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  今日のこの1曲 “Archives”

<2018月11月>

当店ペット・サウンズ・レコード店にて
その日に店内でかけていた曲の中から、
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”コーナー

2018年11月に更新した“今日のこの1曲”コーナー


廃盤・生産中止、規格番号の変更など、
情報が古くなっている商品もございますが、ご了承くださいませ。

<最新の“今日のこの1曲”はこちらのページをご覧ください>


2018年11月1日(木) トニー・サマーズ 「メイク・タイム・スタンド・スティル」

2018年10月31日発売された3枚の『ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ』。
どれも聴き心地が良いので、店でもガンガン流しています。

今日は『Vol.6~アイ・ヒア・ユー・ノッキング』の中から1曲選んでみたいと思います。
『アイ・ヒア・ユー・ノッキング~ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツVol.6』
(国内CD 日本語解説・歌詞付 WPCR-17949 1,600円+税)


『Vol.5』はアメリカで作られたものを集めていましたが、『Vol.6』は1964~1978年に発表されたイギリス産のもので構成されています。

全25曲、有名な曲と無名ながら今日においても鑑賞に堪えうる良質なポップスがバランス良く並んでいます。
とにかく1曲目から25曲目までなんともワーナーのナゲッツ・シリーズならではの流れで大満足の選曲です。

1曲目ジェリー&ペイスメイカーズ「ホエア・ハヴ・ユー・ビーン」は「恋するカレン」、2曲目マット・モンロー「ウォーク・アウェイ」は「冬のリヴィエラ」&「熱き心に」を思い出さずにはいられないナイアガラ・モードな始まりで、つかみはバッチリ。
20曲目ウィザード「シー・マイ・ベイビー・ジャイヴ」でもナイアガラ・テイストをタップリ感じられると思います。

キース・リチャーズ&アンドリュー・オールダム作を歌う正統派ブリティッシュ・ビート・グループのトガリー・ファイヴ、バリー・マン作を歌うヴォーカルも達者なシャドウズ、トニー・リヴァース&キャスタウェイズ「神のみぞ知る」、フェイセズのロニー・レインとロッド・スチュワートが歌うポール・マッカートニー・ソロ作「恋することのもどかしさ」等々、イギリス・ポップ&ロックの奥深さがじんわりと感じられる曲多数。

今日のこの1曲は、このCDで初めて聴いた曲ながら、とても気に入った16曲目。
ニュージーランド出身のトニー・サマーズ「メイク・タイム・スタンド・スティル」。

魅惑のウォール・オブ・サウンドです。
CDラストに入っているラトルズ「恋の乗車券」的に邦題をつけるとすればどんな感じがいいか考えてみました。

「会ったとたんに太陽はもう輝いていた」
なんていうのはいかがでしょうか? 森 勉


2018年11月2日(金) KEEPON 「ロックン・ロール・マーチ」

2018年11月3日は<レコードの日>!
東洋化成(レコードのプレス会社)が主催するアナログ・レコード祭。
様々なアナログ盤が限定発売されるこのイベントも2018年で4年目を迎え、リリース・タイトルが増えました。

その中でも2018年目玉アイテムはやはりこの1枚。

『大瀧詠一 Cover Book ネクスト・ジェネレーション編 Go!Go!Aragain』
(国内LP 限定クリアカラー盤 解説・歌詞付 TYOLP8-1103 3,000円+税)

新世代アーティストが中心になり、大滝詠一楽曲をカヴァーした新緑アルバムです。

ザ・ナイアガラ・エンタープライズ楽曲管理部門ARAGAINが制作協力。
『GO!GO!NIAGARA』含めナイアガラ作ジャケット多くを手掛けた中山泰による新ジャケ・デザインも魅力的。
大滝詠一ファンはもちろんのこと、幅広い日本ポップス好きの方に聴いてもらいたいですね。

今日のこの1曲は、A面ラスト6曲目に収録されているKEEPON「ロックン・ロール・マーチ」。

2003年東京生まれ(この曲録音時は14歳!)のKEEPONは凄い!(細野晴臣氏も絶賛)
ナイアガラ要素をこの1曲に集約させたようなこのカヴァーは、ダイナマイトが百五十屯な破壊力!
レコード針が上がる最後までじっくり聴いて、この曲が何故A面ラストなのかを確認してください。森 陽馬



2018年11月3日(土)BLOODEST SAXOPHONE feat Crystal Thomas 「Your Eyes」 山下達郎カヴァー

11月3日<レコードの日>。
たくさんのお客様ご来店、そしてお買い上げありがとうございました。

ご予約及び一定期間通販禁止のRECORD STORE DAYと違い、レコードの日は予約&通販も可。
それなのに、わざわざお店まで足を運んでいただき、レコードを手に取っていただけて本当にうれしいですね。
オマケもご用意しておりますので、よろしければ店にお立ち寄りください。

ということで、レコードの日アイテムから今日のこの1曲。

BLOODEST SAXOPHONE feat TEXAS BLUES LADIES『Your Eyes/The Grape Vine』
(国内EP 限定アナログ SPACE-015 1,600円+税)

甲田伸太郎を中心に1998年結成したジャンプ・ブルース/ソウル・バンド、ブラッデスト・サキソフォン。
今作はアメリカのテキサス/オースティンにてレコーディング。
山下達郎がライヴ最後に必ず唄う名曲「Your Eyes」をソウルフルにカヴァーしています。

黒人女性シンガーCrystal Thomasをfeatし、サザン・ソウルの滋味をブレンドした極上「Your Eyes」!
これは聴きものですよ。森 陽馬

★「Your Eyes」収録の新作CD『I Just Want To Make Love To You』は11月21日発売予定。


2018年11月4日(日) イソップス・フェイブルズ 「テイク・ア・ステップ」

『ラヴ・ランド~ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ Vol.7』
(国内CD 解説・歌詞付 WPCR-17950 1,600円+税)

