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  今日のこの1曲 “Archives”

<2022月6月>

当店ペット・サウンズ・レコード店にて
その日に店内でかけていた曲の中から、
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”コーナー

2022年6月に更新した“今日のこの1曲”コーナー


廃盤・生産中止、規格番号の変更など、
情報が古くなっている商品もございますが、ご了承くださいませ。

<最新の“今日のこの1曲”はこちらのページをご覧ください>


2022年6月1日(水) Manuel Maio 「Sem Olhar Ao Tempo」

約20年会っていなかった友人が、先日店を訪ねてくれました。

昔の知り合いに会う、ということは、昔の自分と再会する、という感じでした。
当時のことを色々と思い出し、初心に帰ったような気持ちになれてよかったです。

さて、聴いていると、時間がゆっくり過ぎていくような作品を今日は取り上げましょう。

Manuel Maio(マヌエル・マイオ)『Sem Olhar Ao Tempo ~時計は見ずに』
(国内仕様CD RCIP-332 2,750円税込

マヌエル・マイオは、1982年生まれポルトガル出身の男性シンガー/ヴァイオリン/マンドリン奏者。
クラシックのヴァイオリニストとして学んだ後、フランスへ渡りジャズの道へ。現在はスイスを拠点に活動中。

本作はソロ名義1枚目となるアルバムで、地中海~南米の音楽とも融合した、穏やかなアコースティック・サウンドを聴かせてくれるシンガー・ソングライター作品に仕上がっています。

<ポルトガルのカエターノ・ヴェローゾ>と称したい、温もりある歌声が優しく沁みる1枚。森 陽馬


2022年6月2日(木) 山下達郎 「ドリーミング・ガール」

松嶋奈々子が初主演に抜擢された1996年のNHK連続テレビ小説『ひまわり』が、4月中旬頃からNHK地上波にて再放送されています。

1996年4月1日より6か月間放送されていた当時、毎日ビデオ録画していました。
しかし、今となっては、もう家にビデオ・デッキがなく、そのビデオ・テープ10数本は宝の持ち腐れになっています。
ので、うれしい再放送ですね。

このドラマを見るきっかけは、主題歌を山下達郎が歌っているからでした。
「ドリーミング・ガール」 作曲:山下達郎、作詞:松本隆。大好きな曲です。
ドラマでは、テレビ・エディット・ヴァージョンが聴けますよ。

『ひまわり』の音楽は、山下達郎バンドの一員、難波弘之が担当しています。
彼のピアノ演奏で、山下達郎のあの曲やらこの曲やらが時々さりげなく流れていますので、ファンの方はそこらへんも注目してください

ジャケット写真は、「ドリーミング・ガール」収録のベスト盤。
山下達郎『OPUS ~オールタイム・ベスト 1975~2012』
(国内3枚組CD WPCL-11205 4,169円税込)

山下達郎の11年ぶりニュー・アルバム『ソフトリー』は、6月22日発売です。森 勉


2022年6月3日(金) GOMES THE HITMAN 「朝の幸せ」

キラキラとしてほろ苦い青春を閉じ込めたバンド初期作を25年の時を経て''再創造''!
ライヴ会場、公式サイト等で先行販売されていたゴメス・ザ・ヒットマン2022年最新作『slo-mo replay』の全国流通が開始されました。

GOMES THE HITMAN『slo-mo replay』
(国内2枚組CD GTHC-0020 3,850円税込)

メジャーデビュー前インディーズで発表した『GOMES THE HITMAN in arpeggio』(1997)、『down the river to the sea』(1998)の2作品+αを、現メンバー山田稔明、堀越和子、高橋結子、須藤俊明でセルフ・カヴァーした2枚組アルバム。

ゴメスで最も古い曲だという「スミス」は、2016年山田稔明ソロ作『pale/みずいろの時代』にも収められましたが、バンドでの録音は今回が初!(ソロとバンドver.を聴き比べるのもまた楽しいです。)

グルーヴィーで澄んだ青空のように気持ち良い「朝の幸せ」、トゥルル~♪コーラスに心躍る「真夏のスキャット」等々。

淡い記憶が呼び覚まされるような甘酸っぱい詞、瑞々しいハーモニーとバンド・サウンド...全編を通して爽やかな夏の匂いがします。ドライヴのお供に、これからの季節のBGMにぴったりのアルバムです。東尾沙紀


2022年6月4日(土) Tedeschi Trucks Band 「I Am The Moon」

デレク・トラックス&スーザン・テデスキを中心としたテデスキ・トラックス・バンドが、デレク&ドミノスの名盤『いとしのレイラ』を全曲カヴァーしたライヴ・アルバム『LAYLA REVISITED』(2021年7月19日今日のこの1曲で紹介)は、『レイラ』への情熱が伝わってくる素晴らしい作品でした。

あれから約1年、コロナ禍に録音を決行したオリジナル・アルバムがこの度発表されました。

テデスキ・トラックス・バンド『I Am The Moon: Ⅰ.Crescent』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UCCO-1235 2,860円税込)

