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  今日のこの1曲 “Archives”

<2026月7月>

当店ペット・サウンズ・レコード店にて
その日に店内でかけていた曲の中から、
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”コーナー

2026年7月に更新した“今日のこの1曲”コーナー


廃盤・生産中止、規格番号の変更など、
情報が古くなっている商品もございますが、ご了承くださいませ。
<最新の“今日のこの1曲”はこちらのページをご覧ください>


2026年7月1日(水) カルモニカ from Calmera 「Sunny Side Up」

梅雨のジメジメを吹き飛ばす活気溢れるホーン・インスト♪

カルモニカ from Calmera『WAKUmonica』
(国内CD ILCA-1110 2,750円)

2026年5月で結成20周年を迎えた大阪発のエンタメジャズバンド、カルメラ。
カルモニカ from Calmeraは、カルメラの創設メンバーである西崎ゴウシ伝説(Agitator/Composer)と、宮本敦(Guitar/Banjo)の2人で2023年に始動させたユニット。

2024年の前々作<SKA>、2025年の前作<FUNKY>に続き、4作目となる2026年最新作のテーマは<ワクワク>。
爽快なホーン(トランペット、テナーサックス、トロンボーン)、疾走感あるバンド・サウンド、超キャッチー&晴れやかなメロディが詰まった1枚。

「おにぎりころりん」、「Drink!Fight!!Sing!!!」、「有頂天ラブ」など楽しい曲名が並んでおりますが、
本日はビッグバンドジャズなオリジナル曲「Sunny Side Up」を今日の1曲に♪ 東尾沙紀

2026年7月2日(木) Linda Ronstadt 「Blue Bayou」

音楽ドキュメンタリー映画『イミディエイト・ファミリー』をkino cinema新宿で観てきました。

ジェイムス・テイラー、キャロル・キング等のバックを務めたダニー・コーチマー、リー・スクラー、ラス・カンケルに、ワディ・ワクテルが加わったセッション・ミュージシャン達によるバンド、"イミディエイト・ファミリー"の足跡をインタビュー&貴重な映像と音楽で追った映像作品です。

各メンバーの対話と証言者としてキャロル、ジェイムスだけでなく、ルー・アドラー、ピーター・アッシャー、リンダ・ロンシュタット、ジャクソン・ブラウン、ドン・ヘンリー、ニール・ヤング、フィル・コリンズ、キース・リチャーズ等々が出演。名曲の裏話や逸話が多数あり、なかなかに興味深い内容でした。

70'sアメリカン・ロックお好きな方や、映画『ローレル・キャニオン』(
2022年5月9日今日のこの1曲で紹介)をご覧になった方は、是非チェックしてもらいたいですね。

面白いエピソードとしては、リンダ・ロンシュタットのツアー中、ワディ・ワクテルとリンダがツアー先にあったストリップ劇場へ一緒に行くことになった時のこと。
リンダが入場時に必要なIDを忘れたため、その場で「ブルー・バイユー」を唄って入れてもらったそうです。
作り話のような笑い話ですが、若かりし頃のツアーの想い出なのでしょうね。

ちなみに、本作はレッキング・クルーの名セッション・ミュージシャン、トミー・テデスコを父に持つ映像作家、デニー・テデスコが監督を務めています。森陽馬

★掲載ジャケットは、リンダ・ロンシュタットのアサイラム時代70's名盤『Don't Cry Now』(1973)、『Prisoner In Disguise』(1975)、『Hasten Down The Wind』(1976)、『Simple Dreams』(1977)の4作を収めた4LP BOX。
・Linda Ronstadt『THE ASYLUM YEARS 1973-1977』<Record Store Day 2024>
(輸入4LP RHINO 0349.782714)

2026年7月3日(金) 大貫妙子 「Alice」

「大人と子供のあいだを行ったり来たりするのが好きなんです。大人の視点の高さと子供の視点の低さのあいだを。子供のまなざしに帰ることで、いつもいる場所がもっとよく見える、そんな気がします。『Comin' Sonn』はそんな風にして大人と子供のあいだを行ったり来たりしているなかから生まれたものなんです」
(1986年発売当時のMIDI新譜資料に掲載された大貫妙子による言葉より)

大貫妙子さんの1986年発表アルバム『Comin' Soon』が、最新リマスタリングを施されCD化。
当時アナログLPのみに付いていたアートブック(絵本)を可能な限り再現し付属して発売されました。

大貫妙子『Comin' Soon』
(国内CD+復刻絵本セット 完全生産限定盤 村尾泰郎氏による解説付 MDCL-5048 3,960円税込)

清水信之編曲による「Alice」、「ロボット・マーチ」、「メトロポリタン美術館」、「地下鉄のザジ」。
坂本龍一編曲の「ピーターラビットとわたし」、「テディ・ベア」、「タンタンの冒険」他、全12曲収録。
夢の中を彷徨うようなファンタジーなサウンドと、物語の裏にある厳しい現実を突いた歌世界が融合している傑作です。

今日のこの1曲は、宮沢りえ主演NHKドラマ『テレビの国のアリス』(1985)の主題歌だった「Alice」。

「悲しいことはよく起こるのに、嬉しいことはすぐに消えてしまう。」
「勇気をくれた怖い冒険。目を覚ますのはとてもきけんなこと。」(「Alice」歌詞より)
ドリーミーな世界観や単なる癒しではない、大貫妙子さんらしい眼差しが感じられる歌詞が印象深い1曲です。

なお、今回の再発で復刻された付属の絵本は、特色印刷が多種あり、作製が大変困難だったそう。
採算度外視での制作だったため、現在庫が無くなれば同じ値段で再生産されることはまずないと思われます。
購入予定の方はお早めにお手にとってみてください。森陽馬


2026年7月4日(土) ナット・キング・コール 「夢見る頃を過ぎても」(When I Grow Too Old To Dream)

村上春樹の長編小説最新作『夏帆 The Tale of KAHO』が2026年7月3日発売になりました。

フラヌール書店(武蔵小山の隣駅、不動前にあるお気に入りの本屋さん)で早速購入。
休みの日にゆっくり読んでいきたいですね。(とか言いつつ一気に読んじゃうかも)

