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  今日のこの1曲 “Archives”

<2026月6月>

当店ペット・サウンズ・レコード店にて
その日に店内でかけていた曲の中から、
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”コーナー

2026年6月に更新した“今日のこの1曲”コーナー


廃盤・生産中止、規格番号の変更など、
情報が古くなっている商品もございますが、ご了承くださいませ。
<最新の“今日のこの1曲”はこちらのページをご覧ください>


2026年6月1日(月) HALFBY 「Between Them」 feat MIYA (Alborg)

1990年代の音楽、ファッション、カルチャーが再注目されているのを感じています。

オアシス2025年来日が大盛り上がりだったり、ニルヴァーナ、ビョークのTシャツを着ている人が多かったり。
90's渋谷系の音楽を好きな10~20代の若い方も結構いらっしゃるんですよね。

でも、ハンズが2026年11月に閉店、渋谷西武が9月末閉店と、90's渋谷を象徴する建物がなくなるのは寂しいな。
昔よく行ったレコード店もほとんど無くなったし、時代の流れでしょうか。

さて、90年代のノスタルジーを覚えつつ、現代の音とセンスで構築されたHALFBYの新譜が出ました。

・HALFBY『The Sound Of Memory Lane』
(国内CD SECOND ROYAL RECORDS SRCD-075 2,970円)

HALFBY(ハーフビー)は京都在住のDJ/トラックメイカー高橋孝博によるソロ・ユニット。
本作は、ジャケットに90's・00'sとデザインされているように、当時のサウンドやエッセンスがミックスされた快作です。

今日のこの1曲は、カクバリズム発バンドAlborgの女性シンガーMIYAをfeatした「Between Them」。
「渋谷系」+「90'sに流行したスウェーディッシュ・ポップ」+「フリー・ソウル」的な要素も加味したNiceグルーヴ♪
曲中でサンプリング的に鳴っているギターリフ、どこかで聴いたことがあるような...。森陽馬


2026年6月2日(火) Samuel Purdey 「I Just Can't Get You 'Outta My Mind」

1990年代に録音・発売されたものの、一般的には知られていない隠れた名盤が数多くあります。

サミュエル・パーディーが1999年に発表した唯一のアルバム『Musically Adrift』もそんな1枚。
クワトロ・レーベルから当時出て日本でもヒット。2009年にリマスターで再発。その後もアナログ・レコードが出たりして、一部のAORファンには人気が高い作品です。
この度、ボーナス・トラックを新たに追加、ジャケットも新装して再CD化されました。

・サミュエル・パーディー『Musically Adrift』 コンプリート・エディション
(国内CD メンバーのギャヴィン・ドッズによる解説付 PCD-25538 2,750円)

Samuel Purdey(サミュエル・パーディー)は、ジャミロクワイの初期ツアーメンバーであった英国出身のギャヴィン・ドッズとバーニー・ハーレイによる2人ユニット。
1999年発表の本作は、ドナルド・フェイゲンとマイケル・マクドナルドを合わせたような歌声と、スティーリー・ダン+ジャミロクワイ的サウンドが、ポップな魅力に溢れたアルバムです。

今日のこの1曲は、ボーナス・トラックとして追加収録された「I Just Can't Get You Out Of My Mind」(Demo)。
フォー・トップス1973年発表楽曲(Dennis Lambert & Brian Potter作)のカヴァーで、オリジナルに忠実な演奏・アレンジ。デモ音源ながらヴォーカルも音質も良くて、AORだけではない彼らのルーツが垣間見えるトラックです。

なお、メンバーのバーニー・ハーレイは2025年5月に病気で亡くなりました。享年54歳。
唯一残された本作が、1990年代の傑作として次世代へ聴き継がれるといいですね。森陽馬


2026年6月3日(水) Neighbors Complain 「Make The Groove」

ブラック・ミュージックをルーツに、ストリート・ライヴで培った卓越した歌と演奏力で人気は全国区に♪
明日4日からツアーがスタートする、大阪の男性4人組R&B/ソウル・バンド、Neighbors Complain(ネイバーズ・コンプレイン)。

佐藤竹善とのジョイント、洋邦名曲カヴァー・シリーズ『Made in Street (Live Covers)』などでも名を知られる彼らの2026年新作がリリースされました。

Neighbors Complain『Street Story.』
(国内CD 歌詞付 VSCD3251 3,000円)

90年代R&B愛を詰め込んだスウィートな「Sugar Donuts」、<New Jack Swing>をテーマにした「You Could Be Mine」、AOR風味の英語詞バラード「One More Dance?」、大阪で活動する関真哉のジャジーなサックスをフィーチャーした
バンド初のインストゥルメンタル「Black Coffee」など、新しいのにどこか懐かしく洗練されたアレンジがクール♪
結成から12年。葛藤.しながらも音を鳴らし続けてきたバンドのこれまでを振り返りつつ、前進していこうという詞が印象的です。

「迷ったり悩んだりを繰り返し 先の見えない道を今日も行く それでいいや、それがいい......」
アルバム最後を締め括るソウルフルなバラード「Make The Groove」を今日の1曲に。東尾沙紀


2026年6月4日(木) Joey Quinones 「there must be something」

台風6号が過ぎて、街は平常モード、というか、まったりとした空気が流れています。
(当店向かいにあるミスタードーナツは、もっちゅりん効果で朝から長蛇の列ですが。)

