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  今日のこの1曲 “Archives”

<2025月11月>

当店ペット・サウンズ・レコード店にて
その日に店内でかけていた曲の中から、
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”コーナー

2025年11月に更新した“今日のこの1曲”コーナー


廃盤・生産中止、規格番号の変更など、
情報が古くなっている商品もございますが、ご了承くださいませ。
<最新の“今日のこの1曲”はこちらのページをご覧ください>


2025年11月1日(土) いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー 「私自身」

2025年11月1日は<レコードの日>でした。

「アナログ盤の魅力を多くの人に知ってもらおう」、とのコンセプトで東洋化成主催により2015年から行われています。
今年もたくさんのレコードが発売になりました。

いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー、RYUSENKEI、一十三十一、さらさ、スカートとPUNPEE、フレネシ、ブルース・クリエイション、THE CHARM PARK、TRADITION、鈴木宏『キャット』、Freedom Suite、bice、TRF、globe、MAX、etc...。

12月6日にレコードの日第2弾リリースもございます。
お探しの商品、ご希望などございましたらお問合せください。

今日のこの1曲は、いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー「私自身」(作詞:橋本淳、作曲・編曲:細野晴臣)。

2025年3月に急逝した彼女は1948年生まれなので、1977年発表の本作は20代後半で録音したことになります。
しかしながら、都会の女性の凛とした強さと色香は、もっと年上の大人な印象を受けました。
細野晴臣、鈴木茂、林立夫、佐藤博、吉川忠英、岡田徹、矢野顕子、吉田美奈子、山下達郎によるティン・パン・ファミリーも、当時はほぼ皆20代。昭和の哀愁が感じられる歌・演奏・歌詞ですね。

ちなみに、レコードの日2025に合わせて、当店オリジナル・リーフレットを作成・配布開始しました。
PET SOUNDS RECORDスタッフ3名の<想い出のレコード>を紹介しています。
よろしければご覧になり、ご自身の<想い出のレコード>を回想していただければ幸いです。森陽馬

★いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー『アワー・コネクション』
(2025年11月1日発売 国内LP COJA-9564 4,950円税込)


2025年11月2日(日) ロネッツ 「Be My Baby」

動画サイトでロニー・スペクター(ヴェロニカ)の70年代以降のテレビ出演映像を発見して見たところ・・・。
その後、こんなものもありますよ、という関連オススメ動画がいっぱい提示され出てきました。

日本のテレビでは彼女の映像を見る機会がほとんどなかったので、とても新鮮な気持ちで色々な映像を楽しみました。
キリがないので30分ほどにしましたが、出てくるは出てくるは・・・。

シャナナの番組にゲスト出演したものや、2000年以降だと思いますが、ブライアン・ウィルソンをバック・コーラスに歌うステージ、もちろん60'sのロネッツとしての貴重映像もいっぱい。
あらためて、ロニーの独特な歌いまわしに魅了されっぱなしの時間でした。

ということで、今日はロネッツ「ビー・マイ・ベイビー」を。

ロネッツ『プレゼンティング・ザ・ファビュラス・ロネッツ』
(国内CD モノラル 解説・歌詞・対訳付 SICP-4525 1,100円税込)

「ベイビー・アイ・ラヴ・ユー」、「ウォーキング・イン・ザ・レイン」、「ドゥ・アイ・ラヴ・ユー」も入っています。森勉


2025年11月3日(月) WONDERMINTS 「tracy hide」

ブライアン・ウィルソン・バンド/ワンダーミンツのダリアン・サハナジャさんが当店に先月来店しました。
(2025年10月19日今日のこの1曲参照)

 

ダリアンはとても温かみあるお人柄で、一緒に来店したデビーさん含め、初対面ながら優しく接してくれました。
ニール・ヤング主催のブリッジ・スクール・ベネフィット・コンサートにブライアン・ウィルソンが出演した時(1999年)、打ち上げでニール・ヤングの当時の家へ行った話など、色々な興味深いエピソードを聞くことができてうれしかったです。ありがとう、ダリアン!

その際、ダリアンが11月3日発売というワンダーミンツのレコードを持参しました。
それが1995年発表、初アナログ化となる本作です。

・WONDERMINTS『Wondermints』(30th Anniversary Edition Vinyl)
(輸入2枚組LP Coke Bottle Clear Vinyl 1,000枚限定ナンバリング入)

ダリアン、マイク・ダミーコ、ブライアン・カッサン、そして2019年に急逝したニッキー・ワンダーことニック・ワルスコの4人が中心のバンド、ワンダーミンツが、1995年に発表した1stアルバム『Wondermints』。
2025年で30周年を記念し、demo音源などボーナス曲を追加した2枚組LP、綺麗な薄緑色のクリア・カラー盤(Cole Bottle Clear Vinyl=コーラの瓶をイメージしたような色)で、1,000枚限定プレスしたアナログ・レコードです。

その貴重なアナログ盤を、本日11月3日から当店で少量販売させていただけることになりました。
早くも残り僅かとなってますので、ご希望の方は在庫の有無や価格などメール等でお問い合わせくださいませ。
11/6追記:完売しました。

今日のこの1曲は、この名盤からダリアン作の「tracy hide」を。
後にブライアン・ウィルソン・バンドへ加入することを予期している、と言っても過言ではない、ビーチ・ボーイズ/サーフズ・アップ的なエッセンスを感じさせるナンバーです。森陽馬


2025年11月4日(火) 山下達郎 「オノマトペISLAND」「MOVE ON」「Sante」オリジナル・カラオケ

山下達郎、ニュー・シングル発売!