村上春樹は本作を書き始めた2024年に大病を患ったそうです。
入院して体重も激減し、新しい小説はもう書けないかも、と感じたことをインタビューで語っていました。
病気を乗り越え、2026年で77歳を迎えた彼が紡いだ新しい物語を楽しみたいと思っています。

さて、最新作『夏帆』発売を祝して、村上春樹のお気に入りのアルバムをピックアップしましょう。

『村上RADIO』2025年2月23日放送回<一生ものレコード特集>にて、「いつまでも永く聴いていたいレコード」として紹介されたのがこの1枚です。

・ナット・キング・コール『After Midnight』
(国内CD 解説・歌詞付 UCCU-5906 1,650円)

ナット・キング・コールが1956年に録音したジャズ・ヴォーカルの名盤『アフター・ミッドナイト』。
温もりある歌声とピアノは、聴いていると心穏やかな気持ちになりますね。

今日のこの1曲は、「夢見る頃を過ぎても」(原題:When I Grow Too Old To Dream)。
スタッフ・スミスのヴァイオリンとジョン・コリンズのギター・ソロが郷愁を誘います。森陽馬


2026年7月5日(日) 桑田佳祐 「聖なるカンロ飴/ドゥーワップ・ヴァージョン」

桑田佳祐の新曲シングルCDは、6月24日発売になり好評を博しています。

いつものようにカラオケなどで水増しするのではなく、正真正銘の新曲3曲に、彼がDJをしているラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』のスポンサー、アメで有名な<カンロ>のCM曲が4ヴァージョンも収められています。

このCM曲が4ヴァージョンとも傑作なのです。
・「みたらし慕情/演歌編」
・「飴とミラーボール/ディスコ・ヴァージョン」
・「飴ちゃんマン/ロック編」
・「聖なるカンロ飴/ドゥーワップ・ヴァージョン」

1曲30秒のヴァージョンですが、どの曲も素晴らしい!
桑田佳祐-新しい作品を発表するたびに、いつも思うことがですが凄い!すごい!スゴイ!

今日の1曲は、「ドゥーワップ・ヴァージョン」を。
というか「ビーチ・ボーイズ風ヴァージョン」と言っていいコーラスの「聖なるカンロ飴」を。

なお、アナログ・レコードも7月8日発売で出ます。
CDと同じ収録曲です。森勉

・桑田佳祐『人誑し/ひとたらし』
(CD+アクリルスタンド付初回限定盤 先着で寄席文字木札ストラップ付 VIZL-3300 2,750円)
(通常CD VICL-38700 1,430円)
(7/8発売アナログ盤 CDとはジャケット違い VIJL-61900 2,750円)


2026年7月6日(月) スティング 「Every Little Thing She Does Is Magic」

トリオ編成による<スティング3.0>のツアーが6月から再開、そのツアーの合間には自身が主演を務めるミュージカル『ザ・ラスト・シップ』の公演...と、精力的な活動を続けているスティング。

2026年1月、そのミュージカル公演のため訪れたオランダ・アムステルダムで開催されたスペシャルなライヴが、アルバムとしてリリースされました。

スティング『夜警~ライヴ・アット・アムステルダム国立美術館』
(国内CD UICY-16436 解説・歌詞・対訳付 3,300円)

ライヴを行なった場所は、レンブラント『夜警』、フェルメール『牛乳を注ぐ女』など有名な作品を多数所蔵しているアムステルダム国立美術館。
名画『夜警』をバックに、盟友ドミニク・ミラー(g)と2人だけで行なったアコースティック・ライヴが収められています。

美術館という特別な空間ならではの響きと余韻、静謐な雰囲気。
『ザ・ラスト・シップ』の楽曲に加え、「孤独のメッセージ」、「ロクサーヌ」、「見つめていたい」、「マジック(Every Little Thing She Does Is Magic)」、「シェイプ・オブ・マイ・ハート」、「フラジャイル」、「フィールズ・オブ・ゴールド」など、ポリスやソロの代表曲も披露。
アレンジや歌の表現がどれも新鮮に聴こえてきますし、全編を通してドミニクのギターがとても美しい音色を奏でています。東尾沙紀


2026年7月7日(火) 平野友里 「CANDY GIRL」(編曲・ミックス・マスタリング:佐藤清喜)

7月7日は<短冊CDの日>。
8cmシングルCDの新譜が色々と発売されました。

<短冊CDの日>は、「シングルCD文化の継承」を目的に、1990年代に流行した短冊CDのパッケージを通じて、現在活動しているミュージシャンとCDショップを盛り上げていこう、という趣旨で2023年から始まり、2026年で第4回目となりました。
CDショップへ足を運び、商品を実際に手に取っていただけるとうれしいですね。

今日のこの1曲は、<短冊CDの日2026>アイテムの中から、平野友里「CANDY GIRL」(hitomiのカヴァー)。

・平野友里『MICKEY』(c/w 「CANDY GIRL」)
(8cmCD NRSD-3174 1,650円)

A面(1曲目)は、トニー・バジルによる1982年全米No.1ヒット「MICKEY」のカヴァー。
B面に、hitomiの1995年ヒット曲「CANDY GIRL」のカヴァーが収録されています。

「CANDY GIRL」の編曲・ミックス・マスタリングは、microstar佐藤清喜さんが担当。
バックも全て佐藤清喜さんが手掛けており、4曲目に収録されているインストでそのトラックを堪能できます。森陽馬


2026年7月8日(水) シャッポ 「ありきたり」

福原音と細野悠太によるユニット、CHAPPOの新作アルバムが本日発売になりました。

・CHAPPO(シャッポ)『Commonplace』
(国内CD カクバリズム DQC-1685 3,300円)
当店にてお買い上げの方に先着で、木梨銀士が手掛けたイラストのジャケット・デザイン・マグネット付

