トップページ


 今日のこの1曲コーナー

ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2026年9月18日(金) カーラ・ボノフ 「ルーズ・アゲイン」

カーラ・ボノフの名前を初めて知ったのは、リンダ・ロンシュタット1976年発表のアルバム『Hasten Down The Wind』(風にさらわれた恋)でした。

このアルバムにはカーラ・ボノフの作品が3曲収録されていて、どの曲もリンダの声質にあったイイ曲だな、と思っていました。

翌1977年、カーラ・ボノフのファースト・アルバムはコロンビア・レコードから発売され、シンガー・ソングライター・ファンからはあたたかい拍手で迎え入れられていました。

・カーラ・ボノフ『カーラ・ボノフ』
(国内CD 大江田信の解説付 SICP-5468 1,100円)

リンダのアルバムで取り上げられた3曲のセルフ・カヴァーを含めて全10曲。
どの曲も彼女の飾らないシンプルな歌声が魅力です。
個人的には、キャロル・キング同様、ヴォーカルにかわいらしさを感じています。

ラス・カンケル、リーランド・スクラー、ワディ・ワクテル等の腕利きミュージシャンが参加した曲もいいのですが、今日の1曲は、カーラのピアノ弾き語りで聴かせてくれる「Lose Again」(またひとりぼっち)を。森勉


2026年9月17日(木) Jack Wyllie 「Love Colour」

明け方近くなり、空が徐々に明るくなってきた頃に聴きたいインスト・アルバムです。

・JACK WYLLIE(ジャック・ワイリー)『Eternal Spring』
(国内CD PCD-25556 2,750円)

ジャック・ワイリーはPortico Quartet、Szun Waves等のグループで活動している英国出身サックス/フルート奏者。
UKジャズの気鋭マシュー・ハルソールが主宰しているGondwanaレーベルからソロ作を発表しました。

Gondwanaレーベルらしいスピリチュアルな美しさを持ったアンビエント・ジャズ&ポスト・クラシカルな作品。
ハニャ・ラニのピアノ、流麗なストリングス、エレクトロニカ、そして彼が奏でるサックス&フルートの音色。

夢の中を彷徨っている時に、遠くの空から聞こえてくる遠雷のような1枚。

今日のこの1曲は、朝焼けの瞬間を表したような「Love Colour」。森陽馬



2026年9月16日(水) Banda Mandacarinho convida Ivan Lins 「Lua Soberana」

イヴァン・リンスお好きな方にオススメの新譜この1枚!

・Banda Mandacarinho『Banda Mandacarinho convida Ivan Lins』
(国内CD MCBR-003 3,300円)

Banda Mandacarinho(バンダ・マンダカリーニョ)は2011年に結成されたブラジル音楽を奏でるビッグ・バンド。
八木美楠子(八木公生の娘)が中心となり、彼女がバンド・サウンド全体のアレンジを手掛けています。

通算3作目となる2026年発表の本作は、イヴァン・リンスが全面参加!
全曲イヴァン作で、彼がメイン・ヴォーカルも担当しています。

更に、リオで録音されたリズム・セクションは名ドラマーのテオ・リマ含めたイヴァンのバンド。
イヴァン・リンス名義ではないものの、彼の作品といっても過言ではないアルバムですね。

今日のこの1曲は、中秋の名月がもうすぐということで1曲目「Lua Soberana」(至高の月)を。
セルジオ・メンデスが『Brasileiro』(1992)で発表したイヴァン作で、2025年来日公演でも披露していました。森陽馬



2026年9月15日(火) サイモン&ガーファンクル 「The Boxer」

レディオヘッド、ブルーノ・マーズ、マルーン5、TOTO、リトル・フィート、スクイーズ、TOTO、etc...。
2027年の大物アーティスト来日公演が続々と発表されてきましたね。

2026年末も多数の公演がありますが、僕が注目しているのは
アート・ガーファンクルのコンサートです。
(2026年11/26京都、11/27三重、11/29群馬、12/1東京、12/4大阪)

アート・ガーファンクルが前回来日したのは2017年11月。
2017年11月18日今日のこの1曲参照)
今回は2026年11月で85歳を迎える彼の約9年ぶりとなる来日公演です。

アートは昔、日本各地をプライベートの一人旅で縦断したことがありました。
その経験もあってか、三重や群馬の会場でも公演を行うのが興味深いですね。
85歳になる彼の歌声を生で聴けることを楽しみにしています。

今日のこの1曲は、サイモン&ガーファンクルが1969年発表の名曲「ボクサー」を。森陽馬

★掲載ジャケットは、サイモン&ガーファンクルのベスト盤『サイモン&ガーファンクルのすべて』。
(国内CD MHCP-153 2,640円)


2026年9月14日(月) THE ALFEE 「Crossroad -愛の免許返納-」

映画『THE ALFEE 3000PREMIUM ~トラベリングバンドが刻んだ3000本の奇跡と軌跡』を、新宿バルト9で鑑賞。

2026年でデビュー52年を迎え、2026年4月17日東京ガーデンシアター公演をもって国内バンドとして史上初の通算ライヴ3,000本を達成したTHE ALFEEのドキュメンタリー映画です。

高見沢俊彦が自ら監修しており、ファンでない方や若い世代にも楽しめる映像作品でした。
デビューからライヴ3,000本達成までの軌跡を、貴重映像も含め丁寧に描いています。
(90年代~00年代は駆け足ですが、52年の歴史を約2時間に纏めているのでやむなしと思われ)

1986年8月東京埋立地に10万人を集めたTOKYO BAY AREAコンサート等の懐かしい映像から、ライヴ3,000本目の感動的な「Sweat & Tears」を大画面で観ることができてうれしかったです。

サイモン&ガーファンクル「ボクサー」、CSN「青い眼のジュディ」のカヴァーや、コンサートの舞台裏&終演後の楽屋風景、撮り下ろしのインタビュー等、コアファンにとっても見どころ多数。
アル中(・・・THE ALFEEの熱心なファンのこと)は最寄りの映画館をチェックしてみてくださいね。
(ちなみに、鑑賞料金は4,000円!) 森陽馬

★掲載ジャケットはTHE ALFEE現時点の最新シングル「Crossroad-愛の免許返納-」。
(国内CD TYCT-39356 1,320円)


2026年9月13日(日) Alabama Shakes 「I Feel Hope Coming」

歌声も見た目もパワフルなブリタニー・ハワード擁するアメリカのロック・バンド、アラバマ・シェイクス。

2018年にバンド活動を休止しましたが、2024年末イベントで久々に一緒に演奏したことをきっかけにメンバー3人で再始動!
ブリタニーのソロ作など個々の活動を挟み、2015年作『Sound&Color』以来となる3枚目の新作『I Must Be Dreaming』を発表しました。

Alabama Shakes『I Must Be Dreaming』
(輸入CD ISLAND 00881061002871)

「戦いに勝つということは血を流すことではなく、「ノー」という勇気を持つこと」(「Tea Time」)、「今週、一体どれだけの人が銃で撃たれた?」(「American Dream」)...今作の中には戦争、労働環境、政治、社会批判が直接的なテーマとして扱われています。

目を覆いたくなるこんな状況でも、声を上げ連帯しようする人々がいる...何かが変わっていく兆し、希望を感じると歌う「I Feel Hope Coming」。
ただ怒りにまかせ、がなるのでなく、柔らかな旋律と歌声で聴かせる印象的な曲です。東尾沙紀


2026年9月12日(土) Billy Strings 「Debra's Waltz」

現代ブルーグラス界で最も勢いのあるギタリスト&シンガーが、ビリー・ストリングスです。
アメリカ/ミシガン出身1992年生まれの彼が爪弾く超絶ギターは圧巻の一語。
2024年作『Highway Prayers』はグラミーを受賞し、ライヴ・パフォーマンスも評判になっています。
2025年1月31日今日のこの1曲でライヴ盤『Live Vol.1』を取り上げました)

その彼が2026年新作アルバム『So Much For Goodbyes』を発表しました。

・Billy Strings『So Much For Goodbyes』
(輸入CD Reprise/Warner 9362481806)

T・ボーン・バーネットのプロデュースによる全16曲入。
快活なブルーグラスを聴かせる内容、、、と思いきや、内省的でとても滋味深い作品でした。
2025年に母Debraが亡くなったそうで、本作は彼女へ捧げられています。

今日のこの1曲は本作のラスト16曲目に収録されている「Debra's Waltz」を。
早弾きだけではない、彼のギターの魅力が凝縮されたインスト・ナンバー。
美しく切ないメロディーとギターの響きが胸に沁みます。森陽馬


2026年9月11日(金) The Jayhawks 「Hands Upon The Wheel」

アメリカン・ロック新譜アルバム、大推薦の1枚!

・The Jayhawks『Sanctuary Park』
(輸入CD Thirty Tigers 32884CD/輸入LPもあり)

ずっと大好きなアメリカン・ロック・バンド、ジェイホークスは2026年でデビュー40周年を迎えました。
本作は2020年発表作『XOXO』(
2021年1月17日今日のこの1曲で紹介)以来約6年ぶりの新作です。

この約6年間に、ゲイリー・ルーリスはソロ作『Jump For Joy』(2021)、『Dark Country』(2025)(
2025年3月6日今日のこの1曲で紹介)の2枚を発表しました。どちらも彼の素晴らしいソングライティングが活かされた内容でしたが、ジェイホークスとしての作品の方が、バンド・サウンド&コーラス・ハーモニーの一体感をより感じられますね。

プロデュースは『Smile』(2000)も手掛けていたBob Ezrinが約26年ぶりに携わりました。
彼の故郷であるカナダ/トロントにあるCanterbury Music Companyでのレコーディング。
アメリカ社会の現状を反映した楽曲もあり、イーグルス、CSN&Y等から受け継ぐ70'sロックの精神も伝わる1枚。
40周年のメモリアルに相応しい傑作アルバムに仕上がっています。

今日のこの1曲は、ジェイホークス節炸裂の4曲目「Hands Upon The Wheel」を。
出だしのアカペラ・ハーモニーにグッときます。森陽馬


2026年9月10日(木) 細野晴臣 「Sincerely」

<人間国宝>候補、とボクが勝手に思っている細野晴臣の新作が本日入荷しました。

・細野晴臣『YOURS SINCERELY』
(完全生産限定盤CD フォトブック+ステッカー他封入 XSCL-142 9,900円)
(初回生産限定盤CD ハンカチ付 XSCL-144 6,050円)
(初回仕様CD XSCL-146 3,850円)
(完全生産限定盤LP ポストカード+お手紙+鉛筆+マグネット他封入 XSJL-10 14,300円)
(完全生産限定盤LP XSCL-12 4,400円)
(完全生産限定盤カセット XSTL-1 3,300円)

今回はソニー・ミュージックから全世界へ向けてのリリース。
アメリカでのコンサートも予定されています。
9月16日ニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホール。
9月20日L.A.グリーク・シアター。(1979年にYMOとしても公演をした場所。)
行ってみた~い!

さて、今回の新作、細野自身のヴォーカルは少ないものの、近年の<サウンズ・オブ・細野ワールド>に浸れる1枚になっています。

今日の1曲は、8曲目に入っているリストの「愛の夢」を細野晴臣のギターとハミングで表現した「Humming "Dream of Love"」も考えましたが、ストレートに2曲目の「Sincerely」を選びました。

細野自身が書いた日本語詞で歌われています。
1955年に発表されたドゥワップ・グループ、ムーングロウズがオリジナルで、白人音楽ファン向けに、マクガイア・シスターズがカヴァーしたものが大ヒットしました。
ちなみにボクは、フォー・シーズンズでこの曲を知りました。

『YOURS SINCERELY』-録音されている一音一音を噛み締めながら、静かな場所で聴きたいアルバムです。森勉


2026年9月9日(水) Diskoria 「Prahara Api Asmara」(燃え上がる恋の嵐)

サイケデリックなアートワークが目を引く、新世代インドネシア・ポップの名作♪

ジャカルタを拠点とするDJ/音楽ユニット、DISKORIA(ディスコリア)が活動10周年を記念し、2025年に配信(同年にレコード、カセットでも)リリースされた1stアルバムがCD化されました。

ディスコリア『イントゥネシア』
(国内仕様CD 解説付 折込ポスター&ステッカー封入 UNCD-122 2,530円)

1970年代以降のインドネシアで生まれた都会的なポップス<ポップ・クレアティフ>(日本のシティ・ポップのようなジャンルのこと)の魅力を再発見・再構築し、現代に発信してきた彼ら。

現地で活躍する女性シンガー/俳優/ミュージシャンらが集った初のフル・アルバム『イントゥネシア』は、色彩豊かで洗練されたサウンドとキャッチーなメロディが満載で気持ち良く聴ける一枚です。

本日は、日本でもソロ・アルバム『旅する風(Rajakelana)』が話題となったモンド・ガスカロが作曲・編曲・プロデュースを手掛け、キーボード/コーラスでも参加した「Prahara Api Asmara」(燃え上がる恋の嵐)を今日の1曲に。

女優Chelsea Islanをヴォーカルに迎えた爽やかなポップ・ナンバー。管弦の軽快なアレンジは流石のひと言です。東尾沙紀


2026年9月8日(火) Tiny Habits 「Love Ruins Everything」

2026年ベスト・アルバム候補の傑作が出ました!

Tiny Habits『Keepers』
(輸入CD Mom and Pop 810090099873/輸入LP 限定Sky Blue Vinyl 810090099880)

Tiny Habitsは、ボストンのバークレー音楽大学で出会った3人によるポップ・ユニット。
メンバーの3人(Cinya Karn、Maya Rae、Judah Mayowa)各々が曲を書いて歌います。
2025年にはジェイムス・テイラーやサラ・マクラクランのコンサートで前座を務めていました。

本作『Keepers』は先日発売された2ndオリジナル・アルバムで、これが素晴らしい1枚!

