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  今日のこの1曲 “Archives”

<2015月4月>

当店ペット・サウンズ・レコード店にて
その日に店内でかけていた曲の中から、
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”コーナー
2015年4月に更新した“今日のこの1曲”コーナー。


廃盤・生産中止、規格番号の変更など、
情報が古くなっている商品もございますが、ご了承くださいませ。

<最新の“今日のこの1曲”はこちらのページをご覧ください>


2015年4月1日(水) 佐藤善雄 「愛のセレナーデ」

シャネルズ、ラッツ&スターの低音ヴォーカルといえばこの人!佐藤善雄。

鈴木雅之と同じくデビュー35周年ということで、ソロ・アルバム『Barry』をリリースしました。
(FRCD-240 2,300円+税)

このアルバム、大滝詠一/ナイアガラファン、山下達郎マニアの方も要チェックの1枚!

♪ 今日の日はアニバーサリー
それは新宿のライブハウス 思い出の場所
福生の仙人 一緒に歌ったWho Put the Bomp
サンタのオジサン スパイスが効いた 大切な出会い ♪

新曲「珊瑚記念日」(Type K)の歌詞には上記のような1節も出てきます。

更に山下達郎作曲、伊藤銀次作詞によるフランク永井「愛のセレナーデ」カヴァーも2曲目に収録。
フランク永井1982年発表シングル「Woman」のB面に収録されていた隠れた名曲を、温かみある歌声で聴かせてくれています。

ちなみに7曲目に収録されている「Liner Notes」。
立川談慶の落語によるアルバム解説がなかなか面白いですね。

落語の会話の中に楽曲解説をうまく織り込んでいて、「大滝詠一」、「山下達郎」という言葉も出てきます。森 陽馬


2015年4月2日(木) Bob Crewe 「Marriage Made In Heaven」

フランキー・ヴァリ&フォー・シーズンズをはじめ、プロデューサー/ソングライターとして多くのヒット曲を生んだボブ・クルー。

1970年代に発表したソロ・アルバム2枚『Street Talk』と『Motivation』が、CD2枚組で再発売されました。
(国内仕様CD 英文ライナー日本語対訳付  『コンプリート・エレクトラ・レコーディングス』 CDSOL-8301 3,600円+税)

エレクトラ・レーベルから1976年にボブ・クルー・ジェネレーション名義で出た『ストリート・トーク』と、1977年に出た『モティヴェイション』の2枚のLPに、シングル・ヴァージョン及びプロモ・ヴァージョンがボーナス曲として追加収録されているうれしい仕様です。

今日はボブ・クルー自身のヴォーカルが前面的にフィーチャーされたディスク2『モティヴェイション』から選んでみました。

このアルバムはなんと!マッスルショールズ録音。
ジェリー・ウェクスラー&バリー・ベケットのプロデュース作。

「Marriage Made In Heaven」はボブ・クルーとケニー・ノーランの共作でAOR風味の1曲。
ボーナス・トラックとして収録されているこの曲の別テイク、シングル・ヴァージョンもいい感じです。森 勉


2015年4月3日(金) Jellyfish 「おやすみ (Hush)」(デモ)

90年代前半、たった2枚のアルバムで解散してしまったにも関わらず、未だ根強い人気を誇るアメリカのポップ・ロック・バンド、ジェリーフィッシュ。

90年の1st『ベリーバトゥン』、93年の2nd『こぼれたミルクに泣かないで』が、SHM-CD&紙ジャケットでリリースされました。

2作品共に、ライヴやデモ音源をたっぷり収録したボーナスCD付き2枚組。
2002年に発売された4枚組のレア・トラック集『Fan Club』に収録されていた音源だそうなので、それをお持ちの方にとっては特に珍しい音源でも無いのかもしれませんが、現在はその4枚組も生産されていませんし、初めて聴くという方には良いかもしれませんね。(勿論マニアの方も必携!)

今日は『こぼれたミルクに泣かないで』のディスク2から、この一曲を。
(国内CD 2枚組完全限定盤 UICY-76996 3,619円+税)

本編1曲目を飾る「おやすみ(Hush)」.は、おとぎ話の中に入り込んでいくようなゆったりとした旋律の曲。
この曲のデモ.は完全アカペラで、ビーチ・ボーイズをお手本にしたようなハーモニーがとても美しいVer.です。

他にも、アコースティック・ライヴの音源や、当時来日公演(渋谷クアトロ)で披露されたピンク・レディー「S.O.S」カバー(たどたどしい日本語が微笑ましい)のお客さんの盛り上がりっぷりも改めて聴くと楽しいですね。東尾沙紀


2015年4月4日(土) Laura Marling 「Gurdieff's Daughter」

<英国・新世代のジョニ・ミッチェル>!?
と評されている1990年生まれの女性シンガー・ソングライター、ローラ・マーリング。

5作目となる新作オリジナル・アルバム『ショート・ムーヴィー』が発売されました。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック2曲追加 2,400円+税)

心の奥底に鋭利なナイフを隠し持っている、そんな雰囲気を持った彼女。

声質はジョニに似ていますが、本質的にはパティ・スミスやクリッシー・ハインドに近い感じがしますね。

今日のこの1曲は、8曲目「Gurdieff's Daughter」。

ダイアー・ストレイツ「悲しきサルタン」とボブ・ディラン「ハリケーン」が合わさったような楽曲をパティ・スミスがディランっぽく歌ったみたいなかっこいいナンバー。

フォーキーなイメージを払拭する痛快な1曲です。森 陽馬


2015年4月5日(日) Brian Wilson 「Whatever Happend」

4月8日発売ブライアン・ウィルソン新作のサンプル盤が届き、一足早く聴かせせていただきました。

これが大感動モノ!!
本当に素晴らしい!!

