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 今日のこの1曲コーナー

ペット・サウンズ・レコード店にて、その日に店内でかけていた曲の中から
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”をご紹介いたします。

以前こちらで掲載した“今日のこの1曲”は“今日のこの1曲 アーカイヴス”コーナーにてご覧になれます。

◆こちらでご紹介している商品もご注文いただけます◆

くわしくは通販コーナー、もしくは直接こちらまでご連絡くださいませ。
(廃盤・生産中止になっている商品もございますので、その際はご了承くださいませ)



2024年5月18日(土) 荒井由実 「生まれた街で」~「瞳を閉じて」

荒井由実というミュージシャンに興味を持ったのは、キャラメル・ママがバック演奏を担当することがきっかけだったような気がします。

1973年11月発売のファースト・アルバム『ひこうき雲』を聴いてからは、彼女自身のヴォーカルや作詞・作曲した楽曲にも興味が広がり、新感覚を持った日本人女性ミュージシャンの登場を喜んだものです。

1974年10月には、セカンド・アルバム『ミスリム』発表。
このアルバムではユーミン、そしてキャラメル・ママに加えて、もうひとつ強力な興味ポイントがプラスされていました。

それは、シュガー・ベイブのコーラス参加でした。

レコードを買って、ミュージシャン・クレジットの所に、シュガー・ベイブの名を発見した時はうれしかったなぁ。
シュガー・ベイブはレコードをまだ出していない時でしたが、ライヴ・ハウスには足をよく運んでいた頃だったので、そこに目を付けてくれたユーミンはやっぱりセンスがいいなー、なんて思ったものでした。

ということで、今日は、ユーミン+キャラメル・ママ+シュガー・ベイブのコラボが実現した2曲を続けて・・・。森 勉

・荒井由実『ミスリム』
(国内CD TOCT-10712 2,619円税込)

<PET SOUNDS RECORDが選ぶ2023年ベスト・アルバム>コラム・コーナーに更新いたしました。
現在の営業時間は11時~21時。年中無休です。

2024年5月17日(金) ザ・ナスポンズ 「サバの味噌煮」

唯一無二の女性シンガー・ソングライター松浦湊を中心に、春日hachi博文(ギター)、上原yukari裕(ドラムス)、小滝みつる(キーボード)、新井健太(ベース)という強者が集った、現役にして伝説のバンド!“ザ・ナスポンズ”。

2021年頃からライヴ活動を続けていたザ・ナスポンズのCDR『ナスの缶詰め ver.1』(1,000円税込)を、当店でも取り扱いさせていただけることになりました。

「アサリでも動いている」、「アフターわっしょい」、「サバの味噌煮」の3曲入。
メンバー各々の個性が濃縮されたバンド・サウンドはもちろん、松浦湊さんでしか歌えないような情念とユーモア入り混じった不思議な歌世界が、なんだか凄い!
例えようがない独特な求心力がありますね。

ちなみに、ザ・ナスポンズ次回のライヴは、2024年6月15日(土)原宿クロコダイル。
“生”の「サバの味噌煮」で異世界へ吹き飛ばされに行きましょう! 森 陽馬


2024年5月16日(木) Mark Nevin 「Deep Long Love」

フェアーグラウンド・アトラクションの名盤『ファースト・キッス』が発表されて、今日5月16日でちょうど36年。

オリジナル・メンバー4人で再結成、バンドとしては35年ぶりとなる来日公演(東名阪全5公演全てソールド・アウト!)も約1ヶ月後に迫ってきました。懐かしい友人と久々に再会するような、楽しいライヴになりそうですね。
さらに9月頃には新作リリースも予定されており、嬉しいニュースが目白押しです。

フェアーグラウン・アトラクションドの楽曲殆どを手掛けるリーダー/ギタリスト、マーク・ネヴィン。
海外では2022年に配信でのみ発表されたソロ最新作が、来日を記念し、日本でのみCD化されました!
HAYABUSA LANDNGSから、嬉しい解説・歌詞・対訳付きでのリリースです。

マーク・ネヴィン『ホワイル・ザ・キングダム・クランブルズ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック1曲追加 HYCA-8072 2,640円税込)

ピュアな歌声と美しいオーケストレーションに魅了される「Show Me Who You Are」、現スクイーズでも活躍中のメルヴィン・ダフィーのペダル・スティールが印象的な「Deep Long Love」をはじめ、彼の楽曲はいつも温かな眼差し、愛情を感じます。
聴く程にじんわり沁みる味わい深い1枚です。東尾沙紀


2024年5月15日(水) Momy & The Mega 「ここから」

ニューオリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティヴァル2024は、ニューオリンズ地元勢に加え、ローリング・ストーンズやニール・ヤング、ビーチ・ボーイズ他豪華アーティストも目白押しで、大盛り上がりだったようですね。
ネット動画でも楽しめましたが、やっぱり現地の空気を感じながら聴けたら最高だろうなぁ。

さて、ニューオリンズで録音した日本人アーティストの新譜CDを紹介しましょう。

Momy & The Mega『Mega』
(国内CD MOAK-0004 3,300円税込)

3人組ファンク・バンド、モミーFUNK!のヴォーカリスト&エンターテイナー、“モミー”。
本作は、彼の長年の夢であったアメリカでのレコーディングを叶えるため、クラウドファンディングで約200万円の支援を集め、Nori Naraokaのプロデュースで、ニューオリンズを拠点にして制作したソロ・アルバムです。

今日のこの1曲は、これぞニューオリンズ!なリズムに、彼の日本語詞が乗った1曲目「ここから」を。森 陽馬


2024年5月14日(火) Lowell George 「Doctor My Eyes」

ローウェル・ジョージが歌う「Doctor My Eyes」(ジャクソン・ブラウンカヴァー)!

CD及び配信でもまだ出ていない音源が、このアナログ再発盤に収録されています。

Lowell George『Thanks I'll Eat It Here』(Limited 2LP Deluxe Edition)
(輸入アナログ・レコード2枚組 Record Store Day Exclusive RHINO R1-726086)

リトル・フィートのローウェル・ジョージが1979年に発表した唯一のソロ・アルバム『Thanks I'll Eat It Here』(邦題:特別料理 イート・イット・ヒア)の45周年記念盤として、レコード・ストア・デイ限定で発売されたアナログLP2枚組。

名エンジニアのバーニー・グランドマンによるオリジナル・マスターテープからの最新リマスタリング!
更に、2枚目のディスクにアウトテイクなど未発表トラックが追加収録。
その中に、ジャクソン・ブラウン「Doctor My Eyes」のカヴァーが入っています。

デモっぽいのかな、と思いきや、スタジオでしっかりと録音されたヴァージョン!
ローウェル・ジョージ色なアレンジで料理されていました。
リリースから約半世紀を経て、こんな音源が出てくるとは驚きですね。森 陽馬


2024年5月13日(月) 久保田麻琴 「遠い願い」

音楽を聴くと、忘れかけていた記憶が一瞬で甦ってくることがあります。

アナログ・レコードで先日再発売された本作も、針を落としたら想い出が胸に込み上げてきました。

久保田麻琴『On The Border』
(国内アナログ・レコード TBV-0055 4,400円税込)

『On The Border』は久保田麻琴さんがBEAMS RECORDSから2000年に発表したオリジナル・アルバム。
ハリー&マック(細野晴臣&久保田麻琴)の1999年作『Road To Lousiana』はよく知られていますが、本作もニューオリンズ含むアメリカで録音されており、ザ・バンドのガース・ハドソンやレヴォン・ヘルムが参加している名盤です。

今日のこの1曲は、東京ローカル・ホンクの木下弦二作「遠い願い」のカヴァーを。

発売当時、久保田麻琴が東京ローカル・ホンクをバックに従えて、インストア・イベントを各所で行いました。
タワー・レコード渋谷(地下)で行ったミニ・ライヴでは、東京ローカル・ホンクのメンバー4人が普段のステージと違い、BEAMS店舗で選んだシックでかっこいい洋服を着て演奏していたことを、懐かしく想い出しました。森 陽馬


2024年5月12日(日) ジョン・レノン 「真夜中を突っ走れ」(Whatever Gets You Thru The Night)

映画『ジョン・レノン 失われた週末』を、角川シネマ有楽町で先日鑑賞しました。

ジョン・レノンがオノ・ヨーコと別居していた1973年秋から1975年初頭の間に、恋人として一緒に過ごしていた女性メイ・パンの証言によって描かれるドキュメンタリー作品です。

タイトルは「失われた週末」ですが、ジョン自身のプライベートはもちろん、音楽的にも充実していた時期だったのだな、ということが実感できました。

1年半の間に、『マインド・ゲームス』(1973)がリリースされ、『ロックン・ロール』を録音。
更に、「真夜中を突っ走れ」が全米シングルチャート1位を獲得し、名盤『心の壁、愛の端』(1974)を制作。
エルトン・ジョンやハリー・ニルソンと出逢い、当時は犬猿の中と言われていたポール・マッカートニーと久々の再会を果たしてセッションも行っていました。
付き合いたてのカップル同様、彼女とお互いの写真をたくさん撮っていたことも感心しましたね。

他にも、1975年にヨーコと復縁した後もメイ・パンはジョンと密会していたことや、元妻シンシアと和解し息子ジュリアンとディズニーランドへ行った話、メイ・パンはトニー・ヴィスコンティと後に結婚した等、本作で初めて知りました。
ジョンは母性的なものをヨーコへ求めていたのかも? 彼の複雑な人間性を改めて感じさせた映画でした。森 陽馬

★掲載ジャケットは、ジョン・レノン「真夜中を突っ走れ」(Whatever Gets You Thru The Night)他、全19曲収録のベスト・アルバム『Gimme Some Truth』。(国内CD UICY-15940 2,750円税込)


2024年5月11日(土) 坂本龍一 「opus」

映画『Ryuichi Sakamoto / Opus』を、109シネマズプレミアム新宿で鑑賞しました。

本作は、2023年3月に逝去した坂本龍一が、NHK509スタジオで2022年9月に録音した映像作品です。
今までに配信やNHKで放送されましたが、曲を追加しソロ・ピアノ演奏計20曲103分で構成されています。

観ていて辛くなったり感傷的な気持ちになるかも、と覚悟して観に行きましたが、坂本龍一の気概が伝わってきて、魂が浄化されるような素晴らしい時間を過ごすことができました。

<Ars Longa, vita brevis>(芸術は長く、人生は短し)
この世からいなくなっても彼の音楽は永遠に残り、聴く者の心を震わせるのだ、ということを改めて実感。

坂本龍一のコンサート・チケットが取れたから行ってみよう、くらいの感覚で観ても構わないと思います。
多くの方にご覧になっていただきたい“opus”(芸術作品)ですね。森 陽馬


★掲載ジャケットは、「opus」が収録されている坂本龍一の1998年発表アルバム『BTTB』。
「energy flow」等が追加収録された20周年盤が2018年に発売されました。
(国内CD 村上春樹によるライナーノーツ付 WPCL-12924 2,860円税込)


2024年5月10日(金) 山下達郎 「プラスティック・ラブ」(LIVE)

<山下達郎 PERFORMANCE 2024>の日程が発表になりました。

2024年7月12日から12月5日まで、2,000人前後収容のホールで43公演。
毎公演2時間半から3時間の超充実のライヴ・パフォーマンス。
達郎さんは71歳、頭がさがります。

約6カ月のライヴ・ツアーは、体調管理、のどのケアなど大変でしょうが、全国の達郎ファンをまた喜ばせてほしいと思います。
今年も狭き門のチケット抽選となるでしょうが、とにかく楽しみです。

今日のこの1曲は、ライヴ・アルバム『JOY』より、今年は聴けるといいな・・・。
「プラスティック・ラブ」を。森 勉

・山下達郎『JOY』
(国内2枚組CD WPCV-10024 5,016円税込)


2024年5月9日(木) 大滝詠一 「君は天然色」

駅で列車が発着する時のメロディ(駅メロ)に、つい反応してしまいます。
ドアが閉まるまでほんのちょっとの短い時間ながら、そのメロディが聴こえてくると心が和みますよね。

そんな“駅メロ”好きな方にオススメしたい書籍が出ました。


・『駅メロものがたり』
(交通新聞社新書 著者:藤澤志穂子 990円税込)

この本では、特徴的な駅メロが使われている18の駅と、その駅メロを導入し地域おこしに力を尽くした人たちの話が、駅メロ音楽の背景含め紹介されています。

仙台駅「青葉城恋唄」、呉駅「宇宙戦艦ヤマト」、茅ケ崎駅「希望の轍」「海その愛」、川崎駅「上を向いて歩こう」、桃谷駅「酒と泪と男と女」、郡山駅「キセキ」、福島駅「栄冠は君に輝く」、津久見駅「なごり雪」等々。

そして、水沢江刺駅「君は天然色」のことも約15ページ紹介されていました!
松本隆さんへの取材インタビューも掲載されており、読み応えがあります。
(松本さんにとっての「大滝さんとの一番の想い出」も語られています。)

駅メロ好きの方のみならず、大滝詠一ファンの方には是非手に取ってご覧いただきたいですね。森 陽馬

★書籍も当店で販売中!
★掲載ジャケットは、「君は天然色」収録の大滝詠一1981年発表アルバム『A LONG VACATION』


2024年5月8日(水) Jackie DeShannon 「What'd I Say」

ジャッキー・デシャノンが1962年に発表する予定だった作品が英ACEからリリースされました。

Jackie DeShannon『Nothing Can Stop Me : Liberty Records Rarities 1960-1962』
(輸入CD ACE CDTOP-1643)

今作は彼女がレイ・チャールズのレパートリーを取り上げた作品。
1961年に録音、1962年1月にリリースが予定されていたものの、『ボビー・ダーリン・シングス・レイ・チャールズ』の制作・発表時期が重なり、彼女の方は当時発売が見送られてしまったのだそうです。

「I Got A Sweetie」、「Hallerujah, I Love Him(You) So」、「Georgia On My Mind」他、のちにアルバムやコンピレーションに収録された数曲以外はほとんどが完全未発表!
「What'd I Say」などシャウトした時のしゃがれ声がかっこいいですね!
19歳頃のソウルフルな歌声が楽しめます。

