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  今日のこの1曲 “Archives”

<2013月2月>

当店ペット・サウンズ・レコード店にて、
その日に店内でかけていた曲の中から、
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”コーナー

2013年2月に更新した“今日のこの1曲”コーナー。
廃盤・生産中止、規格番号の変更など、
情報が古くなっている商品もございますが、ご了承くださいませ。

<最新の“今日のこの1曲”はこちらのページをご覧ください>

2013年2月1日(金) アーロン・ネヴィル 「Be My Baby」

 ヴァン・ダイク・パークスが来店した際のレポートが、ビルボード・ライヴ公式サイトの特設ページにアップされました。

 今でも夢のようですね。
来店したことはもちろん、ヴァン・ダイクが武蔵小山商店街を歩いたなんて!

 当店PET SOUNDS RECORDは街の小さなCD店(新品のみ)なので、今となっては名前負けしているのですが、音楽愛へのスピリットだけはどこにも負けない気持ちで末永くやっていきたいと思っております。これからもよろしくお願い致します。

 今日のこの1曲は、ドゥーワップ愛に溢れた1枚から。
ニューオリンズ重鎮バンド、ネヴィル・ブラザーズのスウィート・ヴォイス、アーロン・ネヴィル新作『マイ・トゥルー・ストーリー』。(国内CD TOCP-71478 2,500円)

 ブルーノート移籍第一弾作は、ドゥーワップカヴァー・アルバム。

 キース・リチャーズがギター&プロデュースで全面参加(ドン・ウォズ共同プロデュース)し、NYエレクトリック・レディ・スタジオにて録音。
 キースは昔RHINOから出ていた『DOO WOP BOXⅢ』でも選曲に関わっていたくらいドゥーワップ好きのようですね。

 ドリフターズ「Under The Boardwalk」、「This Magic Moment~True Love」、インプレッションズ「Gypsy Woman」、クローヴァーズ「Ting A Ling」、ジャイヴ・ファイヴ「My True Story」など定番曲に混じって収録されているのが、フィル・スペクター作「Be My Baby」。

 71歳になるアーロンが歌う「Be My Baby」。味があっていいですね。

 ちなみに国内盤ライナーノーツは、天辰保文が寄稿されています。森 陽馬

2013年2月2日(土)サージェント・ツゲイズ・オンリー・ワン・クラブ・バンド(告井延隆) 「For No One」

 センチメンタル・シティ・ロマンスのリーダー、告井延隆によるビートルズ・カヴァー『サージェント・ツゲイズ・オンリー・ワン・クラブ・バンド』シリーズは、自主制作CDが3種類発売されています。

 ダビングなしのギター1本でメロディーの良さが伝わってくる、よく練られた超絶テクニック・プレイは、何度聴いても飽きがきません。

 告井さんのご厚意によりそのCDを当店で取扱いさせてもらい、店頭販売及び通販で全国津々浦々にその素晴らしさをわかち合っています。

 今日紹介するこの『THE BEATLES 10』のCDは、ピンポイントというインディーズ会社からの発売で、より多くの人々にその音が届くようにと企画されたものです。(PSD-201 解説付 1,800円)

 BGMとしてもゆったり聴けるように、とバラード・タイプの曲が10曲収録され、価格も1,800円とリーズナブルに。

 すべて新録音! 更に以前の3枚には入っていない「And I Love Her」、「For No One」が初収録!

 「For No One」では間奏のフレンチ・ホルンのところも見事にギター1本で表現されています。森 勉


通販コーナーにも掲載しました。

★2月5日(火)に
当店地下カフェ・アゲインにて、告井延隆さんのライヴが行われる予定です。

2013年2月3日(日) John Hiatt 「We're Alright Now」

 これぞ王道アメリカン・ロック!

 1970年代から活躍しているジョン・ハイアット、2012年発表新作『Mystic Pinball』。(輸入CD NW6260)

 近作は渋いブルージーな楽曲が多い印象でしたが、今回は武骨な正統派アメリカン・ロック・ナンバーがズラリ!

 サニー・ランドレスを彷彿とさせるギターを弾いているのは、2010年発表前作『Open Road』にも参加していたDoug Lancioという人。
 特に1曲目「We're Alright Now」でのスライド・プレイは、音色&フレーズもサニー・ランドレスそっくりですね。

 今回も国内盤は出なさそうですが、往年のジョン・ハイアットをお好きだった方には是非聴いてもらいたいオススメの1枚です。森 陽馬

2013年2月4日(月) Warren Zevon 「Carmelita」

 先日、映画『ルーパー』を鑑賞。

<ブルース・ウィルス&ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演によるタイム・トラベルを背景にした映画>ですが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』的なものを期待して観に行くと、痛い目を見るかもしれません。

残虐なシーンが多く、たくさん人が死んで、身も凍るような怖い描写が連発。
デート・ムービー、子供連れの方へはオススメしにくいですね。

 だけれども、個人的には面白かった!