ポップ・ロック・ナゲッツ・シリーズ『Vol.7』はR&B/ソウル編です。
今回もこだわりの選曲、1961~71年の音源を全25曲収録。とにかく聴いていて気持ちが高揚してくるメロディの良さを感じられる曲ばかり。全曲コメントを書きたくなってしまいますが、そうもいかないので数曲挙げておきましょう。

ボブ・クルー、サンデー・リンツァー、デニー・ランデル作品のバーバラ・ルイス「プッシン・ア・グッド・シング・トゥ・ファー」。
プロデュースがディック・グラッサー、アレンジにジーン・ペイジを配した3人組アポラス「ロック・ミー・イン・ユア・ハート」。
フィリーらしいスウィートな雰囲気が魅力の4人組ハニー&ビーズ「ウィ・ガット・トゥ・ステイ・トゥゲザー」等は、ヒットはしていないけれど、良質のガール・ポップスとして楽しめる曲。

あと、ヒットした曲もうまく散りばめられていて、いいアクセントになっています。
ミシガンのカーティス・メイフィールドと呼びたいデオン・ジャクソン「ラヴ・メイクス・ザ・ワールド・ゴー・ラウンド」。
ニュージャージーの歌姫リンダ・ジョーンズの情感あふれる歌が沁みる「ヒプノタイズド」はジョージ・カープロデュース。
かっこいい太い音色のギター・カッティングで始まる「バット・イッツ・オールライト」はヴォーカルも野太い声質でせまってくるJ.J.ジョンソン。
ミディアム・メロウな隠れた名曲「アイ・ラヴ・ユー・フォー・オール・シーズンズ」を歌う女性4人組ファズなどはヒットした当時それなりに話題を集めていましたが、近年はまったく顧みられなかった曲たちなので、とてもうれしい収録です。

今日のこの1曲は15曲目に入っているイソップス・フェイブルズ「テイク・ア・ステップ」。

ラスカルズやソウル・サヴァイヴァーズのテイストを感じるロング・アイランドのグループで、中心人物ソニー・ボタリのレコードも含めて集めたくなりました。

『Vol.7』の日本語解説は平野孝則さん。楽曲への興味が増してくる詳しい解説です。森 勉


2018年11月5日(月) The Willows 「What Are You Waiting For?」

カナダ/トロントから華やかな女性コーラス・グループが日本デビュー盤をリリース。

The Willows『Tea For Three』
(国内CD FBAC-62 2,200円+税)

ノスタルジックな雰囲気漂うオールド・スタイルのジャズ・アレンジ。
アルト/ソプラノ/メゾソプラノの三声の爽やかなハーモニー。
さらに、学生の頃に学んだというダンスでも魅了する容姿端麗な3人組♪

1stアルバム『Tea For Three』は、本国では2017年に発表されています。

カナダのジャズ・シーンで活躍するミュージシャンをバックに、スタンダードのカヴァー集かなと思いきや、全曲がオリジナルで、メンバーの1人であるLauren Pedersenと、Chris Grahamという人物が中心に共作しているようです。

本日はジャジー・ポップな「What Are You Waiting For?」を今日の1曲に。
親しみやすいメロディも彼女達の澄んだハーモニーを引き立てています。

日本限定のボーナストラックには、アンドリュース・シスターズのカヴァー「(I'll Be With You) in Apple Blossom Time」が追加収録されています。東尾沙紀


2018年11月6日(火) Mike Love 「Finally It's Christmas」 feat Hanson

ハロウィンが終わったと思ったら、早くもクリスマス・アルバム2018年新譜が色々出てきています。
(エリック・クラプトン、マイケル・マクドナルド、モンキーズ等々)

中でも、ビーチ・ボーイズファン必聴!この1枚!

Mike Love『Reason For The Season』
(輸入CD BMG 538430792)

ビーチ・ボーイズのマイク・ラヴ、2018年新作はクリスマス・アルバム。
これが予想以上にイイ出来!

ゴキゲンな仕上がりだった2017年末発表オリジナル作『Unleash The Love』(
2017年12月8日今日のこの1曲で紹介)に続き、今作もコーラスやサウンドが77歳を感じさせないフレッシュなアレンジ。

ジョン・カウシル、スコット・トッテン、ジェフリー・フォスケット他によるビーチ・ボーイズ人脈参加。更にマイク・ラヴ・ファミリー総出で楽しく華やかに、そしてラストではしっとりとクリスマスを演出してくれる1枚です。

今日のこの1曲は2曲目「Finally It's Christmas」 feat Hanson。
現ビーチ・ボーイズ・メンバー&ハンソン・ファミリーによる最高に心弾むX'masナンバー! Nice! 森 陽馬


2018年11月7日(水) Herb Alpert 「Bittersweet Samba」 Reimagines version

来日中のポール・マッカートニー(76歳)、昨日紹介したマイク・ラヴ(77歳)、そしてこの人も元気一杯!

A&Mレーベル創始者にして名トランペッター/コンポーザー、ハーブ・アルパート。
1935年生まれ、2018年で83歳を迎えた彼の新録音アルバムです。

Herb Alpert『Music Volume3 Herb Alpert Reimagines The Tifuana Brass』
(輸入CD HRB-197)

プロデューサーJochem van Der Saagがシンセ&打ち込みでサウンド・アレンジを担当。
1960年代ティファナ・ブラス期の名曲群をReimagines(新たにレコーディング)した全12トラック。

バック・サウンドは重厚感に欠けますが、その分ハーブらしいトランペットの音色が若々しく響きますね。
今日のこの1曲はオールナイトニッポンテーマ曲でおなじみ、「ビタースウィート・サンバ」新緑を。森 陽馬



2018年11月8日(木) Ben Pirani 「How Do I Talk To My Brother?」

カーティス・メイフィールド等70'sノーザン・ソウル、もしくはブルー・アイド・ソウル好きの方、必聴です!