2023年7月26日発売だった「シンク・オブ・サマー」以来、約2年3か月の新曲「オノマトペISLAND」が本日入荷しました。

今回は、「オノマトペISLAND」の他、ダイハツ<ムーヴ>のCM曲「ムーヴ・オン」、そして映画『グランメゾン・パリ』のチアリング・ソングとして書かれた「サンテ」と、なんと!新曲が3曲! そしてそのカラオケも。

山下達郎のヴォーカルが入っている通常ヴァージョンがもちろんメインですが、今日は④⑤⑥曲目に入っているカラオケ・ヴァージョンに注目したいと思います。

タツローさんのグルーヴィーで緻密なコーラス・ワークとバック・トラックが、3曲たっぷり味わえます。森勉

★山下達郎『オノマトペISLAND/Move On/Sante』
(国内CD 先着でポストカードプレゼント中 WPCL-13706 1,430円税込)


2025年11月5日(水) 山田稔明 「最後のお願い」

GOMES THE HITMANのフロントマン山田稔明、ソロ名義のオリジナル・アルバムとしては『pale/みずいろの時代』以来、約9年ぶりとなる<ニャーアルバム>♪

9月中旬からライヴ会場やオフィシャルサイトの通販で先行発売されている最新盤『シャーとニャーのはざまで』の一般販売が先頃開始されました。

山田稔明『シャーとニャーのはざまで』
(国内CD 歌詞・ライナーノーツ付 GTHC-0022 2,750円税込)

愛猫家としても知られる山田さんが10年の間に書いた未発表楽曲の中から、猫にまつわる曲を集めた作品です。

ポチ美ちゃん、ジャケットに写るママン(ポチ美ママ)、先代猫ポチちゃん...山田さんと愛猫たちとのかけがえのない暮らしの中にある何気ない幸せや、心が揺れ動いた瞬間を、あたたかな眼差しで切り取った全7曲が収録されています。

近藤研二共作・歌とギターで参加「猫のふりをして」や、仔猫の愛らしい姿を描いた「きみは三毛の子」でほのぼのとした気持ちになったり、ママンの苦しい時期を綴った「最後のお願い」は大切な人に贈るラヴレターのようで、すこし切なくなったり...。

世界中の猫への愛情が込められた作品であり、誰の心にもそっと寄り添ってくれるやさしい歌と旋律が詰まった1枚です。東尾沙紀


2025年11月6日(木) ザ・グループ 「ザ・ジェット・ソング」

11月5日は、ソニー・ミュージックより<発掘!洋楽隠れ名盤>の第2弾目の発売がありました。
(第1弾は2025年3月に発売済。
2025年3月13日今日のこの1曲参照)

今回もなかなか興味深いラインナップです。
ジャニス・ジョプリン、イギー・ポップ、ルー・リード、モット・ザ・フープル、パティ・スミス・グループ、ローラ・ニーロ、ジェリー・ウィリアムス、スウィート・サーズデイ、ニルソン、トーケンズ、アル・スチュワート、ジョン・デンバー、ストーリーズ、エドガー・ウインター・グループ、BS&T、タジ・マハール、アージェント、バディ・マイルス、ルー・コートニー、バーニー・ウォーレル、等々、かなり幅広いジャンルから選ばれています。

その中から、日本初CD化になるザ・グループを。
1969年発表、男女各二人の4人組コーラス・グループです。

ソフト・ロックが注目される中、日本でのCD化がずっと望まれていましたが、遂に出ました。
ボーナス・トラック2曲追加、全14曲入り。

今日の1曲は、「ザ・ジェット・ソング」。
この曲のアレンジは、デイヴ・グルーシン。
ジム・ゴードン、ジョー・オズボーン、ラリー・ネクテル、トミー・テデスコなどが参加しています。

ザ・グループのコーラスはとてもさわやかで、ロジャー・ニコルス&スモール・サークル・オブ・フレンズをお好きな方にも、ゼッタイのオススメです。

余談ですが、竹内まりやさんの<スーヴェニール2025>ライヴ・ツアーの客入れ音楽にも使われていました。
選曲は達郎さんだったとのこと。森勉

★ザ・グループ『The Group』
(国内CD 日本語解説付 SICP-6727 1,430円税込)


2025年11月7日(金) Mavis Staples 「Everybody Needs Love」

メイヴィス・ステイプルズの新作『Sad And Beautiful World』が本日発売されました。

Mavis Staples『Sad And Beautiful World』
(国内CD 天辰保文氏による解説・歌詞・対訳付 STCD-22 3,300円税込)

2025年7月で86歳を迎えたメイヴィスですがバリバリ現役!
ソウル/ロック等のジャンルは関係なく、歌の力が伝わってくる1枚です。

その本作は、ボン・イヴェール、Waxahatcheeなどを手掛けたBrad Cookによるプロデュース作。
ケヴィン・モービー作「Beautiful Stranger」、デレク・トラックスも参加しているトム・ウェイツ作「Chicago」、カーティス・メイフィールド作「We Got To Have Peace」他、スパークルホース(マーク・リンカス作)によるタイトル曲「Sad And Beautiful World」、ギリアン・ウェルチ&デイヴ・ローリングス作「Hard Times」等、様々な楽曲を取り上げながら、メイヴィスが歌えば彼女のオリジナルのように聴こえてくる全10曲入。

今日のこの1曲は、エディ・ヒントン作のラスト10曲目「Everybody Needs Love」を。
ボニー・レイットがスライド・ギター&コーラスで参加しています。
♪誰もが愛を求めている。太陽や月や空に輝く星が必要なように♪

ちなみに、この歌終了後、最後の最後にメイヴィスの笑い声?が入っているのでお聴き逃しなく。森陽馬


2025年11月8日(土) Sombr 「12 to 12」

音が流れた瞬間、目の前にカラフルな景色が広がり、何処かへ駆け出したくなりました。

sombr(ソンバー)『I Barely Know Her』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18794 3,300円税込)

sombr(ソンバー)こと、Shane Michael Booseは、ニューヨーク出身2005年生まれの男性ミュージシャン。
20歳を迎え、サマーソニック2025で初来日、そして待望の1stアルバム『I Barely Know Her』を発表しました。

