。

50年前の1968年11月頃は第2弾ヒット「マジック・カーペット・ライヴ」が全米チャートベスト10に入っていました。
日本でのそのB面「スキー・スキー」もラジオからよく聴こえてきました。

近年はハード・ロック/ヘヴィ・メタルの元祖のように言われているステッペンウルフですが、やはりその押しの強いサウンドと圧倒的なヴォーカルは強さと重さを感じさせてくれるものがあります。森 勉


★掲載ジャケットのこのCDは全米HOT100にチャートインした13曲すべてを収めた全18曲入りベスト盤。
ステッペンウルフ『ワイルドで行こう ~ベスト・オブ・ステッペンウルフ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 限定価格盤 ユニヴァーサル UICY-77792 1,389円+税)


2018年12月8日(土) Buddy Holly with Royal Philharmonic Orchestra 「True Love Ways」

オリジナルの歌を活かし、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を新録音した人気シリーズ。
昨日紹介したカーペンターズに続き、バディ・ホリーのも出ているのでピックアップしておきましょう。

Buddy Holly with Royal Philharmonic Orchestra『True Love Ways』
(輸入CD DECCA 7702171 国内盤の発売予定は今のところございません)

エルヴィス・プレスリー、チャック・ベリー等と並び、ロックン・ロールの祖とも言えるバディ・ホリー。
1959年2月飛行機事故にて22歳という若さで急逝した彼のヴォーカリストとしての魅力を改めて実感できる1枚。

特に、当時の妻Maria Elena Hollyへ結婚の記念として捧げた①「True Love Ways」。
亡くなる4か月前録音された愛溢れるこの曲には、ストリングスが元々入っていました。
そのオリジナルを忠実にアレンジし、より優雅で美しい1曲に仕上げています。

なお、エグゼクティヴ・プロデューサーはMaria Elena Holly。サウンド・プロデュースはエルヴィス・プレスリーやロイ・オービソンの今シリーズも手掛けたNick Patrickが手掛けています。森 陽馬


2018年12月7日(金) カーペンターズ 「Overture」~「Yesterday Once More」

歌から伝わってくる温もり、優しさ、そして切なさ、哀しさ。
様々な感情を内包しながら、聴く者を感動させてくれるカーペンターズの<新作>が発売されました。

カーペンターズ『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック1曲追加 全19曲 解説・歌詞・対訳付 UICY-15801 2,500円+税)

エルヴィス・プレスリーから始まり、ロイ・オービソン、ビーチ・ボーイズも発売された人気シリーズ。
オリジナルの歌や楽曲はそのままに、ストリングス/管弦楽団の新録バック演奏を活かした企画盤です。

今までと違うのは、リチャード・カーペンター本人がストリングス・アレンジを担当し、自ら指揮している点。
彼の解説によると、当時の録音に修正したい点や手を加えたい部分が多数あったとのこと。
この度念願叶い、彼の頭の中に鳴っていたアレンジでカレンの歌声をより良く聴こえるようにできたそうです。

今日のこの1曲は、新たに作られたリチャード入魂の「Overture」から名曲「Yesterday Once More」への流れを。

今は亡きカレン・カーペンターの美しい歌声がリアルに響いてきます。森 陽馬


2018年12月6日(木) KLAZZ BROTHERS & CUBA PERCUSSION 「Driving Home For Christmas」

一昨日(12/4)はとても暖かかったのに、一気に冷え込んできましたね。
寒いのが苦手な僕は、カイロを下着に貼り、更にポケット内にも忍ばせております、、、。

クリスマスの曲は好きだけれど、寒々しくない中南米っぽい音楽を聴きたい。
そんな時にオススメのクリスマス・アルバムがこの1枚。

KLAZZ BROTHERS & CUBA PERCUSSION『Christmas Meets Cuba 2』
(輸入CD SONY 19075899692)

