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  今日のこの1曲 “Archives”

<2023月6月>

当店ペット・サウンズ・レコード店にて
その日に店内でかけていた曲の中から、
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”コーナー

2023年6月に更新した“今日のこの1曲”コーナー


廃盤・生産中止、規格番号の変更など、
情報が古くなっている商品もございますが、ご了承くださいませ。

<最新の“今日のこの1曲”はこちらのページをご覧ください>


2023年6月1日(木) The Barnestormers 「Real Wild Child」

6月に入って、ガツンと気合を入れたい!という方、この1枚!

The Barnestormers『The Barnestormers』
(輸入CD east west/BLOODLINES 0190296454028)

バーンストーマーズは、オーストラリアのロックンローラーJimmy Barnesを中心に結成。
ストレイ・キャッツのドラマーSlim Jim Phantom、英国のJools Holland、オーストラリア発バンドのリヴィング・エンドChris Cheney、名ロック・エンジニアKevin Shirleyによる5人組バンドです。

これが、ドライヴ感タップリのロカビリー/ロックン・ロール・チューン連発で超かっこいい!!

今日のこの1曲はイギー・ポップのカヴァーでも知られる10曲目「Real Wild Child」を。
オリジナルは1958年Johnny O'Keefeによるオーストラリア発ロックン・ロール・ソング。
バーンストーマーズのこのヴァージョンは、オリジナルの良さに更にスピード感とグルーヴがマシマシ!
聴いていて自然と身体が揺れてきますね。森 陽馬



2023年6月2日(金) Juniper 「Little Miss Stuck Up」

ニック・ロウの来日公演が発表されました。
10月4日大阪、6~7日東京、9日横浜、いずれもビルボードライヴでの公演で、前回から4年ぶりの来日♪
詳細はわかりませんが、是非覆面集団ロス・ストレイトジャケッツとの共演も観てみたいものです。

さて本日は、ロス・ストレイトジャケッツでも活躍するGreg Townson、ベルセバ、ヨ・ラ・テンゴのメンバーらポップ~パブ・ロック好きの方も注目のゲスト陣がバックアップしている17歳の新作を♪

ジュニパー『シー・スティールズ・キャンディ』
(輸入国内流通仕様CD 解説付 FR005CDJ 2,970円税込 / 輸入盤もあり)

フランシス・マクドナルド(Teenage Funclub)とのユニットCheeky Monkeyなどで知られるアメリカのミュージシャン、マイケル・シェリーの愛娘ジュニパー。2020年に15歳でデビューした彼女の新作2ndがリリースされました。

少しあどけなさの残る素朴な歌声がキュート♪
父マイケル作のポップなオリジナル曲をはじめ、バングルス、GO-GO's、ジーン・シモンズ、デルバート・マクリントン、キム・シャタック(The Muffs)作の楽曲などなど、渋いカヴァーがてんこもりです。

本日はカヴァーの中から、60'sポップス「Little Miss Stuck Up」を今日の1曲に。
この曲はデヴィッド・ゲイツ作、Del Ashleyの変名で発表した1965年シングル曲。
April Marchがコーラスで参加、可愛らしいガール・ポップ・ナンバーに仕上がっています。東尾沙紀



2023年6月3日(土) PIPER 「ライド・オン・シーサイド」

山本圭右(リード・ヴォーカル、ギター)が中心となり、志間貴司(キーボード)、井藤弥(ベース)の3人で結成されていたパイパー。
そのパイパーのいい曲ばかりを集めた編集CDが発売になりました。

ユピテル・レコードから1980年前半に発表したアルバム4枚と、1985年にムーン・レコードから出したアルバムの中から選ばれた18曲に、1984年9月12日渋谷LIVE INNでの「Sunshine Kiz」ライヴ音源を加えた全19曲収録です。

パイパー『パイパー・クール・セレクション』
(国内CD ステップス STPR-038 2,970円税込)

CDのブックレットに掲載されている山本圭右さんのコメントを紹介しておきましょう。

<僕達が20代の頃に作っていた音楽が40年近く経った今、こうしてまた聴いてもらえることに感謝しています。特に近年はアメリカでCD、アナログ、カセットがリリースされて日本以上のセールスがあると聞き、不思議な気持ちです。クールな選曲で聴きやすく並べて頂いたこのアルバムも、楽しんでいただければと思います。>2023.March 山本圭右

ということで、今日の1曲は、「ライド・オン・シーサイド」を。
村田和人&小板橋博司のコーラスも入ったさわやかながら、タイトなリズムが魅力的なリゾート・ソングです。森 勉



2023年6月4日(日) The Beach Boys 「Surfin' Safari」

ビーチ・ボーイズのメジャー・デビュー曲「Surfin' Safari」は、1962年6月4日にアメリカでシングル発売されました。

今日はちょうど61年目!
約60年を経て「サーフィン・サファリ」の国内盤7インチが復刻されたので、その1枚を取り上げましょう。

ビーチ・ボーイズ『サーフィン・サファリ/409』
(国内盤7inch 完全限定レッド・カラー盤 UIKY-75111 2,200円税込)