爽やかな風が吹く昼下がりに、店でかけていたのがこの1枚。

・Joey Quinones『Inna Soul Steady Situation』
(輸入CD Colemine Records CLMN-12047/輸入LP CLMN12047LP-C1)

レトロな雰囲気の演奏と50~60's的なコーラス・ワークが魅力的な現代チカーノ・ソウル・グループ、Thee Sinseers(
2024年3月22日今日のこの1曲で紹介)のフロントマンであるJoey Quinones、初ソロ・アルバムです。

<A TINCTURE OF ROCKSTEADY REGGAE AND SWEET SOUL>
上記は、本作LPジャケットに貼付されているシールの文面。
まさに、ロックステディ・レゲエとスウィート・ソウルの風味が合わさった作品でした。

今日のこの1曲は、ゆったりと漂うようなサザン・ソウル的ナンバー「there must be something」。
日常のテンポが忙しなく感じる方、もしくは、急かされてリズムが崩れている方。
この曲を聴いて、自分のペースを取り戻してください。森陽馬


2026年6月5日(金) Jalen Ngonda 「Burning Temptation」

1994年生まれのJalen Ngondaは、11歳の時にThe Temptationsを聴いて音楽に目覚めたそうです。

アメリカ/ワシントンD.C.出身で、現在はUK/ロンドンを拠点に活動しているJalen Ngonda。
様々な経緯の後DAPTONE Recodingsと契約し、2023年に放った1st『Come Around and Love Me』は鮮烈でした。
<マーヴィン・ゲイ+ノーザン・ソウル>な傑作だったその1stアルバム(
2023年9月28日今日のこの1曲で紹介)は、世界的にも評判となり、ロングセラー作となっています。

そのリリースから約3年を経て、彼の2ndアルバム『Doctrine Of Love』が本日発売されました。

・Jalen Ngonda『Doctrine Of Love』
(国内仕様CD 日本語解説付 REDN0060 3,190円)

1stと同じくMichael Buckley & Vincent Chiaritoがプロデュースを担当。
70'sソウルな仕上がりだった前作から時代が遡り、本作は<1968年頃のソウル>がコンセプトになっています。

今日のこの1曲は、4曲目「Burning Temptation」。
まさに、ファンク・ブラザーズが演奏していた60'sのテンプテーションズを彷彿とさせるヴィンテージ感溢れるナンバー。
オリジナル曲ながら、60'sモータウン的な歌とサウンドは、聴く者を懐かしい想いへ誘います。森陽馬


2026年6月6日(土) Paul & Barry Ryan 「I Love How You Love Me」

1960年代中期、イギリスにはピーター&ゴードン、チャド&ジェレミーと魅力的なデュオが活躍していましたが、もう一組、忘れてはいけないのが、ポール&バリー・ライアンです。

ポールとバリーは、1948年生まれの双子で1965年から3年間ほど二人で活動。
その後、兄のポールは作曲&プロデュースと裏方に回り、弟のバリーはソロ歌手となり、1968年にイギリスで大ヒットとなった「エロイーズ」を発表しています。

そのヒット曲が入ったバリー・ライアンのCDも店頭にありますが、今日はデュオ時代のCDを紹介したいと思います。

・Paul & Barry Ryan『Have Pity On The Boys! ~ The Pop Hits And More 1965~1968』
(輸入CD Teensville TV1028)

全31曲収録。ミドル60'sのブリティッシュらしい、ポップで躍動感のある曲が並んでいます。

今日の1曲は、アメリカのガール・グループ、パリス・シスターズのヒット曲「I Love How You Love Me」を彼らがカヴァーした曲を。
バグパイプの音が入った大胆なアレンジが魅力です。森勉


2026年6月7日(日) Neil Young & The Chrome Hearts 「Daddy Went Walkin'」(Live)

ニール・ヤングの新しいライヴ盤が発売されました。
RECORD STORE DAY 2026(
2026年4月18日)に限定カラーLPで出た2025年ライヴ音源のCDと黒盤LPです。

・Neil Young & The Chrome Hearts『As Time Explodes』
(輸入CD Reprise 93624820871/輸入2LP 93624823377/国内盤は発売予定なし)

ニール・ヤングは2024年秋に、マイカ・ネルソン(ウィリー・ネルソンの息子)、プロミス・オブ・ザ・リアルのコーリー・マコーミック(B)&アンソニー・ロファーフォ(Dr)、スプーナー・オールダム(key)を集め、The Chrome Heartsというバンドを結成しました。
2025年6月にそのバンド名義でアルバム『Talkin' To The Trees』を発表し、Love Earth World Tourを敢行。そのツアーの音源を収めたのがこのライヴ盤になります。

トランプ政権批判の新曲「Big Crime」は初CD化。他にも「Ohio」や「Be The Rain」といったニールの反骨精神が生んだ楽曲に加え、「Like A Hurricane」、「Cortez The Killer」等の名曲も演っていて、つい繰り返し聴いてしまいますね。

今日のこの1曲は、本作の冒頭を飾る「Daddy Went Walkin'」を。
2000年発表の名作『Silver & Gold』に収録されている地味な歌ですが、ライヴで披露するのは珍しいですね。
父の日は2週間後(6月21日)ですが、一足先に<父>ソングを選んでみました。

なお、RSD2026限定LPに付いていた歌詞カード・ポスターは、黒盤LPにはなく、ダブル・ジャケットの内側に歌詞が記載されていました。輸入CDには歌詞ブックレットが付属の仕様となっています。森陽馬


2026年6月8日(月) Willie Nelson 「I Can't Read Your Mind」

『Dream Chaser』・・・夢追い人。
93歳を迎えたウィリー・ネルソンによる新作アルバムのタイトルです。

・Willie Nelson『Dream Chaser』
(輸入CD Legacy 199584314921)

通算79作目のオリジナル・アルバムは、そのタイトル曲「Dream Chaser」で幕を開けます。
近年の彼を支え続けているバディ・キャノンによるプロデュース作。
ウィリーの滋味深い歌声を引き立たせるような、哀愁伝わるサウンドが沁みますね。

今日のこの1曲は、4曲目「I Can't Read Your Mind」。
なんと、ボブ・ディランと共作している楽曲なのです。

意識して聴くと、歌詞の節回しがディランっぽい?