心がキュンとくるような温もりあるポップなメロディー、オーガニックな演奏、見事なハーモニー。
レイク・ストリート・ダイヴ、ジェイソン・ムラーズお好きな方に大推薦したいアルバムです。

今日のこの1曲は、心弾むキラー・ポップ・チューンの①「Love Ruins Everything」! 森陽馬


2026年9月7日(月) コーノ・イ・ロス・チコス・デ・クーバ 「ダウン・タウン」

7インチ・アナログ盤で発売された「プラスティック・ラヴ」のラテン・アレンジ(2026年1月26日今日のこの1曲で紹介)が大評判だったコーノ・イ・ロス・チコス・デ・クーバの新曲が発売されました。

今回のカヴァーはシュガー・ベイブの「ダウン・タウン」!

コーノ・イ・ロス・チコス・デ・クーバは、日本人パーカッション奏者の河野治彦が中心となって、キューバの首都ハバナで結成されたラテン・ジャズ・グループです。

Kono Y Los Chicos De Cuba『Down Town』
(国内7インチ・アナログ・レコード AIYOU-0009 2,530円)

A面が日本語ヴァージョン、B面がスペイン語ヴァージョンです。
女性シンガーmizqui(ミズキ)のヴォーカルと、バンドのラテン・グルーヴの一体感が心地良いノリを届けてくれます。

2026年9月6日のサンデー・ソングブックでは、スペイン語ヴァージョンがオンエアーされましたね。森勉


2026年9月6日(日) 浮 「おなじみの短い手紙」

映画『平行と垂直』を、2026年10月25日で閉館してしまうシネスイッチ銀座にて鑑賞。


自閉スペクトラム症の兄と、恋人との結婚を控える妹を描いた人間ドラマ。
兄・大貴役の安田章大さんと、妹・希役のんさんが、内に秘めた想いを丁寧に演じていましたね。
小林聖太郎監督による演出も細かい配慮が感じられて、とても良い映画でした。

その映画の最後にかかる歌が、浮「話そう」です。

浮(ぶい)は女性シンガーの米山ミサさんによるソロ・ユニット。
2026年5月に発表したアルバム『私』(
2026年5月14日今日のこの1曲で紹介)も心に響く傑作でした。

『平行と垂直』の主題歌「話そう」は、浮による書き下ろし楽曲で、安田章大さんもコーラスで参加しています。
現在配信のみですが、彼女が広く認知された歌として、いつかフィジカルも発売されるといいですね。

今日のこの1曲は、浮が2025年に発表したライヴ盤『草蔭』から、高田渡のカヴァー「おなじみの短い手紙」。

・浮『草陰』(国内LP SIBASI-3 6,000円)
京都のカルチャー・スペース<しばし>で録音された本作がアナログ・レコードで先日発売されました。
静かな1枚ですが、寺尾紗穂さんをリスペクトしている彼女の歌声からは深遠な波動が伝わってきます。森陽馬


2026年9月5日(土) デルフォニックス 「ホエン・ユー・ゲット・ライト・ダウン・トゥ・イット」

9月になりました。
暦の上では秋ということで、今日はスウィート・ソウルを。

・デルフォニックス『デルフォニックス』
(国内CD 日本語解説付 SICP-6684 1,430円)

1968年の大ヒット「ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラヴ・ユー」収録のファースト・アルバムもCD化されていますが、今日はこちらを。

1970年発表のサード・アルバムです。
例によって、トム・ベルのアレンジが気持ちいい1枚です。

このアルバムには、「ファニー・フィーリング」、「オーヴァー&オーヴァー」、「ホエン・ユー・ゲット・ライト・ダウン・トゥ・イット」、そしてベスト10ヒットになった「ディドゥント・アイ」のシングル・ヒット4曲が収録されています。

今日の1曲は、バリー・マン作品の「ホエン・ユー・ゲット・ライト・ダウン・トゥ・イット」にしました。

フィラデルフィアのセッション・ドラマー、アール・ヤングの絶妙なプレイを楽しめるアルバムでもあります。森勉


2026年9月4日(金) Tangarine 「Sunday Morning Love」 feat.Alessi Brothers

ただ並んでいるだけで画になる2人。

1983年オランダ生まれ、アーノウト&サンダー・ブリンクス兄弟(一卵性双生児)によるユニット、タンジェリン。

70年代ウエスト・コースト・ロック、AORファンの間でも評判となり、当店でもロングセラーとなった前作『ブランク・カセット』(本国では2023年発表)以来となる新作がリリースされました。

タンジェリン『ファミリー・トラディション』
(国内CD 解説・歌詞付 ボーナス・トラック1曲追加 PCD-26162 2,860円)

叙情的なメロディ、心安らぐハーモニーはそのままに、アレンジは華やかで洗練され、楽曲全体はメロウな雰囲気に仕上がっています。

タイトルからも感じ取れる通り、家族、愛、次世代へと継いでいきたい想い等が楽曲のテーマとなっています。
亡き兄弟のことを歌った「Every Rainbow」では、サイモン&ガーファンクルのような素朴な歌と演奏を聴かせてくれます。

''家族''にちなんだゲストにも注目です。
キップ・レノンを中心としたアメリカのファミリー・バンド、ヴェニスが参加した「By Your Side」、
同郷ベニー・シングスとの共作曲「Sunday Morning Love」では、アレッシーがヴォーカルで参加し、新旧双子デュオ2組でのコラボレーションが実現♪

「Sunday~」はベニー・シングスのカラーが色濃い軽やかなサウンドで、4人の歌声がとても心地良い爽やかなナンバーです。東尾沙紀


2026年9月3日(木) Keith Urban 「Baby Come Back」

キース・アーバンは、カントリー・シンガーというイメージが強いのですが、その彼の新作は、ヨット・ロック(AOR)をテーマにしたアルバムでした。

・Keith Urban『Flow State』
(輸入CD MCA 199957832410)

これが、すごくイイ!
AOR/ポップ・ヴォーカル好きの方にオススメしたい1枚です。

スティーヴン・ビショップ「On And On」、シールズ&クロフツ「Summer Breeze」、ロビー・デュプリー「Steal Away」、ジノ・ヴァネリ「I Just Wanna Stop」、若年層にも近年大人気のグローバー・ワシントンJr「Just The Two Of Us」等を、オリジナルに忠実なアレンジでカヴァーしています。

更に、ブレッド「Guitar Man」のカヴァーにジョン・メイヤーが参加!
オリジナル曲「We Go Back」にはマイケル・マクドナルドもゲスト・ヴォーカルで加わっています。
ダン・ハフが共同プロデュースしていて、AORファンならば間違いなしのサウンド・アレンジです。

今日のこの1曲は、プレイヤー「Baby Come Back」のカヴァーを。
哀愁あるイントロ、そしてサビにおける泣きのメロディー。やっぱり名曲ですね。森陽馬


2026年9月2日(水) サカナクション 「怪獣」(Cornelius Remix)

サカナクションの山口一郎は、2022年7月に心身の体調不良で活動を休止しました。
その後、自らの鬱病を告白。長期療養を経て2025年2月20日に配信シングルを発表します。

再始動の足掛かりとなったその歌が「怪獣」でした。

「怪獣みたいに遠く遠く叫んでも また消えてしまうんだ」(「怪獣」歌詞より)

この「怪獣」は、鬱病の最中、孤独と戦い続けていた内なる自分自身なのでしょう。
生きているという実感、そのために叫ぶ。でも「消える」、そして「忘れる」。

でも、この歌のラストにはこう歌われます。
「この未来は好都合に光ってる。だから進むんだ。今何光年も遠く遠く遠く叫んで、また怪獣になるんだ。」

サカナクション「怪獣」は、ストリーミング累積再生回数2億回を突破。
そして、MUSIC AWARDS JAPAN 2026にて最優秀楽曲賞を受賞しました。

山口一郎という人間の人生・生き方が表現され、未来への光が歌に込められたからこそ、聴き手の共感を得て評価された「怪獣」が、遂にCDで本日発売されました。
配信では未発表だった「怪獣」(Cornelius Remix)、「いらない」(石野卓球 Remix)、川床明日香が歌う「いらない」(Piano Ver)も追加収録されています。森陽馬

・サカナクション『怪獣/いらない』
(国内CD 完全限定盤 5曲収録 VICL-37838 2,500円)


2026年9月1日(火) 山下達郎 「GROOVIN'」(古希記念ライヴ・ヴァージョン)

2026年10月14日発売になる山下達郎『JOY2』のジャケットが本日公開されました。

『JOY』(1989)、『ARTISAN』(1991)のジャケットを手掛けたL.A.在住アーティスト、Andre Miripolsky(アンドレ・ミリポルスキー)による描き下ろしアートワーク。ポップかつカラフルでいいですね。

シアター・ライヴも延長上映中で、『JOY2』の期待も高まってきました。
(今秋のコンサート・チケットが当たらず歯痒い思いですが、、、)
注目トラックを一足早くピックアップしちゃいましょう!

ディスク2の4曲目に収録予定の「GROOVIN'」(2023年11月6日沖縄市民会館)。
コレはとても楽しみですね。

「サンソンのエンディングでもお馴染み、ヤング・ラスカルズのカヴァーでしょ?」
その通りだけれど、いやいや!この2023年に披露された<70歳古希記念ライヴ・ヴァージョン>は必聴です!

オリジナルや『ARTISAN』ヴァージョンとは全く違い、テンポアップしたグルーヴィーなアレンジ!
そのファンキーな曲中に、バンドアンサンブルで70回連発カウントする演奏箇所があるのです。
言葉ではうまく説明できないので、『JOY2』を購入&聴いて確認してくださいね。

ちなみに、このライヴ・アレンジの「GROOVIN'」は、2013年に還暦ヴァージョンもありました。
喜寿、傘寿ヴァージョンもいつか聴けることを願って、まずは『JOY2』を心待ちにしたいと思います。森陽馬

・山下達郎『JOY2』
(国内CD4枚組 初回限定盤 WPCL-13825 6,900円)


2026年8月31日(月) スターダスト☆レビュー 「路傍の歌」

映画『ゴースト・オブ・ウエノ』を渋谷ユーロスペースにて鑑賞。

東京の上野公園周辺を舞台にした路上生活者/失踪者にまつわる物語。
名作映画『スモーク』(1995)を手掛けたウェイン・ワンが共同脚本で参加しています。
主演の竹中直人、門脇麦の演技は素晴らしかったですね。

ただ、終わり方がやや消化不良でした。
撮影カメラの反射が映り込む場面があるのも気になりました。
作品が提示している問題点は伝わってきただけに、もう一押しあれば、、、と僕は感じましたね。

なお、映画のエンドロールには、スターダスト☆レビュー「路傍の歌」が流れます。
ワン・チイ監督が、スタレビのライヴへ直接足を運び、この歌の使用をオファーしたそう。

「路傍の歌」は、スターダスト☆レビューの2018年発表傑作アルバム『還暦少年』に収録されている名曲。
(国内CD COCP-40399 3,157円)
映画の雰囲気&テーマとピッタリ合っていました。森陽馬


2026年8月30日(日) キャロル・キング 「ナイチンゲール」

キャロル・キングの半生を描いたミュージカル『ビューティフル』が、日本人キャストによって帝国劇場で上演されたのは、2017年夏のことでした。

大好きなキャロル・キングの物語なので、3回観劇しました。
キャロル・キング役は平原綾香と水樹奈々のダブル・キャストで、二人とも素晴らしい歌と演技を披露してくれました。
また、他のキャストやミュージシャンも自分が想像していた以上のパフォーマンスで大満足の舞台でした。
特にバリー・マンとシンシア・ワイルを演じた中川晃教とソニンの存在感、グッときました。

そのミュージカルが日本上陸少し前に編集されたキャロル・キングのオード・レーベル時代のベスト盤から、今日の1曲を選んでみようと思います。

・キャロル・キング『ビューティフル・コレクション ~ベスト・オブ・キャロル・キング』
(国内CD 天辰保文氏による解説・歌詞・対訳付 SICP-30888 1,980円)

海外編集の15曲に、日本盤のみ5曲のボーナス・トラック(なかなかいい選曲です)の全20曲を収録。

今日の1曲は、ミュージカルの中には出てこない曲ですが、1974年発表のアルバム『Wrap Around Joy』に入っていて、翌年シングル・カットされ全米9位の大ヒットとなった「ナイチンゲール」を。
キャロル・キングならではのメロディーラインを持った軽快なナンバーです。森勉


2026年8月29日(土) Duane Betts 「Winners Of War」

ディッキー・ベッツの息子であり、オールマン・ベッツ・バンドのギタリストであるデュアン・ベッツが、2023年作『Wild & Precious Life』(2024年3月23日今日のこの1曲で紹介)以来となるソロ2作目『Isle Of Hope』を発表しました。

・Duane Betts『Isle Of Hope』
(輸入CD Sun Records SNEO81782)

多くの傑作を手掛けているデイヴ・コブがプロデュースを担当。
前作はオールマン・ブラザーズ・バンドを意識した要素が濃い内容でしたが、『Isle Of Hope』(希望の島)とのタイトルを冠した今作はルーツ色が増し、シンガー・ソングライター/スワンプ・ロック的な味わい深い仕上がりです。
名前は”デュアン”ながら、グレッグ・オールマンのソロを彷彿とさせる1枚。

今日のこの1曲は、「戦争の勝者たちは、自分たちが何のために死んでいくのかを知らない」と歌う「Winners Of War」。

サザン・ロックの魂を引き継ぎながら、新たな時代のアメリカ社会を見つめ直すデュアンの想いが伝わってきます。森陽馬


2026年8月28日(金) ダイナソーJr. 「no friends」

フジロックフェス2005(リンク先は僕の駄文レポート)での再結成ライヴから早21年。
ダイナソーJr.の2026年新作アルバム『there near』が本日発売になりました。

・ダイナソーJr.『there near』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック2曲追加 JAG480JCD 2,860円)

J・マスシス節全開のギター&哀愁のメロディーが炸裂!
ダイナソー・ファンならば胸が熱くなること間違いなしの傑作です。

1985年発表1st録音の際、エンジニアのクリス・ディクソンが使っていた70年代製Mesa Boogie MK1のアンプを、J・マスシスが最近入手し今回使用しているとのこと。原点回帰したギターを轟かせています。

今日のこの1曲は、2曲目「no friends」。
心奥に秘められた切なさや哀しさが、爆音に覆われながら突き抜ける痛快なナンバー!
ダイナソーの曲は熱狂的なのに、聴いていると涙が出そうになるのは何故なのだろう? 森陽馬


2026年8月27日(木) 東京ローカル・ホンク 「お手紙」

2026年9月末に閉店する横浜サムズアップで行われた、東京ローカル・ホンクのライヴを見てきました。

サムズアップは、エリック・カズや細野晴臣さんの公演等も拝見した思い入れのあるライヴ・ハウスです。
そこでのラストとなるホンクの今日のライヴは、とても感慨深い一夜となりました。

2025年発表作『夜明け前』の楽曲、2026年に入ってからライヴで披露している新曲「すてきなおさるさん」、「球体の上」含め、3人ホンクの演奏と歌にはいつも以上に気合が感じられましたね。

そして、アンコールに驚きの展開が!
2020年以降、ホンクの活動には参加していなかったギターの井上文貴さんが急遽登場!
「お手紙」(この日2回目)、「おいのりのうた」、「くるまのうた」で、4人ホンクが一時的に復活しました!

