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  今日のこの1曲 “Archives”

<2020月1月>

当店ペット・サウンズ・レコード店にて
その日に店内でかけていた曲の中から、
店員の独断と偏見で選んだ“今日のこの1曲”コーナー

2020年1月に更新した“今日のこの1曲”コーナー


廃盤・生産中止、規格番号の変更など、
情報が古くなっている商品もございますが、ご了承くださいませ。

<最新の“今日のこの1曲”はこちらのページをご覧ください>


2020年1月1日(水) 竹内まりや 「いのちの歌」(ピアノ&ボーカル・バージョン)

PET SOUNDS RECORD、1月1日14時からオープンいたしました。
2020年もよろしくお願い申し上げます。

2019年大晦日の紅白歌合戦、竹内まりや「いのちの歌」が琴線に触れました。

「ささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある」 (「いのちの歌」歌詞より)
自覚しているつもりでも、その喜びや幸せを忘れがちですよね。

今は亡き大滝詠一、岡田有希子、そして家族の写真が映し出され、切実な思いで聴くことができました。

その「いのちの歌」スペシャル限定盤が本日発売。
竹内まりや『いのちの歌』スペシャル・エディション
(完全限定盤CD+DVD 「いのちの歌」ピアノ譜封入 WPZL-31724 1,500円+税)

2012年発売時の初回限定盤に収録されていた「いのちの歌」(ピアノ&ボーカル・バージョン)も追加。
DVDには、竹内まりや2018年公開映画『souvenir the movie』内の「人生の扉」2014年ライヴ映像が収録。
原田泰治氏が手掛けた画を使用したジャケット・イラストのポストカードを先着で差し上げています。森 陽馬


<PET SOUNDS RECORDスタッフが選ぶ2019年ベスト・アルバム>


2020年1月2日(木) Spoonful Of Lovin' 「Baseball-Crazy」

パイドパイパーハウス長門芳郎さんディレクションによるSpoonful Of Lovin'のレコードが出ました。

2018年12月発売ネクスト・ジェネレーションによる大滝詠一カヴァー集『GO!GO!ARAGAIN』に「それはぼくじゃないよ」が収録されていましたが、単独での発売は初めてになります。

メンバーは谷口雄(元・森は生きている)、ポニーのヒサミツ、渡瀬賢吾(bjons/Roppen)、サボテン楽団の4人です。

Spoonful Of Lovin'(スプーンフル・オブ・ラヴィン)『BASEBALL-CRAZY EP』
(パイドパイパーハウス/なりすレコード NRSP773 4曲入り33回転アナログ7インチ 2,000円+税)

大滝詠一『ナイアガラ・カレンダー』に入っていた「Baseball-Crazy」、ウィーザー「バディ・ホリー」、細野晴臣「ブラック・ピーナッツ」、ラヴィン・スプーンフル「うれしいあの娘 (You Didn't Have To Be So Nice)」の4曲がスプーンフル・オブ・ラヴィン・テイストでカヴァーされています。

今日はその中から「Baseball-Crazy」を。
アコーディオン、ギター、バンジョーによる演奏にヴォーカルが乗ったなんとも牧歌的ないい雰囲気漂うヴァージョンになっています。

ジャケットには見事なバッティング・ホームを披露している長門監督の姿も。森 勉



2020年1月3日(金) Homecomings 「cakes」

2019ベストに、「ベスト映画は『バジュランギおじさんと、小さな迷子』」(ホント笑えて泣ける傑作!)と書きましたが、邦画で印象に残ったのは『愛がなんだ』(今泉力哉監督)でした。

角田光代原作、モヤモヤした愛の形を描いた恋愛映画。
色々ツッコミたくなるストーリー展開ながら、というかだからこそ!?面白かったですね。
中盤から登場したすみれ役江口のりこがとにかく最高! 成田凌のクズ男っぷり以上に光っていましたね。

さて、その映画『愛がなんだ』主題歌、Homecomings「cakes」が限定アナログで出ました。

Homecomings『Cakes』(c/w 「Moving Day Part1」)
(限定アナログEP EMF-096 1,500円+税)

Homecomingsは2012年結成、京都を拠点に活動している女性3人男性1人による4ピース・ポップ・バンド。
「cakes」は映画『愛がなんだ』書き下ろし楽曲。アナログ化に際し中村宗一郎氏が新たにマスタリング!