ブライアンでしか成しえない歌、コーラス、メロディー。

暴言を恐れずに言うなら、「これ聴いて文句言う人は、ビーチ・ボーイズ/ブライアンの作品はもう聴かないで結構!」と断言したくなる1枚ですね。

今日のこの1曲は3曲目「Whatever Happend」。
ブライアンらしいめくるめく波のようなコーラス・ワーク。
歌詞も泣けるっ!

国内盤は輸入デラックス盤と同じボーナス・トラック追加全18曲入りで、解説・歌詞・対訳付。
(ブライアン・ウィルソン『ノー・ピア・プレッシャー』 UICC-10017 2,500円+税)

作品内容の詳しくは後日こちらで、森勉が取り上げますからご参照のほど。

ちなみに当店のみの特典で、ブライアン・ウィルソンの娘が手掛けたジャケット・デザインの四角マグネット(4cm×4cm)を先着でご用意しております。森 陽馬


2015年4月6日(月) 大村憲司 「春がいっぱい」

東京の桜は早くも散りはじめています。

そんな中、千葉・土気へ移植された<武蔵小山駅前に昔あった桜の木>を先日見に行ってきました。

昨年より新しい枝も増えて、花がたくさん咲いており感動しました。
(後日写真を掲載したいと思っております。)

さて、春といえばこの1曲。
シャドウズによるインスト名曲「春がいっぱい」。(原題:Spring Is Nearly here)

名ギタリスト、大村憲司がカヴァーしたヴァージョンが収録されているCDは、2003年にリマスター&紙ジャケで再発されたものの永らく生産中止状態でしたが、4月中旬再プレスされることが決定しました。

高橋幸宏、坂本龍一、細野晴臣、松武秀樹、矢野顕子など、YMO人脈参加の1981年発表人気盤。
(国内CD 大村憲司『春がいっぱい』 限定紙ジャケット仕様 MHCL-300 2,200円+税)

ネット上ではプレミアが付いていたようですね。
今回も入荷枚数は限られそうなので買い逃していた方はこの機会にお早目にご予約ください。森 陽馬


2015年4月7日(火) ブライアン・ウィルソン 「Somewhere Quiet」

あぁ、ブライアン。
あなたの作るメロディーはどうしてこんなにも僕らの心を震わせてくれるのでしょう・・・。

ブライアン・ウィルソンの新作、待望の新作『ノー・ピア・プレッシャー』が発売になりました。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICC-10017 2,500円+税)

16曲の新曲(1曲インスト含)+ボーナス2曲(『トゥデイ』に入っていた「In The Back Of My Mind」と1stソロ収録「Love And Mercy」のニュー・ヴァージョン)を含めた全18曲。
大盤振る舞いな内容です。

質的にも、僕らが期待するレベルの更に上をいっていて、さすがブライアンは違うなぁ、という曲が散りばめられています。

アルバムを通して聴いた1回目から気になる曲が目白押しですが、今日は10曲目に収録されている「Somewhere Quiet」。

この曲はビーチ・ボーイズファン泣かせの1曲なのです。

タイトルからはわかりませんでしたが、曲を聴いてビックリ仰天!
あのメロディーに歌詞が・・・!

1965年発表アルバム『サマーデイズ』に入っていた美しいインスト曲「Summer Means New Love」に新しく歌詞が付いた新曲!なのです。
作詞はブライアン・バンドのキーボードなどを担当しているスコット・ベネット。

インストでも充分説得力ある名曲でしたが、ブライアンの声と言葉がメロディーに溶け合うことで、より素敵な曲にグレードアップした感じがします。森 勉


★当店のみの特典マグネット、先着で差し上げています。


2015年4月8日(水) SAKEROCK 「SAYONARA」

 SAKEROCK、前作から4年ぶりの新作『SAYONARA』がリリースになりました。
(DDCK-1042 2,400円+税)

星野源、浜野謙太、伊藤大地、田中馨、野村卓史...オリジナル・メンバー5人が集結し、作り上げた最新にして、最後のアルバムです。。

6月に行なわるライヴをもってバンドは解散してしまいますが、ジャケットに写る5人の表情のように晴れやかに、楽しく、締め括られるのだろうなと想像しています。

アルバム最後の曲はアルバム・タイトルと同じく「SAYONARA」。
しんみり終わるのかと思いきや...アグレッシブな演奏がかっこいいロックな曲で閉幕。
これからのそれぞれの活躍も楽しみです!