満員の観客、そしてステージ上のメンバーも感極まっていましたね。
生ではもう2度と聴くことができないと思っていた、井上さんが弾くイントロ&ギターソロ付の「お手紙」。
メンバー4人の演奏とハーモニーが重なった瞬間の感動は言葉になりません。

ホンクを好きでよかった!
そして、サムズアップ、ありがとう! 森陽馬

★掲載ジャケットは、東京ローカル・ホンク「お手紙」収録の2005年発表作『東京ローカル・ホンク』。
(アナログLP2枚組 TBV-67 6,600円)


2026年8月26日(水) Julia Cumming 「Sounds Of A Secret」

70年代の風ふんわり薫る、メロディアスな女性シンガー/ポップ・アルバム♪

・Julia Cumming『Julia』
(輸入CD PTSN3059-2)

ジュリア・カミングは、ニューヨーク出身の3人組ロック・バンドSunflower Beanのベース/リード・ヴォーカルとしても活動している、1996年生まれの女性シンガーです。

10代の頃からアメリカのインディー・シーンで活躍する彼女が、どんな流行にも枠にもとらわれず自分が歌いたいものを...と制作した初ソロ作『Julia』は、メロディ際立つ正統派ポップ・アルバム。

自身が影響を受けた60~70年代ポップスの要素が、メロディやアレンジ、演奏のあちらこちらに感じられて、1枚通して気持ち良く聴ける作品だと思います。少し鼻にかかった伸びやかな歌声もまた魅力的。
(インタビューによると意外(?)にも彼女のヒーローはブライアン・ウィルソンなのだとか!)

心を隠そうとする相手にあなたの居場所はここにあるから...と歌われる「Sounds Of A Secret」は、70年代女性シンガーの雰囲気漂う美しく切ないバラード。
この曲をはじめ、今作でピアノ、キーボードを担当しているのはロジャー・ジョセフ・マニングJr.(ex.ジェリーフィッシュ)。
彼のセッション仕事としても注目したい1枚です。東尾沙紀


2026年8月25日(火) 難波弘之 「夏への扉」

祝!難波弘之さん、音楽活動50周年!

1976年に金子マリ&バックス・バニーのメンバーとしてデビューした名鍵盤奏者、難波弘之さん。
鍵盤生活50周年を記念したベスト的編集盤が2種類発売になりました。

・難波弘之『夏への扉 ~難波弘之アンソロジー』
(国内CD セルフライナーノーツ掲載 2026年リマスター KICS-4266 3,300円)

・難波弘之『シルバーグレイの街 ~難波弘之アンソロジー』
(国内CD セルフライナーノーツ掲載 2026年リマスター MHCL-31282 3,300円)

ポップス、プログレッシヴ・ロック、ジャズ/フュージョン、歌もの、インスト、etc...。
ジャンルは様々ながら、難波さんの優しいお人柄がその音楽から伝わってきます。

今日のこの1曲は、1979年に発表した初ソロ作に収録されている名曲「夏への扉」。
山下達郎『RIDE ON TIME』(1980)に収録のヴァージョンが有名ですが、難波さんの方がオリジナルです。

好きな海外のSF作品と作者へ音楽の捧げ物をする、というコンセプトで制作された『Sense Of Wonder』。
そのB面1曲目に収録されていたのが、山下達郎作曲、吉田美奈子作詞による「夏への扉」でした。

ロバート・A・ハインラインによる1956年発表SF小説『夏への扉』を、吉田美奈子さんに読んでいただき歌詞を書き下ろしてもらったそうで、小説に出てくる猫(ピート)も歌詞に出てきますね。その歌詞部分で猫の鳴き声が入っているのもお聞き逃しなく。森陽馬


2026年8月24日(月) MIKE D'ABO 「Broken Rainbows」

84才の亀渕昭信さんに負けじと、2026年で82才を迎えたマイク・ダボも元気いっぱい!
ソロ・アルバム『The Journey... So Far』を発表しました。

・MIKE D'ABO『The Journey... So Far』
(国内仕様CD CDSOL-72789 3,630円)

マイク・ダボは、1960年代イギリスで活躍したマンフレッド・マンの2代目ヴォーカリスト&ピアニスト。
「The Mighty Quinn」(ボブ・ディラン作)等を歌い1966~69年に在籍。バンドの黄金期を支えました。
英国のポップ職人として、ソロ&ソングライターとしても永く活動を続けています。

その彼の2026年最新作は、過去の楽曲を再録音したナンバー&新曲で構成された全16曲入。
これが味わい深くてとてもいいですね。

タイトな演奏&バック・コーラスも見事に配置されていて、バックのサウンドが素晴らしい!
シンガー・ソングライター好きの方にもオススメしたい1枚。

今日のこの1曲は、1974年発表曲「Broken Rainbows」の新録セルフ・リメイクを。
マイク・ダボのややハスキーながらソウルフルな歌声が沁みます。

なお、CDのレーベル面には、IMMEDIATEの大きなロゴ文字が!
更にジャケットの写真は1966年当時のマイク・ダボですが、裏ジャケットには60年後の2026年にほぼ同じポーズで撮影(車種は違うけれど)された、現在のマイク・ダボの写真が使われています。森陽馬


2026年8月23日(日) ニール・セダカ 「The Diary」(恋の日記)

亀渕昭信さんによる書籍『アメリカン・ポップス大全 ドーナッツ盤に恋をして』が発売されました。

・『アメリカン・ポップス大全 ドーナッツ盤に恋をして』
(著者:亀渕昭信 白水社 336ページ 2,640円)

2026年で84才を迎えた亀渕昭信さんによる入魂の書き下ろし本です。

帯には<佐野元春推薦>の文字あり!
大瀧詠一さんと2011年に行った濃い内容の対談や、牧村憲一氏の解説も掲載されています。

アメリカン・ポップスの歴史から2026年最新の音楽事情まで、音楽愛に溢れた1冊。
亀渕さんのラジオでの語り口と同じように、文章も読みやすいですね。

約30ある章の中には、2026年2月に逝去したニール・セダカへの追悼も記されています。
アメリカン・ポップス好きの方はもちろん、亀渕さんのことをご存じの方は是非手に取ってくださいね。森陽馬

★掲載ジャケットは、ニール・セダカのベスト盤。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-4481 1,430円)


2026年8月22日(土) ALLEN TOUSSAINT 「What Do You Want The Girl To Do」

ニューオリンズの音楽に興味を持ち始めたのは、レコード店に初めて勤めた1974年頃でした。

ドクター・ジョンの『ガンボ』を聴き、その後、大滝詠一の伝説のラジオ番組で、ヒューイ・ピアノ・スミスやプロフェッサー・ロングヘア、ミーターズなどを教えてもらい、アラン・トゥーサンという作曲家がいることを知りました。

ALLEN TOUSSAINT
最初、なんて発音していいのかわかりませんでしたね。

・アラン・トゥーサン『サザン・ナイツ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-16377 1,257円)

ワーナーの名盤探検隊シリーズで出たCDが廃盤にならずに入手可能です。

作詞・作曲・プロデュース・アレンジ・ピアニスト・シンガーと、マルチな活躍のアラン・トゥーサンですが、僕がポップスを聴き始めた頃にこの人が作った曲を何気なく好んで聴いていました。

1964年全米で大ヒットしたトランペッター、アル・ハートの「ジャワの夜は更けて」(Java)という曲が結構好きでした。
その頃はアラン・トゥーサンの名を全く意識していませんでした。
1966~67年にヒットしたアーロン・ネヴィルの「テル・イット・ライク・イット・イズ」(アランの作品でしたが名義はナオミ・ネヴィル)も大好きな1曲でした。
中学生・高校生の時に聴いた曲の中に、アラン・トゥーサンが潜んでいたんですね。

ということで、今日は『サザン・ナイツ』のアルバムから、「あの子に何をして欲しいの」(What Do You Want The Girl To Do)。
ボズ・スキャッグスもアルバム『シルク・ディグリーズ』の中でカヴァーしている曲です。
ちなみに、そちらの方の邦題は「あの娘に何をさせたいんだ」です。森勉


2026年8月21日(金) ウワノソラ 「Ema」

2026年8月21日、渋谷・PLEASURE PLEASUREで行なわれた、ウワノソラのライヴを見てきました。

2019年8月3日、青山・月見ル君想フでの結成7周年、初のワンマンライヴ以来約7年ぶり!
満員の観客を前に、スタジオ音源とは違ったグルーヴと緊張感が伝わってくる貴重なコンサートでした。

バンド・メンバーは総勢11名!
ウワノソラの2人(いえもとめぐみ、角谷博栄)に加え、越智祐介(Dr)、仲郷流(B)、難波大介(G)、杉山悟史(key)、宮脇翔平(key)、杉野幹起(sax)、玉田和平(per)、深町仰(Cho)、やおいまりな(cho)。素晴らしい演奏でしたね。

角谷博栄さんは拳を振り上げるような感情を表に出すタイプではありませんが、静かな炎を内に秘めながらこのライヴに臨んでいることが伝わってきました。
特に、アンコール1曲目に角谷さん自身が声を絞り出すようにして歌った「Autumn Ballad」は、後半のギター・ソロ含め、胸に迫るものがありました。

今日のこの1曲は、その次(アンコール2曲目)に披露された「Ema」を。
8月10日発売新作『Ema』のタイトル曲は、現時点でのウワノソラの最高傑作と言えるでしょう。

最高傑作をこれからも更新し続けて、ウワノソラ"にまたいつか逢えることを楽しみにしたいと思います。森陽馬

★掲載ジャケットは、ウワノソラ『Ema』(国内CD UWAN-010 2,640円)



2026年8月20日(木) Bangs & Talbot 「Chilli Tamales」

イギリスの鍵盤奏者ミック・タルボットの50年近いキャリアで、代表的なのはスタイル・カウンシルでの活動だと思いますが、マートン・パーカス、タルボット/ホワイト、ザ・プレイヤーズ、ストーン・ファウンデーション、デキシーズ(・ミッドナイト・ランナーズ)、マザー・アース等々、サポートを含め様々なユニットでも活躍しています。

近年ではこのバングス&タルボット。
''アシッド・ジャズのゴッドファーザー''と呼ばれるクリス・バングスとのインストを中心としたユニットです。
2022年発表の1作目『Back To Business』から約3年半ぶり、2作目となる最新作『Smokin' Aces』を発表しています。

Bangs & Talbot『Smokin' Aces』
(輸入CD ACID JAZZ AJXCD885)

ハモンド・オルガン、ピアノ、ローズにウーリッツァー...鍵盤を主体とした身も心も躍るクラブ・ジャズ・サウンド♪

ファンク・インスト人気曲「K-JEE」(ナイト・ライターズ)、女性Vo,アナスタシアをフィーチャーした「T.L.C. Tender Lovin' Care」(オリジナルはP.J.というアーティスト/1972年Tamla)、ディジー・ガレスピー作ラテン・ジャズ・ナンバー「Soul Sauce」などツウなカヴァーも取り上げられています。

本日はメキシコの郷土料理名を冠したインスト曲「Chilli Tamales」を今日の1曲に。
<
60年代のラムゼイ・ルイス・トリオがピアノではなく、ハモンドを弾いていたら?>
そんなことを妄想させるタルボットのクールなプレイをご堪能あれ。東尾沙紀


2026年8月19日(水) 和久井沙良 「Chord」

ぷにぷに電機の2025年発表2ndアルバム『株』に、「海を」という曲が収録されています。
2026年1月18日今日のこの1曲で紹介)
ダンサブルで都会的な楽曲が並ぶ中、「海を」は叙情感あるピアノの旋律が印象的なナンバーでした。

その「海を」を編曲していたのが和久井沙良さん。
1998年生まれ栃木県足利出身の女性ピアニストで、Adoのバックを務めるなど活躍中です。

その彼女のソロ・アルバム『Nothing But Living』が本日発売になりました。

・和久井沙良『Nothing But Living』
(国内CD APLS2607 3,300円)

今までの作品と違い、本作ではほぼ全曲で和久井沙良自身が歌っています。
藤井風のサポートでも知られる上原俊亮(Dr)、高橋佳輝(B)、イシイトモキ(G)がバック演奏で参加。
サウンド&アレンジと同様に、彼女の歌と歌詞はカラフルで、現代の空気を震わす波動が伝わってきます。

今日のこの1曲は、「狂ってる時にしか書けない歌がある」という歌い出しで始まる「Chord」。

「コードは変えるな そのままでいい 気分は変わるが この進行は今でも変わらずここにあるから 悲しいことばかりさ でもそれでいい それを愛せばいい」(「Chord」歌詞より)

今を"生きている"彼女の個性と眼差しが、聴く者の心を鋭く射貫きます。森陽馬


2026年8月18日(火) Nick Lowe 「I Knew The Bride (When She Used To Rock And Roll)」

2026年夏/お盆はいかがお過ごしでしたでしょうか?