ウィリー・ネルソン93歳、ボブ・ディラン85歳。夢を追い続けています。森陽馬


2026年6月9日(火) Brian Wilson 「Your Imagination」

RECORD STORどのAY 2026アイテムながら、オーダー数よりかなりショートして入荷し、2026年4月18日当日には少量しか店頭出しできなかったブライアン・ウィルソン『Imagination』アナログLPが再入荷しました。

・Brian Wilson『Imagination』
(輸入LP Giant/RHINO R1 728451)

ブライアン・ウィルソンが1998年に発表したソロ・アルバムで、今回が初アナログLP化。
共同プロデュース&アレンジを手掛けたジョー・トーマスのサウンドがAOR的過ぎる、という声もありましたが、僕は大好きで、心癒された思い出深い1枚です。

ブライアン自身、暗黒の時代・カール・ウィルソンの死を乗り越え完成させた作品でした。

ファンとしては、書籍『ブライアン・ウィルソン自叙伝』(1993)で書かれていた<ビーチ・ボーイズの光と影>を経て、よこぞここまで復活し、これだけの素晴らしいアルバムを作ってくれた、という感謝が当時ありましたね。
その気持ちは今も変わらず、1曲目「Your Imagination」を改めて聴いて感動が呼び覚まされました。

なお、LPジャケットに<RECORD STORE DAY EXCLUSIVE>のシールが貼付。
盤は黒。インナーに歌詞カード&クレジットのシートが入っている仕様です。森陽馬


2026年6月10日(水) スーパー登山部 「Breathe」

<音楽>と<山>を軸にした独自の試みと、爽やかな歌/楽曲でいま人気急上昇中のバンド、スーパー登山部。

標高3,000mまで楽器を運びライヴを開催するなど、実際に登山活動を行っているという名古屋発男女5人組!
2023年の結成以降、配信でシングルを発表してきた彼らの1stアルバム『スーパー登山部』がリリースされました。

スーパー登山部『スーパー登山部』
(国内CD 歌詞付 SCC-003 3,850円 / インストCD付完全生産限定盤もあり)

大橋トリオ2026年3月発表『A BAND』に参加したことでも注目を集めた紅一点ヴォーカリストHinaの清涼感ある歌声、ポップ、ジャズ、レゲエなど様々なジャンルがさらりと溶け込んだサウンド、彼らが見てきた情景と日常の機微をかけあわせた詞の世界観。
どの楽曲からも季節ごとの風や匂いが感じられて、アルバム全体の柔らかな空気感がとても良いですね。

新緑薫るような瑞々しい新曲「Breathe」をはじめ、これまで配信でリリースしてきた楽曲のアルバムver.や、人気曲「燕」、TENDREをフィーチャーした浮遊感ある「樹海」など全14曲入りです。東尾沙紀

2026年6月11日(木) ビーチ・ボーイズ 「ゴッド・オンリー・ノウズ」(モノラル/ステレオ/インスト/ライヴ)

ブライアン・ウィルソンがこの世を去ってから、早くも1年が経ちました。

喪失感はありますが、ブライアンが残してくれた作品は、自分が生きていく糧になり続けてくれています。

十代前半に自分の意志で音楽を聴き始め、色々なミュージシャンからたくさんの栄養を頂き、育ててもらいました。
なかでも、一番たくさんの栄養をもらったのは、ビーチ・ボーイズだったのだ、と思います。

認識するようになったのは、二十代後半になってから・・・。
特に自分でレコード店を始めてみようという思いが強くなり、だったら店名をどうする?
―そんな、こんなを考えるようになってからでした。

ということで、今日の1曲は、このアルバムからの1曲にしました。

・ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ 50周年記念デラックス・エディション』
(国内2枚組CD 解説・歌詞・対訳付 UICY-15519 3,960円)

初めて『ペット・サウンズ』を聴きたい方にも、深くじっくり『ペット・サウンズ』を味わいたい方にも、オススメ」したいものです。
モノラル、ステレオ、カラオケ、ライヴと4方面から全曲楽しめます。

今年出た60周年盤はベイシックな音が収録されていないマニアックな作りだったので、原点に帰る意味ではこの50周年盤を再評価してみたいと思います。森勉


2026年6月12日(金) 渡辺満里奈 「あなただけI LOVE YOU」

2026年6月10日(水)にSGCホール有明で行われた『MUSIC AWARDS JAPAN WEEK SPECIAL LIVE - A Tribute to EIICHI OHTAKI』へ行ってきました。

井上鑑を中心としたNIAGARA'S CLUB BAND(ドラムは上原ユカリ!)をバックに、豪華ミュージシャンが大滝詠一作の楽曲を披露する素晴らしいコンサートでした。

