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  今日のこの1曲 “Archives”

<2026月5月>

当店ペット・サウンズ・レコード店にて
その日に店内でかけていた曲の中から、
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”コーナー

2026年5月に更新した“今日のこの1曲”コーナー


廃盤・生産中止、規格番号の変更など、
情報が古くなっている商品もございますが、ご了承くださいませ。
<最新の“今日のこの1曲”はこちらのページをご覧ください>


2026年5月1日(金) イーグルス 「Carol」

イーグルスが1976年に発表した名盤『ホテル・カリフォルニア』は2026年で50周年を迎えます。

その50周年記念盤が出るかな?と思いきや、1975年発表作『呪われた夜』のデラックス盤が発売されました。

・イーグルス『呪われた夜』(デラックス・エディション)
(国内盤3CD+Blu-ray 天辰保文氏の解説・歌詞・対訳付 WPZR-31109 8,800円税込)

原題は『One Of These Nights』。
オリジナル・メンバーでカントリーフィーリングに溢れたバーニー・レドンが本作まで在籍。
ファンの間でも人気が高く、グレン・フライ自身も大好きなレコードと公言していた名盤です。

今回の目玉は、ボーナス・ディスクに収められた未発表ライヴ音源でしょう。
1975年9月28日カリフォルニアにあるアナハイム・スタジアムでのコンサート。
バーニー・リドンが当時在籍していたイーグルスとして最後に出演したライヴ音源になります。

初期ライヴでは後半の定番だった、チャック・ベリー「Carol」のカヴァーが初公式音源化されたのもうれしいですね。

ちなみに、ジョー・ウォルシュがゲスト出演し「Rocky Mountain Way」で盛り上がっているのですが、バーニーの脱退を思うと切なく感じるのは僕だけでしょうか。
そのジョー・ウォルシュが新加入したイーグルスは1976年2月に初来日。日本武道館でコンサートを行いました。
今年はイーグルス初来日から、ちょうど50年でもあります。森陽馬


2026年5月2日(土) ティン・パン・アレー 「チョッパーズ・ブギ」

細野晴臣、林立夫、松任谷正隆、鈴木茂、(生誕順)による、キャラメル・ママというグループ名は、1973年に発表されたLP吉田美奈子『扉の冬』、荒井由実『ひこうき雲』によって印象付けられました。

といっても、一般の音楽ファンではなく、あくまで<はっぴいえんど>の流れを汲む音楽が好きだったファンに限ってのお話です。

1974年には、雪村いづみ『スーパー・ジェネレイション』や、当時大人気だったアグネス・チャンのヒット曲「ポケットいっぱいの秘密」のバッキングを担当したりと、キャラメル・ママ・ファンを喜ばせてくれました。

その後もさまざまなセッションに参加して、1975年11月にはキャラメル・ママ自身をメインにしたアルバムを発表してくれました。
この頃はグループ名をキャラメル・ママからティン・パン・アレーに変更しましたが、アルバム名にキャラメル・ママという名前を残してくれました。

・ティン・パン・アレー『キャラメル・ママ』
(国内CD CRCP-20463 2,200円税込)

「ソバカスのある少女」、「イエロー・マジック・カーニヴァル」、「月にてらされて」など、聴き所たっぷりの曲が並びますが、今日は林立夫のペンによる「チョッパーズ・ブギ」を。
高中正義も参加していますし、後藤次利のワイルドなベース・プレイが圧巻! 森勉


2026年5月3日(日) The Milk Carton Kids 「A Friend Like You」

ゴールデン・ウィーク真っ只中の5月3日は憲法記念日。
東京・武蔵小山は例年通り、平穏でまったりとした空気が流れています。

そういった穏やかな休日の昼下がりにオススメしたい新譜この1枚♪

・The Milk Carton Kids『Lost Cause Lover Fool』
(輸入CD Far Cry Records FCR9CD/輸入LP FCR9LP)

<新世代のサイモン&ガーファンクル>!?
The Milk Carton Kidsは、2011年頃から活動しているKenneth PattengaleとJoseph Edward Ryanの2人組。
アコースティック・ギターを基調にしたサウンド、歌とハーモニーが魅力のユニットです。

2026年発表オリジナル・アルバムとなる本作『Lost Cause Lover Fool』は、2023年発表前作『I Only See The Moon』に続き、Kenneth Pattengale自身によるプロデュース。
二人のギター&歌に加えベース&ドラムス、曲によってはマンドリン、バンジョーも取り入れながら、アコースティックでフォーキーな魅力はそのままに、温もりに満ちた親密な空気が伝わるシンガー・ソングライター作品に仕上がっています。
今日のこの1曲は、味わい深い3曲目「A Friend Like You」。森陽馬


2026年5月4日(月) Little Feat 「Hamburger Midnight」

今日は、風がとても強い1日でした。
でも、このジャケットのような青空が広がったのはよかったですね。

・Little Feat『Little Feat』(2CD Deluxe Edition)
(輸入2枚組CD RHINO R2-728638/Record Store Day限定アナログ2LPもあり)

リトル・フィートが1971年に発表した1stアルバムに最新リマスターを施し、更に未発表デモ&アウトテイク12トラックを収録したボーナス・ディスク付の55周年記念盤が発売されました。

この時期のリトル・フィートは、フランク・ザッパのバンドにいたローウェル・ジョージ(ギター)とロイ・エストラーダ(ベース)。そこに、リッチー・ヘイワード(ドラムス)とビル・ペイン(キーボード)が加わった4人編成。

オリジナルLPファースト・プレスで裏ジャケに使用していた4人の写真を復活させてくれたのはうれしいですね。
更に、当時の4人が仲良く映っているカットや、演奏している時の写真が内ジャケやインナーに使われているのを、聴きながら眺めているだけで、とても幸せな気持ちになれます。