当時お蔵入りとなった11曲に加え、ボーナス・トラックとして、同時期に録音された別のレイ・チャールズ・カヴァーや、名曲「ブレイカウェイ」のコンビで知られるシャロン・シーリーとの共作曲(1962年録音)など13曲がプラスされています。東尾沙紀


2024年5月7日(火) The Pen Friend Club 「Let It Shine」

ビーチ・ボーイズの楽曲は、ジャンル問わず色々なアーティストにカヴァーされています。
しかしながら、ブライアン・ウィルソンのソロ楽曲は、イイ曲が多いにも関わらずカヴァーが少ないですね。

今日のこの1曲は、その数少ないブライアン・ウィルソンのソロ楽曲カヴァーを紹介しましょう。

The Pen Friend Club『Back In The Pen Friend Club』
(国内CD 全12曲収録 PPRD0006 3,300円税込)

本作はザ・ペンフレンドクラブの9枚目となる2024年発表アルバム。
日英ハーフの女性ヴォーカリストNiinaを新たにメンバーとして迎え、洋楽カヴァーを12曲取り上げています。

その中の6曲目に、ブライアン・ウィルソン「Let It Shine」カヴァーが入っています。
オリジナルは、ブライアンの1988年発表、復活のソロ・アルバム『Brian Wilson』に収録。

この歌だけ女性シンガーの歌唱ではなく、リーダーの平川雄一氏が単独のリード・ヴォーカルで歌っていて、彼のこだわりと“ブライアン愛”を感じさせます。森 陽馬

2024年5月6日(月) Glen Campbell 「Strong」 feat Brian Wilson

ブライアン・ウィルソンとグレン・キャンベルによる感動のデュエット曲「Strong」を収録した作品が出ました。

Glen Campbell『DUETS : Ghost On The Canvas Sessions』
(輸入CD 全12曲収録 Surfdog Records/Big Machine Records 0084390090211/輸入LPもあり)

2017年に亡くなったグレン・キャンベルの2011年発表アルバム『Ghost On The Canvas』を再構築した作品で、ブライアン・ウィルソンの他にも、キャロル・キング、スティング、エリック・クラプトン、エルトン・ジョン、ブライアン・セッツァー、ドリー・パートン等、豪華ゲストが参加しています。

ブライアン・ウィルソンがヴォーカル&コーラスで参加しているのは8曲目「Strong」。
今から約59年前、1965年にグレン・キャンベルがブライアン・ウィルソンプロデュースでシングル発売した「Guess I'm Dumb」のイントロ&コーラスを、新たに蘇らせたアレンジになっていて泣かせますね。

なお、この曲はダリアン・サハナジャが主なサウンドを手掛けており、ポール・ヴォン・マーテンスやプロビン・グレゴリー等、ブライアン・ウィルソン・バンドのメンバーも演奏に加わっています。森 陽馬


2024年5月5日(日) THE CYRKLE 「We Were There」

昨日紹介したレモン・ツイッグスは約1年ぶりのアルバムでしたが、こちらは約50年以上ぶり!の新作です。

THE CYRKLE(サークル)『Revival』
(輸入CD 全15曲収録 Big Stir Records BSR-108)

「Turn-Down Day」「Red Rubber Ball」のヒットで知られるソフト・ロックの人気グループ、The Cyrkle。
Mike losekampとPat McLoughlinに、音楽活動を休止していたDon Dannemannが加わって2016年に再編成。
一部メンバーが亡くなりましたが、その後も地道にライヴ活動を続けていました。

本作は1967年発表『Neon』から57年ぶり、サントラの『The Minx』(1970)含めても約54年ぶりとなる、新録音のオリジナル・アルバムです。
CDのレーベル面が『Neon』のジャケットをオマージュしたデザインで、聴く前から思わずニヤリ♪
ポップなアレンジに見事なコーラス・ハーモニーは健在で、とてもゴキゲンな1枚に仕上がっています。

「Turn-Down Day」「Red Rubber Ball」「The Visit」の新ヴァージョンや、「The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)」のカヴァーもありますが、今日のこの1曲はオリジナル新曲「We Were There」を。

「1960年代ビートルズ旋風が吹き荒れ→ブライアン・エプスタインに見出され→ジョン・レノンにバンド名を付けてもらい→多くの人の前で演奏した→思い出は薄れていくけれど感謝している→たしかに僕らはそこにいたんだ。」
と、まさにTHE CYRKLEの歴史が歌われたナンバー。サビのコーラスがビーチ・ボーイズ風ですね。
森 陽馬


2024年5月4日(土) The Lemon Twigs 「My Golden Years」

<21世紀の“All Summer Long”>!!?

ブライアン&マイケル・ダダリオ兄弟によるユニット、レモン・ツイッグスの2024年作が出ました。
ビーチ・ボーイズ・ファンに是非聴いていただきたい超オススメのアルバムです!

レモン・ツイッグス『A Dream Is All We Know』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック追加収録 解説・歌詞・対訳付 CT375JCD 2,750円税込/輸入LPもあり)

2023年ベストに選出した前作『Everything Harmony』は、サイモン&ガーファンクルのような哀愁を帯びたハーモニーが印象的でした。

コロナ禍も明け約1年を経た本作は、ビーチ・ボーイズ的コーラス・ハーモニーに、グッド・メロディーが合わさったサンシャイン・ポップな傑作!
初夏が近づき、心がウキウキしてくる今の季節にピッタリな1枚です。

今日のこの1曲は、ポップスの魔法を感じさせてくれる①「My Golden Years」を。
後半に差し掛かる部分で、カール・ウィルソンを彷彿とさせるシャウトから、ビーチ・ボーイズ的コーラスへなだれ込む展開に感動を覚えました。

ちなみに、「Girls On The Beach」を想起させる6曲目「In The Eyes Of The Girl」は、ショーン・レノンのスタジオでレコーディングされ、ショーンもベースで参加しています。森 陽馬


2024年5月3日(金) Dusty Springfield 「A Love Like Yours (Don't Come Knocking Everyday)」

ACEレーベルから、また素敵なコンピレーションCDが出ました。

1960年代モータウン・レーベルの主要ヒット曲をたくさん作ったソングライター・チーム、エディ&ブライアン・ホーランドの兄弟とラモント・ドジャー、いわゆるホーランド=ドジャー=ホーランドの作品集です。

『A Different World ~ The Holland-Dozier-Holland Songbook』
(輸入CD ACE/KENT SOUL CDTOP-520 24ページ・カラー英文ブックレット付)

今までも彼らのヒット曲満載のCDは出ていますが、今回は一味違うというか、ちょっとヒネッた選曲になっている所がミソです。全24曲収録。

「Where Did Our Love Go」はドニー・エルバート。
「Baby I Need Your Loving」はマーヴィン・ゲイ&キム・ウェストン。
「How Sweet It Is」はブレンダ・リー。
「Reach Out, I'll Be There」はグロリア・ゲイナー。
「Come See About Me」はバーバラ・メイスン。
と、それぞれ意外なアーティストによるカヴァーが収録されています。

それから、マーサ&ヴァンデラスの「Jimmy Mack」、フリーダ・ペインの「Band Of Gold」は別ヴァージョン。
シュープリームスは1967年に録音されながら1986年まで未発表だった曲。
等々、趣向を凝らした曲が並んでいます。

今日の1曲は、1978年に発表になったダスティ・スプリングフィールドの「A Love Like Yours (Don't Come Knocking Everyday)」を。
マーサ&ヴァンデラス1963年の大ヒット「Heat Wave」のB面曲をナイス・カヴァーしたものです。

それにしても、ホーランド=ドジャー=ホーランドは、イイ曲ばかり書きましたね。森 勉


2024年5月2日(木) Neil Young with Crazy Horse 「A Chance On Love」(元Love And Only Love)

ローリング・ストーンズが『ハックニー・ダイアモンズ』ツアーを開始して話題になりましたが、ニール・ヤングがクレイジー・ホースを率いて、久々にバンドでのライヴ・ツアー『2024 Love Earth Tour』をスタートさせたことも注目です。

新作『Fu##in' Up』を携えてのツアーで、アルバムではギタリストがニルス・ロフグレンでしたが、ブルース・スプリングスティーンのツアーと被っているため、ライヴではMicah Nelson(ウィリー・ネルソンの息子)がニルスの代わりに参加。その彼が昔のニールと同じようなネルシャツを着てギターを弾いているのがイイですね。

また、1978年のRust Never Sleeps Tour(ライヴ盤『Live Rust』)や、1991年の『Ragged Glory』を携えてのツアー(ライヴ盤『Weld』)を彷彿とさせるステージ・セットなのもグッときました。
ビリー・タルボット&ラルフ・モリーナは80歳、ニールは78歳。
結構タイトなツアー日程ですが、元気に頑張ってもらいたいですね。

ちなみに、4月20日レコード・ストア・デイで先行発売されたLP『Fu##in' Up』の国内盤CDも発売されました。

ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース『Fu##in' Up』
(国内CD 大鷹俊一氏による解説・歌詞・対訳付 WPCR-18667 3,080円税込)

今日のこの1曲はその中から「A Chance On Love」(元Love And Only Love)を。
ニール・ヤングらしいギター・ソロ&15分以上!の長尺。
90年代以降ライヴでよく歌っているナンバーで、最新ツアーでも演奏されています。森 陽馬



2024年5月1日(水) 歌島昌智 「うたかた」

歌島昌智さんの2024年発表作『うたかた』(国内CD 2,500円)を、当店で販売させていただけることになりました。

歌島昌智さんは1970年広島県尾道市生まれで、現在は出雲を拠点に活動しているピアニスト/作曲家/民族楽器奏者/身体調律師。ミッキー吉野バンドのドラマー&キーボーディストとしてキャリアを開始した後、世界各国の民族楽器を駆使した音楽活動を続けています。
寺尾紗穂さんの名盤『わたしの好きなわらべうた』に参加し、ライヴで共演していることでも知られていますね。

本作『うたかた』は、彼が新井みつこ(チェロ)、角田健(ドラムス)と制作したピアノ・トリオ・アルバム。
歌島さんが奏でるスピリチュアルかつ美しいピアノの奏を中心としたインストゥルメンタルが10曲収められています。

今日のこの1曲は、9曲目に収録されているタイトル・ナンバー「うたかた」を。
「コロナ禍の中で消えていったもの、生まれるはずだったのに生まれなかったものへ捧げるような気持ちで書いた」そうで、静謐かつ優しいピアノの響きからは、“希望”が伝わってきます。森 陽馬


★当店の店頭及び
通販コーナーからお買い上げいただけます。


2024年4月30日(火) Sandy Salisbury 「Six O'Clock」

春を通り越して、初夏の陽気ですね。
5月初旬に見頃となることが多い近隣の公園にある藤棚もだいぶ散ってしまいました。

そんな晴れやかな季節を感じながら、インドアでひっそりと聴きたい1枚。

サンディ・サリスベリー『Merrow As Sunshine』
(国内仕様CD 日本語解説付 BSMF-7719 2,970円税込)

カート・ベッチャー率いるソフト・ロック・ユニット、ザ・ミレニウムのヴォーカリスト/ソングライターとして活躍したサンディ・サリスベリーが、1966~68年に録音していたデモ音源集です。

以前にもデモが発売されたことがありましたが、今回のは新たに発掘された貴重音源!
サンディ・サリスベリーのメロディー・メーカーとしての実力を実感できる全20曲入。
ギター伴奏にハーモニーやハープシコードを1人で重ねたものながら、退屈せずに続けて聴けるのは、楽曲が晴れやかで“メロウ”な魅力に溢れているからでしょうね。

今日のこの1曲は、しっとりと静かに沁みる「Six O'Clock」を。
ザ・ミレニウムに「5 A.M.」という名曲もありましたね。 森 陽馬


2024年4月29日(月) Aoife O'Donovan 「Crisis」

アメリカの女性シンガーソングライター、イーファ・オドノヴァン約2年ぶりとなる新作がリリースされました。

イーファ・オドノヴァン『オール・マイ・フレンズ』
(国内CD 日本語解説・歌詞付 BSMF-6246 2,970円税込)

今作は、2019年に交響楽団から憲法修正第19条施行100周年記念の楽曲制作を依頼されたことをきっかけに、アメリカの女性参政権運動や、その指導者キャリー・チャップマン・キャットらにインスピレーションを得て作られた作品です。

テーマは政治的・社会的でありながら、イーファの歌声はいつものようにしなやか。
夫でチェロ奏者のエリック・ジェイコブセンら兄弟が主宰するオーケストラ<The Knights>の美しい管弦アレンジ、アナイス・ミッチェル、グリフィン・ゴールドスミス(Dawes)、ノーム・ピケルニー(パンチ・ブラザーズ)ら同シーンで活躍するミュージシャンがサポートしています。

本日は''大声で叫ぶ時がきた--女性の時代は今''...キャリー・チャップマン・キャット1918年のスピーチを引用した「Crisis」を今日の1曲に。シエル・ハルがマンドリンで参加しています。

アルバムの最後には、1963年黒人女性に対する痛ましい事件を基にしたボブ・ディラン「The Lonsome Death Of Hattie Carroll(ハッティ・キャロルの寂しい死)」のカヴァーが収録されています。

権利のために奮闘してきた女性たちと、現在/これからを生きる人々へのメッセージが込められた今作。
いろいろと考える・知るきっかけをもらいました。東尾沙紀


2024年4月28日(日) Iron & Wine 「All In Good Time」 feat Fiona Apple

休日の午前中に、優しい陽射しを感じながら聴きたい1枚。

アイアン&ワイン『Light Verse』
(国内CD 日本語解説付 OTCD-6871 2,860円税込)

Iron & Wine(アイアン&ワイン)は、1974年サウスカロライナ生まれの男性シンガー・ソングライター、サム・ビームのソロ・ユニット。飾らないアコースティックなサウンドと歌声が特徴的で、寂しげでいながら温もりも感じさせます。

僕が彼のことを初めて知ったのは、2004年発表2ndアルバム『Our Endless Numbered Days』でした。
エリオット・スミス、SONGS OHIO、Gillian Welch等と並び、新世代フォークの奇才としてよく聴きましたね。