なお、映画内の音楽はゲイリー芦屋が手掛けています。森 陽馬



2020年1月4日(土) 高田漣+細野悠太+坂本美雨 「THE MADMEN」

2019年末から2020年始にかけて、店でよくかけている1枚。

YMC『yellow magic children #1』
(完全限定盤CD+Blu-ray 先着ステッカー付 10インチサイズダンボール仕様 UMA-9135 4,800円+税)

YMC(Yellow Magic Children)は高野寛を中心に、YMOに影響を受けたミュージシャン達によるバンド。
メンバーは、高野寛、高田漣、ゴンドウトモヒコ、沖山優司、白根賢一、網守将平。
更に、野宮真貴、カジヒデキ、宮沢和史、坂本美雨、片寄明人、DAOKO、HANA、細野悠太を迎え、2019年3月14日東京新宿文化センター大ホールにて行われたYMOトリビュート・コンサートの音源&映像が今作に収録。

細野悠太(細野晴臣の孫!)&坂本美雨(坂本龍一の娘)によるYMOリアル・ファミリーに、高田漣(高田渡の息子)が加わった「THE MADMEN」を今日のこの1曲に。森 陽馬



2020年1月5日(日) Vulfpeck 「For Survival」 feat Mike Viola

今月1月22日マイク・ヴァイオラの日本独自企画編集盤『ザ・ベスト・オブ・マイク・ヴァイオラ』が発売になります。

90年代からキャンディ・ブッチャーズとして活躍、現在もソロやコラボなどでコンスタントに作品を発表しているアメリカ出身のポップ職人。
2019年4月には下北沢ラ・カーニャで1日限りの来日公演を行い、アコースティック・ギター/ピアノ弾き語りでたっぷり楽しませてくれました。

ベスト盤には、1999年から最近の楽曲に加え、未発表曲、トム・ハンクス監督・出演作『すべてをあなたに』主題歌「That Thing You Do」など盛り沢山の全22曲を収録。
既に色々お持ちの方にも、聴いたことないという方にもぜひ手に取って頂きたい1枚です♪

本日は、LAのミニマル・ファンク・バンド、ヴルフペック2019年作『ヒル・クライマー』(日本で世界初CD化!)より、マイク・ヴァイオラがゲスト・ヴォーカルとして参加しているポップな「For Survival」を今日の1曲に。東尾沙紀

掲載ジャケットは、ヴルフペック『ヒル・クライマー』(国内CD 解説付 PCD-24890 2,400円+税)です。



2020年1月6日(月) 小倉博和 「遠い昔」(Long Ago And Far Away)

2020年になったと思ったら、もう1月6日。
正月気分は残っているのに、お正月は遠い昔、、、

ということで、ジェイムス・テイラー作の名曲「遠い昔」(Long Ago And Far Away)カヴァーを。

小倉博和『Sound Of Strings Sketch Song 2 ~Autumn & Winter』
(国内CD GT-1114 2,700円+税)

ギタリスト小倉博和によるギター・インスト・アルバム。
2019年6月23日今日のこの1曲で紹介した『サウンド・オブ・ストリングス』シリーズの第2弾、秋冬編。

聴いていて心豊かになるアコースティック・ギターの音色を活かした名曲カヴァー中心全8曲。

「遠い昔」のアレンジは、アール・クルーによる名カヴァーが下敷きになっているようです。森 陽馬



2020年1月7日(火) David Byrne 「Once In The Lifetime」

トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンが2018年発表したアルバム『American Utopia』。
そのツアーから派生した同名タイトルのブロードウェイ公演が凄いらしい。

2019年10月からブロードウェイ・ミュージカルで公演が続き連日満員。
バーン含めた演者が約90分トーキング・ヘッズ及びソロの楽曲を生演奏&踊りで表現。
『ストップ・メイキング・センス』に魅せられた音楽ファンは必見のステージとのこと。

うーーん、コレは生で観たいっ!
でもニューヨークへ近々に行くのは難しい、、、という方は2019年末発売されたこのサントラ盤を。

『David Byrne's AMERICAN UTOPIA On Broadway Original Cast Recording』
(輸入2枚組CD Nonsuch 7559792301)

ブロードウェイ・パフォーマンスが目に浮かぶようなアグレッシヴな演奏と歌!
今日のこの1曲はトーキング・ヘッズ1980年発表作『Remain In Light』収録曲「Once In The Lifetime」。森 陽馬



2020年1月8日(水) 坂本九 「東京五輪音頭」

2020年、今マスコミの一般的な関心事トップは、やはり『2020東京オリンピック』ということになるのでしょう。

前回の『1964東京オリンピック』には、「東京五輪音頭」というテーマ曲がありました。

作曲は1964年オリンピックが終わった後すぐに還暦を迎えた巨匠・古賀政男、作詞は劇作家の宮田隆。
各レコード会社の専属歌手による競作曲となりました。

三波春夫(テイチク)、橋幸夫(ビクター)、北島三郎・畠山みどり(コロンビア)、大木伸夫・司富子(ポリドール)、三橋美智也(キング)、坂本九(東芝)など...。

この中では三波春夫ヴァージョンが一番のヒットとなり、当時の印象としてもラジオ・TVで圧倒的な目立ち方でした。
(小学6年生~中学1年生の感想です)

今日はそれではなく、坂本九「東京五輪音頭」でいってみましょう。
九ちゃんヴァージョンのアレンジはダニー飯田。

坂本九『メモリアル・ベスト』
(国内CD TOCT-25439 全20曲収録 1,904円+税)