「サーフィン・サファリ」が日本でシングル発売されたのは1963年2月20日。
東芝音楽工業株式会社から品番7P-271、赤盤330円でのリリースでした。

本作はその復刻盤で、品番など一部修正以外は、赤盤(当時よりやや薄目の赤いクリア・カラー仕様)や、ジャケット裏側の<東芝ファミリーステレオシリーズ>広告&Capitol Recordsのカンパニースリーブが見事に再現されています。(東芝の広告には、プレイヤー&アンプ&スピーカー3点一組のFS-140型が39,800円、FS-150型が43,000円と記載)

音はUSアナログ・テープを基にしたMONOマスターを使用。
MONOの7インチらしいガツンとした迫力ある音質が最高! 繰り返し針を落として聴きたくなりますね。森 陽馬



2023年6月5日(月) Van Dyke Parks 「Do What You Wanta」

<ロックのプレミア日本盤7インチ復刻シリーズ>として、昨日紹介したビーチ・ボーイズの他に9タイトル出ました。

バディ・ホリー「ペギー・スー」、ジョージ・フェイム「イエ・イエ」、スモール・フェイセズ「ヘイ・ガール」、ミッシェル・ポルナレフ「ノンノン人形」、ティラノザウルス・レックス「デボラ」、ソフト・マシーン「スリーピング」、フリー「影を踏んで」、ビーチ・ボーイズ「サーフィン・サファリ」、そして今日取り上げるヴァン・ダイク・パークス「No.9」です。

ヴァン・ダイク・パークス『No.9/Do What You Wanta(気楽にいこう)』
(国内盤7inch UIKY-75113 2,200円税込)

ビーチ・ボーイズとも縁深いヴァン・ダイク・パークスが1966年にMGMから発表したデビュー・シングル。
日本盤シングルは1966年4月5日に日本グラモフォンから発売。(品番DM-1070 オリジナルは超高値!)
本作はそのE式スリーブも忠実に再現した国内7inchの復刻盤です。

A面「No.9」はベートーヴェンの交響曲第九番、通称第九の「歓喜の歌」をポップにアレンジした楽曲。
ヴァン・ダイク自身がドイツ語&英語で歌っています。

注目は、B面「Do What You Wanta」。
ゲイリー・ルイス+ハーパース・ビザール的なポップ・ナンバー♪ こちらも聴きものですよ。
USアナログ・テープを基にしたMONOマスターの迫力ある7インチで是非聴いてみてください。森 陽馬



2023年6月6日(火) 山下達郎 「いつか」

山下達郎 RCA/AIR YEARS Vinyl Collection 第2弾!『RIDE ON TIME』入荷しました。
今回も全世界が待っていたんでしょう。

山下達郎『RIDE ON TIME』
(国内アナログLP BVJL-91 4,400円税込/カセットテープ BVTL3 3,300円税込)

前回発売の『FOR YOU』は1週間で完売となってしまいました。
7月上旬に再プレスが少ない枚数ながらされるのですが、予想を遥かに超える反響に驚くばかりです。

さて、オリジナルの『RIDE ON TIME』は1980年9月19日発売。
(現在の資料ではこの日になっていますが、当時の資料などを色々照らし合わせると、本当の発売日は正確には9月21日ではないかと思われます。1980年9月21日は日曜日。レコードの店着日が金曜日の9月19日でそれが発売日になってしまったのでは、、、と考えられます。店着日にお客様に販売してよろしいということが当時からありましたので。)

さてさて、今日の『RIDE ON TIME』。オビが新鮮ですね。

今日の1曲は、A面1曲目のあのインパクトあるイントロに、昔も今も聴いた人がみんなやられた!と思ってしまった「いつか」を。森 勉



2023年6月7日(水) Noel Gallagher's High Flying Birds 「Council Skies」

12月初旬に東名阪ツアーが予定されているノエル・ギャラガー約5年半ぶりとなる新作オリジナル・アルバムがリリースされました。

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ『カウンシル・スカイズ』
(国内CD ボーナス・ディスク付2枚組 解説・歌詞・対訳付 SICX-30176 4,400円税込)

これはオアシスの頃の曲では?と錯覚してしまうようなノエル節を随所に聴くことが出来る、正に帯にも書かれている<原点回帰>の4作目。
でもただ懐かしいだけではなく、ノエルのメロディーメーカーぶりが発揮されたソロ4作の中で最もポップで、美しいメロディが詰まった1枚となっています。

ゲストのジョニー・マー、近年ノエルのバンドに参加している元オアシスのクリス・シャーロック、ゲム・アーチャーなど、長年の友人たちとスタジオに入り一緒にレコーディングしたことも良い作用をもたらしたのでしょう。(ゲラント・ワトキンスの名前があるのも嬉しかったです。)