本作『Light Verse』は、コロナ禍を経て約7年ぶりとなる7作目。
24人編成のストリングスも加わり、サウンドはふくよかになりながら、フォーキーな魅力は健在です。

今日のこの1曲はフィオナ・アップルが参加している3曲目「All In Good Time」を。森 陽馬


2024年4月27日(土) 土岐麻子 「ドア」

今日からゴールデン・ウィークの連休で、故郷へ帰省する方も多いようですね。
東京・武蔵小山の街中は、人出がありながらもゆったりとした空気が流れていました。

そんなゴールデン・ウィーク初日の雰囲気にピッタリだったのがこの1枚♪

土岐麻子『Peppermint Time ~ 20th Anniversary Best』
(2CD+Blu-ray+エッセイ 初回限定盤 RZCB-87131 6,600円税込)
(2CD通常盤 RZCB-87133 3,960円税込)

1997年にシンバルズでデビューした後、2004年に父・土岐英史との共同プロデュースで初ソロ作をリリース。
本作は彼女のソロ・デビュー20周年を記念したオールタイム・ベスト・アルバムです。

新録曲「美しい顔」(with 礼賛)、人気曲「Gift~あなたはマドンナ」「乱反射ガール」等含む全31曲。
ポップなサウンドの魅力に加え、歌詞が内面から滲み出ていて、1曲1曲に伝わってくるものがあります。

今日のこの1曲は、夜の落ち着いた時間に聴きたい「ドア」(作詞:土岐麻子、作曲:トオミヨウ)を。
2021年発表アルバム『Twilight』に収録されていた、切なくも美しいナンバーです。森 陽馬


2024年4月26日(金) 小坂忠 「庭はぽかぽか」

「このアルバムのことは一生覚えていると思います。当時、大学生のただのピアノ弾きだったとはいえ、生まれて初めてのライブレコーディングですから。間違えたら一生残ると思うと、前の晩は全く眠れませんでした。<中略> 僕の全てはここから始まったんだな、とあらためて思います。」(松任谷正隆氏によるコメントより)

1972年3月30日郵便貯金ホールで行われた小坂忠+フォー・ジョー・ハーフのコンサート音源を収めているライヴ盤『もっともっと』が、最新リマスタリングによる高音質CDと美麗なカラーLPで再発されました。

小坂忠+Four Joe Half『もっともっと』
(国内CD MHCL-30982 2,750円税込/国内LP 完全限定盤アイボリー・カラー MHJL-327 4,840円税込)

当時の小坂忠さんの歌声&風貌、Four Joe Half(駒沢裕城、林立夫、後藤次利、松任谷正隆)による味わい深い演奏には、ジェイムス・テイラー&セクションの影響を感じさせますね。

また、忠さんは狭山のアメリカ村へ移り住んだばかりで、ソロ1st『ありがとう』(1971年発表作)に未収録の「春を待っている私はこたつの中」、「庭はぽかぽか」からは、穏やかで牧歌的な生活であったことが伝わってきます。

ちなみに、当時の日本で流行だった「四畳半フォーク」を英語の当て字“Four Joe Half”(フォー・ジョー・ハーフ)にしてバンド名とした名付け親は、小坂忠の奥様、高叡華さんだったそう。
その高叡華さんの最新インタビューと、Four Joe Halfメンバー4人の当時を振り返ったコメントが今回のブックレットに掲載されています。森 陽馬


2024年4月25日(木) 竹内まりや 「みんなひとり」

2024年4月22日で、ペット・サウンズ・レコードは1981年の開店から43周年を迎えました。

2005年1月31日に武蔵小山駅前開発&東急目黒線の地下化工事のため一時閉店後、仮店舗営業などもありましたが、2007年3月15日、現在の場所にてまた店を始めることができました。

これだけ長い間、店を続けてこれたのも、ペット・サウンズ・レコードでお買い物をしてくださるお客様があってこそと思っています。ありがとうございます。

ということで今日は、現在の店舗へ移ってから2か月ほど経った頃に出たアルバムを取り上げたいと思います。

2007年5月発表になった竹内まりや『DENIM』。
オリジナル・アルバムとしては通算10作目でした。
今回はその『DENIM』がアナログLP2枚組となって4月24日に発売されました。

竹内まりや『DENIM』
(国内アナログLP2枚組 完全生産限定盤 WPJL-10198 5,500円税込)

大きなジャケットに、針でひろう優しい音色、いいですね。

今日の1曲は4曲目、じゃなくてディスク1 B面の1曲目「みんなひとり」を。森 勉


2024年4月24日(水) RYUSENKEI 「スーパー・ジェネレイション」

昨日紹介したリンダ・キャリエールの復刻CDは、アルファ・ミュージック創立55周年の記念日(2024年7月17日)に発売されますが、それに先んじ、新生アルファの第1弾作品として“RYUSENKEI”の新作が本日リリースされました。

RYUSENKEI『ILLUSIONS』
(国内CD 下井草秀によるライナーノーツ付 MHCL-3082 3,300円税込)

新世代のシティ・ポップ傑作を生み出してきたクニモンド瀧口によるプロジェクト“流線形”が、女性シンガーSincere(シンシア)を新たに迎え、“RYUSENKEI”として再始動。
生バンドのオーガニックな演奏はそのままに、より洗練されたアレンジと世界観を感じさせる1枚です。

今日のこの1曲は、雪村いづみがキャラメルママをバックに従え1974年(今からちょうど50年前)に発表した名盤へオマージュを捧げたタイトルの1曲目「スーパー・ジェネレイション」を。

♪ねぇ、TOKYO 煌めいてる?♪という歌い出しから始まり、新しい時代へ“アクセルを踏む”ような疾走感と刹那が表現されているシティ・ポップ・ナンバー。
なお、この曲のストリングス・アレンジは、シンリズムが手掛けています。森 陽馬


2024年4月23日(火) リンダ・キャリエール 「Love Celebration」

村井邦彦氏が設立したアルファ・ミュージックは、2024年7月で創立55周年を迎えます。
そのアルファ創立記念日となる7月17日に、お蔵入りしていた幻の1枚が発売決定しました。

リンダ・キャリエール『Linda Carriere』
(2024年7月17日発売 国内CD MHCL-3092 3,300円税込)
(2024年8月3日発売 国内LP 完全限定アナログ盤 MHJL-349 4,730円税込)

リンダ・キャリエールはニューオリンズ生まれの黒人女性シンガー。
本作は1977年に細野晴臣プロデュースで制作され、業界関係者にプロモーション用ラフミックスのテストプレス盤が少量配布されたものの発売に至らなかった1枚。(長年の間、そのプロモ盤は超高値となっていました。)
この度、細野晴臣立ち合いのもとGOH HOTODAによる最新ミックスで、47年の時を経てリリースされます。

作曲は細野晴臣4曲、山下達郎2曲、吉田美奈子2曲、矢野顕子1曲、佐藤博1曲。
作詞は全曲ジェームス・レイガンが担当。
細野晴臣ファン、山下達郎ファンも要注目の再発ですね。

今日のこの1曲は、山下達郎作曲による「Love Celebration」を。
リンダ・キャリエールのヴァージョンは当時お蔵入りしましたが、安井かずみによる日本語詞が付けられ「バイブレイション」として笠井紀美子が歌い1977年にシングルリリース。山下達郎は自身の1978年発表アルバム『GO AHEAD!』で取り上げました。森 陽馬

★掲載ジャケットは、山下達郎『GO AHEAD!』


2024年4月22日(月) Paul Weller 「Soul Wandering」

ポール・ウェラー3年ぶりの新作『66』が5月24日(金)にリリースされます。
発売日翌日に66歳の誕生日を迎えるウェラーの年齢をタイトルに冠した17作目です。

2024年1月下旬~2月初旬に行われた日本ツアーで披露され好評だった新曲2曲「Jumble Queen」、「Nothing」も新作にラインナップされています。
新作からの先行シングルとしてビデオが公開された「Soul Wandering」もイントロからテンションが上がるかっこいい曲♪
この曲の7インチ・シングルが真っ赤なポリドールのスリーヴ&レッド・カラー盤仕様で、RSDアイテムとしてリリースされました。

Paul Weller『Soul Wandering/Rise Up Singing』
(輸入7inchシングル polydor 5895971)

「Soul Wandering」はボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)が作詞を手掛けた曲で展開も面白い1曲。
もう片面の「Rise Up Singing」は、Dr.ロバート(ブロウ・モンキーズ)、マイルス・コープランドらのプロジェクトMonks Road Socialとのコラボから生まれ2023年に発表された楽曲で、美しいストリングス・アレンジも聴きもののソウル・ナンバー。
この曲も新作に収録されています。東尾沙紀


2024年4月21日(日) ビートルズ 「Now And Then」

ラジオ日本に『ビートルズ10(テン)』という番組があります。

ビートルズの楽曲だけで毎週ベスト10を発表するという番組です。
ハガキ、FAX、eメールで1人3曲まで(当初は1人何曲でもということもあり)毎週リクエストでき、それを基に毎週ベスト20を発表して早9年と6カ月ほど。ビートルズの曲だけでのヒットパレード・・・。大したもんです。ナビゲーターは謎の音楽家カンケさん。

その中にチャート発表とは別に「邦題つけ邦題」というコーナーがありました。
公式に発表された213曲にプラスBBC音源などでの23曲の中から、、日本で付けたタイトルがまだない曲に番組で勝手に邦題を付けてしまおうという企画が以前ありました。

記録によると、「邦題つけ邦題」の第1回目は、2005年10月8日放送。
曲は「Let It Be」。
邦題は・・・「そのうちなんとかなるだろう」でした。
なんとも、クレイジーないいタイトルですね。

2016年11月20日放送、第205回の「The End」(邦題「終わりに」)で一応終了していましたが、2023年に新曲!「Now And Then」が出た事により、ゴールデン・ウィークあたりに臨時復活するそうです。

「Now And Then」→果たしてどんな邦題が付くのか楽しみですね。
ちなみに僕なら、「ジョンの想い」としたいところです。

なお、一度邦題がついた「Free As A Bird」、「Real Love」にも新しいタイトルがつくそうです。森 勉


★掲載ジャケットは、ビートルズ『Now And Then』
(国内CD 生産限定盤 英文解説翻訳・歌詞・対訳付 UICY-80380 1,100円税込)


2024年4月20日(土) Neil Young with Crazy Horse 「Walkin' In My Place」

RECORD STORE DAY 2024に、当店へご来店いただいたお客様、ありがとうございました。
今日は天気も良くて、レコード買い物日和でしたね。

他のレコード店もたくさんあるのに、当店へわざわざお越しいただいて、本当にありがたい思いでいっぱいです。
レコードだけでなく、音楽を聴いて楽しむ気持ちを忘れずにいたいですね。

さて、魅力的なRECORD STORE DAY商品はたくさんありますが、個人的なRSD2024はこの1枚!

Neil Young with Crazy Horse『Fu##in' Up』
(輸入LP2枚組 RSD限定クリア・カラー盤 9362484493/国内CD&輸入通常LPは4月26日発売)

78歳を迎えたニール・ヤングが、現在のクレイジー・ホース(ニルス・ロフグレン、ラルフ・モリーナ、ビリー・タルボット)と組んで、1990年発表名作『Ragged Glory』(邦題:傷だらけの栄光)を再録音したアルバムです。

枯れた雰囲気かなと思いきや、オリジナルの『Ragged Glory』と同じく、エレキでガツン!と演っていてカッコイイ!
2023年11月4日にトロントで行われたプライヴェート・パーティで演奏されたライヴ音源ですが、スタジオ一発録り的なクレイジー・ホースらしい荒々しさで、ニールもギターを弾きまくっています。
セルフ・カヴァーながら、曲名が変更になっているのもニールらしいですね。

今日のこの1曲は、元「Mansion On The Hill」の「Walkin' In My Place (Road of Tears)」を。

なお、国内CD及び輸入通常黒盤LPは4月26日発売予定ですが、今日発売のRecord Store Day盤はクリア・カラー仕様で、ジャケット・デザインと同じリトグラフが追加封入りされています。森 陽馬


2024年4月19日(金) Sister Rosetta Tharpe 「When The Saints Go Marching In」(Live)

<レコード店へ足を運び、アナログ・レコードを聴いて音楽を楽しもう!>

2008年に米国で始まった、中小レコード店とアナログ・ファンのためのイベント、RECORD STORE DAY。
2024年は4月20日(土)に開催! 様々なレコードが20日(土)当日にリリースされます。

昨日紹介した国内盤タイトルに続き、当店に入荷する輸入盤タイトルも紹介しましょう。
ローリング・ストーンズ2種(2023年ライヴ音源LP、1st再発)、ニール・ヤングwithクレイジー・ホース、ケイト・ブッシュ、デヴィッド・ボウイ、ローウェル・ジョージ、ジョン・レノン、リンゴ・スター、フェイセズ、エヴリシング・バット・ザ・ガール、プリファブ・スプラウト、ポール・ウェラー7inch、ノエル・ギャラガー7inch、ファラオ・サンダース7inch、キュアー、The 1975、ブラー、U2、YES、クイーン、デヴィッド・シルヴィアン、トーキング・ヘッズ、ラモーンズ、ジャミロクワイ、G.Love、リンダ・ロンシュタット、アメリカ、フランキー・ヴァリ、シスター・ロゼッタ・サープ、ナット・キング・コール、『ロスト・イン・トランスレーション』2LP、ダライ・ラマ等々。

今日のこの1曲は、ピーター・バラカン氏のラジオでも紹介された注目盤!
彼女こそ“ロックンロールの祖”!?  シスター・ロゼッタ・サープが1966年11月11日にフランス/リモージュにある大劇場の講堂で行った未発表ライヴ盤から、最高にかっこいい「When The Saints Go Marching In」を。森 陽馬

Sister Rosetta Tharpe『Live In France : The 1966 Concert In Limoges』
(輸入2枚組LP Deep Digs DD-02 2,200枚限定ナンバリング入/輸入CDもあり)