これが、センチメンタルな感情を爆発的なポップ・ミュージックに掛け合わせた傑作!
ティアーズ・フォー・フィアーズを彷彿とさせたり、歌い方がU2「Sunday Bloody Sunday」頃のボノっぽかったり、と1980年代の香りをさせながら、今の新しい時代に響くロックなサウンドがかっこいい!
作曲・作詞は全曲本人で、演奏に関しても多くの曲でギター、ベース、ドラムス等を自身で担当しています。

「どうやったら友達に戻れるんだろう。君とベッドを共にしていたのに」(「Back To Friends」)
「夢中だった日々が懐かしい。今や君はただ僕の魂を粉々にするだけ、愛しい人」(「Crushing」)
「また一から新しい誰かのために服を脱ぎたくなんかない」(「undressed」)
「人混みの中で君を探している。教えて、僕らの物語は終わったの?」(「12 to 12」)

失恋の歌ばかりなのに、心が湧き立つのは何故だろう!?

忘れかけていた青春の刹那を呼び覚ましてくれる1枚。森陽馬


2025年11月9日(日) 婦人倶楽部 「旅とフェリー」

''佐渡ヶ島のピチカート・ファイヴ?!''
新潟・佐渡ヶ島に暮らす主婦らで結成された謎多きユニット、婦人倶楽部。
約9年ぶりとなる新作2ndがリリースされました。

婦人倶楽部『婦人日和』
(国内CD FUJIN-004 3,300円税込)

ほっかむりに割烹着というビジュアルに、顔も名前も明かされていないご婦人方(呼称は婦人A~E)の楽曲制作/プロデュースを手掛けるのは、佐渡での居住経験があるムッシュレモンこと佐藤望(カメラ=万年筆)。

爽やかで躍動感のあるメロディ、シティ・ポップ味もちょい足しされたおしゃれなサウンドに、米どころらしくぺったんお餅つき、エッサエッサと畑仕事、金山、特別天然記念物トキなど、佐渡の日常や風景、四季が感じられる歌詞とのギャップも面白いし、とってもほっこりします。

本日は、パパパ・コーラスが印象的なオープニング・ナンバー「旅とフェリー」を。
旅に出かけたくなる、激キャッチーな1曲です♪

君島大空、沖井礼二、KASHIF、壺阪健登、五味俊也、千ヶ崎学、ゴンドウトモヒコ、張替智広(キンモクセイ)、古川麦、やなぎさわまちこ、徳澤青弦などが参加しています。東尾沙紀


2025年11月10日(月) ジョン&ヨーコ、プラスティック・オノ・バンド 「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」

今日は、ジョン&ヨーコのクリスマス・ソング「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」を。

ジョン・レノンが名盤『イマジン』を発表した約2ヶ月後の1971年12月に、シングル・レコードとして発売されたのが最初でした。

今回、オリジナル・ジャケット・スリーヴを復刻して、エヴァー・グリーン・カラーの7インチ・アナログ・レコードとして再発されました。

ジョン&ヨーコ、プラスティック・オノ・バンド『ハッピー・クリスマス(戦争は終った)』
(国内仕様盤7inchレコード 歌詞・対訳付 UIKY-75123 2,750円税込)

ジョンとヨーコが世界の平和を望んで歌ったこの歌は、あれから54年経ちましたが、残念ながらまだまだ歌い継がれないといけない世の中が続いています。森勉


2025年11月11日(火) T字路s 「泪橋」

結成15周年を迎えたT字路s(ティージロス)がメジャー・デビュー!
待望のアルバム『MAGIC TIME』が本日入荷しました。

T字路s『MAGIC TIME』
(CD+Blu-ray 初回限定盤 ESCL-6137 6,930円/通常CD ESCL-6139 3,300円 
先着ステッカー付

T字路sは、聴く者の心を動かす力を持つシンガー伊東妙子とベーシスト篠田智仁によるユニット。
2010年に結成して15年間、全国各地を廻り、集う人々の心に寄り添う曲を歌ってきました。

本作は、EPICソニーとメジャー契約し、全曲オリジナル作で固めた入魂のフル・アルバム!
佐橋佳幸がサウンド・プロデュースを担当し、古田たかし、坂田学、Dr.kyon、山本拓夫ほか、凄腕が参加。
ポップなアレンジも組み込みながら、T字路sらしい力強さはそのままに、ロック・バンド・スタイルで聴かせる1枚です。

今日のこの1曲は、T字路sの代表曲である「泪橋」。
今までのインディーズ作品にも収録されてきたこの名曲を新たにバンド・サウンドで録音。
15年分の汗と"涙"が沁み込んだ「泪橋」。何度聴いても胸が熱くなります。森陽馬


2025年11月12日(水) Neil Young And The Chrome Hearts 「Let's Roll Again」

11月12日はニール・ヤングの誕生日!
2025年で80歳を迎えました。おめでとう!ニール!

ニール・ヤングにとって、2025年も盛りだくさんな1年でしたね。

・新作アルバム『Talkin' To The Trees』発売
・新バンドThe Chrome HeartsとのLove Earth World Tour 2025
・グラストンベリー・フェス出演
・2023年ソロツアーのドキュメンタリー映画『Coastal』公開
・『Coastal』サントラ盤発売→音源不備あり回収→再発売
・トランプ大統領を批判した新曲「Big Crime」を急遽発表
・90's中期作を集めた『Official Release Series Vol.26、27、28 & 29』発売
・1975年発表作『Tonight's The Night』50周年記念盤が11月下旬発売予定

ツアー終了後も、ファーム・エイド出演や、トランプ政権を批判する動画をアップするなど元気そう。
肉体は錆び付いたとしても、、燃え尽きない尖った精神で生き抜いてほしいですね。