1stアルバム『a one & a two』(
2025年5月1日今日のこの1曲紹介)はインスト曲中心でしたが、2枚目のアルバムとなる本作は11曲中8曲が歌モノ。福原音がヴォーカルを担当しています。

タイトル『Commonplace』は<ありきたり/ありふれたもの>の意。
ロック、ジャズ、カントリー、ブルース、J-POP、NEW WAVE、そして細野晴臣的なエッセンスが散りばめられた楽曲達は、ありきたりのようで珍しい、普通のようで異端な新世代ポップスの風を感じさせます。

今日のこの1曲は、3曲目「ありきたり」。
ペダル・スティールの若き名手、森飛鳥による素晴らしい演奏がイントロからラストまで楽しめます。森陽馬


2026年7月9日(木) ソフテロ 「なんかしたい」

角田光代さんによる新聞のコラムに、「ぼうっとするのは高度技術」という話が掲載されていました。

スマホで何でもできてしまう今の時代、「ぼうっとする、ごろごろする、というとき、今は、スマホをぼうっと見ていたり、見ながらごろごろしたりすることを意味するように思う。何もせず、虚空を見つめ、ぼうっと時間をやり過ごすということは、もしかしたら、非常にむずかしい高度技術になりつつあるのではないか。」というのです。

うーん、なるほど。たしかに休憩中や電車に乗る時も、ついついスマホを見てしまいますよね。

そんなことを考えていた時、ソフテロというバンドの「なんかしたい」という歌を聴きました。

♪ぼーーーっとしようぜ。夢中でやれることがあるのはいいけど、たまには休めよ。
ぼーーーーーーーーっとしようぜ。♪ (ソフテロ「なんかしたい」歌詞より)

ソフテロは愛知県出身の石川亨輔を中心に、マサキ・ハサウェイ、やべなつきを加えたトリオバンド。
「なんかしたい」は、長野・白馬での合宿レコーディングにてほぼ一発録りで制作された8曲入りのアルバム『Country Breakfast Music』に収録されています。

・ソフテロ『Country Breakfast Music』
(国内CD SFR-100 3,000円税込)

はっぴいえんど、ムーンライダーズから現代へ連なる日本語ロック。
武骨ながら寄り添ってくれるような演奏と、ポップなメロディー&日常を描いた歌詞が耳に残る1枚です。

最後に、鈴木博文さん(ムーンライダーズ)の推薦文を紹介しましょう。
「ソフテロのこの音楽を聴いて、幸せな気持ちになるのはなぜでしょう。それは多分全ての楽曲が発している優しさと包容力、それに相対するような未知の詞のリズムが拮抗したサウンドと歌と歌詞にあるのでしょう。脂乗ってます。」(鈴木博文)
森陽馬


2026年7月10日(金) クリス・ファーロウ 「ロッキン・ニューモニア・ブギ・ウギ・フルー」

クリス・ファーロウはイギリスの白人のR&Bっぽい雰囲気をもったシンガー。
1960年代中期から後期を彩った忘れられないミュージシャンのひとりです。

1966年にイギリスのチャートではNo.1になった「アウト・オブ・タイム」は、日本では人気大爆発とはなりませんでしたが、ラジオではそれなりにかかっていて、好きになった曲でした。

そんなクリス・ファーロウのイミディエイト・レーベルから発売された初期の作品がひさしぶりに3種CD化されました。
それぞれボーナス・トラックも多数追加収録されています。

今日はその中から、1966年発表のファースト・アルバムからの曲を。

クリス・ファーロウ『14シングス・トゥ・シンク・アバウト +6』
(国内CD 解説・歌詞付 CDSOL-3938 2,420円)

ミック・ジャガーがプロデュースして、ミック・ジャガー&キース・リチャードの共作で、クリスのファーストヒットにもなった「シンク」を収録。
今日はカヴァー曲を選んでみました。
ヒューイ・ピアノ・スミスのニューオリンズ・ナンバーをカヴァーした「ロッキン・ニューモニア・ブギ・ウギ・フルー」です。森勉


2026年7月11日(土) ローリング・ストーンズ 「Some Of Us」

ミック・ジャガー82歳、キース・リチャーズ82歳、ロニー・ウッド79歳。
結成して64年目を迎えたローリング・ストーンズの新作アルバムが発売されました。

・ザ・ローリング・ストーンズ『Foreign Tongues』(フォーリン・タングス)
(国内CD 英文解説翻訳・歌詞・対訳付 UICY-16494 3,300円)
(国内CD+Blu-ray Audio 完全限定盤 UICY-80757 9,350円)
(国内2枚組アナログLP 完全限定盤 UIJY-75393 7,700円)

2023年発表の前作『ハックニー・ダイアモンズ』(
2023年10月20日今日のこの1曲で紹介)に続き、35歳の若き職人アンドリュー・ワットがプロデュースを担当。(ポール・マッカートニーの2026年新作『ダンジョン・レインの少年たち』も彼が手掛けていました。)
新作を出すだけでも凄いのに、昔からのファンだけでなく新しいリスナーをも惹きつける感動的な1枚です。

今日のこの1曲は、キースの渋いリード・ヴォーカルが沁みる10曲目「Some Of Us」。

曲後半に、ミックとキースの歌が掛け合いになる箇所があって、ホント感涙モノ!
スティーヴ・ウィンウッド(ピアノ)、ベンモント・テンチ(オルガン)が参加しているのもイイですね。

ミックのかっこいい曲もいいけど、こういう歌があってこそ、"ローリング・ストーンズ"だなと、改めて感じました。森陽馬


2026年7月12日(日) Joan Baez 「Day After Tomorrow」

ACEレーベルからソングライター・シリーズの新しいアイテムが発売されました。

スティーヴィー・ワンダー(
2026年5月20日今日のこの1曲で紹介)、スモーキー・ロビンソン(2026年6月28日今日のこの1曲で紹介)に続き、今回はトム・ウェイツ&キャスリーン・ブレナン作品集です。

・V.A.『Where The Willow And The Dogwood Grow - Words And Muisc TOM WAITS and KATHLEEN BRENNAN』
(輸入CD ACE Records CDTOP-1664)