2024年4月18日(木) IKKUBARU 「Sound Of Rainfall」

<レコード店へ足を運び、アナログ・レコードを聴いて音楽を楽しもう!>

2008年に米国で始まった、中小レコード店とアナログ・ファンのためのイベント、RECORD STORE DAY。
2024年は4月20日(土)に開催! 様々なレコードが20日(土)当日にリリースされます。

RECORD STORE DAY JAPAN 2024のアンバサダーは、anoちゃん!
当店に入荷する国内盤のタイトルは、ano2種、吉田哲人、ikkubaru、ヴァレリー・カーター、ベティ・ライト他永井博ジャケ3種、akiko、class、小柳ゆき、たま、松平健、あらんどろん、檀雄司、佐井重昭(吾妻光良の叔父)、工藤静香、GACKT、花・花、のはらしんのすけ、ビル・エヴァンス3種、フランシス・レイ3種、Guiba、KASHMERE、SANABAGUN、kaoru inoue、MONDAY満ちる、Neighbors Complain、前野曜子、アン・ヤング、如月小春、稲垣次郎、テリー・ライリー、工藤祐次郎、町あかり2種、DE DE MOUSE、joint beauty、ごいちー/The Pen Friend Club、luv、cruisic、中塚武、PAHUMA、等々。
(輸入盤タイトルは、明日4月19日の今日のこの1曲で紹介予定です。)

4月20日(土)に当店にて3,000円以上お買い上げの方には、特製トートバックを先着でプレゼントします。
よろしければ、ご来店くださいませ。

今日のこの1曲は、RECORD STORE DAY 2024アイテム中の当店オススメ盤から選びました。
インドネシア出身バンド、ikkubaru(イックバル)の新作『DECADE』(国内LP HYCA-8070 4,180円税込)。

A面2曲目に収録されている「Sound Of Rainfall」は、春の休日に聴くプリファブ・スプラウトやアズテック・カメラのように、清らかな切なさを感じさせてくれるナンバーです。森 陽馬


2024年4月17日(水) PIPER 「Seaside Runner」

「80年代のPIPERのライヴ音源が40年を経た今、こうしてアルバムになったことに驚いています。<中略> ライヴではバンド編成でやっていましたので、涼しげなスタジオ盤とは違うワイルドなPIPERサウンドを楽しんでいただけると思います。」(山本圭右氏によるコメントより)

村田和人バンドのギタリスト山本圭右を中心としたバンド、パイパーのライヴCDが発売されました。

PIPER『ライヴ・ブリーズ』
(国内CD STPR-042 2,750円税込)

・1982年5月16日LA(高田馬場)
・1984年7月26日SHELL GARDEN(横浜)
・1984年9月12日LIVE INN(渋谷)
・2001年8月25日Electric Church Love(赤坂)
上記会場でオーディエンス録音されたテープが基になっているため、荒々しい音質ではありますが、当時の小さいライヴ会場での臨場感が伝わってくる全16曲入です。

今日のこの1曲は、川崎太郎氏が音源提供した約40年前のライヴ(1984年7月26日横浜)で、村田和人さんもコーラス参加している「Seaside Runnner」を。
なお、未発表曲「Moonlight Drive」の1984年ライヴ音源も収録されています。森 陽馬


2024年4月16日(火) Linda Ronstadt 「I Will Always Love You」

エルヴィス・プレスリーの妻プリシラを主人公にした映画『プリシラ』を、渋谷WHITE CINE QUINTOにて鑑賞。

映画『プリシラ』は、『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)や『マリー・アントワネット』(2006)等で知られるソフィア・コッポラ監督が、エルヴィスの妻だったプリシラ・プレスリーの自伝小説を基に手掛けた物語。

今までのエルヴィス関連映画と違い、プリシラ目線で終始描かれていて面白かったです。
人気絶頂のエルヴィスと付き合って結婚する、という素敵な疑似体験ができましたね。
60年代の衣装/ファッションやアメリカの車も華やかで、観ていて楽しめました。

音楽に関しては、エルヴィスに関わる映画ながら彼自身が歌っている曲はほとんどかかりません!
でも、ロネッツ、サント&ジョニー、ライチャス・ブラザーズ等当時のヒット曲だけでなく、ラモーンズによる「Baby I Love You」が冒頭で使われたり、ソフィア・コッポラの夫トーマス・マーズが在籍しているバンドPhoenixが全体の音楽を手掛けていて高揚感がありました。

女性としての強さや生き方を貫く姿勢が示されたラストにかかる、ドリー・パートン「I Will Always Love You」も印象に残りましたね。

今日のこの1曲は、ドリー・パートンが作詞・作曲に関わった楽曲を集めたACEレーベルのソングライター・シリーズ編集盤から、リンダ・ロンシュタットが歌っている「I Will Always Love You」を。
映画『ボディガード』主題歌で大ヒットしたホイットニー・ヒューストンのカヴァー・ヴァージョンが有名ですが、ドリー・パートンやリンダ・ロンシュタットの歌から伝わるはかない雰囲気に心を惹かれます。森 陽馬

★掲載ジャケットは、V.A.『A Way To Make A Living : The Dolly Parton Songbook』
(輸入CD ACE CDTOP1626)


2024年4月15日(月) Elvis Costello 「Look Up Again」~「I Still Have That Other Girl」

8年ぶりに来日公演を行ったエルヴィス・コステロ、最終日の浅草公会堂に行ってきました。

ステージにはギター数本とピアノ、キーボード。今回は盟友スティーヴ・ナイーヴとの2人だけのステージでした。
このコンビだからこそ出来る演奏曲の幅広さ...どんな曲が飛び出すか予測できないワクワク感、コステロの歌力を存分に味わえた良いライヴでした。

「She」、「(What's So Funny 'Bout)Peace,Love And Understanding?」など、有名・人気曲はもちろん、
スティーヴが可愛いミニアコーディオンに持ち替えての「New Amsterdam」(曲中にビートルズ「悲しみはぶっとばせ」を織り交ぜて)、「Tokyo Storm Warning」、「I Want You」、「Radio,Radio」など最終日のみ演奏された曲も色々ありました。

中盤にスティーヴのピアノのみで歌われたバート・バカラック共作曲が強く印象に残っています。
2023年発売『ソング・オブ・バカラック&コステロ』のディスク2収録「Look Up Again」、続けて披露された名曲「I Stll Have That Other Girl」の熱唱に感動!痺れました...。

最後は「Alison」でしっとりと締めてちょうど2時間のステージ。

次回はどんな趣向を凝らしたステージで驚かせてくれるでしょうか。
また元気で来日してもらえますように。東尾沙紀

★掲載ジャケットはエルヴィス・コステロ&バート・バカラック『ソングス・オブ・バカラック&コステロ』
(国内2CD 大鷹俊一氏による解説・歌詞・対訳付 UICY-16148 3,960円税込)


2024年4月14日(日) Matthew Halsall 「Bright Sparkling Light」

本日4月14日は、武蔵小山駅前広場で『ムサコたけのこ祭り』が開催されました。
武蔵小山出身の笠原将弘シェフによる「たけのこ汁」を先着3000名に無料配布、もあって賑やかな1日でしたね。

コロナ禍でお休みしていた時期もありましたが、今回が第10回目。
このお祭りがあると、本格的な春の到来を実感します。

さて、春らしい穏やかな気持ちになれるアナログ盤の新譜アイテムを紹介しましょう。

Matthew Halsall『Bright Sparkling Light』
(輸入LP Gondwana Records GONDEP063)

Matthew Halsall(マシュー・ハルソール)は、イギリス/マンチェスターを拠点に活動しているトランペッター/ジャズ・ミュージシャンで、Go Go Penguinを輩出したGONDWANA RECORDSの創設者でもあるアーティスト。
本作は、2023年発表作『An Ever Changing View』(
2024年2月11日今日のこの1曲で紹介)と同時期にレコーディングされた3曲収録の12インチ・レコードで、2023年EUツアー会場で限定販売されていた1枚。

A面1曲目「Bright Sparkling Light」(7分43秒)、2曲目「Newborough Forest」(7分8秒)。
B面「The Tide And The Moon」(10分3秒)。
Halsallが奏でるカリンバ&トランペット、Matt Cliffeによるフルートが融合して、とても心地良いインスト3曲。
『An Ever Changing View』を愛聴されている方はこちらも要チェックです。森 陽馬


2024年4月13日(土) AD LIBS 「The Boy From New York City」

今日はアナログLPからの1曲です。

AD LIBS『Presenting The Ad Libs』
(輸入アナログLP パープル・カラー・レコード ORGM1025)

1965年2月に全米8位まで上昇したヒット曲「The Boy From New York City」を収録した1枚です。

アドリブスはアメリカ/ニュージャージー出身の女性1人・男性4人のヴォーカル・グループ。
リード・ヴォーカルの女性のハツラツとした声と、ドゥワップ・テイストなバック・コーラスがうまくミックスしたスタイルです。

当時、彼らのレコードを出していたのは、ジェリー・リーバー&マイク・ストーラーが設立したレッド・バード・レーベルのサブ・レーベル、ブルー・キャット・レコーズでした。

「ボーイ・フロム・ニューヨーク・シティ」は1981年にマンハッタン・トランスファーによってカヴァーされ、全米7位という大ヒットを記録。

余談になりますが、ビーチ・ボーイズは「The Girl From New York City」というオリジナル曲を、アルバム『Summer Days (And Summer Nights)』の中で発表しています。森 勉


2024年4月12日(金) Mark Knopfler 「One Deep River」

美しい夕焼け、海へ繋がる川、そして、架かる橋。
ジャケットを眺めながら聴いていると、長いようで短い人生を想い、感慨深い気持ちになる1枚です。

Mark Knopfler『One Deep River』
(輸入2枚組CD 5曲入りボーナスCD付デラックス盤 EMI 6512665/輸入アナログ2LPもあり)

ダイアー・ストレイツの名ギタリスト、マーク・ノップラーの2018年発表作『Down The Road Wherever』以来ソロ10作目となる、約6年ぶりオリジナル・アルバム『One Deep River』が本日発売されました。

近作と同じく、ロンドンにあるマーク所有のBritish Grove Studios録音。
バンド時代からの盟友ガイ・フレッチャーとの共同プロデュースで、味わい深い作品に仕上がっています。

今日のこの1曲は、亡き友人へ捧げられたラスト12曲目のタイトル曲「One Deep River」を。
マークのギターに絡む、グレッグ・リーズが奏でるペダル・スティールの音色が心に沁みますね。
急かされているような日常に、憂いと優しさを与えてくれます。森 陽馬


2024年4月11日(木) サディスティック・ミカ・バンド 「ロックンロール・バンド」(1974年ライヴ)

サディスティック・ミカ・バンドの8CD+Blu-rayに、充実のブックレットも付いたBOXセットが発売されました。

サディスティック・ミカ・バンド『PERFECT MENU』
(国内8CD+Blu-ray UPCY-90244 22,000円税込)

1st『SADISTIC MIKA BAND』(1973)、2nd『黒船』(1974)、3rd『HOT! MENU』(1975)、『Live In London』(1976)、『天晴』(1989)、『晴天 Live In Tokyo 1989』(1989)の6枚に、全曲初CD化となる『Live At 京都円山公園野外音楽堂 On July 17th 1974』と、レア音源集『Rare Audio Tracks』。更に、ブルーレイ『Rare Video Tracks』が入ってお買得価格。

初期4作はアビー・ロード・スタジオのMiles Showell、第2期の2作は砂原良徳による最新リマスタリング。
場所を取らないCDサイズで、ミカ・バンドの作品をあまり持っていないという方にオススメしたいですね。

昔からのファンにはディスク7『Live At 京都円山公園野外音楽堂 On July 17th 1974』が聴きもの!
名作2nd『黒船』リリース前、キャロルと共にツアーを行っていた時期にあたる1974年7月17日京都で行われたライヴ音源がKBS京都から発掘! 50年間眠っていたマスターテープからの初CD化です。
50年前のライヴにしては良好な音質で、臨場感ある演奏が楽しめます。

特に、オリジナル・アルバムには未収録の小原礼作詞・作曲による「ロックンロール・バンド」!
高中正義のギター・ソロから今井裕のキーボード・ソロへの流れ、高橋幸宏のドラミングがかっこいい!
なお、ブックレットには当時のステージ写真と小原礼の最新インタビューも掲載されています。森 陽馬


2024年4月10日(水) Graham Parker & The Rumour 「Tripe Face Boogie」

1970年代後半にスタートし、現在も放送されているドイツの長寿音楽テレビ番組<ロックパラスト>。
有名ミュージシャンのライヴが数多く放送され、アーティスト毎にいくつかCD/DVD化もされておりますが、本日は最近再発になったグラハム・パーカー&ザ・ルーモアのライヴ盤を。

Graham Parker&The Rumour『Live At Rockpalast 1978 &1980』
(輸入2DVD+2CD MIG90490)

番組初登場1978年と、1980年の2回分の放送が収録されたものが、2012年にCD、DVDそれぞれ単体で発売されていました。DVDの方は長らく廃盤となっていましたが、今回CD2枚とDVD2枚がセットになり、音と映像両方楽しめるかたちで再発されました。

ホーン・セクションを率いた1978年も良いですが、本日は2度目の登場でアラサーGP&バンドも気合い充分!な1980年のステージから。

同年発表のアルバム『The Up Escalater』に参加していたご縁か、ニッキー・ホプキンスがキーボードを担当しています。
聴きどころのひとつとして、リトル・フィートのカヴァー「Tripe Face Boogie」でのニッキーの転がるピアノ、ブリンズリー・シュウォーツのスライド・ギター、テンション高めの歌とパフォーマンスがとにかくかっこいい♪
前年(1979年)に亡くなったローウェル・ジョージへの追悼の意を表し、ライヴ終盤にこの曲が披露されています。

DVDはリージョン・フリーで、国内のプレーヤーでも再生が可能です。東尾沙紀


2024年4月9日(火) Lucas Arruda 「OMINIRA」

風が強い1日でしたが、まさに春の風を感じさせる新譜が入荷しました。

ルーカス・アルーダ『OMINIRA』
(国内CD 解説・歌詞付 PCD-25388 2,750円税込)

ルーカス・アルーダは1983年ブラジル生まれの男性キーボーディスト/ソングライター。
本作は、2019年発表『Onda Nova』(
2019年3月8日今日のこの1曲で紹介)以来、ソロ4作目となるアルバムです。

『OMINIRA』は、西アフリカのヨルバ語で「自由」、「独立」、「自立」の意。
プロデュースとサウンド・アレンジはルーカスで、演奏もドラム以外はほぼ自身で手掛けています。

今日のこの1曲は、ブラジリアン・メロウ・グルーヴなタイトル曲⑧「OMINIRA」を。
タニア・マリア「Come With Me」を彷彿とさせるアジムス的なインスト・ナンバー。

なお、日本語解説は、ブルー・ペパーズの福田直木さんが執筆しています。森 陽馬


2024年4月8日(月) エルヴィス・コステロ 「アウト・オブ・タイム」

海外では形のない配信のみのリリース作品が、日本だけでCDとして発売になることが時折あります。
今日はそんな1枚を。

エルヴィス・コステロ『ザ・ボーイ・ネームド・イフ(アライヴ・アット・メンフィス・マグネティック)』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-16211 2,750円税込)
(一部カヴァー曲の歌詞・対訳は付いていませんが、コステロ自身によるコメントの翻訳は付いています。)

2022年発表『ザ・ボーイ・ネームド・イフ』(
2022年1月16日今日のこの1曲で紹介)の配信限定だったデラックス・エディションに追加収録された11曲がCDになったわけです。

日本だけのパッケージ化! うれしい! その選曲もナイス!
全11曲中10曲はメンフィスのスタジオでリハーサル中にバンドでライヴ録音されたもので、そのうち4曲が驚きのカヴァー!