僕は、書籍『ママがロックンロールしてたころ』(著:東山彰良)を読了しました。
(集英社 1,870円)

久保田ペイジと名付けられたギター少年が、バンド活動・日常生活を通じて成長し人生を歩んでいく物語。
序盤はノリが軽いなぁ、と感じましたが、進むにつれて楽しんで読むことができました。
ラストはちょっと切ない青春映画を観終わったような気持ちになりましたね。

登場人物の会話などに実在のアーティスト名や曲名がとにかくたくさん出てきます。
レッド・ツェッペリンはもちろん、ジミ・ヘンドリックス、マイケル・シェンカー、ドッケン、オジー・オズボーン等メタル系から、ビーチ・ボーイズ、ニック・ロウ、イギー・ポップ、キャット・スティーヴンス、ハリー・ベラフォンテ、ナット・キング・コール、ベッシー・スミスから岡村孝子(?)まで!
東山彰良さんの音楽体験(ギターも昔弾いていたそう)が小説に反映されていて面白いです。

ちなみに、タイトルの『ママがロックンロールしてたころ』は、ニック・ロウの1985年発表作『The Rose Of England』(掲載ジャケット)に収録されている楽曲「I Knew The Bride (When She Used To Rock And Roll)」が元となって付けられたそうです。森陽馬


2026年8月17日(月) Phoebe Bridgers 「Lost Boys」

<夜の闇を振り返らずに揺れながら疾走していく。>

フィービー・ブリジャーズ『Lost Weekend』は、そんなイメージを抱かせる1枚でした。

・Phoebe Bridgers『Lost Weekend』
(国内CD 日本語解説・歌詞・対訳付 DOC400JCD 3,080円)

フィービー・ブリジャーズは1994年生まれカリフォルニア州パサデナ出身の女性シンガー・ソングライター。
2017年に『Stranger In The Alps』でデビューし、ルーシー・ダッカス&ジュリアン・ベイカーと組んだグループ、ボーイジーニアスとして発表した『The Record』(
2024年2月4日今日のこの1曲紹介)は2023年度グラミー賞を受賞するなど、現代アメリカの音楽を牽引しているミュージシャンです。

彼女の2026年ソロ作『Lost Weekend』は、Dead Oceanレーベルからのリリース。
カントリー、ポップ等から離れ、レディオヘッド的な音世界を交えて、新たなステージを感じさせるアルバムです。

今日のこの1曲は、夢の中を彷徨いながら、現実を切り裂くキラーチューン「Lost Boys」! 森陽馬


2026年8月16日(日) ビートルズ 「ドライヴ・マイ・カー」

2026年、今年の10月は注目のミュージシャンの気になるアイテムが色々と発売になります。

まずは、山下達郎のライヴ・アルバム『JOY2』。
初回盤は4枚組CDで税込6,900円。
おなかいっぱいになりそうなヴォリュームですが、まだまだ足りないと思っているコアな達郎ファンも多いのかな?
とにかく10月14日の発売日が楽しみです。

10月2日には、エルヴィス・コステロの1977年発表デビュー・アルバム『マイ・エイム・イズ・トゥルー』の発売49周年記念エディションが出ます。
あの名盤を多角的に楽しめる5枚組CDで税込28,600円。
ワォー! 内容にも価格にもビックリです。

同じ10月2日にはビートルズの『ラバー・ソウル』が遂に新スペシャル・エディションで発売です。
こちらは発売61周年。1年間お待たせしました、という感じでしょうか。
様々なパターンが出ますが、メインはやはり全68曲収録の4CDスーパー・デラックス盤27,500円と、アナログの5LP+7インチ・シングル付41,800円。
ブライアン・ウィルソンが『ペット・サウンズ』を作るきっかけになったと言われる、通常と違う曲目のアメリカ盤仕様も含まれています。
「ユー・ウォント・シー・ミー」の未発表セッションがゼロというのがちょっと寂しいですが、発売が楽しみです。森勉


2026年8月15日(土) 田中ヤコブ 「前蛹の詩」

例年8月は新譜が少ないのですが、今年は充実しています。

ロックバンド家主のギター&ヴォーカリスト田中ヤコブ、2026年ソロ新作『県央の憂鬱』も出ました。

・田中ヤコブ『県央の憂鬱』
(国内CD ボーナス・トラック3曲追加全16曲収録 NFD-030 3,000円)

2025年11月19日発売『にほひがそこに』(
2025年12月4日今日のこの1曲で紹介)以来約9か月ぶり。
ソロ作は全ての楽器演奏&録音&ミックスも彼自身が行っています。
更に、家主の新曲&ライヴもその間にありましたから、ヤコブさんの音楽への情熱には圧倒されますね。

今日のこの1曲は、12曲目「前蛹(ぜんよう)の詩」。
コレがすごくイイ曲!
東京ローカル・ホンクっぽさを感じるのは僕だけでしょうか。

ちなみに、家主&田中ヤコブの作品は配信もありますが、CD等のフィジカル商品には、未配信の音源を追加収録してくれるのがうれしいですね。本作CDにも2020年のライヴ音源が3曲ボーナス・トラックとして入っています。森陽馬


2026年8月14日(金) renata louisa 「day by day」

「We live day by day side by side.~ We count the trees but not the times.」
(私たちは一日一日を共に生き、木々だけを数え、時間は数えない)

この言葉は、Renata Louisa「day by day」の歌詞の一節です。

Renata Louisaは、ベルギー/アントワープを拠点に活動中の女性シンガー、Hanne Peetermansによるソロ・ユニット。
彼女が配信リリースした作品『mother』に、アコースティック・ヴァージョンやMoondog「High On A Rocky Ledge」カヴァー等を追加し、<クワイエット・コーナー・エディション>として日本のみで独自CD化されました。

・レナータ・ルイーザ『マザー』(クワイエット・コーナー・エディション)
(国内CD 全12曲収録 日本語解説・歌詞 RCIP-386 2,640円)

本作1曲目に収録されているのが、冒頭の一節が歌われる「day by day」。
この歌を作った頃、彼女は母を亡くし、自身は子供を授かり母となった時期だそう。

ナチュラルな歌声の奥に、日々の日常を大切に生きていく確かな意思が感じられます。森陽馬


2026年8月13日(木) 近藤研二 「朝がきました」

NHK Eテレの人気番組『0655/2355』をはじめ、映画やアニメーション劇伴など数多く手掛ける音楽家、近藤研二。
今月60歳の誕生日を迎え、ソロ名義作としては実に11年ぶりとなる2ndアルバムをリリースしました。

・近藤研二『Life Swing』
(国内CD 歌詞付 mmr-0006 3,300円)

2015年の初ソロ作『子猫のロンド』はギターとウクレレによるインスト作品でしたが、''自分自身を深掘りしたような内容''だと語る今作は愛する猫がテーマのほのぼのとした曲はもちろん、次世代を見守る優しい目線、人生観が詞に反映された歌ものも織り交ぜられています。

徳澤青弦ら弦のカルテットが参加したアシッド・フォーク的な「Sunset Sunrise」、どこかで聴いたことのあるフレーズが盛り込まれた(?)おもちゃ箱のようなエレキ・インスト「薄明薄暮競争曲」など、遊び心ある曲も印象的です。

本日は優しい歌声が心地良いフォーク・ナンバー「朝がきました」を今日の1曲に。
安宅浩司のペダル・スティール、コーラス(山田稔明、笹倉慎介ら参加)がとても良い雰囲気です。

♪さあ 僕たちも 歌いはじめよう 今日もまた 素晴らしい日になるように♪

一日のスタート、締め括りに聴きたい、穏やかな気持ちにさせてくれる1曲です。東尾沙紀


2026年8月12日(水) 三輪二郎 「It's A Beautiful Day」

晴れたり、雨が降ったり、今日の天気のように人生もいろいろ。

でも、何気ない日常が、実はかけがえのない素敵な1日なのかもしれません。

三輪二郎が歌う「It's A Beautiful Day」は、青い空へ向かい歩んでいきたくなる、そんな1曲でした。

・三輪二郎『マリアード・ベイビー』
(国内CD ROSE372 2,200円/国内LP 完全限定盤 ROSE372X 4,400円)

1976年神奈川県横浜出身の男性シンガー・ソングライター、三輪二郎。
『マリアード・ベイビー』は、2019年発表作『しあわせの港』以来、約7年半ぶりのオリジナル・アルバムです。

曽我部恵一のレーベル、ROSE RECORDSからのリリース。
伊賀航(ベース)、北山ゆう子(ドラムス)の演奏、中村宗一郎による録音、ミックス、マスタリング。
そして、三輪二郎の朴訥なようで芯のある歌声が素晴らしい!

今日のこの1曲「It's A Beautiful Day」は本作の1曲目に収録。
何度聴いてもリピートしたくなる。不思議な魅力を持ったナンバーです。森陽馬



2026年8月11日(火) 黒沢健一 「A Summer Song」

8月11日は、黒沢健一さん(L⇔R)の誕生日でした。

2016年12月5日に逝去し、ご存命ならば58才。
若くして旅立ってしまったのだな、と改めて感じますね。

その彼が2013年に発表した生前最後のオリジナル・アルバム『BANDING TOGETHER in Dreams』が、アナログ・レコードで12月5日に発売されることになりました。

<2026年12月5日発売>
・黒沢健一『BANDING TOGETHER in Dreams』
(国内LP 雷音レコード RHION-LP6 4,400円)

発表当時の2013年はレコードブーム前でした。今回が初のアナログ・レコード化です。
しかしながら、本作の全10曲を真ん中で分けると、A面もB面もぴったり18分だったそう。
健一さんはいつかアナログLP化されることを想定して制作したのかもしれませんね。

今日のこの1曲は、「A Summer Song」。
この歌のグッド・メロディーとコーラスは、過ぎ去った夏の日の記憶を蘇らせ、懐かしいけれど少し切ない気持ちにさせられます。

なお本作は、健一さんとレコード友達であった本秀康さんのレーベル、雷音レコードからのリリースです。森陽馬

通販コーナーにて予約受付中!


2026年8月10日(月) ウワノソラ 「台風くん」

当店オススメのポップ・ユニット、ウワノソラの新作『Ema』が本日発売になりました。

・ウワノソラ『Ema』
(国内CD UWAN-010 2,640円)

ウワノソラは、女性シンガーのいえもとめぐみと音職人の角谷博栄(カドヤヒロヒデ)によるユニット。
本作は『Ema』は、ウワノソラ名義としては4作目となる8曲入りのアルバムです。

フェンダー・ローズ、ウーリッツァー、ヴィンテージ・シンセの音色が全体に配されて、温もりを感じる1枚。

フランス発のレーベル、Favorite Recordingsの作品群のような雰囲気がありますね。
アンドレ・ソロンコ(
2014年6月17日今日のこの1曲などで紹介)のサウンドを僕は想起しました。

今日のこの1曲は、台風の日、部屋でまったりと佇むようにメロウな4曲目「台風くん」。
渡辺翔太によるウーリッツァー、仲郷流のベース、越智祐介のドラムス。
音の隙間を優しく漂うような演奏が素晴らしいナンバーです。森陽馬


2026年8月9日(日) 山下達郎 「俺の空」

山下達郎のライヴ盤『JOY2』が10月14日発売決定しました!

<2026年10月14日発売>
・山下達郎『JOY2』
(初回限定4枚組CD WPCR-13825 6,900円)
(通常3枚組CD WPCR-13790 6,600円)

1989年発売ロングセラー・ライヴ盤『JOY』から37年ぶり!
2008年~2025年の18年間で実施した600以上の公演から、山下達郎本人が厳選した38トラックが収められています。
(初回限定盤には更にボーナスCDの9トラックが追加。
「INSERTED SONGS into "LET'S DANCE BABY"2014 大瀧詠一VERSION」というトラックもあり!)

今日のこの1曲は、『JOY2』に収録予定の「俺の空」。

近年は披露しておらずシングル化もされていないこの歌を選曲したところに、達郎さんのロック魂を感じますね。
2011年発表アルバム『レイ・オブ・ホープ』に収録されている痛烈な歌詞が印象的なナンバーです。
オリジナルは山下達郎のみのギター・ソロですが、ライヴでは佐橋佳幸とのギターの掛け合いがかっこよかったなぁ。

8月14日から映画館での山下達郎シアターライヴ、9月から全国ツアーも始まりますし楽しみですね。森陽馬


★掲載ジャケットは、「俺の空」収録の2011年発表アルバム『レイ・オブ・ホープ』。

通販コーナーで予約受付中!


2026年8月8日(土) Any Joy? 「Where It Goes」

ビートルズの遺伝子を受け継ぐ、リヴァプール発のポップ・デュオ、<Any Joy?>デビュー作♪

・Any Joy?『Sweet Nothings』
(国内LP 歌詞付 TKSN-1001 5,500円)

Any Joy?は、2001年に鈴木博文主宰のメトロトロン・レコードからデビュー/名古屋を拠点に活動している柴山一幸(いっこう)と、リヴァプールを拠点とするイギリス人シンガーソングライターAli Hornの2人が、リヴァプールの老舗ジャカランダ・クラブでのイベントで出会い意気投合したことをきっかけに結成した男性2人組ユニット。

AnyJoy?としての初アルバム『Sweet Nothings』が7月22日にLPレコードで発売されました。(CDでは発売されていません)
日本とイギリスの遠距離コンビながら、オンライン上でのやり取りではなく、リヴァプールに何度も赴き制作されたという力作!