吉田美奈子、鈴木茂、伊藤銀次、杉真理、稲垣潤一、野宮真貴、トータス松本、渡辺満里奈、ハンバートハンバート、そして大滝詠一本人の歌声で、大滝詠一作品が歌い継がれた約180分。とても"幸せな"時間を過ごすことができました。

一番盛り上がったのは、小林旭(87歳!)がシークレット・ゲストとして出演! 「熱き心に」を歌った時の拍手と歓声は凄かったですね。

コンサートの最後に吉田美奈子が歌った「夢で逢えたら」も印象的でした。
多くの人が歌っている「夢で逢えたら」ですが、一番最初に歌った吉田美奈子による深みのある歌は、誰にも真似できない、唯一無二の「夢で逢えたら」だ、と改めて強く実感しました。

個人的には、渡辺満里奈が須藤薫の名曲「あなただけI LOVE YOU」を歌ってくれたことに感動しました。
須藤薫も大滝詠一が亡くなった2013年と同年3月に逝去しています。
大滝詠一だけでなく、布谷文夫、須藤薫、この世を去ったナイアガラーの方々も本公演を天国から見守り、喜んでいたことでしょう。森陽馬


★掲載ジャケットは、2025年7月に行われたライヴのBlu-ray映像作品『Eiichi Ohtaki's NIAGARA 50th Odyssey Live & 鈴木茂☆大滝詠一を唄う!! Vol.9』。(2026年6月10日発売 国内2枚組Blu-ray SRXL-650 9,000円)


2026年6月13日(土) ブギ連 「やっとられん」(ライヴ)

「ブギ連、自慢してくれえ~~!」
(甲本ヒロトのMCより)

内田勘太郎(憂歌団)と甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)が組んだブルース・デュオ、ブギ連。
2024年作『懲役二秒』発表後に行ったツアーから厳選したライヴ・アルバムが出ました。

ブギ連『ブギる心』
(国内CD 先着特典ステッカー付 BVCL-1520 3,500円/国内LP 完全限定盤 BVJL-141 5,500円)

甲本ヒロトの歌&ハーモニカと、内田勘太郎のギター。そして観客の熱狂!
音の塊がぶつかってくるようなMONO録音で、臨場感も凄いライヴ盤です。

今日のこの1曲は、内田勘太郎作詞による「やっとられん」!
曲後の拍手中に、ヒロトが放つMC「ウーチーダー、カンターロー!!」のイントネーションも最高ですね。

ちなみに、ジャケット・デザインはいつもの菅谷晉一さんではなく、甲本ヒロト自身が担当。
ヒロトは音源のミックスも行っています。森陽馬


2026年6月14日(日) 高田渡 「フィッシング・オン・サンデー」

高田渡が1976年に発表したオリジナル・アルバム『FISHIN' ON SUNDAY』がアナログLPで再発になりました。

・高田渡『FISHIN' ON SUNDAY』
(国内LP 最新リマスタリング 小川真一氏による解説付 TBV0108 5,500円)

なんと、このアルバムはL.A.録音!
プロデュースは細野晴臣、中川イサト、高田渡の連名。
海外録音といっても、高田渡は高田渡。その彼しか出せない味わいはそのままです。

今日の1曲は、アルバム・ラストに入っている「フィッシング・オン・サンデー」を。

このアルバムの中で、バックの音が一番賑やかな曲で、ベースに細野晴臣、ギターに中川イサト、マンドセロ(サイズの大きいマンドリン)にフレッド・タケット、スチールドラムにロバート・グリニッジ、そしてピアノ&アコーディオンにヴァン・ダイク・パークスが参加して、高田渡の飄々とした歌に色を添えています。
ジャケットの絵は河村要助氏によるもので、額に入れて壁に飾りたい力作です。

余談ですが、高田渡が撮影した写真をまとめた『高田渡の視線の先に』という本があります。

(『高田渡の視線の先に 写真擬 1972-1979』 リットーミュージック 高田渡(写真)・高田漣(文) 4,950円)

そこには、このアルバムを録音したL.A.での写真が色々収められています。
ジェシ・エド・デイヴィス『ウルル』のジャケットで有名な壁の前でのショットもあります。
なお、この写真集には、わが街、武蔵小山の1970年代の懐かしい写真も数点掲載。
渡さん、安い酒場が多かった武蔵小山に来ていたんですね。森勉


2026年6月15日(月) WIM 「Snacks & Wine」

タイのインディーズ・シーンを牽引する''Mr.Feelgood''♪

ネオ・シティポップとも評される洗練されたサウンド、グッドすぎるメロディ・センスで、現地だけではなく世界的注目を集める男性ミュージシャン、WIM(ウィム)。
配信で発表されていた2025年発表作『HONEYMOOD』が、日本のみで世界初CD化されました。

WIM『HONEYMOOD』
(国内CD 歌詞・対訳付 WIMCD-1001 3,300円)

バンコク出身のWIMことKasidej Hongladaromp(通称:Karn)は、2024年に解散した大人気デュオHYBSのメンバーとして活躍していた人物。今作『HONEYMOOD』は、ソロ転向後2作目となります。

ソウル、R&B、80年代ポップや日本のシティ・ポップ(今作に「Tokyo」という曲が収録!)などの要素が自然に溶け込んだサウンド、滑らかなファルセット&さわやかな歌声が最高に気持ち良い♪