Ben Pirani『How Do I Talk To My Brother?』
(国内仕様CD AMIP-152 2,100円+税)

米国出身白人男性シンガー・ソングライター、Benjamin Ouriachi Piraniによるデビュー・アルバム。
全曲オリジナル楽曲ながら、1970年代の音源かと思えるほど古き良きノーザン・ソウルな雰囲気でビックリ!

懐かしさを感じさせるアレンジとメロディー、そして現行ヴィンテージ・サウンドが見事に融合。

グルーヴィーな①「Try Love」、グイグイ迫る②「Not One More Tear」、とことん60'sな⑦「It's Understanding」。
そして、極上スウィート・ソウルなタイトル曲⑩「How Do I Talk To My Brother?」にソウルファン悶絶必至!

聴いていると踊りたくなったり、ワクワクしたり、ほっこりしたり。
ソウル・ミュージックの楽しさを今の時代に体現した傑作だと思います。森 陽馬


2018年11月9日(金) ビートルズ 「バック・イン・ザ・U.S.S.R」(2018ステレオ・ミックス)

祝!『ホワイト・アルバム』発売から50周年!
ビートルズの『ザ・ビートルズ』(ジャケットが真っ白だったため『ホワイト・アルバム』と呼ばれることになりました)が発表されたのは1968年。イギリスでは11月22日、アメリカでは11月25日、日本では年が明けた1969年1月21日の発売でした。

個人的な話をちょっとさせていただきます。
このアルバムが発売された頃、僕は17歳の高校生。そう高校2年生でした。それまでビートルズのLPはすべて日本盤を買っていましたが、この『ザ・ビートルズ』はアメリカ盤を買いました。理由は日本盤の発売まで待ちきれなかったことと価格が安かったことでしょうか。

1968年12月下旬2学期の期末試験が終わった頃、ふと立ち寄った西銀座ハンターに<『ザ・ビートルズ』2枚組・新品・直輸入盤>があったのです。価格は3,000円くらいだったと記憶しています。これは買うしかないということで購入しました。ハンターは中古レコード店だったのですが、60年代後半頃からは時々新品の輸入盤も売っていることがありました。

そうやって手に入れて日本盤発売前にいち早く聴けたビートルズの新しいアルバムは、期待を大きく上回る充実した内容でした。ビートルズの新曲がまとめて30曲も聴けた幸せ。そんな50年前の気分を思い出しながら聴く今回の新しくリミックスされた<2018ステレオ・ミックス>。実はまだ全部聴ききれていないので細かい所は後日また書きたいと思っています。

今日はとりあえず1曲目「バック・イン・ザ・U.S.S.R」を。
新しいミックス新鮮です。ジョン、ポール、ジョージによるビーチ・ボーイズ風コーラスがくっきりした音像になっていてうれしい! 森 勉

★掲載ジャケットはスーパー・デラックス・エディション。
(国内6CD+Blu-ray+豪華本 完全限定盤 解説・歌詞・対訳付 UICY-78856 19,500円+税)


2018年11月10日(土) Luby Sparks 「Perfect」

2018年1月発表1stアルバム『Luby Sparks』が第11回CDショップ大賞2019一次ノミネート作品として選出。
洋楽ファンにも注目の日本人男女5人組ロック・バンド、Luby Sparksが4曲入りの最新EPをリリースしました。

Luby Sparks『(I'm) Lost In Sadness』
(国内CD DDCB-12107 1,300円+税)

1st発表後まもなく前ヴォーカリストEmilyが脱退し、モデルでも活躍する新ヴォーカリストErika Murphyが加入。
新体制初リリースとなる今作、前作と同じくYuckのMax Bloomが共同プロデューサーとして名を連ねています。

疾走する爽やかなギター・ポップから、白昼夢へと誘われるようなけだるい雰囲気も漂うドリーム・ポップへ...。
ゆらゆらと浮遊する男女ツイン・ヴォーカル、炸裂する轟音ギター。これは爆音で聴きたいですね!

今日の1曲は、Luby Sparksらしいキャッチーなメロディのリード・ナンバー「Perfect」を。
1度聴いたら耳から離れない♪Hey you, what's been up? ♪のフレーズ!
ミュージック・ビデオもかっこいいので是非ご覧ください。

今作は英語詞の対訳も掲載されています。(4曲目Mazzy Starのカヴァーは除く)
当店にてお買い上げの方、先着でポスター差し上げています。東尾沙紀


2018年11月11日(日) クイーン 「Bohemian Rhapsody」

映画『ボヘミアン・ラプソディ』を新宿にて鑑賞。

英国ロック・バンド、クイーンとそのリード・シンガーであったフレディ・マーキュリーを描いた映画。

前評判通りとても面白かったですね。
ラスト21分(家族を訪ねるシーン含め約30分)は実際にライヴ体験している如く心身共熱くなりました。

物語に深く引き込まれたのは、音楽映画でありながら、家族をテーマにしている点が大きいと思います。

私利私欲ではなく、本当に自分を大切に思ってくれる存在とは?
家族、友人との絆を考えさせられました。

サントラ盤はフレディのヴォーカル含め全てクイーンによってレコーディングされた音源。
感動のライヴ・エイド音源も4曲収録。(実際は6曲演奏、撮影も6曲撮ったが使われたのは4曲だったとのこと)。

クイーン『ボヘミアン・ラプソディ』(オリジナル・サウンドトラック)
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-15762 2,500円+税)

なお、フレディの恋人メアリーを、映画『シング・ストリート』の女優ルーシー・ボーイントンが演じています。森 陽馬


2018年11月12日(月) Neil Young 「No One Seems To Know」

11月12日はニール・ヤングの誕生日でした。(2018年で73歳!)
おめでとう、ニール!