後の『セイリン・シューズ』(1972)、『ディキシー・チキン』(1973)に比べると過小評価されていて、今回の再発でも国内盤は出なそうな状況ですが、ローウェル・ジョージ節の歌声とスライドは存分に堪能できる1枚です。

今日のこの1曲は、そんなリトル・フィート/ローウェルらしいナンバー「Hamburger Midnight」。
ボーナス・ディスクには、より荒々しい別ヴァージョンも追加収録されています。森陽馬


2026年5月5日(火) 冬にわかれて 「君の旅」

寺尾紗穂、伊賀航、あだち麗三郎によるバンド、冬にわかれての新作『forgotten』が入荷しました。

・冬にわかれて『forgotten』
(国内CD KHGCD-006 3,410円税込)

冬にわかれて名義としては2023年5月発表作『flow』以来約3年ぶり、4枚目のアルバムになります。
(寺尾紗穂名義の2025年作『わたしの好きな労働歌』からは約11か月ぶり)

僕個人としては、冬にわかれての過去作品の中で最高傑作と言いたくなる1枚でした。
メンバー3人が今までになく密に関わり、ミックス作業もきちんと集まって制作された、とのことです。

各々が書き下ろした楽曲はどれも魅力的ですが、寺尾紗穂作によるラスト2曲「君の旅」「みらい」が本作の軸となり、アルバムをより深く重厚なものに押し上げていることは確かだと思います。

特に、<彗星>という名の特攻隊がモチーフとなって生まれた歌「君の旅」には、不思議な力を感じました。
寺尾さんは初めて一人で「君の旅」をライヴで歌った時、客席上空に光の丸い玉がきているのが見えたそう。
まさに、<光のたましい>が集まってくるような、心奥に訴えかける何かが宿っている1曲です。

なお、当店にてお買い上げの方には、冬にわかれたのメンバーへインタビューした内容を纏めたリーフレットと、鰺坂兼充さんによる素晴らしい絵画を基にしたジャケット・デザインのマグネットを先着で差し上げています。森陽馬


2026年5月6日(水) Dan Penn 「Smoke Filled Room」

御年85歳、いぶし銀な歌声も魅力♪
サザン・ソウル、スワンプ名ソングライター、ダン・ペン。

未発表デモ音源集シリーズ、2026年最新盤が発売されました。

・Dan Penn『Smoke Filled Room』
(輸入CD THE LAST MUSIC COMPANY LMCD280)

今作のタイトルにもなっている「Smoke Filled Room」は、アーマ・トーマスに提供された楽曲。(1992年作『True Believer』収録)
''涙が出るのはけむりのせい 貴方のことで泣いているんじゃない''
恋人は別の女性の元へ....傷つく心を悟られまいと強がってみせる女性の切ない心情を歌ったバラードです。

味わいあるハモンド、エレキ・ギターの沁みるソロ、ダン・ペンが哀愁たっぷりに歌い上げた本バージョンは、完成までに長い時間をかけ、納得のいく音に仕上げたと語る渾身の1曲。

全曲録音年の詳しい記載はありませんが、色んな時代の発掘ものかな?というのが声や音の雰囲気から感じ取れます。
ジャケット内側にはダン・ペン自身による曲毎のミニ・コメント、演奏者のクレジットが掲載されています。

長年音楽活動を共にしたBucky Lindseyが2025年6月に逝去。
Carson Whitsetによる美しいピアノにのせ、Lindseyがメイン・ヴォーカルをとる「Crazy Ol' Girl」も注目したい1曲です。東尾沙紀


2026年5月7日(木) Overcort's 「IYKYK - about his rollercoaster days-」

MONARCH RECORDS 祝!復活!&レーベル開設30周年!

当店のお客様で昔から色々とお世話になっている安斎真佐樹さんが学生時代(1996年)に立ち上げたインディー・レーベル、MONARCH RECORDS(モナーク・レコーズ)が活動復活!
とっても熱い想いが込められた7インチ・レコード&カセットが完成いたしました。

・Overcoat's『IYKYK -about his rollercoaster days-』
(国内7inch ナンバリング入り MNRC-007 2,200円税込)

Overcoat's(オーバーコーツ)は、神戸の4人組ロックンロール・バンド。
女性ヴォーカル&ギターのDORAが作詞・作曲したA面「IYKYK -about his rollercoaster days-」は、約30年前に発表した1stシングル「Lonely Lonely Boy」のアンサー・ソングだそうで、青春の煌めきが再び疾走していくような高揚感が伝わってくるナンバーです。

B面の「It's Cold Outside」(The Choirのカヴァー)と「ANORAK,THAT DAY」も超ポップで最高!
安斎さんによる解説文も封入されています。

ちなみに、曲名「IYKYK」は、「If you know, you know」(知る人ぞ知る)の略。
"知る人ぞ知る"素敵な1枚を、MONARCH RECORDSとOvercort'sをご存じでない方も是非手に取ってみてください。森陽馬

★Overcoat's「Because」のカセットテープも同時発売!
当店で取り扱いさせていただけることになりました。通販コーナーにも掲載しております。



2026年5月8日(金) The WHO 「I'm A Boy」(シングル・ヴァージョン)

先月4月18日にレコード・ストア・デイがあり、国内外さまざまな興味深いレコードが発売されました。

おかげさまで売り切れになったものが多いのですが、運良く店頭に在庫があるものもございます。
今日はその中からチョイスしてみました。

・THE WHO『A QUICK ONE』 60th Anniversary Edition
(輸入LP2枚組 オレンジ&グリーン・カラー限定盤 Polydor/Universal 880-1668)