初回店頭入荷分には、6月2日(火)に両国国技館で行われるラスト・ライヴのチケット先行抽選シリアル・ナンバーが封入されています。さらに先着で特典ステッカー付きです。東尾沙紀

2015年4月9日(木) 小宮やすゆう 「メトロ」

武蔵小山住民にとって最近の大きな話題といえば<オオゼキ>。

オオゼキといっても相撲の大関ではなく、スーパーマーケット・チェーンのこと。
武蔵小山店が先週オープンしたのです。

安いと評判(いちごのパックが198円など)のスーパーだけあって、スーパー周辺は物凄い賑わい。
実際に行きましたが、本当に色々安くて活気がありましたね。

ただ、個人店で働いている自分としては、周辺の他店舗が心配になってしまいます。
相乗効果があればいいのですが、やはり競争原理。
厳しい価格競争だと、大手には到底敵いません。

武蔵小山は再開発がこれからも進んでいくようです。
新しいものと古いもの、大手と個人店が共存できるような街になるといいですね。

さて、競争原理からは無縁ともいえるインディペンデントな1枚。
(CD 小宮やすゆう『64』 1,800円)

小宮やすゆうさんは、シュガーベイブ結成当時、メンバーとも交流があったという人物。
シュガーベイブが初期演奏していた「港のあかり」という曲も彼が作ったそうです。

その彼が64歳にして初のアルバム『64』をリリース。
手作り感ある全12曲。一般流通していませんが、当店でご購入いただけます。森 陽馬

2015年4月10日(金) ブライアン・ウィルソン 「Our Special Love」

ブライアン・ウィルソンのニュー・アルバム『ノー・ピア・プレッシャー』からまた紹介させてもらいます。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICC-10017 2,500円+税)

前回データ的なことはほとんど触れなかったので、今回は少し書いておきたいと思います。

原盤はキャピトル・レコード。
プロデュースはブライアン・ウィルソンとジョー・トーマス。
アレンジはブライアン。
ゲスト・ヴォーカリストとして、アル・ジャーディン、ブロンディ・チャップリン、ズーイー・デシャネル、セブ・シモニアン、ネイト・ルイス(FUN)、ケイシー・マスグレイヴス、ピーター・ホーレンスがフィーチャーされています。

バック・ミュージシャンはお馴染みのブライアン・バンド以外に、ジム・ケルトナー、ドン・ウォズ、ディーン・パークス、マーク・ゴールデンバーグ、デヴィッド・マークスも参加。

当初インフォメーションされていたジェフ・ベック参加の音源は残念ながら今回は収録されなかったようです。
しかし、そうした目玉の楽曲がカットされても、まだまだ目玉タップリなのが今回のアルバムなのです。

聴く度に好きな曲がどんどん増えていく感じの『ノー・ピア・プレッシャー』ですが、今特に気に入っているのが6曲目「アワ・スペシャル・ラヴ」です。

アカペラ・コーラスから始まり、ブライアンならではのコーラス・ワークが曲全編を包んでいるラヴ・ソング。
ゲスト・ヴォーカリストはピーター・ホーレンス。

シンプルながら音楽の深みを感じさせてくれるこんな楽曲をアルバム中盤に置くこのセンス。
さすがブライアンですね。

72歳になってもブライアンの創作意欲は衰えることがないようです。
そして新しく生み出された作品の質の高さには、またまた驚かされてしまいました。

歌詞やミュージシャン・クレジットを眺めながら、さぁ、もう1回聴こうかな。森 勉


2015年4月11日(土) スフィアン・スティーヴンス 「Blue Bucket Of Gold」

エリオット・スミスやホセ・ゴンザレス、ポール・ブキャナン『Mid Air』がお好きな方は聴くべき1枚。

ミシガン州出身ニューヨーク在住、奇人男性シンガー・ソングライター、スフィアン・スティーヴンス。
オリジナルとしては約5年ぶりとなる2015年発表新作『Carrie & Lowell』。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ステッカー付 HSE-60207 2,371円+税)

独特な感性とアーティスティックな創作が魅力の彼ですが、今作は極私小説的な作品。

彼が幼い頃家族を捨てた実母キャリー。
彼女が亡くなったことを契機に作られたアルバムだそうです。

儚く弱々しいながらも暗闇から抜け出そうとするような歌声と、シンプルなキーボード&ギターの音色。
そして、白昼夢の中で宙を彷徨っているような音響。

深みがあって、スフィアンの回想と同じように遠い過去へ誘われるような音世界ですね。

深夜1人でひっそりと聴いていたい名盤。森 陽馬



2015年4月12日(日) The Lilac Time 「Babylon Revisited」

昨年のベン・ワット、ロディ・フレイム、今年に入ってからのウォーター・ボーイズ、モノクローム・セット...etc。
80年代から活躍する英国ミュージシャンの新作発表や来日など、何かと話題が豊富で嬉しいです。

スティーヴン・ダフィ率いるライラック・タイムも今年に入り5年ぶりの新作『ノー・サッド・ソングス』をリリースしました。(国内CD BF-37 2,100円+税)

スティーヴン・ダフィといえば、デュラン・デュラン初期のヴォーカリストだった事でも知られていますが、脱退後ソロなどを経て、ネオアコ好きな方にも人気のライラック・タイムでは、フォーク./カントリーへの影響も感じさせる、時代に流されないポップな作風を貫いています。

現在のメンバーは、奥さんのクレア(vo,key...)と、スティーヴンの兄ニック(banjo/bouzouki/accordion)。

バック・ヴォーカルを務めるクレアの涼しげな声の存在感は大♪
いい感じで枯れているスティーヴンの歌声と溶け合い、とても穏やかな気持ちにさせてくれます。

アルバムの中で一番ポップな「Babylon Revisited」では、ギリシャの弦楽器ブズーキを使用。
マンドリンに似たとっても綺麗な音色です。

他の曲でもオートハープらしき音やペダル・スティールなどシンプルでいて細やかなアレンジにも注目です。
静かな時間にゆっくりと聴きたい一枚。

国内仕様盤には油納将志さんの解説が付いています。東尾沙紀

2015年4月13日(月) チャック・ベリー 「リーリン&ロッキン」

ビートルズをはじめ60'sブリティッシュ・ビート・グループは本当に数多くのチャック・ベリー作品をカヴァーして、我々にロックンロールの楽しさを教えてくれました。

その一例を挙げると・・・、
「ロール・オーヴァー・ベートーヴェン」、「ロック・アンド・ロール・ミュージック」はビートルズ。
「カム・オン」、「キャロル」、「ユー・キャント・キャッチ・ミー」はローリング・ストーンズ。
「アラウンド&アラウンド」はスウィンギング・ブルージーンズとアニマルズ。
「トゥ・マッチ・モンキー・ビジネス」はキンクスとホリーズとヤードバーズ。
「ビューティフル・デライラ」はキンクス。
「スウィート・リトル・シックスティーン」はホリーズ。
「リーリン&ロッキン」はジェリー&ペイスメーカーズとデイヴ・クラーク・ファイヴ、等々。