キャスリーン・ブレナンはトム・ウェイツの奥さんで1980年に結婚。
2人の共作として最初にクレジットされたのは『Rain Dogs』(1985)収録曲「Hang Down Your Head」でした。

本CDはトム・ウェイツとキャスリーン・ブレナンが共作した楽曲を、他ミュージシャンが取り上げた編集盤なので、トム・ウェイツ70年代の有名曲は基本的に入っていません。
しかしながら、彼が中期以降に作り、一般的には知られていなかった歌を知るきっかけを作ってくれる1枚です。

結婚前にニュージャージーに当時住んでいたキャスリーン・ブレナンへトム・ウェイツが捧げた歌「Jersey Girl」を、ブルース・スプリングスティーンがライヴでカヴァーしたヴァージョンや、トム・ウェイツ自身も気に入っているというジョニー・キャッシュによる「Down There By The Train」他全19曲収録。

今日のこの1曲は、ジョーン・バエズが歌う「Day After Tomorrow」を。
トム・ウェイツのオリジナルは、奇盤『Real Gone』(2004)に収録。
21歳の誕生日に故郷へ手紙を書く兵士の視点で書かれた、反戦をテーマにしているナンバーです。森陽馬


2026年7月13日(月) パブロ・カザルス指揮 「ブランデンブルク協奏曲」

村上春樹の小説最新作『夏帆 The Tale Of KAHO』を読了。

アリクイ、白アリの女王等々、不思議なキャラクターも登場しますが、村上春樹ワールドは変わらず。
最後までテンポ良く楽しく読むことができました。

夢の中で起きたファンタジーのようで、現代社会や世界で起きている争いごとへのメッセージが、そこかしこに散りばめられており、「地続きの生と死を見つめながら前へ進み続ける」という、彼の一貫したテーマもしっかり見受けられました。
2026年で77歳を迎えた村上春樹ですが、まだまだ物語を紡いでいってほしいですね。

さて、小説『夏帆 The Tale Of KAHO』の後半にはクラシック音楽が登場します。

その中の一つが、パブロ・カザルス指揮による『ブランデンブルク協奏曲』。
主人公の夏帆が、父親のLP棚から選んで聴いた、という場面が出てきました。

<『ブランデンブルク協奏曲』は有名曲だから、多くの演奏家が取り上げて演奏しているが、本職はチェリストであるカザルスの指揮する盤ほど、じかに心に呼びかけてくる演奏を夏帆は耳にしたことがない。>

<柔らかい栗色の毛並みの、たくましい熊さんみたい>な本曲を聴きながら、小説の後半(300ページ以降)を読み直したいですね。森陽馬

★掲載ジャケットは、パブロ・カザルス指揮・マールボロ音楽祭管弦楽団による『バッハ:管弦楽組曲、ブランデンブルク協奏曲』。(国内3枚組CD SICC-1212 3,080円税込)


2026年7月14日(火) ジェイク・シマブクロ 「Sounds Of Hakalau」

ハワイ出身の名ウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロが新作アルバムを2種発表しました。

・ジェイク・シマブクロ『CALM SEAS』(国内CD 日本語解説付 SICX-221 3,000円)
・ジェイク・シマブクロ『POP EXPERIENCE』(国内CD 日本語解説付 SICX-222 3,000円)

『CALM SEAS』は、ハワイの自然音も取り入れた穏やかなウクレレ・ソロ作品。
『POP EXPERIENCE』は、女性シンガーの楽曲をカヴァーしたポップなウクレレ・アルバムです。

夏本番を感じさせた今日は、『CALM SEAS』から癒やしのこの1曲「Sounds Of Hakalau」を。

ハワイに吹く風の音。鳥の声。波の音。
そして、ジェイク・シマブクロがつま弾くウクレレの音色が融合したナンバー。

目を瞑ると、Hakalau(ハワイ島の地名)で横になっているようなアンビエントな音世界が楽しめます。森陽馬。


2026年7月15日(水) 山下達郎 「LOVE SPACE」

山下達郎、2026年のツアー日程が発表になりました。

今年はソロとして1976年に『CIRCUS TOWN』を発売して50年。
50周年アニヴァーサリー・ライヴ楽しみです。
果して、チケットが入手できるのかどうか心配ですが・・・。

山下達郎が初めて単独でホール・ライヴを行ったのは、1977年5月27日東京・新橋ヤクルト・ホールでした。
タイトルは<from CIRCUS TOWN TO SPACY ~山下達郎 SINGS>。
チケット代金はなんと1,400円!

それから長い年月が過ぎましたが、山下達郎は今年も元気にツアーをしてくれます。
昨年より公演回数は少なくなりましたが、70才を越えてあのパフォーマンスを我々に見聴かせてくれるのは、ファンとして本当にありがたいことです。

ということで、今日の1曲は、そのヤクルト・ホールでライヴの1曲目だった「LOVE SPACE」を。

2026年8月14日から2週間、全国25館の映画館にて山下達郎のライヴを見ることができます。
2012年に初上映された<山下達郎シアター・ライヴ>が再上映。
そして今年の秋・冬(?)には、遂にライヴ・アルバム『JOY2』が・・・。

楽しみな2026年の夏が始まりました。森勉


2026年7月16日(木) 家主 「らせんだよ、人生は」

田中ヤコブが在籍する東京の4人組ロック・バンド、家主。
7月20日(月・祝)の広島公演を皮切りに全国5箇所でのツアー。更にLINE CUBE SHIBUYA(単独ではバンド史上最大規模!)での追加公演が予定されています。

その家主の最新曲「らせんだよ、人生は」が、8cmシングルCDでリリースされました。

家主『らせんだよ、人生は』 (c/w 1/6の夢旅人2002)
(8cmCD 歌詞付 「らせんだよ、人生は」オリジナル・カラオケ収録 NFD-029 1,300円)

ヤコブさんの愛車パジェロミニがジャケットに登場している「らせんだよ、人生は」は、<カーライフ>をテーマにアーティストがオリジナル曲を制作するM802内のラジオCM企画『SOFT99 CAR LIFE WITH SONG』のために書き下ろされた楽曲。