ドライヴ・ミュージックにもぴったりな激キャッチーな先行シングル「What Could I Do?」、サビのみ日本語「Hohoemi Kakete」など、UKポップ好きの心をグッと掴むメロディ、遊び心をプラスしたアレンジ・センスが光る1枚。

上記2曲はもちろん、ハーモニーが心地良いオープニング曲「Where It Goes」もお気に入りの1曲です。東尾沙紀



2026年8月7日(金) カイリー・ミノーグ 「ギヴ・ミー・ジャスト・ア・リトル・モア・タイム」

ワーナー・ミュージック・ジャパンから、<ヨウガク・ベスト>シリーズが税込1,650円という価格でいろいろ発売されています。

以前は2,500円~3,000円ほどで売られていたものがリニューアルされ低価格でお求めやすくなりました。
今回は高音質のBSCD2を採用して音質もアップしています。
注目のものを少し紹介しましょう。

・ミーターズ:Josieレーベル時代のインスト曲からワーナーに移籍後のヴォーカル曲を含めた全16曲。大滝詠一『ナイアガラ・ムーン』がお好きな方にはゼッタイ・オススメ。解説・歌詞付。

・デヴィッド・サンボーン:フュージョン・ジャズ・ファンにはおなじみの彼ですが、多数のアルバムを発表しているので、どれをまず聴いたらいいかわからないと思っている方に最適なベスト盤だと思います。全16曲収録。解説付。

・アントニオ・カルロス・ジョビン:1965~67年ワーナー在籍の作品に加えて、ポルトガル語ヴァージョンも収録した全28曲。解説・歌詞付。

・カイリー・ミノーグ:彼女のデビュー25周年を記念して企画された2012年発表のベスト・アルバム。
1988年英米での初ヒット「ラッキー・ラヴ」(I Should Be So Lucky)から、2010年のヒット「オール・ザ・ラヴァーズ」まで全21曲収録。解説・歌詞・対訳付。

今日の1曲は、この中から、いちばん僕のガラに合わないかもしれないカイリー・ミノーグを。
なんてったって、キャロル・キング作品の「ロコモーション」やチェアメン・オブ・ザ・ボードの「ギヴ・ミー・ジャスト・ア・リトル・モア・タイム」の好カヴァーが収録されているので。森勉


2026年8月6日(木) ピーター・ゴールウェイ&佐橋佳幸 「Shinjuku Neon」

ピーター・ゴールウェイ&佐橋佳幸の2026年ツアーが発表になりました。

10月10日金沢もっきりやを皮切りに、10/11福井県鯖江、10/13京都磔磔、10/14名古屋得三、10/17大分、10/18福岡、10/20広島、10/21大阪、10/23香川県高松、10/24愛媛県松山、10/28、29東京目黒Blues Alleyと、日本各地を廻る予定です。

2025年発表作『EN』収録曲だけでなく、フィフス・アヴェニュー・バンドやソロの曲もやってくれるかも?
地方にお住まいの方も是非チェックしてみてくださいね。

そのピーターと佐橋さんが2025年6月にビルボード・ライヴで行ったコンサートの音源がCD化されました。

・ピーター・ゴールウェイ&佐橋佳幸『EN LIVE IN JAPAN』
(国内CD VSCD-3250 3,300円)

バック・バンドは、屋敷豪太、小原礼、Dr.kyOn、山本拓夫。
更に、大貫妙子と松たか子がコーラスで参加しています。

今日のこの1曲は、大貫さんと松さんの美しいコーラスが聴ける「Shinjuku Neon」。森陽馬


2026年8月5日(水) America 「World Of Light」

「名前のない馬」、「金色の髪の少女」等のヒットで知られるバンド、アメリカは1971年にデビュー。
今年2026年でデビュー55周年を迎えました。

現在のアメリカは、ジェリー・ベックリーが現役メンバーとして在籍している形になっているものの、コンサート・ツアーからは引退し、デューイ・バネルがリーダーとして55周年ツアーを行なっています。

そのアメリカの新アイテムが発売されました。

・AMERICA『HALCYON DAYS』
(輸入CD Primary Wave Music PWM8816)

本作は、2011年にデビュー40周年記念で自主リリースしていたセルフ・カヴァー作品『HITS』の再編集盤。
2011年はカヴァー・アルバム『Back Pages』が好評でしたが、『HITS』の存在を僕は知りませんでしたね。

今回のリリースでは、『HITS』のラスト12曲目「Chasing The Rainbow」を「World Of Light」に差し替え、タイトルを『HALCYON DAYS』に変更。ブックレットには歌詞とバンドの歴史を綴ったライナーノーツ(英語)も記載されています。

今日のこの1曲は12曲目「World Of Light」。
2001年発売CD『The Complete Greatest Hits』に当時の新曲としてボーナス・トラックで収録された、他作品には入っていないジェリー・ベックリー作のナンバーです。森陽馬


2026年8月4日(火) OCTOBER LONDON 「Missing You」

<Rebirth Of Marvin>(マーヴォンの生まれ変わり!)。
オクトーバー・ロンドンの2ndアルバムがフィジカル・リリースされました。

・OCTOBER LONDON『OCTOBER NIGHTS』
(輸入CD DRR-241002/輸入2枚組LPもあり)

1stアルバム(
2025年1月18日今日のこの1曲で紹介)の流れを引き継ぐ、メロウな仕上がりの1枚。
<マーヴィン・ゲイが90's~現代に生きていたら>と想起させるような極上のR&B楽曲全16曲を収録しています。

今日のこの1曲は、ベイビー・フェイスが作詞作曲を手掛けた「Missing You」を。

アルバム・タイトル通り、10月の夜へ向けて、これから繰り返し聴くことになりそうです。森陽馬


2026年8月3日(月) Lenny Kaye 「Goin' Local」

パティ・スミス・グループのギタリストであり、名コンピ『NUGGETS』(1972)を手掛けたのはこの人!

2026年で80才を迎えるレニー・ケイが、初ソロ・デビュー(!)・アルバム『GOIN' LOCAL』を発表しました。

・LENNY KAYE『GOIN' LOCAL』
(輸入CD YEP ROC RECORDS YEP-3129)

ほぼ全曲の作曲&メイン・ヴォーカルをレニー・ケイ自身が担当。
(歌い方はトム・ペティっぽい感じ?! ちなみに7曲目「Solstice」はパティ・スミスとの共作曲)
パティのバンドで一緒だったトニー・シャナハンが共同プロデュース&ベースで参加しています。

武骨なロックがかっこいいタイトル曲①から、味わい深いスロー・ナンバー、フォーキーなトラック等々。
全12曲の楽曲はバラエティに富みながら、彼らしい芯の通ったロックを聴かせる1枚です。

パティファンだけでなく、アメリカン・ロック好きな方は是非チェックしてくださいね。森陽馬



2026年8月2日(日) Trashcan Sinatras 「A View From Nowhere」

スコットランド出身のポップ・バンド、トラッシュキャン・シナトラズ。
2016年発表作『Wild Pendulum』(
2016年5月5日今日のこの1曲で紹介)以来10年ぶり、7枚目となる新作が発売になりました。

・トラッシュキャン・シナトラズ『エヴァー・ジ・オプティミスト』
(国内CD メンバーによる楽曲解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック1曲追加 VICP-65655 2,970円)

ジョン・ダグラスのソロ作、フランシス・リーダーの別ユニットなどメンバーの個別活動も挟みつつ、バンドとしては非常にのんびりとしたペースで作品を発表しています。

新作の先行シングルであるトレイシーアン・キャンベル(カメラ・オブスキュラ)と相性ぴったりのデュエット「Bad Husband」(エディ・リーダーらがコーラス参加)、爽やかなミディアム・チューン「The Bitter End」をはじめ、彼ららしい温かみのあるメロディ、穏やかな歌声とハーモニーは健在の充実作♪

前作『ワイルド・ペンデュラム』での煌びやかな装飾がだいぶそぎ落とされ、バンドらしいシンプルめなサウンドに立ち返ったのも良かったなと思います。

ゲストがもう1人、グリーン・ガートサイド(スクリッティ・ポリッティ)をフィーチャーした味わいある「Hold On To Today」、ひりつくようなギターが印象的なロック・ナンバー「Rome」、電子的でリズミカルなサウンドが新鮮な「The Associated Funk」...
変わらぬ空気感のなかに、新たな表情をみせてくれる作品でもあります。

本日はトラッシュキャン流の心地良いソフトロック・ナンバー「A View From Nowhere」を今日の1曲に。東尾沙紀


2026年8月1日(土) セルジオ・メンデス&ブラジル'66 「ナイト・アンド・デイ」

暑い日が続いていますが、音楽で気分的に少し涼しくなるという事があるような気がします。

僕の場合、ボサノヴァっぽいものがそんな清涼感を運んでくれる音楽になっています。

ということで、今日はこのアルバムを。

・セルジオ・メンデス&ブラジル'66『分岐点~コンスタント・レイン』
(国内CD 解説・歌詞付 UCCV-3081 2,178円)

1967年発表、ブラジル'66としてはセカンド・アルバムになります。
このアルバムからは3曲のシングル・ヒットが生まれています。

「コンスタント・レイン」は、「マシュ・ケ・ナダ」と同じジョルジ・ベンの作品。
ブラジル'66らしいアレンジが施され、ミドル'60の曲ならではのシタールの音色が斬新さを運んでくれます。

「フォー・ミー」はエドゥ・ロボの作品。
途中でテンポが変化するアレンジの妙がなんともいい感じ。
セルジオ・メンデスの弾くオルガンがいいアクセントになっています。

「ナイト・アンド・デイ」はコール・ポーター作品のスタンダードを見事にアレンジ。
リード・ヴォーカルのラニ・ホールの声が素敵です。森勉



2026年7月31日(金) ブルース・ザ・ブッチャー with 山岸潤史 「So Many Roads, So Many Trains」

磔磔(たくたく)という1974年開業の老舗ライヴ・ハウスが京都にあります。

元々は1917年建立の木造酒蔵だったこともあり、店内の雰囲気が良いんですよね。
いつかまた磔磔へ訪れて、ゴキゲンなライヴを楽しみたいと思っています。

さて、その磔磔で録音されたブルース・ザ・ブッチャーのライヴ盤が発売になりました。

・ブルース・ザ・ブッチャー with 山岸潤史『ライヴ・アット・磔磔』
(国内CD PCD-18932 3,300円)

ブルース・ザ・ブッチャーは、永井"ホトケ"隆、沼澤尚、中條卓、KOTEZによる4人組ブルース・バンド。
本作は、磔磔の50周年記念として2024年4月2日に、永井"ホトケ"隆のウエスト・ロード・ブルース・バンド時代からの盟友である名ギタリスト、山岸潤史をゲストに迎えて行ったライヴ音源です。

磔磔での音の響きがとってもイイ感じで、ファンキーな「Party Girl」、「Mojo Boogie」がかっこいい!
でも、今日のこの1曲は、オーティス・ラッシュ「So Many Roads, So Many Trains」のカヴァーを。

真夏の熱帯夜に、山岸潤史によるギター・ソロ&味わい深いミディアム・ブルースが沁みます。森陽馬


2026年7月30日(木)  Barry Manillow 「One More Chance」

「バリー・マニロウの新作がとても良い!」
という情報をお客様から教えていただき、早速注文→聴きました。

・Barry Manillow『What A Time』
(輸入CD STILETTO BYPT-252)

2026年で83才を迎えたアメリカの名シンガー、バリー・マニロウ。
オリジナル・アルバムとしては約15年ぶりとなる作品です。
この15年の間に、肺がんになるなどの紆余曲折を経て録音されました。

ジャジーなアレンジを想像していましたが、その予想は大きく外れましたね。
マイケル・ロイドのプロデュースによる本作は、"歌の力"を感じさせる素晴らしいヴォーカル・アルバムでした。

<It represents years of pop songwriting.>・・・(ポップ・ソングライターとしての集大成)
ブックレットの冒頭に彼自身の言葉で書かれているように、83才の彼にとって渾身の1枚。
多少の衰えはありながら、バリー・マニロウの歌声の求心力が伝わってきます。

ベイビー・フェイスが手掛けたピーター・アレン作のカヴァー①「One Before I Go」も魅力ですが、今日のこの1曲は、切ない失恋バラード・ナンバー「One More Chance」を。森陽馬


2026年7月29日(水) I'm With Her 「Standing On The Fault Line」

パンチ・ブラザーズと同じく、現代アメリカーナを牽引する存在であるサラ・ワトキンス、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノヴァンによるユニット、I’m With Her。

2025年には約7年ぶりの2ndアルバム『Wild Clear And Blue』(
当店が選ぶ2025年ベスト・アルバムに選出)を届けてくれた3人が、初のライヴ・アルバムをリリースしました。

・I'm With Her『Sing Me Alive』
(輸入CD Rounder 1166103001)

2025年のツアー音源を収録した今作は、『Wild Clear And Blue』の全楽曲と、前作『See You Around』(2018)からの数曲、カヴァー曲で構成され、アトランタやトロントほか各地の公演から20曲が厳選されています。

ライヴでこそ一層輝きを増す3人の美しく力強いハーモニーと、フィドル、マンドリン、ギターの息を呑むようなアンサンブル!