1966年に発表されたザ・フーのセカンド・アルバムに、その当時発売されたシングルやEPの曲、レア・テイクなどをディスク2に収めたレコード・ストア・デイ2026限定の2枚組LPです。

『ア・クイック・ワン』は、メンバーそれぞれの個性が出た楽曲や「ヒートウェイヴ」のカヴァー、そして、9分に及ぶ組曲「ア・クイック・ワン」と充実の内容。音は迫力のあるオリジナル・モノラル。レコードの色はオレンジ&グリーンです。

なお、6月26日(金)に、<ザ・フー 紙ジャケット・シリーズ>でCDが出ます。
この『ア・クイック・ワン』も出る予定になっていますが、現在発表されているリストでは、ディスク2の曲が半分ほどカットされるようです。是非、このアナログ盤で初期ザ・フーの躍動感を味わってみてください。森勉


2026年5月9日(土) 細野晴臣 「ファイアークラッカー」(ライヴ)

今から50年前の1976年5月8日。
細野晴臣さんがティン・パン・アレーをバックに、横浜・中華街の同發新館にてライヴを行いました。

そのライヴ音源は2007年にCDで公式リリースされていますが、ステレオマスターが新たに発見!
GOH HOTODA氏によるステレオ・ミックス/マスタリングを施し、アナログ・レコードで発売されることになりました。

・細野晴臣『HARRY HOSONO & TIN PAN ALLEY IN CHINA TOWN』
(2026年6月24日発売 限定アナログLP HHMK-004 4,400円)

鈴木茂、坂本龍一、矢野顕子、林立夫、浜口茂外也、田中章弘他による素晴らしい演奏。
そして、細野晴臣さんのマリンバ・プレイ&渋い歌声を針を落として聴けるのが楽しみです。

今日のこの1曲は、マーティン・デニーのカヴァー「ファイアークラッカー」。
YMOのヴァージョンで後にヒットしましたが、この生バンド・ライヴ・ヴァージョンもかっこいい!
(2016年5月に行われた中華街ライヴでは、星野源がゲスト出演しマリンバを弾いたのも記憶に新しいですね)

ちなみに、ベーシストの田中章弘さんが2026年5月5日に逝去されたそうです。
享年71歳。1976年中華街ライヴ時は21歳でした。
細野晴臣さんのyoutubeチャンネルで公開された当時の映像を、田中章弘さんのベースプレイにも注目して是非ご覧になってください。森陽馬


2026年5月10日(日) Alessi Brothers 「All I Want」

1970年代から活躍するニューヨーク/ロングアイランド出身、ビリー&ボビーによる双子デュオ、アレッシー・ブラザーズ。

2000年代初頭から再びデュオとしてコンスタントに作品を発表している彼らが、2020年に配信のみでリリースしたアルバム『Netherland』が初めてCD化されました

・アレッシー・ブラザーズ『ネザーランド』
(輸入国内仕様CD 解説付 BSMF 3,630円)

オランダ録音ということで、アルバム名は「ネザーランド」。
今作のプロデュース&アレンジを手掛けたErwin van Ligten(ブルース・バンドFlaviumのギタリスト)をはじめ、現地のミュージシャンがバックを努めています。

ジャジー&ボッサにアレンジされた代表曲「愛しのローリー(Oh Lori)」、フォーキーなサウンドが心地良い「Seabird」、イントロが更にドラマチックになった「Do You Feel It」など、1976年デビュー作『アレッシー』の楽曲を中心とした名曲セルフ・カヴァー、新曲(当時)を織り交ぜた作品。
2人の柔らかな歌声/ハーモニーはそのままに、よりルーツ・ロック/フォーク色が濃くなったサウンドに仕上がっています。

本日は2018年作『Water』(2018年9月1日今日のこの1曲でご紹介)に収録されていた「All I Want」。
一聴すると地味な曲ですが、トランペットをフィーチャーした味わい深いこのヴァージョンがオリジナルより良いと個人的に感じています。

夏頃には新作『Sigh Of The Times』がリリースされる予定です。東尾沙紀


2026年5月11日(月) The Lemon Twigs 「Bring You Down」

ゴールデン・ウィーク、皆さんは楽しく過ごすことができたでしょうか?

CD・レコード店としては聴き応えのある新譜リリースが多く、充実した音楽ライフを楽しめたと感じています。
特に、天気の良い日によくかけていた新譜がこの1枚!

・ザ・レモン・ツイッグス『Look For Your Mind!』
(国内CD 谷口雄による解説付 PCD-25527 2,750円/国内LP PLP-8338CP 5,060円)

アメリカ/ロングアイランド出身のブライアン&マイケル・ダダリオ兄弟によるバンド、ザ・レモン・ツイッグス。
2024年ベスト・アルバムに選出した『A Dream Is All We Know』以来、約2年ぶり6作目となるアルバムです。

ビーチ・ボーイズ色が濃い仕上がりだった前作に比べ、ビートルズ+ザ・バーズ的なタイトル曲含め、ブリティッシュとアメリカンの美味しいロックが合わさった楽曲揃い♪
ツアーメンバーのダニー・アヤラとレザ・マティンがレコーディングにも参加して、バンド・サウンドが弾けているのもイイですね。

今日のこの1曲は、本作中最もビーチ・ボーイズ的なキラーチューン「Bring You Down」! 森陽馬


2026年5月12日(火) リンゴ・スター 「Long Long Road」

ポール・マッカートニーの新作(5月29日発売)や、ジョン・レノンのライヴ・フィルム『パワー・トゥ・ザ・ピープル』(映画館各所で公開中)が話題ですが、こちらも注目!
リンゴ・スターの2026年新作『Long Long Road』が発売になりました。

・リンゴ・スター『Long Long Road』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-16423 3,300円税込)