今日のこの1曲は、ニール・ヤング2025年作から「Let's Roll Again」を。
ウディ・ガスリー「This Land Is Your Land」的な楽曲に、「フォードよ、GMよ、クライスラーよ、子供たちを殺さないものを造ってくれ。本当にクリーンな走りを。」という、荒々しさと緩さが同居したニール・ヤングらしいナンバーです。森陽馬


2025年11月13日(木) Chrissie Hynde with Brandon Flowers 「I'm Not In Love」

プリテンダーズのクリッシー・ハインド最新作は、敬愛する友人たち(Pals)とのデュエット・カヴァー・アルバム。

Chrissie Hynde&Pals『Duets Special』
(輸入CD Parophone 5021732961716)

「親密で、夜のムードのある、スモーキーな作品にしたかった。」
ゲストとの静かな重なりを楽しむようなクリッシーの抑えたヴォーカルと、最小限のバンド・アレンジで聴かせる本作は、深い夜のゆったりとした時間が似合います。

ルーファス・ウェインライトのパートナーとの会話を発端にスタートとした本作には、ルーファスをはじめ、k.d.ラング、ジュリアン・レノン、ルシンダ・ウィリアムス、ダン・オーバック(ブラック・キーズ)、デビー・ハリー(ブロンディ)、2022年に亡くなったマーク・ラネガン、カーリーン・アンダーソン、キャット・パワーらが参加。

「Me & Mrs.Jones」、「Can't Help Falling Love」(エルヴィス・プレスリー)、「It's Only Love」(ビートルズ)、「(You're My)Soul & Inspiration」(ライチャス・ブラザーズ)に、ローリング・ストーンズ、ブレンダ・ハロウェイ、10cc、ザ・スミス、フレッド・ニールなど、しっとりと聴かせてくれます。

本日は、ブランドン・フラワーズ(ザ・キラーズ)との共演による、10ccの代表曲「I'm Not In Love」を。
夜空に溶けていくようなグレッグ・リーズのペダル・スティール・ギターも印象的な1曲です。東尾沙紀


2025年11月14日(金) Little Feat 「Cold Cold Cold/Dixie Chicken/Tripe Face Boogie」(Live)

リトル・フィートといえば2nd『セイリン・シューズ』(1972)、3rd『ディキシー・チキン』(1973)が名盤として多く紹介されるのですが、4th『アメイジング!』(1974)、5th『ラスト・レコード・アルバム』(1975)も素晴らしいアルバムです。

そのデラックス・エディションが国内盤CDで各々発売されました。

ニューオリンズ/ルーツに根ざしていたローウェル・ジョージと、クロスオーバー志向になっていく他メンバーとの間で不和が生じ始めたのもこの頃でしょうか。稲妻轟く山道を走る車が描かれた『アメイジング!』のジャケットは、その危険なバンド内を暗示していたのかもしれません。

さて、『アメイジング!』(原題:Feats Don't Fail Me Now)は、ヴァン・ダイク・パークスが関わった「スパニッシュ・ムーン」、ローウェルによるアラン・トゥーサン讃歌「ロックン・ロール・ドクター」等を収録した1974年発表作品。
今回のデラックス盤には、ディスク2にアウトテイク&レア音源。ディスク3には、1975年2月1日にパリで行ったライヴ音源が入っています。

パリのライヴは全て未発表で、音質の良いブート的な感じではありますが、観客の声援も大きくてイイですね。
ワーナー・ブラザーズのミュージック・ショウとして、ドゥービー・ブラザーズ、タワー・オブ・パワー、モントローズ等と一緒にツアーを廻っていたようですが、フィートのライヴ・パフォーマンスがダントツに評判良かった、という逸話も納得の演奏です。

今日のこの1曲は、そのパリでのライヴ音源から「Cold Cold Cold/Dixie Chicken/Tripe Face Boogie」。
後半のビル・ペインによるフランス風アドリブ・ソロが入った後、爆発するTripe Face Boogieの盛り上がりが最高!森陽馬

★リトル・フィート『アメイジング!』デラックス・エディション
(国内仕様3枚組CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18783 3,740円税込)


2025年11月15日(土) Little Feat 「Long Distance Love」

昨日に続いて、リトル・フィート。
今日は1975年発表の5thアルバム『ラスト・レコード・アルバム』を取り上げましょう。

リトル・フィート『ラスト・レコード・アルバム』デラックス・エディション
(国内仕様4枚組CD 解説・歌詞・対訳付 WPCR-18786 6,050円税込)

ポール・バレア&ビル・ペイン&ケニー・グラッドニーによる共作「Romance Dance」で始まり、同じく3人による「One Love Stand」、ポール・バレア作「All That You Dream」、ビル・ペイン作「Day Or Night」など、ローウェル・ジョージ以外のメンバーも存在感を増して、リトル・フィートというバンドらしさが成熟した1枚。

でも、この傑作から1曲挙げるなら、やっぱりローウェル作の名曲「Long Distance Love」でしょう。
彼らしい黄昏の叙情感溢れるメロディー&歌、そして、ヴァレリー・カーターのコーラスが泣けますね。

今回のデラックス盤ディスク2には、「Long Distance Love」のAlternate Version、更に未発表Rough Mixも入っていましたが、ヴァレリー・カーターのコーラスも入っている本編のヴァージョンが結局は一番かな。

ちなみに、昨日の『アメイジング!』もそうですが、本編の最新リマスターが凄くきれいな音質になっていて、好き嫌いあるかもですが、音圧も上がってすっきりしたとても良い音質だと僕は思います。(ディスク3と4の1975年10月31日ボストン未発表ライヴ音源も超良質!)