1970年代になるまでチャック・ベリーのチェス音源は日本盤としてちゃんと発売されていなかったこと(バディ・ホリー自身の曲もそうでした)もあり、イギリスの若いバンドを聴きながら、オリジナルはどんな感じなんだろうと想像するしかない時代でしたが・・・。

今日はそんなチャック・ベリー、1958年に発表したセカンドLP『ワン・ダズン・ベリーズ』からの1曲「リーリン&ロッキン」。(国内CD 初回限定盤 解説・歌詞付 UICY-75942 952円+税)

この曲を聴くとチャック・ベリーの声と共にマイク・スミス(デイヴ・クラーク・ファイヴ)のちょっとしゃがれた迫力あるヴォーカルも頭の中に流れてきます。

なおこのアルバムには「ロック・アンド・ロール・ミュージック」、「スウィート・リトル・シックスティーン」も収録。
14曲追加されたボーナス・トラックでは、色々な曲の別テイクが楽しめます。森 勉


2015年4月14日(火) 高田漣 「ホントはみんな」

レコード・コレクターズ誌2015年5月号、巻頭・表紙はリンゴ・スター特集。

ドラマーとしてのリンゴに関する記事、読み応え十分でしたが、第3特集:高田渡特集も面白かったですね。

高田漣と、鈴木慶一によるインタビューは興味深い発言が多く、高田渡好きの方は必読だと思います。

その高田漣が父のレパートリーと歌ったトリビュート・アルバムと、彼が選曲した高田渡ベスト盤が本日入荷しました。
(高田漣『コーヒー・ブルース~高田渡を歌う』 KICS-3178 2,778円+税)
(高田渡『イキテル・ソング~オールタイム・ベスト』 KICS-3177 2,500円+税)

高田漣が歌う高田渡の歌。
父の渡とはまた違った包容力/温もりある歌声がいいですね。

斬新なアレンジも絶妙!
特に13曲目「ホントはみんな」。

このイントロ&メロディーは、細野晴臣さんのアノ名曲が下敷きになっているのです。

細野晴臣ファンならば、オヤッ!?となること請け合いの1曲!

他の曲も素晴らしいので、高田渡を聴いたことがない方も是非お聴きになってみてください。森 陽馬


2015年4月15日(水) 三木鶏郎 「東京ランデブー」

三木鶏郎の貴重な音源が多数収録されたCDがソリッド・レーベルから発売になりました。

(『三木鶏郎 日曜娯楽版大全』 CDSOL-1624 2枚組CD 全84曲 3,300円+税)

NHKラジオで1947年から1952年まで放送されていた『日曜娯楽版』。
1952年から1954年までタイトルを変更して放送された『ユーモア劇場』。
上記番組の貴重音源がタップリ入っています。

当時の庶民生活が垣間見れるものが多く、世相や政治をさりげなく風刺・批判し、人気を集めていたことがわかり、本当に貴重なものがCD化されたと思います。

三木鶏郎企画研究所の協力により、約半分が初音源化!及び初CD化音源です。

監修・解説は濱田高志氏。
丁寧な仕事、ありがとうございます。

今日はまず「東京ランデブー」を聴いてみましょう。

上野、浅草、新宿、渋谷など地名の他に、丸子、二子、稲田、登戸、奥多摩など地名が後半に出てくるのが新鮮です。森 勉


2015年4月16日(木) Richie Furay 「We Were The Dreamers」

<レコード店へ足を運び、レコードを聴いて音楽を楽しもう!>
という主旨の元、アメリカで2008年から始まったイベント、<RECORD STORE DAY>。

今年の開催日4月18日(土)が近づいてきました。

通販コーナーに入荷予定レコードストアデイ商品の一部を掲載。
(通販は在庫があるものに関して5月初旬からとなります)

当店にてお買い上げの方にはオマケもご用意! ご来店お待ちしてます!

さて、そのレコードストアデイ前に最近のお気に入り洋楽新譜を紹介しておきましょう。

バッファロー・スプリングフィールド、ポコでお馴染み、リッチー・フューレイ。
2013年10月来日公演(
2013.10.7今日のこの1曲で紹介)も印象深かった彼の2015年最新アルバム。
(輸入CD Richie Furay 『Hand In Hand』 EOMCD9464)

リッチーとその奥さんが映った仲睦ましいジャケット通り、人間味溢れる正統派アメリカン・ロック作。

1曲目「We Were The Dreamers」はポコの時代を回想して書かれたポップなキラーチューン♪
2013年10月来日公演でも披露された②「Hand In Hand」他、リッチーファンなら期待通りの1枚ですね。

ボーナス・トラックには、ニール・ヤングとケニー・ロギンスが参加した「Kind Woman」、「Good Feeling~」ライヴ音源など3曲追加収録されています。森 陽馬


2015年4月17日(金) LEARNERS feat Eddi Reader 「Rhode Island Is Famous For You」

4月18日(土)レコード・ストア・デイの商品が色々と入ってきました。

その中から、個人的にも購入したい!と思った1枚をご紹介しておきましょう。

LEARNERS『Rhode Island Is Famous For You』feat Eddi Reader
(国内EP NEP-58 1,500円+税)

松田"chabe"岳二と女性歌手SARAによる二人ユニット、LEARNERS(ラーナーズ)。

今までCDすら出したことがありませんでしたが、初のフィジカル・リリースがこのRSDアナログ盤。

それも、featエディ・リーダー!