ドイツ出身ミュージシャン3人(Kilian Forster、Tim Hahn、Bruno Bohmer Camacho)と、キューバ出身パーカッショニスト2人(Alexis Herrera Estevez、Elio Rodriguez Luis)が組んだユニットによる2018年新録クリスマス作。

ワム!「Last Christmas」、マライア・キャリー「All I Want For Christmas」等ヒット曲から、「White Christmas」、「Sleigh Ride」、「Let It Snow」等スタンダード・ナンバーを、キューバ音楽的絶妙なアレンジで聴かせます。

ジャズ、ラテン、マンボ、etc...、リズミカルなサウンドから落ち着いた雰囲気まで。
各曲様々ですが、全体的な音がとても上品で、聴いていて気持ち良いんですよね。

今日のこの1曲は、クリス・レア「Driving Home For Christmas」カヴァーを。
口笛で主旋律を奏でる後半の流れが、穏やかで優雅な気分に浸れます。森 陽馬


2018年12月5日(水) The Charm Park 「アタック」

大橋トリオのツアーギタリストや、他アーティストへの楽曲提供などでも活躍している男性シンガーソングライター、The Charm Park(ザ・チャーム・パーク)。

当店が選ぶ2015ベスト・アルバムにも選出した、2015年ソロ・デビューから約3年。
メジャー第1弾となる最新作『Timeless Imperfections』が本日発売になりました。
(国内CD CD2枚組 RZCD-86709 3,150円+税)

今作はなんと2枚組!(全17曲)
躍動感あるポップな楽曲をこれでもか!と聴かせてくれるディスク①。
情緒ある美しいメロディが詰まったディスク②。

作詞・作曲、アレンジは勿論、ストリングス以外の殆ど楽器を自身で手掛けるスタイルは変わらず(伊澤一葉(p)、神谷洵平(ds/赤い靴、大橋トリオ・サポート)等参加)ですが、さらに進化したThe Charm Parkワールドが広がっています。

1987年生まれのCharmさん、自身の現在の年齢のことであろう「三十一」という曲で始まります。
本日はディスク①から、どことなくブライアン・メイ風のギター・ソロが楽しいめちゃめちゃポップな「アタック」を今日の一曲に。東尾沙紀


2018年12月4日(火) Gregg Karukas + Shelby Flint 「Still」

今日の東京は12月とは思えない暖かさ(25℃のところも!)。

しかしながら、クリスマスは3週間後に迫っています。
ということで、クリスマス作品お気に入りの1枚をご紹介しましょう。

グレッグ・カルーキス+シェルビー・フリント(Gregg Karukas + Shellby Flint)『Home For The Holidays』
(国内CD 日本語解説付 MZCF-1379 2,400円+税)

Rippingtonsオリジナル・メンバーの名キーボード奏者グレッグ・カルカスと、「Angel On My Shoulder」(1961)で知られる女性シンガー、シェルビー・フリントが組み1993年録音したクリスマス・アルバム。
良質な音楽作品をリリースし続けているMUZAKレーベルから国内初CD化されました。

クリスマス・スタンダード中心に落ち着いて聴ける全12曲。(そのうち、シェルビー・フリントヴォーカル曲は6曲。)
シェルビー・フリントの包容力ある歌声も魅力ですが、グレッグ・カルカスのピアノが素晴らしいですね。

今日のこの1曲は、静かな感動を覚えたグレッグとシェルビーの共作オリジナル曲⑪「Still」を。森 陽馬


2018年12月3日(月) OLD DAYS TAILOR 「Velvet Motel」

2018年11月3日レコードの日にアナログLPで発売された『大瀧詠一Cover Book Go!Go! Aragain』。
そのCD盤が発売されました。

『大瀧詠一 Cover Book ネクスト・ジェネレーション編 Go!Go!Aragain
(国内CD 全12曲収録 MHCL-2794 2,500円+税)