 脚本の妙はもちろん、ジョセフ・ゴードン=レヴィットがとにかくイイ!
彼でなかったらこれだけの傑作にはなっていなかったと思えるくらい素晴らしい演技でしたね。

 緊張で身体が硬くなるほど怖かったけれど見応え充分。
啓示的なラストも衝撃があって、残虐な殺人シーンが多いのもこのラストがあるからこそ、と最後には納得できました。

 ということで今日は劇中でかかったウォーレン・ジヴォン「Carmelita」。

 ジャクソン・ブラウンプロデュースによる1976年発表作に収録されている1曲。
リンダ・ロンシュタットも『夢はひとつだけ』でカヴァーしていましたね。

 昨日のジョン・ハイアットもそうですが、彼もアメリカン・ロックの王道を感じさせてくれるミュージシャンの中の1人でした。森 陽馬

★掲載ジャケットはウォーレン・ジヴォンの名作5作が入ったお買得盤。(輸入CD 『5CD Original Album Series』 Warner/Rhino 8122798371)

2013年2月5日(火) バッキンガムス 「ドント・ユー・ケア」

 タートルズ、マッコイズ、ポール・リヴィア&レイダース、ゲイリー・パケット&ユニオン・ギャップ、ラスカルズ、クラシックス・フォー、ボックス・トップス、アソシエイション、スパンキー&アワ・ギャング、ニュー・コロニー・シックス、ラヴィン・スプーンフルなど、1960年代中期~後期にかけて活躍したアメリカのグループはたくさんいます。

 しかし残念ながら日本では後の音楽ファンにその良さが伝わっていないので、絶対的に評価が低くなっています。

 このバッキンガムスもそんなグループのひとつです。

 シカゴ出身5人組。ジェイムス・ウィリアム・ガルシオがプロデュースを担当したことは、後にガルシオが今作と同様にブラス・セクションを大胆に導入したBS&T、シカゴの成功によって語られるようになりました。

 ですので、この曲がヒットしていた1967年当時は、ブラス・ロックという言葉もまだありませんでした。

 この「ドント・ユー・ケア」は当時の洋楽ファンならみんなが知っていた大ヒットですが、洋楽ファン自体が少なかった時期でしたから、やはり一般的には知られていない曲になってしまうんでしょうね。

 しかしそんなことは抜きにして、良く出来た曲です。
ブラスが入ってくるイントロからかっこいいですし、ハル・ブレインのような手数の多いドラムのビート、そして独特の声質を持ったデニス・トゥファーノのヴォーカルが魅力です。森 勉


★掲載ジャケットは「ドント・ユー・ケアー」収録デビュー・アルバム『マーシー・マーシー・マーシー』。(国内CD 完全限定紙ジャケットBlu-spec CD仕様 SICP-20437 2,200円)

2013年2月6日(水) Jake Bugg 「Simple As This」

 昨年10月、18歳で発表したデビュー・アルバムが全英初登場1位を獲得し、本国で話題となったノッティンガム出身のシンガーソングライター、ジェイク・バグ。

 先月にはその国内盤がリリース。
(『ジェイク・バグ』 UICR-1100 ボーナス・トラック3曲収録 2,548円)

今夏にはサマーソニックでの初来日も決定しており、日本でも期待の大型新人として注目されていますね。

 歌い方や曲の雰囲気がどことなくボブ・ディランっぽいというのが第一印象でした。

 彼が音楽にのめり込むきっかけは12歳のとき、アニメ『シンプソンズ』で聴いたドン・マクリーンの「ヴィンセント」だったそう。
 そんなエピソードからもわかるように、彼の書く曲は50~60年代のロックンロールの影響が強く感じられます。

 アコースティック・ギターを掻き鳴らす「Lightning Bolt」や「Taste It」などロックな曲もかっこいいですが、今日の一曲は、優しいハーモニーがエヴァリー・ブラザーズを彷彿とさせるこの曲を。

 今月20日に授賞式が行われるブリット・アワード最優秀新人賞ノミネート...など2013年も熱い話題を提供してくれそうです。今後の活動がとても楽しみです。東尾沙紀

2013年2月7日(木) 矢野 顕子 「雑踏」

 忌野清志郎さんが亡くなって、もうすぐ早4年。

 この間に様々なミュージシャンが清志郎さんの曲をカヴァーしましたが、カヴァー作品としてこれを超えるものはこれからも出てこないでしょう。

 矢野顕子の新作『忌野清志郎を歌う』。(YCCW-10192 3,150円)