ちなみにこの曲はアメリカ/キャピトル・レコードからもシングルが発売されました。
タイトルは「The Olympics Song」。森 勉



2020年1月9日(木) Camera Soul 「Existence」

インコグニート、ブラン・ニュー・へヴィーズなどACID JAZZお好きな方にも好評の1枚♪

カメラ・ソウルは、女性ヴォーカリストMaria Enrica Lotesoriereを擁するイタリア発ソウル/ジャズ/ファンク・バンド。
UKソウル・チャートも賑わせてきた彼らの約2年ぶり通算5作目が2019年12月にリリースされています。

カメラ・ソウル『イグジスタンス』
(国内CD 解説付 PCD-24898 2,400円+税)

爽快なオープニング・ナンバー「Existence」、ファンク・チューン「In The City」をはじめ、「You」や「Life」などのスローなナンバーも良い♪
聴いていて気持ち良い1枚です。

日本盤ボーナス・トラックとして、インコグニート「Everyday」カヴァーも収録されています。東尾沙紀


2020年1月10日(金) ISLA DE CARAS 「ME AVANZO」

<ブエノスアイレスのGREAT3>!?

ISLA DE CARAS(イスラ・デ・カラス)は、アルゼンチン人ミュージシャンLAUTARO CURA中心のロック・ユニット。
2018年10月デジタル・リリースされた1stアルバム『CHANGO』が日本独自CD化されました。

イスラ・デ・カラス『CHANGO』(シャンゴ)
(国内CD 日本盤CDのみボーナス・トラック収録 日本語解説付 PCD-24900 2,400円+税)

南米をイメージさせる開放感あるロックではなく、インドア的音響ポップなサウンドが魅力。

今日のこの1曲は7曲目「Me Avanzo」を。
片寄明人さんが書いたようなセンチメンタルなメロディーとエコー効いたギターの音色が印象的♪

GREAT3、トータスから、ネオアコ系お好きな方にもオススメしたい1枚です。森 陽馬



2020年1月11日(土) The Bootiques 「Did You Get Your Fun」

レコード・コレクターズ2020年2月号が入荷。
特集は、『クイーン ベスト・ソングス100』と『2019年リイシュー・ベスト・アルバム』。
山下達郎他レコードコレクター達による『私の収穫2019』の記事も楽しいですね。

さて、そのレココレ2019年リイシュー・ベスト、オールディーズ部門5位がこの1枚。

カート・ベッチャー&フレンズ『ルッキング・フォー・ザ・サン』
(国内仕様CD 日本語解説付 BSMF-7597 3,000円+税)

ミレニウム、サジタリアス、ゴールドブライアーズ等で知られる名プロデューサー、カート・ベッチャー。
ソフト・ロック界重要人物である彼が1965~67年関わった楽曲を中心に選曲されているコンピです。

現在入手困難なシングルオンリー楽曲から、完全未発表音源まで全21曲。
その中から、ガール・ポップファンにもオススメのThe Bootiquesを今日のこの1曲に。

The BootiquesはJulie Jones(Crossman)、Merle Levine、Christine Costelloによる女性3人組。
「Did You Get Your Fun」はカート・ベッチャーがプロデュースを担当した1966年発表シングルB面曲です。
当店ロングセラーCD『Where The Girls Are Vol.5』に収録されたこともある短いながらもポップなイイ曲♪

ちなみにこのコンピは、NOW SOUNDS RECORDSを主宰していたSteve Stanleyによる仕事。
各曲のミュージシャン・クレジット他情報、詳細な解説(英語)が付いたブックレットも素晴らしい! 森 陽馬



2020年1月12日(日) ボビー・ヴィントン 「トラブル・イズ・マイ・ミドル・ネイム」

ボビー・ヴィーは1959年16歳の時にレコード・デビューし、1960年代数多くのヒットを放ちました。
特に1960~63年の4年間は22曲ものヒットを全米チャートに送り込んだ大人気を博した男性シンガー。

そんなボビー・ヴィーが歌った曲に影響を受けたシンガーや楽曲を集めたCDがこのコンピです。

V.A『燃ゆる瞳に魅せられて ~ボビー・ヴィーを目指した男たち』
(The Night Has A Thousand Soundalikes:60's Teen Pop Influenced By Bobby Vee)
(国内仕様CD 原盤Teensville TV-1036のブックレット英文解説対訳付 MSIG-1300 3,100円+税)

クリケッツ、ジミー・クラントン、ブライアン・ハイランド、クリフ・リチャード、ヴィック・ダナ、ボビー・ダーリン、ガス・バッカス、など全35曲収録。耳ざわりの良いティーン・ポップが目白押しです。

今日はその中から、1962~63年にかけてヒットしたボビー・ヴィントン「トラブル・イズ・マイ・ミドル・ネイム」を。
ヴォーカルがダブル・トラック(昔の言い方だと一人二重唱)で録音されていることが、ボビー・ヴィー的ということで選ばれたイイ曲です。