バーズの「ロックン・ロール・スター」、ポール・マッカートニー&ウィングス「レット・ミー・ロール・イット」、クリス・ファーロウ、ローリング・ストーンズの「アウト・オブ・タイム」、ビートルズ「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」をコステロが歌っています。
それから、なんと、オールドファンにはグッときてしまう「エヴリデイ・アイ・ライト・ザ・ブック」もセルフ・カヴァー。

オリジナル曲もいいけど、今日はイントロがキンクス風に始まる「アウト・オブ・タイム」を。
しばらく、「Baby、Baby、Out Of Time」とリフレインを口ずさみそうです。森 勉


2024年4月7日(日) James Taylor 「You Can Close Your Eyes」

ジェイムス・テイラーの2024年4月6日東京ガーデンシアター公演を観てきました。

現在の最新にあたるアルバム『アメリカン・スタンダード』(
2020年3月1日今日のこの1曲で紹介)の収録曲ではなく、ヒット&人気曲中心のセットリスト。いつまでも見続けていたくなる夢のような素晴らしいコンサートでした。

バンドメンバーは、スティーヴ・ガッド(Dr)、ジミー・ジョンソン(B)、ディーン・パークス(G)、ケヴィン・ヘイズ(key)に、コーラス隊のアンドレア・ゾン(fiddle)、ケイト・マルコヴィッツ、ドリアン・ホリーという布陣。
2024年ツアーの初日ということもあり、序盤は声が濁っていて緊張感漂うステージでしたが、上着を脱いでから(腕の筋肉が凄い!)は、小さいライヴハウスにいるような親密な空間になりましたね。

・ジョニ・ミッチェルのコーラスをJTの生歌・演奏に合わせて流した「Long Ago And Far Away」
・「自分にはもう遅すぎる(若くはない)けれど」と前置きして歌った「Never Die Young」
・フィドルが加わってケルト的なイントロが付いた「Sweet Baby James」
・感動的だった「Up On The Roof」→「Shower The People」の流れ
・JTの妻キムがコーラスに加わり、じっくりと歌われた「You've Got A Friend」
他の曲でも、涙が溢れる瞬間が何度もありました。

今日のこの1曲は、2024年2月に逝去した小澤征爾さんへ捧げられた「You Can Close Your Eyes」を。
JTの妻キムはボストン交響楽団の広報に関わる仕事を長年してきたそうです。
それがきっかけで小澤征爾さんとも親交が深かったことをMCで語ってからこの曲を歌ってくれました。
「When I'm Gone」(僕がいなくなった時でも)というフレーズが出てくるこの歌は、単なる「おやすみ」の唄ではないのだ、ということを今更ながら知りました。

そして、音楽というのは、その歌声や演奏の技術・秀逸さだけでなく、その音楽に付随した聴き手の想い出と繋がることにより、心を動かしてくれるのだ、ということにも改めて気付かされました。森 陽馬

★掲載ジャケットは、「You Can Close Your Eyes」収録アルバム『Mud Slide Slim and The Blue Horizon』。


2024年4月6日(土) Brittany Howard 「Power To Undo」

白昼夢のような浮遊感とソリッドなビートが混在する、力強い1枚。

アラバマ・シェイクスのシンガー/ギタリスト、ブリタニー・ハワード。
ソロ2作目となる約4年ぶりの新作『What Now』がリリースされています。

Brittany Howard『What Now』
(輸入CD Isaland 602458769012 輸入LPもあり)

初めて聴いた時はアレンジ等少し複雑にも聴こえたのですが、エネルギーに満ちた歌声はやはり圧巻!
不安や怒り、平和への想いなど様々な感情が詰まった楽曲も彼女にしか表現できない世界観なんだなと聴き込むほどに感じています。

パンデミックの最中に書かれたという強靭な「What Now」もあれば、サイケデリックなスウィート・ソウル・ナンバー「I Don't」等々。録音にはアラバマ・シェイクスのザック・コックレル(b)、ネイト・スミス(drs)らが参加しています。

今日のこの1曲には、彼女に影響を与えたミュージシャンの一人、プリンスを彷彿とさせる「Power To Undo」を。
ギターカッティングがかっこいい1曲です。東尾沙紀


2024年4月5日(金) Khruangbin 「Hold Me Up (Thank You)」

アルバム・タイトル『A LA SALA』はスペイン語で『部屋へ集合』の意。
クルアンビンがバンドを始めた頃の気持ち“原点という名の部屋”へ立ち返った作品を発表しました。

クルアンビン『A LA SALA』
(国内CD DOC357JCD 解説・歌詞・対訳付 2,750円税込)

アメリカ/テキサス州ヒューストンの教会でゴスペルを一緒に演奏していたMark Speer(ギター)とDonald "DJ" Johnson(ドラム)に、女性ベーシストLaura Leeが加わった3人組バンド、Khruangbin(クルアンビン)。

単独名義のスタジオ・オリジナル作としては、2020年発表作『Mordechai』(
2020年6月27日今日のこの1曲で紹介)以来、約4年ぶりの新作アルバムです。

前作が全曲ヴォーカル入りだったのに対し、本作は2曲目「May Ninth」以外ほぼインストで統一。
1stや2ndの頃のように独特な空気感を漂わせながらも、ジャケットに映っている窓の外のように、入道雲の奥から青い空が垣間見えるような、穏やかな希望も感じさせる1枚です。

ゆったりと漂うように揺れる曲が多い中、最もグルーヴィーでライヴ映えしそうなナンバー⑧「Hold Me Up (Thank You)」を今日のこの1曲に。森 陽馬


2024年4月4日(木) paris match 「Desert Moon」

paris matchの2001年発表2nd『PM2』と、2003年発表4th『QUATRO』が、初アナログLP化されました。

・paris match『PM2』(国内LP JSLP218 4,620円税込)
・paris match『QUATRO』(国内LP JSLP219 4,620円税込)

どちらも発売当時は、良質な作品を色々出していたaosis recordsからのリリースでした。
ジャズやボサノヴァ的なジャンルが多かったaosisレーベルの中で、パリスマッチの本作はそういう要素も含んだポップスが新鮮に響き、店内でもよくかけてプッシュしていたのが懐かしいです。

今日のこの1曲は、『PM2』(2001)から1曲目「Desert Moon」を。

スタイリッシュなサウンドながら、何故か切ない気持ちになるメロディーに惹き付けられますね。
松原正樹さんによる、らしいギター・ソロもグッときます。

ちなみに、クールなドラミングは誰が叩いているのかな?と、クレジットをチェックしたら、全曲が杉山洋介さんによる打ち込み(プログラミング)で、ビックリしたことを思い出しました。森 陽馬


2024年4月3日(水) 愚 「あかりが消えたら」

新宿のカレー店、curry草枕が閉店することを知りました。

<ちょっと変わった1階の本屋「模索舎」へ寄り、それから2階の「草枕」でカレーを食べる>
という、新宿へ行った時のルーティーンができなくなるのは残念ですね。

辛さが10段階あり、3番で食べても汗ダラダラ、ヒーヒー言いながら食べていた弱者でしたが、オーガニックな辛さは心と身体に優しい刺激を与えてくれました。
聴きたい時に聴く、観たい時に観る、と同様に、食べたい時に食べる、も心に留めておきたいと思います。

さて、今日のこの1曲は、伊藤銀次さんセレクションによる『URC銘曲集』から、愚「あかりが消えたら」を。

V.A.『URC銘曲集3 伊藤銀次セレクション』
(国内CD ライナーノーツ・全曲解説掲載 2024年リマスタリング MHCL-30976 2,500円税込)

フォークのイメージが強いURCレーベルから、伊藤銀次さんがロックの視点で18曲をセレクトした編集盤です。

愚は、金延幸子、中川イサト、松田幸一、瀬尾一三の4人で1969年~70年に活動していたバンド。
(前身は、西岡たかしを加えた「秘密結社○○教団」)
『み空』(1972)をリリースする前、金延幸子さんのピュアな歌声と感性が胸に響きます。森 陽馬



2024年4月2日(火) Diane Birch 「Jukebox Johnny」

4月に入って、桜がやっと咲いてきました。
桜を眺めていると、歳を重ねた感慨深さと共に、新たな気持ちになりますね。

今日紹介するダイアン・バーチも、新たな想いを込めて、本作をレコーディングしたのかもしれません。

ダイアン・バーチ『Flying On Abraham』
(国内CD ダイアン・バーチ本人による曲解説&日本語解説・歌詞・対訳付 PCD-25390 2,750円税込)

“新世代のキャロル・キング”とも評された2009年発表デビュー作『Bible Belt』(
2009年8月12日今日のこの1曲で紹介)から約15年。2014年発表2ndアルバム『Speak A Little Louder』から約10年ぶりとなる3枚目のオリジナル・フル・アルバム『Flying On Abraham』が本日入荷しました。

ポール・ステイシープロデュースによるイギリス録音で、デビュー作に近い70'sなサウンドに戻りました。
1stがキャロル・キング的だとすれば、本作はリッキー・リー・ジョーンズ的な雰囲気を持った1枚です。

今日のこの1曲は、2曲目「Jukebox Johnny」を。
別れた恋人との惜別を綴ったこの曲は、唄い方もリッキー・リー・ジョーンズへ寄せているように感じます。森 陽馬


2024年4月1日(月) ビーチ・ボーイズ 「サーフズ・アップ」

これといったニュースがなかったビーチ・ボーイズですが、新しく制作されたドキュメンタリーがディズニープラスで配信されるそうです。

『アン・アメリカン・バンド』(1985)、『エンドレス・ハーモニー』(1998)と、今までも良質なグループ・ヒストリー・ドキュメンタリーが作られていますが、今回はどんな作品に仕上がっているのか楽しみです。
映画館でも公開してくれるとうれしいのですが・・・。

今日の1曲は、おそらく今回の映像でもハイライト・シーンの1つにあるであろう『スマイル』エピソードの中の1曲「サーフズ・アップ」を。

この曲が収録された同名アルバム『サーフズ・アップ』は、アメリカでは1971年夏に発売されました。
日本では4カ月ほど遅れた1971年12月に出ましたが、ほとんど話題になることはありませんでした。

当時はビーチ・ボーイズの作品に同調してくれる仲間もほとんどいなくて寂しい思いをしました。
しかし、時代は変わり、ビーチ・ボーイズを支持してくれる方々は増え、現在この『サーフズ・アップ』は、それなりの人気曲になっているようです。
3つのパートを組み合わせたブライアン・ウィルソンとヴァン・ダイク・パークスの傑作! 森 勉

★ビーチ・ボーイズ『サーフズ・アップ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-25601 1,885円税込)


2024年3月31日(日) Chaz Jankel 「Mitts Blues」

2023年発表作になりますが、英国ベテラン・ミュージシャンのこんな新作がリリースされています。

Chaz Jankel『Flow』
(輸入CD 歌詞付 CJ Records CJF001)

チャズ・ジャンケルは、イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズのメンバーで、クインシー・ジョーンズの大ヒットで有名な「愛のコリーダ」作者としても知られるミュージシャン。
『Flow』は、ファンク、ジャズ、ダブ、R&B、クラブ・ミュージックなど、ジャケット・アートのような様々な色が混ざり合った、全曲オリジナルによる13年ぶりの新作です。

ザ・ブロックヘッズのDave Lewis(sax)が参加、イアン・デューリーの歌が聴こえてきそうな怪しげなファンク・チューン「Key To Life」、クラブ・インスト「Dreamtime」、アフロっぽいリズムの「Deep Water」、ヴォーカリストAndrea Melody Parmer&Christina Matavouをフィーチャーした洗練されたR&Bナンバー「Meet Me In The Middle」など全13曲。

最初に聴いた時は全編打ち込みで少し軽いかもと感じたのですが、聴き込むほどにカッコよさが増していくアルバム。
アコースティック・ギターとハープが絡みあうブルージーな「Mitts Blues」がお気に入りです。東尾沙紀


2024年3月30日(土) The Spinners 「Could It Be I'm Falling In Love」(フィラデルフィアより愛をこめて)

山下達郎さんD.J.によるラジオ番組『サンデー・ソングブック』。
2024年3月の放送は、<フィリー・ソウル特集>連発!でした。

イイ曲がたくさんかかりましたが、フィリー・ソウル関連のCDは入手困難なものが現在多いのです。
2010年前後は国内盤でも色々出ていたんですけれどね。

でも、フィラデルフィアを代表する名グループ、スピナーズに関しては、こんな凄いBOXが2023年に出ました。

The Spinners『Ain't No Price On Happiness:The Thom Bell Studio Recordings』
(輸入CD7枚組 QSMCR-5212BX/帯のみ付いた国内仕様盤CDSOL-71588 8,250円)