なお、本作タイトルの"ラスト"は最後ではなく、ピーター・ボグダノヴィッチ監督の名映画『ラスト・ショー』をモチーフにしたもの。ネオンパークによるジャケットもそのイメージで描かれています。森陽馬


2025年11月16日(日) Brian Wilson 「Let It Shine」(Live)

時は1999年7月9日、場所は大阪フェスティヴァル・ホール。
開演後、ライヴではなく、舞台にはショート・フィルムが映し出されます。
しばらく上映が続き、後半に「The Little Girl I Once Knew」が奏でられました。それに呼応して幕が上がり、実際のブライアン・ウィルソン・バンドが演奏を始めた瞬間の感動は、今でも心に深く刻まれています。

観客のほとんどは、僕と同じように感動で胸が詰まり、固まっていたのではないでしょうか。
「The Little Girl~」と次の「This Whole World」は、皆が夢を見ているように聴いていた印象があります。

そう、あれはまさに夢だった、と約26年経って改めて思うのです。
ブライアンが元気に歌っている。それもライヴ(目の前)で。

そんな、胸が熱くなるような想いを呼び起こしてくれるライヴ盤が発売になりました。

Brian Wilson『Live At The Roxy Theatre』
(輸入2枚組CD OGLIO OGL82100-2)

ブライアン・ウィルソンが2000年4月7&8日にカリフォルニアのロキシー・シアターで行ったライヴ音源。
輸入CDで2001年6月に発売、国内CDもボーナス・トラックを5曲追加し2002年2月に出て好評だったライヴ盤に、今回は更に6曲を追加した仕様で再発売されました。

当時何度も聴いたライヴ音源ながら、約26年の時を越えて懐かしい気持ちになりますね。
「Be My Baby」カヴァーの多幸感はこの上ないものです。

今日のこの1曲は、今回新たに追加された「Let It Shine」のライヴを。
これが素晴らしい! クレジットによると、2002年11月19日ニューヨークでのライヴ音源だそう。

なお、ブックレットには、デヴィッド・リーフがブライアン逝去の2週間後(2025年7月)に書いた文が掲載されています。
最後にその寄稿文の一部を記しましょう。

「ブライアンはたくさんの夢を叶えてくれました。<中略> God bless you、ブライアン。私たちがあなたの世界の一部であったことはとても幸運なことでした。」(デヴィッド・リーフによる寄稿文より) 森陽馬


2025年11月17日(月) ポール・マッカートニー 「ワンダフル・クリスマスタイム」

11月10日にジョン・レノンのクリスマス・ソングを紹介しましたが、ポール・マッカートニーのクリスマス・ソングも同様に7インチ・アナログ・シングル(カナリー・イエロー・カラー盤)で再発になっています。

ポール・マッカートニー『ワンダフル・クリスマスタイム』
(国内仕様盤7inchレコード カナリー・イエロー・カラー 歌詞・対訳付 UIKY-75124 2,750円)

ポールはウイングスとしてアルバム『バック・トゥ・ジ・エッグ』を発表したのが1979年6月。
その年の11月中旬に、このクリスマス・シングルは発表されています。

ポップなメロディー、口ずさめるサビ。
ポールらしい楽曲です。

サウンドは次のシングル「カミング・アップ」、次のアルバム『マッカートニーⅡ』に繋がるようなシンセ・ポップ。
80'sに向けて新しいサウンドを模索していたんでしょうね。森勉


2025年11月18日(火) 松任谷由実 「ひとちがい」

「淋しさだけが支えなの」(松任谷由実「ひとちがい」歌詞より)

ユーミンらしい歌詞のフレーズが出てくる「ひとちがい」は、今から約40年前の1985年に、松任谷正隆がプロデュースした女性シンガー、麗美への提供曲として、松任谷由実が書き下ろした楽曲です。

1989年に西村知美がカヴァーしましたが、ユーミン自身が歌ったヴァージョンは世に出ていませんでした。
その松任谷由実が歌う「ひとちがい」が、本日発売された新作『Wormhole』に収録されています。

松任谷由実『Wormhole/Yumi Arai』
(初回限定盤2CD+Blu-ray UPCH-29499 7,700円/通常CD 初回仕様あり UPCH20710 3,600円)

40作目となる今回の作品は、<AIと人間の共生>をテーマに制作された1枚。
荒井由実時代からの過去の歌声と現代の声をAIにラーニングさせ、第三の歌声Yumi Araiを生成。
それを今の生の歌声とコラージュさせてヴォーカルトラックを録音した楽曲が全12曲収められています。

発売前は?でしたが、実際に聴くと今まで通りのユーミンらしい楽曲揃いで、歌も違和感なく聴けました。
昨日11月17日から始まったツアーのテーマは<私が私に逢いに行く夢」だそう。
CDに購入者対象チケット先行予約抽選受付コードが入っています。応募してライヴも体感してください。

今日のこの1曲は、冒頭に挙げた「ひとちがい」を。
1980年代に自身の歌で録音したがお蔵入りになった、という話もあり、今回はAIで生成した第三の歌声で表現することにより再録音できたのでしょう。80年代的なサウンド・アレンジもかっこよくて、本作中一番気に入っているナンバーです。

なお、11曲目「ひとちがい」の後、「人影に会いたい。自分以外の誰かに。ただ、抱きしめ、永遠のさよならが言いたい」と歌われる12曲目「そして誰もいなくなった」へ繋がり、『Wormhole』は幕を閉じます。森陽馬


2025年11月19日(水) Yufu 「3rd Dose Of Your Mystic Drug」

ネオ・ヴィンテージ・ソウル from 台湾♪

ユフ『ヒール・ミー・グッド』
(国内CD 解説付 ボーナス・トラック2曲 KMKN-152 3,300円税込 / 限定LP KMKN-153 4,950円)

アジア、特に彼の出身地である台湾では珍しいという本格派ソウル/ファンクを鳴らすシンガーソングライター、Yufu(ユフ)。

2025発表1stフル・アルバム『Heal Me Good』の日本盤帯に並ぶマーヴィン・ゲイ、カーティス・メイフィールド、ティミー・トーマス、ベティ・ライトなど主に70年代ソウルに影響を受けたアナログ感のあるサウンド、スモーキーでほどよく甘い歌声は、ここ日本でもじわじわと注目を集めています。