本作は、古典の物語『ライラとマジュヌーン』にインスパイアされて制作したコンセプト作の第1弾。

『ライラとマジュヌーン』とは「いとしのレイラ」の基になったとも言われ、有名な『ロミオとジュリエット』にも影響を与えたアラブ/中東の悲恋物語。
マイク・マティソンがこのコンセプトを提案し、メンバー皆がこの物語を完読してから録音したそう。
デレクのギター、スーザンのソウルフルな歌声はもちろん、バンド一体となって制作したことが伝わってきます。

今日のこの1曲は、全4作に及ぶコンセプトを象徴するスケールの大きなタイトル曲「I Am The Moon」を。

なお、第2弾は7月1日、第3弾は7月29日、ラスト第4弾は8月26日に発売予定。
国内盤を第4弾まで購入し、応募券を4種送ると、オリジナル・グッズがもれなく贈呈されるそうです。森陽馬


2022年6月5日(日) Michael Franti+Speahead 「Life Reminds Us We're Alive」

マイケル・フランティというと、政治的なメッセージをロック/レゲエ/ソウルフルな演奏に乗せて力強く歌うイメージでしたが、コロナ禍を乗り越え発表した2022年新作は、驚くほどポップで、前向きな言葉が溢れたアルバムでした。

Michael Franti+Spearhead『Follow Your Heart』
(輸入CD Boo Boo Wax 22211CD)

タイトル曲①、③「Baby Let Your Soulshine」、④「Brighter day」、⑤「Life Is Amazing」、⑦「Good Day For A Good Day」、⑧「Best At Loving You」、⑨「People Need People」、⑩「Trying To Keep The Light On」等、曲名だけでも、人生を肯定するポジティヴさが前面に出ているのが伝わってくると思います。

おそらく、これらの歌は、マイケル・フランティ自身へ向けられているのではないでしょうか。

2020年からのコロナ禍で、彼は父をコロナ・ウイルスで亡くしたそうです。
そして、ライヴ・ツアーのキャンセル等、情熱を傾けていた音楽活動の中断で傷ついた彼の心には、自らを鼓舞するようなメッセージを、己の歌で表現する必要があったのかもしれません。

今日のこの1曲は、優しく、かつ雄々しく歌われるラスト11曲目「Life Reminds Us We're Alive」を。森 陽馬


2022年6月6日(月) Leo Sidran 「Row On」 feat Jorge Drexler

東京は冷たい雨がずっと降って、とても寒い1日でしたね。
身体と心を暖めてくれるような、優しくて温もりを感じられる1枚を紹介しましょう。

リオ・シドラン『The Art Of Conversation』
(国内CD ボーナス・トラック1曲追加 日本語解説・歌詞付 PCD-26082 2,860円税込)

リオ・シドランは、“ドクター・ジャズ”の異名を持つベン・シドランの息子で、本作は2022年発表オリジナル作。
小粋な歌声は父にそっくりですが、歌い方やサウンドはジェイムス・テイラー&マイケル・フランクス的。
シンガー・ソングライター好きの方にオススメしたいアルバムです。

今日のこの1曲は、“ウルグアイのカエターノ・ヴェローゾ”と評されるホルヘ・ドレクスレルをfeatした③「Row On」。

原曲は、2004年にアカデミー歌曲賞を受賞した映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』の主題歌「Al Otro Lado Del Rio」(邦題:河を渡って木立の中へ)。
シドラン父子&ホルヘが元々関わっていたこの曲を、英語詞でリオ・シドランが歌っているナンバー。

ゆったりと、穏やかな歌ですが、どこか遠くの青い空が広がる場所へワープしたくなります。森 陽馬


2022年6月7日(火) キャロリン・デイ 「エヴリ・ナウ・アンド・ゼン」

発売日より少し遅れましたが、60'sガール・ポップス・ファンには見逃せないコンピレーションCDが入荷しています。

『指輪をはめて~60'sガールズ・ポップ蔵出し名曲選第四集』
(国内仕様CD 24ページ英文ブックレット&安田謙一氏による全曲の日本語解説付 MSIG-1500 3,300円税込)

オーストラリアのマニアックなレーベル、ティーンズヴィルが企画・発売している、超が付くほど珍しいガール・ポップス曲ばかりを集めた第4弾です。全35曲収録。

名前を知られているのは、エリー・グリニッチとラグ・ドールズぐらいで、あとは無名な女の子ばかりですが、声、唄い方、曲は魅力的なものばかりが、ずらっと揃っています。

歌手名が書いていないアセテート盤からの2曲も印象に残りましたが、今日は13曲目に入っているキャロリン・デイの曲を。

1966年にLibertyレーベルから出たシングルの「エヴリ・ナウ・アンド・ゼン」は、なんと、アニタ・カーがプロデュース&アレンジを担当。なんとも素敵な曲に仕上がっています。
ティーンズヴィル・レーベルのガール・ポップス・コンピにハズレなし。森 勉


2022年6月8日(水) Say Sue Me 「Around You」

フジロック・フェスティバル2022 <7月30日土> 出演予定!