本日は、夜のムード漂う、とろけるような「Snacks & Wine」を今日の1曲に。

ジェイソン・ムラーズ、ベニー・シングスがお好きな方にもチェックしていただきたい一枚です。東尾沙紀


2026年6月16日(火) エンニオ・モリコーネ 「ニュー・シネマ・パラダイス」

シネスイッチ銀座が2026年10月で閉館するというニュースが入ってきました。

『銀座文化劇場』として1955年に開館し、1987年からシネスイッチ銀座と改名。
東京・銀座で約71年に渡って営業を続けてきた老舗映画館です。

『かもめ食堂』、『アーティスト』、『さざなみ』は、シネスイッチ銀座で観ました。
90年代は、『ライフ・イズ・ビューティフル』、『クライング・ゲーム』、『プリシラ』が印象深いです。
2024年の個人的ベスト映画『本日公休』もシネスイッチ銀座でしたね。

何時行っても変わらない、良質な作品を上映している古き良き映画館でした。
閉館前にまた立ち寄りたいと思っています。

今日のこの1曲は、映画館の年老いた映写技師と少年の友情・青春、そして映画愛が描かれた名作『ニュー・シネマ・パラダイス』(完全版)のサウンドトラックから。
エンニオ・モリコーネによる美しくも切ない旋律が、心に深く響いてきます。森陽馬

★エンニオ・モリコーネ『ニュー・シネマ・パラダイス』(完全版)
(国内CD VICP-63190 2,640円)


2026年6月17日(水) Shabason & Krgovich 「Little Wind」

雲の間から太陽が顔を出し、陽が差し込む。
わずかに風が吹いて、爽やかな気持ちで歩道を歩く。

当たり前のように過ぎていく日常の何気ない瞬間。
でも、たしかに僕は生きている。
そしてそれを実感できる。

そんなことを気付かせてくれる1枚。

Shabason & Krgovich『Four Days in June』
(国内CD 歌詞・対訳付 epcd-140 2,640円)

トロント在住のジョセフ・シャバソンと、ヴァンクーバー在住のニコラス・ケルゴヴィッチによるカナダ発ユニット、シャバソン&ケルゴヴィッチの2026年発表アルバム。

静かで穏やかなサウンドと歌は、外の音にかき消されてしまうほどの静謐さ。
まるで、道端の落ち葉のように見過ごしてしまいそうな音楽。
でも、だからこそ、日々の大切さを教えてくれるのかもしれません。

今日のこの1曲は、6月の風を運んでくれるような10曲目「Little Wind」を。森陽馬


2026年6月18日(木) 座布団忍者 「川を下って」

<座布団忍者>、これがバンド名です!

座布団忍者『Still, You Dance』
(国内CD NFD-028 3,000円税込)

都内の大学に在学中の4人組バンド、座布団忍者。
家主、台風クラブ、ゴリラ祭ーズを輩出したNEW FOLKから、1stアルバム『Still, You Dance』を発表しました。

メンバーは秋田温奏(Vo、G)、野崎千鶴(Vo、B)、河上憲将(Vo、G)、金子凌大(Dr)。
この4人中3人(秋田、野崎、河上)各々が作詞・作曲している楽曲はポップかつ個性的♪
カラフルで若々しいパワーに溢れています。

今日のこの1曲は、河上憲将が書いた「川を下って」を。

never young beach、YOGEE NEW WAVESなどお好きな方も要チェックのニューカマーです。森陽馬


2026年6月19日(金) 細野晴臣 「ハリケーン・ドロシー」(中華街ライヴ)

細野晴臣が1976年5月8日に中華街で行ったライヴ音源のアナログ盤が6月24日発売になります。

・細野晴臣『HARRY HOSONO & TIN PAN ALLEY IN CHINA TOWN』
(2026年6月24日発売 国内LP 完全限定盤 HHMK-004 4,400円税込)

今回のアナログ盤は、新たに発見されたステレオマスターを基にGOH HOTODA氏が新たなミックス/マスタリングを行った音源になっています。

CDに関しては、2007年に出た『細野晴臣クラウン・イヤーズ 1974-1977』BOXセットに、細野晴臣氏監修のリマスタリングでこの中華街ライヴ音源がディスク3に収録されていました。

・細野晴臣『クラウン・イヤーズ 1974-1977』
(国内3枚組CD+DVD CRCP-20386 7,150円税込)

クラウン・レーベルに細野晴臣が残した2枚の名作アルバム『トロピカル・ダンディー』、『泰安洋行』に加え、ティン・パン・アレー名義で出した2枚のアルバムからの曲やシングル盤のみの音源もボーナス曲として追加。更に、中華街ライヴCDやその映像の一部も入ったDVDが付いたクラウン時代の細野晴臣の集大成BOXです。

今日の1曲は、曲が始まる前にメンバー紹介も入っている「ハリケーン・ドロシー」を。森勉


2026年6月20日(土) Neil Young 「Like A Hurricane」(『Unplugged』より)

ニール・ヤングの2025年ライヴ盤『As Time Explodes』(2026年6月7日今日のこの1曲で紹介)と一緒に、『Unplugged』(1993)の2LP、『Sleeps With Angels』(1994)の2LP、『Mirror Ball』(1995)の2LPとCDが発売されました。

2025年10月発売のBOX『NEIL YOUNG OFFICIAL RELEASE SERIES DISCS 26, 27, 28 & 29』に入っていたアルバムの単体リリースになります。