大瀧詠一楽曲を、新世代インディー・ミュージシャンが各々の個性を活かすアレンジでカヴァーした1枚。

今日のこの1曲には、前田憲男氏(2018年11月25日逝去 享年83歳)がストリングスを手掛けていた「Velvet Motel」。
笹倉慎介が大滝詠一そっくりの声色で歌っているOLD DAYS TAILORによるカヴァー。

なお、今回出たCDは、LPと曲順が多少変わっただけでなく、ヴァージョン違いもございます。

特に、1曲目少林兄弟「君は天然色」の出だし!
ナイアガラに同じ物なし、の格言通り。
どう違うか、あとは各自で聴き比べてみてください。森 陽馬


2018年12月2日(日) WACK WACK RHYTHM BAND 「EASY RIDING」

楽しい!ゴキゲン! 聴いていてHAPPYになれるオススメ盤です。

WACK WACK RHYTHM BAND(ワック・ワック・リズム・バンド)『WEEKEND JACK +1ディスク』
(ボーナスCD付2枚組CD BRIDGE-261 2,500円+税)

渋谷のDJ BAR INKSTICKに集っていた仲間達で1991年頃結成されたWACK WACK RHYTHM BAND。
グルーヴィーなインストが持ち味の彼らが1998年発表した記念すべき1stアルバム。
発売20周年を機にこの度再CD化されました。

60~70'sソウル/ファンクから、ACID JAZZムーヴメントを通過したファンキー・ナンバー目白押しの全11曲。
更に、今回の再発盤にはレア音源&ライヴ&新曲収録のボーナスCDが付いており、これがまた最高なのです。

今日のこの1曲は、そのディスク2ボーナスCD最後に収録されている2018年新曲「EASY RIDING」を。
バカラック的なトランペットのメロディーに、軽快なグルーヴィーさが加味されたキラーチューン!

なお、この「Easy Riding」のミックスは佐藤清喜(マイクロスター)が手掛けています。森 陽馬


2018年12月1日(土) 高橋幸宏 「プレゼント」(ニュー・ヴォーカル・ヴァージョン)

1978年はYMOがファースト・アルバムを発表した年でした。

そして、メンバーの細野晴臣は『はらいそ』を、坂本龍一はファースト・ソロ『千のナイフ』を。
高橋幸宏もファースト・ソロ『サラヴァ!』を発表した年でした。

『サラヴァ』のマルチ・トラック・テープが発見されたということで、演奏部分をリミックスし、ヴォーカル部分を新しく録音しなおしたのが、今日紹介するCDです。

高橋幸宏『サラヴァ サラヴァ!』
(国内CD COCB-54275 3,000円+税)

アナログLPが発売された時からの愛聴盤でしたが、今回の新しい音になった全9曲を聴いて、改めて名作だなぁと思った次第であります。

イタリアのカンツォーネ「ヴォラーレ」、フランスのシャンソン「セ・シ・ボン」、デューク・エリントン作のジャズ「ムード・インディゴ」等のシャレたカヴァーは高橋幸宏の個性をとてもよく表現しているような気がします。

そして、「サラヴァ!」、「サンセット」、「ミッドナイト・クイーン」等のオリジナル曲は、メロディーと詞だけで映像が浮かんでくる不思議な世界を想像させてくれます。

僕のベスト・トラックはアルバムのラストに入っている「プレゼント」。
メロディーメイカーとしての高橋幸宏ここにあり、という名曲だと思います。

新しく録音されたヴォーカルは違和感なく耳に入ってきますし、高橋幸宏自身がアレンジしたリズム・トラックは、40年前のものとは思えない鮮度でヴォーカルに馴染んでいます。森 勉


2018年11月30日(金) 冬にわかれて(寺尾紗穂) 「北へ向かう」

11月30日(金)吉祥寺スターパインズカフェ、冬にわかれてリリースパーティー1stへ行ってきました。

寺尾紗穂(Vo,Key,P)、伊賀航(B)、あだち麗三郎(Ds)が組んだ3人バンド、冬にわかれて。
10月17日発売1stアルバム『なんにもいらない』リリースを記念してのライヴで超満員札止め!