ヨ・ラ・テンゴ、ぺイヴメントなど90'sUSインディー・ロックをルーツに、サーフ・ロックの要素も加味されたサウンドで海外でも注目の韓国・プサン出身男女4人組バンド、Say Sue Me(セイ・スー・ミー)。

日本語が上手な紅一点Sumiちゃん(vo,g)ら素朴な学生バンド的な佇まいながら、欧米を中心に世界各地でも精力的にツアーを行う彼らの約4年ぶり、3枚目となるフル・アルバム国内盤がリリースされました。

セイ・スー・ミー『ザ・ラスト・シング・レフト』
(国内CD 歌詞・対訳付 ボーナス・トラック1曲収録 DAMNABLY140J 2,640円税込)

前2作より更にポップ度が増したという印象で、③「Around You」、④「We Look Alike」、⑤「No Real Place」の流れは特にキャッチー♪塞ぎこんだ日々も外に出れば何か良いことが私を待ち構えているかも...「Around You」の弾むメロディは気持ちを高揚させてくれます。
英語詞が基本の彼らですが、今作では母国韓国語で歌うスロー・ナンバー「To Dream」や美しいインストなど、新しい一面をみせてくれる1枚です。

日本盤は歌詞・対訳付、ヨ・ラ・テンゴのジェイムズ・マクニューがバンドに寄せた素敵なコメントも掲載されています。東尾沙紀

2022年6月9日(木) nicely nice 「Crescent Moon」

PET SOUNDS RECORDが大推薦しているユニット、microstar(マイクロスター)。
その佐藤清喜によるソロ・プロジェクトnicely niceが、2021年11月にアナログLPでリリースした1stアルバムは、
当店の2021年ベストにも選出しロングセラー中です。

そしてこの度、nicely niceのその1stアルバムが、CDフォーマットでめでたく発売されました。

nicely nice(ナイスリー・ナイス)『Adventures Of Nicely Nice』
(国内CD HCCD-9614 2,750円税込/江口寿史イラストのTシャツ付限定盤6,000円税込もあり)

収録曲はLPと同じですが、CDで聴く音の拡がりも素晴らしいですね。
今日のこの1曲は、超ポップなアレンジが最高!なテストパターンのカヴァー曲「Crescent Moon」を。

なお、江口寿史のイラストが印象的な7インチ・ジャケットのデザインを使用したTシャツ付限定盤も発売中!
メーカーでも早々に完売し、店頭在庫のみとなりますのでお早めにどうぞ。森 陽馬


2022年6月10日(金) センチメンタル・シティ・ロマンス 「うんと、僕は」

センチメンタル・シティ・ロマンスのライヴを初めて見たのは、1974年6月のことでした。

場所は池袋のシアター・グリーンという、普段はお芝居をやっているような小屋でした。

名古屋のバンド、ということは見る前に知っていましたが、それ以外の詳しいことは何も知りませんでした。
1970年代当時は、知らないバンドを見に行くことが好きで、レコードが出るかどうかはわからないけれど、自分の好きなサウンドを奏でてくれるバンドを見つけたいと思って、色んなところへ行きました。

初めて見たセンチメンタル・シティ・ロマンスは、自分の好みにとてもフィットする音を聴かせてくれました。
メンバーの名前も曲名も知りませんでしたが、ライヴの最後に演奏された曲がとても気に入りました。

その後、何回かライヴへ通う内に、その曲は「うん、と僕は」という曲で、作詞・作曲はギターとリード・ヴォーカルの中野督夫だということがわかりました。

「うん、と僕は」は、CBSソニーから1975年5月に発売されたファースト・アルバム『センチメンタル・シティ・ロマンス』のA面2曲目に収められました。
現在、そのファーストと1976年8月に発表のセカンド『ホリデイ』全曲に、ライヴ4曲&その後のキティ、日本コロンビア、ポリドールで発表されたアルバムから5曲をピックアップして追加収録した2枚組CDが2005年に出ました。

センチメンタル・シティ・ロマンス『ゴールデン・ベスト』
(国内2枚組CD MHCL-595 3,122円税込)

中野督夫さんは残念ながら2021年7月にこの世を去ってしまいましたが、彼が作って歌った作品は忘れられないものがたくさんあります。

中野さんに縁のあるミュージシャンが集まるライヴがあります。
2022年7月6、7日名古屋ReNY limitedにて、『中野督夫 メモリアル・ギャザリング』。

詳細はこちらを。(
2022年7月6日公演7月7日公演) 森 勉


2022年6月11日(土) The Courettes 「Daydream」

<新世代のロネッツ>! ザ・コーレッツ。
アルバム『BACK IN MONO』(
2022年2月19日今日のこの1曲紹介)は、当店で大好評ロングセラー中です。

そこに収録されなかった未発表曲と、シングルB面曲を収めた計8曲入ミニ・アルバムがこの度発売されました。

The Courettes『BACK IN MONO B-Sides & Outtakes』
(輸入10inchアナログ盤 DAMGOOD576LP)