スピナーズが1972年から79年の間に発表した8枚のアルバム全曲に、未発表音源を多数追加した7CD。
タイトルは“トム・ベル・スタジオ・レコーディングス”!
素晴らしい歌声はもちろん、名アレンジャー、トム・ベルが手掛けた優雅でグルーヴィーなサウンドを満喫できます。

今日のこの1曲は、1972年12月にシングル・ヒットし、1973年リリースのアトランティック移籍第1弾アルバム『SPINNERS』に収録された「Could It Be I'm Falling In Love」(邦題:フィラデルフィアより愛をこめて)。森陽馬


2024年3月29日(金) Dent May 「You Already Know」

朝食はパン? 和食? どちらでしょうか。

Dent Mayの新作ジャケットに映っているパンケーキ、美味しそうですねー。
(でも、朝からこんなに食べれるのかなぁ。)

Dent May『What's For Breakfast?』
(輸入CD Carpark Records CAK171)

デント・メイはミシシッピ州出身で、現在はL.A.拠点に活動している男性シンガー・ソングライター。
本作『What's For Breakfast?』は、彼の6作目となる2024年発表アルバムです。

ポップなサウンドとメランコリックなメロディーが、雨上がりの陽射しのように優しい1枚。
今日のこの1曲は、ブライアン・ウィルソンの影響も感じさせるポップ・センスな①「You Already Know」を。

ちなみに、裏ジャケットには、目玉焼き2つとカリカリに焼いたベーコン。(これも美味しそう♪)
内ジャケットには、食べ残したパンケーキ(やっぱり食べきれなかった?)の写真が映っています。森 陽馬


2024年3月28日(木) 離婚伝説 「追憶のフロマージュ」

甘酸っぱくて爽やかで、グルーヴィーでちょっと懐かしい...今大注目の男性2人組、<離婚伝説>。
結成から約2年、セルフタイトルを掲げた待望の1stフル・アルバムがリリースされました。

離婚伝説『離婚伝説』
(国内CD 歌詞付 RKN-10001 3,000円税込)

先頃、アリオラジャパンからメジャーデビューすることも発表された別府純(g)、松田歩(vo)によるユニット。
(一度聴いたら忘れない名前の由来はマーヴィン・ゲイのアルバム邦題から!)

今作には2022年1stシングル「愛が一層メロウ」から最新曲「あらわれないで」まで、配信リリースされてきたシングルを中心に10曲が収録されています。

ロック、ソウル、70~80年代の日本のポップスなど様々なルーツを感じられる2人の楽曲はとってもキャッチー♪
ダンサブルな曲も良いですが、本編最後を飾る名曲「メルヘンを捨てないで」などバラードにも注目してほしい、ということで本日は「追憶のフロマージュ」を今日の1曲に。

切ないメロディに心地良いハイトーン・ヴォーカル、そして終盤のギター・ソロ、何度聴いてもジリジリと胸が熱くなります。
この曲には佐野康夫(ds)、山本連(b/LAGHEADS)、柿沼大地(key/Chapman)らが参加しています。東尾沙紀


2024年3月27日(水) 大滝詠一 「魔法の瞳」

書籍『大滝詠一 EACH TIME読本』が入荷しました。


(ステレオサウンド 監修:湯浅学 B5サイズ 154ページ 2,750円税込)

湯浅学さん監修による超充実のEACH TIME研究本です。
40周年盤の解説、マスタリング・エンジニア内藤哲也氏へのインタビュー、井上鑑と湯浅学によるEACH TIME各種聴き比べ、関連アーティストへの最新インタビュー(稲垣潤一、斉藤ノブ、中西康晴、浜口茂外也、松武秀樹)等々、EACH TIME40周年盤をより楽しめる1冊になっています。

「YMO第4の男」と呼ばれている松武秀樹さんですが、ここでのインタビューを読めば、大滝詠一さんとの結びつきも非常に深かったことが実感できます。
「魔法の瞳」のレコーディングで「紙テープを投げる音を作ってくれ」と言われ苦労した話が面白いですね。
♪Magic In Your Eyes~♪の後、右チャンネルに入る“シューッ”というのがその音だそうです。森 陽馬


2024年3月26日(火) James Taylor 「Shower The People」(Live)

ジェイムス・テイラーの来日公演が近づいてきました。

2024年4月6日(土)東京ガーデンシアターにて1日限りのコンサートです。
東京の桜はまだまだですが、その頃にはちょうど満開になっているかもしれませんね。

さて、来日を記念して、ジェイムス・テイラーの1993年発表ライヴ名盤が再CD化されました。

ジェイムス・テイラー『ライヴ』
(国内2枚組CD 解説・歌詞・対訳付 SICP-31705 2,970円税込)

1992年秋に行われた全米ツアーの名演からセレクトされた全30曲収録のライヴ・アルバム。
2024年最新リマスター&新規解説付で、パッケージもスリム・サイズになりました。
当時の盤を持っているのでスルーしようかなと思いましたが、やっぱり持っておきたい1枚ですね。

東京ではずっと雨が降っていたので、今日のこの1曲は「Shower The People」(愛の恵みを)。

オリジナルはジェイムス・テイラーが1976年に発表したアルバム『In The Pocket』に収録。
♪誰の人生にも雨は降るものだよ。(中略) 愛する人たちへ愛の光を降り注ごうよ♪ 森 陽馬


2024年3月25日(月) The Who 「Getting In Tune」

映画『COUNT ME IN 魂のリズム』をヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞。

ドラマーが音楽やドラムについて語るドキュメンタリー映画で、楽しく観ることができました。

出演するドラマーは、チャド・スミス(レッチリ)、シンディ・ブラックマン・サンタナ(サンタナの奥様、レニー・クラヴィッツ等)、スティーヴン・パーキンス(ジェーンズ・アディクション)を中心に、スチュワート・コープランド(ポリス)、ロジャー・テイラー(クイーン)、ニコ・マクブレイン(アイアン・メイデン)、イアン・ペイス(ディープ・パープル)、ニック・メイスン(ピンク・フロイド)、エイブ・ラボリエル・ジュニア(ポール・マッカートニー)、ジム・ケルトナー、故テイラ・ホーキンス他多数。ラストにはドラム・セッションもあり。

技術論ではなく、ドラマーとしての生きがいや、自身がドラムを始めたきっかけ(女性ドラマーのサマンサ・マロニーが、モトリー・クルーのコンサートを観てドラムを叩きたくなった経緯から、実際にモトリー・クルーのツアーメンバーに参加した話は最高!)を各々語っていて、<ドラム愛>をひしひしと感じられる作品でした。

チャーリー・ワッツ(ローリング・ストーンズ)、キース・ムーン(The Who)、リンゴ・スター(ビートルズ)、ジョン・ボーナム(レッド・ツェッペリン)等、60~70年代ロックの礎を築いたドラマーにもスポットを当てており、当時の楽曲や映像が多く流れたのもよかったですね。

映画内では、キース・ムーンのところでThe Who「Who Are You」がかかりましたが、今日のこの1曲は、ドラミングのみならず、バンど自体の魅力が伝わる1971年発表名盤『Who's Next』から「Getting In Tune」を。森 陽馬

・The Who『Who's Next/Life House』
(国内2枚組CD UICY-16182 3,960円税込)


2024年3月24日(日) ヒメーシュ・パテル 「イエスタデイ」

「心に残るあの名作を聴こう!」
というキャッチフレーズで、サントラの名盤が3月27日に低価格で色々と再発されます。

1枚1,320円税込、2枚組は1,980円で、全71タイトル。
個人的に好きな盤を少し紹介したいと思います。

★『ロシュフォールの恋人たち』(リマスター完全盤)
ボーナス曲追加の2枚組CDです。音楽を担当したミシェル・ルグランの名曲たっぷり。
近年、車のCMに使用され話題になった「キャラバンの到着」収録。

★『アメリカン・グラフィティ』
ジョージ・ルーカス監督作品。50's、60'sのポップス、ドゥーワップ名曲がめじろ押しの2枚組CD。

★『パイレーツ・ロック』
1960年代イギリスのラジオ局事情を皮肉たっぷりに描いた音楽映画。
キンクス、クリーム、ホリーズ、トロッグスなど、イギリスのグループだけでなく、ビーチ・ボーイズ、タートルズ、ボックス・トップス、ミラクルズ、オーティス・レディング、シュプリームスなどの楽曲を収録した60'sのヒット曲集としても聴ける好選曲。

その他、この機会に揃えておきたいサントラCDがいっぱいです。

今日は、5年ほど前に公開された、とても印象に残っている映画から。
物語も音楽も最高でした。

・『イエスタデイ』
(3/27発売 国内CD UICY-80381 1,320円税込)
もしも、ビートルズの存在を誰も知らなかったら・・・、という設定が斬新でした。森 勉



2024年3月23日(土) Duane Betts 「Waiting On A Song」

オールマン・ブラザーズ・バンド、サザン・ロック好きの方に、是非聴いてもらいたい1枚!

Duane Betts『Wild & Precious Life』
(輸入CD RPF2309)

オールマンのギタリストとして、サザン・ロックの黄金期を支えたディッキー・ベッツの息子デュアン・ベッツは、Allman Betts Band名義で快作(
2019年9月13日2020年9月2日今日のこの1曲で紹介)を発表し、フジロック・フェス2024への来日も決定しました。
その彼が2023年に発表した初ソロ・アルバムです。

デレク・トラックス、ウォーレン・ヘインズ、デヴォン・オールマン他、オールマン人脈の中でも、デュアン・ベッツの本作が、一番オールマン的な楽曲&サウンド・アレンジですね。

特に2曲目「Waiting On A Song」は、完全に“新「ランブリン・マン」”!
父ディッキーの持ち味を引き継ぐカントリー・テイストな演奏と伸びやかなギター・ソロがNice♪

ちなみに、デレク・トラックスが⑥「Stare At The Sun」、マーカス・キングが⑨「Cold Dark World」に参加。
らしいギター・ソロを弾いています。森 陽馬


2024年3月22日(金) THE SINSEERS 「Sinseerly Yours」

春分の日を過ぎましたが、まだまだ寒いですね。

例年なら満開近いかむろ坂上の陽光桜も、今年は二分咲きくらい。
ソメイヨシノの開花は来週以降でしょうか。
夕方過ぎると冷え込んで、温もり伝わる音楽が聴きたくなりますね。

ということで、味わい深い現代ソウル・グループの新譜推薦盤を紹介しましょう。

THEE SINSEERS『Sinseerly Yours』
(輸入CD COLEMINE RECORDS CLMN12030/輸入LPもあり)

ヴィンテージ感ある現代チカーノ・ソウルのミュージシャンJoseph Quinones(ジョセフ・キニョーネス)を中心としたグループ、THEE SINSEERS(ザ・シンシアーズ)。
オリジナル曲10曲を収めた初のフル・アルバムです。

現在進行形の渋いソウルを多数輩出しているオハイオ発のレーベル、COLEMINE RECORDSからのリリース。
生バンドのレトロな音と歌声&コーラス・ワークが渋い!
ファンキーなものより、スウィート&メロウなソウルがお好きな方にオススメ♪

今日のこの1曲は、ラスト10曲目のタイトル曲「Sinseerly Yours」を。
プラターズ、スカイライナーズのような50~60'sコーラス・グループ的で、心がほっこり暖まります。森 陽馬


2024年3月21日(木) Rod Stewart with Jools Holland 「Almost Like Being In Love」

昨日3月20日に一夜限り、13年ぶりとなる来日公演を行ったロッド・スチュワート。
ロックやソウルの名曲カヴァーを中心に、約2時間ほどのステージは「セイリング」の大合唱で幕を閉じたのだそう。
スーパースターも来年で80歳!また元気に来日してほしいですね。

これまでも沢山の名曲を歌ってきたロッドが最新作のテーマに選んだのは''スウィング・ジャズ''♪
「センチメンタル・ジャーニー」、「テネシー・ワルツ」、「ぺニーズ・フロム・ヘヴン」他、ビッグ・バンド黄金期に生まれた名曲をカヴァーした作品です。

ロッド・スチュワート・ウィズ・ジュールズ・ホランド『スウィング・フィーヴァー』
(国内CD 解説付 WPCR-18658 3,300円税込 輸入LPもあり)

今作は、イギリスBBCの人気音楽番組『Later』司会者としても知られるミュージシャン/ピアニスト、ジュールズ・ホランドとコラボレーションしています。
ジュールズ率いるビッグ・バンドによる華やかで迫力あるサウンドと、ロッドのいい具合に掠れた声がベスト・マッチ♪

駅構内で撮影されたプロモーション・ビデオが公開されている「Almost Like Being In Love」は、ハートフルな雰囲気で特にお気に入りです。(その場に居合わせた人々も踊ったり、笑顔で楽しそう)

谷口雄さんによる各楽曲の細やかな解説によりますと、フランク・シナトラ、ナット・キング・コールによるバージョンが有名なのだそうです。東尾沙紀


2024年3月20日(水) 大滝詠一 「恋のナックルボール」(1st Recording Version)(take1)

メジャーリーグ開幕戦(ドジャースVSパドレス)が韓国で本日行われました。

日本人対決(大谷VSダルビッシュ)が開幕から観れるなんて、40年前には考えられなかったですよね。
ということで、40年前に発売された『EACH TIME』から、野球名曲「恋のナックルボール」を取り上げましょう。

なお、『EACH TIME』40周年盤VOXには、「恋のナックルボール」のセッション音源がディスク3に入っています。
その名も「恋のナックルボール」(1st Recording Version)(Take 1)!