アルバム全10曲+彼女のソロ、わらべうた、あがた森魚カヴァーなどを披露。
3人が音楽で描く世界というか宇宙をじっくり堪能できました。

特に印象に残ったのが、「北へ向かう」という新曲(未発表)。

寺尾次郎氏(シュガーベイブのベーシスト/映画字幕翻訳家 2018年6月6日逝去)告別式の日、紗穂さんは金沢にてコンサートがあったため、骨を拾う前に葬式を退席し北陸新幹線で会場へ向かったそうで、その新幹線の中で書いたのがこの「北へ向かう」。

新幹線の窓から見えた頼りなく飛んでいる鳥に、自らの揺れる心を反映させた歌。
その場にいた観客皆、息を呑むように、歌の世界に吸い込まれるように聴いた1曲でした。森 陽馬

★掲載ジャケットは冬にわかれて『なんにもいらない』
(国内CD PCD-28041 2,800円+税 「北へ向かう」はアルバム未収録)


2018年11月29日(木) 小坂忠 「つるべ糸」

11月26日(月)東京国際フォーラムホールA <SONGS & FRIENDS 小坂忠『ほうろう』>へ行ってきました。

小坂忠1975年発表名作『ほうろう』を再現する一夜限りのプレミアム・コンサートです。

フォージョーハーフ再結成、ユーミン、田島貴男、BEGIN等ゲスト陣によるカヴァー&コラボ、ティンパンアレー&吉田美奈子のコーラスをバックに忠さんが歌う『ほうろう』ナンバーの数々、ゴスペル・クワイアと共にパワフルな歌声を聴かせてくれた「Amaging Grace」、出演者全員で演奏した「ゆうがたラブ」、締め括りは武部聡志のピアノで「You Are So Beautiful」...。

『ほうろう』を中心に忠さんの音楽人生を振り返るような、とっても充実したコンサートでした。
特に好きな曲というのもありますが、矢野顕子さんのピアノのみで歌われた「つるべ糸」が本当に素晴らしかったです。

コンサートの裏テーマは''奇跡''だったそうですが、2017年の大病を乗り越え、2018年7月で70歳を迎えられた忠さんが歌えば、なにか奇跡が起こるような気がしてきます。

『ほうろう』はペット・サウンズで出会った、すごく大切な作品の1つです。
大好きなアルバムを、特別なコンサートで観ることが出来て嬉しかったです。

掲載ジャケットは、2018年8月に発売されたライヴCD『HORO 2018 SPECIAL LIVE』です。
12月12日にアナログ盤(HRLP-144 3,800円+税)が発売予定です。(CDとジャケットが異なります。)東尾沙紀



2018年11月28日(水) ロイ・オービソン with ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 「Danny Boy」

11月末、日中は心地良い暖かな陽射しながら、2018年も残り約1か月となりました。
紅葉の葉も風に吹かれ、年末が近づいてきたな、と感じますね。

1年が終わろうとしている感慨を胸にする時、僕はロイ・オービソンの歌声を聴きたくなるのです。
そのロイの新作と言えるアルバムが発売されました。

ロイ・オービソン・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団『アンチェインド・メロディーズ』
(国内CD 日本語解説・歌詞・対訳付 SICP-5934 2,400円+税)

1988年末52歳という若さで急逝したロイ・オービソン。
彼のヴォーカル・トラックはそのままに、新たにストリングス、バック演奏&コーラスをレコーディングした作品。
2017年発売『ア・ラヴ・ソー・ビューティフル』(
2017年11月29日今日のこの1曲で紹介)の第2弾となる1枚です。