ブラジル/デンマーク在住のコーレ夫妻が自ら手掛けている楽曲も魅力ですが、それ以上に、マイクロスター/Nicely Niceの佐藤清喜さんによるウォール・オブ・サウンドなモノ・ミックスが素晴らしいですね。
それを象徴してか、ジャケット斜め上に<MIXED BY SEIKI SATO>と大きく記されていて、思わずニンマリ♪

今日のこの1曲は、ノリノリな曲ではないけれど、エモいミディアム・テンポ・ナンバー「DAYDREAM」を。森 陽馬


2022年6月12日(日) Monophonics 「The Shape Of My Teardrops」

<新世代の白いマーヴィン・ゲイ>! ケリー・フィニガン率いるバンド、モノフォニックス。

2020年発表作『It's Only Us』(
2020年3月6日今日のこの1曲紹介)以来となるアルバムを発表しました。

Monophonics『Sage Motel』
(輸入CD CLMN-12040/輸入LP 5,500枚限定 Indie Exclusive Vinylカラー盤 ダウンロード・コード付)

Sage Motelというモーテルをコンセプトにした全10曲入。
70年代からタイムスリップしてきたようなヴィンテージ感あるソウル・サウンドを聴かせる1枚です。

今日のこの1曲は、4曲目「The Shape Of My Teardrops」を。
レトロな音色のオルガンが鳴るイントロから、メロウなコーラス&歌声が広がる展開♪
70'sスウィート・ソウル好きの方も要チェックのナンバーです。森 陽馬


2022年6月13日(月) Mandy Moore 「For Moons」

90年代から活躍するアメリカの女優/シンガー、マンディ・ムーア。2年ぶり7枚目となる新作が発売になりました。

Mandy Moore『IN REAL LIFE』
(輸入CD Verve Forecast B0035419-02)

10年以上のブランクを経て発表された前作『Silver Landings』で音楽活動を再開させたマンディ。

芯のある美しい歌声が映えるミディアム・テンポのナンバーが耳に残る今作も、彼女の夫で音楽制作の良きパートナーでもあるテイラー・ゴールドスミス(Dawes)が全面サポート、マイク・ヴァイオラがアレンジ/プロデュースを手掛けています。

2021年に男の子を出産、ジャケット内側の写真や新作曲のMVでもその愛らしい姿をみることができます。(先日第2子妊娠も発表されました!) 

テイラーの情感溢れるギター・ソロも聴きものの深みある「In Real Life」、優しい雰囲気の「Four Moons」...自分自身で言葉を紡ぐことを大切にし、1曲1曲気持ちを込めて歌っているのが伝わってきます。

アルバムにはテイラーの弟グリフィン、リー・パルディーニ(key)らDawesのメンバー、ショーン・ワトキンス、デイヴ・ファラガーなどが参加しています。

なお、テイラー・ゴールドスミス率いるDawes(ドーズ)がフジロック・フェスティバル2022<7月29日(金)>に出演予定!
来日直前の7月22日には彼らの新作『ミスアドヴェンチャーズ・オブ・ドゥームスクローラー』国内盤リリースも予定されています。東尾沙紀


2022年6月14日(火) Mavis Staples & Levon Helm 「The Weight」

今日は4枚着てても(超寒がりなんです、僕)、ひんやりと感じるくらい肌寒い1日でしたね。

ということで、心も体も暖まるような、ソウルフルで感動的な1枚を。

Mavis Staples & Levon Helm『Carry Me Home』
(輸入CD Anti 87859-2)

2011年6月3日、ステイプル・シンガーズのメイヴィス・ステイプルズと、元ザ・バンドのリヴォン・ヘルムが各々のバンドを率いて共演し、リヴォンのスタジオに観客を入れて行ったスタジオ・ライヴ音源が初商品化。

ラリー・キャンベルがプロデュースしており、ジム・ウィーダー他、リヴォン・バンドによる演奏が素晴らしい!
更に、メイヴィス・ステイプルズのバンドも演奏やコーラスに加わっていて、雰囲気が最高に良いです。

今日のこの1曲は、ラストに収録されているザ・バンドの名曲「The Weight」のカヴァー。
2012年4月に癌で亡くなったリヴォンが、声を振り絞って一節歌っているのを聴き、胸が熱くなりました。森 陽馬


2022年6月15日(水) monolog + Ai Ichikawa 「Paper Doll」

BRUTUS(ブルータス)2022年7月1日号、山下達郎特集が本日入荷しました。
(マガジンハウス 880円)

クリス松村さんが聞き手で、合計8時間にも及んだという山下達郎ロング対談を中心に、細野晴臣、大貫妙子、矢野顕子、鈴木雅之、竹内まりやへのインタビューや、15人のミュージシャンによる『SOFTLY』楽曲レビュー(寺尾紗穂さんが寄稿しているのがうれしいですね!)、更に、全仕事リストなどのデータも充実。
山下達郎ファンは要チェックの1冊です。

さて、今日のこの1曲は、山下達郎「Paper Doll」のカヴァーを。

V.A『TWILIGHT TIME』
(国内LP 完全限定アナログ盤 GARALP-0005 3,960円税込)