穏やかな歌い出しから、イーファとサラ・ジャローズのユニゾン、サラ・ワトキンスのフィドル・ソロへと繋がっていくエモーショナルな「Standing On The Fault Line」、サラ・ワトキンスの熱唱に心つかまれる!「Sisters Of The Night Watch」、''all time favorite''と紹介して歌うジョン・ハイアット「Crossing Muddy Waters」、ポール・サイモン「The Obvious Kid」などカヴァーも含め、彼女たちの魅力を余すことなく感じられる1枚だと思います。(音質も最高です) 東尾沙紀


2026年7月28日(火)  Punch Brothers 「New Bike」

ブルーグラスというと、古臭いアメリカ音楽のイメージを持っているかもしれませんが、モリー・タトルやビリー・ストリングス等、新しい世代の優秀なミュージシャンが色々出てきています。

中でも、現代ブルーグラス界を代表するバンド、と言っても過言ではないPunch Brothersが新作を発表しました。

・Punch Brothers『The Unsung Adventures Of Punch Brothers』
(輸入CD Nonsuch 7559789248/輸入LPもあり)

パンチ・ブラザーズは名マンドリン奏者クリス・シーリーを中心に、2006年頃に結成した5人組バンド。
オリジナル・メンバーであったゲイブ・ウィッチャーに代わり、女性フィドル奏者ブリタニー・ハースが2023年に新加入。その新体制で制作された本作は全曲インストです。
クリス・シーリーの包み込むような優しい歌声が聴けないのは残念ですが、5人の演奏は歌詞がなくても歌心が伝わるような素晴らしいものでした。

今日のこの1曲は、1曲目「New Bike」。
新しいバイクに跨るような、爽快感あるアンサンブルが清々しいナンバー♪

いつか、フジロックのフィールド・オブ・ヘヴンで観たいですね。森陽馬


2026年7月27日(月)  阿部海太郎 「Tears」

昨日紹介した「京都慕情」の編曲・アレンジを担当しているのは、阿部海太郎さんです。

阿部海太郎さんは1978年生まれのミュージシャンで、ドラマ等様々な映像作品の音楽も手掛けています。
その彼による演出家・源孝志のドラマ音楽を集めた『Musical Portrait of Takashi Minamoto』(配信リリースのみ)から、更にソロ・ピアノ楽曲を厳選し纏めたアルバムがCDとLPで発売されました。

・阿部海太郎『PIANO PORTRAIT OF TAKASHI MIYAMOTO』
(国内CD DDCM-8019 3,300円/国内LP 完全限定盤 DDJM-98003 5,500円)

彼のピアノはクラシックが基となっているのでしょうが、クラシック音楽の堅苦しさは特になく、聴いていると映像の場面が目に浮かんでくるようなメロディーとピアノの響きがありますね。

今日のこの1曲は、BSドラマ『グレースの履歴』で使用されたA面1曲目「Tears」。
涙がポロポロと流れて落ちる雰囲気が、ピアノの一音一音に表現されているようです。森陽馬


2026年7月26日(日)  武田カオリ 「京都慕情」

ベンチャーズ(ヴェンチャーズではなく、今回はあえてこの表記にさせていただきます)は、1960年代半ば日本においてのエレキ・ブームの立役者でした。毎年のように来日し全国津々浦々の土地でエレキ・サウンドを披露してくれました。

ベンチャーズには、もうひとつ日本歌謡界のヒット作曲家チームとしての顔もありました。
「二人の銀座」、「京都の恋」、「京都慕情」、「雨の御堂筋」、「北国の青い空」。
どの曲もテレビ・ラジオで当時大流行でした。

今日はベンチャーズが作曲した名曲の名カヴァーを紹介したいと思います。
NHKテレビドラマの人気シリーズ『京都人の密かな愉しみ』に使用されたことがある「京都慕情」です。

歌っているのは武田カオリ。
アルバムの中に収録されたことはあったのですが、うれしいことにアナログ・シングル・レコードとして今回発売されました。

・武田カオリ『京都慕情』
(国内7インチ・レコード THEATRE MUSICA MUSR016 2,530円)

B面「Mal Take Ebisu」は『京都人の密かな愉しみ』の最新シリーズ(穂志もえかがフランス帰りの学生を演じた)でのエンディング・テーマ。京都の道の名前を歌詞にした伝承歌をフランス語歌詞を交え、オシャレなアレンジで聴かせてくれます。
アレンジはAB面とも、NHK朝ドラ『らんまん』の音楽担当でも知られる阿部海太郎。森勉


2026年7月25日(土)  砂の壁 「楽園」

7月24日(金)にフジ・ロック・フェスへ行ってきました。
例年の金曜日より混雑していた印象ながら、雨もそれほど降らず楽しめました!

僕が見たアーティストとステージを以下です。

・ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA<GREEN STAGE 11時~>
(池畑潤二率いるスペシャル・バンド。トータス松本、浅井健一、甲本ヒロト、大江慎也がゲスト参加。ヒロトが歌う「新型セドリック」「ロージー」かっこよかった! そして、池畑さん、花田裕之、井上富雄に、大江慎也さんが加わって、オリジナル・ルースターズ結集!)

・CHAPPO<FIELD OF HEAVEN 12時10分~>
(福原音と細野悠太によるシャッポ。小山田米呂のギター&森飛鳥のペダル・スティールがアクセントに)

・クマイルス<ORANGE ECHO 13時~>
(カンボジアの音楽を演奏し歌い踊るバンド。超絶楽しい!)

・奇妙礼太郎BAND<FIELD OF HEAVEN 13時50分~>
(50歳を迎えた奇妙礼太郎。この時のヘヴンは人多かった。)

・ALTIN GUN<FIELD OF HEAVEN 15時40分~>
(トルコ民謡とロックをブレンドさせたサウンドが魅力のバンド、アルトゥン・ギュン。ヘヴンらしい気持ち良い音♪)

・TORO Y MOI<WHITE STAGE 16時40分~>
(バンド・セット)

・TURNSTILE<GREEN STAGE 17時~>
(頭が痛くなるほどの爆音。)

・ARLO PARKS<WHITE STAGE 18時40分~>
(アーロ・パークスの歌声が、夕暮れ時に映えてとても良かった。)

・ANTIBALAS<FIELD OF HEAVEN 19時半~>
(ニューヨーク発アフロビート・インスト・ファンク。夜のヘヴンに空気感がピッタリ♪>

・LETTUCE<FIELD OF HEAVEN 21時半~>
(アメリカ/ボストン発ファンク・バンド。アダム・ダイチによる歯切れの良いキレキレなドラミング!)

・映画『落下の王国』<WHITE横のところ天国にて上映 23時~>
(フジロックでの映画上映会復活!食事しながら途中まで鑑賞)

・TORO Y MOI<RED MARQUEE 24時半~>
(夕方のバンドセットとはうってかわり、アゲアゲのDJセット。照明も強烈。)

・砂の壁<ROOKIE A GO-GO 26時~>
(神戸の大学出身で、現在は東京・下北沢を拠点に活動している4人組バンド。)

砂の壁のライヴは夜中26時過ぎという時間帯ながら観客も集まり、素晴らしいパフォーマンスでした。
フェスは音大きくテンポ速めな曲がウケる傾向でしょうが、イイ曲を作って歌とアレンジがしっかりしていれば聞き手にしっかり伝わるのだということが実感できてうれしかったですね。

今日のこの1曲は、2023年発表1stミニアルバム『GUMBO』(
2023年5月17日今日のこの1曲で紹介)から、フジロックのステージでも披露された「楽園」。森陽馬


2026年7月24日(金) Goldie 「Headlines」

ローリング・ストーンズのマネージャーを務めたことでも知られるアンドリュー・オールダムらが創設したロンドンのレーベル、イミディエイト。
設立60周年を迎えた2025年以降、関連アーティストの過去作やボックスなどがたくさん再発されています。
今週はこちらのCDが発売されました。

・V.A.『ザ・コンプリート・イミディエイト・シングルズ・コレクション 1965-1969』
(国内6CD 解説付 CDSOL-3944 19,800円)

イミディエイトが活動していた1965~1969年の間に発表された英国盤シングル81枚分のAB面曲に、イミディエイト傘下のインスタントから発売されたトゥインクルの2曲をプラスした164曲入りのCD6枚組ボックスです。

2000年に海外盤でほぼ同内容のCD6枚組ボックス(縦長)が発売されていましたが、今回は外箱もCDサイズでコンパクト。
最新リマスターで音質も良く、各シングル毎の解説を掲載した日本語ブックレットとファミリー・ツリー・ポスターが付属されています。

レーベル第一弾であるザ・マッコイズ「Hang On Sloopy」に始まり、スモール・フェイセス、クリス・ファーロウ、P.P.アーノルド、ザ・ナイス、エイメン・コーナー、タートルズ、ハンブル・パイ、ザ・モッキンバーズ(グレアム・グールドマン在籍)、トニー・リヴァース&ザ・キャスタウェイズなど有名どころをはじめ、ザ・ヴァリエーションズ、ザ・ファクトタムズらによるビーチ・ボーイズ・カヴァーなど、マイナーなグループの中にも良い曲が色々あり聴き応え十分です。

本日は女性ヴォーカリスト、ゴールディーによる1966年のシングルB面曲「Headlines」を今日の1曲に。
A面はゴフィン/キング作による「Going Back」なのですが、アンドリュー・オールダム作によるこの「Headlines」もとても良い曲!
まったく印象が変わる同曲のクリス・ファーロウverと聴き比べるのも面白いと思います。東尾沙紀


2026年7月23日(木) ビーチ・ボーイズ 「ヘルプ・ミー・ロンダ」

東京は夏本番という気温になってきましたね。
今年は6月が昨年より暑くなかったので、身体が夏の暑さにまだ慣れていないようです。

おいしいものを食べて体力をつけ、いい音楽を聴いて気分を上げて、今年も夏を乗り切っていきたいと思います。
店も自動ドアを閉めて、お客様が入っていらした時に「涼しくて気持ちいい」と思っていただけるように、空調を26℃設定で御来店お待ちしております。

夏になると(一年中?)、ペット・サウンズ・レコードではこのCDが活躍してくれます。

・ビーチ・ボーイズ『サウンズ・オブ・サマー ~ヴェリー・ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ』
(国内CD 解説・英文ライナー翻訳・歌詞・対訳付 UICY-16075 2,750円)

全30曲収録! リマスターされた素晴らしい音質でビーチ・ボーイズの主要曲が楽しめます。

今日は1965年のNo.1ヒット「ヘルプ・ミー・ロンダ」を。
2012年来日コンサートでの会場一体の曲タイトルコーラス盛り上がり、忘れられません。

「グッド・ヴァイブレーション」の♪Gotta Keep Those Lovin' Good Vibrations A-Happenin' With Her♪より、日本人にとっては、♪Help Me, Rhonda, Help Help...♪の方が圧倒的にシングアウトしやすいんですよね。森勉


2026年7月22日(水) 矢野顕子 「YOU ARE SPECIAL TO ME」 feat.松たか子

矢野顕子さんの1stアルバム『JAPANESE GIRL』は1976年7月25日発売でした。
今週末の土曜日7月25日で矢野さんはソロ・デビュー50周年を迎えることになります。

その彼女の新作オリジナル・アルバム『生きものたちへ』が本日発売されました。

・矢野顕子『生きものたちへ』
(国内CD 初回限定ライヴ映像収Blu-ray付 VIZL-2521 9,000円)
(国内CD VICL-66142 3,500円)
(国内LP 完全限定盤 VIJL-60419 6,600円)

これが、とても素晴らしい!
歌もピアノも愛に溢れていて、優しく包み込まれるような気持ちになる1枚です。

細野晴臣さんが歌とベースで参加している1曲目「海男と瑠璃亜」から心掴まれますね。
タイトル曲の⑤「生きものたちへ」、野球をテーマにした⑧「LIFETIME BASEBALL」もNice♪

今日のこの1曲は、7曲目「YOU ARE SPECIAL TO ME」 feat.松たか子。
矢野顕子さんと松たか子さん、2人のイノセントな美しい歌声に魂が浄化されました。

ちなみに、CDとアナログLPでジャケットが違います。
(矢野さんはバレエを最近始めたそう。LPジャケはその影響が垣間見えますね) 森陽馬


2026年7月21日(火) ザ・クロマニヨンズ 「チャンバラ」(ライヴ)

灼熱の暑さを吹っ飛ばすような、熱すぎるライヴ・アルバムが本日入荷しました。

・ザ・クロマニヨンズ『ザ・クロマニヨンズ ツアー JAMBO JAPAN 2025-2026』
(国内CD 先着ステッカー付 初回紙ジャケット仕様 BVCL-1535 3,500円)
(国内2枚組LP 先着ステッカー付 完全限定盤 BVJL-142 6,600円)

アルバム『JAMBO JAPAN』(
2025年10月28日今日のこの1曲で紹介)リリース後に行われた、全j国47都道府県を廻るザ・クロマニヨンズのツアーを収めているライヴ・アルバム。

ベスト選曲な全24曲の演奏はライヴな迫力&臨場感が伝わるので、入門編としてもオススメしたい1枚です。

今日のこの1曲は、マーシーがリード・ヴォーカルをとる「チャンバラ」!
ヒロトはもちろんだけれど、マーシーのシャウトも最高にかっこいい!! 森陽馬


2026年7月20日(月) テイト・ギャラリー 「アウト・オブ・ザ・クラウド」

オールディーズ・ポップス・ファンにはおなじみのティーンズヴィル・レーベルから、新しいコンピレーションCDが発売されています。

レア物満載ですが、聴いてイイ曲ばかりの好内容です。

・V.A.『メロディが聴こえる 1968~1972年のとってもキャッチーな英国ポップス』
(国内仕様CD 日本語解説付 TV1072CDJ 2,750円)

今回もマニアックで他では誰も手を付けないようなやっかいなテーマの編集を成功させています。
情報収集力、音源収集力、それを1枚のCDにまとめるプロデュース力、どれも素晴らしい。

タイトルにあるように、1968~1972年にかけてイギリス向けに制作されたティーンポップがずらっと全28曲。
当時ヒットしたエジソン・ライトハウス、ファーストクラス、ホワイト・プレインズ、フライング・マシーンなどのサウンドがお好きな方には、このCDの中でたくさんのお気に入り曲に出会えると思います。

歌っている人は無名でも、裏方さんにイギリスのソングライターの名前が・・・。
・ケン・ハワード&アラン・ブレイクリー
・ジョン・カーター&ケン・ルイス
・ダニエル・ブーン(「ビューティフル・サンデー」が大ヒット)こと、ピーター・リー・スターリング。

今日の1曲は、テイト・ギャラリーというグループの曲を。
曲を書いているのは、マイク・リーンダー&エディ・シーゴのコンビ。
マイク・リーンダーはビートルズの「シーズ・リヴィング・ホーム」のオーケストラ・アレンジをした人です。
ビートルズ・ファンも注目してね。

なお、2曲目に入っているカプリコーンの「リヴァプール・ハロー」は、70年代初頭日本で大ヒットしました。
邦題は「ハロー・リバプール」でした。森勉


2026年7月19日(日) GIPSY KINGS feat.TONINO BALIARDO 「Historia」

「Volare」(ボラーレ)・・・ビールのCMソング
「Inspiration」(インスプレイション)・・・時代劇『鬼平犯科帳』テーマ曲
「Djobi Djoba」(ジョビ・ジョバ)・・・京セラCMソング
「Bamboleo」(バンボレオ)、「Bem, Bem, Maria」(ベン・ベン・マリア)等々。