ぐるぐる遠回りして計画通りにはいかないけれど、自分たちにしか見えない景色を、いまのペースで進んでいこう''
ドライヴと人生をなぞらえた、ポップだけど沁みる1曲です。

カップリングには、人気バラエティ『水曜どうでしょう』のエンディング・テーマでお馴染み、樋口了一の名曲「1/6の夢旅人2002」のカヴァーを収録。
メンバー全員がリード・ヴォーカルを担当しており、最後ユニゾンで歌うパートはちょっとほっこり。
家主の世界観にもぴったりハマっていて、オリジナル同様沢山の人に聴いてほしいバージョンです。

8月12日には、田中ヤコブ6枚目のソロ新作アルバム『県央の憂鬱』が発売予定です。東尾沙紀


2026年7月17日(金) 民謡クルセイダーズ 「北海盆唄」

♪エンヤーコーラヤット ドッコイジャンジャン コーラヤット♪

これを聴くと、ドリフターズのTV番組『8時だヨ!全員集合』のテーマ曲だった「ドリフ音頭」を思い出しますよね。
実は、北海道の民謡「北海盆唄」が元歌なのです。

今更ながら、そのことを教えてくれたのは民謡クルセイダーズでした。
彼らの2026年作アルバム『日本民謡より愛をこめて』の1曲目に「北海盆唄」が収録されています。

2026年6月25日に今日のこの1曲で紹介した本作の限定アナログ・レコードが本日発売になりました。

・民謡クルセイダーズ『日本民謡より愛をこめて』
(国内アナログ・レコード 完全限定盤 UCJJ-9059 4,950円)

CDに続きアナログLPのレーベル面も、BLUE NOTEレーベル仕様になっています。
全世界のジャズ/ブルーノート・ファンの方々にも聴いていただきたいですね。

ちなみに、民謡クルセイダーズでは初の北米ツアーが2026年9月に決定!
ブルックリンを皮切りに、フィラデルフィア、ワシントン、トロント、シカゴ等々7都市を廻るとのこと。
盛り上がるといいですね。森陽馬


2026年7月18日(土) IBRAHIM MAALOUF 「Bring The Light」 feat. Jon Batiste

<私たちは自らの人生を正しく歩み、自らのことを為して、自らの光を灯そう。嵐の真っ只中でも。>
「LIVE OUR LIFE AND WE STAND RIGHT.
WE DO OUR THING. AND WE SHINE OUR LIGHT.
IN THE MIDDLE OF THE STORM.」 Jon Batiste

これは、イブラヒム・マーロフの2026年発表作『TRUMPETS OF MICHEL-ANGE Vol.2』ブックレットに記載されている、ジョン・バティステの言葉です。

・IBRAHIM MAALOUF(イブラヒム・マーロフ)『TRUMPETS OF MICHEL-ANGE Vol.2』
(輸入CD IBM45/輸入LP IBM46)

イブラヒム・マーロフはレバノン出身でフランスを拠点に活動しているトランペット奏者。
父親が考案したという微分音トランペットを操り、独特な音階と音色で聴く者を魅了し続けています。

その彼の本作は、6本の微分音トランペット&サックスに加え、ジョン・バティステ、トロンボーン・ショーティ、リシャール・ガリアーノ等も参加し、ジャズ・ソウル・ロック等混然一体となったサウンドで、活気に満ち溢れた1枚。

特に1曲目「Bring The Light」(イブラヒム・マーロフとジョン・バティステの共作)が素晴らしい。
聴いた瞬間から体中に電気が走るキラー・チューン!

冒頭の言葉を体現するようなポジティヴなパワーが、身体も心も激しく揺らす感動的なナンバーです。森陽馬


2026年7月19日(日) GIPSY KINGS feat.TONINO BALIARDO 「Historia」

「Volare」(ボラーレ)・・・ビールのCMソング
「Inspiration」(インスプレイション)・・・時代劇『鬼平犯科帳』テーマ曲
「Djobi Djoba」(ジョビ・ジョバ)・・・京セラCMソング
「Bamboleo」(バンボレオ)、「Bem, Bem, Maria」(ベン・ベン・マリア)等々。

曲名を知らなくても、誰しもが耳にしたことがある歌なのではないでしょうか。
そんな名曲を多数生みだしたフランス出身バンド、ジプシー・キングス。
前身グループを含めると1970年代後半から活動している彼らの、2026年作『Historia』が発売されました。

・GIPSY KINGS feat. TONINO BALIARDO 『Historia』
(輸入CD COOKCD961/輸入LP COOKLP961)

約11年ぶりとなる新作ながら、魂を揺さぶるような歌声と、フラメンコ/ラテンを基調にした演奏は変わらず!
情熱と哀愁を帯びたジプシー・キングス節が存分に楽しめる1枚です。

今日のこの1曲は、創設者であるトニーノ・バリアルドが奏でるギターと、活気溢れる演奏&歌唱が胸熱なタイトル曲「Historia」。森陽馬


2026年7月20日(月) テイト・ギャラリー 「アウト・オブ・ザ・クラウド」

オールディーズ・ポップス・ファンにはおなじみのティーンズヴィル・レーベルから、新しいコンピレーションCDが発売されています。

レア物満載ですが、聴いてイイ曲ばかりの好内容です。

・V.A.『メロディが聴こえる 1968~1972年のとってもキャッチーな英国ポップス』
(国内仕様CD 日本語解説付 TV1072CDJ 2,750円)

今回もマニアックで他では誰も手を付けないようなやっかいなテーマの編集を成功させています。
情報収集力、音源収集力、それを1枚のCDにまとめるプロデュース力、どれも素晴らしい。

タイトルにあるように、1968~1972年にかけてイギリス向けに制作されたティーンポップがずらっと全28曲。
当時ヒットしたエジソン・ライトハウス、ファーストクラス、ホワイト・プレインズ、フライング・マシーンなどのサウンドがお好きな方には、このCDの中でたくさんのお気に入り曲に出会えると思います。