 タイトル通り清志郎さんの歌をカヴァーしたアルバムながら、どの曲も“矢野顕子”としか言いようのない作品に仕上がっています。

 選曲に関しては後期の楽曲が多くて、その1曲1曲の歌詞に矢野さんから清志郎さんへの想いが込められているようです。

 モンキーズのオリジナルに日本語詞を付けた有名曲「デイ・ドリーム・ビリーバー」や、デュエット曲「ひとつだけ」のリマスタリング音源ももちろん聴きものですが、白眉は5曲目「雑踏」。

 2003年発表『KING』収録の隠れた名曲。

♪ 会いたい人がいるんだ どうしようもなく 会いたい ~中略~
朝の街の雑踏の中で すべてが消えて無くなったように感じる
 気のせいだろう 君がいない事も  ♪

 矢野顕子「It's For You」のピアノ・フレーズが織り込まれたアレンジ。泣けます。森 陽馬

2013年2月8日(金) 田辺靖雄と梓みちよ 「いつもの小道で」 (『夢であいましょう』今月のうた大全より)

 NHKテレビの音楽ヴァラエティ番組『夢であいましょう』は、僕が小学生の時に見たテレビ番組の中でも特に印象に残っているもののひとつです。

 資料によると、1961年(昭和36年)4月8日から1966年(昭和41年)4月2日まで5年間放送されていましたが、個人的によく見ていたのは1962年~64年の3年間だったような気がします。

 土曜日とはいえ夜10時からという放送時間は、小学生にとってかなり遅い時間帯だったので、この番組を見ている時はちょっと大人になったような気分だったことを思い出します。

 今回出たこの『夢であいましょう 今月のうた大全』は、その番組内で使用された楽曲を3枚組(2枚のCD+1枚のDVD)に収めたものです。(TOCT-29064 4,200円)

 全曲作詞は永六輔、作曲は中村八大の作品。
当時を知っている人には懐かしくあの時代を思い出す助けになり、番組を見たことがない世代には品の高い楽曲に今の時代には少なくなった歌の魅力を伝えてくれる作品が多く含まれていると思います。

 坂本九「上を向いて歩こう」も1961年10月に<今月の歌>として紹介されたのがきっかけとなって大ヒットしましたし、ジェリー藤尾「遠くへ行きたい」、デュークエイセス「おさななじみ」、梓みちよ「こんにちは赤ちゃん」、ジャニーズ「若い涙」、北島三郎「帰ろかな」、坂本スミ子「夢であいましょう」など、多くのヒットやスタンダードが生まれています。

 今日のこの1曲は、1962年8月の歌だった「いつもの小道で」を。

 テレビでは田辺靖雄のソロで歌われていましたが、レコードは田辺靖雄と梓みちよのデュエットという形で発売されました。ほのぼのとした名曲です。

 このCD+DVDの企画・監修、そして解説は濱田高志氏。
いつものようにいい仕事をしています。森 勉

2013年2月9日(土) GREAT3 「Under The Dog」

 2月8日(金)恵比寿リキッド・ルームで行われたGREAT3のライヴに行ってきました。

 前売&当日券も完売で満員札止め!
外の寒さを忘れるような熱気&予想以上の爆音で大盛り上がり!

新作はもちろん懐かしの古い曲もタップリ!多幸感溢れる2時間半でした。

 新加入した佐藤奈々子さんの息子yan(ヤン)のベース・プレイも風格が出て良かったですね。
(白根さんのドラミング、堀江博久さんの変幻自在キーボード、プロデューサーでもある長田進さんのギターももちろん最高! ちなみに2/8はパーカッショニスト及川浩志がゲスト参加)

 やっぱり昔の曲(「Fool&The Gang」、「STAR TOURS」他)をやると盛り上がっていましたが、新作の曲も素晴らしかった! 特に「Emotion」はかっこよかったなあ。

 とか言いつつ、今日のこの1曲は1995年発表1stアルバム『Richmondo High』(TOCT-11309 1,500円)から、ライヴ定番曲「Under The Dog」。

 ニール・ヤング「Down By The River」を彷彿とさせるナンバー。
長田進さんによるギター・ソロは、まさに“ニール・ヤング”していましたね。森 陽馬

2013年2月10日(日) ウェルナー・ミューラー・オーケストラ 「第三の男」

 硬派なロック好きからは白い目で見られがちなムード音楽(=イージー・リスニング・ミュージック)ですが、僕は昔から好きなジャンルであります。

 子供の頃に見た洋画のサウンドトラックとして流れてくる美しい旋律のストリングスですり込まれたのかもしれませんが、大編成楽団ならではのアンサンブルは、ビートのきいたロックと同じように音楽のツボをうまく刺激してくれます。

 ウェルナー・ミューラー・オーケストラは1950年代から70年代にかけて日本でも人気が高く、多くのレコードが発売されました。

 この「第三の男」は映画主題曲、もしくはエビス・ビールCF曲として知られている名曲です。

 オリジナルのアルトン・カラスはチターによる独特な音が印象的でしたが、このウェルナー・ミューラー・ヴァージョンはその雰囲気を残しつつも、管楽器で抜群のメリハリを付けています。