ファンキーなオープニング曲「Are You Elevated?」、キレのあるインスト「Serchin' For Some Lovin'」などクールなテイストも良いですが、メロウな曲も抜群です。
本日は揺らめくようなシタールとワウギター、官能的な世界に連れて行ってくれるミディアム・バラード「3rd Dose Of Your Mistic Drug」を今日の1曲に。

9月下旬から10月初旬にフリーイベント出演のため来日していましたが、2026年2月22日には日本初公演となる沖縄でのライヴが発表されています。バンドを従えた本格的な日本ツアーにも期待したいですね。東尾沙紀

2025年11月20日(木) Sarah McLachlan 「If This Is The End...」

「今この世界で、状況をどう乗り越えていけばいいのか?
すべてが崩れ落ちていくように感じる時、どうしたら沈まずにいられるか?
本作の歌詞は、このような問いから生まれました。」(サラ・マクラクランのコメントより)

カナダ出身の女性シンガー、サラ・マクラクランの新作『Better Broken』が発売されました。
眠れない夜、押しつぶされそうな時に、寄り添ってくれる1枚です。

Sarah McLachlan『Better Broken』
(輸入CD Concord 00888072708556)

2014年発表作『Shine On』から、約11年ぶりの新作オリジナル・アルバム。
プロデュースは、フィービー・ブリジャーズやボーイジーニアスを手掛けたTony BergとWill Maclellanが担当しており、深みのあるサウンド・アレンジが、彼女の美しい歌声をより際立たせています。

今日のこの1曲は、ラスト11曲目「If This Is The End...」。
映画『On The Beach』(1959)の場面からインスパイアされ制作したナンバーとのこと。
娘のIndiaとTaja含む約30名のコーラス&力強い彼女の歌声が、一歩踏み出す勇気と安らぎを与えてくれます。森陽馬


2025年11月21日(金) ビートルズ 「リアル・ラヴ」(2025ミックス)

出ました!
ビートルズ『アンソロジー・コレクション』(BOX)と『アンソロジー4』!

2025年のビートルズは『ラバー・ソウル』の60周年エディションと言われていましたが、8月下旬になんと今年は『アンソロジー』との発表が・・・。
まぁ、そちらも30周年という節目だったかぁ、とその時気づいたわけですが・・・。

さて、『アンソロジー』。
BOXの『アンソロジー・コレクション』については、CDは8枚組、LPは12枚組。
以前出ていた『1』、『2』、『3』をリマスターし、今日初めて世に出るヴァージョンを多く含んでいる初登場の『4』が目玉。『アンソロジー4』は、CD2枚組、またはLP3枚組の単体で発売されています。

今日はその『4』から。
注目曲満載ですが、やはり「リアル・ラヴ」(2025ミックス)。

30年ほど前、初めて聴いて驚き、プロモーション・ビデオを見て涙し、そして今回、音の良さも含めて感激・感涙でした。
16秒ほどフェイドアウトが早くなったのは残念ですが・・・。

ありがとう、ジェフ・リン、ジャイルス・マーティン。
ネット上に氾濫しているオフィシャルではない類似ヴァージョンに御注意ください。森勉

★ビートルズ『アンソロジー4』
(国内2枚組CD UICY-16350 4,400円/国内仕様3枚組LP UIJY-75360 14,300円)


2025年11月22日(土) 渡辺満里奈 「うれしい予感」

ナイアガラファン要注目!
2026年の321リリース商品第1弾が発表されました。

デビュー40周年を迎える渡辺満里奈が、大瀧詠一プロデュースで1996年に発表した『Ring-a-Bell』の30周年盤!

<2026年3月21日発売>
渡辺満里奈『Ring-a-Bell 30th Anniversary Deluxe Edition』
(2枚組CD SRCL-13588 3,960円/国内LP 限定クリアヴァイナル仕様 SRJL-1189 4,950円)

ナイアガラ・トライアングルVol.1(1976)の50周年を予想していたので、1996年の30周年盤は意外でした。
でも、近年のナイアガラ関連イベントに出演していた“ナイアガラ・ガール”渡辺満里奈さんのリリースはうれしいですね。

本作『Ring-a-Bell』は、1996年3月21日に発表されたミニ・アルバムで元々は6トラック入り。
『ちびまる子ちゃん』オープニング曲で、さくらももこ作詞・大瀧詠一作曲の「うれしい予感」(アルバム・バージョン)に加え、佐野元春作「ダンスが終わる前に」、金延幸子作「あなたから遠くへ」カヴァー等が収録されていました。

今回の30周年盤には、大貫妙子書き下ろし曲「高い空遠い街」、大滝詠一とのデュエットで歌われる「冬の星座」(Duet with 大滝詠一)という2曲の未発表音源が追加収録されるそうです。
LPは初アナログ化、更にCDにはボーナス・ディスクが追加予定で楽しみですね。森陽馬


2025年11月23日(日) Nicolette Larson 「Lotta Love」(Jim Burgess Disco Mix)

1977年、ニール・ヤングはリンダ・ロンシュタットへ電話して、制作中だった次作のコーラスを頼み、更に「もう一人、コーラスに参加してくれる良いシンガーはいないかな?」と尋ねました。

ちょうどその時、リンダの家に来ていたのが、友人のニコレット・ラーソン。
電話口の近くにいたニコレットのことを話して、二人はニールの作品にコーラスで参加することになります。

その縁で親しくなったニールとニコレットが車で移動中、置いてあるデモテープを彼女が聴き「素晴らしい曲!」と伝えたところ、ニールは「欲しいならあげるよ!これは君の曲だ!」と話し、ニコレットがその曲を歌うことになりました。
それが「Lotta Love」(邦題:溢れる愛)です。