ホーンアレンジが楽しいアップテンポの超キラーチューン♪
ブロッサム・ディアリーで知られる名曲カヴァーですが、エディ・リーダーの歌声も最高!

なお18日当日以降、当店にて3,000円以上お買い上げの方先着で、ロゴ入りトートバックを差し上げます。

来店先着特典ステッカーや、RSD2015記念フライヤー、更には渋谷周辺店と買い回りした方にはスタンプラリーも開催!

夜22時まで営業してますので、武蔵小山へも是非お越しくださいね。森 陽馬


2015年4月18日(土) The Who 「Be Lucky」

絶好のレコード店巡り日和となったレコード・ストア・デイ2015。

たくさんのお客様のご来店、本当にありがとうございました。

最近巷で言われている<アナログ・レコード・ブーム>。
今までは「多少以前より売れてるかな」という印象でしたが、今日はそのブームを実感できましたね。

多くの若い方にもお買い上げいただいて、レコードで音楽を楽しむ人が増えているんだな、と改めて感じました。

当店では一番人気のジャンクフジヤマ、坂本龍一、大貫妙子、ペンフレンドクラブ等在庫まだございます。
店頭にて3,000円以上お買い上げの方先着トートバックプレゼントも続行中!
明日以降も是非お越しくださいませ。

さて、昨日に続いて、赤、青、白のコントラストが美しいピクチャー盤をご紹介。

英国ロックの雄、The Whoのレコード・ストア・デイ限定アナログ盤。
((EP)The Who『Be Lucky/I can't explain』 4721608)

昨年2014年発売The Who2枚組ベスト盤に収録されていた新曲「Be Lucky」がアナログ・シングル・カット!

そしてB面は記念すべきデビュー曲「I Can't Wxplain」のモノ・ヴァージョン!

The Whoファンならずとも、思わず手に取りたくなるカラフルなピクチャー仕様。
もちろん、楽曲自体もThe Whoらしい1曲でオススメです。森 陽馬


2015年4月19日(日) オーヴァーランダーズ 「ミッシェル」

ポール・マッカートニーの来日公演が近づいてきました。

ということもあって、今日はその関連曲です。

ビートルズの人気が爆発して以来、彼らがシングルとして発売しないアルバムの中の曲は、我先にカヴァーしてシングルとして発売しようとする動きが業界内にありました。

この「ミッシェル」はその中でも当時最大のヒットとなった曲かもしれません。
なんてったって、イギリスで1966年にヒット・チャート1位を記録していますから。

オーヴァーランダーズは5人組ですが、最初はフォーク・トリオが母体となって結成されたこともあり、60'sブリティッシュ・ビート・グループとしては、ビートよりもハーモニーを売りにしていたグループと言えると思います。

「ミッシェル」にもそれは感じられますし、アルバムの中に入っているピーター、ポール&マリーで有名な「Gone The Rainbow」(虹と共に消えた恋)などにも、そのハーモニーの美しさが表れています。森 勉


★掲載ジャケットはオーヴァーランダーズ1966年発表唯一のアルバム『ミッシェル』。
(国内CD ボーナス・トラック10曲収録 BVCM-37941 2,200円+税)


2015年4月20日(月) ルビナーズ 「Rhapsody In The Rain」

前作『オートマティック・トースター』を2010年にリリース。翌年には来日公演を行い、楽しい♪&素晴らしい!ライブを見せてくれた、アメリカの4人組ポップ・ロック・バンド、ルビナーズ。

グループ結成が1970年という事で今年でなんと45周年!
このメモリアル・イヤーに久々の新作『45』を発表、国内盤が4月22日発売になります。
(国内CD WSBCD-001 2,500円+税 ボーナストラック4曲収録)

今作でも時が止まっているかのような健在ぶり♪

2010年、40周年にオリジナル・メンバーのドラマー、ドン・スピントがバンドに復帰。
ドンは2011年の来日公演でも素敵なバリトン・ボイスを披露してくれましたが、新作でもルビナーズらしいポップなナンバーから、ビートルズ・テイスト、落ち着いた雰囲気の曲まで、バラエティに富んだ楽曲を聴かせてくれます。

今日の一曲は、オリジナル中心の中、ルー・クリスティの「Rhapsody In The Rain」をカバー。
4人のハーモニーを活かしたアカペラでのカバー、素敵です♪

お買い上げの方先着で、ポストカード・サイズのバンド・ロゴ・ステッカー付きです。東尾沙紀

2015年4月21日(火) クルセイダーズ 「A Message From The Inner City」

ウェイン・ヘンダーソン(トロンボーン)とウィルトン・フェルダー(サックス)による2ホーン時代のクルセイダーズは、独特の味わいがあって好きです。

『セカンド・クルセイド』は1973年発表の際、LP2枚組全13曲。

現在はCD1枚に全曲収録され、価格も1,300円+税というリーズナブルさですが、LP時代は4,000円近くしていたような気がします。
(国内CD 生産限定盤 解説付 UCCU-90090 1,300円+税)

