2021年1月15日(金) ゴールデン・カップス 「過ぎ去りし恋」 |
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ゴールデン・カップスを初めて見たのは、高校1年生の時だったと思います。
1967年の夏、デビュー・シングル「いとしのジザベル」が出てから少し経ってからのことでした。
所は銀座7丁目にあったガスホール(試写会をよくやっていた場所でした)の地下1階と2階を吹き抜けにしたジャズ喫茶<銀座ACB>(アシベと読みます)。
客席は結構混雑していて、その中で初めて聴いたゴールデン・カップスは他の日本のグループでは感じられなかった「熱さ」がありました。
演奏された曲で憶えているのは「Get Out Of My Life, Woman」、「I Got My Mojo Working」、そしてヤードバーズのレパートリー「Over
Under Sideways Down」ぐらいなのですが、なんとも外国のバンドを見ているような感覚だったことを想い出します。
当時は「長い髪の少女」もまだ発売されていませんし、ミッキー吉野加入前でギターのケネス伊東がいた頃でした。
今日はそんなゴールデン・カップスの1曲を。
R&B、ブルース的なものを得意としていた彼らとはまた違う面の魅力を持った曲をいまだ廃盤にならずに残っている良質なベスト盤から「過ぎ去りし恋」(Goodbye,
My Love)を。
ゴールデン・カップス『コンプリート・ベスト ~ブルース・オブ・ベスト』
(国内CD 解説・歌詞付 TOCT-25537 2,381円+税)
1968年9月発表セカンド・アルバムに収録され、その後シングル・カットされた彼らには珍しいソフト・ロック・テイストも加味された曲。
ゴールデン・カップスにもこんな曲があったんです。
作詞はケネス伊東、作曲はエディ藩、編曲は村井邦彦。森 勉
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