2025年1月発表作『Look Up』(
2025年1月12日今日のこの1曲で紹介)に続く、T・ボーン・バーネットがプロデュースを手掛けたカントリーをコンセプトにしたオリジナル・アルバムです。
モリー・タトル、シェリル・クロウ、セイント・ヴィンセント、ビリー・ストリングス他がゲスト参加。
リンゴ・スターが全曲でドラムを叩き、リード・ヴォーカルで歌っています。

今日のこの1曲は、アルバムのラストに収録されているタイトル曲「Long Long Road」。

この曲はブライアン・ウィルソンへ捧げた歌でしょうか?
それとも、ビーチ・ボーイズ「Long Promised Road」のアンサー・ソング?
そう感じてしまうような、ビーチ・ボーイズ風コーラスで始まるイントロにグッときました。森陽馬


2026年5月13日(水) ビートルズ 『これがビートルズ~来日記念盤』

約1ヶ月半先の6月26日に、<ビートルズ来日60周年記念企画>として、ビートルズのアナログLPとCDが2種発売予定になっています。

・ビートルズ『プリーズ・プリーズ・ミー』
(国内CD 紙ジャケット仕様 UICY-80760 3,300円/国内LP UIJY-75390 6,600円)

・ビートルズ『ウィズ・ザ・ビートルズ』
(国内CD 紙ジャケット仕様 UICY-80761 3,300円/こちらはアナログ発売予定なし)

これは何かというと、1966年6月に日本でのコンサートが決定し、当時お決まりの<来日記念盤>として発売されたLPを再現した商品です。

1966年当時、日本ではイギリスで出た1stアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』と2ndアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』はオリジナルの形では発売されていませんでした。
そこに目を付けた東芝レコードが、ジャケットを変更し、中に写真を折り込んだ8ページのブックレットを付けたものでした。
帯にはベスト盤と勘違いさせるような、BEST!や、これがビートルズ、ステレオ!の文字も。

当時僕は中学3年生でした。
友達は内容を確認せず、ベスト盤と思って買ってしまいましたが、それなりに満足していましたね。
ビートルズの楽曲はどの曲もそれなりに説得力があり、形あるものなら、なんでも欲しくなる時代でした。森勉


2026年5月14日(木) 浮 「青い川」

ガット・ギターでの弾き語りを主に精力的に活動を続けるシンガーソングライター米山ミサによるソロ・ユニット、浮(ぶい)。

京都<しばし>で録音された初のライヴ作品『草蔭』をはさみ、約3年半ぶりとなる3rdアルバム(CD)が発売されました。

・浮『私』
(国内CD+ブックレット SDCD-060 3,300円)

これまでの作品同様、丁寧に大切に音と言葉が紡がれた本作は、前作のメンバー藤巻鉄郎(ドラム)、服部将典(コントラバス)に加え、イガキアキコ(ヴァイオリン)、山内弘太(エレクトリック・ギター)での5人編成で岐阜・大垣にある水嶺湖ホールに機材を持ち込み、合宿しながらレコーディングされたのだそう。

全員でせーので録る緊張感、息遣い、フィールド・レコーディングによるヒグラシの声、自然の音。
その場の空気感までも内包された繊細な音作りがされています。

エレクトリック・ギターの幽玄な音色が印象的な「椅子の足」、亡くなった友人に想いを馳せる「海へ」、軽やかなリズムが心地良い「外は綺麗」、歌声がより親密に感じられる自宅録音による「青い川」など、新たな音の世界を紡ぎながら、これまでの作品同様、深遠で美しい歌声を聴かせてくれます。

重厚感のある紙の質感、日記ノート風のブックレットが貼り付けられたパッケージも良いですね。
「配信だけでは得られない手触りや温度を感じてほしい」という、彼女のこだわり・想いが込められています。東尾沙紀


2026年5月15日(金) ビーチ・ボーイズ 「素敵じゃないか」(セッション)

ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』が1966年5月の発売から60周年を迎え、アニヴァーサリー盤が発売になりました。

・ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ・セッションズ・ハイライト』
(国内2枚組CD 英文ライナー和訳・歌詞・対訳付 UICY-16424 4,400円税込)

1997年に発売された4枚組CD BOXセット『ペット・サウンズ・セッションズ』から25曲をセレクトして、2枚組CDに収めたものです。
60周年ということもあり通常ヴァージョン(モノラル又はステレオ)は、皆さんがすでに持っていることを前提とした別ヴァージョンのみを収めた内容になっています。

今回はヴォーカル・オンリー・ヴァージョンが中心に据えられていますが、BOXセットには入っていたヴォーカル・オンリー・ヴァージョン11曲の内、3曲がカットされています。それなのに、「I'm Waiting Fot The Day」(邦題:待ったこの日)は、ディスク1と2に同じヴォーカル・オンリーが入っています。

何故? 収録ミス?
Beach Boys公式Youtubeチャンネルで本日公開された本作の音源は、CDディスク2の7曲目「I'm Waiting For The Day」のヴァージョンが、ヴォーカル・オンリーではなく、バッキング・トラックになっていました。)

編集方針に疑問が残るところはありますが、まずは60周年盤の発売を祝いたいと思います。
そして、『ペット・サウンズ』という作品が多くの方々に愛され続けていることを喜びたいと思います。

今回のCDの中で、ブライアン・ウィルソンがスタジオ内でミュージシャンへの指示などの音声が入っていますが、日本盤にはその日本語訳がブックレットに掲載されています。森勉


2026年5月16日(土) ローリング・ストーンズ 「Rough And Twisted」

昨日5月15日は、ビーチ・ボーイズだけでなく、ローリング・ストーンズによる新曲CDも出ました。

・ローリング・ストーンズ『In The Stars/Rough And Twisted』
(国内CDシングル UICY-5143 歌詞・対訳付 1,210円税込)