「ア・メッセージ・フロム・ザ・インナー・シティ」は9分近くある長い曲。

ジョー・サンプル→ウェイン・ヘンダーソン→ウィルトン・フェルダー→ラリー・カールトン(ちょっとだけ)というソロ回しが楽しめる1曲です。

そう言えば、このアルバムが出て次の『スクラッチ』(ライヴ盤)が出た1974年頃来日しているんですよね。

お客さんは少なかったけれど、とてもいい演奏だったことを憶えています。森 勉

2015年4月22日(水) RHIANNON GIDDENS 「Up Above My Head」

2015年ベスト・アルバムとして、多くの音楽評論家が取り上げることとなりそうな1枚。

2013年5月4日今日のこの1曲で取り上げたアメリカ/ノースキャロライナ発男女3人ブルーグラス・バンド、Carolina Chocolate Dropsの女性シンガー、RHIANNON GIDDENS。

名プロデューサー、T・ボーン・バーネットが手掛けたソロ1stアルバムをリリースしました。
(RHIANNON GIDDENS『Tomorrow Is My Turn』 輸入CD NONESUCH 7559-79563-1)

なんといっても、芯の通った気高い彼女の歌声!

<21世紀のニーナ・シモン>(声はそんなに低くないけど)
<新世代のカサンドラ・ウィルソン>とも評したくなる歌の力があります。

T・ボーン・バーネット関連作でお馴染みのバック・ミュージシャンによる演奏も味があって良いですね。
聴くほどに深みが増してくる素晴らしい仕上がりのアルバム。

今日のこの1曲は、アルバム中最もソウルフルなシスター・ロゼッタ・サープ作「Up Above My Head」。

ちなみに、ブックレットには各曲に彼女のコメント(英語)も掲載。

例えばタイトル曲「Tomorrow Is My Turn」、シャルル・アズナブール作のこの曲を彼女はニーナ・シモンが歌っている昔の映像を見て影響を受けた旨が記載されています。
様々なルーツが垣間見え興味深いので、CDお聴きになりながら是非ご覧ください。森 陽馬


2015年4月23日(木) Mark Knopfler 「Laughs And Jokes And Drinks And Smokes」

昨日に続き、2015年ベスト・アルバムに挙げる人が多そうな素晴らしい新譜この1枚。

マーク・ノップラー『Tracker』
(輸入CD mercury/universal 4712928)

ダイアー・ストレイツの名ギタリストと知られ、ソロでも作品をリリースし続けている彼。
ロンドン録音による約3年ぶりオリジナル・アルバムです。

ジャケット・イメージ同様、滋味溢れる味わい深い仕上がり。

ダイアー・ストレイツ時代を彷彿とさせるギターが印象的な10曲目「Beryl」も魅力ですが、オススメは1曲目。

アメリカン・ルーツ色とヨーロッパの風土が調和した「Laughs And Jokes And Drinks And Smokes」。

フィドル、フルート、アコーディオンの音色と、マーク・ノップラーの渋い歌声&ギターがグッとくる名曲!

ちなみに、ブックレット内にはボブ・ディランと一緒に歌っている写真が掲載。
ディランやジェイムス・テイラーなどお好きな方にも大推薦の1枚です。森 陽馬


2015年4月24日(金) Alabama Shakes 「Gimme All Your Love」

2012年に発表した1stアルバム『ボーイズ&ガールズ』がグラミー賞ノミネート。
全世界で100万枚以上を売り上げ、デビューから大成功を収めたアメリカの4人組バンド、アラバマ・シェイクス。

3年ぶり、2枚目となる新作『サウンド&カラー』が先日リリースされました。
(国内CD ボーナス・トラック2曲追加 解説・歌詞・対訳付 BGJ-10237 2,371円+税)

''「どんなタイプの音楽をやっているの?」と訊かれたら答えるのが難しいくらいね。''(ライナーノーツより)
バンドの顔、ブリタニー・ハワードは新作に対してこうコメントしています。

新作では自身もSSW/セッションで活躍し、若くして様々なアーティストのプロデュースも手掛けるブレイク・ミルズを共同プロデュースに起用。

元々ロック、ブルース、ソウルがベースとしてあるバンドですが、そこにファンク、R&B、パンクなど様々な要素とバンドの熱気、渋みも加わって貫禄さえ漂う一枚。
ブリタニ―の歌声も表現力もさらに増しています。

絞り出すような、噛みつくような、語りかけるような彼女の歌声に圧倒される「Gimme All Your Love」!
かっこいい!!