本日はタイトル・トラック「Council Skies」を今日の1曲に。
空を見上げながら、これから未来に胸を躍らせていた少年時代を振り返り書かれた躍動感あるナンバーです。

ディスク2には、ジョン・レノン「Mind Games」のカヴァー、新作楽曲のインストゥルメンタルver、ペット・ショップ・ボーイズやロバート・スミス(ザ・キュアー)らによるリミックス、「Live Forever」を含むラジオ・セッション音源など14曲を収録。

初回はハードカバー・ブックレット仕様、ステッカー・シートが封入されています。東尾沙紀



2023年6月8日(木) Arlo Parks 「Weightless」

些細なことで傷ついて哀しんだり、でも楽しかった10~20代前半の頃に聴いていた音楽は、色々な想い出と繋がって心に強く残っています。

その頃の音楽を聴くと、当時の情景だけでなく、心に抱えていた不安やまだ見ぬ将来への胸の震えが蘇ってくるのです。

アーロ・パークスの新作は、2023年の音楽でありながら、思春期の想い出が再生されるような不思議な1枚でした。

アーロ・パークス『My Soft Machine』
(国内CD ボーナス・トラック3曲追加 解説・歌詞・対訳付 2,750円税込)

アーロ・パークスはサウス・ロンドン出身2000年生まれの女性シンガー・ソングライター。
1stアルバム『Collapsed In Sunbeams』(2021)はネオ・ソウル的でしたが、約2年ぶり2作目となる本作は、様々な音楽ルーツがミックスされ、よりポップに深化した作品に仕上がっています。

今日のこの1曲は、思春期の狂おしい感情が迸るような6曲目「Weightless」を。
彼女が作る音楽には、聴く者の記憶や心を揺さぶるような力が宿っているのかもしれません。森 陽馬



2023年6月9日(金) 一徳バンド 「競輪ロック」

高円寺の知る人ぞ知る名居酒屋『一徳』。
作家の船戸与一さんが店名の名付け親で、小説『山猫の夏』の主人公・弓削一徳が由来とのこと。
映画監督の若松孝二さんや映画関係者もよくいらっしゃっていたそうです。

その店のマスター木下三徳さんが中心の<一徳バンド>が、初のCDを発表しました。

一徳バンド『だからなんだ!』
(国内CD 8曲入 2,300円税込)

木下三徳さんは、ブルース・バンドを昔やっていて、B.B.キング来日公演の前座を務めたこともあったそう。
本作は、『一徳』で繋がり、気心知れたメンバーが集まって制作された1枚です。

彼の武骨なダミ声と演奏がかっこいいですね。

今日のこの1曲は、2曲目「競輪ロック」を。
競輪場で勝負に賭けるギラギラ感、博打で熱くなる男の眼差しと悲哀が伝わってくるロックン・ロール! 森 陽馬

★このCDは一般流通していませんが、当店にて販売させていただけることになりました。
通販も可能ですのでお気軽にお問合せください。


2023年6月10日(土) Dr.John 「Big Chief」(LIVE)

ドクター・ジョンが亡くなったのは2019年6月6日(享年77歳)ですから、もう4年経つんですね。

90~00年代頃の来日公演だったでしょうか。
いつもならピアノに座ったままの彼がステージ中央で仁王立ちしギターをガンガン演奏!
超かっこよくて熱狂したのが懐かしいなぁ。

さて、ドクター・ジョンの素晴らしいパフォーマンスが収められた貴重ライヴ音源が発売されました。

Dr.John『The Montreux Years』
(輸入CD BMG 5053879971/輸入2枚組LP 5053879968)

モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのライヴ音源で、1986年、1993年、1995年、2004年、2007年、2011年、2012年出演時の美味しいところをギュッと集めた全14曲収録。
ブック型ケースには、各年の参加メンバーや英語解説も記載されているので資料的にもうれしい1枚ですね。

今日のこの1曲は、2011年Miles Davis Hallでの「Big Chief」を。
この年はトロンボーン・ショーティがバンド・メンバーに入っていて、ファンキーなトロンボーンが最高! 森 陽馬



2023年6月11日(日) Bokani Dyer 「Resonance Of Truth」

南アフリカから、新しい波を感じさせるこの1枚。

Bokani Dyer『Radio Sechaba』
(輸入CD Brownswood Recordings BW000304CD)

Bokani Dyer(ボカニ・ダイアー)は、ボツワナ共和国生まれで南アフリカを拠点に活動しているピアニスト。
本作は、ジャイルズ・ピーターソンによるレーベルBrownswood Recordingsからの2023年最新作です。

今日のこの1曲は、12曲目「Resonance Of Truth」を。

アフリカ音楽のリズミカルな魅力は残しつつ、クールに洗練されていて心地良いソウルフルなナンバー♪
メロウなエレピとホーンの音色が、現代の空気を響かせ、生きている実感が湧いてきます。森 陽馬