本作は2014年発売のコンピで、流線形、一十三十一、曽我部恵一他が、シティ・ポップ人気曲をカヴァーしています。
永井博さんによる美しいジャケット・イラストも印象的なこの1枚が、この度LPレコードで再発!
当時出たCDは現在生産中止状態ですし、うれしい初アナログ化ですね。森 陽馬


2022年6月16日(木) ジョー・リノイエ 「シンクロナイズド・ラヴ」

2008年に米国で始まった、中小レコード店とアナログ・ファンのためのイベント、RECORD STORE DAY。
2022年6月18日(土)は、レコード・ストア・デイ2022の第2弾<RSD DROPS 2022>です。

4月23日に行われた第1弾より、タイトル数は少ないのですが、面白いリリースがあるので紹介しましょう。

ジョー・リノイエ『Synchronized Love (シンクロナイズド・ラヴ)』
(2022年6月18日発売 国内7インチ・アナログ 完全限定盤 PROT-7179 2,090円税込)

昭和生まれの方ならば、きっと耳にしたことがあるハズ!
1990年代に武富士のTV CMで使われていたアノ曲です!

当時問い合わせが多く寄せられ、1995年にシングルCDで発売され話題に。
その後、大阪府立登美丘高校ダンス部OGに取り上げられたこともありました。

今回が初アナログ化で、B面にはオリジナル・カラオケも収録されています。
ジャケットのイラストも、当時のCMを想起させてくれますね。森 陽馬


2022年6月17日(金) ビーチ・ボーイズ 「踊ろよ、ベイビー」<2021ステレオ・ミックス>

ビーチ・ボーイズは今年2022年でレコード・デビュー60周年になりました。

厳密に言うとメジャーのキャピトル・レコードからのデビュー60周年で、その前にインディーズのようなX(エックス)レーベルからは1961年11月にシングル「サーフィン」が出ているので61周年になりますが・・・。

とにかく記念すべき出来事です。ブライアン・ウィルソンの弟、デニスとカールは残念ながら亡くなってしまっていますが、ブライアンもマイク・ラヴもアル・ジャーディンもブルース・ジョンストンも健在です。
2012年以来の現時点のフルメンバーでの来日や新作にも期待したいところです。

とりあえずのような感じですが、アニヴァーサリーなので決定盤ベスト・アルバムのシン・リマスター盤が出ました。

ビーチ・ボーイズ『サウンズ・オブ・サマー~ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ』<リマスター・デラックス>
(国内3枚組CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-16072 5,500円税込/国内1CD 2,750円税込)
輸入6枚組アナログ盤BOXもあり。

ディスク1は圧巻のヒット曲30曲!
60'sの曲は多くが3分以内なので、30曲も入っています。
ディスク2と3は、有名でないかもしれないけれど、なかなか面白い選曲で各25曲を収録。
名盤『ペット・サウンズ』しか知らない、という方に是非聴いてもらいたい全80曲です。

今日はディスク1から、いい刺激を与えてくれる「踊ろよ、ベイビー」(原題:Do You Wanna Dance?)を。

ボビー・フリーマンの曲をカヴァーしたものですが、なぜブライアンが名作アルバム『トゥデイ』の1曲目にこの曲を選んだか?、が今回の<2021 ステレオ・ミックス>を聴けばわかると思います。

ブライアン入魂のウォール・オブ・サウンド。素晴らしい!
リード・ヴォーカルはデニス・ウィルソン。森 勉


2022年6月18日(土) Keith Richards 「Locked Away」

コンセプトは、<レコード店へ足を運び、アナログ・レコードを聴いて音楽を楽しもう!>
本日は、中小のレコード店とアナログ・ファンのためのイベント、RECORD STORE DAY 2022の第2弾<RSD Drops 2022>でした。
たくさんのご来店、そしてお買い上げ重ねてありがとうございました。

RSD限定盤として色々なアナログ・レコードが発売されましたが、海外ではカセット・テープのタイトルもありました。
それが、ロック・ファン注目のこの1本です!

Keith Richards『Talk Is Cheap/Live At The Hollywood Palladium』
(輸入カセット2本組 RHINO 5053876216)

ローリング・ストーンズのキース・リチャーズが1988年に発表したソロ1st『Talk I Cheap』と、ライヴ盤『Live At The Hollywood Palladium』を組み合わせた、限定カラー・カセット・テープ2本組。
たしかに、キースの本作は、カセットで聴くのが合っている感じがしますね。

メイシオ・パーカーが参加した冒頭の「Big Enough」や、ロックンロールな「I Could Have Stood You Up」もかっこいいけれど、今日のこの1曲は、キースの渋い歌声がジ~ンと沁みるミディアム・ナンバー「Locked Away」。森 陽馬


2022年6月19日(日) 増尾好秋 「ビコーズ・オブ・ユー」

今日は、さわやかな音色のフュージョン・ギター作品を。

増尾好秋『グッド・モーニング』
(国内CD 解説付 KICJ-2383 1,100円税込)