なお、この曲はイギリスのフォー・ペニーズがカヴァーしていて、僕はそのヴァージョンでこの隠れた名曲を知ることができました。森 勉



2020年1月13日(月) 寺尾紗穂 「北へ向かう」

PET SOUNDS RECORDが2006年デビュー時から応援している女性シンガー、寺尾紗穂。
冬にわかれて名義の2018年作を経て、2017年『たよりないもののために』以来のソロ作が3月4日発売決定。

寺尾紗穂『北へ向かう』
(2020年3月4日発売 国内CD PCD-27044 2,700円+税)

タイトルは『北へ向かう』。
2018年11月30日吉祥寺スターパインズカフェ、冬にわかれてライヴで披露された楽曲から取られています。
2018年11月30日今日のこの1曲

父寺尾次郎(シュガー・ベイブのベーシスト/翻訳家 2018年6月6日逝去)告別式の日、彼女は金沢でライヴが入っていたため骨を拾う前に葬式を退席、北陸新幹線で会場へ向かう車中で書いたという1曲。
今作に収録されるスタジオ録音ではキセルが編曲と演奏を担当。仕上がりが楽しみですね。

掲載ジャケットは、2019年2月韓国公演用に制作された自主盤『君は私の友達』(2,000円+税)。森 陽馬


2020年1月14日(火) Superfly 「Lilyの祈り」

最近の傾向として、話題の楽曲でもシングルCDが発売されないことが多くなっています。

2019年9月から放送中のNHK朝ドラ『スカーレット』主題歌、Superfly「フレア」。
評判の良いこの曲もデジタル・リリースのみでしたが、CDとしてやっと発売されました。

Superfly『0 (ZERO)』
(通常CD WPCL-13150 3,000円+税/初回限定Blu-ray付A、B、及びDVD付もあり)

女性ヴォーカル越智志帆によるSuperfly。
2015年発表『WHITE』以来、約5年ぶりオリジナル・アルバム。

タイトル『0』は、2016年喉の不調で休養中、切迫した心の状態がリセットされゼロになったことを表したそう。
そのゼロの状態から湧き出るように生まれた全11曲。
越智志帆自身が「フレア」含めほとんどの曲の作詞・作曲を手掛けています。

今日のこの1曲は、情感溢れる歌声が素晴らしい7曲目「Lilyの祈り」。森 陽馬


2020年1月15日(水) Pernice Brothers 「Always in All Ways」

飾らない柔らかな歌声、英国ネオアコ/ギターポップ的な瑞々しいメロディ・センス&ハーモニー♪

スカッド・マウンテン・ボーイズ、ノーマン・ブレイク(ティーンエイジ・ファンクラブ)らとのユニット、ザ・ニュー・メディカンツ他、90年代からアメリカのインディーズ界、さらに近年は作家として活躍してきたジョー・パーニスが、パーニス・ブラザーズとしての9年ぶりの新作をリリース。

本国で2019年発表された今作に、ボーナス・トラック2曲を追加した国内盤CDが発売になりました。

パーニス・ブラザーズ『スプレッド・ザ・フィーリング』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 HYCA-3096 2,200円+税)

ニーコ・ケース、リック・メンク(ヴェルヴェット・クラッシュ)、ジェームズ・ウォルボーンら参加の「The Devil And The Jinn」、ピート・ヨーン参加「Throw Me To The Lions」、ハーモニカを取り入れた哀愁あるフォーキーな「Wither On The Vine」、疎遠だった父の元に戻る男の歌「I Came Back」、ギターを主としたまったりインスト「Frank Say」など.。

その中から「Always in All Ways」を今日の1曲に。
<寝たふりをした彼女の耳元に囁く言葉。彼女が瞬きする様子が窓に反射する>
この曲の舞台は飛行機の中。シーンが浮かぶ詞の世界観も素敵だなと思いました。

ボーナス・トラックには「Wither On The Vine」と「The Queen Of California」のデモを収録。
ギター弾き語りによる、より繊細な歌が楽しめます。東尾沙紀


2020年1月16日(木) Last Electro 「Pentatonic Love」

当店2019年ベストには選出しませんでしたが、Kan Sano『Ghost Notes』も好評で素晴らしい作品でした。
2019年5月25日今日のこの1曲で紹介)
彼の才能は新世代クラブ・ジャズ/ソウルのみならず幅広い層に評価されるべき、と思っています。

そのKan Sanoが中心のユニット、Last Electro7曲入りCDが発売。

Last Electro『closer』
(国内CD JOSSPL-012 1,800円+税)

Kan Sano以外のメンバーは、中村祐介(BLU-SWING)、Ippei Sawamura(SANABAGUN)、Jun Uchino(Mime)。

エレクトロニカとバンド・サウンドが合わさったフューチャー・ビート・ソウルな1枚。
今日のこの1曲は、ダンサブルかつクールな1曲目「Pentatonic Love」。森 陽馬


2020年1月17日(金) ovall 「Slow Motion Town」

小沢健二、GOMES THE HITMAN、加納エミリ、キンモクセイ、伊藤銀次、etc...。
2019年11~12月は2010年代の最後を飾るに相応しい邦楽新譜の力作が色々出ました。