ローリング・ストーンズは新作アルバム『Foreign Tongues』を2026年7月1日に発売する予定です。

(2026年7月1日発売 国内CD+Blu-ray Audio付限定盤 UICY-80757 9,350円/通常CD UICY-16494 3,300円/限定アナログ盤2LPもあり)

本盤は、その7/1発売新作から2曲を選び収録した先行シングルCD。
約1週間前の5月7日にこのシングル・リリースが急遽告知され、CD店員にとっても驚きの緊急発売でした。

2023年10月発表の前作『Hackney Diamonds』に続き、アンドリュー・ワットがプロデュースを担当。
新しい息吹を感じさせる「In The Stars」は、いかにも彼らしい編曲と勢いを感じさせるナンバーですね。

今日のこの1曲は、ブルージーでかっこいい2曲目「Rough And Twisted」を。

先月4月11日にThe Cockroachesという偽名バンド名義で、この曲の1,000枚限定12インチ・レコードが出ていたそう。
(その12インチ・レコードは現在超高値で取引されています)
デビュー(1963)から『Blue & Lonesome』(2016)、そして現代(2026)を繋ぐ、ストーンズらしい新曲。
アルバムも楽しみです。森陽馬


2026年5月17日(日) Willie Nelson & Emmylou Harris feat. Inara George 「Willin'」

1990年代は日本企画の作品・編集盤が色々出ました。

ローウェル・ジョージのトリビュート・アルバム『Rock And Roll Doctor』は、湘南のカイガン・レコードから1997年にリリースされ、ジャクソン・ブラウン、ボニー・レイット、ランディ・ニューマン、J.D.サウザー、アラン・トゥーサン、タジ・マハール、リトル・フィートなど超豪華メンバーに加え、桑田佳祐が歌う「Long Distance Love」が収録されたことも話題になりました。

その国内CDは廃盤で近年入手困難な状況が続いていましたが、約29年の時を経て、アメリカのインディ・レーベルOmnivore Recordingsからボーナス・トラックを追加してこの度再発売。当店にも入荷いたしました。

・V.A.『Rock And Roll Doctor - Lowell George Tribute Album』
(輸入CD Omnivore Recordings OVCD626)

参加アーティストは、ローウェル・ジョージと繋がりがあったミュージシャンが多く、熱演揃い!
アラン・トゥーサン&レオ・ノセンテリ(ミーターズ)による「Two Trains」は最高にゴキゲンですね。

今日のこの1曲は、当時録音されながら1997年発売時のCDには収録されず、今回の新盤に追加されたウィリー・ネルソン&エミルー・ハリス featイナラ・ジョージ(ローウェル・ジョージの娘。当時23歳)が歌う「ウィリン」。
ウィリー・ネルソンの哀愁漂う歌声は、長く広大なアメリカの道を走っているような心持ちにさせられます。森陽馬


2026年5月18日(月) Paul Weller 「I've Never Found A Girl (Who Loves Me Like You Do)」

来週5月25日で68歳の誕生日を迎えるポール・ウェラー。
約17年ぶりとなるBBC音源集の第2弾が先週発売になりました。

・Paul Weller『WELLER AT THE BBC VOL.2』
(輸入CD Parlophone 5021732945990)

VOL.2となる今作には、2008~2024年までのBBCセッション/ライヴ音源がCD3枚に48曲収録♪

オリジナル・アルバムでいうと『22 dreams』から『66』までの9作品からの曲を主にセレクト。
さらに近年のライヴでも披露され好評のザ・ジャムやスタイル・カウンシルの楽曲(「Start!」、「The Eton Rifles」、「Boy About Town」、「Shout To The Top」、「My Ever Changing Moods」他)、アルバム等未収録の興味深いカヴァーも収められています。

「アルバムのバージョンより、シンプルなライヴのアレンジの方が断然かっこいいよなぁ...」と感じさせるものも多く、近年の作品はそんなに聴いていないという方にも是非手に取っていただきたい充実の内容です。

カヴァーをご紹介しますと、ゾンビーズ「ふたりのシーズン」、キンクス「Days」、意外なところではビリー・アイリッシュ「What Was I Made For?」など。
ウェラーが取り上げるソウル・ナンバーが好きな者としては、エディ・フロイド「I've Never Found A Girl」は嬉しいカヴァー♪
リラックスした歌と演奏が非常に良い雰囲気です。

VOL.1同様、国内盤の発売予定はなく、配信もされておりません! 東尾沙紀


2026年5月19日(火) Brian Wilson 「Good Timin'」(LIVE)

RECORD STORE DAY 2026 限定アイテムが、約1ヶ月遅れて入荷しました。

・Brian Wilson『On Tour 1999-2007』
(輸入LP Exclusive Marble Vinyl OGLIO OGL82106-1)

ブライアン・ウィルソン2000年のライヴ盤『Live At ROXY THEATRE』には収録されなかった(ボーナス曲追加盤とは多少ダブりあり)、レア曲&隠れた名演を集めた14トラック入りのライヴLPです。

「This Could Be The Night」カヴァーから始まり、ブライアンのソロ名曲「Melt Away」、「Desert Drive」や、ビーチ・ボーイズ名義でもライヴで披露されるのは珍しい「Meant For You」、「Friends」、「Busy Doin' Nothin'」、感動のデニス作「Forever」等々、マニア度かなり高めな選曲。
1999年から2007年のライヴから選ばれていることもあり、ブライアンが2005年1月末に来日して行なったスマイル・ツアーで披露された楽曲が多い印象ですね。

今日のこの1曲は、ブライアンが歌う「Good Timin'」!
元々は1979年発表『L.A.』の1曲目に収録され、カール・ウィルソンがヴォーカルをとっていた隠れた名曲。
本作には2004年10月13日ニューヨーク/カーネギーホールでのコンサート音源が収録されています。

