2016年5月27日(金) トゥーツ・シールマンス 「Bluesette」 |
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昨日紹介のガッド・ギャングは、<クロスオーヴァー&フュージョン・コレクション1000>というソニーからリリースされた再発シリーズ中の1枚でした。
1,000円という超お買い得価格で100タイトル。
他にも良い作品がたくさんあるのですが、その中から僕の大好きな1枚/今日のこの1曲。
トゥーツ・シールマンス『ブラジル・プロジェクト』
(国内CD 完全限定盤 解説付 SICJ-161 1,000円+税)
1922年生まれベルギー出身の名ハーモニカ奏者、トゥーツ・シールマンス。
彼がブラジルのミュージシャンとコラボレートした1992年発表名作です。
ブラジル名曲のメロディーとハーモニカの相性も素晴らしく、聴いていて本当に心地良い1枚!
カエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル、ミルトン・ナシメント、イヴァン・リンス、ジョアン・ボスコ、シコ・ブアルキ、ジャヴァン、ルイス・ボンファ、エドゥ・ロボ、ドリ・カイミ、オスカー・カストロ・ネヴィス、イリアーヌ等、ブラジルを代表する名ミュージシャンが多数参加。
リオデジャネイロだけでなくニューヨークとロスでも録音されており、リー・リトナーやマーク・アイシャム(ブライアン・ウィルソン2015年作にも参加していた名トランペット奏者)も参加しています。
今日のこの1曲はラストに収録されている「ブルーセット」。
トゥーツ・シールマンス自身が1960年代に発表した代表曲を、今作に参加したミュージシャン皆が歌や演奏で繋いでいく構成が感動的。
この曲が最後に収録されていることにより、単なるコラボ作というのではなく、トゥーツ・シールマンスへの敬意と音楽愛が伝わってきます。森 陽馬
★今作に続く1993年発表作『ブラジル・プロジェクト2』も限定価格1,000円で再発されました。
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