2018年は1973年秘蔵ライヴ『ロキシー』発売、それに合わせて久々にクレイジー・ホース(ギターはニルス・ロフグレン)とのライヴを行い、秋にはダリル・ハンナと結婚式を挙げるなど、相変わらず血気盛んなニール・ヤング。

カリフォルニア州山火事で被害を受けたのは心配ですが、<Heart Of Gold>を探し求め続けてほしいですね。

さて、ニール・ヤング関連では、1976年11月ライヴ未発表音源が11月30日発売予定です。
(国内盤は12月19日発売 ニール・ヤング『Song For Judy』 WPCR-18154 2,457円+税)

1976年は3月初来日、その後スティーヴン・スティルスとのスティルス・ヤング・バンドで作品を制作しツアー始めるも途中で頓挫。1976年11月には再びクレイジー・ホースとツアーを行っていました。

なお、1976年11月と言えば、ザ・バンド『ラスト・ワルツ』(11月25日)が行われた時期。
この頃のニールは活力に満ち溢れながら、危うさも併せ持っていましたよね。

今日のこの1曲は、このライヴ盤に収録予定の未発表曲「No One Seems To Know」を。森 陽馬


2018年11月13日(火) ビートルズ 「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」(サード・ヴァージョン テイク27)

『ザ・ビートルズ』(通称『ホワイト・アルバム』)50周年盤スーパー・デラックス・エディション、11月9日の続きです。
(国内6CD+Blu-ray+豪華本 完全限定盤 解説・歌詞・対訳付 UICY-78856 19,500円+税)

なんてったってCD6枚にブルーレイ・オーディオ1枚、そして164ページ豪華本付という大盛感たっぷりの内容なので、全部を楽しむのに時間がかかりましたが、CDに関しては3回ほど通して聴いてだいたいの感じは掴めました。

『CD4』、『CD5』、『CD6』の『セッションズ』はほとんどが未発表音源。とても刺激的です。

このアルバムはメンバー個々のパーソナルな楽曲が多く、リード・ヴォーカルを歌っている人がひとりで録音しているイメージが強いのですが、セッションの模様を聴いたり、ブックレットの解説を読んだりすると意外にそうでもない楽曲が多いことに気付かされます。

最初の方のセッションズでは、まだ色付けされてなかったものがスタジオでいろいろ演っていくうちどんどん完成形へ近づいていく様がなんともビートルズらしいなぁと思いました。
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴの共同作業は世界遺産だと思います。

ジョージ・マーティンのピアノ伴奏でリンゴが歌う「グッド・ナイト」(テイク22)、「レヴォリューション」リハーサル・テイク、それに続くテイク14のインストゥルメンタル・バッキング・トラック、「マーサ・マイ・ディア」ブラス&ストリングスなしヴァージョンなどが現在気に入って繰り返し聴きたくなってしまいます。

そして、そして、やっぱりジョージ・ハリスンのあの曲!
『CD5』13曲目に収録「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」(サード・ヴァージョン・テイク27)。

エリック・クラプトンのリード・ギターのフレーズが違う発展途上ヴァージョン、なんとも味わい深い3分15秒なのです。
この曲でのジョージのファルセットになる所は、スモーキー・ロビンソンを念頭に置いていたんですね。森 勉


2018年11月14日(水) The Pen Friend Club 「Frosty The Snowman」

今日の東京は日中から寒くて、冬の到来を感じましたね。
そんな本日、ペンフレンドクラブの新作となるクリスマス・アルバムが発売されました。

The Pen Friend Club『Merry Christmas from The Pen Friend Club』
(国内CD TOMMY(VIVIAN BOYS)による詳細な日本語解説付 PPRD-0004 2,500円+税)
当店にてお買い上げの方先着でThe Penfriend Clubロゴ入りオリジナル・ペン付!


2012年結成から2018年までオリジナル・アルバムを5枚発表してきましたが、今作は真に集大成と言える1枚。

ペンフレンドクラブのルーツであるフィル・スペクターやビーチ・ボーイズのサウンド・アレンジ。
そして、今まで培ってきたドリーミーで心弾む音楽の楽しさをクリスマス楽曲に詰め込んだ全16曲です。

ビーチ・ボーイズ「Little Saint Nick」、マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You」、ワム!「Last Christmas」、その他クリスマス・スタンダードが並ぶ中、今日のこの1曲は③「Frosty The Snowman」を。

出だしだけ聴いたら、ロネッツ「Do I Love You」だと思えるほど、「Do I Love You」アレンジでこの曲をカヴァー。

リーダー平川雄一氏はクリスマス・アルバム制作が念願だったとのこと。
コーラスや演奏、音の鳴りやドラムフィル等細かい部分含め、ペンフレンドクラブの歴史が投影された入魂作。
POPな中にも情熱が伝わってきます。森 陽馬


2018年11月15日(木) SOLEIL 「恋のハッピー・デート」(ノーランズカヴァー)

当店にて大人気!2018年3月発売1st及び9月発売2ndが大ロングセラー中のSOLEIL(ソレイユ)。

新アイテムが2018年12月12日発売決定しました。

SOLEIL『Baby Boo/恋のハッピー・デート』
(2018年12月12日発売 限定アナログ盤 HCR-9680 1,800円+税)

2ndアルバム『SOLEIL is Alright』から、マイクロスター(佐藤清喜&飯泉裕子)が手掛けたフィル・スペクター的ポップ歌謡チューン「Baby Boo」をシングルEPカット。