テッド・テンプルマンのプロデュースによりポップな味付けがされた彼女のこのデビュー曲は、1978年11月に全米シングルチャート最高8位を記録し、多くの人にニコレットの可憐な魅力が伝わりました。

ニコレット・ラーソンのワーナー・ブラザーズ時代の音源を集めたこの4CD編集盤には、彼女のオリジナル・アルバム4作に加え、ライヴ&貴重音源が入っており、「Lotta Love」も違うヴァージョンがボーナス・トラックとして収録されています。

今日のこの1曲は、「Lotta Love」(Jim Burgess Disco Mix)を。
1978年発売当時、プロモーション用12インチに収録されていた約4分20秒のロング・ヴァージョン。
グルーヴ感を増したイントロが長くて、ドラマチックなミックスです。

1997年に45歳の若さで急逝した彼女ですが、この歌に込められた"愛"は永遠に錆びつくことはないでしょう。森陽馬

★Nicolette Larson『Look In My Direction - The Warner Bros. Recordings』
(輸入4枚組CD Lemon/Cherry Red QCDLEM4BX263)


2025年11月24日(月) Cheap Trick 「The Best Thing」

最後(?)の来日公演と銘打って7年ぶりの日本ツアーを大成功させたチープ・トリック。
17年ぶりとなった日本武道館公演(10月1日)は2階の後ろの方までお客さんがギッシリ!
『at武道館』を意識した流れ、初期作を中心とした選曲も楽しく、老若男女盛り上がっている光景にとても感激しました。

リリースに先駆け、来日公演でも披露された新曲「Twleve Gates」を含む、約4年半ぶりの新作『All Washed Up』が先日発表になりました。

チープ・トリック『オール・ウォッシュド・アップ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 ボーナス・トラック2曲 UICB-15007 3,300円税込)

『All Washed Up』は、「廃れた」「落ち目」「疲れた」などの意味があるそうで、いかにも彼ららしい自虐&シャレのきいたタイトルが付けられていますが、そんなネガティヴな言葉のイメージが吹き飛ぶほど1曲目からエンジン全開です。

ハード・ロッキンなリード・トラック「The Riff That Want Quit」のような押せ押せな曲もあれば、「The Best Thing」のような美しいバラードもあり、アコースティックな小品「Wham Boom Bang」で本編を締め括るのも意外で面白い...聴きどころいろいろです。

今作の中で特にお気に入りは、「君との出会いは人生で一番の出来事だ」とストレートな言葉で綴られたラヴ・ソング「The Best Thing」。
ロビンの柔らかく、伸びやかな歌声と美しいメロディ、エモーショナルな演奏は聴くたびにグッときます。

日本盤ボーナス・トラックとして、「The Best Thing」、「Bad Blood」のオルタナティヴ・バージョンを追加収録。
「The Best Thing」は、このパターンもすごく良いなぁと思いました。サビの部分が違うので、ぜひ聴き比べてみてください。東尾沙紀


2025年11月25日(火) The Bookmarcs 「花びら」

2025年3月発表のソロ作『Strange Village』(2025年3月9日今日のこの1曲で紹介)も好評だった近藤健太郎と、青野りえ『TOKYO magic』(2023年11月20日今日のこの1曲で紹介)のプロデュースを手掛けた洞澤徹によるポップ・ユニット、The Bookmarcs(ブックマークス)。
2021年作『BOOKMARC SEASON』以来、約4年ぶりの新作アルバム『BLOOM』が本日入荷しました。

The Bookmarcs『BLOOM』
(国内CD 先着特典CDR付 VSCF-1781 3,000円税込)

マスタリング・エンジニアは佐藤清喜(マイクロスター)が担当。
Swinging Popsicleの美音子 Fujishima、足立浩(Dr)、北村規夫(B)、佐藤真也(P)、Aloha Ichimuraが参加。
タイトル『BLOOM』とある通り、花がテーマになった歌が多い本作は、華やかなポップ・ナンバーだけでなく、花のように儚い恋心を描いたシンガー・ソングライター的楽曲が印象深い1枚でした。

今日のこの1曲は、その中から3曲目「花びら」を。
「夜が明けて、歩き始めたけど、時々ほら、振り向いてしまうよ」(「花びら」歌詞より)
花びら舞う場所の思い出は、必ずしも美しいだけでなく、切ないものなのかもしれません。

なお、当店にてお買い上げの方には、「Follow The Rainbow」と「街のレヴュー」の未発表別ヴァージョン(Acoustic Mix Version)を収録したCDRを先着で差し上げてます。森陽馬


2025年11月26日(水) 山下達郎 「Happy Holiday」

<山下達郎でなければ決して成し得ないウインター・タイムの決定版!!>

本日11月26日発売になった山下達郎『Season's Greetings』のアナログ・レコードの帯に書かれている言葉です。

山下達郎ならではの一人多重録音によるアカペラ、そして服部克久アレンジによるフル・オーケストラをバックに、ポピュラーなクリスマス・ソング、讃美歌、アメリカン・スタンダード、ドゥワップなどを見事に1枚のアルバムにしてくれました。

40才になったばかりの山下達郎のヴォーカルが、パワーとテクニックで聴く者を圧倒し感動を与えてくれます。
アナログ盤で聴くと、その奥行きも感じられますね。

山下達郎『Season's Greetings』
(国内アナログLP 2025最新リマスター&カッティング 180g重量盤 山下達郎自身による解説付 WPJL-10263 4,400円)