「恋のナックルボール」(1st Recording Version)は、『EACH TIME』20周年盤(2004年発売)に初収録されたヴァージョンで、通常よりもテンポダウンしたアレンジ。ダース・ベイダーのようなシーハーという息遣い(大滝氏曰く特に意味はないそう)が後半に入っていました。

今回の1st Recording Version(Take 1)は、そのテンポダウンしたバンド・アレンジで、大滝詠一の歌には歌詞がまだなく、ハミングで歌われているヴァージョン。(シーハーはなし)
冒頭の♪バンドゥビ・バンバンバン♪もなく、ハミングながら節回しも違っています。
初期セッションならではの、手さぐりな遊び心溢れるバンド演奏も聴きどころです。

ちなみに、前田幸長投手が巨人に在籍していた時(2002~2007年)、東京ドームでの登場曲として「恋のナックルボール」(前田幸長ヴァージョン)が使用されていました。最近のようで、20年近く経つんですね、、、。森 陽馬


2024年3月19日(火) 大滝詠一 「ペパーミント・ブルー」(テイク1)

発売から40年!

大滝詠一『EACH TIME』の40周年記念盤『EACH TIME VOX』出ました。

大滝詠一『EACH TIME 40th Anniversary VOX』
(国内3CD+2LP+Blu-ray+ブックレット冊子他グッズ付 SRCL-12700 25,000円税込)

大きさ、重さに圧倒されますが、やはり、その内容の濃さとナイアガラ・スタッフの執念を感じるVOXセット。
全体の作りが凄い!

CD3枚に、ブルーレイ・ディスク、そしてLP2枚に厚いLPサイズのブックレット、更に、ステッカー、ポスター等グッズ満載の『VOX』です。

まだきちんと全部チェックできていないのですが、今日はすべて未公開だった<ディスク3>『EACH TIME Session』の中からの1曲を。

<ペパーミント・ブルー>(テイク1)
とにかく、ディスク3は、大滝さんの「ラ・ラ・ラ」コーラスや、スタジオ内での会話など・・・。
ヘッドフォンでじっくりチェックしたくなる音源ばかりです。ハナ歌万歳!

現在、当店で『EACH TIME 40th Anniversary VOX』をお買い上げの方には、特製トートバック、周年記念のタオル、オリジナル・リーフレットを差し上げています。森 勉


2024年3月18日(月) 大滝詠一 「熱き心に」

大滝詠一『EACH TIME』40周年に合わせて、こんな凄い本も出ました!


・『大滝詠一レコーディング・ダイアリー Vol.3 1983-1985』
(リットー・ミュージック社 A5サイズ 464ページ 2,750円税込)

1983年から1985年の間に大滝さんが行ったレコーディングやリリースの記録が網羅された書籍です。
貴重な写真も満載で、更に、吉川忠英さんへのインタビュー、エンジニア田中真也氏によるナイアガラ・セッション話、小林旭「熱き心に」制作秘話等々、興味深いコラムもあって読み応えタップリ!

『EACH TIME』のレコーディング・セッションやミックスをギリギリまで当時行っていたことが確認できて、1984年3月21日の発売によく間に合ったなぁ(と同時に、スタッフは大変だったんだろうな)と読んで感じましたね。

マニア向けな1冊ですが、これを読みながら『EACH TIME』を聴くと、より深みが増してくると思います。

今日のこの1曲は、大滝詠一が歌う「熱き心に」を。
この本によると、「熱き心に」の大滝詠一本人による仮歌は、1985年6月25日に録音されています。森 陽馬

★掲載ジャケットは、大滝詠一『DEBUT AGAIN』
(国内CD 大滝詠一が歌う「熱き心に」収録 SRCL-8716 2,750円税込)


2024年3月17日(日) 鈴木祥子 「名前を呼んで ~When You Call My Name」

大滝詠一『EACH TIME』40周年記念盤の発売が近づいてきました。

3月21日発売の商品ですが、3月19日(火)には店頭に並びます。
大滝さんの321新アイテムを手に取ると、春の訪れを感じますね。

さて、その前に、大滝詠一ファンも要チェックの新譜を紹介しておきましょう。

鈴木祥子『16 ALL-TIME SYOKOS BEARFOREST SINGLES AND MORE... 2009-20XX』
(国内CD+8cmCD BECD-30 4,180円税込)

鈴木祥子さんが主宰するBEARFOREST RECORDSの設立15周年を記念した編集盤CD。
大滝詠一の名曲「青空のように」カヴァー(2011)等のシングル曲や初CD化音源も収録されています。

更にブックレットには、祥子さん自身による詳細な曲解説に加え、「青空のように」をカヴァーする前の2010年に、祥子さんと大滝詠一がメールで直接やり取りした往復書簡を掲載。入口と出口の話など大滝さんらしい興味深い話です。

今日のこの1曲は、「この曲を作って録音する直前に大瀧詠一さんとお逢いしてお話する機会に恵まれた」(曲解説より)という2010年発表曲「名前を呼んで (When You Call My Name)」を。
ローラ・ニーロ「Wedding Bell Blues」とナイアガラ・サウンドを合わせたようなナンバーです。 森 陽馬


2024年3月16日(土) Faye Webster 「Wanna Quit All The Time」

アトランタを拠点に活動している1997年生まれのシンガーソングライター、フェイ・ウェブスター。

ささやきに近い甘い歌声、他愛もない日常や恋愛のあれこれをメランコリックなメロディに乗せて歌う、彼女の5作目がリリースされました。

フェイ・ウェブスター『アンダードレスド・アット・ザ・シンフォニー』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック2曲追加 SC491JCD 2,750円税込)

彼女の楽曲ではペダル・スティールが印象的に使われています。演奏は過去作にも参加しているMatt 'Pistol' Stoessel。今作で特に耳に残った曲「Wanna Quit All The Time」でもペダル・スティールがフィーチャーされ、彼女の歌声を包み込むようにゆったりとやさしい音色を奏でています。

ブックレットに詳細なクレジットは記載されていませんが、先日の単独来日公演も評判となったウィルコのギタリスト、ネルス・クラインがこの曲に参加しています。
いつまでも聴いていたくなる、滑らかで心地良いギターソロは必聴です。東尾沙紀


2024年3月15日(金) ビーチ・ボーイズ 「Fun Fun Fun」

PET SOUNDS RECORDは、1981年4月22日武蔵小山駅前にオープン。
駅前開発で2007年3月15日に現在の場所へ移り、早いもので17周年を迎えました。

武蔵小山駅周辺はこの17年で大きく様変わりしました。
それでも営業を続けることができているのも、お客様のおかげだと思っております。
本当にありがとうございます。そして、これからも末永くよろしくお願いいたします。

さて、3月15日は当店の現店舗オープン日であると同時に、マイク・ラヴの誕生日でもあります。
2024年で83歳! おめでとう、マイク!

マイク・ラヴはビーチ・ボーイズを率いて、2024年もライヴ・ツアーを続行中!
元気に楽しくロックし続けてほしいですね。

今日のこの1曲は、マイクがリード・ヴォーカルのビーチ・ボーイズ定番曲「Fun Fun Fun」!

♪まだまだ、お楽しみはこれからさ!♪
1964年にヒットしたナンバーなので、2024年でリリース60周年となります。森 陽馬

★掲載ジャケットは『サウンズ・オブ・サマー/ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-16075 2,750円税込)


2024年3月14日(木) 細野晴臣 「Undercurrent」

細野晴臣さんが音楽を手掛けた映画『アンダーカレント』(監督:今泉力哉監督、原作:豊田徹也)で使用された楽曲を、細野さん自身によって再構築した音源作品が10インチ・アナログ・レコードで発売されました。

細野晴臣『Undercurrent』
(10インチ・レコード 完全限定盤 カクバリズム KAKU-183 3,300円税込)

物語に出てくる人々の心象風景と同様に、心の奥底に眠っている想いへ、深く潜っていくような音楽。
旋律が美しいインストゥルメンタルで、繰り返し聴く毎に、じっくり沁み込んできますね。

なお、僕は最初恥ずかしながら33回転で聴いていましたが、このレコードは45回転です。
それはそれでアンビエント・ワークスのように楽しめましたが、お買い上げの方はご注意を。

ちなみに、映画『アンダーカレント』の最後の方に出てきた喫茶店は、千葉県の『音楽と珈琲の店 岬』です。
房総の海沿い/岬にあって、オールディーズやジャズがかかっている、のどかな雰囲気のお店。
人気店で混雑しているかも、ですが、音楽・映画好きの方はチェックしてみてください。森 陽馬



2024年3月13日(水) Tangarine 「Big Star」

双子のミュージシャン、というと、誰が思い浮かびますか?

邦楽はピーナッツ、リリーズ、ショコラ&ヒーコ、等々。
洋楽ならばビージーズでしょうかね。

今日紹介するのは、新しい世代でオススメの双子ユニットです。

タンジェリン(Tangarine)『Blank Cassette』
(国内CD ボーナス・トラック1曲追加 解説・歌詞付 PCD-26108 2,860円税込)

1983年オランダ生まれのアーノウト&サンダー・ブリンクス兄弟(一卵性双生児)によるユニット、タンジェリン。
本作は、彼らがオランダで2023年に発表した最新アルバムの日本盤CDになります。

これが、心地良い春の陽射しにピッタリの1枚でした。

70'sウエスト・コースト・ロック+ビージーズやブレッドを彷彿とさせるハーモニー♪
ジェリー・ベックリーのアメリカを彷彿とさせる雰囲気もありますね。

今日のこの1曲は、♪トゥル・ル・ル♪コーラスがアメリカ的で爽快な5曲目「Big Star」を。森 陽馬


2024年3月12日(火) リトル・リチャード 「Tutti Frutti」

映画『リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング』を、新宿シネマートにて鑑賞。

本作は、ロックン・ロールの元祖、リトル・リチャードのドキュメンタリー映画です。
黒人でゲイを公表していた彼の人生にスポットを当てた内容で、かなり見応えのありましたね。
音楽に詳しくない方がご覧になっても、こんな破天荒な人がいたんだ、という感じで楽しめると思います。

インタビュー映像や関係者の証言を中心に構成されていて、ライヴ映像をじっくり観たかったな、とも感じましたが、リトル・リチャードの音楽ルーツも紹介され、シスター・ロゼッタ・サープ、マリオン・ウィリアムス等ゴスペル歌手のシャウトが、彼の歌い方へ大きな影響を与えたことも知ることができました。

今日のこの1曲は、リトル・リチャードが1955年(今から69年前!)に発表した最初のヒット曲「Tutti Frutti」。
たくさんの人がカヴァーしていますが、リトル・リチャードのオリジナルが圧倒的ですね。
エルヴィス・プレスリーやポール・マッカートニーがこの歌を聴いて、ロックンロールを志したのだな、と改めて実感。
ちなみに、ポール・マッカートニーやミック・ジャガーも映画に少しだけ出てきますよ。森 陽馬

★掲載ジャケットは映画サウンドトラック『リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング』
(国内CD 英文ライナー訳・解説・歌詞付 UCCO-1242 2,860円税込)


2024年3月11日(月) Glen Campbell 「Didn't We」

グレン・キャンベルが有名歌手になったのは、ジミー・ウェッブのおかげ・・・。
ジミー・ウェッブが有名作詞及び作曲家になったのは、グレン・キャンベルのおかげ・・・。

お互いに持ちつ持たれつのいい関係のシンガー(グレン・キャンベル)とソングライター(ジミー・ウェッブ)。
ジミー・ウェッブの曲だけのグレン・キャンベルのCDがACEレーベルから出ました。

GLEN CAMPBELL『Sings JIMMY WEBB ~ I Am A Lineman For The Country』
(輸入CD 20ページ英文ブックレット付 ACE CDTOP-1641)

全23曲。ACEならではの最新リマスター。
極上の歌唱で名曲が最高の音質で楽しめます。

1960年代の名曲3部作「恋はフェニックス」、「ウィチタ・ラインマン」、「ガルベストン」はもちろん、1980年代に入ってからの曲も含まれています。

今日はその中から、ジミー・ウェッブの入魂名盤、リチャード・ハリス『A Tramp Shining』に収録されていた「Didn't We」のグレン・キャンベルがカヴァーしたものを。

1969年に発表された2枚組ライヴLPからのうれしいチョイスです。
アレンジはアル・デ・ロイ。

それにしても、ジミー・ウェッブっていい曲を書きますね。森 勉


2024年3月10日(日) Johnny's Uncalled Four 「Daydream」

サーフ・インスト、ガレージ好きな方も要チェック♪
オハイオ発60年代ロックンロール・コンボ未発表作が初リリース。

Johnny's Uncalled Four『The Lost Album』
(輸入CD WICK RECORDS WCK-007)

Johnny's Uncalled Fourは、フィフス・ディメンション、ビル・ウィザースをはじめ、60年代後半から現在まで数多くの作品に携わってきたマスタリング・エンジニアのジョニー・ゴールデンが高校時代に活動していた4人組バンド。

ニューヨークのレーベルDaptone Records創設者が古いテープをたまたま耳にしたことでリリースに至ったという本作には、1962~1965年頃に録音されたという完成度の高いカヴァーとオリジナル14曲が収録されています。

カヴァーはデュアン・エディ、バディ・ホリー、デイヴ・クラーク・ファイヴ、ベンチャーズ、リンク・レイ、「朝日のあたる家」、ジョニー・オーティス、アイズレー・ブラザーズやガーシュウィン等々。
インストが中心ですが、ジョニーさん自身のヴォーカルもなかなか良い感じです。

本日は、ジョニー・ゴールデン作によるオリジナル曲「Daydream」を今日の1曲に。
シャドウズ「春がいっぱい」を彷彿とさせる穏やかなインスト・ナンバー♪
うっすらと聴こえてくる女声コーラスも相まって、正に白昼夢に誘われるような心地良い1曲です。東尾沙紀


2024年3月9日(土) 民謡クルセイダーズ 「南部俵積み唄」

祝受賞! 民謡クルセイダーズの2023年発表アルバム『日本民謡珍道中』が、第16回CDショップ大賞2024の関東ブロック賞に選ばれました。

日本各地の民謡に、様々な音楽要素が加味された“民クル”の音楽は、関東・日本に留まらず、世界でも評価されています。
民謡の素晴らしさをより多くの人に知ってもらえたらうれしいですね。

今日のこの1曲は、その『日本民謡珍道中』から「南部俵積み唄」(青森県)を。

民謡クルセイダーズ『日本民謡珍道中』
(国内CD UCCJ-9248 3,300円税込)