その年末リリース作中から、年明けも店内でよくかけているお気に入り盤この1枚。

Ovall『Ovall』
(ボーナス・ディスク付完全限定盤CD OPCA-1043 3,000円+税)

Ovall(楕円の意)はShingo Suzuki、mabanua、関口シンゴによるトリオ・バンド。
バンド名をタイトルに冠した今作。現代に呼応したジャズ/ソウルをクールなアレンジで聴かせる全9曲。

ラウンジーなようでいてグルーヴ感もある演奏は、例えるなら“スタッフの現代版”!
洗練されていながら、音と音の間・空気感が心地良いです。

今日のこの1曲はインスト・ナンバー⑤「Slow Motion Town」を。
ちなみに、完全限定盤には「Transcend」Kan Sano Remix等4曲収録ボーナスCDが付いています。森 陽馬


2020年1月18日(土) KEEPON 「パーティー」

当店2019年ベストにも選出した2003年生まれ現在高校1年生の男性ミュージシャン、KEEPON。
彼が15歳時自宅スタジオで多重録音した細野晴臣カヴァーが2月21日発売決定しました。

<2020年2月21日発売>
・(7インチ・アナログ+CD)KEEPON『パーティー/終りの季節』
(45回転アナログ盤+同内容のCD付 LDEP-005 2,000円+税)

これが驚愕の<ビーチ・ボーイズ「英雄と悪漢」にサイダーをブレンドした>ようなアレンジ!
うまく言葉にできないけれど、とにかく凄い!聴きもの!!

なんと、この「パーティー」のミックスは細野晴臣が担当。(B面「終りの季節」は久保田麻琴ミックス)
ジャケット写真は野上眞宏氏!(はっぴいえんど、細野晴臣『HOSONO HOUSE』他写真で有名)

岡田崇がデザイン&ライナーノーツを手掛け、細野晴臣&久保田麻琴によるコメントも。
英国アビーロードスタジオのマイルス・ショーウェルによるハーフスピードカッティング。
最新鋭レコードプレス機WarmToneで国内プレス、と非の打ち所がない最強の仕様!

同内容のCDも付いています。アナログは聴けないという方も是非手に取ってもらいたい1枚ですね。森 陽馬



2020年1月19日(日) Jonah Tolchin 「Roll Em Easy」

天辰保文氏が2019年ベスト3に挙げている1枚。

Jonah Tolchin(ジョナー・トルチン)『Fires For The Cold』
(国内仕様CD 日本語解説付 BSMF-6176 2,200円+税)

ジョナー・トルチンは、アメリカ/ニュージャージー出身1993年生まれ男性シンガー・ソングライター。

まず、女性詩人Mary Jane Oliver(2019年逝去)の詩から取られたタイトルが素晴らしい。

フォーキーながら、ジェイ・ベルローズ、サラ・ワトキンス等も参加した味わい深い演奏。
そして、彼の朴訥な歌声が、冷たい心を火にくべるように、じんわりと沁みてくる1枚。

今日のこの1曲は、リトルフィート『Dixie Chicken』収録曲「Roll Em Easy」カヴァーを。
ジャクソン・ブラウン、リッキー・リー・ジョーンズがコーラス参加しています。森 陽馬


2020年1月20日(月) フランク・シナトラ 「ディドゥント・ウィー」

1939年に初レコーディング、1941年からは多くの映画出演、1961年には自身のレーベル『リプリーズ』を設立し、多くのヒットを放ちエンターテイナーとして活躍したフランク・シナトラは、活動期間も長かったのでファンそれぞれのフェイヴァリットがあると思います。

一般的にフランク・シナトラと言えば、「マイ・ウェイ」を歌っている人、という認識になるでしょうか。
(異論のある方もいらっしゃると思いますが、今日のところは話の流れ上、これでよろしくお願いします。)

シナトラの「マイ・ウェイ」がヒットしたのは1969年。
全米チャートでは最高位27位までしか上昇しませんでしたが、その後知名度が上がり超有名曲となりました。
その「マイ・ウェイ」をフィーチャーした同年発表アルバム『マイ・ウェイ』が発表50周年を迎え、2019年暮れ日本盤としても発売されました。

フランク・シナトラ『マイ・ウェイ ~50周年記念エディション』
(国内CD 英文解説の翻訳・歌詞・対訳付 UICY-15851 2,500円+税)

ボーナス・トラックとして、デュエットやライヴの「マイ・ウェイ」4ヴァージョンを収録。
今日はその「マイ・ウェイ」ではなく、アルバム中の1曲として発表された「ディドゥント・ウィー」を。

「マッカーサー・パーク」のヒットで有名なリチャード・ハリス1968年発表名作『ア・トランプ・シャイニング』に収録されていたジミー・ウェッブ作品のカヴァーです。

喪失感を湛え、情感たっぷりに歌うシナトラのヴォーカル、見事です。アレンジはドン・コスタ。森 勉


2020年1月21日(火) ニック・ロウ&ロス・ストレイトジャケッツ 「Heart Of The City (Live)」

ニック・ロウの新しい編集盤が発売になりました。

ニック・ロウ&ロス・ストレイトジャケッツ『ウォークアバウト』
(国内仕様CD 解説・歌詞・対訳付 MSIG-1357 2,500円+税)

ニック・ロウ&ロス・ストレイトジャケッツが2020年2月16~23日の間に行うオーストラリア・ツアーのプロモーション用に編まれたもので、ニュージーランドや日本でも発売されているスペシャル・コンピです。
(ステッカーシート入り500枚限定!)