B面にはライヴで評判のノーランズ「恋のハッピー・デート」(原題:Gotta Pull Myself Together)カヴァーを初収録。

SOLEILが今までリリースした限定アナログ盤は完売状態。
今回のアイテムもお見逃しなく。森 陽馬

★通販コーナーで予約受け付けています。


2018年11月16日(金) 朱里エイコ 「愛のめざめ」

2018年5月30日発売クリス松村監修・選曲・解説によるJ-POPコンピCD『クリス・ミュージック・プロマイド~あの夏のカセット』(2018年6月1日今日のこの1曲で紹介)は、内容の良さからとても評判になり、当店ではベストセラーになりました。

続編が待ち望まれていたのですが、11月14日第2弾が発売になりました。

『クリス・ミュージック・プロマイド~あのドライヴのカセット』
(国内CD クリス松村解説、歌詞付 MHCL-30563 2,000円+税)

今回はクリス松村が編集したカセットを聴きながらドライヴ気分が味わえる選曲。
A面吉田美奈子「Light'n Up」から桑名正博「キャデラック」。
B面笠井紀美子「フォール・イン・ラヴ」からSOAP「愛のTake Off」までの流れ。なんともいい感じです。

ドライヴがテーマなのでファンキーな曲が多めですが、今日のこの1曲はメロウな曲を選んでみました。

朱里エイコ「愛のめざめ」(I'm Not A Little Girl Anymore)は1976年3月ワーナーから発売されたシングル曲。
バックの演奏・編曲・作詞・作曲はタワー・オブ・パワーというなんとも魅力的な1曲です。
脚線美だけでなく彼女のヴォーカルは最高。

あともう1曲、凄い選曲があります。
フォーリーブス、1971年の未発表曲!

ジェリー&ザ・ペイスメーカーズが1964年にヒットさせた「Don't Let The Sun Catch You Crying」のカヴァー。
素晴らしい編曲は、マイク・カーブ&トニー・スコッティ。
ヴォーカルのピッチ・コントロールが気になる所ありますが、リード・ヴォーカル青山孝、やるじゃんという感じです。

この2曲をCDに収録したクリス松村はさすが!
その知識と実現力に脱帽です。森 勉


2018年11月17日(土) The Monkees 「Unwrap You At Christmas」

2016年にデビュー50周年を迎え、復活オリジナル・アルバム『Good Times!』(2016年6月26日今日のこの1曲で紹介)を発表したモンキーズ。
約2年ぶりとなる最新作は、新録クリスマス・アルバムです!

The Monkees『Christmas Party』
(輸入CD RHINO 603497856657)

ミッキー・ドレンツ、マイク・ネスミス、ピーター・トーク各々の歌声で聴く、楽しく心和む作品に仕上がっています。

『Good Times!』と同じく、ファウンテンズ・オブ・ウェインのアダム・シュレンジャーがプロデュース&ミックスを担当。

アダム、アンディ・パートリッジ(XTC)、リヴァース・クオモ(ウィ―ザー)、以前にマイナス5名義でモンキーズを題材にした作品を発表した事もあるピーター・バック(ex.R.E.M)&スコット・マッコーイ提供曲に加え、ポール・マッカートニー「Wonderful Christmastime」、ウィザード「I Wish It Could Be Christmas Everyday」、ビッグ・スター「Jesus Christ」のカヴァーや、クリスマス・スタンダードなど13曲を収録。

デイヴィ・ジョーンズのヴォーカル・トラックを使用し、新たなアレンジを施した「Mele Kalikimaka」、「Silver Bells」収録も嬉しいところですね。

本日は、鈴の音に心弾む1曲目のアンディ・パートリッジ作の「Unwrap You At Christmas」を今日の1曲に。東尾沙紀


2018年11月18日(日) Scary Pockets 「Never Gonna Give You Up」

カヴァー曲、色々出ている中で最近のお気に入りこの1曲。

スケアリー・ポケッツ『SCARY POCKETS』
(国内CD 日本語解説付 PCD-24774 2,400円+税)

Jack ConteとRyan Lermanを中心にしたアメリカ西海岸発ポップ・ファンク・ユニット、スケアリー・ポケッツ。
彼らがyoutube上にアップした様々なカヴァー楽曲を日本のみでCDにした編集盤。

ビートルズ「Yesterday」、クイーン「We Are The Champions」等定番曲から、ブルーノ・マーズ「That's What I Like」、アリシア・キーズ「If I Ain't Got You」他近年のヒット曲カヴァー、そしてオリジナル1曲含めた全15曲。

中でも最高にファンキーでかっこいいのが、ガンズ・アンド・ローゼズ「Sweet Child O'Mine」カヴァー.。
グルーヴィーな演奏、ポップなアレンジも魅力的なキラーチューンです。

でも今日のこの1曲には、何度も聴きたくなるリック・アストリー「Never Gonna Give You Up」カヴァーを。
オリジナルとは違ったスローかつアーバン・メロウなアレンジが素晴らしい! 聴きもの! 森 陽馬


2018年11月19日(月) 浜田真理子 「東京ドドンパ娘」

昨日に続いてカヴァー作品オススメ盤を。

浜田真理子『LOUNGE ROSES 浜田真理子の昭和歌謡』
(国内CD 松山晋也氏による解説付 COCP-40540 2,700円+税)

島根県松江在住女性シンガー・ソングライター、浜田真理子。
6月発売『NEXT TEARDROP』(
2018年6月5日今日のこの1曲で紹介)に続く本年2作目は昭和歌謡カヴァー作。

久保田麻琴プロデュース、伊藤大地(Ds)、加瀬達(B)、小島良喜(Key)、鈴木茂(G)ほか参加。

スナック/クラブを経営していた父親の影響で、子供の頃から昭和歌謡を弾き語りしていたとのこと。
彼女の唄には一朝一夕では生まれない深みを感じさせます。

今日のこの1曲は1曲目「東京ドドンパ娘」(オリジナルは渡辺マリ)。
ローウェル・ジョージを彷彿させる鈴木茂のギター、池村真理野(ブラックワックス)他によるホーン演奏が絶妙。