歌っている人は無名でも、裏方さんにイギリスのソングライターの名前が・・・。
・ケン・ハワード&アラン・ブレイクリー
・ジョン・カーター&ケン・ルイス
・ダニエル・ブーン(「ビューティフル・サンデー」が大ヒット)こと、ピーター・リー・スターリング。

今日の1曲は、テイト・ギャラリーというグループの曲を。
曲を書いているのは、マイク・リーンダー&エディ・シーゴのコンビ。
マイク・リーンダーはビートルズの「シーズ・リヴィング・ホーム」のオーケストラ・アレンジをした人です。
ビートルズ・ファンも注目してね。

なお、2曲目に入っているカプリコーンの「リヴァプール・ハロー」は、70年代初頭日本で大ヒットしました。
邦題は「ハロー・リバプール」でした。森勉


2026年7月21日(火) ザ・クロマニヨンズ 「チャンバラ」(ライヴ)

灼熱の暑さを吹っ飛ばすような、熱すぎるライヴ・アルバムが本日入荷しました。

・ザ・クロマニヨンズ『ザ・クロマニヨンズ ツアー JAMBO JAPAN 2025-2026』
(国内CD 先着ステッカー付 初回紙ジャケット仕様 BVCL-1535 3,500円)
(国内2枚組LP 先着ステッカー付 完全限定盤 BVJL-142 6,600円)

アルバム『JAMBO JAPAN』(
2025年10月28日今日のこの1曲で紹介)リリース後に行われた、全j国47都道府県を廻るザ・クロマニヨンズのツアーを収めているライヴ・アルバム。

ベスト選曲な全24曲の演奏はライヴな迫力&臨場感が伝わるので、入門編としてもオススメしたい1枚です。

今日のこの1曲は、マーシーがリード・ヴォーカルをとる「チャンバラ」!
ヒロトはもちろんだけれど、マーシーのシャウトも最高にかっこいい!! 森陽馬


2026年7月22日(水) 矢野顕子 「YOU ARE SPECIAL TO ME」 feat.松たか子

矢野顕子さんの1stアルバム『JAPANESE GIRL』は1976年7月25日発売でした。
今週末の土曜日7月25日で矢野さんはソロ・デビュー50周年を迎えることになります。

その彼女の新作オリジナル・アルバム『生きものたちへ』が本日発売されました。

・矢野顕子『生きものたちへ』
(国内CD 初回限定ライヴ映像収Blu-ray付 VIZL-2521 9,000円)
(国内CD VICL-66142 3,500円)
(国内LP 完全限定盤 VIJL-60419 6,600円)

これが、とても素晴らしい!
歌もピアノも愛に溢れていて、優しく包み込まれるような気持ちになる1枚です。

細野晴臣さんが歌とベースで参加している1曲目「海男と瑠璃亜」から心掴まれますね。
タイトル曲の⑤「生きものたちへ」、野球をテーマにした⑧「LIFETIME BASEBALL」もNice♪

今日のこの1曲は、7曲目「YOU ARE SPECIAL TO ME」 feat.松たか子。
矢野顕子さんと松たか子さん、2人のイノセントな美しい歌声に魂が浄化されました。

ちなみに、CDとアナログLPでジャケットが違います。
(矢野さんはバレエを最近始めたそう。LPジャケはその影響が垣間見えますね) 森陽馬


2026年7月23日(木) ビーチ・ボーイズ 「ヘルプ・ミー・ロンダ」

東京は夏本番という気温になってきましたね。
今年は6月が昨年より暑くなかったので、身体が夏の暑さにまだ慣れていないようです。

おいしいものを食べて体力をつけ、いい音楽を聴いて気分を上げて、今年も夏を乗り切っていきたいと思います。
店も自動ドアを閉めて、お客様が入っていらした時に「涼しくて気持ちいい」と思っていただけるように、空調を26℃設定で御来店お待ちしております。

夏になると(一年中?)、ペット・サウンズ・レコードではこのCDが活躍してくれます。

・ビーチ・ボーイズ『サウンズ・オブ・サマー ~ヴェリー・ベスト・オブ・ビーチ・ボーイズ』
(国内CD 解説・英文ライナー翻訳・歌詞・対訳付 UICY-16075 2,750円)

全30曲収録! リマスターされた素晴らしい音質でビーチ・ボーイズの主要曲が楽しめます。

今日は1965年のNo.1ヒット「ヘルプ・ミー・ロンダ」を。
2012年来日コンサートでの会場一体の曲タイトルコーラス盛り上がり、忘れられません。

「グッド・ヴァイブレーション」の♪Gotta Keep Those Lovin' Good Vibrations A-Happenin' With Her♪より、日本人にとっては、♪Help Me, Rhonda, Help Help...♪の方が圧倒的にシングアウトしやすいんですよね。森勉


2026年7月24日(金) Goldie 「Headlines」

ローリング・ストーンズのマネージャーを務めたことでも知られるアンドリュー・オールダムらが創設したロンドンのレーベル、イミディエイト。
設立60周年を迎えた2025年以降、関連アーティストの過去作やボックスなどがたくさん再発されています。
今週はこちらのCDが発売されました。

V.A.『ザ・コンプリート・イミディエイト・シングルズ・コレクション 1965-1969』
(国内6CD 解説付 CDSOL-3944 19,800円)

イミディエイトが活動していた1965~1969年の間に発表された英国盤シングル81枚分のAB面曲に、イミディエイト傘下のインスタントから発売されたトゥインクルの2曲をプラスした164曲入りのCD6枚組ボックスです。

2000年に海外盤でほぼ同内容のCD6枚組ボックス(縦長)が発売されていましたが、今回は外箱もCDサイズでコンパクト。
最新リマスターで音質も良く、各シングル毎の解説を掲載した日本語ブックレットとファミリー・ツリー・ポスターが付属されています。