2023年6月12日(月) Saigenji 「Ajisai」

道端を彩るさまざまな色の紫陽花を眺めるのが楽しい季節となりました。
雨でじとじととした空気は少し苦手ですが、サイゲンジさんが奏でるガット・ギターの軽やかな音色を聴いていると心地良い風吹く異国のビーチに居るような、そんな気分に浸れます。

Saigenji『COVERS & INSTRUMENTALS』
(国内CD セルフライナーノーツ付き HRBR-027 3,080円税込)

サイゲンジ5年ぶりのリリースとなる新作は、ライヴで披露されてきたカヴァーのレパートリー、オリジナルのインストゥルメンタル曲を、自身の歌とギターのみで録音した作品。

1人アカペラによるジャヴァン「Samurai」、A・C・ジョビン「Desafinado」、沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」、日本唱歌「椰子の実」、「アマポーラ」、ビル・ウィザース「Ain't No Sunshine」ほかカヴァーに加え、フォルクローレ、ホーミーを巧みに使ったインスト曲など18曲が収録されています。

本日は穏やかな旋律のギター・インスト「Ajisai」を今日の1曲に。
日本的な情緒も感じられる儚げなワルツ曲です。東尾沙紀



2023年6月13日(火) 細野晴臣 「僕は一寸・夏編」

渋谷の百軒店含む道玄坂2丁目エリアが、東京都による『街並み再生地区』に指定されました。
日々変わっていく渋谷の街ですが、百軒店周辺も再開発となるようです。

名曲喫茶ライオン、ロック喫茶BYG、ムルギー(老舗カレー店)、喜楽(ラーメン店)、とりかつチキン、道頓堀劇場、麗郷(台湾料理店)、壁の穴等々、昭和の面影が残る店舗がなくなってしまったら寂しいですね。

この『街並み再生地区』は、都の<東京のしゃれた街並みづくり推進条例>によるもの。
武蔵小山も平成16年(2004年)に『街並み再生地区』に指定されています。
その翌年2005年に立ち退きを強いられ、当店は運よく移転できたものの、他の周辺店舗はほぼ閉店しました。
そして、現在の武蔵小山駅周辺は、、、。

さて、今日のこの1曲は、細野晴臣2019年発表作『HOCHONO HOUSE』から「僕は一寸 夏編」を。
(国内CD VICL-65086 3,300円税込/アナログLP VIJL-60196 4,400円税込)

「日が沈む国に、明日も来るはず」(「僕は一寸・夏編」歌詞より)
オリジナルの「僕は一寸」から歌詞を変えて歌われています。森 陽馬

★細野晴臣1973年発表作『HOSONO HOUSE』の50周年記念アナログ盤が発売中。
(完全限定アナログ盤 KIJS-90038 4,400円税込)
それに合わせて、『HOCHONO HOUSE』のアナログ盤も限定再発されました。



2023年6月14日(水) 安部勇磨 「Surprisingly Alright」(意外となんか平気)

<令和のホソノハウス>?!と評された安部勇磨(never young beach)の2021年発表ソロ作『Fantasia』。
2021年7月11日今日のこの1曲で紹介)
細野晴臣さんもミックスで参加していましたが、真に細野さんへのリスペクトが伝わってくる1枚でした。

あれから約2年、安部勇磨の新しい5曲入作品がこの度発売されました。

安部勇磨『Surprisingly Alright』
(12インチ・アナログLP 限定盤 TAIAN-002 3,300円税込)

70年代の細野さんが『HOSONO HOUSE』後に様々な音楽を取り入れ『トロピカル・ダンディー』を発表したのと同じように、安部勇磨もハワイ音楽や日本の歌謡曲などを新たに愛聴していたそうで、それを経て生まれた5曲が収録。

今日のこの1曲は、タイトル曲「Surprisingly Alright」(邦題:意外となんか平気)を。
小粋なリズムと独特な浮遊感が合体したナンバーで、1周廻って近年の細野さんに通ずる雰囲気もありますね。

なお、本作のリリースはアナログ・レコードのみで、CDは出ていません。森 陽馬



2023年6月15日(木) a-ha 「クライング・イン・ザ・レイン」

今年もまた雨の季節がやってきましたね。
いつの間にか梅雨入りしてしまったそうで、「えっ!?」という感じです。

雨の季節は雨の歌、ということで、今日は「クライング・イン・ザ・レイン」。

1962年、エヴァリー・ブラザーズで大ヒットし、いろいろなカヴァーがある名曲です。
作曲はキャロル・キング、作詞はハワード・グリーンフィールド(いつもはニール・セダカと組んで作品を発表していた人です。)という珍しいコンビの作品。