4曲入りEP『Tokyo Bay』(
2019年1月30日今日のこの1曲紹介)、『Love Starvation』(2019年4月26日今日のこの1曲紹介)から各3曲ずつ、ロス・ストレイトジャケッツによるニック・ロウ・インスト・カヴァー集『愛しのニック・ロウ・ショー』(2017)から4曲、ロス・ストレイトジャケッツによるイージービーツ「Friday On My Mind」カヴァー、最後に今作に初収録となる「Heart Of The City」ライヴ音源含めた全12曲入。

ライヴ音源以外は既発曲なので、すべてお持ちの方は曲がだいぶ重なってしまいますが、両者による「Heart Of The City」のゆる~りとしたアレンジも良い感じですよ。2018年の録音だそうです。

2019年来日した際、「来年(2020年)はバンドを連れて来るよ!」と言っていました。
4年連続の来日、期待したいと思います。東尾沙紀



2020年1月22日(水) Marcus King 「Beautiful Stranger」

ビルボード・ライブ横浜、2020年4月オープンが決定!
4月12日こけら落とし公演はバート・バカラック!(92歳!!)
他ラインナップも豪華で楽しみですね。

ちなみに、2019年ビルボード・ライブ東京で観た中では、マーカス・キング・バンドが印象に残っています。
サザン・ロックな面だけでなく、ソウルフルな魅力も感じとれ若いパッション溢れるステージでした。

そのマーカス・キング、ダン・オーバック(ブラックキーズ)プロデュースで初ソロ・アルバムをリリース。

マーカス・キング『El Dorado』
(国内CD 日本盤ボーナス・トラック1曲追加 解説・歌詞・対訳付 UCCO-1218 2,500円+税)

今までの作品で聴けた豪放なギターはやや抑え目に。
その分、彼のソウルフルな歌声とソングライティングがより活かされた1枚に仕上がっています。

今日のこの1曲は、オーティス・レディング的サザン・ソウル・バラードな⑥「Beautiful Stranger」を。
23歳にして魂焦がすようなこのソウル/ブルース。素晴らしい! 森 陽馬



2020年1月23日(木) Hootie & The Blowfish 「New Year's Day」

Hootie & The Blowfish (フーティー&ザ・ブロウフィッシュ)!
1990年代洋楽をよく聴いていた方は、「懐かしい!」と感じる方が多いのではないでしょうか。

米国サウスカロライナ州出身1986年結成4人組ロック・バンド。
1994年発表1stアルバム『Cracked Rear View』がヒット。僕は「Hold My Hand」という曲が大好きでした。

その1stから25年を経た2019年末、彼らの約15年ぶりフル・アルバムが発売されています。
Capitol Nashville移籍第1弾となる今作。Jeff Trott、Fank Rogersプロデュースによる快心の1枚。

Hootie & The Blowfish『imperfect circle』
(輸入CD Capitol Records Nashville 00602508176777)

黒人シンガーDarius Rucker(ダリアス・ラッカー)のソウルフルな歌声健在!
アメリカの大らかさを体現したようなロックに、口ずさみやすいポップなメロディーがゴキゲンな全13曲です。

今日のこの1曲は、新年1月今更ながら新たな気持ちで1曲目「New Year's Day」を。森 陽馬


2020年1月24日(金) Mike Viola 「悲しきLA天国 (MONAKA)」

ソニー<BEATLEDNA>シリーズから、マイク・ヴァイオラの日本独自ベスト盤が今週発売になりました。

マイク・ヴァイオラ『ザ・ベスト・オブ・マイク・ヴァイオラ』
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 SICX-149 1,800円+税)

2020年1月5日今日のこの1曲にも今作について書かせていただきましたが、ビーチ・ボーイズ風コーラスが印象的な名曲「Strawberry Blonde」から始まる選曲がとても良く、また取り上げたくなってしまいました。

マイク・ヴァイオラは、エルヴィス・コステロのような少し鼻にかかったハスキーヴォイス、ポップ好きの心をギュッと掴むメロディ・センスを持つ1966年生まれアメリカのシンガー・ソングライター。

マイクがヴォーカルを務めた映画『すべてをあなたに』主題歌「That Thing You Do」がやはり有名でしょうか。
ボーナス・トラックにはこの曲に加え、浦沢直樹、倉本美津留、LA在住日本人アーティストHedayと結成した新バンド<MONAKA>の本邦初公開曲「悲しきLA天国(Don't Want To Die In LA)」も収録されています。
フリー「All Right Now」を彷彿とさせるイントロが印象的なポップンロールな1曲♪ドラムはジム・ケルトナー!
入門編にも最適の1枚です!東尾沙紀