CDが全盛だった1990年代の作品ということもあり、各々のオリジナルLPは数が少なく、あまり見ない盤でした。
最新リマスタリングも施されているのでうれしい再発ですね。

今日はこの中から、『Unplugged』(1993)を取り上げましょう。

・Neil Young『Unplugged』
(輸入2枚組LP Warner/Reprise 9362.484665)

アメリカのMTVで放送された音楽プログラム『MTVアンプラグド』は、アコースティック・アレンジを基調にしたライヴを放映する番組。エリック・クラプトン、マライア・キャリーで知名度を上げ、多くのミュージシャンのアンプラグド・ライヴ音源がリリースされました。

ニール・ヤングの『アンプラグド』は1993年3月に放映され、同年6月に作品が発売。
「ニール・ヤングは"アンプラグド"でしょっちゅうやってるじゃん」なんて、当時言われたりしましたが、バッファロー・スプリングフィールド時代の「Mr.Soul」や、テクノ・ポップな問題作『トランス』(1983)から「Transformer Man」など、珍しい選曲&アレンジがなかなかに良かったですね。

特に話題となったのが、「Like A Hurricane」のパイプオルガン弾き語りヴァージョン!
エレキ・ギターでガツンと演るロックな曲を、憂いのある叙情的なスロー・ヴァージョンで披露。
パイプオルガンの音色と、ニールの揺れ揺れな歌声&ハーモニカがマッチして、唯一無二な浮遊感ある「Like A Hurricane」でした。森陽馬


2026年6月21日(日) The Monkees 「Me & Magdalena」(ver.2)

モンキーズ、2026年でデビュー60周年♪

海外で2026年1月にリリースされたシングルA・B面集『ザ・エーズ、ザ・ビーズ・アンド・ザ・モンキーズ』(2CD)の日本盤が6月24日に発売されます。

そして、デビュー50周年イヤーの2016年に発表したアルバム『GOOD TIMES!』の10周年記念2CDデラックス・エディションが発売になりました。

The Monkees『GOOD TIMES! -Deluxe Edition-』
(輸入2CD RHINO 603497804320)

『GOOD TIMES!』は、ミッキー・ドレンツ、ピーター・トーク、マイク・ネスミスが再集結、アダム・シュレンジャー(ファウンテンズ・オブ・ウェイン)がプロデュースを手掛けたアルバム。
アンディ・パートリッジ(XTC)、リヴァース・クオモ(Weezer)、ノエル・ギャラガー&ポール・ウェラーらによる楽曲提供も当時話題となりました。

本デラックス盤のボーナス・ディスクには、『Good Times!』全曲分のインストゥルメンタル、オルタネイト・テイクなど全17トラックが追加されています。

ベンジャミン・ギバート(Death Cab For Cutie)作「Me&Magdalena」の本編とは異なるポップなバンド・アレンジ(12弦ギターがアクセント)が施された<バージョン2>や、ピーター・トークの弟Nick Thorkelson作「A Better World」、Zach Rogue(Rogue Wave)作「Terrifying」、アンディ・パートリッジ作「Love's What I Want」(日本盤ボーナス・トラックとして聴くことができました)など、アルバム本編には未収録だった良い曲が纏まって聴けるのが嬉しいですね。

現在ミッキー・ドレンツは、11月まで続くモンキーズ60周年をお祝いするスペシャルなツアーを開催中です。東尾沙紀


2026年6月22日(月) 寺尾紗穂 feat.君島大空 「青空」

2026年6月21日(日)東京・有楽町よみうりホールで行われた寺尾紗穂サマーコンサートを観ました。

彼女の単独公演としては最大規模(約1,100人収容)のホール公演でしたが満席。
客層は老若男女、ワールドカップ・サッカー日本代表ユニホームを着用している方もいて、寺尾紗穂の知名度と歌が着実に広がっていることを実感しました。

そして、コンサート自体も息が止まるような、言葉に表せない想いが駆け巡るライヴでした。
1部は懐かしい歌(「残照」がよかった!)に加え、未発表曲「スプリングヒムのこと」等を披露。
休憩を挟み、2部はゲスト君島大空のソロ(寺尾紗穂「迷う」カヴァーも)から、共演へ繋がって計3時間超。
心が壊れてしまう辛い気持ちを背負った人へ捧げられた新曲「極地」も初披露されました。

美しい照明が使われていたのも記憶に強く残っています。
特に「愛のありか」は、"光"だけでなく"影"もステージ上・バックスクリーン・天井を幻想的に彩っていました。
観客各々が抱える哀しみ、怒り、渦巻く感情を集約し、それを歌と光に転換し放っているようにも見えました。

曲をやり直すハプニングがあったものの、アンコールで歌った2曲も印象深かったです。
まずは「楕円の夢」。
続いて、一番最後に歌われたのが、ザ・ブルーハーツ「青空」のカヴァーでした。

「生まれたところや、皮膚や、目の色で、いったいこの僕の何がわかるというのだろう」
(ザ・ブルーハーツ「青空」歌詞より。作詞・作曲:真島昌利))

歌に込められたメッセージ。今はいなくなった人との想い出。生きていくということの意味。
そんなことを考えながら帰路につきました。森陽馬


★掲載ジャケットは、ザ・ブルーハーツ「青空」収録の1988年発表アルバム『TRAIN-TRAIN』。
(国内CD MECR-2033 2,619円税込)