 全21曲入り1,800円盤(日本独自企画 2012年リマスター WPCR-14529)と、4枚組CD全101曲豪華ブックレット付大全集8,400円BOX(WQCP-861)も出ています。森 勉

2013年2月11日(月) コトリンゴ 「テーラー兄弟」

“真っ白なツバメが 黒いジャケットと赤いえりまきを探しに この街にとんできた”

 コトリンゴの4枚目となる新作『ツバメ・ノヴェレッテ』(=ツバメの短編小説集)は、一羽のツバメが主人公のコンセプト作品。(RZCM-59222 3,150円)

 まるで自分もおとぎ話の中に入り込んだかのような世界観に浸れる、ファンタジックな「Preamble」で物語は幕を開けます。

 ギター/ベースに村田シゲ(口口口etc)、ドラムスに神谷洵平(赤い靴,大橋トリオetc...)が参加した躍動的な「ツバメが飛ぶような」や9分を越す大作「冬を待つうた」、ツバメの新たな旅立ちを歌った開放感溢れる「maiden voyage」など、ツバメが街に現れ去っていくまでの物語を、細やかなアレンジで描いています。

 今日の一曲は、ツバメがジャケットをつくりに訪れる仕立て屋が舞台の「テーラー兄弟」。
 小池光子(ビューティフル・ハミングバード)がヴォーカルを担当しています。

 ジャケットとブックレットのデザインを手掛けたイラストレーターmimoeさんの切り絵が、更に聴き手のイメージを膨らませてくれます。東尾沙紀

2013年2月12日(火) The Living Sisters 「Que Sera, Sera」(Whatever Will Be,Will Be)

2010年にリリースされたLiving Sistersの1stアルバム『Love To Live』は、愛聴盤として今でもよく聴いています。(2010年ベストに取り上げました)

 そのLiving Sisters、待望の新作が発売になりました。
(輸入CD 『Run For Cover』 Vanguard 78269-2)

 タイトル通りカヴァー曲が6曲収録されたミニ・アルバム。
1stよりアメリカン・ルーツ色濃い演奏が多少加味され、名ペダル・スティール奏者グレッグ・リーズも参加しています。

 ジョー・スタッフォード「Make Love To Me」、リトル・ウィリーズがカヴァーしたことでも話題となったドリー・パートン「ジョリーン」、意外なところではP-FUNKのジョージ・クリントン作「Can You Get To That?」(ファンカデリック)のカヴァーも収録。

 一番のオススメはドリス・デイで有名な「ケ・セラ・セラ」。

まさに、“Living Sisters流カントリー・アレンジなケ・セラ・セラ”ですね。

 3人のコーラス・ハーモニー、聴いていて和みます。森 陽馬

2013年2月13日(水)ベン・ハーパー with チャーリー・マッセルホワイト 「I Don't Believe A Word You Say」

 “黒いライ・クーダー”と評されデビューしたベン・ハーパーも、すでにキャリア約20年。

 2010年にダーニ・ハリソン等と組んだバンド、フィストフル・オブ・マーシーのアルバム、2011年にソロ作『ギヴ・ティル・イッツ・ゴーン』、2012年にはスローな楽曲を中心に選曲した編集盤を出すなど最近も色々とリリースしていましたが、名門ソウル・レーベルSTAXから出した新作こそ本領発揮!という感じでしょうか。

 ブルース・ハープの重鎮チャーリー・マッセルホワイトとの共作アルバム『ゲット・アップ!』。(国内CD ボーナス・トラック2曲追加 UCCO-2021 2,600円)

 全編ブルージー&ソウルフル!
ブルース・カヴァーではなく、ベン・ハーパーのペンによる全曲オリジナル!というのも潔いですね。

 特に4曲目「I Don't Believe A Word You Say」。

 チャーリー・マッセルホワイトのブルース・ハープと、ベン・ハーパーのスライド・ギター&シャウトがとにかくかっこいい!
 ロック・スピリッツも感じる1曲です。森 陽馬

2013年2月14日(木) 中塚武 「恋とマシンガン」

 ドラマやCM音楽、他アーティストへの楽曲提供など多方面で活躍するシンガー・ソングライター、中塚武。

 ソロ活動10周年のアニバーサリー・イヤーにリリースされた新作『Lyrics』は、自身のピアノ演奏&プログラミングを中心に、多重録音コーラス、パーカッション、ホーン・セクションほか、緻密なアレンジが施されたスウィンギン・ポップな楽曲が詰まった一枚になっています。(UVCA-3016 2,800円)