2020年1月25日(土) Mondo Gascaro 「Apatis」

『大人の科学マガジン』2020年3月発売予定の最新リリースは、トイ・レコード・メーカー!
レコードに音を再生するための溝を刻む作業・カッティングを自らの手で行えるという驚きのキットです。

<2020年3月26日頃発売 当店でも取り扱い予定>
トイ・レコード・メーカー (学研 68ページ本+組立キット 7,980円+税)

CD、DVD、カセット等と違い、アナログ盤を自分で作成する、というのは夢のような作業ですよね。
自分の声・歌・演奏などスマホで録音&取り込み、それをカッティング&再生。
世界で1枚のレコードを作って、プレゼントしたりもできるとのこと。凄いなぁー。

カッティングしたレコードに、針を落として音が出た時の感動は筆舌に尽くし難いものがあるでしょう。
当店にも3月下旬入荷予定です。乞うご期待!

今日のこの1曲は、様々な国/ジャンルのGood Musicを紹介してくれる名レーベル、プロダクション・デシネからリリースされたインドネシア男性ミュージシャン、モンド・ガスカロの7インチ・レコード「Apatis」。
(国内7インチ・アナログ盤 PDSP-023 1,900円+税)

モンド・ガスカロが手掛けた映画『Memories Of My Body』サントラ盤からセレクトされた2曲。
楽曲も、音質も、デザインも、デシネ・レーベルの音楽に対する愛情&こだわりが感じられます。森 陽馬


2020年1月26日(日) The Dave Clark Five 「I Like It Like That」

12年ぶりくらいで、デイヴ・クラーク・ファイヴのCDがオフィシャルで発売されました。

The Dave Clark Five『All The Hits』
(輸入CD BMG BMGCAT408CD 32ページ英文ブックレット付/輸入LP)

全28曲、1963~70年にイギリス&アメリカでシングルヒットした曲を中心に収録されています。
中には映画『五人の週末』で使われたLP収録曲「ワイルド・ウィークエンド」、1966年日本盤LPとして出た『デイヴ・クラーク・ファイヴがやってくる』に入っていた「めぐり逢う日を ('Til The Right One Comes Along)」、シングル「オーヴァー&オーヴァー」B面でありながら知られざる名作「アイル・ビー・ユアーズ・マイ・ラヴ」等、マニア受け曲も含まれています。

ちなみに、「めぐり逢う日を」はピアノの間奏がない当時聴いたことがなかったヴァージョンで収録。
「アイル・ビー・ユアーズ・マイ・ラヴ」に関しては、2005年旧店舗がなくなる際のイベント(当店HPの
Good TiminコラムVol.2掲載)で取り上げた『森勉の選ぶ5曲+1』をご参照ください。

さて、今日のこの1曲は何にしましょうか。大好きな曲ばかりで目移りしますが、、、。
DC5はオリジナルもいいけれどカヴァーもすばらしい!いうことで、アラン・トゥーサン&クリス・ケナー作「アイ・ライク・イット・ライク・ザット」を。
リード・ヴォーカルのマイク・スミスによる大迫力ヴォーカルが楽しめます。

なお、このCDは
2008年11月24日今日のこの1曲で紹介したThe Dave Clark Five『The Hits』と同内容。
2019年最新リマスターではありますが、ブックレットの文章・写真等も重複している所が多いので、それをお持ちの方はジャケットが違いますがパスしてもいいかと。
しかし、それをお持ちでない方は今回是非お手元に1枚。
デイヴ・クラーク・ファイヴのオフィシャルCDはすぐ手に入らなくなることが多いですから...。森 勉


2020年1月27日(月) Corinne Bailey Rae 「Jersey Girl」

桑本正士の写真と長門芳郎の文によるレコード・コレクターズ誌の連載『桑本正士が写した音楽と記憶の風景』。
2020年2月号第22回はトム・ウェイツの写真と来日公演のことが書かれていました。

楽屋口では普通に歩いていたのにステージ上へ出ていくときはフラフラと酔っぱらった感じで歩いたり、ビール缶を開け中身がプシュっと飛び出すのもステージ直前に缶ビールをよく振っていた、というエピソードが興味深かったです。
<酔いどれ吟遊詩人>を自ら演出していたわけですね。

そのトム・ウェイツの楽曲を女性シンガーがカヴァーしたアルバムが発売されました。

V.A『Come On Up To The House』
(輸入CD DUALTONE 80302-02003-26)

Warren Zanes(The Del Fuegos)による総合プロデュース・アルバム。
Aimee Man「Hold On」、Shelby Lynne&Allison Moorer「OL'55」、Patty Griffin「Ruby's Arms」他全12曲収録。
トム・ウェイツのソングライターとしての魅力がより感じられる1枚。

今日のこの1曲はコリーヌ・ベイリー・レイが歌う「Jersey Girl」を。
♪シャラララ♪のサビがトム・ウェイツのダミ声と違い、華やかで素敵なカヴァーです。森 陽馬