今日のこの1曲は、ロイの伸びやかで包容力ある歌声が最も感動的に響く「ダニー・ボーイ」カヴァーを。

なお、バック・コーラスのアレンジはジェフリー・フォスケット(現ビーチ・ボーイズ)が手掛けています。森 陽馬


2018年11月27日(火) ポーラ・ウェイン 「イット・クッド・ハプン」

2016年『ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズ』。
2017年『ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズVol.2』。
そして2018年。女性シンガーにスポットを当てた姉妹編『コロンビア・グルーヴィー・ソングバーズ』が出ました。

『コロンビア・グルーヴィー・ソングバーズ』
(国内CD 解説:長門芳郎、歌詞・対訳付 SICP-31221 2,000円+税)

パイド・パイパー・ハウスの店長、長門芳郎さんの監修・選曲による、コロンビア・レーベルに眠っていた60'sガール・ポップの秘宝がうれしいCD化です。

世界初CD化10曲、日本初CD化12曲というレア音源アメアラレながら、レア度を感じさせない親しみやすいメロディーの隠れ名曲ばかり。12人の女性の歌を各2曲、全24曲収録。

トップを飾るのはボニー・ハーマン。
この名前だけでは誰?という感じですが、ジャズマン、ウディ・ハーマンの姪及びコーラス・グループ、シンガーズ・リミテッドの一員として活躍したシンガーと言えば、頷いてくれる方が多いはず。
彼女がグループを組む前に発表していた1966年2ndシングルA面のダンドゥビ・コーラスも入るポップな「ハッシュ、ドント・クライ」。B面のナイス・ビートルズ・カヴァー「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」は共にSランクの出来。

リズ・ヴェルディは高校を卒業後1964年にデビュー。
とても17歳とは思えない堂々とした歌い方と、彼女の姉ベアトリス・ヴェルディの書いた楽曲が魅力。
スーザン・クリスティが歌うノベルティ・ソング「アイ・ラヴ・オニオン」。
パティ・ペイジがドラマティックに歌うテディ・ランダッツォ作品「ユー・ドント・ニード・ア・ハート」。
ブロンド美女パティ・マイケルズが可憐に歌うヘレン・ミラー作「ミセス・ジョニー」。
女優バーナデッド・ピーターズが19歳の時に出したジョン・サイモンプロデュース「ユーアー・テイキング・ミー・グランテッド」等々、何回も繰り返し聴きたくなる曲ばかり。

今日のこの1曲は、ブロードウェイのミュージカルにも多く出演したというポーラ・ウェイン「イット・クッド・ハプン」。
いい曲だァー。

アーティスト写真満載の40ページに及ぶブックレットはデータも充実! 森 勉


2018年11月26日(月) ダイナソーJr 「Hold Unknown」

11月22日今日のこの1曲Jマスキスを聴いていたら、ダイナソーJrをやっぱり聴きたくなってしまいました。

ということで、先日発売されたダイナソーJr2CDベスト盤を購入。

ダイナソーJr『Ear Bleeding Country ~The Best Of Dinosaur Jr』
(国内仕様CD 2枚組 日本語解説付 AW033 2,350円+税/輸入アナログ盤も発売)

2001年にRHINOレーベルからリリースされたベストに、2007年再結成から近年の曲を収録したディスクを追加。
更に、シングルB面曲やコンピに入っていたレア曲、J Mascis & The Fog名義の楽曲も収録。

「Freak Scene」、「The Wagon」、「Out There」、「Feel The Pain」は当然ながら最強だな!、と感じたり、ディスク2の最近の曲は初期とはまた違ったパワーと疾走感があるな、と改めて実感しグッときましたね。

そして、なによりうれしいのは、ディスク2ラストに2018年新曲「Hold Unknown」(初CD化)が入っていること!