 ポップで親しみやすいメロディー&松岡''matzz''高廣(quasimode)、YOHEI(JABBERLOOP)、ヴァイオリニストのNAOTOなど、日本のクラブジャズ・シーンで活躍するミュージシャンが多数参加したサウンドは、まさに“大人が聴けるJAZZYなJ-POP”♪

 今作では、フリッパーズ・ギターの「恋とマシンガン」を取り上げています。
冒頭の多重コーラス、中盤のグロッケンが印象的な好カバー。

 10曲目「トキノキセキ」も、トゥオモ「Don't Take It Too Hard」を少し彷彿とさせるソウルフルなホーン・セクションがかっこいい一曲です。東尾沙紀

2013年2月15日(金)「ファンレター」(岡本舞子カヴァー 『スペクトル・サウンズIN歌謡曲』より)

書籍『ラグジュアリー歌謡』が本日入荷。(DU BOOKS 2,310円)

“ラグジュアリー歌謡”とは本書が出版されるにあたって作られた造語だそうで、アイドル歌謡でありながら洋楽志向のジャパニーズ・ポップスを主に紹介したディスク・ガイドです。

 ジャンルやアーティスト単位ではなく、プロデューサー/エンジニア/ソングライターに的を絞り時代順に編集。アイドルには詳しくない僕も楽しく読めました。

 ディスク・レビュー以外にも、山川恵津子さんと森達彦さんの対談インタビュー他読み応え充分。

 マイクロスターの佐藤清喜さんも執筆されているので、昨年出た『スペクトル・サウンズIN歌謡曲』&『モーター・タウン・ビーツIN歌謡曲』を気に入った方はもちろん!80年代J-POP好きの方は必読の1冊ですね。

 今日のこの1曲は、『スペクトル・サウンズIN歌謡曲』から岡本舞子「ファンレター」のカヴァー。(VSCD-9720 1,575円)

 山本恵津子作曲1985年発表の隠れた名ナンバーが、佐藤清喜さんによる絶妙なアレンジで21世紀の現代に甦っています。森 陽馬

2013年2月16日(土) ダン・ハートマン 「あなたを夢見て」

 今日は1980年代の映画サントラからお気に入りの1曲を。

 マイケル・ペレとダイアン・レインが主演、日本でもヒット作となった1984年公開映画『ストリート・オブ・ファイアー』から「あなたを夢見て」(I Can Dream About You)です。(国内CD UICY-3562 1,835円)

 映画の中ではコーラス・グループ仕立てのパフォーマンスで披露された曲ですが、白人のダン・ハートマンの作品。

 ダン・ハートマンというと、70年代前半はエドガー・ウィンター・グループでベースをやっていたり、70年代後半は「インスタント・リプレイ」などのディスコ・ヒットを放ったりと、イメージが定まらなかった人でした。

 しかしこの作品でブルーアイド・ソウル感覚のメロディアスな作品を作る人なんだなあ、と感心したのでした。

 70年代に出た彼のソロ・アルバムのジャケットだけを見ると、どうも自分の好きなタイプの音楽をやっている人ではなさそうだなと思っていたのですが、この曲同様ゴキゲンなポップン・ソウルな曲が多いんですよね。森 勉

2013年2月17日(日) ジミー・ウェッブ 「Highwayman」

 2月16日(土)ジミー・ウェッブ&カーラ・ボノフ来日公演(at ビルボード・ライヴ東京)。

 1フレーズ弾いただけで、「あぁ、これがジミー・ウェッブのピアノの響きなんだなあ・・・」と。

 今年で67歳になるジミー・ウェッブ。
歌声もさることながら、ピアノ・プレイも健在だ。

 「By The Time I Get To Phoenix」、「All I Know」、「Up Up And Away」、「Wichita Lineman」、そして「MacArthur Park」。

 まさにジミー・ウェッブのベスト・オブ・ベストという楽曲を、彼自身でしかできないアレンジで弾き語る。

(ちなみにアンコールのラストは、カーラ・ボノフのライヴ定番曲「The Water Is Wide」。ジミー・ウェッブが他の人の曲を歌うのも珍しいか?)

 名曲「Wichita Lineman」と「MacArthur Park」のピアノ・ソロ部分がやはりグッときたが、最初に歌った「Highwayman」も印象深い。

♪ 俺はまたソングライターになるかもしれない
あるいは雨粒になるかもしれない
どのみち何かが残り きっと甦る
またこの世界に戻ってくる そう きっと
俺たちはまたこの世界に帰る そう誰も皆 きっとまた帰ってくる ♪

 終演後サイン会で握手したジミー・ウェッブの手は、大きくて、とても温かかった。森 陽馬


★掲載ジャケットは2010年発表最新オリジナル・アルバム『ジャスト・アクロス・ザ・リヴァー』。(国内CD VICP-64861 2,625円)