2005年1月31日来日公演で歌ってくれた時に大感激した想い出が蘇りました。森陽馬


2026年5月20日(水) ジャーメイン・ジャクソン 「レッツ・ゲット・シリアス」

スティーヴィー・ワンダーが作った曲を他のミュージシャンが歌った作品集が、ACEレーベルから出ました。

・V.A.『Black America Sings Stevie Wonder』
(輸入CD ACE CDTOP-1671)

タイトルにあるように、アメリカのブラック・アーティストによるスティーヴィー・ワンダーのソングブックです。
全20曲79分たっぷり収録。
ACEらしく24ページのブックレットには、曲のデータ・解説も掲載されています。

・アレサ・フランクリン「Until You Come Back To Me」(1973年発表の大ヒット曲)
・ルーファス・フィーチャリング・チャカ・カーン「Tell Me Something Good」(1974年のファースト・ヒット)
・バーケイズ「I Was Made To Love Her」
・ナンシー・ウィルソン「Uptight」
・シスタースレッジ「As」
などなど、いろいろ入っていますが、今日の1曲は1980年に大ヒットしたジャーメイン・ジャクソン(2026年6月公開の話題映画『マイケル』の主演ジャファー・ジャクソンのお父さん)の「Let's Get Serious」を。

作曲だけでなく、プロデュースもスティーヴィー。
そして、曲の途中ではヴォーカルでも参加。かっこいい1曲です。森勉


2026年5月21日(木) 細野晴臣 「Anemo Wheel」

細野晴臣さんのラジオ番組『デイジーホリデー』(5/17放送回)。
「新作は8割できている」、と細野さん自身が話していたのが印象深かったですね。

その発言を聴いて、今年中に出るといいなぁ、と思った矢先!
<細野晴臣さんの新作アルバム『Your Sincerely』、9月11日発売決定>が告知されました。

・細野晴臣『Your Sincerely』
(2026年9月11日発売 グッズ付限定CD 9,900円、ハンカチ付限定CD 6,050円、通常CD 3,850円)
(グッズ付限定LP 14,300円、通常LP 4,400円、カセットテープ 3,300円)
先着特典ステッカー

収録予定曲は10曲。
1.Note Of Mothership 2.Sincerely 3.Ayurveda 4.M for Mandala 5.Rojiura 6.Happy Holiday 7.To a Wild Rose 8.Humming "Dream of Love" 9.Figlio Perduto 10.Anemo Wheel

・映画『グーグーだって猫である』サントラ(音楽:細野晴臣)にも収録されていた「Ayurveda」。
・エドワード・マクダウェル作楽曲で邦題「野ばらに寄す」のカヴァーと思われる「To a Wild Rose」。
・ベートーベン交響曲第7番第2楽章に歌詞を付けたカヴァーと思われる「Figlip Perduto」。
等々、曲目だけでも想像が膨らんで楽しいのですが、今日のこの1曲はラスト10曲目「Anemo Wheel」。

この「Anemo Wheel」は、細野晴臣さん1980年代後半の未発表音源。
国立新美術館で2026年2月11日から5月11日まで行われた展示『YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』の音声ガイドを入口で購入すると、齋藤飛鳥さん&細野晴臣さんによる作品解説の音声ガイドに加え、楽曲「Anemo Wheel」がスマホで聴ける仕様になっていました。

そこで聴いた時は、レイモンド・スコットの作品集に入っていそうな小粋かつアンビエントなインスト曲でした。
約20年の時を経て、本作ではどのようなアレンジになっているのか楽しみですね。森陽馬


2026年5月22日(金) パット・メセニー 「Make A New World」

素晴らしい「技術」を持っているミュージシャンはたくさんいます。

加えて「個性」がないと、プロの世界では生き残れません。
時代やスタイルが変わっても、音を聴いてこの人だ、とわかる求心力を持った「個性」。

圧倒的な「技術」と、唯一無二の「個性」を兼ね備えている人、といえば、まずこの人でしょう。
名ジャズ・ギタリスト、パット・メセニー。

その彼がジョー・ダイソン(ds)、クリス・フィッシュマン(key)という若手と組んだ新作を発表しました。

・パット・メセニー『サイドアイ・Ⅲ+』
(日本流通仕様輸入盤CD ボーナス・トラック追加 日本語解説付 GHD-6684 3,300円)

本作は80~90's的なフュージョン・ジャズ期を彷彿とさせる仕上がり。
独特なギターの音色と、研ぎ澄まされた音の空間は、まさに<パット・メセニー>!
聴いていると、不思議な世界へ足を踏み込んでいくような気持ちにさせてくれますね。

今日のこの1曲は、長尺で展開が変化しながらもメロディアスな3曲目「Make A New World」。

なお、本盤が「輸入盤」となっているのは、パット・メセニー側から「プレスは海外で」という意向があったため。
プレス以外は、インタビューを基にした日本語解説や、パット自身が選んだボーナス・トラックも追加収録されていますので、CDを購入しようと思った方は、この「日本流通仕様輸入盤」を躊躇なく手に取っていただければ、と思います。森陽馬


2026年5月23日(土) ビーチ・ボーイズ 「キャロライン・ノー」(オリジナル・スピード・ステレオ・ミックス)

ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』の60周年記念盤『ペット・サウンズ・セッションズ・ハイライト』のアナログ盤も入荷して、好評発売中です。

The Beach Boys『The Pet Sounds Sessions Highlights』
(輸入LP2枚組 Capitol 00199957236706)

ヴォーカル・オンリー(アカペラ)、オルタネイト・ヴァージョン(別ヴァージョン)、トラッキング・セッションズなど、初アナログ化の音源を全25曲収録しています。
1997年発表の4枚組CD BOXセット『ペット・サウンズ・セッションズ』に入っていた上記のレア音源を2枚組にしたものです。

同じ音源を最新リマスターしただけ、と思っていたら・・・。
見つけました! 違いを!