1作目で成功したプレッシャーをはねのけるような快作です。東尾沙紀


2015年4月25日(土)ニック・デカロ「Happier Than The Morning Sun」(邦題:輝く太陽)

山下達郎、大貫妙子を中心とした名バンド、シュガーベイブ。
唯一のアルバム『ソングス』がナイアガラ・レーベルから発売されたのは1975年4月25日。

ちょうど40年が経った本日。
シュガーベイブ『ソングス』40周年記念盤リリース決定がアナウンスされました。
(2015年7月8日発売 シュガーベイブ『ソングス 40th Annivesary Edition』 初回2枚組 WPCL-12160 2,800円+税)

最新リマスター及び山下達郎本人による新規解説付。
更に初回限定盤は2枚組CD!
どんな曲が入るのでしょうか。楽しみですね。

さて、その約40年前。
山下達郎さんもおそらく愛聴していたであろう名盤から今日のこの1曲。

ニック・デカロ『イタリアン・グラフィティ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-15147 1,714円+税)

A&M系作品のアレンジャーとして有名なニック・デカロ。
最高傑作と言える1974年発表、2作目のリーダー・アルバムです。

全体的な音の雰囲気が本当に心地良い1枚ですね。
今日は暖かい陽気でしたので、スティーヴィー・ワンダー作カヴァー「Happier Than The Morning Sun」(邦題:輝く太陽)。

アン・サリーが2002年名作『ムーン・ダンス』でカヴァーしており、それも好きなヴァージョンです。森 陽馬


2015年4月26日(日) Buddy Rich 「Naptown Blues」

映画『セッション』(原題:WHIPLASH)を有楽町みゆき座で先日鑑賞。

いやー、これは面白かったですね。

<有名音楽学校に入学したドラマーの生徒と鬼教官による音楽映画>
一言で説明すれば上記なのかもしれませんが、音楽映画というよりアクション/スポ根ドラマ!
『ブラックスワンのジャズ版』という評価があるのも納得!

若き30歳で監督・脚本を担当したデイミアン・チャゼルは、高校生の時にジャズ・ドラムを実際にやっていて、厳しい音楽教師にしごかれたそうです。
映画の全ての場面に主人公であるドラマーが出演していることにより、独特な緊張感を持続させているなどの演出も見事でした。

ありえないー!とツッコミたくなる場面もありますが、音楽好きの方もそうでない方も是非チェックしてみてください。
(ちなみに映画内では、映画タイトルの原題である「Whiplash」と「Caravan」が印象的に使われていました)

さて、映画のサントラ盤はメーカー品切中なので、今日はバディ・リッチのライヴ盤から。
(輸入CD Buddy Rich 『Swingin' New Big Band』 Pacific Jazz 724383523221)

映画『セッション』で主人公が目指しているドラマーとして、バディ・リッチの名前が何度も出てきます。
このCDは1966年自身のビッグバンドを率いた時のライヴで、ボーナス・トラックも追加され全17曲収録。
今日のこの1曲は、ウエス・モンゴメリー作で躍動感あるアレンジの「Naptown Blues」。

映画を見た後に聴くと、ついついドラムの音に耳がいってしまいますね。森 陽馬


2015年4月27日(月) ブライアン・ウィルソン 「Love And Mercy」

映画『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(2015年8月公開予定)の試写会に先日行ってきました。

なんてったって、ブライアン・ウィルソンが主人公の映画です。
役者が演じる作品だとしても、<音楽家ブライアン・ウィルソン>が観る側にちゃんと伝わってくる良い映画でした。

いわゆる時系列でヒストリー化していく伝記映画とは違う手法で作られている映画です。
1960年代中期と1980年代中期に焦点を絞り、その2つの時代を交互に描くことにより、ブライアンの成功・苦悩・挫折・復活への救いの道がわかりやすく映像化されていました。

60年代と80年代のブライアンを別の役者が演じるダブル・キャスト(二人一役)、と最初聴いた時はどうして?と思いましたが、映画を観たらなんとなくですが、監督の意図がわかったような気がしました。

80年代のブライアンを演じたジョン・キューザックは見かけは似ていないのですが、精神的に混乱をきたしていた当時のブライアンの心情をうまく表現していたと思います。

精神科医ユージン・ランディによる厳しい管理の中、後にブライアン・ウィルソン夫人になるメリンダさんと出会い、ランディの呪縛が解けて再生していく過程の細かな演技はさすがベテラン俳優!ジョン・キューザック。

メリンダ役のエリザベス・バンクスは、伝説の競走馬を描いた映画『シービスケット』のジェフ・ブリッジスが演じていたオーナーの妻役以来、久し振りにスクリーンで観たような気がしますが、ブライアンの救世主となる芯の強い女性を見事に演じていました。

音楽ファンの注目は60年代を演じたポール・ダノ。
こちらはいい感じで似ています。

アルバム『ペット・サウンズ』や『スマイル』の録音風景もうまく映像化されていると思いますし、映画とはいえスタジオ内でのブライアンの言動が見れるなんて夢のようという想いで、目はスクリーンに釘づけでした。

あっという間の120分! また観たいなぁ~。

ということで、今日のこの1曲。
ブライアン・ウィルソン新作『ノー・ピア・プレッシャー』にボーナス・トラックとして収録されている「ラブ&マーシー」ニュー・ヴァージョンを。(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICC-10017 2,500円+税) 森 勉


