2022年8月25日(木) Charles Aznavour(シャルル・アズナヴール) 「Hier Encore」(帰り来ぬ青春) |
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坂本龍一さんのエッセイ『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』が、月刊の『新潮』に6月から連載されています。
自身の病気について、音楽について、親友について、20代前半に大貫妙子さんと同棲していたこと等々、プライベートな話も打ち明けており、興味深い内容です。
印象に残ったのは、ガン治療で入院中の辛い時期に、「音楽に心奪われる瞬間だけは病気のことを忘れることができた」と書かれている箇所でした。
彼の息子がポストしていた曲、カントリー歌手のロイ・クラークが歌う「Yesterday, When I Was Young」を何気なく聴いたら、涙が止まらなくなってしまったそうです。
「Yesterday, When I Was Young」(邦題:帰り来ぬ青春)は、フランスの名歌手シャルル・アズナヴールによる1964年発表曲「Hier
Encore」がオリジナルで、多くの人にカヴァーされている名曲。
最近では、ウィリー・ネルソンが2020年作『First Rose Of Spring』で唄っていたヴァージョンも良かったですね。
(2020年8月17日今日のこの1曲掲載)
シャルル・アズナヴールは40代でこの歌を作ったわけですが、自分の人生について思い返すことが多くなるにつれ、心に沁みてくる歌なのかもしれません。森 陽馬
★掲載ジャケットは、シャルル・アズナヴール「Hier Encore」(帰り来ぬ青春)収録のベスト・アルバム。
(国内2枚組CD UICY-15535 3,769円税込)
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