増尾好秋はジャズ・ギタリストでしたが、1978年発表『セイリング・ワンダー』ではフュージョン・ギタリストとして見事に変身。エリック・ゲイル、スティーヴ・ガッド、ゴードン・エドワーズ、リチャード・ティー、デイヴ・グルーシンなどと渡り合い、素晴らしいサウンドを展開してくれました。

本作は1979年発表。キング・レコード内のエレクトリック・バード・レーベルでのニューヨーク録音、第2弾作品です。
前作も参加したベースのT.M.スティーヴンス以外は、バックが入れ替わっていますが、全体的なサウンドは前回同様、さわやかなギターがたっぷり楽しめるものです。

増尾好秋の弟である左利きのギタリスト増尾元章も参加。
兄をサポートしながらも自身が得意とするダブルベンド奏法を披露してくれています。

今日のこの1曲は、その弟・元章が作曲したバラード曲「ビコーズ・オブ・ユー」を。
なお、録音はN.Y.エレクトリック・レディ・スタジオ。
ジミ・ヘンドリックスに端を発するレコーディング・スタジオです。森 勉


2022年6月20日(月) Beach Boys 「Til I Die」

本日6月20日はブライアン・ウィルソンの誕生日。
80才を迎えました。 おめでとう!ブライアン!

現在、ブライアン・ウィルソンは、シカゴとのジョイント・ツアー中。
9月には単独公演も決定しており、精力的にライヴ活動を行っています。
この流れで、日本にもまた来てもらいたいけれど、そこは無理しないでもらいたいな。
ブライアンらしい作品リリースにも期待したいですね。

今日のこの1曲は、ブライアン・ウィルソンが20代後半の時に書いた「Til I Die」を。

ビーチ・ボーイズの1971年発表名作『Surf's Up』に収録。
ブライアン自身が選曲した編集盤『カリフォルニア・フィーリン』や、ビーチ・ボーイズのベスト『サウンズ・オブ・サマー』3CD版にも収録されています。

「僕は風に揺れる一枚の葉。もうすぐ吹き飛ばされてしまうだろう。
風はいつまで吹き続けるのか? 僕が死ぬまで...」(「Til I Die」歌詞より) 森 陽馬


2022年6月21日(火) 山下達郎 「シャイニング・フロム・ジ・インサイド」

山下達郎、11年ぶりのアルバム『ソフトリー』、発売になりました。

11年ぶりといっても、その間にライヴはよくやっていたし、ベスト盤『オーパス』も出たし、映画やテレビ・ドラマの主題歌タイアップ・シングルは5枚も出てたし、奥様のアルバムやシングルのプロデュース/アレンジもしていたし、イイ曲がいい音でかかって楽しくてためになるラジオ番組『サンデー・ソングブック』は毎週充実した内容でオンエアされていたし、結構働きづめの11年間だったようにファンとしては感じました。

山下達郎『ソフトリー』
(初回2枚組CD WPCL-13359 4,400円税込/通常CD WPCL-13361 3,300円税込/アナログ2枚組LP WPJL-10155 4,620円税込/カセットテープ WPTL-10004 3,300円税込)

アルバムを通して感じたことは、シングル曲が入っていたとしても、とても新鮮に聴こえました。

今日のこの1曲として取り上げたい曲は色々ありますが、この曲にしました。
CDだと8曲目、アナログLPだとSideCの1曲目、カセットだとA面8曲目の「シャイニング・フロム・ジ・インサイド」。

山下達郎ならではの一人多重録音のアカペラ。
至福の3分26秒。スピーカーの前に正座して聴きましょう。森 勉


2022年6月22日(水) 寺尾紗穂 「光のたましい」

当店が応援している女性シンガー、寺尾紗穂の新作アルバム『余白のメロディ』が本日発売された。

寺尾紗穂『余白のメロディ』
(国内CD 先着特典エッセイ冊子付 KHGCD-002 3,300円税込)

ミディ、P-VINEと渡り歩いてきた彼女の本作は自主製作盤。
流通はPCI(ポニーキャニオンのインディーズ)になった。

切実な想いが込められた「歌の生まれる場所」、西岡恭蔵「グローリー・ハレルヤ」のカヴァー、灰田勝彦が歌っていた「森の小径」のカヴァーなど、注目曲は多数あるが、特に聴いてもらいたいのは「光のたましい」だ。

2020年2月にライヴ会場でこの歌を初めて聴いた時、僕は金縛りが起こったように息を呑んだ。
絶望と希望が合わさったような、不思議な揺らぎと力が彼女の歌声から伝わってきた。

本作の「光のたましい」は、東京・東上野のゆくい堂が手掛けているブック・カフェ『Route Books』での録音。
年季の入った古いピアノは、独特な音色で聴く者の心を響かせる。