レコードのSide4の2曲目(CDではディスク2の8曲目)、「キャロライン・ノー」オリジナル・スピードが、なんと!ステレオ・ミックスになっていました。
1997年版ではモノラルでしたが、今回はうれしいオリジナル・スピード・ヴァージョンでの初ステレオ・ミックス!

60周年だからね。そのぐらいのサービスはしてくれないとね。森勉


2026年5月24日(日) VULFPECK 「Tokyo Night」

今年のフジ・ロック・フェス2026は、7/24(金)、7/25(土)、7/26(日)の3日間。
開催まで残り2ヶ月となりましたが、3日通し券と7/25(土)1日券が早くも売り切れたそうです。

3日通し券がこんなに早く売り切れるとは、、、!
7/25(土)に藤井風、XGが出演するからでしょうね。

さて、昨年のフジ・ロック2025、僕は土曜日のみ参加しました。
強烈な雨からの、山下達郎(ゲスト竹内まりや)→ヴルフペックのパフォーマンスが印象深い1日でした。

そのヴルフペックがマジソン・スクエア・ガーデンで2025年9月に行ったライヴがアナログLP2枚組で発売!

・VULFPECK『MSGⅡ』
(輸入アナログLP2枚組 限定盤 VULFMSG2)

今日のこの1曲は、2024年頃に制作・公開された「Tokyo Night」。
フジ・ロック2025時は、マヤ・デライラがゲスト参加してこの歌を一緒に歌っていましたね。
各メンバー忙しいと思いますが、また集まって日本で単独ライヴをいつかやってもらいたいです。森陽馬


2026年5月25日(月) Little Barrie 「Coralisa」

プライマル・スクリームをはじめ、他アーティストのサポートでも活躍してきた英国出身のギタリスト、バーリー・カドガン率いる3ピース・ロック・バンド、リトル・バーリー。

2026年2月には、ここ数作でコラボを重ねてきたドラマー、マルコム・カットと共に久々の来日を果たした彼らの最新作『グラヴィティ・フリーズ』が先週発売になりました。

リトル・バーリー『グラヴィティ・フリーズ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳 ボーナス・トラック2曲 UICB-10019)

日本でも評判となった名作1st『ウィ・アー・リトル・バーリー』から21年。
その後サポート等でもひっぱりだことなったカドガンの外仕事をはさみつつ、バンドとしての活動を続けてきた彼らですが、2017年にドラマーのヴァージル・ハウ(父はスティーヴ・ハウ)が急逝しました。

マルコム・カットと連名での2作品を経て、<リトル・バーリー>名義としては実に9年ぶりとなる本作は、Easy Eye Sound(ダン・オーバックのレーベル)からのリリースで、ジャケットのアートワークからも窺えるサイケデリックなムード漂うリズム&ブルース/ソウル・アルバムに仕上がっています。

本日はメンバーのフェイバリットのひとつ、ストーン・ローゼスからの影響が色濃く今作の中で最もグルーヴィーな「Coralisa」を。
新ドラマー、トニー・クートが刻むタイトなビート、ルイス・ワートンのベース、後半畳み掛けるカドガンのギター...不思議な高揚感に包まれる中毒性の高い1曲です。東尾沙紀


2026年5月26日(火) 竹内まりや 「All I Have To Do Is Dream」 duet with 山下達郎

竹内まりやが2025年に行ったコンサート『souvenir 2025』が、映像作品として7月22日発売決定いたしました。

<2026年7月22日発売>
・竹内まりや『souvenir 2025 ~mariya takeuchi live』
(Blu-ray WPXL-90367 11,000円税込)
(DVD WPBL-90707 11,000円税込)
初回プレス分のみマジックカード封入。先着特典ポストカード付。

竹内まりやの2025年アリーナ・ツアーは、2025年4月15日名古屋から始まり、6月25日横浜Kアリーナまで8都市14公演が行われました。本作はその2025年各公演からのベストテイクを集めた映像作品(ブルーレイ/DVD)になります。

約11年ぶりのツアーということもあり、チケットは入手困難でしたよね。
運良く観に行くことができた方はもちろん、全然当たらなかったという方(僕もその1人)にも、うれしいリリースです。

今日のこの1曲は、コンサート後半に披露された「All I Have To Do Is Dream」。
2024年発表作『Precious Days』収録。山下達郎とのデュエットで聴かせるエヴァリー・ブラザーズのカヴァー曲です。

山下達郎ファンも、今秋発売(!?)と噂されている『JOY2』の前にこの映像を観て楽しみましょう。森陽馬


2026年5月27日(水) Joe Bonamassa 「The Thrill Is Gone」 feat.Chaka Khan & Eric Clapton

2026年ブルース・アルバムのベスト作品はこの1枚に決定!?
ミュージシャンも、楽曲も、そして内容も素晴らしいブルース・アルバムです。

・Joe Bonamassa『B.B.King's Blues Summit 100』
(輸入2枚組CD KIBA RECORDS KTBA10125)

ギタリストのジョー・ボナマッサが中心となり、B.B.キングの生誕100周年を記念して制作された1枚。
2枚組CD全32曲に豪華ゲストが各々参加し、ブルースの巨人B.B.キングの楽曲を取り上げています。

今日のこの1曲は、チャカ・カーン&エリック・クラプトンをfeatした「The Thrill Is Gone」。
クレジットによると、チャカとクラプトンは別録りのようですが、さすが!な貫禄と力強さを感じさせます。

他にも、スーザン・テデスキ&デレク・トラックスとマイケル・マクドナルドが参加した「To Know You Is To Love You」や、ジョージ・ベンソンの味わい深いブルース・ギター&歌が聴ける「There Must Be A Better World Somewhere」、ポール・ロジャースが唄う「Night Life」、ディオン、バディ・ガイ、ロベン・フォード、ラリー・カールトン、スラッシュ等のトラックも聴きもの。

1曲毎にミュージシャン&スタジオのクレジットが記載されているブックレットも丁寧な作りでうれしいですね。森陽馬


2026年5月28日(木) THE BREAKS 「Hasheesh」

ソウライヴ、The New Mastersoundsなどのインスト・ジャズ・ファンクお好きな方にオススメの1枚!