平成が終わっても心に残る歌は引き継がれ、懐かしさを越えた感慨を与えてくれることを実感した1枚。森 陽馬


2018年11月20日(火) トニー・ジョー・ホワイト 「Awful Dreams」

圧倒的な男気を感じさせる歌力、トニー・ジョー・ホワイト。

2018年10月24日心臓発作で急逝(享年75歳)した彼の最新かつ最後のアルバムは、沁みるブルース作。

トニー・ジョー・ホワイト『Bad Mouthin'』
(国内仕様CD 日本語解説付 2,400円+税)

ジョン・リー・フッカー「Boom Boom」、マディ・ウォーターズ「Baby Please Don't Go」、ジミー・リード「Big Boss Man」、チャーリー・パットン「Down The Dirt Road Blues」他、ブルージーなオリジナル5曲含め全12曲収録。

今日のこの1曲は、ライトニング・ホプキンス「Awful Dreams」カヴァーを。

最小限のリズム、ギター、ものすごくシンプルなバック演奏。
トニー・ジョーの歌声が地の底から湧き上がってくるように響いてきます。森 陽馬


2018年11月21日(水) ロイヤレッツ 「ゼア・ヒー・ゴーズ」

ACEレーベルより60'sガールものを集めたCDが新しく発売されました。

『SHE'S A DOLL! ~Warner Bros Feminine Side』
(輸入CD ACE CDTOP-1532)

ガール・ポップ・マニアであるイギリス人のミック・パトリックが選曲した全24曲入。
ワーナー&ロマ・レーベルから1962~68年に発売になったシングル曲をマニアな視点でセレクションしています。

何曲か注目曲を挙げておきましょう。
レニー・ワロンカーがプロデュースしたティーン・ターバンズ「ウィ・ニード・トゥ・ビー・ラヴド」と、アーティ・リップがプロデュースしたソシアライツ「ジャイヴ・ジミー」はともにヴァン・マッコイ作品。

シャーロット・オハラという名前でもレコードを出したことがあるボニー&トレジャーズのボニーによる「マイ・ラヴ・キープス・グローウィン」は後にあのパレードの中心人物として活躍するジェリー・リオペル作・編曲・プロデュース作品。

ラモーナ・キング「チコズ・ガール」(バリー・マン作品)は未発表音源だったり、ジャック・ニッチェが作・プロデュースに関わった1962年のダンス・ナンバー、シンダーズ「カモン・ウォーブル」やロニー&デイトナスのバッキー・ウィルキンが作・プロデュースのブレンダ・ホール「オー・エディ、マイ・ベイビー」(ビーチ・ボーイズ「ドント・ウォーリー・ベイビー」のギター・リズムが使われています)など、気になる曲が色々入っていて楽しいコンピです。

ヒットはしなかったのですが、その筋のファンには有名なハニーズ「ヒーズ・ア・ドール」(ブライアン・ウィルソン作・プロデュース作品)も入っています。

今日の1曲は8曲目に収録されているロイヤレッツ「ゼア・ヒー・ゴーズ」を。
テディ・ランダッツォプロデュースでブレイクする前の1964年ワーナーから出た貴重なシングルです。森 勉


2018年11月22日(木) J Mascis 「Sometimes」

心に鬱憤が溜まった時、爆音で聴きたくなるのがニール・ヤングかダイナソーJr。

モヤモヤとした気持ちを吹き飛ばしてくれるんですよね。

でも爆音はちょっと今は、、、という時にピッタリの1枚が出ました。

ダイナソーJrのJマスキス、ソロ3作目となるオリジナル・アルバム『Elastic Day』。
J Mascis『Elastic Day』
(輸入CD Sub Pop SP1270)

ほぼ全ての演奏をJ Mascisが多重録音。
ダイナソーJrをややアコースティック寄りにした感じで、メロディアスな楽曲やJのエレキギター・ソロは変わらず。
僕らの鬱な心を代弁してくれているようなJの歌も健在!

今日のこの1曲は10曲目「Sometimes」。
和やかに始まったと思いきや、2分過ぎくらいからいきなり疾走感アップし、3分直前からJのギター爆発!
いかにも、ダイナソーらしい展開が最高! ダイナソーJrファンは必聴の1枚。森 陽馬


2018年11月23日(金) Keith Richards 「Run Rudolph Run」

本日はBLACK FRIDAY、Record Store Day限定アナログ盤が色々発売されました。

ポール・マッカートニー『Come On To Me』EP、グレイトフル・デッド『Playing In The Band』(7,400枚限定LP)、ハンク・ウィリアムス『The First Recordings1938』(80周年!2,500枚限定EP)、イギー・ポップ『Rare Power』(ジャケ強烈)、バーズ『ロデオの恋人』50周年4LP、ウィーザー『Africa』(変形ピクチャー)、フランク・ザッパLP、ジミ・ヘンEP、エラ・フィッツジェラルドLP、スティング&シャギーEP等。

春(4月第3土曜日)のRecord Store Dayと比べ、秋版は邦楽が少ないのですが洋楽は充実していますね。

ローリング・ストーンズファンは要注目!ということで、今日のこの1曲はこちらを。

Keith Richards『Run Rudolph Run』
(輸入LP レッド・カラー盤限定 Mindless Records 4050538426830)

キース・リチャーズソロ・デビュー40周年を記念しての限定アナログ。
A面チャック・ベリーX'mas曲「Run Rudolph Run」カヴァー、B面ジミー・クリフ「The Harder They Come」カヴァー。
そして、2007年再発時B面曲「Pressure Drop」の3曲をスティーヴ・ジョーダンによる新ミックスで12インチに収録。