レーベル第一弾であるザ・マッコイズ「Hang On Sloopy」に始まり、スモール・フェイセス、クリス・ファーロウ、P.P.アーノルド、ザ・ナイス、エイメン・コーナー、タートルズ、ハンブル・パイ、ザ・モッキンバーズ(グレアム・グールドマン在籍)、トニー・リヴァース&ザ・キャスタウェイズなど有名どころをはじめ、ザ・ヴァリエーションズ、ザ・ファクトタムズらによるビーチ・ボーイズ・カヴァーなど、マイナーなグループの中にも良い曲が色々あり聴き応え十分です。

本日は女性ヴォーカリスト、ゴールディーによる1966年のシングルB面曲「Headlines」を今日の1曲に。
A面はゴフィン/キング作による「Going Back」なのですが、アンドリュー・オールダム作によるこの「Headlines」もとても良い曲!
まったく印象が変わる同曲のクリス・ファーロウverと聴き比べるのも面白いと思います。東尾沙紀


2026年7月25日(土)  砂の壁 「楽園」

7月24日(金)にフジ・ロック・フェスへ行ってきました。
例年の金曜日より混雑していた印象ながら、雨もそれほど降らず楽しめました!

僕が見たアーティストとステージを以下です。

・ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA<GREEN STAGE 11時~>
(池畑潤二率いるスペシャル・バンド。トータス松本、浅井健一、甲本ヒロト、大江慎也がゲスト参加。ヒロトが歌う「新型セドリック」「ロージー」かっこよかった! そして、池畑さん、花田裕之、井上富雄に、大江慎也さんが加わって、オリジナル・ルースターズ結集!)

・CHAPPO<FIELD OF HEAVEN 12時10分~>
(福原音と細野悠太によるシャッポ。小山田米呂のギター&森飛鳥のペダル・スティールがアクセントに)

・クマイルス<ORANGE ECHO 13時~>
(カンボジアの音楽を演奏し歌い踊るバンド。超絶楽しい!)

・奇妙礼太郎BAND<FIELD OF HEAVEN 13時50分~>
(50歳を迎えた奇妙礼太郎。この時のヘヴンは人多かった。)

・ALTIN GUN<FIELD OF HEAVEN 15時40分~>
(トルコ民謡とロックをブレンドさせたサウンドが魅力のバンド、アルトゥン・ギュン。ヘヴンらしい気持ち良い音♪)

・TORO Y MOI<WHITE STAGE 16時40分~>
(バンド・セット)

・TURNSTILE<GREEN STAGE 17時~>
(頭が痛くなるほどの爆音。)

・ARLO PARKS<WHITE STAGE 18時40分~>
(アーロ・パークスの歌声が、夕暮れ時に映えてとても良かった。)

・ANTIBALAS<FIELD OF HEAVEN 19時半~>
(ニューヨーク発アフロビート・インスト・ファンク。夜のヘヴンに空気感がピッタリ♪>

・LETTUCE<FIELD OF HEAVEN 21時半~>
(アメリカ/ボストン発ファンク・バンド。アダム・ダイチによる歯切れの良いキレキレなドラミング!)

・映画『落下の王国』<WHITE横のところ天国にて上映 23時~>
(フジロックでの映画上映会復活!食事しながら途中まで鑑賞)

・TORO Y MOI<RED MARQUEE 24時半~>
(夕方のバンドセットとはうってかわり、アゲアゲのDJセット。照明も強烈。)

・砂の壁<ROOKIE A GO-GO 26時~>
(神戸の大学出身で、現在は東京・下北沢を拠点に活動している4人組バンド。)

砂の壁のライヴは夜中26時過ぎという時間帯ながら観客も集まり、素晴らしいパフォーマンスでした。
フェスは音大きくテンポ速めな曲がウケる傾向でしょうが、イイ曲を作って歌とアレンジがしっかりしていれば聞き手にしっかり伝わるのだということが実感できてうれしかったですね。

今日のこの1曲は、2023年発表1stミニアルバム『GUMBO』(
2023年5月17日今日のこの1曲で紹介)から、フジロックのステージでも披露された「楽園」。森陽馬


2026年7月26日(日)  武田カオリ 「京都慕情」

ベンチャーズ(ヴェンチャーズではなく、今回はあえてこの表記にさせていただきます)は、1960年代半ば日本においてのエレキ・ブームの立役者でした。毎年のように来日し全国津々浦々の土地でエレキ・サウンドを披露してくれました。

ベンチャーズには、もうひとつ日本歌謡界のヒット作曲家チームとしての顔もありました。
「二人の銀座」、「京都の恋」、「京都慕情」、「雨の御堂筋」、「北国の青い空」。
どの曲もテレビ・ラジオで当時大流行でした。

今日はベンチャーズが作曲した名曲の名カヴァーを紹介したいと思います。
NHKテレビドラマの人気シリーズ『京都人の密かな愉しみ』に使用されたことがある「京都慕情」です。

歌っているのは武田カオリ。
アルバムの中に収録されたことはあったのですが、うれしいことにアナログ・シングル・レコードとして今回発売されました。

・武田カオリ『京都慕情』
(国内7インチ・レコード THEATRE MUSICA MUSR016 2,530円)

B面「Mal Take Ebisu」は『京都人の密かな愉しみ』の最新シリーズ(穂志もえかがフランス帰りの学生を演じた)でのエンディング・テーマ。京都の道の名前を歌詞にした伝承歌をフランス語歌詞を交え、オシャレなアレンジで聴かせてくれます。
アレンジはAB面とも、NHK朝ドラ『らんまん』の音楽担当でも知られる阿部海太郎。森勉


2026年7月27日(月)  阿部海太郎 「Tears」

昨日紹介した「京都慕情」の編曲・アレンジを担当しているのは、阿部海太郎さんです。

阿部海太郎さんは1978年生まれのミュージシャンで、ドラマ等様々な映像作品の音楽も手掛けています。
その彼による演出家・源孝志のドラマ音楽を集めた『Musical Portrait of Takashi Minamoto』(配信リリースのみ)から、更にソロ・ピアノ楽曲を厳選し纏めたアルバムがCDとLPで発売されました。