2020年1月28日(火) Bill Fay 「Your Little Face」

東京23区は雪が降らなかったものの、風雨が強くとても寒い1日でしたね。

こんな日には、凍えそうな寒さを凌ぐ焚火のように、温もりがじわじわと伝わってくる1枚を。

Bill Fay『Countless Branches』
(輸入CD Dead Ocean DOC211)

Bill Fayは1960年代から活動している英国出身男性シンガー・ソングライター。
2012年に41年ぶりオリジナル・アルバム『Life Is People』をリリース。
その後2015年『Who Is The Sender?』(
2015年6月23日今日のこの1曲で紹介)発表。
それ以来となるアルバムが今作です。

復帰後の2作同様、Joshua Henryプロデュース。
無駄な音を極力排し、深みを増した彼の歌声がより心に響く仕上がり。

今日のこの1曲は、3曲目「Your Little Face」を。
<英国のトム・ウェイツ>と以前書きましたが、<英国のエリック・アンダーソン>と評したくなる1曲。森 陽馬


2020年1月29日(水) デヴィッド・ボウイ 「ヒーローズ (ドイツ語版)」

映画『ジョジョ・ラビット』を鑑賞してきました。

第二次世界大戦下のドイツ。ヒトラーに傾倒する10歳の少年ジョジョ。
靴紐も1人で結ぶことのできない彼が、愛とユーモアに溢れる勇敢な母親、ユダヤ人女性との出会いなどによって少しずつ意識を変え成長していく物語です。

ナチスを扱った映画ながら、ヒトラーはジョジョの空想上の友達<アドルフ>(演じるのは監督!)としてコミカルに描かれていたり、子役達の可愛らしさにクスッとしたり、キャラクターが皆魅力的でした。
悲しいシーンもありますが、シリアスになりすぎず、でも戦争や差別がいかに愚かな事か知らない世代にも観て感じてほしいという監督の想いが伝わる作品でした。

音楽の使われ方もとても良かったです。

ストーリーがこれから始まっていくワクワク感を掻き立てるビートルズ「抱きしめたい」、終盤のとても良いシーンで流れるデヴィッド・ボウイ「ヒーローズ」、ロイ・オービソン「ママ」はドイツ語ヴァージョンが印象的に使われています。

他にもトム・ウェイツ「大人になんかなるものか(I Don't Wanna Grow Up)」、ラヴ「Everybody's Gotta Love」など、60~70年代のロック/ポップスも物語に違和感なく溶け込んでいました。東尾沙紀

掲載ジャケットは上記の楽曲他全12曲を収録した『ジョジョ・ラビット オリジナル・サウンドトラック』です。
(国内CD 解説・歌詞・対訳付 UWCD-1073 2,500円+税)



2020年1月30日(木) DA LATA 「Sway」 feat Vaness Freeman

2日前の凍える寒さがウソのように、東京は春のような陽気でした。
これだけ暖かいと、グルーヴィーなブラジリアン・サウンドを聴きたくなってきますね。

ということで、春~夏に合いそうなクールかつダンサブルな1枚を。

DA LATA『BIRDS』
(輸入CD DA LATA MUSIC DLM004CD)

DA LATA(ダ・ラータ)は西ロンドン発、Patrick Forge(パトリック・フォージ)とChris Franckによるユニット。
ブラジリアン・ジャズをCLUB MUSIC的感覚で現代的に心地良くアレンジしているところが魅力。

今作はパーカッショニストであるChris Franckがプロデュースを担当。
ウエスト・ロンドンらしいオシャレでハイセンスなサウンド・アレンジがゴキゲンです。

今日のこの1曲は、The Baker Brothersとの仕事で知られるVanessa Freemanをfeat②「SWAY」を。森 陽馬


2020年1月31日(金) James Taylor 「Teach Me Tonight」

2020年2月末にとっても楽しみな新譜があります。

それは、、、ジェイムス・テイラー『アメリカン・スタンダード』!
(2020年2月28日発売 国内CDボーナス・トラック追加収録 解説・歌詞・対訳付 UCCO-1219 2,600円+税)

72歳を迎えたジェイムス・テイラーの包容力ある歌声で歌われるアメリカン・スタンダード。
冷えた身体と疲れた心に優しく寄り添ってくれる1枚になりそうですね。

今日のこの1曲は、Sammy Cahn&Gene De Paulによる1953年作「Teach Me Tonight」を。

ダイナ・ワシントン、ジョー・スタッフォード、アル・ジャロウ等多くのシンガーがカヴァーしているスタンダード曲。
でも、ジェイムス・テイラーが歌うと、彼自身が昔から歌っていたオリジナルのように聴こえるから不思議。

春の訪れと共にこのアルバムを心待ちにし、苦手な冬を乗り越えたいと思っています。森 陽馬





これより以前に掲載した“今日のこの1曲”は、
 “今日のこの1曲 アーカイヴス” コーナーにてご覧になれます。■



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