夜中に聴いていると、ブラックホールのような闇の中に吸い込まれてしまいそうになる1曲だ。森 陽馬


2022年6月23日(木) 灰田勝彦 「森の小径」

太平洋戦争中、沖縄では国内最大の地上戦があり、多くの死者が出た。

灰田勝彦が1940年に歌った「森の小径」[作詞:佐伯孝夫、作曲:灰田有紀彦(勝彦の兄)]は戦争中の流行歌で、特攻隊員が死ぬと決まった前夜に、故郷の家族や景色を懐かしみ、この歌を歌っていたそうだ。

「ほろほろこぼれる白い花を うけて泣いていた愛らしいあなたよ
憶えているかい森の小径 僕もかなしくて青い空仰いだ
なんにも言わずにいつか寄せた 小さな肩だった白い花夢かよ」(「森の小径」歌詞より)

寺尾紗穂が沖縄の今帰仁村(なきじんそん)にあるカフェ「波羅蜜」でライヴを行い、「森の小径」をカヴァーしたところ、<目に見えぬものたち>が集まってきたそうだ。

若くして亡くなった兵士たちは、死にたくて特攻したのではない。
どのような想いで、この歌を歌っていたのだろうか。森 陽馬


★掲載ジャケットは、灰田勝彦「森の小径」が収録された2枚組CD編集盤。
『青春歌年鑑 戦前編4 昭和15年~20年』(2枚組CD 全40曲収録 3,122円税込)


2022年6月24日(金) Jack Johnson 「Meet The Moonlight」

ジャック・ジョンソン約5年ぶり、8枚目となるオリジナル・アルバム『ミート・ザ・ムーンライト』がリリースされました。

ジャック・ジョンソン『ミート・ザ・ムーンライト』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UICU-1344 2,860円税込 初回限定DVD付もあり)

今作ではプロデューサーにブレイク・ミルズを起用。
聴く前は意外な組み合わせ?に感じていましたが、2人が奏でるギターから心地良い調和が生まれ、シンプルながら深みも感じさせる作品となっています。

ザック・ギル(ALO)などお馴染みのメンバーも数曲参加していますが、ブレイク・ミルズとのセッションから生まれたものが軸になっており、ミルズがギター他の楽器も演奏しています。

月の光に照らされる静かな海辺、キラキラと海面へと上がっていく気泡...タイトル曲''月明かりに出会う''を聴いていると、色んなイメージが掻き立てられ、優しい歌、穏やかなギターのアンサンブルが心を落ち着かせてくれます。

初回盤は、ミュージック・ビデオや約20分のインタビュー(日本語字幕付)などを収録したDVDが付いています。東尾沙紀


2022年6月25日(土) Tex Crick 「Nothing Will Change My Mind」

細野晴臣によるラジオ番組『Daisy Holiday!』(先週6月19日放送回)で紹介された1枚。

Tex Crick『Live in... New York City』
(国内CD ボーナス・トラック1曲追加収録 CAIP-4503 2,420円税込)

Tex Crick(テックス・クリック)はオーストラリア出身で、現在はニューヨークに在住している新世代シンガー・ソングライター/キーボード奏者。

本作は、2018年頃に彼がほぼ全ての楽器を多重録音したソロ・アルバムで、タイトルに『Live in....』とありますがライヴ盤ではなく、ホーム・レコーディングで制作された作品です。
細野さんとも縁深いマック・デマルコがミックスを担当しており、親和感ある雰囲気の音作りになっています。

今日のこの1曲は2曲目「Nothing Will Change My Mind」。
ピーター・ゴールウェイを彷彿とさせる歌と、温もり溢れるピアノの音色が心地良いですね。森 陽馬


2022年6月26日(日) Ron Trent 「Flos Potentia」(Sugar, Cotton, Tabacco) feat Khruangbin

クルアンビンのリミックス・アルバム『モルデカイ・リミクシーズ』(2021年8月9日今日のこの1曲で紹介)に参加していたロン・トレントが、素晴らしい新作アルバムを発表しました。

Ron Trent『Ron Trent Presents What Do The Stars Say To You』
(輸入LP 2,000枚限定ナンバリング入り ホワイト・カラー盤 ALNLP68X)
(国内仕様CDは7月1日発売予定)

ロン・トレントはシカゴを拠点とするDJ/トラックメイカー。
本作ではドラム、パーカッション、キーボード、ギター、シンセなどを自身で演奏し、更には、アジムス、クルアンビン、ジジ・マシン、ジャン=リュック・ポンティも参加。
生楽器とエレクトロニカを融合した最高にクールなサウンドを聴かせる1枚に仕上がっています。

今日のこの1曲は、クルアンビンが参加している「Flos Potentia」(Sugar, Cotton, Tabacco)を。
妖しい魅力で異世界へトリップさせてくれるインスト・キラーチューン♪

ちなみに、ジャケットのイラストは永井博さんっぽいのですが、違う方が手掛けていました。
でも、ラグジュアリーなデザインが作品の雰囲気に合っていて、アナログ盤で持っていたくなりますね。森 陽馬


2022年6月27日(月) L.T.D. 「ラヴ・バラード」

『Throwback Soul ~ ソウル/ファンク定番・裏名盤・入手困難盤 70年代~打ち込み前夜編』
という長いタイトルのソウルの生産限定盤CDが、6月22日に発売されました。