今日はあの「テイク・オン・ミー」で有名なノルウェーのバンド、a-haがカヴァーした「クライング・イン・ザ・レイン」を。

1990年にシングルとしても発売になりました。
オリジナルにはない雨や雷の音のS.E.が入ったりしていますが、なかなかいいヴァージョンだと思います。

a-ha『グレイテスト・ヒッツ ~ジャパニーズ・シングル・コレクション』
(国内CD+DVD 52ページ・ブックレット 解説・歌詞・対訳付 WPZR-30876 3,300円税込)

CDには全19曲、DVDには全17曲71分収録です。
「クライング・イン・ザ・レイン」のミュージック・ビデオも入っています。森 勉



2023年6月16日(金) Ben Folds 「Moments」 feat.Tall Heights

ベン・フォールズ8年ぶりの新作がリリースされました。

ベン・フォールズ『What Matters Most』
(国内流通仕様CD CD-NW-6545J 2,750円税込)

''音的、詞的、感情的にも、キャリアのどの地点でも作れなかったアルバム''
とベン自身が称し、自信をのぞかせる今作。

ベン・フォールズ・ファイヴ2012年作『The Sound Of My Life Of The Mind』にも携わったジョー・ピサピアがプロデュースを担当しています。

ポップな曲、哀愁を感じるマイナー調の曲、ハーモニカが良いアクセントになっている曲、ハーモニーが心地良い曲..。
詞に関しては、コロナ禍にマスクで過ごすことの匿名性や、変わってしまった同級生のことを心配している歌など一筋縄ではいかないところもありますが、彼のピアノと歌を聴いていると、.こういうシンプルなピアノ・ポップ・アルバムって良いなぁと改めて感じます。

本日は、ボストンの男性デュオ、Tall Heightsをフィーチャーした「Moments」を今日の1曲に。
<生きていることは素晴らしいことだと自分に言い聞かせよう>という歌い出しで始まるこの曲で今作は締め括られます。
Tall Heightsとのハーモニーが心地良く、チェロを取り入れた穏やかなメロディの1曲です。東尾沙紀



2023年6月17日(土) Meshell Ndegeocello 「ASR」 feat Jeff Parker

しっかりと意志を持つ、幽体離脱した身体が、踊るように揺れながら、前へと進んでいく。

そんな不思議な感覚を、魂に響かせてくれる傑作。

ミシェル・ンデゲオチェロ『The Omnichord Real Book』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック1曲追加 解説・歌詞付 UCCO-1187 2,860円税込/輸入LPもあり)

2023年でデビュー30周年を迎えたベーシスト/シンガー、ミシェル・ンデゲオチェロ。
Josh Johnsonプロデュースによる本作は、ブルーノート移籍第1弾アルバムながら、ジャズではありません。
ロックでもなく、ソウルでもなく、クロスオーバーでもありません。

変幻自在にカタチを変えながら、でも軸はブレずに深遠さを増しながら。
ジャンルを越え、自身のルーツを見つめながら、全曲オリジナル楽曲で制作された1枚です。

今日のこの1曲は、アフリカ音楽の躍動感を現代的に昇華させた7曲目「ASR」。森 陽馬



2023年6月18日(日) The MAJORS 「A Wonderful Dream」

白人ながら黒人音楽の良き理解者として、60's、70'sに数々の名曲を送り出したジェリー・ラゴヴォイの作品集です。

ソングライター、アレンジャー、プロデューサーとしてのイイ仕事が全24曲収録されています。

V.A.『The JERRY RADGOVOY STORY ~Time Is On My Side 1953~2003』
(輸入CD ACE RECORDS CDCHD1183 貴重フォト満載の28ページ英文ブックレット付)

このCDは15年前(2008年)に発売されたものですが、廃盤にならずに残っている優れもののコンピレーションです。

ジェリー・ラゴヴォイはハンガリー、チェコスロバキアにルーツを持つ両親との間に、1930年フィラデルフィアに生まれました。
レコード会社などで働き、1962年同郷フィラデルフィアのR&Bグループ、メイジャーズに書いた「ア・ワンダフル・ドリーム」が全米でヒット。その後、続々と名曲を生み出していきました。

ガーネット・ミムズ「クライ・ベイビー」、ミリアム・マケバ「パタ・パタ」、ロレーン・エリソン「ステイ・ウィズ・ミー」など、R&Bテイストあふれる名曲多数。

1970年代に入ってからも、シングル曲ではありませんが、ディオンヌ・ワーウィック「ムーヴ・ミー・ノー・マウンテン」、メイジャー・ハリス「プリティー・レッド・リップス」などの隠れた名曲も入っています。森 勉



2023年6月19日(月) GOV'T MULE 「After The Storm」

蒸し暑い日が続いて、夏が近づいてきたのを感じますね。

暑い時こそ骨太な熱いロックが聴きたい!という方にオススメの新譜を紹介しましょう。

GOV'T MULE『PEACE...LIKE A RIVER』
(輸入CD Deluxe Edition ボーナスCD付2枚組 Fantasy/Concord 7251449)