コレがまた、スピード感溢れる爆走&爆音ナンバー!
2019年で結成35周年を迎えるダイナソーJrの今と未来も感じつつ、心をスカッとさせてくれる1曲です。森 陽馬


2018年11月25日(日) 竹内まりや 「輝くスターリー・ナイト」

祝!竹内まりや デビュー40周年。

1978年11月25日発売になったファースト・アルバムが初めてリマスターされ、ボーナス・トラック4曲追加で再発CD化されました。

竹内まりや『BEGINNING』
(国内CD BVCL-940 ボーナス・トラック4曲追加 ライナーノーツ:能地祐子 歌詞付 1,852円+税)

彼女の洋楽テイストを感じさせてくれるヴォーカルと、初々しくもキュートなルックスは当時の音楽界においてとても新鮮でした。

プロデューサーは牧村憲一、ディレクターが宮田茂樹、というこの後音楽的に資質の高いミュージシャンを多く世に出す目利きのふたりに見守られてのデビュー。
林哲司、加藤和彦、山下達郎、細野晴臣、大貫妙子、告井延隆、杉真理という作曲陣の人選も、竹内まりやという個性にぴったりフィットしたアルバムとなりました。

収録11曲中4曲がL.A.録音。
残り7曲が日本録音で、センチメンタル・シティ・ロマンスが歌い手に寄り添った素晴らしい演奏を5曲披露しています。

ボーナス・トラックは初音源化となる1981年8月のライヴから「夏の恋人」、「グッバイ・サマーブリーズ」、「すてきなヒットソング」の3曲と、「戻っておいで・私の時間」オーケストラ・ヴァージョンを収録。
リマスターされたいい音でじっくり堪能したい『BEGINNING』です。

今日のこの1曲は、今日の気分で「輝くスターリー・ナイト」。
細野晴臣が“星娘”リンダ・スコットをイメージして作った曲だそうです。

なお、竹内まりやセカンド・アルバム『UNIVERSITY STREET』リマスター盤は12月26日発売予定です。森 勉


2018年11月24日(土) Graham Parker 「Maida Hill」

グレアム・パーカー約3年ぶりの新作が発売になりました。

グレアム・パーカー『クラウド・シンボルズ』
(国内CD グレアム自身によるライナーノーツ対訳付 MSIG-1238 2,800円+税)

<冒頭曲の最初の2小説を聴いてもお尻が揺れないという方は、医師に相談する必要があるかもしれない。>
(帯掲載の本人によるコメントより)

アルバムを出す毎に枯れていくイメージがありましたが、今作では初期作に参加していたザ・ルーモア・ブラス(トランペット/テナーサックス/トロンボーン)が久々に加わり、まさにお尻が揺れちゃう軽快さが戻ってきた感じです。

ザ・ルーモアのマーティン・ベルモント(g)、ゲラント・ワトキンス(key)、元フェアグラウンド・アトラクションのサイモン・エドワーズ(b)とロイ・ドッズ(ds)らが参加。

近年のニック・ロウ作品で知られるニール・ブロックバンクが共同プロデューサーを務め、今作は制作中の2017年5月に癌で急逝したニールに捧げられています。

ポップな冒頭曲「Girl In Need」も良いですが、本日はロンドンにあるその地に立ち、自分の人生や国の歴史に想いを馳せる「Maida Hill」を。
この曲の切なさと哀愁ある歌声を際立たせるマーティン・ベルモントのギターが印象的な1曲です。東尾沙紀


2018年11月23日(金) Keith Richards 「Run Rudolph Run」

本日はBLACK FRIDAY、Record Store Day限定アナログ盤が色々発売されました。

ポール・マッカートニー『Come On To Me』EP、グレイトフル・デッド『Playing In The Band』(7,400枚限定LP)、ハンク・ウィリアムス『The First Recordings1938』(80周年!2,500枚限定EP)、イギー・ポップ『Rare Power』(ジャケ強烈)、バーズ『ロデオの恋人』50周年4LP、ウィーザー『Africa』(変形ピクチャー)、フランク・ザッパLP、ジミ・ヘンEP、エラ・フィッツジェラルドLP、スティング&シャギーEP等。