2013年2月18日(月) OKAMOTO'S 「あからさまに恋してる」

 2010年メジャーデビュー、これまで3枚のアルバムをリリースしている4人組ロック・バンド、OKAMOTO'S。

 昨秋ポール・ウェラー来日公演のオープニング・アクトもパワフルでかっこよかった彼ら。4枚目にしてセルフタイトルを冠した新作『OKAMOTO'S』が先月リリースされています。(BVCL-481 初回限定DVD付 3,200円)

 前3作で恒例だったカバーは無く、全曲オリジナル。
ザ・フーやストーンズっぽかったり、モータウン風だったり...彼らの好きなものがちらちら顔を見せつつ、20代の若者らしい言葉とキャッチーなメロディが詰まった一枚になっています。

 いしわたり淳治と詞を共作した「あからさまに恋してる」は、60年代ブリティッシュ・サウンドを彷彿とさせるすごくポップな一曲!

 バンドのギタリスト、オカモトコウキがリードVoをとる「夢DUB」の独特の浮遊感あるサウンド&ギターソロも新作の中では異彩を放つ注目の一曲です。東尾沙紀

2013年2月19日(火) スモール・フェイセズ 「レイジー・サンデー」

 スモール・フェイセズのイキの良さは、いつ聴いてもスカッとします。

 スティーヴ・マリオット、ロニー・レイン、イアン・マクレガン、ケニー・ジョーンズの4人が奏でるサウンドは、60's後半ブリティッシュ・ロックらしいR&Bの要素と実験的な遊び心に満ちているんです。

 モッズ・グループと一言で語れない魅力が4年間の活動の中に詰まっています。

 彼らのキャリア前半にあたるデッカ・レーベル時代もいいのですが、今日は後半のイミディエイト時代の曲を。

 「イチクー・パーク」、「ティン・ソルジャー」も気になるところではありますが、スモール・フェイセズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』と言われる『オグデンズ・ナット・ゴーン・ブレイク』に収録の「レイジー・サンデー」。(国内CD 完全限定盤 VICP-70108 3,000円)

 1968年にシングルとして発売され、イギリスでは大ヒットとなった曲です。

 日本ではラジオで少しかかった程度だと思いますが、記憶に残っている1曲です。森 勉

2013年2月20日(水) The Bang Girl Group Revue 「You Got My Love」

 “21世紀のマーサ&ザ・ヴァンデラス”?!

 キティー・デイジー&ルイスやフローレッツのように、60~70's的サウンド&楽曲を今の音で聴かせる現代バンドのムーヴメント、“レトロ・ヴィンテージ・シーン”から新しい注目バンドの登場です。

 The Bang Girl Group Revueは、サンフランシスコを拠点に活動している女性シンガー3人&男性バンド4人によるユニット。(輸入CD 『Soul Shangri-la』)

 どの曲もヴィンテージ感あるバンド・サウンドがかっこいい!

 マーサ&ザ・ヴァンデラスを彷彿とさせるような60'sソウル/ロックを、パワフル&ゴキゲンな女性ヴォーカルとグルーヴ感ある演奏で聴かせます。

 レスリー・ゴーアで有名な「No Matter What You Do」、ベティ・ラヴェット「Let Me Down Easy」、バーバラ・リン「I'm A Good Woman」、シャロン・タンディ「Hold On」等カヴァーもやってますが、オリジナル曲がいいですね。

 特に10曲目「You Got My Love」。

 この曲はソウルというより超スウィートなガール・ポップ・ナンバー♪

♪シュワシュワ♪コーラスや鈴の音含め、往年のガール・ポップス名曲のエッセンスが散りばめられています。60'sガールものお好きな方は必聴の1曲ですね。森 陽馬

2013年2月21日(木) Swissy 「After All」

 フィリピン人女性シンガー、スウィッシーの約4年ぶり新作2nd『ワン・アワー・バイ・ザ・ベッド,ザ・レスト・イズ・イン・マイ・ヘッド』がリリースされました。(国内CD VSCD-9435 2,415円)

 爽やかなアコースティック・ギターの音色が印象的だったデビュー作『シー・スマイルズ』(
2009年12月16日にご紹介しました)の流れを汲む感じですが、新作ではキーボードを主体に作られている感じで、よりメロウでしっとりとした雰囲気に。

 特にオススメは、今作のオープニング・ナンバー「after all」。

ギター、ピアノ、ハーモニーがやさしく絡み合う、爽やかで心地良い一曲です♪

他にも、トッド・ラングレンの名曲「Hello,It's Me」を取り上げ、キーボード&打ち込みによるシンプルなアレンジでカバーしています。

 現在は生まれ育ったオーストラリアを拠点に活動しているそうです。
 デビュー作リリース後来日し、アットホームな雰囲気の中、ギター弾き語りで素敵な歌声を聴かせてくれましたが、新作を引っ提げての再来日を期待したいですね。東尾沙紀

2013年2月22日(金) Bill Doggett 「Honky Tonk (Pt.2)」(『HONKY TONK ~Charlie Gillett's Radio Picks』より)

書籍『ラジオのこちら側で』(ピーター・バラカン著 岩波新書)を今読んでいます。

 これが面白い!