オールマン・ブラザーズのギタリスト、ウォーレン・ヘインズ中心のバンド、GOV'T MULE(ガヴァメント・ミュール)。
本作は、重厚なブルース中心だった2021年作『Heavy Road Blues』以来となる2023年発表アルバム。
ウォーレンとJohn Paternoによる共同プロデュース。メロディアスで重すぎず、聴きやすい仕上がりの1枚です。

ビリー・ギボンズ(ZZ TOP)が参加した武骨な②「Shake Our Way Out」、アイヴァン・ネヴィル&ルーシー・フォスターをfeatしている⑥「Dreaming Out Loud」、ビリー・ボブ・ソーントン参加⑧「The River Only Flows One Way」等聴きものですが、今日のこの1曲は9曲目「After The Storm」を。

オールマンとドアーズを合わせたようなナンバーでかっこいい!
爆音で聴いていたら店内の温度が上がりました! 森 陽馬



2023年6月20日(火) 鈴木マツヲ 「あてはないけど、とりあえず西に」

ONE HIT WONDER・・・一発屋
ヒット曲1曲のみで消えてしまったアーティストのことを指します。

鈴木慶一(moonriders)と松尾清憲によるスペシャル・ユニット、鈴木マツヲの1stアルバムが本日入荷しました。
タイトルは、『ONE HIT WONDER』です!

鈴木マツヲ(鈴木慶一+松尾清憲)『ONE HIT WONDER』
(国内CD 当店のみの先着特典:ジャケット・デザイン・マグネット付 COCB-54357 3,300円税込)

まさに、一発屋の名曲の魅力が集結したような、万華鏡のような10曲が収録されています。

ブライアン・ウィルソンの誕生日(2023年で81歳!)である今日のこの1曲は、ビーチ・ボーイズ/ブライアン作のエッセンスが散りばめられたようなラスト10曲目「あてはないけど、とりあえず西に」(鈴木慶一作)を。

ちなみに本作のサウンドは、ほぼ二人だけで全て演奏・録音したそうです。
さすが、職人! Hit Makers! 森 陽馬



2023年6月21日(水) PSYCHE 「Kuma」

“イタリアのクルアンビン”!?

Marcello Gianniniを中心としたイタリア発のバンド、PSYCHE(プシュケー)。
ワールド・ミュージック、CLUBサウンド、クルアンビンお好きな方にもオススメしたい2023年デビュー作です。

PSYCHE(プシュケー)『PSYCHE』
(輸入CD FOUR FLIES RECORDS FLIES59CD/輸入LP FLIES59)

現代アフロビート+クンビアに、サイケでファンキーなグルーヴをミックス。
妖しくもクールかつダンサブルなサウンドは、白昼夢を漂うような陶酔感で心と身体を揺らします。

今日のこの1曲は、1分50秒あたりからテンポアップする展開がかっこいい①「kuma」を。森 陽馬



2023年6月22日(木) 佐々木詩織 「Still I'm In Love With You」

女性ヴォーカリストをフィーチャーし、世界中で再評価著しい日本のシティ・ポップ名曲/人気曲をカヴァーする<ペーパームーン・プロジェクト>。

ヒット曲から近年人気のものまで80年代を中心にセレクト。
林有三、神谷樹による絶妙なアレンジが施された楽曲と、女性ヴォーカリスト8名の素敵なマッチングが楽しめるアルバムがリリースされました。

ペーパームーン・プロジェクト『シティポップ・アヴェニュー』
(国内CD 金澤寿和監修 解説・歌詞付 TECL-1005 3,300円税込)

佐々木詩織「シンプル・ラブ」(大橋純子)、ミズノマリ「SCOTCH AND RAIN」(南佳孝)、脇田もなり「フライディ・チャイナタウン」(泰葉)、ナツ・サマー「Goodbye Transfer」(濱田金吾)、児島未散「Candy」(具島直子)、比屋定篤子「夏のクラクション」(稲垣潤一)、今井優子「Dress Down」(秋元薫)、cherry(SPARKLING☆CHERRY)「Remember Summer Days」(杏里)ほか全10曲♪すべて新録です。

本日は佐々木詩織さんがしっとりと歌い上げる、角松敏生バラード名曲「Still I'm In Love With You」を今日の1曲に。
アレンジは本家バック・バンドでも活躍された林有三。
後藤秀人(キンモクセイ)によるギター・ソロも聴きものです。東尾沙紀



2023年6月23日(金) Jason Mraz 「I Feel Like Dancing」

ワンカットで撮影したというジェイソン・ムラーズ「I Feel Like Dancing」のミュージック・ビデオは、映画『ラ・ラ・ランド』冒頭の「Another Day Of Sun」をより親密にしたような感動があり、観ていて涙が出てきそうになりました。