全48タイトル、1枚1,320円税込という、この値上げ・値上げの時代に優しい価格になっています。

今日はその中から、以前から紹介したかった1枚。

L.T.D.『ラヴ・トゥ・ザ・ワールド』
(国内CD 解説付 UICY-79938 1,320円税込)

国内初CD化だそうです。
ジョージ・ベンソンのライヴCDの中に入っている「ラヴ・バラード」という曲を、
2020年12月27日の今日のこの1曲で紹介しました。
その時に、この曲のオリジナルはL.T.D.がオリジナルとだけは書いたのですが、くわしいことは別の機会にまた・・・、となっていたので、CDが出て、めでたくここで紹介できるようになった次第です。

11人編成の大所帯バンドL.T.D.が、1976年に放った初めてのヒット曲「ラヴ・バラード」。
タイトル通り、バラード・ナンバーです。
ジョージ・ベンソン・ヴァージョンはノリノリ・アレンジでしたが、オリジナルはしっとりバラードで、なかなかの名曲だと思います。

曲を作ったのは、スキップ・スカボロウ。
この後、ビル・ウィザースの「ラヴリー・デイ」や、アニタ・ベイカーの「ギヴィング・ユー・ザ・ベスト・ザット・アイ・ゴット」にも共作者としてクレジットされている人です。森 勉


2022年6月28日(火) The Lickerish Quartet 「Fortunately」

90年代前半に活躍したアメリカのポップ・バンド、ジェリーフィッシュのメンバーが再集結♪
ロジャー・ジョセフ・マニングJr、エリック・ドーヴァー、ティム・スミスの3人によるユニット、ザ・リカリッシュ・カルテット。

最高に楽しい!とびきりポップな楽曲満載のアルバムが日本独自リリースされました。

ザ・リカリッシュ・カルテット『ファブルズ・フロム・フィアレス・ハイツ』
(国内CD 日本独自企画 解説・歌詞・対訳付 SICX-30124 2,750円税込)

本作は、彼らが2020年5月から2022年5月の間に発表した3枚の4曲入りEP(『Threesome Vol.1~3』)をまとめたもので、さらにボーナス・トラック2曲を追加した全14曲入りの日本企画盤です。
(ボーナス・トラック2曲は、エルヴィス・コステロ&ポール・マッカートニー共作曲「So Like Candy」と、リンジー・ディ・ポール「Sugar Me」のカヴァー!)

主に3人による共作で、ジェリーフィッシュの頃のような爽快なロック・ナンバーから、それぞれの音楽的趣味が垣間みえる遊び心溢れるナンバーまで、どれも本当に良い曲ばかり!
持ち味を活かした3人のヴォーカルも良いし、気持ちの良いコーラスも沢山聴かせてくれます。

本日は、「愛ゆえに」(The Things We Do For Love)を連想せずにはいられない10ccオマージュな「Fortunately」を今日の1曲に。

特に、エリックによるギター・ソロにはニヤッとしてしまいます。
ティム・スミスがメインで歌っている曲です。

CDと同時に、限定アナログLPも発売になりました!
(国内LP 完全限定盤 解説・歌詞・対訳付 SIJP-1056 4,400円税込)
爽やかなスカイ・ブルー・カラー盤です。東尾沙紀


2022年6月29日(水) Luby Sparks 「One Last Girl」

東京発新世代5人組ロック・バンド、Luby Sparks(ルビー・スパークス)。
青春の1ページを切り取ったような、疾走感溢れる2ndアルバムが発売されました。

Luby Sparks『Search + Destroy』
(国内CD DDCB-12117 3,000円税込)

女性シンガーErika Murphyが加入してから初となるフル・アルバムは、ロンドンを拠点に活動しているAndy Savoursをプロデューサーとして新たに迎え制作。
オルタナティヴなポップ・センスはそのままに、あらゆる面でスケールアップした1枚に仕上がっています。

今日のこの1曲は、心がときめいたあの夏の、高鳴る鼓動が甦ってくるような⑨「One Last Girl」。森 陽馬


2022年6月30日(木) 山下達郎 「YOU」

山下達郎、11年ぶりのニュー・アルバム『ソフトリー』発売から1週間が過ぎましたが、好評な売上を記録しています。

山下達郎『SOFTLY』
(初回限定2枚組CD WPCL-13359 4,400円税込/通常CD WPCL-13361 3,300円税込)

超常連の方はもちろん、ひさしぶりに御来店の方、初めて山下達郎を買うお若い方、遠くから当店をめざしてくださった方、etc...、みなさん、ありがとうございました。

『ソフトリー』には15曲入っていますが、新曲と既発シングル曲が絶妙に配置されていると思います。

今日は、現在一番のお気に入りの曲「YOU」を。

この曲は、『ソフトリー』の中では一番最後に知ったというか、聴いた曲でした。
僕と同じようにこの曲がお好きな方は、1999年発表『アルチザン』に収録されている「スプレンダー」も是非! 森 勉




これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■



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