曲名を知らなくても、誰しもが耳にしたことがある歌なのではないでしょうか。
そんな名曲を多数生みだしたフランス出身バンド、ジプシー・キングス。
前身グループを含めると1970年代後半から活動している彼らの、2026年作『Historia』が発売されました。

・GIPSY KINGS feat. TONINO BALIARDO 『Historia』
(輸入CD COOKCD961/輸入LP COOKLP961)

約11年ぶりとなる新作ながら、魂を揺さぶるような歌声と、フラメンコ/ラテンを基調にした演奏は変わらず!
情熱と哀愁を帯びたジプシー・キングス節が存分に楽しめる1枚です。

今日のこの1曲は、創設者であるトニーノ・バリアルドが奏でるギターと、活気溢れる演奏&歌唱が胸熱なタイトル曲「Historia」。森陽馬


2026年7月18日(土) IBRAHIM MAALOUF 「Bring The Light」 feat. Jon Batiste

<私たちは自らの人生を正しく歩み、自らのことを為して、自らの光を灯そう。嵐の真っ只中でも。>
「LIVE OUR LIFE AND WE STAND RIGHT.
WE DO OUR THING. AND WE SHINE OUR LIGHT.
IN THE MIDDLE OF THE STORM.」 Jon Batiste

これは、イブラヒム・マーロフの2026年発表作『TRUMPETS OF MICHEL-ANGE Vol.2』ブックレットに記載されている、ジョン・バティステの言葉です。

・IBRAHIM MAALOUF(イブラヒム・マーロフ)『TRUMPETS OF MICHEL-ANGE Vol.2』
(輸入CD IBM45/輸入LP IBM46)

イブラヒム・マーロフはレバノン出身でフランスを拠点に活動しているトランペット奏者。
父親が考案したという微分音トランペットを操り、独特な音階と音色で聴く者を魅了し続けています。

その彼の本作は、6本の微分音トランペット&サックスに加え、ジョン・バティステ、トロンボーン・ショーティ、リシャール・ガリアーノ等も参加し、ジャズ・ソウル・ロック等混然一体となったサウンドで、活気に満ち溢れた1枚。

特に1曲目「Bring The Light」(イブラヒム・マーロフとジョン・バティステの共作)が素晴らしい。
聴いた瞬間から体中に電気が走るキラー・チューン!

冒頭の言葉を体現するようなポジティヴなパワーが、身体も心も激しく揺らす感動的なナンバーです。森陽馬


2026年7月17日(金) 民謡クルセイダーズ 「北海盆唄」

♪エンヤーコーラヤット ドッコイジャンジャン コーラヤット♪

これを聴くと、ドリフターズのTV番組『8時だヨ!全員集合』のテーマ曲だった「ドリフ音頭」を思い出しますよね。
実は、北海道の民謡「北海盆唄」が元歌なのです。

今更ながら、そのことを教えてくれたのは民謡クルセイダーズでした。
彼らの2026年作アルバム『日本民謡より愛をこめて』の1曲目に「北海盆唄」が収録されています。

2026年6月25日に今日のこの1曲で紹介した本作の限定アナログ・レコードが本日発売になりました。

・民謡クルセイダーズ『日本民謡より愛をこめて』
(国内アナログ・レコード 完全限定盤 UCJJ-9059 4,950円)

CDに続きアナログLPのレーベル面も、BLUE NOTEレーベル仕様になっています。
全世界のジャズ/ブルーノート・ファンの方々にも聴いていただきたいですね。

ちなみに、民謡クルセイダーズでは初の北米ツアーが2026年9月に決定!
ブルックリンを皮切りに、フィラデルフィア、ワシントン、トロント、シカゴ等々7都市を廻るとのこと。
盛り上がるといいですね。森陽馬


2026年7月16日(木) 家主 「らせんだよ、人生は」

田中ヤコブが在籍する東京の4人組ロック・バンド、家主。
7月20日(月・祝)の広島公演を皮切りに全国5箇所でのツアー。更にLINE CUBE SHIBUYA(単独ではバンド史上最大規模!)での追加公演が予定されています。

その家主の最新曲「らせんだよ、人生は」が、8cmシングルCDでリリースされました。

家主『らせんだよ、人生は』 (c/w 1/6の夢旅人2002)
(8cmCD 歌詞付 「らせんだよ、人生は」オリジナル・カラオケ収録 NFD-029 1,300円)

ヤコブさんの愛車パジェロミニがジャケットに登場している「らせんだよ、人生は」は、<カーライフ>をテーマにアーティストがオリジナル曲を制作するM802内のラジオCM企画『SOFT99 CAR LIFE WITH SONG』のために書き下ろされた楽曲。

ぐるぐる遠回りして計画通りにはいかないけれど、自分たちにしか見えない景色を、いまのペースで進んでいこう''
ドライヴと人生をなぞらえた、ポップだけど沁みる1曲です。

カップリングには、人気バラエティ『水曜どうでしょう』のエンディング・テーマでお馴染み、樋口了一の名曲「1/6の夢旅人2002」のカヴァーを収録。
メンバー全員がリード・ヴォーカルを担当しており、最後ユニゾンで歌うパートはちょっとほっこり。
家主の世界観にもぴったりハマっていて、オリジナル同様沢山の人に聴いてほしいバージョンです。

8月12日には、田中ヤコブ6枚目のソロ新作アルバム『県央の憂鬱』が発売予定です。東尾沙紀


2026年7月15日(水) 山下達郎 「LOVE SPACE」

山下達郎、2026年のツアー日程が発表になりました。

今年はソロとして1976年に『CIRCUS TOWN』を発売して50年。
50周年アニヴァーサリー・ライヴ楽しみです。
果して、チケットが入手できるのかどうか心配ですが・・・。

山下達郎が初めて単独でホール・ライヴを行ったのは、1977年5月27日東京・新橋ヤクルト・ホールでした。
タイトルは<from CIRCUS TOWN TO SPACY ~山下達郎 SINGS>。
チケット代金はなんと1,400円!

それから長い年月が過ぎましたが、山下達郎は今年も元気にツアーをしてくれます。
昨年より公演回数は少なくなりましたが、70才を越えてあのパフォーマンスを我々に見聴かせてくれるのは、ファンとして本当にありがたいことです。

ということで、今日の1曲は、そのヤクルト・ホールでライヴの1曲目だった「LOVE SPACE」を。

2026年8月14日から2週間、全国25館の映画館にて山下達郎のライヴを見ることができます。
2012年に初上映された<山下達郎シアター・ライヴ>が再上映。
そして今年の秋・冬(?)には、遂にライヴ・アルバム『JOY2』が・・・。

楽しみな2026年の夏が始まりました。森勉


2026年7月14日(火) ジェイク・シマブクロ 「Sounds Of Hakalau」

ハワイ出身の名ウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロが新作アルバムを2種発表しました。

・ジェイク・シマブクロ『CALM SEAS』(国内CD 日本語解説付 SICX-221 3,000円)
・ジェイク・シマブクロ『POP EXPERIENCE』(国内CD 日本語解説付 SICX-222 3,000円)

『CALM SEAS』は、ハワイの自然音も取り入れた穏やかなウクレレ・ソロ作品。
『POP EXPERIENCE』は、女性シンガーの楽曲をカヴァーしたポップなウクレレ・アルバムです。

夏本番を感じさせた今日は、『CALM SEAS』から癒やしのこの1曲「Sounds Of Hakalau」を。

ハワイに吹く風の音。鳥の声。波の音。
そして、ジェイク・シマブクロがつま弾くウクレレの音色が融合したナンバー。

目を瞑ると、Hakalau(ハワイ島の地名)で横になっているようなアンビエントな音世界が楽しめます。森陽馬。


2026年7月13日(月) パブロ・カザルス指揮 「ブランデンブルク協奏曲」

村上春樹の小説最新作『夏帆 The Tale Of KAHO』を読了。

アリクイ、白アリの女王等々、不思議なキャラクターも登場しますが、村上春樹ワールドは変わらず。
最後までテンポ良く楽しく読むことができました。

夢の中で起きたファンタジーのようで、現代社会や世界で起きている争いごとへのメッセージが、そこかしこに散りばめられており、「地続きの生と死を見つめながら前へ進み続ける」という、彼の一貫したテーマもしっかり見受けられました。
2026年で77歳を迎えた村上春樹ですが、まだまだ物語を紡いでいってほしいですね。

さて、小説『夏帆 The Tale Of KAHO』の後半にはクラシック音楽が登場します。

その中の一つが、パブロ・カザルス指揮による『ブランデンブルク協奏曲』。
主人公の夏帆が、父親のLP棚から選んで聴いた、という場面が出てきました。

<『ブランデンブルク協奏曲』は有名曲だから、多くの演奏家が取り上げて演奏しているが、本職はチェリストであるカザルスの指揮する盤ほど、じかに心に呼びかけてくる演奏を夏帆は耳にしたことがない。>

<柔らかい栗色の毛並みの、たくましい熊さんみたい>な本曲を聴きながら、小説の後半(300ページ以降)を読み直したいですね。森陽馬

★掲載ジャケットは、パブロ・カザルス指揮・マールボロ音楽祭管弦楽団による『バッハ:管弦楽組曲、ブランデンブルク協奏曲』。(国内3枚組CD SICC-1212 3,080円税込)


2026年7月12日(日) Joan Baez 「Day After Tomorrow」

ACEレーベルからソングライター・シリーズの新しいアイテムが発売されました。

スティーヴィー・ワンダー(
2026年5月20日今日のこの1曲で紹介)、スモーキー・ロビンソン(2026年6月28日今日のこの1曲で紹介)に続き、今回はトム・ウェイツ&キャスリーン・ブレナン作品集です。

・V.A.『Where The Willow And The Dogwood Grow - Words And Muisc TOM WAITS and KATHLEEN BRENNAN』
(輸入CD ACE Records CDTOP-1664)

キャスリーン・ブレナンはトム・ウェイツの奥さんで1980年に結婚。
2人の共作として最初にクレジットされたのは『Rain Dogs』(1985)収録曲「Hang Down Your Head」でした。

本CDはトム・ウェイツとキャスリーン・ブレナンが共作した楽曲を、他ミュージシャンが取り上げた編集盤なので、トム・ウェイツ70年代の有名曲は基本的に入っていません。
しかしながら、彼が中期以降に作り、一般的には知られていなかった歌を知るきっかけを作ってくれる1枚です。

結婚前にニュージャージーに当時住んでいたキャスリーン・ブレナンへトム・ウェイツが捧げた歌「Jersey Girl」を、ブルース・スプリングスティーンがライヴでカヴァーしたヴァージョンや、トム・ウェイツ自身も気に入っているというジョニー・キャッシュによる「Down There By The Train」他全19曲収録。

今日のこの1曲は、ジョーン・バエズが歌う「Day After Tomorrow」を。
トム・ウェイツのオリジナルは、奇盤『Real Gone』(2004)に収録。
21歳の誕生日に故郷へ手紙を書く兵士の視点で書かれた、反戦をテーマにしているナンバーです。森陽馬


2026年7月11日(土) ローリング・ストーンズ 「Some Of Us」

ミック・ジャガー82歳、キース・リチャーズ82歳、ロニー・ウッド79歳。
結成して64年目を迎えたローリング・ストーンズの新作アルバムが発売されました。

・ザ・ローリング・ストーンズ『Foreign Tongues』(フォーリン・タングス)
(国内CD 英文解説翻訳・歌詞・対訳付 UICY-16494 3,300円)
(国内CD+Blu-ray Audio 完全限定盤 UICY-80757 9,350円)
(国内2枚組アナログLP 完全限定盤 UIJY-75393 7,700円)

2023年発表の前作『ハックニー・ダイアモンズ』(
2023年10月20日今日のこの1曲で紹介)に続き、35歳の若き職人アンドリュー・ワットがプロデュースを担当。(ポール・マッカートニーの2026年新作『ダンジョン・レインの少年たち』も彼が手掛けていました。)
新作を出すだけでも凄いのに、昔からのファンだけでなく新しいリスナーをも惹きつける感動的な1枚です。

今日のこの1曲は、キースの渋いリード・ヴォーカルが沁みる10曲目「Some Of Us」。

曲後半に、ミックとキースの歌が掛け合いになる箇所があって、ホント感涙モノ!
スティーヴ・ウィンウッド(ピアノ)、ベンモント・テンチ(オルガン)が参加しているのもイイですね。

ミックのかっこいい曲もいいけど、こういう歌があってこそ、"ローリング・ストーンズ"だなと、改めて感じました。森陽馬


2026年7月10日(金) クリス・ファーロウ 「ロッキン・ニューモニア・ブギ・ウギ・フルー」

クリス・ファーロウはイギリスの白人のR&Bっぽい雰囲気をもったシンガー。
1960年代中期から後期を彩った忘れられないミュージシャンのひとりです。

1966年にイギリスのチャートではNo.1になった「アウト・オブ・タイム」は、日本では人気大爆発とはなりませんでしたが、ラジオではそれなりにかかっていて、好きになった曲でした。

そんなクリス・ファーロウのイミディエイト・レーベルから発売された初期の作品がひさしぶりに3種CD化されました。
それぞれボーナス・トラックも多数追加収録されています。

今日はその中から、1966年発表のファースト・アルバムからの曲を。

クリス・ファーロウ『14シングス・トゥ・シンク・アバウト +6』
(国内CD 解説・歌詞付 CDSOL-3938 2,420円)

ミック・ジャガーがプロデュースして、ミック・ジャガー&キース・リチャードの共作で、クリスのファーストヒットにもなった「シンク」を収録。
今日はカヴァー曲を選んでみました。
ヒューイ・ピアノ・スミスのニューオリンズ・ナンバーをカヴァーした「ロッキン・ニューモニア・ブギ・ウギ・フルー」です。森勉