「南部俵積み唄」は青森県三戸町発祥の祝い唄。
まさに、祝い事で皆が踊りたくなるような“民クル・アレンジ”がとっても楽しい!
青森県出身の女性歌手、竹の子みどりさんによるこぶしの効いた華やかな歌声がいいですね。森 陽馬


2024年3月8日(金) ノラ・ジョーンズ 「On My Way」

雨上がりに陽射しが出てきて、穏やかな空気が流れる昼下がりに聴きたいオススメ盤です。

ノラ・ジョーンズの新作オリジナル・アルバム『Visions』が本日入荷しました。

ノラ・ジョーンズ『Visions』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック1曲追加 初回DVD付 UCCQ-9666 3,630円税込/通常盤 UCCQ-1197 2,860円税込/輸入LPもあり)

本作は2021年発表クリスマス・アルバム『I Dream Of Christmas』を手掛けたリオン・マイケルズによるプロデュース。
彼女の美声が活かされたシンプルなサウンド・アレンジで、とても心地良い1枚に仕上がっています。

今日のこの1曲は、鳥のさえずりや口笛がピースフルに響く10曲目「On My Way」を。
虹を探しに、朗らかな気持ちで散歩に出たくなりますね。森 陽馬


2024年3月7日(木) ロニー・ダンテ 「シンク」

オールディーズ・ファンにはすっかりおなじみになったティーンズヴィル・レーベルから、新しいコンピCDが発売になりました。

V.A『LOLLIPOPS & TEARDROPS~34 Pop Diamonds From The 1960s』
(輸入CD Teansville Records TV1063)

今回は男性歌手が中心の全34曲。
ヴォーカル・グループものが7曲、男女デュエットが1曲、そして女性シンガー1曲(このリンダ・ジーンという人の曲がとてもイイ感じ。Fayetteというレーベルから出ている「Spider & The Fly」というシングル!欲しいですね。) その他は男性ソロ・シンガー。

相変わらず珍しい曲ばかりなのに、オールディーズ好きの心をがっちり掴んでくれる曲が多いですね。
ボビー・ヴィー(未発表曲)、ジョー・サウス、B.J.トーマス、レターメンなどの有名アーティストも入っていますが、曲は捻りの効いたレアものばかり。

ボブ・フェルドマン、ジェリー・ゴールドスタイン、リッチャード・ゴッテラーのコンビ作品、ロン・ウィンターズ「マイ・ガール」、ジェリー・リオペルが1964年にレターメンへ提供した「ユー・ドント・ノウ・ジャスト・ハウ・ラッキー・ユー・アー」、P.F.スローン&スティーヴ・バリ作のジンジャー・スナップス「アイヴ・ガット・フェイス・イン・ヒム」など、気になる曲が満載ですが、今日の1曲は、アーチーズ、カフリンクスなどのヴォーカルを担当したロン(ロニー)・ダンテが1966年にコロンビアから発売した、知る人ぞ知るシングル曲を。森 勉


2024年3月6日(水) 家主 「耐えることに慣れ過ぎている!」

新しい世代のギタリスト/ソングライターで注目の存在、といえば、田中ヤコブです。

その田中ヤコブが中心のロック・バンド、家主(ヤヌシ)の3枚目となるCDアルバムが出ました。

家主『石のような自由』
(国内CD NFD-011 2,800円税込)

本盤は2023年12月に配信された新作アルバムの楽曲に、ボーナス曲を3曲追加したCD版。
これが、全編に生気が漲っていて、大きな音で繰り返し聴きたくなる傑作でした。

田中ヤコブのギターと才能も爆発していて、心臓を鷲掴みにするような力強さに満ちています。

今日のこの1曲は、グッド・メロディーな8曲目「耐えることに慣れ過ぎている!」を。森 陽馬


2024年3月5日(火) 池間由布子 「とんかつ」

寺尾紗穂さんが発起人として行っているりんりんふぇすのVol.11が、3月3日に山谷の玉姫公園で行われました。

今回の<りんりんふぇす山谷>はフリー・コンサートで開催され、老若男女多くの人で賑わっていましたね。

一番盛り上がっていたのは『カラオケタイム』で、山谷にお住まいのご年配の方々が北島三郎や山内惠介をステージで歌う、というコーナーでしたが、観ていて朗らかな気持ちになり、とても良かったです。
様々な人たちの人生に歌が寄り添っていたんだなぁ、と実感して、じんわりと胸が熱くなりました。

今日のこの1曲は、夕方17時30分から登場した、池間由布子さんの「とんかつ」を。
♪とんとんと キャベツを切る♪
さりげない日常に移ろいゆく感情が描かれたこの歌を、りんりんふぇす山谷で聴き、背筋が伸びる思いになりました。

池間由布子『My Landsscapes』
(国内CD 「とんかつ」収録 2020年発表作 IKEMAYUKO003 2,200円税込)

ちなみに、トップバッターの寺尾紗穂さんは、「反骨の人」からスタート。
「魔法みたいに」、「心の旅」(チューリップカヴァー)、「たよりないもののために」を披露。
新人Hソケリッサの時にも出てきて、「孤独な惑星」、「楕円の夢」、「アジアの汗」を歌いました。

りんりんふぇす山谷“第1回目”、とMCで話していたので、2回目もいつか開催されるといいですね。森 陽馬


2024年3月4日(月) 松尾清憲 「ジュリア」(佐藤清喜プロデュース)

松尾清憲さんの新曲「ジュリア」が、本秀康さんの雷音レコードから4月24日発売決定しました。

松尾清憲『ジュリア/I'm A Singer』
(国内7inchアナログ・レコード RHION-36 1,760円税込)

2024年は、松尾清憲さんがソロ・デビュー曲「愛しのロージー」をリリースして祝40周年♪
オリジナル・アルバムを現在制作中だそうで、その新作からの7インチ・シングルカットです。

サウンドは、マイクロスターの佐藤清喜さんによるプロデュース!
A面「ジュリア」は超ポップなメロディーに、ナイアガラ的アレンジが印象的なキラーチューン♪
繰り返し聴きたくなるとっても素敵なナンバーですね。

なお、B面「I'm A Singer」はアルバム未収録&未配信になる予定とのこと。
松尾清憲&マイクロスターファンはもちろん、全ポップ・リスナー要チェックの7インチです。森 陽馬

通販コーナーにて予約受付中!


2024年3月3日(日) Andy Partridge & Chris Braide 「Queens Of The Planet Wow !」

アンディ・パートリッジ(ex.XTC)最新作♪

Andy Partridge & Chris Braide『Queens Of The Planet Wow !』
(輸入CD Easy Action EAR205CD / 輸入10inchレコードもあり)

2023年は3人組バンドThe 3 Clubmenとして作品を発表したアンディが、今回はクリス・ブレイドとのコラボEP(全6曲)をリリースしました。
クリス・ブレイドはアンディより20歳ほど下の英国出身のシンガーソングライターで、現在はLAを拠点にSiaなど人気アーティストの楽曲/プロデュース、映画音楽などを手掛け大活躍しています。

今作は全曲2人による共作で、アンディはギターをメインに、クリスはピアノやベース等その他の楽器とリード・ヴォーカルを務め、ドラムにはティム・ウェラー(Divine Comedy)、アッシュ・ソーンが参加しています。

ジャジーなアレンジのタイトル曲「Queens Of The Planet Wow !」をはじめ、穏やかな歌声とメロディが耳に残ります。
ジャケットのイメージも相まって、ロマンティックでとても良い雰囲気♪
The 3 Clubmenとはまた一味違った素敵なポップス作品に仕上がっています。東尾沙紀


2024年3月2日(土) ロイ・オービソン 「カム・バック・トゥ・ミー」

今年も3月に突入しました。
3月と言えば桜でしょうか?
桜も待ち遠しいですが、ナイアガラ・ファンは、もういくつ寝ると3・21、という気持ちでしょうね。

2024年の3・21は、1984年に発売された『EACH TIME』から40年ということもあり、『EACH TIME 40th Anniversary Edition』が発売されます。

CDが3枚、ブルーレイ、2枚組LPレコード、そして豪華ブックレットをセットにしたBOXセット。
その名も『EACH TIME VOX』。お値段は税込25,000円!
絶賛予約受付中です。

さて、今日は、大滝さんが所有していたジューク・ボックスに入っていたお気に入りのシングル・レコードの音源を収録したCDを。
このCDも発売されてから約10年。なくならないうちにまた紹介したいと思います。

『大瀧詠一のジューク・ボックス~ユニヴァーサル・ミュージック編』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICZ-1585 2,200円税込)

1960年代前半に話題になり、大滝さんも大好きだった曲を全30曲収録。
ダイアン・リネイ、ポールとポーラ、レスリー・ゴーア、ガス・バッカス、トミー・ロウ、リトル・リチャード、シャーリー&リー、etc...。
今日はその中から、日本独自にシングル化されて、ラジオでもよくかかっていたロイ・オービソンの「カム・バック・トゥ・ミー」を。森 勉


2024年3月1日(金) 寺尾紗穂 「ある絵描きの歌」

寺尾紗穂さんが発起人として行っている<りんりんふぇす>。
路上生活者が販売員となり、売上の約6割が収入になる仕組みの雑誌『BIG ISSUE』を多くの人に知ってもらい、ホームレス問題や自分たちの生活・仕事について考えよう、との目的で行ってきたイベントです。

その第11回目
りんりんふぇす山谷が、3月3日(日)東京・山谷の玉姫公園にてフリーコンサートで開催されます。

出演は、寺尾紗穂、三輪二郎、池間由布子、川村亘平斎、新人Hソケリッサ!。
恒例の座談会や炊き出し(無料の軽食配布)なども行われます。

寺尾紗穂さんは大学時代に山谷の夏祭りへ行き、絵描きで元土方のSさんと出会いました。
Sさんはその5年後に急死しましたが、「ある絵描きの歌」、「アジアの汗」等の歌が生まれ、様々な人との出逢いを経てイベントを続けてきた紗穂さんにとって、山谷・玉姫公園での開催はとても意義深いものだと思います。

「隣」の人と「輪」になる、というメッセージが込められた“りんりん”ふぇす。
何かを感じられると思いますので、お時間ある方はよろしければ足を運んでみてくださいね。森 陽馬

★掲載ジャケットは、寺尾紗穂「ある絵描きの歌」収録の2006年発表ソロ・デビュー作『愛し、日々』。
(国内CD VCCM-2018 2,096円税込)



2024年2月29日(木) Geraint Watkins 「Champion」

ヴァン・モリソン、ニック・ロウ、デイヴ・エドモンズ、ロリー・ギャラガー、ビル・ワイマンをはじめ、数多くのレコーディングやツアーサポートでも活躍してきた英ウェールズ出身のシンガーソングライター/鍵盤&アコーディオン奏者、ゲラント・ワトキンス。

パブ・ロックと聞いてイメージするミュージシャンは人それぞれかと思いますが、このワトキンスさんも欠かせない存在です。
今作はソロ・キャリアを総括する2枚組ベスト♪
デイヴ・エドモンズやロックパイル等を想起させる''Theパブ・ロックな70~90年代の作品から選曲したディスク1、味わい深い近年の楽曲を中心としたディスク2。たっぷり全41曲が収録されています。

ゲラント・ワトキンス『エイドメモワール』
(国内流通仕様CD LMCD233J 3,300円税込)

活きのいい初期作もかっこいいですが、本日は2008年発表の名作『In A Bad Mood』に収録されている「Champion」を今日の1曲に。
優しい音色のピアノに、やわらかな管楽器のアレンジも素敵な1曲です。

曲によって音の大きさにバラつきがあるのが少し難点なCD(ディスク1)ですが、入門編として是非チェックしていただきたい1枚。ビーチ・ボーイズ「英雄と悪漢」、ニック・ロウ「Heart Of The City」など小粋なカヴァーがセレクトされているのも嬉しいところです。東尾沙紀


2024年2月28日(水) ドアーズ 「タッチ・ミー」

今日は久しぶりにドアーズが聴きたい気分。

ドアーズのレコードは、アメリカやイギリスではエレクトラ・レーベルが発売していました。
1960年代後半、日本ではエレクトラ・レーベルはビクターが販売権を持って発売していました。
なので、家にあるドアーズのレコードはほとんどビクター盤だと思います。

さて、今日はドアーズの曲で、僕が一番ポップだと思う曲を。

「ハートに火をつけて」、「まぼろしの世界」、「ラヴ・ミー・トゥ・タイムズ」、「ハロー・アイ・ラヴ・ユー」。
いろいろヒット曲がありますが、1969年に日本でも大ヒットした「タッチ・ミー」をこの20曲入りのベストCDで。

ドアーズ『ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ドアーズ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-26203 1,430円税込)

この曲を聴くと、1972年に日本で大ヒットとなった山本リンダの「どうにもとまらない」が頭に浮かんできてしまうのは、日本人のさがなのでしょうか。森 勉


2024年2月27日(火) 13(ワンサン) 「ガラクタ」(フェイセズの日本語カヴァー)

<日本が産んだパブロックならぬ、パブフォークの真髄を聴け!>(13『ALBUM』帯裏の文より)

13(ワンサン)は、一色進(CINEMA、ジャック達)と河合徹三(ラストショウ)によるフォーク・デュオ。
1971年高校時代に意気投合し一緒にバンド活動をしていた2人が、2004年に再びデュオを組んでから約20年を経て、遂に1stアルバム『ALBUM』をリリースしました。

13(ワンサン)『ALBUM』
(国内CD NRSD-25127 2,800円税込)

パブフォーク/デュオですが、サウンドは味わい深いロック・バンドな雰囲気で聴きやすいですね。
オリジナル曲に加え、一色進が歌詞を書き河合徹三が作曲したラストショウ「バンジョー・マン」のセルフカヴァー等全9曲収録されています。

今日のこの1曲は、フェイセズ「Debris」(ロニー・レイン作)の日本語カヴァー⑤「ガラクタ」を。
一色進さんが日本語訳を手掛けており、元の歌詞の意味そのままではなく、日本的なアレンジで「ガラクタでも誰かにとっては宝物かもね」という意味合いの歌になっています。森 陽馬



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■

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