2026年6月23日(火) ドン&グッドタイムズ 「ブルー・ターンズ・トゥ・グレイ」

アンドリュー・オールダムが設立したイギリスのイミディエイト・レーベルの音源が、ウルトラ・ヴァイヴ社からCDが色々と再発されています。

アンドリュー・オールダムはローリング・ストーンズのマネージャーでしたが、当時からビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』の素晴らしさを理解してくれた人でもあります。
そんな人が作ったレコード会社ですから、注目しないといけないな、と以前から思っている次第です。

今日は、日本編集で最近出たイミディエイト・レーベルのコンピレーションCDを紹介しましょう。

・『ミック・ジャガー&キース・リチャード・ソングブック』
(国内CD 日本語解説付 CDSOL-3943 2,750円税込)

タイトル通り、ミック&キースの作品を集めたCDです。
・クリス・ファーロウ「アウト・オブ・タイム」、「黒くぬれ」、「サティスファクション」
・トゥワイス・アズ・マッチ「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」
・ヴァシュティ・バニヤン「サムシングス・ジャスト・スティック・イン・ユア・マインド」
・マリアンヌ・フェイスフル「シスター・モーフィン」
など、全24曲収録。

アメリカのレーベルからライセンスされた曲、キャンディ&キッシィズ「ザ・ラスト・タイム」も入っていて楽しめます。

今日の1曲は、アメリカのグループ、ドン&グッド・タイムスがカヴァーした「ブルー・ターンズ・トゥ・グレイ」を。
1966~67年当時、日本ではクリフ・リチャード&シャドウズのヴァージョンが少し話題になっていた曲です。森勉


2026年6月24日(水) MORELENBAUM2/SAKAMOTO 「SAMBA DO AVIAO」(LIVE)

約25年前に発表された大傑作ながら、近年は入手困難だった1枚が新たに再発されました。

・MORELENBAUM2/SAKAMOTO『CASA』
(国内CD ボーナス・トラック2曲追加全18曲収録 歌詞・対訳付 WPCL-13756 3,080円)
(国内2枚組アナログLP 完全限定盤 全18曲収録 WPJL-10325 7,150円)

坂本龍一がジャキス&パウラ・モレレンバウム夫妻と一緒に制作した2001年発表作品。
ブラジルの名作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンの楽曲を、亡きジョビンの自宅を訪れ、坂本龍一がジョビンのピアノを使用しレコーディングした極上ボサノヴァ・アルバムです。

再発に際し2026年最新リマスタリングを施し、2001年日本で行われたコンサートの音源を2曲追加。
ブックレットには、当時のレコーディング風景やジョビンの美しい部屋・邸宅の写真が掲載されています。

時がいつもよりゆっくりと過ぎていくような静謐な音世界。
パウラ・モレレンバウムの美しい歌声に心が洗われます。

今日のこの1曲は、2001年8月東京・赤坂ACTシアターでのライヴ音源「SAMBA DO AVIAO」。森陽馬


2026年6月25日(木) 民謡クルセイダーズ 「しげき節」 feat. 朝倉さや

世界に誇れる日本・福生発バンド、民謡クルセイダーズの2026年新作が本日入荷しました。

ジャケットを手に取りビックリ! CDを取り出して更にビックリ!!
ジャズの名門レーベル、ブルーノートからの発売で、ジャケット&帯にはBLUE NOTEのロゴが印刷!
CDレーベル面もお馴染みのBLUE NOTEなデザインでした。

・民謡クルセイダーズ『日本民謡より愛をこめて』
(国内CD 全8曲収録 UCCJ-2257 3,300円/アナログLPは7月17日発売)

BLUE NOTEだからジャズ寄りになったということは特になく、民クル節は本作でも健在。
民謡本来の良さを活かしながら、ワールド・ミュージック要素も加味したアレンジが楽しい1枚です。

今日のこの1曲は、ゲスト・ヴォーカル朝倉さやによる民謡のこぶしが炸裂する「しげき節」(島根)を。

なお、本作のリード曲「ワイド節」(鹿児島)には、元ちとせもヴォーカルで参加しています。森陽馬


2026年6月26日(金) 宇多田ヒカル 「パッパパラダイス」 feat.甲本ヒロト

今春からTVアニメ『ちびまる子ちゃん』エンディング・テーマとして放映されている、宇多田ヒカルの新曲「パッパパラダイス」。

♪好きなことをしてたい 愚か者でいいじゃない 羽ばたく君を追いかけた夏に
シュビドゥビ ドゥビドゥビ ずっといたい ドゥビドゥワ パッパパラダイス♪

大事な存在(家族でも、恋人でも、友人でも)をそっと見守る、あたたかな目線で歌われていて、聴く度に心にポッと花が咲くような優しい気持ちになります。(加えてドゥーワップ・コーラスで楽しい気分♪)

5月上旬から配信されている本楽曲が、先日7インチ・シングルでも発売になりました。

宇多田ヒカル「パッパパラダイス」
(国内7inch 歌詞付 ESKL6 2,500円)

今月情報解禁され話題となったのが、甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)とのコラボレーション!
「''できるからやる''じゃなくて、''やってみたいからやる''」(ヒロト談)で実現した世代もジャンルも異なる2人のデュエット。
調和するというよりはピュアな個性がぶつかりあっているみたいで、初めて聴いた時は少し違和感がありましたが、終盤のパートがとても感動的で毎回グッときてしまいます。

♪ここはいつまでも晴れの予報 (いつだって晴れの予報♪
素敵なコラボをありがとうございました。東尾沙紀


2026年6月27日(土) アンジェリーク・キジョー 「OYAYA」 feat. Nile Rodgers & IZA

FIFAサッカー・ワールド・カップが盛り上がっていますね。

日本の健闘はもちろん、カーボベルデが決勝トーナメント進出を決めたことにも拍手!
カーボベルデは西アフリカ沖の小さな島国で、大きさは滋賀県並み、人口は八王子市と同じくらいしかないそう。
40歳になるゴールキーパーのインスタフォロワー数が、W杯前の5万人から、現在1,000万人を突破した、という大ブレイク・サクセスストーリーも話題ですよね。新しいドラマが続いていくことに期待!