煙草を吸ったサンタ帽子姿のキースが描かれたHoliday Card封入されています。森 陽馬


2018年11月24日(土) Graham Parker 「Maida Hill」

グレアム・パーカー約3年ぶりの新作が発売になりました。

グレアム・パーカー『クラウド・シンボルズ』
(国内CD グレアム自身によるライナーノーツ対訳付 MSIG-1238 2,800円+税)

<冒頭曲の最初の2小説を聴いてもお尻が揺れないという方は、医師に相談する必要があるかもしれない。>
(帯掲載の本人によるコメントより)

アルバムを出す毎に枯れていくイメージがありましたが、今作では初期作に参加していたザ・ルーモア・ブラス(トランペット/テナーサックス/トロンボーン)が久々に加わり、まさにお尻が揺れちゃう軽快さが戻ってきた感じです。

ザ・ルーモアのマーティン・ベルモント(g)、ゲラント・ワトキンス(key)、元フェアグラウンド・アトラクションのサイモン・エドワーズ(b)とロイ・ドッズ(ds)らが参加。

近年のニック・ロウ作品で知られるニール・ブロックバンクが共同プロデューサーを務め、今作は制作中の2017年5月に癌で急逝したニールに捧げられています。

ポップな冒頭曲「Girl In Need」も良いですが、本日はロンドンにあるその地に立ち、自分の人生や国の歴史に想いを馳せる「Maida Hill」を。
この曲の切なさと哀愁ある歌声を際立たせるマーティン・ベルモントのギターが印象的な1曲です。東尾沙紀


2018年11月25日(日) 竹内まりや 「輝くスターリー・ナイト」

祝!竹内まりや デビュー40周年。

1978年11月25日発売になったファースト・アルバムが初めてリマスターされ、ボーナス・トラック4曲追加で再発CD化されました。

竹内まりや『BEGINNING』
(国内CD BVCL-940 ボーナス・トラック4曲追加 ライナーノーツ:能地祐子 歌詞付 1,852円+税)

彼女の洋楽テイストを感じさせてくれるヴォーカルと、初々しくもキュートなルックスは当時の音楽界においてとても新鮮でした。

プロデューサーは牧村憲一、ディレクターが宮田茂樹、というこの後音楽的に資質の高いミュージシャンを多く世に出す目利きのふたりに見守られてのデビュー。
林哲司、加藤和彦、山下達郎、細野晴臣、大貫妙子、告井延隆、杉真理という作曲陣の人選も、竹内まりやという個性にぴったりフィットしたアルバムとなりました。

収録11曲中4曲がL.A.録音。
残り7曲が日本録音で、センチメンタル・シティ・ロマンスが歌い手に寄り添った素晴らしい演奏を5曲披露しています。

ボーナス・トラックは初音源化となる1981年8月のライヴから「夏の恋人」、「グッバイ・サマーブリーズ」、「すてきなヒットソング」の3曲と、「戻っておいで・私の時間」オーケストラ・ヴァージョンを収録。
リマスターされたいい音でじっくり堪能したい『BEGINNING』です。

今日のこの1曲は、今日の気分で「輝くスターリー・ナイト」。
細野晴臣が“星娘”リンダ・スコットをイメージして作った曲だそうです。

なお、竹内まりやセカンド・アルバム『UNIVERSITY STREET』リマスター盤は12月26日発売予定です。森 勉


2018年11月26日(月) ダイナソーJr 「Hold Unknown」

11月22日今日のこの1曲Jマスキスを聴いていたら、ダイナソーJrをやっぱり聴きたくなってしまいました。

ということで、先日発売されたダイナソーJr2CDベスト盤を購入。

ダイナソーJr『Ear Bleeding Country ~The Best Of Dinosaur Jr』
(国内仕様CD 2枚組 日本語解説付 AW033 2,350円+税/輸入アナログ盤も発売)

2001年にRHINOレーベルからリリースされたベストに、2007年再結成から近年の曲を収録したディスクを追加。
更に、シングルB面曲やコンピに入っていたレア曲、J Mascis & The Fog名義の楽曲も収録。

「Freak Scene」、「The Wagon」、「Out There」、「Feel The Pain」は当然ながら最強だな!、と感じたり、ディスク2の最近の曲は初期とはまた違ったパワーと疾走感があるな、と改めて実感しグッときましたね。

そして、なによりうれしいのは、ディスク2ラストに2018年新曲「Hold Unknown」(初CD化)が入っていること!

コレがまた、スピード感溢れる爆走&爆音ナンバー!
2019年で結成35周年を迎えるダイナソーJrの今と未来も感じつつ、心をスカッとさせてくれる1曲です。森 陽馬


2018年11月27日(火) ポーラ・ウェイン 「イット・クッド・ハプン」

2016年『ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズ』。
2017年『ベスト・オブ・パイド・パイパー・デイズVol.2』。
そして2018年。女性シンガーにスポットを当てた姉妹編『コロンビア・グルーヴィー・ソングバーズ』が出ました。

『コロンビア・グルーヴィー・ソングバーズ』
(国内CD 解説:長門芳郎、歌詞・対訳付 SICP-31221 2,000円+税)

パイド・パイパー・ハウスの店長、長門芳郎さんの監修・選曲による、コロンビア・レーベルに眠っていた60'sガール・ポップの秘宝がうれしいCD化です。

世界初CD化10曲、日本初CD化12曲というレア音源アメアラレながら、レア度を感じさせない親しみやすいメロディーの隠れ名曲ばかり。12人の女性の歌を各2曲、全24曲収録。