今日の1曲は、B面2曲目に収められている「Happy Holiday」を。
スピード感のある一人アカペラ・コーラスが最高。森勉


2025年11月27日(木) ハンバートハンバート 「夜明け」

NHK朝ドラ『ばけばけ』の主題歌、ハンバートハンバート「笑ったり転んだり」が好評です。

第76回紅白歌合戦に初出演も決定!<祝>
ハンバート佐野遊穂さんの歌声や曲のテンポが、朝の雰囲気にピッタリですよね。

その「笑ったり転んだり」が収録されたハンバートハンバートのベスト盤CDが発売されました。

ハンバートハンバート『入門編』
(初回限定Blu-ray付 DDCB-94037 5,500円/通常CD DDCB-14083 3,300円)

1曲目に新曲「笑ったり転んだり」を収録。
2曲目以降には人気曲・代表曲をリリース順に収めた全19曲入CDです。

今日のこの1曲は、その新曲ではなくて、2曲目「夜明け」を。

2001年発表デビュー・アルバム『For Hundreds Of Children』の1曲目を飾る「夜明け」。
佐野遊穂さんの透き通った声で歌われる決意表明のようなナンバーです。
現在の高評価が朝ドラによる突発的なものではなく、凛とした美しさと力強さをデビュー時から兼ね備えていたのだと、改めて実感しました。森陽馬


2025年11月28日(金) Neil Young with Santa Monica Flyers 「Walk On」(Original Recording)

ニール・ヤング・ファンにとって、避けては通れない踏み絵的なアルバム。
といえば、1975年発表作『Tonight's The Night』(邦題:今宵その夜)でしょう。

ドラッグ中毒で亡くなった盟友ダニー・ウィッテンとローディのブルース・ペリーへ捧げる形で、1973年8月夜中に酔っ払いながら録音しましたがレーベル側の判断でお蔵入り。しかし、リック・ダンコの進言で1975年に陽の目を見た1枚です。
この『今宵その夜』が、50周年記念盤としてCDと2LPで発売されました。

Neil Young『Tonight's The Night 50th Anniversary Edition』
(輸入CD Reprise 093624835103/輸入2LP Indie Store Exclusive限定クリア・カラー盤と黒盤の2種あり)

50周年盤はジャケットが新調。
更に、2025年最新リマスタリングが施され、オリジナル12曲に6曲が追加、計18曲入になっています。

追加された6曲の中で、ラスト18曲目「Tonight's The Night」(Take3)はおそらく初出。
アーカイヴBOX2に入って話題となったジョニ・ミッチェルが参加した「Raised On Robbery」も注目ですね。

13曲目「Walk On」は珍しいヴァージョンで、ニール公式サイトでは、<Neil Young with Santa Monica Flyers「Walk On」(Original Recording) 1973年8月26日録音>と記載されています。
『On The Beach』のヴァージョンと違い、ベン・キースがスライド・ギターではなくペダル・スティールを弾いているのが印象的!森陽馬


2025年11月29日(土) The Style Council 「Take It To The Top」(Demo)

ポール・ウェラーとミック・タルボットによるユニット、スタイル・カウンシルが1984年に発表した1stフル・アルバム『カフェ・ブリュ』。

『カフェ・ブリュ』といえば、ウェラーが現在もライヴで演奏する「My Ever Changing Moods」、「Headstart For Happiness」や、トレイシー・ソーンをフィーチャーした「The Paris Match」などを収録した名作♪

2026年1月30日に、今作のスペシャル・エディション(CD6枚組ボックス!)が発売されます。
(国内CD6枚組 英文ライナー翻訳・歌詞・対訳付 ハードカバーブック仕様 UICY-80708 19,800円税込)

CD6枚に収められているのは、『カフェ・ブリュ』をはじめ、1983年のミニ・アルバム『スピーク・ライク・ア・チャイルド(Introducing The Style Council)』の拡張版、シングル(7インチ/12インチ・バージョンなど)、Bサイド、リミックス、デモ、BBCライヴ・セッションなどなど、てんこもりの全91曲入り。未発表音源も多数収録されているようです。

デモ音源が収録されたディスク4には、見慣れない曲名がチラホラ...。
先頃、動画サイト等で先行公開された「Take It To The Top」(デモ)も、完全未発表曲!
デモなのでラフな音ではありますが、こんな貴重な音源がほかにも色々聴けるのかと思うと、とても楽しみであります。
ご予約はお早めにどうぞ。東尾沙紀


2025年11月30日(日) Lou Courtney 「I Don't Need Nobody Else」

ソニー・ミュージックから出た<発掘!洋楽隠れ名盤>再発CDシリーズがオススメです。

60~70年代の洋楽隠れ名盤が、日本語解説付で1,300円+税。
第1弾が2025年3月12日、第2弾が11月5日に国内CDで全79タイトル発売されました。

「ジャケットは見たことがあるけれど聴いたことがない1枚」
「有名ミュージシャンの知らなかったアルバム」
「レコードは持っているけれどリマスターCDで聴き直したい作品」
等々を、安心の国内盤、日本語解説付、お買得な価格で手にできるのはうれしいですね。

シリーズ中、11月6日に紹介したザ・グループと同様に、当店で好評なのがルー・コートニーです。

ルー・コートニー『I'm In Need Of Love』
(国内CD 林剛氏による日本語解説付 SICP-6750 1,430円)

2008年1月に限定紙ジャケでCD化された時にも人気が高かった1枚。(2008年1月25日今日のこの1曲で紹介)
程なく生産中止になり、入手困難な状態が続いていましたが、ボーナス・トラックはそのままで、値段が安くなりました。

ルー・コートニーは、後にフィフス・ディメンションにも加入したというニューヨーク出身黒人男性シンガー。
本作は1974年発表、ジェリー・ラゴヴォイとの共同プロデュースによる2ndアルバムです。

今日のこの1曲は、70'sメロウ・グルーヴ・ソウルで心地良くもかっこいい「I Don't Need Nobody Else」。
<マーヴィン・ゲイ+フィリー・ソウル>的なセクシーかつメロウ・グルーヴな歌とサウンドが最高! 森陽馬



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■



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