さて、今日はアフリカ発ミュージシャンの新譜を取り上げましょう。

・Angelique Kidjo『HOPE!!』
(輸入CD Parlophone 5021732500519)

アンジェリーク・キジョーは、西アフリカに位置するペナン共和国出身。
グラミー賞受賞経験があり、現在もワールドワイドに活動している1960年生まれの女性シンガーです。

2026年発表作『HOPE!!』は、ファレル・ウィリアムス等の世界的スターも参加しており、土着的なワールド・ミュージックだけでなく、メインストリームなアレンジや歌で攻めた意欲作に仕上がっています。

今日のこの1曲は、ナイル・ロジャース&IZAをゲストに迎え制作された「OYAYA」を。
ナイル・ロジャースらしいカッティング・ギターが登場します。森陽馬


2026年6月28日(日) ヘレン・シャピロ 「マイ・ガイ」

2026年5月20日に紹介したスティーヴィー・ワンダーの作品集に続いて、スモーキー・ロビンソンの作品集が発売されました。

・『Shop Around ~ The SMOKEY ROBINSON SONGBOOK』
(輸入CD ACE CDTOP-1676)

信用のACEレーベル、いつもながらのイイ作りです。
スモーキー・ロビンソンが作った楽曲がいろいろな歌手によって歌われている全24曲。

・1970年代前半に活躍した女性4人組バンド、ファニーの「Ain't That Peculiar」。
・ソニー&シェールの「You've Really Got A Hold On Me」。
・オーティス・レディングの「My Girl」。
・ブロンディがマーヴェレッツをカヴァーした「The Hunter Gets Captured By The Game」。
・エラ・フィッツジェラルドの「Get Ready」。
・ローラ・ニーロ「Ooh Baby Baby」。
など、その他興味深いカヴァーも満載です。

今日の1曲は、映画『天使にラヴソングを』でもおなじみの「マイ・ガイ」を。

このCDでは、イギリスの女性シンガー、ヘレン・シャピロのヴァージョンを採用しています。
女性にしては低音ヴォーカルがイカしています。森勉


2026年6月29日(月) Char 「SMOKY」(LIVE) feat. Mateus Asato

日比谷公園大音楽堂(通称:日比谷野音)は、再整備のため2025年9月末で休止になっています。

休止前最後の有料公演は2025年9月28日(日)にエレファント・カシマシでしたが、その前日(2025年9月27日)には、Charさんプロデュースによる<Char Sound of History -Since 1923->が開催されました。

本作は、その日の素晴らしいコンサート映像+2CD音源、改修前の野音の勇姿を収めた貴重な作品です。

・Char『Char Sound of History -Since 1923-』
(国内2CD+Blu-ray ZRSOH-03 7,000円税込)
(国内2CD+2DVD ZRSOH-02 7,000円税込)

Char、澤田浩史、Tully Ryanのトリオに、世界各国の若手凄腕ギタリストが各曲毎に参加。
Mateus Asato(ブラジル)、Josh Smith(アメリカ)、Ichika Nito(日本)、Phum Viphurit(タイ)、Poch Barretto(フィリピン)が、個性的なギタープレイを披露しています。
そして、それを迎え撃つCharさんのギターがかっこいい!

今日のこの1曲は、現代ブラジルが誇る名ギタリストMateus Asatoをfeatした「SMOKY」! 森陽馬


2026年6月30日(火) マット・モンロー 「ウォーク・アウェイ」

知人たちと楽しい音楽談義の時間が先日あり、いろいろな人や曲の話に花が咲き、あっという間に時間は過ぎていきました。

その時、ちょっと話題になったのが、イギリスの男性歌手、マット・モンローでした。

マット・モンローは、007/ジェイムス・ボンド・シリーズの第2作目『007/危機一発』(イギリス1963年公開、日本では1964年)の主題歌「ロシアより愛をこめて」を歌ったことで、日本では知られるようになりました。
その後、日本のラジオでよくかかったマット・モンローの曲は「ウォーク・アウェイ」でした。

おじさんが歌っている大人の曲、というのが、当時中学生だった僕の印象でしたが、何回も聴くうちにとても好きな曲になりました。

「ウォーク・アウェイ」はオーストリア人のウド・ユルゲンスが作り、自分で歌ったものがオリジナル。
1964年ユーロヴィジョン・ソング・コンテストで6位に入賞しています。

マット・モンローの「ウォーク・アウェイ」は、現在このCDで聴くことができます。

・『ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツVol.6 ~ アイ・ヒア・ユー・ノッキング』
(国内CD 解説・歌詞付 WPCR-17949 1,760円)

1960年代中期から1970年代前半のブリティッシュ・ポップ・ロックの隠れた名曲満載。日本独自編集盤です。森勉



これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■



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