2015年4月28日(火) ビートルズ 「Got To Get You Into My Life」

「ポールありがとう! そして、おつかれさま!」
まずはこの言葉しかないですね。

ポール・マッカートニー2015年日本ツアー最終日、日本武道館公演を観てきました。

・16時30分過ぎ、ポール武道館入り。車窓から乗り出して手を振り入り待ち客大歓声!
・グッズ売場長蛇の列。武道館限定Tシャツ早々に売切。しかし申し込み可能で5月中旬以降発送予定。
・毎度思うことだがパンフレットだけの売り場を作ってもらいたい。
・17時過ぎからリハーサルの音が聴こえはじめる。「It's So Easy」が聴こえて個人的に気分大盛り上がり。
・当日券は急遽発売告知された2万円の席含め、10万円の席も販売していたらしい。
(立ち見席もあったので並んでいたほとんどの人は入れたのでは。)
・リハが押して17時半開場予定が大幅に延長。入場の列が科学技術館まで達し、更にその建物の裏側まで伸びるという異例の事態。
・18時半前やっと開場。日本武道館と科学技術館の間に咲いていたつつじや緑園の花が綺麗で感動。
・日本武道館の場内にはところどころにビートルズ初来日時の様々な写真がポスターで掲示。
・武道館座席にリストバンド型ライト置いてある。ポールに内緒のコンサート演出とのこと。終演後回収。
・場内BGMはドームと同じくDJによるREMIXがかかっている。1曲毎に歓声&拍手。
・ドームと違い舞台セット上のヴィジョンは無し。ステージ脇参加席用モニターは両脇に設置。
・僕の4万円の席は2階東R列。斜めからでとても見やすかった。
・当日発売の2万円or4万円席の中にステージすぐ横の席もあったようで、それが一番のお買得だったかも。
・19時過ぎには場内ほぼ埋まるも開演はまだ。頻繁にウェーブ起こる。
・19時55分頃暗転し遂に開演。1曲目は「Can't Buy Me Love」!場内凄い盛り上がり!
・動画及びフラッシュ禁止ながら、写真撮影は禁止ではなかったので皆ガンガン撮影していた。
・ドームでやらず武道館でやった意外な曲。「One After 909」、「Dance Tonight」、「Another Girl」、「Got To Get You Into My Life」、「Birthday」。
・今日一番の盛り上がりは「Another Girl」から「Got To Get You Into My Life」の流れか。
・武道館で外れた主な曲「Magical Mystery Tour」、「Jet」、「The Long And Winding Road」、「Queenie Eye」、「Lovely Rita」、「Something」、「Day Tripper」、「Band On The Run」、「Get Back」、「HI HI HI」、「I Saw Her Standing There」など。ドームでやった新曲「Hope For The Future」もやらず。
・「NEW」の後半でポールがミス。演奏が一度終わるも、途中からやり直すハプニング。
・リストバンド型ライトが光った曲。「Let It Be」、「Hey Jude」、「Golden Slumber」~ラスト。
・ライトの演出にポールも感激の様子。
・「007 (Live And Let Die)」の火柱予想以上!2階席の上まで熱さが伝わる!武道館内に煙充満。
・「Golden Slumber」やる直前、ポールMC日本語で「もうかえる時間ですー」。場内「えーーー!」。
・ちょうど2時間。22時前に閉演。ポール舞台から去る直前に花吹雪舞う。
・22時過ぎ、閉演してすぐにポールと御一行はバスで武道館を後にした模様。

ライヴハウスのような尋常じゃない盛り上がり。
感動の2時間でしたね。

映像も撮影していたようなので、公開されることを楽しみに待ちたいと思います。森 陽馬

★掲載ジャケットは「Got To Get You Into My Life」収録。ビートルズ『リボルバー』(1966年発表)


2015年4月29日(水) うずまき 「おいのりのうた」

当店PET SOUNDS RECORD大推薦のバンド、東京ローカル・ホンク。

うずまきという名義で1999年発表したアルバム『ヒコーキのうた』がボーナス・トラック2曲追加&リマスターで久々に再CD化されました。
(完全限定紙ジャケット仕様 CRCD-5113 2,000円+税)

東京ローカル・ホンク及びこのうずまきをご存じでない方も絶対に聴いてもらいたい大名盤!

以前の盤をお持ちの方も、ボーナス・トラックが2曲入っていますので是非もう1枚♪

ちなみにそのボーナス・トラックは、1997年春カセットで発売された音源からの2曲。
ほぼアカペラで歌われる「弱気なアマノさん」と、沁みる「君のこと」別ヴァージョン。
<クワイエット・ロックンロールの世界>をご堪能ください。

今日のこの1曲は、現在でも時々演奏される名曲「おいのりのうた」。
ホンク楽曲内でも5本指に入るくらい大好きな1曲。

♪兄弟たちの暮らしに どうか笑顔が絶えぬように♪
♪愛する人の行く先に どうか光があるように♪

素晴らしいコーラスで歌われるこの歌詞は、何時聴いても感動します。森 陽馬

★当店のみの特典として、うずまきマグネットを先着でプレゼント中♪
(かわいい3cm×3cmサイズ♪)


2015年4月30日(木) Hudson Taylor 「Battles」

ハドソン・テイラーで検索すると、イギリスの有名な宣教師が一番に出てきますが、今UKの音楽界で注目なのが、アイルランド出身アルフィー&ハリー兄弟デュオ、Hudson Taylorです。

デビュー作『Singing For Strangers』が今春リリースされています。
(輸入CD POLYDOR 3780666)

疾走感があってフックの効いたメロディ♪

ほとんど2人で曲を書いているようですが、良い曲が多いですね!

カントリー色は強くありませんが、<デュオ版マムフォード&サンズ>といった雰囲気。

基本デュオですが、若手らしい勢いが感じられるバンド・サウンドが楽曲を更に盛り立てています。

兄弟ならではの息の合ったハーモニーを聴かせるフォーキーな曲も。
ルーツにはサイモン&ガーファンクルの影響も感じさせます。

デラックス・エディションはガブリエル・アプリンと共演した「Beautiful Mistake」などボーナス・トラック9曲を追加した全21曲入り。

国内盤は今のところ出る予定がありませんが、モデルのような出で立ちで画になる2人。
是非日本にもいつか来てもらいたいですね。東尾沙紀




これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■



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