・阿部海太郎『PIANO PORTRAIT OF TAKASHI MIYAMOTO』
(国内CD DDCM-8019 3,300円/国内LP 完全限定盤 DDJM-98003 5,500円)

彼のピアノはクラシックが基となっているのでしょうが、クラシック音楽の堅苦しさは特になく、聴いていると映像の場面が目に浮かんでくるようなメロディーとピアノの響きがありますね。

今日のこの1曲は、BSドラマ『グレースの履歴』で使用されたA面1曲目「Tears」。
涙がポロポロと流れて落ちる雰囲気が、ピアノの一音一音に表現されているようです。森陽馬


2026年7月28日(火)  Punch Brothers 「New Bike」

ブルーグラスというと、古臭いアメリカ音楽のイメージを持っているかもしれませんが、モリー・タトルやビリー・ストリングス等、新しい世代の優秀なミュージシャンが色々出てきています。

中でも、現代ブルーグラス界を代表するバンド、と言っても過言ではないPunch Brothersが新作を発表しました。

・Punch Brothers『The Unsung Adventures Of Punch Brothers』
(輸入CD Nonsuch 7559789248/輸入LPもあり)

パンチ・ブラザーズは名マンドリン奏者クリス・シーリーを中心に、2006年頃に結成した5人組バンド。
オリジナル・メンバーであったゲイブ・ウィッチャーに代わり、女性フィドル奏者ブリタニー・ハースが2023年に新加入。その新体制で制作された本作は全曲インストです。
クリス・シーリーの包み込むような優しい歌声が聴けないのは残念ですが、5人の演奏は歌詞がなくても歌心が伝わるような素晴らしいものでした。

今日のこの1曲は、1曲目「New Bike」。
新しいバイクに跨るような、爽快感あるアンサンブルが清々しいナンバー♪

いつか、フジロックのフィールド・オブ・ヘヴンで観たいですね。森陽馬


2026年7月29日(水) I'm With Her 「Standing On The Fault Line」

パンチ・ブラザーズと同じく、現代アメリカーナを牽引する存在であるサラ・ワトキンス、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノヴァンによるユニット、I’m With Her。

2025年には約7年ぶりの2ndアルバム『Wild Clear And Blue』(
当店が選ぶ2025年ベスト・アルバムに選出)を届けてくれた3人が、初のライヴ・アルバムをリリースしました。

I'm With Her『Sing Me Alive』
(輸入CD Rounder 1166103001)

2025年のツアー音源を収録した今作は、『Wild Clear And Blue』の全楽曲と、前作『See You Around』(2018)からの数曲、カヴァー曲で構成され、アトランタやトロントほか各地の公演から20曲が厳選されています。

ライヴでこそ一層輝きを増す3人の美しく力強いハーモニーと、フィドル、マンドリン、ギターの息を呑むようなアンサンブル!

穏やかな歌い出しから、イーファとサラ・ジャローズのユニゾン、サラ・ワトキンスのフィドル・ソロへと繋がっていくエモーショナルな「Standing On The Fault Line」、サラ・ワトキンスの熱唱に心つかまれる!「Sisters Of The Night Watch」、''all time favorite''と紹介して歌うジョン・ハイアット「Crossing Muddy Waters」、ポール・サイモン「The Obvious Kid」などカヴァーも含め、彼女たちの魅力を余すことなく感じられる1枚だと思います。(音質も最高です) 東尾沙紀


2026年7月30日(木)  Barry Manillow 「One More Chance」

「バリー・マニロウの新作がとても良い!」
という情報をお客様から教えていただき、早速注文→聴きました。

・Barry Manillow『What A Time』
(輸入CD STILETTO BYPT-252)

2026年で83才を迎えたアメリカの名シンガー、バリー・マニロウ。
オリジナル・アルバムとしては約15年ぶりとなる作品です。
この15年の間に、肺がんになるなどの紆余曲折を経て録音されました。

ジャジーなアレンジを想像していましたが、その予想は大きく外れましたね。
マイケル・ロイドのプロデュースによる本作は、"歌の力"を感じさせる素晴らしいヴォーカル・アルバムでした。

<It represents years of pop songwriting.>・・・(ポップ・ソングライターとしての集大成)
ブックレットの冒頭に彼自身の言葉で書かれているように、83才の彼にとって渾身の1枚。
多少の衰えはありながら、バリー・マニロウの歌声の求心力が伝わってきます。

ベイビー・フェイスが手掛けたピーター・アレン作のカヴァー①「One Before I Go」も魅力ですが、今日のこの1曲は、切ない失恋バラード・ナンバー「One More Chance」を。森陽馬


2026年7月31日(金) ブルース・ザ・ブッチャー with 山岸潤史 「So Many Roads, So Many Trains」

磔磔(たくたく)という1974年開業の老舗ライヴ・ハウスが京都にあります。

元々は1917年建立の木造酒蔵だったこともあり、店内の雰囲気が良いんですよね。
いつかまた磔磔へ訪れて、ゴキゲンなライヴを楽しみたいと思っています。

さて、その磔磔で録音されたブルース・ザ・ブッチャーのライヴ盤が発売になりました。

・ブルース・ザ・ブッチャー with 山岸潤史『ライヴ・アット・磔磔』
(国内CD PCD-18932 3,300円)

ブルース・ザ・ブッチャーは、永井"ホトケ"隆、沼澤尚、中條卓、KOTEZによる4人組ブルース・バンド。
本作は、磔磔の50周年記念として2024年4月2日に、永井"ホトケ"隆のウエスト・ロード・ブルース・バンド時代からの盟友である名ギタリスト、山岸潤史をゲストに迎えて行ったライヴ音源です。

磔磔での音の響きがとってもイイ感じで、ファンキーな「Party Girl」、「Mojo Boogie」がかっこいい!
でも、今日のこの1曲は、オーティス・ラッシュ「So Many Roads, So Many Trains」のカヴァーを。

真夏の熱帯夜に、山岸潤史によるギター・ソロ&味わい深いミディアム・ブルースが沁みます。森陽馬




これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■



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