・THE BREAKS『The Breaks』
(国内CD ボーナス・トラック2曲追加 日本語解説付 PCD-25529 2,750円)

ザ・ブレイクスは、エディ・ロバーツ(The New Mastersoundsのギタリスト)、スタントン・ムーア(ギャラクテイックのドラマー)、ロバート・ウォルター(名オルガン奏者)によるソウル・ジャズ・ユニット。
60'sオルガン・ジャズのルーツと、現行ファンクのグルーヴが絡み合ったかっこいいインストを聴かせます。

今日のこの1曲は、約6分の長尺ながら冗長さを感じさせない1曲目「Hasheesh」を。

彼らはニューオリンズのジャズ・フェス(5/2)に出演し、更にフジロック・フェス(7/26)にも出演決定!
本作の国内盤にはライヴ音源が2曲追加されています。
これを聴くと、熱い演奏をライヴで体感したくなりますね。森陽馬


2026年5月29日(金) ポール・マッカートニー 「Ripples In A Pond」

ポール・マッカートニーの新作アルバム『ダンジョン・レインの少年たち』が本日発売されました。

・ポール・マッカートニー『The Boys Of Dungeon Lane』(ダンジョン・レインの少年たち)
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 限定盤 UICY-80751 5,500円/通常盤 UICY-16448 3,300円/輸入LPもあり)

タイトルの「ダンジョン・レイン」は、ポールの故郷リヴァプールにある道路名。
標識を模したジャケットからも、彼が生まれ育ったホームタウンでの家族との想い出等が綴られた作品です。

プロデュースは、ローリング・ストーンズの2023年作『ハックニー・ダイアモンズ』を手掛け、数多くのヒット作を世に出してきた若きプロデューサー、アンドリュー・ワットが担当。
ガツンと前に出るロックな音になると思いきや、ポールらしい美しいメロディー&哀愁伝わる歌声を、現行のリアルなサウンドで心の温もりと共に聴かせる、素晴らしいアルバムに仕上がっています。

今日のこの1曲は、かっこいいイントロから惹きつけられる4曲目「Ripples In A Pond』を。

一聴して穏やかに感じた本作ですが、繰り返し聴くたびに新たな表情を見せてくれる1枚でもあります。森陽馬


2026年5月30日(土) バッドフィンガー 「嵐の恋」

今日はなんだか・・・バッドフィンガーが聴きたい気分です。

アップル・レーベルからデビューしたことによって、ビートルズとのコネクションがどうしても話題になりますが、彼らの個性や才能は忘れられないものがあります。

今日はこのベスト盤から。

・バッドフィンガー『永遠のバッドフィンガー ~オールタイム・ベスト・アルバム』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 TYCP-60105 2,200円税込)

全16曲収録。いろいろと好きな曲はありますが、今日は直球ど真ん中の「嵐の恋」(No Matter What)を。
イントロの歪んだギターリフ最高。

バングラデシュ・コンサートでの「ヒア・カム・ザ・サン」の演奏シーン。
ジョージ・ハリスンの隣でギターを弾くピート・ハムの姿、忘れられません。森勉


2026年5月31日(日) 9m88 with YUMA HARA 「You Can Fly On My Aeroplane」

厳しい現実社会をテーマにしながら、心の扉を開いてくれるような映画を、5月は観ることができました。

まずは、『オールド・オーク』。
もうすぐ90歳になるケン・ローチ監督が、英国北部の移民問題を描いた物語です。
シリア難民だけでなく、苦渋の立場である地元民の視点も描かれていました。
悲しい実状と共に、温もりも感じさせるラストは、かすかな希望の光を未来に託したかったのでしょう。

2本目は、『シンプル・アクシデント 偶然』。
2025年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞映画。
イランのジャナル・パナヒ監督が、反体制的な活動を理由に投獄・拘束された自身の経験を糧に手掛けた物語。
難しい話かと思いきや、ユーモア&サスペンス的な要素もあって、五感を刺激させられましたね。
聴覚だけでゾクッとなるラストは映画館で観てこそ。
前半の何気ない会話や出来事が繋がっていくことに感銘を受けると同時に深く考えさせられました。

そして、3本目は『霧のごとく』。
『1秒先の彼女』(2020)が日本でも話題となったチェン・ユーシュン監督による台湾映画。
1950年代戒厳令下の台湾であった「白色テロ」、そこで犠牲となった人々を描いた物語です。
難しい社会テーマを扱いながら、テンポ良く、わかりやすく、なおかつ力強い作品で圧倒されました。
躍動感に満ちた出演者たちが魅力的で、鑑賞後も心の中で生き続けているような余韻が残る傑作。
個人的に2026年ベスト映画となりそうです。

今日のこの1曲は、映画『霧のごとく』に出演していた台湾の人気女性シンガー、9m88(ジョウエムバーバー)がリリースした7インチ・レコード『You Can Fly On My Aeroplane』。(国内7inch P7-6730 2,750円税込)
隠れたメロウ・ソウル名曲を日本語&英語でカヴァーしています。森陽馬




これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■



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