春(4月第3土曜日)のRecord Store Dayと比べ、秋版は邦楽が少ないのですが洋楽は充実していますね。

ローリング・ストーンズファンは要注目!ということで、今日のこの1曲はこちらを。

Keith Richards『Run Rudolph Run』
(輸入LP レッド・カラー盤限定 Mindless Records 4050538426830)

キース・リチャーズソロ・デビュー40周年を記念しての限定アナログ。
A面チャック・ベリーX'mas曲「Run Rudolph Run」カヴァー、B面ジミー・クリフ「The Harder They Come」カヴァー。
そして、2007年再発時B面曲「Pressure Drop」の3曲をスティーヴ・ジョーダンによる新ミックスで12インチに収録。

煙草を吸ったサンタ帽子姿のキースが描かれたHoliday Card封入されています。森 陽馬


2018年11月22日(木) J Mascis 「Sometimes」

心に鬱憤が溜まった時、爆音で聴きたくなるのがニール・ヤングかダイナソーJr。

モヤモヤとした気持ちを吹き飛ばしてくれるんですよね。

でも爆音はちょっと今は、、、という時にピッタリの1枚が出ました。

ダイナソーJrのJマスキス、ソロ3作目となるオリジナル・アルバム『Elastic Day』。
J Mascis『Elastic Day』
(輸入CD Sub Pop SP1270)

ほぼ全ての演奏をJ Mascisが多重録音。
ダイナソーJrをややアコースティック寄りにした感じで、メロディアスな楽曲やJのエレキギター・ソロは変わらず。
僕らの鬱な心を代弁してくれているようなJの歌も健在!

今日のこの1曲は10曲目「Sometimes」。
和やかに始まったと思いきや、2分過ぎくらいからいきなり疾走感アップし、3分直前からJのギター爆発!
いかにも、ダイナソーらしい展開が最高! ダイナソーJrファンは必聴の1枚。森 陽馬


2018年11月21日(水) ロイヤレッツ 「ゼア・ヒー・ゴーズ」

ACEレーベルより60'sガールものを集めたCDが新しく発売されました。

『SHE'S A DOLL! ~Warner Bros Feminine Side』
(輸入CD ACE CDTOP-1532)

ガール・ポップ・マニアであるイギリス人のミック・パトリックが選曲した全24曲入。
ワーナー&ロマ・レーベルから1962~68年に発売になったシングル曲をマニアな視点でセレクションしています。

何曲か注目曲を挙げておきましょう。
レニー・ワロンカーがプロデュースしたティーン・ターバンズ「ウィ・ニード・トゥ・ビー・ラヴド」と、アーティ・リップがプロデュースしたソシアライツ「ジャイヴ・ジミー」はともにヴァン・マッコイ作品。

シャーロット・オハラという名前でもレコードを出したことがあるボニー&トレジャーズのボニーによる「マイ・ラヴ・キープス・グローウィン」は後にあのパレードの中心人物として活躍するジェリー・リオペル作・編曲・プロデュース作品。

ラモーナ・キング「チコズ・ガール」(バリー・マン作品)は未発表音源だったり、ジャック・ニッチェが作・プロデュースに関わった1962年のダンス・ナンバー、シンダーズ「カモン・ウォーブル」やロニー&デイトナスのバッキー・ウィルキンが作・プロデュースのブレンダ・ホール「オー・エディ、マイ・ベイビー」(ビーチ・ボーイズ「ドント・ウォーリー・ベイビー」のギター・リズムが使われています)など、気になる曲が色々入っていて楽しいコンピです。

ヒットはしなかったのですが、その筋のファンには有名なハニーズ「ヒーズ・ア・ドール」(ブライアン・ウィルソン作・プロデュース作品)も入っています。

今日の1曲は8曲目に収録されているロイヤレッツ「ゼア・ヒー・ゴーズ」を。
テディ・ランダッツォプロデュースでブレイクする前の1964年ワーナーから出た貴重なシングルです。森 勉



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

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