 ピーター・バラカンさんがイギリスから日本へ移ってきた時から現在まで関わった仕事や雑感などを、その時代に聴いていた音楽と共に回顧。

 当時の音楽事情や時代背景が伝わってくるので、ラジオを聴いていないという方でも音楽好きなら楽しめる1冊ですね。

 ということで、今日はピーターさんも敬愛しているロンドン名物DJ!チャーリー・ギレットのラジオ番組『HONKY TONK』に関わる楽曲からセレクトされたコンピ『HONKY TONK ~Charlie Gillett's Radio Picks』からこの1曲。(輸入CD ACEレーベル CDCHD-1242)

 50'sのかっこいいR&Bから、ボビー・チャールズなどのルーツ・ロック、ガンボ風味のソウル、はたまたこの番組にデモ・テープを送ったことがデビューのきっかけとなったダイアー・ストレイツ「悲しきサルタン」(Demo)まで絶妙な全25曲。

 後にジェイムス・ブラウンプロデュースで作品をリリースしJBファンからも人気の高い名ハモンド・オルガン奏者、ビル・ドゲット。
 「Honky Tonk」は彼の1956年ヒット曲で、チャーリー・ギレットの番組タイトル由来となったファンキー・クラシックな1曲です。森 陽馬

2013年2月23日(土)ディーン・マーティン「フールズ・ラッシュ・イン」(『いつか聴いた歌』より)

 イラストレイターとして著名な和田誠さんが監修・選曲したCD『いつか聴いた歌』の第一弾『スタンダード・ラヴ・ソングス>が発売になりました。(和田誠本人による解説・歌詞対訳付 SICP-30012 2,835円)

 古くからある曲だけれど、様々な人々によって歌い継がれ演奏されエヴァーグリーンな輝きを失わないスタンダード・ソングがたっぷり楽しめる好企画のコンピレーションです。

 収録されている歌手は、フランク・シナトラ、ドリス・デイ、トニイ・ベネット、エラ・フィッツジェラルド、リナ・ホーン、サラ・ヴォーン、ビリイ・ホリデイ、ダイナ・ショアなど。

 1940年代(が一番多め)から1960年代に録音された音源がいい音で聴けますし、和田さんによる曲解説や歌詞対訳も、楽曲をより深く知る上でとても参考になります。

 CD2枚組全48曲で2,835円。お買得だと思います。

 曲はなんでもいいのですが、声の雰囲気が大好きなディーン・マーティンの「フールズ・ラッシュ・イン」を。

 本当にいい声しているなぁ~。
酔いどれ唱法、惚れぼれします。森 勉

2013年2月24日(日) Pistol Annies 「Boys From The South」

 ニール・ヤングが大絶賛!

<この娘たちのヴァイヴがとにかくいい!>
と、書籍『ニール・ヤング自伝Ⅱ』にてベタ褒めしているバンド、ピストル・アニーズ。

 第55回グラミー賞にも出演していたミランダ・ランバートを中心とした女性3人カントリー・バンドで、2011年発表されたのがこのアルバム『Hell On Heels』。(輸入CD SONY 88697-94916-2R1)

 ジャケットの見た目はコワモテですが、内容は沁みるアメリカン・ルーツ・サウンドに、3人のコーラス・ワークもゴキゲンな1枚です。

 今日のこの1曲には、ペダル・スティールが絡む正統派カントリー・ロック・ナンバー⑦「Boys From The South」を。

 ちなみにバンド名“Pistol Annies”の由来は、やはり西部劇『アニーよ銃をとれ』(原題:Annie Get Your Gun)なのでしょうかね。森 陽馬

2013年2月25日(月) Pegi Young 「I Don't Want To Talk About It」

 待望だったキャロル・キング自伝本日本語版が明日26日入荷します。

 河出書房新社からの発売で3,990円。
約550ページ! 読み応えありそうですね。

今日のこの1曲は、昨日に続きニール・ヤング自伝本に出てきた1枚。

ニール・ヤングの奥様、ペギ・ヤング2011年発表3rdアルバム『Bracing For Impact』。(輸入CD VAPOR VPR2-529440)

 1st(
2007年7月10日に紹介)、2nd(2010年7月16日に紹介)に比べ、ペギさんの歌い方はよりニールに似てきた感じですね。

 ベン・キースはこの録音時すでに他界していて不在(ラスト11曲目にベン・キース参加音源「Song For A Baby Girl」が1曲収録)ながら、スプーナー・オールダム、リック・ローサス他ニール人脈がしっかり脇を固めています。

 ニールもハーモニカ&ギターで数曲参加。
(9曲目「Doghouse」はニール作!)