ジェイソンと家族&仲間たちの多幸感溢れるダンス満載な楽しい映像だけでなく、ダンス=生きること、という彼の熱いメッセージが伝わってきたからでしょうか。

その「I Feel Like Dancing」を収録したジェイソン・ムラーズの2023年最新アルバムが本日発売されました。

ジェイソン・ムラーズ『Mystical Magical Rhythmical Radical Ride』
(国内CD ボーナス・トラック1曲追加 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18605 2,970円税込)

「ポップ・レコード、ダンス・ソングを作って」という母親からの助言が起因で制作された本作は、「I'm Yours」収録の名盤3rdアルバム『We Sing, We Dance, We Steal Things』(2008)を手掛けたMartin Terefeによるプロデュース。
ポップで、ダンサブルで、ハート・ウォーミングな1枚に仕上がっています。

今日のこの1曲は、ポジティヴな光を放つ「I Feel Like Dancing」を。

最後に、6曲目「Irony Of Loneliness」歌詞の一部を挙げておきましょう。
「いつか僕達は飛び立つと知りながら、僕達はどこへ行く?」
「どこに行くとしても、僕達は孤独に感じる必要はない。(中略) 僕も感じている。君を感じている」 森 陽馬



2023年6月24日(土) Eric Clapton 「I Shot The Sheriff」(LIVE)

1990年代のエリック・クラプトンといえば、「Tears In Heaven」(1992)。
そして、『アンプラグド』(1992)になるのでしょう。

不慮の事故で亡くなった息子コナーへ捧げた「Tears In Heaven」は、一般的にも広く知られるヒットとなって、普段は洋楽を聴かないような方も店頭で『アンプラグド』を手に取っていた記憶があります。

エリック・クラプトン『24ナイツ』のライヴはその直前。
1990年&91年に英国ロイヤル・アルバート・ホールで42回行われたコンサートから選ばれたライヴ盤です。

この度、1991年発表作『24ナイツ』を大幅に改編。
未発表音源を追加し、ロック編、ブルース編、オーケストラ編の3種に分けて2CD+DVDでリリースされました。

エリック・クラプトン『24ナイツ:ロック』
(国内2枚組CD+DVD 解説・歌詞・対訳付 WPZR-30952 6,380円税込)

今日のこの1曲は、ロック編のディスクから、溢れ出るようなギター・ソロが素晴らしい「I Shot The Sheriff」(ボブ・マーリィ名曲カヴァー)を。本作のこの曲はフィル・コリンズがドラムを叩いています。森 陽馬



2023年6月25日(日) スタンリー・クラーク/ジョージ・デューク 「スウィート・ベイビー」

70's、80'sはジャズ・フュージョン系のミュージシャンが、全米ポップ・チャートを賑わすことが多くありました。

デオダートやチャック・マンジョーネのように、インストゥルメンタル・ヒットもあれば、クルセイダーズやグローヴァー・ワシントンJrのように、ゲスト・ヴォーカルを招いてのヒットもあれば、ジョージ・ベンソンやラーセン・フェイトン・バンドのように、自分自身が歌ってヒットする、という色々なパターンがありましたね。

今日は3番目の自分自身が歌ってヒットしたパターンの曲を取り上げたいと思います。

ベーシストのスタンリー・クラークと、キーボーディストのジョージ・デュークが組んで、1981年に大ヒットした「スウィート・ベイビー」です。

ファルセット・ヴォーカル、そしてエレクトリック・シタールの響き。
スウィート・ソウル・テイストのバラード名曲だと思います。

曲を書いてリード・ヴォーカルを歌っているのは、ジョージ・デュークです。森 勉

★スタンリー・クラーク/ジョージ・デューク『クラーク/デューク・プロジェクト』
(国内CD 限定盤 SICJ-185 1,100円税込)



2023年6月26日(月) Dave Grusin 「Catavento」

昨日行われた宝塚記念は、大外一気の末脚でイクイノックスが勝利。強かったですね。

海外のG1レースを勝ち世界ランキングで1位、ファン投票でも1位を獲得したイクイノックスは、僕がダービーで応援していたスキルヴィング(レース後に急逝)と同じ木村哲也厩舎&ルメール騎手のコンビでした。
馬やレースは違えど、期するものがあったかもしれません。
とにかくも、無事にレースを終えたことがなによりでしたね。

ということで、今日は馬ジャケのアルバムを取り上げましょう。

デイヴ・グルーシン『One Of A Kind』
(国内CD 日本語解説付 UCCU-6290 1,650円税込)

ユニバーサル・ミュージックの
<ジャズ百貨店>シリーズFUSION編が先週リリース。
名盤30タイトルが日本語解説付で再発売されました。

クルセイダーズのライヴ名盤『スクラッチ』や、ニール・ラーセン『ハイ・ギア』など、国内では廃盤になっていた作品がきちんとした形で再発され、店頭に並べてオススメできることがうれしいですね。

本作『One Of A Kind』は名ピアニスト、デイヴ・グルーシンの1977年発表アルバム。
今日のこの1曲は、フェンダー・ローズが心地良く軽快に響く、ミルトン・ナシメントのカヴァー「Catavento」を。
美しいフルートの音色は、デイヴ・ヴァレンティンによる演奏です。森 陽馬