トップを飾るのはボニー・ハーマン。
この名前だけでは誰?という感じですが、ジャズマン、ウディ・ハーマンの姪及びコーラス・グループ、シンガーズ・リミテッドの一員として活躍したシンガーと言えば、頷いてくれる方が多いはず。
彼女がグループを組む前に発表していた1966年2ndシングルA面のダンドゥビ・コーラスも入るポップな「ハッシュ、ドント・クライ」。B面のナイス・ビートルズ・カヴァー「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」は共にSランクの出来。

リズ・ヴェルディは高校を卒業後1964年にデビュー。
とても17歳とは思えない堂々とした歌い方と、彼女の姉ベアトリス・ヴェルディの書いた楽曲が魅力。
スーザン・クリスティが歌うノベルティ・ソング「アイ・ラヴ・オニオン」。
パティ・ペイジがドラマティックに歌うテディ・ランダッツォ作品「ユー・ドント・ニード・ア・ハート」。
ブロンド美女パティ・マイケルズが可憐に歌うヘレン・ミラー作「ミセス・ジョニー」。
女優バーナデッド・ピーターズが19歳の時に出したジョン・サイモンプロデュース「ユーアー・テイキング・ミー・グランテッド」等々、何回も繰り返し聴きたくなる曲ばかり。

今日のこの1曲は、ブロードウェイのミュージカルにも多く出演したというポーラ・ウェイン「イット・クッド・ハプン」。
いい曲だァー。

アーティスト写真満載の40ページに及ぶブックレットはデータも充実! 森 勉


2018年11月28日(水) ロイ・オービソン with ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 「Danny Boy」

11月末、日中は心地良い暖かな陽射しながら、2018年も残り約1か月となりました。
紅葉の葉も風に吹かれ、年末が近づいてきたな、と感じますね。

1年が終わろうとしている感慨を胸にする時、僕はロイ・オービソンの歌声を聴きたくなるのです。
そのロイの新作と言えるアルバムが発売されました。

ロイ・オービソン・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団『アンチェインド・メロディーズ』
(国内CD 日本語解説・歌詞・対訳付 SICP-5934 2,400円+税)

1988年末52歳という若さで急逝したロイ・オービソン。
彼のヴォーカル・トラックはそのままに、新たにストリングス、バック演奏&コーラスをレコーディングした作品。
2017年発売『ア・ラヴ・ソー・ビューティフル』(
2017年11月29日今日のこの1曲で紹介)の第2弾となる1枚です。

今日のこの1曲は、ロイの伸びやかで包容力ある歌声が最も感動的に響く「ダニー・ボーイ」カヴァーを。

なお、バック・コーラスのアレンジはジェフリー・フォスケット(現ビーチ・ボーイズ)が手掛けています。森 陽馬


2018年11月29日(木) 小坂忠 「つるべ糸」

11月26日(月)東京国際フォーラムホールA <SONGS & FRIENDS 小坂忠『ほうろう』>へ行ってきました。

小坂忠1975年発表名作『ほうろう』を再現する一夜限りのプレミアム・コンサートです。

フォージョーハーフ再結成、ユーミン、田島貴男、BEGIN等ゲスト陣によるカヴァー&コラボ、ティンパンアレー&吉田美奈子のコーラスをバックに忠さんが歌う『ほうろう』ナンバーの数々、ゴスペル・クワイアと共にパワフルな歌声を聴かせてくれた「Amaging Grace」、出演者全員で演奏した「ゆうがたラブ」、締め括りは武部聡志のピアノで「You Are So Beautiful」...。

『ほうろう』を中心に忠さんの音楽人生を振り返るような、とっても充実したコンサートでした。
特に好きな曲というのもありますが、矢野顕子さんのピアノのみで歌われた「つるべ糸」が本当に素晴らしかったです。

コンサートの裏テーマは''奇跡''だったそうですが、2017年の大病を乗り越え、2018年7月で70歳を迎えられた忠さんが歌えば、なにか奇跡が起こるような気がしてきます。

『ほうろう』はペット・サウンズで出会った、すごく大切な作品の1つです。
大好きなアルバムを、特別なコンサートで観ることが出来て嬉しかったです。

掲載ジャケットは、2018年8月に発売されたライヴCD『HORO 2018 SPECIAL LIVE』です。
12月12日にアナログ盤(HRLP-144 3,800円+税)が発売予定です。(CDとジャケットが異なります。)東尾沙紀


2018年11月30日(金) 冬にわかれて(寺尾紗穂) 「北へ向かう」

11月30日(金)吉祥寺スターパインズカフェ、冬にわかれてリリースパーティー1stへ行ってきました。

寺尾紗穂(Vo,Key,P)、伊賀航(B)、あだち麗三郎(Ds)が組んだ3人バンド、冬にわかれて。
10月17日発売1stアルバム『なんにもいらない』リリースを記念してのライヴで超満員札止め!

アルバム全10曲+彼女のソロ、わらべうた、あがた森魚カヴァーなどを披露。
3人が音楽で描く世界というか宇宙をじっくり堪能できました。

特に印象に残ったのが、「北へ向かう」という新曲(未発表)。

寺尾次郎氏(シュガーベイブのベーシスト/映画字幕翻訳家 2018年6月6日逝去)告別式の日、紗穂さんは金沢にてコンサートがあったため、骨を拾う前に葬式を退席し北陸新幹線で会場へ向かったそうで、その新幹線の中で書いたのがこの「北へ向かう」。

新幹線の窓から見えた頼りなく飛んでいる鳥に、自らの揺れる心を反映させた歌。
その場にいた観客皆、息を呑むように、歌の世界に吸い込まれるように聴いた1曲でした。森 陽馬

★掲載ジャケットは冬にわかれて『なんにもいらない』
(国内CD PCD-28041 2,800円+税 「北へ向かう」はアルバム未収録)




これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■



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