 自作曲が多い中で聴きものは、5曲目「I Don't Want To Talk About It」。

 そう! 故ダニー・ウィッテン作、クレイジー・ホースの名曲カヴァー!

アメリカン・ルーツ/渋い女性シンガー好きの方、オススメです。森 陽馬

2013年2月26日(火) 竹内まりや 「たそがれダイアリー」

竹内まりや、待望のニュー・シングルが発売になりました。
(『たそがれダイアリー』 WPCL-11362 525円)

 前作は2012年1月25日発売「いのちの歌」(C/W 「輝く女性よ!」)でしたので、1年と1ヶ月ぶりの新曲です。1曲シングルで525円、カラオケ付です。

 テレビ朝日木曜ドラマ『おトメさん』主題歌ということで、どんな曲なんだろう?と、1月17日(大安でした)放送のドラマ第1回目を楽しみにしていたところ、飛びっきりのイイ曲だったので発売を心待ちにしていました。

 作詞・作曲は竹内まりや、アレンジは山下達郎。
「ヘイ・ゼア・ロンリー・ガール(ボーイ)」を思い出すポップ・センス溢れるメロディーに、なんとも心が躍ってくるようなソウル・テイストな演奏は、山下家ならではの銘柄を感じさせてくれます。

 達郎による変化自在・小技たっぷりのギタープレイに注目です。

 そこらへんは2曲目に収録されているカラオケでじっくりバックのサウンドが楽しめるようになっています。

 そう、アルト・サックスは山下達郎ライヴ・ツアーで顔を売った宮里陽太がレコーディング初参加で、いいソロを聴かせています。

 それにしても、まりやさんの歌声、イイですねぇ。

久し振りに、聴いて、聴いて、聴きまくる日々が続きそうです。森 勉

★なお、初回生産分には50枚に1枚!まりやさん本人による直筆サインが入っているそうです。(当りの場合、CDトレイ下部分に書いてあるそうです!)

2013年2月27日(水) センチメンタル・シティ・ロマンス 「ルーシー」

祝!結成40周年!

 センチメンタル・シティ・ロマンスのキティ及びポリドール時代のアルバム8タイトルが最新リマスターでリイシューされました。活動をずっと続けていたにも関わらず、今までCD化されていなかった作品もあったのでうれしい再発です。

当店のみの特典として、センチ・トート・バックを作成しました。

 8タイトル中5枚当店でお買い上げの方に先着で差し上げています。(8タイトルまとめてお買い上げの方にはトート・バック2枚差し上げます!) 購入予定の方はお早めに。

 ちなみに今回の再発盤、CD帯にセンチと関わりのある著名人によるコメントが記載されています。

 加藤登紀子さん、小坂忠さん、伊勢正三さん、坂本龍一さん、EPOさん、鈴木茂さん、堤幸彦さん、etc。

 そして、80年代ベスト的編集盤『なごやかに なごやかに』には、竹内まりやさんのコメントが!

 その『なごやかに なごやかに』から今日のこの1曲「ルーシー」。
(UPCY-6685 SHM-CD仕様 2,300円)

 なお当時シングルとして発売されアルバム未収録だった「Day By Day」もボーナス・トラックとして追加収録されています。森 陽馬

2013年2月28日(木) ロン・セクスミス 「Nowhere To Go」

 カナダ出身のシンガー・ソングライター、ロン・セクスミス。
約2年ぶり13枚目となる新作『フォーエヴァー・エンデヴァー』がリリースされました。(国内CD TECI-24676 2,520円)

 ボブ・ロック・プロデュースによる前作もキャッチーで明るい雰囲気で良かったですが、今までで一番パーソナルなものになったという今作は、デビュー作含めこれまで何度もタッグを組んでいるミッチェル・フルームがプロデュース&アレンジを担当。味わい深い作品になっています。

 参加ミュージシャンは、ピート・トーマス(dr,per)、ヴァル・マッカラム(E.guitar)、グレッグ・リーズ(pedal steel)他。

 1曲目「Nowhere To Go」などストリングスやブラスが入る曲もありますが、それらが前へ出過ぎず、ロンの温かい歌声とギターに寄り添うようなアレンジで、とても良いですね。

どことなくニール・ヤング「Old Man」に似たメロディー・ラインを持つ「Snake Road」も気になる1曲です。(どこが?と思われるかもしれませんが...)

 ボーナス・トラックは全4曲。うち2曲は日本盤限定のボーナス曲で、オノ・ヨーコ「Don't Be Scared」カバーなどが収録されています。東尾沙紀




これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■


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