2026年7月9日(木) ソフテロ 「なんかしたい」

角田光代さんによる新聞のコラムに、「ぼうっとするのは高度技術」という話が掲載されていました。

スマホで何でもできてしまう今の時代、「ぼうっとする、ごろごろする、というとき、今は、スマホをぼうっと見ていたり、見ながらごろごろしたりすることを意味するように思う。何もせず、虚空を見つめ、ぼうっと時間をやり過ごすということは、もしかしたら、非常にむずかしい高度技術になりつつあるのではないか。」というのです。

うーん、なるほど。たしかに休憩中や電車に乗る時も、ついついスマホを見てしまいますよね。

そんなことを考えていた時、ソフテロというバンドの「なんかしたい」という歌を聴きました。

♪ぼーーーっとしようぜ。夢中でやれることがあるのはいいけど、たまには休めよ。
ぼーーーーーーーーっとしようぜ。♪ (ソフテロ「なんかしたい」歌詞より)

ソフテロは愛知県出身の石川亨輔を中心に、マサキ・ハサウェイ、やべなつきを加えたトリオバンド。
「なんかしたい」は、長野・白馬での合宿レコーディングにてほぼ一発録りで制作された8曲入りのアルバム『Country Breakfast Music』に収録されています。

・ソフテロ『Country Breakfast Music』
(国内CD SFR-100 3,000円税込)

はっぴいえんど、ムーンライダーズから現代へ連なる日本語ロック。
武骨ながら寄り添ってくれるような演奏と、ポップなメロディー&日常を描いた歌詞が耳に残る1枚です。

最後に、鈴木博文さん(ムーンライダーズ)の推薦文を紹介しましょう。
「ソフテロのこの音楽を聴いて、幸せな気持ちになるのはなぜでしょう。それは多分全ての楽曲が発している優しさと包容力、それに相対するような未知の詞のリズムが拮抗したサウンドと歌と歌詞にあるのでしょう。脂乗ってます。」(鈴木博文)
森陽馬


2026年7月8日(水) シャッポ 「ありきたり」

福原音と細野悠太によるユニット、CHAPPOの新作アルバムが本日発売になりました。

・CHAPPO(シャッポ)『Commonplace』
(国内CD カクバリズム DQC-1685 3,300円)
当店にてお買い上げの方に先着で、木梨銀士が手掛けたイラストのジャケット・デザイン・マグネット付

1stアルバム『a one & a two』(
2025年5月1日今日のこの1曲紹介)はインスト曲中心でしたが、2枚目のアルバムとなる本作は11曲中8曲が歌モノ。福原音がヴォーカルを担当しています。

タイトル『Commonplace』は<ありきたり/ありふれたもの>の意。
ロック、ジャズ、カントリー、ブルース、J-POP、NEW WAVE、そして細野晴臣的なエッセンスが散りばめられた楽曲達は、ありきたりのようで珍しい、普通のようで異端な新世代ポップスの風を感じさせます。

今日のこの1曲は、3曲目「ありきたり」。
ペダル・スティールの若き名手、森飛鳥による素晴らしい演奏がイントロからラストまで楽しめます。森陽馬


2026年7月7日(火) 平野友里 「CANDY GIRL」(編曲・ミックス・マスタリング:佐藤清喜)

7月7日は<短冊CDの日>。
8cmシングルCDの新譜が色々と発売されました。

<短冊CDの日>は、「シングルCD文化の継承」を目的に、1990年代に流行した短冊CDのパッケージを通じて、現在活動しているミュージシャンとCDショップを盛り上げていこう、という趣旨で2023年から始まり、2026年で第4回目となりました。
CDショップへ足を運び、商品を実際に手に取っていただけるとうれしいですね。

今日のこの1曲は、<短冊CDの日2026>アイテムの中から、平野友里「CANDY GIRL」(hitomiのカヴァー)。

・平野友里『MICKEY』(c/w 「CANDY GIRL」)
(8cmCD NRSD-3174 1,650円)

A面(1曲目)は、トニー・バジルによる1982年全米No.1ヒット「MICKEY」のカヴァー。
B面に、hitomiの1995年ヒット曲「CANDY GIRL」のカヴァーが収録されています。

「CANDY GIRL」の編曲・ミックス・マスタリングは、microstar佐藤清喜さんが担当。
バックも全て佐藤清喜さんが手掛けており、4曲目に収録されているインストでそのトラックを堪能できます。森陽馬


2026年7月6日(月) スティング 「Every Little Thing She Does Is Magic」

トリオ編成による<スティング3.0>のツアーが6月から再開、そのツアーの合間には自身が主演を務めるミュージカル『ザ・ラスト・シップ』の公演...と、精力的な活動を続けているスティング。

2026年1月、そのミュージカル公演のため訪れたオランダ・アムステルダムで開催されたスペシャルなライヴが、アルバムとしてリリースされました。

・スティング『夜警~ライヴ・アット・アムステルダム国立美術館』
(国内CD UICY-16436 解説・歌詞・対訳付 3,300円)

ライヴを行なった場所は、レンブラント『夜警』、フェルメール『牛乳を注ぐ女』など有名な作品を多数所蔵しているアムステルダム国立美術館。
名画『夜警』をバックに、盟友ドミニク・ミラー(g)と2人だけで行なったアコースティック・ライヴが収められています。

美術館という特別な空間ならではの響きと余韻、静謐な雰囲気。
『ザ・ラスト・シップ』の楽曲に加え、「孤独のメッセージ」、「ロクサーヌ」、「見つめていたい」、「マジック(Every Little Thing She Does Is Magic)」、「シェイプ・オブ・マイ・ハート」、「フラジャイル」、「フィールズ・オブ・ゴールド」など、ポリスやソロの代表曲も披露。
アレンジや歌の表現がどれも新鮮に聴こえてきますし、全編を通してドミニクのギターがとても美しい音色を奏でています。東尾沙紀


2026年7月5日(日) 桑田佳祐 「聖なるカンロ飴/ドゥーワップ・ヴァージョン」

桑田佳祐の新曲シングルCDは、6月24日発売になり好評を博しています。

いつものようにカラオケなどで水増しするのではなく、正真正銘の新曲3曲に、彼がDJをしているラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』のスポンサー、アメで有名な<カンロ>のCM曲が4ヴァージョンも収められています。

このCM曲が4ヴァージョンとも傑作なのです。
・「みたらし慕情/演歌編」
・「飴とミラーボール/ディスコ・ヴァージョン」
・「飴ちゃんマン/ロック編」
・「聖なるカンロ飴/ドゥーワップ・ヴァージョン」

1曲30秒のヴァージョンですが、どの曲も素晴らしい!
桑田佳祐-新しい作品を発表するたびに、いつも思うことがですが凄い!すごい!スゴイ!

今日の1曲は、「ドゥーワップ・ヴァージョン」を。
というか「ビーチ・ボーイズ風ヴァージョン」と言っていいコーラスの「聖なるカンロ飴」を。

なお、アナログ・レコードも7月8日発売で出ます。
CDと同じ収録曲です。森勉

・桑田佳祐『人誑し/ひとたらし』
(CD+アクリルスタンド付初回限定盤 先着で寄席文字木札ストラップ付 VIZL-3300 2,750円)
(通常CD VICL-38700 1,430円)
(7/8発売アナログ盤 CDとはジャケット違い VIJL-61900 2,750円)


2026年7月4日(土) ナット・キング・コール 「夢見る頃を過ぎても」(When I Grow Too Old To Dream)

村上春樹の長編小説最新作『夏帆 The Tale of KAHO』が2026年7月3日発売になりました。

フラヌール書店(武蔵小山の隣駅、不動前にあるお気に入りの本屋さん)で早速購入。
休みの日にゆっくり読んでいきたいですね。(とか言いつつ一気に読んじゃうかも)

村上春樹は本作を書き始めた2024年に大病を患ったそうです。
入院して体重も激減し、新しい小説はもう書けないかも、と感じたことをインタビューで語っていました。
病気を乗り越え、2026年で77歳を迎えた彼が紡いだ新しい物語を楽しみたいと思っています。

さて、最新作『夏帆』発売を祝して、村上春樹のお気に入りのアルバムをピックアップしましょう。

『村上RADIO』2025年2月23日放送回<一生ものレコード特集>にて、「いつまでも永く聴いていたいレコード」として紹介されたのがこの1枚です。

・ナット・キング・コール『After Midnight』
(国内CD 解説・歌詞付 UCCU-5906 1,650円)

ナット・キング・コールが1956年に録音したジャズ・ヴォーカルの名盤『アフター・ミッドナイト』。
温もりある歌声とピアノは、聴いていると心穏やかな気持ちになりますね。

今日のこの1曲は、「夢見る頃を過ぎても」(原題:When I Grow Too Old To Dream)。
スタッフ・スミスのヴァイオリンとジョン・コリンズのギター・ソロが郷愁を誘います。森陽馬


2026年7月3日(金) 大貫妙子 「Alice」

「大人と子供のあいだを行ったり来たりするのが好きなんです。大人の視点の高さと子供の視点の低さのあいだを。子供のまなざしに帰ることで、いつもいる場所がもっとよく見える、そんな気がします。『Comin' Sonn』はそんな風にして大人と子供のあいだを行ったり来たりしているなかから生まれたものなんです」
(1986年発売当時のMIDI新譜資料に掲載された大貫妙子による言葉より)

大貫妙子さんの1986年発表アルバム『Comin' Soon』が、最新リマスタリングを施されCD化。
当時アナログLPのみに付いていたアートブック(絵本)を可能な限り再現し付属して発売されました。

大貫妙子『Comin' Soon』
(国内CD+復刻絵本セット 完全生産限定盤 村尾泰郎氏による解説付 MDCL-5048 3,960円税込)

清水信之編曲による「Alice」、「ロボット・マーチ」、「メトロポリタン美術館」、「地下鉄のザジ」。
坂本龍一編曲の「ピーターラビットとわたし」、「テディ・ベア」、「タンタンの冒険」他、全12曲収録。
夢の中を彷徨うようなファンタジーなサウンドと、物語の裏にある厳しい現実を突いた歌世界が融合している傑作です。

今日のこの1曲は、宮沢りえ主演NHKドラマ『テレビの国のアリス』(1985)の主題歌だった「Alice」。

「悲しいことはよく起こるのに、嬉しいことはすぐに消えてしまう。」
「勇気をくれた怖い冒険。目を覚ますのはとてもきけんなこと。」(「Alice」歌詞より)
ドリーミーな世界観や単なる癒しではない、大貫妙子さんらしい眼差しが感じられる歌詞が印象深い1曲です。

なお、今回の再発で復刻された付属の絵本は、特色印刷が多種あり、作製が大変困難だったそう。
採算度外視での制作だったため、現在庫が無くなれば同じ値段で再生産されることはまずないと思われます。
購入予定の方はお早めにお手にとってみてください。森陽馬



2026年7月2日(木) Linda Ronstadt 「Blue Bayou」

音楽ドキュメンタリー映画『イミディエイト・ファミリー』をkino cinema新宿で観てきました。

ジェイムス・テイラー、キャロル・キング等のバックを務めたダニー・コーチマー、リー・スクラー、ラス・カンケルに、ワディ・ワクテルが加わったセッション・ミュージシャン達によるバンド、"イミディエイト・ファミリー"の足跡をインタビュー&貴重な映像と音楽で追った映像作品です。

各メンバーの対話と証言者としてキャロル、ジェイムスだけでなく、ルー・アドラー、ピーター・アッシャー、リンダ・ロンシュタット、ジャクソン・ブラウン、ドン・ヘンリー、ニール・ヤング、フィル・コリンズ、キース・リチャーズ等々が出演。名曲の裏話や逸話が多数あり、なかなかに興味深い内容でした。

70'sアメリカン・ロックお好きな方や、映画『ローレル・キャニオン』(
2022年5月9日今日のこの1曲で紹介)をご覧になった方は、是非チェックしてもらいたいですね。

面白いエピソードとしては、リンダ・ロンシュタットのツアー中、ワディ・ワクテルとリンダがツアー先にあったストリップ劇場へ一緒に行くことになった時のこと。
リンダが入場時に必要なIDを忘れたため、その場で「ブルー・バイユー」を唄って入れてもらったそうです。
作り話のような笑い話ですが、若かりし頃のツアーの想い出なのでしょうね。

ちなみに、本作はレッキング・クルーの名セッション・ミュージシャン、トミー・テデスコを父に持つ映像作家、デニー・テデスコが監督を務めています。森陽馬

★掲載ジャケットは、リンダ・ロンシュタットのアサイラム時代70's名盤『Don't Cry Now』(1973)、『Prisoner In Disguise』(1975)、『Hasten Down The Wind』(1976)、『Simple Dreams』(1977)の4作を収めた4LP BOX。
・Linda Ronstadt『THE ASYLUM YEARS 1973-1977』<Record Store Day 2024>
(輸入4LP RHINO 0349.782714)

2026年7月1日(水) カルモニカ from Calmera 「Sunny Side Up」

梅雨のジメジメを吹き飛ばす活気溢れるホーン・インスト♪

・カルモニカ from Calmera『WAKUmonica』
(国内CD ILCA-1110 2,750円)

2026年5月で結成20周年を迎えた大阪発のエンタメジャズバンド、カルメラ。
カルモニカ from Calmeraは、カルメラの創設メンバーである西崎ゴウシ伝説(Agitator/Composer)と、宮本敦(Guitar/Banjo)の2人で2023年に始動させたユニット。

2024年の前々作<SKA>、2025年の前作<FUNKY>に続き、4作目となる2026年最新作のテーマは<ワクワク>。
爽快なホーン(トランペット、テナーサックス、トロンボーン)、疾走感あるバンド・サウンド、超キャッチー&晴れやかなメロディが詰まった1枚。

「おにぎりころりん」、「Drink!Fight!!Sing!!!」、「有頂天ラブ」など楽しい曲名が並んでおりますが、
本日はビッグバンドジャズなオリジナル曲「Sunny Side Up」を今日の1曲に♪ 東尾沙紀


これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

トップページ