2023年6月27日(火) 和田加奈子 「Sunday Brunch」

山下達郎の2023年全国ツアーが、今週末6月30日(金)からスタート。
今回のツアーから、ギタリストが佐橋佳幸さんから鳥山雄司さんへ交代することが発表されています。
RCA/AIR時代のアナログ再発が好評の中、コンサートがどんな選曲で行われるのか楽しみですね。

さて、こちらも好評の、選曲・監修:クニモンド瀧口(流線形)による『City Music Tokyo』シリーズ。
ユニバーサル編“corner”が本日入荷しました。

V.A.『City Music Tokyo corner』
(国内CD クニモンド瀧口による楽曲解説付 UICZ-8216 2,750円)

シティ・ポップの隠れた名曲が新旧問わず全17曲収録されているコンピです。
ヒット曲や人気ナンバーを寄せ集めたものとは一味も二味も違う、こだわりのセレクト。
曲目をパッと見て知らなくても、シティ・ポップ・サウンドをお好きならば絶対に楽しめる1枚です。

今日のこの1曲は、鳥山雄司が作曲・編曲を手掛けている和田加奈子「Sunday Brunch」を。
1987年発表3rdアルバム『KANA』収録楽曲。
都会的なグルーヴ&キラキラしたアレンジに心が弾みます。森 陽馬



2023年6月28日(水) THE ACES 「Always Get This Way」

アメリカ・ユタ州出身、Crystal & Alisa Ramirez姉妹ら幼馴染で結成された4人組バンド、THE ACES。

三姉妹バンドHaimや、実際に影響を受けているというTHE1975などと比べられることもある彼女達。
インディーズ・バンドながら、ヴォーカルもサウンドも、もっともっと人気が出てもおかしくないくらいの存在感。
Keith Varon共作&共同プロデュースによる3作目がリリースされています。

THE ACES『I've Loved You For So Long』
(輸入CD RedBull Records RBR0958CD)

バンドの近影はクールでちょっとワルな佇まいですが、曲はとてもキャッチーなギター/シンセ・ポップ♪

特に80'sポップな雰囲気、Vo.クリスタルの滑らかな歌声とシンセの音が気持ち良い「Always Get This Way」がお気に入りで、激リピート中です。
Katie Hendersonのかっこいいギター・ソロにも注目の一曲!東尾沙紀



2023年6月29日(木) 大滝詠一 「暑さのせい」

夏といえば音頭!
ということで、
<ナイアガラ盆踊り>なるイベントが7月15、16、17日に決定しましたね。

野宮真貴さんがアンバサダー、金沢明子さんも7/16に出演、限定Tシャツも販売されるそうです。
浴衣を着て原宿にGO GO NIAGARA! 天気が良いといいですね。

さて、ポカリスエットの新CMで使用されている「暑さのせい」が、8cmシングルで8/30発売決定しました。

大滝詠一『暑さのせい EP』
(2023年8月30日発売 8cmシングル 完全限定盤 SRDL-4750 1,500円税込)

「暑さのせい」シングルヴァージョン2種(30秒&15秒)に、1972年1st『大瀧詠一』収録曲の別ヴァージョン、カリプソ風の「あつさのせい(もうメロメロ編)」が初お披露目。
更に「夏のリビエラ」等、夏をテーマにした大滝楽曲が全9曲収録。
超充実&完全限定の8cmシングル、予約受付中です。森 陽馬


★掲載ジャケットは、「暑さのせい」収録の大滝詠一『NOVELTY SONG BOOK/NIAGARA ONDO BOOK』。
(国内2枚組CD SRCL-12450 3,960円/国内LP SRJL-1150 4,290円)
CD盤にはディスク2に『NIAGARA ONDO BOOK』も付いてます。



2023年6月30日(金) Smokey Robinson 「GASMS」

今日は1年の折り返し地点。
2023年上半期、どんな半年でしたか?

僕は当店恒例<2023年ベスト>の5枚がすぐに埋まってしまうくらい、たくさんの良い音楽に出会えました。
下半期も音楽を楽しめるように健康でいたいですね。

さて、今日紹介するこのアルバムも、2023年ベストに挙げる人が多いかもしれません。

Smokey Robinson『GASMS』
(輸入CD TLR-A002CD)

今年83歳を迎えたスモーキー・ロビンソンの新作オリジナル・アルバムです。

シンプルながら温もり溢れるバック・サウンドに、彼のシルキー・ヴォイスが沁みる素晴らしい1枚。
スモーキーの歌声を昔から親しんで聴いていた方ならば、胸が熱くなること必至!

今日のこの1曲は、キーボード奏者デヴィッド・ガーフィールドとの共同プロデュースによる①「GASMS」。
愛の力と、優しい温もりに溢れたナンバーです。森 陽馬





これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■



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